焦げ付きにくくお手入れしやすいフッ素樹脂加工(テフロン加工)のフライパン。「1年くらいでフッ素樹脂加工コートが剥がれて使えなくなる」という声もありますが、実は正しい洗い方をすればもっと長く使えるようになるのです。本記事では、フッ素樹脂加工のフライパンを洗う際のコツや注意点を紹介します。フッ素樹脂加工のフライパンを洗うコツ・注意点3つフッ素樹脂加工のフライパンは急激な温度変化に弱く、お手入れ方法を間違えると表面のテフロンが剥がれやすくなってしまいます。東京ガスが運営するメディア『ウチコト』によると、フッ素樹脂加工のフライパンには「強火にあまり向かず衝撃に弱い」という特徴があるそうです。1.熱々のフライパンを急冷しない調理直後、早く片付けたいからといって熱々のフライパンに冷たい水をかけて洗うのはNGです。前述の通りフッ素樹脂加工は急激な温度変化に弱い特徴があるため、急冷してしまうとテフロンが剥がれやすくなる原因になります。フライパンが冷めてから洗うかお湯で洗うようにすると、急激な温度変化を防げるでしょう。2.冷めてから優しく水洗いする調理後はキッチンペーパーやシリコン製の道具を使って、表面の汚れを取ってから冷ましましょう。冷めたら柔らかいスポンジと中性洗剤で優しく洗ってください。フッ素樹脂加工は傷が付きやすいため、研磨剤入りのスポンジやタワシを使ってゴシゴシ洗ってはいけません。付いた傷からテフロンがどんどん剥がれてしまいます。3.水洗い後、水気をしっかり切る水洗いした後は、清潔なふきんで水分をしっかり拭き取りましょう。自然乾燥だと、水道水に含まれているカルキ成分が付き、加熱した際に白い斑点が残ってしまいます。さらに以下の点にも注意が必要です。絶対にやってはいけないのは、速く乾かすために空焚きすることです。あっという間に高温になってしまい、表面のテフロン加工が剥がれてしまうのでやめましょう。ウチコトーより引用鉄のフライパンを使った経験がある人は、フッ素樹脂加工のフライパンでも同様に空焚きをしたくなるかもしれません。しかしフッ素樹脂加工の場合は、絶対に空焚きをしないでください。「熱々の状態で冷たい水を使って洗わない」「柔らかいスポンジと中性洗剤を使う」「水気をしっかり拭き取る」。この3つが、フッ素樹脂加工のフライパンを洗う時に守るべきポイントです。お気に入りのフライパンをより長く使うために、正しい洗い方を守りましょう。[文・構成/grape編集部]
2024年03月19日フライパンはどの家庭にも1枚はある調理器具です。中でもテフロン加工されたフライパンを使っている家庭も多いでしょう。テフロン加工のフライパンは、食材がくっつきにくく、油が少なくても調理できるなどのメリットがあって便利ですね。では、このテフロン加工されたフライパンのお手入れはどのようにすればいいのでしょうか。そもそも『テフロン加工のフライパン』」とは何かそもそもテフロン加工とはなんでしょうか。テフロンはフッ素樹脂『PTFE(Poly Tetra Fluoro Ethylene)』の一種です。1938年にアメリカの化学メーカーである、デュポンのブランケット博士によって発見され、これを商品化した名称が『テフロン』です。軍用の物品に使われていたのですが、技術が民生用製品にも転用され、広く使われるようになりました。実は、ほかにもフッ素樹脂はあって、それぞれに商標が取られています。例えば化学製品メーカーのダイキン工業株式会社の場合には『ポリフレン』、AGC株式会社の場合には『フルオン』といった具合です。ですので、テフロン加工のフライパンというと、厳密にはデュポンの登録商標である『テフロン』をコーティングしたフライパンという意味になります。しかし、現在ではほかのフッ素樹脂も出ており、フライパンに使われています。※写真はイメージフッ素樹脂は、耐熱性、非粘着性、耐薬品性、絶縁性、耐候性といった優れた特徴を持つ安定した物質で、これがフライパンで使うのにぴったりでした。『テフロン』の名称があまりにも有名になったため、一般的に『テフロン』というと、フッ素樹脂加工されたといった意味でも通用するようになっています。鉄や合金の上にフッ素樹脂をコーティングしたものがフッ素樹脂加工のフライパンで、その中でも『テフロン』を用いたものが、テフロン加工のフライパンというわけです。フッ素樹脂加工されたフライパンのメリットをまとめると、以下のようになります。【フッ素樹脂加工のフライパンのメリット】・食材がくっ付きにくい。・食材が焦げにくい。・油の量が少なくても調理できる。・汚れが落ちやすい。フッ素樹脂の特性が生かされて、食材がフライパンの表面にくっ付きにくくなります。また、食材が焦げにくくもなるので、使用した後のお手入れも楽に。また、油が少量でも調理できるというのもメリットです。一方、デメリットは以下のような点が挙げられます。【フッ素樹脂加工のフライパンのデメリット】・フッ素樹脂加工に寿命がある。・調理時や洗っている時などに傷付く可能性がある。(フッ素加工した層が剥がれる可能性がある)・強火に弱い。地金の上にフッ素樹脂を塗布して層状に固めたものなので、傷付けると剥がれてしまいます。また、フッ素樹脂は耐熱性に優れていますが、使っているうちに劣化して剥がれやすくなることも。強火に長時間さらすのはフッ素樹脂加工の寿命を早めることになります。フッ素樹脂加工のフライパンのお手入れとは大変便利なフッ素樹脂加工のフライパンですが、上記のとおり寿命があります。では、フッ素樹脂加工のフライパンのお手入れはどうすればいいのでしょうか。1908年創業の老舗料理道具店『釜浅商店』の齋藤あゆみさんにうかがったところ、テフロン加工が施されたフライパンの場合には、「とにかく傷付けないこと」が第一だそう。フッ素樹脂加工された層が傷付き、剥がれてしまうと、せっかくのメリットが失われてしまうからです。『釜浅商店』の齋藤あゆみさん炒め物を作る時や、調理後のお手入れの時に金属製のヘラなどを使うのはNGです。「スポンジなどを用いて、傷付けずに洗うようにしてください」とのことでした。また「地金が見えてくるほど使い込み、そのまま使っている人がいらっしゃるかもしれませんが、これはお勧めできません」との指摘も。フッ素樹脂加工はずっと使えるわけではありません。使っているうちに加工部分が劣化して、寿命がきます。斎藤さんによれば「食材が焦げ付くようになった、あるいは滑りが悪くなったなど、使い心地が悪くなってきたなと感じたら買い替えるようにしてください」とのこと。※写真はイメージまた、長く使いたいなら、以下のような点に注意するのがいいそうです。【フッ素樹脂加工のフライパンの注意点】1.空焚きしない調理油や水、食材を入れずにフライパンを直火にかけて熱すると、フライパンの温度が急激に上昇し、フッ素樹脂が傷んだり、フライパンが変形したりする恐れがある。2.高温調理に注意フッ素樹脂は耐熱性に優れているが限度がある。あまりに強火で使用すると、劣化が早くなる。できれば中火で使うのがお勧め。3.調理後すぐに急速に冷やさない調理後、まだ熱いうちに水をかけて急激に温度を下げるのはフライパンによくない。フッ素樹脂と金属の熱膨張率が違うため、樹脂の層が剥がれる可能性がある。多くのメリットがあるフッ素樹脂加工されたフライパン。しかし、その特性をもたらしているフッ素樹脂には寿命があります。できるだけ長く使いたいのであれば、『釜浅商店』に教えてもらった取り扱いや、お手入れを心掛けましょう。[文/高橋モータース@dcp・構成/grape編集部]
2023年12月04日普段の料理で一番使う調理器具といえば、フライパンではないでしょうか。目玉焼きなどの簡単な料理から、パエリアなどちょっと凝った料理にも使用できる、便利な調理器具ですよね。頻繁に使用するフライパンは、焦げることもあるでしょう。ときには、こびりついた焦げがなかなか取れないことも…。今回は、フライパンの焦げ落としの方法をご紹介します。素材別の焦げの原因を知り、焦げ落としの方法を覚えて、愛用のフライパンを長く使用できるようにしましょう!■フライパンの内側と外側の焦げ付きの原因~素材別~みなさんはフライパンがどうして焦げるかご存知でしょうか。まず、フライパンの焦げができる原因を知りましょう。フライパンに使用される素材は複数種類ありますので、素材ごとに焦げの原因をご紹介します。焦げる原因を理解し、普段から使い方に気を付けることで焦げが予防できそうです。・焦げが付く原因は?調理で使用した食材のクズが炭化してフライパンの表面に付き焦げとなります。フライパンの外側の焦げも同様に、吹き出した油や垂れた汁が外側で炭化しているのです。どちらも時間の経過で積み重なり簡単にとれなくなります。火力の強さが原因フライパンの素材により焦げ方は多少異なりますが、まず、「火力の強さ」が焦げの主要な原因です。弱火で調理すれば焦げないケースが多いでしょう。強火で、しかも長時間フライパンを熱すると焦げがつきやすくなると言えます。また、調理前のフライパンの予熱不足も、焦げがつきやすくなる原因です。しっかりと予熱を与えると、フライパンの水分が飛び、油の回りをスムーズにしてくれますよね。結果、フライパンへ食材が張り付くことを防ぎ、焦げつきにくくなります。ただし、予熱時の火力は中火以下にしましょう。強火は焦げの発生を促すことになりますので、予熱温度は気を付けてくださいね。油の量が原因フライパンを使って調理するとき、健康志向から、使う油の量を減らす人も多いのではないでしょうか。その油の量も、焦げの原因になりえます。油の量が少ないと、食材とのクッション役になるはずの油に熱が伝わらず、フライパン本体が熱く熱せられてしまいます。すると、食材がフライパンの面にくっつき、一部分だけが必要以上に熱せられ、焦げてしまうでしょう。フライパン自体が劣化していることが原因フライパンを長く使用していると、買ったときよりも焦げやすくなった…と感じることはないでしょうか。フライパンを長く使うと、それだけ表面に傷がついているはずなので、劣化がすすみ焦げやすくなることがあります。この3つの原因に基づき、フライパンの各素材ごとに、さらに詳しく焦げの主な原因をご紹介します。・鉄製フライパンの焦げの原因鉄製のフライパンで焦げが起きる原因は、予熱温度が低く、さらに、調理するときに油が少なく、フライパン全面に油がいきわたらないケースが考えられます。調理する前に十分に熱して水分を飛ばし、油をよく引いて食材と鉄製フライパンがくっつかないようにしましょう。・銅製フライパンの焦げの原因料理のプロが使う銅のフライパンは熱伝導が抜群です。熱伝導が良いだけに強火で使うと焦げが付きやすくなります。銅製のフライパンは、火力と油に注意して焦げ防止を心がけましょう。弱火から中火で使うことで焦げ付きの防止になります。また、使用後はよく洗い、弱火にかけて水分を飛ばしましょう。最後に油を含んだキッチンペーパーで銅のフライパンの表面に油をしみこませておけば、次回使用するときに焦げが付きにくくなります。・アルミ製フライパンの焦げの原因アルミ製のフライパンは軽くて扱いやすく、熱伝導も良いフライパンです。ただし、空焚きや、急激な温度変化などには強くありません。アルミ製のフライパンが焦げる主な原因は強力な火力です。熱伝導が良いだけに火力が強くなると焦げが付きます。・ステンレス製フライパンの焦げの原因錆びにくく保温性が高いステンレス製フライパンは熱伝導が良くありません。それだけに、ガスレンジなどでは炎のあたるフライパンの部分だけに熱が集中し、その部分が焦げ付きやすくなります。ステンレス製フライパンも火力が焦げの原因の一つです。たとえ、ステンレス製フライパンを弱火で火にかけても、長時間かけたままにしておくと焦げが付きます。長時間の使用では定期的に食材を混ぜたり動かすことが必要です。・コーティングされたフライパンの焦げの原因テフロン加工などのフライパンは焦げにくいのですが、硬いもので表面をこするとコーティングがはがれて焦げ付きやすくなります。コーティングを傷めないことで焦げ付きを防止することができます。・ホーロー製フライパンの焦げの原因ホーロー製フライパンも強火が焦げ付きの原因になります。中火以下の火力で使用して、ホーローにヒビが入る原因にもなる空焚きは厳禁です。フライパンのホーローが剥がれてしまうと、剥がれる前に比べて焦げが付きやすくなります。ホーローに傷を付けないためには、金属製タワシや金属へらなどでゴシゴシこするのをやめましょう。ホーロー面はスポンジなどで優しく洗い、焦げの原因となる傷を付けるのを避けるといいですよ。・ガラス製フライパンの焦げの原因耐熱ガラス製のフライパンはレンジで使用もできて便利ですよね。その耐熱ガラス製のフライパンも強火で使用すると焦げ付きやすくなります。強火で使うのは控えましょう。■身近にある物で焦げを落とす方法7選みなさんはフライパンの焦げを取った経験はありますか?焦げがひどくなったフライパンはお役御免で廃棄して、新しいフライパンを購入したりしていませんか。フライパンに付いた焦げを取る方法は、実は大変な作業ではありません。大部分が化学反応を利用していますので、ゴシゴシこするちからは必要ありませんよ。代表的なフライパンの焦げの取り方7選をご紹介します。・沸騰させる水を沸騰させて焦げを落とすのは、焦げ落としの基本ともいえます。昔から活用されてきたシンプルな方法ですね。沸騰させて落とす手順は、まずフライパンにこびりついた焦げつきが隠れるまで水を入れ、火にかけます。熱して、約10分間沸騰を続けます。火加減は中火がおすすめです。フライパンを火から下し、そのまま一晩中おいておきましょう。翌日になれば、竹べらやゴムベラなどで焦げをこすり落とすと、焦げが落ちていきますよ。・焦げに『日光』を当てるすべての生命の源、太陽パワー、日光を利用して焦げ落としするのが天日干しです。ほぼどのようなタイプのフライパンにも採用できる焦げ落としです。フライパンの天日干しは、直射日光が当たる陽当たりのよい場所を選び、日光がフライパンの焦げにダイレクトに当たるようにセットします。そのままの状態で、一週間ほど天日干しを継続してください。一週間経過後、時期を見て鍋の素材に適した木ベラなどで焦げをこすり落とします。天日干しを一週間以上続けるため、天気予報に気を付け、快晴が続く時期を選ぶ必要があります。また、天日干し中はフライパンが使えませんので、天日干しは計画的に行いましょうね。・重曹かセスキ漬けにする「重曹」も「セスキ漬け」もアルカリ性の物質です。アルカリのちからを利用すると、酸性の焦げを取り除く効果が発揮されます。重曹を溶かした液をフライパンに入れて加熱すると、生成された炭酸ソーダが酸性の焦げを中和して剥がれやすくしてくれるのです。手順は、フライパンの焦げが隠れまで水を入れて、大さじ1杯の重曹を入れます。そのまま火にかけて、おおよそ10分間沸騰させた後で、フライパンを火から下ろしお湯を冷まします。冷めたお湯を流し、スポンジなどでこすり落とすと焦げが取れるでしょう。重曹と同じアルカリ物資の「セスキ漬け=セスキ炭酸ソーダ」は、最近話題になっている洗剤で、焦げ落としにも使用できます。セスキ炭酸ソーダは水溶性で油汚れを落とす力が際立っています。セスキ漬けのほうが、重曹よりもアルカリ性が強力で焦げもよくとれそうです。焦げ落としの手順は、フライパンの焦げにセスキ漬けをよく浸み込ませ、そのまましばらく置いてからスポンジや布でふき取ります。注意点として、重曹、セキス漬けともにアルミ製フライパンには使用できません。・お酢で焦げを分解する昔から焦げ取りによく使われていたのがお酢です。お酢は酸性ですので、アルカリ性の焦げを落としやすくする効果があります。お酢を焦げ落としで使用する場合は、フライパンの焦げが隠れるまで水を入れて、大さじ1杯~2杯のお酢を入れます。そのまま火にかけて、10分間くらい沸騰させ続けます。火を止めてフライパンを下ろし、お湯が冷めたら捨てて、ゴムベラなどで焦げを落としましょう。・卵の殻やペットボトルの蓋でこそげ取る思いがけない身近なもので焦げ落としができます。どこの家庭にもある卵の殻。スポンジに砕いた卵の殻をつけて、フライパンの焦げをこすると、卵の殻が研磨剤として機能し、フライパンの焦げが取れるのです。卵の殻はフライパン本体の表面を傷付けず、焦げだけを剥離させますよ。卵の殻の硬度が焦げを剥離させるのにちょうどよい硬さなのです。もう一つ身近なもので焦げ落としに利用できるもの、それはペットボトルのキャップ。ペットボトルのキャップの硬度がちょうど焦げをそぎ落とすのに適した硬さになっています。フライパン本体を傷付けることなく、焦げだけに作用して落としてくれるでしょう。・テフロン以外限定!『空焚き』する「空焚き」はテフロン以外限定としましたが、そのほかの素材のフライパンにも余りおすすめできる焦げ落とし方法ではありません。そんな中で「空焚き」が推奨できるのが鉄製のフライパンです。中華料理屋さんを思い出してください。厨房の強力な火力で大きな鉄製の中華鍋が熱せられていますよね。鉄製のフライパンは熱に強いのです。鉄製フライパンの空焚き手順は、フライパンを火にかけ20分ほど空焚きすると、焦げのひどい部分から煙が出始めます。空焚きをするのは、さらに焦げを炭化させる作業です。その後で水に浸けると焦げ取り効果が増します。フライパンが冷めたら、金属製のヘラやサンドペーパーでこすると焦げが取れていきますよ。高温作業のためくれぐれも火災には注意してくださいね。・軽い汚れなら『たわし』を使う一般的に、たわしはすべてのフライパンにおすすめできるわけではありません。フライパンの表面を傷付ける可能性があるのです。しかし、ステンレス製のフライパンや鉄製のフライパンにはたわしが使えます。最近は焦げ落とし専用の布たわしやスポンジたわしも開発されていますよ。使用可能な範囲をよく確認して、使用可能な素材のフライパンの軽い汚れや焦げ取りに使いましょう。■素材ごとにフライパンの焦げ付きを予防するには?フライパンは使用されている素材によって焦げが発生する状況が異なることを説明しました。さらに、各フライパンの素材ごとの焦げ予防対策も異なってきます。ただし、焦げそのものは完全に予防できるものではありません。むしろ、焦げないような調理の仕方が重要ですので、フライパンが焦げないための使い方、取り扱い方を紹介します。・鉄製フライパンの焦げ予防鉄製フライパンは、表面に油を馴染ませておくことで焦げの予防になります。鉄製フライパンを使用した後はお湯で洗うくらいにして、キッチンペーパーや布巾に油をつけ、フライパンの表面を拭き、油のコーティングを施しておきましょう。・銅製フライパンの焦げ予防銅製フライパンは比較的焦げが付きにくいのですが、強火での使用を避け、料理をした後は、スポンジできれいに汚れを洗い落としましょう。軽く火にかけたり、布巾などで水気をきれいに拭き取ってよく乾燥させるのがポイントです。また、銅製のフライパンは塩素には弱く、銅独特の錆び、緑青が発生することがあります。湿気の少ない場所で保管しておきましょうね。・アルミ製フライパンの焦げ予防アルミ製のフライパンは熱伝導が良いのですが、それだけ焦げが発生しやすいフライパンです。とにかく、アルミ製フライパンを使用する際は、中火までの火力で使用しましょう。アルミ製フライパンには自然に酸化皮膜ができ、表面を保護するはたらきがあります。なので、アルミ製フライパンの焦げ取りにアルカリ性や酸性の物質は使用できません。表面の皮膜がダメージを受けたり、余計な反応を起こすことがあります。食器洗いの王道である中性洗剤なら問題ないですが、なるべく薄めて使用するのがおすすめです。・ステンレス製フライパンの焦げ予防ステンレス製のフライパンは良く焦げます。焦げる原因は火力の強さと油の量です。ステンレス製フライパンは表面に油をたっぷり引いてから料理することで、焦げの発生を予防する効果が期待できますよ。また、料理が済んだ後にフライパンをよく洗い、水もよく切ってから、油を含ませたキッチンペーパーなどでフライパンの表面にまんべんなく油を引いておきましょう。・コーティング素材のフライパンの焦げ予防テフロン素材は焦げが付きにくいフライパン。しかし、傷つきやすい特徴があるので、経年劣化が早いのです。そのため、コーティング素材のフライパンは強火が厳禁です。空焚きもできません。過剰に熱を加えることで表面のコーティングが傷つき焦げも付きやすくなります。また、ステンレスのフライ返しやヘラも傷つきの原因になってしまいます。シリコンや木べらを使用しましょう!・ホーロー製フライパンの焦げ予防ホーロー製のフライパンは、表面を傷つけないことが焦げ予防です。そもそも、ホーローとは金属の表面にガラス質の釉薬を焼き付けて作られますので、表面の塗布が傷ついてしまうと、劣化してしまうのです。ホーローを傷つけないためにも、金属製のたわしやクレンザーの使用は控えましょう。ホーロー製フライパンをスポンジで洗うときは、やさしく洗いましょう。強くこするとホーローが傷つくことがあります。ホーローの割れにつながる空焚きも厳禁ですよ。・ガラス製フライパンの焦げ予防ガラス製のフライパンは耐熱性のはずですが、強火で使用することはあまりおすすめできません。強火で調理すると、ガスなどの熱源が当たる部分のガラスに熱が集中しやすくなり、微妙な温度ムラが生じます。特定の個所が熱くなり焦げが付きやすくなるでしょう。ガラス製フライパンは、強火使用を避けてくださいね。■便利なフライパンは焦がさず使っておいしい料理を楽しもう!フライパンの焦げは、その原因を理解できれば予防できます。フライパンは炒め物、焼き料理、揚げ物や煮物でも使え、使い勝手が良い調理器具の代表です。手入れを怠らず、使い込んでいくと愛着が湧いてきて、料理の腕も上がるかも…。フライパンを大事に扱い、できるだけ長く使っておいしい料理を作りましょう!
2020年09月04日エルナーは5月28日、車載レーダーなどで活用されるミリ波向け高周波回路基板として開発を進めてきたテフロン材料を基材に使用した「テフロン2層基板」ならびに「テフロン複合基板」の施策受注を2015年8月より受け付けると発表した。テフロン複合基板は、高周波特性に優れた基材「テフロン」と一般基材とを複合積層することで、高周波回路基板で求められる損失の低減化と、ミリ波向け高周波回路基板の低コスト化、小型化を両立しようというものとなっている。なお同社では、今後、さらに多彩な高周波基材と組み合わせることで、多様な層構成に対応出来るようラインアップの拡充を図っていく計画としている。
2015年05月28日