SixTONESの松村北斗と女優の上白石萌音がW主演を務める、映画『夜明けのすべて』(公開中)のメイキング映像とメイキング写真が7日、公開された。○■松村北斗、三宅唱監督と共演者に信頼感「撮られている感覚がほとんどなかった」今回公開されたのは、8mmフィルムで撮影されたメイキング映像。あたたかいBGMとともに、山添くん(松村)と藤沢さん(上白石)の職場である栗田科学で出演者たちが仲睦まじく笑い合う風景や、松村と上白石らのオフショットの数々が映像を彩っている。山添くんと藤沢さんが働く栗田科学は、家庭用プラネタリウムや顕微鏡などの科学工作玩具の製造・販売を行う会社。社長の栗田和夫(光石研)は「無理なく、怪我なく、安全に」がモットーで社員の健康を第一に考えている。職場で山添くんがパニック障害の発作を起こしたり、藤沢さんがイライラを爆発させたりしてしまうが、社長をはじめ栗田科学の職員たちは優しく2人に寄り添う。芝居とはいえ実際に過換気症候群になるリスクを伴った発作のシーンについて松村は「練習から本番まで、発作を起こすシーンではつねにすぐ近くに医療監修の先生がいて、リアルに見えるかを確認しながら、同時に僕のケアをしてくれました。そこは、最初から三宅唱監督が気遣ってくれていましたね」と振り返る。さらに「まるで栗田科学にいるような、楽しくて居心地のよい現場でした。演じるみなさんも役そのままという感じで。多くのカットで、今撮られているなって感覚がほとんどなかったんです。おかげで芝居にだけ集中できました」と監督や他の役者と良いチームワークを築き山添くんを演じ切れたと話した。上白石も「演じるうえで悩んだり苦しかったりしたことはたくさんありましたけど、そういうものすべてをプラスのエネルギーに変えられる現場でした。全員が一個一個のシーンにこのうえなく愛情を注いでいる現場で、まだ終わりたくない、ずっとここにいたいと思いながら撮影していました。みんなで何かをつくるってこんなに楽しいんだ、と思い出させてもらった気がします」と撮影現場を回顧。撮影現場全体に漂うインクルーシブな雰囲気や意識、姿勢についても「三宅組はたしかに栗田科学でした」と断言した。メイキング映像には、松村と上白石が撮影の合間に公園で和気あいあいとはしゃぐ姿など、役ではないふたりの素顔も垣間見ることができる。さらに撮影現場の裏側をフィルムカメラで撮影したオフショットも解禁。絶妙な距離感で佇む松村と上白石はまさに山添くんと藤沢さんそのもの。2人でブランコを漕ぐ姿や、休憩中にくつろぐ松村、マフラーに包まる上白石など、それぞれのリラックスした表情も見どころとなっている。【編集部MEMO】映画『夜明けのすべて』は、瀬尾まいこ氏による同名小説の実写化作。月に一度、PMS(月経前症候群)でイライラが抑えられなくなる藤沢美紗(上白石)と、パニック障害を患い、様々なことをあきらめて、生きがいも気力も失っている山添が、職場の人たちの理解に支えられながら、友達でも恋人でもないけれど、どこか同志のような特別な気持ちが芽生えていく姿を描いている。NHK 連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』で夫婦役を演じた松村北斗と上白石萌音が、映画初共演でW主演を務める。(C)瀬尾まいこ/2024『夜明けのすべて』製作委員会
2024年02月07日SixTONESの松村北斗と女優の上白石萌音がW主演を務める、映画『夜明けのすべて』(2月9日公開)のイラスト版ビジュアルが5日、公開された。○■山添くんと藤沢さんを取り巻く人々がプラネタリウムのように描かれたビジュアル今回公開されたのは、イラストレーターの丹地陽子氏が手掛けた同作のイラスト版ビジュアル。絶妙な距離感で佇む山添くんと藤沢さん、そしてその周りには2人が働く栗田科学の人々、山添くんの恋人や前職の上司、藤沢さんの母親など、2人の日常を見守るキャラクターたちがまるでプラネタリウムの夜空の星のように映し出されており、柔らかなタッチと色合い、それぞれの表情に癒される優しいイラストに仕上がっている。作者の丹地氏は「映画を観て、私たちは一人ひとりがかけがえのない星だなというようなことを感じました」とコメントした。【編集部MEMO】映画『夜明けのすべて』は、瀬尾まいこ氏による同名小説の実写化作。月に一度、PMS(月経前症候群)でイライラが抑えられなくなる藤沢美紗(上白石)と、パニック障害を患い、様々なことをあきらめて、生きがいも気力も失っている山添が、職場の人たちの理解に支えられながら、友達でも恋人でもないけれど、どこか同志のような特別な気持ちが芽生えていく姿を描いている。NHK 連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』で夫婦役を演じた松村北斗と上白石萌音が、映画初共演でW主演を務める。(C)瀬尾まいこ/2024『夜明けのすべて』製作委員会
2024年02月05日瀬尾まいこの同名小説を映画化した三宅唱監督作『夜明けのすべて』よりメイキングと本編映像が解禁された。第74回ベルリン国際映画祭 フォーラム部門正式招待決定するなど、公開前からすでに大きな注目を集める本作。この度解禁となったのは、上白石さん演じる藤沢さんが、松村さん演じる山添くんの髪を切るシーンのメイキング映像と本編映像の一部。月に一度のPMS(月経前症候群)で自らの感情をコントロールできなくなる藤沢さんと、電車などの混雑した乗り物や美容室などの狭い室内に入れないパニック障害を抱えた山添くん。栗田科学という職場の同僚として過ごしていたふたりは、お互いに自分ではどうすることもできない“生きづらさ”を抱えている共通点があることを知る。少しでも山添くんの力になろうと、自転車をプレゼントするため突然山添くんの家を訪問する藤沢さんは、そこで彼が自分で髪を切ろうとしていたことに気づき散髪をしてあげることに。自信満々にハサミを入れるも、「あ…」と呟き手を止める藤沢さんに「大丈夫ですか?」と不安げな山添くん。「大丈夫…もう一回チャンス頂戴!」と声を漏らす藤沢さんに、「チャンスってことは失敗したんですよね!?」と山添くんがすかさず突っ込むという、なんとも微笑ましいふたりの姿が収められている。できないことも自分ひとりで解決しようと殻にこもりがちな山添くんとちょっぴりおせっかいで陽気な藤沢さん。両極端でありながらもふたりが打ち解けあうきっかけとなった、本作にとっても重要なシーンだ。実際の撮影風景には、切り方、髪の毛の量、切る位置など指導を受けながら、真剣な表情で確認する上白石さんの姿が。今回役作りのため髪を伸ばして地毛で撮影に臨んだ松村さんだが、切られる側として上白石さんにプレッシャーがかからないようやさしく声をかける様子もうかがえる。そんなふたりを三宅監督も傍で見守っており、失敗ができない一度きりのチャンスに、チーム一丸となって臨んだシーンとなった。緊張感の中撮影されたシーンだからこそ生み出された、リアリティあふれる空気感のワンシーンとなっている。さらに、本作の公開を記念して、公開初日の2月9日(金)~2月12日(月・祝)の4日間限定で、本作上映館にて入場者プレゼントとして「オリジナルフィルム風フォトシート(サイズ:35mm×100mm)」の配布が決定(※数量限定、無くなり次第終了)。山添くんと藤沢さんの職場の栗田科学で一緒に洗車をするシーンや、この度解禁となった藤沢さんによる散髪シーンなど、ふたりの日常が映し出されたアイテムとなっている。『夜明けのすべて』は2月9日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:夜明けのすべて 2024年2月9日より全国にて公開©瀬尾まいこ/2024「夜明けのすべて」製作委員会
2024年01月26日2月9日(金) 公開の映画『夜明けのすべて』のメイキング映像と本編の一部が公開された。NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』で夫婦役を演じた松村北斗と上白石萌音が映画初共演&ダブル主演を務め、今回は同僚役で最高の理解者となる特別な関係性を演じる本作。このたび公開となったのは、上白石演じる藤沢さんが、松村演じる山添くんの髪を切るシーンだ。月に一度のPMS(月経前症候群)で自らの感情をコントロールできなくなる藤沢さんと、電車などの混雑した乗り物や美容室などの狭い室内に入れないパニック障害を抱えた山添くん。職場の同僚として過ごしていたふたりは、お互いに自分ではどうすることもできない“生きづらさ”を抱えている共通点があることを知る。少しでも山添くんの力になろうと、自転車をプレゼントするため突然山添くんの家を訪問する藤沢さんは、そこで彼が自分で髪を切ろうとしていたことに気づき散髪をしてあげることに。自信満々にハサミを入れるも、「あ……」と呟き手を止める藤沢さんに「大丈夫ですか?」と不安げな山添くん。「大丈夫……もう一回チャンス頂戴!」と声を漏らす藤沢さんに、「チャンスってことは失敗したんですよね!?」と山添くんがすかさず突っ込むという、なんとも微笑ましいふたりの姿が収められている。実際の撮影風景には、切り方、髪の毛の量、切る位置など指導を受けながら、真剣な表情で確認する上白石の姿が。今回役作りのため髪を伸ばして地毛で撮影に臨んだ松村だが、切られる側として上白石にプレッシャーがかからないようやさしく声をかける様子もうかがえる。そんなふたりを三宅唱監督も傍で見守っており、失敗ができない一度きりのチャンスに、チーム一丸となって臨んだシーンとなった。また、公開初日の2月9日(金) から12日(月・休) の4日間限定で、入場者プレゼントとして「オリジナルフィルム風フォトシート(サイズ:35mm×100mm)」の配布が決定。山添くんと藤沢さんが職場で一緒に洗車をするシーンや、藤沢さんによる散髪シーンなど、ふたりの日常が映し出されたアイテムとなっている。映画『夜明けのすべて』入場者プレゼント:「オリジナルフィルム風フォトシート」映画『夜明けのすべて』メイキング&本編映像<作品情報>映画『夜明けのすべて』2月9日(金) 公開(C)瀬尾まいこ/2024「夜明けのすべて」製作委員会関連リンク公式サイト:::
2024年01月26日有田焼 カネゴン (C)円谷プロ株式会社ツギイロと株式会社ステラナーヴェは、共同事業ブランド「トラカル」からウルトラマンシリーズ「有田焼 カネゴン」、スター・ウォーズシリーズ「有田焼 オープニングクロール皿」を2024年2月1日より販売開始いたします。トラカル オフィシャルサイト(商品販売サイト)で申込み受付中です。「有田焼 カネゴン」/「有田焼 オープニングクロール皿」【ウルトラマンシリーズ第1弾商品「有田焼 カネゴン」】400年の伝統を誇る有田焼の技術と最新の3D技術を駆使した、磁器製の「カネゴン」が登場です。円谷プロダクションの人気怪獣カネゴンの特異なキャラクター性を維持しながらも、現在の有田焼が持つ技術・知識・経験全てを詰め込み、日本のポップカルチャーをネクストレベルに押し上げる至高のクオリティを生み出すことに成功しました。本作品は、計り知れない価値の創造を実現した、日本が世界に誇ることが出来る、まさに奇跡の一品です。【商品概要】商品名: 有田焼 カネゴン販売価格: 680,000円(税抜)※送料別途※限定販売15体サイズ: 全高約250mm素材: 有田焼(磁器)販売(取り扱い・お問い合わせ): 株式会社ステラナーヴェ株式会社ツギイロ【スター・ウォーズシリーズ第1弾商品「有田焼 オープニングクロール皿」】1977年誕生以来、魅力を増し続けるスター・ウォーズ作品の代名詞「オープニングクロール」と、日本が世界に誇る「有田焼」が融合して再現することに成功した、完全オリジナルの有田焼プレートが完成しました。日本文化から多大なる影響を受けているスター・ウォーズと有田焼の融合から放たれるその凛とした雰囲気は、スター・ウォーズファンはもちろん、多くの人に手にとって感じて欲しい、アート作品と呼べる仕上りとなっています。【商品写真】有田焼 オープニングクロール皿 (C)&(TM) Lucasfilm Ltd.・「クラシック3部作」のオープニングクロール全文を有田焼で再現・本商品のために製作した最高品質の特注パッケージ【商品概要】商品: 有田焼 オープニングクロール皿発売元: 株式会社アイアップ販売元: 株式会社ステラナーヴェ販売価格: 180,000円(税抜)※送料別途サイズ: 約300mm×180mm(プレートサイズ)素材: 有田焼(磁器)販売(取り扱い・お問い合わせ): 株式会社ステラナーヴェ株式会社ツギイロ※本商品は、ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社と株式会社レイアップとの契約により、株式会社アイアップが製造販売したものです。(出典元の情報/画像より一部抜粋)(最新情報や詳細は公式サイトをご確認ください)※出典:プレスリリース
2024年01月25日「スター・ウォーズ」のアニメーション作品で、“異端”のエリート・クローン兵士集団<バッド・バッチ>を主人公にした「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」ファイナル・シーズンの予告編が公開された。本作は、ジョージ・ルーカスが原案、デイヴ・フィローニ(「マンダロリアン」など)が監督を務め、多くのファンの心を掴んだアニメーションシリーズ「クローン・ウォーズ」に登場した“異端”のエリート・クローン部隊<バッド・バッチ>を主人公に描くアニメーションシリーズの最終章。「スター・ウォーズ」の生みの親であるルーカスの「クローンの中にも他と比べてユニークな能力の持ち主がいて、強化されたスキルをもつ特殊部隊のようなものがあるのではないか」というアイディアを基に、ルーカスからの信頼も厚く、ルーカスフィルムの最高クリエイティブ責任者(チーフ・クリエイティブ・オフィサー)であるフィローニによって制作された。デイヴ・フィローニファンからの人気も熱い本シリーズについてルーカスフィルムは「本作がファイナル・シーズンである」と発表しており、「クローン・ウォーズ」「バッド・バッチ」シリーズと続いて描かれてきたバッド・バッチの波乱の物語もついに最終章を迎える。舞台は『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』のその後、ジェダイ・オーダーが崩壊し銀河帝国の支配が始まった暗黒の時代。遺伝子操作によって生み出された、個性豊かなクローン兵士集団「クローン・フォース99」、通称<バッド・バッチ>は、ただ命令に従うだけのクローン兵ではなく新たな生きる道を模索していく。リーダーのハンター、怪力のレッカー、頭脳派のテク、新たな仲間として加わった元レック(標準的なクローン・トルーパー)のエコー、“純粋なクローン”の少女オメガ、そして帝国軍に対する価値観の違いから袂を分かつこととなったクロスヘアーと、それぞれクローンでありながらユニークな特性をもっている。銀河の様々な星で卓越したスキルを武器に予想外かつ危険な傭兵としてのミッションに挑む中、バッド・バッチはクローン戦争時代の旧友や新たな仲間たちに出会い、そして新たな敵に立ち向かっていく。解禁された予告編では、バッド・バッチが壮大なラスト・ミッションに挑む姿が迫力満点に描かれる。オメガを狙う帝国軍から逃げながら、傭兵として銀河の旅を続けるハンターらとオメガ。シーズン2のラストではついに帝国軍によってオメガは捕らえられてしまい、ハンターたちとオメガは離れ離れになってしまった。映像には、『シスの復讐』でアナキン・スカイウォーカーをダークサイドに引きずり込んだ、帝国の最高権力者として恐怖と暴政で銀河を支配するパルパティーン皇帝や、「クローン・ウォーズ」シリーズに登場した人気キャラクター、アサージ・ヴェントレスが黄色いライトセーバーを巧みに操るシーン。同じく「クローン・ウォーズ」シリーズで人気を博したキャプテン・レックスも登場するなど、シリーズでもお馴染みのキャラクターの姿が映し出されており、本作で描かれる「スター・ウォーズ」の新たな物語にますます期待が高まる。前作に続き手掛けるのは、ルーカスから「スター・ウォーズ」のアニメーションシリーズ作品の制作を任され、来たる「スター・ウォーズ」の劇場新作4本全てで製作総指揮を務めるデイヴ・フィローニ。“異端”のクローン兵士集団<バッド・バッチ>が挑むラスト・ミッション、たどり着く結末に注目だ。「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」ファイナル・シーズンは2月21日(水)よりディズニープラスにて初回3話配信開始。(シネマカフェ編集部)
2024年01月23日松村北斗と上白石萌音がW主演を務める『夜明けのすべて』がベルリン国際映画祭<フォーラム部門>に正式出品されることが決定。喜びのコメントが到着し、さらにロング予告映像も解禁された。『ケイコ 目を澄ませて』の三宅唱監督が、「そして、バトンは渡された」などの瀬尾まいこの小説を映画化した本作。この度、本作が【フォーラム部門】に正式出品された現地時間2月15日(木)~25日(日)開催予定の第74回ベルリン国際映画祭は、カンヌ国際映画祭、ヴェネチア国際映画祭と並ぶ世界三大映画祭のひとつ。三宅唱監督作品としては、2019年の『きみの鳥はうたえる』(フォーラム部門)、昨年の『ケイコ 目を澄ませて』(エンカウンターズ部門)以来2年連続、3回目のベルリン国際映画祭選出となり、自身の長編監督作品が全てベルリン映画祭に招待されていることになる。本作が選出された【フォーラム部門】は、新しい視点を含む大胆で革新的な作品を集めた部門で、強い個性や多様性のある物語が選出されている。“生きづらさ”を抱えた2人の男女の特別な関係性を描いた本作が、国境を越えてどのような視点をもって評価されていくのか、注目が集まる。さらに本作で上白石萌音と共に主演を務め、パニック障害を抱えた青年・山添くんに扮した松村北斗は、昨年声優として出演した『すずめの戸締まり』(22/新海誠監督)が第73回ベルリン国際映画祭に正式出品されており、今年で2年連続の招待となる。松村さんは同作で、アニメ界のアカデミー賞とされる第51回アニー賞で声優賞(映画部門)へのノミネートを果たしたばかりで、声優初挑戦にしての快挙に世界中から脚光を浴びている。また、映画祭への出品情報と併せて、ロング予告が解禁。友達や恋人のような親密さではなく、少し不思議な距離感と空気感に包まれた物語の主人公、山添くん(松村北斗)と藤沢さん(上白石萌音)が映し出され、“生きづらさ”を抱えた者同士、互いに支え合っていく様子が捉えられている。三宅唱監督 コメント『夜明けのすべて』原作者である瀬尾まいこさんに感謝申し上げます。そして、すべての俳優、すべてのスタッフの美しい仕事を誇りに思います。ベルリンを皮切りとして世界中のさまざまな人々に『夜明けのすべて』を無事に届けられるよう、またどんな反応があったかお知らせできるよう、引き続き大切に進めていきます。国内外問わずさまざまな状況下を生きるみなさんが心穏やかに映画を愉しめるような世の中に少しでもなることを心より願っています。松村北斗 コメントこの歴史あるベルリン映画祭への参加が決まった事を「夜明けのすべて」チームの一員としても松村北斗個人としても本当に誇りに思います。この映画は大きな世界の小さな街の話です。誰もが生きづらさを感じる今に、生きることが少し楽になる願いを込めた映画です。そんな映画が世界に届く事を本当に幸せに思います。世界中の誰しもが自分なりの生きづらさを抱えていると思います。そんな方々に願いを込めながら参加したいと思います。上白石萌音 コメント映画の一員として、そしてこの映画を好きないち観客として、とても嬉しいです。描かれているのは、世界のどこで暮らしていても感じ得る心の機微です。作品の温もりが海を超えて、誰かの心をすこしでも軽くできますよう願っています。瀬尾まいこ コメントベルリン映画祭への正式出品、本当におめでとうございます。三宅監督、スタッフの皆さん、出演者の方々が丁寧に、小説を温かく深い世界にして下さったことに感謝しています。私たちの生きている今の世界を離れることなく、すぐそばにいてくれる見た人の心をそっと照らしてくれるこの素敵な映画を、海外の方にも見ていただけると思うと嬉しいです。Barbara Wurm(Berlinale Forumディレクター)コメント男性はパニック障害を抱え、女性は極度のPMSに悩まされている。彼らの会社は社員にとんでもないものを提供する。というとそのようには聞こえないかもしれないが、実は小津安二郎の世界そのものなのだ。ここの人々は気配りができ、気づかないうちにお互いに良いことをしている。私も、私のチームも皆この作品が大好きって、もう言ったかしら?『夜明けのすべて』は2月9日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:夜明けのすべて 2024年2月9日より全国にて公開©瀬尾まいこ/2024「夜明けのすべて」製作委員会
2024年01月17日SixTONESの松村北斗と女優の上白石萌音がW主演を務める、映画『夜明けのすべて』(2月9日公開)が「第74回ベルリン国際映画祭」フォーラム部門に正式出品されることが17日、明らかになった。○■松村北斗、『すずめの戸締まり』に続き2年連続で「ベルリン国際映画祭」に参加ドイツ・ベルリンで毎年2月に開催されるベルリン映画祭は、カンヌ国際映画祭、ヴェネツィア国際映画祭と並ぶ世界三大映画祭のひとつ。日本の映画人では巨匠・黒澤明監督や山田洋次監督をはじめ、2021年に『ドライブ・マイ・カー』で世界的評価を得た濱口竜介監督の『偶然と想像』が銀熊賞(審査員グランプリ)を受賞、行定勲監督が『パレード』(10)、『リバース・エッジ』(18)にてパノラマ部門 国際批評家連盟賞を、荻上直子監督が『彼らが本気で編むときは、』(17)でパノラマ部門 テディ賞審査員特別賞を受賞するなど、名だたる映画監督たちが評価されてきた。同作を手掛ける三宅唱監督は、2019年の『きみの鳥はうたえる』(フォーラム部門)、昨年の『ケイコ 目を澄ませて』(エンカウンターズ部門)以来2年連続3回目の同映画祭選出となり、自身の長編監督作品が全てベルリン映画祭に招待されていることになる。同作が選出されたフォーラム部門は、新しい視点を含む大胆で革新的な作品を集めた部門で、強い個性や多様性のある物語が選出。“生きづらさ”を抱えた2人の男女の特別な関係性を描いた同作が、国境を越えてどのような視点をもって評価されていくのか、注目が集まる。さらに、松村は昨年声優として出演した『すずめの戸締まり』(22)が第73回ベルリン国際映画祭に正式出品されており、今年で2年連続の招待となる。松村は『すずめの戸締まり』でアニメ界のアカデミー賞とされる「第51回アニー賞」声優賞(映画部門)へのノミネートを果たしたばかりで脚光を浴びている。また合わせて、同作のロング予告も公開された。コメントは以下の通り。○■三宅唱監督『夜明けのすべて』原作者である瀬尾まいこさんに感謝申し上げます。そして、すべての俳優、すべてのスタッフの美しい仕事を誇りに思います。ベルリンを皮切りとして世界中のさまざまな人々に『夜明けのすべて』を無事に届けられるよう、またどんな反応があったかお知らせできるよう、引き続き大切に進めていきます。国内外問わずさまざまな状況下を生きるみなさんが心穏やかに映画を愉しめるような世の中に少しでもなることを心より願っています。○■松村北斗この歴史あるベルリン映画祭への参加が決まった事を『夜明けのすべて』チームの一員としても松村北斗個人としても本当に誇りに思います。この映画は大きな世界の小さな街の話です。誰もが生きづらさを感じる今に、生きることが少し楽になる願いを込めた映画です。そんな映画が世界に届く事を本当に幸せに思います。世界中の誰しもが自分なりの生きづらさを抱えていると思います。そんな方々に願いを込めながら参加したいと思います。○■上白石萌音映画の一員として、そしてこの映画を好きないち観客として、とても嬉しいです。描かれているのは、世界のどこで暮らしていても感じ得る心の機微です。作品の温もりが海を超えて、誰かの心をすこしでも軽くできますよう願っています。○■原作・瀬尾まいこ氏ベルリン映画祭への正式出品、本当におめでとうございます。三宅監督、スタッフの皆さん、出演者の方々が丁寧に、小説を温かく深い世界にして下さったことに感謝しています。私たちの生きている今の世界を離れることなく、すぐそばにいてくれる見た人の心をそっと照らしてくれるこの素敵な映画を、海外の方にも見ていただけると思うと嬉しいです。○■Berlinale Forumディレクター・Barbara Wurm氏男性はパニック障害を抱え、女性は極度のPMSに悩まされている。彼らの会社は社員にとんでもないものを提供する。というとそのようには聞こえないかもしれないが、実は小津安二郎の世界そのものなのだ。ここの人々は気配りができ、気づかないうちにお互いに良いことをしている。私も、私のチームも皆この作品が大好きって、もう言ったかしら?【編集部MEMO】映画『夜明けのすべて』は、瀬尾まいこ氏による同名小説の実写化作。月に一度、PMS(月経前症候群)でイライラが抑えられなくなる藤沢美紗(上白石)と、パニック障害を患い、様々なことをあきらめて、生きがいも気力も失っている山添が、職場の人たちの理解に支えられながら、友達でも恋人でもないけれど、どこか同志のような特別な気持ちが芽生えていく姿を描いている。NHK 連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』で夫婦役を演じた松村北斗と上白石萌音が、映画初共演でW主演を務める。(C)瀬尾まいこ/2024『夜明けのすべて』製作委員会
2024年01月17日「スター・ウォーズ」最新映画『The Mandalorian and Grogu』(原題)の製作開始が発表、コンセプトアートも公開された。本作は、孤高の賞金稼ぎマンダロリアンと強いフォースを秘めた子ども・グローグーの冒険物語「マンダロリアン」の2人の新たな物語。同作は、「スター・ウォーズ」創造主ジョージ・ルーカスが撮影現場に訪れ、グローグーを抱っこしたり、制作に関わるデイヴ・フィローニにアドバイスを送ったりと、シリーズを愛する製作陣が「ジョージ・ルーカスがもし今続編を作るとしたら」という発想を基にリスペクトを込めて作った。最新映画は、「マンダロリアン」シーズン1から製作総指揮を務めたジョン・ファブローが監督し、製作はルーカスフィルムの最高クリエイティブ責任者であるデイヴ・フィローニが務める。『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』を映画館で観て、人生を変えるほど大きな衝撃を受けたというファブロー監督は、本作について「私はジョージ・ルーカスが創造した豊かな世界を舞台にした物語を語ることが大好きです。マンダロリアンとグローグーの物語を映画として描けることは、とてもワクワクしています」と意気込む。デイヴと共に製作を務めるルーカスフィルムの社長キャスリーン・ケネディは「ジョン・ファブローとデイヴ・フィローニは、マンドーとグローグーという愛すべきキャラクターを『スター・ウォーズ』の世界に登場させてくれました。この作品は映画館で見るべき壮大な映画になると確信しています」とコメントしている。『The Mandalorian and Grogu』(原題)は2024年製作開始。(シネマカフェ編集部)
2024年01月10日ジョン・ファヴローが、『スター・ウォーズ』の新作映画『The Mandalorian & Grogu(原題)』のメガホンを取ることになったという。タイトルの通り、主人公はマンダロリアンとグローグー。『スター・ウォーズ』公式サイトおよびSNSが発表した。製作は年内に開始。ファヴロー監督はルーカスフィルムのキャスリーン・ケネディ社長&デイヴ・フィローニと共にプロデューサーも務める。このトリオは実写ドラマ「マンダロリアン」でもタッグを組み、製作総指揮を務めている。ファヴロー監督は、「ジョージ・ルーカスが作り出した豊かな世界を舞台として物語を伝えるのが大好きです。マンダロリアンと弟子のグローグーを大きなスクリーンに登場させるのは、とても楽しみです」とコメント。ジョン・ファヴロー Photo by Jesse Grant/Getty Images for Disneyケネディ社長も「ジョン・ファヴローとデイヴ・フィローニはスター・ウォーズに2人の新しい、愛されるキャラクターを投入しました。今度の物語は映画にピッタリなものです」と自信をうかがわせている。発表された『スター・ウォーズ』のXの投稿では、最後がドラマ「マンダロリアン」の中でたびたび登場するマンダロリアンのキメ台詞「This is the Way(我らの道)」で締めくくられた。多くのファンもXに「This is the Way」とポストし、期待をふくらませている模様だ。(賀来比呂美)
2024年01月10日ジョン・ファヴローが『スター・ウォーズ』劇場用新作映画を監督することになった。タイトルは『The Mandalorian & Grogu』。ディズニープラスのシリーズ『マンダロリアン』でお馴染みのマンダロリアンとベイビー・ヨーダに焦点を当てるもののようだ。シリーズに主演するペドロ・パスカルがこの映画にも登場するのかどうかは明らかでない。シリーズは第4シーズンの製作が決まっている。『The Mandalorian & Grogu』は、年内に撮影が開始される模様。このほかに、ファヴローは2016年に大ヒットした『ジャングル・ブック』の続編を監督する予定。文=猿渡由紀
2024年01月10日SixTONESの松村北斗と女優の上白石萌音がW主演を務める、映画『夜明けのすべて』(2月公開)のスペシャルメッセージ動画とキャラクター動画が1日、公開された。○■松村北斗&上白石萌音のナレーションで互いをそれぞれの視点で紹介するキャラクター動画今回公開されたのは、W主演を務める松村と上白石からの新年の挨拶を収めたスペシャルメッセージ動画と、松村と上白石による新規収録のナレーションで、藤沢さん(上白石)と山添くん(松村)が互いをそれぞれの視点で紹介するキャラクター動画。山添くんバージョンは、職場での山添くんの様子が藤沢さん視点で切り取られ、無表情で差し入れを断り、炭酸水を飲みながら黙々と業務に向かう姿から始まる。藤沢さんはそんな山添くんを“いつも無気力で他人に興味のない人”と思っていたが、「なぜそう思い込んでいたんだろう」という問いかけをきっかけに、これまで見えてこなかった山添くんの優しさに気づきはじめる。そして、山添くん自身もPMS(月経前症候群)に苦しむ藤沢さんの症状を和らげるために外に連れ出したり、飲み物を差し入れたりと、自ら藤沢さんに歩み寄っていくうちに、次第に表情が明るくなっていく。「自分の発作はどうにもならないんですけど、3回に1回くらいだったら藤沢さんのこと助けられると思うんですよ」という山添くんのセリフからは、パニック障害による生きづらさを抱えながらも、藤沢さんを救いたいという気持ちの芽生えを見ることができる。一方の藤沢さんバージョンでは、世話好きでおおらかな性格だが、月に一度のPMSでイライラが抑えられなくなり、職場で声を荒げてしまう藤沢さんの姿を収録。山添くんは藤沢さんを”おせっかいでたまに感情が爆発する苦手な人”と思っていたが、「本当にそうだろうか」という問いをきっかけに、藤沢さんの真意を理解していく。藤沢さんの抱える生きづらさを知った山添くんが、洗車や深呼吸を提案して職場での病状を和らげようとすることで、藤沢さんは周囲に気配りができる姿勢や持ち前の明るさを取り戻していく。美容院に行けない山添くんの髪を藤沢さんが散髪するシーンでは、失敗して思わず笑い転げる和やかな2人の姿も見ることができる。第一印象で相手のことを決めつけず、「本当にそうだろうか?」と考え、もう一度問い直していく藤沢さんと山添くん。同作を手掛けた三宅唱監督は、「問い直すことは正直大変で面倒くさいことですが、それでも考え続けようと相手に接する二人になにか大切なものを感じました」と2人のキャラクターに惹かれたポイントを語った。【編集部MEMO】映画『夜明けのすべて』は、瀬尾まいこ氏による同名小説の実写化作。月に一度、PMS(月経前症候群)でイライラが抑えられなくなる藤沢美紗(上白石)と、パニック障害を患い、様々なことをあきらめて、生きがいも気力も失っている山添が、職場の人たちの理解に支えられながら、友達でも恋人でもないけれど、どこか同志のような特別な気持ちが芽生えていく姿を描いている。NHK 連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』で夫婦役を演じた松村北斗と上白石萌音が、映画初共演でW主演を務める。(C)瀬尾まいこ/2024『夜明けのすべて』製作委員会
2024年01月01日2月9日(金) 公開の映画『夜明けのすべて』のキャラクター動画が公開された。『そして、バトンは渡された』で2019年本屋大賞を受賞した瀬尾まいこの原作小説を、『ケイコ 目を澄ませて』などで知られる三宅唱監督が映画化した本作。NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』で夫婦役を演じた松村北斗(SixTONES)と上白石萌音が映画初共演&ダブル主演を務め、今回は同僚役で最高の理解者となる特別な関係性を演じる。今回公開されたのは、藤沢さん(上白石)が山添くん(松村)を、山添くんが藤沢さんをそれぞれの視点で紹介し、松村と上白石による新規収録のナレーションで彩るキャラクター動画。藤沢さん視点で描かれる山添くんバージョンは、職場での山添くんの様子が藤沢さん視点で切り取られ、無表情で差し入れを断ったり、いつも炭酸水を飲みながら黙々と業務に向かう姿から始まる。そんな山添くんを藤沢さんは“いつも無気力で他人に興味のない人”と思っていた。しかし、「なぜそう思い込んでいたんだろう」という問いかけをきっかけに、これまで見えてこなかった山添くんの優しさが見えてくる。PMS(月経前症候群)に苦しむ藤沢さんの症状を和らげるために外に連れ出したり、飲み物を差し入れるなど、自ら藤沢さんに歩み寄っていくうちに、次第に山添くん自身の表情も明るくなっていく。「自分の発作はどうにもならないんですけど、3回に1回くらいだったら藤沢さんのこと助けられると思うんですよ」という山添くんの台詞からは、パニック障害による生きづらさを抱えながらも藤沢さんを救いたいという、気持ちの芽生えが見て取れる。一方で山添くん視点で描かれる藤沢さんバージョンでは、世話好きでおおらかな性格だが、月に一度のPMSでイライラが抑えられなくなり、職場で声を荒げてしまう藤沢さんのふたつの顔が映し出されている。山添くんは藤沢さんについて“おせっかいでたまに感情が爆発する苦手な人”と思っていたが、「本当にそうだろうか」という問いをきっかけに、藤沢さんの真意を理解していく。藤沢さんの抱える生きづらさを知った山添くん。洗車や深呼吸を提案して職場での病状を和らげようとしてくれることで、藤沢さんは周囲に気配りができる姿勢や持ち前の明るさを取り戻していく。美容院に行けない山添くんの髪を藤沢さんが散髪するシーンでは、失敗して思わず笑い転げる和やかなふたりの姿も収められている。第一印象で相手のことを決めつけず、「本当にそうだろうか?」と考え、もう一度問い直していくふたり。三宅監督は「問い直すことは正直大変で面倒くさいことですが、それでも考え続けようと相手に接する二人になにか大切なものを感じました」と原作を通してふたりのキャラクターに惹かれたポイントを語っている。第一印象はマイナスからのスタートだったが、日々の交流を通して、“できることは少なくても、私たちは救い合えるかもしれない”と相手を思いやるふたりの姿からは、他に代わるもののない“かけがえのない繋がり”が感じられる。そうして相手と向き合った“山添くんだからこそ分かる藤沢さん”、“藤沢さんだからこそ分かる山添くん”、それぞれの人間らしさが愛おしく浮かび上がるキャラクター動画となっている。併せて、松村と上白石による新年の挨拶を収めたメッセージ動画が公開となった。『夜明けのすべて』山添くんキャラクター動画『夜明けのすべて』藤沢さんキャラクター動画松村北斗&上白石萌音 メッセージ動画<作品情報>映画『夜明けのすべて』2月9日(金) 公開(C)瀬尾まいこ/2024「夜明けのすべて」製作委員会関連リンク公式サイト:::
2024年01月01日12月27日、『スター・ウォーズ』のレイア姫役で知られるキャリー・フィッシャーが亡くなってから7年が経った。娘のビリー・ロードが幼い頃の自分と母キャリーの2ショット写真をインスタグラムに投稿し、偲んだ。「ママが亡くなってから7年が経ちました。(でもだれがカウントしているかって?私かな?)命日を迎えるたびに、私の悲しみは異なる形で繰り返されます)」とつづった。その悲しみが時には怒りだったり、一日中泣くことになるようなものだったり、虚無感を抱いたり、何も感じないことに罪悪感にさいなまれたり…というものだという。これら全てを一度に感じることもあるそうだ。しかし、今年の命日は「目覚めた時に感じたのは感謝。もしくは深い悲しみかな」とビリー。悲しむことは決して悪いことばかりではないそうで、「これまでの人生に対して抱いたことがなかった、感謝の気持ちが芽生えました。喜びの一瞬一瞬に、まるでこれが最後かもしれないという気持ちで浸ることができるんです」と自身の感じ方の変化を明かした。「息子には、おばあちゃんはお空の星に住んでいると話しています。ママは間違いなく、私の人生に輝きを与えてくれるはずです」と前向きに生きている様子をうかがわせた。ファンから「あなたのお母さんは会ったことがない人にもポジティブな影響を与える人だった」「あなたの悲しみの旅について、正直に率直に話してくれてありがとう」などのコメントが寄せられている。(賀来比呂美)
2023年12月28日SixTONESの松村北斗と女優の上白石萌音がW主演を務める、映画『夜明けのすべて』(2024年2月公開)の場面写真が18日、公開された。○■山添くん(松村北斗)と藤沢さん(上白石萌音)の変化する関係性今回公開されたのは、パニック障害を患う山添くん(松村)と、PMS(月経前症候群)でイライラが抑えられなくなる藤沢さん(上白石)が、友達でも恋人でもなく、同士のような特別な関係になるまでの変化を捉えた場面写真。黙々と仕事をする山添くんに藤沢さんが差し入れのお菓子を渡す一幕では、職場で周囲とコミュニケーションを取らず殻に閉じこもる山添くんと、常に周りを気にかけている藤沢さんの温度差が感じられる。さらに、発作が起きた山添くんを心配し、藤沢さんがいきなり家に押し掛けるシーンでは、突拍子もない藤沢さんの行動に驚く山添くんだが、このときの会話をきかっけに藤沢さんが抱える生きづらさを知ることになる。共同作業で1つの仕事を担当することになった2人が、隣に座り仕事に取り組む姿を切り取った1枚からは、お互いが遠慮のないありのままの姿でありながら協力し合う特別な絆を感じることができる。【編集部MEMO】映画『夜明けのすべて』は、瀬尾まいこ氏による同名小説の実写化作。月に一度、PMS(月経前症候群)でイライラが抑えられなくなる藤沢美紗(上白石)と、パニック障害を患い、様々なことをあきらめて、生きがいも気力も失っている山添が、職場の人たちの理解に支えられながら、友達でも恋人でもないけれど、どこか同志のような特別な気持ちが芽生えていく姿を描いている。NHK 連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』で夫婦役を演じた松村北斗と上白石萌音が、映画初共演でW主演を務める。(C)瀬尾まいこ/2024『夜明けのすべて』製作委員会
2023年12月18日松村北斗(SixTONES)と上白石萌音がW主演を務める瀬尾まいこ原作映画『夜明けのすべて』より、新場面写真が公開された。朝ドラ「カムカムエヴリバディ」で夫婦役を演じた松村さんと上白石さんが今回演じるのは、最高の理解者となる特別な関係性の同僚。PMSとパニック障害、それぞれ生きづらさを抱えた者同士が交流し、少しずつお互いの殻を溶かし合っていく姿を描く。今回公開された場面写真では、松村さん演じる山添くんと、上白石さん演じる藤沢さんが、友達でも恋人でもなく、同士のような特別な関係になるまでの変化を捉えた。黙々と仕事をする山添くんに、藤沢さんが差し入れのお菓子を渡す一幕では、職場で周囲とコミュニケーションを取らず殻に閉じこもる山添くんと、常に周りを気にかけている藤沢さんの温度差が感じられる。また、発作が起きた山添くんを心配し、藤沢さんが突然、家に押し掛ける場面では、突拍子もない藤沢さんの行動に驚く山添くん。しかし、このときの会話をきかっけに、藤沢さんが抱える生きづらさを知ることに。日常の交流を通して、徐々に心を開いていく2人は、共同作業で一つの仕事を担当することに。隣に座り、仕事に取り組む様子からは、お互いが遠慮のない、ありのままの姿でありながら協力し合う、そんな特別な絆が感じられる。瀬尾さんが「何よりも温かな心地のいい作品だと思いました。無理に盛り上げたような大げさな部分が一切なくそっと心に寄り添ってくれるような映画で、それでいてひきつけられる作品でした。漂う空気は原作と似ていると思います。主人公たちの真面目でひたむきなのにどうにもできない気持ちがあり、それなのに、その二人のやり取りがどこかおもしろくいつまでも聞いていたくなる雰囲気などは共通しているかなと」と太鼓判を押している本作。全国の書店員限定で行った試写会でも絶賛の声が寄せられ、鑑賞後の満足度は95%に。小説にはないオリジナルな表現もあり、原作好きもまた違った良さを楽しめる。『夜明けのすべて』は2024年2月9日(金)より公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:夜明けのすべて 2024年2月9日より全国にて公開©瀬尾まいこ/2024「夜明けのすべて」製作委員会
2023年12月18日「スター・ウォーズ」作品の壮大な歴史をビジュアル年表で解説する図鑑「スター・ウォーズ タイムライン」が、12月21日より世界文化社から発売決定。映画・小説・ドラマ・コミックなど、様々な形で発表されてきた「スター・ウォーズ」作品の物語やできごとを、時系列にまとめた永久保存版の1冊となっている。1977年に公開されて以来、45年以上にわたり様々な形で発表されてきた「スター・ウォーズ」作品。本書は映画のみならず、小説、ドラマ、コミック、アニメーションなど、あらゆる発表作で描かれた物語を、時系列に集約・解説したファン必携のビジュアル年表図鑑。アナキン、オビ=ワン、ルーク、レイアなど、主要な登場人物たちの生涯もビジュアル年表で徹底解説。ライトセーバーやミレニアム・ファルコン、惑星ナブーなど、アイテムやビークル、惑星にまつわる小史も迫力のビジュアルで詳しく掲載している。「スター・ウォーズタイムライン」は12月21日(木)より発売。■定価 :6,930円(税込)■発行 :株式会社世界文化ブックス■発行・発売:株式会社世界文化社関連情報:シリーズ既刊「スター・ウォーズ/ビークル・クロスセクション完全版」■定価:4,950円(税込)「スター・ウォーズ キャラクター事典 最新完全版」■定価 :3,300円(税込)「私はC-3PO」(原題:I AM C-3PO)■著者:アンソニー・ダニエルズ■序文:J.J.エイブラムス■定価:2,695円(税込)(シネマカフェ編集部)
2023年12月10日瀬尾まいこの同名小説を映画化した『夜明けのすべて』より原作者と主演の松村北斗と上白石萌音よりコメントが届いた。また瀬尾まいこ原作映画の魅力についても明かしている。「そして、バトンは渡された」で2019年本屋大賞を受賞した瀬尾まいこの原作小説を、『ケイコ 目を澄ませて』の三宅唱監督が映画化した本作。松村北斗と上白石萌音が映画初共演&W主演を務め、お互いに最高の理解者となる特別な関係性を演じる。瀬尾まいこの作品は家庭や学校など身近な舞台で、人と人の繋がりや絆を題材に優しい物語を紡ぐことで多くの読者の心を掴んでおり、第16回本屋大賞を受賞した「そして、バトンは渡された」(2019)をはじめ、吉川英治文学新人賞を受賞した「幸福な食卓」(2004)、「僕らのごはんは明日で待ってる」(2012)など、数多くの著書が映像化されている。これまでの映画化作品の紹介とともに、映画化にあたり表現の変化もあった映画『夜明けのすべて』が織りなす“瀬尾まいこならではの世界観”の魅力について、原作者の瀬尾氏をはじめ松村北斗・上白石萌音のコメントで紐解く。『僕らのごはんは明日で待ってる』(2017)“食”を通して描かれる正反対のふたりの7年間。平凡だけど温かいかけがえのない日常に瀬尾氏らしさが溢れる。「Hey! Say! JUMP」の中島裕翔が主演、新木優子がヒロインを演じ、『箱入り息子の恋』の市井昌秀が監督・脚本を務めた。無口な高校生・葉山亮太(中島裕翔)は、明るく思ったことを何でも言ってしまう自分とは正反対のクラスメイト・上村小春(新木優子)から突然告白をされる。次第に彼女の明るさに惹かれて付き合い始め、そんなふうに始まった恋は、2人が大学生になっても続いていたが、ある日突然小春から別れを切り出される…。瀬尾作品には、登場人物たちの“生活”を連想させる“食”が多く登場するのだが、本作でも、運動後のスポーツ飲料、2人がデートするファミレス、手作りのフライドチキンなど、亮太と小春の周りには身近な“ごはん”がたくさん登場する。“食”を通して丁寧に描かれる2人の平凡だけどあたたかい日常のかけがえのなさが、原作・映画ともに多くの人から支持されており、瀬尾作品らしさに溢れた作品となっている。『そして、バトンは渡された』(2021)血のつながらない家族を通して描かれる、人と人とのあたたかな繫がりと多幸感に優しい涙がこぼれ出す。永野芽郁、田中圭、石原さとみの共演で『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』の前田哲が映画化。優子(永野芽郁)は血のつながらない親の間をリレーされ、これまで4回も苗字が変わった。いまはわけあって、料理上手な義理の父・森宮さん(田中圭)と2人で暮らしている。一方、何度も夫を変えながら自由奔放に生きている梨花(石原さとみ)は、泣き虫な娘みぃたんのママになり精いっぱいの愛情を注いでいたが、突然愛娘を残して姿を消してしまう…。家族をテーマにした作品が多い瀬尾作品の中でも、本作では血のつながらない子への無償の愛が描かれており、命をかけた切ない嘘と秘密がとにかく泣けると話題に。瀬尾まいこファンである上白石萌音は文庫版「そして、バトンは渡された」の解説で、「作品を読み終えた後の多幸感は、家族揃って『ごちそうさま』をするときの気持ちとどこか似ている」とコメントを寄せており、瀬尾作品が多くの人々に愛される理由は、人と人の繋がりをあたたかく描きながら読者や観客に優しく寄り添うことで生まれる、この多幸感にきっとあるのだろう。『夜明けのすべて』(2024年2月9日公開)映画完成前には「映画化され、物語の世界に触れられることをうれしく思います。また、見ていただいた方にとってほのかな光がちりばめられた温かいものになればいいなと楽しみです」と期待のコメントを寄せていた瀬尾氏から、完成した映画についての新規コメントが到着した。「何よりも温かな心地のいい作品だと思いました。無理に盛り上げたような大げさな部分が一切なくそっと心に寄り添ってくれるような映画で、それでいてひきつけられる作品でした。そばに置いておいて、いつでも手に取りたくなる。そんな映画でした」と本作を絶賛。自身の実体験を重ね合わせて執筆した原作の映画化だが「主人公たちの真面目でひたむきなのにどうにもできない気持ちがあり、それなのに、その二人のやり取りがどこかおもしろくいつまでも聞いていたくなる雰囲気は原作と似ていると思いました」と、松村さんと上白石さんが演じる山添くんと藤沢さんの姿を小説のキャラクターたちと重ねながら、あたたかく見守っている。また、映画化にあたり小説にはない映画オリジナルの表現を取り入れた本作。「原作と違う場面も、話をより深く、より温かくするためのもので、とても素敵だと思いました」と瀬尾氏は語り、山添くんを演じる松村さんは「小説からいろいろ変更した点も多く驚きましたが、今思うと、大胆に変えた部分があったからこそ、小説で届けたかったものが全部伝わってきたのかもしれませんね」と好意的にふり返る。藤沢さんを演じる上白石さんは原作の大ファンでもあるが、「あの展開には驚きました。でもできあがった映画を見たら、このラストシーンでよかったと心から思いました」と三宅唱監督の決断に心服した様子で映画についてコメントしている。それぞれの生きづらさを抱える山添くん(松村北斗)と藤沢さん(上白石萌音)が、「簡単に分かり合うことはできないけれど、救い合うことはできる」という関係を築いていく本作。瀬尾氏は「『それでも私たちは救いあえる』と言う表現はとても素敵だと思います。友情や恋愛などという言葉をつけなくても、そばにいる人を救えることはたくさんあるし、そばにいる人に救われることもたくさんあると思います」とコメントを寄せている。『夜明けのすべて』は2024年2月9日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:僕らのごはんは明日で待ってる 2017年1月7日より全国にて公開©そして、バトンは渡された 2021年10月29日より全国にて公開©2021 映画「そして、バトンは渡された」製作委員会夜明けのすべて 2024年2月9日より全国にて公開©瀬尾まいこ/2024「夜明けのすべて」製作委員会
2023年12月10日SixTONESの松村北斗と女優の上白石萌音がW主演を務める映画『夜明けのすべて』(2024年2月9日公開)が、auスマートパスプレミアム会員限定で期間中いつでも1,100円で鑑賞できるキャンペーンの対象作品になった。同作は、『そして、バトンは渡された』で2019年に本屋大賞を受賞した瀬尾まいこ氏の原作小説を映画化。『ケイコ 目を澄ませて』が第72回ベルリン国際映画祭ほか20以上の映画祭に出品され、第77回毎日映画コンクールで日本映画大賞・監督賞他5部門を受賞するなど、国内外を集める三宅唱氏がメガホンを取る。月に一度、PMS(月経前症候群)でイライラが抑えられなくなる藤沢美紗(上白石萌音)はある日、同僚・山添孝俊(松村北斗)の“ある小さな行動”がきっかけで怒りを爆発させてしまう。だが、転職してきたばかりでやる気が無さそうに見えていた山添もまたパニック障害を抱えていて、様々なことをあきらめ、生きがいも気力も失っていた。職場の人たちに支えられながら、どこか同志のような特別な気持ちが芽生えていく二人。いつしか、自分の症状は改善されなくても、相手を助けることはできるのではないかと思うようになる。W主演を務めるのは、NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』で夫婦役を演じた松村北斗と上白石萌音。映画としては初共演となる二人が、同僚役で最高の理解者となる特別な関係性を演じる。原作にオリジナル要素を加え、二人が少しずつお互いの殻を溶かしあっていく姿を、彼らの見つめる日常の美しさや季節の移ろいとともに捉える。複数の作品で、昨年5月から展開中の同キャンペーン。auスマートパスプレミアム会員(同伴者1名まで)を対象に全国のTOHOシネマズ、ユナイテッド・シネマ/シネプレックス、コロナシネマワールドなどで実施し、期間中であれば、何度でも一般・大学生1,100円、高校生以下は900円で鑑賞が可能となる。【編集部MEMO】本作が映画初共演作となる二人。それぞれの起用理由について、井上竜太プロデューサーは「山添くんは一見クールで繊細、心根は優しいキャラクターで、まさに松村さんだと思いお願いしました。藤沢さんを演じた上白石さんは、原作の優しい世界を体現できる人。ご本人も原作の大ファンで快諾頂きました。お二人とも原作小説から抜け出したかの様にリアルに魅力的に演じてくれました」と語っている。
2023年12月05日コロンビア(Columbia)から、『スター・ウォーズ』とのコラボレーションアイテムが登場。「スカイウォーカー・パイロット・コレクション(The Skywalker Pilot Collection)」が、2023年12月1日(金)より東京・原宿のザ ライフスタイル ストア バイ コロンビアほかで限定発売される。『スター・ウォーズ』ルーク・スカイウォーカー着想ウェアコロンビアと『スター・ウォーズ』のコラボレーションにより展開される「スカイウォーカー・パイロット・コレクション」では、農場で育った素朴な若者から、銀河最強のジェダイのひとりへと躍進したルーク・スカイウォーカーにインスパイアされたスキースーツやスキージャケット、フーディーなど全8アイテムを取り揃える。ファン必見!オレンジ色のフライトスーツ風スキースーツまず注目したいのは、鮮やかなオレンジ色のフライトスーツディテールを取り入れたスキースーツ。コロンビア独自の防水透湿機能「オムテック」を備えた表面と、熱反射保温機能「オムニヒートインフィニ ティ」を裏地に施しているため、冷気を遮断しつつ湿気を通して、寒さの中でも暖かく快適な着心地を叶えてくれる。同様のデザインで、スキージャケットや薄手のジャケットも展開。加えて、反乱軍やコムリンクを表現したエンボス加工シリコン製ロゴのパッチを胸元に配したり、内側のセキュリティポケットにはスター・ウォーズの銀河系で使用される文字“オーラベッシュ”で書かれた「T-65 X ウイング・スターファイター」の設計図が隠されていたりと、細部までこだわりが詰め込まれている。フード付きプルオーバー厚手で耐久性に優れたフード付きプルオーバーは、快適性と利便性も抜群。ハイロフトフリースの裏地、マジックテープ付きの胸ポケット、ジッパー付きカンガルーポケットにより、身軽に出かけることができそうだ。ロンTやTシャツもこのほか、ルーク・スカイウォーカーのビンテージ風プリントをあしらった長袖シャツや、ルーク・スカイウォーカーのヘルメットに着想を得た紋章など、ファンも嬉しいディテールがふんだんに盛り込まれたTシャツも用意。クロスボディバッグやキャップといった小物類も揃うので、ぜひあわせて手に入れてみてほしい。【詳細】コロンビア「スカ イウ ォーカー・パイロット・コレクション」発売日:2023年12月1日(金)※時間は営業時間に準ずる。販売店舗:ザ ライフスタイル ストア バイ コロンビア、コロンビア公式ウェブサイトアイテム例:・スカイウォーカーパイロットスキースーツ 69,300円・スカイウォーカーパイロットスキージャケット 46,200円・スカイウォーカーパイロットライトジャケット 35,200円・スカイウォーカーパイロットプルオーバー 19,800円・スカイウォーカーパイロットロングスリーブT 9,900円・スカイウォーカーパイロットショートスリーブT 7,700円・スカイウォーカーパイロットクロスボディバッグ 6,600円・スカイウォーカーパイロットボールキャップ 5,500円※ウェアのサイズはいずれもS、M、L、XL展開。【問い合わせ先】株式会社コロンビアスポーツウェアジャパンTEL:0120-193-803(フリーダイヤル)受付時間:月〜金 10:00〜12:00、13:00〜18:30(土日祝休み)
2023年12月04日松村北斗(SixTONES)×上白石萌音W主演映画『夜明けのすべて』より、友達でも恋人でもない、最高の理解者となる2人の互いを助け合う日常を捉えた本予告映像が公開された。朝ドラ「カムカムエヴリバディ」で夫婦を演じた松村さんと上白石さんが今作では、同僚で最高の理解者となる特別な関係性での共演となる。公開された映像では、PMSで不機嫌そうな藤沢さん(上白石さん)を山添くん(松村さん)が外に連れ出す、少し風変りな2人の関係性がうかがえるシーンからスタート。PMSで周囲にイライラをぶつけてしまう藤沢さんに、「しばらく一人で怒っててもらっていいですか?」と声をかける同僚・山添くんもまた、パニック障害を抱えている。逃げ場のない場所に行けなくなってしまった山添くんのために、藤沢さんはいきなり家に押しかけ、自転車をプレゼントすることを思いつく。少しずつ互いの事情と孤独を知った2人は、生きづらさを抱える者同士、遠慮のない素の自分で関わり合うことで、少しずつ希望を見出していく。自転車で駆けていく山添くんや、ベランダで風を感じる藤沢さんを優しく包み込むのは、16mmフィルムならではの美しく柔らかな光。三宅唱監督と撮影の月永雄太による圧倒的な映像美にも注目だ。そしてHi’Specの音楽が、少しずつ変化する日常に優しく寄り添う。また、藤沢さんのナレーションとともに映し出されるのは、“夜明け前がいちばん暗い。”という文章から始まる「夜についてのメモ」と、原作にはない映画オリジナルの設定として登場するプラネタリウム。「“夜明け”を単に希望の比喩とせずに、その人その人によってさまざまな意味を持ちうる『夜』を描きたいと考えていた」と語る監督が導き出したこのシーンは、やがて迎える2人の新しい夜明けを想像したくなるような、味わい深いシーンとなっている。そんな、山添くんと藤沢さんを優しく見守る周囲の人々との場面写真も到着。山添くんと藤沢さんが勤める栗田科学の社長・栗田和夫(光石研)や、藤沢さんの母・倫子(りょう)とのささやかな日常、山添くんの前職の上司・辻本(渋川清彦)や、山添くんの恋人(芋生悠)らも登場している。なお、ムビチケカードが11月23日(木・祝)より発売されることも決定した。『夜明けのすべて』は2024年2月9日(金)より公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:夜明けのすべて 2024年2月9日より全国にて公開©瀬尾まいこ/2024「夜明けのすべて」製作委員会
2023年11月21日SixTONESの松村北斗と女優の上白石萌音がW主演を務める、映画『夜明けのすべて』(2024年2月9日公開)の本予告が20日、公開された。本予告は、PMS(月経前症候群)の症状で不機嫌そうな表情を浮かべる藤沢さん(上白石萌音)を外に連れ出す山添くん(松村北斗)の、少し風変りな2人の関係性を切り取ったシーンから始まる。PMSで周囲にイライラをぶつけてしまう藤沢さんに「しばらく1人で怒っててもらっていいですか?」と声をかける同僚の山添くんもまた、パニック障害を抱えていた。心が思い通りにならず電車など逃げ場のない場所に行けなくなってしまった山添くんのために、藤沢さんはいきなり家に押しかけて自転車をプレゼントすることを思いつく。そうやって少しずつ互いの事情と孤独を知った2人は、生きづらさを抱える者同士、遠慮のない素の自分で関わり合うことで、少しずつ希望を見出していく。自転車で駆けていく山添くん、ベランダで風を感じる藤沢さんを優しく包み込むのは、16mmフィルムならではの美しく柔らかな光。『ケイコ 目を澄ませて』(2022年)で国内外の観客を魅了した、三宅唱監督と撮影の月永雄太氏のタッグが映像美を見せている。そして『きみの鳥はうたえる』(2018年)でも三宅監督作品の劇伴を担当したHi’Specの音楽が、少しずつ変化する日常に優しく寄り添う。藤沢さんのナレーションとともに映し出されるのは、“夜明け前がいちばん暗い。”という文章から始まる、「夜についてのメモ」と、原作にはない映画オリジナルの設定として登場するプラネタリウム。「“夜明け”を単に希望の比喩とせずに、その人その人によってさまざまな意味を持ちうる『夜』を描きたいと考えていた」と語る三宅監督が導き出したこのシーンは、やがて迎える2人の新しい“夜明け”を想像したくなるような、味わい深いシーンとなっている。合わせて、山添くんと藤沢さんが勤める栗田科学の社長・栗田和夫(光石研)や、藤沢さんの母・倫子(りょう)とのささやかな日常を切り取った写真、山添くんの前職の上司・辻本(渋川清彦)、山添くんの恋人(芋生悠)らと関わり合いながら、少しずつ移ろいゆく2人の世界を捉えた場面写真も公開された。11月23日からはムビチケカードの発売が決定。全国の上映劇場(※一部除く)にて購入できる。【編集部MEMO】映画『夜明けのすべて』は、瀬尾まいこ氏による同名小説の実写化作。月に一度、PMS(月経前症候群)でイライラが抑えられなくなる藤沢美紗(上白石)と、パニック障害を患い、様々なことをあきらめて、生きがいも気力も失っている山添が、職場の人たちの理解に支えられながら、友達でも恋人でもないけれど、どこか同志のような特別な気持ちが芽生えていく姿を描いている。NHK 連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』で夫婦役を演じた松村北斗と上白石萌音が、映画初共演でW主演を務める。(C)瀬尾まいこ/2024「夜明けのすべて」製作委員会
2023年11月21日2024年2月9日(金) 公開の映画『夜明けのすべて』の本予告映像が公開された。『そして、バトンは渡された』で2019年本屋大賞を受賞した瀬尾まいこの原作小説を、『ケイコ 目を澄ませて』が第72回ベルリン国際映画祭ほか20以上の映画祭に出品され、第77回毎日映画コンクールで日本映画大賞・監督賞他5部門を受賞した三宅唱監督が映画化した本作。NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』で夫婦役を演じた松村北斗(SixTONES)と上白石萌音が映画初共演&ダブル主演を務め、今回は同僚役で最高の理解者となる特別な関係性を演じる。公開された本予告は、PMS(月経前症候群)の症状で不機嫌そうな表情を浮かべる藤沢さん(上白石)と、彼女を外に連れ出す山添くん(松村)、少し風変りなふたりの関係性を切り取ったシーンから始まる。PMSで周囲にイライラをぶつけてしまう藤沢さんに「しばらく一人で怒っててもらっていいですか?」と声をかける同僚の山添くんもまたパニック障害を抱えていた。心が思い通りにならず電車など逃げ場のない場所に行けなくなってしまった山添くんのために、藤沢さんはいきなり家に押しかけて自転車をプレゼントすることを思いつく。そうやって少しずつ互いの事情と孤独を知ったふたりは、生きづらさを抱える者同士、遠慮のない素の自分で関わり合うことで、少しずつ希望を見出していく───。自転車で駆けていく山添くん、ベランダで風を感じる藤沢さんを優しく包み込むのは、16mmフィルムならではの美しく柔らかな光。『ケイコ 目を澄ませて』で国内外の観客を魅了した、三宅監督と撮影の月永雄太による映像美は本作でも健在だ。そして、『きみの鳥はうたえる』でも三宅監督作品の劇伴を担当したHi’Specの音楽が、少しずつ変化する日常に優しく寄り添う。さらに、藤沢さんのナレーションとともに映し出されるのは、“夜明け前がいちばん暗い。”という文章から始まる、「夜についてのメモ」と、原作にはない映画オリジナルの設定として登場するプラネタリウム。「“夜明け”を単に希望の比喩とせずに、その人その人によってさまざまな意味を持ちうる“夜”を描きたいと考えていた」と語る三宅監督が導き出したこのシーンは、やがて迎えるふたりの新しい“夜明け”をそっと想像したくなるような、味わい深いシーンとなっている。併せて、山添くんと藤沢さんが勤める栗田科学の社長・栗田和夫(光石研)や、藤沢さんの母・倫子(りょう)とのささやかな日常を切り取った写真や、山添くんの前職の上司・辻本(渋川清彦)や山添くんの恋人(芋生悠)らと関わり合いながら、少しずつ移ろいゆくふたりの世界を捉えた場面写真も公開された。また、11月23日(木・祝) よりムビチケカードの発売が決定。一部を除く全国の上映劇場で購入することができる。『夜明けのすべて』本予告映像<作品情報>映画『夜明けのすべて』2024年2月9日(金) 公開(C)瀬尾まいこ/2024「夜明けのすべて」製作委員会関連リンク公式サイト:::
2023年11月21日SixTONESの松村北斗と女優の上白石萌音がW主演を務める、映画『夜明けのすべて』(2024年2月9日公開)の場面写真が9日、公開された。○■山添くんと藤沢さんの特別な関係性に迫る『夜明けのすべて』場面写真今回公開されたのは、山添くん(松村)と藤沢さん(上白石)の特別な関係性に迫る場面写真。パニック障害を抱えたことで、電車や美容室など逃げ場がない場所に行けなくなった山添くんの髪の毛を、アパートの一室で藤沢さんが切ろうとする一幕や、PMSの症状でイライラが抑えられなくなった藤沢さんの気持ちを落ち着かせようと、外に連れ出した山添くんの提案で洗車をする場面などが収められている。さらに夜の作業場でスクリーンに映る映像を見ながら、温かな表情を浮かべる2人の姿を切り取った1枚からは、ささやかな希望を感じることができる。【編集部MEMO】映画『夜明けのすべて』は、瀬尾まいこによる同名小説の実写化作。月に一度、PMS(月経前症候群)でイライラが抑えられなくなる藤沢美紗(上白石)と、パニック障害を患い、様々なことをあきらめて、生きがいも気力も失っている山添が、職場の人たちの理解に支えられながら、友達でも恋人でもないけれど、どこか同志のような特別な気持ちが芽生えていく姿を描いている。NHK 連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』で夫婦役を演じた松村北斗と上白石萌音が、映画初共演でW主演を務める。(C)瀬尾まいこ/2024『夜明けのすべて』製作委員会
2023年11月10日『ケイコ 目を澄ませて』三宅唱監督が「そして、バトンは渡された」の瀬尾まいこの原作小説を映画化する『夜明けのすべて』。W主演を務める松村北斗と上白石萌音の“最高の理解者となる特別な関係性”に迫る新たな場面写真が解禁となった。原作にオリジナルの要素を加え、山添くん(松村北斗)と藤沢さん(上白石萌音)の2人が交流し少しずつお互いの殻を溶かし合っていく姿を、彼らの見つめる日常の美しさや季節の移ろいとともに捉えた本作。月に一度、PMS(月経前症候群)でイライラが抑えられなくなる藤沢さんはある日、同僚・山添くんのとある小さな行動がきっかけで怒りを爆発させてしまう。だが、転職してきたばかりだというのに、やる気が無さそうに見えていた山添くんもまたパニック障害を抱えていて、様々なことをあきらめて、生きがいも気力も失っていたのだった。この度解禁となったのは、そんな2人が友達でも恋人でもないけれど、どこか同志のような特別な関係になっていく様子を捉えた場面写真。パニック障害を抱えたことで、電車や美容室など逃げ場がない場所に行けなくなった山添くんの伸びた髪の毛をアパートの一室で藤沢さんが切ろうとするひと幕。PMSの症状でイライラが抑えられなくなった藤沢さんの気持ちを落ち着かせようと、外に連れ出した山添くんの提案で洗車をする場面。さらに、夜の作業場でスクリーンに映る映像を見ながら温かな表情を浮かべる2人の姿には、本作の持つささやかな希望が宿ったものとなっている。『夜明けのすべて』は2024年2月9日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:夜明けのすべて 2024年2月9日より全国にて公開©瀬尾まいこ/2024「夜明けのすべて」製作委員会
2023年11月09日松村北斗と上白石萌音がダブル主演を務める映画『夜明けのすべて』の新たな場面写真が公開された。『そして、バトンは渡された』で2019年本屋大賞を受賞した瀬尾まいこの原作小説を、『ケイコ 目を澄ませて』が第72回ベルリン国際映画祭ほか20以上の映画祭に出品された三宅唱監督が映画化した本作。月に一度、PMS(月経前症候群)でイライラが抑えられなくなる藤沢さん(上白石)はある日、転職してきたばかりの同僚・山添くん(松村)のとある小さな行動がきっかけで怒りを爆発させてしまう。だが、やる気が無さそうに見えていた山添くんもパニック障がいを抱えていて、様々なことを諦め、生きがいも気力も失っていた――。このたび公開となったのは、友だちでも恋人でもないふたりがどこか同志のような特別な関係になっていく様子を捉えた場面写真。パニック障がいを抱えたことで、電車や美容室など逃げ場がない場所に行けなくなった山添くんの伸びた髪の毛をアパートの一室で藤沢さんが切ろうとする一幕や、PMSの症状でイライラが抑えられなくなった藤沢さんの気持ちを落ち着かせようと外に連れ出した山添くんの提案で洗車をする場面、さらに、夜の作業場でスクリーンに映る映像を見ながら温かな表情を浮かべるふたりの姿が映し出されている。<作品情報>映画『夜明けのすべて』2024年2月9日(金) 公開(C)瀬尾まいこ/2024「夜明けのすべて」製作委員会関連リンク公式サイト:::
2023年11月09日アナキン・スカイウォーカーの唯一の弟子、アソーカ・タノを主人公にした実写ドラマシリーズ「スター・ウォーズ:アソーカ」の最終話となる第8話が配信。アソーカとサビーヌ・レン、初めての女性師弟を描いた「スター・ウォーズ」の新しい物語でありつつ、ファンが心待ちにしていたアナキンとアソーカの師弟物語の最終章であり、実写で描かれた「反乱者たち」の新章となった。アソーカとサビーヌが反乱の仲間エズラ・ブリッジャーを“家に帰す”という当初の目的は果たしたものの、はるかかなたの惑星に残してきた疑問は数多い。師弟関係は難しいが意義深い第8話のタイトルは「ジェダイと魔女と大提督(The Jedi, the Witch and the Warlord)」。C・S・ルイスによる「ナルニア国物語」の「ライオンと魔女(原題はThe Lion, the Witch and the Wardrobe)」に呼応しているという指摘がある。今作も元の銀河と、魔女たちがいるはるかかなたの別の銀河、2つの異なる世界が描かれていた。また、アソーカ、サビーヌ、エズラの3人はジェダイ聖堂で学んだ“正統派”たちとは違い、いずれも型破り。スローン大提督はジェダイ・オーダーと決別したアソーカを「浪人(Ronin)」と呼び、ベイラン・スコールはエズラを「木剣ジェダイ(Bokken Jedi)」と呼んだ。サビーヌのようなマンダロリアンのジェダイは極めて稀とヒュイヤンは語っており、浪人とマンダロリアンと木剣ジェダイのエピソードでもあった。「スター・ウォーズ:アソーカ」は随所に、特に音楽や装飾には顕著にサムライ映画への敬意が払われていた。銀河のおとぎ話は、もともと黒澤明監督の映画が始まりなのだ。エズラがヒュイヤン“教授”と新しく作ったライトセイバーの鍔(つば)にあたる部分は、彼の師である亡きケイナン・ジェラスと二個一のもの。それが「君にふさわしい」とヒュイヤンのお墨付きだ。ケイナンが亡くなってもなお師弟の絆を見せるエズラに、サビーヌは自身とアソーカとの関係を省みる。そして、何も知らないエズラにヒュイヤンは2人の過去を話した。「ボバ・フェット/The Book of Boba Fett」第5話「チャプター5」や「マンダロリアン」シーズン3で語られてきた“千の涙の夜”、帝国によるマンダロアの大粛清(モフ・ギデオンが指揮を執った)がアソーカとサビーヌが決別した理由だ。サビーヌが家族の復讐のために修行を積み、潜在している力を解き放つことは危険と判断したアソーカはサビーヌに何もさせなかった。アソーカは大切な弟子が師アナキンのように復讐心に囚われ、暗黒面に堕ちる可能性を恐れていたらしい。ジェダイは“復讐をしない”ものだ(エピソード6のタイトルが『ジェダイの復讐』から『ジェダイの帰還』へと変わったように)。その際のわだかまりをベイランに指摘されたことでサビーヌの心が大きく傾き、第4話でベイランやモーガン・エルズベスに着いていくという選択につながった。しかし、だからこそエズラに再会できたのであり、アソーカも言うように「別の道だったら会えなかった」はず。そんな弟子サビーヌを許すアソーカ。アソーカ自身も自らの意志でジェダイ・オーダーと決別しており、それをアナキン以外には理解されなかったと打ち明けている。「彼はいつでも味方してくれた」という、第5話での胸熱“最後の訓練”を経たアソーカは、次にサビーヌがどんな選択をしてもそれを尊重し支えると断言した。そして、ジェダイであることはライトセイバーの上手い下手ではなく、「フォースを信じること」だと基本中の基本を改めて伝える。憑きものがとれたかのようなサビーヌのアイディアによる、タイ・ファイター2機をアソーカの船T-6で破壊するムチャな作戦は功を奏したが、それで帰還に遅れをとってしまった。「フォースと共にあれ」というヒュイヤンに見送られ、アソーカ、サビーヌ、エズラはスローン大提督のスター・デストロイヤーのもとへ向かう。そこに立ちはだかるのは、グレート・マザーたちの魔術によって「タルジンの剣」を授けられたモーガン。タルジンとはダース・モールの母のこと。剣にはジェダイへの憎しみが相当宿っていそうだ。モーガンとグレート・マザーたちとの関係性もまた師弟のように見えるが、師に恵まれない弟子の行く先は虚しい。何より、ナイトシスターの魔術によるゾンビの“ナイト・トルーパー隊”なんて禁じ手では!?本当に恐るべし。スローン大提督はこうしたモーガンたちの犠牲を、「帝国のため」「銀河の安全のため」と完全なる捨て駒と見なす。帝国主義においては“国家の安全のため”という名目のもとに無慈悲で残虐な行為が繰り返される。しかし「帝国のため」というスローン大提督に対し、モーガンは「ダソミアのため」とつぶやく。彼女はあくまでも、かつて帝国側に破壊された故郷の星の復興のために闘っていたのだ。浪人とマンダロリアンと木剣ジェダイアソーカ、サビーヌ、エズラで戦う場面は、“ジェダイの戦い”を久しぶりに見た感覚。まさにクローン戦争の頃のようで、この最終局面の畳みかけは見応えがあった。冷静に指揮をとるアソーカには貫禄があり、エズラも動きが大胆、ケイナンと対になる束を使ったエズラのライトセイバー戦を実写で見ることのできた嬉しさもある。アソーカとも息が合っている。ライトセイバーでドアの開閉装置を破壊し、トルーパーたちの侵入を防ぐ、いわば“お約束”の場面も登場した。マンダロリアンのサビーヌが、ジェダイとしてまだ至らない点をブラスターとベスカー製のアーマーで補えるという点はやはり大きい。モーガンを引きつけるというアソーカに、ヒュイヤンが第3話でかけた言葉「一緒にいなきゃ(Stay together)」を繰り返すサビーヌも熱い。ヒュイヤンによれば「素質は最低レベル」だったパダワンが見事にフォースの使い手となった。要塞の上に現れた2人のトルーパーはブラスターが効かないのだ。ベスカー製なのかもしれない。ゾンビトルーパーであり、かつマンダロリアンと同じベスカー・アーマーを身につけているとしたらかなり手強い。そこでサビーヌはセイバーをフォースでたぐり寄せ、そのまま頭部に刃を出す…という少々荒っぽい、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のカイロ・レンを思い出させる形で何とか勝利する。エズラも、サムライがとどめを刺すように首をはねるしかなかった。そして、スローン大提督だ。彼に焦りはなく、当たり前に犠牲者を次々出しながらも余裕があり、先を読んでいる。ペリディアから脱出するために魔女たちと手を組んだが、容赦なく要塞を攻撃しており、いつ裏切ってもおかしくはない。また、最後の最後まで、アナキンとアソーカは戦略まで似ており、結末まで似ることになるのかと牽制する。「今日は私の勝利。帝国に栄光あれ」とハイパージャンプしてしまったスローン大提督。アソーカとサビーヌは取り残され、いずれ起こり得る新しい戦争を防ぐこともできなかった。だが、今回のサビーヌの選択は予想できた。サビーヌはエズラを家に帰すためにここまで来たのだ。それに師アソーカともう二度と離れるわけにはいかない。訓練をしながら、ノティたちと迎えが来るまでペリディアで暮らしていくのだろう。サビーヌがエズラのジャンプをフォースで後押ししたり、師弟で要塞から飛び降りたところにちょうどヒュイヤンが船で現れる、といった場面は「反乱者たち」の1シーンのようでもあった。エズラも、ヘラたちのもとにストームトルーパーに変装して1人帰還する。「反乱者たち」でもよくそうしていたからか、チョッパーがまっ先に気づいたことが嬉しい!「スター・ウォーズ」ではドロイドに泣かされることがままある。たかがドロイド、ではないのだ。残された疑問と今後の展開の可能性スローン大提督の積み荷は、どうやら魔女たちの棺桶らしい。死者を蘇生させようとしているのか。それならば、「マンダロリアン」シーズン3でモフ・ギデオンが参加していたシャドー評議会での「蘇り計画」にも繋がっていきそう。これからの銀河のおとぎ話は闇の魔術が中心になっていくのかもしれない。また、「オビ=ワン・ケノービ」シーズン2の行方についてはまだ未定だが、最後にアソーカとサビーヌを見つめていたアナキン(ヘイデン・クリステンセン)の霊体はもうこれで見納めになるかもしれないと感じた。リーアム・ニーソン演じるクワイ=ガン・ジンの霊体が「オビ=ワン・ケノービ」のラストに登場したように、姿は見えなくても、アソーカとサビーヌとこれからも一緒にいてくれるはずだ(孫弟子のほうがより可愛いだろうし)。落ち着くべきところに一応落ち着いたアソーカたちと違い、ベイランとシン・ハティの師弟は対照的だった。シンは流浪民の仲間になる。師ベイランにも、野心を捧げようとした帝国にも置いていかれるなんて…。ベイラン役レイ・スティーヴンソンの急逝もあるため、シン・ハティの背景を描く物語だけでも見てみたいという、同じ気持ちのSWファンは多い様子。わずか8話ながらも、イヴァンナ・ザクノが演じた彼女は大切なSWの次世代キャラクターとなった。もちろんロザリオ・ドーソンの大人アソーカも、アリアナ・グリーンブラット演じる若きアソーカも完璧だった。最初は堅さのあったサビーヌもナターシャ・リュー・ボルディッゾが徐々に自分のものにしていったように思う。次回作(あれば)には大いに期待が高まる。ちなみに、ベイランが立っていた巨大な石像は、アニメシリーズに登場した惑星モーティスの神々「ザ・ワンズ」のファーザー(父)のもの。詳細は「クローン・ウォーズ」シーズン3・15話~18話、「反乱者たち」シーズン4・12話&13話に拠るが、これらはアソーカがアナキンと再会した場所と似た、時空を超越するゲートウェイ=“はざまの世界”にも関わるエピソードだった。ペリディアは「ザ・ワンズ」と関わりのある星だったようだ。ベイランが求めていた強大な力は、大昔のおとぎ話で語られた時空を司る力だったのかも…。ファーザーはバランスをもたらす者で、隣の石像はサン(息子)で暗黒面(ダークサイド)、顔が崩れている石像はドーター(娘)で光(ライトサイド)を司るとされ、アソーカを見守っていたフクロウはドーターの化身でモライと呼ばれる。思えば、モーティスでは、アソーカが未来のアソーカのヴィジョンを見ていたが、現在の大人になったアソーカにそっくりだった。次に予定されているSWドラマシリーズは、ジュード・ロウがジェダイ役で出演する「Star Wars:Skeleton Crew/スター・ウォーズ:スケルトン・クルー」(原題)だ。こちらも今作「スター・ウォーズ:アソーカ」や「マンダロリアン」と同じ時期、帝国崩壊後の『エピソード6/ジェダイの帰還』の後の物語になる。その作品か、デイヴ・フィローニがメガホンをとる劇場映画か、何らかの続編では、エズラが再び宇宙クジラでアソーカとサビーヌを迎えにいくところから幕を開けてほしい。ペリディアでのサビーヌとシンの外伝にも期待していたい。「スター・ウォーズ:アソーカ」はディズニープラスにて独占配信中(全8話)。(上原礼子)
2023年10月06日松村北斗と上白石萌音が、NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」夫婦役以来の共演でW主演する『夜明けのすべて』から、特報映像とポスタービジュアルが解禁された。「そして、バトンは渡された」で2019年本屋大賞を受賞した瀬尾まいこの原作小説を、『ケイコ 目を澄ませて』で国内外で絶賛を浴びた三宅唱監督が映画化。原作にオリジナルの要素を加え、藤沢さん(上白石萌音)と山添くん(松村北斗)の2人が交流し少しずつお互いの殻を溶かし合っていく姿を、彼らの見つめる日常の美しさや季節の移ろいとともに描いていく。この度、解禁された特報映像は、希望を見出していく2人の姿が16mmフィルムで撮影された温かくも空気感のある映像が印象的なもの。ラストにタイトルを松村さんと上白石さんが読み上げ、長い夜の闇に寄り添うような温かさが灯る映像に仕上がった。併せて解禁となったポスタービジュアルは、「思うようにいかない毎日。それでも私たちは救いあえる。」というコピーと共に柔らかな光が照らす2人の晴れやかな表情と、ふと気づいたときにそこにある日常や風景の美しさが凝縮されたビジュアルとなった。また、新たなキャストとして、山添くんと藤沢さんが勤める栗田科学の社長・栗田和夫に光石研、藤沢さんの母・藤沢倫子にりょう、山添くんの前の職場の上司・辻本憲彦に渋川清彦、山添くんの恋人・大島千尋に芋生悠、藤沢さんの友人・岩田真奈美に藤間爽子らの出演情報も発表された。『夜明けのすべて』は2024年2月9日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:夜明けのすべて 2024年2月9日より全国にて公開©瀬尾まいこ/2024「夜明けのすべて」製作委員会
2023年10月05日映画『夜明けのすべて』の公開日が2024年2月9日(金) に決定。併せて特報映像とポスタービジュアルが公開された。『そして、バトンは渡された』で2019年本屋大賞を受賞した瀬尾まいこによる原作小説を、『ケイコ 目を澄ませて』などで知られる三宅唱監督が映画化した本作。映画では原作にオリジナルの要素を加え、月に一度PMS(月経前症候群)でイライラが抑えられなくなる藤沢さん(上白石萌音)と同僚の山添くん(松村北斗)の2人が交流し、少しずつお互いの殻を溶かし合っていく姿が、彼らの見つめる日常の美しさや季節の移ろいとともに描かれる。公開された映像は、アパートの一室で、パニック障害を抱えたことで電車や美容室など逃げ場がない場所に行けなくなってしまった山添くんの髪を切る藤沢さんとのユーモラスなシーンから始まる。生きづらさを感じながら社会生活を送る2人は、職場やその帰り道で少しずつお互いのことを知り、友だちでも恋人でもないけれどどこか同志のような特別な存在になっていく。電車に乗れなくても自転車があるように少しずつできることを見つけて、希望を見出していく2人の姿が16mmフィルムで撮影された温かくも空気感のある映像で綴られている。ラストのタイトル読みは松村と上白石が担当しており、長い夜の闇に寄り添うような温かさが灯る映像に仕上がっている。また、新たなキャストとして山添くんと藤沢さんが務める栗田科学の社長・栗田和夫役で光石研、藤沢さんの母・藤沢倫子役でりょう、山添くんの前の職場の上司・辻本憲彦役で渋川清彦、山添くんの恋人・大島千尋役で芋生悠、藤沢さんの友人・岩田真奈美役で藤間爽子の出演が発表された。映画『夜明けのすべて』特報映像<作品情報>映画『夜明けのすべて』2024年2月9日(金) 公開映画『夜明けのすべて』ロゴ(C)瀬尾まいこ/2024「夜明けのすべて」製作委員会関連リンク公式サイト:::
2023年10月05日「スター・ウォーズ:アソーカ」の第7話「再会と別れ」が配信。はるかかなたの惑星ペリディアでは、帝国の復興を目論むスローン大提督が知略を練り、旧友エズラ・ブリッジャーと再会したサビーヌ・レンを救うためマスター・アソーカ・タノがその力を存分に発揮する。さらに、懐かしい名前もいくつか飛び交い、次週の最終話を前に盛りだくさんの内容となった。懐かしいドロイドと、新しいアソーカ本作の舞台は、「マンダロリアン」シリーズと同じ帝国崩壊後、映画『スター・ウォーズ』でいえば『エピソード6/ジェダイの帰還』から7作目『フォースの覚醒』の間の出来事になる。冒頭に登場したのは、帝国崩壊後に成立した新共和国の首都があるコルサント。反乱軍を陰日向となりまとめてきたモン・モスマが議長を務めている。新共和国の“お偉いさん”たちに呼び出されたヘラ・シンドゥーラ将軍は、命令を無視してアソーカたちの救援に惑星シートスに出向いた責任を問われている。シートスではアソーカの無事は確認できたが、サビーヌが行方不明となり、しかも帝国の残党がスローン大提督を連れ戻そうとしている確固たる証拠はつかめなかった。評議会のジオノ議員によれば、ジェダイに“偽ジェダイ”、星図、宇宙クジラ、かなたの銀河など、ヘラの報告書は「まるでおとぎ話」だという。帝国の残党についても「扇動的だ」とバッサリ。残党たちの組織的な動きなど確認されていないというジオノ議員に、パイロットのカーソン・テヴァは「マンダロアでの戦いは?」と反論する。ボ=カターン・クライズやディン・ジャリンが故郷の星マンダロアで帝国の残党たちと激闘を繰り広げ、グローグーがフォースで“父たち”を守った「マンダロリアン」シーズン3のクライマックスは記憶に新しい人も多いだろう。しかし、ジオノ議員はあれはモフ・ギデオンが単独でやったことだと早々に結論づけようとする。「マンダロリアン」を観てきたなら、組織化された用意周到な準備があったことはわかるはずだ。まるで理解しようともしない政治家か、この先に待ち受ける脅威か、まったくどちらが恐ろしいだろうか。別のファンタジーにはなるが、「ハリー・ポッター」シリーズでヴォルデモートの復活を頑なに信じず、ハリーこそ要注意人物だと決めつけた魔法省のようである。それに、現場の報告をきちんと精査し、洞察・考察できない政治家(帝国側にもたくさんいたが)というのは、「スター・ウォーズ」においてはドロイドを軽視しがちだ。レイア・オーガナ議員の代理としてやってきたC-3PO(懐かしい!)のことも「たかがドロイド」と蔑ろにする。レイアからの伝言は「シンドゥーラ将軍のシートス偵察は、実は自分が個人的に許可していた」「自分なしで事を進めた不手際には目をつぶる」という、粋なものだった。さすが、である。それを聞いて、フェアに判断を下すモン・モスマ議長もさすが。レイアの登場は残念ながらもうないだろうが、息子ベン・ソロがいたずら盛りぐらいだろうかと想像することは楽しい。そして「たかがドロイドぉ!?」と、ジオノ議員の不敬な発言には“温和”なチョッパーが思わず反応していた。C-3POも、チョッパーも、あなたたちの憤りは世界中の「スター・ウォーズ」ファンがわかっているから心配いらない、と伝えてやりたい。スローン大提督も、ペリディアまで追ってきたアソーカたちを宇宙クジラごと破滅させろという。ドロイドをはじめ、宇宙生物やほかの知覚種族を見下し、まるで敬意を持たないのは帝国と同じ思考である。アンソニー・ダニエルズ(C-3PO役)第7話のサプライズとなったC-3PO。“中の人”は、もちろんアンソニー・ダニエルズだ。「オビ=ワン・ケノービ」に続いてドラマシリーズに帰還した。懐かしいといえば、もう出てこないかもと思っていたアナキン・スカイウォーカーが記録ホログラムで登場してくれた。アナキンとの“最後の訓練”の後、いわば生まれ変わったようなアソーカはいまや修行僧のような出で立ちで自主練を繰り返している。アナキンは、クローン戦争ではドロイドだけではなくグリーヴァス将軍、アサージ・ヴェントレス、ドゥークー伯爵といったシスの強敵と戦うことになると、心構えを残していてくれたのだ。「学んだことを忘れず直感を信じろ」、そして「お前ならできる」とアナキンに言われると、アソーカはさらにフォースが湧き立つのではないか。「彼はいいマスターだった」。アソーカからそんな言葉を聞けただけで、このシリーズを観てきた甲斐がある。自身もマスターとなったいま、サビーヌを導かなくては。しかも、一度、少女の頃のアソーカを“実写で”見たからだろうか。これぞアソーカ・タノといえる、予測不能ながら単純明快、躍動的な振る舞いに心が震えた。「マンダロリアン」シーズン2に実写で初登場したときには、だいぶ大人になって、落ち着いた感じで戻ってきたと思ったものだが、マスター・アナキンから“最後の訓練”を受け、記録ホログラムでその教えを繰り返すうちに、彼女の良いところが戻ってきたというのか、本来の姿を取り戻したというのか、確信のある境地に辿り着いたというのか、今回は新しいアソーカを目の当たりにできた気がした。“元”と見習いを含め、ジェダイ3人がついに勢ぞろいそんなアソーカが向かうのは、エズラと再会したサビーヌのところ。フォースでサビーヌに呼びかけるアソーカに、「君たちのつながりはそんなに強いのか」というヒュイヤン。少々意外だったのだろうか。アソーカは『エピソード5/帝国の逆襲』でルークがレイアを呼びよせたようにサビーヌの居場所を察知する。「懐かしさを感じる」とサビーヌがエズラに話したように、サビーヌだけに伝わっていたのが、何だか嬉しい。だが、それが魔術を扱うグレート・マザーにも伝わってしまうのが恐ろしいところ。アナキンが先ほど名前を挙げたシスのアサージ・ヴェントレスはグレート・マザーやモーガン・エルズベスと同じ魔女集団・ナイトシスターの出身だ。懐かしいといえば、エズラは自身がはるかかなたの銀河に飛んでいた間に、“エンドアの戦い”でダース・ベイダーが倒れて帝国が崩壊し、皇帝は死んだと言われていることを初めて知る。新共和国でゼブは新兵を指導し(そうだったのか)、ヘラは艦隊の司令官、そしてサビーヌがアソーカの弟子となったことはエズラにも若干驚きだったよう。一方、大局を見ているベイラン・スコールは、弟子シン・ハティの野心を「私の道とは違う」と言い、最後の訓練として「勝利への焦りは敗北を招く」とシンに伝える。アナキンとアソーカ、アソーカとサビーヌは今回の旅で師弟の結びつきがいっそう強まったというのに、“偽ジェダイ”の2人は決別してしまうらしい。そして、シンや流浪民たちと戦闘することになったサビーヌとエズラ。もともと平和で牧歌的な、エズラの“友達”ノティたちがアルマジロのような乗り物に隠れながら、ときどき顔を出して“パチンコ”や石を投げて戦う様子、スピード感たっぷりにチェイスしながらの攻防は、荒原と森という違いはあれど、それこそ『エピソード6/ジェダイの帰還』のエンドアやイウォークたちを思い出させた。サビーヌの使っているライトセイバーはもともとエズラのもの。サビーヌはマンダロリアンの利点を生かしながらでないとまだ太刀打ちできない感じだが、エズラはひとり鍛錬していたのだろうか、フォースを駆使して闘っていた。“ユーモアには欠けるけどフォースとライトセイバーを操る”シンとサビーヌは、1話から合わせてこれで3度目の対決。アソーカはベイランと再戦するが、彼女の目的はサビーヌたちの援護である。サビーヌ、エズラ、そしてアソーカがついに揃うと、シンは退散してしまった…。「力になる」とアソーカが手を差し伸べたのに、今回、最も不憫だったのは師に見放されたシンだ。こうした彼らの共闘と再会を「往年のジェダイを見るようだ」と見守っていたのはスローン大提督。アナキンの性格を知っており、アナキンの弟子ならば正しき道よりも感情を優先してサビーヌとエズラのもとに向かうと読んでいた。スローンは、これによって時間稼ぎに成功した。彼は一体、何の積み荷を積んでいたのか。このまま“元の銀河”に帰還するのか。次回最終話で明らかになる。第7話の監督は、インド系アメリカ人女性クリエイターのジータ・ヴァサント・パテル。『ミート・ザ・パテル』(2014)で弟のラヴィ・パテルとともにエミー賞にノミネートされ、同じくインド系女性クリエイターで俳優のミンディ・カリングのシットコム「ミンディ・プロジェクト」や、「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」、エル・ファニングの「THE GREAT~エカチェリーナの時々真実の物語~」など多くの話題作で監督を務めてきた。新参加となるパテル監督が懐かしさをたくさんもたらしてくれたのは粋だ。最終話では「マンダロリアン」シリーズでお馴染みのリック・ファミュイワ監督がメガホンを取るらしい。あの“愛らしい父子”のサプライズ登場を期待していても、いいだろうか…?「スター・ウォーズ:アソーカ」は毎週水曜、ディズニープラスにて独占配信中。(上原礼子)
2023年09月29日