屋外に設置された巨大なウォータースライダーを滑るイベント「Slide The City」が7月18日(土)から20日(月・祝)まで東京・お台場・シンボルプロムナード公園夢の広場、8月15日(土)・16日(日)埼玉・西武プリンスドーム/ドーム前広場で行われる。【チケット情報はこちら】同イベントは昨年アメリカで誕生。約300メートルのウォータースライダーを屋外に設置。利用者がこれまでにない興奮と開放感を体験できるイベントとして人気。日本では今年の6月にお台場で初めて実施され、1万人を超える来場者を記録している。西武プリンスドーム/ドーム前広場で行われる同イベントでは、DJイベント「泡パ」とコラボ。「泡パ」は機械が放出する泡を浴びながらDJが流す音楽を楽しむ、国内でも人気のイベント。利用者はウォータースライダーを滑ったあと、併設されたDJブースで「泡パ」を楽しむことができる。チケットはお台場公演が発売中、埼玉公演が7月10日(金)午前10時より。■「Slide the City JAPAN Aomi」7月18日(土)~20日(月・祝)お台場・シンボルプロムナード公園 夢の広場(東京都)料金:【プラチナ】7,500円【ゴールド】5,500円【シルバー】3,500円■「Slide the City in SEIBU PRINCE DOME」8月15日(土)・16日(日)西武プリンスドーム/ドーム前広場(埼玉県)料金:【1 Slide Ticket】2,800円
2015年07月09日ESETは7月6日(現地時間)、「400GB of info leaked from Hacking Team」において、セキュリティ企業であるHacking Teamが攻撃を受け、400GBを超える機密情報が漏洩したと伝えた。こうしたサイバー攻撃による機密情報の漏洩は毎日のように世界中で起こっているが、今回はセキュリティ企業で起こった点で他の事件よりも重大と指摘されている。今回の情報漏洩のきっかけは強度の弱いパスワードを使っていたことにあるという。盗まれた情報の中にはHacking TeamのTwitterのアカウント情報も含まれており、攻撃者はHacking TeamのTwitterアカウントを乗っ取って機密情報のバラマキに使用している。ESETは今回の事件を受けて、セキュリティレベルが高いであろうはずの企業であっても、弱いパスワードを使っていただけで壊滅的な事態を引き起こす可能性を持っており、どんな会社であってもこうした危険性から逃れることはできないと指摘している。
2015年07月07日東芝ホームテクノは7月2日、過熱水蒸気オーブンレンジ「石窯ドーム」の新製品として「ER-ND8」を発表した。発売は8月初旬で、価格はオープン。推定市場価格は税別58,000円前後だ。石窯ドームは、ピザ釜のような丸みのある庫内天井で、熱風を効率的に循環させる過熱水蒸気オーブンレンジ。今回発表されたER-ND8は、総庫内容量26Lで、冷凍した食材の種類に合わせて解凍方法を選べる「3つの解凍」機能を搭載する。解凍機能は、ひき肉をほぐしやすく、固まった薄切り肉をはがせる柔らかさまで解凍する「スチーム全解凍」、包丁で切りやすいかたさに解凍するスピード重視の「お急ぎ全解凍」、包丁が入るものの、中が少し凍った状態の「さしみ(半解凍)」の3種類だ。そのほか、6枚切りサイズの食パン2枚を5分台で焼ける「トースト」キーを追加した。油で揚げない「ノンフライ」オートメニューの「鶏のから揚げ」「フライ」「天ぷら」も継承している。庫内は幅39cm、高さ最大20.5cmと広い間口を確保した「ワイド&フラット」構造を採用。また、左右合計6cm、上方10cmのスペースをあければ、本体背面を壁にピッタリとくっつけて本体設置できる「省スペース設置」に対応している。オーブンの温度調整範囲は100℃から250℃、発酵コースは30 / 35 / 40 / 45℃、電子レンジは最大1,000Wまで対応。庫内容量は26Lで、サイズはW480×D390×H350mm、質量は約14kg。カラーはグランホワイト。また、ER-ND8と同時に、過熱水蒸気機能を搭載しないスチームオーブンレンジも2機種発表された。総庫内容量26Lの「ER-ND7」は8月中旬、23Lの「ER-N6」は9月初旬に発売する予定。価格はオープンで、推定市場価格はER-ND7が48,000円前後、ER-N6は38,000前後(いずれも税別)。新製品はいずれも、待機時の消費電力がゼロで、調理終了後、扉を開けてから5分後に自動で電源が切れる「オートパワーOFF」などの省エネ機能も採用している。
2015年07月02日ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(大阪市此花区)で1日、7月3日よりスタートする夏限定ショー「ウォーター・サプライズ・パーティ」(~9月6日)がプレス向けにお披露目された。「ウォーター・サプライズ・パーティ」は、パークの人気キャラクターたちと一緒に、ゲストが水かけ合戦を楽しむ参加型エンターテインメント。今年の水量は昨年比150%となり、パーク史上最大の水量へとパワーアップした。プレスプレビューには、先行招待ゲスト約300人に加え、運よく遭遇したゲストたちが参加。エンターテイナーが登場すると、激しい水のかけ合いが始まった。そして、エルモやスヌーピー、ハローキティらおなじみのキャラクターに加え、今年3月に仲間入りしたキャラクター"ミニオン"が初登場。ウォーター・シューターを携え、ステージ上から水かけ合戦に参加した。「濡れる準備はいいかい!?」「Let’s GO!」といったかけ声に合わせ、ゲストもウォーター・シューターを使って一斉に水を発射。子供も大人も、キャラクターたちと一緒にびしょ濡れになって楽しんだ。クライマックスでは、ビッグキャノンが登場。約60mの高さまで水が吹き上がり、大量の水がゲストの頭上に降り注いだ。USJでは7月3日より、「ウォーター・サプライズ・パーティ」のほか、「妖怪ウォッチ・ザ・リアル」、「ワンピース・プレミア・サマー」、「バイオハザード・ザ・リアル3」もスタート。夏の到来に先駆け、5月21日より世界初の3Dへと進化した「ハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニー」も楽しめる。
2015年07月01日シャープは6月25日、人や動物などの心拍・呼吸・体動などの生体情報を非接触で検知できるマイクロ波センサモジュール「DC6M4JN3000」を開発したと発表した。同製品は、人や動物に対してマイクロ波を照射し、心臓や肺の動きでわずかに振動する体表面から反射するマイクロ波の変化をもとに、心拍や呼吸数などの生体情報を検知するもの。同社が長年培ってきた衛星放送用アンテナ技術や、独自の信号処理回路技術、生体情報検出アルゴリズムなどを組み合わせることで実現したとする。最大検知距離は約3mで、その際の誤差は心拍数の場合で、一般的な医療用パルスオキシメータ比で±10%。また、マイクロ波の特性を活用することで、マットレスやドア、壁などの電波を通す遮蔽物越しの検知も可能なため、プライバシーの保護が求められる浴室やトイレなどでの生体情報の把握もでき、これにより介護や見守りといった分野でのサービスを向上させることができるようになると同社では説明している。なお、同製品はセットメーカー向けに販売を計画しており、サンプル価格は1万8000円(税別)。2015年7月末より提供を開始する予定で、月産1000台規模を計画しているという。
2015年06月25日ジャパネットたかたは6月19日、「サントリー 南アルプスの天然水」専用のウォーターサーバーについて、期間限定の特別企画をスタートした。サーバーレンタル料金が90日間無料になるなどの特典を用意する。期間は8月23日まで。6月19日から8月23日までの期間中に、ジャパネットたかたでサントリーフーズのウォーターサーバーレンタルを申し込むと、通常は月額1,000円(税別)のサーバーレンタル料が90日間無料となる。そのほか、サーバーの設置料と初期設定、天然水配送料、天然水7.8L(1箱)、サーバー解約料が無料になる特典も用意。さらに、お茶漬けの素や味噌汁など計24袋がセットになった「永谷園 お楽しみセット」も付属する。
2015年06月19日マイクロソフトは6月11日、シャープへのMicrosoft Dynamics CRMの導入事例を公開した。シャープはB2CからB2Bへのシフトを進めており、B2B事業の情報基盤として「Visions」を構築している。その開発の土台となっているのが Microsoft Dynamics CRMで、エンタープライズでも利用可能なスケーラビリティ、ユーザーにとってのわかりやすさ、開発のしやすさなどが、同社で高く評価された。「Visions」は、まず、シャープ グループにおけるB2Bビジネスの中心的存在であるシャープビジネスソリューション(SBS)で活用されており、案件の可視化や業務効率の向上、商談総額の増大、PSI計画の精度向上など、さまざまな効果をもたらした。具体的には、案件の可視化により、商談の登録数が1年間で4.5倍に増加、商談の平均単価も1.8倍となり、その結果、商談金額総額も、この1年で7.7倍に増加し、生産計画の精度向上や在庫最適化にも貢献した。シャープが構築に向けた検討を開始したのは、2013年1月。同社グループで活動する国内営業担当者、約5,000名を支えられるスケーラビリティがあることと、オンプレミス型でシステムを構築できることを条件に、複数製品の比較検討が進められ、2013年5月にMicrosoft Dynamics CRMの採用を正式に決定。採用理由は大きく「Microsoft Officeとの親和性が高く、ユーザーにとってわかりやすいこと」「リーズナブルなコストで導入できること」「既に数多くの先行事例が存在していたこと」「社内の開発リソースを新規の技術教育を行うことなく、そのまま活用できること」の4つ。Microsoft Dynamics CRM の導入決定後は、すぐにプロトタイプの開発に着手。社内4名の開発体制によってわずか2か月で完成させ、約100名のユーザーに対する展開を行った。対象となったのはIDPビジネスを手掛ける営業担当者。業務プロセスの中にVisionsを組み込み、ここにデータ入力しなければ次のステップに進めない仕掛けを作ると共に、Visions 活用の効果をデータで示すことで、Visions 活用に対するモチベーションを高めていくという取り組みが進められていった。シャープではこれを、今後、あらゆる情報の起点となる存在として、「Visions」をグループ全体へと展開していくという。
2015年06月12日日立アプライアンスは6月9日、過熱水蒸気オーブンレンジ「ヘルシーシェフ」シリーズの新モデル「MRO-RY3000」を発表した。今回のモデルチェンジでは、加熱ムラを解消する「Wスキャン」システムを搭載。また、調理中の庫内を確認しやすい「明るい庫内」も新たに採用している。発売は7月中旬で、推定市場価格は税別150,000円前後だ。○最大の課題は「あたため・解凍ムラ」製品発表会には、日立アプライアンス 取締役 家電環境機器事業部長 松田美智也氏が登壇。製品開発の背景と新機能について説明した。松田氏によれば、2015年度のオーブンレンジの需要は、前年度比3%増の約256万台(予測)。その中でも高価格帯の「プレミアム機種」は、ここ数年の安定した需要から、2015年度もオーブンレンジ全体の約1割を占めると予想されている。日立アプライアンスの調査によれば、エントリーモデルから多機能モデルまで、どのユーザー層もオーブンレンジでよく利用するのは「あたため」と「解凍」機能だという。よく利用されている一方で、オーブンレンジの不満点の筆頭に挙げられたのは、「解凍ムラ」と「あたためムラ」だった。この不満点は特に、購入時に製品への期待値が高いこともあってか、「プレミアム機種」のユーザーになるほど高い傾向がある。そこで、同社は「加熱ムラ」を解消したプレミアムなオーブンレンジを開発するに至ったという。○2種類のセンサーで加熱ムラを解消!従来モデルは、庫内底面3カ所で食材の重量や位置を把握する「トリプル重量スキャナー」方式を採用していた。食材の重さに合わせて加熱時間などを算出するというものだ。一方、今回発表された新モデルでは、このトリプル重量スキャナーに加えて、食材の表面温度を計測する「センター赤外線スキャナー」を搭載した「Wスキャン」方式を採用した。食材重量と食材温度という2つの要素をもとに加熱を制御することで、ムラを解消できるとしている。加熱ムラが発生しやすい解凍メニューでは、前述したWスキャンに加え、「ひき肉」「ブロック肉」など食材の種類を選択する。食材の特性や温度に合わせた加熱ができるため、解凍時にありがちな「食材の一部だけが煮えてしまう」「解凍したはずが内部はカチコチ」といった失敗を解消できる。Wスキャンのおかげで、MRO-RY3000では「温度設定コース」も実現した。これは、自分の指定した温度まで食材を加熱する機能だ。-10℃から50℃まで、5℃単位で温度を設定可能だ。アイスクリームをほどよいやわらかさまで解凍したり、離乳食を温めたり、チョコレートを溶かしたりといった用途に利用できる。○庫内灯は明るさ約8倍にパワーアップMRO-RY3000は、調理中の食材の見やすさでも進化した。庫内ライトに、従来比約8倍の照度を実現するLED×2灯を採用。また、一般的に庫内は黒く塗装されることが多いが、MRO-RY3000では側面に白色のシリコン塗装を施した。白色の壁面にすると、調理中の食材を確認しやすいほか、汚れも目立ちやすい。そのため「汚れを放置して取れなくなった」という失敗も軽減できるという。また、庫内を見るための窓の面積は従来モデルより約23%拡大。窓が大きくなったおかげで、より庫内が見やすい。○全ラインナップがWスキャン機能を搭載発表会では、普及モデルに位置付けられる「MRO-RY3000」がメインで説明されたが、そのほか「MRO-RV2000」と「MRO-RBK5000」の2機種も発表された。MRO-RV2000はスチームグリル機能非搭載のエントリーモデルで、MRO-RBK5000はベーカリー機能を搭載した最上位モデルとなる。両モデルともWスキャン機能や「明るい庫内」に対応。また、33Lの庫内容量を確保している。推定市場価格はMRO-RV2000が120,000円前後、MRO-RBK5000が180,000円前後だ(いずれも税別)。
2015年06月09日6月9日、シャープは東京都内で、4K液晶テレビ「AQUOS 4K」のプロモーションに関する記者発表会を開催した。6月26日より歌手・モデルのきゃりーぱみゅぱみゅさんを起用したプロモーションを実施する。シャープは、4K液晶パネルで "8K解像度" を実現する「AQUOS 4K NEXT」をはじめとした新製品「AQUOS 4K」計7モデルの投入に合わせ、6月26日より歌手・モデルのきゃりーぱみゅぱみゅさんを起用したプロモーションを実施する。今回は、きゃりーぱみゅぱみゅさんが出演するテレビCMの予告篇を、本人を招いてお披露目するとともに、プロモーションのコンセプトについての発表が行われた。まずはシャープ デジタル情報家電事業本部 国内営業統轄の戸祭正信氏から「AQUOS 4K」のプロモーション展開について説明があった。戸祭氏は、4Kテレビ市場が拡大基調にある動向に触れ、「めざしている映像は臨場感。そのために、本物感を醸し出す高解像度、実物感を生む光を表現する高コントラスト、自然の豊かな色を表現する広い色域を追求している」と語った。こうした映像へのこだわりを、シャープは「美は、細部に宿る。」というメッセージに込め、テレビCM、Web、交通広告、デジタルサイネージ、そして店頭を含めたトータルプロモーションとして展開。きゃりーぱみゅぱみゅさんが若い世代を中心に人気と共感を集め、クールジャパンのアイコンでもあることから、プロモーションに起用したと説明した。続いて、舞踏会のシーンを描いた新テレビCMの予告篇が放映。さらに新CM曲の「おしえてダンスフロア」が流れる中、CMでまとう和洋折衷の衣装に身を包んだきゃりーぱみゅぱみゅさんが登場した。きゃりーぱみゅぱみゅさんは衣装について「マリー・アントワネットのような気品のあるドレスを、和の素材をモチーフに作っていただきました。『美は、細部に宿る。』ということで、メイクも細部にこだわりました。ドレスもすごく繊細なので、いつものパステルカラーとはちがって、すごく大人っぽいと思います」と感想を述べ、「新CMの見どころは、いつもより大人っぽい私になっているので、楽しみにしてほしい」と語った。このあと会場では、4Kカメラによる"日本の美"を描いたデモムービーが放映された。きゃりーぱみゅぱみゅさんは、つつじの花びらの立体感や、和菓子の臨場感、毬の糸の繊細感、着物の中間色や黒い部分を表現した広色域で高コントラストな映像を見て、「きれい」「おいしそう」「鮮やか」と感動していた。さらには、前日に自動車運転免許を取ったばかりであることを公表。「さっそく新橋まで運転して、焼き鳥を食べて戻ってきました」「この夏は海とかいろんなところに運転していきたいですね」と語った。新テレビCMの全国放映は6月26日から。9日より同社のWebサイトにおいて予告篇が公開されている。なお、このプロモーションに合わせてキャッシュバックキャンペーンも実施。発売から8月15日までのキャンペーン期間中、対象の「AQUOS 4K」を購入すると、最大2万円がキャッシュバックされることも発表された。
2015年06月09日日立アプライアンスは6月9日、過熱水蒸気オーブンレンジ「ヘルシーシェフ」の新モデルとして「MRO-RY3000」を発表した。発売は7月中旬。価格はオープンで、推定市場価格は税別150,000円前後だ。MRO-RY3000は、食品の重さと温度をはかって、あたため・解凍時の加熱ムラを抑える過熱水蒸気オーブンレンジ。従来は3つの重量センサー「トリプル重量スキャナー」で食品の重さを計測してオート加熱していたが、投入する食材の初期温度のちがいによって加熱ムラが生じてしまうという問題があった。MRO-RY3000は食品の温度をはかる「センター赤外線スキャナー」を加えた「Wスキャン」システムを採用。食材の特性、温度、重量に合わせて解凍を行うため、ムラを抑えながらも適温で解凍できる。調理中の庫内が見やすい「明るい庫内」も新しく採用。庫内の左右側面に白色のシリコン塗装を施すとともに、従来比約8倍の明るさのLED庫内灯×2灯を搭載した。開口部の面積は、従来モデルに比べて約23%拡大し、調理中の煮込み具合や焼き色が確認しやすい。庫内が明るくなったことで、調理中に付着した汚れも見つけやすくなった。汚れを拭き取りやすい表面加工を施すなど、手入れのしやすさにも配慮したとする。新開発のターボファンによって、本体下部の熱源部の冷却性能を向上。これによって熱源部の高さを18mm薄型化し、庫内容量33Lながら、本体の高さを390mmに抑えたコンパクトな筐体を実現している。MRO-RY3000の外形寸法はW500×D449×H390mm。レンジ出力は1,000W(最大3分)、800W / 600W / 500W / 200W相当 / 100W相当。オーブンはダブル光速ヒーター熱風式(2段)で、オーブン設定温度は100~250℃、300℃(最大約5分間)。オートメニュー数は400。本体カラーはメタリックレッドとシルバーの2色。また、庫内でパン生地のねりから焼き上げまで自動で行うベーカリー機能を搭載した「MRO-RBK5000」と、スチームグリル非搭載の「MRO-RV2000」も同時に発売する。価格はオープンで、推定市場価格はMRO-RBK5000が180,000円前後、MRO-RV2000が120,000円前後だ(いずれも税別)。
2015年06月09日シャープは6月3日、ウォーターオーブンレンジ「HEALSIO(ヘルシオ)」の新製品発表会を開催した。2004年の初代モデル発売以降、最初から最後まで過熱水蒸気で調理するウォーターオーブンとして、進化を続けてきた本シリーズ。2014年9月に"プレミアムヘルシオ"として発売した「AX-XP100」の後継機が、今回発表された「AX-XP200」だ。AX-XP200はヘルシオシリーズの最上位機種に当たる。○○いらず」でハードルを低く新製品のコンセプトは、これまでの「健康」「おいしさ」に加えて、「○いらずで毎日使える!」。発表会に登壇した、シャープ 健康・環境システム事業本部 調理システム事業部長の久保正史氏は「今までヘルシオユーザーの方から『メニューがいっぱいあって使いこなせない』『毎日使うにはちょっと難しそう』というハードルの高さに対する不満の声をいただいていた」と、製品コンセプトを追加した背景を説明する。ユーザーが不満を抱えているハードルの高さを解消するために、新しく搭載されたのが「まかせて調理」機能だ。まかせて調理機能とは、食材の種類や量、温度にかかわらず、一度に自動調理できるというもの。レシピに書いてある食材がなくても好みの材料で調理でき、食材の分量を計測する必要もなく、さらに冷凍・冷蔵・常温の食材が混在した状態でも同時に調理できるという、「レシピいらず」「はかりいらず」「解凍いらず」の3つを実現する機能だ。○「まかせて調理」はどうやって実現?まかせて調理機能は、従来から採用されているシャープ独自の「ウォーターヒート技術」と、新たに加わった「赤外線ムーブセンサー」の合わせ技で実現。庫内天面の赤外線ムーブセンサーがスイングすることにより、左右・中央の各エリア別に食材の温度を見分ける。温度を見分けたら、食材の状態に合わせて過熱水蒸気の量を制御しながら加熱を開始。さらに、加熱をスタートしてからも「温度センサー」によって温度をモニタリング。温度の上がり具合から食材の量を検知して、最適な加熱時間に調整する。ウォーターヒート技術は、温度が低いほうに、より多くの熱を与える特徴を持っている。これを利用することで、温度の異なる食材を一緒に調理しても、加熱ムラを抑えた仕上がりにできるとのことだ。○ケーキとプリンも同時調理シャープ 健康・環境システム事業本部 調理システム事業部 商品企画部の川村有里氏は、商品説明とデモンストレーションを行った。川村氏は「おまかせ調理機能のおかげで、お弁当や朝食のおかずを一度で調理できるなど、子育て中のお母さんにとっては時短にもつながる。火の消し忘れが心配な高齢者にも、ボタンを押すだけで簡単に使ってもらえる」とメリットを語った。そのほか、従来機種とのちがいはメニュー数。8~10分で調理できる「スピードメニュー」は100種類となり、従来の67種類の約1.5倍となっている。また、上段で過熱水蒸気による焼き料理、下段でパワースチームによる蒸し料理を作れる「焼き・蒸し同時メニュー」には、「カンタンスイーツ」を追加。たとえば、上段でケーキを焼きながら、下段でプリンを蒸すなどが可能となり、同時調理メニューのバリエーションがスイーツにまで拡充されている。手動オーブン(熱風コンベクションとウォーターオーブン)の最高設定温度は、これまでの250℃から300℃にまで強化。庫内の気密性を高めたうえ、過熱水蒸気や熱風を効率よく循環させることで、よりすばやい加熱が可能に。予熱時間は300℃の場合が約18分、200℃の場合が4分台を実現した。一方で、外形寸法や庫内容量については従来機種を踏襲。横幅49cm×奥行き43cmというコンパクトな設計ながら、約41cmとワイドな庫内幅を実現している。
2015年06月03日シャープは6月3日、ウォーターオーブン「ヘルシオ」シリーズの新製品として「AX-XP200」「AX-SP200」「AX-MP200」「AX-CA200」を発表した。発売は7月24日。価格はオープンで、推定市場価格はAX-XP200が170,000円前後、AX-SP200が130,000円前後、AX-MP200が100,000円前後、AX-CA200は67,000円前後(いずれも税別)。最上位機種となるAX-XP200は、新機能として「まかせて調理」を搭載。まかせて調理とは、「ウォーターヒート技術」と「赤外線ムーブセンサー」「温度センサー」を組み合わせることによって、「網焼き・揚げる」「焼く」「炒める」「蒸す・ゆでる」の調理を自動で行える機能だ。食材を角皿に並べて上記4つの調理方法から選択すれば、AX-XP200が食材の種類や量を判断して最適な温度と時間で調理する。調理中は、庫内天面の「赤外線ムーブセンサー」が食材の温度を細かくチェックするほか、「温度センサー」が加熱開始後から温度の上昇率を監視。温度の上がり方から食材の量を検知し、加熱時間を自動調整する。調理開始から終了まで、すべて過熱水蒸気のみで調理するシャープ独自の技術「ウォーターヒート技術」も進化。ウォーターヒート技術は、温度が低い食材により多くの熱を加えるという特性を持つ。この特性を利用し、AX-XP200では今まで難しかった「冷凍」「冷蔵」「常温」など、状態の異なる食材を一度に調理できるようにした。AX-XP200とAX-SP200は、上段を集中的に加熱することによって8~10分で調理が完了するスピードメニューを、従来の約1.5倍となる100種類搭載している。手動オーブン機能では、最高300℃のハイパワー設定を実現。予熱温度まで一気にすばやく加熱する。また、上段で焼き料理、下段で蒸し料理を同時に作れる「焼き・蒸し同時メニュー」は、「カンタンスイーツ」を新たに搭載した。上段ではアップルケーキを焼き、下段ではなめらかプリンを蒸すといった、異なる調理方法のスイーツを同時調理できる。AX-XP200の焼き・蒸し同時メニューには、ファンデリーの管理栄養士と共同開発した5メニューを追加した。AX-XP200とAX-SP200、AX-MP200は幅49cmながら庫内幅41cmを実現。さらに、背面と側面を壁にピッタリと付けて設置できる。外形寸法と重量はAX-XP200とAX-SP200がW490×D430×H420mm / 25kg、AX-MP200がW490×D435×H385mm / 21kg、AX-CA200がW490×D400×H345mm / 17kg。総庫内容量はAX-XP200とAX-SP200が30L(2段調理)、AX-MP200が26L(2段調理)、AX-CA200が18L(1段調理)。
2015年06月03日シャープは2日、ローン計算や預金計算などの複雑なシミュレーションを簡単に行える金融電卓「EL-K632」と、手帳タイプ電卓「EL-VW31/WA21/WA10」3モデルを7月10日に発売すると発表した。価格はオープン。金融電卓「EL-K632」は、主に不動産や金融関連の業務用途で使用される専用電卓。不動産関連の場合は顧客のローンの支払総額や月々の支払額を、金融関連の場合は預金の受取総額や月々の積立額などをシミュレーションすることができる。金融計算では、万円単位の数値入力が行えるほか、固定金利計算や3段階金利までの段階金利に対応し、繰上返済や借換なども簡単に計算できる。また、「金融メモリー」を10個搭載し、計算結果を記憶して複数の金融商品と比較することも可能だ。デザインは見やすい大型表示で、本体表面は高級感ある革調に仕上げている。手帳タイプ電卓3モデルは、使いやすくスタイリッシュなデザインが特徴。「EL-VW31」は、表面に光沢のあるアルミパネルを使用した高級感あるデザインで、本体色は「シャンパンゴールド」「ディープブルー」「スタイリッシュレッド」の3色を用意した。10桁の大型表示で、「税計算機能」「早打ち対応」などの機能も搭載する。「EL-WA21」は、大型で見やすい液晶表示を採用し、液晶表示部にアクリルパネルを使用して高級感を演出。「EL-WA10」は、小型で8桁の表示が行える。
2015年06月03日シャープは2日、ローン計算などのシュミレーションに向いた金融電卓「EL-K632」を発表した。発売は7月10日。価格はオープンで、店頭予想価格は税別4,000円前後。EL-K632は、不動産や金融関連の業務に使用する電卓。固定金利計算、段階金利計算、元金均等固定金利計算、繰上返済計算、借換計算、年賦償還計算、複利商品計算、積立預金計算、外貨預金計算に対応する。計算結果を10件まで保存できる「金融メモリー」機能を搭載。計算結果は12桁まで表示できる。計算桁数は、電卓機能の場合が概算13~24桁、金融計算の場合が最大12桁。本体サイズはW114mm×H81mm×D13.5mmで、重量は約115g。電源はアルカリボタン電池×1個。本体表面は、高級感を演出した革調の仕上げになっている。
2015年06月02日話題のドリンク「フレーバーウォーター」有機野菜などの食品宅配を行うオンラインサイト「Oisix」では、人気の美容系ドリンク「フレーバーウォーター」の販売をスタートさせた。フレーバーウォーターは、水の中にフルーツや野菜などを入れ、4時間から一晩寝かせたもの。材料の甘みや香りが溶け出し、さっぱりとした味で食事にもよく合うため、たくさん水分を摂りたい時にも無理なく飲めると人気。最近ではペットボトルでの販売も増えており、ポピュラーになりつつあるドリンクだ。悩みに合わせて選べる5種類Oisixでもフレーバーウォーターを紹介したところ、材料となるミントやレモンの売り上げが大きく増加したという。より手軽にフレーバーウォーターを楽しんでもらいたいという思いから、カフェで出てくるようなオシャレなオリジナルボトルをセットにした「フレーバーウォーターセット」の販売に至った。このセットは、目的に合わせた5種類が用意されている。むくみが気になるなら、かぼっコリーとペパーミント、クリスタルグレープフルーツのセットがオススメ。グレープフルーツに含まれるカリウムが新陳代謝を活発にして、むくみを撃退する効果が期待できる。目にも涼しいオシャレなドリンクその他にも、便秘解消を助けてくれるセットやリラックス効果を得られるセットなど、豊富なラインナップ。Oisixの野菜や果物は有機・特別栽培同等の基準を満たしているので、皮ごと漬けるフレーバーウォーターにも安心して使える。オシャレなガラス瓶で作れば見た目も涼しげ。これからの季節、大切な水分はフレーバーウォーターで摂取しよう。(画像はプレスリリースより)【参考】・オイシックス株式会社プレスリリース・Oisix「フレーバーウォーターセット」
2015年05月30日サンディスクは29日、SATA SSD「SanDisk Z400s SSD」シリーズを発表した。2.5インチ(7mm厚)、M.2、mSATAという各プラットフォームにそれぞれ、32GB / 64GB / 128GB / 256GBのモデルを用意する。HDDを使っている既存システムからのリプレースに適したSSD。HDDの20倍の耐久性、1.5倍の信頼性、1/20の消費電力を提供するとしている。各プラットフォームのモデルとも、インタフェースはSATA 6Gbpsに対応。個人でのHDDの換装用途から業務用機器への組み込みなど、幅広い用途に対応する。最大シーケンシャルリードは64GB / 128GB / 256GBが最大520MB/s、32GBが270MB/s。最大シーケンシャルライトは256GBが330MB/s、128GBが180GB/s、64GBが90MB/s、32GBが45MB/s。最大ランダムリードは128GB / 256GBが33,000IOPS、64GBが26,000IOPS、32GBが17,000IOPS。最大ランダムライトは256GBが62,000IOPS、128GBが40,000IOPS、64GBが18,000IOPS、32GBが8,000IOPS。そのほか、動作時耐振動性が5gRMS(10~2,000Hz、3軸)、保管時耐振動性が4.9gRMS(7~800Hz、3軸)。本体サイズ/重量は、2.5インチモデルがW69.85×D100.5×H7mm/30g。M.2モデルがW22×D80×H2.23mm/5.5g。mSATAモデルがW29.85×D50.8×H3.82mm/5g。
2015年05月29日シチズンホールディングスは5月28日、20代から50代のビジネスマン400人を対象に、生活時間の使い方について行ったアンケート結果を発表した。これによると、睡眠・食事・勤務などの「必要時間」に関しては、勤務時間が平均で8時間26分と、調査を開始した1980年からの35年間において最も短い結果となった。また、平日の睡眠時間は平均で6時間9分となり、5年前から7分増となったほか、30年連続の減少傾向から増加に転じた。一方、休日の睡眠時間は35年連続減の6時間58分で7時間を切る結果に。これを受け同社は、「平日できないことを休日に行う、あるいは、休日のプライベートを充実させることに時間をかける人が増えているのではないか」と推測するという。また、帰宅が遅くなる曜日に関しては、3人に1人の割合で「ない」と回答。遅い帰宅時間の定義では、午前様と呼ばれた「24時以降」という回答は1割未満で、「21時」との回答がトップとなった。加えて、毎日自宅で夕食をとる人が半数おり、景気回復傾向と言われるものの「早帰り」や「内食化」の傾向が続き、生活様式の見直しや「働き方」に対する意識の変化が見て取れると分析する。同様に、職場や取引先の人との「休日のお付き合い」の有無においても、半数以上が「ほどんどない」と回答。付き合いがあるとした人では、カラオケを含む外での食事会・飲み会が最も多く、次いで「ゴルフ」となったが、その割合は職場の人との参加が8.3%、取引先との参加が6.3%という結果となった。なお、同調査は、4月17日~4月20日の間、インターネット調査会社を通じたサンプリング・集計により実施。対象は、全国の男性ビジネスパーソン400名で、内訳は20代・30代・40代・50代がそれぞれ100名ずつとなる。
2015年05月29日前編 では「若返りの水」 ハンガリーウォーターにまつわる逸話についてお話ししました。今回は詳しいレシピをご紹介していきます。ハンガリーウォーターは、材料さえ準備すれば手作りするのはとても簡単。子どもさんと一緒に作ってみると、色水作りをするようで楽しいので、おすすめですよ。■子どもも一緒に使える、ハンガリーウォーターの作り方<材料>・ドライハーブ◯ローズマリー 10g◯ペパーミント 10g◯ローズ 5g◯レモンピール 5g・精製水 200ml・無水エタノール 100ml(※精製水と無水エタノールを入れる代わりに、ウォッカ300mlでも代用可)<作り方>1.煮沸した瓶にドライハーブを入れる(ペパーミントは手で軽くもみ、葉を小さくする)2.無水エタノールと精製水を入れ、よく混ぜる(ハーブが浸るように割り箸などで突くとよい)3.冷暗所に3週間ほど保存する(1日1回振りまぜる)4.3~4週間経ったら、コーヒーフィルターなどでこして出来上がり※保存は冷蔵庫で1年くらい可能です。 ■ハンガリーウォーターの使い方:どうやって使うの? ハンガリーウォーターは、以下のような使い方がおすすめです。<化粧水として使う>出来上がったハンガリーウォーターを、精製水で10倍ほどに希釈すると手作り化粧水ができます(例:ハンガリーウォーター10mlに対し、精製水90mlを加える)。スッキリとしたハーブの香りが心地よいので、顔だけでなく、ぜひとも体全体に惜しみなく使ってみてください。お好みでグリセリンを10%程度入れると、しっとりとした使い心地になります。ハンガリーウォーターの原液は薄めなければ保存がききますが、薄めて化粧水にしたものは、なるべく早めに使うのがベター。50~100mlずつ作り、冷蔵庫で保存をして、2週間以内に使い切ることをおすすめします。<入浴剤として使う>ハンガリーウォーターの原液を、お好みで大さじ1~2ほど湯船に入れてお楽しみください。さらにお好みで天然塩を大さじ1入れると、体がポカポカして上がった後も冷めにくくなります。また、出がらしのハーブをコットンなどに包んでお風呂に入れてもよいでしょう。■ハンガリーウォーターを使用する際の注意・小さな子どもと一緒に使用する場合は、濃度を薄めにするか、パッチテストを行ってから使用してください。※簡易パッチテストの行い方:腕の内側に10倍に希釈したハンガリーウォーターを10円玉程度の大きさに塗布し、24時間後にかゆみや赤みの反応がないかチェックする。・肌に合わない場合は、すぐに使用を中止してください。・ハンガリーウォーターは水で薄めてしまうと傷みやすいので、すぐに使い切れる量を少しずつ作り、冷蔵庫で保存することをおすすめします。
2015年05月29日あきんどスシローはこのほど、全国のスシロー店舗にて「400店舗達成記念キャンペーン」を開始した。○価値あるネタをおトクに提供同社は、6月24日に「スシロー札幌白石店」をオープンし、運営する回転寿司「スシロー」およびスマート・スシ・ダイニング「ツマミグイ」の国内店舗合計数が400店舗を突破する。同キャンペーンは、それを記念して行われる。同キャンペーン第1弾は31日まで。通常の2倍のボリューム「倍とろ」を100円(税別)で提供。第2弾は6月12日から21日まで。赤貝、あわび、つぶ貝からなる3種による「感謝還元貝の三貫盛り」が180円(同)となる。第3弾(6月26日から7月2日)は、とろサーモン、ほたて貝柱、かに本身の「感謝還元北海ネタの三貫盛り」。第4弾(7月3日から12日)は、びん長鮪大とろ、中とろ、まぐろの「感謝還元まぐろの三貫盛り」を展開。それぞれ180円(同)で提供する。
2015年05月24日パナソニックは5月22日、スチームオーブンレンジ「3つ星ビストロ」の最上位モデル「NE-BS1200」について、発売日を延期すると発表した。当初、6月1日に発売する予定だったが、6月20日に変更する。NE-BS1200は3月17日に発表されたスチームオーブンレンジ。発表当初、6月1日とされていた発売日を6月20日に延期する。液晶画面の一部誤表示に関するプログラムを修正するため。NE-BS1200は、新形状の3Dアンテナを搭載し、マイクロ波をらせん状に放射する「サイクロンウェーブ加熱」を採用。サイクロンウェーブ加熱ではマイクロ波が食品中央付近から周囲へ広範囲に行き渡るため、解凍ムラを抑えられる。また、発酵・予熱をせず10分でピザやパンを焼き上げる「かんたんピザ・パン」メニューを新たに搭載した。推定市場価格は税別170,000円前後だ。
2015年05月22日シャープは5月21日、液晶テレビ「AQUOS(アクオス)」シリーズから、4K(3,840×2,160ドット)表示に対応した80V型の「AQUOS 4K NEXT LC-80XU30」(以下、LC-80XU30)を発表した。発売は7月10日。価格はオープンで、推定市場価格は税別168万円前後だ。LC-80XU30は、1画素内を分割駆動することで輝度ピークを4点作って、8K相当の解像感を得られる4Kテレビ。通常、明暗を感じる輝度ピークが多いほど解像感が高まる。画像処理+液晶駆動エンジンには、新開発の「X8(クロスエイト)-Master Engine PRO」を採用した。ノイズの低減を図るとともに、映像に応じてコントラストや色を自動補正する。さらに、同エンジンは4K映像やハイビジョン映像を8K映像の情報量に変換する「超解像・8Kアップコンバート」回路を搭載。映像の輝度と色情報を高めたうえで、4K液晶パネルに再構成することで、なめらかな表示を実現する。液晶パネルの3原色(赤・緑・青)に黄色を加えて表示する「4原色技術」を搭載し、色の表現力を高めている。新たな蛍光体を採用したLEDバックライトシステムと、色復元回路による「高演色リッチカラーテクノロジー」を搭載するため、従来モデルと比較して約1.4倍の色再現範囲を実現した。2015年秋にサービス開始予定のVODサービス「NETFLIX」に対応するほか、「ひかりTV 4K」も利用可能だ。ただし、NETFLIXもひかりTV 4Kも、別途視聴契約が必要となる。主な仕様は、パネル解像度が水平3,840×垂直2,160画素、使用光源がLED(直下型)。スピーカー部はツィーター×2、ミッドレンジ×2、サブウーファー×2。音声実用最大出力は65W(15W+15W+35W)。外形寸法、重量、消費電力、年間消費電力量などは未定となっている。
2015年05月21日東芝ホームテクノは5月21日、過熱水蒸気オーブンレンジ「石窯ドーム」の新製品として「ER-ND500」を発表した。発売は6月中旬。価格はオープンで、推定市場価格は税別160,000円前後だ。ER-ND500は、付属の深さ約5cmの深皿を用いて調理する、専用の「深皿メニュー」を搭載するオーブンレンジ。下ごしらえをした材料を深皿にセットすれば、焼く・煮込む・炊く・茹でる・炒めるの5つの調理を自動で行える。ナポリタンやグラタン、ケーキのほか、深皿で主菜1品と副菜2品の計3品を同時に調理してくれるセットメニューも備える。オーブン調理の予熱温度を、従来モデル「ER-MD500」の250℃から320℃へ上げた。これにより、短時間での調理が可能となった。新しく「350℃石窯メニュー」を搭載。クリスピーピザの場合、焼き時間が約7分から3分40秒に短縮、生地の水分蒸発も抑えられ、周囲がパリっとしたもちもちな生地を実現できる。従来に引き続き、熱風が循環しやすい「石窯ドーム構造」、庫内のセラミックコーティングによる遠赤外線「庫内まるごと遠赤」、焼きムラを防ぐため左右反転して風向を変える「焼き色上手なくるりん熱風」、周囲にスリットを設けた「遠赤包み焼き角皿」を採用。最高350℃のオーブン温度も継承する。解凍機能として、ひき肉をほぐしやすくしたり、薄切り肉をはがしやすくしたりする「スチーム全解凍」、包丁で切りやすいかたさに解凍する「お急ぎ全解凍」、さくっと切れて食卓に出すタイミングで食べ頃になる「さしみ(半解凍)」の3モードを搭載。スチーム全解凍では、赤外線センサーをスイングさせることで庫内1,024カ所をチェックする。食品の温度を細かくモニタリングすることで、端煮えと解凍不足の両方を抑えながら50gの少量解凍が可能になった。本体サイズはW500×D465×H412mmで、重量は24kg。庫内有効寸法はW386×D300×H241mmで、総庫内容量は31L。消費電力は1,430Wで、年間消費電力量は63.9kWh(省エネ法・特定機器「電子レンジ」測定方法に基づく)。カラーはグランホワイトとグランレッドの2色。ABCクッキングスタジオが開発したものを含む、369レシピが載っている料理集が付属する。東芝ホームテクノは、6月中旬に「ER-ND400」、7月上旬に「ER-ND300」、7月中旬に「ER-ND100」を発売する。価格はオープンで、推定市場価格はER-ND400が税別120,000円前後、ER-ND300が税別90,000円前後、ER-ND100が税別70,000円前後となっている。
2015年05月21日パナソニックは5月21日、50~60代をメインターゲットとしたブランド「Jコンセプト」から、スチームオーブンレンジ「3つ星ビストロ NE-JBS652」を発表した。発売は7月1日。価格はオープンで、推定市場価格は税別85,000円前後だ。NE-JBS652は、焼く・煮る・蒸す・揚げるの調理工程を1台で行えるスチームオーブンレンジ。2人分の時短調理に適した機能として、「合わせ技セット」と「エリア加熱」を搭載した。合わせ技セットとは、上段で「焼き」、下段で「煮る」など異なる2品を同時に調理できるモード。合わせ技セットのメニューは7種類を用意する。エリア加熱とは、手前半分を優先的に加熱して、効率よく調理する機能のことだ。カロリーや塩分からメニューを検索できる機能を持ち、健康を意識した献立作りをサポートする。自動で50種類の和食メニューを作れる「和食メニュー50選」を搭載。付属のグリル皿を用いれば、ひっくり返さずに裏面にも焼き色が付く。本体のデザインには、揺れる稲穂のイメージを意匠化した「豊穣柄」を施している。ドアはソフトダンパーを採用したもので、手を離してもやさしくスムーズに閉まる。操作部はカラータッチ液晶となっており、ボタンサイズは従来比で約1.2倍に拡大。さらに濃淡をつけて視認性を向上させた。また、次に行う操作がわからなくならないよう、押すタイミングになるとスタートボタンが光って知らせる。サイズはW500×D400×H347mm。庫内容量は26L。カラーは豊穣ブラックと豊穣ホワイト。○少量かつ時短を実現パナソニックが行った調査の結果によると、Jコンセプトのターゲットである「目利き世代」は、2人分の調理時に「量を多く作りすぎる」「食材が余る」「準備や片付けの手間がかかる」「品数を多く作れない」などの問題を抱えている。一方で、理想とする品数は3品~4品、調理時間は30分以内というニーズも明らかになった。次にほしいオーブンレンジとしては「操作がシンプル」「お手入れがラク」「ヘルシー機能」を持ったものと回答した人が多い。そこでパナソニックは、少量かつ時短調理に対応し、使いやすいレンジとして、今回のNE-JBS652を提案していく。
2015年05月21日番町製作所は12日、同社が提供するスマートフォン向けゲームアプリ「家電少女」と、シャープのコラボレーションイベントを近日中に開催すると予告した。「家電少女」ゲーム内に、シャープ製品をイメージしたキャラクターが登場する。今回キャラクター化されるシャープ製品は「プラズマクラスタードライヤー」「お茶プレッソ」「どっちもドア冷蔵庫」「3Dファン」の4種類。対象のキャラクターは、期間限定のイベントクエストに挑戦することで入手できる。イベント開催日などの詳細は、家電少女およびシャープの公式Twitterにて告知される。「家電少女」は、家電と合体した少女たちが悪の組織と戦う家電育成RPG。ゲーム内には家電をイメージしたキャラクターが100種類以上登場する。対応OSはiOS 6.0以降。Android版の要件は4.0以上。
2015年05月12日シャープは5月11日、同社が1,200億円以上ある資本金を1億円まで減資すると日本経済新聞などが報道した件について、公式コメントを発表した。コメント文には「資本政策については、優先株式の発行や減資を含めた様々な検討を進めておりますが、決定した事実はありません」と記されている。今回のコメントは、5月9日に日本経済新聞など複数の報道機関が、同社が99%以上の減資を行うと伝えたことに対してのもの。5月11日の東京株式市場では、これらの報道が影響したためか、シャープの株価が一時ストップ安となった。シャープは5月14日15時に資本政策を含む新中期経営計画を公表する予定だ。
2015年05月11日アニプレックスは4月27日、シャープのロボット掃除機「COCOROBO(ココロボ)」シリーズとコラボレーションした特別モデル「プレミアムなCOCOROBO <黒執事Ver.<」の予約受け付けを開始した。シャープの社内プロジェクト「プレミアムなCOCOROBO」の第2弾として開発されたモデルだ。4月27日17時から5月31日23時59分まで、「aniplex+」にて予約を受け付ける。価格は税別150,000円。別途送料として540円かかる。台数限定販売のため、予定上限台数に達し次第、予約受付を終了する。○その執事、掃除本製品は、シャープのロボット掃除機「COCOROBO」の最上位モデル「RX-V200」をベースに開発された特別モデル。枢やな氏原作のマンガ作品「黒執事」の主人公であるセバスチャン・ミカエリスをモチーフとしている。ボディ天面のイラストは描き下ろしで、「COCOROBO」のロゴもオリジナルだ。本体に収録された音声は、テレビアニメでセバスチャン役を務める声優の小野大輔氏による録り下ろし。ユーザーが「きれいにして」など呼びかけると、おなじみの「イエス、マイロード」というセリフとともに掃除を開始する。そのほか、「お願い」と呼びかけると「おねだりの仕方は教えたでしょう?」、「愛してる」と呼びかけると「もったいないお言葉、恐縮です」などと返答。「お話して」「セリフ言って」という呼びかけに対しては、「一体、何をどうしたら、こういうことになるんです?」「都合が良い時ばかり、子どもになられるのですね?」といった作中に登場する名ゼリフで返事をしてくれる。RX-V200のクラウド連携機能を活かして、天気情報やニュースを教えてくれるほか、目覚まし、献立の提案などの機能も持つ。ただし、ニュースや献立を尋ねた際、セバスチャンがしゃべるのは「御意、クラウドさんに聞いてみましょう」などのつなぎのセリフのみ。ニュース内容などをしゃべるのは、ベースのRX-V200と同様の音声だ。○コラボはなぜ実現?シャープはプレミアムなCOCOROBOの第一弾として、すでに<妹Ver.<を販売した実績を持っている。これは、他企業や大学、研究機関などと広く共同で開発を行ってクラウドサービスを作り出す「SHARP Cloud Labs(シャープ・クラウド・ラボ)」によるプロジェクトだった。「前回の<妹Ver.<を発表した際に、『黒執事のセバスチャンバージョンが出たらすぐに買うのに……』というご意見を、1人ではなく何人かの方からいただきました」と語るのは、シャープ 研究開発本部 クラウド技術開発センター 所長 上田徹氏だ。シャープ側が「名作としてすでに高い評価を得ている黒執事にコラボを持ちかけるなど、おこがましいと考えていた」ところ、黒執事の制作会社であるアニプレックスからラブコールがあり、今回の協業に至ったとのことだ。シャープ 研究開発本部 クラウド技術開発センター 技術企画室 副参事 徳永礼氏は、「黒執事という作品の持つ世界観をジャマしないよう設計した」と説明。「黒執事ファンの人がニヤリとしながら使っていただけるようになっていると思う」を自信を見せた。購入方法など詳細は、「プレミアムなCOCOROBO <黒執事Ver.<商品情報ページ」を参照のこと。
2015年04月27日シャープは27日、静電容量方式タッチパネルを採用した「BIG PAD」シリーズの新製品として、80V型タッチディスプレイ「PN-L803C」を発表した。8月上旬より発売する。価格はオープン。静電容量方式タッチパネルを採用する80V型ワイド液晶ディスプレイ。複数のタッチセンサーでの同時読み取りと、ノイズを除去する独自技術を採用。ノイズを従来機の1/8以下に抑え、約15mm角の小さな文字の書き込みを可能にした。ペン先3.5mmの新タッチペンも付属する。会議などでホワイトボードとして活用できるソフト「SHARPペンソフト」を同梱。最大4人の同時書き込みが可能なほか、「マルチボード」機能により3台並べてシートを左右にスライドさせながら同時に表示することもできる。またスマートフォンなどと連携し、画面の共有や双方向書き込みができるミーティング支援ソフト「タッチディスプレイリンク」も同梱されている。「SHARPタッチビューアー」では、様々なファイル形式のデータをタッチ操作で手軽に使用できる。主な仕様は、画面サイズが80V型ワイド、液晶パネルがUV2、解像度が1,920×1,080ドット(フルHD)、輝度が300cd/平方メートル、コントラスト比が4,000:1。本体は縦向き / 横向きの両対応。映像入力インタフェースはHDMI×3、D-Sub×2、DisplayPort×1、コンポーネントビデオ×1、コンポジットビデオ×1。通信用に10BASE-T / 100BASE-TX対応有線LAN×1を搭載。本体サイズはW1850×D96×H1,072mm、重量は約77kg。
2015年04月27日シャープは4月24日、国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」への搭載に向けて、空気中を浮遊する細菌などの微生物の量を自動計測できる微生物センサー「BC-300C」3台を宇宙航空研究開発機構(JAXA)に納入したと発表した。「BC-300C」は計測エリアの空気を吸引した後、独自手法を加えた蛍光検出法により、微生物の量を約10分で自動計測することができる。連続計測も可能なため、微生物量の経時変化を監視することも可能だ。シャープは今回、同センサーを微小重力に対応させたものを納入した。密閉空間である「きぼう」内の適切な環境維持のためのモニタリング装置として利用される予定だ。
2015年04月24日シャープは4月23日、小学生向けの個別学習サポートシステム「STUDYFIT」を開発したと発表した。全国自治体や小学校を対象に、5月から販売を開始する。副教材大手の日本標準と共同開発したデジタル教材を採用。日本マイクロソフトとも協力して全国展開を図っていく。STUDYFITは、診断テストと指導問題からなるデジタル教材と、Windowsタブレット向けアプリケーション、教員用のサーバーアプリケーションで構成された学習支援システム。ハードウェアとしてはペン入力可能なWindowsタブレット、教員用サーバー・PCで構成され、無線LANやルーター、インターネット回線などの通信環境も提供する。全国の自治体では、文部科学省の音頭もあって教育にITを組み込もうという動きが進展している。115自治体が教育にITを活用しているとされており、タブレットを児童・生徒一人一人に貸与予定の自治体も6自治体になり、佐賀県では県立高校生全員に配布している。シャープはこれまでもInteractive StudyやSTUDYNOTEといったSTUDYシリーズを提供することで、東京都日野市平山小学校や茨城県つくば市春日学園といった導入例がある。ただ、こうした取り組みの中で教材不足、学校のネットワーク回線の貧弱さ、先生への負荷、通常授業への影響といった課題が見えてきているという。こうした課題に対応するために開発したのがSTUDYFITだ。教材不足の解消のため、学校の現場で実績のある日本標準とともにデジタル教材を開発。シャープの電子書籍技術で教材をHTML5化・DRMの付与を行ってWindowsタブレットで利用可能にした。学校によってはネットワーク環境が貧弱で、佐賀県立高校へのタブレット導入で問題になった「一斉にアプリケーションをダウンロード、インストールするため回線がパンクする」といったトラブルを回避するため、学習履歴の送信のみにネットワークを使い、アプリケーションのインストールなどはUSBメモリやSDカード経由で行うようにした。デジタル教材は自動採点や児童の自己採点が可能なため、教員への負荷も少なく、学習履歴が教員のサーバーにすぐにアップロードされるため、児童それぞれのつまづきポイントや苦手分野がすぐに分析できる。学習指導要領に応じたカリキュラムに影響を与えないように5~10分程度で終わる問題にすることで、すき間時間に学習ができる。さらに、児童個人個人の学習ポイントを分析したあとは、学習状況に応じて問題を変更するなど、個人に合わせた学習が可能になるという。2014年11月下旬~2015年3月にかけて、佐賀県多久市の公立小学校3校の5年生186人に対して実証実験も実施。約3カ月間、毎日の始業時間前に「朝のタブレット学習」を設けることで検証をした結果、診断テストの結果が学習前後では国語で8点、算数で12点上昇した。成績順では、下位層が減少し、中位層、上位層がそれぞれ上昇して、全体的な底上げとなったという。教員にとっても児童全員の学習ポイントが把握でき、それに応じた問題を提示できるため、偏りなく学習指導ができるようになった。そのため、成績上位の児童の成績もさらに上がるといった効果もあったという。朝学習を習慣づけることで集中力が増し、さらに個別学習で進度に応じた問題にすることで児童の学習意欲が上昇した点も大きな効果だったとしている。実際の現場でも、児童、教員ともに前向きな反応をもらった、ということで、シャープでは今回のシステムに手応えを感じているようだ。多久市の横尾俊彦市長は、「1点を挙げるのも大変な中、わずかな期間で点数を上げられたのは大きな成果」と評価。学習効果だけでなく、朝学習で集中力が向上し、「校内の雰囲気も落ち着くという効果も出た」ということで、教育環境の向上にも役立ったと指摘する。タブレットの導入では、児童はすぐに慣れて使いこなせるようになり、教員も多少の負荷は増えても児童が熱心に取り組んで学習効果も出ていることで指導意欲も増すという効果もあったそうだ。端末のトラブルがあっても、予備を用意することでその場ですぐに交換していくなどの対策を実施していたことで、学習への影響は「ゼロだった」(シャープ)という。多久市には複数のメーカーのWindowsタブレットを貸与しており、今後の実導入の際は、教育委員会の要望などに応じてタブレットの選定や配布なども行う。現在はインストールのためにメモリカードやUSBメモリといったメディアに対応している必要があり、教材もWindows向けのため、導入はWindowsタブレットとなるが、シャープ自身はマルチプラットフォーム対応の電子書籍技術を持っており、教材もすでにHTML5アプリ化しているため、将来的にはiPadなどへの対応も可能だという。また、デジタル教材は今のところ5年生向けのものしかないが、今後3~6年生用の教材も開発し、提供していく。同様に、国語・算数だけの対応強化も拡大していきたいとしている。多久市でも新5年生に対して実証研究を継続し、STUDYFITの効果を検証していく。今後、教材がそろえば他の学年にも広げていきたい考えだ。シャープでは、こうした実証研究の効果測定を継続して効果をアピールしていき、16年度末までに100自治体での導入を目指す。導入の価格は、児童1人当たり年額5,000円に、教員用の管理システムが1校あたり30万円となり、例えば児童100人の場合は年額80万円程度になるということだ。
2015年04月23日シャープは4月22日、サイクロンふとん掃除機「Cornet(コロネ) EC-HX100」を発表した。シャープ初のふとん掃除機で、約40℃の温風を吹き出しながら同時に吸引する「ヒートサイクロン」の搭載が特徴だ。発売は5月21日。価格はオープンで、推定市場価格は税別40,000円前後だ。Cornetは、約40℃の温風を吹き出しながらダニを引きはがして吸引する「ヒートサイクロン」方式を採用したふとん掃除機。ヒートサイクロンは、シャープが徹底して行ったというダニ研究から生まれた。ダニは掃除機で吸引されると、それに抵抗するべく、するどいツメで繊維にしがみついてしまう。ところが、ダニが嫌う温度である約40℃の熱を与えると、そこから逃げ出そうとして、繊維から手を離すということが実験から明らかになった。そこでシャープは、温風でダニに熱を与えつつ吸引するヒートサイクロンを開発。吸い取られたダニは、遠心分離サイクロンの高速旋回気流によって99%以上が死滅するという。加えて、布団の微細なゴミなどもたたき出して捕じんできるよう、1分間に最大約6,000回振動する「たたきパワーブラシ」を装備。モーター駆動の回転ブラシとゴムブレードでハウスダストをかき出す。Cornetは温風を吹き出すためにヒーターを搭載しているわけではなく、掃除機の内部で発生するモーターなどの熱エネルギーを掃除機の底面で循環させている。消費電力は280W、最大でも530Wだ。ちなみに、Cornetという名称はフランス語で円錐や角笛を指す「cornet」と、布団が清潔になって「コロっと寝られる」という2つの意味を込めて付けられたそうだ。○「ふとん掃除機=ダニ退治機」という認識発表会には、シャープ 健康・環境システム事業本部 ランドリーシステム事業部長 林一正氏、シャープ 健康・環境システム事業本部 ランドリーシステム事業部 国内商品企画部 手塚萌子氏が登壇した。林氏はまず、掃除機の市場について説明した。2014年4月の消費税増税の影響もあり、2014年度の掃除機販売台数は減少。しかし、コードレス式掃除機やロボット掃除機など新ジャンルの掃除機は伸びを見せた。特にふとん掃除機の市場は大きく伸長し、ニーズが拡大していることから今回の発売に至ったという。続いて、手塚氏が新製品のCornetを紹介した。実際に撮影されたダニの映像を見てみると、確かに室温25℃ではダニがきっちりと繊維にしがみついて離れない。Cornetを用いて約37℃の状況で吸引してみると、ダニは繊維から手を離し、スルっと吸い込まれていってしまった。そのほか、手塚氏は使い勝手についても説明。ベッドと敷き布団の使用者割合が日本では半々に近いことから、どちらにも対応できる持ち手「ラウンドハンドル」を採用した。ベッドを掃除したい時は真横から、敷き布団を掃除したい時は少し上部を持つようにするとラクに掃除できるとしている。実際に使ってみると、持ち上げるのは「重い」と感じたが、ベッドと掛け布団の上ではスルスルと滑らせるような感覚で、使い心地は軽かった。○プラズマクラスターイオンで寝具の消臭もCornetはプラズマクラスターイオンを放出する機能も持つ。プラズマクラスターイオンによって寝具についたニオイなどを消臭できる。
2015年04月22日