障害があるほど燃え上がる恋、と聞くと、誰もが思い浮かべるのがあの名作。心理学者のドリスコールは、恋愛と妨害の相関関係について「妨害度が高いカップル程、熱愛度が高くなる」という調査結果を発表し、「ロミオとジュリエット効果」と命名しました。これは何かを禁止されたり押し付けられたりすると、自由を取り戻そうと反発する人間の性質によるもので、専門用語では「心理的リアクタンス」と言うそうです。限定販売に弱いのも、「タン塩は売り切れです」と言われるとどうしても食べたくなるのも、この心理的リアクタンスが働くからなんだそう。なるほど、周囲がダメというほど熱くなるカップルの気持ちが痛いほど身近に感じられます。では、実際に恋の障害と感じるのは、どんなことでしょうか。ネット上のアンケートでは、トップ3は以下のようになりました。【1.社内では付き合っていることを言えない】秘密にしなくちゃいけないって思うだけで燃え上がります。【2.遠距離恋愛】会いたいときに会えないもどかしさが、相手を恋しく思う気持ちを加速させるんですよね!【3.両親に反対されている】反対されると余計に…というのは、いつの時代も同じ。まさしくロミオとジュリエット効果!ほかにも、相手に恋人がいる、親子ほど年が離れている、門限が厳しい、などなど、想像しただけで切なくなるようなシチュエーションがいっぱい。確かにこうした恋は盛り上がりますが、ふたりの世界に入り込みすぎて、周囲が見えなくなってしまわないように要注意です。ところで、この恋が成就し、突然なんの障害もない平凡な毎日が訪れたら…果たして、ずっとラブラブでいられるのでしょうか。気になるその後を、2組の夫婦のエピソードから見てみましょう。「地元ではちょっとした名家に生まれた母と、貧乏育ちで札付きのワルだった父。当然周囲の猛反対を受け、駆け落ち同然で結婚した。両親はそれをバネに、幸せな家庭を築こうと頑張ったが、祖父母から認めてもらうのに20年かかったらしい。その後祖父母が他界し、私たち子どもも結婚や就職などで独立。父と母だけの暮らしになって2年後、燃え尽きたように突然熟年離婚してしまった。子どもから見ても仲のいい夫婦だと思っていたのに、現実って何があるか分からない」“家柄”という壁に阻まれる、王道パターン。ドラマや物語だと「ふたりはいつまでも仲良く暮らしました」で終わるはずなのに、こんな結末もあるのですね…なんかちょっと泣きそう。本当に男女ってわかりません。「彼はカナダ人。社内恋愛で交際が始まったが、1年ほどで彼は帰国。遠距離恋愛を4年続け、国際結婚しました。文化・言葉・距離・時差・宗教…さまざまな壁に加え、お互いの両親の理解を得られるまでに時間がかかり、一時はもうダメかと…でも頑張りました。一緒に暮らすようになって10年、さらに愛情が深まりましたよ。そばにいるのが当たり前の毎日が、とても穏やかで幸せです。」ふたりを阻んでいた要因がなくなったら、それまでの燃えるような恋から一転、穏やかに淡々と愛を育んでいく…そんな関係っていいですね。憧れちゃいます。恋に試練はつきもの。それをふたりで乗り越えることで、本物の愛が育つのでしょう。ただ、障害だらけの恋にのめりこむ前に、「心理的リアクタンス」を引き算して考えてみるのも必要かもしれません。21世紀のジュリエットには、もっとしたたかでクレバーであってほしい!って思うのです。うーん、やっぱり渦中にいるうちは難しいかしら。でも一度想像してみてください。無事に障害を乗り越えて結ばれたあと、ふたりで過ごす平穏でちょっと退屈な日々を…。その中で幸せそうに微笑んでいる自分を、想像できましたか?(文=石村佐和子)「この恋は障害があっても幸せになれる?」(スマートフォン向け占いサイト:クロノ占星術へ)
2012年11月09日アットアロマは天然のエッセンシャルオイルが睡眠にどのような影響を及ぼすのかを調査するため、睡眠障害を有する成人男女を対象に「ブレンドエッセンシャルオイルの睡眠障害に対する効果についての臨床試験」を実施した。同調査は明治国際医療大学附属統合医療センターの協力のもと、2011年12月から2012年3月にかけて、軽度の睡眠障害を有する成人男女11人を対象に実施。就寝時に同社のエッセンシャルオイル「SLEEP plus(スリーププラス)」を枕元で香らせ、1種類のオイルを1週間継続して使用。その後1週間の未使用期間をはさみながら、計3種のオイルを試す臨床試験を行った。実験後、被験者のうち60.6%の人が「使用した香りの印象が良い」と回答しており、使用した香り自体への評価が非常に良いことが分かった。また、睡眠の印象の変化についても、72.7%の人がアロマが睡眠に良い印象をもたらすと回答しており、アロマが効果的に作用していることが分かった(数値は3種の香り平均値)。特に「ドリームローズ(90.9%)」、「ムーンラベンダー(54.6%)」、「サイレントウッド(72.7%)」が、睡眠への良い印象があったと回答をしている。全体を通して睡眠に悪影響が出たと回答した人はおらず、香りが睡眠にマイナスに働くことは認めらなかった。また、香りがあることによる睡眠以外の変化については、47.4%の人が「気持ちが落ち着く」と回答。「リフレッシュできる」と「部屋のにおいが気にならない」がそれぞれ21.1%という結果になり、睡眠以外でもアロマが効果的に働いたことが分かった。人それぞれの香りの好みや感じ方などの嗜好(しこう)性、香りの広げ方の違いなども考えられるため、同社は今後試験方法のさらなる検討に取り組んでいくという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月20日初出演&初進行役女優の新垣結衣が、毎年恒例の日本テレビ系特別番組「24時間テレビ35 愛は地球を救う」のチャリティーパーソナリティーを務めることが20日、分かった。同番組に初めて参加することはもちろん、テレビで進行役を務めることも初めてだ。今年の放送は8月25日、26日にかけて行われる。メーンパーソナリティーは、嵐が務めることがすでに発表されており、彼らとともに番組を引っ張っていくことになるだろう。彼女らしい言葉を期待進行だけでなく、今の日本の現状をとらえ、受け止めて、自らの言葉で全国へと伝える企画にも参加するそうだ。具体的な内容は現在検討が進められている最中というが、彼女らしい言葉の発信が期待される。また日本テレビは、今回初めての企画として、6月26日に行う番組制作発表を生中継するという。放送は15:55~16:53の予定で、「生中継!パーソナリティーが勢揃い!!24時間テレビ制作記者会見」として行われる。こちらに新垣も登場することとなるとみられ、注目だ。今年の夏は、伝統の「24時間テレビ」という場で、彼女の新たな輝きをみることができることを期待したい。元の記事を読む
2012年06月21日4月25日、都内にて、ヤンセンファーマ株式会社によるメディアセミナーが開催された。セミナーテーマは、「AD/HD(注意欠陥/多動性障害)とResilience(レジリエンス)」である。AD/HDとは、日常生活に支障をきたす原因となる認知機能障害、また、そうした認知機能障害と関連する不注意・多動性・衝動性といった中核症状を特徴とする生物心理社会的疾患のことだ。昨今、日本でもAD/HDに対する理解が進んでいるものの、いまだ適切な治療をうけることができていない人が多数いるといわれている。同セミナーは、さらに多くの人にこの病気についての正しい理解を得てもらうことで、そうした状況を改善することを目的として開催されている。また、Resilience(レジリエンス)とは、「強いストレスからしなやかに回復する力」という意味だ。これは、トラウマなどのPTSD(心的外傷後ストレス障害)を乗り越えた人々の行動特性から導き出された概念で、昨今、心理学会や小児学会からも注目を集めている。今回のセミナー講師は、ジョージメイソン大学心理学客員教授、ユタ大学医学部臨床学准教授を務めるサム・ゴールドスタイン博士。AD/HDの世界的権威である心理学者である。博士は、どうすればResilienceを高めることができるのかという疑問について、解説にあたった。Resilienceを高めるためにはまず、親や教師が、AD/HDを持つ子どもへの理解を深めることが不可欠だという。AD/HDの子どもが、ほかの子どもと比べて長時間落ち着いてひとつのことをやり遂げることが困難であることを十分に理解した上で、「その子が興味をもてる話題を選び、会話に飽きさせない」などの工夫をしながら、子どもと上手に向き合っていくことが必要だと説明した。とはいえ、Resilienceを数週間~数か月で身につけることは難しい。そのため、患者本人よりも、それを身につけるための手助けをする立場にある親や教師のほうが、忍耐力を強いられることが多いそうだ。このストレスを克服するためには、「患者と接するにあたって、水泳学習のマインドセットを応用することが有効」と解説した。例えば、“ 同世代の子どもが瞬時に習得することなのに、なぜ同じことができないのか?”と考えてしまうと、子どもに対していら立ちを覚えやすい。しかし、人によって習得スピードにばらつきがある水泳学習のようなものだととらえれば、習得に時間がかかることにストレスを感じづらくなるという。さらに博士は、AD/HDの改善には、薬物療法が大変有効であると説明。その立証ともなる実験結果について話した。実験は、AD/HDを持つひとりの子どもとほかの子どもたちを一緒に教室で授業を受けさせ、同世代の子どもにどの子がAD/HDかを当ててもらい、さらにその後、AD/HDを持つ子どもに薬を投与し、回答者を入れ替えた上で、同様にどの子がAD/HDかを見極めさせるというもの。結果は、薬を投与する前後で、正答率が100%から30%に減退した。今回のセミナーのために初めて来日したという博士は、AD/HDのさらなる支援実現のために、日本にも正しい知識を広めたいとの考えだ。質疑応答の時間になると、「AD/HDを持つ子どもは、同じような症状を持つ子どもたちが通う学校に通わせたほうがいいのか?」という質問が挙がった。それに対して博士は、「そうした学校に通わせることが間違っているとはいわないが、子どもにとっては、大人に成長する前に実生活での生活を学ぶ機会を失うことにもなる」と指摘する。親が「かかわる人を限定しなければならない」という意識を持たないためにも、AD/HDを早期に発見して、正しい医師の診断を受けながら、長期的視野で子どもとかかわっていくことの大切さを訴えた。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月03日ゴールドウインが展開するザ・ノース・フェイスは、視覚障害者のクライミングをサポートするNPO法人「モンキーマジック」を支援するTシャツを今年も発売する。この企画は2006年からスタートし、今年で7年目になる。視覚障害者が取り組めるスポーツのひとつがロッククライミング。NPO法人「モンキーマジック」の代表理事を務める小林幸一郎氏も、視覚障害を持つクライマーであり、同法人ではスクール活動を通じ、障害を持つ人たちがクライミングを行う際の手助けをしている。クライミング界、クライマーを支援しつづけてきたザ・ノース・フェイスでは、「モンキーマジック」の活動およびクライミングというスポーツの可能性に共感し、支援Tシャツを製作・販売。売上の一部をモンキーマジックに寄付することに。このTシャツは同法人に支援の寄付をした人にも贈られるとのこと。価格はメンズ、ウィメンズともに4,410円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月18日株式会社ゴールドウインが展開する「ザ・ノース・フェイス」は、視覚障害者のクライミングをサポートするNPO法人「モンキーマジック」を支援するTシャツを今年も4月中旬より発売開始する。この販売企画は2006年からスタートし、今年で7年目となる。NPO法人「モンキーマジック」は、多くの場合でスポーツをあきらめなければならない視覚障害者の人々でも、ロッククライミングをすることは可能とし、視覚障害者の方のクライミングする手助けとしてスクール活動を行っている。クライミング界、クライマーを支援してきた「ザ・ノース・フェイス」は、そのモンキーマジックの活動に共感。支援Tシャツを製作・販売し、売り上げの一部をモンキーマジックに寄付している。支援Tシャツの販売・企画は2006年からスタートし、今年で7年目。4月中旬より発売開始する。デザインは壁を軽快に登るモンキーのイラストで、視覚障害者によるクライミングを表現。今までのデザイン同様、モンキーマジックのテーマ「No sight But on sight!(見えなくても、見えづらくても、オンサイトで登れるぜ!)」のメッセージが背中に点字表記で凹凸プリントされている。吸湿速乾性の高いポリエステル100%素材で、あらゆるスポーツシーンで着用できるとのこと。価格は男性用・女性用とも4,410円(税込)。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月17日これまで、女性だけの症状と思われていた「更年期障害」。実は男性にもあるってご存じでしたか?更年期障害とは、加齢によりホルモンバランスが崩れることで、さまざまな不調が現れること。体だけでなく、心にも影響を与えます。閉経を迎える40代~50代の女性特有のものと考えられていましたが、近年、男性にも更年期障害が起こることがわかってきました。しかも中には、30代で更年期障害の症状を示す男性も!詳しい説明を、私のクリニック目白の平田雅子院長にお聞きしました。(以下、平田雅子先生)女性の更年期障害の場合、閉経前後に卵巣の機能が低下し女性ホルモンの分泌量が減少することで起こります。それと同じく男性の場合も、加齢による男性ホルモンの分泌が低下が原因と考えられています。まず、男性の場合、脳の視床下部から出されるホルモンの刺激で、性腺刺激ホルモンが分泌されます。性腺刺激ホルモンが分泌されると、男性ホルモンである「テストステロン」が睾丸(こうがん)から分泌されるのですが、テストステロンは、45歳くらいから緩やかに減少していきます。ですから、一般的に男性に更年期障害の症状が見られるのは、40代半ばからといえますが、若くても無縁ではないのです。それは、ストレスなどが原因で、30代でもテストステロンの分泌が減少してしまい、更年期障害の症状が現れる場合があるんです。症状は人それぞれで多岐にわたりますが、代表的なものはこちら。・ほてり、のぼせ・手足の冷え・頭痛・めまい、耳鳴り・肩こり・筋肉痛・便秘・腹痛・頻尿or残尿感・動悸(どうき)・不眠・倦怠(けんたい)感・不安・性欲低下・勃起(ぼっき)不全このように、身体面、精神面の両方にさまざまな症状があるにも関わらず、男性には女性の閉経のような分かりやすい変化がない上に、どれもすぐに病気につながるような症状でないため、見過ごされがち。また男性の場合も、更年期障害による身体的な変化により精神的に落ち込み、うつ状態になることが多いんです。もし症状に心当たりがあるのなら、男性の更年期障害について扱っている病院を受診してみましょう。(ビューティ&ダイエット編集部)
2012年03月18日アクサ生命保険は7日、日本障害者スポーツ協会から感謝状を授与された。今回の表彰は、昨年(2011年)に実施したブラインドサッカー(視覚障害者サッカー)に対する支援活動が評価されたもので、今年で5回目の受賞となる。アクサ生命は、CR(コーポレートレスポンシビリティ=企業の社会的責任)活動の一環として、2006年から継続的に、ブラインドサッカーの支援を行っている。2006年には、応援プロジェクトを通じて世界大会(アルゼンチンで開催)に出場する日本代表チームを支援。翌年以降も、応援チャリティ募金を通じてサイドフェンス(2007年)や盲学校にブラインドサッカーの設備を寄贈する(2008年)など、ブラインドサッカーのプレー環境の整備や普及・認知向上の面で支援を行ってきた。2011年は、パラリンピック大会の最終予選を兼ねて仙台で開催されたアジア選手権(公式国際試合)に社員ボランティアを派遣するとともに、全国の社員による大会の認知向上活動を行い、大会の運営をサポート。また、日本ブラインドサッカー協会に日本初となる国産ブラインドサッカー専用ボールを寄贈している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月08日自動車事故対策機構(以下、NASVA)はこのほど、自動車事故による重度後遺障害者への支援拡充を目的として、近畿・関東地区にて「委託先病院」を公募すると発表した。NASVAは、自動車事故による脳損傷が原因で重度後遺障害が残り、治療と常時介護を必要とする被害者のうち、特に重度の患者を対象とした専門病院として、国内4カ所(千葉、仙台、岡山および岐阜)に療護センターを設置運営している。また、2007年から札幌・福岡の2カ所にて、療護センターの一部機能(治療・看護)を一般病院の施設を活用して提供する「委託病床」の運営を開始。これらの療護施設は、順調に活動している一方、一部地域では自宅からの距離などを理由に、入院を断念する被害者家族が多数存在することが判明したという。このためNASVAは、2011年2月より「委託病床の拡充にかかる検討委員会」および「委託病床機能等審査委員会」を設置し、委託病床を拡充する方向で検討。その結果、「新たに大阪を中心とする近畿地区(16床)および関東南・西部地区(12床)に委託病床を開設し、2013年1月から患者の受入を開始すべき」などの結論を得たことから、今回、同病床の運営を委託する病院について、入札による公募を行うことを決定したとしている。今回の公募にあたり、NASVAは入札説明会を開催。日程・場所は、関東地区が3月9日15:00~、NASVA本部6階会議室、近畿地区が3月13日15:00~、NASVA大阪主管支所内会議室となる。申込み期限は3月8日正午。今後のスケジュールは、5月10日応募(入札参加表明)締切、6月29日開札、委託先病院決定、2013年1月(予定)入院患者受入開始となっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月14日