連日27度を超える夏日のパリ、枯葉が舞い散る景色と気温のギャップを感じる初秋、“2012年春夏パリプレタポルテコレクション”がスタートした。注目ブランドの、2012春夏トレンドスタイルや、ヘアメイクスタイリングポイントをいち早くご紹介。マルセル・マロンジュが手掛ける“ギ・ラロッシュ”は、若々しいフェミニンさにモダンさを合わせたスタイリングを展開。カラーもグレイッシュがかったモデレートから、パステルが中心である。メイクは完璧なショウメイクではなく、ごくナチュラル。また、ヘアも作りこみ過ぎることの無いオールバックを基本としたスタイルが目立った。“Lutz”はモダンでシンプル、マニッシュテイストを取り入れたスタイリング。若々しくて瑞々しい印象。カラーはモノクロをメインにすっきり纏まっている。ヘアメイクはナチュラル志向。ワンレングスでブロンドのロングヘアーが爽やか。“Claudine Ivari”は、カラーは白・ベージュ・ゴールドが提案され、全体的にシンプルなシルエット。モダンなカッティングが施され軽快なドレスアップスタイリングが印象的だ。“2012年春夏パリプレタポルテコレクション”は、9月27日~10月5日間で開催中。>>その他、ファッションウィーク情報は こちら
2011年10月03日マーロン・ブランドと共演した『ラストタンゴ・イン・パリ』で知られるフランスの女優、マリア・シュナイダーが3日朝、がんのためパリの病院で亡くなった。享年58。俳優のダニエル・ジェランの娘でもあるシュナイダーは10代で映画に初出演、デビュー4作目でベルナルド・ベルトルッチ監督の『ラストタンゴ・イン・パリ』に出演、ブランドとの過激なラブシーンが話題を呼び、一躍有名になった。その後ドラッグに溺れ、自殺未遂を繰り返したが、80年代に入ると更正。女優として活動を続けたが、ヌードになる役は避け続けた。出演作にミケランジェロ・アントニオーニ監督、ジャック・ニコルソン共演の『さすらいの二人』、シリル・コラール監督・主演の『野性の夜』、日本映画『ヨーロッパ特急』などがある。遺作は2008年、ジョジアーヌ・バラスコ監督の『Cliente』(原題)。所属事務所によるとシュナイダーの闘病生活は長年にわたっていたという。(text:Yuki Tominaga)© Rex Features/AFLO
2011年02月04日