ソニーは、ハイレゾに対応した「ウォークマン NW-A17/16」の体験イベント「禁断のWALKMAN Hi-Res Symphonic Illusion」を、12月4日から東京・六本木の東京ミッドタウン キャノピー・スクエアで開催している。ウォークマン Aシリーズを紹介するとともに、光と音のサウンドアートを展示し、ハイレゾ対応ウォークマンをアピールするのが狙いだ。イベント開催期間は6日までで、時間は13時から21時までとなっている(4日は18時から)。今回のイベントでは、ウォークマンAシリーズから流れる音に合わせて、流れる水が踊るように動くというアート展示と、さまざまなジャンルの楽曲を体験できる実機の体験ブースの2種類を用意。このアート展示は、ウォークマンから流れる音の周波数を受けて動きが変わり、それだけでも雰囲気があるが、それをスマートフォンやデジカメの動画モードで撮影すると、さらに動きが変わる、というもの。流れる音の周波数は30Hz前後で、スマートフォンなどのカメラの動画は通常は30fpsで撮影される。つまり、秒30コマの連写と同等で、30Hzの振動を受けた水の動きと撮影間隔がぴたりと一致し、落ちてくるはずの水流が水滴となって止まって見えるようになる。さらに周波数を変えると、今度は落ちてくる水滴が逆に上っていくように見える映像が撮影できる。流れる水がさかのぼる、というようなありえないような映像が撮影できるため、これを「禁断」と表現。同社では、ハイレゾ対応ウォークマンの高音質を「ありえないような禁断」とアピールしており、今回のようなイベントに繋がった、という。最近はVineのような動画を使ったSNSも普及してきており、こうした音と映像の表現を撮影してもらって情報の拡散を狙う。実機展示では、J-POPや洋楽、80年代ミュージックからアニソン、ジャズ、クラシックまで幅広いジャンルの楽曲を揃え、ハイレゾの高音質を紹介する。よく聴かれるJ-POPなどのなじみのある音楽の高音質化を体験してもらうだけでなく、クラシックやジャズのようなハイレゾ化の恩恵が大きいようなジャンルの楽曲も聴いてもらい、ハイレゾ音源の魅力と、それを高音質のまま聴くことができるハイレゾ対応ウォークマンの魅力をアピールしたい考えだ。
2014年12月05日ナショナル・ボード・オブ・レビューの最優秀作品に『A Most Violent Year(原題)』が選ばれた。犯罪に満ちた1981年のニューヨークを舞台にしたダークなドラマで、同作品に出演するオスカー・アイザックとジェシカ・チャステインも、それぞれ主演男優賞、助演女優賞を受賞した。主演男優賞では、『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』のマイケル・キートンも同時受賞している。その他の情報主演女優賞は『Still Alice(原題)』のジュリアン・ムーア、助演男優賞は『バードマン・・・』のエドワード・ノートン、監督賞は『アメリカン・スナイパー』のクリント・イーストウッド。アニメ賞は『ヒックとドラゴン2』、」外国語映画部門にはアルゼンチンの『Wild Tales(原題)』が輝いている。文:猿渡由紀
2014年12月04日マシュー・マコノヒーが17日(現地時間)、ハリウッドの殿堂入りを果たした。ハリウッド・ブルヴァードに名前入りの星形プレートが設置される2,534番目のスターとなったマシュー。最新主演作『インターステラー』のクリストファー・ノーラン監督、共演のアン・ハサウェイとジェシカ・チャステイン、マシューの愛娘役を演じたマッケンジー・フォイ、妻のカミラ・アルヴェスと3人の子ども(6歳のリーヴァイ、4歳のヴィダ、1歳10か月のリヴィングストン)が見守る中、マシューは「今日は特別な日です。僕のキャリアと人生における素晴らしい瞬間です」とスピーチした。18歳になるまで、映画は2、3本しか観たことはなかったというマシュー。「最初の仕事はテキサス州オースティンで、『バッド・チューニング』(’93)という作品でした。まさかこれが仕事になるとは思ってもいませんでした。この仕事を好きになるだろうとも、今後ももっと好きになるだろうとも思わなかった」とこれまでをふり返った。セレモニー直後、マシューが長男に何かを話している姿が目撃されたが、それについて「E! News」に尋ねられたマシューは「あれ(名前入りプレート)はこれからもずっとそこにある、と教えていたんだ。『僕と一緒でも一緒じゃなくても、いつ戻ってきても、あれはここにあるから。いつか子どもができたら、その子たちを連れて来てもいい。その子たちの子どもたちだって見ることができる。そういう賞をもらったんだ』と説明したんだ」と答えた。(text:Yuki Tominaga)
2014年11月19日マシュー・マコノヒーの、ハリウッド・ウォーク・オブ・フェームの星が、11月17日(現地時間)にお披露目された。ハリウッドブルーバードに並ぶ、これらのスターの名前を冠する星の仲間入りをするのは、俳優にとって大きな夢のひとつ。お披露目セレモニーの後、マコノヒーは、現在北米公開中の主演作『インターステラー』の監督クリストファー・ノーラン、共演者アン・ハサウェイ、ジェシカ・チャステインらも参加する、豪華なランチイベントに出席した。“ウォーク・オブ・フェーム”への仲間入りは、『インターステラー』が、主演部門および作品部門でオスカー候補に食い入るためのステップのひとつと考えられる。長年ロマンチックコメディや大衆向けのアクションで知られてきたマコノヒーは、ここ数年、インディーズの秀作に立て続けに出演し、キャリアを大改革。今年のオスカーでは、『ダラス・バイヤーズクラブ』で主演男優賞を獲得した。『インターステラー』は、彼にとって久々のメジャー映画復帰作となる。文:猿渡由紀
2014年11月18日●新しいハイレゾウォークマンの見どころ○新しい「ハイレゾウォークマン」の見どころこの11月に発売された新製品「ウォークマン A10シリーズ」(以下、A10)。ハイレゾ対応を掲げるウォークマンは、2013年秋発売の「ZX1」と「F880」に始まるが、A10の登場によりF880の生産は中止される。A10は事実上F880の後継に位置付けられ、今後ZX1とともに"ハイレゾウォークマン"の二枚看板を張る。A10は、2011年秋の「A860」以来のAシリーズで、内蔵メモリ容量が64GBの「NW-A17」と32GBの「NW-A16」の2モデルをラインナップ。カラーバリエーションはNW-A17がシルバー/ブラックの2色、NW-A16がシルバー/ブラック/ブルー/ローズピンクの4色を用意している。F880との比較でいえば、A10の外観とソフトウェアは一新されたと言っていい。ボディはW43.6×H109×D8.73mm/66gとかなり小型化され、胸ポケットに入れてもたゆまないほどのサイズ感となった。F880はシステムにAndroid 4.0を採用していたが、A10では独自システムに変更されている。アプリの活用というAndroid端末的な使い方はできなくなったものの、A10では音楽再生に最適化されたシステムにより消費電力が大幅に低下、バッテリーの持ちが格段に改善された。たとえば、MP3 128kbpsの連続再生時間を比較すると、F880の約35時間に対しA10は約50時間だ(デジタルノイズキャンセリング機能はオフ)。microSDスロットを搭載し、拡張性を備えたことも大きなトピックだ。最大128GBのmicroSDXCカードに対応しており、内蔵メモリと合わせると、NW-A16では最大160GB、NW-A17では最大192GBもの大容量を利用できる。ハイレゾ音源はとかく容量がかさむもの、ZX1(128GB)やF880(最大64GB)ですら容量不足がささやかれていたことを考えると、A10の大きなアドバンテージとなる。再生機能とそれを支える高音質化技術は、基本的にはF880を踏襲しつつさらなる改良を加えている。ソニーが持つ1bit D/Aコンバータのノウハウを集約したデジタルアンプ「S-Master HX」、MP3やAACといった圧縮音源を最大192kHz/24bitのハイレゾクオリティに引き上げる高音質化技術「DSEE HX」、デジタルノイズキャンセリングや「ClearAudio+」といった機能はF880にも見られたが、高剛性のアルミダイキャストフレームの採用や電源部の改良はA10の新機軸だ。「ハイレゾ対応」をうたうだけあって、再生可能な音声ファイルフォーマットは多岐にわたる。ロッシー圧縮はMP3/WMA/ATRAC/AAC/HE-AAC、ロスレス圧縮はFLAC/ALAC/ATRAC Advanced Lossless、非圧縮はWAV/AIFFをサポート、そのうちFLAC/ALAC/WAV/AIFFについては最高192kHz/24bitのハイレゾ再生が可能だ。ただし、DSD再生はPCM変換を含め対応しない。●付属のNCイヤホンと最新「XBA-A2」で試聴○付属のNCイヤホンと最新「XBA-A2」で試聴今回試したモデルはメモリ容量32GBの「NW-A16」。組み合わせたイヤホンは標準付属の「MDR-NWNC33」と新製品の「XBA-A2」、いずれもインナーイヤー型だ。圧縮音源はDSEE HXをオン/オフしつつ、ハイレゾ音源はすべての音質オプションをオフにした状態で試聴した。まずは、13.5mmのダイナミックドライバー1基を搭載した「MDR-NWNC33」から。ハウジング部を耳穴に対し垂直に装着するソニーお得意のバーティカル・イン・ザ・イヤー方式を採用する本機は、付属品ながらキレよく締まった音を聴かせてくれる。ただし、すべての高音質化機能をオフにすると、低域のレスポンスが鈍くぼやけた印象になることもあるため、「各種設定」のヘッドホン選択で「Clear Phase」をオンにして聴くことをお勧めする。若干、"作られた音"とはなるが、ポップス系はこちらのほうが楽しめるだろう。上位機ほどの消音効果はないもののデジタルNC機能に対応するため、通勤・通学と普段使いの1台には手ごろだ。とはいえ高域にかけての解像感や音場感にもの足りなさを覚えることも確かで、A10の売りである「ハイレゾ再生」が目的であれば、ヘッドホン/イヤホンを買い増したほうがいい。DSEE HXの効果も、より高性能・高音質なヘッドホン/イヤホンのほうが体感しやすいはずだ。次に着用したのは、ハイレゾ対応の2014年秋モデル「XBA-A2」。バーティカル・イン・ザ・イヤー方式のボディには、口径12mmのダイナミック型1基とバランスド・アーマチュア型2基を組み合わせた新開発HDハイブリッド3ウェイドライバーを搭載、低域から高域までバランスよい音を楽しませてくれる。ノイズキャンセル機能はないが、A10との相性は良好だ。特筆すべきは新開発の「リニアドライブバランスド・アーマチュア」で、中域から高域にかけてのクリアネスと輪郭の鮮明さはハイレゾ再生に好適。低域のレスポンスも良好で、ベースやスネアの音ももたつかない。圧縮音源再生時におけるDSEE HXの効果も明らかに感じられ、微細な音の再生に長けていることがわかる。ウォークマン本体(NW-A16)をもう1台購入できるほどの価格だが、専用ケーブル(MUC-M20BL1)を別途用意すればバランス接続が可能になるため、同社のポータブルアンプ「PHA-3」に興味津々のユーザにとってもお誂え向きだろう。●ハイレゾを楽しむ二つの方法○ハイレゾを楽しむ二つの方法A10シリーズには、ハイレゾを楽しむための二つの方法が用意されている。ひとつはヘッドホン/イヤホン、そしてもうひとつが、本体下部のウォークマン独自の「WM-Port」に外部のポータブルアンプやUSB-DACを接続する方法だ。直接ヘッドホン/イヤホンをつなぐ場合、A10に内蔵の「S-Master HX」が信号処理およびアンプとしての機能を担う。一般的なアンプでは、デジタル信号をアナログ信号へ変換(DA変換)したあとアナログパワーアンプで増幅するが、S-Master HXではデジタル信号のまま増幅するため、DA変換時に発生しがちな時間軸の揺らぎ(ジッター)の影響を排除できる。さらに、純度99.99%以上の超高純度すずや、ZX1にも採用されている音質に定評あるコンデンサ「POSCAP」など厳選されたパーツにより、A10ならではのクリアな音がステレオミニ端子から出力される。WM-Portを利用する方法では、A10の再生音をUSB経由でポータブルアンプなどの外部機器へデジタル出力する。この場合、A10はいわば再生アプリとしての機能を果たすことになり、最終的な音質は外部のUSB-DACやその他パーツにより決定される。なお、WM-Port接続ケーブル「WMC-NWH10」は別売(ソニーストア価格で税別2,838円)で、動作が確認されているのは一部ソニー製品(SRS-X9、MAP-S1、UDA-1)に限られる。使い手を選ぶ聴き方ではあるが、ハイレゾを楽しむバリエーションとしてユーザには歓迎されるはずだ。○まとめハイレゾプレイヤーとしての「A10」の実力だが、「S-Master HX」やその他高音質パーツの採用による効果か、2万円台とは思えないクオリティを実現する。圧縮音源をハイレゾ品質にアップスケール/ビット拡張する「DSEE HX」もあり、手持ちの楽曲はMP3/AACばかり、というユーザでも移行しやすい。Android OSを採用しなかったことに対する反対意見があるかもしれないが、「Music Unlimted」のようなストリーミングサービスに関心がなければ問題にはならないだろう。さらに、ハイレゾ音源を多数保存できる最大192GBという大容量、MP3 128kbpsで連続50時間再生というこのサイズにしてはハイパワーのバッテリーもある。microSDカードへ適当に楽曲をコピーすれば自動的にデータベース化してくれるので、iTunesユーザでも扱いやすい。iPod Classicの販売が終了したいま、手持ちのスマートフォン/タブレットにはサウンドライブラリが収まり切らないという音楽ファンにとって、かなり"ツボを突いた"製品といえよう。
2014年11月12日ソニーは11月6日、ポータブルオーディオプレーヤー「ウォークマン A」シリーズおよび「ウォークマン S」シリーズの限定バージョンとして、ディズニーのキャラクターやスヌーピーをデザインに用いたモデルを発売した。いずれも、数量限定ないし期間限定のモデルとなっている。パッケージは、ディズニーバージョンでは「NW-A16 Frozen Harmony Box」「NW-S10/S10K Series Christmas Harmony Box」「NW-S10/S10K Series Harmony Series」の3種類が、スヌーピーバージョンでは「NW-S10/S10K Series SNOOPY I Love...Collection」の1種類が用意される。NW-A16 Frozen Harmony Box以外はメモリ容量を16GBと32GBから選択可能(NW-A16 Frozen Harmony Boxは内蔵メモリ32GBのみ)。NW-A16 Frozen Harmony Boxは、9月25日に発表されたハイレゾ対応の「ウォークマン A」シリーズ(NW-A16)をベースモデルとするパッケージ。ディズニー映画「アナと雪の女王」がモチーフデザインとなっており、本体背面にエルサとアナのシルエットが刻印されているほか、作中で使用された「レット・イット・ゴー」のハイレゾ音源(日本語、英語とも)がプリインストールされている。また、雪の結晶のデザインとスワロフスキーで彩られた特製ケース、作中に登場するオラフがデザインされたチャームが付属。特製パッケージに収納されている。なお、本パッケージは数量限定となっている。NW-S10/S10K Series Christmas Harmony BoxとNW-S10/S10K Series Harmony Series、NW-S10/S10K Series SNOOPY I Love...Collectionは、NW-A16と同じく9月25日に発表された「ウォークマン S」シリーズ(NW-S14、NW-S15)をベースモデルとするパッケージ。NW-S10/S10K Series Christmas Harmony Boxはディズニーキャラクターによるコンサートをイメージしたデザインが施されており、背面にはミッキーとミニーのイニシャルが刻印されている。このパッケージも「アナと雪の女王」バージョンと同様、オリジナルケースとオリジナルチャームストラップが付属。チャームストラップにはミニーのぬいぐるみが付いている。本パッケージも数量限定だ。NW-S10/S10K Series Harmony Seriesは「ミッキー&ミニー」「くまのプーさん」「ラプンツェル」「アリエル」の4種類からデザインを選べる特別モデル。選んだデザインにより、背面の刻印が異なる。こちらは2015年1月14日までの期間限定モデルだ。NW-S10/S10K Series SNOOPY I Love...Collectionは、スヌーピーとチャーリーがモチーフデザインの「I Love... Winter」、スヌーピーとライナス、ルーシーがモチーフの「I Love... Music」、スヌーピーとウッドストックがモチーフの「I Love... Tea Time」から選ぶことが可能。こちらも選んだデザインにより背面の刻印が異なる。2015年1月14日までの期間限定モデルとなっている。直販価格はNW-A16 Frozen Harmony Boxが28,500円から、NW-S10/S10K Series Christmas Harmony Boxが19,500円から、NW-S10/S10K Series Harmony SeriesとNW-S10/S10K Series SNOOPY I Love...Collectionが15,500円からとなっている(いずれも税別)。
2014年11月06日福岡県福岡市の博多、西中洲、春吉、大名、今泉、薬院の各エリアで、飲食店をバル形式で飲み歩く「バルウォーク福岡2014」が行われる。開催日時は11月3日、15時~24時まで。チケットは5枚綴りで前売り券3,600円、当日券4,100円。○スペインの雰囲気を感じさせるイベントも同イベントには福岡の飲食店100店舗が参加し、各店がバル形式で飲食を提供する。参加店舗は、アサヒとキリンの2大ブランドが競演するビア&フードステーション「A&K ビアアンドフードステーション」、焼肉店「博多虎の穴」、福岡では珍しい秋田料理専門店「AKITA Dining&Barあきつぎ」、新感覚のビストロ「ネオビストロクガ」、スペイン料理の「イビサルテ」など。バルウォーク福岡実行委員会が「行きたかった名店、知らなかったこんな店」をコンセプトに選出した、人気寿司店やフレンチ・イタリア・スペイン料理店などを取り揃えている。当日は、フラメンコやジャズセッション、音楽ライブなど、さまざまなステージイベントも用意。ビストロ・リベルテでは、ベリーダンサーREIKAさんによる「フュージョンベリーダンス」、CAFE DEL CANDYでは「魅せる・楽しむ」をテーマにした「フラメンコライブ」などを楽しむことができる。なお、その他の一部店舗においてもスペインの雰囲気を満喫できるイベントが企画されているとのこと。
2014年10月31日10月28日にウォークマン生誕35周年を祝したムック『ウォークマンぴあ』が発売。同誌には、中川翔子、T.M Revolution、奥田民生、小室哲哉、ジミー・ペイジなど著名人35人が、これまでのウォークマンと比べて高音質である最新機種「ハイレゾウォークマン」を体験した感想を語る企画や、ウォークマン35年の軌跡、「ハイレゾウォークマン」開発秘話など、ウォークマンの過去から未来までを網羅した内容が収録されている。ムック『ウォークマンぴあ』は「BOOKぴあ」、全国書店、ネットショップで発売中。『ウォークマンぴあ』2014年10月28日(火)発売価格:1,350円(税込)体裁:ムック、92ページ<主な構成内容>・ウォークマン誕生、祝35周年!WE LOVE WALKMAN~35人の著名人が語るハイレゾ体験~小室哲哉、ジミー・ペイジ、奥田民生、PUFFY、中川翔子、T.M Revolution、葉加瀬太郎、織田哲郎、大沢伸一、大友良英、藍井エイル、マーティー・フリードマン、クラムボン、tofubeats、小島秀夫、名波浩など・ウォークマン35年の軌跡~時代を彩った名機を振り返る~・現場クローズアップ歴代の開発者たちが語る、“ハイレゾウォークマン”誕生秘話・4大ハイレゾ配信サイト紹介mora、ototoy、e-onkyo、music.jp・今から始めるハイレゾ入門ZX1、NW-A16など、最新機種をご紹介・読者プレゼント最新ハイレゾウォークマンを、読者のみなさんへ、プレゼント!
2014年10月29日ソニーマーケティングは10月23日、「ウォークマン」シリーズの新CMを「ソニー ウォークマン LOVE MUSIC スペシャルサイト」にて先行公開した。ウォークマンの新モデル「NW-A16/17」が11月8日に発売されるのに先駆けて公開される新CM映像。「音の量がちがう。聴けば戻れなくなる、濃密な音。」をテーマに、歌手の木村カエラさんがハイレゾ対応の新ウォークマンの世界観を身体で表現する内容となっている。CM楽曲には、木村さん書き下ろしの「sonic manic」(作詞:木村カエラ、作曲・編曲:POP ETC)を使用。パワフルなロック調の楽曲に仕上がっている。スペシャルサイトでは、このCM映像を先行して公開。また、木村さんが新ウォークマンを使用した体験について語るインタビュー「KAELA meets WALKMAN A series」も公開されている。NW-A16/17はハイレゾ音源の再生に対応するほか、MP3などの音源もハイレゾ相当にアップスケールする「DSEE HX」を搭載(最大で192kHz/24bit相当まで拡張)。高域再生時のノイズ除去性能を高めたフルデジタルアンプ「S-Master HX」も備えており、きめ細やかなサウンドを再現する。また、「ウォークマン」シリーズとして初めてmicroSDメモリーカードを搭載した点も特徴だ。価格はいずれもオープン。推定市場価格は内蔵メモリ64GBのNW-A17が35,000円前後、32GBのNW-A16が25,000円前後だ(いずれも税別)。
2014年10月24日「N.ハリウッド エクスチェンジサービス(N.HOOLYWOOD EXCHANGE SERVICE)」は、「メレル(MERREL)」とのコラボレーションシューズを10月25日に発売する。メレルはアメリカ発のシューズブランド。1981年には『バックパッカー・マガジン』が“北米でもっとも機能的で快適な靴”に選出。アメリカ海軍に採用されるなど、タウンからアウトドアまで使えるパフォーマンスシューズとして知られる。今回のコラボでは、ロードランニングやマルチスポーツ、ライトハイキングなどで活躍するライン「OUTSIDE ATHLETIC(アウトドア・アスレチック)」のシューズをN.HOOLYWOOD EXCHANGE SERVICEを別注した。靴型はフィット感がよく、快適な履き心地を実現するストロベルコントラクションを採用。アッパーは軽量性と耐久性が特徴で、ライナーにはゴアテックス コネクトフィットを使用し伸縮性と防水・透湿性を兼ね備えた。フットベットは軽量なEVA素材で、メレル独自の抗菌テクノロジーにより防臭効果も。ミッドソールは足の形や動きに合わせて足運びをサポートするよう設計され、アウトソールはライトハイキングに適したメレルの独自素材を使用している。また、シューズベラにオリジナルミルスペックを入れた他、インソールにダブルネームロゴをプリントした。カラーはブラックのみで、価格は1万6,000円。
2014年10月24日モナコ公妃となった女優グレース・ケリーの真実を描いた『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』が、10月18日ついに公開初日を迎えた。本作は、人気絶頂でハリウッドを去りモナコ公妃となった元女優のグレース・ケリーが、モナコ公国存亡の危機を救った感動の物語で、女優のニコール・キッドマンがグレース・ケリーを演じる。本作でメガホンをとったのは、『エディット・ピアフ~愛の讃歌』で実在のシャンソン歌手、エディット・ピアフの生涯を描いたオリヴィエ・ダアン監督。本作でも再び、実在の人物を題材にし、グレース・ケリーをスクリーンによみがえらせた。なぜ今、グレース・ケリーを題材にしようと思ったのか。そして、まるで本人かと錯覚するほどの人物像をいかにして作り上げたのか、オリヴィエ・ダアン監督に聞いた。――はじめに、グレース・ケリーを描こうと思った理由を教えてください。彼女の魅力を語りたかったのではなく、僕が興味を持ったのは、彼女の中にある弱さです。グレース・ケリーというと、モナコ公妃といういいイメージ、華やかなグラマラスな部分のイメージが出回っていますが、僕はもう少し近づいて、彼女の中にある弱さや葛藤に焦点を当てたいと思い、興味を持ちました。――彼女の内面の弱さは、もともと知っていましたか?いいえ。実は僕も「あぁプリンセスだな」という表面的なイメージしか持っていなかったんです。でも、シナリオを読んだ時に、いくつかの場面でひょっとしたらそうではないんじゃないか、ひょっとしたら彼女の人生はバラ色ではなかったんじゃないかと思わせるところがあったので、何かできると思ったんです。本当だったら、もっと暗い、ネガティブな映画にもできたんですが、それはしませんでした。――ストーリーは、すべて事実に基いているのでしょうか? 映画のクライマックスとなるスピーチのシーンも、記録として残っているのでしょうか?今回、伝記映画を作るつもりはなく、有名人の内面を描きたいと思っていました。有名人は、一つのアングルしか知られていないことがありますが、別のアングルから彼女をとらえたいと考えました。スピーチに関しては、そういう記述はなく、内容も残っていません。でも彼女がその後行っていく、人道的な、赤十字とか子供のためにといった活動を、あのスピーチが要約していると思っています。それは映画にしかできないことで、彼女が行っていく活動について、彼女の意思表明としてあの瞬間に使っている。あのスピーチはオリジナルです。――グレース・ケリー役をニコール・キッドマンさんに決めた理由を教えてください。昔からニコール・キッドマンを女優として敬愛していましたし、今回の役柄に関してすばらしいと思ったのは、彼女がグレース・ケリーと同じような経験を、女優としてしているということでした。グレース・ケリーは、レーニエと結婚しただけでなく、モナコ公国と一緒に三角関係のような形で結婚しましたが、ニコール・キッドマンも、トム・クルーズと結婚していた時に、彼のバックにもそういったとりまきがあったと思うんです。妻として果たすべき義務、そしてその葛藤が似ていると思いました。――ニコール・キッドマンさんは、グレース・ケリーになりきるため、撮影の5カ月前からリサーチされたそうですが、役作りに関して彼女とどういった話し合いをしていたのでしょうか。彼女が行ったのは、リアリズムの部分。なまりやルックス、内面の気持ちであるとか、そういうところで本人にできるだけ近づこうと努力してくれました。一方、僕は、グレース・ケリーの象徴性、シンボル的なところをどのようにしたらいいのかというアプローチ。2人で補い合い、リアリズムの部分と象徴的な部分を融合して作り出したのが、このグレース・ケリーです。――ニコール・キッドマンさんとのやりとりで印象に残っていることはありますか?グレース・ケリーが自分の結婚式の映像を見ているシーン。ほかの解決方法が見つからなくなってしまった彼女が、離婚という言葉を口にするこのシーンは、映画の中でも一番キーとなる場面になっています。この場面では、どういう風な演技をするのか、どういう風な抑揚・言い方にするのかということを、ニコール・キッドマンと2人で一生懸命話し合い、1日くらいかかりました。しかも、クローズアップが多かったため、テイク数が60ほどになり、少しずつ変えていろんな感情をやってもらい、それを僕が編集し、最適だと思うものをつなげて仕上げました。――グレース・ケリーが家庭と仕事の間で揺れたり、彼女の周りに、裏で動いてだれかを蹴落とそうとする人がいたり、現代社会に通じるところがたくさんあると感じました。そのあたりはどの程度意識されていたのでしょうか?それこそまさに描きたかったところです。モナコ公妃の話っていうと、個人的な、世界中の一つの国のエピソードという感じがしますが、そうではなく、今生きている現代女性にも何か感じるものがある、そんなストーリーにしたいというのが、僕がねらっていたことです。単なる小国のお姫様の話ではなく、普遍的なものを付け加えたいと思っていたので、現代を生きるみなさんにも何か感じとってもらえたらうれしいですね。
2014年10月18日ニコール・キッドマンがハリウッド女優からモナコ公国公妃に転身したグレース・ケリーを演じる映画『グレース・オブ・モナコ公妃の切り札』が公開になる。本作では実話を基に、ひとりの女性のドラマが描かれるが、監督を務めたオリヴィエ・ダアンは、ミステリー映画の巨匠アルフレッド・ヒッチコックに大きな影響を受けて製作したという。来日時に話を聞いた。その他の画像映画は、過酷な課税を強要し、承諾しない場合はモナコを自国領にすると発表したフランスを相手に、公妃のグレース・ケリーがモナコを救うために、“最後の切り札”を武器に、危機に挑む姿を描いたもの。ダアン監督は『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』で伝説のシャンソン歌手の半生を描いて高い評価を集めたが、「グレース・ケリーについては多くを知らなかった」という。「まず思ったのは、伝記映画ではなく、ひとりの女性のポートレイト(肖像)を描きたいということでした。また、この物語のポイントは、平凡な女性が公妃になったのではなく、女優がプリンセスになったことにあると思います。さらに作りながらヒッチコックのことを避けて通ることはできませんでした。彼もまた映画を通じて女性の肖像を描き続けてきた作家です」。ケリーはヒッチコックの『ダイヤルMを廻せ!』や『裏窓』でヒロインを演じ、公妃になった後も、ヒッチコックから女優復帰のラブコールを受けていた。「私はヒッチコック作品を通じて、女性像を描いてみたいと思ったのです。だからこの映画では、ヒッチコック映画の引用やオマージュが多くありますし、強い影響を受けています」。さらに監督は「この映画は“沈黙の言葉”に注目してほしい」と語る。「この映画は、登場人物が実際に声に出さないセリフで出来上がっている、と言っていいでしょう。グレースも夫のレーニエも思っていることをハッキリと言葉にしない人たちでした。大事なのは言葉の中身ではなくて、その言葉を発する人間の表情やたたずまいです。思い返せば、ヒッチコックの映画も、具体的な言葉や描写を使うことなく様々なことを表現しましたよね? だから、この映画もぜひセリフとセリフの“行間”を読みながら楽しんでほしいですね」。小国を救うために奔走するひとりの女性の姿を描いた本作は、誰もが知る名女優にしてプリンセスの“知られざる素顔”を覗き見て、解読するミステリーでもある。大きなスクリーンでじっくりと観賞し、ダアン監督が仕掛けた謎の数々を読み解いてほしい。『グレース・オブ・モナコ公妃の切り札』10月18日(土)TOHOシネマズ有楽座ほか全国ロードショー
2014年10月17日オスカー女優のニコール・キッドマンが、人気絶頂のなかハリウッドを去りモナコ公妃となったグレース・ケリーに扮する『グレース・オブ・モナコ公妃の切り札』。世紀の結婚から6年後、ハリウッド復帰を画策していたはずの彼女が、一転してモナコ公国最大の危機に挑む姿を描いた本作では、その知られざる秘話だけでなく、煌びやかでエレガンスな60年代ファッションが見事に再現されていることに注目。衣装デザイナーを務めたジジ・ルパージュが、劇中のニコール演じる“伝説の女優”のファッションを語ってくれた。主演を務めたニコールも、「衣装にここまでの努力が費やされる映画に出たのは、『ムーラン・ルージュ』以来」と語るほど、美貌と気品を兼ね備え、“クール・ビューティ”と言われたグレースを蘇らせた本作の衣装は実に見事なもの。デザイナーのジジ・ルパージュは、グレースの実際のスタイルを参考に60年代ファッションを徹底して再現することに尽力。ニコールにとっても、それは役作りへの大きな手助けになったという。“世紀の結婚式”のドレスは、グレースが実際に1956年に着た「ランバン(LANVIN)」のドレスを元に、一から作り上げた。ティアラと3連ネックレス、また婚約指輪も含めて、実際にレーニエ公がグレースに贈ったものを「カルティエ(Cartier)」がこの映画のために精巧に復元している。舞踏会のシーンでは、「お伽噺のようなマジカルなドレス」にこだわったというルパージュ。60年代のフランスデザイナーの「ジャン・デセス(Jean Desses)」のドレスやイブニングドレスにインスパイアされたものだそう。「あのシーンにはクリスタルドレスがいいと思った。スワロフスキーのクリスタルが単純に大好きで、あれがあるとマジカルなオーラが出て光の反射が素晴らしい効果をもたらす。クリスタルはパリの『Atelier Valentin』が施してくれて、100時間以上かけ1,000以上のクリスタルを飾ったの」というだけに、さすが本作のクライマックスを飾るにふさわしい絢爛なドレスとなっている。また、グレースの大ファンだったという当時のデザイナー、マルク・ボアンが彼女のためにデザインしたオリジナルドレスが、「クリスチャン・ディオール(Christian Dior)」の協力のもと、2着も再現されていることも奇跡的だ。60年代らしいアイテムとしては、エレガンスな帽子の数々にも注目。1961年の「ジャンパトゥ(Jean Patou)」のスケッチをもとに再現したグリーンのドレスに合う帽子は、「ALEXANDRE BARTHET」が本作のためにデザイン。彼の父は実際にグレースの全ての帽子を担当していたという。さらに、ゴールドのラメドレスで登場するシーンについては「ラメドレスを着ているグレースの写真があって、私が若いころ、母が金のラメドレスを着ているのが好きだった」ことからチョイス。「彼女のキャラクターに力を与え、ブロンドの髪ともマッチする」と語る。ちなみに腕を美しく見せるグローブは、パリの老舗専門店「メゾン・ファーブル(Maison Fabre)」のもの。一方、カジュアルなシーンでのツーピースは、特別なブランドではないものの「ニコールのブロンド、ブルーの瞳、白い陶器肌にあう色彩を選んだ。また当時の流行色ももちろん頭に入れてて、特に淡い黄色はグレースのお気に入りの色でもあった」とコメント。「60年代の典型的な夏の装いを想像した」というマリンルックも、ニコールによく似合っている。そのほか、スカーフ、バッグは「エルメス(HERMES)」のアーカイブから、靴は「サルバドーレ・フェラガモ(Salvatore Ferragamo)、「ジミーチュウ(Jimmy Choo)」が提供しているという本作。実際にグレースが愛し、そしてグレースにも愛された往年のデザイナーや有名ブランドが惜しみなく協力してくれたファッションの数々は、スクリーン上でもいっそうの輝きを放つことだろう。『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』は10月18日(土)TOHOシネマズ有楽座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:グレース・オブ・モナコ公妃の切り札 2014年10月18日よりTOHOシネマズ有楽座ほか全国にて公開(C) 2014 STONE ANGELS SAS
2014年10月10日『エンド・オブ・ホワイトハウス』の続編となる『London Has Fallen(原題)』の監督候補に、スウェーデン人のババック・ナジャフィが挙がっている。同作品の監督はフレデリック・ボンドに決まっていたが、今月半ば映画の方向性について意見が合わず降板し、監督が不在の状態になっていた。ジェラルド・バトラー、アーロン・エッカート、モーガン・フリーマンは今回も続投。舞台はロンドンで3人は、イギリスの首相の葬式に出席。だが、テロリストはこのチャンスに世界から集まったリーダーを殺そうと狙っていた。映画の北米公開は来年10月。撮影は、1カ月ロンドンで行われた後、バトラーが『Geostorm(原題)』の撮影に入るため一時中断し、来年2月に再開することになっている。バトラーは1作目に続き、今作でもプロデューサーを兼任する。文:猿渡由紀
2014年09月29日人気絶頂の中でハリウッドを去り、モナコ公妃となったグレース・ケリーの結婚後の“ある出来事”を追った、ニコール・キッドマン主演『グレース・オブ・モナコ公妃の切り札』。今年2014年は、ちょうどグレース・ケリーの生誕85周年に当たる年。世紀の結婚をし、オスカー女優からプリンセスへと華麗な転身を遂げたかに見えた彼女の結婚生活や、モナコ公妃としての日々はどんなものだったのか。1982年、52歳という若さでこの世を去った彼女の命日・9月14日に併せ、在りし日のグレース・ケリーの写真と新たな劇中ビジュアルの到着とともに、彼女の生涯をふり返ってみた。本作は、“世紀の結婚”から6年後の1962年、グレース・ケリーが挑んだモナコ公国最大の危機に関わる “一世一代の大芝居”にスポットを当てた物語。監督は『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』のオリヴィエ・ダアン。同じくオスカー女優のニコールがグレース・ケリーに扮し、ティム・ロスが夫・レーニエ公を演じている。1929年11月12日、フィラデルフィアの裕福な家庭に4人兄弟の次女として生まれたグレース。父はオリンピックの金メダリストであったため、活発なグレースの兄姉に目をかけており、内向的で芸術に興味を持つグレースに対しては、評価も期待も一切してこなかったという。グレースの恋の相手が常にかなり年上の男性だったのは、こうした父親への思いがあったためだとも言われている。その後、両親の反対の中、単身NYに演技の勉強に出たのが17歳のとき。1951年に『14時間』でスクリーンデビューし、52年には大手スタジオのMGMと契約して『真昼の決闘』でゲイリー・クーパーと、翌年には『モガンボ』でクラーク・ゲーブルと共演を果たした。そして、24歳のとき、ヒッチコック監督にイングリット・バーグマンに続くミューズとして見いだされ、1954年『ダイヤルMを回せ!』の主演に抜擢、「グレースは私がずっと探していた通りの女性だ」とヒッチコックに言わしめ、『裏窓』『泥棒成金』に相次いで出演。55年には、ジョージ・シートン監督『喝采』のビング・クロスビーの妻役でアカデミー賞「主演女優賞」を受賞した。6年間で11本の映画に出演したが、1956年、カンヌ映画祭で出会ったモナコのレーニエ公と結婚、女優を引退。式の模様は世界9か国で放映され、「世紀の結婚式」と呼ばれた。当時のモナコは、経済的困窮と後継者問題の解決が急務とされており、その中でグレースは、モナコの広告塔としての知名度と美貌、持参金、健康な体と最高の条件を兼ね備えていた妃とされていた。しかし、アメリカとヨーロッパ、一般人と王室、しきたりも風習も考え方もまったく違う環境に一人放り込まれたグレースは、本音を話せる友人もおらず、寂しい生活を送っていたという。また、モナコ人にとってもアメリカ人が突然公妃になったことをすぐには受け入れられず、またフランス語がほとんど話せず、口数が少ないグレースは「冷たい人物」と思われていたという。1957年、妊娠中のグレースがマスコミを前にお腹を隠すようにエルメスのバッグを抱えていたことをきっかけに、エルメスから正式に打診があり「ケリーバッグ」が誕生。そして、本作の舞台となる1962年、ヒッチコックから『マーニー』主演のオファーを受ける。愛する父を失っていただけでなく、何度も流産を繰り返しふさぐグレースを心配したレーニエ公は、この女優復帰に賛成。撮影のために家族全員でアメリカへ行く予定を立てるが、フランスがモナコに税制問題に関して、一種の宣戦布告を行い、その復帰は断念された。やがて、その国家の危機を乗り越えたものの、1982年9月13日、バカンスからの帰り道に自らハンドルを握った車で崖から転落。同乗していた愛娘ステファニー公女は一命をとりとめたが、グレースは危篤状態となり、翌14日に、生命維持装置が外された。まだ、52歳だった。グレース・ケリーが、いまも生きていれば85歳。神戸博「ポートピア’81」で来日した際には、濁った温泉、畳での就寝に難色を示した当時16歳のステファニー公女を、「日本には歴史ある文化があるのですから、体で独自の文化を理解するようにしなさい」と諭したとも言われている。日本庭園を愛し、「HANAE MORI」の顧客でもあるなど、親日家としても知られていた彼女の人生に、今日14日は思いを馳せてみて。『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』は10月18日(土)TOHOシネマズ有楽座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年09月14日メンズブランドの「ミスター ハリウッド(MISTER HOLLYWOOD)」と「ラグス マックレガー(Rags McGREGOR)」は、合同イベントを開催する。このイベントは9月6日に行われる「ファッションズ・ナイト・アウト(FASHION’S NIGHT OUT)」の一貫として行われるもの。昨年に引き続き、架空のホテル「ザ ホテル アメリカ(The Hotel AMERICA)」の支店という設定で催される。各ショップを訪ねると先着100名に、支店の証であるオリジナルキーホルダーの他、リストバンドをプレゼント。キーホルダーは、ラグス マックレガーに設置されるバーラウンジのメンバーズキーとなっており、リストバンドを提示することでドリンクサービスが受けられる。同ブランドの設立3周年を記念した限定Tシャツも、数量限定で販売される予定。【イベント情報】ザ ホテル アメリカ会場:「ミスター ハリウッド」 、「ラグス マックレガー」住所:東京都渋谷区神宮前4-13-16、東京都渋谷区神宮前4-13-4会期:9月6日時間:19:00から22:00(ドリンクサービス)
2014年09月05日『愛を読むひと』でアカデミー賞「主演女優賞」を受賞し、今年3月にハリウッドの「ウォーク・オブ・フェイム」2,520個目の星に名を刻むなど、輝かしい女優としてのキャリアに加え、3度目の結婚を経て3児の母となったばかりと、プライベートでの豊富な経験もあわせ持つケイト・ウィンスレット。彼女は『JUNO/ジュノ』『マイレージ、マイライフ』のジェイソン・ライトマン監督の最新作で、現在公開中の『とらわれて夏』で主役を演じる。障害を乗り越えて純愛を貫こうとする男女の、『きみに読む物語』『マディソン郡の橋』につぐ、“許されない愛”を激しく静かに描いた本作から、ケイトのインタビューが到着した。アメリカ東部の静かな町。9月初旬のレイバー・デイを週末にひかえたある日、心に傷を負ったシングルマザーのアデル(ケイト・ウィンスレット)と13歳の息子ヘンリーは、偶然出会った逃亡犯のフランク(ジョシュ・ブローリン)を自宅に匿うことになる。決して危害は加えないと約束したフランクは、家や車を修理し、料理をふるまい、ヘンリーに野球を教える。やがて、アデルとフランクは互いに惹かれ合っていき、ある日、3人は人生を変える決断を下すのだが…。本作では、過去の悲しい出来事から一度は愛を失い、深く傷つきながらも、再び愛に出会うという、弱さと強さを兼ね備えたひとりの女性を演じたケイト。脱獄犯と過ごす夏の5日間の中で、そっと触れ合う手と手、すべてを許し合う眼差しから、大人の男女が静かに、けれど情熱的に恋に落ちていく姿は、既婚・未婚問わず、すべての女性が心を揺さぶられずにはいられないと、早くも注目を集めている。オスカー女優であり、実生活でも3人の子の母であるケイトは、この過去の悲しみにとらわれながらも、許されない恋の中で愛と人生を取り戻していくシングルマザーという難しい役どころを見事に演じ切っている。ケイトの1度目の結婚は、1998年。主演した『グッバイ・モロッコ』の助監督だったジム・スレアプルトンと結婚し、娘・ミアを出産した。その後、2003年には『007 スカイフォール』の監督として知られるサム・メンデスと2度目の結婚、息子・ジョーを出産。そして、3度目の結婚は2012年、ヴァージングループ会長の英国人実業家リチャード・ブランソンの甥にあたるネッド・ロックンロールで、昨年男の子を出産し、キラキラネーム“ベア”(Bear)君と名付けたことも話題となった。こうして、プライベートでは3度の結婚、それぞれのパートナーとの間に1人ずつ子どもをもうけたケイト。自身が演じたアデルの魅力について、「複雑なところも、単純なところもある。進むべき道や、自分自身を見失ってしまい、女性としての喜びを忘れ、生きる情熱もなくしてしまった。過去の悲しい経験が原因でね」と話し始める。「彼女も若い頃は情熱的だったけど、不幸な出来事が情熱の炎を消し去ってしまった。そんな彼女の人生は、とても悲劇的かもしれない。でも必死に生きてるのよ。その強さには感心するわ。どんなに苦しんでも、母親の役割を忘れず、息子を立派な少年に育て上げた。そのためには勇気と強さが必要だったと思う。アデルは弱さと強さを兼ね備えた人物なのよ。そこが魅力ね」と力強く語るのは、自身も3児の母親として生きてきたケイトならでは。その強さは、本作のアデルというキャラクターのリアルな深みある演技にもよく現れている。また、特別映像では、女性として「真実の恋は思わぬときに訪れるのだと思うわ」と語っているケイト。3度結婚を経験し、その都度子どもを授かり、自分の思いに正直な人生を繰り広げてきたケイトのその美しさは、いつまでも衰えることがない。本作で、悲しみにとらわれていた女性が“禁断の恋”に落ち、人生を取り戻していくときの美しさを見事に体現したケイトの姿は必見といえそうだ。『とらわれて夏』はTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開中。(上原礼子(cinema名義))■関連作品:とらわれて夏 2014年5月1日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開(C) 2014 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2014年05月02日ソニーは3月3日、ポータブルオーディオプレーヤー「ウォークマン S」シリーズ限定モデルとして「Disney Spring Happiness Collection ウォークマン Sシリーズ」および「SNOOPY Spring Heart Collection ウォークマン Sシリーズ」を発売した。5月7日までの期間限定販売製品で、ソニーストアのみの取り扱いとなる。Disney Spring Happiness Collectionは、背面にミッキーマウスやミニーマウスなどディズニーキャラクターが刻印されているもの。キャラクター刻印の代わりに、ミッキーマウスをあしらったオリジナルフォントでイニシャルを刻印することもできる。一方のSNOOPY Spring Heart Collectionでは、スヌーピーのキャラクターか、スヌーピーをあしらったオリジナルフォントによるイニシャルを背面に刻印できる。それぞれ、壁紙もディズニーキャラクターやスヌーピーが描かれたものとなっているほか、パッケージもキャラクターのシルエットやイラストが描かれたオリジナルのもので梱包。なお、Disney Spring Happiness Collectionではイラストが描かれたオリジナルケースが、SNOOPY Spring Heart Collectionではスヌーピーのマスコットチャームをパッケージに追加することができる(ケース:2,000円、マスコットチャーム:1,100円)。いずれも本体と同時購入でのみ入手できる数量限定アクセサリだ。いずれのモデルも「NW-S780」本体のみのパッケージと、スピーカーが付属するパッケージ「NW-S780K」の2パターンから選ぶことが可能。直販価格は、本体のみの場合がメモリ8GBで14,800円、16GBで17,800円、32GBで20,801円、スピーカー付属の場合が8GBで17,800円、16GBで20,801円となっている(いずれも最小構成時、税別)。なお、実物は東京・銀座と名古屋、大阪のソニーストア店頭で展示されている(購入も可能)。(c)Disney(c)Disney. Based on the "Winnie the Pooh" works, by A.A Milne and E.H.Shepard(c)2014 Peanuts Worldwide LLC
2014年03月03日良品計画グループの「ムジU.S.A.リミテッド(MUJI U.S.A. LIMITED)」は、ロサンゼルス市ハリウッド地区に米国旗艦店となる「ムジハリウッド(MUJI Hollywood)」を12月14日にオープンする。ムジハリウッドは、ハリウッドの商業施設「ハリウッド・ギャラクシー・ショッピングセンター(Hollywood Galaxy Shopping Center)」に開業。売場面積は240坪。米国店舗としては初めて菓子やコーヒー・茶葉、レトルト類などの食品を取り扱い、上質な素材とデザインにこだわったウェア「ムジラボ(MUJI Labo)」、世界各地で使われてきた“よいもの”を紹介する「ファウンドムジ(Found MUJI)」など、合計3,000アイテムをそろえる。良品計画グループは、ニューヨーク市ソーホーに2007年11月オープンした「ムジソーホー(MUJI SOHO)」を皮切りに、タイムズスクエアのニューヨークタイムズビルディング1階への出店など、現在米国内に7店舗を展開。昨年11月には西海岸初店舗となる「ムジソーマ(MUJI SOMA)」をオープンし、ムジハリウッドは米国内8店舗目となる。
2013年12月04日ソニーは11月29日、ウォークマンの新モデル「NW-M505」の企画意図や特徴を紹介する記者向け説明会を開催した。「NW-M505」はBluetoothレシーバー機能を搭載したウォークマン。本体内蔵の音楽にくわえて、スマートフォンなどの楽曲をストリーミング再生できる。12月7日より発売で、価格はオープン、ソニーストアでの直販価格は17,800円。「NW-M505」はスティック型のウォークマン。最大の特徴はBluetoothレシーバー機能で、スマートフォンなどで再生した音楽や動画の音声などを高音質化してストリーミング再生できる。さらに、ノイズキャンセリング機能に対応したEXイヤホンが付属する。今回の説明会では、「NW-M505」の狙いを「DMP(ウォークマン)からスマートフォンに流出したユーザーを獲得する」ことだと説明。スマートフォンユーザーの現状分析として、スマートフォンと他のポータブル機器の2台持ちは苦だが、スマートフォンの音質には不満を持っているとし、それらの課題に着手した「NW-M505」の特徴を紹介した。「NW-M505」では、スマートフォンとの2台持ちを意識した「スマホフレンドリー ウォークマン」をコンセプトとし、2台持ちが苦にならない「携帯性」と、スマートフォンの楽曲をより高音質で楽しめる「高音質化」の2点を強みとする。携帯性の面では、本体サイズをBluetoothヘッドセットと同等サイズに小型化。2台の端末を1台で操作できるよう考慮し、「NW-M505」からスマートフォンで再生中の楽曲を操作できるようになった。Bluetoothヘッドセットとしても利用可能。音質面では、歪みやノイズを軽減できる高音質技術「S-Master MX」を搭載。スマートフォンで再生した音楽や動画の音声をより高音質で楽しめる。Bluetoothコーデックは、SBC/AAC/apt-Xに対応する。「NW-M505」の「S-Master MX」では、ウォークマン「ZX 1」「Fシリーズ」と同様にマイナス電源を追加。これによって、より深く沈み込み、キレのある低音になったという。また、ヘッドホン駆動、オーディオ出力のために、+/-電源とオーディオ出力の左右の電源、あわせて4つの電源を独立して搭載。各電源の負荷を軽減して充分な電流を供給することにより、ヘッドホンのドライブ能力を向上させた。
2013年12月02日(リリー・コリンズのTwitterより)期待されるハリウッド女優「リリー・コリンズ」!ランコムのニューフェイスとして登場!ハリウッド女優の「リリー・コリンズ」は、有名なペネロペ・クルスやジュリア・ロバーツなどもビジュアルモデルとなった、ラグジュアリーな化粧品ブランド「ランコム」のニューフェイスとして登場することになった。2014年1月に発売されるスプリングコレクション「サテンローズ」からブランドのミューズを務めることになる。今回、起用されたことについて「リリー・コリンズ」が述べたことをまとめると、女性の美しさや上品さ、また優雅さなどの輝きは、一人ひとりの内面から表現されるというランコムの考えに感心させられる。世界でもっとも高級なブランドの一つ「ランコム」のアンバサダーに起用されたことは、とても光栄なことで、願っていた夢が実現した、ということだ。リリー・コリンズについて1989年イングランド生まれ。女優であり、モデルまた司会などを務めている。イギリスのミュージシャンのフィル・コリンズを父に持つ。わずか2歳でBBCのドラマに出演した。現在、南カリフォルニア大学大学院のコミュニケーション学部で学ぶ学生でもある。ジャーナリズムにとても興味を持っており、ロサンゼルス・タイムズなどにもコラムを書いたりしている。また2008年ヤングハリウッド賞の「レッドカーペット新人調査員賞」を受賞した。2008年から2009年まで「新ビバリーヒルズ青春白書シリーズ1」の2話に出演(最終話を含む)。2009年、サンドラ ブロックが演じる人物の娘役として出演した。そして2012年に「白雪姫と鏡の女王」の白雪姫の役で初めての主演を務めた。オードリー・ヘップバーンをイメージさせるような存在感と美しさ、また知的さを兼ねそろえた、今後を期待されている、ハリウッド女優である。【参考】▼リリー・コリンズ(Twitter)▼ランコムタイムリーな美容情報満載!「美容最新ニュース」FacebookページOPEN!(10月2日)矢田亜希子の美しい歯の秘訣? 芸能人愛用のホワイトニング剤がスゴイ!(8月7日)30代女性に向けたブログメディア、「ANGIE」が登場。仕事や恋愛で悩みが多いこの世代に、楽しく生きるためのヒントを提案。(7月29日)
2013年10月13日あなたならどれが履いてみたい??ムーンスターの美脚メイクシューズとして注目を集めている「CALORY WALK+」(カロリーウォークプラス)が、2013年春・夏新作コレクションを発表し、人気投票を行うキャンペーンを開始した。期間は2月15日から3月15日となっている。この「新作コレクション『私はコレが履きたい!』人気投票キャンペーン」は、Twitterで投票を行うもので、参加希望者はまずTwitterでログインし、「@calorywalk_plus」公式アカウントをフォローする。そして、サイトに掲載されたお気に入りの靴を一つ決め、「投票」ボタンをクリックして専用画面からツイートすればOKだ。投票者の中から抽選で計15名に、人気投票No.1~3に輝いた新作のカロリーウォークプラス製品がプレゼントされる。“ながら”で美脚をかなえる豊富なシューズ「カロリーウォークプラス」は、通勤や散歩、買い物、お出かけなど、普段の生活の中で履くことで、エクササイズ、シェイプアップができ、いつのまにか美脚を手に入れることができるという、うれしいシューズ。従来こうしたシェイプアップタイプのシューズは、スポーツシューズのようなデザインばかりだったが、カロリーウォークプラスでは、おしゃれをしながらキレイになれるよう、さまざまなシーンで履きこなせる、豊富なラインアップのおしゃれシューズを生み出している。新作は、春夏を意識したサンダルタイプなどの「VACANCES」(バカンス)シリーズ、日常使いにうれしいローヒールパンプスなどをそろえた「SHOPPING」(ショッピング)シリーズ、よりデザイン性や特別感をプラスした「PARTY」(パーティー)シリーズと、3シリーズ合計42足で幅広い展開となっている。歩くだけで、ヒップが、太ももが、ふくらはぎがひきしまる、魅力のラクラク美脚メイクシューズ。あなたも自分が履きたい一足を探してみては。元の記事を読む
2013年02月17日米の人気ヒーロー“スーパーマン”を新生させる来夏公開の映画『マン・オブ・スティール』の最新予告編が公開された。『マン・オブ・スティール』は、人気ヒーローのスーパーマンを、これまでになかった視点と最新の映像技術を駆使して新生させるもの。『ダークナイト』三部作で“バットマン”を新生させたクリストファー・ノーランが製作を手がけ、アラン・ムーアの傑作コミック『ウォッチメン』を実写化したザック・スナイダーが監督を務める。スナイダー監督が「スーパーマンという究極のヒーローには尊敬しなければいけない大きな柱があるんだ。単純にかっこいいからって新しく作り直したり、設定を変えればいいってものじゃない。僕とクリス(クリストファー・ノーラン)はスーパーマンという本質の中にストーリーとヒーローならではの人間性を求めたんだ」と語る本作。このほど公開された予告編もこれまでのスーパーマン同様、地球人には決して持ち得ない力をもったクラーク・ケントが自身の幼少期を回想する場面から始まる。彼の育ての父は幼いクラークに、自身の“力”を使わないように伝える。常人離れした力が発揮されれば、彼は“普通の地球人”として生きていけなくなるからだ。しかし、予告編の後半で青年となったクラークは決断する。黒いスーツに身を包んだ彼は一瞬で地面にヒビを入れるほどの力を発揮し、音速で空を飛ぶが、父の予言の通り、人間たちは彼を“正義の味方”とはみなさずに、手錠をかけ、銃を向ける。クラークは言う。「父さんはこう信じてた。世界はまだ、本当の僕を受け入れられないと」。予告編映像はシリアスなドラマと並行して、崩れ落ちる高層ビルや、炎に包まれるクラーク、謎の飛行物体のアクションなどハードな映像が次々と映し出される。ヒーローが強大な力を発揮するも人間がそれを拒否した後の世界を描いた『ウォッチメン』のスナイダー監督と、強大な力が必ずしも“善”に作用しない世界に全身全霊で立ち向かうヒーローを描いた『ダークナイト』のノーランは、本作でどんなヒーローと人間を描き出すのか? 詳細なストーリーはいまだにヴェールに包まれている。『マン・オブ・スティール』2013年夏、全国公開
2012年12月20日ハリウッド映画へのアジアからの資本提供、ハリウッドのスタジオがアジアに会社を設立などなど、ハリウッドとアジアが急接近している。その理由とは?その他の画像ハリウッドが、アジア、とりわけ中国にラブコールを送っている。全世界で最大の人口を持つ国ながら、政府による厳しい規制のため、長い間、中国はハリウッドが手出しできない市場だった。しかし、近年、中国が少しずつ門戸を広げていくにつれ、中国がもたらす興行成績は急成長。シネコンの建設ラッシュも猛烈なスピードで進んでおり、2015年までには、中国の映画市場は50億ドルに達すると見られている。しかし、ハリウッドにとってもどかしいのは、いくら緩まったとはいっても、中国政府は外国作品の公開数をまだ制限していること。その抜け道となるのが、中国との共同製作だ。共同製作であれば、枠組みが“外国映画”ではなくなるのである。そのやり方で成功した例は、ウィル・スミスがプロデュースした2010年の『ベスト・キッド』。また2013年公開の『アイアンマン3』も中国との共同製作で、一部のシーンは中国で撮影されている。今年10月に公開された『エクスペンダブルズ2』も、中国の配給会社との交渉の途中、中国と共同製作になる話が持ち上がり、ヒロインが中国人女優になることになった(皮肉にも共同製作の話はその後流れている)。一方でドリームワークス・アニメーションは、今年2月、中国とのジョイント・ベンチャーで、上海にアニメーション・スタジオを設立すると発表。ここで製作されるのは、中国市場向けのアニメ作品だ。また、映画プロダクション会社レラティビティ・メディアとレジェンダリーも、すでに中国に拠点を構えている。中国ほどではないにしろ、ボックスオフィスの潜在性を見せている国に対しては、特にアジアがテーマとなる映画でないのにその国のスターを出演させるなどして、話題作りをするのも手段のひとつ。『マイティ・ソー』『バトルシップ』には日本の浅野忠信が起用されたし、2013年公開の『G.I.ジョー バック2リベンジ』にはイ・ビョンホン、『クラウド アトラス』にはペ・ドゥナと韓国勢が出演している。もちろん、ハリウッドはアジアだけに関心を持っているわけではない。たとえば、急速に売り上げを伸ばしているロシアやブラジルは、非常に重要視されているマーケット。『ワイルド・スピードMEGA MAX』の舞台がブラジルだったり、『トランスフォーマー』の3作目のワールド・プレミア開催地がモスクワだったりしたのは、決して偶然ではないのである。ハリウッドの目は、今、これまでになく外に向いているのだ。「ぴあ Movie Special 2012-2013」より文:猿渡由紀
2012年12月18日ハリウッド関連商品の製造輸入販売を行うスタイルオンビデオが主催するファン交流イベント「第1回ハリウッドコレクターズコンベンション」が24日、都内で開催され、多くの映画ファンが駆けつけた。人気のハリウッド映画やアメコミなどの関連グッズを扱う15の専門ショップがブースを設け、一押し商品を紹介・販売したほか、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』3部作で“ドク”ことエメット・ブラウン博士を演じた米俳優クリストファー・ロイドが本イベントのために緊急来日し、有料のサイン&写真撮影会を行い、大盛況だった。「ハリウッドコレクターズコンベンション」の会場の様子同社は98年、東京タワーに映画のプロップ(小道具)などを展示した「ハリウッドコレクターズギャラリー」を開設。ハリウッド関連商品の製造輸入販売をはじめ、『スター・ウォーズ』『ハリー・ポッター』など誰もが知る人気シリーズのキャストを招へいし“ハリウッドサイン会”と称し、ファン交流会を続けてきた。そして満を持して、今回開催されたのが「ハリウッド・コレクターズ・コンベンション」だ。グッズ販売はもちろんのこと、人気俳優とのダイレクトな交流が楽しめるコンベンションは、本場アメリカなど欧米では今や定番といえるファンイベント。主催者によると今回、日本での開催が決まった背景には「洋画の興行収入が減少する中、若いファンにハリウッド映画に対する関心や思い入れが失われつつあるのではないか…」という危機感があったという。ネットニュースやSNSの発達によって、情報が先行しがちな現代だからこそ、実際に映画の世界観に触れ、ファンと語り合う現場のリアルな“熱”こそが、洋画ファン開拓のカギというわけだ。今回はロイド氏の来日という“目玉”も奏功し、多くのハリウッド映画ファンが会場に集結。生きるレジェンドとの出会いに狂喜していたが、それ以上にコンベンションという場で感動を共有できたことは来場者の大きな宝になったはず。現時点で次回開催は未定だが、今回得た確かな手応えからも、第2回が行われるのはそう遠い未来ではないだろう。日本におけるハリウッド映画復活への新たな試みとして注目が集まる。取材・文・写真:内田 涼
2012年11月27日ソニー『ウォークマン Sシリーズ』から、ウォルト・ディズニー生誕100周年記念アートを施した限定商品が入った、数量限定『Disneyキャラクター クリスマスボックス2012』が15日、発売された。【画像】豪華キャラクターが描かれた専用ケースなどテーマは『セレブレーション&ホワイトクリスマス』。ミッキーマウスをはじめ、ミニーマウス、ドナルドダック、くまのプーさん、白雪姫など通常では一緒に登場することのない人気キャラクターが、専用ケースや壁紙デザインに勢ぞろい。ディズニーの「D」の文字とミッキーのデザインを背面に刻印したウォークマン本体、専用ケース、ミニーのぬいぐるみ付きストラップが特製ボックスに入っており、15日からソニーストア、WEBサイトで発売中。
2012年11月15日ディズニーの最新アニメーション映画『シュガー・ラッシュ』のワールドプレミアが現地時間29日にハリウッドの老舗劇場エル・キャピタンで行われ、リッチー・ムーア監督、製作総指揮を務めたジョン・ラセターらが登壇した。その他の写真本作はコンピュータゲームの世界を舞台に、子どもたちから愛されない自分に嫌気がさしてしまった悪役キャラのラルフが、お菓子の世界で繰り広げられるエキサイティングなレース・ゲームの世界で少女ヴァネロペに出会い、ゲーム界の運命を揺るがす災いに立ち向かう姿を描く。ムーア監督は「この作品を他にはないユニークなものにしたかった。マリオ・カートのようなレースゲームみたいに、とても楽しいものにしたかった。ディズニーらしいアニメーションにもしたいし、任天堂みたいなゲーム要素も入れたい。それを全部一緒に合体させたものが『シュガー・ラッシュ』になった」と言い、ピクサーでオモチャの世界を描いた傑作『トイ・ストーリー』をおくりだしたラセターは「早くみなさんにこの映画を観てほしいです」と完成度に自信を見せた。ちなみに本作はAKB48が挿入歌を担当しているが、音楽スーパーバイザーを務めたトム・マクドゥーガルは「レースの中で競い合うというシュガー・ラッシュの世界のキャラクターと、メンバーの中で競い合っているAKB48の共通点もあると感じた。AKB48のビデオを見たとき、まさにこれだと思ったんだ。ディズニーアニメで日本の音楽とコラボレーションできたことがうれしいよ!」とコメントした。本作は、現地時間の11月2日に全米公開され、来年3月23日(土)から日本公開される。『シュガー・ラッシュ』2013年3月23日(土) 全国公開(c)Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2012年10月31日公益財団法人横浜市緑の協会は28日、山手西洋館にて「ハロウィンウォーク2012」を開催する。同イベントは、ハロウィンの仮装をした参加者が山手西洋館および近隣施設を巡るスタンプラリー。各施設で配布する飴をもらいながら施設をめぐり、スタンプを11個集めるとゴール地点でプレゼントがもらえるというもの。スタンプチェックポイントは、外交官の家、ブラフ18番館、ベーリック・ホール、エリスマン邸、山手234番館、横浜市イギリス館、山手111番館、岩崎ミュージアム、人形の家、YITC、山手68番館、マリンタワー、 アメリカ山公園の13カ所。どのポイントからスタートするかは問わないが、ゴールはブラフ18番館、イギリス館、アメリカ山公園の3カ所となる。開催日時は28日10時~16時。参加は無料で、仮装している人先着3,000名にスタンプカードが配布される。仮装していない人でも参加できるよう、西洋館全館(山手68番館を除く)で10時より仮装グッズが販売されるほか、西洋館5館(外交官の家、ベーリック・ホール、山手234番館、横浜市イギリス館、山手111番館)では先着150人にフェイスペインティングを行う。料金は1回100円。またハロウィンウォークと同時進行で、さまざまなプログラムやショップを展開する。エリスマン邸前庭と外交官の家前庭では、10時~15時までアイスクリームや飲み物を販売するオープンカフェを設置。ベーリック・ホール入口では、10時30分から肉まん、アメリカンドッグ、ポップコーン等を販売する。エリスマン邸前庭では、10時から先着1,000名に風船をプレゼント。山手234番館前庭では、10時から先着100名でチューリップの球根を植え付ける。アメリカ山公園では伊豆から移動水族館がお目見え。外交官の家の前庭では道志の水が販売され、購入者は鉄砲遊びができる。イベント用の駐車場はないので、公共交通機関を利用しての参加が望ましいが、ゴール賞印のあるスタンプカードを持参すると、山下公園駐車場の駐車料金が1時間無料になるとのこと。なお、雨天時は規模を縮小して実施。荒天の場合は中止(延期なし)。詳細は横浜市緑の協会公式ページへ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月26日福岡県福岡市で博多の街をあかりで彩る2つのイベントが開催される。「博多灯明ウォッチング」と「博多ライトアップウォーク」だ。「博多灯明ウォッチング」の開催日時は10月20日(土)18:00~21:00、「博多ライトアップウォーク」は11月21日(水)~25日(日)の5日間、18:00~21:00まで。「博多灯明ウォッチング」は博多に古くから伝わる行事、「千灯明」を元に現代風にアレンジしたもの。かつて博多の神社、寺では大竹を割った中に砂を敷き、その上に置いた貝殻に油を入れ、”こより”を芯に火を灯して並べ、家内安全などを祈願していたと言われている。開催地区は、ベイサイドプレイス博多からJR博多駅までの広い地域。およそ数万個もの灯明が飾られる。主な開催場所は弘法大師が開いたと言われる「東長寺」、栄西禅師が開いた日本最初の禅寺「聖福寺」、「櫛田神社」、「藤田公園」。「博多リバレイン」周辺では、福岡アジア美術館滞在作家による「灯明地上絵」を見ることが出来る。一方、「博多ライトアップウォーク」は、寺社の建物や庭園をライトアップすることで、昼間とは違う博多の魅力を演出し、市民や観光客に歴史的景観を楽しんでもらおうというもの。開催場所は「承天寺」、「東長寺」、「妙楽寺」、「櫛田神社」、「順心寺」、「博多小学校」、「節信院」、「円覚寺」の8カ所。櫛田神社拝殿、承天寺方丈・開山堂、東長寺六角堂、妙楽寺開山堂はイベント開催期間に合わせ特別拝観となる。さらに、九州各地から食べ物や産品の販売ブースが出店する「冷泉うまかもん市」、うどん、そば、まんじゅうといった博多発祥とされる食べ物が販売される「御供所夜市」、黒田藩に伝わる茶道「南方流」の作法によるお茶会が楽しめる「円覚寺茶会」(事前予約必要)ほかコンサートなども開催される。「博多ライトアップウォーク」の入場料は当日券1,200円(8枚チケット)、800円(6枚チケット)、前売り券1,000円(8枚チケット)、600円(4枚チケット)。そのほか、承天寺ライトアップコンサートや円覚寺茶会は有料。イベント詳細は博多灯明ウォッチングHPおよび博多ライトアップウォークHPで確認を。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月10日映画好きなら一度は訪れたい場所、ロサンゼルス!『ターミネーター』や『理由なき反抗』などに登場するグリフィス天文台、『プリティ・ウーマン』のビバリーヒルズ・ロデオドライブ、『フォレスト・ガンプ/一期一会』のサンタモニカ・ピア…などなど、往年の映画の中には数え切れないほどロサンゼルスの観光名所が映し出されていて、「あの映画のあの場所に行ってみたい!」を叶えてくれる街でもあるんですよね。そして、この秋公開となる『ロック・オブ・エイジズ』もそんな行ってみたくなる衝動に駆られてしまう、ロサンゼルス・ハリウッドを舞台にしたミュージカル映画です。トム・クルーズの落ちぶれロックスターぶりも確かに、いや…かなりすごいけれど、夢を叶えるためにハリウッドへやってきたロックスターの卵たちのサクセス・ストーリーも胸打つものがあって、何より彼らがロックするハリウッドの街そのものの熱気がすごいんです!そんな熱気溢れる1980年代のハリウッドの名所・サンセット通り。そこはスターになる夢を抱いてハリウッドにやって来た若者たちがチャンスを掴み、スターの座へと駆け上がっていく憧れのストリートで、その通りにあるロックンロールのライブハウス“バーボンルーム”が映画のメイン舞台。このライブハウスを中心に物語が進んでいきます。ライブハウスのあるサンセット通り(=Sunset Boulevard)とは、ウエスト・ハリウッドエリアを東西に35キロに延びる大通り。その中心メイン約3キロは“サンセット・ストリップ”と呼ばれていて、有名なナイトクラブが軒を連ねている音楽の通りです。映画ファンにとっては、ジョニー・デップが(共同)経営していたナイトクラブ、ザ・ヴァイパー・ルームのある通り、という方がピンとくるかもしれないですね。ただ、映画の中に登場するバーボンルームは残念ながら架空のライブハウスです。1987年のロサンゼルスの街とバーボンルームをリアルに再現するために、フロリダ州マイアミ市内のオーバータウン郊外にセットが作られました。けれど、架空とは言ってもモデルになっているのは、サンセット通りに実在する──ザ・ロキシー・シアター、ザ・レインボールーム、ウィスキー・ア・ゴー・ゴーといった老舗ナイトクラブ。それらの雰囲気をすべて反映させているので、モデルとなったナイトクラブに足を運んで『ロック・オブ・エイジズ』の世界を感じるのも一興です。もう一つ、ハリウッドの象徴的建造物として登場するランドマークで注目したいのは、マウント・リーの山の上にそびえ立つ「HOLLYWOOD」の文字、そう、ハリウッドサイン!主人公のシェリー、彼女と恋に落ちるドリューの初デートの場でもあり、その真下から眺めるロサンゼルスの夜景は絶景。ところで、ハリウッドサインのすぐそばまで行くことができるって知っていますか?『ロック・オブ・エイジズ』だけでなく、最近で言うと『ステイ・フレンズ』でもハリウッドサインの真下でというシーンがあったので「えっ、観光できるの?行けるの?」と思っていたんですが…なんと!山の麓から往復3~4時間のハイキングコースがあるんです!い、い、行ってみたい~!映画の中のシェリーとドリューのように、ロサンゼルスの街並を一望できちゃいます。ちなみに、1文字の高さは約14メートル。その大きさを味うのもいい思い出になりそうですよね(※ただし、この映画のデートシーンで登場するハリウッドサインは、バーボンルーム同様に南フロリダに再現したセットです)。『ロック・オブ・エイジズ』を観てトム・クルーズ扮するロックスター、ステイシーの熱すぎるライブを堪能したら、きっとサンセット通りに行きたくなるはず!夢を追いかけるシェリーとドリューに心揺さぶられたら、きっとハリウッドサインからロサンゼルスの街を眺めたくなるはず!ぜひ、ロックな旅をしにハリウッドへ。(text:Rie Shintani)■関連作品:ロック・オブ・エイジズ 2012年9月21日より全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC.
2012年09月10日