長野県のゆるキャラ「アルクマ」をご存じだろうか。今年行われた「ゆるキャラグランプリ」では1,580キャラ中28位となった長野県観光PRキャラクターだ。地方の名産・名物をゴテゴテと身にまとったいかにもなデザインではなく、かわいらしい外見にかぶりもので名産・名物をアピールしている。クオリティは高く、県外にも熱狂的なファンがいるほどなのだが、全国区での知名度は今ひとつ。そこで長野県観光部観光振興課に、アルクマが誕生した経緯から現在の活動までいろいろと聞いてみた。アルクマは、2010年秋に行われた信州の魅力を全国に紹介する観光キャンペーン「信州デスティネーションキャンペーン」のイメージキャラクターとして2009年8月に誕生。キャンペーンキャッチフレーズである「未知を歩こう。信州」を、かわいらしいキャラクターが楽しそうに歩く姿で表現するために生み出された。また、信州の名産品である「りんご」のかぶりものを身につけることで、信州らしさを表現しているとのこと。プロフィールは「信州だけに出没する、大変珍しいクマ。クマなのに寒がりで、いつも頭にかぶりもの。クマなのに旅行好きで、いつも背中にリュックサック。信州をクマなく歩きまくり、信州の魅力を世の中にクマなく広めるのが生きがい」。信州・日本アルプスのどこかが出身であり、性別と年齢は不明。身長はリンゴの木の半分くらい、体重はリンゴ70個くらい。長所は行動的なことで、短所は寒がり。趣味は信州旅行とかぶりもの収集で、特技は信州のお国自慢。好きなものは山、そば、リンゴ、苦手なものは海ともずく。そして、座右の銘は「未知を歩こう。信州」だ。……いやぁ、しっかり作り込まれている。やはりかなりのクオリティである。かぶりもの収集が趣味とのことで、リンゴ以外にも、栗、松茸、ワイン、そばといった名産品から、日本アルプスや真田幸村(兜)などの信州らしいかぶりものを身に付けたバージョンも存在している。現在は、長野県内外で実施されている「信州アルクマキャラバン」という観光キャラバン等にて活動中であり、冬期はスキー場などでも活躍しているとのこと。キャラクター商品は多岐にわたり、ぬいぐるみや携帯ストラップ、リンゴ飴やキャラメル、そばなども販売されている。取り扱いは、長野県内JR東日本主要駅のコンビニエンスストア「NEWDAYS」、高速道路のサービスエリア・パーキングエリア、観光土産店、長野県東京観光情報センターなどだ。冬の長野県は、都道府県別では北海道に次いで多いというスキー場をはじめ、諏訪湖などでのワカサギ釣り、ハウス農園でのいちご狩り、滝が凍り付く氷瀑・氷柱などなど、見所や楽しめる観光スポットも多い。そして、長野県内各地を歩き回るアルクマと一緒に写った写真を撮影し、信州アルクマキャラバンのWebサイトに投稿すると、抽選でアルクマのオリジナルグッズをプレゼントする企画も開催中だ。なお、アルクマの訪問予定も同サイトにて確認できる。この冬は、ぜひ長野を訪れてアルクマに出会って欲しい。
2014年01月10日パリ随一のブランド通り、サントノーレ通り348番地にバッグブランド「モワナ(MOYNAT)」のショップがある。1849年にクーランビエ一家がトランクやバッグを製造する工房を設立。職人の娘であったポーリーヌ・モワナ(Pauline Moynat)が1869年に共同経営者となり、彼女の姓を冠した「モワナ」の歴史がスタートした。当時は自動車が普及し始めた時代。モワナは女性実業家として、自動車の屋根に積むためのトランクを製造販売しビジネスを成功させていったが、1976年にブランドはクローズしてしまう。しかし2010年、LVMHグループのCEOであるベルナール・アルノー(Bernard Arnault)のプライベートカンパニーがブランドを買収。2011年11月にサントノーレ通りにショップをオープンし、ビジネスが再スタートした。フランス・バーガンディーに工房を構え、ルイ・ヴィトンジャパンヴァイスプレジデントとしても活躍したギヨーム・ダヴァン(Guillaume Davin)がCEO、クリエーティブ部門のヘッドをラメス・ネール(Ramesh Nair)が務めている。また、空間やグラフィックデザインは、日本を拠点に活動し、ルイ・ヴィトンの銀座並木通り店なども手掛けたグエナエル・ニコラ(Gwenael Nicolas)が担当している。ショップの1階はウィメンズ、2階にはメンズのコレクションが並ぶ。「創業者が女性であることもあり、フェミニンなカラーバリエーションが特徴」とダヴァン氏は語る。自動車の屋根のカーブに合わせてデザインされたトランクの形からインスパイアされたフォルムのバッグや、猫の舌を意味する「cat’s tongue」と名付けられたキーロック、"M"をかたどったモノグラム模様など、アーカイブコレクションのデザインもエッセンスに取り入れられている。ウィメンズでは流線型がユニークなハンドバッグや、持ち手が2ウエイ使用になったトートバッグ、メンズでは大きめのボストンバッグやガジェットケースなどの小物類が人気という。価格帯は女性用のハンドバッグで2,000から3,000ユーロ。ショップ上階には、世界中から集めたモワナのアーカイブが保管されている。ケネディ家が所有していたものや、日本のアンティークショップで発見された長崎の港のステッカーが付いたトランクもある。一つひとつ手で打ち込まれたスタッズや、1920年代にハンドペイントで描かれたモノグラム模様が、当時の高い職人技術を示す。ピクニックに行くための自転車用トランクや、シワが寄らないように工夫された船旅用のトランクなど、すべて顧客のライフスタイルに合わせてオーダーメイドで作られている。更にアトリエも併設され、ネールがプロトタイプを開発中。その隣では、エコール・デ・ボザール(パリの美術学校)出身のアーティストの女性が、バッグにイニシャルを入れる作業を行っていた。現在はパリの旗艦店のみでの展開だが、「顧客の3割が日本人なので、日本への進出もぜひ考えたい」とダヴァン氏。また先日、「ナウネス(NOWNESS)」のメアリー・クラルテ(Mary Clerte)がディレクションする、モワナ初のイメージフィルムが公開された。主役はジャンヌ・ダマ(Jeanne Damas)が務め、1925年のパリ万国博覧会で賞をとったアールデコの傑作と称されるアーカイブのトランクが登場。老舗ブランドのアイデンティティーをフレッシュなイメージで表現し、新たなファン層の獲得を狙っていく。
2013年04月04日“白い巨人”、“銀河系軍団”と呼ばれ、世界中から愛されているサッカー・クラブチーム「レアル・マドリード」。その公式ミネラルウォーターが日本に初上陸し、現在ナチュラルローソン(一部店舗を除く)などで販売がスタートしている。その名も、「SOLAN DE CABRAS(ソラン・デ・カブラス)」。美しいピュアなブルーとデザイン性に優れた個性的なフォルムで目を引くオシャレなボトルに、思わず手が伸びてしまう人も多いはず。スペイン国内では、ファッション・ブランドや映画、コンサートなどでコラボレートされる人気のあるミネラルウォーター・ブランドだ。ソラン・デ・カブラスは、スペインのベテタ(クエンカ)にある源泉から採水され、純粋で口当たりもやわらかで上品なのが特徴のナチュラル・ミネラルウォーター。中硬水でカルシウムとマグネシウムのバランスが非常に良く、程よいミネラル分が水分補給に優れている。ボトルの青色もただオシャレなだけでなく、水を紫外線から守る働きがある。ちなみにソラン・デ・カブラスとは、この地に湧きあがる泉の名で、地表に降った雨水が遥か400年の時を経て、限りなくピュアな湧水となる。水温は常に21度に保たれており、水量も一定。遥か昔、ローマ時代からこの水の治癒力を求め、数多くの王族が訪れたと伝えられている由緒正しい名水なのだ。美味しくて健康にもよい水として、日々の生活に欠かせなくなっているミネラルウォーター。ミネラルの摂取はもちろん、便秘解消やダイエットなどにも効果がある。ランニングの後などスポーツ時だけでなく、料理の際には出汁とりや鍋ものにも最適。しかも、ハイセンスなボトルのソラン・デ・カブラスなら、来客時のおもてなし向きのテーブルセッティングにもスタイリッシュに映えること間違いなしのおすすめアイテムだ。ミネラルウォーター「ソラン・デ・カブラス」330mL/価格:126円(税込)500mL/価格:147円(税込)公式サイト:(text:cinemacafe.net)
2013年01月15日「ノーブルラベンダー」とアソートセット「4つのアロマ」バスクリンは、はじける泡と香りに全身を包まれる、バスクリンの新感覚入浴剤「バスクリン カラダプラス アロマスパークリング」から、「ノーブルラベンダー」の香りと、「アロマスパークリング」シリーズの4つの香りをセットした「4つのアロマ」を、9月3日に新発売する。*画像はニュースリリースよりはじける泡と香りに包まれて心と身体をリフレッシュ「バスクリン カラダプラス アロマスパークリング」は、お湯に入れた瞬間に粒がはじけ、香りが広がる、バスクリン独自の「スプラッシュエア香法」と天然由来の成分を贅沢に配合した入浴剤。仕事に、趣味に、毎日をアクティブに過ごす女性の疲れやストレスを癒す“ご褒美バスタイム”を演出。まろやかで心地良い入浴感で、オーガニックホホバオイルなどの保湿成分を配合し、湯上り後の肌の乾燥を防ぐという。「ノーブルラベンダーの香り」は、ラベンダーから採取したエッセンシャルオイルを配合、穏やかな気分を演出する、新鮮なラベンダーの香り。アソートセット「4つのアロマ」は、「ノーブルラベンダー」(2包)と、天然のローズから採取したアブソリュートオイルを配合でエレガントな香りが楽しめる「ローズモイスト」(2包)、搾りたての柚子のフレッシュな香りの「フレッシュユズ}(1包)、森の中で感じる清々しい木々の香りの「ミスティフォレスト」(1包)の4種の香り計6包のセット。元の記事を読む
2012年09月01日アル・パチーノが国民芸術勲章(National Medal of Arts)を受章、13日にホワイトハウスでオバマ大統領から勲章を贈られた。国民芸術勲章は、アメリカ文化に素晴らしい功績を残した芸術家や学者、団体に対して政府から贈られる最高の栄誉と見なされている。『ゴッドファーザー』シリーズや『セルピコ』(’73)、『狼たちの午後』(’75)など数々の傑作に主演し、『セント・オブ・ウーマン夢の香り』(’92)でアカデミー賞主演男優賞に輝いたパチーノの「銀幕での強烈な存在感」が評価されたという。ホワイトハウスのイーストルームで行われた授与式では、パチーノを始めカントリー歌手のメル・ティリスや詩人のリタ・ドーヴら15人と2団体に勲章が贈られた。様々な背景を持つ人々を「結びつける力が芸術にはある」とスピーチした大統領は、受章者たちに「平穏なとき、危機のとき、勝利のとき、そして悲劇のときも、あなたたちは我々が人として成長するよう、導いてくれました」と語りかけた。会場にはサラ・ジェシカ・パーカーやジョン・リスゴーの姿もあり、受章者たちと大統領のスピーチに惜しみない拍手を送っていた。(text:Yuki Tominaga)© ロイター/AFLO
2012年02月15日11月5日(土)から東京・本多劇場で開幕するナイロン100℃『ノーアート・ノーライフ』。公演を前に本作に出演する三宅弘城、大倉孝二、温水洋一がインタビューに答えた。ナイロン100℃「ノーアート・ノーライフ」のチケット情報本作は、パリという街で絵に小説にと創作活動を行いながらも、実際は最底辺の生活を送る“自称芸術家”たちを描いた群像劇。10年ぶりの再演、キャストもほぼ初演と同じという。出演者たちは「この公演は楽しい思い出ばかりだったので、またやれるんだというのが嬉しかった」(温水)、「どこか“やり残した感”があったので、普通の“再演”とはちょっと違う感じ」(三宅)、「評判だった舞台であればあるほど、前と同じことをやったらお客さんに分かっちゃうんだろうね。でも、稽古場では同じこと…やっちゃうんだろうなぁ」(大倉)とそれぞれに思いを語った。なお、本インタビューの全文はチケットぴあにて掲載中。ナイロン100℃『ノーアート・ノーライフ』は11月5日(土)から開幕する東京公演を皮切りに、12月3日(土)・4日(日)福岡、12月7日(水)愛知、12月10日(土)・11日(日)大阪、12月13日(火)広島で上演される。チケットは発売中。
2011年09月21日名優アル・パチーノの80年代の代表作のひとつ『スカーフェイス』のブルーレイ化に合わせて8月23日(現地時間)、ハリウッドでプレミアイベントが開催。アル・パチーノをはじめ、スティーブン・バウアー、ロバート・ロッジア、F.マーレイ・エイブラハム、そしてプロデューサーのマーティン・ブレグマンが再集結したほか、伝説的バンド「KISS」のジーン・シモンズらハリウッドセレブも来場。その後、登壇陣は日本のメディアの取材に応じた。ブライアン・デ・パルマがメガホンを握り、オリヴァー・ストーンが脚本を担当した本作。キューバからボートピープルとしてアメリカに上陸し、そこから成り上がっていこうとするギャング、トニー・モンタナの壮絶な人生を描く。アル・パチーノは実はこれまで映画のプロモーションで1度も来日した経験がない。その理由を尋ねると「行く理由がなかっただけだよ。何かあったら行ってたと思う。それじゃ、数年以内に必ず日本に行くようにするから、呼んでね。約束だよ」と語り笑顔を見せた。さらに本作の撮影をふり返り「銃を使うシーンで、一度、手に大けがをしたんだ。そのとき、近くの病院に運び込まれたんだけど、ギャング(トニー・モンタナ役)の衣装そのままで運び込まれたら、看護婦さんが『まさかアル・パチーノじゃないですよね?』と聞いてきたので『そうだよ。そのまさかだよ』と答えると『よかったわ。ホームレスかアル・パチーノかどっちかしらと思ってたのよ』なんて言われたことがあったんだ」と驚きのエピソードを明かしてくれた。1983年の全米での公開当時、本作についてのマスコミの評価は辛辣で、その暴力の描写に対してはバッシングもあった。スティーヴン・バウアーは「映画を観るお客さんからは大好評だったんだけど、マスコミには叩かれましたね。当時は、ギャング映画でここまでバイオレントな作品はなかったし、そういう意味ではギャング映画の歴史を築いたとは思うけど、マスコミの書いた記事を読むのは辛かったね」と述懐。アル・パチーノは「胃が痛くなるほど辛かったね。あまりにも酷くて、みんなに『そういう記事を読むな』って言ってたし、とにかくお客さんの反応だけを信じようと関係者全員に言ったよ」と28年前をふり返る。辛辣だったのはマスコミだけではなく出演者の身内も?F.マーリー・エイブラハムは「公開後すぐに母親から『何なのあの酷い言葉使いは!』と大興奮で電話がかかってきた。母親は(アル・パチーノ同様)イタリア人なんだけど『イタリア人は、あんな言葉使いはしません。アル・パチーノに、ちゃんと言っておきなさい。あんな映画は、二度と出ちゃだめよ!』って言われたよ。とにかく、『F●CK』という言葉の連発に、母親は嘆いていたね。まぁ、その時代にかなりの衝撃を与えた映画だってことには間違いないよね」と懐かしそうに思い出を明かしてくれた。「僕たちがまさに“ギャング映画”の歴史を変えたと言っても過言じゃないと思う」と誇らしげに語るアル・パチーノ。40代の彼が、ギラギラと欲望をみなぎらせ、新天地でのし上がっていこうとする男の“狂気”を体現!『スカーフェイス』ブルーレイは10月5日(水)発売。■関連作品:スカーフェイス 1984年4月、公開© 1983 UNIVERSAL STUDIOS. ALL RIGHTS RESERVED
2011年08月25日