『ディクテーター 身元不明でニューヨーク』で世界中を騒がせているサシャ・バロン・コーエンが、今度はジェームズ・ボンド風のパロディ作品に出演するようだ。フィル・ジョンストンとの共同でサシャが脚本も担当する同作は、ボンドもどきのスパイと間抜けなサッカーのフーリガンの兄弟が引き起こす珍騒動を描いたものになるという。作品の製作権をパラマウント・ピクチャーズに販売したものの、売却金額は明らかにされていない。本作は今年初めに契約を結んで以来、パラマウント社が製作に乗り出す初めての作品となる見込みだ。間抜けな兄弟の片方をサシャが演じる見込みで、主人公のスパイはジェームズ・ボンドに似せているものの、ボンドの著作権は「イーオン・プロダクションズ」とダンジャックが所有しているため、“ボンドそのもの”とはいかないようだ。サシャが“将軍様”に扮して珍騒動を巻き起こす最新作『ディクテーター 身元不明でニューヨーク』は世界中で1億6,000万ドル(約125億円)の興行成績を叩き出しており、日本では9月7日(金)から公開予定。■関連作品:ディクテーター 身元不明でニューヨーク 2012年9月7日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて順次公開© 2011 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2012年08月08日大ヒットシリーズ“007”の第23作『007 スカイフォール』の最新予告編がこのほど公開され、英国諜報員ジェームズ・ボンドの新たな戦いの一端が公開された。最新予告編本作は、シリーズの50周年記念作にして、ダニエル・クレイグがボンドを演じる第3弾。ジュディ・デンチがボンドの上司である“M”を、ベン・ウィショーがボンドの特殊アイテムを発明する“Q”を、ハビエル・バルデムがボンドと対峙する男を演じ、『アメリカン・ビューティ』『レボリューショナリー・ロード』のサム・メンデスが監督を手がける。このほど公開された予告編は、列車の上で格闘中のボンドが何者かに狙撃されて死ぬ衝撃的な場面で幕を開ける。と言っても、ボンドは実際に死んだわけではなさそうだ。本作では“M”が所持していた潜入捜査中の諜報員にリストが奪われるという極めて危険な事態が発生。素性が知られてしまったボンドは職を失い“死んだも同然”の状態に置かれてしまう。しかし、彼は“新しいMI6(Military Intelligence section 6/イギリス情報局秘密情報部)”のもとで行動を開始。“M”に怨みを抱く強敵と過酷な戦いを繰り広げることになる。クレイグが新ボンドに就任して以降の作品は、最強スパイではなく、悩み、傷つき、人を愛して苦しむ“人間”としてのボンドを描いてきた。新たな予告編でも、存在を抹消されたボンドの顔には影があり、その目にはうっすらと涙がにじんでいる。また、アクション・シーンもこれまでと同様、豪快な爆発やカー・クラッシュを交えながら、リアリティを重視した生々しい映像が登場。メンデス監督は人間ドラマで高い評価を集めてきた映画作家だけに、『スカイフォール』ではさらに進化/深化したボンド像が描かれるようだ。『007 スカイフォール』12月1日(土)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショーskyfall(C)2012 Danjaq LLC United Artists Corporation Columbia Pictures Industries Inc. All rights reserved.
2012年08月02日先日開幕となったロンドン五輪開幕式に颯爽と登場し、世界中の視線を釘付けにしたジェームズ・ボンド。ダニエル・クレイグ扮する6代目ジェームズ・ボンドによる3作目であり、日本でも12月1日(土)に公開を予定しているシリーズ最新作『007スカイフォール』に先立ち、9月に新作フレグランス「ジェームズ・ボンド007」が発売されることが決定した。発売元の「P&G」ファッション部門の副社長ビル・ブレイス氏は、「ジェームズ・ボンド007」の香りがアップルとサンダルウッドの香りで60年代風のレトロな仕上がりになっていると明かす。「アロマティック・フーゲルというフレグランスの種類は60年代に人気があったんです。間違いなく、男らしさの象徴でした。それは、コケやシダといった植物から連想された香りなんです。ただそれはだいぶ昔に流行ったものなので、我々はそのフレグランスをさらに現代的かつ洗練されたものとして再展開したかったんです。そういった理由で、アップルやカルダモン、サンダルウッドにベチバーといった香りを加えたわけです」。さらに、現在は男性用フレグランスのみ商品化されているものの、女性用も今後展開される予定だという。「イオン」のグローバル・ビジネス・ディレクターのキース・スネルグローヴ氏は「WWD.com」に「ライセンサーの立場としては、この商品を今後も引き続き展開していきたいと考えています。長期的な視点でこのブランドを捉えていて、P&Gとはお互いに長いお付き合いができればと思っています」と意気込みを語っている。■関連作品:007スカイフォール 2012年12月1日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 Danjaq, LLC, United Artists Corporation,Columbia Pictures Industries, Inc. All rights reserved.
2012年07月31日7月27日(現地時間)に華々しく開幕した、ロンドンオリンピック。開幕直前よりイギリスが誇る名スパイ、ジェームズ・ボンドが、オスカー監督ダニー・ボイル(『スラムドッグ$ミリオネア』)演出の開会式に登場するのではとのうわさが飛び交っていたが、このうわさが現実のものとなった。世界各国から詰めかけた観衆たちが素晴らしい演出の数々に見入っていると、場内の方々から光る輪が出現。それらが組み合わさって巨大な五輪の輪が完成すると共に場内に歓声が響き渡った。すると生中継が映像に切り替わり、そこに映し出されたのはイギリス王室の代名詞でもあるバッキンガム宮殿!荘厳な空気漂う宮殿の前に一台の黒い小型車が停まり、車から降りて建物の中に駆け込む男の姿がとらえられた。タキシードに身を包んだその男こそが、ダニエル・クレイグ演じるジェームズ・ボンド!館内を歩いた先に、やや緊張した面持ちでボンドが扉を開いたその部屋で待っていたのは、エリザベス女王2世。机に向かい物書きに耽っており、ボンドが後ろにいることに気がつかない女王に対し、軽く咳払いをするボンド。ようやく背後の男に気がつき、軽く挨拶を交わすと2人は部屋を出て、屋外へ。そして、外で待機していたヘリコプターに乗り込んだ2人が向かう先は、オリンピック開会式が行われるスタジアムだったということ。まるで映画のようなワンシーンに世界中が釘づけになると、突如スタジアム上空に現れたのが、映像から抜け出てきたかのような一基のヘリコプター。再び映像に戻ると、飛行士が親指を立て「GOサイン」を出すと共に、ボンドはヘリコプターの扉を勢いよく開け、身を乗り出すのだが、その口元には不適な笑みが…。そして、体を機内に戻したかと思うと代わりに上空に飛び出したのは、何とエリザベス女王!続いてボンドも飛び出し、2つのユニオンジャック柄のパラシュートがスタジアムの上空に舞った。この歴史的なミッションの完了を告げるかのように場内には『007』のおなじみのテーマ曲が響きわたり、割れんばかりの拍手と歓声が沸き起こった。シリーズ50周年を迎える『007』と即位60周年のエリザベス女王2世、夏季大会としては今回で30回目を迎えるオリンピックと、華麗なるコラボレーションに世界中が釘付けとなった瞬間だった。『007スカイフォール』は12月1日(土)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。■関連作品:007スカイフォール 2012年12月1日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 Danjaq, LLC, United Artists Corporation,Columbia Pictures Industries, Inc. All rights reserved.スラムドッグ$ミリオネア 2009年4月18日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開© 2008 Celador Films and Channel 4 Television Corporation
2012年07月30日アジア開発銀行が発行するクリーン・エナジー・ボンド(豪ドル建債券、トルコリラ建債券、ブラジルレアル建債券(円貨決済型))について、同社として初めて5月から国内リテール向けに販売を実施すると発表した。アジア開発銀行は、クリーン・エナジー・ボンドを通じて調達された資金相当額を、アドア各国をはじめとする発展途上国において、様々なクリーン・エネルギー投資事業に融資する。ちなみに、2011年度におけるアジア開発銀行の融資承認額は、協調融資分も含めて217億米ドルあった。アジア開発銀行は1966年に設立、本拠地をマニラに置いており、現在67の加盟国から出資を受けている。今回の債券は、同銀行が融資を行うクリーン・エネルギー事業などへの投資を通じた社会貢献型の商品となっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月10日