英国のデザイナー、エイミー・パウニーとその仲間たちの挑戦を追うドキュメンタリー『ファッション・リイマジン』よりシーン写真が解禁された。本作は、イギリスのブランド「Mother of Pearl」のデザイナー、エイミー・パウニーが、サステナブルなライン「No Frills」を立ち上げるまでを捉えたファッション・ロードムービー。サステナブルブランドとして大注目を浴び、ファッション業界に変革をもたらした画期的なコレクション「No Frills」。そのデビューの裏には、発表まで18か月というタイムリミットの中、理想の素材を求めて、地球の裏側まで旅することになったエイミーとチームの、たくさんの出会いと挑戦の物語があった…。この度解禁されたシーン写真は、1万km以上離れたウルグアイの牧草地を訪れ、サステナブルな原料をもとに作られた“パール“をふんだんにフューチャーしたコレクションを開催、生産者とは徹底的に話し合い、妥協のない洋服、商品作りに奔走する姿が映し出されている。そのほか、エイミーと「BBC EARTH」のコラボを祝うレセプションに訪れた、伝説の編集者アナ・ウィンターとの2ショットも捉えられている。監督を務めたのは、本作が長編映画デビューとなるベッキー・ハトナー。ハトナーは3年もの間、エイミーに密着、ウルグアイやペルー、オーストリアといった国へ一緒に飛び、カメラを回した。困難な挑戦に挑むエイミーの姿から、地球の「今」が見えてくるはずだ。『ファッション・リイマジン』は9月22日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年07月24日ペネロペ・クルスとアントニオ・バンデラスの2大スペイン俳優が共演した『コンペティション』より場面写真が解禁。監督やスタッフがペネロペの役柄とファッションについて語ったコメントも到着した。本作でペネロペ・クルスが演じるのは、個性的でわがままな女性監督、ローラ。強さと美しさを兼ね備えたカリスマ監督だ。その唯一無二の個性を表現するのに絶対に欠かせないのがヘアスタイルとファッション。ガストン・ドゥプラット監督はローラの外見について、「いわゆる“一般的な映画監督”のイメージではなく、前衛的な芸術家にしたかった。ものすごく素晴らしい作品を撮るか、そうでなければ今まで見たことのないゴミみたいな作品を撮るかのどちらかの可能性しかない芸術家にね。一目でそんな芸術家であると分かる容姿にする必要があったんだ」と説明する。そんなローラのトレードマークは真っ赤でボリューミーなカーリーヘア。これはペネロペの地毛ではなくウィッグだが、撮影のためにわざわざイタリアから取り寄せたといい、「他にももっと保守的な、普段のペネロペの髪型に近いものもあったけど、ペネロペ自身があのウィッグを選び、僕とマリアノもそれを見た時に『これだ!』と叫んだんだ」と全員の理想のウィッグに出会った感動を語っている。言動は粗野なのに、その佇まいには一級の品格を感じさせるローラの衣装は「シャネル(CHANEL)」。ペネロペが2018年から同ブランドアンバサダーを務めている関係で、本作の衣装もシャネルの全面協力を得ることができた。衣装を手掛けたのは、ウディ・アレン監督『マジック・イン・ムーンライト』やペドロ・アルモドバル監督『ジュリエッタ』などで知られるワンダ・モラレス。ワンダは「ペネロペは、衣装選びや彼女が演じるローラという人物を創造していくことに関しては、常に敬意を持って、大きく貢献してくれました。まずは私が提案し、そこから一緒にキャラクターを作り上げていったのですが、彼女はそのプロセスを、とても楽しんでいたと思います」とペネロペとともにローラの衣装を考案していったと語っている。そしてローラという人物像に関して、「ローラの人間性については、あるイメージから始めたものが、最終的には全く違うところに行き着きました。私たちは、よりエッジの効いた1人の女性を作り上げるために、コメディにありがちな陳腐な表現からの脱却を試みたのです」と衣装からも積極的に役作りを試みたことを明かしている。自分に絶対の自信を持ち、毅然とした態度でベテラン舞台俳優にも大人気映画スターにも引けを取らないローラ。一見するとハードルが高そうだが、中には真似しやすいシンプルな装いもあり、ファッションの参考としても注目だ。『コンペティション』は3月17日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:コンペティション 2023年3月17日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほかにて全国公開©2021 Mediaproduccion S.L.U, Prom TV S.A.U.
2023年03月04日クリスチャン・ベイル、マーゴット・ロビー、ジョン・デヴィッド・ワシントンという豪華共演が話題の映画『アムステルダム』より、1930年代のファッションが注目の場面写真が公開された。1930年代のN.Y.を舞台にした本作。オランダのアムステルダムで出会った親友3人は、ひょんなことからある殺人事件に巻き込まれ、容疑者になってしまう。公開された場面写真では、そんな3人組の一人である、マーゴット演じる負けん気の強いヴァレリーが、ブラックとシルバーのゴージャスなドレス、バングルやピアスを身に着け、30年代のパーティールックを着こなした姿で登場。そして、楽観的な医師バート(クリスチャン・ベイル)、しっかり者の弁護士ハロルド(ジョン・デヴィッド・ワシントン)、資産家トム(ラミ・マレック)、トムの妻リビー(アニャ・テイラー=ジョイ)、退役軍人に大きな影響力を持つギル(ロバート・デ・ニーロ)も、フォーマルな格好でとあるパーティーに参加する、華やかなシーンだ。さらに、親友3人組の場面写真では、ヴァレリーは黒のコートを身にまとい、柄スカーフを首に巻くシンプルながらもオシャレな衣装となっているが、実は、マーゴット自身が帽子を取り入れることを提案したという。「私は衣装が大好き。ヴァレリーにとって衣装は、彼女のアートのもう一つの表現で、彼女の反抗心の表れでもあった。だから、衣装は私にとってとても重要なものだった」と言い、「私は帽子が大好きだから、帽子をかぶりたいと言った。こういうアイデアがあると、みんな、特にデヴィッド監督は、いつでも歓迎してくれた。ヘアやメイク、衣装のデザインを通して、自分のキャラクターを見つけることもとても重要」と衣装の大切さを明かしている。『アムステルダム』は10月28日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:アムステルダム 2022年10月28日より全国にて公開©2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2022年10月06日今週1月14日(金)より配信開始となるドラマ「失恋めし」より、どこかレトロで可愛いファッションにフォーカスをあてた新場面写真が到着した。本作は、失恋で心を傷めた失恋人たちが各話ごとに登場し、忘れられない美味しい味のエピソードとともにストーリーが展開。ミキと共においしいめしを味わううちに、傷ついた心がいつしか癒され、前向きな気持ちになっていく――。配信直前の今回到着した場面写真では、主演の広瀬アリスが演じるイラストレーター・キミマルミキと、臼田あさ美演じるミキの漫画の担当編集・佐藤双葉(通称“2号さん”)のファッションがポイント。サバ子(門脇麦)と出会った日のミキは、赤いTシャツに独特な柄のベストを着こなし、またある日は、黒いTシャツに色とりどりのキャミソールを重ね着。またある日は、花柄のカットソーに白いオーバーオールと、取材のため、動きやすくゆったりとしたシルエットが特徴だ。一方の“2号さん”は、ド派手なワンピースに、クラシックなアクセサリーを加えるのが得意な様子。レトロなワンピースとの相性が抜群で、赤いリップを合わせるところもこだわりだ。「“丸々区三角町”というふざけた一区画を爆誕させ、血眼でゆるさに徹しております」と大九明子監督が語る通り、ゆるい空想の町に住む2人。そんなちょっとした異世界感は、彼女たちのファッションによっても演出されている。「失恋めし」は1月14日(金)Amazonプライム・ビデオにて一挙独占配信、読売テレビにて7月放送予定。(cinemacafe.net)
2022年01月12日ブレイク当時、『ジェンダーレス男子』として話題となったタレントのりゅうちぇるさん。普段から自分を表現するためにメイクを楽しんでいます。2020年11月3日には、キャバクラのプロデュース事業を行っている愛沢えみりさんにメイクアップしてもらい、歌舞伎町で働く女性に変身した姿をInstagramに投稿。早速、「美しい」と注目を集めている姿をご覧ください!※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る RYUCHELL </3(@ryuzi33world929)がシェアした投稿 - 2020年11月月3日午前2時06分PSTいつものりゅうちぇるさんのイメージとは異なる姿に、目を奪われますね!ネット上では絶賛の声が多数上がっています。・えっ、めっちゃかわいくない!?・ウィッグもメイクも似合ってる!・私、女だけど惚れた。・顔のよさが引き立つ…。そこら辺の女子よりキレイなのでは!?また、「仲里依紗さんかと思った!すごい!」「フリーアナウンサーの加藤綾子さんっぽい」という声も。1児の父親として子育てに勤しみながら、自身の好きなことも追及していくりゅうちぇるさんは、これからも私たちに新たな面を見せてくれることでしょう。今後の活躍からも目が離せません![文・構成/grape編集部]
2020年11月05日6月2日(火)より再開した東京都写真美術館の2F展示室では、90年代以降のファッション写真にフォーカスする『写真とファション 90年代以降の関係性を探る』が7月19日(日)まで開催されている。ファッションが流行する過程において、衣服が持つ魅力を伝える重要な役割を担ってきた「写真」。写真によって作り出されるイメージは、時には衣服そのものよりも人々を惹きつけ、時代を象徴するイメージとなった。同展は、そんな「写真とファッション」をテーマに、1990年代以降の写真とファッションの関係性を探るもの。長年にわたり文化誌『花椿』の編集者としてファッションやアートの世界を見つめてきた林央子(はやし・なかこ)氏が監修を手がけ、数多くのファッション写真に携わってきたアンダース・エドストロームや髙橋恭司の写真作品をはじめ、仏ファッション誌『Purple』の発行人エレン・フライスと前田征紀、新進気鋭のファッション・レーベルPUGMENTとホンマタカシによる新作コラボレーション作品など、写真、映像、インスタレーション約80点におよぶ多彩な表現を紹介する。独自のスタイルを確立し、現在も第一線で活躍するアーティストたちの創造の源泉に触れることができる同展。90年代のファッションが再び注目を集める今、ファッションの転換点となった時代をひもといてみてほしい。【開催情報】『写真とファション90年代以降の関係性を探る』7月19日(日)まで東京都写真美術館にて開催【関連リンク】 東京都写真美術館( https:// www.topmuseum.jp)《Tokyo Girl》〈The Mad Broom of Life〉より 1992年 作家蔵 (c)Kyoji Takahashi, courtesy of nap gallery《Ici-bas (In this lower world)》 2019年 作家蔵 (c)Elein Fleiss《Spiritual Discourse》 2020年 作家蔵 (c)Yukinori Maeda, courtesy of Taka Ishii GalleryPUGMENT×ホンマタカシ〈Images〉より 2019年 作家蔵 (c)PUGMENT/(c)Takashi Homma
2020年06月10日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週土曜日は、洋書を専門に扱う原宿・外苑前のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京都渋谷区神宮前3-7-4)が選ぶ書籍をご紹介。■『The Sartorialist. India』Scott Schumanスコット・シューマンは、ファッションショーの撮影をする一方で、ストリートスナップを撮り続けており、その写真を紹介するブログ「The Sartorialist」は、ファッション業界、特にストリートファッションにおいて先導的な声となっており、毎月数百万のページビューを獲得している。2009年には、ブログと同タイトルの写真集を発売して話題に。また同年、米『TIME』誌で「世界で最もデザインに影響を与えた100人」の1人に選ばれた。本書で彼は、インドの路上、市場、クリケット場、デリー、ジャイプール、プシュカル、ムンバイなどの都市で、インドの独特なスタイルを撮る為に何度も訪れた。色やパターン、織物から国の多様性と素晴らしさを写真で届ける。シューマンは親和性が高く、あらゆる年齢の人々の人生、レイバー、トランスジェンダー、レスラー、サーファー、祖父、ファッショニスタから子供や労働者までを賛美する。彼は古くからの伝統と同様に新しいインドにも光を当てている。さりげなくシックなテキスタイルのレイヤー、伝統的な服装の永続的な普及は、視覚的で文化的な経験に繋がる。この写真は有名なファッション作家のバンダナ・テワリにも紹介されている。【書籍情報】『The Sartorialist. India』写真:Scott Schuman出版社:Taschen言語:英語、フランス語、ドイツ語ハードカバー/300ページ/370×270mm発刊:2019年価格:9,760円■Shelfオフィシャルサイトで『The Sartorialist. India』を購入する
2020年01月25日「写真展 オードリー・ヘプバーン」が、新宿高島屋にて、2020年1月2日(木)から7日(火)まで開催される。『ローマの休日』でデビューし、アカデミー主演女優賞を獲得したのち、『ティファニーで朝食を』『マイ・フェア・レディ』などで人気を博した女優、オードリー・ヘプバーン。可憐な容姿で“妖精”とも喩えられたオードリーは、映画のみならず同時代のファッションにも刺激を与え続けてきた。「写真展 オードリー・ヘプバーン」では、そんなオードリーにまつわる3つのキーワード“ファッション”・“映画”・“プライベート”を軸に、一流のフォトグラファーによる写真約150点を紹介する展覧会だ。会場では、白いシャツを羽織り、フープイヤリングを身につけソファに座る姿など、もっとも輝きを放っていた50年代から60年代の姿を写した写真を展示。没して30年弱が過ぎた今もなお人びとを惹きつけてやまない、オードリーの魅力に触れられるだろう。【詳細】「写真展 オードリー・ヘプバーン」会期:2020年1月2日(木)~7日(火)時間:10:00〜20:00(3日(金)・4日(土)は20:30まで、最終日は18:00まで) ※入場は閉場30分前まで会場:新宿高島屋 11階特設会場住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷5-24-2入場料:一般 800円、大学・高校生 600円、中学生以下 無料【問い合わせ先】新宿高島屋TEL:03-5361-1111(代表)
2019年12月20日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週土曜日は、洋書を専門に扱う原宿・外苑前のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京都渋谷区神宮前3-7-4)が選ぶ書籍をご紹介。■『Avedon Advertising』Richard Avedonファッション業界に多大な影響を与えたリチャード・アヴェドン(Richard Avedon)の広告関連作品の写真集。リチャード・アヴェドンは、1940年代から21世紀初めまで、アメリカでもっとも影響力のある人気広告写真家の一人として活躍。世界文化の頂点といわれる、広告業界中心地のマディソン街を代表する作品を制作し続けた。有能なモデル、ライター、アートディレクターと協力し、シャネル(CHANEL)、ディオール(DIOR)、ヴェルサーチ(VERSACE)、レブロン(REVLON)、カルヴァン クライン(Calvin Klein)などのキャンペーンを含む、特にファッションと美容の分野で、消費者に新商品を促す写真を作成した。本書は、戦後の消費者に新たな体験をもたらせた繁栄期の1940から1950年代から、活気のあった1960年代、そして有名な人々の文化やブランド認知が形づけられた時代の作品を展開している。【書籍情報】『Avedon Advertising』写真:Richard Avedon出版社:Abrams言語:英語ハードカバー/351ページ/360×250mm発刊:2019年価格:1万7,210円(為替により変動)■Shelfオフィシャルサイトで『Avedon Advertising』を購入する
2019年10月26日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週土曜日は、洋書を専門に扱う原宿・外苑前のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京都渋谷区神宮前3-7-4)が選ぶ書籍をご紹介。■『ANTIGLOSSY: Fashion Photography Now』近代のトレンドと、未来のファッションの予想をまとめた新しいファッション写真集。本書では、ユルゲン・テラー(Juergen Teller)、グレン・ルックフォード(Glen Luchford)、セバスチャン・キム(Sebastian Kim)、シャーロット・ウェールズ(Charlotte Wales)、ジョアンナ・ピオトロヴスカ(Joanna Piotrowska)、カレン・ノール(Karen Knorr)など、ファッションの分野を中心に時代の最先端をいくフォトグラファーをピックアップ。ソーシャルメディアと電子出版物が主流となった現代に、写真とファッションとは、写真トレンドの本質とは何かを探る。【書籍情報】『ANTIGLOSSY: Fashion Photography Now』出版社:Rizzoli言語:英語ハードカバー/256ページ/330×220mm発刊:2019年価格:7,100円(為替により変動)■Shelfオフィシャルサイトで『ANTIGLOSSY: Fashion Photography Now』を購入する
2019年03月23日玉川高島屋で、10月16日から29日までオードリー・ヘプバーンの最も輝いていた50、60年代の姿を中心に捉えた写真展が開催される。オードリー・ヘプバーン(1929〜1993)は、1953年に映画『ローマの休日』で銀幕の世界に舞い降り、アカデミー主演女優賞を獲得。その後も、『麗わしのサブリナ』や、『ティファニーで朝食を』、『マイ・フェア・レディ』などで絶大な人気を博し、女優としての地位を確固たるものにした。mptvimages.com本展は、ファッション・映画・プライベートの3部構成。カリフォルニアのMPTV社の全面的な協力を得て、同社が所蔵するフォトコレクションより、写真家のマーク・ショウ(Mark Shaw)やボブ・ウィロビー(Bob Willoughby)など、一流のハリウッドフォトグラファーによる、妖精のような彼女の若き日の可憐な姿を捉えた写真作品、約150点を展示。「史上最高の美女」、「20世紀最高の美女」にも選出されたオードリー。永遠のファッションアイコンとして、今なお多くの女性たちから支持を集め続けている彼女のまだ見ぬ素顔がここに。【展覧会情報】写真展 オードリー・ヘプバーン会期:10月16日〜29日会場:玉川高島屋本館6階催会場時間:10:30〜19:30(20:00閉場)、最終日は17:30まで(18:00閉場)料金:一般800円、大学・高校生500円(学生証要提示)※中学生以下無料----会期終了----写真展 オードリー・ヘプバーン会期:1月10日〜1月22日会場:三越日本橋本店 新館7階催物会場時間:10:30〜19:00(19:30閉場)、最終日は17:30まで(18:00閉場)料金:一般・大学生800円 高校・中学生600円 小学生以下無料
2018年10月10日シャネル銀座ビルディング内のイベントスペース「シャネル・ネクサス・ホール」で1月17日より、『フランク ホーヴァット写真展 Un moment d’une femme』が開催される。写真家のフランク・ホーヴァット(Frank Horvat)は、1928年アドリア海沿岸の町・オパティヤ(当時イタリア領、現クロアチア領)生まれ。パキスタン、インド、イギリスなど、世界中を渡り歩きながら写真を撮り続けたホーヴァットは、1954年にパリへと拠点を移し、ファッション関連の仕事に注力。一風変わった構図やルポルタージュ的感覚を取り入れた斬新な表現でファッション写真の世界に新風を吹き込み、このジャンルの黄金期を担った写真家の一人として知られている。日本国内において本格的な初個展となる今回の写真展では、「女性」を切り口に、フランク・ホーヴァットを象徴する有名なファッション写真だけでなく、後世に多大な影響を及ぼしてきた代表作やジャーナリスティックな初期作、ファッションの都とそこに集う女性たちに魅了され続けた彼が捉えた女性像、そして、人物や街、風景、彫刻をテーマにした私的なプロジェクト作品など、今年卒寿を迎えるホーヴァットの彩りに溢れる人生を垣間見るような、思い出深い作品の数々が展示される。なお、本写真展は4月に開催される国際的な写真祭「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」のプログラムとして、京都に巡回するスケジュールとなっている。【展覧会情報】フランク ホーヴァット写真展 Un moment d’une femme会期:1月17日~2月18日会場:シャネル・ネクサス・ホール住所:東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4F時間:12:00〜20:00入場無料
2017年11月12日『ヴォーグ・イタリア』等で大活躍の女性写真家、エレナ・エムチュック(Yelena Yemchuk)の写真集『アンナ/Anna』が海外に先駆けて日本国内で10月初頭に発売される。エレナ・エムチュックが20年に渡って撮り続けた1人のイタリア人女性アンナの天真爛漫なドキュメントは、究極のインティメシー(親密さ)の表現。編集は、菅付雅信。エレナ・エムチュックと2年前にNYで会い、意気投合して、じっくりと時間をかけて本作をつくりあげた。ブックデザインはルイ・ヴィトン×シュプリームのグラフィックなども手がける話題のNYのスタジオ191。9月末より原宿のブックマークでエレナと被写体のアンナも来日し、写真展も開催される。エレナ・エムチュックはウクライナ出身。1970年にキエフで生まれ、10代前半で家族と共にアメリカに政治亡命。パーソンズ美術大学やパサデナのアートセンターで学んだ後、ロックバンドのスマッシング・パンプキンズの主なPVやアルバムのアートディレクションを手がけた。1997年からはファッション写真を中心に活動し始め、『イタリアン・ヴォーグ』にて準レギュラーでファッションストーリーを手がけたり、『ハーパーズ バザー』『DAZED』『Violet Book』などのエディトリアル、ケンゾー(KENZO)、ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)といったメゾンのキャンペーンも手がけた。2011年3月には写真集『Gidropark』を出版。2005年から2008年にかけて彼女が撮影したキエフの遊園地での写真を収録している。【書籍情報】エレナ・エムチュック/Yelena Yemchuk写真集『アンナ/Anna』写真:エレナ・エムチュック編集:菅付雅信アートディレクション:Studio 191(スタジオ・ワンナインワン)編集・発行:ユナイテッドヴァガボンズハードカバー/128ページ/A4サイズ発売日:国内の一般書店は10月初頭、海外は11月価格:4,500円【イベント情報】エレナ・エムチュック写真展「アンナ/Anna」会期:9月30日〜10月9日会場:BOOKMARC TOKYO住所:東京都渋谷区神宮前 4-26-14時間:11:00~20:00定休日:不定休
2017年09月29日エルメスやヨウジヤマモトなど、ファッションフリークにはおなじみのブランドが、期間限定のショップや展覧会を開催している。研ぎ澄まされた感性、洗練されたセンスによってキュレーションされた展示は、きっと日常へのよきスパイスとなるだろう。行かなきゃ損する話題のスポットファッション編をご紹介。■京都祇園のエルメスが“おとぎの森”へ新装、ハートを散りばめた限定「カレ」にハート型のオレンジボックス京都・祇園の花見小路に今年7月31日まで期間限定でオープンしているエルメス祇園店では、季節や時節に合わせてエルメスのものづくりの精神や世界観を伝えるイベントを展開している。エルメスのアイコンであるスカーフの「カレ」にフォーカスしたイベントや限定アイテムの販売、幻想的な店内のデザインなど、ハイセンスな試みが目白押しだ。■山本耀司、世界をつなぐにはアートしかない。「画と機 山本耀司・朝倉優佳」展が開幕【レポート】東京オペラシティ アートギャラリーで「画と機 山本耀司・朝倉優佳」が3月12日まで開催中。40年以上に渡りファッションに携わってきた山本の「世界がヤバい状況の中でファッションだけをやっていては駄目だ。世界をつなぐにはアートしかない」という強い思いから、画家の朝倉とのコラボレーションが実現した。熱気あふれる展示をお見逃しなく。■ヨウジヤマモト“モード写真”展が代官山で開催、限定コレクション「エー ヨウジヤマモト」ショップもヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)の展覧会「YOHJI YAMAMOTO/ モード写真」が、1月15日まで東京・代官山ヒルサイドフォーラムで開催される。クレイグ・マクディーンやデヴィッド・シムズ、田原桂一、山本豊、レスリー・キーなど、錚々たる写真家のオリジナルプリントやポスターが展示される。会期中にオープンする限定ショップも要チェック。■47都道府県によるアクセサリー展が開催。日本全国の名産品や技術を活かした47つの作品17年2月12日まで渋谷ヒカリエ8階にあるミュージアムで開催中の「47 accessories 2 -47都道府県のアクセサリー展-」では、日本各地に根付いた伝統技術や地域資源を活かして制作された47種のアクセサリーを紹介し、受注会などを行っている。これまでの常識や慣例に捉われない“新たな発想”によって生みだされたアクセサリーが展開される。
2017年01月06日国内外の優れた写真家が手掛けたファッションブランドの“過去のヴィジュアルブック”を展示・販売する期間限定イベント「写真家が捉えた服の力」が、東京・青山の「ブルーム&ブランチ(BLOOM&BRANCH AOYAMA)」で、FNOの実施日である2016年9月10日(土)から、9月19日(月/祝)まで開催される。その後は大阪、熊本にも巡回予定。「写真家が捉えた服の力」では、1980年代から2010年代にかけて制作された貴重なヴィジュアルブックおよそ30冊を展開。その一冊一冊は、すべて世界的な写真家が撮影を担当、古書とも言えるアイテムが店頭に並ぶ。また、本展の企画に携わった、リリーファースト ヴィンテージ(LILY1ST VINTAGE)と2001年キャノン新世紀優秀賞、特別賞を受賞した経歴をもつ写真家・中西博之が共同制作した写真集『いまだあるもの』も店頭に並ぶ。本書は、“服の底”に沈殿している人間の精神描写や自然風景、服の根源的な力の表現を試みたもの。銀座にある“一冊の本を売る書店"森岡書店でも取り扱われ話題になった。なお、ブルーム&ブランチ 青山では、書籍に関連したオリジナルプリントも同時に販売する予定だ。【イベント概要】「写真家が捉えた服の力」■日程・2016年9月10日(土)〜9月19日(月/祝)ブルーム&ブランチ 青山住所:東京都港区南青山5-10-5第一九曜ビル 101TEL:03-6892-2014 営業時間:11時〜20時(BLOOM&BRANCH AOYAMA)・9月24日(土)〜10月2日(日)floraison住所:大阪府大阪市中央区南船場4-13-1TEL:06-6245-1245・10月8日(土)〜10月16日(日)Attic.住所:熊本県熊本市中央区練兵町42TEL:096-354-1770■中西博之について1979年 福井県生まれ。2001年キャノン新世紀優秀賞、特別賞を受賞。2002年 東京都写真美術館にて開催された新世紀10周年展に参加。大阪芸術大学写真学科卒業後は、ヨーロッパ各地を周り、1年間フランスパリに移住。2010年に帰国した。2011年 フリーランスとして活動を開始し、2016年9月“一冊の本を売る書店"森岡書店銀座店で発売された写真集を発売。■リリーファースト ヴィンテージについて2010年パリ、ロンドンを中心にヨーロッパで買い付けたヴィンテージ衣服をセレクトショップで展開するファッションブランドとして設立。1800年代から1990年代までの様々な年代に生まれたヴィンテージ服の純粋な服としての価値を再考し、再提案を行う。現在当服は、東京/ロンドン/大阪/福岡/熊本/岐阜/沖縄/埼玉のセレクトショップで展開中。
2016年09月13日世界各地を巡り、ストリートからファッション写真まで様々な写真を撮り続ける新進気鋭の写真家、嶌村 吉祥丸による写真展が開催されます。会場は表参道・根津美術館の近くにあるマンションの一室。今回の写真展"The Room"では、ロンドン・パリ・ベルリン・ワルシャワなどヨーロッパ各地で撮影したファッション写真から、タイ・ラオス・カンボジアなど東南アジア地域での旅の写真を中心に展示。また、生活空間における作品展示により生み出される新たなコミュニケーションと自然なつながりをテーマとして掲げ、写真展"The Room"と並行して特別展示も開催する予定です。初日の7月1日にはオープニングレシセプションも。思わずじっと見つめてしまう独特な世界観を持つ写真たちに、時間を忘れて浸ってみてはいかがでしょうか。嶌村 吉祥丸東京生まれ。ファッション写真を中心に、雑誌、広告、カタログ、アーティスト写真など幅広く活動。[過去の活動]2014: "Unusual Usual" (Portland)2015: 「東京男子」(Tokyo)2015: "You are good" (Tokyo)2016: "Inside Out" (Warsaw)写真展 "The Room"会期:2016年7月1日(金) 〜 7月4日(月) 12:00 〜 20:00場所:東京都南青山 6-1-32 南青ハイツ518号室オープニングレセプション:7月1日(金) 18:00 〜 21:00HP / FB / Contact
2016年07月15日写真家の蜷川実花による初のファッションフォト写真展「ファッション・エクスクルーシヴ(FASHION EXCLUSIVE)」が、4月23日から5月8日まで表参道ヒルズ本館地下3階のスペース オーにて開催される。同展は、これまで様々なテーマや人物を取り上げてきた蜷川実花による、ファッションに特化した初の写真展。「ファッション・エクスクルーシヴ」というタイトルには、ファッションというジャンルを特別に選び、蜷川ならではの感性でファッションの捉え方を示すという意味が込められている。会場では、蜷川実花の写真集『ファッション・エクスクルーシヴ』に収録された写真約85点を展示。女優の柴咲コウや大島優子、前田敦子、俳優の浅野忠信や斎藤工、アーティストからは安室奈美恵、椎名林檎、百田夏菜子(ももいろクローバーZ)など突き抜けた個性を持つ俳優やアーティスト、モデルといった“STAR”とファッションを融合させることで蜷川ワールドを艶やかに彩った。また、限定のクリアファイルやポストカードブック、オリジナルステッカー、DECOチョコなどを販売。蜷川実花とゲストによるトークイベントも開催される。【イベント情報】「ファッション・エクスクルーシヴ」会場:表参道ヒルズ本館地下3階 スペース オー住所:東京都渋谷区神宮前4-12-10会期:4月23日~5月8日時間:11:00~21:00(4月24日、5月1日は20:00まで、5月8日は18:00まで)入場無料
2016年04月22日写真家・植田正治の写真展「あの時代(とき)のホリゾント 植田正治のファッション写真展」が、4月16日から5月29日まで東京・渋谷のアツコバルーにて開催される。「生涯、アマチュア写真家」を自称していた植田正治が初めてファッション写真を手掛けたのは自身がすでに70歳であった1983年。それまでのファッション写真の枠組みを軽々と飛び越えた写真は各界に衝撃を与えた。同展では、植田正治が80年代に手掛けたファッション写真を中心に展示することで、“あの時代”を再検証。また、アート、ファッション、グラフィックなど、カルチャーがひとつの頂点を迎えた80年代の証言者たちを迎えた連続トークセッションも実施される。4月16日の17時から19時まではデザイナーの菊池武夫と元『ハイファッション』編集長の田口淑子、22日の19時から21時まではスタイリストのはたきみえと中村のん、28日の19時から21時までは俳優の佐野史郎と植田正治事務所の増谷寛、5月14日の19時から21時までは元『マガジンハウス』編集長の石川次郎と元『マガジンハウス』エディトリアルディレクターの森永博志、翻訳家の堀内花子が登壇。価格はそれぞれ1ドリンク付きで1,500円となっている。なお、4月16日の19時から21時までは入場無料のオープニングパーティーも開催される予定だ。【イベント情報】「あの時代(とき)のホリゾント 植田正治のファッション写真展」会場:アツコバルー住所:東京都渋谷区松濤1-29-1クロスロードビル5階会期:4月16日~5月29日時間:日・月曜日が11:00~18:00、木・金・土曜日が14:00~21:00料金:500円(1ドリンク付)休館日:火曜日
2016年03月27日写真家・奥山由之が特集ページ「そもそもファッション写真ってなんだ?」を撮り下ろした雑誌『GINZA』の2016年1月号発売を記念した写真展「NEW FASHION PHOTOGRAPHY」が12月22日より、東京・渋谷区のギャラリー・VACANTで開催される。同特集では「2015年のファッション」をテーマに、24歳の写真家・奥山由之が82枚の写真をすべて異なる洋服、場所、人で撮影。「そもそもファッション写真ってなんだ?」「ファッションを伝えるとはなんだろうか?」と問いかける内容となっている。同展では特集に掲載された写真を中心に、本誌未掲載の写真を含めた計40点を展示する。さらに期間中には奥山とゲストを招いての有料トークイベントを開催。特集掲載写真を振り返りながら、撮影の舞台裏やファッション写真に対する思いが語られる。さらに、会場では特集内の写真をデザインしたTシャツ(全2種 4,000円)等のオリジナルグッズや、「写ルンです奥山由之×GINZA 限定モデル」(全4種 1,500円)が販売される。【イベント情報】「『NEW FASHION PHOTOGRAPHY』展」会場:VACANT 2階住所:東京都渋谷区神宮前3-20-13会期:12月22日~24日(※22日は19:00~20:30にオープニングレセプションが開催される)時間:12:00~17:30(23日、24日は19:00からトークイベントを開催)料金:無料(トークイベントは1,000円+1ドリンク500円)
2015年12月15日フランスの有名ファッション誌などでファッションスナップを手掛けてきた、写真家ボードワン(Baudouin)の写真展「パリジェンヌたちのルームスナップ展」が、10月5日まで西武渋谷店B館8階の特設会場にて開催されている。ボードワンは、フランスの出版界で活躍するフリーランスの写真家。これまで、ファッション誌『エル(ELLE)』や『WAD』などの写真を手掛けてきた。08年には、初の個展を開催している。今回開催された写真展は、パリで暮らす様々な職業の女性の部屋をボードワンが撮り下ろした写真集『75 PARISIENNES』を基にしたもの。総勢75人の女性たちのファッションやライフスタイルを見ることが出来る。【イベント情報】「パリジェンヌたちのルームスナップ展」会場:西武渋谷店B館8階の特設会場住所:東京都渋谷区宇田川町21-1会期:10月5日まで入場無料
2015年09月25日ファッションフォトグラフィーの現在に焦点を当てた『IMA vol.11』の発売を記念したトークイベント、「ストリートから生まれるファッションフォトグラフィー」が4月1日に開催される。会場は六本木の「イマ コンセプト ストア(IMA CONCEPT STORE)」。出演者は、『STREET』『FRUiTS』を創刊した青木正一と、ストリートスナップをきっかけに幅広い活動を行うようになったアーティストの清川あさみ。“ストリート”と“ファッション写真”を切り口に、青木が歩んできた30年、清川が見出だされた原点と現在の表現活動などについて、様々なトークが繰り広げられる。青木正一は海外のギャラリーや美術館で写真展を開催するなど、ストリートスナップの先駆者として世界的に活躍する写真家。一方で、85年にはロンドン、パリなど海外のストリートファッションを紹介する、スナップ誌の先駆けとなった『STREET』を創刊。更に、96年には原宿の若者たちによるファッションカルチャーに特化した『FRUiTS』を創刊している。現在もこれらの雑誌で、撮影から編集までを行なうという、インディペンデントなスタイルを継続している。一方、アーティストでアートディレクターの清川あさみは、美術作品をはじめ、衣装や広告、映像、空間デザイン、プロダクトデザインなど幅広い分野で活動。中でも、高く評価されているのが、写真に刺繍を施すという独自の手法を用いた『美女採集』や『男糸』。特に女性を美しく魅せる作品に定評がある。また、VOCA展賞やVOGUE JAPAN Women of the Year 2012、ASIAGRAPHアワードの創賞など、数多くの賞を受賞。12年に表参道ヒルズで開催した「美女採集」展は最多動員数を記録した。7月には福井県金津創作の森で大規模な個展を開催する予定となっている。【イベント情報】ストリートから生まれるファッションフォトグラフィー会場:イマ コンセプト ストア住所:東京都港区 六本木5-17-1 AXISビル3階会期:4月1日時間:20:00から22:00まで料金:一般1,500円(雑誌『IMA』定期購読会員1,200円)
2015年03月27日ベルリンファッションウィークの開催に合わせ、『ヴォーグ』などファッション誌や数々の世界的ブランドとのコラボレーションで知られる写真家マリオ・テスティーノの展覧会がベルリン中心部にある文化施設「カルチャーフォーラム」でスタートした。展示室内には大きく引き延ばされた写真が並ぶ。写されているのは映画やテレビでお馴染みの人々の顔。ブラット・ピットやマドンナといった誰もが知っているような著名人の姿。音楽だけでなくファッションでも注目を集めるレディー・ガガもその中の一人だ。ヴォーグ誌の表紙となった写真に写されているのは、ピンク色のウィッグをつけてドレスアップした姿。カメラを見つめる彼女のポートレートはエレガントで美しい。会場で特に目を引くのは世界的なファッションモデル達の写真。ファッションモデルとして一時代を築いたケイト・モスも度々テスティーノの被写体となった。また、カルメン・カースの顔だけを捉えた写真は、唇は赤く彩られ、目は白や青、緑のメイクアップで強調されて独特の魅力を放つ。シンプルな構図にも関わらず、鮮烈な色彩によって忘れられないような強い印象を与えている。本展「in your face」は世界を巡回しており、アルゼンチンとブラジルでの展示を経て、125点の作品を携えベルリンへと上陸した。ヨーロッパでは今回が初のお披露目となる。「ヨーロッパで初めての本展の展示、そして私の作品に大きな役割を果たすベルリンでの展示に興奮しています」とテスティーノは語る。その発言通り、彼がベルリンからインスピレーションを得ていることは、この街で撮影された作品が展示されていることにも現れている。【イベント情報】マリオ・テスティーノ「イン・ユア・フェイス」会場:カルチャーフォーラム住所:Matthaikirchplatz 10785 Berlin会期:1月20日から7月26日時間:10:00から18:00 (土日/11:00~18:00、木/10:00~20:00)休館日:月曜日料金:10ユーロ
2015年02月03日写真家・映画監督として活動する蜷川実花のファッションブランド「エム / ミカ ニナガワ(M / mika ninagawa)」が15SSシーズンを機にデビューする。本プロジェクトの発端は、2013年にパリで開催された国際生地見本市「プルミエールヴィジョン」にてファブリックメーカーの小松精練から自身の作品を用いたグラフィックテキスタイルを発表したことから。そのオリジナル性は、海外メディアやファッションブランドから高い評価を得たという。その後「アンリアレイジ(ANREALAGE)」「ジーヴィジーヴィ(G.V.G.V.)」などがテキスタイルを商品化。2013年12月、伊勢丹新宿店にオープンした同商品を扱うポップアップストアでは、アイテム約100点が即完売。ファンからはリピートを期待する多くの声が寄せられたとのことだ。この度、それらの声に応えブランドデビューが決定した。10代から40代まで幅広い世代から支持される蜷川独自のアンテナが捉えた“今”の気分、その時々のトレンド感を反映し、蜷川自身が心底「着たい!」と思うオリジナルスタイルを提案する。アイテムは、リゾートの華やかさを持つマキシドレス(5万円)や、エレガントなショートスリーブドレス(3万6,000円)、かっちりとしたシャツドレス(3万7,000円)から、カジュアルなスウェット(2万4,000円)、スウェットパンツ(1万9,000円)などまでフルラインアップ。1型あたり約2から6型展開されているグラフィックは、大胆に全面使用されたり、シャツ襟にポイント用いたり、ポケットの裏地に忍ばせたりと様々なアイデアが見られる。蜷川作品のグラフィカルで複雑な色味の表現は、従来生地上で再現するのは難しいとされていた。しかし、小松精練が展開しているデジタルプリントファブリック「モナリザ」を用い、1,670万色の色数を駆使する繊細な技術によって鮮明度と、豊富なカラーバリエーションを実現。その他にも、トートバッグ(7,900円)、クラッチバッグ(6,900円)、ポーチ(4,900円)や、シュシュ(3,000円)、ヘアーバンド(2,800円)などのアクセサリーも数多くそろう。価格帯は幅広い世代層の手に取れるようにと考慮されている。まずは、2015年1月21日から27日まで、伊勢丹新宿店本館2階ステージにてポップアップストアをオープンすることが決定している。フルラインアップを先行発売する。
2014年11月06日フォトグラファー、ヴィヴィアン・サッセン(Viviane Sassen)国内初の個展が都内2ヶ所で開催されている。来日した彼女に、ファッションとアートについて聞いた。サッセンは元々ファッションを専攻し、その後写真とファインアートを学び、結果アートとファッション2足の草鞋(わらじ)を履いて、クリエーションを行ってきた。「昔からファッションには愛憎を感じる」と本人が語るように、今回展示されているようなパーソナルなプロジェクトを発展させつつも、ファッションの仕事を今後も続けていくという。「ファッションやコマーシャルの仕事を多くこなしているので、私をアーティストとして受け入れない人もいる。けれど近年では、ファッションとアートの領域が曖昧になってきており、すべてがクリエーションという大きな枠でくくられることが多い。この現象自体が刺激的で面白いと思う」とサッセンは話す。ファッションの仕事を行う上で、彼女の想像性を刺激するのはブランドを作り上げる様々な人達だ。「ブランドの裏にはそれぞれ独特な『色』を持った様々な立場の人やデザイナーがいて、彼らとコラボレーションすること自体が興味深い。例えば『カルヴェン(CARVEN)』では、プロジェクトを行った際に着任していたデザイナーのギヨーム・アンリ(Guillaume Henry)が写真に理解があることから、自由にプロジェクトを進めることができた。同時に、高いクリエーティビティーを求められ、彼の意見が刺激になる。またブランドの要望を、パズルを解くように叶えるプロセスにも関心がある。その意味で『ランバン(LANVIN)』のようなエレガントなブランドから、革新的なブランドに至るまで、様々なブランドと共にプロジェクトを行うこと自体に価値がある」「ファッションは、私にとっては遊び場、実験の場のようなもの」(サッセン)と言うように、彼女は外向的なクリエーションプロセスを楽しみながら、ファッションの仕事をこなす。反対にアートは「自分の感情を深く追求し、自らの影を浮き彫りにする作業」であると述べ、ファインアートの制作プロセスを非常に内向的な作業として捉えている。「まるで、私の中に2人の違う人格が共存しているように、ファッションとアートは全く違ったアプローチで作り上げるの」そんな中で、彼女のすべての仕事に共通するのは、「完全にコントロールすることができない写真というメディアの面白さ」だそうだ。サッセンは、ぱっと思いついた構図をドローイングし、現場で改良を加えながら写真へ起こす方法で制作する。想像上のイメージと出来上がった実際のイメージの乖離が写真の魅力だという。今後はロンドンのICA(Insttitute of Contemporary Art)での展示や、スイスのウィンタートゥール美術館などでの個展を控えているが、フォトグラファーとしての新たな企画は現在未定とのことだ。ここ最近は自身の作品のカタログの出版が相次ぎ、3月から行われたロッテルダムのオランダ写真美術館での展示では、写真からビデオやサウンドインスタレーションなどへと、作品のメディアが広がっている。今後のフォトグラファーとしての方向性が楽しみだ。
2014年11月02日伝説的なファッション写真家、リリアン・バスマンの名前を、実は知りませんでした。しかし、1948年にハーパーズバザー誌でキャリアをスタートさせ、2012年に94歳で亡くなるまで、半世紀にわたって革新的な写真を撮り続けてきた彼女の作品は、非常に有名で、ポスターやカードなど、どこかで見たことがあるのでした。1917年、ウクライナ、リトアニアの移民である両親のもと、ニューヨークで生まれたリリアンは、アート・ディレクターとしての教育を受けた後、フォトグラファーに。一度見たら忘れられない、イマジネーションを激しく刺激される独特の雰囲気を持った写真たち。彼女の日本で初めての展覧会「Signature of Elegance リリアン バスマンの仕事」を、銀座のシャネル・ネクサス・ホールで観てきました。ブラック&ホワイトのシャネルらしい美意識を堪能薄暗い入り口から入ると、すぐ黒い壁と黒いフレーミングが迫り、余りにも美しい別世界に、耽美な魔法をかけられた気分になります。迷路のように仕組まれたラビリンスをたどりながら、自然な動線で会場の対角線上に進み、ふと振り返った瞬間、突然、黒いラビリンスは真っ白に変貌! そこには、想像もしなかった白い壁に白いフレーミングが迫っているのでした。まるで世界が反転したかのような夢みたいなパラドックス。このモノクロームの魔法にやられ、しばし、その場に立ちつくしました。思えば、黒と白という世界観はシャネルのイメージそのものではないでしょうか。ロシア・バレエのディアギレフ、コクトー、ピカソ、ストラヴィンスキーらに芸術支援していたココ・シャネル女史が生きていたら、やはりこの展覧会を開いただろうと想像します。作品は、1948年から2008年の撮影にまで及ぶ、ファッション写真数10点。斬新で視覚的に衝撃のある作品が多く、スタイリッシュで洗練された彼女のまなざしに、どんどん惹き込まれていきます。非常にエキサイティングなひととき。こういう時、なぜか私の脳内に、前世紀を代表する3人の美の賢人たちが登場します。それは、白洲正子、小林秀雄、青山二郎のお3方。大変僭越なのですが、彼らが勝手に私の脳内で会話を始めます。「私、好きよ。洗練ってこういうことじゃない? 」「写真の洗練なんてものはない。洗練された写真があるだけだ」「本当にいいものは、すぐにわかりはしない。最初、ウッと思って、後からじわりと…」もちろん著作でしか知らない巨匠たちですが、初めて見る美しいものに向かう時、こういう妄想が脳裏をよぎります。あくまで架空の会話なので、どうか悪しからず。とはいえ、私の脳内でこのお3方のかまびすしいこと。思えば洋の東西はともかく、時代背景がほとんどカブッてますし、美意識のベクトルは近いはず。高名な批評家の小林秀雄は、自分と白洲さんは秀才だが、青山は天才だ、と美術評論家の青山二郎のことを評していたとか。おこがましくも私の脳内で、彼らはこの展覧会を洗練の極致であると大絶賛なのでした。会場デザインが違う京都の巡回展にもぜひ行きたい!本展は4月10日まで、12:00~20:00(入場無料・無休)。その後、KYOTOGRAPHIE國際写真フェスティバルの公式プログラムとして、西本願寺が設立した龍谷大学大営学舎本館(重要文化財)にて、4月19~5月11日まで巡回展が行われるとのこと。会場デザインが、銀座とは違ったデザインになるそうで、そちらも楽しみです。京都会場では、1940、50年代の貴重なハーパースバザー誌も展示されるとか。京都展も、ぜひ行きたいです。・ KYOTOGRAPHIE公式サイト
2014年04月01日「アニエスベー」は今春、パンクカルチャーをベースに音楽と写真、ファッションを融合させたキャンペーンを開催している。3月12日から31日は青山店にて写真家のシーラ・ロック(Sheila Rock)の写真展を行う。今回行う写真展は、シーラの写真集『PUNK+』をテーマにしたもの。パンク全盛期のロンドンに住んでいた彼女は、ザ・クラッシュ、セックス・ピストルズのシド・ヴィシャスやジョニー・ロットン、スージー・スーやデボラ・ハリーたち多数のミュージシャンのリアルな姿を写し出している。また、写真展開催を記念して3月13日にはファッション&音楽パーティー「PUNK+ special night」を行う。シーラと映画監督・安藤桃子のトークショーやKen Yokoyamaのライブパフォーマンス、パンクロックスタイルにスポットを当てたアニエスベー2014年春夏コレクションのファッションショーをプログラムに予定。パーティーには、125組250名を抽選で招待。2月28日まで公式サイトにて応募受け付け中。
2014年02月14日(画像は、プレスリリースより)ファッションを研究し、ファッションに合ったデザインに人気ファッション誌「EDGE STYLE」が好きな人には、気になるネイルシールが発売される。株式会社ウエニ貿易が2014年2月7日に発売した、新感覚ネイルシール『EDGE NAIL』だが、「EDGE STYLE」のコーディネートを研究し、服装に合ったネイルになるように、とデザインされている。「EDGE STYLE」は、通常のファッション誌よりもゴシップ性があり、モデルたちをはじめとした芸能人の私生活や告白などが盛り込まれている。20代になってもオトナのギャルファッションをしたい、自分の好きなものは好きと主張が出来る女性たちに人気の雑誌だ。爪の種類を選ばないのもうれしい女の子のファッションを「エロカワ」、「辛口セクシー」、「エッジィクール」、「レディスウィート」の4つのタイプに分類し、それぞれのタイプにつき2種類のネイルデザインを発売する。そのデザインの種類だけではなく、1セットでフルカバー、フット、フレンチネイルに対応する3in1を採用している点も見逃せない。ネイルのデザインを一度してもらうと、次にネイルサロンに行く時まで替える事はなかなかないだろう。服装や気分に合わせてネイルもチェンジする事が出来るのが、このネイルシールのメリットだ。気軽に変更出来る40ピース850円と言う金額もうれしい。【参考リンク】▼株式会社ウエニ貿易▼株式会社ウエニ貿易プレスリリース
2014年02月12日映画祭大使を務める木村佳乃、グリーンアンバサダーのモデルの杏の揃っての登場で幕を開け、今年も国内外の数々の豪華女優陣による美しいファッション合戦が観客、報道陣一同を魅了した東京国際映画祭オープニング・イベント。ここでその華麗なるドレス・ファッションを一挙チェック!今年は、とりわけベージュや薄いピンクのフェミニンで女性らしい柔らかな印象のドレスが目立った。美貌を誇る中華系の女優陣の中では、日本でも人気の香港女優、ヴィッキー・チャオは大胆に背中を見せたドレスを清楚に着こなしていた。また、『わたし出すわ』の小雪は、ゴールドをあしらったシンプルなデザインで、抜群のプロポーションを披露。そして、鳩山由紀夫首相と並んでの登場となった宮沢りえは、シフォンを利かせた上品なベージュのドレスで、落ち着いた印象。また、ブラック&濃紺の大人びた雰囲気のドレスを着こなす女優陣もちらほら。黒のスパンコールに紺のミニスカートでかわいらしくまとめた井上真央や、胸元が印象的なドレスで美肌を効果的に見せた佐々木希。フレッシュな2人に対して、ハリウッドの大スターのシガニー・ウィーバー、そして鈴木京香もシックな装いで大人な女優の風格を漂わせていた。若手女優陣ではほかに、鮮やかなターコイズブルーのミニワンピにパープルのタイツで、作品の元気なイメージをアピールした長澤まさみ。白ワンピに大きなイヤリングで美脚を覗かせた戸田恵梨香なども華を添えた。さらに、際立っていたのが“赤”ファッション。映画のイメージカラーと合わせて、見事な赤の競演を見せつけた広末涼子、中谷美紀、木村多江の『ゼロの焦点』組は圧巻。『アバター』のゾーイ・サルダナも、その華奢な体でミニのフリルドレスを着こなし、チャーミングな笑顔をふりまいていた。そして、赤と言ったら忘れてはならないのが、アントニオ猪木のトレイドマーク、赤のスカーフ。この日ももちろん、首にしっかりと巻いて喝!さて、あなたのお好みはどのファッション?東京国際映画祭2009特集■関連作品:第22回東京国際映画祭 [映画祭] 2009年10月17日から25日まで六本木ヒルズ、Bunkamuraをメイン会場に、都内の各劇場及び施設にて開催アバター 2009年12月18日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開わたし出すわ 2009年10月31日より恵比寿ガーデンシネマ、新宿バルト9、銀座テアトルシネマほか全国にて公開© 2009アスミック・エースエンタテインメントオーシャンズ 2010年1月22日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2009 Galatee Films - Pathe - France 2 Cinema - France 3 Cinema - Notro Films - JMH-TSR 天使の恋 2009年11月7日より全国にて公開© 「天使の恋」製作委員会ゼロの焦点 2009年11月14日より全国東宝系にて公開© 2009「ゼロの焦点」製作委員会僕の初恋をキミに捧ぐ 2009年10月24日より全国東宝系にて公開© 2009「僕の初恋をキミに捧ぐ」製作委員会■関連記事:【TIFFレポート】公開に間に合う?ドキドキ『アバター』キャスト陣が“説明”会見【TIFFレポート】『アバター』シガニー・ウィーバー、久々の来日に日本語で喜び【TIFFレポート】宮沢りえ、山田孝之ら人気俳優、鳩山首相夫妻も来場映画祭開幕辻仁成が自らの思いを映した父の愛にホロリTIFFコンペ注目作!『ACACIA』平原綾香が初のデュエットで『オーシャンズ』テーマソングを公開収録!
2009年10月18日