『カールじいさんの空飛ぶ家』や『トイ・ストーリー3』など、世界中の子供から大人まで愛される傑作アニメーションを生み出しながら、作品ごとに新しい挑戦によってイマジネーションの世界を広げてきたディズニー/ピクサー。その革新的な25年の歩みの中で、史上初の女性主人公を描いた最新作『メリダとおそろしの森』の日本版ポスター・ビジュアルがこのほどお披露目となった。舞台は、スコットランドの神秘の森。森を愛し、森に育まれてきた王女・メリダは自由を愛するあまり王家の伝統を疎ましく思い、母としばしば対立していた。だが、自由を選んだメリダの思いが太古から続く森の呪いを目覚めさせ、王国を存亡の危機に陥れてしまう。果たして、メリダは呪いを解くことができるのか?全ての謎が明かされるとき、彼女は森に秘められた自分の運命を知る…。今回解禁となったポスターに描かれているのは、弓矢を手にし森の奥深くへと入りこんでいく赤毛の王女・メリダの後ろ姿。『カールじいさんの空飛ぶ家』や『トイ・ストーリー3』のような明るいポップなイメージとは異なり、神秘的な雰囲気を醸し出している。そして、中央に記されているのは、「森よ――私を試すがいい。」という挑戦的なメリダの言葉。呪いに囚われた家族を救い出すため、自らの心と向き合う冒険へと旅立つこの新ヒロインを待ち受ける試練とは…?『メリダとおそろしの森』は2012年7月、全国にて公開。■関連作品:メリダとおそろしの森 2012年7月、全国にて公開© Disney/Pixar■関連記事:早くもピクサー最新作が決定!初の女性ヒロイン『メリダとおそろしの森』特報が到着
2011年12月05日女性に人気なのは風を感じられる空飛ぶ乗り物鳥のように空を飛べる道具があったらどんなに気持ちよいでしょう。満員の通勤電車に乗らなくていいし、終電を逃しても自宅まで楽に帰れます。マンガや映画には、そんなあったらいいなと思う架空の乗り物がたくさん存在しています。今回は20代女性644名に乗ってみたいアニメや映画に登場する架空の乗り物を聞きました。>>男性編も見るQ.乗ってみたいアニメや映画に登場する架空の乗り物を教えてください(複数回答)1位タイムマシン『ドラえもん』35.6%2位魔法のじゅうたん『アラジン』32.6%3位筋斗雲『ドラゴンボール』21.1%4位アンパンマン号『それいけアンパンマン』18.2%5位ゴーイングメリー号『ONE PIECE』16.9%■タイムマシン『ドラえもん』…・「過去・未来の両方に行ってみたい。過去であれば幕末、未来は自分の子供が成長している姿を見たい」(26歳/医薬品・化粧品/営業職)・「タイムマシンに乗って、自分が何歳まで生きているのか知りたい」(29歳/そのほか)・「風よけなど何もない構造だが、あの時計だらけの空間を移動するとき風など来るのか気になるため」(25歳/団体・公益法人・官公庁/技術職)・「自分の未来も気になるし、過去に行って自分自身に警告したら今が変えられたかも」(26歳/そのほか)・「時間を行き来できるなんて夢のようだから」(28歳/ソフトウェア/秘書・アシスタント職)■魔法のじゅうたん『アラジン』……・「小さいときによく布団でまねごとをしていました。そのなごり」(23歳/マスコミ・広告/営業職)・「じゅうたんに乗って、世界中の夜景を見に行きたいと思うから」(28歳/小売店/販売職・サービス系)・「自然の空気を感じながら空を飛んでみたいから」(26歳/金融・証券/営業職)■筋斗雲『ドラゴンボール』……・「筋斗雲にのって空をすいすい移動してみたい」(27歳/金融・証券/営業職)・「筋斗雲には誰もがあこがれたことがあるはず。ただ結構速い乗り物だからコツがいりそう……」(24歳/商社・卸/営業職)・「うまく扱えるか分からないけど、乗り心地もよさそう」(27歳/学校・教育関連/専門職)■アンパンマン号『それいけ!アンパンマン』……・「操縦してみたいです。パンの良いにおいがしそう!」(26歳/団体・公益法人・官公庁/秘書・アシスタント職)・「速いのも高いのもダメなので一番安全そうかなと」(27歳/建設・土木/販売職・サービス系)・「中がどうなっているか気になる」(25歳/団体・公益法人・官公庁/秘書・アシスタント職)■ゴーイングメリー号『ONE PIECE』……・「ルフィ海賊団の気持ちになって、メリー号に乗って海の上に立ってみたいから」(25歳/情報・IT/技術職)・「『ONE PIECE』好きだから」(25歳/情報・IT/技術職)・「あのメンバーと一緒に冒険してみたい」(24歳/小売店/販売職・サービス系)総評女性編の1位は『ドラえもん』の「タイムマシン」でした。支持された理由は、「時を自在に行き来したい」、「時間を行き来できるなんて夢のようだから」など、時間旅行ができる点のようです。ただ、乗り心地が女性は気になるようです。屋根などがないから、移動中はどんな感じなのか確かに気になりますね。2位の『アラジン』の「魔法のじゅうたん」は女性のみランクイン。「気持ちよさそう」というコメントがとても多く寄せられました。安定感には欠けそうですが、風を全身に感じられるし、なにより眺めが抜群そうです!「彼と乗ってみたい」という女性もきっと多いですよね!そんな女性に朗報です。東京ディズニーシーに2011年7月、「ジャスミンのフライングカーペット」がオープン。空飛ぶじゅうたんを模した旋回するアトラクションです。気分だけでも味わいたい方は、ぜひ乗ってみてはいかがでしょうか。4位の『それいけ!アンパンマン』のアンパンマン号はあんパンの顔をした4輪車両。かわいい見た目が女性に人気でした!また、車内にあるかまどで、ジャムおじさんたちと一緒にアンパンマンの顔を作りたいといった声もありました。(文・ペンダコ)調査時期:2011年6月17日~6月30日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:女性644名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【ランキング女性編】将来こんな子どもが欲しい!!アニメの子どもキャラ【無料ダウンロード】車やバスのイラスト素材【ランキング女性編】映画に登場する乗ってみたい車完全版(画像などあり)を見る
2011年09月21日使えば使うほどにくるんとカール!株式会社イザヴェルは、10日、セルフエステコスメ「サロンドメイクアップ」第3弾商品となる「まつ毛カールマスカラ」を発売した。全国のバラエティストア、ドラッグストアなどで購入可能だ。「サロンドメイクアップ」シリーズは、家でも手軽にサロンのような本格的なケアができる商品をと生みだされたもので、第1弾商品の“塗って寝るだけ”でまつ毛のカールをクセづけするまつ毛カールトリートメントが大ヒット。今回はそのユーザーらの声に応え、塗るだけでまつ毛のカールができるマスカラを開発、発売に至ったそうだ。手軽でも本格的!まつ毛は常に上へカールをキープ☆手軽に購入できる製品だが、その中身はかなり本格派。サロンでまつ毛パーマにも使用されている成分『アセチルシステイン』を配合。しっかりカールをつくりだす。さらに99%含有の天ねんトルマリンが外側からまつ毛のカールを形状固定。綺麗なカールをキープしてくれる。ブラシは毛が逆向きにそろった逆立てブラシで、マスカラ液がまつ毛へ均一に密着するよう工夫されたものになっているから、上手く塗れないといった心配もない。センブリエキスやオリーブオイルなどまつ毛のケアによいとされる養毛美容成分もたっぷり含まれている。まさに使えば使うほど、美しいまつ毛になれる理想的なマスカラだ。くるんとカールのまつ毛にこだわるなら、ぜひ一度チェックを。元の記事を読む
2011年08月13日市原隼人と川島海荷が10月2日(土)、東京・千代田区の丸の内ルーブルで行われた、日本語吹き替え版で声優に初挑戦した映画『ガフールの伝説』(ザック・スナイダー監督)の舞台挨拶に出席した。人類が消滅しフクロウたちが高度な知性と技術を持った世界を舞台に、邪悪なフクロウ組織に挑む正義の若きフクロウたちの冒険と戦いを描く物語。正義のフクロウたちを率いる主人公・ソーレンの声を務めた市原さんは「ガフールのすごいところは相手のいろんな面を見てその相手を信じること。自分はちっちゃい頃は『嫌いなら嫌い』だったけど、いまは相手のいいところ、悪いところ含めて好きになりたいと思っています。いいところはお互い土台にして、笑い合えると思うので。そんなことをソーレンに教えてもらいました」と爽やかな表情。本作の試写会の挨拶でも話してきた通り、「自分に子供ができたら観せたい。こういうのが正義。相手のことを信じるってことを」と熱く訴えた。市原さんは声優初挑戦には「楽しかった。声だけでいいんですけど、結局、体も動いちゃうんですけど」とふり返り、「次、同じ機会があったら今回を踏まえてもっと成長した自分がいるなと思いました」とコツを得た様子。同じくフクロウのジルフィー役の川島さんは「(吹き替え版の)監督から『空を飛んでいる感じで!』って言われたんですけど、空を飛んだことがないのでどんな感じなんだろう?と思って、難しかった」と素直な感想。会場の笑いを誘った。『ガフールの伝説』は全国にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:ガフールの伝説 2010年10月1日より全国にて公開© 2010 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED■関連記事:市原隼人声優初挑戦映画「もし僕に子供ができたら観せる」世界的人気小説がCGアニメ化!『ガフールの伝説』試写会に20組40名様ご招待市原隼人初共演の川島海荷は「透き通ったかわいらしい純粋な感じ」市原隼人がフクロウ役でハリウッド大作の日本語吹き替え声優初挑戦!
2010年10月02日助演男優賞に続き、キャメロン・ディアス&スティーヴ・カレルの凸凹コンビがプレゼンターとして登場し発表されたのは、長編アニメ映画賞。スクリーンには、それぞれノミネートを受けた5作品のキャラクターが登場し、受賞に向けてのコメントを喋るなどのユニークな演出がなされた。見事受賞を果たしたのは、ディズニー/ピクサーによる大ヒットアニメーション『カールじいさんの空飛ぶ家』。通産6度目のノミネートで初の受賞を果たしたピート・ドクター監督は、限られた時間内でディズニー/ピクサー始め関係者に感謝を述べ、「こんなに変わり者の映画を信じてくれて本当に感謝しております」と締めくくった。特集:2010アカデミー賞■関連作品:第82回アカデミー賞 [アワード]© Omelette/AMPASカールじいさんの空飛ぶ家 2009年12月5日より全国にて公開© WALT DISNEY PICTURES/PIXAR ANIMATION STUDIOS.ALL RIGHTS RESERVED.■関連記事:【アカデミー賞】ファッションチェック!〜ブルー&パープル編〜【アカデミー賞】ファッションチェック!〜シルバー編〜【アカデミー賞】作品賞&女性初監督賞『ハート・ロッカー』妻6冠、夫3冠で決着【アカデミー賞】サンドラ・ブロックに主演女優賞史上初ラジー賞と同時受賞【アカデミー賞】主演男優賞は“最も過小評価されている俳優”ジェフ・ブリッジス
2010年03月08日先に発表されたアカデミー賞ノミネーションで、アニメーション作品として1991年の『美女と野獣』以来、史上2度目となる作品賞候補入りを果たした、ピクサー作品『カールじいさんの空飛ぶ家』。昨年末に劇場公開された本作だが、早くも4月21日(水)にブルーレイ&DVDが発売されることが決定した。これを記念してブルーレイ&DVD版予告編がシネマカフェに到着!あわせて劇中のワンシーン、旅の中で怪鳥(?)ケビンが少年・ラッセルのチョコレートを狙うシーンの特別映像が特別サイト内で公開された。最愛の妻を失い、一人ぼっちで孤独に暮らすカールじいさんが、無数の風船を家にくくりつけ、亡き妻と約束した旅に出る――。そんな物語が感動を呼び、世界的なヒットとなった本作だが、カールじいさんを筆頭に、次から次へと登場する個性豊かな人物&動物たちのおかしなやり取りも見どころ!今回到着した予告編でも、カールじいさんの旅立ちから、ラッセルが思わぬ形で旅にお供することになる場面。さらには伝説の怪鳥・ケビンや犬語翻訳機をつけ、人間の言葉を話す犬のダグ、伝説の冒険家でカールじいさんの少年時代のアイドル、マンツなど個性的な面々がところ狭しと動き回っている。ちなみに、ブルーレイ&DVDには、しゃべる犬・ダグの短編アニメーションも付いてくるのでこちらも要チェック!『カールじいさんの空飛ぶ家』は現在も全国の劇場で公開中。ブルーレイ&DVDは4月21日(水)より発売開始。※こちらの予告編はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY劇中特別映像『カールじいさんの空飛ぶ家』ブルーレイ価格:4,935円(税込)『カールじいさんの空飛ぶ家』DVD価格:3,360円(税込)発売元:ウォルト ディズニー スタジオ ホーム エンターテイメント公式サイト:© Disney/Pixar■関連作品:第82回アカデミー賞 [アワード]© Omelette/AMPASカールじいさんの空飛ぶ家 2009年12月5日より全国にて公開© WALT DISNEY PICTURES/PIXAR ANIMATION STUDIOS.ALL RIGHTS RESERVED.■関連記事:リストラからの奇跡!G・クルーニーのオスカー候補作のエンディング曲が話題に【どちらを観る?】アカデミー賞有力『マイレージ、マイライフ』vs『ハート・ロッカー』榮倉奈々×劇団ひとりインタビュー子供の頃に見た、“扉の向こう”の世界――。決戦を前に意外にも和気あいあい。オスカー候補者が勢ぞろいの昼食会開催M・フリーマン×M・デイモン『インビクタス』インタビュー信頼と尊敬の到達点
2010年02月19日日本で、67か国目となる初登場1位を記録し、鑑賞後の満足度という点でも驚異的な高支持を集めている『カールじいさんの空飛ぶ家』。1995年の『トイ・ストーリー』から数えて、ピクサーとして記念すべき10作目となった本作でも、キャラクター、ストーリー、そして映像世界など“ピクサーらしさ”を余すところなく発揮している。ずばり、ピクサー作品の面白さの秘密はどこにあるのか?今回監督を務めたピート・ドクターは「新しいもの、人々が観たことない作品を作リ、驚きを与えるのがピクサー」と語る。彼を含む数々のクリエイターの発想を汲み上げ、作品ごとに異なる個性を発揮しつつ、“ピクサー作品”として質の高い作品を送り出し続ける秘訣は?スタッフの立場で数々のピクサー作品に携わり、本作でもプロデューサーを務めたジョナス・リヴェラに「ピクサー映画の作り方」を聞いてみた。こちらのリヴェラ氏は大学で映画製作を学んだのち、レコードショップの店員やハードロック・バンドのメンバーを経てピクサーに入社したという変わり種。こうした人物のアイディアをどんどん取り込んでいくところにも、ピクサーが常に面白い作品を作り続ける秘密があるのかも。まずは単刀直入に、ピクサーではどのように映画作りが始まり、どのようなプロセスを辿って製作されていくのか聞いてみた。「ピクサーの作品は、常に非常に“有機的”と言えるプロセスで進んでいき、そのプロセスは毎回異なるんだ。今回はまず、(監督の)ピート・ドクターが『モンスターズ・インク』の監督の仕事を終えて、しばらくバカンスに入ったのちに、再びクリエイティブ部門に戻ってきた。3つか4つのアイディアを持っていたんだけど、そのひとつが『ウォーリー』だったんだ(※『ウォーリー』でピート・ドクターはアカデミー賞の脚本賞にノミネート)。ただ、『ウォーリー』も最初はなかなかうまく話が進まず、いったん企画を横に置いておいた時期があった。そのときに、『カールじいさんの空飛ぶ家』の原型とも言えるおとぎ話のようなアイディア――お城が空を飛ぶというイメージが出てきたんだ」。ひとつの企画を進めつつ、行き詰まったところでいったん横に置いて全く別の企画に着手。何とも面白い進め方だが、そもそも、このアイディア自体も意外なところから出てきたそうで…。「ピート自身が仕事のプレッシャーから逃げ出したいと思ってて『飛んで消えたい!』っていう願望からアイディアが浮かんできたらしいよ(笑)。彼自身、一人でいるのが好き、ということも関係しているみたいだね。そして、次のきっかけとなったのは、ピートが偶然描いたある絵なんだ。老人が風船を持っているというもので、すごく笑える絵だった。その絵と空飛ぶ城の発想を混ぜ合わせて、結果的に老人が家を飛ばすという物語になったんだ」。何と!仕事からの逃避願望が新たな仕事へのアイディアを生むとは、何と言うクリエイティビティ…“サラリーマンの鑑”である(涙)。こうして、ぼんやりとしたアイディアが物語となり、いよいよピクサー作品として映画となるにはどんなプロセスを踏むのか?ここでリヴェラ氏の口から、ピクサーの“チーフ・クリエイティブ・オフィサー”ジョン・ラセターの名が。「映画作りの最初の段階、“ラフな鼓動”とでも言うのかな、作品の大まかなコンセプトが決まった時点で、ピートとボブ・ピーターソン(本作の共同監督・脚本)がプレゼンテーションを行ったんだ。その場にはジョン・ラセターやエド・キャットムル(ピクサー社長)、アンドリュー・スタントン(『ウォーリー』などを監督)がいて、その時点では視覚的なものは一切なかったので、とにかく内容を伝えたんだ。カール・フレドリクセン(=カールじいさん)という人物が、幼い頃にエリーという女性に会って恋に落ち、一緒に年をとっていく。その妻を亡くした彼が、約束を果たすために家を飛ばす、とね。すると彼らは『物語の中核となる部分、感情的な核心があって面白い』と言ってくれた。そして、ジョン・ラセターから『(コンセプトを)絵コンテに仕上げて、映画にしてみよう』ってGOサインが出たんだ」。来日した際の記者会見では、本作について古いディズニー・アニメーションへの“オマージュ”といった言葉も聞かれた。その意図は?「純粋に文字通りのオマージュという意味ではありません。言うなれば、この作品を作る上で、ディズニーの古き良き作品――『ピノキオ』や『ダンボ』、『バンビ』など、かつての黄金時代の作品を“指針”とした、というところかな。これらの作品には、嫌味な部分や皮肉っぽさがなく、優しさ、誠実さが伝わってくる。最近のアニメーションは、最先端の技術はあるけれど、とても早いペースで進んでいくでしょ?そういうものではなく、もう少し優しさのある作品を作りたかったんだ。僕たちが子供の頃に観た作品に影響を受けたように、いまの子供たちにインスピレーションを与えるようなね」。自身の仕事を「ライン上にいる350人ものクリエイターを見守り、まとめるレフェリーのようなもの」と語るリヴェラ氏。作品ごとに異なるクリエイターと仕事をしてきた彼から見て、今回のピート・ドクター監督はどのようなタイプのクリエイターなのだろうか?「確かに、ピクサーにはそれぞれ全く違った才能を持ったクリエイターがいるからね。うん、そうだな…アンドリュー・スタントンは、まず脚本家であるという点が、彼の作品づくりの大きな特徴となっているし、ブラッド・バード(『レミーのおいしいレストラン』監督)は、“純粋主義者”といえる要素を強く持っていて、それは彼が自身の作品づくりにおいて大切にしてる部分でもある。ジョン・ラセターは“庶民派”だね。そして多くの人を率いて仕事をするという素晴らしい能力を持っている。ではピートはどうか?まず言えるのは、彼には“ハート”があって、それが彼の作品と大きく関わってるということ。ときどき、奇想天外な発想もするけど(笑)、子供のような無垢な心、無邪気さを失っていない監督だね。彼がいるからこの世は少しは素晴らしい、そんな風に思えるくらい素晴らしい感性を持っているんだ」。来年は『トイ・ストーリー3』、さらに再来年には『カーズ2』など今後も話題作が目白押し。まずは、“最初の10分で泣けること必至”と言われる『カールじいさんの空飛ぶ家』でピクサーの底力を体感してみては?■関連作品:カールじいさんの空飛ぶ家 2009年12月5日より全国にて公開© WALT DISNEY PICTURES/PIXAR ANIMATION STUDIOS.ALL RIGHTS RESERVED.トイ・ストーリー3 2010年7月、全国にて公開トイ・ストーリー/トイ・ストーリー2 3D 2010年2月6日より2本立てにて全国公開© DISNEY / PIXARウォーリー 2008年12月5日より全国にて公開© 2008 WALT DISNEY PICTURES/PIXAR ANIMATION STUDIOS. ALL RIGHTS RESERVED.レミーのおいしいレストラン 2007年7月28日より全国にて公開© DISNEY / Pixar. All rights reserved.■関連記事:美しい映像だけでない、ストーリーにぜひ注目してほしい『カールじいさんの空飛ぶ家』公開直前!カールじいさんの家が浮かび上がる瞬間の特別映像をお届けアニメ界のアカデミー賞候補が発表!『コララインとボタンの魔女』が一歩リードノムさん、ウエディング姿の夫人を優しくエスコート「母ちゃんのおかげで私がいる」ディズニー・ピクサー最新作『カールじいさんの空飛ぶ家』独占試写会に30組60名様ご招待
2009年12月28日今回の主人公は78歳のカールじいさん。強面で、いつも不機嫌で、頑固な性格だけれど、それは愛する妻に先立たれ彼女との思い出が詰まった家に固執するあまり意固地になってしまったという、妻・エリーへの大きすぎる愛情ゆえ。カールとエリーの結婚生活を綴った冒頭のモンタージュ・シーンはグッと涙がこみ上げてくるだろう。そして、エリーが生きている間に果たせなかった2人の夢を叶えるために、カールじいさんは家に無数の風船を付けて旅に出ることに。空を飛ぶ方法はいくらでもあるけれど、風船で、しかも家をまるごと飛ばすというアイディアは意外なほど新鮮に映し出される。それは「風船で空を飛びたい!」という、幼い頃に誰もが一度は抱いたことがあるのに、いつの間にか忘れかけていた夢だからなのかも。さらに、後半には『インディ・ジョーンズ』級のアドベンチャーが待ち受け、想像以上にハラハラドキドキさせられる。本作はディズニー/ピクサー初の3D作品としても話題を集めているが、3Dはあくまでオプション。映像は確かに美しい、でもストーリーの素晴らしさあってこそ。カールじいさんと妻・エリーのように人生を送れたら…そんなふうに自分の人生を重ね合わせ幸せについて考えさせられる、アドベンチャー・ラブ・ストーリーなのだ。(text:Rie Shintani)■関連作品:カールじいさんの空飛ぶ家 2009年12月5日より全国にて公開© WALT DISNEY PICTURES/PIXAR ANIMATION STUDIOS.ALL RIGHTS RESERVED.■関連記事:公開直前!カールじいさんの家が浮かび上がる瞬間の特別映像をお届けアニメ界のアカデミー賞候補が発表!『コララインとボタンの魔女』が一歩リードノムさん、ウエディング姿の夫人を優しくエスコート「母ちゃんのおかげで私がいる」ディズニー・ピクサー最新作『カールじいさんの空飛ぶ家』独占試写会に30組60名様ご招待『カールじいさん』来日会見にアニマル浜口夫妻が気合いの乱入!
2009年12月04日11月19日(木)、ディズニー・ピクサーによる第10作目アニメーション『カールじいさんの空飛ぶ家』のプレミア試写会がお台場メディアージュにて行われた。11月22日(日)の“いい夫婦の日”に因んで一足早く、“いい夫婦プレミア”と題して行われた同イベントに、本作のプロモーション監督を務める、前・東北楽天イーグルス監督、野村克也氏と沙知代夫妻が揃って登場!熱い夫婦愛を披露してくれた。本作は、ディズニー・ピクサーが初めて“人間”を主人公に描いた感動作。78歳のカールじいさんが、亡き愛妻・エリーとの約束を果たすため、思い出の詰まった家に無数の風船をつけ冒険に出る。この日はスーツとめかしこみ、黒ぶち眼鏡にモジャモジャの白い眉・白髪頭でカールじいさんになりきった野村監督。御年74歳の監督は、「私もこの年になるといつも横にいないと落ち着かない。うちのエリーです」と、若き日のエリーをイメージした、純白のウエディングドレス姿の沙知代夫人を優しくエスコート。「カールじいさんはかわいそうなことに妻に先立たれてしまいますが、うちは元気でうるさい母ちゃんがいるおかげで、今日の私がいます」と語る野村監督。劇中の夫婦さながらに沙知代夫人と二人三脚で野球人生を歩んできたが、「自分の夫婦とどうしても重ねて観てしまった。微笑ましい夫婦愛にあふれた作品です」と映画の魅力をアピールした。また、実は結婚式を挙げていないというお二人。「カールじいさんになりきったけどダメですねー。楽天もクビになりまして…」とぼやく監督の傍ら、沙知代夫人は自身のドレス姿に「蘇ったような気持ちで、本当にウキウキでございます」と満面の笑みを見せた。最後に夫婦愛について聞かれ、監督が「人間って厄介なもので、そばにいるときは何にも感じないが、この人がどこかに行っちゃったらそこで初めていろいろと感じるものがあると思う」と実感を込めて話すと、夫人も「私もそうです」と断言、長年連れ添った夫婦愛を感じさせた。同イベントにはほかにも、上島竜兵(ダチョウ倶楽部)夫妻やデーブ・スペクター夫妻をはじめ多数のゲストがお祝いに駆けつけていた。『カールじいさんが空飛ぶ家』は12月5日(土)より全国にて公開。■関連作品:カールじいさんの空飛ぶ家 2009年12月5日より全国にて公開© WALT DISNEY PICTURES/PIXAR ANIMATION STUDIOS.ALL RIGHTS RESERVED.■関連記事:ディズニー・ピクサー最新作『カールじいさんの空飛ぶ家』独占試写会に30組60名様ご招待『カールじいさん』来日会見にアニマル浜口夫妻が気合いの乱入!世界制覇目指す還暦ランナー・寛平、ニューヨークの街を風船で大冒険!『カールじいさんの空飛ぶ家』がピクサー史上3位の6,820万ドルで全米初登場1位【カンヌ現地レポ 01】ディズニー3Dアニメで開幕!「宮崎駿に学んだ」
2009年11月20日ディズニー/ピクサーにとって記念すべき10作目の長編作品となる『カールじいさんの空飛ぶ家』の強力スタッフ陣が揃って来日!6日(火)に記者会見が行われた。アニメーション作品として初めてカンヌ国際映画祭のオープニングを飾り、その後も世界各国で公開されヒットを記録している本作。日本では12月5日(土)より公開されるがピート・ドクター監督とプロデューサーのジョナス・リヴェラは「最後に残された日本は、パフェのてっぺんにあるチェリーのようなもの。一番いいものを最後までとっておいたんです」と口を揃えた。アロハ姿で登場したのは、共同監督で、原案と脚本にも携わり、劇中に登場する犬のダグの声も務めるボブ・ピーターソン。「Hello!」とダグの声で挨拶し「ピクサーのユニフォームとも言える、ジョン・ラセター(※ピクサーのチーフ・クリエイティブ・オフィサー)がいつも着てるアロハシャツで来ました(笑)。ジョンもきっと喜んでくれると思います」と笑顔を見せた。そしてストーリー・スーパーバイザーのロニー・デル・カルメンも満面の笑みを浮かべ「この作品に携わることができて光栄ですし、大好きなキャラクターたちをみなさんに紹介できるのが嬉しいです」と挨拶した。監督は「とにかく新しいもの、人々が観たことない作品を作リ、驚きを与えるのがピクサー」と本作、および過去の9作品に共通するピクサーの理念を説明。リヴェラ氏は「何よりも大切にしているのはストーリー」とうなずきつつ、本作における挑戦について「『ダンボ』や『ピノキオ』、『バンビ』などこれまで我々が強く影響を受けてきた作品へのオマージュが捧げられています」と語った。物語について、ロニー氏は「カールの感情と彼と他人との関係性を伝えたかった」と語り、特にお気に入りの場面として「最初の10分間と中盤でカールが旅の意味を知るシーン」を挙げ「ほとんどセリフがない中で、表情で感情を伝えた」と説明した。78歳の老人を主人公としている点について監督は「もし、フリーの立場でL.A.のスタジオにこの企画持って行っても全くダメだったと思う。でも、ジョン・ラセターのところに持って行ったら、感情の部分に反応して、セリフだけで涙を流してくれました。これは…後ろで誰かがタマネギでも切っていたのでしょうが(笑)」とピクサーだからこそ作り得た作品であると強調した。最後に一同に、どんな78歳になりたいか?という質問が。「(自身の)祖父のようになりたいね。単純なことでも祖父が話すとすごく面白いんです。それから、もちろん風船で家を飛ばすよ」とはリヴェラ氏。監督は「カールは映画の中で“UP”(※本作の原題)したけど、本当は“DOWN”して社会や人々と繋がる必要がある。僕もそうありたいと思ってるよ」と語った。ピーターソンは「78歳まで生きるとなったら今日から運動しないといけないね(笑)。僕は家族と一緒に年を取れたらいいな、と思ってます」と冗談を交えつつ語った。そしてロニー氏は「僕は案外、カールのように家の前に腰掛けて、侵入してきた人を追い払うようなタイプの78歳になりそうです」と笑いつつ「この映画の最後に描かれているカールのようになれたら、と思います」とコメントしてくれた。この日は、スペシャルゲストとしてアニマル浜口、初枝夫妻も登場。一足早く作品を鑑賞したアニマルさんは「涙があふれました。人生は夢。夢があるからこそ生きられると教えられました」と感動を語った。さらに劇中の主人公とその妻の愛に触発されたようで、夫人との馴れ初めや娘の京子さん誕生秘話まで自ら暴露。最後は得意の「気合いだ」10連発“カールじいさん”バージョンを披露し会場を盛り上げた。『カールじいさんの空飛ぶ家』は12月5日(土)より全国にて公開。■関連作品:カールじいさんの空飛ぶ家 2009年12月5日より全国にて公開© WALT DISNEY PICTURES/PIXAR ANIMATION STUDIOS.ALL RIGHTS RESERVED.■関連記事:世界制覇目指す還暦ランナー・寛平、ニューヨークの街を風船で大冒険!『カールじいさんの空飛ぶ家』がピクサー史上3位の6,820万ドルで全米初登場1位【カンヌ現地レポ 01】ディズニー3Dアニメで開幕!「宮崎駿に学んだ」
2009年10月06日本年度のカンヌ国際映画祭で喝采を浴び、ピクサー史上第2位の興行記録で、現在全米で大ヒット公開中の『カールじいさんの空飛ぶ家』。12月5日(土)の日本公開に先駆けて、7月12日(現地時間)、4,830キロに及ぶ北米大陸横断を果たしたばかりの間寛平をゲストに迎え、本作の試写会がニューヨークにて行われた。“人間はいくつになっても冒険ができる”という映画のコンセプトと同様、還暦を迎えた今年、マラソンとヨットで世界一周という前人未到の旅“アースマラソン”に挑戦中という、バイタリティに満ちあふれる間さん。つい4日前に自分の足で大陸横断を果たし、ニューヨークに到着したばかりだったが、ゴールしたときの感想を尋ねると、「まさかあんなに人に来ていただいているとは思わなくてびっくり!みんな、アメーマ、アメーマって言っていてちょっと感動しました」と笑顔で喜びを語った。そして、試写会場には在N.Y.日本国総領事館領事・三枝広人氏とN.Y.在住のタレント・相原勇も駆けつけ、間さんはN.Y.在住のファミリー50人と共に映画を鑑賞した。映画を観終え「今日は、ディズニーの人がプレゼントをくれるっていうんで来たんですが、このポスターの(風船で飛ぶ)家くれるんじゃないの?」と冗談を飛ばし、会場を沸かせた間さん。実はN.Y.を訪れるまで映画について全く知らなかったそうだが、「冒頭の、カールじいさんが妻との思い出が詰まったアルバムを見るシーンで感動していると、隣にいる妻も泣いていました。周りの方たちもみんな泣いていました。一方で、子供たちが笑うシーンもあったので、『最近の子供たちはこういうところで笑うのか』って笑いのツボの勉強にもなりましたね(笑)」と満足のコメントを残した。また、間さんのゴールを祝して、ディズニー・スタジオ/ピクサー・アニメーション・スタジオのクリエイティブ最高責任者ジョン・ラセターや、ボストン・レッドソックスの斎藤隆投手からのサプライズコメントも。間さんはすっかり感動した様子で、「アースマラソンを走ることには理屈なんてありません。ただ、いろんな方々から勇気をもらって走り続けるだけです。今回、この映画を見せてもらって、とても感動してまた“勇気”をもらいました。ぜひ、実写映画を撮るときはボクを主役にしてほしいです。ディズニーの方、よろしくお願いしますわ!」と、売り込みを交えながら感謝を述べた。最後には観客と一緒にアメーマを大合唱し、その後、N.Y.のシンボル、タイムズスクエアをバックに、映画さながらの風船を片手に記念撮影。翌日の太平洋出発を控え、夢に向かって突き進む、新たなる決意を見せてくれた。『カールじいさんの空飛ぶ家』は12月5日(土)より全国にて公開。■関連作品:カールじいさんの空飛ぶ家 2009年12月5日より全国にて公開© WALT DISNEY PICTURES/PIXAR ANIMATION STUDIOS.ALL RIGHTS RESERVED.■関連記事:『カールじいさんの空飛ぶ家』がピクサー史上3位の6,820万ドルで全米初登場1位【カンヌ現地レポ 01】ディズニー3Dアニメで開幕!「宮崎駿に学んだ」
2009年07月15日1995年の『トイ・ストーリー』に始まり、『モンスターズ・インク』に『ファインディング・ニモ』、アカデミー賞を受賞した『レミーのおいしいレストラン』など常にアニメーションの新たな可能性を模索し、多くの観客を魅了してきたディズニー/ピクサー。その最新作であり、先に行われたカンヌ国際映画祭のオープニングを飾った『カールじいさんの空飛ぶ家』が5月29日(金)、全米3,766劇場で公開され、週末3日間の興行成績で見事、初登場第1位を記録した。6,820万ドルを稼ぎ出し、『ナイトミュージアム2』に『ターミネーター4』、『天使と悪魔』といったサマーシーズンにひしめく大作を抑えて、堂々の1位を獲得した本作。この数字はディズニー/ピクサー作品としては、初登場で7,047万ドルをたたき出した『Mr.インクレディブル』、同じく7,025万ドルの『ファインディング・ニモ』に次ぐ歴代3位の好成績となっている。最終興行成績で『Mr.インクレディブル』が2億6,100万ドル、『ファインディング・ニモ』が3億3,900万ドルを記録しているが、『カールじいさんの空飛ぶ家』は果たしてどこまで数字を伸ばすのか?本作は、ピクサー初の3D作品としても話題を呼んでおり、カンヌでの3D上映もマスコミ、観客の喝采を浴びた。日本でも全米同様にディズニー・デジタル 3D版が同時公開される予定。『カールじいさんの空飛ぶ家』の日本での公開は12月より全国にて。■関連作品:カールじいさんの空飛ぶ家 2009年12月、全国にて公開© WALT DISNEY PICTURES/PIXAR ANIMATION STUDIOS.ALL RIGHTS RESERVED.レミーのおいしいレストラン 2007年7月28日より全国にて公開© DISNEY / Pixar. All rights reserved.■関連記事:【カンヌ現地レポ 01】ディズニー3Dアニメで開幕!「宮崎駿に学んだ」【第80回アカデミー賞】長編アニメーション賞は『レミーのおいしいレストラン』【第80回アカデミー賞】ノミネート発表!『ゼア・ウィル〜』VS『フィクサー』?『レミーのおいしいレストラン』ソルト&ペッパーセットを3名様にプレゼントあの奇跡の料理が味わえるチャンス「レミーのラタトゥーユ号」が全国へ発車!
2009年06月05日