トム・クルーズにサイモン・ペッグ、レベッカ・ファーガソン、さらに本作よりヘイリー・アトウェル、ポム・クレメンティエフ、イーサイ・モラレスが出演する最新作『ミッション:インポッシブル/デッドレコニングPART ONE』から、最先端の巨大空港と壮観な砂丘によるアブダビ撮影について語られる特別映像が解禁。監督が、「実に壮大で、走るトムがよく映える」とふり返っている。解禁となった特別映像では、集大成へとむかうシリーズを「より壮大にするために、ふさわしい場所を探していた」とクリストファー・マッカリー監督が語る。本作『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』では、アブダビの砂漠、ヴェネチアの迷路のような道と運河、ローマの歴史的な街並み、ノルウェーの広大な山々など、それぞれの場所がまるで物語の独立したキャラクターのように、スクリーン上で色調が分かれているように描かれる。映像ではその中の1つ、世界有数のリッチな街と広大な砂漠とが隣り合わせな魅惑の大都市・アブダビでの撮影について、マッカリー監督のコメントと共に本編シーンと撮影風景が収められた。周囲の砂丘を反映して左右非対称に建設されたアブダビの空港、ミッドフィールド・ターミナルは、撮影当時はまだ建設中だったため、オープン前の空港での撮影となり、撮影不可能な場所の制限に悩まされることがなく、前例のない使用許可と特別な機会を得ることができた。監督は自由度の高い撮影を行うことができたことに対し、「今までにないシーンが撮れた」と自信をもって語る。そして、オープンすれば世界最大となる巨大な砂漠のようなデザインの国際空港ターミナルに対して、「とても美しい場所だったよ。実に壮大で、走るトムがよく映える」と、イーサン・ハントが走る姿が美しく映えるシーンを撮ることができた建物に賛辞を送る。また、「砂漠での撮影は長年の夢だった」と語る監督は、起伏のある砂丘だけでなく塩原もあるアブダビの砂漠の上に、プロダクション・デザイナーのゲイリー・フリーマンと彼のチームが、わずか5週間で廃坑の町を作り上げ、 “空虚の地“と呼ばれる砂丘で撮影を敢行。イーサンが馬に乗って疾走するシーンについて、トムはスタントを使うことなくすべてのショットをこなしたといい、「簡単に見えるが実際は複雑で、トムの(乗馬の)スキルが光っている」と、ここでもアクションへのこだわりが詰まっていることを明かす。自然な方法で、馬や砂漠、砂嵐やエキゾチックな場所を登場させて、少し昔に戻ったような感じを与えたい、と考えていた監督は、ハイテク都市と壮大な砂漠の風景という絶妙な組み合わせが得られるアラブ首長国連邦の砂漠で、暑さと撮影の複雑さもありながら、苦労に見合うだけの価値があったという。アブダビパートのクランクアップで大きな拍手を受け、「景色の美しさと人々の温かさに、なによりやる気が出た」と感謝の気持を込めてコメントをする監督。物語の前半に登場する「これまでで最も巨大なセット」という、壮大で美しいアブダビのシーンは必見となりそうだ。『ミッション:インポッシブル/デッドレコニングPART ONE』は7月21日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE 7月21日(金) 全国公開©2022 PARAMOUNT PICTURES.
2023年07月17日トム・クルーズ主演作『ミッション:インポッシブル』シリーズ第7弾で悪役を務める予定だったニコラス・ホルトが降板し、新たにイーサイ・モラレスが起用された。パラマウント・ピクチャーズが認めた。ニコラスが降板した理由は、スケジュールに問題が生じたためだという。『ミッション:インポッシブル7』の撮影は新型コロナウイルスの影響で2月に休止。エル・ファニングと出演しているHuluのドラマ「The Great」(原題)シーズン2の撮影時期が今後重なってしまうことになり、『ミッション:インポッシブル7』の出演を断念することに。ハリウッドで撮影・製作が再開され始めると、このようなことが頻発しそうだ。「NYPD BLUE~ニューヨーク市警15分署」や「クリミナル・マインド FBI行動分析課」、「殺人を無罪にする方法」で知られるイーサイは、最近では「タイタンズ」のデスストローク役が好評で、ファンが増加中。ニコラスからバトンタッチを受けたという報道にも好意的で、「素晴らしい俳優である彼が、ついに大きな映画で活躍するときが来た!」と喜び、「おめでとう」と祝福する声が多くみられる。(Hiromi Kaku)
2020年05月22日