フランチャコルタのポップアップバーが1ヶ月間限定で【FARO】にオープン!能田耕太郎シェフが作る、今までにないヴィーガン料理も楽しんで加藤峰子パティシエが作るヴィーガンスイーツも注目フランチャコルタのポップアップバーが1ヶ月間限定で【FARO】にオープン!今回のポップアップのために、ソムリエがセレクトしたフランチャコルタ。左から、『フェルゲッティーナ ロゼ』(フェルゲッティーナ)、『ヴィッラ クレスピア チジオーロ ドサッジョ ゼロ』(ヴィッラクレスピア)、『エンリコ ガッティ サテン』(エンリコ ガッティ)、『カ デル ボスコ アンナマリア クレメンティ ブリュット』(カ デル ボスコ)今回の「ヴィーガン料理とイタリア最高峰のスパークリングワイン・フランチャコルタを楽しむポップアップバー」は、日本はもちろん、イタリア本国でも実現したことがない初めての試み。この素敵な企画は、自身もフランチャコルタが大好きだという【FARO】の能田耕太郎シェフが、自身のつくるヴィーガン料理とフランチャコルタの相性が良いと思ったことがきっかけで生まれた。もともとフランチャコルタはオーガニックやヴィオディナミなどの作り手が多く、シャンパーニュのようなエレガントさがありながらも、どこかチャーミングで軽やかな一面もあるワイン。その魅力を、ナチュラルで複雑味があり、かつ軽やかなヴィーガン料理と併せて楽しんでほしいと形になったのだ。フリーフローのバーで楽しめるのは、ヴィーガンのフィンガーフード。そんな、プレシャスな機会となるポップアップバーで楽しめるのは、【FARO】のソムリエ、河内 彪(かける)氏が選んだ4種類のフランチャコルタ。生産者が違えば、それぞれの個性も違うということを、フリーフローでいただきながら飲み比べてみるのも楽しい。合わせるスナックは、どこか和の雰囲気も携えた『八寸』と名付けられた4種類のヴィーガンのフィンガーフード。通常は座れない、店内もバーカウンターで、じっくりと味わうのも特別なひと時となるだろう。ここで終わっても良いけれど、せっかくここに来たならば、このバーでのフリーフローをアペロとし、続きをダイニングにてヴィーガンコースとともに楽しむことを強くオススメしたい。ここで繰り広げられる能田耕太郎シェフのヴィーガン料理と、フランチャコルタをしっかりあわせてこそ、ますますその真価を感じることができるからだ。能田耕太郎シェフが作る、今までにないヴィーガン料理も楽しんで能田耕太郎シェフ。20年以上イタリアで料理に携わり、現在はローマにあるミシュラン一つ星レストラン【ビストロ64】オーナーシェフ。2018年に【FARO】の料理長に就任し、ローマの自身の店をもちつつ、東京でもシェフを務める。現在はローマと東京を行き来する生活を送っている。そもそも、みなさんは”ヴィーガン料理”と聞いてどんな料理を思い浮かべるだろうか。実はこの1、2年の間、従来のヴィーガンのイメージを覆す、ガストロノミー・ヴィーガンがじわじわと人気を博しつつある。その、ヴィーガンでない人でも積極的に選びたくなる”ガストロノミー・ヴィーガン”の火付け役の1人とも言えるのが【FARO】のシェフ・能田耕太郎氏だ。「【FARO】は資生堂が経営するレストラン。食べて美しくなる、体が喜ぶ、というコンセプトを伺ったときに、最初から誰もが食べたくなるヴィーガン料理をメニューに出そうと思っていました」と語る能田氏。今や【FARO】を訪れるゲストの半数は、こちらのヴィーガンコースを注文するというから、その人気は推して知るべしだろう。彼のつくるヴィーガン料理は、主となる野菜の香りや食感、味の様々な表情を生かしつつ、そこに発酵調味料やハーブ、主の食材を引き立てる別の食材の組み合わせを緻密に構築し、重なり合う音楽のようなハーモニーをつくることで、ハッとさせる食べ応えを生む。こうした料理は、イタリアに長く住んでいる能田氏がローマの店ではイタリアの伝統料理を、新しい感覚で解釈した料理に通じている。ここでは、日本の生産者がつくる野菜の素晴らしさ、精進料理の歴史などからインスピレーションを得て【FARO】の料理として昇華しているのだ。ヴィーガンのショートコースより。『じゃがいものスパゲティ』例えば、こちらの『じゃがいものスパゲティ』。能田氏のスペシャリテのひとつで、じゃがいもを細く麺状にし、オイルにさっと泳がせアルデンテの食感を残したものに、カリカリに揚げたじゃがいもをトッピングしたもの。通常メニューでは、魚醤とバターを味付けに使い、キャビアをトッピングするところを、ヴィーガンコースでは、ピスタチオとココナッツで作ったヴィーガンバターと、セロリなどの野菜をベースに作った自家製醤油でコクを出し、リコリスや穂紫蘇をトッピングしている。ほのかに香るココナッツの香りと穂紫蘇の香りが、料理に華やぎを添え、通常メニューとまったく違う表情を見せている。ここに合わせる、フランチャコルタは『ヴィッラ クレスピア チジオーロ ドサッジョ ゼロ』。完全有機栽培のブドウを使用し、ドザージュはゼロ。キリッとした飲み口が、ココナッツのほのかな甘みやビーガンバターの油分をすっきりと切ってくれる。ヴィーガンのショートコースより『しろいし蓮根のラヴィオリ』そして、もうひとつのスペシャリテ『しろいし蓮根のラヴィオリ』。野菜のコンソメに、蓮根の詰め物をしたラヴィオリを浮かせたものだが、野菜の甘さを感じるスープに、もっちりとした皮につつまれた蓮根のさまざまな食感を感じる食べ応えのあるラヴィオリがよく合う。咀嚼すると、ときおりふっと鼻に抜ける、海苔の青い磯の香りがアクセントだ。合わせるフランチャコルタは、『エンリコ ガッティ サテン』。ブドウ本来の生命力を引き出すべく、有機農法を行う家族経営のワイナリーがつくるこのワインは、フランチャコルタでしか感じられないサテンの絹のような口当たりと、きめ細かな泡が、もっちりとしたラヴィオリを優しく包む。ミネラル感のある味わいは、海苔の磯の香りともリンクする。ヴィーガンショートコースより『椎茸のファルス 野菜コンソメのリダクションソース』そして、この日のメインとして登場したのが、「椎茸のファルス 野菜コンソメのリダクションソース」。肉厚のしいたけの下に忍ばせているのは、ソイミートでつくられたボロネーゼ。多くの種類の野菜を煮詰めたソースは、さながら野菜だけのドミグラスソースのような濃厚さだ。しいたけのムチっとした食感、肉を思わせるソイミートのしっかりと詰まった食べ応えのあるボロネーゼ、野菜の旨味がぎゅっとつまったソースをいっしょに食べれば、肉料理に負けないパンチとボリュームを感じる。ここに合わせるのは、フランチャコルタを牽引する名門「カデルボスコ」がつくる、フランチャコルタの最高峰『カ デル ボスコ アンナマリア クレメンティ ブリュット』。「イタリア最高の泡」とも称えられる7年以上の瓶内熟成を経たこのワインの、非常にきめ細やかなクリーミーな泡と複雑で広がりのある味わいは、ボリューム感のあるメイン料理を上品にまとめてくれる。加藤峰子パティシエが作るヴィーガンスイーツにも注目ヴィーガンコースから『吉野葛とアーモンドのソルベ紫蘇の香り』コースの最後のクライマックス、【FARO】のもうひとつの魅力は、パティシエ・加藤峰子氏が作るデザートの数々。日本ならではの食材を生かし、香りやその味わいを立体的に組み立てられたデザートは、イタリアに25年近く暮らし、VOGUEイタリアの編集者を経てパティシエとなった加藤氏の洗練された感性が光る。この、『吉野葛とアーモンドのソルベ紫蘇の香り』は、アーモンドミルクと葛で作られた、つるんとした食感のシートと口どけのよいソルベの食感が面白い。紫蘇の香りをメインにしながらも、国産オーガニックのバラやバジル、ライム、野イチゴの香りを抽出したものを忍ばせた複雑で奥ゆきのあるソースが印象的な味わいをもたらす。合わせるフランチャコルタは、『フェルゲッティーナ ロゼ』。自社栽培のブドウのみを使用し、丁寧な圧搾を行う「フェルゲッティーナ」。女性当主がつくる、華やかなフレーバーとチャーミングでバランスの取れた味わいは、デザートとの相性も抜群だ。アラカルトで注文可能な『山口農園の花のタルト』*事前に予約をそして、もうひとつ。今回、特別に事前の予約をすればアラカルトでオーダー可能なプティフール『山口農園の花のタルト』をご紹介したい。まるで小さなブーケのようなこちらのタルト、山口農園から届いた花とハーブがなんと約40種類乗せられている。これは、多種の薬草から作られるお酒『アマーロ』からヒントを得て、日本の野山の野生の花やハーブで”食べるアマーロ”をつくりたいと生まれたデザート。ヴィーガンメニューのものは、クリームが米粉からつくられており、さっぱりとした口当たりで、食べるだけですっきりとした食後感になる。フランチャコルタと合わせる、特別なヴィーガン料理は、そのときどきの旬の食材でつくられるため、内容はそのときどきで変わるそう。日本の季節の恵みを、イタリアの最高峰の自然派スパークリングワインのペアリングで楽しむ貴重な機会、たった一ヶ月しか開催されないので、ぜひ早めに予約を。「Franciacorta x FARO Pop-up Bar(FF Pop-up Bar)」詳細期間:2020年11月19日~12月18日バー利用:フリーフロー 8,000円(スナック付)ダイニング利用:ヴィーガン ショートコース 6,000円ガストロノミー ショートコース 7,000円※要予約※いずれも税込、サービス料別※フリーフローはディナータイムのみ【FARO】店舗詳細電話:03-3572-3911住所:東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル 10F営業:12:00~13:30(L.O.)、18:00~20:30(L.O.)定休日:日曜、月曜日、祝日、夏季(8月中旬)、年末年始
2020年11月20日フランチャコルタ(FRANCIACORTA)が、日本初となる「フランチャコルタ バー(FRANCIACORTA BAR)」を阪急メンズ東京3階にオープン。「フランチャコルタ」は、イタリアワインの格付けDOCG認定を受ける“イタリアの奇跡”とも言われるスパークリングワイン。イタリア最高峰の位置づけを確固たるもににするその味わいは、心地よい酸味と豊かな果実味のバランスが絶妙。すっきりとのど越しよく、軽やかで、あらゆる料理と相性がいいのも魅力だ。「フランチャコルタ バー」では、そんなフランチャコルタの魅力を存分に堪能できるよう、定番の「ブリュット」をはじめ、フランチャコルタだけで生産されるスタイルで、滑らかな飲み口が特徴の「サテン」、補糖をせず醸造するヘルシーで人気の「ドサージュゼロ」を含む、様々なスタイルを揃えた。これらをグラスで提供するとともに、生ハムグリッシーニやフランチャコルタ&フルーツ、チョコレートなどフランチャコルタにマッチする軽食も展開。さらに、季節の果実にフランチャコルタを注ぎ、ソルベを乗せたスイーツや、チョコレートなども用意する。【詳細】フランチャコルタ バーオープン日:2019年7月31日(水)住所:東京都千代田区有楽町2丁目5-1 阪急メンズ東京 3階TEL:03‐6252-1381(阪急メンズ東京・代表)営業時間:11:00~20:00■メニュー例フランチャコルタ(グラス)ブリュット 1,200円~生ハムグリッシーニ 1,000円クロスティーニ 800円フランチャコルタ&フルーツ 1,000円チョコレート 500円ナッツ 500円カボスピール 500円コーヒー(ホット/アイス)※菓子付き 800円ブラッドオレンジジュース ※菓子付き 800円アクアパンナ 700円サンペレグリノ 小 500円 中 700円
2019年08月05日気になっているレストランはいくつもあって、それでも、そこに行くタイミングが合うことは、案外簡単ではありません。その気になってレストランへ行っても、予約をしていなかったら、満席だったり、お休みだったり。思いつき、はなかなか通じないレストラン事情です。梅雨に入ったものの、晴れて気持ちが良い夜、気分の良さに任せて、阿佐ヶ谷で中央線を降りてみて、目指したのが、「Lupi 32(ルーピトレンタドゥエ)」。(Lupiは狼、32はお店の住所の番地)中杉通りは緑が綺麗で、晴れた夜に歩くのはとても気持ちがいい阿佐ヶ谷のメインストリート。駅を降りて、青梅街道方面へ歩いて5分ほどのところに、「Lupi 32」はあります。 Buona Sera!ちょっと重いドアを開けて中に入ると、ピザ窯が目に飛び込んできます。「Buona Sera!」そんな挨拶をしたくなるような、ディーテイルにイタリアを感じる店内です。カウンターには、会話を楽しみながら、食事をしている方たちがいて、なんともいい雰囲気です。席に案内されて、まず、フランチャコルタをお願いしました。 フランチャコルタ(Franciacorta)は、イタリア北部ロンバルディア州にある古くからワイン造りをしている地域で、イタリアで唯一シャンパーニュ方式での醸造で作られているワインが 、その地域の名前である「フランチャコルタ」と呼ばれています。品質の高さが世界的にも認められていて、ラベル(エチケット)に「FRANCIACORTA」という名前だけが表記されていて、それだけて、原産地、生産方法、そしてワインの名前を表しているというワインです。Lupi 32で飲むことができるSAN CRISTO FORO(サン・クリスト・フォーロ)は、NDとあります。これは、Non Dosato=加糖しないで仕上げる極辛口のスプマンテ(糖分3g未満/l)ということを表しています。とても柔らかい、なめらかな泡の感じ飲みやすく、美味しいワインです。 メニューには前菜、PRIMI、SECONDIと小皿のお料理やフリットが並んでいます。この日の目的は、ピッツアを食べることなので、前菜からいきなり色々選ぶのはやめておいて、まず、オリーブとサンドライトマトの盛り合せをお願いし、つまみながら、フランチャコルタを飲みながら、ピッツァを選ぶことにしました。 ピッツァは、トマトソースを使ったタイプと、Biancaというトマトソースを使わないタイプがあります。色々悩んで、結局、一番シンプルに、マルゲリータ(Margherita)をオーダーしました。お隣をちょっとみてみると、パスタも美味しそうです。できれば、SECONDIもいきたいところですが、サイズ調整をしてもらったものの、ピッツァがきてから、次のことを考えることにしました。ピザ窯には、プロジェクションマッピングで働いている皆さんのイタリア旅行の様子が映し出されていて、とても楽しそうです。毎年、皆さんで、イタリア旅行をするそうで、目的地を決めるためのプレゼンは熱い戦いということです。そして、運ばれてきたマルゲリータがこちら。 薄めの生地なのですが、縁は厚く、トマトソースとチーズがこぼれないように囲まれています。縁のピッツァ生地がしっかりあるので、ピッツァ生地の美味しさを楽しめます。フレッシュなトマトソースは酸味があって、生地の”モチっと感”と”甘さ”にとてもよく合います。運ばれてきたとき、「大きい、食べられるかな?」と思ったのですが、全然問題なしでした。むかし、イタリアに出張していた頃、街の普通のピザ屋さんで食べたピッツァを思い出すような、懐かしさも感じる美味しさ。思わず、頬に人差し指を当てて、「Buonissima!」と言ってしまいそうでした。 そして、ふたたび 一度足を運んでしまうと、行きやすくなってしまって、数日後に再訪です。この日は、ほぼ満席のようで、2階も賑やかな雰囲気がしていました。わたしはというと、最後のカウンター席に滑り込むことができて、ホッと一安心。早速、FRANCIACORTAをお願いして、注文を考えることにしました。前菜だとボリュームが少しありそうなので、メニュー左下の小皿メニューから前菜を選びます。この季節、鮎が始まったからなのか、気候のせいなのか、なぜか「苦味」を欲していて、この日、目を引いたのが、「生しらすのマリネ」。迷わず、こちらをオーダーしました。 オリーブオイルの海を生しらすが泳いでいる感じ。ピザ窯の縁でトーストしたパンが一緒についてきます。メニューにあったら、これは、次回からも絶対オーダーすると思います。美味しかった! そして、ピッツァを選ぶのですが、トマトソースが好きなので、この日もトマトソースのメニューから選ぶところまでは、すんなり決まったのですが、そこから先が、なかなか決められない。また来ると思うから、メニューの上からにしようかな?などと思いめぐらせた結果、この日選んだのはスカルパリエッロ(Scarpariello)です。スカルパリエッロとは、「靴磨き職人」のことで、食べ終わったお皿が靴磨きをした後のようにぴかぴかになるほど美味しい、というところから来たそうです。メニューにチェリートマト、ドライトマトと書いてあり、トマトをたくさん使うピッツァのようで、Lupi 32はナポリピッツァのお店ですから、南イタリアの太陽が燦々と輝くイメージがふくらみました。そして、こちらが、スカルパリエッロ。 今回は、前回より、ピッツァは少し小さめでお願いしました。フレッシュなチェリートマトがたくさんのっていて、トマトソース、ドライトマトとトマト三昧のピッツァです。使われているチーズがペコリーノ(イタリアの羊のミルクで作ったチーズ)で、塩気が強めなのでトマトの酸味がひきたちます。見た目も、太陽が燦々と降り注ぐイタリア、という元気なイメージです。これは、病みつきになる美味しさでした。ワインは辛口の赤ワインで。 カウンターの特等席 Lupi 32ではカウンター席がおすすめです。もちろん、3名や4名といったグループの場合は、2階のテーブル席が良いですが、ひとりかふたりで行く場合は、カウンター席がおすすめです。ソムリエ・ソムリエールとの会話がその理由。キッチンが見えるのも楽しいのですが、会話が楽しいです。右がオーナーの白石さん。左がソムリエールの海老原さん。海老原さんのワインの説明はわかりやすくて、ボトルで頼むより、説明を聞きながらグラスで頼む方が、面白い出会いがあると思います。グラスワインの数が豊富なのも、魅力です。 そして、こちらは、志賀シェフとFRANCIACORTAをもつ海老原さん。キッチンの中は、こんな感じで、明るく、活気にあふれています。この日、わたしが座った席は、実は、Lupi 32の特等席。入り口から入って直ぐににある席で、キッチン全体が見渡せます。この席を指定する常連さんもいるそうです。 オープンして3年、中央線の阿佐ヶ谷にあるLupi 32。実は「ビブ・グルマン」に選ばれているレストランでもあります。ピッツア好き、イタリアン好き、FRANCIACORTA好きな人は、是非とも、足を運んでいただきたいレストランです。 Lupi32 (ルーピトレンタドゥエ)
2019年07月04日クリスマスや年末年始、おうちでもスパークリングワインで乾杯する人が多いでしょう。そしてそんなときは、普段よりちょっと高級な1本を選びたくなりますよね。フランスのシャンパーニュ(シャンパン)は高級スパークリングの代表格ですが、今回ご紹介するのはイタリアのフランチャコルタ(Franciacorta)。シャンパーニュ製法でつくる、ワンランク上のスパークリングワインです。イタリアのシャンパーニュ?フランチャコルタとはイタリアのスパークリングワインは「スプマンテ」と総称されますが、フランチャコルタ(Franciacorta)もスプマンテの一種。ですが、フランチャコルタを名乗ってよいのは、北イタリア・ロンバルディア州東部のフランチャコルタ地方で、瓶内二次発酵方式でつくられたワインのみと決まっています(葡萄の品種や熟成期間など、実際にはもっと厳しい基準があります!)。フランスのシャンパーニュも、シャンパーニュと名乗る条件が決まっていますが、それと同じですね。瓶内二次発酵でつくられるのはシャンパーニュも同じですが、フランチャコルタ地方はシャンパーニュ地方よりも南にあって温暖な気候のため、よりフルーティで軽やかな風味が特徴。イタリアらしい明るいワインともいえます。ちなみに瓶内二次発酵とは、一次発酵の終わったワインを瓶に詰めた後、糖分と酵母を加えて瓶内で再発酵させるという伝統的な製法で、「シャンパーニュ製法」や「トラディショナル製法」とも呼ばれます。大きなタンクで発酵させる方法や機械で炭酸ガスを注入する方法よりも手間とコストがかかりますが、なめらかできめ細やかな炭酸の泡ができるのです。手間と時間のかかる製法であることから、フランチャコルタのお値段はシャンパーニュと同じくらいです。写真の《MIRABELLAFRANCIACORTABRUT(ミラベッラフランチャコルタブリュット)》は成城石井で2,590円(税別)で販売されている商品で、フランチャコルタとしては最安ライン。それでも果実味がしっかりしていて、ふつふつと上がってくる泡がはじけるごとに葡萄の華やかな香りが漂います。フランチャコルタに合わせたい、イタリア食材はコレ!せっかくフランチャコルタを選ぶなら、おつまみもイタリア産で揃えたいものですね。イタリア産のオリーブにイタリア産の生ハム(プロシュット・クルード)、そしてイタリア産のモッツァレラチーズ!モッツァレラチーズは、ワインに合わせてワンランク上の水牛のミルク製にするのはいかがでしょう?牛乳でつくる「mozzarelladivacca(モッツァレラ・ディ・ヴァッカ)」に比べ、水牛乳でつくる「mozzarelladibufala(モッツァレラ・ディ・ブーファラ)」は、ミルクの濃い味わいが楽しめるチーズです。フランチャコルタでとびきりの夜を!トマトをスライスしてカプレーゼをつくれば、あっという間に前菜プレートが完成!美味しいワインに合わせた上等な食材、これ以上の幸せはありませんね。さあ、楽しい冬の夜を過ごしましょう。サルーテ(乾杯)!●ライター一番ヶ瀬絵梨子
2017年12月16日東京・丸の内ガーデンタワーのレストラン、ハインツベックにワイン・フランチャコルタを楽しめるガーデンが2017年5月19日(金)から6月16日(金)までの期間限定でオープンする。フランチャコルタはイタリア北部の丘陵地帯・フランチャコルタで伝統的に製造される極上のスパークリングワイン。116のワイナリーが製造し、イタリア最高峰のD.O.C.G(統制保証原産地呼称)に認定されている。ハインツベックでは1つ1つに特色のあるフランチャコルタ15種類を週替わりで提供、グラスで楽しむことができる。また、ワインに合わせレストランが考案したメニューも特別に提供。皇居を見渡すパノラマテラスで心地よいひとときを過ごしてはいかがだろうか。【詳細】ハインツベック フランチャコルタ ガーデン アペリティーボセット日時:2017年5月19日(金)〜6月16日(金) 17:00〜19:00価格:フランチャコルタ グラス 1,000円+税〜アミューズ 1,000円+税場所:ハインツベック住所:東京都千代田区丸の内1-1-3 日本生命丸の内ガーデンタワー1F・M2F<提供ブランド>・5月19日〜25日カ・デル・ボスコ キュヴェ プレステージ、マイオリーニ パドゼ 2007、フェルゲッティーナ ミッレディ ブリュット、カステル ファーリア モノグラム・5月26日〜6月1日モンテ・ロッサ、ラ・モンティーナ ブリュット、ラ・トッレ サテン、コンタディ・カスタルディ ゼロ・6月2日〜8日サン・クリストーフォロ ロゼ、カ ・デル・ ボスコ キュヴェ プレステージ、ベラヴィスタ アルマ・グラン・キュヴェ・ブリュット、バローネ ・ピッツィーニ ブリュット ”アニマンテ ”・6月9日〜16日グイド・ベルルッキ、キュヴェ・インペリアーレ ・マックス ・ロゼ、ウベルティ ブリュット・フランチェスコ 1、アンドレア・アリチ ドサッジョ・ゼロ・ブリュット、クアドラ グリーン・ヴェガン
2017年05月13日イタリア大使館で11月13日、「フランチャコルタパーティー2014(Franciacorta 1st Anniversary Party 2014)」が開催された。フランチャコルタはイタリア北部ロンバルディア州でつくられる発泡性ワイン。フランチャコルタ協会の日本事務局設立1周年を記念したパーティーには、川島なお美やよた真帆、モデルのメロディー洋子、ファッションディレクターの干場義雅、ベリッシモ・フランチェスコ、ドン小西、中野裕太などが参加。フランチャコルタを堪能した。フランチャコルタは95年に、瓶内2次発酵方式で造られるイタリア・ワインの中で初めてDOCG統制保障原産地呼称を受けた。この方式で造られたワインのうち、ラベルに呼称のみを表示して良いのはカヴァ、シャンパーニュ、フランチャコルタのみとなる。フランチャコルタではシャルドネ、ピノ・ネーロ、ピノ・ビアンコという3品種の葡萄を使用する。収穫は手摘みが義務付けられ、その葡萄を最小限の圧力で圧縮。ベースワインを造るためのフリーランジュを取り出す。また、熟成には最低でも18ヶ月掛けられ、種類によっては60ヶ月熟成させるものも。その後は瓶を回転させながら口を下に向けて行き、3・4週間掛けて酵母の澱が瓶口に沈殿させる“ルミュアージュ”という作業が行われる。フランチャコルタはミラノファッションウィークでのオフィシャル飲料となっており、14年1月からはアリタリア航空のビジネスクラス マニフィカでも提供されている。使用されるブドウの品種や熟成期間などによって五つの銘柄に分類され、リキュールの配合量によって辛口から甘口まで様々な味わいが楽しめるのも大きな特徴だ。
2014年11月18日伊勢丹新宿店のショーウィンドウに、スパークリングワイン「フランチャコルタ」によるディスプレーが登場する。これは、9月24日から10月14日に開催される「イタリアウィーク 地下食品」の一環として行われるもの。瓶やコルクといった小物とイタリアファッションを融合させたディスプレーが、ウィンドウを華やかに彩る。“La vita con il Franciacorta(フランチャコルタのある人生)”というタイトルとともに、Adagio(ゆっくりと)、Con grazia(優雅な)、Naturale(自然な)、Tenero(優しい)、Alla moda(ファッショナブルな)、Serioso(厳粛な)という6つのテーマでフランチャコルタの生産哲学を表現した。ナビゲーターはメンズ館にギャラリーとサロンを持つチャーリー・ヴァイス。ウィットにあふれるライフスタイルを提案する彼の言葉は、フランチャコルタをイメージさせる、“チャコ”という名の凛とした女性像を描き出した。「イタリアウィーク 地下食品」の開催中は、地下1階のグランド カーヴでフランチャコルタのスパークワインが取り扱われる。イベント終了以降も展開アイテムの強化を予定しており、同ブランドの様々なスパークリングワインを楽しむことが出来そうだ。また、伊勢丹新宿店では9月30日から10月5日にかけて、「イタリア展」を6階催物場で開催している。期間中にはフランチャコルタも本館6階にブースを出展。約30種類に及ぶスパークリングワインの試飲イベントを行う。「フランチャコルタ」はイタリア北部の丘陵地帯フランチャコルタで作られるスパークリングワイン。伝統的な瓶内二次発酵による製法を受け継いでおり、最短で3年、長い時には5年をかけてゆっくりと熟成される。イタリア最高峰のD.O.C.G.に認定されており、国内のセレブリティーによる評価も高い。
2014年10月02日