ミック・ジャガーが、ジェームス・ブラウンの伝記映画でプロデューサーを務めるようだ。タイトル未定の本作で、ミックは『ビューティフル・マインド』などを手掛けたプロデューサーのブライアン・グレイザーと共にプロデューサーを担当する模様で、監督は『ヘルプ~心がつなぐストーリー~』のテイト・テイラーが交渉中だという。また本作の脚本は、2010年公開のクライム・サスペンス映画『フェア・ゲーム』の脚本を執筆した ジェズ・バターワースとジョン=ヘンリー・バターワースが手掛けるものの、ジェームスの配役は現時点では決定していないが、「Deadline.com」の報道によると、エディ・マーフィーや2010年のオスカー受賞作『ハート・ロッカー』でお馴染みのアンソニー・マッキーがジェームス役の候補に挙がっているという。グレイザーは2006年にジェームスが亡くなる前から、ジェームス本人と共に本作の企画を進行させていたという。エンタメ業界において60年にも渡って活躍し、その功績は揺るぎないものとして音楽史上に刻まれているジェームスだが、元々は貧困家庭に生まれ育っており、そんなジェームスがいかにして「ソウルの帝王」と呼ばれるまでに登り詰めたかを描く作品となるようだ。ミックは「Deadline.com」に「ジェームス・ブラウンのような伝説的シンガーの伝記映画の製作に参加することができて非常に光栄です。ジェームスは大変興味深い人生を送った、非常に魅力的なパフォーマーでした」と声明を発表している。また、ジェームスの家族も本作に協力的な様子で、トミー・レイ・ブラウン夫人は声明で「ミック・ジャガーとブライアン・グレイザーという主人が大好きだった2人が、主人の感動的な人生を映画化してくれるなんて非常に誇らしい思いでいっぱいです」と映画化の喜びを述べている。■関連作品:ヘルプ~心がつなぐストーリー~ 2012年3月31日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2011 DreamWorks II Distribution Co., LLC. All Rights Reserved.フェア・ゲーム 2011年10月29日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開© 2010 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.ハート・ロッカー 2010年3月6日よりTOHOシネマズ みゆき座、TOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開© 2008 Hurt Locker, LLC. All Rights Reserved.
2012年10月25日当連載第45回「”パンダ顔”105系、品川駅に現る!」でも紹介した1M式電車105系は、山口県の宇部・小野田線で最後の活躍を見せた戦前型旧型国電をいっせいに置き換えていきました。今回は引退寸前の戦前型旧型国電が走っていた頃の宇部・小野田線を紹介します。最後の旧型国電として活躍し、車齢70年という高齢で引退したクモハ42001も走っていました。宇部線は山陽本線の小郡駅(現在の新山口駅)から、宇部新川駅を経由して山陽本線宇部駅までを結ぶ路線。小野田線は宇部線居能駅から山陽本線小野田駅まで結ぶ路線と、途中雀田駅から分岐し、長門本山駅へ向かう本山支線からなる路線です。これらの路線を「宇部・小野田線」と一緒にして呼ぶのは理由があります。2つの線区の車両基地は宇部電車区(現在は廃止)のみで、所属する車両が共用されていたからです。宇部電車区の戦前型旧型国電は、関東や関西地区で活躍後に転属してきた片運転台車、クモハ41・51・クハ55と、両運転台車のクモハ40・42で構成されていました。旧型国電ならではの元祖・1M式電車の特性を生かし、各線区の輸送量に合わせて両運転台車のみの1両、基本編成の2両、その基本編成に両運転台車を連結した3両、基本編成を2本連結した4両と、フレキシブルに編成を組んで運用されていました。宇部電車区には、両運転台車のクモハ40とクモハ42が計5両配属されていました。両運転台車は使い勝手がよく、基本的に本山支線の単行の他、2連の基本編成に連結した3両編成をはじめ、ときには非パンタ側の幌を活かし、基本編成に組み入れられることもありました。宇部・小野田線の戦前形旧型国電の多くは、ここで紹介した写真の撮影から数日後、3月19~20日のわずか2日間でいっせいに105系に置き換えられ、引退となりました。ただし、クモハ42は奇跡的に生き残ることに。中でもクモハ42001は最後の旧型国電となり、2003年3月の引退まで、その活躍は70年におよびました。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月11日1998年にソロ・デビュー・アルバム『Let It Come Down』をリリースし、日本でもシンガー・ソングライターとして不動の人気を築いたジェームス・イハ。そんなイハが、前作より14年ぶりにリリースする2ndアルバムのタイトルが『Look To The Sky』(3月14日(水)発売)であることを発表した。ジェームス・イハその他の情報タイトルには、アルバム全体のドラマティックな雰囲気を表した古い映画や小説に出てくるような響きを大切にしながら、“何かがやって来る空を見上げよ”のような意が込められているという。なお、アルバムにはカレンO/ニック・ジナー(ヤー・ヤー・ヤーズ)や、ニーナ・パーション(カーディガンズ)ら、イハの親しい友人らも参加しているとのこと。また、イハは、アルバムのリリースに先駆けて、2月19日(日)にさいたまスーパーアリーナで開催される「EMI ROCKS 2012」にも初の海外アーティストとして出演。当日はアコースティック・セットでライブを披露する。ライブ会場では、ジェームス・イハ・オフィシャルTシャツも限定販売されるので、ファンならば要チェックだ。さらに、1998年にリリースされ、“不朽の名作”と名高いソロ・デビュー・アルバム『Let It Come Down』が、新たにリマスタリングされ、当時の国内盤(ボーナス・トラック1曲)に、2曲のボーナストラックを追加収録した形で2月15日(水)にリリースされる。■ジェームス・イハからのメッセージ「こんにちは。日本のみんなが大好きだよ。君たち全員にギターを1本ずつ差し上げたい気持ちでいっぱいだ。でも、残念ながらそんな数のギターは持ってない……。ぜひ「EMI ROCKS」でのライブを観に来てほしい。そしてぜひ新譜をじっくり聴いてほしいな。この新譜は愛でできているから。このアルバムを作るために沢山タクシーに乗ったよ。ニューヨークで」■ジェームス・イハ/『Look To The Sky』3月14日(水)発売2500円
2012年02月10日