ディーゼル(DIESEL)は、Y/プロジェクト(Y/PROJECT)のデザイナー、グレン・マーティンスとのレッドタグプロジェクト「ディーゼル レッドタグ(DIESEL RED TAG)」を、2018年6月16日(土)にイタリア・ミラノにて発表した。レッドタグプロジェクトとはレッドタグプロジェクトは、世界的に大きな影響力を持つデザイナーを迎えてカプセルコレクションを制作しするプラットフォーム。2018年初めに始動し、第1弾ではフッド バイ エアー(HOOD BY AIR)のシェーン・オリバーとタッグを組んだ。第2弾として新たな創作に挑むマーティンスは、ディーゼルのブランドメッセージ、特に『Go With The Flaw(完璧ではないからこそ魅力がある。)』をベースにしたという。不完全がいっぱいのコレクション、着る人が自分流に着こなすことができるコレクションを作ろうと試みた今回は、ベーシックなアイテムからインスピレーションを得ながらも、意識的な間違いや不完全さを含ませた。プレゼンテーション形式で発表した今回。階段状になった鉄骨で組み立てられた舞台に、老若男女問わずあつめられたモデルたちが4人ずつ、おおよそ同じものを身につけて上がっている。合図の音が鳴るたび、彼らは階段を1段ずつ登り、そのループを繰り返す。ある一段にはボンバージャケットを着用したモデル群。どのアイテムにも共通して、サイドにはボタンが並んでいたりジッパーが配されていたりして、如何様にも変形できる構造だ。単純に全てを閉めてロング丈で着こなすものもいれば、片側は開いて捻れをつくるものもいる。つまりはメンズでもウィメンズでも着られるし、マーティンスの思考通り着こなし方は自分次第というわけだ。それはボトムスにも同じことが言える。ボトムスも同じくサイドにボタンが施され、きちんと止めれば原型を保ちハイウエストになるのはもちろん、サイドを開けば開くほどローライズになる。バナナの皮をむいたときのように捲れたウエスト部分は、また新たな意義を見出し、ある時はレイヤードっぽく、またある時は装飾っぽく振る舞う。洋服自体の意義が、着る人の考えによって左右される感覚が面白い。オーソドックスなアイテムが揃う中、自身のブランドでもフォーマルとストリートの組み合わせを得意とする彼が、そのビジョンをデニムのパイオニアとしての不動のポジションを誇るディーゼルに投影している。そのほか基礎に置いたのは、ボンバージャケット、テーラードジャケット、ネルシャツ、デニムパンツ、スウェットなどのラインナップ。日常的に身につけやすいものをチョイスしているからこそ、きっとより強く多様性を感じられる。
2018年06月20日同性愛者のイアン・マッケランが、今年公開になる『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』のダンブルドアが、“あからさまには”ゲイとして描かれないと聞き、「悲しいことだ」と嘆いたという。「Time Out」誌のインタビューで語った。イアンといえば、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズや『ホビット』シリーズの魔法使いガンダルフ役でおなじみだが、その風貌や魔法使いのイメージから、『ハリー・ポッター』シリーズのダンブルドアだと思われることが多々あるそうだ。そんな話から、話題は『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』に。なぜ、同作のダンブルドアをはじめ、大作には同性愛者のキャラクターが少ないのか意見を問われたイアンは、「ハリウッドでは社会的な主張に目を向ける人はいないからね。だって、彼らはこの世界に黒人がいるってことを最近知ったし、いままでの歴史の中で、あらゆる方法を駆使して女性を虐げてきた。ゲイの男性なんか、存在しないんだよ」と皮肉たっぷりにハリウッドを痛烈批判。「私が思うに、『ゴッド・アンド・モンスター』(’98)をきっかけに、ハリウッドがついにゲイというのもいるんだと認め始めたんじゃないかな。ハリウッドなんて、半分がゲイなのに」と自身の主演作を挙げて説明した。イアンによればここ数年、ロンドンでは若いゲイの役者たちが「みんな、カミングアウトしている」とのこと。カミングアウトの先駆者イアンは、「これぞ未来だよね」と時代が変わりつつあることを喜んだ。(Hiromi Kaku)■関連作品:ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 2018年11月23日より全国にて公開© 2017 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights © JKR.
2018年05月30日『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのガンダルフ役や『X-MEN』シリーズのマグニートー役など数多くの映画で重要な役を演じてきたイアン・マッケラン(78)が、毎日「死について考えている」という。人生を終えるために、すでに亡くなった後の予定が計画済みでさえあることを「The Sunday Times」紙が報じた。来月イギリスで公開されるイアンの俳優人生を描いたドキュメンタリー映画『McKellen: Playing Part』(原題)では、イアンが終活についてより深く語っており、その一部がすでに明らかに。まずはイアンが予定している葬儀とお別れの会(追悼会)は、宗教色の強いものにはしたくないと強調。同性愛を公言し、「宿泊ホテルに置いてある聖書の『同性愛は罪』と書かれたページは必ず破る」とも公言したイアンならではの意思。また、お別れ会は人生の終わりを「祝う」のにふさわしい場所である、「劇場」を希望しているそうだ。「入場料は無料だよ。美しい人たちに来てほしいね」。「ほかの俳優たちが老いて働けなくなってくるのを目の当たりにすると、ぼくもそうなるんだろうなと思っちゃうんだよね」とイアン。とはいえ、来年はヘレン・ミレンとの共演作『The Good Liar』(原題)の出演も控え、まだまだ俳優業のオファーはひっきりなした。(Hiromi Kaku)
2018年04月16日秋冬定番のファッションアイテムの一つとしても人気の「チェック柄」。今年はその中でも「グレンチェック」に注目が集中。かっこよくもクラシックにも楽しめるスタイルに合わせた着こなしメイク術の提案です。「グレンチェック」とは?トラッドスタイルには欠かせない「グレンチェック」。すでにお持ちの方も多いかと思います。今年はこの柄のワンピースやスカート、コートなどがさまざまなブランドから登場していますね。男性的でフォーマルな印象のあるテキスタイルですが、女性らしさをさり気なく取り入れるのが今年らしい。その日のアイテムに合わせて、メイクもマニッシュにクラシックに、楽しんでみましょう。「くちびるメイク」で簡単変身!1秒で女性らしさを加える「リップ」に注目!どんな色と質感を加えるかで、雰囲気が大きく変わるのが〝リップ”、今期はこのパーツに注目すると、ユニセックスな印象を持つグレンチェックをさまざまな角度から楽しめます。いつものメイクにほんの少し変化を加えるだけなのに、ぐっと「今」を感じられる印象づくりが叶いますよ~!印象①:「マニッシュ」さらりとかっこよく着こなしたい時にはZARA Officialさん(@zara)がシェアした投稿 – 2017 8月 21 6:31午前 PDTメンズライクなスタイルで楽しむ時には、「ブラウンリップ」をON。 もちろん、マットな質感でもいいのですが、さり気なく女性らしさを感じさせる「グロスタイプ」がおススメ。 唇の色を落ち着かせると顔色が悪く見えがちなところを、つやがカバー。イキイキとした印象をプラスしてくれます。ベアミネラルマーベラスモクシ―/イメージ色・マーベリックbareMinerals Deutschlandさん(@bareminerals_de)がシェアした投稿 – 2016 4月 22 6:06午前 PDTミントのスーッとした使用感とともにさわやかに使えるグロス。デアデビル(命知らずの)、ヘッドターナー(見返り美人)など、各色のネーミングも面白い一品。とくにおススメ色のマーベリックの意味は一匹狼。マニッシュなイメージにもぴったりかも。印象②:「トラッドクラシック」女性らしいシルエットで上品に着こなす時にFendiさん(@fendi)がシェアした投稿 – 2017 9月 27 4:01午後 PDTクラシックでエレガントなスタイルを楽しむ時には「ボルド―リップ」をON。少し大人なしっかりと色づくものを選ぶとバランスが良いです。これからのイベントシーズンにもおすすめなスタイル。はじめてでも使いやすいボルドーリップは、こちらのシリーズから選んでみるのもおススメです。ADDICTIONリップクレヨン/イメージ色・008 Saffron(サフラン)Onlyayakoさん(@addiction_ayako)がシェアした投稿 – 2015 11月 19 7:21午後 PST2016年の春にADDICTIONから誕生したクレヨン型のリップ。塗りやすく、発色のバランスが絶妙です。深みのある色なのに使いやすいので今期のグレンチェックファッションにもぴったりです。リップ一つでさまざまな着こなしを楽しめるグレンチェックファッション。イベントが増える年末には、いつものメイクにワンアイテムプラスして、しなやかに楽しんでいきましょう♪
2017年11月30日ジェーンマープル(Jane Marple)より、60年代のイギリスをイメージした「スウィンギング・ロンドン」をテーマに、「ビッググレンチェック(Big glencheck)」シリーズが登場。ジェーンマープルのアイコンでもあるチェックを、大きめの柄で表現。トラッドなパターンのジャケットやスカートが、アイボリーやピンクなどのブライトカラーによってフェミニンな雰囲気を纏う。ブラウンのチェックはクラシカルなスタイルをより凛とした表情に。セットアップでスタイリングすれば、正統派な着こなしが実現する。コートやケープジャケットの襟には、ふわふわとしたファー素材を施し、エレガントで可愛らしく仕上げている。サイドにプリーツを寄せたスウィンギングドレスは、ミニ丈で明るく躍動的な印象。まさに“スウィング”しているかのように、ファッションを楽しめる。【詳細】ジェーンマープル ビッググレンチェック発売時期:2017年9月30日(土)※シリーズの一部は発売中取扱店舗:ジェーンマープル取り扱い直営店、その他取扱店舗■アイテム詳細・ビッググレンチェックのジャケット 43,800円・ビッググレンチェックのスカート 25,800円・ビッググレンチェックのスウィンギングドレス 37,800円・ビッググレンチェックのケープジャケット 49,800円・ビッググレンチェックのスウィンギングコート 59,800円【問い合わせ先】St Mary Mead co.,ltd.TEL:03-3468-0232
2017年09月30日みなさんは、既に秋物の流行アイテムをチェックしましたか? さまざまなアイテムがトレンド入りしているなかで、比較的取り入れやすいのが「グレンチェック」のアイテム! グレンチェックは通常のチェックよりも、細い線で作られた格子柄がたくさんに集合したチェック柄。メンズライクでカッコいい印象を持たせることができます。今回は、そんなトレンドのグレンチェックを活用した大人の女性におすすめのコーデをご紹介します。カッコいい派はワイドパンツで【デキるOLマナー&コーデ術】vol. 50普段、スカートよりパンツ派の方はトレンドの柄物も、ぜひパンツで取り入れてみましょう。オススメはグレンチェック柄の「ワイドパンツ」。ビジネス向けなら細身のスラックスパンツも良いですが、シルエットが細いとキャリア感が出てしまいます。オンオフ兼ねて、コーディネートの幅を効かせるなら今季はワイドパンツを選ぶのが正解! トップスは女っぽさを意識したフレアスリーブやVネックトップスで、ほどよくフェミニンに。バッグはファー付きのものを選ぶと秋らしい厚みとバランスの取れたコーディネートになります。上品派はロングのペンシルスカートで一転して、スカート派はグレンチェックの「ロング丈ペンシルスカート」がおすすめ! ハイウエストのロング丈スカートは足長効果を見せてくれるので、体型カバーにもぴったりなアイテムなのです。身長が155cm以上の方は、足元はフラットシューズでヒールなしのほうが抜け感があって良いです。155cm未満の身長低めさんは3cm~5cmヒールパンプスがあると身長とのバランスが良い感じに。下半身に重心がいきやすいので、ロングヘアの方は髪をまとめるとオシャレな雰囲気に仕上がります。一部で取り入れるならビスチェがオススメ他の人とはかぶらないスタイルでグレンチェック柄を取り入れたい方は、「ビスチェ」を取り入れてみましょう。ビスチェもまたグレンチェック同様に今年のトレンドアイテムです。昨年はキャミソールを重ねたレイヤードスタイルが主流でしたが、今年はビスチェを重ねるコーディネートが注目されています。細身のストレートデニムと合わせたり、スカートと合わせてフェミニンに着こなしたり……思い思いの取り入れ方で他の人との差をつけたオシャレコーデに挑戦してみては?トレンド柄で、いつもの服をクラスアップ!トレンドは一過性ですが、そのトレンドを楽しむ余裕を持つ大人の女性って素敵ですよね。全身が流行りモノというワケでなく、手持ちのベーシック服にプラスαで取り入れている方を見ると思わず「素敵…♡」と呟いてしまうものです。グレンチェックは他のチェック柄よりもフォーマルな印象を持つので、まさに大人の女性にピッタリのトレンド柄なのです。ぜひ、みなさんもコーデのワンポイントとしてグレンチェックを上手に取り入れてみてくださいね。
2017年09月22日今季のトレンド柄のひとつが、ザ・クラシックなグレンチェック。差し色や幅の違いなど多様に揃ったラインナップを、今っぽいアイテムとのコーディネートで、さらにアップデート!品の良さとインパクト、ダブルで叶える。大きなバラ柄にチェックという、本来ならインパクトが強くなりがちな柄ミックスも、落ち着いたグレーの色合いと厚みのあるウール素材のセットアップで、上品な印象に仕上がる。随所に入ったタックが、絶妙なシルエットを作り出す一着。トップス¥28,000スカート¥44,000(共にディサヤ/H3Oファッションビュロー TEL:03・6712・6180)シューズ¥38,000(エフ・トゥループ/アメリカンラグ シー 新宿フラッグス店 TEL:03・5366・5425)ソックスはスタイリスト私物秋のレイヤードはビスチエからスタート。コーディネートをグッと今っぽくしてくれるビスチエ。モノトーンに潜む、黄色のラインが嬉しいアクセントに。バックはカシュクールになっていて、後ろ姿を違う表情に見せてくれる。¥19,000ニット¥18,000(共にデ・プレ/デ・プレ 丸の内店 TEL:0120・983・533)特大サイズのリボンがとびきりキュート!シックな足元には大ぶりのリボンで甘さを足して。コーディネートのポイントになる印象的な一足は、シンプルなボトムスと好相性。シューズ¥41,000(ポリー プルム/ジャーナル スタンダード 表参道)ソックスはスタイリスト私物シンプルなトップスに旬をウエストマーク。グレンチェック×太ベルトとトレンド最前線なアイテムが登場。バックはゴム、サイドにファスナーと着脱のしやすさも重要なポイント。¥2,990(AG バイ アクアガール TEL:03・6324・2642)※『anan』2017年9月6日号より。写真・多田 寛(DOUBLE ONE)スタイリスト・仮屋薗寛子ヘア&メイク・草場妙子モデル・モトーラ世理奈(by anan編集部)
2017年09月02日◼︎今秋のコーデには、グレンチェックを取り入れると旬にバレンシアガにロエベ、ステラ マカットニー、そしてシャネル。秋冬ファッションでは、どのブランドも「チェック柄」がキーワードです。なかでもグレンチェックを取り入れているブランドが多いです。今年3月のパリコレクション発表の頃から楽しみにしていた柄のひとつです。グレンチェックというと、少しレトロな印象がありませんか。今年の秋冬ファッションは70年代リバイバル、レトロ感をコーディネートにプラスすると、旬コーデに早変わりします。◼︎Uniqlo UクルーネックTシャツボルドー×グレンチェックパンツのコーデトップスに選んだのは以前コラムでご紹介した、Uniqlo UのクルーネックTシャツ。ボルドーカラーが秋らしさを引き立ててくれていますが、ベーシックな白や黒でも素敵に仕上がりますよ。トップスのTシャツをグレンチェックのパンツにインして、ウエスト位置をきちんと作ることを意識しました。◼︎UNIQLOドレープブラウス×グレンチェックパンツのコーデこちらのトップスもUNIQLOです(790円と大変お買い得でした)!マスタードイエローも秋らしさが楽しめる色なので、引き続きこの秋に重宝しそうです。この着こなしでは、ブラウスの前側だけはグレンチェックのパンツにイン、後ろ側はインせず着ています。全部インしてしまうと、とろみ感が損なわれてしまうことと、ブラウスがパンツのなかでもたついてしまうことから、この着方にしました。トップスの裾は、ウエストのバランスで決めると良いです。◼︎今秋はどこか懐かしいグレンチェックのコーデを楽しんでグレンチェックは、千鳥格子とヘアラインチェック(髪の毛の細さのようなチェック)など、細かい格子を組み合わせた柄。グレー系、ブラウン系など、色合いはさまざま。わたしは昔、母のクローゼットを眺めていた頃、このグレンチェックの洋服がとても素敵で、大人びたアイテムだなぁと感じ、憧れていたのを思い出します。わたしが生まれたのが70年代後半なので、まさに親世代のファッションアイテム。そんな懐かしいレトロアイテムを今年っぽくコーディネートしてはいかがでしょうか?コーディネートのポイントは「色を3色に絞ること」。上のコーディネートはボルドー、黒、グレーの3色コーデ、下のコーディネートはマスタードイエロー、黒、ブラウンの3色コーデにまとめています。そして、パンツの着丈の長さも、大事にしたいですね。UNIQLOのアンクルパンツは、身長159センチのわたしには長いため、必ず丈詰めをしています。裾にたるみが出る方は、丈詰めを必ずしてくださいね。今年の秋冬ファッションは、コーディネートのどこかにグレンチェックが入っていると、簡単に旬コーデの完成です。柄を取り入れるのが苦手な方にもおすすめですよ。
2017年08月29日俳優のイアン・マッケラン(77)が「ハリー・ポッター」シリーズのダンブルドア役を断ったのは、その役を演じていたリチャード・ハリスから俳優として認められていなかったからそうだ。2002年にホグワーツ魔法魔術学校の校長役を演じていたリチャードが他界した時、後任をオファーされたイアンだが、リチャードから「技術は素晴らしいが感情に乏しい」と表現されたことがあるため、その機会を断ったのだという。「彼が他界した時、魔法使いのダンブルドアを演じていたんだ。僕ももちろん本物の魔法使い(『ロード・オブ・ザ・リング』三部作のガンダルフ)を演じていたわけだけど、『ハリー・ポッター』に出る気はないかって連絡を受けた時、どの役かは言われなかったんだ」「それで自分で考えてみて、できないと思ったんだよ。僕を後任として認めないと分かっている人を引き継ぐわけにはいかないからね」リチャードは「ハリー・ポッター」シリーズ2作に出演し、その後はマイケル・ガンボンが後任を務めていた。そして、ダンブルドア役を演じていた可能性はあるかと『ハードトーク』で尋ねられると、イアンは「たまにダンブルドアを見事に演じたマイケル・ガンボンのポスターを見ると、自分だと思うことがあるんだ。僕たちはしょっちゅう、互いのサインを求められるくらいだからね!」と答えた。(C)BANG Media International
2017年04月10日大人気ドラマ「ウォーキング・デッド」で長年に渡ってグレン役を演じたスティーヴン・ユァンが、長年交際してきたジョアナ・パクさんと3日(現地時間)に結婚した。結婚式には現在放送中の「ウォーキング・デッド」のシーズン7のキャストから、過去出演していたキャストまでが勢ぞろい。主演のアンドリュー・リンカーン(リック役)はもちろんのこと、ノーマン・リーダス(ダリル役)、メリッサ・マクブライド(キャロル役)、チャンドラー・リッグス(カール役)らレギュラーメンバーに加え、初期に出演していたエイミー役のエマ・ベルやリックの妻・ローリを演じていたサラ・ウェイン・キャリーズらの懐かしい顔ぶれも。式では、主演のアンドリューの妻であるゲイル・アンダーソンと、ドラマの中でアンドリュー演じるリックの妻を演じていたサラの“妻2人”の貴重なツーショットも実現。サラがインスタグラムに写真を載せている。ダリル役のノーマンは、式への出席だけでなく、自身のインスタグラムでもスティーヴン夫妻の結婚を祝福。2人の写真を投稿し、「最高の週末だったよ。愛してる」とハートマークとシャンパンの絵文字で祝福した。(Hiromi Kaku)
2016年12月05日dTVで配信中の大人気海外ドラマ「ウォーキング・デッド」。このほど、最新のシーズン7・第1話で衝撃的な最期を遂げた人気キャラクター“グレン”への追悼の意を込めた映像「【ありがとう。】GOODBYE GLENN」が公開された。“ウォーカー”と呼ばれるゾンビがはびこる荒廃したアメリカを舞台に、リック(アンドリュー・リンカーン)、ダリル(ノーマン・リーダス)ら生存者たちが、安住の地を求めて恐怖に立ち向かう姿を描く本作。だが、待望のシーズン7・第1話が配信された10月24日は、「ウォーキング・デッド」ファンにとって忘れられない日となってしまった。シーズン1から主要キャラクターとして人気を博してきた男気イケメン、グレンが命を落とすという衝撃的な展開が待っていたのだ。そのあまりの非道さは、新たに登場した対立グループのリーダー、ニーガン(ジェフリー・ディーン・モーガン)の極悪ぶりをも強烈に印象づけることになった。韓国系俳優スティーヴン・ユァンが演じていたグレンは、シーズン1から登場。ピザの配達員だった彼が、リックの命を救い、数々の試練を乗り越えていくうちにたくましく成長していく姿や、仲間思いの男気あふれる姿が多くの共感を呼び、ノーマンたちとの仲良しオフショットなども話題に。配信終了するや否や、グレンの死を嘆く声や、彼のこれまでの功績を称える声が多数あがり、1か月たったいまでもその声はとどまることを知らない。dTVでは、そんなファンたちの気持ちを代表し、「さようなら…ありがとう!」の思いを込めてグレンの軌跡をふり返る映像を制作。仲間との絆、マギー(ローレン・コーハン)との愛の軌跡など、シーズン1から6までの出演シーン、キャラクターとしての成長をまとめた映像になっており、「ウォーキング・デッド」を長年愛してきたファンたちはもちろん、観はじめたばかりのファンも、最も愛されたキャラクターの1人、グレンについて理解が深まる内容となっている。「ウォーキング・デッド」シーズン1~6はdTVにて全話を配信中。シーズン7は毎週月曜21時~FOXチャンネルにてリアルタイム配信中(最新話は初回配信4日後から35日間見逃し配信)。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ウォーキング・デッド [海外TVドラマ](C) 2010 American Movie Classic Company,LLC. All Rights Reserved.
2016年11月27日自伝を執筆していた俳優のイアン・マッケランは、過去を思い出すのがつらいという理由から、事前に受け取っていた100万ポンド(約1億5,600万円)を出版社へ返金したそうだ。『ロード・オブ・ザ・リング』のガンダルフ役で知られるイアンは、出版社ホッダー&スタウトンと自伝出版の契約を結んでいたものの、執筆を断念したことをオックスフォード文学フェスティバルの会場で明かした。「執筆活動に9カ月を取っておいたんだ。事前にしっかりとお金も受け取っていたよ。でもそのお金を返しちゃったんだ」「ちょっとつらかったんだよ。過去の人生を振り返ったり、今まで理解できなかったことをイメージするのが嫌だったんだ。自分の人生の中で起きていることを自分自身でもちゃんと理解していないんだ。それは役者人生には関係ないことだしね。だから、悪いけど断念したんだ」その一方でイアンは以前、あるインタビューの中でもともとシャイな性格のため、有名人であることは自分自身を勇気づけてくれるといい「シャイな性格で生まれて、今もシャイだとすると、有名人であることは自分自身に勇気を与えてくれるんだよ」「部屋に入ると、いろんな人が僕のところにやってきて挨拶してくれたり、演劇や映画が好きな人や僕のことを知っている人たちがなんで挨拶したかったのか説明したりしてくれるからね」と話していた。(C)BANG Media International
2016年04月07日米ロックバンド・イーグルスの創立メンバーでギタリストのグレン・フライさんが、67歳で死去した。急性潰瘍性大腸炎、急性肺炎、リウマチ性関節炎などを患っており、さまざまな疾患が重なったことで死に至ったという。同バンドの公式ウェブサイトには、「われわれの悲しみ、彼が僕らに与えてくれたもの全てに対する私たちの愛と尊敬を言葉では表すことはできません」と家族とバンドメンバーたちからの言葉が記載されている。さらにTMZ.comは、グレンさんが11月に手術を受けた後、経過は順調だったにもかかわらず、最近になって症状が急変していたと伝えている。イーグルスは『ホテル・カリフォルニア』『ならず者』『テイク・イット・イージー』『テキーラ・サンライズ』などでヒットを飛ばして人気を博し、グレンも多くの代表曲の曲作りに参加。6回のグラミー賞受賞も果たしたイーグルスは1980年に解散したが、グレンはその後もソロシンガーとしての活動を続けて『ヒート・イズ・オン』『ユー・ビロング・トゥ・ザ・シティ』などのヒット曲を世に生み出した。先月にはイーグルスの復活パフォーマンスがケネディ・センター名誉賞の席で行われる予定だったが、グレンさんの体調不良により中止となっていた。(C)BANG Media International
2016年01月20日誕生から130年たった現在もなお、絶大な人気を誇る名探偵シャーロック・ホームズを、『ロード・オブ・ザ・リング』『X-MEN』シリーズでおなじみの英国の名優イアン・マッケランが演じる『Mr.ホームズ名探偵最後の事件』。3月18日(金)より日本公開される本作から、待望の予告編映像が到着した。田舎に暮らしながら、93歳を迎えたシャーロック・ホームズは、自身を引退に追い込んだ30年前の未解決事件について決着をつけたいと思っていた。それは、ある夫からの、不可解な行動をとる妻への素行依頼。しかし、その謎解きは彼の人生最大の失態となってしまった。いま、10歳のロジャー少年をあらたな助手に迎え、老ホームズは最後の推理を始める――。“英国の至宝”イアン・マッケランが主演を務め、極上のミステリーとして全英・全米のホームズファンからも熱く支持された本作。ホームズの家政婦・モンロー夫人には、『ラブ・アクチュアリー』のローラ・リニー、謎のカギとなる日本人ウメザキにはハリウッドで大活躍する真田広之。名助手として、老ホームズを相手に利発さを発揮する少年・ロジャーには、天才子役マイロ・パーカー。監督を『ドリームガールズ』などで知られるビル・コンドンが務めている。この度解禁された予告編は、依頼主の妻の調査に乗り出したイアン演じる63歳のホームズが、ある重大なミスを犯したことにより、自らを引退に追いやった未解決事件を回想するところから始まる。引退によって、田園風景が広がる田舎に移り住み、ミツバチと暮らすホームズは、家政婦の息子・ロジャー少年と心を触れ合わせていくのだが…。93歳になったいま、改めてその事件に挑もうとするホームズ。真田さん演じる、ウメザキと対面するシーンも登場する。30年間、後悔を抱き続け、心を閉ざした93歳のホームズを、10歳の新たな助手ロジャーが解きほぐしていくようなシーンを観ることもできる今回の予告編。2人は、過去の未解決事件の真相にたどり着くことが出来るのか!?まずはこちらの映像から、マッケランの“名探偵”を確かめてみて。『Mr.ホームズ名探偵最後の事件』は3月18日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年01月19日『ロード・オブ・ザ・リング』のガンダルフ役などでおなじみの英国の名優イアン・マッケランが、世界一有名な名探偵シャーロック・ホームズに扮する『Mr. Holmes』(原題)が『Mr.ホームズ名探偵最後の事件』として2016年3月、日本公開されることが決定。イアン・マッケランがシルクハットにステッキを持ち、凜と立つポスタービジュアルも解禁となった。数々の事件をその頭脳で解決してきたが、いまや93歳となったシャーロック・ホームズ。だが、自身を引退に追い込んだ30年前の未解決事件について、決着をつけたいと思っていた。それは、ある男からの、不可解な行動をとる妻への素行依頼。しかし、その謎解きは、彼の人生最大の失態となる。いま、10歳の少年ロジャーをあらたな助手に迎え、ホームズは“最後”の推理を始める――。誕生からまもなく130年、現在も絶大なる人気を誇る不世出の名探偵シャーロック・ホームズを、『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』シリーズのガンダルフ、『X-MEN』シリーズのマグニートー役で知られる英国の大ベテラン、イアン・マッケランが演じる本作。監督を務めるのは『ドリームガールズ』などのビル・コンドン。さらに、『ラブ・アクチュアリー』などで知られるローラ・リニーや、日本が世界に誇る俳優・真田広之など豪華キャストが勢揃い。本年度の映画賞に数々ノミネートされている、ロジャー少年を演じるマイロ・パーカーの“名助手”ぶりにも注目だ。解禁されたメインビジュアルには、マッケラン演じるホームズがシルクハットを被り、凛と立つ姿が印象的なもの。探偵引退後の老いたホームズが、再び未解決事件に挑もうとする熱意と力強さを感じさせている。そして、その背後には、ホームズの姿としてすぐに思い浮かぶ、鹿撃ち帽とパイプ、ルーペを持った影も見ることができる。唯一無二の名優が演じる引退した老ホームズが未解決事件に再び対峙する濃厚なミステリーを、期待して待っていて。『Mr.ホームズ名探偵最後の事件』は2016年3月、TOHO シネマズシャンテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2015年12月24日ニューヨークで28日(現地時間)に、同性愛者など性的マイノリティであるLGBTの法的権利を求めるゲイ・プライド・パレードが開催され、『ホビット』シリーズのイアン・マッケランらが参加した。以前から同性愛者であることを公表しているイアンは、同様に同性愛者だと公表しているデレク・ジャコビと2013年からTVシリーズ「Vicious」(原題)で年配のゲイ・カップルを演じている。2人は共にレインボー・カラーのたすきをかけてパレードを先導した。パレードは毎年恒例のイベントだが、今年は、26日(現地時間)にアメリカ連邦最高裁判所が合衆国全州において同性婚を合法という判決を出した直後の開催ということもあり、例年以上の規模となった。マッケランとジャコビは判決が出た直後に、クィーンの名曲「We Are the Champions」をBGMに「よくやった、最高裁。そろそろ頃合いだ」と紙吹雪を撒きながら喜び、「結婚してくれる?」(デレク)「もちろん!可能になったんだから!」(イアン)とプロポーズを模したスケッチを動画をVineに投稿した。(text:Yuki Tominaga)
2015年06月30日「2002年にガンダルフとお別れしたつもりだった」と話すイアン・マッケラン。イギリスで“ナイト”に叙勲されて“サー”の称号を持つ名優は、いまではすっかり“ガンダルフ”として知られている。映画、テレビ、舞台でおよそ50年のキャリアを持つ彼は、『ロード・オブ・ザ・リング』から『ホビット 決戦のゆくえ』まで全6作に出演。その思い入れは誰よりも深い。「私の人生そのもの」と語るイアンに、シリーズ完結編が公開されたいまの気持ちを聞いてみた。「お別れは言わないよ。ガンダルフとして最後のアフレコが終わって帰ろうとしたときに、『ガンダルフ役はこれで最後ですね』と言われたが、その直後に『ああ、そういえば来週また戻ってきてもらわないと』と言ってた(笑)。だから、どうなるか分からないよ」と、ガンダルフを演じているときと同じようなお茶目な表情で笑う。当初、『ホビット』シリーズは、『パシフィック・リム』のギレルモ・デル・トロがメガホンを握る予定だったが、スケジュールの都合で降板。『ロード・オブ・ザ・リング』に続き、ピーター・ジャクソンが監督となり、2部作から3部作に変更された。「ニュージーランドには、おそらく10回は行った」と言うイアンは、「毎回戻るたびに、みんながそこにいる。まるで家族と一緒に仕事をしている感覚だった。ニュージーランドでの日々は、私の人生そのものだ」と話す。「本作のおかげでとてもよい友人ができた。私と同じイギリス在住の人もいる。つい先日は、ルーク(・エヴァンス)が私の自宅に来てくれた。マーティン(・フリーマン)の舞台『リチャード3世』や、リチャード(・アーミティッジ)の舞台『The Crucible』も観に行った。私が舞台のためにニューヨークに滞在しているときは、オーランドもブロードウェイに出演していたので、ルームシェアをしてたんだ。だから毎日会っていたよ」と、キャストたちの仲のよさを明かす。ビルボ役のマーティン・フリーマンは、BBCのドラマ「SHERLOCK/シャーロック」で世界的にブレイクし、大スターの仲間入りを果たした。そして、同じくBBCのドラマ「FARGO/ファーゴ」で、ゴールデン・グローブ賞にノミネート。その演技力には、イアンも一目置いているようだ。「マーティンは、演技スタイルをどんどん進化させていく役者だ。映画界にはスペンサー・トレイシー、ハンフリー・ボガート、マーロン・ブランドといった素晴らしい役者たちがいたが、その後、アル・パチーノ、ロバート・デ・ニーロなど、さらに演技を進化させた役者が存在し、彼らの演技スタイルが模倣されるようになった。マーティンは、そういう役者の一人だと思う。彼の演技を間近で見ることができて光栄だよ。“マーティン演劇学校”に入学して、演技のアドバイスをしてほしいと言っていたんだ。本気でそう思ったのさ。私たちの世代は、自分で演技のやり方を学ばなければならなかった。いまだにそう感じてるよ。マーティンは素晴らしい」と大絶賛。しかし「彼以外の連中はひどいものだけどね(笑)」とブラックジョークも。具体的にマーティンの素晴らしさを聞いてみると「彼はとてもリラックスしていて、同じくビルボを演じたイアン・ホルムのようなんだ。イアンが“役者としての使命は、自分がキャラクターについて知る限りのすべてを、監督のために提供すること”と言っていたのを思い出すよ。彼は同じシーンであっても、次のテイクでは違う演技を見せるものだと認識していたし、常にキャラクターを探求していた。監督は、それを編集してパフォーマンスとして作り上げる。これが役者と監督の関係であるべきで、舞台でのそれとは違う。驚いたことに、彼は私の声だけを頼りに演技をする場合にも、毎回違う、偶発的な反応をした。まったく頭が下がる思いだよ」と、名優イアンも感服する。そして、エルフを演じたケイト・ブランシェットとは、「お互いのことを愛してるんだ(笑)」と、相思相愛であることを告白。「彼女に結婚してほしいと言われたよ(笑)。そんなことを言われたら、たいていの男は決して忘れないだろうが…、もちろん彼女には旦那さんがいるがね」。「私とケイト、そしてヒューゴ・ウィーヴィングは3人組だったんだ。今回2人と一緒だったのは2週間だけだったが、それでも3人で楽しく仕事ができた。私たち3人はみんな、舞台俳優だからね。ケイトは偉大な映画スターだが、彼女の仕事の中心は、ご主人と一緒にシドニー・シアター・カンパニーを運営することだ。だから、彼女とは分かち合える話題がたくさんある。ピーターは、私たちの互いへの愛情が、キャラクターの関係にもぴったりだと考え、スクリーン上でも化学反応が起こることを可能にした。これは『決戦のゆくえ』で、ご覧いただけるだろう」。そして共演者だけでなく、この大規模なシリーズを成功させたジャクソン監督にも、絶大な信頼を置いているようで、「ニュージーランドがどこかを侵略することがあれば、ピーターが先導するべきだ(笑)」と、やや過激な冗談も飛び出した。「人柄が素晴らしい。彼は問題があったとしても、決してそれを表に出さない。いつも落ち着いていて、集中している。私には分からないほど数多くの仕事をこなし、天気の心配をしながら、現場では台詞の終わりや、抑揚について気を配っている。細かい部分まですべてを把握しているので、俳優の私たちはとても頼もしいと感じるよ。彼が最終的に『これでよし』と言ってくれたら、その決断を信頼できる。時にはそこに到達するまでに、相当な時間がかかることもあるけどね。彼はテイク数か多いことでも悪名高いんだ。クリストファー・リーが撮影初日にうなっていたよ(笑)。『260作の映画を撮った気分だ』と言ってたが、『それは君だけではないよ』と慰めた(笑)」。“世界で最も多くの映画に出演した俳優”としてギネス認定されている、現在92歳のクリストファーにそこまで言わせたとは、ジャクソン監督の尋常じゃないこだわりがうかがえるエピソードだ。「この大規模な作品に出演して、最も印象的だったのは、ピーターの頭の中だ(笑)。ショートパンツをはき、ソックスに靴というニュージーランド人のね(笑)」。最後に、ガンダルフから学んだことを聞いてみた。「さて、どうだろう。ガンダルフを通して。多くの人に影響を与えることができたのは嬉しいことだね。ガンダルフは象徴的な存在だった。原作が出版された当時は、“ガンダルフを大統領に!”というバッジがあったんだよ。彼のマインド、スピリット、7000歳などの要素を、私はスクリーン上で体現することができた。その結果、彼に対する愛情や、尊敬の念を私に向けてもらえたんだ。私自身は台詞を覚えて、ヒゲをつけて、キャラクターを演じるているにすぎないが、そういう意味では、これまで演じてきたどのキャラクターとも異なる」。「観客との間には、エモーショナルな絆があるものだが、この役の場合は、その絆がとても強いんだ。ファンは8歳くらいの子どももいるんだ。映画を観た後に、何度も自宅でビデオを見続ける。『オズの魔法使い』、『カサブランカ』、『ゴッドファーザー』など、人々がクリスマスになると必ず観る名作に出演することはいいことではないか、とよく言われたが、この映画もその仲間入りをした。多くの人々が夢中になり、何度観てもまた観たいと思える作品だ。だからこそ、全6作に出演できてよかったよ」。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ホビット 決戦のゆくえ 2014年12月13日より全国にて公開(C) 2014 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. AND WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
2014年12月31日ピーター・ジャクソン監督が手掛ける『ホビット』シリーズ完結編『ホビット 決戦のゆくえ』(公開中)で、魔法使いガンダルフ役のイアン・マッケランが「とてもいいシーンだ」と熱弁する本編シーンの一部が20日、公開された。12月10日(日本時間11日)より、日本を含む世界37のマーケットで順次公開された本作は、興行成績でのランキングで、すべての国で初登場1位を記録。14日までの5日間で約147億円を稼ぎ出した。観客からも「最高のラストに号泣! ありがとう!」「感動しました! これで完結なんて涙が出ます!」など絶賛の声が寄せられている。そしてこのたび、ファン号泣の本編シーンの一部が公開された。世界を二分する壮絶な戦いのさ中、仲間たちが絶体絶命の状況に陥り、主人公ビルボ・バギンズがガンダルフに重要な任務を志願するシーンで、成長を遂げたビルボが垣間見れる。魔法使いガンダルフ役のイアン・マッケランも「とてもいいシーンだ。ガンダルフとビルボの関係において、これは極めて重要な瞬間だ」と熱く語る名場面だ。ビルボを演じたマーティン・フリーマンは「ビルボは、最初に登場した時と同じキャラクターだよ」と分析。「最後に偉大な戦士になったりはしない。でも、少しだけ率直さが増し、ためらいが少なくなる。それは単に、そうなるしかないからだ。だが、アクションは激しくなる。彼は剣さばきに関しては確実に上達しているので、彼なりの荒削りで即興的な形で戦闘に懸命に加わっていくからね」と話している。『ホビット』シリーズは、『ロード・オブ・ザ・リング』に登場する"中つ国"の60年前を舞台に、ホビット族のビルボ・バギンズが、魔法使いと13人のドワーフと共に、恐ろしい竜"スマウグ"から奪われた王国を取り戻す旅を繰り広げる物語。完結編では、強大な敵・冥王サウロン率いる闇の軍勢や、財宝をめぐる仲間同士の対立など困難が待ち受けている。(C)2014 Warner Bros. Ent. TM Saul Zaentz Co.
2014年12月20日大女優がグレン・クローズ製作・脚本・主演を務める1月18日公開の映画「アルバート氏の人生」。本年度(第84回)のアカデミー賞にも3部門にノミネートされる注目作だ。彼女が女優人生を賭けて実現させたかったこの映画の魅力、舞台裏についてグレン・クローズ本人にインタビューを行った。(C)Kaori Suzuki■脚本にも参加されていますが、舞台版と映画版との一番の違いは? もし大きな相違点があれば、そうするに到った動機や経緯なども具体的にお聞かせ下さい。舞台はとても質素なの。ホテルの回転ドアとアルバートの仕事場であるちょっとしたプラットフォームがあるだけだったわ。それと多分ベッド、ノミの(シーンのための)ベッドね。だから想像力にかなり頼らないといけなかったのよ。観客はホテルがどういうところかとか、すべてを想像力で埋めないといけないの。舞台では、虚構の世界だと知りながらも、本物だと信じ込んでしまう。すべてを(想像力で)埋めてね。でも映画は本当にそのままでしょ。舞台で想像力を働かせて埋めていたものを、本物として作らないといけない。だから、(舞台から映画への)移行は、とても難しいんだと思うわ。私は、舞台に戻ることはしなかった。舞台(の脚本)は使わないことにしたの。原作を使って、そこから脚色していったのよ。■あなたがこの作品で一番魅力に感じる部分はどこですか? (C)Kaori Suzuki私は彼女にとても感動させられたの。彼女はとても感動的なキャラクターだと思ったわ。基本的に、ものごとを知らず、自分を哀れんだりせず、夢を持っているキャラクターには、どこかとてもパワフルなものがあるわ。自分を不憫に思ったりせず、生き続けるための夢を持っているの。たとえ自分が成し遂げたいことをやるのに、ほんの少ししか手段を持っていなくてもね。そういうことにはどこかとても感動的なものがあるわ。そういった信念は、人々にとってとても感動的だと思うの。それとアルバートのようなストーリーには、きっと何かが起きる、というのが感じられる。それが何かは分からないけど、驚きのあるストーリーなの。常にこういうふうになるだろうと思うような展開にならない。それは、この題材のもう一つの素晴らしい点だと思うわ。■おっしゃるように、どういうふうに話が進むのか分かりませんでした。アルバート・ノッブスを演じた上で30年という時間の経過があなたに与えた影響は何でしょう? 30年間、自分の(演技の)技術を学んできたの。本当にそうよ。なぜなら、とても難しい役でしょ。クローズアップがいかにパワフルかということを30年間学んできた。30年間、映画において、いかに思考や沈黙や動きがパワフルかを学んだわ。私にとって、このキャラクターを演じるのにパーフェクトな時だったと思うの。私は、複雑なところにもっと気づくようになったわ。なぜなら年を取ってから彼女を演じたことで、もっと時間が経ち、彼女は、あのマスクにもっと深く隠れている。そして、そこから出てくることは、彼女にとってもっと難しいのよ。そういったことすべてがストーリーにさらなるパワーをもたらすことになったと思うわ。■リサーチのために、女性が男装している写真をナショナル・ジオグラフィック誌でご覧になったんですね。そうなの。アルバニアの一部に、、なんて呼ばれていたかしら…彼らがなんと呼んでいたか忘れてしまったけど、もし家族に男性の跡取りがいなければ、彼らは女性をノミネートし、その女性は男性として人生を送るの。これがそういった生き方をした女性の顔なのよ。驚くべきことよね。そういった人生が、彼女の顔にもたらしたものはね。■メイクをすることは、このキャラクターになる手助けをしてくれましたか? ええ、助けてくれたわ。私の鼻を変えるだけだったの。そんなにたくさんパンケーキを使ったメイクはしなかった。彼らは、私自身の肌の色にうまく合わせることが出来たの。目のメイクはまったく何もしなかった。眉毛も何もしなかったわ。ここにちょっとだけしたけど(歯を差しながら)。■歯にですか? 歯の上に被せるの。それと私の耳はとても小さいから、もう少し大きなものにしたわ。そして少し外に飛び出しているようにしたの。それはとても印象的なのよ。耳が飛び出しているというふうにすることは、とても重要だった。■念願の作品の映画化を実現できたわけですが、その道のりを振り返っていかがですか? (C)Kaori Suzukiとてもいい気分よ(笑)…5年前だったと思うけど、私の家にいた時のことを思い出すわ。私がボニー・カーティス(プロデューサー)に会った時、物事が変わったのよ。私たちは一緒に「The Chumscrubber」をやったの。それは、ボニーが初めて一人でプロデュースした作品だった。彼女にはどこか私がすぐに大好きになったところがあったの。それで、脚本を彼女に渡して、「死ぬ前にこの役を演じたいの」と言ったわ。彼女は素晴らしいコラボレーターなの。どこからお金を引っ張ってくるかということに関して、型にはまらない発想が出来るのよ。なぜって、私はそれまでにすべてのインディペンデント映画の会社に当っていたからよ。すべての人のところに話をしに行ったわ。最終的に製作費を集めることが出来たのは、ボニーの独創性と、時々のちょっとしたひらめきのおかげなのよ。私たちは素晴らしいチームだった。それからロドリゴ(・ガルシア監督)のプロデューサーのジュリー・リンが加わったわ。彼女はとても才能があるの。彼女たちは素晴らしいチームだった。私たち3人は素晴らしいチームで、エネルギーを持っていたわ。結局、製作費はハリウッドからはまったく出ていないのよ。私たちがやっていることに興味を持つ人たちがもっともっと出て来ていると思うわ。映画ビジネスをやってみたいという人たちからもっと資金を集められるようになっている。製作費を集めようとしている人たちにとってそれはいいことよ。でも、本当に難しいの。私は決してあきらめないと決心したのよ…まず、女優であることは、信じられないくらい難しいの。すごくたくさん拒絶されるの。いつも自分がやりたいと思うことをやれるわけじゃないわ。でも、私は、この題材を決して諦めない、というところまで来たのよ。今から2年経って、「ああ、あの映画が出来ていたら、ナイスだったでしょうね。とても素敵な映画になっていたでしょうに」なんて言いたくなかった。そんなことを言わずにすんでよかったわ。なぜなら、この映画を作ることは本当にすごく楽しかったからよ。一緒に仕事をした人々やチーム、クリエイティビティ、すべてがこうあって欲しいと願うものだったわ。すべてが私にとって最高だったのよ。■撮影中で一番チャレンジングだった事、また面白いエピソードがあれば具体的にお願いします。私たちにとって最大のチャレンジは、すごく短い時間でやらないといけなかったことよ。こういうことがあったわ。私たちはアート・ディレクターと彼女のチームを集めてプロダクション・ミーティングをしないといけなかった。「ダイニングルームの家具をクリスマス休暇の間、借り続けておくお金も予算もない」って。それで、私たちが撮影することになっていた部屋にある(別の?)家具を、撮影前にあきらめないといけなくなったの。それで、私は言ったわ。「オッケー、じゃあ、そのシーンをどこで撮れるかしら」って。そういうシーンの一つは、パーティーの後、医者がいるところにマリアがやって来て、彼が彼女のスカートをつかむところだったの。あれは、もともとダイニングルームで撮影する予定じゃなかったんだけど、その方が結果的にはより良くなったのよ。そういうのはとても楽しいわ。それに、この作品にはもっとマジック・リアリズムがあったわ。アルバートが心の中で見ているものが大事だったのよ。彼女が、ヒューバートとキャサリーンのベッドルームがどういうものかを考えてみるシークエンスがあったの。最初、二つのベッドがあるところが出てきて、それから、彼女たちが一つの大きなベッドにいるところが出てくるの。彼女が心の中で考えていることがわかるようにね。でも、そういうことをすべてやるお金がなかったわ。それが出来れば素晴らしかったと思うけど、出来なかったの。それから、彼女が小さなお店を覗き込んで、想像するシーンがあったわ。あそこにはチョコレートとかいろんなものが置いてあるはずだったの。そして、コンピューターで動くクレーンを使うはずだったけど、それをやるのに8万ポンド(約1000万円)もかかるから、出来なかったのよ。それで、ミーティングで私は言ったわ。「私の顔(の表情で)で見せるわ」って(笑)。実際、それは…古い壁紙を見て、彼女が想像しているというシーンになったの。そういう問題の解決法は大好きよ。多くの場合…たくさんの人たちがそう言うんだけど、潤沢なお金がない時、もっとクリエイティブになれるって。問題を解決しないといけなくて、多くの場合、より良いものになるのよ。■アイルランドで撮影中、30年振りの大雪だったそうですね。すべてが凍っていたけど、雪かきというものがなかったの。だから雪や氷が道に残っていたわ。人々は転んで、お尻や足を骨折したりしていた。本当にひどかったのよ。カベンティリー・ハウスに行く時に、人々が道の端に車を置き去りにしているのを見たけど、そこに1週間も置きっぱなしだったわ。信じられなかった。すごく寒かったのよ。■ミア・ワシコウスカやアーロン・ジョンソンら若手実力派の役者との共演はいかがでしたか?私たちは一緒にリハーサルしたんだけど、彼らを見るのは素晴らしかったわ。最初、ミアには内気なところがあったの。そして、アーロンは、もっと積極的だった。それで、彼は彼女をつかんで、キスしたわ。ミアはちょっと…。それから、彼らたちはお互いにレスリングすることになったの。彼らは素晴らしい関係を持てるようになったのよ。あのリハーサル期間は、とても、とても役立ったわ。なぜなら、私たちは同時に脚本の手直しをしていたからよ。彼らにはとても感心したわ。理想的な世界では、こういった難しい役を見事に演じることが出来るすごくいい役者で、まさにこれからビッグになるという二人の若い役者をキャストしたいものよ。でも、それはとても難しいの。なぜなら、普通、そういった立場にいる若い役者のエージェントは、「アルバート氏の人生」みたいな映画はやらせたくないものだからよ。彼らは、大抵、たくさんお金を払ってくれる映画をやらせたがるものなの。でも、ミアはロドリゴが大好きなのよ。ロドリゴが彼女を発掘したからよ。アーロンは、ただいい役者になりたいだけなの。彼は頭がいいわ。彼は、(この映画をやれば)どういう人たちと一緒に仕事をすることになるか知っていたの。すべての役者が、最高の役者たちだったのよ。彼らは二人ともこの映画をやるために、大作を断ったの。それは稀なことよ。でも、それは、彼らがどれほど演技力を磨くことに真剣かということを示しているわ。だから、私は彼らに対してとても尊敬の念を持っているし、彼らが仕事をしているのを見るのが大好きだった。素晴らしかったわ。彼らは素晴らしかった。■あなた自身が歌詞を書いたわけですが、曲についてはどのように思いましたか?大好きよ。本当に大好きなの。私は子守唄が大好き。子供の頃、子守唄が大好きだったわ。だから、子守唄にするのは、論理的なことに思えたの。映画の最後のイメージだし。アルバートはとても子供っぽいしね。それはほとんど、ヒューバートがアルバートに歌っているみたいね。それか、アルバートはヘレンに歌ってあげたかったでしょうし、ヘレンが彼女の赤ちゃんに歌うことも出来る。または、ヒューバートが、ヘレンと小さな赤ちゃんのアルバートに歌うことも出来るわ。だから、映画の最後にうまく合うのよ。それから、私はミュージカルをやることで、たくさん学んだわ。史上最高の作詞家のひとりはオスカー・ハマースタインよ。そして、歌うことも学んだわ。私はオスカーの曲を全部知っている。彼らは、母音をどこに置けば歌いやすくなるか知っているのよ。美しいメロディや素晴らしい歌詞を書くだけじゃなくて、技術的に音を出さないといけないの。ある声域で歌うのがとても難しい母音があるの。どこに母音を置くべきか、というのが重要なのよ。私は、シニード・オコナーがすごく気に入ってくれた時、本当にうれしかったわ。彼女は、それをずっと言い続けてくれているの。あの歌は歌いやすいの。それは、歌手がエモーションを自由に表現出来るようにしてくれるの。(曲の音程が)声域の変なところにあって、その音が出るか心配する必要がないのよ。言っていることわかるかしら?ある母音や子音を使うことでね。そういうことにも気をつけたのよ。■今後、女優、映画人としての新たな目標をお聞かせ下さい。自分が面白いと思う役といいストーリーを見つけ続けたいわ。そして何度も言い続けているけど、自分で書きたいの。もし本当に書きたければ、書くしかないわ(笑)。私はいつも「パーフェクトな瞬間を待たないといけない」って言っているの。でも、きっとやるわ。必ずね。でも演技の話がきたら、書くよりも演技をしてしまうのよ。■書くというのは、脚本のことですか? そうなの。自分で書きたい脚本があるのよ。■それはどんなものなんですか?小説を基にしたものですか?それは私が子供の時に聞いたストーリーを基にしたものなの。私の母は、おばあさんの書斎にあるとても古い本をよく私たちに読んで聞かせてくれたのよ。■特に日本の女性の観客へ向けてメッセージがあればお聞かせ下さい。これは女性と社会での彼らの立場についてのかなり意味深い映画だと思う。女性がなんの権利も持っていない時代を舞台にした作品なの。彼女たちは、夫か、彼女たちが仕えている家主の持ち物と考えられていた。(この映画は)生き残るためにどこまで人々がやるか、ということを描いているの。だから私は、ある意味、社会学的な考察のようなものだと考えている。なぜなら女性が男性として装うといったことについての本がいくつもあるし。当時は私たちが知っている以上にもっと多くの女性たちが、きっとそうしていたに違いないわ。そういったことは納得がいく。それが自分たちの自由を得るための、そして、なにか自分たちに期待されている以外のことをするための唯一の方法だったのよ。だから日本のすべての女性が「アルバート氏の人生」を見に行ってくれることを願っているわ(笑)。自分たちの夫を一緒に連れ出してね。作品情報『アルバート氏の人生』監督:ロドリゴ・ガルシア出演: グレン・クローズ / ミア・ワシコウスカ / アーロン・ジョンソン / ジャネット・マクティア ほか配給:トランスフォーマー2013年1月18日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー(C)Morrison Films
2013年01月17日『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのガンダルフ役や『X-MEN』シリーズのマグニート役でおなじみのイアン・マッケランが、ロンドンで1583年創業の由緒あるパブの購入手続きを進めている。マッケラン自身が行きつけのロンドン東部のライムハウスにあるパブ「ザ・グレイプス(The Grapes)」で、19世紀の文豪、チャールズ・ディケンズのお気に入りの店としても知られ、ディケンズの小説「互いの友」の中に“シックス・ジョリー・フェローシップ・ポーターズ・パブ”として登場する店だ。現在は1720年に建て替えられた店で営業が行われていて、重厚で伝統的な内装に趣がある。現在の女性オーナーはマッケランが手続きを進めていることを認め、購入理由は「近くに住んでいるからでしょう」と語った。マッケランは店のオーナーにはなるが、店に立つことはなく、営業のために人を雇う予定だという。(text:Yuki Tominaga)© Globe Photos/AFLO■関連作品:ホビット 思いがけない冒険 2012年12月14日より全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC. AND LEGENDARY PICTURES■関連記事:「ホビット」2部作邦題決定!イライジャ・ウッド&K・ブランシェットらも再登場
2011年09月13日