ソニーモバイルコミュニケーションズは3日(英国時間)、メインカメラ/インカメラともに1,300万画素の「Exmor RS for Mobile」センサーを搭載し、オートフォーカスにも対応した6インチAndroidスマートフォン「Xperia C5 Ultra」を発表した。8月中旬より新興国市場で発売される。価格や日本での発売は未定。「Xperia C5 Ultra」は、背面と前面に1,300万画素の「Exmor RS for Mobile」センサーを搭載した6インチサイズのAndroidスマートフォン。インカメラには22ミリの広角レンズやフラッシュなど自分撮り向けの機能を搭載する。デザイン面では、6インチという大きさながら、狭額縁デザインを採用し持ちやすさに配慮されている。また、片手で操作できるモードも用意している。主な仕様は次の通り。OSはAndroid 5.0。CPUはMediaTek MTK6752(オクタコア、1.7GHz)。内蔵メモリは2GB。ストレージは16GB。外部ストレージはmicroSD(200GB)。サイズ/重量は、高さ約164.2mm×幅約79.6mm×厚さ約8.2mm/約187g。ディスプレイは6インチIPS液晶ディスプレイ。解像度は1,920×1,080ピクセル。バッテリー容量は2,930mAh。カラーバリエーションはホワイト、ブラック、ソフトミントの3色。通信面では、LTE(Cat4)、UMTS/HSPA、GSMをサポート。そのほか、GPS、Bluetooth 4.1、NFC、IEEE802.11a/b/g/nに準拠したWi-Fiに対応する。
2015年08月04日オンキヨー&パイオニアマーケティングジャパンは7月29日、ネットワークステレオレシーバー「TX-8150」を発表した。発売は8月下旬で、希望小売価格は64,800円(税別)。TX-8150は、ハイレゾ音源に対応したフルサイズのネットワークレシーバー。Wi-Fi機能とBluetooth機能を備える。DLNAとAirPlayに対応。インターネットラジオはradiko.jpやTuneInを利用できる。ハイレゾ音源については、192kHz/24bitまでのWAV/FLAC、5.6MHzまでのDSDをネイティブ再生できる。USBメモリからハイレゾ音源を再生する場合は、WAV/FLACは96kHz/24bit、DSDは2.8MHzまでの対応となる。アンプの定格出力は100W×2(6Ω、1kHz、THD 0.08%以下)で、周波数特性は10Hz~100kHz(+1dB/-3dB)。適応スピーカーインピーダンスは4Ω~16Ωだ。本体サイズはW435×D328×H149mmで、重量は8.6kg。40局プリセット対応のAM/FMチューナーを内蔵。プリセットのほかに、よく聴く放送局を4局まで登録できる「BGM」ボタンを装備している。入力端子は、光デジタル音声×2、同軸デジタル音声×2 アナログ音声×6、Phono(MM)×1を装備するほか、フロントパネルにUSBポートを備えている。光/同軸のデジタル音声入力端子からのハイレゾ音源再生には対応していない。
2015年07月29日リコーは7月15日、ITサービス総合メニュー「ITKeeper」に加わる新サービスとして、ネットワーク環境を安全かつ柔軟に構築・保守・運用が可能な「リモートネットワークサービス」を発売する。これは、自社内に専任のIT管理者を配置できない中小企業向けに提供するもので、ネットワーク機器の設置設定から、設定変更、稼働状況の監視、保守などネットワーク環境に関わる業務をリモートで行うことで、中小企業の運用負荷を軽減する。「リモートネットワークサービス」では、統合的なセキュリティ機能を搭載したUTM(Unified Threat Management、統合脅威管理)や無線LANアクセスポイントを提供する。また、カスタマーエンジニアが訪問して障害対応を行うオンサイト保守サービスや、クライアントの設定、操作支援などを行うクライアントサポートサービスをオプションが用意されている。そのほかワンストップで支援し、マネージドセンターではネットワーク機器の稼働状況を監視し、異常検知時にはいち早く連絡が届く。価格は、「リモートネットワークサービス UTMプラン」が初期料金144,000円、月額料金8,000円、「リモートネットワークサービス ワイヤレスプラン」が初期料金145,000円、月額料金3,700円となっている(いずれも税別)。
2015年07月15日ディーアンドエムホールディングスは7月14日、マランツブランドより、オールインワン・ネットワークCDレシーバー「M-CR611」を発表した。発売は8月上旬で、希望小売価格は70,000円(税別)。M-CR611は、4chのパワーアンプを搭載したネットワークCDプレーヤー。2013年7月に発表した「M-CR610」の後継モデルだ。CDやFM/AMチューナー、DLNA 1.5やAirPlay対応によるネットワークミュージック、USBストレージ接続など、多くの音楽ソースを1台で楽しめる。ネットワークはIEEE802.11b/g/n準拠の無線LAN(Wi-Fi)に標準対応した。また、M-CR610にはなかったBluetoothと、NFCによるペアリング機能を新たに搭載。スマートフォンなどから、手軽にワイヤレス再生が行えるようになった。ハイレゾ音源の再生も可能で、192kHz/24bitまでのPCMと、2.8MHzまでのDSDに対応している。搭載しているパワーアンプはデジタル式で、出力は50W×4。音質面もブラッシュアップされ、とくにPWMプロセッサを新しくしたことで、従来よりも低ひずみでクリアなサウンドを実現した。2系統あるスピーカー出力は、それぞれを独立してコントロール可能。バイアンプ接続やゾーン出力など、柔軟に使用できる。入出力端子は、アナログ音声入力×2系統、デジタル音声入力×1系統、アナログ音声出力×1系統、サブウーファープリアウト×1系統、ヘッドホン出力×1系統を装備。そのほか、USBポート(フロントとリアに1系統ずつ)、ネットワークインタフェースを装備する。本体サイズはW292×D303×H112mmで、従来モデルと同じだが、天面パネルを傷の付きにくいハードアクリルに変更。また、CDトレイの横には、4色から選択できるLEDイルミネーションが装備された。
2015年07月14日6月26日(米国時間)、Threatpostに掲載された記事「Command Vulnerabilities Plague IP Enabled AirLive Cameras |Threatpost|The first stop for security news」が、複数のネットワークカメラにコマンドインジェクションの脆弱性が存在すると伝えた。記事では脆弱性の存在する製品およびファームウェアのバージョンとして、以下を挙げている。AirLive BU-2015 ファームウェアバージョン 1.03.18 16.06.2014AirLive BU-3026 ファームウェアバージョン 1.43 21.08.2014AirLive MD-3025 ファームウェアバージョン 1.81 21.08.2014AirLive WL-2000CAM ファームウェアバージョン LM.1.6.18 14.10.2011AirLive POE-200CAM v2 ファームウェアバージョン LM.1.6.17.01これらの製品では、認証をへることなくCGIの実行が可能になっていたり、仕込まれているバックドアアカウントによってネットワークカメラで任意のコマンドが実行できるようになっていたりするという。この脆弱性を発見したセキュリティ企業および研究者は該当プロダクトのメーカーに連絡を取ったが返事を得ることはできなかったとしている。
2015年07月08日ネットギアジャパンは、バッテリー駆動のWi-Fiネットワークカメラ 『ARLO(アーロ)』を、7 月下旬より販売開始すると発表した。ベースステーションとカメラが2台セットで、価格は49,800円。すでに先行販売する米国では、月に数千台が売れるヒット商品になっているという。ARLOは、ケーブルレスで利用できるネットワークカメラ。撮影した映像はWi-Fi(IEEE802.11n)でベースステーションに送られ、無料のクラウド(容量1GB)に保存される。録画データは1分2MB程度で、クラウドには7日間保存される。ARLOは設置手順が簡単なのが特徴で、ベースステーションをインターネット接続し、スマートフォン用のARLOアプリをダウンロード(iPhone / Android)。そして、カメラ本体とベースステーションのSYNCボタンをプッシュして無線接続という3ステップで利用できる。電源はリチウム電池CRC123×4で、防水設計(IP65)のため、Wi-Fi の電波が届く場所なら屋外でも設置することができる。視野角は110度で、撮影動画は720p。ARLOは、ナイトビジョンに対応しており、夜間、部屋を暗くしていても撮影することができ、モーション駆動により、動きを検知したときのみ録画し、動きがないときはスタンバイモードとなり、消費電力を抑える。ベースステーションでカメラを最大5台まで管理でき、追加カメラは1台17,800円。同社によれば、家屋、自動車などの監視、家族やペットの見守りなど、コンシューマ用途を想定していたが、事務所の監視など、法人のニーズも高いという。なお、Arlo は、北米から中南米にかけて生息するHummingbird(ハチドリ)の一種で、非常に体の小さな鳥だが、毎秒55 回、最高で80回の高速で羽ばたため、「小さいけれども力強い」という、Arlo カメラシステムとハチドリに共通する特徴を掛け合わせているという。
2015年07月07日エレコムは、ネットワークカメラとUSBデータカード、LTE対応のSIMカードをセットにした「SNC-M01AA」を発売した。本体の価格は税込み54,000円で、サービス利用料が月額税込み3,480円。「SNC-M01AA」は、遠隔地から屋内の映像を確認できるネットワークカメラ「NCC-ENP100WH」と、同社のNTTドコモ通信網を利用したMVNOサービス「SkyLinkMobile」が利用できるSIMカード、USBデータカード「SLD-M01WH」がセットになった商品。設置場所にネットワーク環境がなくても、電源さえあれば利用できる。専用アプリ「SkyLink View」を介して、スマートフォン上からの映像確認も可能となっている。「NCC-ENP100WH」は、動体検知機能を搭載しており、映像の一部に変化があった場合、撮影した動画・静止画を添付して、登録先にメールを自動送信する。撮影した映像は、パソコンやNASに保存できるほか、SDHCカードなどを使うことで、本体に保存することも可能。また、撮影アングルを水平方向に355度、垂直方向に120度、遠隔操作できる「パンチルト機能」、夜間でも撮影できる「ナイトビジョンモード」を搭載している。「NCC-ENP100WH」の主な仕様は次の通り。サイズ/重量は、幅約114.0mm×奥行き約108.4mm×高さ約114.0mm/約300g。対応解像度は、HD(1,280×720)、VGA(640×480)、QVGA(320×240)。視野角は75度。外部ストレージはSDXC(64GB)。「SLD-M01WH」の通信は、受信時最大100Mbps/送信時最大50MbpsのLTEをサポートする。専用アプリ「SkyLink View」の対応OSは、Android 4.0以降、iOS 6.0以降。
2015年07月04日エレコムは30日、スマートフォン・タブレット・PCなどで映像を確認できるネットワークカメラ「SNC-M01AA」を発売した。本体価格は税込54,000円で、ネットワークサービスの月額使用料金は税込3,480円。SNC-M01AAは、エレコムの通信サービス「SkyLinkMobile」に対応するSIMカードとUSBデータカードを備えたネットワークカメラ。LTEや3G回線を経由して通信する。映像の変化を判別し、登録済みの連絡先に撮影した静止画・動画を自動送信する「動体検知機能」を搭載。撮影した映像はNASやSDカードに保存する。カメラには100万画素CMOSセンサーを採用し、HD画質(最大1280×720ドット)で記録できる。専用アプリ「Skylink View」ではカメラアングルの遠隔操作が可能。カメラ角度は水平方向に365度、垂直方向に120度の範囲内で動かせる。スマホなどから音声を発し、本体のスピーカーを通じて不審者を威嚇することもできる。通信は100BASE-TX / 10BASE-Tに対応。本体サイズはW114×D108.4×H114mm、重量は約300g。3年以内に障害が発生した場合、代替機と使用できる「デリバリー保守サービス」が付属する。対応OSはWindows XP / Vista / 7 / 8 / 8.1、Mac OS X 10.6~10.9、Android 2.3~2.4 / 3.2 / 4.0~4.4、iOS 5.0~8.0。アプリ「Skylink View」の対応OSはAndroid4.0以降、iOS 6.0以降。
2015年06月30日富士通エフサスは6月18日、帝京大学の八王子キャンパスの学内ネットワーク基盤を刷新し、シングルサインオン(以下、SSO)・統合ID管理・スマートフォン対応などを実現したと発表した。あわせて、毎年4000名を超える新入生向けの情報リテラシーe-learningの合否判定と連携したID自動発行システムの導入、サーバ統合、主要機器の冗長化などを図る。今回のネットワーク基盤刷新で、学生は、学外から学内へのアクセスが可能になり、SSOの導入により1回の認証で複数のシステムへログインできるなどのメリットを得られる。大学側の主なメリットはセキュリティの向上であり、認証VLANの導入によりユーザー属性に基づくネットワーク接続が実現したほか、学外からの来訪者向けネットワークを新設し、学内ネットワークと切り分けることが可能になった。そのほか、「仮想化技術で学内に散在するサーバを統合して管理工数を削減」「毎年4000名超の新入生向け情報リテラシー教育のe-learning化(従来は集合教育)」「新入生向け情報リテラシー教育の合否判定に基づくID自動発行」により、運用負荷の低減などを実現する。
2015年06月19日パパやママが一眼レフカメラを買って、一番に撮りたいのは「子ども」のはず。どうすれば、子どもの自然な姿をカメラに収めることができるのでしょう? 今回は、初めての一眼レフカメラで子どもを撮影する時に心がけておきたい、ちょっとしたポイントをご紹介します。■子供を自然に撮るためのポイント(1)フラッシュは使わないプロ以外の人が室内でフラッシュを使って写真を撮ると、不自然な写真になることが多いもの。そのため、なるべく自然光で撮影するのがおすすめです。室内であれば窓際でカーテンを開けて、サイドから光が入るように撮りましょう。自然光は一番子どもの肌をきれいに写してくれます。 屋外ならば木陰での撮影がおすすめ。夜の場合は、露出を明るめにして撮るときれいに写ります。 ■子供を自然に撮るためのポイント(2)子供と同じ目線、もしくは低いところから撮る(ローアングル+広角のマジック)立ったまま子どもを撮影すると、子どもを見下ろしている構図の写真ばかりになってしまいます。それでは背景が地面ばかりになり、立体感も臨場感も薄くなりがち。そんな時はまず、子どもと同じ目の高さから撮ってみてください。しかも、子どもの正面や斜め前から。 歩き始め頃のよちよち歩きの写真や、しゃがんでいる子どもを撮る場合は、子どもの目線よりも低く、足元に近いところから撮ってみるのもよいでしょう。ポイントはカメラのレンズ設定を広角にセットして、ズームを使うのではなく、子どもに実際に近づいて撮影すること。そうすることで、小さな赤ちゃんを写真の中では大きく生き生きとした表情で写せたり、子どもがカメラを覗き込む時の笑顔や思わぬ表情を捉えられたりできます。また、下から撮ると、被写体である子どもの背景が青空になることも多く、その結果、写真全体が明るくなる効果もあります。たまにはこんな風に、子どもの目線で写真を撮ってみるのも、バリエーションが増えて楽しいでしょう。 ■子供を自然に撮るためのポイント(3)ポイントになるアイテムや周囲の風景も忘れずに撮っておこう子どもの写真を撮影していると、つい子どもばかりを追いかけがちですが、バースデーケーキやクリスマスツリーといった、その日のポイントとなるアイテムや風景も必ずカメラに収めておきましょう。そうした写真があると、後で振り返った時に「これは何の時の写真か」というのがわかりやすいですし、フォトブックやアルバムにまとめる時にも、意外と重要な役割を果たしてくれるものです。あえて泣き顔も撮ったり、お友だちも一緒に撮ったりしておくと、「あの時は2人ともこーんなに小さかったんだねー」と思い出話も弾みますよ。 ■子供を自然に撮るためのポイント(4)スポーツモードと連写で、躍動感のある写真を走り回る子どもたちの撮影は、スポーツモードで連写するのがおすすめです。「スポーツモード」とは、シャッタースピードを高速にしてくれるモードのこと。これにより、風や水しぶきまで感じられそうな、躍動感ある写真を撮ることができます。この時、ファインダーに写る数値をチェックしておくと、「この数値だと、これくらいの明るさに写る」「シャッタースピードがこれくらいだと、こんな感じに撮れる」という勉強にもなります。 ■子供を自然に撮るためポイント(5)データ整理はその日のうちに撮った写真は、できるだけその日のうちに整理しましょう。 たとえば連写した写真すべてを残すのは容量が多くなり過ぎますし、後で見返そうと思っても、面倒に感じられて、嫌になってしまうものです。「これ!」と思うもの以外をその日のうちに削除しておくだけで、後々とても写真整理がラクです。写真整理と同時に振り返りもできるので、どんな風に撮るとうまく撮れるかという、撮影手法に関する記憶も残りやすくなりますよ。子どもの写真を撮ったり見たりするのは、周りの大人にとっての楽しみだけでなく、子ども自身の楽しみにもつながります。「あなたがいてくれてうれしい」と見つめられ、愛されていると感じている子どもの笑顔は、何より自然でかわいらしいもの。子どもが大きくなってから、そうした写真やアルバムを眺めた時、「私はこんなに愛されて育ったんだな」と背中を押されるような気持ちになり、自分を信じる柱のひとつになるかもしれません。 写真には、「親が子どもを見つめる目」が現れています。その時その場にある子どもへの愛を丸ごと写すつもりで撮るのが一番です。
2015年06月17日東京エレクトロン デバイス(TED)は6月16日、FPGAベンダであるAlteraの日本法人である日本アルテラと、デザイン・サービス・ネットワーク(DSN)パートナー契約を締結したと発表した。これまでもTEDは、Altera製FPGAの提案から回路・基板・システムレベル設計、そして量産受託サービスまでをTEDのブランドである「inrevium」として提供してきたが、今回の契約締結により、そうして培ってきた提案力・開発力・品質への信頼性をベースに、Alteraの新製品ポートフォリオである「Generation10」FPGA & SoCを活用した先端の高付加価値サービスなどが提供できるようになるという。
2015年06月16日富士通は6月11日、ハイブリッドクラウドに最適なネットワーク環境を実現するSDNコントローラ「FUJITSUNetworkVELCOUN-X」を販売開始すると発表した。「VELCOUN-X」は、Linuxサーバ上で動作するソフトウェア。仮想化基盤と物理ネットワークなどの非仮想化基盤を含むシステム全体のネットワーク環境の可視化により運用・管理を効率化し、設定変更にかかる時間を従来より90%削減するという。スイッチ、ファイアウォール、ロードバランサなどのネットワーク機器を制御・管理し、企業内の物理ネットワークと仮想ネットワークの設定および追加・変更を一括で実行可能な機能を提供する。同製品は専用機器が不要のため、既存ネットワークへのアドオンにより簡単に利用を開始できるほか、障害が発生してもネットワーク機器に影響を与えることなく業務を継続可能。あわせて、既存の「FUJITSU Managed Infrastructure Service ネットワーク-LCMサービス」に、SDN対応ネットワークの導入から運用までのサポートを強化した、SDNのインテグレーションサービスを追加し、提供開始することも発表された。今年度中に提供を予定している、広域ネットワークのマネージドサービスやマルチクラウドに対応した接続サービスと合わせて提供し、より高度なSDN技術の導入を支援していく。価格は、「VELCOUN-X」が30万円から(最小構成価格・税別)、「FUJITSU Managed Infrastructure Service ネットワーク-LCMサービス」は個別見積りとなっている。
2015年06月12日シスコシステムズは6月10日、データセンターからエンド・ポイント、ブランチ・オフィス、クラウドを含む拡張ネットワークのさまざまな場所にセキュリティを組み込み、広範に脅威を可視化して制御できる新機能とサービスを発表した。新機能や新サービスを利用してさまざまな場所にセキュリティ機能を統合する「Security Everywhere」を実現すると、企業やサービス・プロバイダは、ダイナミックに変動する今日の脅威に対応するための脅威中心型セキュリティの要件を提供可能になり、デジタル・エコノミーやIoE(Internet of Everything)の台頭で創出される新たな事業機会を確実につかめるようになるとしている。企業向けセキュリティ・ソリューションの拡張では、エンド・ポイント向け、キャンパスとブランチ・オフィス向けおよび、ネットワークを活用したセンサーやエンフォーサ機能の新たなソリューションを提供する。エンド・ポイントでは、「Cisco AMP」搭載の「Cisco AnyConnect」を用意。「Cisco AnyConnect 4.1 VPNクライアント」のユーザー企業は、VPN対応エンド・ポイントに脅威保護を導入し、機能を拡張して高度なマルウェアに対して継続的かつ遡及的な防御を行えるようになるという。キャンパスとブランチ・オフィス向けには、「統合型ルータ(ISR)向けFirePOWERサービスソリューション」を提供。同ソリューションはネットワーク・ファブリックと統合する。専用のセキュリティ・アプライアンスを使用できないブランチ・オフィスにおいて、一元的に運用管理可能な次世代侵入防御システム(NGIPS)と高度なマルウェア防御(AMP)の機能が利用可能とのこと。ネットワークを活用したセンサーとエンフォーサ機能では、ネットワーク基盤に複数のセキュリティ機能を組み込み、広範囲にわたり脅威を可視化することで、ネットワークやアプリケーションの異常や脅威、不正使用に関連するユーザーやデバイスを迅速に特定するとしている。サービス・プロバイダ向けEvolved Programmable Networks(EPN)のセキュリティは、オープンで柔軟性を持ったプログラマブルなインフラストラクチャに対するサービス・プロバイダのニーズに対応するため、高度な脅威中心型保護をEPNに拡張したもの。同ソリューションは同社のオープンなネットワーク・アーキテクチャの基盤としてSDN(Software Defined Networking)やNFV(Network Functions Virtualization)の採用を進め、収益化までの時間を短縮すると共に、新規サービス導入に要するコストや煩雑さを削減するよう設計したという。
2015年06月11日アイ・オー・データ機器は6月10日、無線LAN対応のネットワークカメラ「Qwatch」シリーズの新モデルとして「TS-WRLC」を発表した。発売は6月下旬で、希望小売価格は10,800円(税別)。Qwatch TS-WRLCは、自宅などに設置して、外出先からスマートフォンやタブレット端末で映像を確認できるネットワークカメラ。映像の変化を検知してメールを送る機能を搭載し、留守中の自宅の様子やペットの状態などを確認するのに最適とする。最大4台まで同時接続可能で、複数の場所に設置可能だ。設置したカメラの映像を同時にチェックできる。多段ルータ環境でも、外出先から自宅のネットワークにアクセスできるようにする独自の「リモートリンク3機能」を持つ。マンション用インターネットなどの複数ルータ環境でも、機器の設定を変更することなくQwatch TS-WRLCにアクセスできる。カメラの設定は、スマートフォン向け専用アプリ「QwatchView」(無料)で、同梱のQRコードを読み取ることで完了する。同アプリをインストールした端末から、録画映像の視聴、録画設定などを行える。本体サイズはW64×D28×H101mmで、重量は110g。100万画素のCMOSセンサーを搭載。画角は84.9°。対応フォーマットは動画がMJPEG(H.264)、静止画がJPEGだ。解像度は最大HD(1,280×720ドット)/24fps。対応OSはWindows Vista / 7 / 8 / 8.1、Mac OS X 10.6~10.10、Android 4.1~4.4、iOS 7.1~8.1.3。
2015年06月10日ADLINK Technologyは6月9日、極端な環境と屋外通信/ネットワーク・アプリケーション向けに設計された高性能モバイル・エッジ・コンピューティング(MEC)プラットフォーム「ETOS-1000」を発表した。同プラットフォームは、デュアルIntel Xeon E5-2400 v2ファミリプロセッサを採用しているため、通信機器メーカー(TEM)やアプリケーション・プロバイダはネットワークのエッジでデータ・センター・クラスのパフォーマンスを実現することが可能となる。また、データは携帯電話加入者に隣接するラジオ・アクセス・ネットワーク(RAN)環境のエッジで処理されるため、バックホール費用の削減ならびにインフラ効率の改善も可能になるという。さらに、340mm×440mm×44mmのサイズ(重量10kg)で、耐衝撃・振動性、-40℃~+55℃の動作時温度、IP65の防水・防塵規格などを備えており、屋外などの極端な環境にも対応することが可能だという。なおI/Oとしては、10/100/1000BASE-T×2、10G SFP+×2、オンボードブータブルSATAフラッシュ(32GB。オプションで256GBまで拡張可能)、2.5インチドライブベイ×2、USB 2.0×2、COMポート×1となっている。
2015年06月09日もう何年もご無沙汰していた友達からいきなり「食事どう?」と連絡が。急にどうしたのかと久しぶりに会ってみたところ、友達はネットワークビジネスに染まっていた……。そんな話をときどき耳にします。ネットワークビジネスは、決して珍しいものではありませんが、いざ自分が勧誘されるとびっくりしてしまいますよね。そんな時、あなたならどう断りますか?断りたいけど友達は失いたくない・・・ってときの「断り方」断りたいと思いつつも、いきなり「無理!」ときっぱり断るのはなかなか難しいですよね。話だけは聞いてあげて、自分の意見をはっきり伝えるのがベター。例えば現状に満足していることや、夢が他にあること、会社での副業はNGなど、ネットワークビジネスに関心が持てないことを伝えます。それでも勧誘する方は、何かとうまい話をしてくるはず。ここで中途半端に関心のあるふりをするのは避けましょう。その場しのぎで同調したり、「また今後」と含みを持たせると、相手に「押せばいける!」と思われてしまいます。毅然とした態度で、断るという意思をはっきり伝えることが大切です。友達とビジネスは分けて考えて!友達が自分を勧誘してきたことで、「友達だと思っていたのに、利用された?」と不信感を抱く人も少なくないはず。またお断わりすることで、友達関係が終わってしまうことを気にする人もいるでしょう。でも、友達関係とネットワークビジネスは別物と考えて。落ち着いて対応しましょう。「私は力になれないけれど、がんばって!」ネットワークビジネスの厄介なところは、勧誘している相手に悪意がないこと。友達はあなたを騙そうとしているわけではなく、良かれと思って勧誘しているのです。下手に非難してしまうと、友情にヒビが入ってしまうことも……。自分はやらないという意思をしっかり伝え「私は力になれない。でもそれがあなたの夢ならがんばって!」と応援してもよいと思います。それで距離が離れたとしても、また熱がさめれば友達関係は戻るかもしれませんしね。中途半端に断るのが一番NGです。断りきれず仕方なく……ではきっと後悔しますし、結局友情が壊れることにもなりかねません。一貫して意思をとおすことが、下手に友情を壊さない方法だと思いますよ。
2015年06月08日プラネックスコミュニケーションズは28日、省スペースかつ設置を容易にした小型のワイヤレス対応ネットワークカメラ「CS-W50HD」を発表した。6月1日から発売し、価格はオープン。「カメラ一発!」シリーズの最小モデルとなるネットワークカメラ。カメラの直径が約7cmと小型で、少ないスペースで設置可能。撮影している映像の変化を検知する「動体検知機能」や音の発生をとらえる「音声検知機能」を搭載し、検知したアラートはスマートフォンやタブレットなどへ通知できる。アラート検知に連動して、5秒前から動画録画が開始されるので、決定的瞬間を逃さない。昼用と夜用、2つのレンズと赤外線LEDを搭載。周囲の明るさを検知し、暗いときは自動で赤外線撮影に切り替わる。本体にはマイクを内蔵し、映像だけでなく音声も記録できる。スピーカーも内蔵しており、遠隔地から音声を発して、カメラの設置場所にいる相手に知らせ機能もある。専用アプリ「カメラ一発!」を、Windows / iOS / Android / Kindle向けに用意するほか、iPad向けにユーザーインタフェースをカスタマイズした「カメラ一発!HD」を提供。遠隔地からでも、スマートフォンなどを使ってリアルタイムで映像を確認でき、最大36台のカメラ動画を同時にモニタリング可能だ。映像素子は100万画素の1/4インチCMOSセンサ。焦点距離3.3mm・F値2.8のレンズを搭載し、画角は70度、絞りは固定、撮影距離は100cm~。最低被写体感度は0.2Lux(赤外線LEDオン時は0Lux)。ホワイトバランス / ゲイン / 露出 / 明るさは自動調整される。撮影解像度は最大1,280×800ドット(最大30fps)で、画像圧縮形式は動画がH.264、静止画がJPG。インタフェースは10BASE-T/100BASE-TX対応有線LANとIEEE802.11b/g/n対応の無線LANを備え。無線LANの接続機能はWPSをサポート。本体には、録画用としてmicroSDメモリーカードスロットを搭載する。本体サイズは約W70×D61×H96mm、重量は約95g。
2015年05月29日カシオ計算機は5月29日、カメラ部分と液晶モニタ(コントローラ)が分離・合体するフリースタイルカメラ「EXILIM EX-FR10」専用のマルチアングルスティックを発表した。カメラ部をスティックの先端に、液晶モニタ(コントローラ)を手もとに装着できる。発売は6月5日で、希望小売価格は税別8,000円だ。マルチアングルスティックは、EX-FR10専用の撮影補助ツール。スティックの先端部にカメラ部、手もとに液晶モニタ(コントローラ)を固定できるため、構図をチェックしながら撮影できる。スティックの長さは最短330mmから最長1,045mmまで伸縮可能なため、自撮り棒としても利用できるほか、ハイアングルやローアングルでの撮影も手軽にできる。カシオ計算機の民生用デジタルカメラ1号機である「QV-10」をイメージしたシルバーのカラーリングが施された特別モデルのEX-FR10と、マルチアングルスティックをセットにした「EX-FR10GYSET」も2,000台限定ですでに発売されている。EX-FR10は、2014年8月に発表されたデジタルカメラ。カメラ部と液晶モニタ(コントローラ)を分離可能なのが特徴だ。離れた場所にカメラ部を置いても、手もとの液晶モニタ(コントローラ)で構図を確認しながらシャッターを切れる。防塵・防水性能を持ち、高さ2mからの落下にも耐えられる。
2015年05月29日デンソーは5月28日、超小型電気自動車(超小型EV)を活用した独立電源ネットワークシステム「Pico Grid System」を開発し、同システムを使った構内移動の運用を愛知県安城市の安城製作所で開始したと発表した。「Pico Grid System」は小規模な太陽光発電と蓄電池、超小型EVを活用して電力を供給する独立型の直流分散電力システムに、車両管理システムを組み合わせたもの。太陽光で発電した電力を直流のまま超小型EVや蓄電池に蓄えることで、直流から交流への電力変換ロスを抑制し、効率的に自然エネルギーを活用することができるとされている。また、電力を蓄えた超小型EVを「移動する電源」として、災害時など商用電源が停止した場合でも電源供給が可能になる。車両管理システムでは、超小型EVの位置情報や充電状態を管理し、カーシェアリング機能を提供する。同社ではこのシステムを構内移動手段として用い、社員証を超小型EVの鍵として使用するほか、モバイル端末からの利用予約も可能にするなどの取り組みを行っていく。
2015年05月28日ライカカメラジャパンは、モノクロ撮影専用のレンズ交換式カメラ「ライカM モノクローム(Typ246)」と、Mシステム用の交換レンズ「ライカ ズミクロンM f2/35mm ASPH. ブラッククローム」「ライカ ズミルックスM f1.4/50mm ASPH. ブラッククローム」を5月29日に発売する。2015年4月に発表されたライカM モノクローム(Typ246)は、モノクロ撮影専用35mmフルサイズセンサー搭載のレンズ交換式カメラ。発表当初、5月下旬とされていた発売時期がこのたび正式に決定した。ボディのみの価格は税込1,134,000円だ。ライカ ズミクロンM f2/35mm ASPH. ブラッククロームと、ライカ ズミルックスM f1.4/50mm ASPH. ブラッククロームは、各500本限定で販売される、ブラッククローム仕上げの特別限定レンズ。発表当初は4月以降に発売するとされていた。価格はズミクロンM f2/35mm ASPH. ブラッククロームが669,600円、ズミルックスM f1.4/50mm ASPH. ブラッククロームが507,600円(いずれも税込)。
2015年05月22日トレンドマイクロは5月19日、標的型攻撃を防ぐためにはネットワークの「セグメント化」が重要であるとセキュリティブログで解説している。標準的攻撃の手法は、サイバー犯罪者が企業のネットワークに侵入し、1台の端末を足掛かりにして次々と端末を乗っ取るケースが多い。より多くのPCを侵害して情報を引き出すことが成功へのカギとなっている。逆に考えれば、標的型攻撃を防ぐには、乗っ取られる端末を最小限に抑えればよい。セグメントは、ネットワークをアクセスする端末をグループ化できる。セグメント化をしておくことで、特定の端末が乗っ取られた場合でも、同一のセグメント以外に端末が乗っ取られるリスクを減らせる。ブログでは、セグメント化は自社の端末を守るだけではなく、取引先を守る手法でもあると述べられている。最近では、取引先の企業がFTPなどのネットワークを介して、データをやり取りするケースは多い。容量が大きいファイルのやり取りには最適な手段だ。ネットワークを利用するのは自社の社員だけではなく、取引先の企業が自社のネットワークにアクセスすることも多い。ネットワークのセグメント化によって、取引先が必要とするITネットワークだけにアクセスを制限することが重要であるとしている。セグメント化は、社員などからの内部犯行を防ぐ手段としても有効だ。内部犯行の場合、高いアクセス権限がなくても、ネットワーク内の機密事項にアクセスできる可能性がある。また、特定の端末内に保存されている情報を狙うなど、外部からの攻撃とは目的が異なる場合も多い。ネットワーク管理者は、ユーザ権限やネットワークトラフィックを適切に分割することが重要なセキュリテイ対策となる。それにより、企業の機密情報にアクセスする社員を制限できる。セグメント化は、環境構築の難しさが課題となっている。構築方法を誤ると、セグメント化によるセキュリティ効果が望めないだけでなく、ネットワークの利便性が損なわれる恐れもある。そのためには、企業内のネットワークの利用目的を改めて整理しなければならないという。具体的には、企業内の資産がどういった経路でアクセスされているか(HTTP、HTTPS、SMBなど)、どのように保存されているか(SQLデータベース、平文、NSAやSANなど)を特定する。また、過去から現在で確認された攻撃を特定し、現在の脅威活動の基準を確立する必要があるとも指摘している。
2015年05月22日チェックポイントシステムズ(CKP)は5月21日、無線ネットワークを活用し、リアルタイムで店内の商品位置を特定できるシステム「S3i」の発売を発表した。同システムは、今後日本国内でも発売を予定している。S3iは、アルファ・ソリューションの「S3iデバイス」と呼ばれる専用のタグを高額商品に装着して運用。商品に関する様々なイベント、例えば不正なタグの取り外し、設定したエリア外への持ち出し、解除キーによる取り外しなどが記録されるので、万引きや内部不正を防止できる。また、不正行為の可能性がある場合、タグ自体がアラームを発するとともに、スマートフォンや無線ヘッドセットなどを通じて店員に通知するため、迅速かつ適切な対応を取ることができる。タグの取り外しは認証済みの解除キーで行うが、そのログも記録されるので、内部不正に対しても効果的となる。さらに、商品の位置や在庫数量をリアルタイムで可視化できるため、店舗業務を効率化し、商品陳列の改善や接客支援による売上向上にも活用可能。店員はグラフィカルで使いやすいユーザーインタフェースで商品位置を確認できるため、目的の商品をすぐに見つけ顧客に提供するできる。
2015年05月22日カメラ記者クラブは5月20日、「カメラグランプリ2015」の選考結果を発表した。カメラグランプリは国内の写真・カメラ専門誌の担当記者で構成するカメラ記者クラブが主催し、1年間に発売されたカメラの中から優れた製品を選ぶアワード。今回はキヤノンの製品が大賞を含む3つの賞を受賞した。カメラグランプリ2015の「大賞」に選ばれたのは、キヤノンの「EOS 7D Mark II」。オールクロス65点AFセンサー、10コマ/秒の高速連写性能など最上位モデル「EOS-1D X」クラスの技術を投入したことなどが高く評価された。「EOS 7D Mark II」は「あなたが選ぶベストカメラ賞」にも選出され、ダブル受賞となった。「レンズ賞」に輝いたのは、キヤノンの「EF11-24mm F4L USM」。選考理由には、11mmという世界最広角を、魚眼レンズのような歪みを伴うことなく実現したことなどが挙げられた。「カメラ記者クラブ賞」は、オリンパスの「OM-D E-M5 Mark II」、パナソニックの「LUMIX DMC-CM1」、ライトロの「LYTRO ILLUM」の3製品が受賞した。
2015年05月21日前回、NETGEAR社のIPカメラ監視ソリューション「ReadyNAS Surveillance」の特徴を紹介した。今回は、同社のPoE対応スイッチを介して社内LANに接続している3台のIPカメラを「ReadyNAS Surveillance」で管理するための設定手順を紹介する。○ReadyNASとReadyNAS Surveillanceの設定ReadyNASとReadyNAS Surveillanceで行うべき設定は、以下のようになる。ReadyNASで録画データを保存するためのシェア(共有フォルダ)を作成 [ReadyNASの管理画面]ReadyNAS SurveillanceでIPカメラを検出して登録 [ReadyNAS Surveillanceの管理画面]まずは、ReadyNASでシェア(共有フォルダ)を作成しておく。この作成したシェア(共有フォルダ)にIPカメラの録画データが保存されるようになる。そして、ReadyNAS Surveillanceで管理するIPカメラを検出して登録すると、ReadyNASの管理画面の[アプリ]からReadyNAS Surveillanceの管理画面にログインできる。IPカメラの検出は、ReadyNAS Surveillanceの管理画面の[IPカメラ]→[カメラ設定]→[カメラ検索]で行う。検出されたIPカメラがリストされるので、[+]のアイコンをクリックすると登録できる。ReadyNAS Surveillance側での最低限の設定は以上で完了だ。○IPカメラの設定IPカメラ側では、録画データの保存領域をReadyNASのシェア(共有フォルダ)として設定すればよいだけだ。設定方法は、IPカメラごとに異なるので、利用するIPカメラのマニュアルを参照していただきたい。○録画データの視聴ReadyNAS Surveillanceで管理する録画データの視聴は、管理画面上部の[再生]から行う。また、リアルタイムのIPカメラの映像を視聴するには、[ライブビュー]をクリックする。参考として、以下に[ライブビュー]のスクリーンショットを掲載している。3台のIPカメラのライブビューを確認したが、目立った遅延もなく、IPカメラの映像を確認することができた。※録画データの視聴にはJavaを利用している。Javaのセキュリティ設定で、ReadyNAS SurveillanceのURLを例外サイトリストに追加しておく必要があるので注意していただきたい。○まとめReadyNAS Surveillanceを利用することで、録画データのストレージ領域の集約統一されたユーザインタフェースで録画データへアクセスことが可能だ。これは、言い換えれば、拡張性のあるIPカメラ監視ソリューションを実現できるということだ。とりあえず少ない台数のIPカメラで初めてみて、あとから、カメラの台数を増やしていっても、システムの構成としては大きく変更せずに対応できる。設定もWebブラウザベースの直感的なインタフェースでとても簡単にできる。IPカメラ監視ソリューションの導入の際には、ReadyNAS Surveillanceの利用は一考の価値がある。今回の検証では、アクシスコミュニケーションズ株式会社様から以下のIPカメラをお借りしました。アクシスコミュニケーションズ製製品○アクシスコミュニケーションズについてアクシスはネットワークビデオ分野の市場リーダーであり、アナログからデジタルビデオ監視への移行を促進する駆動力となり、 さらなる安心とスマートかつ安全な環境を実現します。 アクシスは、革新的でオープンな技術基盤をベースにした製品およびソリューションを備えた、プロフェッショナル向け設備のネットワークビデオソリューションを提供します。
2015年05月21日セキュリティ意識の高まりから、ビジネスでもプライベートにおいてもIPカメラによる監視ソリューションを検討している方も多いだろう。オフィスや自宅などをIPカメラで録画することで、犯罪や不正行為の抑止などが期待できるからだ。今回は、NETGEAR社の「ReadyNAS Surveillance」を利用したIPカメラ監視ソリューションについて解説する。○ReadyNAS Surveillanceの特徴ReadyNAS Surveillanceとは、NETGEAR社のストレージ製品「ReadyNAS」シリーズで利用できる拡張機能だ。Surveillanceのポイントは、以下の2点だ。録画データのストレージ領域の集約統一されたユーザインタフェースで録画データを閲覧この2つのポイントから、Surveillanceによって拡張性に優れたIPカメラ監視ソリューションを展開できる。たとえば、カメラ1台から始めてあとから台数を増やして行くというような拡張も可能だ。以降で、これらのポイントについて、詳しく見ていこう。録画データのストレージ領域の集約IPカメラで録画した録画データの保存先は製品ごとに異なるが、IPカメラにmicro SDカードを搭載して、ローカルストレージに録画データを保存している場合、当然ながら、容量の制約がある。最近は比較的大容量になったとはいえ録画データの保存領域のサイズによって、IPカメラでの画質や録画時間が左右される。また、IPカメラの監視ソリューションを導入するには1台のカメラのみではまかないきれないことが多いだろう。監視する範囲が広くなれば、複数台のIPカメラが必要だ。IPカメラごとに録画データの保存領域をどのように確保し、それらをどのようにして管理するかを考えなければならない。こうした・録画データの保存領域の容量制約・複数のIPカメラの保存領域の管理についての問題点を解消するのがReadyNAS Surveillanceだ。ReadyNAS Surveillanceによって、ReadyNAS上でのシェア(共有フォルダ)をIPカメラの録画データ保存領域として提供できる。ReadyNAS上のシェア(共有フォルダ)の設定次第ではあるが、一般的なmicro SDカードよりも大きな容量を確保することができる。また、複数台のIPカメラがあっても、同じシェア(共有フォルダ)上に録画データを保存して、集約した管理が可能だ。シェア(共有フォルダ)で確保している容量までIPカメラをどんどん追加して拡張することも可能になる。統一されたユーザインタフェースで録画データへアクセスIPカメラで録画した録画データを視聴するには、それぞれのIPカメラにWebブラウザや専用のアプリケーションでアクセスすることが多い。1台や2台ならともかく、IPカメラが増えてくると、録画データへアクセスすることは煩雑になる。さらに、IPカメラのメーカーが異なっていると、管理用のインタフェースも違ってしまいさらに煩雑だ。ReadyNAS SurveillanceはさまざまなメーカーのIPカメラに対応しているため、ReadyNAS Surveillanceを利用すると、保存したIPカメラの録画データに統一されたインタフェースでアクセスできる。Webブラウザやスマートデバイス向けのアプリケーションでReadyNAS Surveillanceにログインすれば、複数のIPカメラの録画データを簡単に視聴できる。また、管理するIPカメラごとにチャネルを割り当て、マルチチャンネル構成として、同時に複数のIPカメラの映像をライブ視聴することも可能だ。IPカメラの数が多くなってくればくるほど、ReadyNAS SurveillanceによるIPカメラ管理の統一されたユーザインタフェースのメリットは大きくなるだろう。○ReadyNAS Surveillanceの操作筆者は、NETGEAR社にて、実際にReadyNAS Surveillanceについての簡単なレクチャーを受けた。ReadyNAS Surveillanceを利用すると、とても手軽にIPカメラ監視ソリューションを実現できることを実感した。ReadyNAS Surveillanceの操作について簡単に紹介しよう。システム構成今回、ReadyNAS Surveillanceについて検証したシステム構成は以下の図のようになる。3台のIPカメラはNETGEAR社のPoE対応スイッチを介して社内LANに接続している。この3台のIPカメラをReadyNAS Surveillanceで管理するという構成だ。利用した機器は、以下の表にまとめている。表 1 利用機器のまとめなお、実際に行った設定手順については次回説明する。
2015年05月20日PFUは19日、ネットワーク対応の業務用イメージスキャナ「N7100」を発表した。5月18日より発売する。価格は税別210,000円。ネットワークスキャナ「ScanSnap N1800」と「fi-6010N」の後継機にあたるモデル。レスポンスが向上しており、作業時間の短縮や効率化が図れる。窓口業務でも使用できるよう、紙文書だけでなくプラスチックカードの読み取りにも対応した。8.4インチのタッチパネルを装備し、操作はタッチパネルからメニューを選択するだけ。メニューのカスタマイズも可能。スキャン速度は、給紙速度や読み取り後の画像処理速度の向上などにより、従来モデルの約50%に短縮し25枚 / 分でのスキャンが可能。「Scanner Central Admin」機能により、最大1,000台のスキャナの遠隔管理にも対応し、設定の一括管理や操作履歴の管理が行えるほか、システム管理の効率化や作業ミスのリスク軽減にも貢献する。セキュリティ面においては、利用者認証機能を使うことで利用者を限定可能。スキャンしたデータはサーバに保存されるので、スキャナ内にデータが残ることもない。データも暗号化(SSL)されている。主な仕様は、イメージセンサーが600dpiでCIS×2基、光源が3色LED(RGB)、スキャン速度がA4片面でカラー / グレーともに25枚/分。50枚の用紙をセットしておけるADFを搭載。インタフェースはGigabit Ethernet対応有線LAN。本体サイズはW300×D232×H172mm、重量は6kg。
2015年05月20日アルティマは、IoT/M2Mソリューションの実現に向け、「IoT/M2M向けメッシュネットワーク・ソリューション」の提供を開始したと発表した。同ソリューションでは、同社がこれまで技術商社として蓄えてきたノウハウとパートナーリレーションを活用することで、センサ端末からクラウドでの見える化までを一括で提案することを可能とする。具体的には、LAN側の信頼性面で、IEEE802.15.4e準拠の低消費電力2.4GHzメッシュネットワークとして、リニアテクノロジー(ダスト・ネットワークス)の「スマートメッシュ」Mote(子機)モジュールを採用。WAN側には同じくリニア(ダスト)の「スマートメッシュ」Manager(親機)モジュールとSierra Wirelessの3Gモジュール「SL8084T」を搭載したコアとの共同開発品「たんぽぽ ASURA」Dustモデルならびにコンピューテックス製M2M組込みCPU モジュール「CM-DUST」を採用。さらに、インターネットまたは、VPN接続へのモバイルネットワークには、NTTPCコミュニケーションズのMVNO回線を利用し、最終的にクラウドでのモニタリングには各通信機器に対応したプラットフォームを活用できる仕組みとしているという。なおアルティマでは、こうした環境を構築するにあたって、必要なデバイス/システムとともに、各種無線認証サポートをテュフラインランドジャパンと協業して行うほか、技術サポートまで含めたトータルソリューションとして提案していくとしている。
2015年05月19日ユニットコムは14日、法人向けに「防犯・監視カメラ・映像ソリューションのご提案特設サイト」を開設した。セキュリティや防犯カメラ、監視カメラシステム導入についての相談受付・導入提案を行うサイト。マンションや飲食店・店舗、倉庫・工場、戸建て住宅など、環境や用途に合わせ防犯カメラの提案、設置を行う。遠隔監視モニタリングシステムにも標準対応する。実際の設置完了までの流れは、問い合わせ、相談・提案、現地訪問、見積もり、成約、施行、運用説明、定期点検保守といった経緯で行われる。ユニットコム運営店舗では、実際に製品を触ることも可能だ。
2015年05月15日セーフィーは11日、スマートフォンなどからカメラの映像が視聴できるサービス「Safie」に対応したネットワークカメラ「QBIC CLOUD CC-1」(Qbicクラウドカメラ)を、エルモを通じてAmazon.co.jpで販売を開始した。Qbicクラウドカメラ本体の価格は税別19,800円。Safieは、スマートフォンおよびPCからネットワークカメラを通して、自宅などの様子を確認できるクラウド型の見守りサービス。すでに、Qbicクラウドカメラは、クラウドファンディングで先行予約を開始されており、1,000台以上の予約が入った。今回発売されたのは、Safieに対応するエルモ製ネットワークカメラ「QBIC CLOUD CC-1」。レンズの明るさはF2、画角は水平140度、対角170度のため、設置場所の様子を広範囲かつ明るい映像で確認できる。動作環境温度は-10℃~40℃、防水性能はIPX4、さらに赤外線LED×8個を搭載しているため、夜間や屋外での使用も可能。Safieのサービス利用には、事前にアカウント作成が必要(無料)。Qbicクラウドカメラの価格は税別19,800円だが、その他、HD映像を7日間録画する機能やアラート機能を使用する場合は、月額980円がかかる。なお、リアルタイム視聴の場合は無料。動画の視聴は、1カメラあたり5アカウントまでがアクセスできる。カメラ本体のサイズは70×115.8×70mm、重さは184g。有効画素数は4Mピクセル(2,688×1,520)。ズーム機能はデジタル8倍。映像圧縮方式はH.264、音声圧縮方式はAAC。通信機能はIEEE802.11b/g/n準拠の無線LANで、セキュリティはWPA2-PSK(TKIP/AES)。電源は付属のUSB-ACアダプタを用いる。対応するスマートフォンはiPhone(iOS 7以上)で、Android端末は6月下旬の対応予定。PCからアクセスする場合は、Webブラウザ(IE 9以上、Safari 5.1以上、Google Chrome、Firefox)を使う。
2015年05月14日日本ユニシスは、NICT(国立研究開発法人情報通信研究機構)からの受託研究事業「メッシュ型地域ネットワーク(以下 NerveNet(ナーブネット))のプラットフォーム技術の研究開発」において、長野県塩尻市と島根県松江市と実証実験に向けて連携すると発表した。2015年度からそれぞれの地域内で、さらに両地域を連携して、地域特性を踏まえたアプリケーションにNerveNetを適用する仕組みとその効果を検証するという。NICTが開発したNerveNetは、従来の携帯電話や固定電話と異なり、各基地局のサーバーに情報を持ち、地局同士を網の目のようにメッシュで接続。また、自動経路生成機能により、災害や障害に強く、回線が切断されても分散配置された別のサーバーからサービス提供を継続できるという。今回の実証実験では、それぞれの地域において、複数の平時サービスを対象に、自治体の利用者ニーズや課題解決への適用を試行するとともに、NerveNetのプラットフォームとしての汎用的な機能や価値を検証づるとともに、全国各地域で今後の展開が想定される情報化政策(オープンデータやマイナンバー対応など)に対しても、NerveNetの適用可能性を検討していく。塩尻市の実証実験では、行政情報や既存の災害情報を、NerveNetと災害情報一斉配信システムを組み合わせて配信することで、平時・緊急時の両面から情報配信の質・量の向上を図る。またNerveNetとデジタルサイネージ(電子看板)管理サーバーにより、情報弱者への災害情報伝達、および行政情報提供を実現する。同市内の公共施設等にNerveNet基地局とデジタルサイネージを設置し、情報配信ならびに災害時運用の実証実験を行う予定。松江市の実証実験では、NerveNetが持つセキュリティ機能を拡張し、Rubyを使って開発したグループウエア「縁sys(えにしす)」が持つ情報共有機能を組み合わせることで、民間企業とのコラボレーションや、出先機関や外出時等の業務手段の確保を模索していく。具体的には、松江市にNerveNet基地局を設置し、外部からの簡単で安全なサーバーアクセス、民間企業との情報共有を試行する。また、出先機関や企業局との地域内イントラネット設置に向けて準備・設計を行う。。両氏の連携実証実験にでは、塩尻市と松江市のNerveNetを接続し、地域間の安全安心な情報共有を実現。災害時に備えた重要データの相互バックアップ、観光プロモーション用コンテンツの交換などが期待できるという。また、それぞれの地域の民間企業とも接続することができれば、遠方での業務受託も可能となり、テレワークの推進にも貢献できるため、両市で共通する政策課題に対し、相互協力で解決が期待できる事案に挑戦していくという。なお具体的な実証実験内容や、実験公開の予定については、今後継続的に発表していく。
2015年05月13日