映画監督で、アーティストのティム・バートンがレストランの紙ナプキンに描いたスケッチを集めた画集『ナプキンアート・オブ・ティム・バートン』が12月4日(金)に発売されることが決定した。その他の写真ティム・バートンは映画監督として知られながら、アーティストとしても活動しており、先ごろ日本で開催された美術展は東京と大阪で約39万人を動員した。このほど発売になる画集は、バートンが映画撮影やキャンペーン、自身の美術展のために世界各国を旅する中で、その場で受けたインスピレーションを残すべくレストランのナプキンにスケッチした作品を収録。書籍には彼のスケッチが紙ナプキンの原寸サイズで掲載され、美術展で展示された作品だけでなく、初公開のスケッチも収録される。画集は、12月4日(金)より、ヴィレッジ・ヴァンガードで独占販売され、本日からオンラインサイトと一部店舗で予約を受け付ける。『ナプキンアート・オブ・ティム・バートン』12月4日(金)発売3000円(税込)
2015年10月30日独ライカカメラは10月21日、ミラーレスタイプのレンズ交換式デジタルカメラ「ライカSL (Typ 601)」を発表した。2,400万画素のフルサイズCMOSセンサーを搭載する。発売は11月末で、販売価格は税込993,600円だ。ライカSLは、35mmフルサイズのCMOSセンサーを搭載したミラーレスタイプのレンズ交換式カメラ。ダイナミックレンジが広く、高コントラストかつ低ノイズで、シャープな画質を提供するという。ISO感度は最高50000まで設定可能だ。独自開発された440万ドッドの電子ビューファインダー(EVF)「EyeResファインダー」を備える。アイセンサーを内蔵するため、目をファインダーに近づけると自動で表示が切り替わる。本体背面には2.95型のタッチパネル式液晶モニターを持つ。画像処理エンジンは、9月に発売された中判カメラ「ライカS (Typ 007)」と同様、「LEICA MAESTRO II」を採用。4K動画(24fps/30fps)の撮影にも対応する。フルHD動画であれば、最大120fpsのフレームレートで撮影可能だ。主な仕様は、マウントがライカLマウント、撮像素子が2,400万画素のフルサイズ(36×24mm)CMOSセンサー、対応感度がISO50~ISO50000、シャッター速度が60~1/8,000秒となっている。UHS-II対応のSDメモリーカードスロット、UHS-I対応のSDメモリーカードスロットを備える。耐久性を堅牢性を重視し、アルミニウム削り出しのボディを採用している。バッテリーは容量1,860mAhのリチウムイオン充電池で、CIPA準拠の撮影可能枚数は約400枚。本体サイズは約W147×D39×H104mm、質量はバッテリーを含まない状態で約771g、バッテリーを含む状態で約847gとなっている。○SLレンズライカSLのリリースに合わせて、ライカSL専用の標準ズームレンズ「ライカ バリオ・エルマリート SL f2.8-4/24-90mm ASPH.」、望遠レンズ「ライカ アポ・バリオ・エルマリート SL f2.8-4/90-280mm」、単焦点レンズ「ライカ ズミルックス SL f1.4/50mm ASPH.」も発表された。発売はライカ バリオ・エルマリート SL f2.8-4/24-90mm ASPH.は11月末で、価格は税込669,600円。そのほかの2本については順次発売とされている。今後SLレンズのラインナップを拡充していく予定だ。ライカ バリオ・エルマリート SL f2.8-4/24-90mm ASPH.の主な仕様は、焦点距離が24~90mmmm、開放絞りが広角端で2.8、望遠端でF4、最小絞りがF22。レンズ構成は15群18枚。画角は広角端が対角82.4度、水平72.1度、垂直51.8度、望遠端が対角27.8度、水平23.3度、垂直15.7度。撮影距離範囲は広角端が0.3m~、望遠端が0.45m~。シャッタースピード約3.5段分の手ブレ補正機能を持つ。本体サイズは最大径が約88mm、長さが138mm(広角端、レンズフードなし)、重量は約1,140g。
2015年10月21日ケイト・ウィンスレットが、戦争カメラマンのリー・ミラーを演じることになった。タイトルは決まっていない。原作はミラーの息子アンソニー・ペンロースが書いた本『The Lives of Lee Miller』。映画会社ホップスコッチ・フィーチャーズは、この本の映画化権とともに、ペンロースが管理するミラーの写真や日記も使用する権利を得た。その他の情報ミラーは、アメリカの元ファッションモデル。マン・レイのミューズで愛人だったこともあり、パブロ・ピカソとも友達だった。後に、戦争カメラマンとして活躍した。ウィンスレットは、現在北米公開中の『Steve Jobs』に出演し、その演技が高く評価されている。文:猿渡由紀
2015年10月15日●iOSとMac OS Xの統合はナンセンス? - Apple CEO ティム・クックがBoxイベントで語ったコトBoxのイベント「BoxWorks 2015」にてBoxのCEO、Aaron Levie氏と対談したApple CEOのTim Cook氏、前編ではCook氏のエンタープライズに対する考え方をお伝えした。後編では、Appleの将来について、Microsoftとの競合について、そして社会問題に対して語る、Cook氏らしい見解をお伝えしよう。○マイクロソフトの"One Windows"は誤り?エンタープライズでのモバイルの普及率は「衝撃的に低い」と話すCook氏だが、コンシューマーのスマートフォン市場におけるiPhoneの強さは際立っている。ちょうど直前に世界で発売したiPhone 6s/6s Plusは、過去最高の販売台数を記録した。「1300万台だっけ?」とLevie氏が聞くと、軽くうなずきながら「それ以上」とCook氏、会場からは拍手が起こる。iOS端末の人気はMac人気にもつながっている。OSとして見た時、Macは「Mac OS X」、iPhoneとiPadは「iOS」となるが、Microsoftは最新の「Windows 10」で”One Windows(1つのWindows)”戦略を進めている。PCとモバイルで単一の体験という考えに対し、Cook氏は異論を唱える。「デスクトップとモバイルの両方向けの1つのOSという考えは信じない。両方からの引き算となり、最高の体験が得られない」とCook氏。AppleはiOSとMac OS Xの2つにフォーカスしており、PCからモバイル端末、さらにはウェアラブルのApple Watchまでシームレスに動くことが必要で、そのために「Handoff」などの機能を開発しているという。「(ユーザーは)ある程度の類似性は望んでいると思うが、混ぜ合わせるつもりはない」と付け加えた。Cook氏の言葉に対し、観客の一部は拍手を送った。また、Apple WatchについてはAppleは台数などを公開しておらず、それほど順調ではないのではという見方もされている。Apple Watchに話が及ぶと「まだまだ早期段階」とし、「フィードバックはすばらしい。フィットネス、健康という分野で、『人々の生活を変えている』と直接知ることが出来て喜んでいる」と、自身もフィットネス好きといわれるCook氏はコメントした。また、Apple TVについては、「われわれはTVについてのビジョンがある。来月末に出荷する」と述べるにとどまった。ほかにも、Appleが車を作るという憶測があるが、Levie氏は車とは聞かずに「他に新しい製品の計画はないの? 飛行機(Airplane)とか?」と尋ねる。これに対してCook氏は、(Airplaneのplaneをとって)「”iPlane”の計画はない。必要だと思う人もいるかもしれないけど、考えたこともないね」と笑って答えた。Apple Musicについては、「本当にすごくいいんだよ。音楽を発見できる」とCook氏は述べ、「つかってみて。3ヶ月無料だから」とすかさず来場者に売り込んだ。Levie氏が、ラジオチャンネルに「エンタープライズチャンネルなんてどう?」と冗談をとばすと、iPlaneには反応しなかったCook氏だが「なるほど、面白いアイディアだね」と笑った。30分のセッション中、Levie氏は用意したiPadの暖炉(暖炉を模したiPadアプリ)に始まり、iPhoneのアップグレードプログラムをTV、Mac、iPadとすべての製品に拡大し「月65ドルですべて最新のApple製品にアップグレードできるっていうのはどう?」と持ちかけたり、「(アーティストの)Taylor Swiftか(物言う投資家のCarl)Icahnか、どちらがネゴシエーションするのが難しい?」と聞くなど、終始会場を楽しませた。だが、重要なトピックも忘れずに取り上げた。●MSとの関係性は「変わっている」1つが、長年のライバルであるMicrosoftだ。iPhone 6sなどを発表した9月のAppleイベントにMicrosoftの幹部が登場したことに触れ、「関係はどうかわった?」とたずねる。「大きく変わっている」とCook氏は答える。現在でもライバルであることを認めつつも、「AppleとMicrosoftは、競合する部分よりも、提携できる部分の方が大きい。これを顧客も望んでいる。Mac上でOfficeが使えるというのは、重要なことだ」とCook氏は話す。「Microsoftとの提携は顧客にとって良いことであり、だからやっているんだ」とした上で、「ずっと恨んだり憎んだりすることは好きじゃない。人生は短くて、いつか終わる。できるだけたくさん友達がいたほうがよい」。そして、今後も顧客にメリットのある部分でさまざまな提携を進めるとした。会場からは大きな拍手が起こった。○社会問題に対する考え方は企業の責任の一つもう1つが、社会問題だ。Cook氏は自らが同性愛者であることを正式に明かすなど社会問題についての発言を積極的に行っている。Levie氏が「あなたは社会問題を公の場で語っている。この国を変えようとしている意思を感じるが、企業や技術は社会の変化に対してどんなインパクトを与えられるだろうか?」と問うと、「企業は社会に対して重要な責任がある。ここ数十年、政府の取り組みがなかなか進展しない中で、この責任はさらに大きくなっていると思う」とCook氏は切り出し、主として教育と気候変動について見解を語った。「われわれは品質にフォーカスしているが、品質というのは変わっていて、コストがない。人々に基本的な人権と尊厳を与えることもフリー(コストがない)だ。なのに、すべての人間は平等といわれた後、200年もの間、いまだ実現していない。Appleの従業員は深くこの問題を気にしているーー米国でも、それ以外の国でも。われわれは継続して伝えていくが、2015年の現在でもこの問題について話しているということ事態が自分にはショックだ」(Cook氏)こうした問題があるからこそ、公教育が重要な鍵を握る、と強調した。「私自身は公教育の産物だが、米国の公立学校では多くの子供たちが十分なレベルではない。基本的に、生まれた時から難しい状況であり、不平等だ」と問題を指摘する。Appleでは、教育への問題に取り組んでいるという。気候問題については、「この問題は現実のものになっている」として、話をするのではなく行動を起こすべきだとした。「Appleの米国のオペレーションは100%再生可能エネルギーを利用している。残りの国でもほぼ90%に達しており、われわれはフォーカスをサプライチェーンにも拡大している」とCook氏。そして、これは「複製してよい」と笑った(AppleはSamsungらと特許訴訟を展開している)。「だれだってできることだ。企業は立ち上がって、率先して取り組むべきだ」とCook氏は述べる。Appleはどこに向かうのか。直近の決算では年間の売り上げ高が1827億9500万ドル、時価総額でも世界最大の企業だ。だが、Cook氏によると、「まだ始まってもない」という。「私たちの目標は、最大の企業になることではない。われわれがやろうとしてきたことは、最高の製品を作ること。そして、最高の製品を作ると、最高の製品を使いたいという人が何人かいて使ってくれるだろうと信じてきた。継続して投資して、さらによくできる、とね」とCook氏。「(最高の製品を作ろうという)このエネルギーは1997年後半にSteve(Jobs氏)が戻ったときからで、われわれのDNAの一部だ」――提携戦略など、Jobs氏とは違う新しいAppleをあちこちに感じられることができたが、この部分についてはJobs氏の思想を引き継いでいるようだ。
2015年10月07日ピーターパン誕生秘話を描いた主演映画『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』プロモーションのため来日中のリーヴァイ・ミラーが9月30日(水)、アンバサダーを務める「ラルフ ローレン」のファッションショーに参加した。「ラルフ ローレン チルドレンズ Fall 2015」として開催されたこちらのファッションショーは「ラルフローレン表参道店」で開催され、多くのキッズモデルたちが参加しランウェイを歩いた。映画『PAN』に合わせてピーターパンをイメージした構成でリーヴァイくんをはじめ、キッズモデルたちは海賊の帽子をかぶって登場し歓声を浴びていた。ショーを終えて報道陣の取材に応じたリーヴァイくんは「楽しかったです。セットが素晴らしかったです」と笑顔を見せた。またこの日は美少女モデルとしてTVでも人気のエヴァちゃんも出席したが「楽しかった」と感想を語り、リーヴァイくんの印象についても「かっこいい」と語った。リーヴァイくんは今回が初来日となるが「本物の寿司が食べたい!あとはきれいな公園が多いと聞いているので行ってみたいです」と語る。実はこの日がちょうど13歳の誕生日で「来日と13歳の誕生日が重なると聞いてびっくりしました。東京で誕生日を迎えられるなんて驚きです」と語り、改めて日本の印象について「写真で見て美しい国だと感じていましたが想像以上です」と語った。映画ではロンドンに暮らす孤児だった少年・ピーターが“ピーターパン”になるまでを描くが「いろんな人に見てほしいです。大人にならない少年の話ですが、誰にでも通じる部分がありいろんな人に共感してもらえると思います」とアピールした。リーヴァイくんはこの秋のショーから「ラルフローレン」のグローバルアンバサダーとして活動すると同時に世界規模での読み書き能力向上キャンペーンにも参加している。『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』は10月31日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~ 2015年10月31日より全国にて公開(C) 2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2015年09月30日ハーマンミラージャパンは、同社の直営店「ハーマンミラーストア」において、高機能ワークチェア「アーロンチェア」の買取プログラムを開始した。買い取られた製品は、分解・修理・クリーニングされたのち「リファビッシュプロダクト」として販売される。このプログラムは、同社の企業理念のひとつである「製品を生命あるものとして捉える姿勢」を体現し、消費するだけでなく修理・再生を行うことで環境への負荷を軽減し、良い製品をより長く使用できる環境を提供するもの。買い取られたアーロンチェアは、同社のメンテナンス部によって分解・修理・クリーニングが行われたのち、「リファビッシュプロダクト」として生まれ変わるという。買い取りの手順は、申し込み後に届く発送用梱包箱にアーロンチェアを格納して発送すると、到着後1週間ほどで査定結果が郵送される。同封の必要書類に記載して返送すると、査定金額が銀行振り込みで支払われるとのことだ。なお、店舗への持ち込みや出張査定は行っておらず、発送のみの受付となっている。ちなみに、査定後の製品返送の場合は送料着払いによる発送となり、返送費用は申込者の負担となる。また、買い取り金額の目安は、「ポリッシュドアルミニウムベース」が上限4万円、「グラファイトカラーベース」および「チタニウムカラーベース」が上限3万5,000円、「アーロンチェア ライトシリーズ」が上限1万5,000円となっている。買い取りランクはS、A、Bの3つのランクに分類され(アーロンチェア ライトシリーズはS、Aのみ)、S(上限)は外装・内部メカニズム共にキズや不具合がないもの、AとBはキズや使用感、修理パーツなどによって決まる。ただし、商品の状態によっては買い取りできない場合があるということだ。なお、アーロンチェアは人間工学に基づいてデザインされた高機能ワークチェア。1994年に登場から20年以上を経た今もなお高い人気を誇り、世界中で700万人以上ものユーザーに愛用されている。その優れたデザイン性は高く評価され、ニューヨーク近代美術館において「永久コレクション」の地位を獲得している。また、日本国内では1996年度グッドデザイン賞のグッドデザイン金賞(オフィス・店舗用品部門)を受賞している。
2015年09月24日ヒュー・ジャックマンとともに10月に初来日を果たす、『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』で主人公・少年ピーターを演じたリーヴァイ・ミラー。このほど、“いま最も美しい少年”とも称される彼の撮影は、涙で始まり、涙で終わる感動体験の連続だったことが分かった。本作は、『ハリー・ポッター』シリーズのスタジオが贈る、誰も知らないピーターパンと仲間たちを描くファンタジー超大作。少年ピーター(リーヴァイ・ミラー)は、幼いころに離ればなれになってしまった母を探すため、夢と魔法のネバーランドへと旅立ち、若き日のフック船長(ギャレット・ヘドランド)や森の戦うプリンセス タイガー・リリー(ルーニー・マーラ)との出会いや、目の前に立ちはだかる海賊・黒ひげ(ヒュー・ジャックマン)との闘いをとおして、”いちばんの魔法は信じるきもち”ということを学んでいく。主人公・ピーターに抜擢されたリーヴァイは、ヒューと同じオーストラリア出身の12歳。小さなころから姉の影響で歌やダンスを習い始め、その才能を開花させると、すぐに業界内で引っ張りだこの子役に。愛くるしい魅力とにじみ出る自信で出会った人を次々に魅了し、その後、TVドラマやCM、舞台に出演。短編映画でも主役を務め、高い評価を得た。さらに、スティーヴン・スピルバーグ製作のTVシリーズ「Terra Nova ~未来創世記」への出演や、今年は初めて広告キャンペーンに有名人を起用した「ポロ・ラルフローレン(Polo Ralph Lauren)」チルドレンズウエアのグローバル大使を務めるなど、幅広い活躍をみせている。そして本作が、長編大作映画に初出演となったリーヴァイ。この役のオファーを受けたときのことを、「監督から直接電話をもらって、泣いちゃったんだ。うれし泣きだよ」と明かす。一方、ジョー・ライト監督は「何千人もの子どもたちと会ったよ。そしてあるとき、突然リーヴァイが現れたんだ。ここにいたのか!と思い、おもわず『彼だ!』と叫んでいたよ。彼には他と違うきらめきがあったんだ」と、彼との運命的な出会いをふり返った。本作では、ネバーランドでの仲間たちとの出会いやさまざまな経験を通じて、少年ピーターは成長を遂げていくが、役柄同様に、撮影中には仲間との出会いを通じて感動を味わったことが幾度もあったようだ。リーヴァイは共演者について、「彼らは素敵な人で、一緒に演じるのは本当に楽しかったしいい友達になれたよ」と語る。若きフック船長役のギャレット・ヘドランドとふざけあったことや、現場に2匹の愛犬を連れてきたルーニー・マーラと遊んだエピソードを披露し、撮影を楽しんでいた様子だ。そんなリーヴァイに、かつてない邪悪な役柄・“黒ひげ”を演じたヒューも、「本作が初めての本格的な映画出演なのに、あれだけのことができるなんて本当にすばらしい。彼は僕との最後の撮影で大泣きしていたよ。それを僕は一生忘れない。この驚きと魔法に満ちあふれた世界でピーターパンになれることがたまらないんだな」と称賛を贈り、リーヴァイの本作に対する熱い思いを受けとめたことを語る。たくさんの仲間に支えられ成長していくピーター同様、この撮影で大切な仲間を得ると共に、俳優としてまた一歩成長したに違いないリーヴァイ。初来日でも彼の新たな一面が見られるか、ぜひ注目していて。『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』は10月31日(土)より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて2D/3D公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~ 2015年10月31日より全国にて公開(C) 2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2015年09月23日ハーマンミラージャパンは、ミッドセンチュリーの名作「イームズシェルチェア」に、新しくハイスツールの販売を開始すると発表した。スツールの高さは「カウンターハイト」と「バーハイト」の2種類。受注開始は9月10日。価格は6万3,000円(税別)から。同製品は、チャールズ&レイ・イームズによってデザインされ、1950年に発表された名作「イームズシェルチェア」(イームズプラスチックシェルチェア、イームズファイバーグラスシェルチェア、イームズウッドシェルチェア)に追加されたスツール。オフィスで人びとが交流する場所、カフェのカウンターや家庭など、さまざまな場所で活躍するスツールとなっており、高さは「カウンターハイト」と「バーハイト」の2種類が用意される。価格は、「イームズプラスチックシェルスツール カウンターハイトスツール」(幅465×奥行き550×高さ1030ミリ、座面高635ミリ)が6万3,000円~、「イームズプラスチックシェルスツール バーハイトスツール(幅465×奥行き550×高さ1155ミリ、座面高750ミリ)が6万5,000円~、「イームズファイバーグラスシェルスツール カウンターハイトスツール」(幅475×奥行き560×高さ1030ミリ、座面高635ミリ)が9万1,000円~、「イームズファイバーグラスシェルスツール バーハイトスツール」(幅475×奥行き560×高さ1155ミリ、座面高750ミリ)が8万9,000円~、「イームズウッドシェルスツール カウンターハイトスツール」(幅465×奥行き550×高さ1030ミリ、座面高635ミリ)が11万3,000円~、「イームズウッドシェルスツール バーハイトスツール」(幅465×奥行き550×高さ1155ミリ、座面高750ミリ) が11万5,000円~となっている(価格はすべて税別)。
2015年08月28日富士フイルムは24日、インスタントカメラ「チェキ」シリーズの新製品として、自分撮り用ミラーを備えた"チェキ"「instax mini 8+(プラス)」を発表した。本体カラーには、スイーツをイメージしたという5色、ミント、ハニー、ココア、ストロベリー、バニラをそろえた。9月11日から発売し、価格はオープン、推定市場価格は9,000円前後(税込)。チェキ instax mini 8+は、現行モデル「instax mini」の丸みを帯びたデザインと簡単な操作性をそのままに、レンズの横に自分撮り用のセルフショットミラーを配置。レンズを自分に向けて撮影するときに、撮影範囲がわかるようにした。女性ユーザーの人気が高い「ハイキーモード」(明るくソフトな雰囲気の写真)と組み合わせることで、楽しみ方が広がるとしている。また、チェキで撮影・プリントしたものをプレゼントする際のデコレーションアイディアや、撮影のコツをまとめた「活用BOOK」が付属。カメラの仕様は、レンズが沈胴式フジノンレンズ(2群2枚構成・f=60mm 1:12.7)、ファインダーがターゲットマーク付き実像式(0.37倍)、撮影範囲が固定焦点の0.6m~∞、シャッターが1/60秒、露光調節が簡易露出計のLED表示による手動切り替え方式だ。フラッシュは自動調光の常時発光フラッシュで、フラッシュ撮影距離は0.6m~2.7mとなる。仕様フィルムは「富士フイルム インスタントカラーフィルム instax mini」(別売)で、フィルムサイズは86mm×54mm、画面サイズは62mm×46mmとなっている。電源には単3形アルカリ電池×2本を用い、撮影可能パック数は約10パック。本体サイズはW116×D68.2×H118.3mm、重量は約307g(電池、ストラップ、フィルムを含まず)。
2015年08月24日ケンコー・トキナーは5日、レンズベビー「Velvet 56」のラインナップに、ミラーレス用として、ソニーEマウント用、富士フイルムXマウント用、マイクロフォーサーズ用を追加することを発表した。発売日は8月12日。価格はオープンで、推定市場価格は56,000円前後(税別)。Velvet 56は、ソフトで立体感のあるボケ描写を得られる交換レンズ。レンズ中心部では芯のあるしっかりした描写をしながら、周辺に行くほどソフトで立体感のあるボケ描写を実現した。3群4枚のレンズ構成で、高次球面収差を出すことにより、ソフト効果を演出している。なお、電子接点がないため、マニュアルフォーカスでの撮影となる。すでに、ニコンFマウント用、キヤノンEFマウント用、ソニーAマウント用、ペンタックスKマウント用が発売済みだ。今回のミラーレス用Velvet 56は、レンズ群を鏡筒先端部に配置した設計となっており、専用レンズフードが付属。この専用レンズフードは、一眼レフ用のVelvet 56には使用できない点に注意(ケラレが生じる)。主な仕様は、焦点距離が56mm、開放絞りがF1.6、最小絞りがF16、レンズ構成が3群4枚、画角が43.3度、絞り羽根が9枚、最短撮影距離が13cm、マクロ最大倍率が1:2、フィルターサイズが62mm。本体サイズは最大径72mm×全長85.25mm、重量は410g。
2015年08月05日『ハリー・ポッター』シリーズのスタジオが贈る、新たなピーターパンたちの物語を描く『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』。この度、主演を務めるリーヴァイ・ミラーが、2015年秋の「ポロ・ラルフローレン(Polo Ralph Lauren)」チルドレンズウエアの新しいブランドアンバサダーに起用されたことが明らかになった。夢と魔法のような映像美で描く、光と影が織りなす別世界“ネバーランド”。離れ離れになってしまった母を探すため、ロンドンから旅立った少年ピーター(リーヴァイ・ミラー)は、人魚、妖精、海賊たち、若き日のフック船長ら心躍る仲間たちと出会い、数々の危険を乗り越えていく。果たしてピーターは、彼の出生の秘密を知るまだ見ぬ母に、巡り合うことはできるのか…!?ヒュー・ジャックマンが熱演する冷酷無比の海賊“黒ひげ”ほかルーニー・マーラ、ギャレット・ヘドランド、アマンダ・セイフライドらと共演するのは“いま最も美しい少年”と称されるリーヴァイ・ミラー。リーヴァイがモデルに大抜擢されたのは今回の「Polo Ralph Lauren チルドレンズ」が初めて。広告、ウィンドウディスプレイ、インストアイベント、ビデオからなる2015年秋のチルドレンズの企画は、“ピーターパン”のストーリーにあふれる冒険感覚にインスパイアされたものだという。“ピーターパン”のテーマとの繋がりから、リーヴァイは8月5日(現地時間)に米ニューヨークのセントラルパーク動物園にて催される2015年の「Ralph Lauren チルドレンズ」のファッションショーに登場、ランウェイを歩く予定だ。早くも世界から注目を集めている若手注目株に今後も目が離せない。『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』は10月31日(土)より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年08月03日強烈な高発色!『レブロン ウルトラ HD リップスティック ラブミラーキット』レブロン株式会社は『レブロン ウルトラ HD リップスティック ラブミラー キット』を9月から発売する。セクシーなメイクに不可欠な、人気のある高い発色リップ4カラーによるスペシャルキットが登場する。さらに“LOVE”の文字がデザインされた、お洒落なハート型のミラーはプレゼントになっている。うるおいのある美しい唇を実現する、4タイプのモテカラーモテカラーのコレクションには【ローズ 優しさのオーラ】【マグノリア 幸せの予感】【ハイドランジア キュートな血色感】、【グラジオラス 女子度アップ】の4タイプが用意されている。唇についた瞬間にとろっとしたジェルが密着して、唇の気になる縦ジワも一塗りで目立たなく補ってくれる。また透明感の高いジェルベースを取り入れているので、印象強い透明感のある発色を実現し、さらにマンゴー種子脂やシア脂など全3種類の保温成分によって、うるおいのある唇をキープしてくれる。便利なラブミラープレゼントされるラブミラーは、レブロンのリップスティックを使うときに便利なアイテムだ。2倍&等倍のダブル鏡で、さらにコンパクトだから持ち運びも便利で使いやすいだろう。(画像はプレスリリースより)【参考】・レブロン株式会社 プレスリリース (PR TIMES)・レブロン株式会社
2015年08月03日ドスパラは24日、ルームミラーの機能を損なうことなく設置が可能なドライブレコーダー「DN-12865」を同社直営の「上海問屋」にて発売した。価格は税込8,999円。DN-12865は、4.3インチの防眩加工済みディスプレイを備えたドライブレコーダー。縦90mm、厚さ14mmのルームミラーに対応する。1分/3分/5分ごとのループ録画のほか静止画撮影も可能で、最大4倍のデジタルズーム機能を持つ。動画は1920×1080ドット、静止画は4032×3024ドットまでの記録に対応。記録したデータはディスプレイで確認できる。レンズの視野角は117度で、記録画角は約130度。対応する記録メディアはmicroSD/SDHCカード(最大32GBまで)。本体サイズはW286×H100×D47mmで、重量は約317gだ。
2015年07月24日映画監督で、アーティストのティム・バートンの画集『ティム・バートンの世界』が本日から発売される。彼の40年の創作の歴史が1冊にまとまったファン垂涎の書籍だ。その他の写真ティム・バートンは映画監督として『フランケン・ウィニー』『マーズ・アタック』『ビッグ・アイズ』など様々な作品を発表しながら、絵画やオブジェの制作も手がけている。本日発売になった画集は、2009年にニューヨーク近代美術館で開催された彼の初の美術展に合わせて刊行されたものの邦訳で、同美術展が東京と大阪で開催された際に会場で販売された。その後、この画集を求める声が多かったことから、本日から一般発売が決定。ヴィレッジヴァンガードのオンラインストア、全国の取り扱い店舗で販売される。画集『ティム・バートンの世界』9400円(税込)
2015年07月16日『極道大戦争』の三池崇史監督が、先日、最新作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のPRのため来日したジョージ・ミラー監督と夢の初対談を実施。オーストラリアからハリウッド映画の頂点まで昇りつめたミラー監督と、日本から世界に挑み続ける三池監督。互いにエンターテイメント性と作家性を併せ持ち、アクション映画への“原点回帰”となった2人の最新作は同日公開でもあることから、日米の“映画屋”のガチンコ対決が実現した。本年度の第56回カンヌ国際映画祭に、この最新作がそろって出品された2人。伝説のヴァイオレンス・アクションシリーズが30年ぶりに復活したミラー監督の『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は、トム・ハーディを主演に迎え、文字通り全編にわたってノンストップでリアル・アクションが展開する超大作。一方、ヤクザ・ヴァンパイアの壮絶な戦いが繰り広げられる三池監督の『極道大戦争』は、監督デビューから4半世紀を経て原点となる“Vシネマ・スピリッツ”を、市原隼人主演で甦らせたアクション大作だ。共に超低予算アクション映画からキャリアをスタートさせた2人が、お互いの原点となるアクションにこだわり抜いた新作をメジャー大作として完成させたこの2作は、奇しくも、今週末6月20日(土)に同日公開される。「若いころにすごく影響を受けた」という『マッドマックス』シリーズ直撃世代の三池監督は、シリーズを作り上げたミラー監督に刺激を受けてきたそうで、「ミラーさんとお会いして話せるのがとても光栄。そんな繋がりが生まれるのが、映画の持つ力だと感じる」と言う。だが、対談の席に現れたミラー監督は、まず三池監督が手にしたマッドマックス仕様にカスタマイズされたカエルのぬいぐるみに興味津々。それは、『極道大戦争』に登場する“現代の怪物にして世界最強のテロリスト”と呼ばれる謎のキャラクター。ミラー監督から「なんて名前だ、コイツは?」と尋ねられた三池監督が、「“KAERUくん”です」と紹介すると、「ミスター・フロッグ!?ファンタスティック!!」と、すっかり気に入った様子。『ベイブ/都会に行く』『ハッピーフィート』などでキュートな子ブタやペンギンを主人公に映画を作ってきたミラー監督の「ミスター・フロッグのアイデアはどこから生まれたんだ?」という質問に、三池監督は「日本には“ゆるキャラ”というのがありまして…」と、KAERUくんの原点となった“ゆるキャラ”について説明を始める一幕もあった。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』をすでに観たという三池監督は、「今回マックスを演じたトム・ハーディにしか出せない空気、カッコよさが出ているなと思いました。『座頭市』みたいな日本映画的美学を持っていて、それは監督やハーディの『マックスってなんだ?』という疑問への答えなんだと思います。ため息が漏れました」と絶賛を惜しまない。だが、続いて「実は僕もトム・ハーディと一緒に仕事をする予定だったんです…」と、三池監督から意外な告白が飛び出した。だが、クランクイン直前になってキャンセルになったことから、「それで、何かやろうと思って作ったのが『極道大戦争』なんです」と明かした。「そうか、どうりでミスター・フロッグがトム・ハーディに似てると思ったよ(笑)」と、ユーモアたっぷりに返して周囲を爆笑させるミラー監督。そして、アクション映画への原点回帰、同日公開という2作の共通点を聞かされると、「一緒じゃないか!」と、さらに頬を緩ませた。三池監督は、「新作の『マッドマックス』には痺れましたよ。こんなに面白い映画がキャリアを重ねても作れるものなんだなと思いました。普通は衰えていくものなんですけど、よりヤバくなってる」と興奮気味。「僕ら映画を作る人間からすると、『マッドマックス』を観てしまうと、世界中の映画人は“作れない理由”を状況のせいにできなくなったなと思いました。『作るか、作らないかだけ。それはアナタの問題だ』と、ミラーさんから突きつけられたような気がしたんです」と語った。すると、ミラー監督も「1週間前にスティーブン・スピルバーグから電話をもらって、いま、三池監督が言ったようなことを彼もすごく興奮しながら言ってたんだ。私もスピルバーグを始め、ロバート・ロドリゲスやJ・J・エイブラムスといったアメリカのフィルムメーカーからエネルギーをもらって、もっと映画を作りたいという気持ちになったからな」と明かしてくれた。『極道大戦争』の撮影では、「体は30代の頃のようにはいかない」と弱音を見せることもあった54歳の三池監督。だが、70歳で『マッドマックス』を作り上げたミラー監督を前に「言い訳できないなと思いましたね。やるか、やらないかだけですよ。言い訳を考えてるヒマがあったら、ローバジェットでもいいからもう1回、一から作れっていうことですよね。映画を作る人間に色んなことを教えてくれるのが『マッドマックス』です」と語る。映画との戦い方について熱い言葉が交わされた後、三池監督が「映画の中で、僕にもできる演出が一つだけありました」と告げる。「どこだい?」と興味深そうな顔で尋ねるミラー監督の前で、おもむろに頭の後ろに手をやり、劇中でマックスが顔に取り付けられた鉄仮面を外そうと、ヤスリで懸命に擦る仕草をやって見せる。「あのカシャカシャカシャってやつです」。「ハハハハ!!あれは最初から脚本にあった設定なんだが、マックスは自由になるために脱出しようとしているので、いつもああやってるのさ」とミラー監督。「ヤスリさえあれば、僕の映画でもできる(笑)。あれ以外は、とても自分には撮れませんが」と三池監督が謙遜すると、「三池監督ならほかのシーンも撮れるさ!」とミラー監督は力強く語った。また、それぞれが特別上映と監督週間での上映となったカンヌ映画祭では、三池監督が新作の撮影のため渡航できなかったことから、お詫びの思いをこめて着物姿で女装したカードが配られたが、それをミラー監督にもプレゼント。あ然としながらカードを見つめたミラー監督は、しばらくの沈黙の後、「とっても綺麗だよ」と優しく声をかけていた。長年のキャリアを重ねてきた映画監督同士が、映画を通じて送り合うエール。固い握手を交わして対談を終えた三池監督は、ミラー監督の印象を「KAERUくんのことを聞いてきたり、好奇心の塊みたいな人でした。そのエネルギーがすごいなと思いましたね。自然体でカッコいい人ですよ」と、さらなる刺激を受けた様子。これまでもハリウッドでの企画を検討してきた三池監督にとって、オーストラリアからハリウッドへと進出して成功をおさめ、そしていま再び新生『マッドマックス』を撮ったミラー監督の存在こそ、「狂気を感じますよ(笑)」。全く異なる土壌から生まれながら奇妙な縁を感じさせる2人の原点回帰。同日に公開される2本の映画は、世界で最もマッドなアクションが凝縮された映画の進化形となりそうだ。『極道大戦争』は6月20日(土)より全国にて公開。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は6月20日(土)より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マッドマックス 怒りのデス・ロード 2015年6月20日より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開(C) 2015 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED極道大戦争 2015年6月20日より TOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開(C) 2015「極道大戦争」製作委員会
2015年06月19日来日中のジョージ・ミラー監督が5日、東京・六本木のニコファーレで行われた映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(6月20日公開)の来日会見に出席した。監督は冒頭、「世界中でいい反応を受けていてうれしい」と本作に対する反響を喜び、「忘れられない体験。カンヌ映画祭のレッドカーペットを超えるような素晴らしいジャパンプレミアだった」と前日のジャパンプレミアを興奮気味に振り返った。そして、本作では「本物にこだわった」と語り、「本物の車両を使い、本物の砂漠で、本物の人間が実際に車をぶつけたりする。大変な作業だったけど、みなさんが入り込める作品になった」と自信をのぞかせた。「日本の文化は世界の映画界に大きな影響を与えている。特に日本の美意識、ビジュアルの部分」と日本の影響についても語り、本作も「映像を通して語られる作品」とビジュアルに重きを置いていると説明。そして、黒澤明監督作品について「映像が脳裏に焼き付くイメージがある」と言い、「私の一番好きな日本の映画は『七人の侍』」と話した。今回の来日で「三鷹の森ジブリ美術館」を訪れたことも明かし、「宮崎駿さんは神」と表現。「いろんな作品が展示されている部屋を巡り、素晴らしいアーティストだと。ハートを感じるし、英知を感じる」とあらためてその魅力に引き込まれたよう。一番好きなジブリ作品を聞かれると『千と千尋の神隠し』と答え、「偉大なアーティストの作品を見ると、一生忘れないイメージが脳裏に焼き付く。この作品も一生忘れられないイメージを持った」と熱弁した。また、続編についての質問も飛び出し、監督は「この作品を作り終えたばかりなので休養が必要」としながら、「作っている時にほかのストーリーもどんどん湧いてきたので、それは脳裏にある」と期待させた。会見の最後では「初監督作品でどういう反応が起こるかわからなかった」と1作目の公開時を振り返り、「日本で本当の意味で認められた」とコメント。「最初に私の作品を受け入れてくださった日本という国に深く感謝しています」と日本への思いを語った。
2015年06月05日来日中のジョージ・ミラー監督が6月5日(金)、東京都内で新作映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のPR記者会見を行った。日本滞在を満喫している様子のミラー監督は「“ジブリ・ミュージアム”に行ってきました。私にとって、宮崎駿監督は神。彼は素晴らしいアーティストだと思うし、彼の作品からはハートや正直さ、英知を感じます。皆さんもぜひ訪れて、彼の絵や作品を間近で見て」と上着のポケットからチケットを取り出して、東京・三鷹の森ジブリ美術館を猛アピール。好きなジブリ映画は『千と千尋の神隠し』と言い「偉大なアーティストの作品というのは、脳裏に焼き付いて離れず、忘れることができません」と熱弁していた。同作は、ミラー監督によるアクション映画『マッドマックス』(1979)シリーズの第4弾で、第3弾『マッドマックス/サンダードーム』(1985)以来約30年ぶりとなる待望の新作。水も油も枯渇した終末世界を舞台に、恐怖と暴力で民衆を抑え込むイモータン・ジョー(ヒュー・キース・バーン)ら狂気の軍団と死闘を繰り広げる、元警察官のマックス(トム・ハーディ)と反逆の女戦士フュリオサ(シャーリーズ・セロン)の姿を描く。L.A.プレミアでは3作に主演したメル・ギブソンと本作を鑑賞したそうで「メルは、映画が始まるとクスクス笑ったり、肘鉄を喰らわしてきたり……。最後は『素晴らしかった』と褒めてくれて、トムとメルの3人でハグをしたよ」と“本家お墨付き”を紹介。更なるシリーズの続編については「撮影中に新たなエピソードも浮かんできたけれど、『怒りのデス・ロード』を作ったばかりだから、今はもう少し休みたいね」と言い、メルの出演については「ダニエル・クレイグの『007』に、初代のショーン・コネリーが出演したら場違いに映ってしまうだろう?だから難しいね」と否定した。ミラー監督は、新たにマックスを演じたトムに「動物的なカリスマ性がある」と感じたそうで「トムには、メルがオーディションの時にドアから入って来た時と同じ雰囲気を感じた。友達になりたいと思う反面、謎めいた部分があって危険性もはらんでいる。そんなところがメルと似ているし、身体能力も抜群に高い」と期待をかけていた。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は、6月20日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マッドマックス 怒りのデス・ロード 2015年6月20日より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開(C) 2015 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED
2015年06月05日ビートソニックは4月7日、自動車のルームミラーにワンタッチで着脱できるホルダースタンド「QBF18」を発表した。別売のホルダーと組み合わせることで、スマートフォンやアクションカメラなどを自動車のルームミラーに固定できる。発売は4月20日で、希望小売価格は2,500円(税抜)。QBF18は、ルームミラーに挟み込んで使用するホルダーだ。高さ55mmから80mm、厚さ22mmから50mmのルームミラーに対応。別売のホルダーを使用することで、ルームミラーにスマートフォンなどを固定できる。フレキシブルアームなので、好みの位置や角度にスマートフォンなどを固定可能だ。フック部は360°回転する構造で、スマートフォンを縦横どちらでも設置できる。本体サイズはW41×D87×H248~278mm。耐荷重は使用条件や環境により異なる。
2015年04月07日ユニットコムは30日、パソコン工房の通販サイト内雑貨専門店「Nantena」にて、LEDライトと拡大鏡付きの両面ミラー「G200 LED MIRROR」を販売開始した。価格は税込2,679円。片面が通常の鏡で、もう片面がLEDライト付きの拡大鏡になっている。台座にあるスイッチをONにすると、鏡のふちを取り囲む約12mm幅のLEDライトが点灯する。また、鏡を好みの角度に調節することができる。本体サイズは、W150(枠含む)×D117×H287mm、重さは382g。LEDライト用の電源は単3形乾電池×3本。
2015年03月31日インターコンチネンタルホテル大阪は、府内で開催中の展覧会「ティム・バートンの世界」とのコラボメニューを展開する。期間は2月27日から4月19日まで。パティスリー「ストレス(STRESSED)」では、「チョコレートとベリーのコーヒーロール」(680円)を提供する。これは、バートンの代表作『ブルーガールとワイン』をモチーフとしたケーキで、チョコレート生地に甘酸っぱいラズベリーピュレを注入。コーヒー風味の生クリームをロールすることで、ほろ苦くも甘酸っぱい魅惑の世界を表現した。一方、バー「アディ(adee)」では2種類のカクテルが提供される。『ブルーガールとワイン』や『絶滅寸前』に登場する、バートンのアイコニックなマークにインスピレーションを得たのが「ティム・バートン グルグル(Tim Burton Guru Guru)」(1,800円)。アップルブランデーを使用したフローズンカクテルで、チョコレートソースを混ぜながらデザート感覚で楽しめる。また、「バルーンボーイ(Balloon Boy)」では同名の映画のイメージを、柑橘系のすっきりとした甘さ、レモンスカッシュのように爽やかなフレーバーで表現した。
2015年03月02日ドスパラは、コンパクトミラーとICカードなどを収納できるスロットを装備したiPhone 6 Plus用ケース「DN-12639」を、同社運営の「上海問屋」で販売開始した。価格は999円。同製品は、本体の裏面のドア部分にコンパクトミラーを装備したiPhone 6 Plus用ケースである。ドア部分の反対側にはICカードなどを収納できるスロットを搭載している。自動改札では、ケースに入れたままでsuicaなどを認識可能。カラーは、ホワイト×グレイとブラック×ピンクの2タイプを用意している。
2015年02月05日最新作『ビッグ・アイズ』が日本でも封切られたティム・バートン監督。自身初となる本格的な展覧会「ティム・バートンの世界展」も大盛況で、アーティストとしても注目される奇才が実在の“ゴースト騒動”を描いた本作で、アートと評価の関係を問いかけている。1960年代を舞台に、自身が描いた少女の絵が、夫の作品として大ブレイクした実在の米女性画家マーガレット・キーンが、富と名声を捨ててでも、真実を公表しようと立ち上がる。タイトルの“ビッグ・アイズ”とは、悲しげな大きな瞳の子どもをモチーフにし、当時の米ポップアート界に影響を与えたシリーズ作品のこと。バートン監督による実話の映画化は、ジョニー・デップが“史上最低の映画監督”を演じた『エド・ウッド』以来20年ぶりだ。“ゴースト騒動”といえば昨年、日本でも大きな注目を集めたトピックだけに、本作が描いた「表舞台で脚光を浴びる側」「ゴーストとして影で支える側」の関係性や心理状態など、当人たち以外には理解しがたい実態は興味深い。アート界に限らず、社会全体が男性優位だった時代に、大きな代償を払っても「自分が作者」だと名乗り出るヒロインの戦いの物語として見応え十分。ウソから生まれた奇妙な現実という視点は、いかにもバートン監督らしい。根底にあるのは「芸術はいかに評価されるべきか」という永遠のテーマ。映画は大きな目をした少女の絵画が、評論家に酷評されながらも、夫のアイデアで複製画を大量に売りさばくことで国民的な人気を得た過程を描いている。芸術家としてのこだわりの追求と、多くの人々を魅了することで勝ち取る商業的成功というデリケートな葛藤に対し、自身も絶妙なバランス感覚で乗り越えてきたバートン監督が強い共感を示したのは、想像に難くない。ネットやSNSの普及で、誰もが評論家になれる時代になった。情報があふれ、週末に観る映画一本選ぶのも“口コミ”頼りの現代だからこそ、“ビッグ・アイズ”のように大きく目を見開き、本質を見抜く自分だけの審美眼を磨くことが求められているのかもしれない。『ビッグ・アイズ』はTOHOシネマズ有楽座ほか全国にて順次公開中。(text:Ryo Uchida)■関連作品:ビッグ・アイズ 2015年1月23日よりTOHOシネマズ有楽座ほか全国にて公開される(C) Big Eyes SPV, LLC. All Rights Reserved.
2015年01月23日ニュマークジャパンコーポレーションは25日、ミラーボールを搭載したスピーカー「ION AUDIO Block Party Live」を発表した。バッテリーを内蔵し、屋外イベントなどでも使用できる。発売は2015年1月14日。価格はオープンで、推定市場価格は39,800円(税込)。家庭や職場などでカラオケパーティーやダンスパーティーをしたいとき、この1台でいつもの部屋がディスコのダンスホールに早変わり。中央のライトドームには赤・青・緑のイルミネーションが点灯し、きらびやかなライトショーを演出できる。持ち運びに便利なキャリーハンドルとキャスターを備え、音楽75時間+ミラーボール6時間使用可能なバッテリーを内蔵するので、キャンプなどの屋外イベントにも活用可能だ。スピーカーは最大出力50W。音楽はBluetooth対応デバイスからワイヤレスで再生でき、再生する音楽のビートに合わせてライティングの色と動作パターンが自動的に変わるので、会場を大いに盛り上げられるだろう。音楽のビートに合わせてライトが点灯する「ビートシンク」、自動でライトが点灯する「自動」、専用アプリでライトを遠隔操作できる「アプリ」、ライトをつけずにスピーカーとしてのみ使用する「オフ」と、ライトショーモードを4つ搭載している。無料の専用アプリ「Party Rocker」では、iPhoneやiPodなどからLEDライトのオン・オフや、ライトショーモードの切り替え、速度調整、ストロボ効果などの操作を行えるので、場の雰囲気や進行などに合わせて光と音をセンス良く演出できる。本体サイズはW381×D254×H517mm、重量は約12kg。3.5mm入力端子を備え、Bluetooth非対応のプレーヤーとも接続して使用可能だ。マイク、マイクケーブルを同梱する。
2014年12月25日唯一無二の世界観でファンを魅了してきた鬼才ティム・バートン監督が実在のゴースト・ベインターを基にした最新作『ビッグ・アイズ』。このたび、主人公のマーガレット演じるエイミー・アダムスのウェディング姿とともに、バートン監督自らがプロデュースした超絶キュートな画家夫婦の“ウエディング”の模様がお披露目された。1960年代。ウォルター・キーン(クリストフ・ヴァルツ)が発表した“ビッグ・アイズ”シリーズは、アメリカで一大ブームを巻き起こし、彼は一躍、時の人に。しかし、実際に“ビッグ・アイズ”を描いていたのは、彼の妻であるマーガレット(エイミー・アダムス)だった。10年間、真実を隠し続け心の内を絵で表現してきた彼女は「このままでは自分を失ってしまう」と告白を決意するが…。本作の冒頭、ひとり娘と暮らすため、仕事を探していた内向的なマーガレットは、社交的で自信家のウォルターに知り合ってすぐ惹かれ、間もなく結婚。その挙式のシーンが、バートン監督直々のプロデュースによる、ピンクを基調にした超絶可愛いウエディングなのだ。挙式の場所は、ハワイのワイキキにある高級ホテル“THE ROYAL HAWAIIAN”。別名“太平洋のピンク・パレス”とも呼ばれるホテルは、あのマリリン・モンローなど著名人が宿泊してきたことで知られるカップルに大人気のスポット。ピンクの外観が可愛らしい伝統あるホテルで、ベージュの爽やかなスーツ姿の夫・ウォルターと純白のドレスに身をまとったマーガレットが、ピンクのドレスを着た娘と共に幸せそうな姿は、まるで絵に描いたようなキュートな風景だ。だが、劇中では、この幸せ絶頂なふたりの関係はそう長く続かない。“ビッグ・アイズ”の作者と名乗り、公の場で熱弁を振るい、アート界の寵児としてもてはやされるウォルターとは対照的に、ゴースト・ペインターとなり、友人や愛する娘までもを騙し続けることに苦しむマーガレット。その後、ふたりの争いは法廷までもつれ込み、前代未聞なアートバトルが幕を開けることになる…。本作は、第72回ゴールデン・グローブ賞にてミュージカル/コメディ部門「主演女優賞」「主演男優賞」を含む3部門にノミネート。本作で見事、自身5度目のノミネートとなったエイミーは、当初、どう役に入り込むか悩んだというが、「母親になったことで、彼女の気持ちが理解できるようになったの」と語る。繊細で傷つきやすい少女のような心を抱えたマーガレットが、自分のため、そして愛娘のために真実を明かそうと立ち上がる姿を情感豊かに演じたエイミーには、早くも絶賛の声が続出中だ。バートン監督の感性が細部までに生かされたウエディングシーンを堪能しながら、その後に待ち受ける夫婦の“アートバトル”の行方を見守っていて。『ビッグ・アイズ』は2015年1月23日(金)よりTOHOシネマズ有楽座ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2014年12月25日ティム・バートン監督が長年パートナーだったヘレナ・ボナム・カーターと破局していたことが明らかになった。「People」誌にヘレナの代理人が、2人は今年に入ってから13年間続いた関係に終止符を打ったと語っている。2001年、『PLANET OF THE APES 猿の惑星』の撮影で監督と出演女優として出会い、2児(11歳の息子と7歳の娘)をもうけた2人の別れは円満なもので、今後も共に子育てをしていくという。2人は『PLANET OF THE APES 猿の惑星』以降も、『ビッグ・フィッシュ』、『チャーリーとチョコレート工場』、『ティム・バートンのコープスブライド』、『スウィニー・トッドフリート街の悪魔の理髪師』、『アリス・イン・ワンダーランド』、『ダーク・シャドウ』を一緒に撮っているが、バートン監督の最新作『ビッグ・アイズ』にヘレナは出演していない。2人は以前から1軒の家に同居せず、それぞれの家が共同で使用する部屋でつながれるという特殊な環境に暮らしていた。また、昨年9月にバートン監督とアシスタント女性の浮気疑惑が報じられたことも。当時ヘレナは、監督と女性がキスしている写真が撮られたのは家族や友人も一緒のときだったとして、一笑に付したこともあったが、少しずつ両者間には距離が生じていったようだ。(text:Yuki Tominaga)
2014年12月25日森アーツセンターギャラリー(東京・六本木)にて11月1日(土)より開催されている展覧会「ティム・バートンの世界」の来場者数が12月22日(月)で20万人を突破。これを記念してゲストにバートン作品の大ファンである夏木マリを迎え、セレモニーが行われた。同展示ではティム・バートンの作品をテーマ、モチーフ、プロジェクトごとのセクションで体系化。彼の芸術活動をより掘り下げて理解すべく、約500点の作品が日本で初めて展示されている。開幕から27日目で10万人を突破したが、その後も客足は衰えることなく、クリスマスを前に20万人突破となった。夏木さんは「(バートンに)インスパイアされてこんなカッコになった(笑)」という、ド派手な金髪モヒカンに、スタッズが付いたパンキッシュな衣裳で登場し、来場客の度肝を抜く。バートンを「リスペクトしている」と語る夏木さん。改めて今回の展示について「じっくり拝見すると3時間はかかります」と語り、特に気に入った展示として彼が『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』を撮るより前の無名時代に製作した「ヘンゼルとグレーテル」を挙げ、「最高です」とニッコリ。「いろんなシークェンスがあって楽しい」と魅力を語った。20万人目の観客となった女性客の2人は「小さい頃から『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』を観てました」「世界観が好き」と語るが、夏木さんもその言葉に「チャーミングですよね」とうなずく。ちなみに、夏木さん自身のお気に入りの映画は『アリス・イン・ワンダーランド』。「おとぎ話は怖いものですが、(同作は)怖いけれど違うフォーカスで描いている」と評する。この展示会で「いろんなインスパイアを受けた」とも語り、実際に来年のライヴの衣裳に関して「ティム・バートンの世界でやりたい!」と宣言。この日の衣裳についても襟元の部分のスタッズが首に触れるも「痛いけれど、オシャレは我慢!」と豪快に笑い飛ばしていた。「ティム・バートンの世界」は1月4日(日)まで開催。(text:cinemacafe.net)
2014年12月23日先日、ニューヨーク近代美術館「MOMA」でのNYプレミアを成功させ、日本のファンへ愛のこもったメッセージを送ってくれたティム・バートン監督の最新作『ビッグ・アイズ』。2015年1月に日本公開を控えている本作から、待望の予告映像が完成した。大きな瞳を持つ“ビッグ・アイズ”シリーズの成功で、画家のウォルター・キーン(クリストフ・ヴァルツ)は一躍時の人に!しかし、一世を風靡したその絵を描いていたのは、妻であるマーガレット(エイミー・アダムス)だった。「このままでは自分を失ってしまう」と、真実を告白する一大決心をしたマーガレットに対し、曲者のウォルターは「妻は狂っている」と反撃。ついに事態は法廷へともつれ込む。果たして、マーガレットは自分を取り戻すことができるのか…。次々と話題作を贈りだす世界的ヒットメーカー、ティム・バートンが新たに手掛けるのは、あのアンディ・ウォーホルも魅了され、ポップアート全盛期の1960年代のアメリカで起きた大ブームの裏に隠されていた奇想天外な実話。完成された予告映像には、“ビッグ・アイズ”のヒットで大金持ちになったキーン夫妻が登場。得意げになるウォルターの一方で、マーガレットにとって“ゴースト・ペインター”であることは、愛する娘、そして自分をも欺き続けることを意味していた。映像では、長年葛藤を繰り返し、悩み続け、やがて真実を告白する決心をする彼女の闘いが色濃く映し出されている。また、「妻は錯乱している」と事実を認めないウォルター役を演じた『ジャンゴ・繋がれざる者』のクリストフ・ヴァルツと、いまの生活を失ってでも自分の絵を取り戻したいマーガレット役を演じた『アメリカン・ハッスル』のエイミー・アダムスにも注目。ふたりは先日発表された第72回ゴールデン・グローブ賞のコメディ・ミュージカル部門「主演女優賞」「主演男優賞」に揃ってノミネートされており、実力派同士の演技合戦も見どころだ。実話を基にバートン監督が指揮をとるのは、アメリカ史上最低の映画監督を取り上げた『エド・ウッド』以来、20年ぶり。そんな待望の映像化を支えるのは、音楽にダニー・エルフマン、美術にリック・ハインリクス、衣装はコリーン・アトウッドなどバートン作品お馴染みのクリエイターたち。彼らが織りなす、バートン監督も耳を疑った前代未聞のアートバトルを、まずは予告映像から確かめてみて。『ビッグ・アイズ』は2015年1月23日(金)TOHOシネマズ有楽座ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2014年12月19日『マーズ・アタック!』『フランケンウィニー』のティム・バートン監督の最新作『ビッグ・アイズ』のNYプレミアが現地時間の15日にニューヨーク近代美術館で行われ、バートン監督、主人公マーガレット・キーンを演じたエイミー・アダムス、マーガレットの夫を演じたクリストフ・ヴァルツら出演者たちと、映画のモデルになったマーガレット本人が出席した。その他の写真本作の主人公マーガレット・キーンは、大きな瞳が特徴的な“ビッグ・アイズ”シリーズで圧倒的な人気を博し、ポップ・アート史にその名を残している画家だが、60年代のアメリカではこの絵はマーガレットではなく、夫のウォルターの描いた絵として発表された。映画は、夫婦が“ビッグ・アイズ”シリーズを生み出し、世に送り出すまでと、夫婦の葛藤、そして得られたはずの富と名誉を捨て、真実を公表しようと闘うマーガレットの姿を描いている。熱狂的なファンが多いバートン監督の新作プレミアだけあり、会場には多くのファンがつめかけた。バートン監督は「すごく楽しんで作ったよ! ストーリーは僕にとってとても特別なものだったし、自分が共感できるテーマだった。マーガレットと出会って、彼女の静かなる強さ、そして彼女の人柄を知って、とても興味深く、素晴らしかった」と言い、アダムスは「マーガレット本人はとても静かな人なので、いろいろと推測した役作りが必要になるかと思ったんだけど、実際にお会いすることでいろいろな問題が解決できた。彼女へのリスペクトをもって演じたんだけれど、同時に彼女にちゃんと似ていることを気を付けて演じていた」と撮影を振り返った。また強烈な演技で夫ウォルターを演じたヴァルツは「日本に行ったことがまだないんだよ。誰かが招待してくれるのを待っているんだ、わかるだろう?」と笑顔を見せ、作品のモデルになったキーンは「日本の皆がこの作品を観に行ってくれることを願っているわ。私はハワイのホノルルに28年間住んでいるのだけれど、日本人が沢山いるの。だから、これまでにも日本人の“BIG EYES”を描いてきたのよ。今日ちょうど、1枚仕上げたばかりよ。とても大きな作品を。日本人の赤ん坊をモデルにしたわ」とコメントした。この日の会場にはキャストだけでなく、パトリック・スチュワートやキューバ・グッディング・ジュニア、ケリー・ルースフォードなどの俳優たち、人気モデルも多く来場。注目作、超大作が公開を控える12月の中でも『ビッグ・アイズ』が大きな注目を集めていることが伺えるプレミアになった。『ビッグ・アイズ』2015年1月23日(金) TOHOシネマズ 有楽座ほか全国順次ロードショー
2014年12月18日2014年、日本中を騒がせたゴーストライターならぬ、実在の“ゴースト・ペインター”の物語を描いたティム・バートン監督の最新作『ビッグ・アイズ』。本作のニューヨークプレミアが、日本時間12月16日(現地時間15日)、ニューヨーク近代美術館(MOMA)にて開催され、日本のファンに向けたコメントも到着した。唯一無二の世界観でファンを魅了し続けるバートン監督待望の最新作は、監督自身も耳を疑ったというアート界を揺るがしたあるゴースト・ペインターの実話。監督自身もファンで、幼いころから強い影響を受けてきた“ビッグ・アイズ”と呼ばれる子どもの絵の“作者”である夫婦の、ウソのような本当の物語だ。そんな本作のプレミア会場となったのは、現代美術の殿堂「MOMA」。過去、「ティム・バートン展」も開催され、美術館史上3番目の動員数を記録した縁の地でもあり、60年代のポップアート界を舞台にした本作にまさにぴったりの場所。「MOMA」入口にはバートン監督の過去作のポスターなどを持参したファンが多数詰めかける中、大きな歓声に迎えられ、妻役のエイミー・アダムス、夫役のクリストフ・ヴァルツらキャストとともに、映画のモデルとなったマーガレット・キーンらが続々と登場。エイミーやクリストフの登場に各国のマスコミからフラッシュがたかれる中、会場にバートン監督が登場すると、この日一番の歓声がニューヨークの寒空に響いた。キャストたちがファンとの交流を楽しむ中、最も熱心にファンサービスを行っていたのは監督で、誰よりも多くのサインを書き、セルフィーの要望にも笑顔で対応。ファンサービスに時間をかけた監督は最後にパパラッチの撮影に応じたもの、スタッフに早く中に入るよう促され、残念そうにヒョコッと建物の中に消えていったときには、小さな笑いも起こっていた。本作は、先日発表された第72回ゴールデン・グローブ賞で、ミュージカル・コメディ部門「主演女優賞」、同「主演男優賞」、さらにラナ・デル・レイの「Big eyes」が「主題歌賞」と3部門にノミネートされこともあり、監督もキャストたちも興奮冷めやらぬといった様子。「すごく楽しんで作ったよ!」と言うバートン監督は、「ストーリーは僕にとってとても特別なものだったし、自分が共感できるテーマだった。マーガレットと出会って、彼女の静かなる強さ、そして彼女の人柄を知って、とても興味深く、素晴らしかった。そしてエイミーは、そんな彼女の内面と外面(スピリットとペルソナ)を素晴らしく捉えてくれた」と主演のエイミーを絶賛。さらに「僕は自分のアートショーでつい最近も日本にいたんだけど、日本が大好きだよ!『ビッグ・アイズ』を楽しんでくれたら嬉しいな」と、公開を待ちわびる日本のファンにコメントを贈ってくれた。そのエイミーは、毎年のように賞レースに絡んでくる実力派として知られているが、今回は「彼女(マーガレット)へのリスペクトをもって演じたんだけれど、同時に彼女にちゃんと似ていることに気をつけて演じていたの。皆に楽しんでもらえることを祈っているわ!」と語る。一方のクリストフは、「この映画のこの役でノミネートされるって特別なことだよ。ノミネーションは、いつも(自分だけではなくて)映画全体に与えられたってことだからね」と、その喜びをコメント。そして「日本に行ったことがまだないんだよ。誰かが招待してくれるのを待っているんだ、わかるだろう(笑)?皆が観に来てくれたら嬉しい。約束するよ、あなたの時間を無駄にしないって!」と来日を匂わせつつ、本作を自信たっぷりにアピール。さらに、エイミーが演じた役柄のモデルとなったマーガレットは、「日本の皆がこの作品を観に行ってくれることを願っているわ。私はハワイのホノルルに28年間住んでいるのだけれど、日本人が沢山いるの。だから、これまでにも日本人の“BIG EYES”を描いてきたのよ。今日ちょうど、1枚仕上げたばかりよ。とても大きな作品を。日本人の赤ん坊をモデルにしたわ」と話し、87歳となったいまも描き続けていることを明かしていた。また、この日の会場には、『X-MEN』のパトリック・スチュワートを始め、キューバ・グッディング・ジュニア、ケリー・ルースフォード、モデルのヘレナ・クリステンセンやブルックシールズ、テレサ・ムーア、ファッショニスタのオリヴィア・パレルモら豪華ゲストも招待され、鬼才ティム・バートンの最新作を楽しんでいたという。『ビッグ・アイズ』は2015年1月23日(金)よりTOHOシネマズ有楽座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年12月17日東京・六本木ヒルズの六本木ヒルズ展望台 東京シティビューで12月1日、ティム・バートン氏が監修したクリスマスツリー「Guru Guru Tree by THE WORLD OF TIM BURTONT」の点灯式が行われた。「Guru Guru Tree by THE WORLD OF TIM BURTONT」は高さ約5mのクリスマスツリー。映画監督のティム・バートン氏による作品「無題(雪の中のトナカイ)」と「絶滅寸前」がモチーフとなっており、同氏の多数の作品に登場する「グルグル」を想起させる装飾が施されている。ツリーには、バンド「SEKAI NO OWARI」の楽曲「スノーマジックファンタジー」とともに、赤・青・白を基調とした光がきらめく演出が行われる。音楽と光の演出、東京の夜景によるファンタジックな世界観が見どころだという。なお、六本木ヒルズではイベント「天空のクリスマス2014 featuring ティム・バートンの世界」を12月2日から開催しており、今回の点灯式は同イベントに先駆けて実施された。同イベントとのコラボレーションを行う「SEKAI NO OWARI」も登場し、メンバーが点灯台のスイッチを押すと楽曲「スノーマジックファンタジー」が流れ、クリスマスツリーが点灯した。メンバーは、「僕らの曲に合わせて、色々な表情を見せてくれるツリーです。素敵なデートスポットなので、ぜひ遊びに来ていただき、SEKAI NO OWARIとティム・バートンの世界観を楽しんでほしい」とコメントした。また、ツリーを監修したティム・バートン氏については「メンバー全員が大ファン。作品が大好きで、音楽活動に影響を与えている。「ビッグフィッシュ」や「シザーハンズ」などの、ファンタジーの中に哲学や毒がある世界観がすごく素敵で、いつか自分たちの作品を監督してもらえたら、と思っています」と同氏への思いを語った。同イベントの開催は12月25日まで。開催時間は10時~23時(金・土曜日および休前日、12月23・24・25日は25時まで)。料金は一般で1,500円、高校・大学生で1,000円、4歳~中学生で500円となる。なお、スカイデッキの利用は別途500円(4歳~中学生は300円)が必要となる。※価格はすべて税込
2014年12月05日