おうちの壁紙や床、大型家具など、簡単に変えられないものってけっこうありますよね。そんなとき、貼ってはがせるインテリア・デコレーションブランド《デコルファ》なら、工事やペンキいらずで、気軽に住空間をDIYできるんです!しかも、《デコルファ》は、ロングセラー商品のお掃除グッズ《コロコロ》シリーズを手がける〔ニトムズ〕が手がけているので、簡単に貼ってはがせる粘着ぐあいも秀逸。ということで今回、その使い方を教えていただくべく、〔ニトムズ〕ANT事業部の篠崎和歌子さんにお話を伺いました。簡単に貼ってはがせるインテリア・デコレーションブランド《デコルファ》――《デコルファ》開発の経緯について教えてください。篠崎和歌子さん(以下、篠崎さん):もともと弊社では、小物を装飾するテープを販売していたのですが、より自社の粘着技術を生かし、壁や床、家具などを簡単に装飾できるようにと、幅広タイプの壁紙用マスキングテープやタイル風ステッカーなどインテリアに特化した装飾アイテムブランド《デコルファ》を開発しました。賃貸にお住まいの方はとくに、壁紙を傷つけたくないという人も多いため、そもそも潜在的なニーズが多くありました。そんなときでも、貼ってはがせる《デコルファ》は、非常に手軽にお部屋のDIYができるので、日本の住宅事情にもフィットするアイテムだと考えています。――思わず手に取りたくなる、かわいらしいデザインですよね。篠崎さん:インテリアに特化する以上、重要なのは、さまざまインテリアに合わせたすてきな柄のバリエーションを充実させること。そこで、空間インテリアを数多く手がける《夏水組》さんにデザインを依頼し、幅広のマスキングテープだけでなく、ミラーステッカーやタイルステッカー、床用装飾のフロアパネルなどさまざまなインテリア用の装飾アイテムを展開しています。――《デコルファ》はどんな方におすすめですか?篠崎さん:お部屋のDIYを始めてみたいなと考えている人のファースト・ステップとして、特におすすめです。「やってみて失敗したらどうしよう」などと勇気が出せないケースも多いと思うんです。でも、貼ってはがせる《デコルファ》なら、気軽に始めやすいですし、お部屋の一角などの小さいところから始めると、きっと楽しくなってお部屋のあらゆる場所をアレンジしてみたくなると思いますよ。《デコルファ》ラインアップ①壁紙チェンジに最適なインテリアマスキングテープ――《デコルファ》の商品ラインナップについて教えてください。篠崎さん:インテリアマスキングテープだけでなく、貼るだけで取り付けられるミラーステッカーや収納ができるフックステッカー、床用装飾のフロアパネルなど、全部で6カテゴリあります。取り入れやすくて一番人気があるのは、サイズが2種類あって、それぞれ18柄と豊富にそろった《インテリアマスキングテープ》です。壁紙の一角にポイントをつけたいとき、または、家具やデスクの引き出し、冷蔵庫や洗濯機の表面のカラーリングやワンポイントとしても使えます。なかでも発売当初から根強く人気なのは、シックで使いやすい青系ですね。――《デコルファ》の貼りやすい秘密はなんでしょうか。また、貼るのに適した場所は?篠崎さん:基本的にはおうちの中の使用を想定しており、壁紙、フローリング、木材や化粧板の家具など、幅広く貼れるように実証実験をしています。たとえば、壁紙ひとつとっても、塩化ビニールや防汚加工されたものなど多種類あり、何十種類も取り寄せて、想定としてどのぐらいの期間貼れるかなどをテストしています。一般的に住宅によく使われる塩化ビニールの壁紙に貼った場合だと、約2年間は貼り付けていただけるよう粘着の設計もしています。ただし、輸入壁紙などの薄い紙質のものやざらざらした面などは使用ができず、また、直射日光には弱いので避けてください。――《デコルファ》を活用してできるおすすめのアレンジを教えてください。篠崎さん:たとえば、壁面のアクセントとして、腰高あたりに横のラインを入れてモールディング風にしたり、本棚の奥面に貼ったり、窓枠まわりを額縁風に貼ったり。それから、冷蔵庫などの大きな家電、家具の天板に貼るだけでもガラリと雰囲気が変わりますよ。トイレの床や玄関のたたきなど、まずは小さなスペースから始めてみるのをおすすめします。《デコルファ》ラインアップ②水まわりでも使える、防水性インテリアフィルムテープ――洗面所やバスルームといった水まわりなどでも使えるのでしょうか?篠崎さん:実はバスルームや洗面所、トイレなどの水まわりで使いたいというお声がとても多いです。そこで、通常、《インテリアマスキングテープ》は和紙でできており、水回りで使用できないのですが、防水性のあるフィルム素材でできた《インテリアフィルムテープ》をリリースしました。フィルムだから透け感があって、下地の色が見えるので、ガラスに貼ってステンドグラス風にアレンジいただくのもいいかもしれません。ユニットバスなどの無機質になりがちな場所をカラフルにカスタマイズしても楽しいかと思います。《デコルファ》ラインアップ③油汚れや熱にも強いタイルステッカー――キッチンの壁に貼ってあるステッカーですが、まるで本物のタイルのようですね。篠崎さん:こちらは、熱や油汚れにも強い、キッチンまわりにも貼れる《タイルステッカー》です。調理スペースを鮮やかに模様替えできる、大変人気の商品です。篠崎さん:デザイン性が高いので、本物のタイルのように立体的に見えるのが特徴です。また、油汚れをガードしてくれるので、日々使っているうちにどうしても汚れてしまうガスコンロまわりにも使えます。しかも、ある程度汚れてきたらはがして貼り替えればいいので、便利です。それから、キッチンパネルやステンレスなどの傷防止にもなって一石二鳥ですよ。《デコルファ》ラインアップ④ミラー&フックつきステッカー――最後に、新作としておすすめはありますか?篠崎さん:ミラーのついた《ウォールミラーステッカー》。それから、フック付きで、ものをかけられる《フックステッカー》は、実用性も兼ね備えていて、とても人気があります。たとえばある程度額が重厚な鏡の場合、壁に釘を打ち込む必要がありますし、フックも同様です。賃貸住宅に住んでいると、退去時のことが心配で、どうしても壁紙に穴を空けるのに抵抗があるという方が多くいらっしゃいます。そこで開発したのが、こちらの《ウォールミラーステッカー》や《フックステッカー》。こちらのミラーステッカーは、壁紙はもちろん、玄関脇やクローゼントの内扉などに貼って気軽にお使いいただけます。また、《フックステッカー》の耐荷重はペットボトル1本分に相当する500gですので、帽子や傘、ミニバッグ、シャツなどをかけておくのに便利ですよ。――これは実用性とインテリア性を兼ね備えたすてきなステッカーですね。とくに《フックステッカー》は、よく使う家の鍵やバッグ、上着などを玄関の壁につけておくと、サッと使えて便利そうです。優れた粘着性能をさまざまなインテリア・デコアイテムに応用した《デコルファ》。しかも、取り外したいときは、きれいにはがせるのも大きなポイントです。壁紙や家具、家電などのプチDIYはもちろん、実用的なものにまで幅広く、かつおしゃれに使えるので、ぜひお部屋の模様替えに取り入れてみてください。【篠崎和歌子(しのざきわかこ)さん】ニトムズANT事業部。2011年入社。2012年より小物中心に展開していた《デコルファ》の開発チームに参加し、インテリアに特化した新しいコンセプトとして2014年より新しいブランディングに参画。SNSなどでアレンジの仕方を日々研究し、商品開発に生かしている。●ライター庄司真美●カメラ土佐麻理子デコルファデコルファの使い方、アレンジ法はこちらをチェック
2017年11月10日