マラソンとヨットで世界一周する「アースマラソン」に挑戦中で、今年1月に前立腺がんを患っていることを公表したお笑いタレント、間寛平が3月27日(土)、第2回沖縄国際映画祭特別上映作品の主演映画『ラン アンド ラン』の舞台挨拶に、現在地通過中のイラン・ダムガンから衛星中継で出演した。ビーチステージの大スクリーンに映し出され「ダムガンの砂漠にいて、サソリの毒すうてまぁーす」と第一声。「イランでいま一番ウケるのは『アヘアヘアヘアヘ…』。『かいーの』はダメ」などと解説しながら、ステージにいる司会を務めた後輩、お笑いコンビ、博多華丸・大吉にポーズをとらせて自身は声で「アヘアヘアヘアヘ…」を、同作のメガホンを取ったイランのカマル・タブリズィ監督に披露。「素晴らしい!」の反応を得て、「チャッチャマンボ」を見せると「ダメ―!」と“NG”を食らい、「なめなめくじくじなめくじくじ、塩かけないでね〜粗塩はいやよ」では「面白い!」と再び大爆笑させた。満場の観客も大いに沸いた。カマル監督はメガホンを取ったきっかけについて「寛平さんがいまチャレンジしていることは素晴らしく、特別なこと。マラソンでイランを走行する寛平さんをお招きするには、イラン映画を作るべきだと思った」と説明。間さんの人柄を「とても不思議な人。普通映画を作るには短くて6か月くらいは必要ですが、この映画は約1か月半で完成させることができた。それは寛平さんからエネルギーをもらったお陰です」と絶賛していた。(photo/text:Yoko Saito)沖縄国際映画祭現地レポート■関連作品:第2回沖縄国際映画祭 [映画祭] 2010年3月20日よりカウントダウンイベント開始、24日から28日まで映画祭開催■関連記事:【沖縄国際映画祭】黒沢かずこ主演『クロサワ映画』2冠!即興の歌で喜び表現【沖縄国際映画祭】キム兄、鈴木杏樹の天然トークに苦笑い【沖縄国際映画祭】ロバート秋山竜次、出演場面13秒の映画で舞台挨拶【沖縄国際映画祭】ナベアツの晴れ舞台でケンコバ暴走挨拶【沖縄国際映画祭】次長課長・河本が沢尻ネタで悪ノリ&大鶴義丹の衝撃NGを暴露
2010年03月28日お笑い芸人、ケンドーコバヤシが3月27日(土)、第2回沖縄国際映画祭の「Laugh部門」に出品中の世界のナベアツ、宮川大輔とのトリプル主演映画『さらば愛しの大統領』の公式上映前の舞台挨拶で“暴走”した。ナベアツさんがCMディレクターの柴田大輔と共同監督を務め、長編初監督デビューを飾った作品で、キャストはほかに、この日も同席した女優の吹石一恵、釈由美子ら豪華布陣。ケンコバさんは「柴田さん、ナベアツさん、釈さん、吹石さんとすごい人ばかりなので、僕と宮川さんが遅れをとったらあかんと思って、ディスカッションを毎日しようと思ったんですけど、撮影後の解散場所の新宿から宮川さんが韓国エステに向かうんで…初台の。次の日は『店、どうやった?』っていうディスカッションになってしまいました」と得意の好き勝手なトークで、ナベアツの晴れ舞台に花ならぬ笑いを添えた。宮川さんが「何でそんな話すんの?(韓国エステ)行ってませんよ〜」と怒りつつ否定すると、ケンコバさんは「僕が嘘をついてました」と殊勝な顔で謝った。ケンコバさんは一方で、女優陣の“口撃”の標的に。釈さんが「このキャストが揃うとセクハラの嵐でした。さっきも狭いエレベーターの中でケンコバさんが『屁こくぞー』って…」と暴露。吹石さんは「ケンコバさんと宮川さんはちょっとエッチで私たちが答えづらい会話を現場で延々としているんです。その会話が完成度が高くて、ある意味、贅沢な現場でした」と話した。本作は大阪府知事に当選した芸人・世界のナベアツの暗殺予告を受け、大阪府警随一の迷コンビ刑事(ケンコバさん&宮川さん)が犯人逮捕のため奔走する物語で、この日、一般客向けに初上映。ナベアツさんは満場の観客約1,000人に「コバヤシくんが大橋のぞみちゃんより可愛い顔をしているシーンがあるので楽しみにしていていください」と“予告”した。上映では「5秒に1度はギャグがある」の触れ込み通り、コンスタントにギャグが炸裂。観客からは何度も爆笑が起こり、終映後は大きな拍手が沸き起こった。『さらば愛しの大統領』は秋、新宿バルト9ほか全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)沖縄国際映画祭現地レポート■関連作品:第2回沖縄国際映画祭 [映画祭] 2010年3月20日よりカウントダウンイベント開始、24日から28日まで映画祭開催さらば愛しの大統領 2010年秋、新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010「さらば愛しの大統領」製作委員会■関連記事:【沖縄国際映画祭】次長課長・河本が沢尻ネタで悪ノリ&大鶴義丹の衝撃NGを暴露【沖縄国際映画祭】レイザーラモンRGと椿鬼奴がノリノリデュエット【沖縄国際映画祭】井筒和幸監督、ジャルジャル主演『ヒーローショー』続編構想語る【沖縄国際映画祭】ロンブー淳、キム兄から安室ネタでいじられ大テレ【沖縄国際映画祭】椿鬼奴は「アンニュイで絵になる」
2010年03月27日お笑いコンビ、次長課長の河本準一が3月27日(土)、先日より開催中の第2回沖縄国際映画祭の「Laugh部門」出品作の出演映画『お墓に泊まろう!』の公式上映前に行われた舞台挨拶で、女優の沢尻エリカの“不機嫌舞台挨拶”で知られる「別に」発言ネタで観客を笑わせた。地上波デジタルに移行する2011年に倒産して葬儀屋に買収されたテレビ東京の社員らの奮闘を描く物語で、監督は同局勤続15年というプロデューサーの伊藤隆行。河本さんと同じキャストのひとり、はんにゃの金田哲は、出演の経緯を司会者から尋ねられ「言っていいですか?ホントに急遽で、ランクインの2日前に台本をもらい、3日間ぶっ通しで寝ずに撮影しました。ね?河本さん」と先輩へ発言を“バトンタッチ”。すかさず河本さんはうつむき加減で「別に…」とひと言。約2年半前に物議を醸した沢尻さんの発言だけに、金田さんは「なんで?沢尻さんも大人になったのに…」と驚いていた。だが河本さんの悪ノリはエスカレートし、「僕らは2日間で台本を覚えて、(演技も)全て一発OKでした」と意味ありげに含み笑い。金田さんから「なんでそんな嘘を?」と聞かれると「だってNGは本当に少なかった。…っていうか大鶴義丹さんがNG出し過ぎ。『お墓に泊まろう!』と書かれた台本を見ながら『田舎に泊まろう』って言った」と暴露していた。『お墓に泊まろう!』は現在のところ劇場公開は未定。(photo/text:Yoko Saito)沖縄国際映画祭現地レポート■関連作品:第2回沖縄国際映画祭 [映画祭] 2010年3月20日よりカウントダウンイベント開始、24日から28日まで映画祭開催■関連記事:【沖縄国際映画祭】ナベアツの晴れ舞台でケンコバ暴走挨拶【沖縄国際映画祭】レイザーラモンRGと椿鬼奴がノリノリデュエット【沖縄国際映画祭】井筒和幸監督、ジャルジャル主演『ヒーローショー』続編構想語る【沖縄国際映画祭】ロンブー淳、キム兄から安室ネタでいじられ大テレ【沖縄国際映画祭】椿鬼奴は「アンニュイで絵になる」
2010年03月27日お笑い芸人のレイザーラモンRG、椿鬼奴が3月26日(金)、開催中の沖縄国際映画祭で、携帯電話向けお笑いコンテンツサイト「au oneお笑い」(吉本興業などが運営)の新展開発表会見でデュエットソングを披露した。同サイトは昨年10月に開設され、新たに芸人同士が共通の趣味について語り合う「サークル」など2つのコンテンツが今年5月末(予定)に追加される。同コンテンツでやりたいサークルについて鬼奴さんは「実はRGさんと洋楽クラブを結成しているので、それを」と会見に出席したほかの芸人らをやんわり勧誘。RGさんは「カラオケでオールナイトで洋楽だけを歌い続けるんです。あと“バービーボーイズクラブ”っていうのも2人でやっています」と説明。2人でステージ中央に出て2曲を熱唱した。千原ジュニアから「やってみてどうですか?」と尋ねられ、RGは「充実感でいっぱいです!」。世界のナベアツからは「ワム!とかできるの?」と聞かれ「はい!」と元気に答えていた。(photo/text:Yoko Saito)沖縄国際映画祭現地レポート■関連作品:第2回沖縄国際映画祭 [映画祭] 2010年3月20日よりカウントダウンイベント開始、24日から28日まで映画祭開催■関連記事:【沖縄国際映画祭】ナベアツの晴れ舞台でケンコバ暴走挨拶【沖縄国際映画祭】次長課長・河本が沢尻ネタで悪ノリ&大鶴義丹の衝撃NGを暴露【沖縄国際映画祭】井筒和幸監督、ジャルジャル主演『ヒーローショー』続編構想語る【沖縄国際映画祭】ロンブー淳、キム兄から安室ネタでいじられ大テレ【沖縄国際映画祭】椿鬼奴は「アンニュイで絵になる」
2010年03月27日井筒和幸監督の最新作でお笑いコンビ、ジャルジャルの後藤淳平、福徳秀介が映画初出演にして初主演した『ヒーローショー』が3月26日(金)、開催中の第2回沖縄国際映画祭の「Peace部門」出品作として一般客向けに初お披露目された。舞台挨拶に出席した井筒監督は「5〜6年後くらいに続きの物語をやってもいいかも」と続編の構想を口にした。芸人志望の青年・ユウキ(福徳さん)と自衛隊上がりの不器用な青年・勇気(後藤さん)が無意味にエスカレートしていく抗争に巻き込まれる姿を描く青春ドラマ。ブレイク中の2人とあって、約1,000席の会場内には女性ファンが目立ち、2人が発言するたびに「キャー!」の黄色い大声援。2人の俳優ぶりに井筒監督は「思ったより上手かったよ。やれイケメンとかアイドルとか歌うたいと違って、お笑いの人は1つ持っているところからのスタートやから挑戦ができる」と太鼓判。「(ジャルジャルの)やつらが30歳くらいになって、この業界を辞めてなかったら続きの物語をやってもいいかも、という気がしてきた。5〜6年後くらいにね」と話した。一方、後藤さんは「観終わった後、ズンとくる映画。みなさんの観終わった後の顔が見たい」と反応が気になる様子。24日(水)のオープニング・セレモニーに、先輩芸人のお笑いコンビ、ロンドンブーツ1号2号の田村淳と熱愛中と報道されている歌手、安室奈美恵がサプライズ参加したことを引き合いに、「安室奈美恵さんが来て話題になっていますが、それを超えるほどすごい映画です」と軽妙な調子でPR。福徳さんは「僕らが芸人ということは忘れて観てください」と呼びかけた。『ヒーローショー』は5月29日(土)より角川シネマ新宿ほか全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)沖縄国際映画祭現地レポート■関連作品:第2回沖縄国際映画祭 [映画祭] 2010年3月20日よりカウントダウンイベント開始、24日から28日まで映画祭開催ヒーローショー 2010年5月29日より角川シネマ新宿ほか全国にて公開© 2010「ヒーローショー」製作委員会■関連記事:【沖縄国際映画祭】ロンブー淳、キム兄から安室ネタでいじられ大テレ【沖縄国際映画祭】椿鬼奴は「アンニュイで絵になる」【沖縄国際映画祭】哀川翔『ゼブラーマン』続編初公開に拍手【沖縄国際映画祭】破局の松雪泰子、結婚の話題に「機会があれば」【沖縄国際映画祭】パンク黒瀬、“セクシー”谷村美月に「ヤキモチ焼いています」
2010年03月26日歌手の安室奈美恵と熱愛中と言われるお笑いコンビ、ロンドンブーツ1号2号の田村淳が3月26日(金)、沖縄・宜野湾市の沖縄コンベンションセンター内で行われたイベント「CMコンペティション」でMCを務め、先輩芸人の木村祐一らから安室さんネタでいじられるひと幕があった。課題商品のCMの最終選考作品を上映しグランプリを選出するもの(28日発表)で、木村さんは審査員で出席。淳さんは、同じ審査員のCM演出家、中島信也氏とCMについて対談した話題を持ち出し、「中島さんに僕が出演するCMの絵コンテを描いてもらったんですよ」と自慢げに話すと、中島さんが「ビールのCMの絵コンテで、淳さんの後ろを女の人が歩いていて…安室さん、じゃないんですけど」と突っ込み。芸人魂が反応したのか木村さんは「僕がコカ・コーラの『一(はじめ)茶花』のCMを撮っていた日に、安室ちゃんはコカ・コーラ ゼロのCMを撮っていたらしいよ」とニヤリ。淳は思わず吹き出しつつ「そんなプチ情報いらないですから」と照れながらも、客席と後方の取材陣に向かって「僕の方から特にコメントはないです」と言ってCMの話題に話を戻した。(text/photo:Yoko Saito)沖縄国際映画祭現地レポート■関連作品:第2回沖縄国際映画祭 [映画祭] 2010年3月20日よりカウントダウンイベント開始、24日から28日まで映画祭開催■関連記事:【沖縄国際映画祭】井筒和幸監督、ジャルジャル主演『ヒーローショー』続編構想語る【沖縄国際映画祭】椿鬼奴は「アンニュイで絵になる」【沖縄国際映画祭】哀川翔『ゼブラーマン』続編初公開に拍手【沖縄国際映画祭】破局の松雪泰子、結婚の話題に「機会があれば」【沖縄国際映画祭】パンク黒瀬、“セクシー”谷村美月に「ヤキモチ焼いています」
2010年03月26日お笑いトリオ、森三中の黒沢かずこ、ピン芸人の椿鬼奴が3月25日(木)、沖縄・宜野湾市の沖縄コンベンションセンター内のシアターで、第2回沖縄国際映画祭の「Laugh部門」出品作の出演映画『クロサワ映画』の公式上映で舞台挨拶を行った。女芸人の悲喜こもごもの私生活を描くドキュメンタリー風ガールズムービーで、黒沢さんを始め、登場人物のほとんどが本人役で出演。フジテレビでバラエティ番組を手がけるディレクター、渡辺琢が初メガホンを取っている。森三中の3人の中で唯一のシングル、黒沢さんは「恋愛が苦手な女芸人さんが何人か出ていて、仕事と恋愛は両立できるのか?というテーマを描いたりしています」とリアリティたっぷりな言葉。「顔がスクリーンに大きく映っちゃうんじゃないかしら?」と両手を頬に当てて乙女の顔をのぞかせる一幕も。渡辺監督が「女芸人さんってコミカルで滑稽ですが、素顔は本当にキュート。間近で見ていて素敵だ!と思い、この映画を作ろうと思った。女芸人さんたちに恋をしていただけたら」とPRすると、黒沢さんは「100点!」と言いながらも照れた。一方、黒沢さんは鬼奴さんについて「監督もよく言うんですけど、椿鬼奴がスクリーンに映るとフランス映画のよう。アンニュイで絵になるんです」と知られざる魅力をPRし、鬼奴さん本人も「アンニュイってよく言われます〜」。また鬼奴さんが「塩ちんすこうが美味かった!」と話すと、すかさず黒沢さんが「家のオーブントースターで塩をトーストしているんですよ」と暴露。鬼奴さんは「結局、ビールに1番合うつまみは塩ってことです」と淡々と話し、会場の笑いを誘っていた。『クロサワ映画』は現段階で劇場公開は決定していないが、調整中だという。(photo/text:Yoko Saito)沖縄国際映画祭現地レポート■関連作品:第2回沖縄国際映画祭 [映画祭] 2010年3月20日よりカウントダウンイベント開始、24日から28日まで映画祭開催■関連記事:【沖縄国際映画祭】井筒和幸監督、ジャルジャル主演『ヒーローショー』続編構想語る【沖縄国際映画祭】ロンブー淳、キム兄から安室ネタでいじられ大テレ【沖縄国際映画祭】哀川翔『ゼブラーマン』続編初公開に拍手【沖縄国際映画祭】破局の松雪泰子、結婚の話題に「機会があれば」【沖縄国際映画祭】パンク黒瀬、“セクシー”谷村美月に「ヤキモチ焼いています」
2010年03月26日哀川翔が主演する映画『ゼブラーマンゼブラシティの逆襲』(三池崇史監督)の本編が3月25日(木)、初公開された。沖縄・宜野湾市の沖縄コンベンションセンターほかで開催中の第2回沖縄国際映画祭の「Laugh部門」出品作として同所内シアターで公式上映されたもので、この日のために作られた特別バージョンを最初で最後としてお披露目。哀川さんはスコールの中、シアター前のレッドカーペットを歩き、舞台挨拶を行った。この日は、スコールと強風のため3月下旬の沖縄では珍しく、肌寒く感じるあいにくの空模様。だがレッドカーペット上に透明のビニール傘を斜めに掲げたスーツ姿の哀川さんが登場すると、カーペット脇からは「キャー!」の大歓声と「翔さーん!」の野太い呼びかけの大合唱。熱気が急上昇した。哀川さんは握手を求めるファンにハイタッチなどで快く丁寧に応じた。舞台挨拶では「『ゼブラーマン』が6年の時を経て、新たに完成しました。自分でもかなり自信を持っております。笑えるところもあるかもしれませんが、本人はいたって真面目にやっております。昨年、デビュー25周年を迎え、その25周年記念で製作していただいた作品です。集大成という感じが出ております。自分はこの映像を5回、観ました。いろんな思いが秘められています」と清々しい表情。撮影をふり返ると「かなり過酷になると予測はしていましたが、予想以上でした。撮影の3分の2は吊られていましたね、ワイヤーに」と苦笑いで、会場の笑いを誘った。今回、新キャラクターで悪の象徴・ゼブラクィーンに扮する仲里依紗が、露出度大のセクシー衣裳3変化で登場することでも話題を呼んでいるが「かなりいいですよ!ドンときます」と太鼓判を押した。上映では物語の奇抜な展開に時折、観客からは笑いが何度か起こった。本編上映が終わりエンドロールが流れ始め、哀川さんの名前が出ると、会場から拍手が沸き起こった。同作は、父親としても小学校教師としても落ちこぼれの中年男性・市川新市(哀川さん)が正義のヒーロー、ゼブラーマンとして悪に立ち向かう姿を描いた物語の続編で、2025年、悪の新体制が敷かれたゼブラシティという名の東京を舞台に、人々を守るためゼブラーマンが再び覚醒する。昨年10月に行われた製作会見で三池監督は「観た人が納得するか、『バカヤロー、金返せ』と思うか、どっちかです」と振り切ったストーリー展開を強調していた。『ゼブラーマンゼブラシティの逆襲』は5月1日(土)より全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)沖縄国際映画祭現地レポート■関連作品:第2回沖縄国際映画祭 [映画祭] 2010年3月20日よりカウントダウンイベント開始、24日から28日まで映画祭開催ゼブラーマンゼブラシティの逆襲 2010年5月1日より全国にて公開© 2010「ゼブラーマン2 ゼブラシティの逆襲」製作委員会■関連記事:【沖縄国際映画祭】井筒和幸監督、ジャルジャル主演『ヒーローショー』続編構想語る【沖縄国際映画祭】ロンブー淳、キム兄から安室ネタでいじられ大テレ【沖縄国際映画祭】椿鬼奴は「アンニュイで絵になる」【沖縄国際映画祭】破局の松雪泰子、結婚の話題に「機会があれば」【沖縄国際映画祭】パンク黒瀬、“セクシー”谷村美月に「ヤキモチ焼いています」
2010年03月26日第2回沖縄国際映画祭の「Peace部門」出品作の映画『てぃだかんかん〜海とサンゴと小さな奇跡〜』の舞台挨拶が3月25日(木)、沖縄・宜野湾市の沖縄コンベンションセンター内のシアターで行われ、主演の岡村隆史(ナインティナイン)、女優の松雪泰子らが出席した。養殖サンゴの移植・産卵を世界で初めて成功させた金城浩二氏の実話の映画化で、岡村さんが金城さんを演じ、松雪さんは金城さんの妻・由莉役。この日が一般の観客への初披露。岡村さんは「ムービースター、岡村でございます」と切り出したが、「役者ではないのでたくさんの方にご迷惑をかけたかもしれませんが、松雪さんやスタッフのみなさんに助けていただき、何とか観ていただけるレベルの演技ができた」と謙虚な素顔。と言いつつ、満場の観客を前に緊張気味で小声の息子役、金城琉斗の口に耳を当てては言葉を伝える“通訳”役を務め、会場の笑いを誘った。夫婦役とあって劇中で松雪さんにプロポーズするが、「僕自身は独身ですけど、プロポーズするときは、この映画と同じようにあの場所で、と決めました」と真顔(?)で宣言。ドラマ―の沼澤尚と昨年初めに破局していたことが先頃、報道されたばかりの松雪さんは「プロポーズ?機会があればいいですね」と言葉少なだった。挨拶にはほかに李闘士男監督、金城浩二さんも参加。松雪さんらとシアター前のレッドカーペットを緊張気味に歩いた黒スーツ姿の金城さんは「このスーツ、昨日ジャスコで買ったんですけど」と温かい笑顔を浮かべて観客や俳優陣を和ませていた。『てぃだかんかん〜海とサンゴと小さな奇跡〜』は4月24日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)沖縄国際映画祭現地レポート■関連作品:第2回沖縄国際映画祭 [映画祭] 2010年3月20日よりカウントダウンイベント開始、24日から28日まで映画祭開催てぃだかんかん〜海とサンゴと小さな奇跡〜 2010年4月24日よりバルト9ほか全国にて公開© 『てぃだかんかん』製作委員会■関連記事:【沖縄国際映画祭】パンク黒瀬、“セクシー”谷村美月に「ヤキモチ焼いています」【沖縄国際映画祭】矢島美容室「グランプリ獲って来年も来ます!」【沖縄国際映画祭】哀川翔、安室奈美恵ら約200人がセレモニーに登場し華やかに開幕サンゴ礁再生の感動の実話!『てぃだかんかん〜海とサンゴと小さな奇跡〜』試写会に15組30名様ご招待ナイナイ岡村、山下達郎が歌う主演映画主題歌でミュージックビデオ初出演!
2010年03月25日女優の谷村美月が3月25日(木)、沖縄・宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開催中の第2回沖縄国際映画祭で、主演映画『明日やることゴミ出し愛想笑い恋愛。』の舞台挨拶を、共演のお笑いコンビ、パンクブーブーらと行った。同作は、新人ADの女性(谷村さん)が曲者ぞろいのテレビ局内で悪戦苦闘しながら成長する姿を描いたコメディ。日本テレビの若手演出家、上利竜太氏が初メガホンを取り、同映画祭の「Laugh部門」に出品されている。“異色作”への出演の経緯について谷村さんは「バラエティの方が映画を撮る新しい試みに一緒にチャレンジしてみたいと思ったのと、ADさんの世界観に詳しくないのでいろんなことを知るのにいいなと思いました」と前向き。「一番苦労したのは、どんな仕事も大変ですが、こういう仕事もいいなと思ってもらいたいなと思ったこと。希望が持てる作品になればと思い、なりました。だから明日から頑張ろう、という気持ちになってもらえたら」と笑顔で呼びかけた。一方、パンクブーブーの佐藤哲夫は「瞬きをしないで観てほしい。でないと僕らの出演場面が終わってしまう。よく僕らが舞台挨拶に呼ばれましたね〜。若いキャストが足りずに呼ばれたんだと思います」と自虐トーク。撮影のエピソードを司会者から聞かれると「歩いてくれと言われ、歩いて、終わりました。“ドッキリ”だと思いました」とトボけ、観客の笑いを誘った。黒瀬純は「谷村さんが可愛くて好きになるかと思いました。今日もセクシーな格好で、誰に見せたいんだ!とヤキモチを焼いています」と谷村さんに妙に絡み気味だった。(text:Yoko Saito)沖縄国際映画祭現地レポート■関連作品:第2回沖縄国際映画祭 [映画祭] 2010年3月20日よりカウントダウンイベント開始、24日から28日まで映画祭開催■関連記事:【沖縄国際映画祭】破局の松雪泰子、結婚の話題に「機会があれば」【沖縄国際映画祭】矢島美容室「グランプリ獲って来年も来ます!」【沖縄国際映画祭】哀川翔、安室奈美恵ら約200人がセレモニーに登場し華やかに開幕
2010年03月25日第2回沖縄国際映画祭が3月24日(水)に開幕し、メイン会場の沖縄・宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで行われたレッドカーペット・セレモニーに岡村隆史(ナインティナイン)、世界のナベアツらお笑い芸人のほか哀川翔、安室奈美恵ら総勢約200人のゲストが顔を揃え、観客約35,000人を集めた。ゲスト陣は昨年の2倍以上。レッドカーペットは約50メートル延びて300メートル。オープニングセレモニーは2年目を迎えて“スケールアップ”した。映画『私の優しくない先輩』などに出演している、はんにゃの金田哲は「気分?サイコーです」と声を弾けさせてピースサイン。主演映画『ゼブラーマンゼブラシティの逆襲』を引っ提げて来場した哀川さんは「なかなかいいねぇ〜。直線(に敷かれた距離が)長くて、見る人が見やすい感じ」とテンション高め。オープニング作品の『矢島美容室THE MOVIE〜夢をつかまネバダ〜』のストロベリー・カメリア・ヤジマ(とんねるず・石橋貴明)らは、ひときわ大きな大声援を浴びた。サプライズで安室さんの来場がアナウンスされると「キャー!」と大歓声。コメント出しや取材に応じることなく歩いたのみだったが、細いウエストを強調したドレス姿で観客の視線を釘づけにしていた。同映画祭は「Laugh&Peace」をテーマに28日(日)まで開催。同所のほか那覇市の桜坂劇場などを会場に、長編プログラム26作品などが上映される。(photo/text:Yoko Saito)沖縄国際映画祭現地レポート■関連作品:矢島美容室 THE MOVIE 〜夢をつかまネバダ〜 2010年4月29日より全国にて公開© 矢島美容室プロジェクト私の優しくない先輩 2010年夏、公開© 2010 アニプレックス/講談社/アスミック・エースエンタテインメント/グッドスマイルカンパニー/ファントムフィルムゼブラーマンゼブラシティの逆襲 2010年5月1日より全国にて公開© 2010「ゼブラーマン2 ゼブラシティの逆襲」製作委員会第2回沖縄国際映画祭 [映画祭] 2010年3月20日よりカウントダウンイベント開始、24日から28日まで映画祭開催■関連記事:【沖縄国際映画祭】破局の松雪泰子、結婚の話題に「機会があれば」【沖縄国際映画祭】パンク黒瀬、“セクシー”谷村美月に「ヤキモチ焼いています」【沖縄国際映画祭】矢島美容室「グランプリ獲って来年も来ます!」禁断のブラックジョークに一瞬ヒヤリ?J・デップに負けじと矢島美容室が熱唱マナーを守らネバダ!矢島美容室が出演する劇場用マナーCMが到着!
2010年03月25日第2回沖縄国際映画祭のオープニング作品『矢島美容室 THE MOVIE〜夢をつかまネバダ〜』が3月24日(水)、沖縄・宜野湾市の沖縄コンベンションセンター内で上映され、舞台挨拶に立った“母娘”音楽ユニットの矢島美容室のメンバー、ストロベリー・カメリア・ヤジマ(とんねるず・石橋貴明)が「グランプリを獲って来年また来ます」と“沖縄再上陸”を予告した。一家の次女、ストロベリーと母のマーガレット・カメリア・ヤジマ(同・木梨憲武)、長女のナオミ・カメリア・ヤジマ(DJ OZMA)、中島信也監督の4人で登場。一家はDJ OZMAに米ネバダ州でスカウトされて日本でデビューしており、同作はネバダ州時代の様子を描いたドキュメンタリーとして構成されている。ストロベリーは同作誕生のきっかけについて「日本に来て最初に(沖縄出身の)山田優を見てあんな女優になりたいと思ったから。縁のある土地です。(今日の)行きの飛行機では安室奈美恵ちゃんと一緒になりました」と説明。自身の巨大な(?)アフロヘアーを指して「ちなみに私の頭は具志堅用高(沖縄出身の元プロボクサー)から来ています。ちょっちゅねー」とモノマネ付きのリップサービスで「いつも沖縄に来ると、海ぶどうとジーマミ豆腐などを買って帰ります」と沖縄への親愛の情タップリ。同映画祭では「Laugh部門」、「Peace部門」に出品された各13作品、26作品が最高賞のグランプリを競い合うが、同作は「Laugh部門」に出品中とあって「グランプリを獲ってパート2を作って来年また来ます」と予告した。一方、出演もしている中島監督は「僕のシーンはノリさんが…あ、すいません、マーガレットさんがカメラを回してくれました」と失言し苦笑い。ナオミは「プロデューサーのDJ OZMAの実の弟は名護市に住んでいます」と告白すると、すかさずマーガレットも「同じプロデューサーの木梨の(実家の)自転車店は沖縄に2号店を出す予定。ひとつよろしく〜」と続け、会場の笑いを誘う一幕も。作品について「思ったよりいい映画で、ビックリしています」と妙な自信を見せた。シメでもストロベリーは「矢島美容室は沖縄が大好き。また来年も来ます!」とメッセージを送り、観客を喜ばせていた。『矢島美容室 THE MOVIE 〜夢をつかまネバダ〜』は4月29日(木・祝)より全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)沖縄国際映画祭現地レポート■関連作品:矢島美容室 THE MOVIE 〜夢をつかまネバダ〜 2010年4月29日より全国にて公開© 矢島美容室プロジェクト第2回沖縄国際映画祭 [映画祭] 2010年3月20日よりカウントダウンイベント開始、24日から28日まで映画祭開催■関連記事:【沖縄国際映画祭】破局の松雪泰子、結婚の話題に「機会があれば」【沖縄国際映画祭】パンク黒瀬、“セクシー”谷村美月に「ヤキモチ焼いています」【沖縄国際映画祭】哀川翔、安室奈美恵ら約200人がセレモニーに登場し華やかに開幕禁断のブラックジョークに一瞬ヒヤリ?J・デップに負けじと矢島美容室が熱唱マナーを守らネバダ!矢島美容室が出演する劇場用マナーCMが到着!
2010年03月25日「フランス映画祭2010」が3月18日(木)、東京・六本木ヒルズで開幕し、同所で行われたオープニング・セレモニーで来日代表団の団長、ジェーン・バーキンら15人が華やかにレッドカーペットを歩き、舞台挨拶を行った。先立って行われた記者会見に出席したジェーンは、「桜の時期だと聞いていたので、凄く楽しみにして来ました。日本には10〜15回も訪れているのに、いまだに桜を見ることが出来ていません。今回も難しそうなので、お花見にまた日本に戻ってきたい」と親日ぶりをアピール。日本の映画の印象について「『東京物語』など昔の作品でも女性が大切に描かれていると思います。フランス、特にパリでは海外の映画の上映も多いです。北野武はとても人気があってペドロ・アルモドバルやウディ・アレンと同じくらい有名よ」と話した。英国・ロンドン出身で1968年にフランスに移り、作曲家の故セルジュ・ゲンズブールと2度目の結婚をして、デュエット曲「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」がヨーロッパで大ヒットするなど話題を呼んだ。流暢に話すフランス語について「イギリス出身の私は、フランス語で歌や演技をするのに苦労した。きちんと学習していなくてセルジュの腕の中で覚えたの。だから最初はスラングばっかり。イギリスではなかなか言わない“R”の発音は、40年経ってやっとキレイな発音ができるようになったわ」とふり返った。オープニング作品の『ミックマック』(原題/ジャン=ピエール・ジュネ監督)の上映前に、代表団15人が舞台挨拶。ジェーンは「日本のみなさまは、世界一素晴らしい観客。日本での人気があったからこそ、こうして団長に選ばれて来ることができました。とても光栄です」と笑顔。同作のジュネ監督は「“ミックマック”と“ビックマック”を混同しないように」と表情を変えずにフレンチジョーク(?)。同作は、悪徳企業に挑む男たちの戦いを描くハートウォーミング・コメディ。「自由に作ってあるから楽しんで」と語りかけた。代表団の1人、ギャスパー・ノエ監督だけがこの日は欠席。ジェーンは「ノエは明日来ます」と説明した。同映画祭は、ユニフランス主催で1993年から始まり、今年で18回目。2005年までは横浜、2006年からは東京や大阪などで、昨年からは東京で開催。今年はジェーンが出演した『テルマ、ルイーズとシャンタル』を含む長編14作と短編9作を上映する。『ミックマック』は夏、恵比寿ガーデンシネマほか全国にて公開。「フランス映画祭2010」は3月22日(月・祝)まで開催中。(text:Yoko Saito)フランス映画祭2010開催期間:3月22日(月・祝)まで開催中会場:TOHOシネマズ 六本木ヒルズ公式サイト:■関連作品:ミックマック (原題) 2010年夏、恵比寿ガーデンシネマほか全国にて公開2009 © EPITHETE FILMS –TAPIOCA FILMS –WARNER BROS. PICTURES –FRANCE 2 CINEMA -FRANCE 3 CINEMAシスター・スマイルドミニクの歌 2010年初夏、シネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開クリスマス・ストーリー (原題) 2010年秋、恵比寿ガーデンシネマほか全国にて順次公開パリ20区、僕たちのクラス 2010年6月12日より岩波ホールにて公開© Haut et Court - France 2 Cinemaエンター・ザ・ボイド 2010年5月15日よりシネマスクエアとうきゅうほかにて公開オーケストラ! 2010年4月17日よりBunkamuraル・シネマ、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開© 2009 Focus Features LLC. All Rights Reservedあの夏の子供たち 2010年初夏、恵比寿ガーデンシネマにて公開■関連記事:さあ、人生を奏でよう!『オーケストラ!』試写会に10組20名様ご招待ギャスパー・ノエのTOKYOを舞台にした衝撃作『エンター・ザ・ボイド』予告編初公開フランスのオスカー、セザール賞が発表。ヴァンサン・カッセル亡父に捧げる主演男優賞
2010年03月19日2月27日(土)、都内のポレポレ東中野にて、低予算ながらもリアルな韓国の“今”を伝える新潮流の韓国映画を届ける、というコンセプトで「真!韓国映画祭」が開幕。上映作4本のうちの1作『今、このままがいい』に主演するシン・ミナからシネマカフェに向けて動画メッセージが到着した。イ・ビョンホン主演で日本でもヒットした『甘い人生』やチョン・ウソンらとの共演作『Sad Movie <サッド・ムービー>』、昨年日本で公開された『キッチン〜3人のレシピ〜』にも出演し、モデルとしての活動とあわせ高い人気を誇るシン・ミナ。規模は小さいながらも良作への出演の意義を、先日来日した際には熱く語っていた。『今、このままがいい』は、父親の違う2人の姉妹が、妹(シン・ミナ)の父親を探すための旅を通じて心を通わせていく姿を描いたドラマで、国内外の映画祭に出品されて話題を呼んできた。日本で放送されてきた韓流ドラマや、大規模作品とはひと味違う、韓国の“リアル”を体感してみては?真!韓国映画祭は3月19日(金)までの日程でポレポレ東中野にて開催中。※こちらのメッセージははMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY「真!韓国映画祭」公式サイト■関連作品:今、このままがいい■関連記事:長身美人シン・ミナ熱烈メッセージと美脚2変化で“真!韓国映画祭”PR
2010年02月27日女優の仲里依紗が2月27日(土)、東京・新宿ピカデリーで行われた、主演映画『時をかける少女』(谷口正晃監督)公開記念「時かけ映画祭」のイベントで、1983年版『時かけ』の大林宣彦監督と初対面し「時かけ」トークを繰り広げた。仲さん主演の同作は、作家の筒井康隆氏が1965年に発表した原作と83年版の主人公である芳山和子のひとり娘・あかりが、昏睡状態に陥った母親との約束を果たすため、母親の初恋の人・深町一夫を探して過去へタイム・リープする物語。この日は83年版、仲さんが主人公の声を務めた2006年公開のアニメ版『時をかける少女』、仲さん主演の『時をかける少女』の3本立てを上映。シリーズ主演2作目の仲さんは「最初はプレッシャーで、時かけファンの方に『またコイツがやっている』って思われたら?と不安もあったけど、アニメ版で『時かけ』を初めて知って大好きになったので、がむしゃらにやりました」と照れつつ「原田さんが主演した『時かけ』(※83年版)は私の両親の青春映画。いろいろな『時かけ』ができてどんどん広がる。そこが凄いと思う」と原作の普遍性に深く感銘を受けた様子。仲里依紗主演版について大林監督は「観て大好きになり、今日は応援に来ました。実に素晴らしい作品で、仲さんが現代の少女として見事に躍動している」と大絶賛。関係者によると試写鑑賞時、大林監督は拍手をして試写室を出てきたという。イベントにはほかに、筒井氏、谷口監督も出席。筒井氏は「私にとって『時をかける少女』は“金を稼ぐ少女”。映画になるたびに本が爆発的に売れる。でも今回4度目で、川端康成の『伊豆の踊子』は6回作られているから、まだまだ」と大御所作家らしからぬ(?)ダジャレを繰り出して観客を笑わせた。谷口監督は「『時かけ』は作り手にとってもファンにとっても宝。キズをつけないようオマージュを込め、でも2010年版ならではの魅力がないとダメなのでチャレンジをして作りました」と思い入れタップリだった。映画『時をかける少女』は3月13日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネカノン有楽町1丁目ほか全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:時をかける少女 (2010) 2010年3月13日よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネカノン有楽町1丁目ほか全国にて公開© 「時をかける少女」製作委員会2010■関連記事:仲里依紗「目標あれば速く走れる(笑)」バレンタインに200人ファンサービスあの名作が生まれ変わって帰ってきた!『時をかける少女』試写会に15組30名様ご招待いきものがかり、あの名曲「時をかける少女」をカバーインディーズ曲も挿入歌に仲里依紗、中尾明慶の「さんまさんみたい」な姿がツボ『時をかける少女』完成はかま姿の仲里衣紗、アニメに続いて実写版『時かけ』主演!70年代に飛ぶ
2010年02月27日今年で第20回を迎える「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」が2月25日(木)、華やかに開幕した。記念すべき映画祭のオープニングを飾ったのは特別招待作品『シュアリー・サムデイ』。若手俳優の中でも群を抜く実力で、日本映画界を牽引する小栗旬の初監督作品だ。開会式には小栗旬をはじめ小出恵介、勝地涼、綾野剛、鈴木亮平、ムロツヨシ、小西真奈美、山本又一朗プロデューサーが駆けつけ、舞台挨拶を行った。濃霧により羽田発、新千歳行きの飛行機が遅れるという「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」始まって以来のハプニングに見舞われたが、夕方18時前に『シュアリー・サムデイ』御一行は無事到着。映画祭のオープニングを盛り上げた。ちなみに、舞台挨拶付きのチケットは発売と同時に即完売。このプレミア・チケットを手にできた人はかなり幸運!大きな拍手の中、「ただいま〜!」と、ゆうばりファンタおなじみの合言葉に「おかえり〜!」と会場から温かな声。思わず笑みがこぼれる小栗さん。「今日ここでみなさんに観てもらえることができて幸せです。27歳の僕が、自分なりに撮れる青春映画を撮ったと自負しています。この北の町から南へ伝えてほしい」と熱い想いを語った。本作の企画が始動したのはちょうど4年前。小栗さんが山本プロデューサーに「この作品を自分で監督したい」と持ち込んだことがきっかけだったそうだが「23歳で監督はまだ早い」というプロデューサーの判断で、監督への道は、しばしおあずけに。4年越しで叶った夢だけに、初お披露目となったこの日は彼にとって特別な日として記憶に刻まれた。そして、気になるのは監督としての彼の才能──主演の小出さんは小栗監督について「彼の背中を見て、自分たちも頑張ろうと思えた」と褒め称え、ほかのキャストたちも「信頼のできる監督だった」と声を揃える。監督として良いスタートが切れたことがうかがえる。映画祭2日目の26日(金)にはキャスト&スタッフによる記者会見が行われ、撮影時のエピソードが語られた。小出さん曰く現場は「走りっぱなし」だったそうだが、その疾走感がこの映画には必要だった。「楽な日は1日もなく、刺激的な現場だったけれど、追い込まれるからこそパワーが出たと思う」と小出さんはふり返る。続けて「同級生の一体感を出すために撮影前からコミュニケーションをとっていた」と言うのは勝地さん。みんなで飲みに行くことはもちろん、全員が楽器初心者ということで「楽器の練習が僕らの関係を繋いだと思います」と語る。だが、コミュニケーションはときにヒートアップ!最年少の勝地さんと最年長のムロさんの2人はよく喧嘩に。「あんたとはやってらんねーよっ!」と勝地さんがムロさんにキレ、小出さんが「目指している方向は同じ、みんな同じ気持ちなんだよ!」と仲介に入ったこともあったのだとか。当事者のムロさんは「僕と勝地の喧嘩が原因でキャストとスタッフ間にまで溝ができたこともあったけれど、それが結束力を生んだと思う。最後のバンド演奏にはその結束力が表れている」と語り、そんなエピソードを含めて「自分たちらしさがあっていい。もっと青臭くてもいいと思えました」と綾野さん。また、鈴木さんは「キャストにとって監督が同年代の俳優であることがいい緊張感を生んだと思います。元々、知り合いなので現場はくだけた感じだったけれど、演じる上ではものすごく緊張感がありました。ライバルの前で下手な演技はできないなと(笑)」。紅一点の小西さんは「性別も年齢も超えた青春映画」だとアピールし「自分(役者)が求めている以上のアドバイスをくれる監督でした」と、若き新人監督に称賛を贈った。小栗旬ら若い映画人たちの情熱がギュッと詰まった青春映画『シュアリー・サムデイ』は7月17日(土)より全国にて公開。(photo/text:Rie Shintani)■関連作品:ゆうばり国際ファンタスティック映画祭 2010 [映画祭]シュアリー・サムデイ 2010年7月17日より全国にて公開© 2010「シュアリー・サムデイ」製作委員会■関連記事:小栗旬初監督作ポスター画像解禁!チラシ裏面には「大人立入禁止。」の文字が…ヒップホップ・スタイルで登場の大江裕が「“夕張”大将」&ラップを披露!小栗旬初監督作引っさげ北海道に!ゆうばり国際映画祭ラインナップに注目小栗旬初監督映画ヒロインは小西真奈美!小出恵介の初恋の人を演じる2010年はバンドブーム再到来?小栗旬、初監督作品は旬な5人が高校バンドマンに
2010年02月26日20日(現地時間)、第60回ベルリン国際映画祭を締めくくる各賞が発表され、若松孝二監督の『キャタピラー CATERPILLAR』主演の寺島しのぶが銀熊最優秀女優賞を受賞した。日本人女優の受賞は1964年の左幸子、75年の田中絹代に次ぐ35年ぶり、3人目の快挙となった。第2次世界大戦の戦地で負傷し、四肢を失って帰還した夫に尽す妻を演じた寺島は、映画祭での上映時は着物姿でレッド・カーペットを歩いたが、その後は舞台「血は立ったまま眠っている」出演のために帰国。吉報は公演地・大阪で知ったという。クロージング・セレモニーでは若松監督が代わりにトロフィーを受け取り、寺島さんからメールで託された受賞コメントを携帯電話を片手に代読。「いつか全ての国の戦争がなくなることを祈ります。殺し合いでは何も解決しないことが伝わればいいと思います」という言葉に会場から拍手が送られた。作品賞にあたる金熊賞は、養蜂業の父と幼い息子の姿を描いたトルコ・ドイツ合作の『Honey』(原題)、銀熊最優秀男優賞はロシアの『How I Ended This Summer』(原題)のグリゴリ・ドブリギン、セルゲイ・プスケパリスの2人が受賞し、同作は芸術貢献賞も受賞。監督賞は、30数年前に起こした淫行事件の罪で現在スイスの自宅で拘束中のロマン・ポランスキーが『The ghost writer』(原題)で受賞。中国の『Apart Together』(原題)のワン・チュアンアンとナ・チンが脚本賞、ルーマニアの少年院から脱走を図ろうとする少年たちを描く『If I want to whistle, I whistle』(原題)は審査員特別賞に輝いた。今年は、特別功労賞「ベルリナーレ・カメラ」受賞の山田洋次監督の『おとうと』がクロージング作品として上映され、パノラマ部門に出品された行定勲監督の『パレード』が国際批評家連盟賞を受賞するなど、日本映画が映画祭の主役の一端を担ったと言えそうだ。(text:Yuki Tominaga)寺島しのぶに代わり銀熊賞を受け取った若松孝二監督。© REUTERS/AFLO■関連作品:第60回ベルリン国際映画祭 [映画祭]CATERPILLARキャタピラー 2010年8月15日より公開予定© 若松プロダクションおとうと 2010年1月30日より全国にて公開© 2010「おとうと」製作委員会パレード 2010年2月20日より渋谷シネクイント、新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010 映画『パレード』製作委員会■関連記事:山田洋次に“名匠”の称号日本発『おとうと』、ベルリン映画祭閉幕で拍手喝采ベルリン“銀”の快挙の寺島しのぶ、大阪で会見「ヤッター!」長身美人シン・ミナ熱烈メッセージと美脚2変化で“真!韓国映画祭”PR藤原竜也「自由にさせてくれた監督の力量」ベルリン批評家連盟賞受賞の喜び【読者レビューをウォッチ】『アバター』旋風に負けず、邦画勢に高ポイント続々
2010年02月22日韓国人女優、シン・ミナが2月21日(火)、東京・スペースFS汐留で行われた「真!韓国映画祭」に出品されている主演映画『今、このままがいい』試写会で舞台挨拶に立ち、韓国インディペンデント映画を熱烈PRした。同作は対照的な性格の異父姉妹が、妹(ミナ)の父親を探す旅を通じ心を通わせていく姿を描くロードムービー。女流監督プ・ジヨンが長編デビューを飾っている。同日朝、来日したミナは「韓国映画と言えば、予算の大きい派手な大作か韓流スターが主演の作品ばかり紹介されることが多く残念です。日本もそうだと思いますが、小さい作品にもいいものがたくさんあり、今回のように紹介されることになって良かった!関心を持ってもらいたいです。この作品は韓国ではあまりたくさんの人に観られていませんが、観た方はきっと深い感動を覚える作品です」と熱のこもったメッセージ。身長1メートル68、体重46キロの抜群のプロポーションを誇り、モデルとして現在Calvin Klein Jeansの広報キャラクターも務めるミナはこの日、舞台挨拶で淡い緑の膝上20センチほどのワンピース、囲み取材時には真っ赤なショートジャケットに黒のショートパンツ姿と2変化。いずれも個性的なデザインのハイヒール靴を履きこなしたスーパー美脚で観客と取材陣を悩殺。ファッションについては「今日の靴はミュウミュウです。服はいつもシンプルなものをと心がけています」と明かした。2001年にファッション雑誌の専属モデルとしてデビューし、女優業にも進出。『火山高』などで日本を始め、国境を越えた人気を獲得してきたキャリアを築き現在、26歳。「若い頃にデビューしましたが、最近やっと認められてきたと思う。これから女優としての欲求がもっと広がっていくと思うので、新しい私をお見せしていきたい」と抱負を語った。一方、同日発表された第60回ベルリン国際映画祭の受賞結果でコンペティション部門出品作『CATERPILLAR キャタピラー』(若松孝二監督)の主演女優、寺島しのぶが最優秀女優賞を受賞したが、取材陣から寺島さんを知っている?と聞かれ「ごめんなさい、わかりません」と恐縮しきりで答える一幕もあった。同映画祭は、ローバジェットながら斬新で作家性豊かな良作を多数輩出する韓国映画の新潮流を紹介する狙いで今年からスタート。韓国の映画会社キノアイ、名古屋のミニシアター、シネマスコーレ、名古屋発の映画祭シネマコリアが配給委員会を結成し主催している。ミナの同作は出品作全4作のうちの1本。「真!韓国映画祭」は2月27日(土)よりポレポレ東中野ほか全国にて順次開催。(photo/text:Yoko Saito)「真!韓国映画祭」公式サイト■関連作品:今、このままがいいCATERPILLARキャタピラー© 若松プロダクション
2010年02月21日北野作品以外にも、二人のお笑い芸人監督作品がランクイン!漫才で一時代を築いた北野武監督が、ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞したのは1997年。その後も次々と作品を撮り続け、今では日本を代表する名監督に。また、北野監督以外にも、お笑い芸人が監督を務めた作品が最近は増えてきました。その中で、あなたのお気に入りの作品No.1は?若手ビジネスマン276名に好きなお笑い芸人が監督の映画を聞きました。>>女性編も見るQ:お笑い芸人が監督した映画で好きな映画はどれですか?(単一回答)1位『座頭市』(北野武)32.2%2位『ドロップ』(品川ヒロシ)7.6%3位『菊次郎の夏』(北野武)7.2%4位『キッズ・リターン』(北野武)5.1%5位『HANA-BI』(北野武)3.6%5位『大日本人』(松本人志)3.6%■『座頭市』で思い出に残っているシーンとは……・「タップダンスが印象に残っている。大勢でタップダンスを踊るシーン」(26歳/IT/SE)・「時代劇にお笑いの要素も入っていて面白かった。特に、踊りのシーンなんかが印象的です」(31歳以上/電気/設計)・「武自身が演じている、あんまさんの剣術アクションシーン全般と、ところどころにはさまれるボケ要素」(28歳/学校/その他)■『ドロップ』で思い出に残っているシーンとは……・「『かかってこいよ』というシーンがかっこいい」(31歳以上/ソフトウェア/総務)・「中学生のけんかで、ファミレスをボロボロにする大胆なシーン」(25歳/IT/SE)・「友情が芽生えるシーン」(30歳/ソフトウェア/SE)■『菊次郎の夏』で思い出に残っているシーンとは……・「流れるような美しい音楽と主人公とおっさんのやりとり」(27歳/鉄鋼/マーケティング)・「やくざ風のおじさんと子供が旅する中でいろいろな人と、友情を深めていく様子がよかった。ところどころで笑える場面もあるが、それがとても絶妙で好きです」(25歳/紙パルプ/営業)・「ストーリー全体が感動的だった」(27歳/医薬品/研究開発)■『キッズ・リターン』で思い出に残っているシーンとは……・「チャリでニケツしているところ」(28歳/サービス/研究開発)・「ラストシーンのセリフが印象に残っている」(31歳以上/公益法人/営業)・「お笑い芸人として成功しているシーン」(27歳/証券/企画開発)■『HANA-BI』で思い出に残っているシーンとは……・「打ち上げ花火のシーン」(26歳/IT/SE)・「全体的な流れとして良かったです」(30歳/通信/管理)・「夫婦のシーンが好き」(31歳以上/無職)■『大日本人』で思い出に残っているシーンとは……・「松っちゃんが好きなので観たら、期待を裏切らなかった。最後の方の戦闘シーンのグダグダ感がコントのようで好き」(26歳/アパレル/人事)・「独特の世界観」(29歳/繊維/財務)・「最後にCGから実写になるのが笑えた」(28歳/小売/販売)総評同率5位も含めて、トップ5に4つの北野作品がランクイン。作品数も多いだけに、やはり北野監督が圧倒的な支持を集めたようです。北野作品については、映像の美しさ、青春ドラマとしての完成度、映像とうまくマッチした音楽に対する評価が多数寄せられました。北野作品以外にランク入りした、品川ヒロシ監督の『ドロップ』と松本人志監督の『大日本人』も、作品中にそれぞれの個性をにじませ、お笑いファンからの評価は高かったようです。北野を超える名監督が誕生する日が、いつか来るかもしれません。(文・高木亮介)調査時期:2010年1月29日~2月5日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:男性276名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【男性編】意外なラストに驚いた映画ランキング【男性編】頭が良さそうなお笑い芸人ランキング>>試写会も当たる!映画情報満載の『コブタメ』をチェック完全版(画像などあり)を見る
2010年02月21日第60回ベルリン国際映画祭の国際映画批評家連盟賞を受賞した映画『パレード』の初日舞台挨拶が2月20日(土)、シネクイント渋谷で行われ、主演の藤原竜也、小出恵介、香里奈らが受賞の喜びを語った。コンペ、パノラマ、フォーラムの各部門から1作品に贈られる賞で、同作はパノラマ部門54作品から選出。映画祭での上映にあわせて単身ベルリンに出向き、20日未明に朗報を日本で受け取った行定勲監督は「現代の日本の若者の人間関係を描いた、ただでさえ複雑なテーマであるにもかかわらず、ヨーロッパで受け入れられ評価されたことが、意外ではありますが、非常に嬉しいです」とコメント。藤原さんは「このメンバーと一番いいタイミングで仕事をさせてもらった。難しい役でしたが自由にさせてもらったので、監督の力量だと思います」と監督へ感謝の弁を述べた。キャスト陣は一様に華やいだ表情で貫地谷しほりは「撮影自体、すごく楽しかったので、楽しんだことが結果につながったと思う」。香里奈さんも「まだ受賞の実感がないですが、スタッフ、キャストみんなで一丸となってがんばったから」と喜びをかみしめた。林遣都は「昨日の夜、ネットとか見ちゃって眠れませんでした」と興奮しつつ「このメンバーでもう会えなくなるのかな」と寂しがって見せた。一方、この日は小出さんの26歳の誕生日で、翌21日(日)が香里奈さんの同じく26歳の誕生日。特製パレードケーキで祝福され、単身でベルリンへ出向いた行定勲監督から「灰皿(小出さん)と食卓で塩とか入れるやつね(香里奈)」とプレゼントを手渡された小出さんは「誕生日、いいタイミングだな、毎回。大体、仕事です。去年はインドに行っていて」と満足げ。香里奈さんも「ホント、嬉しいのと申し訳ないのとでいっぱい」と恐縮しながら喜んだ。行定監督は藤原さんら5人にもベルリンみやげをプレゼント。「ベルリナーレっていう芸術祭の一環で映画祭が行われているから、それね」とベルリナーレのロゴ入りTシャツをひとりひとりに手渡していた。同作は、3月22日に香港で発表される第4回アジア・フィルム・アワードで、最高賞にあたる作品賞のノミネート6作品にも選ばれている。2LDKのマンションで共同生活を送る若者5人の姿を通じ、現代の若者に潜むモラトリアムに迫る群像劇。『パレード』は全国にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:第60回ベルリン国際映画祭 [映画祭]パレード 2010年2月20日より渋谷シネクイント、新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010 映画『パレード』製作委員会■関連記事:レオナルド・ディカプリオ、ベルリンでのワールド・プレミアで「ダンケシェーン!」林遣都藤原竜也の芝居も携帯電話の登録名も「イカ」一緒にこたつでミカンを食べたい俳優第1位は…この冬こたつを買ったばかりの堺雅人!【どちらを観る?】ベストセラー映画化、何点?『ゴールデンスランバー』『パレード』現代の若者の内に宿る“モラトリアム”『パレード』試写会に10組20名様ご招待
2010年02月20日山田洋次監督の最新作『おとうと』が2月11日から21日まで開催される第60回ベルリン国際映画祭においてクロージング・フィルムとして上映されることが決定した。山田監督作品のベルリン映画祭参加は1989年の『ダウンタウンヒーローズ』でのコンペティション部門出品から数えて7回目。今年のベルリンへは、行定勲監督の『パレード』(パノラマ部門)や松田翔太×高良健吾主演による『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』(フォーラム部門)などの出品が決まっているが、クロージング・フィルムとしての参加は稀なケースと言える。山田監督も「日本映画がクロージング・フィルムに選ばれるのは大変に珍しいと聞いています。とても名誉に思っています」と記念すべき60回目の映画祭のクロージングを飾る喜びを語っている。本作は、夫亡きあと女手ひとつで娘を育ててきた吟子を吉永小百合が、その弟で周囲に迷惑を掛けてばかりの男を笑福亭鶴瓶が演じ、家族の悲喜こもごもが描き出される。現時点で監督とキャスト陣の映画祭への参加は未定だが、山田監督の描く日本の“家族”の姿がどのように受け入れられるのか楽しみなところ。『おとうと』は2月20日(現地時間)に上映される予定。日本での劇場公開は1月30日(土)より全国にて。■関連作品:第60回ベルリン国際映画祭 [映画祭]おとうと 2010年1月30日より全国にて公開© 2010「おとうと」製作委員会■関連記事:五・七・五から見える“家族”の形思わず唸る『おとうと』川柳コンテスト大賞発表!笑いと感動を贈る“家族”の姿『おとうと』オリジナル一筆箋を5名様にプレゼント林遣都がイカ天ソバをおごって藤原竜也を“イカ”呼ばわり?『パレード』Xmas試写松田翔太×高良健吾、国境の“壁”壊す!最新主演作がベルリン国際映画祭に出品現在とこれからの日本の家族の姿を描く『おとうと』試写会に合計65組130名様ご招待
2010年01月20日地元市民と映画を愛するファンに支えられ、国内有数の歴史を誇る映画祭となった「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」。市の財政破綻からの復活劇を経て早3年、本映画祭が今年で20回目の開催を迎える。記念すべきこの年に、“夕張市と映画”の原点に立ち返るべく、今回掲げられた映画祭テーマは「行こうや。ゆうばり」。この映画祭の目玉となる招待作品のラインナップがこのたび発表された。毎年、国内外のゲストが舞台挨拶やイベントに登壇することでも大きな盛り上がりを見せる招待作品部門には今回12作品がラインナップ。映画祭開催20周年のオープニングを飾るのは、人気俳優の小栗旬が初メガホンをとった話題の青春群像劇『シュアリー・サムデイ』!先日、ヒロインの小西真奈美ら女性キャスト陣も発表され、ますます注目を浴びる本作。今回上映に合わせて、小栗監督を筆頭に、小出恵介、勝地涼ら主演キャストも現地に赴き、映画祭をより一層盛り上げる。同部門ではほかにも、クロージング作品に選ばれたガイ・リッチー監督注目の最新作『シャーロック・ホームズ』ほか、『ボーン』シリーズのマット・デイモン×ポール・グリーングラス監督がタッグを組んだアクション大作『GREEN ZONE』(原題)や、『ハート・ロッカー』に『17歳の肖像』『第9地区』といったオスカー有力候補がズラリ。さらに、邦画においても、ベストセラー小説を映画化した医療ドラマ『孤高のメス』や、成海璃子×北乃きい主演『武士道シックスティーン』、中谷美紀×大森南朋主演『スイートリトルライズ』など、バラエティ豊富な作品が並んだ。さらに、山田洋次監督による名作の完全リメイク『イエロー・ハンカチーフ』も同映画祭で国内初お披露目となるが、これに合わせてオリジナル作『幸福の黄色いハンカチ』もデジタルリマスター版となって色鮮やかにスクリーン上映されるなど、オリジナルの舞台、北海道ならではの企画が実現しているのも見どころ。もちろん、毎年恒例となっている、来場ゲストによる雪上フォトセッションや、観客・ゲストが一体となる“ストーブパーティー”など映画祭名物のイベントも実施!さらに、開催20回を記念して、映画祭に縁ある映画監督や関係者を迎えてのトークも行われる予定。今年もまた大きな盛り上がりを見せそうな、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭は、2月25日(木)から3月1日(月)の期間にて開催。「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2010」期間:2月25日(木)〜3月1日(月)会場:アディーレ会館ゆうばり、ゆうばりホテルシューパロほか夕張市内会場上映作品:69本(短編含む)公式サイト:■関連作品:シュアリー・サムデイ 2010年7月17日より全国にて公開© 2010「シュアリー・サムデイ」製作委員会シャーロック・ホームズ 2010年3月12日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2009 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITEDGREEN ZONE (原題) 2010年5月、TOHOシネマズスカラ座ほかにて公開© 2009 UNIVERSAL STUDIOS. ALL RIGHTS RESERVED.ハート・ロッカー 2010年3月6日よりTOHOシネマズ みゆき座、TOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開© 2008 Hurt Locker, LLC. All Rights Reserved.17歳の肖像 2010年4月G.W.、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開第9地区 2010年4月、全国にて公開© 2009 District 9 Ltd All Rights Reserved.孤高のメス 2010年6月5日より全国にて公開© 2010「孤高のメス」製作委員会武士道シックスティーン 2010年4月、テアトル新宿ほか全国にて公開© 2010映画「武士道シックスティーン」製作委員会スイートリトルライズ 2010年3月、シネマライズにて公開© 2009 江國香織/「スイートリトルライズ」製作委員会イエロー・ハンカチーフ 2010年6月26日より全国にて公開© 2009 DODI FILM PRODUCTIONS. ALL RIGHTS RESERVED.ばかもの 2010年公開© 2010「ばかもの」製作委員会プリンセスと魔法のキス 2010年3月6日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.幸福の黄色いハンカチ デジタルリマスター 2010年4月10日より全国にて公開© 1977、2010 松竹株式会社ゆうばり国際ファンタスティック映画祭 2010 [映画祭]■関連記事:ゴールデン・グローブ賞発表!『アバター』が2冠メリルとサンドラ、主演女優賞受賞の2人がキス!第15回放送映画批評家協会賞今年は洋画復権?『アバター』に続け!大物監督話題作が続々公開2010年前半戦小栗旬初監督映画ヒロインは小西真奈美!小出恵介の初恋の人を演じる誰と一緒にこたつでみかん食べたい?「MTV」オリジナルステッカー&「ウサビッチ」グッズを10名様プレゼント
2010年01月18日毎年2月に開催される世界三大映画祭の一つ、ベルリン国際映画祭。記念すべき60回目を迎える来年の同映画祭フォーラム部門に大森立嗣監督、松田翔太×高良健吾主演による『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』が正式出品されることがこのほど決定した。今回出品されるフォーラム部門とは、若手監督の作品が多く上映されることで知られており、昨年は園子温監督の『愛のむきだし』がカリガリ賞と国際批評家連盟賞をダブル受賞したことで話題となった。大森監督は、4年前の長編デビュー作『ゲルマニウムの夜』がロカルノ国際映画祭やサンパウロ国際映画祭など多くの映画祭に正式出品されたが、2作目となる本作で三大映画祭デビュー。同映画祭での上映の際には、ティーチインに登壇する予定とのこと。今年11月にベルリンの壁崩壊から20年という節目を迎え、さらに注目が高まる同映画祭。本作で松田さんと高良さん扮する、工事現場で壁を壊す“はつり”の仕事をする二人の若者が、自分のいる世界を“ぶっ壊して抜け出す”姿が、国境を超えてどれだけの共鳴を呼ぶことができるのか、注目される。第60回ベルリン国際映画祭は、来年2月11日から21日(現地時間)まで開催。『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』は来年6月12日(土)より新宿ピカデリー、ユーロスペースほか全国にて公開。■関連作品:ケンタとジュンとカヨちゃんの国 2010年6月12日より新宿ピカデリー、ユーロスペースほか全国にて公開© 2009「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」製作委員会パレード 2010年2月、渋谷シネクイント、新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010 映画『パレード』製作委員会第60回ベルリン国際映画祭 [映画祭]■関連記事:林遣都がイカ天ソバをおごって藤原竜也を“イカ”呼ばわり?『パレード』Xmas試写松田翔太&高良健吾の真剣ムードに、安藤サクラ「お通夜みたい(笑)」松田翔太×高良健吾タッグ作の特報解禁!東京フィルメックスにも出品決定藤原竜也、大酒での歓迎に笑顔“抑制”効かせた『パレード』を釜山にて披露!松田翔太&高良健吾が競演!孤児院育ちの荒削りな若者演じる青春ムービーが来春公開
2009年12月25日スペイン、およびアルゼンチンやペルーといったスペイン語圏の話題作を上映する「スペイン映画祭2009」が12月8日(火)から3日間の日程で新宿バルト9にて開催される。本国で数々の賞を獲得している話題の6作品が楽しめる。中でも注目は『死ぬまでにしたい10のこと』、『あなたになら言える秘密のこと』、『エレジー』など、新作を発表するごとに大きな話題を呼び、日本にも多くのファンを持つイサベル・コイシェ監督が、菊地凛子を主演に迎え日本で撮影した『マップ・オブ・ザ・サウンズ・オブ・トーキョー』(写真)。主人公は、築地の市場で働きながら、女殺し屋として裏稼業に手を染めているリュウ。ある有力実業家の娘の自殺し、リュウの元に自殺した女の夫を殺してほしいとの依頼が舞い込む。殺し屋、依頼人、そしてターゲットに加え、東京の街の音にとり憑かれたサウンドエンジニアが登場。タイトルにあるように、東京という街が奏でる“音”が物語の鍵を握る。人間の内面を繊細に描き出すコイシェが、東京をどのように描くのか?『悲しみのミルク』はベルリン国際映画祭の金熊賞(最優秀作品賞)を受賞し、アカデミー賞外国語映画賞のペルー代表に選出された作品。ペルーでテロが多発した時代に頻発した、暴行を受けた女性の子供たちが母乳を通して感染する“悲しみのミルク症候群”に侵された女性が己と向き合い、恐怖から自由へと一歩を踏み出す姿を描く。オープニングを飾る『第211号監房』は、刑務所で勤務するはずの男が、凶悪犯を収容する監獄で発生した暴動に巻き込まれ、挙句に監房に置き去りにされてしまうという物語。男は身を守るために囚人として振る舞うことを余儀なくされ、嘘とずる賢さを駆使して危険を回避しようとするのだが…。『デブたち』は肥満を巡る5つの物語が巧みに交錯するコメディ。恩赦で刑務所から出所した2人の金庫破りの名人のその後を描いた『泥棒と踊り子』はアカデミー賞外国語映画賞のスペイン代表に選出された話題作。『瞳の奥の秘密』は同じくアカデミー賞外国語映画賞アルゼンチン代表作で、退職後に小説の執筆を始めた男が、小説家として25年前に起きたある事件に向き合う姿が映し出される。笑いあり、涙あり。各国の映画祭などで高い評価を得ても、日本での劇場公開が決まらない海外作品が多い中、スペイン語圏の質の高い作品に触れるまたとないチャンス!スペイン映画祭2009は、2009年12月8日(火)から10日(木)まで新宿バルト9にて開催。スペイン映画祭2009■関連作品:マップ・オブ・ザ・サウンズ・オブ・トーキョー (原題)
2009年12月07日映像・映画制作を実務経験で学べる産学一体型のスタイルで、数多くの映像・映画業界人を輩出するバンタン映画映像学院。同学院の生徒による短編映画祭「エネフレッシュ!09」が11月14日(土)よりユーロスペースにて開催される。講義という枠を飛び出し、自分たちの手で自分たちの作った作品を観客に届けたいという若き志たちの熱意が形となる、画期的なプロジェクトが始動した。“挑戦状”“ご挨拶”“縁”“壁”“an approach(助走)”の5つを合言葉に、学生主体で作品企画・制作から配給・宣伝まで全てをこなすという試み。上映される短編映像6作品はどれも新人監督によるものとあって、新たな才能の発掘の場となりそう。また、上映に加えてキャストによる舞台挨拶や、熊澤尚人監督(『おと・な・り』)を始めとする映画著名人と同学院の講師陣をゲストに迎えてのトークショーなど、様々な企画も用意されている。未来の巨匠が、もしかしたらここから生まれるかも?ぜひ、学生たちの熱き思いを肌で感じつつ、あなたの審理眼を試してみては?エネフレッシュ!09バンタン映画映像学院短編映画祭」期間:11月14日(土)〜20日(金)連日21:00〜場所:ユーロスペース(東京・渋谷)公式サイト:
2009年11月10日先に開催された東京国際映画祭で、映画祭史上初となる完成前のフッテージ上映が行われたジェームズ・キャメロン最新作『アバター』。いまだ多くが謎に覆われたままの本作の最新画像数点が到着、物語の概要も少しずつ明らかに!12月18日(金)の公開に向けて、いまなお編集作業が続く本作。3時間半を超える大作とあって、本当に完成に間に合うのか?という声も聞こえてくるが…。物語の舞台となるのは、美しき惑星・パンドラ。この星で採掘される、物体を重力に逆らって浮遊させることができる鉱石を手に入れるために地球から軍と研究員が送り込まれる。だが、パンドラの環境は地球人にとってあまりに過酷で危険すぎるため、生身のまま現地に赴くことは出来ない。このため、現地の先住民と地球人の遺伝子によって作られた肉体に、ある装置を使って“意識”を送り込むことで、“アバター(=分身)”としてパンドラの地に入り込むという“アバター・プログラム”が進められる。主人公のジェイク(サム・ワーシントン)はこのプロジェクトのメンバーに選ばれる。彼自身は半身不随で車椅子での生活を送っているが、アバターとしてもう一度、歩く感覚を味わえると知り、この計画に参加する。このたび解禁された写真は、ジェイクが初めて先住民族“ナヴィ”の肉体に意識を送り込み、動き始めたときのもの。ナヴィの肉体を手に入れたジェイクはパンドラの森へ。そこでナヴィの美しい娘・ネイティリ(ゾーイ・サルダナ)と出会う。軍はジェイクにナヴィの住む村落への潜入を命じるが、ジェイクはネイティリを始めとするナヴィの人々との交流を深めるにつれて、徐々に地球軍ではなくナヴィの側に感情移入し始める。やがて、村を守ろうとするナヴィと鉱石を手に入れようとする地球軍は、武力衝突という最終局面を迎えることに。ネイティリと恋に落ち、ナヴィの側に気持ちが傾くジェイクだが、あくまで彼がパンドラの地に赴くことができるのは、研究所にある装置を使って意識を送り込むことによってのみ。避けることの出来ない戦いの中で苦悩するジェイクの決断は――?物語のゆくえも気になるところだが、3Dを始めとする最新の技術を駆使して展開される映像世界も本作の見どころ。特に、夜のとばりが下り、暗闇が訪れると同時に全ての生物が自然に発光するという、パンドラの森が映し出されるシーンは一見の価値あり!とはいえ、いまだ公開されたのは3時間半超のうちのたった26分の映像のみ。まだまだ見逃せないポイントが隠されているはず――。『アバター』は12月18日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。■関連作品:アバター 2009年12月18日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開■関連記事:ハリウッドの女性を讃える授賞式に、ケイティ・ホームズをはじめスター女優が勢揃い!【TIFFレポート】公開に間に合う?ドキドキ『アバター』キャスト陣が“説明”会見【TIFFレポート】『アバター』シガニー・ウィーバー、久々の来日に日本語で喜び【TIFFレポート】写真でチェック!グリーンカーペットのファッションを一挙公開アンジェリーナ・ジョリー、C・セロンに代わってスリラー作のヒロインに?
2009年11月02日映画ファンのみなさんならご存知の通り、10月17日(土)から25日(日)まで、第22回東京国際映画祭が開催されました。国際、という割には海外ゲストが少なくなってはいるのですが、日本を代表する監督、主役級の役者たちほか、エンタメ界以外からも話題の大物たちが一堂に会するこれほど華やかな場はほかにはないでしょう。オープニングでは、環境保護を訴えるグリーンカーペットの上を、様々な人々が行き交いました。そこでシネマカフェでは、気になる方たちのファッションをふり返ってみたいと思います。最初は、美女二人を従えた怪しげな人物…ではなく、森田芳光監督。従えている美女は、『わたし出すわ』で主演した小雪と黒谷友香。肌の色とマッチしたヌードカラーのドレスを纏った小雪は、大ぶりのイヤリングと、おそろいのネックレスでややジミ目の色味に煌きをプラス。自らの存在感と大胆な“肌見せ”で、華やかさをプラスしたしっとりとした着こなしが見事です。一方、それに対抗するように黒谷は、鮮やかなブルーを使ったホルターネックのインパクト強い着こなし。「小雪がそうくるなら、私は…」的な主張がさすがは女優。このショットで、同じ体格の二人の女性が、同じ髪型、さらにドレスも同系色で揃えてきたら、森田監督が引き連れてきたどこかのキレイなお姉さんになりかねません。ふたりの女優がそれぞれの個性を意識した着こなしをしたことで、二人ともが引き立ったというわけです。一方、登場した3人の女優が同じ赤で揃えてきたのが、『ゼロの焦点』の中谷美紀×広末涼子×木村多江の3人組。グリーンカーペットの上で極めて強い印象を残す赤という色を3人揃って着るという大胆さで、上記の二人組とはまた違った鮮烈さを残してくれます。しかも、それぞれの美しさを引き立ててドレスのデザインをがらりと変えているので、色が同じでもかえって個性的が引き立つ結果に。中央に立つ広末涼子が、すこしトーンを抑えたワインレッドに近いものをチョイスしているあたりも、「3人で一緒に並ぶ」というところまで意識した様子が垣間見られます。そんな計算も、大事ですね。映画祭のオープニングを飾った『オーシャンズ』組は、ジャック・ペラン監督を囲むように、宮沢りえと平原綾香。登壇者のみんなが、どこかにグリーンを身につけての登場だけに、宮沢だけはそれをあえて拒否したのかとちょっと疑問になるショット。ドレスのデザインも色もとってもお似合いだけれど、パーティやイベントというお祭り感覚のある場では、ぜひ周囲と歩調を合わせたいもの。それでないと、ノリの悪い人だと思われてしまうので。イヤリングやチョーカーでエメラルドをつけるという選択肢もあったのかもしれませんね。さて、ここまでに登場した迫力の女優陣とは打って変わって、初々しい装いを見せているのが、『僕の初恋をキミに捧ぐ』の井上真央。岡田将生の冬物っぽいジャケットの生地感と合わせたのか、タイツで登場。パーティではなるべく肌を見せるのが華やかさへの近道ですが、この黒タイツがかえって恥じらいを感じて若々しかったりして。でも、今流行中のトレンカタイプのレギンスだったりするともっとお洒落感がUPしたのかも。それにしてもこの二人、なんだか俳優のツーショットというよりも、思い切り本気でデート中という感じがしませんか。なんでこんなにリアルなのでしょう。次は、佐々木希×谷原章介の2ショット。『天使の恋』で歳の差カップルを演じた二人です。谷原のリーゼント風ヘアも気になるところですが、やはりお人形のような佐々木の姿に目が行きます。年上の男性にエスコートされることを意識してベアトップ&フルレングスを選んでいますが、胸元にはたっぷりのフリル。これがハートシェイプのようになっていて、乙女らしさが垣間見えます。谷原も、パパに見えてしまわないかが気になって、髪型をロックテイストにしてみたのでしょうか…。ちょっとちぐはぐな感じが、かえって映画の世界そのものという感じです。最後は、美女と野獣という感じの、山田孝之×戸田恵梨香の二人。『大洗にも星はふるなり』で共演している彼らですが、戸田は眩しくなるような白を選んで正解。ライトのように顔写りをよくしてくれているのは、上半身に集まったたっぷりのフリル。スポットライト&マドンナライト効果を発揮するこのドレスでなければ、山田に全部持っていかれていたことでしょう。お気づきの通り、これまで男性ファッションにはほとんど触れていない私ですが、彼だけは注目せずにはいられません。フォーマルとなると、特筆すべきことがなくなる男性陣の中で、これだけの度胸と個性を発揮できる人はそうそういません。正当派な着こなしで柔らかく微笑む戸田の横で、全くジャンルの違うオーラを発している彼。日本映画界で引っ張りだこなので、舞台挨拶などの映像をご覧になったこともあるでしょうが、いつも主張のある着こなしを見せています。男性ながら、ド○小西のファッションチェックでも取り上げられるほどのインパクトの持ち主なので、これはこれで貫いていって欲しいものです。ほんの短い時間でも、いろいろなことが見えてくるカーペット・ウォーク。やはり、どんなに海外ゲストが少ないと言われても、期待せずにはいられません。来年、この時期に東京近郊にいる方は、一度覗きにいらしてはいかがですか?(text:June Makiguchi)■関連作品:第22回東京国際映画祭 [映画祭] 2009年10月17日から25日まで六本木ヒルズ、Bunkamuraをメイン会場に、都内の各劇場及び施設にて開催わたし出すわ 2009年10月31日より恵比寿ガーデンシネマ、新宿バルト9、銀座テアトルシネマほか全国にて公開© 2009アスミック・エースエンタテインメントゼロの焦点 2009年11月14日より全国東宝系にて公開© 2009「ゼロの焦点」製作委員会オーシャンズ 2010年1月22日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2009 Galatee Films - Pathe - France 2 Cinema - France 3 Cinema - Notro Films - JMH-TSR 僕の初恋をキミに捧ぐ 2009年10月24日より全国東宝系にて公開© 2009「僕の初恋をキミに捧ぐ」製作委員会天使の恋 2009年11月7日より全国にて公開© 「天使の恋」製作委員会大洗にも星はふるなり 2009年11月7日よりシネセゾン渋谷、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開© 2009「大洗にも星はふるなり」製作委員会■関連記事:佐々木希の制服姿に早稲田騒然!恋と友情の二択迫られキュートに「どっちもほしい!」【TIFFレポート】杏がミニスカで美脚披露!木村佳乃は…写真でふり返る閉幕式【TIFFレポート】『イースタン・プレイ』グランプリ含む3冠!亡き男優にも男優賞【TIFFレポート】台湾の名匠お墨付きの新鋭監督は、草食系&星座占い好き?井上真央はやっぱり“何考えてるか分からない”岡田将生が好み?細田よしひこ無念
2009年10月30日21日から開催されていた第13回ハリウッド映画祭の最終日である26日、ビバリーヒルズのビバリー・ヒルトン・ホテルでハリウッド・アワーズ・ガラ・セレモニーが開催された。毎年1月1日から12月31日までに公開された映画を対象に、そこで素晴らしい功績を残した人たちを対象に贈られる賞で、ロバート・デ・ニーロが『Everybody’s Fine』(原題)でハリウッド男優賞、ヒラリー・スワンクが『Amelia』(原題)でハリウッド女優賞に輝き、共演のユアン・マクレガーがプレゼンターに。監督賞は、イラク戦争に従軍した若い米軍兵士たちを描いた『ハート・ロッカー』(原題)のキャスリン・ビグロー。同作主演のジェレミー・レナーがハリウッド・ブレイクスルー男優賞に輝き、『スタンドアップ』で彼と共演したシャーリーズ・セロンがプレゼンターとして登場した。ブレイクスルー女優賞は『Wall Street 2』(原題)でマイケル・ダグラスの娘を演じるキャリー・ミュリガン。TVシリーズ「24TWENTY FOUR」シーズン4や『砂と霧の家』でアカデミー助演女優賞候補にもなったイラン出身のショーレー・アグダシュルー、『インフォーマント!』に出演しているメラニー・リンスキー、監督としても活躍し、ジェーン・カンピオン監督の『Bright Star』(原題)に出演しているポール・シュナイダー、そして『スター・トレック』でスポックを演じたザッカリー・クイントが、脚光を浴びつつある俳優に贈られるハリウッド・スポットライト賞に輝いた。ジュリアン・ムーアがハリウッド助演女優賞、『イングロリアス・バスターズ』のクリストフ・ヴァルツは共演のダイアン・クルーガーから助演男優賞を、ブラッドリー・クーパーがハリウッド・コメディ賞を受賞し、『All About Steve』(原題)で共演したサンドラ・ブロックがプレゼンターに、と縁ある俳優が栄誉を讃える形式でセレモニーは行われた。(text:Yuki Tominaga)ハリウッド女優賞に輝いたヒラリー・スワンク。© Retna UK/AFLO■関連作品:インフォーマント! 2009年12月、恵比寿ガーデンシネマ、梅田ガーデンシネマほか全国にて公開© 2009 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.イングロリアス・バスターズ 2009年11月20日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVEDハート・ロッカー (原題)■関連記事:ブラピがロサンゼルスでバイク走行中に転倒するも、ケガはなしブラピ&タランティーノ最強タッグ来日決定!アンジーとのツーショットは?ブランジェリーナ、双子を連れてシリアへ。イラク難民の家庭を訪問恋したい“大人”な俳優は誰?MTVオリジナルiTunesダウンロードカードを10名様プレゼントサミット開催のN.Y.で、マット・デイモンがクリントン元大統領主催の会議に登壇
2009年10月28日アジア各国から厳選された作品を集めた、東京国際映画祭の人気部門「アジアの風」。毎年多くの映画ファンが注目する本部門だが、映画祭終盤となる10月24日(土)、台湾の若手注目監督チェン・ヨウチェが新作青春映画『ヤンヤン』(『陽陽』)を引っさげ来場。出演のホワン・チェンウェイと共に観客とのティーチインを行い賑わいを見せた。チェンウェイのデビュー作でもある『シーディンの夏』、『一年之初』に続き、同映画祭への出品はこれで3回目となるチェン監督は、「こんなに緊張感がなくていいのかな(笑)」と堪能な日本語で挨拶。本作は台湾の名匠アン・リーと弟のカン・リーによる若手映画監督支援プロジェクトの全面バックアックを受けているが、「カン・リーには自分が良いと思うものを徹底的にやってくれと言われた」と話す。映画『ヤンヤン』は、台湾の人気女優サンドリーナ・ピナを主演に迎え、陸上に打ち込む高校生たちのほろ苦い青春を描く。陸上部という設定については「最後に(主人公)ヤンヤンが走るシーンが頭に浮かんだので、そこから物語を膨らませた。人が走ってる姿が好きなんです」と話す監督だったが、「自身も走るのか?」と聞かれると「自分は草食系なので(笑)」と照れながら否定した。また、観客から変幻自在なカメラワークについて質問を受けた監督は、撮影監督のジェイク・ポロックについて「彼はしし座で、個性的で自由奔放な方なのですが」と星座好きな一面も披露しつつ「良いところも悪いところも全部含めて彼の美学なので、自由に撮らせました。一人の女性を愛するのと同じです」とのロマンティックな答えで観客を和ませた。一方、監督のお気に入り俳優であるチェンウェイは、本作では“いい人”を演じているが、「見た目のせいで悪いやつの役が多いが、今回は監督にいい人にしてもらえて良かった。私自身も良い人です(笑)」と冗談交じりに答え観客を魅了した。なお、チェンウェイは本作で台湾のアカデミー賞とも称される、本年度の金馬奨最優秀助演男優にノミネート。ほか主演女優のサンドリーナ・ピナを始め、本作は合計6部門にノミネートされている。東京国際映画祭2009特集■関連作品:第22回東京国際映画祭 [映画祭] 2009年10月17日から25日まで六本木ヒルズ、Bunkamuraをメイン会場に、都内の各劇場及び施設にて開催■関連記事:【TIFFレポート】杏がミニスカで美脚披露!木村佳乃は…写真でふり返る閉幕式【TIFFレポート】『イースタン・プレイ』グランプリ含む3冠!亡き男優にも男優賞【TIFFレポート】これぞ影の最高賞?観客賞が発表 『少年トロツキー』に栄誉!辻仁成インタビュー「アントニオ猪木さんをもう一度、リングに上げたかった」【TIFFレポート】大森南朋、原作者の「かっこよすぎる」という称賛に複雑な気分
2009年10月25日日仏のアニメーターたちによる国境を越えたコラボレーションで製作された、フルCGによるファンタジーアニメ『よなよなペンギン』が、東京国際映画祭で公式上映された。舞台挨拶には声優を務めた森迫永依、田中麗奈、爆笑問題の太田光と田中裕二、高橋ジョージにりんたろう監督と豪華な顔ぶれが並んだ。先日、田中さんの離婚が報じられたが、太田さんは終始、それをネタにしたコメントを連発し会場は笑いに包まれた。自身が声を担当した意地悪天使・ザミーそのまま、牙を相方の田中さんに向ける太田さん。いきなり「この映画のテーマは“離婚”ということで(笑)。というのはうそで“友情”がテーマです!子供たちには夢がなくて申し訳ないんだけども、田中くんの変態プレイが嫌われて、最近カミさんに逃げられちゃって…。離婚後、一番最初に僕のところに来てくれて、『助けてくれ!』ということで一晩中、飲み明かしました。友情ですね」としみじみ。当然のごとく田中さんは「全部うそ!」と突っ込むも後の祭り。国際映画祭ということで、英語の通訳が入るが「His wife was running out.」という言葉に会場は大爆笑。田中(裕二)さんは恐るべき闇の帝王ブッカ・ブーの声を演じたが、この日は形なし…。「僕のキャラクターは大きいんです」と言ったそばから、太田さんは「中からカミさん出てきたら笑えるな」とボソリ。劇場公開がクリスマス直前(12月23日)ということで、クリスマスの過ごし方は?という質問が一同になされたが、田中さんは「今年は、僕のところにはクリスマスは来ないらしいので、何事もなく、猫と一緒にクリスマス的なことを無視して過ごしたいと思います」とすね気味に答えた。主人公のココ役の森迫さんは「私が演じたココちゃんは、いつか空を飛びたいという強い、大きな“夢”を持っています。信じる心が奇跡を起こしてくれると思います」と素晴らしいコメント!続いてココの友達のチャリー役の田中麗奈さんも「(チャーリーが)どんどん勇気を得て、立ち向かっていく姿を見て、いろんなことを感じていただけたらと思います」と呼びかけた。ココの父親の声を吹き替えた高橋さんは「僕にも、来月5歳になる娘がいます。少ないシーンの出演でしたが、父と娘の“絆”を感じて!」と決めたかと思いきや田中さんをチラリと一瞥し「最近は“絆”を壊す人もいっぱいいますけども…、家族で観て、ぜひ絆を感じていただきたいな」と余計な一言をくっつけた呼びかけで場内の笑いを誘った。さらに「クリスマスは、うちは温かい家庭があるので(笑)、妻と子供に料理をふるまってあげたいと思います」と言うに及んで、ついに田中さんも反撃!「キャバクラ行くって言ってなかった?」と突っ込むと、高橋さんは慌てた様子で「そ、それはテリー伊藤さんを連れて行こうっていう話だよ!」とモゴモゴと返し、マイホームパパのダークな一面をチラリ?りんたろう監督は「世界一可愛い、そして、いまだ観たことのないフルCGアニメーションを作ろうと思って描き始めました。それだけでこの7年間やってきました」と感慨深げに語るも、ここでも太田さんが「“宮崎駿をやっつけたい”という、ただそれだけです」と危険発言…。最後まで笑いの絶えないまま舞台挨拶は幕を閉じた。『よなよなペンギン』は12月23日(水・祝)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。東京国際映画祭2009特集■関連作品:よなよなペンギン 2009年12月23日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2009 りんたろう・マッドハウス/『よなよなペンギン』フィルムパートナーズ・DFP第22回東京国際映画祭 [映画祭] 2009年10月17日から25日まで六本木ヒルズ、Bunkamuraをメイン会場に、都内の各劇場及び施設にて開催■関連記事:【TIFFレポート】川村陽介&ダンテ・カーヴァー箱根のゴールの瞬間の顔は素?【TIFFレポート】長澤まさみ、エスパーだったら「見てはいけないものを見たい」【TIFFレポート】“有罪”山田孝之、「イラっと」ローテンションの26歳誕生日!【TIFFレポート】セクシー佐々木希、かわいい顔してやるもんだ!監督が素顔暴露【TIFFレポート】トルナトーレ“『ニュー・シネマ・パラダイス』の親戚”作に自信
2009年10月21日