アナ スイ(ANNA SUI) 2021-22年秋冬コレクションが発表された。壁穴から覗く、サイケデリックな色の世界今季のイメージソースとなったのは、1968年に公開された映画『ワンダーウォール』。退屈な日々を過ごす科学者(ジャック・マッゴーラン)が、自室の壁の穴から隣の部屋に住む若くて美しいモデル ペニー・レーン(ジェーン・バーキン)を見つけ、自身とは対照的な華やかな世界に生きる彼女に魅了されていくという物語だ。牛柄のジャケットやハット魔法にかけられたような鮮やかな色合いのワードローブ キャビネットの前に登場したのは、大胆な牛柄があしらわれたボアジャケットやハット、トップスで構成したルック。モノクロの世界で生きていた科学者の日常を映し出すかのような、シンプルなカラーが用いられている。モノクロの世界にヴィヴィッドカラーをプラスモノクロの世界に鮮やかな色がミックスされていく様子を物語として昇華させた同作品のように、シックなカラーに鮮やかなカラーをのせたアイテムも目立つ。例えば、シフォン素材で仕立てたブラウスは、ブラックとホワイトを基調とした花柄に、ヴィヴィッドピンクの幾何学模様をのせることで調和の取れたスタイルへとまとめ上げた。可憐なレースを配したツイードのセットアップ伝統的なデザインにエッジの効いた素材を取り入れたアイテムは、科学者とモデルという対照的な2人の人物が交差する様子を表しているようだ。例えば、フォーマルな印象のツイードのセットアップには可憐なレースをあしらってフェミニンなムードに、テーラードジャケットにはきらきらと煌くスパンコールを敷き詰めてエッジィな印象に仕上げている。クリエーターとのコラボレーションまた、今季のコレクションでは、様々なクリエイターとコラボレートしたアイテムも豊富なラインナップで展開された。アーティスト モニカ・フォースバーグは幻想的なヘビと孔雀をベルベットのワンピースに描き、イラストレーターのゴールデン・ドウズとオリヴィア・スイはサイケデリックなカラーで危うい魅惑を放つフラワーモチーフをTシャツに描いた。
2021年03月14日MSGM(エムエスジーエム)の2020年秋冬ウィメンズコレクションが、2020年2月22日(土)、イタリア・ミラノで発表された。サイケデリックなムードショーの招待状にはnotte=夜の文字。スマートフォンをかざすと「No one hears my monsters but me」のメッセージとともに、まるで幻覚のようなARムービーが投影される仕掛けが施されている。このインビテーションが示す通り、今シーズンのクリエーション全体に流れているのはサイケデリックなムードだ。ベースにあるのはクラシカルでロマンティックなウェアだが、デザイナーのマッシモ・ジョルジェッティが得意とするハイブリッドの技術で、ひとさじの毒を盛ったエッジィなスタイルへと導かれている。極彩色とモチーフで毒っ気をプラスクラシックなアイテムをダークさを纏ったピースへと昇華するために用いられたのは、ハッとするような極彩色の色遣いやMSGMらしいユニークなパターン。胸元にフリルをたっぷりとあしらったパフスリーブのシャツは、ケミカルブルーに染め上げて。ダブルブレストのブラックジャケットには、ネオンカラーのバタフライを羽ばたかせている。流れるようなシルエットを描くエレガントなロングドレスには、鋭い眼光の黒猫を、ビビッドピンクの背景の上にオン。とろみのあるシャツには、映画のシーンの一部分を切り取ったかのようなグラフィックを散りばめている。アイテムだけでなくスタイリングにもロマンティックとサイケデリックの融合が見られ、ホワイトシャツにはミラーボールのようにぎらぎらと輝くシークインのドレスをレイヤード。ピークドラペルのジャケットにはポップアートのようにカラフルなプリーツスカートを差し込んでいる。
2020年02月26日今年は暖冬になりそう、と報道された昨今ですが。と言っても、アウターが欠かせないことは確かです。それもあり、ついつい中のインナーは少し楽な格好でも良いかも、と思いがち。お店にいざ入ってコートを脱ぐ瞬間、その判断の甘さに後悔する人も居なくもないはずです。そう、アウターの力を借りれてしまう冬こそ、その中のスタイルでどう勝負するかが、おしゃれの真骨頂。そんなとき、ワードローブにあると嬉しいのは、A.P.C.(アー・ペー・セー)のベストとパンツなのです。 日常着をアップデートしてくれるベスト ベスト¥33,000/A.P.C.(アー・ペー・セー カスタマーサービス) 秋冬のプレゼンテーションでも、ストライプのワンピースと合わせたり、象徴するアイテムのひとつであるベスト。贅沢な多色使いのジャカード織がレトロなサイケデリック柄は、ノスタルジーでありながら新鮮さも感じます。ふっくらと柔らかい風合いを実現させる糸は、スコットランド発のTODD & DUCAN社によるもの。発色がよく、深みのある色出しは丁寧に手間をかけて紡績したことで作られます。その品質の良さから、数々のラグジュアリーブランドが信頼を寄せる、由緒あるサブライヤーです。そんな複雑な行程を経て生み出されたベストは、ベーシックなコーディネートのスパイスとして、取り入れて欲しいアイテムです。 デザイナーもお墨付きのタックパンツパンツ¥37,000/A.P.C.(アー・ペー・セー カスタマーサービス) 17年AWからリピートして登場している、メンズライクなタックパンツ。イタリアLANIFICIO COMERO社のファブリックを起用しており、フランネルウールにほんの少しウレタンが入った伸縮性を兼ね備えた、コンフォータブルな素材です。この落ち感のある質感とスタイルの相性がとても良いと、デザイナーのジャン・トゥイトゥもお気に入りだそう。サイケデリック柄のベストと合わせて、象徴的な共布のベルトとフラップを存分にアピール。脚のラインも綺麗に見えるので、一本あると着こなしの幅を広げてくれる、秀悦なボトムです。 A.P.C.(アー・ペー・セー)の魅力は、デザイナーのジャン・トゥイトゥから発信されるカルチャーを着用することで体感できること。一見、ベーシックなコレクションの背景には音楽やアートがクロスオーバーしており、その匂いを感じとりながら身に纏うことこそ、装いを楽しむ醍醐味だと思います。 アー・ペー・セー カスタマーサービス03-3710-7033:kimyongduckstyling:Mari Nagasakatext : Shizuka Takehara
2018年11月18日G.V.G.V.(ジーヴィージーヴィー)の2018年秋冬コレクションが2018年3月22日(木)、東京ドームシティにて発表された。サイケデリックな柄を異素材で表現会場となったのは広いスケートリンク場。照明が光り出しサンダーキャットの音楽が流れ始めると、モノクロのファーコートがファーストルックで現れた。流線やギザギザ、マーブル…エナメルやファーなどの異素材で様々な柄が表現されている。特に、市松柄の中にさりげなく女性プリントが施されたものはヒステリックグラマー(HYSTERIC GLAMOUR)とのコラボレーションだ。サイハイブーツで新しい着こなしサイケデリックな流線柄のタイツやチェック柄のスカート。歩くたびに揺れて視線が吸い込まれ、だまし絵のような印象を与える。足元の着こなしは、太ももまで覆うサイハイブーツを取り入れた。素肌を全く見せず、パンツよりもブーツが目立たせることで、通常のパンツスタイルと異なる印象を与える。怪しげなカラーパレットショー後半になるとカラーパレットに彩りが。オレンジの花柄や、パープルのファーが怪しげな雰囲気を醸し出す。レッドとブルーを組み合わせたフリンジは袖や裾に施され、プレイフルなスタイルへと仕上げている。NIKEエアマックスをコーディネートシューズには、ナイキ(NIKE)のエア マックス 270がスタイリングされた。シューズには、コレクションピースと同様のチェック柄のバッジがつけられている。毒々しくポップなイラスト派手やかで毒々しいワードローブだが、バックスタイルに遊びも忘れない。ウエストバッグの前後ろを逆にしたり、ドローコードが施されたコートの背中にはアメリカのアーティスト、フランク・コジックの手がけたコミカルなイラストが。色彩も柄も詰め込まれ、ポップで刺激的なコレクションだった。
2018年03月25日カラフルでサイケデリックな60年代にタイムスリップヒルトン東京の「マーブルラウンジ」は、スイーツビュッフェが連日大盛況!毎年定番の人気ビュッフェ「ストロベリーデザートフェア」が、2018年5月31日まで開催中です。「ストロベリー・サイケデリック60s」をテーマに、60年代のポップアートやファッションをイメージしたカラフルな世界はアートギャラリーのよう。個性的なサイケデリックな空間は写真映えも良く、ついつい写真を撮るのに夢中になってしまいそうです。ラウンジの入り口からブッフェ全体に敷かれるカラフルなドットパターンは豊かな色彩で、版画家 西脇光重氏によるオリジナルアートや2面展開のプロジェクションマッピングなど、いるだけでワクワクしてくる仕掛けにあふれています。衝撃的なイチゴデザートを目と舌で楽しむ空間づくりもさることながら、エグゼクティブ・ペストリーシェフの播田氏が手がけるストロベリーデザートのおいしさも一流。約30種類ものストロベリーデザートがずらりと並び、ヴィヴィッドな色合いと共に多彩な味わいを届けます。みずみずしいイチゴがのったスイーツや、美しいルックスのグラススイーツ、大ぶりの苺とマシュマロを贅沢にトッピングしたストロベリータルトに加えて「苺のパチパチマシュマロ」や「苺の板チョコレート」など、ポップでサイケな空間にマッチする個性派スイーツもそろい踏み。また、ストロベリーデザート以外にも、サンドイッチやパスタなど日替わりで登場する軽食もあるので、ランチにもおすすめです。ストロベリー尽くしのポップな異世界で、衝撃的で魅力的なスイーツ体験を味わってはいかがでしょうか。文/萩原かおりイベント情報イベント名:ストロベリーデザートブッフェ「ストロベリー・サイケデリック60s」催行期間:2017年12月26日 〜 2018年05月31日住所:東京都新宿区西新宿6-6-2ヒルトン東京1Fマーブルラウンジ電話番号:03-3344-5111(受付時間10:00~21:00)
2018年01月27日大人気ミュージカル「テニスの王子様」で主人公・越前リョーマ役を演じた小越勇輝が、「テニミュ」卒業後初の主演舞台に挑戦するロック☆オペラ「サイケデリック・ペイン」。桜田通、佐藤永典、慎之助、汐崎アイルら人気急上昇中の若手俳優たちが勢ぞろいし、4月4日(土)より天王洲銀河劇場にて開幕した。どこか懐かしい近未来。人気急上昇中のロックバンド“サイケデリック・ペイン”のヴォーカル・詩音の前に現れた謎の美女ソフィは、自らを天使だと名乗り詩音に「世界を救えるのはあなただけ。あなたが救世主です。」と訴える。いつしかソフィの存在は、人知れず“孤独”を抱えていた詩音の心に、特別な感情を芽生えさせた――。2012年、福士誠治、綾野剛、北乃きいら豪華キャストが揃い、ミュージカルとも音楽劇とも一味違う、ロック☆オペラとして話題を集めた「サイケデリック・ペイン」。このたび、フレッシュな面々を揃えての再演が決定。脚本は、本作が長年の野望を実現させ書き下ろしたという日本を代表する作詞家・森雪之丞。そして、森さんとは 25年来の盟友だという布袋寅泰が本作で舞台音楽に初挑戦。約20曲もの楽曲を提供している。さらにミュージカル「AKB49~恋愛禁止条例~」「パッチギ!」の茅野イサムが演出で初参加し、新たな世界観を構築した。主演を務める小越さんは、大人気ミュージカル「テニスの王子様」2ndシーズンで4年間主人公・越前リョーマ役を演じ、舞台「東京喰種トーキョーグール」でも主演を演じることが発表された実力派。普段は明るいけれど、人知れず孤独を抱える詩音役を演じるにあたり、ロックの楽曲に合わせた発声や声色を目指してボイストレーニングに励み、ステージで人々を熱狂させる詩音のカリスマ性を見事に体現し、新境地を見せている。そして、クールながらも熱い想いを胸に秘めているバンドのギター・魁人役を演じるのは、ドラマ「弱くても勝てます~青志先生とへっぽこ高校球児の野望」の桜田さん。趣味でバンドを結成し作曲するほどの音楽好きを公言する桜田さんは、激しいヘッドバンギングなど布袋さんを彷彿とさせるプレイスタイル楽曲を演奏。ソロの弾き語りでは色気のある音色を響かせ観客を魅了する。そのほかのメンバーには、DJ&キーボード・麗次役を舞台「ライチ光クラブ」を始め多彩な演技の幅をもつ佐藤永典、ベース・準役を自身もバンド活動している慎之助、そしてドラム・翔太役は人気アニメの舞台「青の祓魔師」の汐崎アイルら個性的な魅力ある若手俳優が大集結!実在するロックバンドかと思うほどの演技を超越したライブパフォーマンスを披露するとのこと。さらに、詩音と恋する天使・ソフィ役を七木奏音、大天使ミカエルの復活をめぐり争う悪魔レディー・パンドラ役を玉置成実、キザーラ伯爵役の冨森ジャスティン、クラッシュ役を林野健志、魁人の恋人・リナ役を佃井皆美、“サイケデリック・ペイン”のマネージャー緑川玲子役を麻生かほ里、リナの祖父・Dr.鏡役を藤木 孝、Dr.鏡の助手・天野役を山岸門人らがそれぞれ演じ、実力派キャスト陣が脇を固める。開幕にあわせ、スペシャルライブや各地でイベントも開催される予定とのこと。座席から各パートのビートが伝わるほどの臨場感と、圧巻の歌唱パフォーマンスとアクションを劇場で体感してみて。ロック☆オペラ「サイケデリック・ペイン」は、4月4日(土)~4月12 日(日)天王洲 銀河劇場ほか順次全国にて開演。(text:cinemacafe.net)
2015年04月10日