女性なら、誰しも便秘で悩んだことはあるのではないでしょうか? その原因は様々ですが、“ストレス”が原因の便秘もあります。仕事や家事などで忙しく、ホッとする時間があまりにも少ないと、腸は緊張状態となり、ストレスを感じやすくなります。その結果、腸がけいれんを引き起こし、けいれん性便秘になりやすくなってしまいます。■けいれん性便秘の解消法けいれん性便秘を解消するには、ストレスを軽減できるように心がけ、少しの時間でもいいので、リラックスタイムを持つことです。また腸がけいれんを引き起こしているので、腸に刺激を与えすぎない水溶性食物繊維を摂って、便秘を改善するようにしましょう。■水溶性食物繊維って? 食物繊維には、腸に刺激を与えすぎない水溶性食物繊維と刺激を与える不溶性食物繊維があります。以下が、それぞれの食物繊維をたくさん含む食品です。水溶性食物繊維:エシャロット、にんにく、トマトピューレ、大麦(押し麦)、ピュアココア<レシピのヒント>・エシャロットは目の細かいおろし器ですりおろし、マヨネーズと和えるとディップになります。・大麦(押し麦)を、ご飯を炊く時に一緒に混ぜて炊くと手軽に食べることが出来ます。また、コンソメスープやトマトスープの具材としていれても美味しいです。不溶性食物繊維:ライ麦パン、納豆、きな粉、グリーンピース、エリンギ、干ししいたけ、さつまいも、切り干し大根、ごぼう、かぼちゃ、干し柿、プルーン(乾燥)、アボカド、干しぶどう<レシピのヒント>・干し柿やプルーンは刻んでヨーグルトと和えると食べやすくなります。・切り干し大根は、フレンチドレッシングと和えても美味しくいただけます。(食物には、水溶性と不溶性、両方の食物繊維を含むものがあります)■お腹が痛くなりにくく、クセにもなりにくいなら…食べ物でなかなか改善できなければ、便秘薬を使用するのもひとつの手段です。ただ、便秘薬にもいろいろな種類があるので、ストレスが原因のけいれん性便秘の方には、“酸化マグネシウム”というミネラルの一種を用いたものがおすすめです。便秘薬のイメージとして、“お腹が痛くなる”、“クセになるのでは?”ということを懸念している方もいらっしゃるかも知れませんが、酸化マグネシウムを使用したものは、比較的お腹が痛くなりにくく、クセにもなりにくいのが特徴です。なぜなら、酸化マグネシウムは腸の中に水分を集め、腸内に滞留した便に水分を含ませてやわらかく膨らませることで、腸のぜん動運動を促進し、腸が本来持つ排出力に働きかけ自然なお通じへと導いてくれるからです。便秘が続くと、お腹が張っていつも着ている洋服が着られなくなったり、肌荒れにもつながって気分も憂うつになり、ますますストレスに繋がりかねません。そうなるくらいなら、上手に利用できるものを利用するのもいいのではないでしょうか。なにごとも、ガマンしすぎはよくないと思いますので、自分に合ったものをしっかり選んでストレスを少しでもなくしましょうね。
2013年10月31日会社での人間関係はもちろん、女友達や恋人との関係を通して、ストレスを感じることはありませんか。ストレスを感じると、それを解消しなければいけないと思いがちですが、実はそうではないのだとか。臨床心理士である、ほんだきみ子先生は、さまざまな企業のメンタルヘルス対策に関わっていくにつれて、最近になって心の病にかかる会社員の人が増えているのは、「悩みと適切に付き合う方法を知らないからでは」と考えるようになったそう。そこで、専門家の知識に基づいて、それでいて専門用語を使うのではなく、易しい言葉と優しい語り口でストレスとの向き合い方をたくさんの人に伝える本『人間関係でストレスを溜めない技術』を執筆することに。出版記念発表会の会場に足を運ぶと、アロマがたかれ、美味しいコーヒーとお菓子まで用意されていました。たくさんの人の心の悩みのために活動されているほんだ先生ならではの心遣いが漂うよう。『人間関係でストレスを溜めない技術』を執筆するに至ったきっかけに引き続き、にこやかに笑顔を浮かべたまま語りかけるように話しながら、ほんだ先生によるミニセミナーが始まりました。まずはストレスの正体を説明することから。ストレスとはつまり刺激のことなので、ストレスのない人生というのはないそう。コーヒーのいい香りも一種の刺激(ストレス)なので、ストレスはあって当然、誰にでもあるものなのだとか。問題なのは、マイナスの刺激(ストレス)が溜まること。そこで、ストレスへの対処の仕方が問題になってくるそうなのです。最近の働き盛りの人に目立つのは、悩みを保つ力の無さなのだとか。悩みがある状態は曖昧なものですが、その曖昧な状況を自分の中で許せるエネルギーや保持するための心理的なパワーが足りないばかりに、逆に悪循環に陥ることも。悩みはできるだけ急いで解決したいと思いがちですが、時間をおくなど、悩みを適切に対処する力を身につけることで、それ以降、人として豊かに生きることに大きくつながってくるというお話はとても新鮮に感じました。他にも、ほんだ先生が考えたという「メソッド・オブ・コイン」を実践し、よく知っていると思っていたものが別の側面を持っていることを体感したり、身体の緊張をほぐす脱力の方法を皆で行ったりすると、出版記念発表会が終わる頃には気分もすっきり。ストレスを少しでも解消しようと、女友達とのおしゃべりや飲み会、買い物などに興じる人も多いかもしれませんが、『人間関係でストレスを溜めない技術』を読んで、ストレスともっと上手く付き合えるようになる方法を学んでみるのもオススメです。そこでほんだ先生に、woman.exciteユーザーのような若い女性に向けて、ストレスとの上手い付き合い方を聞いたところ、現代の女性はいろいろな悩みを多く抱えていると思うので、カウンセリングなど専門家の力を借りることも積極的に考えてほしいというアドバイスが。身体のためにエステに行くように、心のためにカウンセリングに行くのは、自分磨きの一種と言えるのかもしれません。まずは、専門家であるほんだ先生の著書『人間関係でストレスを溜めない技術』を読んで、ストレスとの付き合い方を改めて考えてみては? 目から鱗が落ちるような考え方に出会えるかも。・アウラ心理教育センター 公式サイト
2013年09月30日恋愛でストレスを感じている人はいませんか? 楽しく幸せなはずの恋愛でなぜストレスを感じるのか。その原因と解消法をお教えします。 ■なぜ恋愛でストレスを感じるのか恋愛ストレスの最大の原因は、恋愛に対する依存体質だと言われています。恋愛に依存していると、いつも彼のことばかりを考え、彼に対して過度の期待をしてしまいます。そして自分の思い通りにならず、ストレスを抱えていってしまうのです。男性にとって恋愛は人生の一部です。それに対して女性は、恋愛こそが人生の全て、と考えてしまいがち。女性は時間とともに彼との恋愛にのめりこみ、男性は逆に時間とともにあなたへの思いが落ち着いていきます。そのまま女性がエスカレートしてしまえばすれ違いが大きくなり、腹を立て、ストレスを感じることになります。■恋愛ストレスを抱えないためのコツ恋愛が自分の思い通りにならずストレスを感じたとき、やってはいけないことがあります。彼を束縛しようとする、彼にキツく当たる、お酒などに溺れる、ヤケになって遊び歩くなど。これらは自分を落とす、逃げているだけの行動です。恋愛ストレスを抱えないためには、相手に依存せず、自分をいい方向に変えて気分を変える方法を見つけるようにしましょう。外見を変えるのも気分転換のひとつの方法です。また、中身を変えるために新しいことを始めてみましょう。頭の中を彼のことだけでいっぱいにするのではなく、世界を広げるようにしてみてください。■オススメの恋愛ストレス解消法解消法の基本は、彼のことを考える時間を減らすこと。その時間を別のことに使っていきましょう。自分ひとりで何かに集中するのもいいですし、友達と過ごす時間を増やしたり、新しい友達を増やしたりするのもいいでしょう。オススメの方法は、友達とショッピングや食事などに行くこと。あるいは趣味のサークルなどに入って交友関係を広げる。集中できる趣味を新たに作ってもいいですし、資格を取ってみるのもいいでしょう。人や物事など、もっと外に目を向けること。それで恋愛ストレスからも解放され、あなた自身もより魅力的になっていくはずですよ。
2013年07月31日日本銀行は20日、同日の政策委員会・金融政策決定会合において、金融緩和を一段と強力に推進する観点から、以下の決定などを行った。この結果、「資産買入等の基金」と「貸出支援基金」を合わせて、今後1年余の間に50兆円超の資金供給を新たに行うことになり、その残高は120兆円超となる。また、次回の会合において、日本銀行が金融政策運営に当たり目指す中長期的な物価の安定について、検討を行うこととした。「資産買入等の基金」を91兆円程度から101兆円程度に10兆円程度増額。基金増額の対象については、短期国債を5兆円程度、長期国債を5兆円程度とする。「資産買入等の基金」を通じた今後1年間の追加的な資産買入れ額は、既に決定したものと合わせ、36兆円程度となる。このほかに、日本銀行は、年間21.6兆円の長期国債の買入れを行っている。「貸出増加を支援するための資金供給」は、金融機関の貸出増加額について、希望に応じてその全額を低利・長期で無制限に資金供給するもの。その詳細について、実施期間を2014年3月末までの15カ月間とすることなどを決定した。「貸出増加を支援するための資金供給」による供給額は、さまざまな要素に依存するが、最近の貸出実績を前提にすると、15兆円を上回ると想定できるとしている。日本銀行は、「中長期的な物価安定の目途」について、原則としてほぼ1年ごとに点検していくこととしている。次回金融政策決定会合において、金融政策運営に当たり目指す中長期的な物価の安定について検討を行うこととし、議長は、必要な論点を整理し、次回の会合で報告するよう、執行部に指示した。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月20日日銀は12月19-20日に今年最後の金融政策決定会合を開催します。今月5日の講演で、西村日銀副総裁が「今後も新しい手法も駆使しながら、強力に金融緩和を推進していく」と述べていることなどから、今回の会合では、金融緩和の効果を高める手法が検討されるとみられています。また、14日に発表された12月の日銀短観では、世界経済の減速や、日中関係の悪化に伴なう輸出や生産の落ち込みを反映し、製造業の現状の景況感は大きく悪化したものの、足元の世界景気の緩やかな回復などを受け、先行き見通しは改善傾向にあります。国内景気の回復を確かなものにするといった点でも、日銀が追加の金融緩和に動く可能性があると考えられます。先週のFOMC(米連邦公開市場委員会) でFRB(米連邦準備制度理事会)が量的緩和策の拡充を決めた後の為替市場では、米ドル安が進まず、逆に円安が進みました。この理由には、日銀が19-20日の金融政策決定会合で追加緩和に踏み切るとの期待があったものとみられます。そのため、今会合で、追加の金融緩和が見送られた場合には、一時的に円高に振れる可能性が考えられます。ただし、16日に投開票が行なわれた衆議院選挙で、自民党が圧勝したことから、日銀としても独立性を保ちつつも政府との連携強化を図り、新政権が発足した後の来年1月の会合で、追加の金融緩和を行なうとの期待が、円安基調を支えるとみられます。なお、自民党の安倍総裁は、デフレ脱却に向けた強力な金融緩和が必要と考えており、2%の物価上昇率目標を日銀と共有する政策協定の検討を指示しました。長らくデフレを脱却できない日本において、その脱却には相応の時間がかかるとみられます。緩やかな景気回復を続ける米国と比べ、日本の金融緩和局面が長くなると考えられることから、円安基調が中長期にも続きやすい傾向にあるといえそうです。(※上記は過去のものであり、将来を約束するものではありません。)(2012年12月18日 日興アセットマネジメント作成)●日興アセットマネジメントが提供する、マーケットの旬な話題が楽に読める「楽読」からの転載です。→「楽読」【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月19日日本銀行は30日、政策委員会・金融政策決定会合において、金融緩和を一段と強力に推進する観点から、以下の決定を行ったと発表した。長めの金利やリスク・プレミアムのさらなる働きかけを通じて、企業や家計などの金融環境をより緩和的にするため、資産買入などの基金を80兆円程度から91兆円程度に11兆円程度増額する。増額分の買入対象資産ごとの内訳は、以下の通りとし、2013年12月末までに増額を完了する。長期国債 : 5兆円程度国庫短期証券 : 5兆円程度CPなど : 0.1兆円程度社債など : 0.3兆円程度指数連動型上場投資信託 : 0.5兆円程度不動産投資信託 : 0.01兆円程度金融機関の一段と積極的な行動と企業や家計の前向きな資金需要の増加を促す観点から、金融機関の貸出増加額について、希望に応じてその全額を低利・長期で資金供給する。資金供給の総額の上限は設定せず、無制限とする。議長は、執行部に対し、この新たな資金供給の枠組みについて具体的な検討を行い、あらためて金融政策決定会合に報告するよう指示した。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月30日最近の報道などによると、日本銀行(以下、日銀)は今月30日に開催する金融政策決定会合で、「経済・物価情勢の展望(展望レポート)」をまとめる際、追加の金融緩和策の必要性を検討するとされています。日銀は今年2月の金融政策決定会合で、物価安定の下での持続的経済成長を実現するため、「中期的な物価安定の目処」を導入し、当面は消費者物価指数の前年比上昇率1%が見通せるようになるまで、実質的なゼロ金利政策と金融資産の買入れ等の措置により、強力に金融緩和を推進していくことを明確にしました。その上で、これまで「資産買入等の基金」を通じて長期国債などの買入れ額を増額することで、市場に資金供給を行なってきました。しかしながら、海外経済の減速長期化に加え、日中関係の悪化なども内外需に影響し、国内景気の下振れリスクが高まっていることから、4月の展望レポートで見通した、「『2014年度以降、遠からず』物価上昇率が目処とする1%に到達する」ことが難しい情勢になりつつあるようです。そのため、日銀は今月30日に公表する展望レポートで、経済成長率予想を引き下げ、物価上昇率の目処である1%への到達見通しを先延ばしするとみられており、デフレ脱却の道筋を踏み外さないために、今会合で追加の金融緩和が行なわれるとの見方が強まっています。さらに、緊急経済対策の策定方針を決めた政府が、日銀にも歩調を合わせ、強力な景気下支え策を取るよう求めていることなども、金融緩和期待を高めていると考えられます。なお、金融市場では、今回の追加の金融緩和において、国債などを買い入れる基金の枠の引き上げに加え、ETFやJ-REITなど比較的リスクの高い資産の買入れへの期待も高まっています。日銀が、経済成長の押し上げを狙い、より積極的な金融緩和姿勢を示せば、今年2月のように円安・株高が進行する可能性が考えられます。(※上記は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。)(2012年10月25日 日興アセットマネジメント作成)●日興アセットマネジメントが提供する、マーケットの旬な話題が楽に読める「楽読」からの転載です。→「楽読」【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月26日日銀は19日の金融政策決定会合で、政策金利を0~0.1%程度に据え置く一方、資産買い入れ基金の総額を10兆円増やし、80兆円とする追加の金融緩和を決定しました。日銀の声明文によると、追加の金融緩和に踏み切った背景として、海外景気の減速感が拡がる中、国内景気の下振れリスクや金融市場の先行き不透明感が強まったことなどが挙げられています。これまで、日銀が追加の金融緩和を行なうタイミングは、「経済・物価情勢の展望」(展望レポート)が公表される10月との見方が拡がっていました。しかしながら、9月に入り、ECB(欧州中央銀行)やFRB(米連邦準備制度理事会)が相次いで政策対応を講じたため、今会合で日銀が追加の金融緩和を見送った場合は、円高・株安が進むとの懸念が強まっていました。そのため、日銀が今会合で実施を決定したことは、タイミングやその内容ともに好感されたとみられ、19日の金融市場では、円安・株高の動きとなりました。こうした流れは、欧米の中央銀行が緩和姿勢を強める中、日銀が「中期的な物価安定の目処」を明示することを2月に決め、その後、株式市場が大きく上昇した展開を連想させます。ただし、市場を取り巻く環境は当時と大きく異なっており、世界経済の減速感の強まる中、株式市場が2月のように一段と上昇するためには、新たな支援材料が必要条件になるとみられます。そうした意味では、円安の進行が大きな鍵になると考えられます。今後、米国の量的緩和第3弾(QE3)の実施などを受けた、米国景気の回復期待を背景に日米金利差が拡大する、あるいは、日銀が更なる追加の金融緩和を行ない、デフレ脱却に向け強い姿勢を打ち出す、など、円安の追い風になるような動きがみられるかどうかに注目が集まります。(※上記は過去のものであり、将来を約束するものではありません。)(2012年9月20日 日興アセットマネジメント作成)●日興アセットマネジメントが提供する、マーケットの旬な話題が楽に読める「楽読」からの転載です。→「楽読」【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月21日FRB(米連邦準備制度理事会)は、MBS(住宅ローン担保証券)の買入れによる新たな量的緩和策の実施と、”少なくとも14年終盤まで”としてきた、事実上のゼロ金利政策の継続期間を”少なくとも15年半ばまで”に延ばすことなどをFOMC(連邦公開市場委員会)で決定したと9月13日に発表しました。3回目の実施となることから”QE3”とも呼ばれる今回の量的緩和策において、FRBは、すそ野の広い住宅市場の回復を後押しすることで、失業率の押し下げを狙っています。具体的には、物価が抑制されている限り、労働市場の見通しが大幅に改善するまで、FRBはMBSを月額400億米ドルのペースで購入します。なお、購入の上限額(総額)や期間は経済動向次第であり、事前には定められていません。また、FRBは、追加の資産購入やその他の金融政策を必要に応じて実施する可能性に言及しています。市場では、QE3実施の観測が事前にかなり高まっていたものの、今回の発表を受け、米株式相場が大きく上昇し、ニューヨーク・ダウ工業株30種が約4年8ヵ月半ぶりの高値となったほか、原油や金などの商品価格も値上がりした一方、米ドルは下落しました。なお、円の対米ドル相場は一時、77.13円まで上昇し、約7ヵ月ぶりの円高水準となったものの、その後は77円台半ばでの推移となっています。また、米国債については、今回の資産購入の対象に含まれなかったことから、10年債の利回りが上昇する場面もありました。(※上記グラフ、データは過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。)FRBが今回のFOMCでQE3の実施と実質的なゼロ金利政策の延長を決定するとの観測は、今週に入ってかなり高まっていました。それにもかかわらず、FOMCの結果発表後、市場の反応は大きなものとなりました。この背景の一つに、このところのFRBのあまりに積極的な姿勢があると考えられます。これまで明らかになっている経済指標から判断すると、新たな量的緩和策が今すぐ必要という状況にはないと考えられるにもかかわらず、FRBが積極姿勢を示したのを見て、市場関係者の多くが驚いているとみられます。私は、FRBの今回の動きに、政治面への配慮が多少なりとも働いたとみています。なぜなら、共和党とバーナンキFRB議長との関係は微妙で、同党の副大統領候補であるライアン氏は、量的緩和策を快く思っていないことを明言しているだけでなく、同議長が任期を迎える2014年には交代させる意向まで示しています。バーナンキ議長は、任期問題に自ら積極的に関わるような姿勢は見せていませんが、11月の大統領選挙が近づく中、今回のFOMCを逃すと、政策面での制約が強くなるリスクを考慮したのかもしれません。なお、共和党と、FRBの中でも緩和策にさほど前向きでない理事たちは、今回のFOMCの決定に対する不満を示すかもしれませんが、新たな量的緩和策の実施は、民主、共和の政党に関係なく、次の大統領を助けることになる可能性があります。QE3の実施を投資家が好感し、リスク資産の価格がさらに上昇する可能性はあるものの、今回のFRBの決定が実体経済をどの程度支えることになるかという点では、大きな疑問が残ります。なぜなら、事実上のゼロ金利政策が2014年以降も継続されるという見方が、既にかなり高まっていただけでなく、米10年物国債やMBSの利回りが既にかなり低水準となっているからです。むしろ、11月の米大統領選挙で勝利するのは誰かということ、そして、民主・共和両党の激しい対立が続く中、いわゆる「財政の崖(※)」という問題の回避に向けて妥協が成立するかどうかということの方が、今回のFRBの決定よりも重要視される可能性があります。なお、幸い、今回のFOMCの決定後の円相場の上昇は限定的でしたが、FRBが量的緩和に動いたことは、来週、金融政策決定会合を開く日銀により積極的な政策運営を迫る圧力となる可能性があります。(2012年9月14日 日興アセットマネジメント作成)●日興アセットマネジメントが提供する、国内外での大きなイベント発生時の臨時レポート「フォローアップ・メモ」からの転載です。→「フォローアップ・メモ」【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月14日NEXCO中日本は、お盆期間の東名高速道路で発生することが予想される厚木IC~横浜町田IC間の大和トンネル付近を先頭とする渋滞を緩和するため、キャンペーンを実施する。渋滞の発生が予測されている時間帯を避けての利用を促すことで渋滞解消を狙う。NEXCO各社はお盆期間中の渋滞予想を発表しており、これによると新東名高速道路の開通で東名高速道路の渋滞は大幅に減少するとみられている。しかしその反動として、新東名高速道路がまだ開通していない区間では激しい渋滞となり、とくに上りの厚木IC~横浜町田IC間の大和トンネル付近を先頭とする渋滞は、最大で約35kmにおよぶと予想される。この渋滞を緩和するため、「東名お盆渋滞減らし隊キャンペーン」が実施される。実施期間は8月12日~19日の2時から14時。事前にキャンペーンサイトへ登録し、期間中に東名道の厚木IC以西(圏央道海老名ICを含む)の料金所から東名高速道路(上り)の横浜町田・横浜青葉・東名川崎・東京料金所のうちいずれかの出口料金所を通行した上で、アンケートに答えるともれなく1,000円分の買い物券「サービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)チケット」をプレゼント。抽選で100名に、東名道海老名SAと足柄SA、新東名のNEOPASA限定の買い物券5,000円分も当たる。CO2排出量削減など、エコのためにも協力を呼びかけている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月22日「ストレスと健康について」アンケート実施株式会社ヒューマが自社グループの会員男性697名、女性1,520名、合計2,217名に対し、「ストレスと健康について」というテーマでアンケート調査を実施し、結果を発表した。期間は平成23年3月1日~5月9日。株式会社ヒューマは臨床試験における最先端企業であり、健康食品や化粧品の市場リサーチを手掛けている。サイト「ココミル」も運営中で、健康・美容・生活についての情報を発信している。現代社会はストレス社会とも言われる。ストレスをテーマにした調査も非常に多く行われている。今回の、ヒューマの「ストレスと健康について」のアンケートからは、何がわかるのだろうか。男女差に着目した独自の切り口「ストレスと健康について」のアンケート結果を見ると、男女差に着目していることがわかる。「ストレスと健康」の感じ方・考え方は、男性と女性で、何がどれくらい違うのかを導き出しているところが興味深い。このアンケートでは、「男女での日頃のストレスの感じ方の違い」について全体を基準としてポイント(P)化している。各質問の結果について、「全体より5P高い」「全体より10P高い」「全体より5P低い」「全体より10P低い」といったふうに記述してある。そのため、男女ごとに全体(一般)よりもどのくらい偏りがあるかがよくわかるようになっている。この記事では、それぞれを「非常に高い/低い」「かなり高い/低い」として表示する。女性の方がストレスを感じる場面が多いまず、「あなたは日常生活でストレスをどのくらい感じていますか?」という質問に対して、女性のほうが男性よりストレスを感じているとわかった。また、「ストレスを感じることは何ですか?」という質問に対しては、次のような結果となった。男性:非常に多い「仕事・仕事関連」女性;非常に多い「家事」「育児」女性:かなり多い「家族関係」「夫婦関係」「嫁・姑関係」男性はストレスが仕事に一点集中しているのに対し、女性は家庭内の家事や人間関係にストレスを多く感じている。このことからわかるのは、女性の方が、男性よりもストレスを感じやすいことももちろんだが、女性の方が男性よりも日常生活でストレスを感じる場所や場面が多いということだ。ストレス対処法も女性の方が多い興味深いのは、「女性の方が男性よりも多い」のは、ストレスの感じ方だけではないということだ。「あなたがおこなっているストレスを感じた時の対処法は何ですか?」という複数回答OKの質問に対しては次のような結果となった。男性:非常に多い「飲酒」男性:かなり多い「喫煙」「ドライブ・ツーリングなど」女性:非常に多い「食べる」「買い物をする」「相談や愚痴を聞いてもらう」女性:かなり多い「寝る」「リラックスする」「掃除・片づけ」これを見ると、ストレス解消法に関して、男性は、ひとりでも出来る行動でストレスを解消していることがわかった。女性は、衝動的な行動や他人を必要とする行動が非常に多い。ただ、女性は心を落ち着けるための行動によってもかなりストレスを解消できているようだ。男性も女性も依存しやすいものでストレスを解消しているのが気になるところだ。男性は、飲酒や喫煙など、依存しやすい「嗜好品」に偏っており、女性は食事や買い物など依存しやすい「行動」に偏っている。ストレスが原因の症状や病気についても男女差が!他にも、「気分転換について」「ストレスと病院受診の関連」「ストレスと疾患の関連」などの質問への回答結果が掲載されている。いずれもわが身を振り返り、なるほどと思わせる結果となっている。ストレスを感じがちな人も、あまり感じない人も、ご一読あれ。編集部深谷元の記事を読む
2011年07月03日携帯でストレスチェックとカウンセリング2月1日から、損保ジャパン・ヘルスケアサービス(SJHS)は、ストレスチェックとカウンセリングをパッケージにした新サービス「mimozaCheck&Counseling」の販売を開始することを明らかにした。メンタルヘルス対策新サービスは、携帯WEBサイトでのストレスチェックと電話カウンセリングのパッケージ商品となっている。厚生労働省が提案する「こころの健康度自己評価票」をストレスチェックに採用している。利用者はストレスチェックを短時間で簡単に行うことができる。携帯電話やスマートフォンを利用することで、簡単にストレスチェックが可能となり、利用者の利便性が高まる。メンタルヘルスの不調を早期に発見をすることが可能になるという。別々に利用していたストレスチェックとカウンセリングを、携帯端末を利用することでシームレスにつなげ、利用者の心のケアとメンタルヘルスの問題解決を効果的にサポートすることが狙いだ。サービスの利便性、利用率を高めることで、企業や団体の顧客へ効果的なメンタルヘルス対策を提供していく。利用者500人までの料金は年間20万円ということだ。
2011年01月29日