体に身につける洋服、そしてファッションアイテム。これらは「自分とは?」を表現する一つで、「こういう風に自分を見せたい」というセルフブランディングのことを、心理学では“自己呈示”と呼ぶことを前回はお伝えしました。今回は、服やファッションアイテムを選ぶ際、人の心はどのように動いているのか?といったことを解説していきましょう。心の状態を表すファッション身につけるファッションは、心の状態を表すことも少なくありません。オープンな性格の方は、露出度の高い服を着る傾向があります。その人が心を開いているかどうかを見計らうのに、ファッションはとても役立つことがあります。例えば私のところにカウンセリングにくるクライアントさんたちのなかで、心が疲れてしまって、人と接することを恐れている人は、暗い色の服を着ていることがよくあります。過去にイジメを受けた経験があり、以来引きこもりを続けて社会に復帰できないことを苦にしておられるAさんはいつも全身黒ずくめです。はたまた、なかなか本音を話してくれなかったYさんは、真夏でも首元がタイトな服を着ていたのが印象的でした。このようにファッションから人の心を探ることをテーマに周りを見渡してみると、興味深い人が身近にもいるのではないでしょうか。アンカリングを利用してファッションで安心感や自信を得る例えば、昔流行ったものにずっとしがみついているタイプの方、周りにいませんか?アムロちゃんが流行ったときに青春時代を送った方が未だに細眉をキープしている……などという姿を見たことがあるのではないでしょうか。これは自分が一番輝いていたときの格好にしがみついているためです。そのファッションを身に纏うことで、過去の栄光や自分がブレイクしたときの華やかさをも一緒に身に纏っているのです。ある意味衣装のようなもので、気持ちを切り替えるために着ている方もいるかもしれません。ちょうど芸人さんが、日常ではありえないようなおもしろい洋服を着ることで、「自分はおもしろい人なのだ」と表しているようなものです。しかし、日常的な生活のなかで“衣装”を必要とするのは、そのファッションでないと自分を出せないという心理状態。輝いていたときのファッションを着ることで、そのときの蘇りや安心感が生まれ、自信につなげているのです。これは依存に近いと言えるでしょう。心理学でアンカリングという言葉があるのですが、例えば恋愛がうまくいっていたときに彼氏と一緒によく聞いていた曲を、別れてから5年後、10年後に聞くと、懐かしく幸せな気持ちになることがあります。こういう現象をアンカリングと言います。特に、匂いは一番強く記憶と結びつくと言われています。実家で使っていた柔軟剤の香りを嗅ぐと心が落ち着くなどの経験を持っている方もいるかもしれませんが、このように音楽でも香りでも何でもいいのですが、リラックスするための何かを持っておくといいとよく言われています。小さい頃に持っていたぬいぐるみを、大人になっても持っている人っていますよね。こういう感じで、輝いていた頃の服を着ることで自信のスイッチが入る人は、アンカリングを上手に利用していると言えるでしょう。アンカリングもいきすぎると認知の歪みに!?自分が輝いていた頃のファッションを取り入れることで自信をつけている人もいる一方、これがいきすぎて病的な印象を与えてしまう人もいます。例えば、毎日まったく同じヒッピーファッションをしている人や、頭のてっぺんから足の先までピンクずくめの人など。おそらくピンクずくめの方は、家のインテリアもピンクずくめのはずです。全部ピンクじゃないと気が済まない、ピンクがあったら買わなきゃいけないという強迫観念にとらわれていると言えるでしょう。ここまでくると“認知の歪み”です。心理学で言う認知とは、一般的な認知と違って、考え方やものの捉え方を指します。同じ事件が起こっても、プラスに捉える人がいれば、マイナスに捉える人もいます。これが認知の違いです。認知は、育ってきた環境や経験、コミュニティなどによって誰しもが歪みを持っています。この歪みには10種類あり、LINEで既読スルーされたら許せない人がよくいますが、これも「LINEがきたらすぐに返事をすべき」という認知の歪みの一つです。つまり、「流行についていかなきゃ」と強く思いこみ、こだわってしまうのも認知の歪みなのです。あなたは今、流行のファッションを取り入れることを「楽しい!」と思っていますか?それとも「流行についていかなきゃ」とストレスに感じていますか?一度立ち止まって考えてみると、不安な心が解き放たれるかもしれません。次回はいよいよ“流行依存”のメンタリティについて、グッと迫ってみたいと思います。お楽しみに!【山名祐子】メンタルオフィス「やまなmental care office」代表臨床心理士。大学院にて心理療法の心得と技術を学び、2013年に臨床心理士の資格を取得する。主に認知行動療法によってカウンセリングをすすめ、心の専門家としてメディア出演をはじめ幅広く活動中。
2016年08月26日セルフブランディング・コンサルタントの村上由です。仕事がら、いろいろな方とお会いします。今は、昔と違って各分野で女性が本領を発揮して輝きながら活躍する時代。私の周りにも、聡明で美しい女性がたくさんいます。そして、そんな女性たちから私自身も大いに刺激をうけています。人生を生きている上で、悩みはつきないもの。子供がいれば、子供との関係や教育方針のこと、職場では、上司や同僚との人間関係、恋の悩み、美容や健康上の悩み…etc. 様々な悩みの中で、今を生きる女性特有の共通点が見えてきました。今回は、自信を持ち、大きな決断も選択し、夢を実現していく方法についてご紹介したいと思います。自分を信じて、行動を起こしていますか?元気でバリバリと仕事をしながら、一見外から見るとしっかり者で賢い女性。プライベートも仕事もONとOFFをしっかり持っていて、自分らしく生きている。良妻賢母で仕事もしていて、どこから見てもでもお手本の様な女性。そんな女性たちの悩みは、実にさまざまです。・新しい仕事にチャレンジしたいけれど、この歳で退職しても、次がみつからないかも・これまで仕事ばかりの人生で、恋愛をする時間がなかったけれど、本当は結婚をしたい・子供を育てているけれど、派遣の仕事ではなくて起業をしてみたい・子供を産んでそろそろ仕事をしたいけれど、ブランクがあってこんな私に社会復帰ができるかしらどれも、自分に自信を持って行動をおこせば、解決できること。そして十分実現可能な夢です。「自信」とは、その文字どおり「自分を信じる」ということ。あなたは、自分自身を信じていますか?自分を信じて行動を起こしていますか?固定観念は打破! 思考や価値観を “進化” させるべき日本の商習慣では、特に女性は、控えめでいること、謙遜することが美しいとされていました。ひとつにはその表れかもしれません。それに輪をかけて、これまでの社会経験の中で「こうあるべき」「こうするべき」といった社会的ルールや固定観念に縛られすぎている傾向があります。そのルールを作ってきたのも、私たち人間。人間が作ってきた規則や商習慣は、私たち自身の価値観で進化させていくべき。当然江戸時代の常識は、今の常識と違う訳です。では、私たちが生きているこの20年間はどうでしょう? あまりに近い時間の中だと、その進化の実態を見失いがち。今は産業もITもめざましく発達しているので、当然あらゆる商習慣、人間の思考も価値観も進化しています。個人の意識は、どんんどん進化しているのに、社会はまだまだそれに追いつていない場合も多く、組織の中だと「古い商習慣」や「価値観」をそのまま引きずっている場合があります。セルフイメージを高めて、自信を持つには?難しい理屈はさておき、自分に自信がもてない=セルフイメージが低すぎるとどうなるか? 本当にこうありたい自分と、社会が決めた形に当てはめようとしている自分との距離がだんだん開いて、精神的にも疲弊してしまいます。精神的な疲弊は、知らないうちにストレスとしてたまり、身体や精神的な疾患にも繋がってきます。「年齢的にも責任を持つべきだから、仕事でもこれくらいの結果をだすべき」「中間管理職で、上司にも部下にも弱音は吐けない」「ついついできる母を演じてしまう」など、少しがんばりすぎていないかな、と思うのです。がんばりすぎている自分ばかり見ていると、「本当にありたい自分」を見失ってしまいます。セルフイメージが低いと、実は自分だけでなくて、周りの人たち、同僚や先輩や家族と分かち合えるはずの小さな喜びさえも見失ってしまいます。では、肝心な「自信を持つ」ためには、どうすればいいのでしょうか? 3つのポイントをご紹介しましょう。 自信を持つための3つの方法1. まず、がんばりすぎないこと。忙しい日々の中のふとした隙間の時間に、自分の存在価値をきちんと認識してみる。自分の身体や感覚に正直になることが、がんばりすぎない自分になる第一歩です。朝起きたら、気持ちの良い空気を感じてみる。オフィスで飲むコーヒーが昨日と同じでも、その味わいやホッとする感覚を実感してみる。そして、いつもよりもほんの少しでも良いから身体と思考を休めてあげる。例えば、残業をせずに早く家に帰ってゆっくりバスタブに浸かるなど。2. 何気なく習慣にしていることにポジティブな理由付けをする。日々の生活の中で、私たちは、どんなに沢山の選択をして生きているでしょう。でも、実は忙しい時間の中で、惰性で決めていることも多いかもしれません。「いつも通勤の時に通っている道は、もう一つの道よりも緑が多くて気持ちがいい」「何気なくコーヒーにいれている砂糖は、ふたつが調度よく気に入っている甘さ」「いつも履く靴は、右側から。そうすると一日が幸せに終わるはず」3. 今日できたことを褒めてあげましょう。ささいなことでも良いから、今日自分ができたことを自分で褒めてあげる。でも、それは、自分が気持ち良く喜べること。「2」で理由付けをした日々の習慣ができたということでもいいし、「早起きをして、ウォーキングができた」とか、「睡眠を十分とれた」とか、「残業をせずに帰って、家族とゆっくりと時間をすごせた」とか。こんな簡単なことで? と思うかもしれません。でも、この簡単なことができないと、大きな自信はもてません。まずは、自分本位で良いのです。自分を信じてブレない自分でいられると、大きな決断の場面が来ても、悩まず、迷わずに前にすすめます。自信がもてないと、無理に決断した転職、恋愛、結婚、子供の教育も、どこか人任せだったり、一般的な常識にとらわれていたり。小さなことから自分を信じて決断をしていくと、きっともっともっと自信のもてる自他共に認める魅力的な女性になるはずです。
2016年03月25日今はあまり聞かなくなりましたが、以前は「セルフブランディング」という言葉が、あちこちで言われていました。ごく簡単に言ってしまうと、ブランドとは「連想の産物」。意識していなくても、SNSなどの投稿を見て、人はその人の背景を勝手に想像し、「その人の像」を勝手にイメージします。この女性はこんな人なんだ…。ああ、好きにならなくてよかった…。たとえば男性は女性のFacebookを見て、こんなことを思ったりしているということです。今回は、意外と男性ウケの悪いFacebookの使い方に迫ります。さっそくご紹介しましょう!1.飲食店のおいしそうな料理の写真「Facebookのタイムラインに流れてくる、飲食店のおいしそうな料理の写真を見るのは好きです。でも、あれって、料理が運ばれてきたら“ちょっと待って! 写真撮るから。まだ食べないで! ”なんてことを現場でやっているわけですよね? ぼくはそういう女性とは付き合えないなと思います」(33歳・シェフ)男性って「おいしいものを」「温かいうちに」さっと食べて「おいしいね」と言う、シンプルな生き物だったりします。だから男女比で言えば、おいしそうな料理の写真をUPしているのは、圧倒的に女性に多いように思います。どんな「Facebook友達」がいるのかによって、タイムラインの「印象」が変わってくるので、いちがいには言えないかもしれませんが。2.高級ホテルの写真「高級ホテルの写真をUPしている女子に、あまりいい印象は抱きません。金持ちの男がいていいなあと思うだけです」(35歳・商社)自腹で高級ホテルに泊まっているのかもしれないのに!でもまぁ「自慢」と誤解されるような写真は、男性の嫉妬心を買うこともある、という一般的な解釈は可能かもしれません。3.ひとりごと「疲れたとか、病んでいるとか、そういうひとりごとを書いている女子のFacebookが好きな男はいないでしょう」(36歳・広告)俗に言う「かまってちゃん」だと思われているのでしょう。もっとも、好きな女性が「かまってちゃん」であれば、いくらでもかまってあげたいと思う男性だっているはずですが。4.スッピン自慢「男子は女子のスッピンが好きとは、誰が言い出したのでしょうか? ぼくは“スッピン風”のお顔は好きですが、スッピンは見たくないです」(34歳・デザイナー)スッピンの美醜がうんぬんと言うよりも、「見てはいけないもの」が女性のスッピンではないか? あるいは彼氏しか「見てはいけないもの」ではないか? この男性は、こういう見解をお持ちだとのことです。いかがでしたか?女性のみなさんは、なにも「男ウケ」を狙うためだけに、Facebookを活用しているわけではないと思います。でももし、あなたが自分のアピールとしてもFacebookを活用しているのであれば、ご紹介した4つのことを意識してみてはいかがでしょうか?「今日も明日もあさっても、あの有名ブランドの高級レストランで食事をしようぜ!」と、男どうしで言い合う人が少ないように、男性ってブランド化されたものが、じつは苦手だったりもするのです。つまり、自己のブランド化を狙って、Facebookを使うよりも、情に厚い「人間臭さ」を連想させる投稿をしたほうが、「男ウケ」は、まだいいと言えるのかもしれません。
2016年01月14日心理カウンセラーの小高千枝です。よく取材などでコメントを求められるときに、「先生はどんな風にストレス発散をしているのですか?」「どんな方法がセルフケアとしておススメですか?」と質問をされます。多忙な大人の女性ならば自分ケア(セルフケア)をきちんと見つけておいて、日常的にスマートに取り入れたいもの。自分に合ったセルフケアを見つけていただくために、私が実践している4つの方法をご紹介しましょう。その時の自分の “心と体のコンディション” にあったセルフケアを私の場合は、一言では言えないくらい沢山のセルフケアの方法を持っています。自分自身を世の中のしがらみや束縛から解放してあげたときの、「リラクゼーション」がメインのことであったり、自分を更に向上させるための「モチベーションアップ」のためであったり、ケースバイケースで様々です。私のセルフケア術について質問されると必ず、「これはあくまでも “私” にとって心地よいこと、楽しいこと、ストレス発散になることであって、専門家が “いい” と言ったからと言って、すべての皆さんが “いい” と思うとは限りません。判断材料のひとつとして捉えていただき、皆さんそれぞれにあったケアの方法をみつけてみてください」このようにお伝えしています。ただし、共通して言えることは「自分を許す」「自分に緩みをもたらす」こと。その中でその時の自分の心と体のコンディションにあったセルフケアを選ぶこと、です。それでは具体的にご紹介してまいりましょう。その1.「呼吸」ケアで、体のむくみや疲労を回復!私たち人間は、呼吸をして生きています。そして丁寧な呼吸を心がけるだけで、心と体に大きな影響を与えることをご存知ですか? 集中力を高めたり、リラックスをするためにおすすめしているのが「腹式呼吸」です。気分がリラックスしている時にでる脳波(α波)が、腹式呼吸をすることで大きくなり、集中力が高まることに繋がるのです。身近でできる、何の道具も要らないリラクゼーション法です。また、腹式呼吸をしながら頭や足から毒素が抜け出ていくというイメージトレーニングもおすすめです。床へ寝そべり、頭、右手、左手、右足、左足と順にマイナスの気を呼吸とともに吐き出す感覚です。抜け感を感じるとすっきりとした気持ちになり、むくみや疲れがすっと抜け落ちるのです。最近、カウンセリングのご依頼の中で、ファミリーカウンセラーとしてご家族の皆さんを見させていただく機会が増えてまいりました。受験を控えたお母さまのケア、お子さまのメンタルトレーニングとしても、「腹式呼吸」をおすすめしています。ついイライラしがちな受験を前に、親子で一緒にリラクゼーション。お母さまはむくみやイライラが消え、お子さまは集中力が増して勉強の効率があがります。親子のコミュニケーションとしても、とても効果的です。お金をかけず、特別な用意をしなくても「身近でできるセルフケア」のひとつとしてぜひ試してみてください。その2.自分にあった “ご真言” を見つけ、唱えてみる“ご真言” というと何となく怪しい? 古臭い? と感じる人も多いことでしょう。実際、私もそう感じておりましたし、今でも基本的には “いいとこどり” で自分にあったものしか、日常には取り入れていません。ただ、古くから伝わる言葉や慣わしに対する興味関心が深くなり、古都へ足を運ぶ機会があるときは、以前と比べて神社仏閣、仏像などの意味を捉え、ご真言を唱えながら拝むなど、だいぶ楽しみ方が変わってきました。そして、学ぼうとする意欲も出てきたことは、新しい自分に出会えたひとつのきっかけにもなりました。私には“観音さま”のご真言があっているかな、と思っております。それは、以前にとても不快な出来事が起こったとき、不動明王さまのご真言を唱えていると、わたしの師匠が「小高にはちょっとエネルギーが強すぎるかも。観音(観世音菩薩)さまのご真言があっている」とひとこと。以来、観音さまのご真言を唱えるようにしています。目を閉じ、瞑想をしながらご真言を唱えることもありますが、掃除をしてキレイになった部屋に、さらにいい気の流れをもたらすために唱えてみたり、移動中に外を眺めながら心の中でつぶやいてみたり。しっかりと「やるぞ!」と気合を入れるよりも、日常の中でスッキリしたい時に自分のペースでやっています。皆さんも興味がありましたら、ご自身にあったご真言を探してみてはいかがでしょう。その3.その時の気分にあったことを、“とことん” やり抜くストレスや疲れが溜まっていることを、鎧や武器にしていることってありませんか? 休息する時間が無い方が、たまには全面アピールをして「私は疲れていますから! 休みます! 」宣言をすることはOKです。ただし、常に疲労感を全面に出し、周囲にも腫れ物にさわるように気を遣わせてしまっていることは大人のマナーとしても見直したいところ。これは “セルフハンディキャッピング” といい、失敗した時でも言い訳ができるようについ自己防衛をしてしまうことでもあります。何故 “疲労” “ストレス” という名の鎧をつけているのか内観してみてくださいね。「自分に自信がない」「甘えたい」。そんな気持ちが見え隠れしているのではないでしょうか? この鎧に気がついたら、心の根底に意識を向け、セルフケアを。そして、リセット・リスタートを繰り返し、自分に素直に生きる選択肢があることを忘れないようにしましょう。まずは思いついたことを無理せず心から “本当の自由” を楽しむこと。それらを日常に取り入れるようになると、等身大の幸福感を受け止めることができるようになります。そして、些細なことでも心が満たされているからこそ、物事に対する “欲” やマイナス感情の “執着心” が少なくなった自分を喜ばしくも感じるようになるでしょう。例えば、完全に自己解放する時間を設け、その時の気分にあったことをとことんやり抜くように気持ちをシフトする。スマホや電話連絡、SNSなどに縛られず、気心知れた友人と食事に行ったり、エステやマッサージでプロに体を委ねたり、1人で篭って映画を見たり、など。一社会人として、大人として振舞ったあとの “完全OFF” としての緩みのもたらし方。それを習得できると、楽しい上にとても楽になりますよ。その4.“なんとなくの幸せ” を実感してみよう自分自身が心から望む “セルフケア” の中で、スペシャルなこともあれば、小さな幸せを積み重ねることもあります。ぜひ「なんとなく幸せ」…と感じることを実践してみてください。たとえば私の場合は、“5円”と“50円”をがま口のお財布にためることが、見た目にも実感できる「なんとなくの幸せ」のひとつです。実家でみつけた古いがま口のお財布。それを見るだけでもほっとしますが、神社仏閣巡りのために、そのお財布がパンパンになることが楽しみで…。日常の中で“5円”と“50円”の小銭が出てくると自宅へ戻り、そのがま口へ。「うふふ」と秘かに喜んでいるのです。小さすぎる幸せですよね。そして、完全なる休みができた途端に京都や奈良へ飛び立つ、そんな勢いのある自分が何となく好きだったりもします。お財布の中を毎日整理することで、お金の使い方を考えるきっかけにもなりますから一石二鳥です。スペシャルな「これは最高!」と大きな声で叫びたくなるような幸せと、なんとなく無意識に選択している自分なりの幸せ。どちらにも「心から笑っている自分」がいるはずです。そして、それらを繰り返すことで必然的にセルフケアができている、ということにも繋がるのです。いかがでしたか? 忙しい毎日だからこそ、セルフケアはとても大切です。ぜひトライしてみてくださいね。
2015年10月28日矢野経済研究所は10月21日、国内のセルフケア健康機器市場の調査を実施し、その結果を発表した。調査は、2015年6月~9月に、セルフケア健康機器市場に参入している企業や関連団体などに対して、同社専門研究員による直接面談、電話によるヒアリング、ならびに文献調査などを併用して行ったもの。本調査におけるセルフケア健康機器市場とは、家庭用の健康管理機器、フィットネス機器、健康回復機器、健康治療機器などを対象とし、主な機器として健康管理機器では「電子血圧計」「電子体温計」「体重体組成計」「尿糖計」「心電計・心拍計」「歩数計・活動量計」。フィットネス機器では各種機器(トレッドミル、ステッパー、エアロバイク、など)、健康回復機器では「マッサージチェア」「フットマッサージャー」「ハンディマッサージャー」「フェイスケア」。健康治療機器では「電位治療器」「低周波治療器」「吸入器」である。なお、医療施設やスポーツクラブなどにおける業務用機器は含まない。調査の結果、2014年の国内におけるセルフケア健康機器の市場規模(メーカー出荷金額ベース)は、前年比3.2%増の2,295億4,000万円と推計されている。価格競争や消費税引き上げによる個人消費の低迷が売上伸長に影響したものの、市場全体としては微増傾向で推移。2015年におけるセルフケア健康機器の市場規模(メーカー出荷金額ベース)は、前年比2.0%増の2,341億8,000万円を予測している。また、歩数計、活動量計などの健康管理機器を中心に、データ管理をスマートフォンアプリ上で行う製品展開が広がっているという。その他には、ロコモティブシンドローム(運動器症候群「ロコモ」)の予防を主目的とした情報発信や、従業員50人以上の事業所に対して、12月から義務化されるストレスチェック制度と関連づけた製品開発なども一部で見られるとしている。さらに、健康長寿社会の実現を目的に、地域の住民を対象とした自治体によるセルフケアプログラムが全国各地で展開。健康への取り組みを数値化し、達成度に応じて商品券や地域通貨などに交換する形が一般的な内容となっているが、活動量計などの継続的な利用を促す新しい製品普及モデルとして、セルフケア関連機器メーカーが注力しているとしている。
2015年10月23日ニールセンは9月18日、デジタル広告の視聴者の共感度を測定し、ブランディング効果の最適化を支援するサービス「Nielsen Digital Brand Effect」の機能強化を発表した。今回、同サービスに加わった「広告掲載面別ブランドリフト」指標により、広告主や広告代理店、媒体社およびプラットフォーム事業者は、「ブランドリフト」指標の掲載スペース単位でのブランディング効果をリアルタイムに確認して、キャンペーンにおけるデジタル広告のブランディング貢献度を媒体別、掲載スペース別に把握し、キャンペーン期間中に広告のブランディング効果の最適化を動的に行うことが可能になった。また、デジタル広告キャンペーンの効果測定を行ううえで入手可能なデータポイントの増加を受け、同社は分析プロセスの簡易化を目的とした「バルクアップロードツール」を新たに提供する。同ツールでは、Microsoft Excelで作成したデータを、Nielsen Digital Brand Effectのユーザーインタフェースにアップロードすることで、掲載面単位のデータやクリエイティブのデータの名称変更(リネーム)やグループ作成などを簡単に行うことができ、分析作業の効率化を支援する。
2015年09月18日電通とネットコンシェルジェは8月31日、Eコマース・ブランディング領域で連携し、企業が運営するオンラインストアをブランディングするサービス「eコマース・ブランディング」の提供を開始した。同サービスは、電通独自のECプラットフォーム「DECIDE」が提供するブランド体験とスピーディーなストア運営、ネットコンシェルジェが運営するパーソナルショッピングサイト「#Cart」が可能とするブランド価値の増幅と効率的な拡散を組み合わせることで、企業が運営するオンラインストアのブランディングと効率化を実現・加速させるもの。DECIDEの活用により、販売実務や取得データ等の管理に係る負荷が軽減できるほか、電通のクリエーティブチームが関わることで、そのストア独自の世界観の醸成やコンテンツの提供が可能になるという。
2015年09月01日アラフォー世代の美と健康にとって、最重要項目といえるのが “セルフケア” 力です。とはいえ、何から手をつけるのが確実でベストといえるのでしょうか? そこで、すべての現代女性に向けて「一生モノのセルフケア力を身につける」をテーマに、雑誌はじめ多数のメディアで『ムーンヨガ』を提唱してきた、セルフケアコーディネーターの石田ミユキさんにお話を伺いました。石田ミユキさん PROFILEタイ流セルフケアサロンOM NAMO(オナモ)代表。シューフィッターとして足元からの健康を学んだ後、タイへ渡りタイマッサージとルーシーダットンを修得、インド中央政府認定ヨーガ療法士の資格も持つ。現在はセルフケアに関わる分野で活動、ITM渋谷ヌアライフスクールも主宰し人材育成も行っている。どんなセルフケア法でも、すべての土台は「呼吸」血液やリンパの巡りを良くするタイマッサージや、タイ式ヨガと呼ばれるルーシーダットンを実践するうちに、ひどい月経不順や重い月経痛から解放されていったという石田さん。その経験に加え、ヒマラヤまで赴きヨーガ療法を修めるなど、心身に関わるいくつもの学びが積み上がって考案されたのが、呼吸からはじまる女性のためのセルフケアメソッド『ムーンヨガ』です。「セルフケアに取り組まれるきっかけは、みなさんさまざまだと思うのですが、どの健康法においても大前提といえるのが“呼吸”。呼吸をきちんと使いきることが、体(エネルギー代謝)にとっても、メンタル(自律神経のバランス)にとってもスイッチであり、要です。」「緊張した体」や「呼吸不足」では、運動しても逆効果「呼吸には大きく分けて、胸式呼吸と腹式呼吸、2つの方法があります。王道のヨーガは男性が得意とする腹式呼吸が基本ですが、女性の体はもともと胸式呼吸のほうが得意な構造になっています。まずは胸式で、息を吸いきる、そして吐ききることが出来ているか確認した上で、腹式呼吸に取り組みましょう」たくさんの女性の体に触れてきた石田さんによると、デスクワークや立ち仕事など、体を緊張させて働いている女性は、胸式呼吸すらまともに出来なくなっていることが多いのだそう。そのような状態でエクササイズなどに励むと、かえって体をしんどい状態に追い込んでしまうことに…。 「心」と「体」を調えるための “こきゅトレ”を!そこで今すぐ実践できるセルフケアの第一歩が、著書『月経周期を味方につけて毎日を快適に過ごす ムーンヨガ』で提唱されている“こきゅトレ”。ノド、肩、胸、背中、お腹、お尻、骨盤底筋群、横隔膜、呼吸に関わる主な筋肉の動きの確認とトレーニングができます。■こきゅトレ の方法呼吸を調えて、お腹からあばら骨、首、肩、背中へ…と手を移動させていきます。それぞれの部位を意識して、ゆっくりと呼吸をするトレーニングです。(1)呼吸を意識あぐらになり骨盤を立てて座る。手を太ももの上に置いて目を閉じ、呼吸に意識を向ける。★骨盤の立て方:お尻の下に両手を入れて上半身を前後にゆっくり揺らし、坐骨がグサリと手指に垂直にのる感覚があったら骨盤が立った状態なので、そこで両手を引き抜く。(2)お腹呼吸が落ち着いたら、両手をお腹に当て、数回の呼吸に合わせて両手でお腹の動きを感じる。(3)あばら骨両手を左右のあばら骨のところに当て、数回の呼吸に合わせて両手であばら骨の開閉を感じる。(4)首と肩の付け根両手をクロス、首と肩の付け根にそろえた指を置き、数回の呼吸に合わせて肩の上下動を感じる。(5)胸と背中片手を胸の真ん中、もう一方の手は甲を背中に当て、数回の呼吸に合わせて胸と背中の斜めの動きを感じる。(6)お尻、恥骨、膣、肛門付近最後は(1)と同じ体勢に戻り、数回の呼吸に合わせてお尻まわりの筋肉の動き、慣れてきたら膀胱のある恥骨のあたり、膣、肛門付近の動きまで観察してみる。 呼吸で、「未来の心と体の快適さ」も手に入れて神経をコントロールできない自律神経も、呼吸を使えば意図的に調えることが可能となり、さらには自律神経と同じ間脳の視床下部でコントロールされている女性ホルモンの調整にも繋がります。「また、呼吸と連動して膣の動きが出てくることにより、骨盤の内部を温める機能もアップ。冷えにくくなり、月経痛や腰痛が楽になる人は多いです」ノド、肩、胸、背中、お腹、お尻まで動かしての呼吸は、腸や骨盤底部、膣、恥骨、肛門まわりなどの動きとも連動しています。年齢を経ていくにあたり心配な頑固な便秘や尿もれといった症状と無縁でいるためにも、毎日の“こきゅトレ”を習慣にしたいですね。ムーンヨガをはじめてみたい方、興味のある方は是非、書籍でも詳細をチェックしてみてください。参考書籍:『月経周期を味方につけて毎日を快適に過ごす ムーンヨガ』(BAB出版)
2015年08月19日サイズや形や左右の差など、自分のおっぱいに悩んでいる女性はとても多いけれど、実際にケアをしている人はとても少ないのが現状です。コンプレックスがあると直視したくないという心理があるのかもしれません。でも、自分のおっぱいを見る・触るということは、美乳づくりのためだけでなく、おっぱいの変化に気づくためにもとても大切なこと。ふんわりもちっとした美乳づくりのためのマッサージだけではなく、乳がんのセルフチェックとして、ときどきはおっぱいを触ってみましょう。 面倒くさくならないよう、簡単にとりいれられる、セルフチェックの方法をご紹介します。セルフチェックのベストな時期は、生理が終わって5~10日ほど経ってから。とくに生理前、おっぱいが張ってきたり、しこりのようなものを感じたりする人はしっかりと間をあけてからにしましょう。1.入浴前に鏡の前でチェックおっぱい全体の形に変化(へこみなど)はないか? 乳頭から分泌液などがないか?両腕を上げてみて、引きつれる感じがないか? 正面だけでなく横向きや斜め向きでも見ましょう。2.入浴中にチェックおっぱい全体を指の腹で円を描くように触り、しこりがないか? 脇の下を手で挟むように触り、しこりがないか?おっぱいが大きい人は仰向けになってチェックするのがオススメです。乳頭からの分泌物がないかどうか、日常的にチェックしておくことも大切です。しこりの原因は乳がんだけでないので、焦って自己判断するのは禁物ですが、もししこりや違和感があったら、病院へ行ってくださいね。日ごろからおっぱいマッサージをしていると、リンパの流れを助けて乳がん予防に役立つと言われます。今まであまり自分のおっぱいを見たり触ったりしていなかった人は、今日からケアしてみませんか?
2015年07月09日東芝は5月8日、BtoB企業としてのブランディングを目的とし、新たに米シェアスルーが提供するインフィード型ネイティブアドの活用を開始したと発表した。これにより同社は、シェアスルーの広告主側プラットフォームとなるアドマネージャー(Sharethrough Ad Manger : SAM)を利用し、自社のコンテンツをネイティブアドに設定。シェアスルーのエクスチェンジ(Sharethrough Ad Exchange : STX)からCPMやCPE(コストパーエンゲージメント)により、RTBにて広告在庫を買い付け、コンテンツが自動最適化配信されるよう運用する。また、アドマネージャーでは、配信する広告枠とデバイスごとのインタフェースの体裁に合わせた広告クリエイティブが自動的に作成され、最適化することが可能だ。同社によると、導入に至った理由として、既存のコンテンツをデバイスを問わずネイティブアドとして配信できることや、Forbesのようなプレミアム媒体をはじめ、欧米中心としたビジネス・ニュース・テック系の媒体に掲載できることをあげる。なお、これらネイティブアドは、5月5日より配信を開始され、モバイルのエンゲージメントが極めて高く推移していることから、同社は「BtoBブランディングにおいてもモバイルシフトが起きていることが分かる」と説明する。
2015年05月11日これからハロウィン~クリスマス~年末・新年と多くの忘年会やパーティーなどが催される。その一方で仕事でも年末に向けて忙しさも佳境に入ってくるだろう。社会人にとっても就職活動を行う学生にとっても、会合や商談、それに面接の場などでの「自己紹介」が重要となる。しかし、誰だって相手に少しでも良い印象を持ってもらいたいと思えば思うほど、「自己紹介」では緊張してしまうものだ。今回は「自己紹介」のテクニックというよりも、自己紹介の場でなるべく緊張しないための「考え方」について考えてみたいと思う。○まず、「自己紹介」を大きく4つの切り口に分類してみたい。(1)自分の「能力」について自己紹介する場合(2)自分「性格(キャラクター)」について自己紹介する場合(3)「ありのまま」を自己紹介する場合(4)多少の「背伸び」をして自己紹介する場合この4つの切り口を意識しながら話すだけでも、だいぶ緊張せずに自分(たち)を、しっかりアピールすることができるのではないだろうか。例えば、仕事などでクライアントに対し、自分自身や自分の会社が提供する仕事内容を「自己紹介」する場合を考えてみる。この場合は主に、(1)×(4)となる。ポイントは、自己紹介の全体としては、その他の要素も含まれてくるだろうが、あくまで中心的な要素だけに絞って考えることである。一方、自分が結婚する相手のご両親に初めてお会いして自己紹介する場合を想像してみる。この場合は、(2)×(3)の組み合わせとなる。こういう時は、(3)ではなくて、多少の「背伸び」をしたいものだから、(4)だという人もいるかもしれない。しかし、親戚関係になる結婚相手の両親を相手に、あまり「背伸び」はしない方がよい。悪びれる必要は全くないが、これから始まる長いお付き合いを考えれば、できれば「ありのまま」の方がよい。○プレゼンの際などでは、謙虚になりすぎてはいけない間違ってはいけないのは、例えば、自分や自分の会社の「能力」を少しでも高く評価されねばならない競合他社との「コンペ」でのプレゼンの際などに、妙に謙虚になりすぎてしまい、(3)のありのままを語ってしまうこと。これだけでは、「本当にこの人(会社)で大丈夫だろうか?」と、相手から少し頼りなく思われるかもしれない。また同じような状況で、何を間違えたか、自分や会社や商品の能力(機能)を丁寧に紹介せずに、代わりに自分の「性格」や「キャラクター」ばかりをいくら巧みに売り込んだとしても、逆に「能力や製品や会社の実力に自信がないのだろうか?」と信頼を失う結果になるかもしれない。いずれの場合も、ある程度、「型」を知って身につけておくと、大きな間違いだけはしないですむ。自己紹介の「ストーリー」を組み立てる前に、「一番大切なことは何か?」ということを意識するだけでも十分である。これから長く付き合うことになる新しい職場の上司や同僚の前では、たとえ少したどたどしくても、ヘタな背伸びをせずに、ありのままの自分を自分の言葉で話せばよい。たくさんの競合の中で、自社の魅力を短い時間で紹介するには、インパクトがある「ニュース性」のある自社の話題などを、いわゆる「ツカミ」として入れるなどして、多少は「背伸び」をした紹介をするのも"あり"だろう。大切なのは、今から行う「自己紹介」には、どの「型」がふさわしいのか、事前に落ち着いて「ストーリー」を考えることだ。必ずしも饒舌でロジカルなスピーチが相手から好感を持たれるとも限らないのが、「自己紹介」ならではの、もっとも難しい点でもある。相手が1番知りたいのは、自分の能力なのか、キャラクターなのか? 自分の等身大の素の姿をありのままに伝えるべきか、少し背伸びした立派でがんばり屋の自分を知ってもらうべきか。決して「ウソ」があってはならないが、人には誰でも多面性がある。その多面的な自分のどの「切り口」をクローズアップするべきか。「自己紹介」で緊張しない方法は、事前の分析と準備によるものが多い。<著者プロフィール<片岡英彦1970年9月6日東京生まれ神奈川育ち。京都大学卒業後、日本テレビ入社。報道記者、宣伝プロデューサーを経て、2001年アップルコンピュータ株式会社のコミュニケーションマネージャーに。後に、MTVジャパン広報部長、日本マクドナルドマーケティングPR部長、株式会社ミクシィのエグゼクティブプロデューサーを経て、2011年「片岡英彦事務所」を設立。(現 株式会社東京片岡英彦事務所 代表取締役)主に企業の戦略PR、マーケティング支援の他「日本を明るくする」プロジェクトに参加。2011年から国際NGO「世界の医療団」の広報責任者を務める。2013年、一般社団法人日本アドボカシー協会を設立代表理事就任。
2014年10月30日