九州国立博物館と凸版印刷は、専用のVRゴーグルを用いて特別史跡「王塚古墳」のバーチャルリアリティ(VR)コンテンツが楽しめる個人向けサービスを開発、3月14日から12月31日までの期間限定で提供すると発表した。同サービスは、特設Webサイトから個人が所有するスマートフォンにVRコンテンツを配信、九州国立博物館ミュージアムショップにて数量限定で販売される専用VRゴーグルにスマートフォンを装着して鑑賞・体験できるというもの。3月16日現在、九州国立博物館で開催中の特別展示「進化する博物館III 最新技術でよみがえる九州の装飾古墳」にて、九州国立博物館と凸版印刷は、両者で共同開発した特別史跡「王塚古墳」内部を鑑賞・体験する簡易型ヘッドマウントディスプレイ用VRコンテンツを公開している。また、今回、生活者が自宅や史跡などに自由に持ち運び個人で楽しむことができる、WebGLを利用したストリーミング配信VRコンテンツを専用のVRゴーグルと合わせて開発、商品化し、同コンテンツは展示室で公開中のものと同様に、王塚古墳の石室内部を、文様を探すクイズ形式で鑑賞できる。さらに今後、個人向けサービス版のみの新機能として「フリー鑑賞モード」なども追加される予定。「パーソナル版ストリーミング配信VRコンテンツ」の配信期間は2015年3月14日(土)~12月31日(木) で、対応端末はiOS 8以上のiPhone 5/iPhone 5s/iPhone 6 (2015年3月現在) 。Android 端末は非対応で、コンテンツは専用VRゴーグル購入者のみ利用できる。「専用VRゴーグル」は、九州国立博物館ミュージアムショップで既に販売されている(1000個限定のため、販売が終了している可能性がある)。販売価格は800円(税別)。
2015年03月21日AMDは3月4日、優れたVR(バーチャルリアリティ)体験を提供する新構想の第1弾として「LiquidVR」を発表し、「LiquidVR」SDK1.0のアルファ版を登録済みの開発者にリリースした。VRにおいてユーザーに非物理的な世界を物理的に存在していると認識させるためには、ユーザーが頭を動かした時と、頭部を動かした位置から新たなイメージを目にするまでの時間、つまり動作から表示までのレイテンシー(遅延)を解決する必要がある。「LiquidVR」は、ハードウェア・アクセラレーションによるタイムワープ技術により、1フレームのレンダリング後にユーザーの頭部位置の情報を活用する。イメージをワープし、新しいイメージをVRヘッドセットに送信することで、ユーザーが頭部の向きを変えた時点からスクリーンに表示されるまでのレイテンシーを効果的に最小化できるという。また、リアルタイムに近い早さでデータをまとめることで頭部装着ディスプレイのヘッドトラッキング・データを可能な限り早くGPUに送ることができるプログラミング・メカニズムを採用し、レイテンシーを排除する。このほか、複数のGPUを並列動作させ、GPUごとにプロセスを割り当てることでVRアプリケーションのフレームレートを改善する技術を採用。それぞれのGPUが片目で見たイメージをレンダリングし、その出力を組み合わせて1枚のステレオ3Dイメージにすることができる。AMDは「コンテンツ、快適性および互換性はAMDのVRへの取り組みの要であり、今回発表した『LiquidVR』は、これらの3分野に大きな進歩をもたらします。『LiquidVR』により、当社はエコシステムと協力してVRにおけるいくつかの課題を解決し、VRコンテンツ開発者が優れた新しい体験を実現するための手段を提供します」とコメントした。
2015年03月04日メガハウスは、スマートフォンをセットして手軽にVR(バーチャルリアリティ)映像が楽しめる「BotsNew(ボッツニュー)」を発表した。4月上旬より全国の玩具店や雑貨店、ネット通販などで販売する。価格は税別2,760円。「BotsNew」は、スマートフォンでVR(バーチャルリアリティ)映像を楽しめる製品。専用アプリをインストールしたスマートフォンをセットし、本体のレンズ部分からスマートフォンの画面をのぞきこむようにして使う。スマートフォンのジャイロ機能を使用しており、頭の動きに追従して観ている映像が動く。また、眼鏡をかけたままの使用も可能だ。専用Webサイトにて、BotsNew用のVRコンテンツが提供される。例として、秋葉原のビルの間を駆け抜ける高速ジェットコースター体験「秋葉原ジェットコースター」、様々な男性・女性と至近距離で過ごす妄想デート体験「ドッキドキ!妄想デート」、360度美女に囲まれる夢の体験「囲まれちゃうシリーズ」、ドアを開けるとそこは別世界、日常では体験できない場所にワープする「ハコでもドア」などを予定している。対応OSは、iOSおよびAndroid。画面サイズは4~6型のスマートフォン。本体サイズは約W142×D85×H110mm、重さは約104g。
2015年03月02日KDDIと伊勢丹新宿店は2月11日~16日の期間、共同で「DIGITAL LIFE STYLE 2015 TOKYO」を開催している。「スマホVR」やその場で自分のイメージに合わせたウェアのオーダーができる特別企画など、ファッションとデジタルを掛けあわせたO2Oイベントを行っている。イベントでは、ウォークラリーを行っており、参加者は伊勢丹新宿本店の1階と2階、3階、au SHINJUKUに設置されたチェックポイントを回る。専用のウォークラリーカードにNFCタグが埋め込まれており、全てをタッチすることで、プレゼントを提供するという仕組みだ。○スマホVRとは?スマホVRは、スマートフォンで実現するVR(バーチャルリアリティ)のことで、代表的なものにGoogle Cardboardなどが存在する。今回、「SHINJUKU Jump&Shopping」で提供される「ハコスコ」は、Cardboardとは異なって3D立体視はできないものの、伊勢丹のフロア間や屋上、au SHINJUKUなどを行き来でき、臨場感溢れる映像体験を楽しめる。イベントでは、ハコスコのINFOBAR限定デザインVer.を用意しており、ウォークラリーで全てのチェックポイントを回ったユーザーにプレゼントする。体験コーナーは伊勢丹新宿本店2階に用意されており、同じ階ではINFOBAR A03の各色に合わせたカクテルの提供も行われている。カクテルを飲める場所は携帯電話の使用が禁止されていたが、カクテルの味を集中して楽しんでもらうための配慮だろうか。○世界に1つのウェア作成も続く伊勢丹新宿本店の3階では「Wearable INFOBAR Pattern Generator」と題した最新テクノロジーを駆使したウェアのオーダー企画を用意。話題のメディアアーティスト 真鍋 大度氏が率いる「rhizomatiks」が開発したアプリケーションでスマートフォンやその場で撮影した写真を、INFOBARの各色に模したモザイクデザインへ変換。変換したデザインは、パリコレで発表を行うなど世界からも注目を集めるデザイナー 森永邦彦氏が手がける「アンリアレイジ」のTシャツやセーターに仕上げるという。このウェアにはとある仕掛けがあり、紫外線に当たると色が浮き出るフォトクロミックと呼ばれる特殊プリント加工が行われている。なお、その場でデザインの作成・注文はできるものの、引き渡しは約3カ月かかるとしている。○デジタルとファッションの融合という狙いファッションとデジタルという組み合わせは、ここのところ注目を集めており、今年の春に登場する予定の「Apple Watch」もファッション誌などに取り上げられるケースが多く見られるなど、トレンド中のトレンドと言ってもよい。INFOBARシリーズは、2003年に登場してから12年目の人気モデル。以前より、この「ファッションとデジタル」について取り組みを進めているプロダクトの一つだが、今回のイベントはどのような意図で行ったのだろうか。KDDI 商品統括本部 プロダクト企画本部 プロダクト企画1部の砂原 哲氏は、INFOBARを「ファッションの価値を持つ携帯電話。人と違うものが欲しいんだけど、一緒のものを持ちたいという感覚を持つ人に」という"感覚"で持ってもらえるような携帯電話であると語る。普段から使う携帯電話だからこそ、どのように生活へ溶け込むか。生活に溶けこむからこそ、ファッションとして、そして"オシャレ"が集まる百貨店とのコラボレーションに至った。「デジタルから洋服に繋げたい」という伊勢丹と、単発のイベントを行ってもなかなか気軽に入れない携帯キャリアショップという両社が手を組むことで、双方のユーザーの導線をつなぎ合わせようという狙いがあるわけだ。「携帯電話は生活必需品。だから、伊勢丹とやるのは必然ですし、INFOBARの初期もBEAMSと組んだりやったりとファッションを意識していました」(砂原氏)最後に砂原氏は、デジタルとファッションの組み合わせをINFOBAR A03に重ねあわせて語ってくれた。「携帯電話でデザインを打ち出したいという気持ちはいつも持っているのですが、普段はおざなりになってしまっている部分がある。au design projectで出したneonなど、充電中でも携帯電話が生活に溶け込んでいるという世界は作れるのですが、スマートフォンになってから、サボってしまっている部分がある。だから今回のINFOBAR A03では、充電している時もサボらないように専用の充電台を作りました。もっとこうした取り組みを通して、プロダクトを美しくでるのではないかと考えています」(砂原氏)
2015年02月12日テレビやWebなどのメディアで紹介され、ちょっとした話題となっているVRボックスをご存知だろうか。3D動画コンテンツやVR(バーチャルリアリティ)コンテンツが簡単に楽しめる、視聴用のヘッドセットだ。ハイホーでは、同社のSIMサービス「hi-ho LTE typeD」の契約者に、この「VRボックス」を提供するキャンペーンを12月1日より開始している。今回、このハイホーの「VRボックス」を入手し、実際に遊んでみたので、その様子とともに、「hi-ho LTE typeD」について改めて紹介したい。○VRボックスとは?プレゼントキャンペーンは、前述の通り、「hi-ho LTE typeD」シリーズの各コースに新規で申し込んだ利用者を対象に実施するもの。対象者には、これまで提供されていた初月の月額利用料無料特典に加えて、1契約につき1台のVRボックスが提供される。さて同キャンペーンで提供されるVRボックスだが、いったい何ができるのかというと、まずYouTubeやニコニコ動画などの3D動画コンテンツが楽しめる。さらに、Google PlayやApp Storeで提供されているVR向けのアプリをインストールすることで、ライブ映像やゲームなどのコンテンツが利用できる。なお利用するには、スマートフォンが必須となる。スマートフォンを持っていない利用者でも、12月1日から提供を開始したhi-hoスマホ第2弾「hi-ho LTE typeD ミニマムスタート with ZenFone 5 【LTE】」または、8月1日から提供しているhi-hoスマホ第1弾「hi-ho LTE typeD ミニマムスタート with G2 mini 【LTE】」を利用することで、VRボックスを楽しむ環境が揃うことになる。格安SIMサービスの代表格とも言えるhi-hoのサービス。例えばhi-ho LTE typeD ミニマムスタートでは、通信容量2GB/月のサービスが月額933円(税込1,008円)で利用できる。大手キャリアの提供する料金プランに比べて、非常にリーズナブルな料金で利用できるのが魅力となっている。○さっそくVRボックスで遊んでみた筆者の手元にもこのVRボックスが届いたので、早速組み立ててみた。説明書によれば、4つの部品で組み立てていくらしい。部品は発泡PEシート製で、とても頑丈な印象だ。穴に足を差し込んで、ひとつひとつパーツを組み合わせること約5分。お手製VRボックスが完成した。使い方はいたって簡単で、VRボックスの背面にスマートフォンを設置するだけ。4.7インチのiPhone/ Androidスマートフォンなら、ほぼジャストフィットという大きさだ。さて、VRボックスが完成したところでGoogle謹製のアプリ「Cardboard」でオススメされた、いくつかのアプリで実際に遊んでみることにした。まず、とあるアーティストのライブ映像を体験してみた。こちらの映像は、VRボックスの角度を変えることで見える映像も変化する趣向。左を向けばアーティストがピアノで弾き語りしており、右を向けばギタリストが演奏しているといった具合だ。実際にライブ会場に赴き、辺りをキョロキョロしているかのような錯覚にとらわれた。続いて、VRアプリケーションを試してみた。「Lanterns for Google Cardboard」は、中国の山村に漂うランタンの様子を再現したもの。綺麗な夜景と自然の音に心が癒やされる。一方、「Roller Coaster VR」はスリルあふれるジェットコースターをモチーフにしたもの。VRボックスならではの臨場感が体験できることだろう。***VRボックスは、これまでのスマートフォン向け周辺機器にはない、ユニークなガジェットだ。本稿で紹介した通り、3D動画やVRコンテンツが、気軽に楽しめる。キャンペーンで無料提供されるガジェットではあるが、作りもしっかりしているので、長く使えそうな点もポイントだ。VRボックスプレゼントキャンペーンは、2014年12月1日から2015年1月12日まで。現在、格安SIMサービスの契約を検討している人は、この機会に「hi-ho LTE typeD」を選択し、「VRボックス」で楽しんでみてはいかがだろうか。
2014年12月25日博報堂と博報堂プロダクツ、スマホVRサービスを手掛けるハコスコは12月19日、VRを企業のマーケティングに活用するソリューション開発を共同で開始すると発表した。共同開発の第一弾として、ハコスコが提供するダンボール製ビューワー「ハコスコ」と個人のスマートフォンを活用した、VR体験ソリューション「スマホVRソリューション」の提供を行う。同ソリューションは、安価で手軽にVRを体験できる「ハコスコ」を活用することで、高価なヘッドマウントディスプレイやPCが不要に。ハコスコ本体への印刷も可能で、企業仕様のデザインにカスタマズできるほか、ノベルティや付録としてクライアントへの配布も可能だ。また、三社は、プロモーション戦略としてスマホVRをどのように活用していくべきか、企業のニーズや情報戦略を理解した上でのスマホVR活用プランニングも提供。VRを最適な形でマーケティングに落とし込むためのプランニングやシナリオを設計する。加えて、ビューワーやVR映像コンテンツの企画・制作から、コンテンツ配信、アプリ等の開発まで、スマホVR体験に必要な全てをワンストップで提供し、全天球パノラマ撮影やユーザーの動きと連動した三軸映像処理も対応する予定となる。
2014年12月22日米Googleは17日(現地時間)、Android用「Googleマップ」アプリの隠し機能として、同社の手作りVR(バーチャルリアリティ)ヘッドマウントディスプレイ「Cardboard」に対応したストリートビューのVR機能をGoogle+で明かした。ストリートビューでVR機能を利用するには、Android端末の「Googleマップ」アプリでストリートビュー機能を立ち上げた後、画面右下に表示される回転ボタンをダブルタップする。するとストリートビューで画像が左右に分割されたVRモードの表示に切り替わり、「Cardboard」で楽しむことができる。Cardboardは、Googleが6月にGoogle I/O 2014で公開した、段ボール製の手作りVRヘッドマウントディスプレイ。段ボールやレンズ、ゴムなどを同梱した製作キットも一般販売されている。
2014年12月19日AndroidのGoogleマップ・アプリ(マップ)のストリートビュー機能が、Googleの手作りVR(バーチャルリアリティ)ヘッドマウントディスプレイ「Cardboard」に対応していた。Google CardboardのGoogle+でCardboardチームが明らかにした。マップ・アプリで地図にピンを落とす(長押し)か、または検索して表示したい場所に移動し、画面下部にあらわれる情報カードから[ストリートビュー]をタップする。ストリートビュー画面では、右下に回転用のアイコンが表示される。回転アイコンをタップして有効にすると、スマートフォンを持つ手の動きに連動して、ストリートビュー表示が動くようになる。この回転アイコンをタップではなく、ダブルタップすると、ストリートビュー表示がVR用の左右2つの表示に切り替わる。Cardboardに装着して見ると、ストリートビューをVRコンテンツとして楽しめる。Cardboardは、Googleが今年6月にGoogle I/O 2014で公開した。キットをダウンロードし、ダンボール紙、レンズ、磁石、ベルクロテープ、輪ゴムなどを使って、低コストでVRディスプレイを自作できる。
2014年12月19日米Googleが今年6月にGoogle I/O 2014で公開したVR(バーチャルリアリティ)ヘッドマウントディスプレイ・プロジェクト「Google Cardboard」。キットをダウンロードし、ダンボール紙、レンズ、磁石、ベルクロテープ、輪ゴムなどを使って、低コストでVRディスプレイを自作できる。Andrew Nartker氏(製品マネージャー)によると、Cardboardユーザーはすでに50万人を超えた。大きな製品プロジェクトではないが、急速にコミュニティが拡大している。そこで同社は10日(米国時間)にユーザーと開発者向けにCardboardのいくつかのアップデートを発表した。ユーザー向けには、Cardboard対応アプリのコレクションページ「Apps for Google Cardboard」をGoogle Playに用意した。Googleが提供する体験アプリ「Cardboard」、ポール・マッカートニーのライブをVRディスプレイで楽しめる「Paul McCartney」など、10日時点で24個のCardboard対応アプリがリストされている。また、公開しているCardboardの仕様書をカッティングツールも考慮したものにアップデートした。開発者向けにはソフトウエア開発キット「Cardboard SDKs for Android and Unity」を公開した。同SDKによって開発者は、レンズの歪みの補正や頭のトラッキング、2画面のレンダリングといったVRに関する負担から解放され、アプリそのものの開発に集中できるようになる。
2014年12月11日ポール・マッカートニーのライブをVR(バーチャルリアリティ)ヘッドマウントディスプレイで体験できるAndroidアプリ「Paul McCartney」を米Jauntが無料公開した。Google Playから入手できる。これはJauntが同社のシネマティックVRコンテンツを体験できるように公開したもの。Paul McCartneyアプリを使って「Live and Let Die (007 死ぬのは奴らだ)」のライブ映像にアクセスでき、360度の立体3D映像をアンビソニックス・オーディオと共に楽しめる。なお、このライブは今年8月14日に米サンフランシスコで行われたコンサートで、解体が決まったキャンドルスティック・パークの最後のイベントになった。VRヘッドマウントディスプレイには、米Googleが今年6月にGoogle I/O 2014で公開した「Cardboard」を用いる。対応Androidスマートフォンは、Google Nexus 4、Google Nexus 5、Motorola Moto X、Samsung Galaxy S4、 Samsung Galaxy S5、Samsung Galaxy Nexusなど。
2014年11月21日凸版印刷は11月18日、8Kを超えるリアルタイム生成映像出力を実現する高解像度・多画面対応型VR技術を開発したと発表した。VR技術は、8Kを超えるVR映像をリアルタイムに生成し、大きやさ解像度の異なる複数のスクリーンに表示できるというもの。コンテンツの出力には、凸版印刷が独自に開発したミドルウェア「トッパンVRエンジン」の機能拡張版を利用している。複数の投影装置に伝送される映像をマルチGPUが制御することにより、1台のワークステーションからフルHDの32倍の高解像度映像を出力する。また、ワークステーションを複数つないでクラスタ化することで、コンテンツの特性に合わせた最適なシステムと投影レイアウトを構築できるという。なお、VR技術は11月19日~21日まで幕張メッセで開催される「2014年国際放送機器展」において、東京国立博物館が所蔵する重要文化財「洛中洛外図屏風(舟木本)」のアーカイブデータをVR化して公開する。
2014年11月18日米GoogleがVR(バーチャルリアリティ)ヘッドマウントディスプレイを自作するプロジェクトを公開した。必要な材料は、ダンボール紙、レンズ、磁石、ベルクロテープ、輪ゴムなど。詳細は、Cardboardプロジェクトのページに記載されている。設計図のファイル(PDF)をダウンロードして印刷し、それをダンボールに貼ってカットする。あとは磁石やベロクロテープを貼り、レンズをはめ込んで組み立てるだけ。Cardboardアプリ(Android 4.1以上)を使って「Earth」「Tour Guide」「YouTube」「Exhibit」「Photo Sphere」「Street Vue」「Windy Day」などのVRデモを体験できる。対応するAndroidスマートフォンは、Google Nexus 4、Google Nexus 5、Motorola Moto X、Samsung Galaxy S4、 Samsung Galaxy S5、Samsung Galaxy Nexusなど。完全対応ではないが、HTC One、Motorola Moto G、Samsung Galaxy S3も使用可能だ。
2014年06月26日