映画史における金字塔を打ち立てた『ハリー・ポッター』シリーズで若くしてトップスター並びに億万長者となったダニエル・ラドクリフ。2011年に迎えたシリーズ完結の次に、彼が新たなキャリアの出発点として選んだゴシック・ホラー『ウーマン・イン・ブラック亡霊の館』がこのほど、12月に日本公開されることが決定した。弱冠11歳でハリー・ポッター役を射止め、その後は周知の通り、シリーズを通して人気・実力共にうなぎ上りの飛躍を見せたダニエルだが、一方でミュージカルで主演を果たすなど挑戦的な活動も目覚しい。そんな彼が数あるオファーの中から選んだのが、1983年に出版され、その後TV映画やラジオシリーズ、舞台劇にもなったイギリスの人気作家スーザン・ヒルのベストセラー小説「黒衣の女ある亡霊の物語」の15年越しの待望の映画化。19世紀末、深い霧に包まれた沼地にひっそりと佇む洋館を舞台に、恐怖と悲哀に満ちたゴースト・ストーリーが展開する。ダニエルが演じるのは、人生の大切な伴侶を失った悲運の弁護士であり、一児の父親でもあるアーサー。ある日、“イールマーシュの館”で他界した夫人の遺言書の探索を命じられた彼は、一人息子を残し、単身、陰鬱なムードが漂う館に乗り込むのだが…。より円熟した繊細で豊かな感情表現を披露するダニエルだが、中でも超常現象に見舞われながら出没する“黒衣の女”の秘密ににじり寄っていく過程で見せる、迫真のひとり芝居は圧巻。ホラーにありがちな絶叫の演技ではなく、亡き愛妻の幻影に囚われた哀しみと痛みを伝えるダニエルの演技は、まさに少年から大人の男への脱皮を証明している。監督は新鋭ジェームズ・ワトキンス、脚本は『キック・アス』、『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』の注目株ジェーン・ゴールドマン。さらに、いぶし銀俳優キアラン・ハインズ(『裏切りのサーカス』)、『アルバート・ノッブス』でアカデミー助演女優賞にノミネートされたジャネット・マクティアら実力派がダニエルの脇を固めている。ベストセラー小説が原作であり、ダニエルの最新主演作という勝因も重なり、本作は全米ボックスオフィスで初登場2位を記録。世界中で1億2,000万ドル以上の興収をたたき出し、ホラー&スリラーのジャンルにおいて特筆すべき成功を収めている。世界有数のハリポタファンの数を誇るここ日本で、ダニエルの新境地はどう受け入れられるのか?『ウーマン・イン・ブラック亡霊の館』は12月1日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:ウーマン・イン・ブラック亡霊の館 2012年12月1日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2011,SQUID DISTRIBUTION LLC, THE BRITISH FILM INSTITUTEハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 2011年7月15日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2011 Warner Bros. Ent. Harry Potter Publishing Rights © J.K.R. Harry Potter characters, names and related indicia are trademarks of and © Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
2012年08月20日男性のためのラグジュアリーブランド、ダンヒルは、サッカー日本代表・長谷部誠選手を起用した「パワースーツ」のイメージムービーを制作し、期間限定で公開している。戦いの場であるピッチにサッカー日本代表が勢ぞろいし、力みなぎるポージングで並ぶ様子は戦闘ヒーローをほうふつとさせる。胸を張った代表18人と監督の強いまなざしは、サッカー日本代表チームのプライドと結束力、そして力強さを表している。同ブランドはサッカー日本代表「SAMURAI BLUE」のオフィシャルスーツを毎年提供しており、今年度で13年目を迎える。毎年この公式スーツと同じ仕様のスーツを、毎日の大切な場面に挑む際に気持ちを高められるスーツ「勝負服」として販売しており、今回のコンセプトは、「パワースーツ」だ。このパワースーツをより多くの人に知ってもらうため、日本代表キャプテン・長谷部誠選手を起用し、コンセプトを表現する「ロボティックスーツ」を着用したイメージムービーを制作。同ブランドのFacebook公式ページにて、8月1日までの期間限定で公開中だ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月25日ベン・スティラーが、新作コメディ『Aloha』(原題)でジョナ・ヒルと再共演を果たすようだ。全米で8月24日より公開となる、近隣住民の安全を守るため自警団を組んだ父親たちとエイリアンの戦いを描いたSFコメディ『The Watch』(原題)で共演している2人だが、20世紀フォックスが製作を担当する新作コメディで再度共演する可能性があるという。本作はハワイを舞台にしたコメディ作品だが、ストーリーの詳細はまだ明かされていない。『ナイト ミュージアム』でもベンとタッグを組んでいるショーン・レヴィが本作のプロデュースを担当する予定で、監督を務める可能性もあるようだ。さらに同スタジオは、ベンとジョナのストーリー原案を基に『ザ・マペッツ』のニコラス・ストーラーに脚本執筆を依頼しているという。本作のクランクインは未定。■関連作品:ザ・マペッツ 2012年5月19日より全国にて公開© Disney Enterprises,Inc.All Rights Reserved.
2012年07月24日サッカー日本代表「SAMURAI BLUE」のオフィシャルスーツを提供するダンヒルは今年度も、オフィシャルスーツと同じ仕様のスーツを販売する。イメージビジュアルにはサッカー日本代表のキャプテン、長谷部誠選手が起用された。ダンヒルは男性のためのラグジュアリーブランド。サッカー日本代表のオフィシャルスーツを毎年提供しており、今年で13年目を迎える。同ブランドはオフィシャル仕様のスーツを、毎日の大切な場面に挑む際に気持ちを高められるるスーツ、すなわち「勝負服」と位置づけている。今回の「勝負服」のコンセプトは「パワースーツ」となった。スーツの内側には、オフィシャルスーツの証である「Made Exclusively For JAPAN NATIONAL FOOTBALL TEAM by dunhill」(サッカー日本代表チームのために特別につくられた)の文字とともに、サッカー日本代表チームエンブレムが縫い込まれた。デザインは、シングル2つボタン・ノッチドラペル・サイドベンツ・スラントポケットとなっている。このスーツの価格は19万9,500円。他にトラウザー(ダンヒルカスタム展開全モデル作成可)、シャツ(2万9,400円)、ネクタイ(1万5,750円)、ソーダライト ボタンカバー カフリンクス(2万6,250円)、ベルト(2万9,400円)なども展開する。このスーツをより多くの人に知ってもらうため、長谷部選手を起用し、コンセプトを見事に表現した「ロボテックスーツ」のイメージビジュアルとムービーも制作された。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月29日映画『マネーボール』で本年度アカデミー賞助演男優賞にノミネートされた俳優のジョナ・ヒルが、『ジャンゴ繋がれざる者』の出演契約を結んだという。クエンティン・タランティーノがメガホンを取り、ジェイミー・フォックスが主人公・ジャンゴを演じる本作は既に撮影が進んでおり、先日予告編も公開されたばかり。役柄は公表されていないが、ジョナの出演は決定したようだ。1859年のアメリカ南部を舞台に、賞金稼ぎと手を組んだ男・ジャンゴが農園の領主で極悪人のカルヴィン・キャンディのもとで奴隷として働く自身の妻を救うべく、壮絶な戦いに身を投じていく姿を描いた本作。ジョナは、主人公・ジャンゴから妻(ケリー・ワシントン)を買い上げて囲い込むものの、レオナルド・ディカプリオ扮する横暴なキャンディに横取りされてしまうギャンブラー、スコティ・ハーモニー役を打診されていたが、その役を獲得できなかった経緯がある。ジョナはマーティン・スコセッシ監督最新作『The Wolf of Wall Street』(原題)でもディカプリオと共演する予定で、さらに8月29日に全米公開予定のコメディ『The Watch』(原題)や、セス・ローゲン&ジェイ・バルチェルの競演作『The End of the World』(原題)でのカメオ出演などを控えている。『ジャンゴ繋がれざる者』は2013年3月1日(金)より全国にて公開。■関連作品:ジャンゴ繋がれざる者 2013年3月1日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開
2012年06月19日今年2月に全米公開されたのを皮切りに世界各国で公開されたダニエル・ラドクリフ主演のホラー・ムービー『The Woman in Black』(原題)の続編『The Woman in Black:Angels of Death』(原題)が、第1作から40年後の第二次世界大戦の時代が舞台になるようだ。同名原作の著者スーザン・ヒルとタッグを組んでジョン・クロッカーが脚本を執筆予定の続編では、キャストが前作から一新される模様で、製作を手がけるハマー・フィルム・プロダクションのサイモン・オークス社長は「スーザンと再度タッグを組んで『The Woman in Black:Angels of Death』を作ることができて誇らしく、光栄です。前作同様の雰囲気と怖さを新たにお届けします」とコメントしている。「Empire」誌によれば、今回の続編では第1作で登場した呪われた館“イール・マーシュ・ハウス”がイギリス政府に収用された後、新たに軍の精神病院として生まれ変わり、そこへ送られた看護士のイヴが患者たちを悪霊から守るために戦うという筋書きのようだ。現時点で、同作の監督とキャストは公表されていない。第1作ではイール・マーシュ・ハウスの恐ろしい秘密を暴き出す主人公の弁護士をダニエル・ラドクリフが演じ、2月の公開から現在まで世界中で7,500万ポンド(約92億2,800万円)の興行収入を叩き出している。
2012年06月15日22日(現地時間)、ニューヨークで開催中のトライベッカ映画祭で行われたQ&Aセッションにマイケル・ムーア監督と一緒に出席した女優スーザン・サランドンは「私たちは監視下に置かれています。私の電話は盗聴されたのよ」と話し始めた。監視については、情報公開請求の権利を行使して調べた結果、確信したという。過去30年以上にわたって人権問題を始め様々な政治問題に関わってきたスーザンは、リベラル派として、アメリカ大統領選のたびに支持政党の候補者に対する熱烈な支援活動でも知られている。2003年以降、何度もイラク侵攻反対デモに参加、最近はアメリカ経済界に対する抗議運動“ウォール街を占拠せよ(Occupy Wall Street)”にも参加している。歯に衣着せぬ発言も多く、昨年10月にはローマ教皇のベネディクト16世を「ナチス」呼ばわりし、後に謝罪するなど、物議を醸すことも少なくない。ホワイトハウス訪問を計画した際には、「セキュリティ上問題あり」として許可されなかったという。ムーア監督は、「誰かがどこかで監視しているとしても、驚きはしないね」とスーザンの発言に同意を表明した。(text:Yuki Tominaga)© Startraks/AFLO
2012年04月25日『マネーボール』でブラピ扮する主人公・ビリーの右腕としてマネーボール理論を実践する青年・ピーターを演じたジョナ・ヒル。映画ではぽっちゃり理系男子だった彼だが、いまはずいぶんスリムな体型になった。大幅減量に一役買ったのは、日本食だという。実は、映画が公開された昨年の秋には既に別人のようにスッキリした体型になっていたジョナだが、先日アメリカのニュース番組「Nightline」に出演し、どうやって減量したかを聞かれて「ほぼダイエット。痩せ薬とか妖精が魔法をかけてくれたとか、そういう面白い話なら良かったんだけどね。普通に栄養学の先生に相談して、食事や生活習慣を変えたんだ。僕には日本食が効いたみたいだ」と答えた。本人は何ポンド減量したかは明言していないが、かなり減量したのは明白。アメリカのダイエット・サイトなどでは「推定40ポンド(約18キロ)」と言われている。28歳のジョナはこれまでコメディ作を中心に活躍してきたが、今後はシリアスな役柄に挑戦したいと考えるようになり、これもダイエットに挑戦している理由の1つだという。「ちゃんとした男になりたいと思う時期が訪れたのかな。仕事面でも生活面でも、健康面においても。僕ももうすぐ30歳だからね。いつもヤリたがってる口の悪い17歳のガキじゃない。仕事を大事にする大人の男性だ。僕は俳優であって、コメディアンじゃない。というか、コメディアンだったことはない」。今年は新生ジョナ・ヒルの活躍を目にすることが出来そうだ。(text:Yuki Tominaga)© Visual Press Agency/AFLO■関連作品:第84回アカデミー賞 [アワード] 2012年2月26日(現地時間)、ハリウッド・コダックシアターにて授賞式が開催© AMPASマネーボール 2011年11月11日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開■関連記事:『ヘルプ~心がつなぐストーリー~』のテイラー監督、WGAWポール・セルヴィン賞受賞ミシェル・ウィリアムズが選ぶ、勝負服は?注目すべきアカデミー賞ファッション人間以上にバトル過熱化?巨匠&名優が擁立する、アカデミー賞級の“犬”たち【ハリウッドより愛をこめて】“笑い”でオスカー助演俳優部門を席巻する、注目の2人『ヘルプ~心がつなぐストーリー~』がSAG賞を席巻!3部門を制覇
2012年02月02日スーザン・サランドンの娘で『ダイアナの選択』やTVシリーズ「カリフォルニケーション」に出演しているエヴァ・アムーリが29日にサウスカロライナ州チャールストンで挙式した。26歳のエヴァのお相手は、サッカーの元アメリカ代表選手で現在はTVで解説者を務めるカイル・マルティーノ(30歳)。結婚式はエヴァの母であるスーザンがオスカー主演女優賞に輝いた『デッドマン・ウォーキング』(’95)で演じたシスター・ヘレン・プレジャンが執り行った。同作では当時9歳だったエヴァが少女時代のヘレンを演じている。ウエディングパーティはスーザンと彼女と一昨年までパートナーだったティム・ロビンス(『デッドマン・ウォーキング』の監督・脚本)がホストを務めた。ちなみにエヴァの父親はイタリア人の映画監督、フランコ・アムーリだが、エヴァにとっては3歳の頃から一緒に暮らしてきたティムこそが父親と呼べる存在なのだろう。エヴァとカイルは昨年12月に婚約。カイルの両親が住んでいるという理由でチャールストンで挙式したという。末長くお幸せに!(text:Yuki Tominaga)©ロイター/AFLO
2011年10月31日結婚はしていないながらも、おしどり夫婦として知られていたスーザン・サランドンとパートナーのティム・ロビンスが23年目で別れていたことが明らかになった。「スーザン・サランドンと23年来のパートナーで俳優のティム・ロビンスは今年の夏に別れました」とスーザンのスポークスマンは発表し、それ以上の詳細については一切コメントしないと言っている。2人は映画『さよならゲーム』(’88)の共演が縁で交際がスタート。いまでこそ、デミ・ムーア&アシュトン・カッチャー夫妻のように女性の方が年上のカップルは珍しくないが、80年代半ばに12歳の年齢差、それも男性が年下というケースは珍しく、大きな注目を浴びた。2人はその後、現在20歳のジャックと17歳のマイルズという息子2人をもうけながらも、ついに正式に結婚することはなかった。「お互いの存在を当たり前のことのように思うようになるのが怖いから」と結婚しない理由を語っていたスーザンは「80歳になったら、(結婚は)パーティを開くいい口実になるかもね」とジョークも飛ばしていたのだが…。2人揃って政治活動にも力を入れていて、今年1月のバラク・オバマ大統領就任式には家族全員で出席するなど、仲のいい様子だっただけに、23年連れ添った63歳と51歳の熟年カップルに何が起きたのかが気になるところだ。(text:Yuki Tominaga)今年7月、揃って仲良くコンサート鑑賞に訪れていたスーザンとティム。© Rex Features/AFLO
2009年12月25日