公開6週目となる『インサイド・ヘッド2』が、北米で6億100万ドル、海外で8億6100万ドルを稼ぎ出し、世界興行収入が14億ドル6000万ドルを超えた。「Variety」誌が報じた。アニメ映画でこれまで歴代最高だった『アナと雪の女王2』の14億5000万ドルを抜き、トップに躍り出た。(※16億6000万ドルの2019年制作『ライオン・キング』を首位とする考え方もあるが、ディズニーは同作を「超実写版」と銘打っているため、アニメ映画として除外する)歴代映画興収ランキングでは12位の『トップガン マーヴェリック』と僅差で13位に。14位は『アナと雪の女王2』、15位は『バービー』だ。『インサイド・ヘッド2』は日本でまだ公開されていないため、今後さらなるランクアップや記録を更新することも考えられる。制作スタジオのピクサーも、「アニメ映画の歴代トップ」というおめでたいニュースを喜び、Xで報告。「世界中から寄せられている『インサイド・ヘッド2』への愛に感動しています。感情のジェットコースターに私たちと一緒に乗ってくれてありがとう!」という監督のケルシー・マン&プロデューサーのマーク・ニールセンのコメントを紹介している。『インサイド・ヘッド2』は8月1日(木)日本公開。(賀来比呂美)■関連作品:インサイド・ヘッド2 2024年8月1日より全国にて公開©2023 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2024年07月25日ボブ・ディランの伝記映画『A Completely Unknown(原題)』の初予告編が公開された。監督はジェームズ・マンゴールド(『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』)で、脚本もジェイ・コックス(『ギャング・オブ・ニューヨーク』)と担当。主演はティモシー・シャラメが務めている。本作は、ニューヨークに出てきたばかりのボブ・ディランがフォーク歌手として成功し、1965年にニューポート・フォーク・フェスティバルで初めてエレキギターを手にパフォーマンスを行った衝撃的な瞬間までを描く。以前、ジェームズ・マンゴールド監督が告知していた通り、予告編ではティモシー・シャラメがボブ・ディランとして歌声を披露。「はげしい雨が降る」を歌っている。マンハッタンのストリートを闊歩するなかで、若きボブ・ディランが演奏していたライブハウス「Cafe Wha?」や、お気に入りのホテル「ホテル・チェルシー」が映る。ボブ・ディランとモニカ・バルバロ演じるジョーン・バエズ、エル・ファニング演じるシルヴィ・ルッソとの三角関係が描かれることもうかがえる。予告編は好評で、映画ファンは「BGMに『はげしい雨が降る』が流れ出した瞬間、鳥肌が立った。本編を観るのが本当に楽しみ。ほとんどのパートで私はずっと泣いているに違いない」「彼が歌い出してすぐに、この映画はうまくいくと確信した」「予想以上に感情を揺さぶられた」などの感想を寄せている。『A Completely Unknown』は12月に全米公開予定。(賀来比呂美)
2024年07月25日第81回ヴェネチア国際映画祭の作品ラインアップが明らかになった。金獅子賞を争うコンペティション部門の注目作をご紹介。ホアキン・フェニックス、レディー・ガガが主演する『ジョーカー』の続編で、トッド・フィリップス監督作の『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』。フィリップス監督は2019年に『ジョーカー』で金獅子賞を受賞しており、2度目の受賞にも期待がかかる。『君の名前で僕を呼んで』のルカ・グァダニーノ監督作『Queer(原題)』は、ウィリアム・S・バロウズの同名小説を原作とした作品で、ダニエル・クレイグが主演。1988年の同映画祭で、脚本賞(『神経衰弱ぎりぎりの女たち』)を受賞したスペインの鬼才ペドロ・アルモドバル監督は、自身初の英語作品『The Room Next Door(原題)』で金獅子賞を狙う。主演にはジュリアン・ムーア&ティルダ・スウィントンの演技派俳優を揃えた。『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』でジャクリーン・ケネディ、『スペンサー ダイアナの決意』でダイアナ妃を描いたパブロ・ラライン監督は、今作の『Maria(原題)』では、伝説のオペラ歌手マリア・カラスを取り上げている。マリアを演じるのはアンジェリーナ・ジョリー。『BODIES BODIES BODIES/ボディーズ・ボディーズ・ボディーズ』でA24とタッグを組んだハリナ・ライン監督は、再びA24作品『Babygirl(原題)』のメガホンを取った。ニコール・キッドマン、ハリス・ディキンソンが出演するエロティックスリラー。第81回ヴェネチア国際映画祭は8月28日から9月7日まで開催。(賀来比呂美)■関連作品:ジョーカー 2019年10月4日より全国にて公開© 2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved” “TM & © DC Comics”ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ 2024年10月11日より全国にて公開© & TM DC © 2024 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
2024年07月24日7月22日、ウィリアム皇太子&キャサリン皇太子妃の長男ジョージ王子が11歳の誕生日を迎えた。毎年恒例となっている、キャサリン皇太子妃の撮影による白黒の記念写真が公開された。今月初めに一家が住むウィンザーで撮影されたものだという。ダークカラーのスーツに白いシャツ、ヘアスタイルをきっちりと決め、微笑むジョージ王子。シンプルな装いだからこそ、目を引くのは左手首のブレスレットだ。テイラー・スウィフトのファンの間で有名な「フレンドシップ・ブレスレット」タイプのもので、シャーロット王女も同じタイプのものをつけていたのが何度か目撃されている。ジョージ王子もシャーロット王女も、先月ロンドンで行われたテイラーのライブをウィリアム皇太子と鑑賞していた。一方で、Xではテイラーのフレンドシップ・ブレスレットではなく、「ロイヤルファミリー内でのフレンドシップ・ブレスレットかもしれない」という声もある。というのも、チャールズ国王も似たようなブレスレットをつけている姿が撮影されたことがあるからだ。王室ファンは「3人の心はつながっているんだね」「おじいちゃんと孫2人には特別な絆があるに違いない」と想像して喜んでいる模様。誕生日を迎えたジョージ王子には「喜びと笑いがあふれる毎日を送れますように」「なんてハンサム!」「未来の国王、お誕生日おめでとうございます」「パパそっくりになりましたね」と祝福メッセージが多数寄せられている。(賀来比呂美)
2024年07月23日先週末、1996年公開作『ツイスター』の続編『ツイスターズ』が北米などで公開開始になった。「Variety」誌によると、公開から3日間の北米オープニング興行収入は予想では5000万ドル~5500万ドルあたりとみられていたが、4,151劇場から8050万ドルを稼ぎ出し予想を上回る大ヒット発進に。1年前の同時期に公開され、オープニング興行収入が8240万ドルだった『オッペンハイマー』に迫る記録だ。ディザスター映画というジャンルでは、2004年の『デイ・アフター・トゥモロー』の6840万ドルの記録を更新してトップに立った。インターネット上には「大旋風を巻き起こす」「パワフルな出だし」と映画業界にとってポジティブな見出しの記事が多数掲載されている。北米ランキングでは首位が『ツイスターズ』、2位が『怪盗グルーのミニオン超変身』、3位が『インサイド・ヘッド2』だった。『ツイスターズ』は、リー・アイザック・チョン監督(『ミナリ』)がメガホンを取り、グレン・パウエル(『トップガン マーヴェリック』)、デイジー・エドガー=ジョーンズ(「ふつうの人々」)、アンソニー・ラモス(『イン・ザ・ハイツ』)らが出演。日本では8月1日に公開が決定している。(賀来比呂美)■関連作品:ツイスターズ 2024年8月1日より全国にて公開© 2024 UNIVERSAL STUDIOS,WARNER BROS.ENT.& AMBLIN ENTERTAINMENT,INC.
2024年07月22日ジェイミー・リー・カーティスが、現在『フォーチュン・クッキー』続編『Freaky Friday 2(原題)』の撮影中であり、「すごく楽しい時間を過ごしている」とインスタグラムで報告した。『フォーチュン・クッキー』は2003年に公開されたリンジー・ローハン&ジェイミーの主演映画で、リンジー演じる娘のアンナと、ジェイミー演じる母親のテスの身体が入れ替わってしまったことから起きる、大騒動を描いたコメディ。公開後、長年続編を望んできたファンに、2024年3月にリンジーが「(続編企画は)進行中です」と認め、6月にディズニーが「いま製作中です」と発表していた。『フォーチュン・クッキー』での共演以来、リンジーと親しい関係を築いてきたジェイミー。インスタには、撮影現場でリンジーからもらったという目元用パックを貼って微笑む自身の画像を投稿。リンジーとの仲良しぶりがうかがえる。「ロサンゼルスで撮影できることと、この地で暮らし、この地で働き続けたいというアーティストたちのタレント・コミュニティを結集させることができて、とてもうれしいです。世界のエンターテインメントの中心地であり、私の故郷ですから」とつづった。『Freaky Friday 2』には前作よりチャド・マイケル・マーレイ、マーク・ハーモンも出演。2025年公開予定。(賀来比呂美)
2024年07月22日『トップガン マーヴェリック』のハングマン役で多くのファンを獲得し、シドニー・スウィーニーとW主演した『恋するプリテンダー』は世界中で大ヒット。まもなく『ツイスター』の続編『ツイスターズ』が公開と、ここ数年で人気急上昇&頭角を現したグレン・パウエル。現在は、精力的に『ツイスターズ』のプロモーション活動を行っており、その一環として情報番組「TODAY」に出演し、両親が同作にカメオ出演しているという小ネタを披露した。「映画の途中で、最高のシーンがあるんだ。ロデオのシーンなんだけど、(両親が)デイジー・エドガー=ジョーンズと僕の真後ろにいるよ」と説明。そのシーンの映像が紹介された。カウボーイハットをかぶったグレンの両親が、ロデオの観客として映っている。両親がグレンの出演作にカメオ出演するのは、グレンのデビュー作『スパイキッズ3-D:ゲームオーバー』から続いている伝統で、「どの作品にも出ていると思う」とのこと。両親はこの日の「TODAY」のスタジオにも駆けつけて、息子を応援していた。母は「私がグレン・パウエルのオムツを替えました」と書かれたボードを持ってアピール。ファンは「家族はあなたの永遠のチアリーダー」「なんてかわいらしいご両親」「グレンの笑顔の口元はママにそっくりだね!」「両親のサポートが得られたら無敵だよ!」とXにコメントを寄せている。『ツイスターズ』は8月1日(木)日本公開。(賀来比呂美)■関連作品:ツイスターズ 2024年8月1日より全国にて公開© 2024 UNIVERSAL STUDIOS,WARNER BROS.ENT.& AMBLIN ENTERTAINMENT,INC.
2024年07月19日「デューン」の前日譚ドラマ「Dune: Prophecy(原題)」の予告編が公開された。原作は、「デューン」の著者であるフランク・ハーバートの息子ブライアン・ハーバートとSF作家のケヴィン・J・アンダースンが共著した「Sisterhood of Dune」。そのタイトルに合わせ、本作のタイトルも以前は「Dune: The Sisterhood」として制作が進められていたが、最終的に「Dune: Prophecy」となった。メインキャストはエミリー・ワトソン(『奇跡の海』)、オリヴィア・ウィリアムズ(『ゴーストライター』)、マーク・ストロング(『シャザム!』シリーズ)、トラヴィス・フィメル(「ヴァイキング ~海の覇者たち~」)ら。本作は映画『DUNE/デューン 砂の惑星』の時代より1万年前が舞台。ヴァリア(エミリー)&トゥーラ(オリヴィア)・ハルコンネン姉妹が創設したベネ・ゲセリットが描かれている。予告編では、初期のベネ・ゲセリットの様子や、宇宙での権力をめぐる陰謀や策略が展開。「私たち女性組織が影響力を増すほど、敵も増える」「犠牲は払わねばならない」などのセリフから不穏な雰囲気が漂う。映画・ドラマファンからは「本編の成功が約束された予告編だ」「素晴らしいキャスト。この作品は間違いなく良いものになる」と期待の声が寄せられている。「Dune: Prophecy」はMaxで11月配信予定。Photo by Pascal Le Segretain/Getty ImagesPhoto by Vittorio Zunino Celotto/Getty ImagesPhoto by Ian Gavan/Getty ImagesPhoto by Frazer Harrison/Getty Images(賀来比呂美)■関連作品:DUNE/デューン 砂の惑星 2021年10月15日より全国にて公開©2020 Legendary and Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved
2024年07月19日7月13日(現地時間)、2015年に乳がんの診断を受け、約10年間闘病を続けてきたシャナン・ドハーティーが亡くなった。享年53。シャナンは子役として俳優のキャリアをスタートさせ、1990年からレギュラー出演した「ビバリーヒルズ高校白書」のブレンダ・ウォルシュ役で大ブレイク。その後も「チャームド~魔女3姉妹」や「新ビバリーヒルズ青春白書」で人気を博した。「ビバヒル」のキャストがSNSなどでシャナンを追悼している。ケリー役のジェニー・ガースは「私が知る限り、最も強い人の一人」「勇敢で、情熱的で、意志が強く、とても愛情深くやさしい人」と称えた。ブレンダの双子の兄ブランドンを演じたジェイソン・プリーストリーは「私の友人シャナンが亡くなったと聞き、ショックを受け深い悲しみの中にいます。彼女は計り知れない力を持っている人でした。本当に寂しいです」とインスタグラムにつづった。ドナ役のトリ・スぺリングは、シャナンと出会った15歳の頃から現在までを長文で振り返った。2人の険悪な関係が報じられたこともあったが、大人になってから仲直りできたことを報告。女性が強くいることに抵抗を感じていた時代に、“反抗”して立ち向かっていたシャナンの力強さを褒めた。シャナンは2015年3月に乳がんと診断され、手術や治療を受けた後、2017年4月に寛解を発表した。しかし2020年2月、情報番組「Good Morning America」で「がんが再発し、ステージ4」であることを公表。2023年6月には脳に転移していることも明かしていた。(賀来比呂美)
2024年07月16日7月3日に北米や海外で公開開始となった『怪盗グルーのミニオン超変身』の大ヒットを受け、イルミネーションとユニバーサル・ピクチャーズは『ミニオンズ』第3弾『Minions 3(原題)』の公開日を2027年6月30日に決定したことを発表した。監督は『ミニオンズ』のピエール・コフィン、脚本は『ミニオンズ』前2作を手掛けたブライアン・リンチ。製作はイルミネーションの創設者クリス・メレダンドリとビル・ライダー。共に『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の製作も務めた。『ミニオンズ』は、『怪盗グルー』シリーズから誕生したスピンオフシリーズで、『怪盗グルー』シリーズに登場するミニオンを主人公にした作品。2015年に『ミニオンズ』、2022年に第2弾の『ミニオンズ フィーバー』が公開された。映画ファンは『ミニオンズ』第3弾の公開決定を喜んではいるが、「あまりにも先のことだ(涙)」「2027年って!」「その頃にはお酒が飲めるようになってる(笑)」と3年も先である公開日が発表されたという驚きや嘆きの声も上げている。『怪盗グルーのミニオン超変身』は7月19日(金)より全国にて公開。(賀来比呂美)■関連作品:ミニオンズ 2015年7月31日よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開© 2014 Universal Pictures.ミニオンズ フィーバー 2022年7月15日より公開© 2020 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED怪盗グルーのミニオン超変身 2024年7月19日より全国にて公開© Illumination Entertainment and Universal Studios. All Rights Reserved.
2024年07月12日11日(現地時間)、『シャイニング』のウェンディ役、『ポパイ』のオリーブ役などで知られるシェリー・デュヴァルが、糖尿病の合併症により亡くなった。7日に75歳の誕生日を迎えたばかりだった。パートナーでミュージシャンのダン・ギルロイ氏が「The Hollywood Reporter」に明かし、「私の愛しい、やさしい、素晴らしい人生のパートナーが旅立ちました。近頃は苦しみが多すぎました。いま、彼女は解放されました。飛んでいくんだよ、美しいシェリー」とコメントした。多くの業界仲間たちがお悔やみのメッセージがを寄せている。ミア・ファローは「ユニークで本当に素晴らしい俳優のシェリー・デュヴァルが亡くなったと聞き、とても悲しいです。彼女は私たちに忘れられない演技を残してくれました」、エドガー・ライト監督は「真のアイコン的存在シェリー・デュヴァルのご冥福をお祈りいたします。彼女はおもしろく、激しく、独特な役柄でスクリーンを熱気で包みました」とつづった。ライト監督は特に『シャイニング』のウェンディ役について、シェリーの恐怖に満ちたリアクションの迫力を称賛。ほかにもマイク・フラナガン監督、スティーヴン・キング、マルコム・マクダウェルらがシェリーを追悼した。シェリーは2002年に引退したが、2023年にインディー映画『The Forest Hills(原題)』で俳優復帰を果たし、エドワード・ファーロングらと共演した。(賀来比呂美)
2024年07月12日フローレンス・ピュー&アンドリュー・ガーフィールドのロマンス映画『We Live in Time(原題)』の予告編がA24より公開された。監督は『ブルックリン』のジョン・クローリー。アルムート(フローレンス)とトバイアス(アンドリュー)の出会いは、「事故」だった。車を運転していたアルムートが、道に出てきたトバイアスをはね飛ばしてしまったのだ。事故をきっかけに2人は親交を深め、恋に落ちていく。『We Live in Time』 (C) APOLLO夫婦となり娘が誕生し、幸せな時間が流れていくが、ある時アルムートが重い病気を患う。トバイアスにバリカンで髪の毛を剃ってもらい、気丈に振る舞う一方で、「忘れ去られてしまうと思うことは耐えがたい」と弱音を吐くことも…。2人がどんな結末を迎えるかは予告編では明らかにされていない。映画ファンは「予告編から映画の全体像を想像して泣いている」「予告編を観て鳥肌がたった。ということは本編も素晴らしいに違いない」「アンドリューとフローレンスの共演を待ち望んでいた。本当に楽しみ」「少なくとも1つはオスカーを獲るね」と予告編に好意的なコメントを寄せている。『We Live in Time』 (C) APOLLO映画ではアメリカ英語を話す役を演じることが多い2人だが、今作ではイギリス英語を話しているのもポイント。(フローレンスはイギリス生まれ、アンドリューはイギリス育ち)『We Live in Time』は第49回トロント国際映画祭にて9月6日にワールドプレミアを迎えた後、秋に北米の一部劇場で公開予定。(賀来比呂美)
2024年07月11日世界中で大ヒット上映中の『インサイド・ヘッド2』が、ピクサー史上最高の興行収入を記録したことが分かった。6月14日にアメリカで公開されてから約1か月。「Variety」誌によると、『インサイド・ヘッド2』の北米興収は5億4350万ドル、海外興収が7億800万ドルとなり、世界興行収入は12億5000万ドルを突破。これまでピクサーの作品で首位を守ってきた『インクレディブル・ファミリー』の12億4000万ドルを超えた。ピクサー以外のアニメ作品では『アナと雪の女王2』『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』『アナと雪の女王』に続いて歴代4位。(※2019年の『ライオン・キング』を実写映画として扱い、ランキングから除いた場合)公開直後から絶好調だった『インサイド・ヘッド2』は、公開から3週間経たずして「アニメ映画史上最速で世界興収が10億ドルを超えた作品」としても記録を打ち立てていた。前作から9年ぶりに製作された本作。11歳だった主人公のライリーは高校入学を控えているティーンエイジャーに。思春期真っただ中のライリーの頭の中には新たな感情が出現し…。『インサイド・ヘッド2』の日本公開は8月1日。(賀来比呂美)■関連作品:インサイド・ヘッド2 2024年8月1日より全国にて公開©2023 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2024年07月11日オスカー女優のアン・ハサウェイ(『レ・ミゼラブル』)とジェシカ・チャステイン(『タミー・フェイの瞳』)が共演する『Mothers’ Instinct(原題)』の予告編が公開された。本作は2018年のベルギーの映画『母親たち』の英語版リメイク。監督は『ワン・デイ 23年のラブストーリー』『博士と彼女のセオリー』の撮影監督ブノワ・ドゥローム。アンとジェシカはそれぞれセリーヌとアリスという主婦を演じており、プロデューサーも務めている。近所に住む2人には同い年の息子がおり、家族ぐるみで親しく付き合っていた。特にセリーヌとアリスは親友のような間柄だったが、ある日、セリーヌの息子のマックスが転落事故で亡くなったことによって2人の関係に大きな亀裂が入る。マックスはセリーヌの自宅の2階バルコニーから落ちた。直前に危なっかしいマックスを見たアリスは注意していたが助けられず、罪悪感を抱く。息子を失い「私の中の何かが壊れている。あなたが必要」と頼ってくるセリーヌを無下にできない。自身の息子テオと過ごさせてほしいという希望にも応えた。しかし、アリスはマックスが亡くなった時と同じように、テオがセリーヌ宅の2階のバルコニーに立っている姿を目撃し、慌てて「降りなさい!」と叫びをあげる。騒ぎを聞いて出てきたセリーヌは「どうしたの?」とテオのもとに駆け寄る。アリスは疑心暗鬼に陥り、「テオをバルコニーに出して私を試したの?」と厳しい口調でセリーヌに尋ねると、セリーヌは「私がそんなことをすると思う?」と答えるが、アリスはますますセリーヌへの疑いを深めていくのだった。『Mothers’ Instinct』は7月26日よりアメリカの一部劇場で公開。(賀来比呂美)
2024年07月10日ドリームワークスがXで『シュレック』シリーズ第5弾『Shrek 5』の製作発表を行った。すでに公開日は2026年7月1日に決定しているという。キャストはマイク・マイヤーズ(シュレック)、エディ・マーフィー(ドンキー)、キャメロン・ディアス(フィオナ姫)が続投。アントニオ・バンデラスが声優を務めてきたシリーズの人気キャラクター、プス(長ぐつをはいたネコ)の出演は発表されておらず、気になるところだ。前作『シュレック フォーエバー』から14年ぶりの新作発表にファンは大喜び。「これから2年間、(『シュレック』の主題歌)アイム・ア・ビリーバーを聴き続けて待っているよ」「必ず映画館に観に行く!」「シュレックがついに帰ってくる!」と公開を心待ちにしている。監督は『シュレック2』から製作に携わってきたウォルト・ドーン&『ミニオンズ フィーバー』の共同監督のクリス・エイブルソン。エイブルソンはインスタグラムで「この2年間取り組んできたことをついにシェアできます!」と『シュレック5』の製作を報告し、ドーン、プロデューサーのジーナ・シェイ、シュレックとのグループショットを掲載している。(賀来比呂美)■関連作品:シュレック フォーエバー 2010年12月18日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2010 DreamWorks Animation LLC. All Rights Reserved.
2024年07月10日1982年に『初体験/リッジモント・ハイ』でデビューして以来、俳優として120本以上の作品に出演してきたニコラス・ケイジ。1996年に『リービング・ラスベガス』でアカデミー主演男優賞&ゴールデングローブ賞を受賞し演技派俳優の地位を確立後、実に様々なジャンル・規模の作品に出演し続けてきた。そんなニコラスが「自身の出演作で観客に観てほしい1本」を選ぶとしたら?「The New Yorker」誌に尋ねられ、ニコラスが挙げた作品は『PIG/ピッグ』だった。同作でニコラスは元一流シェフで現在は山奥に暮らすロブを演じている。溺愛しているブタと共にトリュフ狩りをして生計を立てていたロブだったが、ある日ブタが誘拐され、奪還を誓う…というストーリー。監督は、脚本・監督デビューとなるマイケル・サルノスキ。本作で高い評価を受けたことで、『クワイエット・プレイス:DAY 1』の監督に抜擢された注目の新人監督だ。ニコラスは「『PIG/ピッグ』は人々がなにかを得ることができる作品だと思う。というのも、悲劇というものはいつか私たちみんなに降りかかる。いずれはそうなる」と同作を選んだ理由を明かした。また、同作について「私にとってフォークソングのように思える作品。とても静かで穏やかな映画だ。私がクレイジーだと思われているのと正反対」と語った。『PIG/ピッグ』2020 Copyright (C) AI Film Entertainment, LLC映画ファンが挙げるニコラス出演のオススメ作品は、『PIG/ピッグ』のほか、『リービング・ラスベガス』『ザ・ロック』『コン・エアー』『フェイス/オフ』『ナショナル・トレジャー』などがある。『PIG/ピッグ』はU-NEXT、Amazon Prime Video、Huluなどの配信サービスでも観ることができる。(賀来比呂美)■関連作品:PIG/ピッグ 2022年10月7日より新宿シネマカリテほか全国にて公開2020 Copyright © AI Film Entertainment, LLC
2024年07月09日スカーレット・ヨハンソンがアメリカの朝の情報番組「TODAY」に出演。7月19日公開の出演作『フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン』のプロモーションを行った。司会者と話をしているうちに、話題は自身が主演を務める『ジュラシック・ワールド』第4弾に。すると、司会者から『ジュラシック・パーク』『ジュラシック・ワールド』シリーズの先輩から「ビデオメッセージが届いている」と伝えられ、スカーレットは「え?」と驚く。“先輩”とは長年同シリーズでイアン・マルコム博士を演じてきたジェフ・ゴールドブラムだった。「ドクター・ヨハンソン、ジェフ・ゴールドブラムです」と話すジェフの姿を見て、満面の笑みを見せるスカーレット。ジェフは「きみに言いたいことは『スカーレットは必ず道を見つける』ということだ」と、『ジュラシック・パーク』シリーズの名言「生命は必ず道を見つける」になぞらえたメッセージを贈り、「食べられたくなかったら、食べられるな」と恐竜映画にふさわしいエールも贈った。最後は「大好きだ」と投げキッスも。スカーレットは「オーマイゴッド!」と大喜びでジェフに投げキッスを返した。ジェフは『ジュラシック・ワールド』第4弾には出演していない模様だが、スカーレットとはウェス・アンダーソン監督の『アステロイド・シティ』で共演歴がある。(賀来比呂美)■関連作品:ジュラシック・ワールド 2015年8月5日より全国にて公開© 2015 Universal Pictures.
2024年07月09日実写版『モアナと伝説の海』でマウイ役と製作を担当するドウェイン・ジョンソンが、インスタグラムで同作に関する情報をアップデートした。まずは、「エキサイティングで刺激的なキャスティングニュース」として、実写版『モアナ』ファミリーを紹介。モアナ役にキャサリン・ラガアイア、モアナの父トゥイ役にジョン・トゥイ(『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』、母シーナ役にフランキー・アダムス(「エクスパンス -巨獣めざめる-」)、祖母タラ役にレナ・オーウェン(『スター・ウォーズ』シリーズ)。このキャスティングは、6月中旬にディズニーが発表したが、ドウェインはアニメのキャラクターと俳優の写真付きで改めて発表した。「そして私が半神のマウイです」と自身の紹介も忘れない。また、「私たちは、ポリネシア文化の伝説、歌、踊り、伝統を世界中のみなさん、ご家族と共有できることをこの上なく光栄に思います。製作は8月に開始です。2026年7月10日劇場公開。監督はトーマス・ケイル、音楽はリン=マニュエル・ミランダ」と具体的な製作開始時期についても明かした。今年5月の時点では、「製作は今秋開始」とのことだった。(賀来比呂美)■関連作品:モアナと伝説の海 2017年3月10日より全国にて公開© 2016 Disney. All Rights Reserved.
2024年07月08日ブラッド・ピット主演、『トップガン マーヴェリック』のジョセフ・コシンスキー監督がメガホンを取った『F1(原題)』のティザー動画が公開された。本作で主演を務めるブラピは、ジェリー・ブラッカイマー、コシンスキー監督、ルイス・ハミルトンらと製作も務めている。ブラピが演じるのは、元F1の伝説的ドライバー、ソニー・ヘイズ。F1チーム「APXGP」のオーナーで友人のルーベン(ハビエル・バルデム)に頼まれチームの若き天才ドライバー、ジョシュア・ピアース(ダムソン・イドリス)のメンターとなってチームを率いるために復帰するというストーリー。ほかのキャストにケリー・コンドン(『イニシェリン島の精霊』)、トビアス・メンジーズ(「アウトランダー」)、本人役でギュンター・シュタイナーらが出演している。動画は、冒頭でブラピとケリーが交わしている会話のほかにセリフはなく、迫力あるレースシーンをティザーだけに「チラ見せ」しており、「これは映画館で観なくては!」「もうすでにカッコいい映画だ。早く観たい!」と映画ファンの期待を高めている。本作の撮影は、昨年のイギリスGPや今年1月のロレックス デイトナ24時間レースなど、実際のF1のイベントで行われた。Apple TV+オリジナル作品『F1』は2025年6月27日全米公開予定。(賀来比呂美)
2024年07月08日LEGOより、夏にぴったりの新商品がまもなく発売される。スティーヴン・スピルバーグ監督の1975年公開大ヒット作『ジョーズ』をモチーフとしたディスプレイセットだ。全1497ピース。セットには映画に登場したマーティン・ブロディ署長(演:ロイ・シャイダー)、海洋生物学者のマット・フーパー(演:リチャード・ドレイファス)、サメハンターのサム・クイント(演:ロバート・ショウ)の3人のキャラクターのミニフィグに、船のオルカ号、サメがメイン。アクセサリーにも凝っており、リボルバー、釣り竿、コンパス、銛、槍、それにもちろん映画で重要な役割を果たすあの“黄色い樽”も付属している。今回の『ジョーズ』のセットは、世界中のファン・デザイナーやビルダーたちがアイディアや試作品を出し合い、ファン投票などによって商品化が決定する「レゴ アイデア」というプラットフォームから誕生した。「これはマストバイ!」「何年も待っていたよ」「素晴らしい仕上がり」「ものすごく楽しみ」「叫んでいる!泣いている!ヤッター!」とファンから歓喜の声が上がっている。LEGOの『ジョーズ』のディスプレイセットは、アメリカで8月1日、日本で8月6日発売。(賀来比呂美)
2024年07月05日『怪盗グルー』シリーズ第4弾『怪盗グルーのミニオン超変身』が、アメリカで独立記念日の前日の7月3日に公開開始となった。初日の国内興行収入は2700万ドルで、公開後5日間では1億2000万ドル(3日間の週末興収7000万ドルを含む)と推定され、予想通りの好調な滑り出し。「The Hollywood Reporter」によると、同シリーズ第1弾『怪盗グルーの月泥棒』は2010年7月9日に公開され、9日から11日までの週末興収は5600万ドルだった。第2弾『怪盗グルーのミニオン危機一髪』は2013年7月3日公開。今作と同様、アメリカ独立記念日前だった。公開後5日間の国内興収は1億4300万ドル。第3弾の公開日は2017年6月30日で、公開後5日間の国内興収は1億2000万ドルだった。『怪盗グルーのミニオン超変身』より一足早く、この夏の映画業界を盛り上げたのは『インサイド・ヘッド2』だ。6月14日に公開開始となるや否や大ヒット。2024年公開作品で初めて世界興収が10億ドルを突破した。世界興収が10億ドルを突破したアニメ作品として、そのスピードは史上最速だったという記録も打ち立てた。『怪盗グルーのミニオン超変身』は『インサイド・ヘッド2』と観客層が重なるため、同じくヒットが予想&期待されていた。『怪盗グルーのミニオン超変身』の日本公開は7月19日(金)。(賀来比呂美)
2024年07月05日「ストレンジャー・シングス 未知の世界」の共同クリエイターのロス・ダファーが、同ドラマのシーズン5(最終章)の制作について「折り返し地点に到達した」ことをインスタグラムで明らかにした。100名以上のキャストとスタッフの集合写真に「24週目。最高のキャストとスタッフにうれしい折り返し地点」とのキャプションを添えて報告した。ダファーはマイク役のフィン・ウルフハードを収めた動画も投稿。フィンはダファーに促されて瓶にビー玉を1個投げ込む。ビー玉1個は撮影期間の一週間を意味しており、瓶にはすでにたくさんのカラフルなビー玉が集まっている。ダファーに「どんな気分?」と尋ねられたフィンは「ちっとも変わらないよ」とジョークを放つが、うれしそうにダファーとハイタッチ。ドラマファンは「もう半分も撮影したの!」とそのスピードに驚く声を上げる人もいれば、「まだ半分?さらにあと24週間もかかるのか!」と撮影期間の長さを嘆く人も。ダファー兄弟はシーズン5の制作に2022年8月に着手したが、ハリウッドで起きた脚本家と俳優のストライキによって大幅にスケジュールが遅れた。満を持して今年1月から撮影がスタート。撮影は年内に終了する見込みだ。(賀来比呂美)
2024年07月05日「カウボーイビバップ」のジョン・チョーが主演を務めるスリラー映画『Afraid(原題)』の予告編が公開された。監督・脚本はクリス・ワイツ、製作はワイツ、ジェイソン・ブラム、『ベル・カント とらわれのアリア』のアンドリュー・ミアノ。製作会社はブラムハウスとコロンビア・ピクチャーズ。タイトルが『Afraid』に決定する前は、『They Listen』として製作が進められていた。画期的なAIデバイス「AIA」のテスターに選ばれたある一家。夫のカーティス(ジョン)は家に届いたAIAに「ハロー、AIA。我が家にようこそ」と声を掛けて歓迎する。一方、妻(キャサリン・ウォーターストン)はAIAに付属する複数のカメラを各部屋に取り付けなければならないのを、居心地が悪いと感じているようだ。最初のうちは子どものしつけや買い物のオーダーなど、進んで手伝ってくれるAIAに便利さを感じていた一家だが、次第に「私はもう一人のママ」と自称するようになったり、一家への干渉が強くなりすぎてきて…。予告編後半では「家族のため」とAIAのあきらかに行き過ぎた行動によって、ホラーな展開が繰り広げられていく。映画ファンは本作の予告編を観て、1999年にディズニーが製作した『スマート・ハウス』の「ブラムハウス版」「大人向けホラー版」という感想を持ったようだ。ブラムハウスの作品のため、「『M3GAN』とAIA、どちらの方が強いのかな?」「『M3GAN』と同じユニバースの作品なのだろうか?」といったコメントもみられる。『Afraid』は8月30日アメリカの一部劇場で公開。(賀来比呂美)
2024年07月04日オークワフィナ、ジョン・シナ、シム・リウが出演するアクションコメディ『Jackpot!(原題)』の初予告編が公開された。オークワフィナとシムは『シャン・チー/テン・リングスの伝説』、シムとジョンは『バービー』で共演歴がある。監督は『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』『シンプル・フェイバー』のポール・フェイグ。舞台は2030年のロサンゼルス。俳優志望のケイティ(オークワフィナ)は、オーディションを受けている最中に、偶然自身が宝くじに当たったことが分かる。当選金は数十億ドルという大金だが、この宝くじには落とし穴があった。日没までに当選者を殺害すれば、その大金を合法的に手に入れられるのだ。見も知らぬ人々に追いかけられ、襲われるケイティ。そこに当選者保護エージェントのノエル(ジョン)が駆けつけ、2人は死闘を繰り広げながら逃走を続ける。道中、ノエルはライバル会社のルイス(シム)との対決も迫られ…。映画ファンの感想は「コメディ版『パージ』だ!」「DCのピースメイカー(ジョン)とマーベルのシャン・チー(シム)の最高のコラボレーション」「ジョンとオークワフィナのコンビがこんなにも合うとは予想外だった」「ハチャメチャでクレイジー。おもしろそう!絶対に観る!」と好評。『Jackpot!(原題)』はアメリカのPrime Videoで8月15日配信開始予定。(賀来比呂美)
2024年07月03日ティム・バートン監督作『ビートルジュース ビートルジュース』が、8月28日から9月7日に開催される第81回ヴェネチア国際映画祭のオープニング作品(アウト・オブ・コンペティション部門)に決定した。同映画祭でワールドプレミアを迎えた後、アメリカでは9月6日、日本では9月27日に公開される。バートン監督は「とても楽しみです。ヴェネチア国際映画祭でこの映画がワールドプレミア上映されるというのは、私にとって大きな意味があります」とコメント。映画ファンは「マイケル・キートンには、ビートルジュースの姿でレッドカーペットに登場してほしい」「予想外だった!これまでのオープニング作品の中ではかなり異質!」「ティム・バートン監督、おめでとうございます」「ますます映画祭が盛り上がるね」などのコメントをXに寄せている。1988年に公開され、現在もカルト的人気を『ビートルジュース』。続編の今作には前作より主演のマイケル・キートン、ウィノナ・ライダー、キャサリン・オハラが続投。新たにジェナ・オルテガ、モニカ・ベルッチ、ジャスティン・セロー、ウィレム・デフォーが加わる。第81回ヴェネチア国際映画祭の上映作品のラインアップは7月23日に発表される。(賀来比呂美)■関連作品:ビートルジュース ビートルジュース 2024年9月27日より全国にて公開© 2024 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
2024年07月03日『Wicked: Part One(原題)』の全米公開日が11月27日から5日前倒しとなり、同月22日に変更されたことが分かった。公開予定日だった11月27日は、「主人公が女性のミュージカル映画」といった同作と共通要素を持つ『モアナと海の伝説2』の公開日でもあり、観客の奪い合いを回避したとみられる。公開日を変更したことにより、今度はリドリー・スコット監督の『Gladiator II(原題)』と同日公開になったが、観客層が重なることはなさそうだ。本作のメガホンを取ったジョン・M・チュウ監督は、自身のインスタグラムのストーリーズで公開日変更を「いいニュース!」として報告。「11月22日は#ウィキッディエーターの週末かな?#グラディウィキッドの週末かな?」と2作を組み合わせた造語を提案している。本作の公開日が大きく変更となったのはこれで2度目。当初は12月25日だったが、同時期に公開される『ライオン・キング:ムファサ』や『ソニック・ザ・ムービー』第3弾との衝突を避け、感謝祭の前日に移動させたのだった。二部作構成の『ウィキッド』は、シンシア・エリヴォ、アリアナ・グランデ、ミシェル・ヨーらが出演。第二部は現在のところ2025年11月26日全米公開予定。(賀来比呂美)
2024年07月02日『それでも夜は明ける』のスティーヴ・マックイーン監督がメガホンを取った『Blitz(原題)』が、10月9日から20日に開催される第68回BFIロンドン映画祭のオープニング作品に選出された。マックイーン作品が同映画祭のオープニング作品に選ばれたのは、2018年『ロスト・マネー 偽りの報酬』、2020年に『マングローブ』に続いて3度目。同映画祭でワールドプレミアを迎える本作は、Appleのオリジナル映画であり、マックイーン監督が脚本、製作も担当した作品。舞台は戦時下のロンドン。主人公は母リタ(シアーシャ・ローナン)によって安全のため田舎に送られた9歳の少年ジョージ(エリオット・へファーナン)。映画はロンドンに戻るジョージの旅と、行方不明になったジョージを探すリタの姿を描く。「Blitz」とは、第二次世界大戦時、ナチス・ドイツがイギリスに対して行った大規模な空襲を意味する。マックイーン監督は「『Blitz』はロンドン市民の映画」と称しており、「私の故郷で『Blitz』のワールドプレミアを祝えることは大変光栄です」とコメントしている。『Blitz』はロンドン映画祭でワールドプレミアを迎えた後、イギリスで11月1日に劇場公開。Apple TV+で11月22日より世界配信開始となる。(賀来比呂美)
2024年07月02日北米で6月14日に公開され、現在世界各国で公開中の『インサイド・ヘッド2』の世界興行収入が、2024年公開作品で初めて10億ドルを超えたことが分かった。公開から19日で北米では4億6930万ドル、海外では5億4550万ドルの合計10億1500万ドルを稼ぎ出した。世界興収が10億ドルを突破したアニメ作品として、そのスピードは史上最速だった。過去、世界興収が10億ドルを超えたアニメは本作を含めて12作品ある。1位は『ライオン・キング』、2位は『アナと雪の女王2』、3位は『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』。現在のところ、『インサイド・ヘッド2』はランクインしたばかりであり、公開中のため12位だが、今後ランクアップしていく可能性は大いにある。11位の『ズートピア』は10億2500万ドルと背中が見えている。「TODAY」によると、本作の北米での観客は主に“家族連れ”で、ここ数年、映画館から足が遠のいていたティーン層(13歳~17歳)も多いという。同様の観客層を対象とした映画は、7月3日に『怪盗グルー』シリーズ第4弾『怪盗グルーのミニオン超変身』の全米公開が控えており、『インサイド・ヘッド2』のような成功が期待されている。『インサイド・ヘッド2』は8月1日(木)より全国にて公開。(賀来比呂美)■関連作品:インサイド・ヘッド2 2024年8月1日より全国にて公開©2023 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2024年07月01日シルク・ドゥ・ソレイユ・エンターテインメント・グループは、新たにシルク・ドゥ・ソレイユ・スタジオを立ち上げ、映画&テレビ制作を行うことを発表した。作品は、シルク・ドゥ・ソレイユのショーに基づくものになるという。第一弾のプロジェクトは、「ロサンゼルス・タイムズ紙」が「水の魔術」と評した「O(オー)」を映画化。「O」はラスベガスのベラージオホテルのオー・シアターで上演されているショーで、巨大なプールを舞台に水中、水上、空中でアクロバティックなパフォーマンスを見ることができる。映画はリドリー・スコット監督(『グラディエーター』『ナポレオン』)と、彼の製作会社「スコット・フリー・プロダクションズ」が手掛ける。同社の社長マイケル・プルスは「シルク・ドゥ・ソレイユ・エンターテインメント・グループのような、明確なビジョンを持つ象徴的なブランドとパートナーシップを結ぶことができ、大変うれしく思います。『O』の素晴らしい世界を、大きなスクリーンで世界中の観客に観てもらうのが待ちきれません」とコメントしている。(賀来比呂美)
2024年06月28日レイチェル・ビルソンがテキーラブランド「21 Seeds」のCMに出演。3種のフレーバーに合わせた3つのCMと、それらをまとめたエクステンデッド版の計4つが公開されている。「21 Seeds」は、レイチェルがかつてサマー・ロバーツを演じたドラマ「The O.C.」とコラボしており、CMのイントロは「The O.C.」のイントロとそっくりだ。BGMも「ファントム・プラネット」の「カリフォルニア」を採用。同バンドは「21 Seeds」のインスタアカウントが投稿したCMのコメント欄に、「どこかで聴いたことがある曲だな…あぁ、そうだ。ぼくたちが書いたんだった」と茶目っ気たっぷりに反応している。「The O.C.」のキャストはレイチェルしか出演していないが、シーズン2でミーシャ・バートンが演じたマリッサが叫びながらプールにサマーベッドを投げ込むシーンがあったり、ベンジャミン・マッケンジーが演じたライアンのそっくりさんが登場したりと、「The O.C.」のファンなら「おっ!」と気づいてうれしくなるような再現シーンが複数ある。ファンは「もう一度『The O.C.』を観たくなるね!」「オーマイゴッド。アイコニック。『The O.C.』フォーエバー!」「本当に最高のドラマだった」「レイチェル、大好き!」とこのCMに歓喜の声を上げている。(賀来比呂美)
2024年06月28日