バッファローは、法人向けNAS「テラステーション 3000シリーズ」に、NAS専用ハードディスクを搭載し保証期間を3年とした、4ベイラックマウントモデル「TS3400RNシリーズ」(容量:16TB、12TB、8TB、4TB)、4ベイデスクトップモデル「TS3400DNシリーズ」(容量:16TB、12TB、8TB、4TB)、出荷時RAID5設定済み4ベイデスクトップモデル 「TS3400DN/R5シリーズ」(容量:8TB、4TB)、2ベイデスクトップモデル「TS3200DNシリーズ」(容量:4TB、2TB)の4モデルをを追加したと発表した。さらに、旧製品「TS-HTGL/R5シリーズ」からの移行が簡単に行える「マイグレーション機能」が搭載。運用中の「TS-HTGL/R5シリーズ」からUSBメモリーに設定データを抜き取り、短時間で簡単に設定データを移行できるため、NASのリプレースにかかる人的作業リスクや費用を低減できる。「TS3400RNシリーズ」は2015年5月下旬、「TS3400DNシリーズ」と「TS3400DN/R5シリーズ」は2015年6月上旬、「TS3200DNシリーズ」は2015年5月中旬から、OA機器販売会社やパソコン販売店、パソコンを扱う家電量販店、バッファロー直販サイト「バッファローダイレクト」などで販売される予定だ。新商品はいずれもCPUに1.33GHz デュアルコアプロセッサー Marvell ARMADA XP、DDR3メモリー 1GBが採用されており、エントリーモデルながら高速性能を実現した法人向けNASとなっている。障害によるビジネスへの影響を最小限にとどめ、管理者の負担を軽減するバックアップ機能や、2台のテラステーションに同時にデータを保存する「レプリケーション」、USB2.0ポートを搭載し接続した外付けハードディスクにデータを定期的に保存する「スケジュールバックアップ」、クラウド保存で災害から守る「オンラインストレージ連携」など各種機能を備えている。AndroidスマートフォンやiPhone・iPadからインターネット経由でリモート接続できるアプリ「WebAccess for Business」にも対応。管理者による端末別アクセス制限・機能制限にも対応しビジネスユースでも安心して利用できる。各製品の価格および出荷時期は下図のとおり。
2015年04月09日米テラデータは3月17日(現地時間)、SAP ERPアプリケーションからのニア・リアルタイムデータを、エンタープライズ用途の分析やレポーティング・アプリケーションに取り込むことを可能にする「Teradata Analytics for SAP Solutions」を発表した。同機能拡張はTeradata Database 13.10以降と互換性があり、既に全世界で提供開始したとのこと。今回発表した機能拡張は、企業が自社のERPアプリケーションに存在するビジネス価値の発見を支援するものという。自動的にSAP ERPから最新のデータを収集・転送し、統合データ・ウェアハウス(IDW)内に格納したSAP以外のデータと結合する。これにより、幅広い層のユーザーがインメモリ・スピードでのTeradataインデータベース処理のパワーを活用し、レポーティングやアドホック分析、高度な分析を実行可能になるとしている。全てのデータをTeradata IDW内に統合すると、ユーザーは追加設定せずとも、150種類以上のTeradata Analytics for SAP Solutionsダッシュボードを利用でき、財務会計や支出分析、製造業務などの主要カテゴリに分類された標準のビジネス・レポートも利用できるという。また、インメモリ・スピードで実行する1,000種類以上のSAS Institute、Fuzzy Logix、R のインデータベース分析関数へのアクセスも利用できるとのこと。ユーザーは、ウェアハウス内の詳細データ全てにセルフサービスでアクセスし、お気に入りのツールを使ったカスタム・レポートの作成や分析の適用も可能になるとのことだ。
2015年03月30日宇都宮大学、埼玉医科大学、早稲田大学、三次元工学会、アリゾナ大学による共同研究グループは、任意の偏光を持つテラヘルツ光の偏光状態をスナップショットで解析する手法を開発した。同技術はテラヘルツ光の偏光を制御するために重要となる。同研究では、テラヘルツアクロマティック軸対称波長板(TAS plate)とテラヘルツ検光子で透過後のテラヘルツ光の光強度分布をパイロカメラによって1枚撮像するだけで、テラヘルツ光の偏光を決める手法を実証した。詳しく調べるために、テラヘルツ検光子の角度方向に対するテラヘルツ強度分布を複数枚測定し、フーリエ変換することにより、入射偏光のストークスパラメータをすべて算出。このストークスパラメータを用いてテラヘルツの強度分布を再計算することにより、未知の入射偏光だけでなく、TAS plate透過後のベクトルビームの偏光状態も解析できることを示した。さらに、TAS plateを用いると、検出するだけでなく、逆に発生に使うこともでき、テラヘルツ光ベクトルビームの生成にも適用できることを示したとのことで、これらのことから、任意の偏光をもつテラヘルツ光の偏光を解析する革新的な手法が開発されたことになる。今回の成果は、ベクトルビームとしてのテラヘルツ光の偏光を解析する新しい手法を実証した。これにより、テラヘルツ波の偏光を制御するために必要な計測系ができたことを意味する。今後は、同手法でテラヘルツ光の電場の向きをモニタしながらテラヘルツ光の偏光を設計することによって、物性科学、情報通信、生体計測、天文学、セキュリティなどのテラヘルツ光に関する分野への貢献が期待される。例えば、偏光状態がよく制御されたテラヘルツ光により分子振動や物質の構造骨格などを解析する物性科学などに寄与することになり、将来的にはレーザ加工機や高密度記録媒体、顕微分光分析装置の開発を目指した応用発展も期待される。また、この偏光解析法は、テラヘルツ光のみならず、遠赤外線から、可視光、X線にいたる電磁波全般にも今後活用されるものと期待される。同研究は、宇都宮大学大学院工学研究科の東口武史准教授、及川大基(博士前期課程大学院生)ら、埼玉医科大学保健医療学部の若山俊隆准教授、米村元喜客員教授ら、早稲田大学理工学術院総合研究所の坂上和之講師、鷲尾方一教授ら、三次元工学会の吉澤徹理事長、アリゾナ大学のタイヨスコット教授、宇都宮大学オプティクス教育研究センターの大谷幸利教授との共同研究として実施され、研究成果の詳細は、3月24日付の英科学誌「Scientific Reports」オンライン版に掲載される予定だという。
2015年03月25日米テラデータは2月11日(現地時間)、企業がビッグデータを活用しビジネス上の課題解決を実現する、Teradata Aster AppCenterとビッグデータ・アプリを発表した。新アプリは、顧客獲得およびリテンション、金融詐欺、購入経路、マーケティング最適化など、ビッグデータ分析による解決が必要な課題に取り組む全てのビジネスユーザーを支援するように設計し、個人向け金融、エンターテインメントおよびゲーム、ヘルスケア、小売、通信などのビヘイビア・アナリティクス(行動分析)が有効に作用する業界向けに開発したという。同アプリはAppCenter上で稼働し、AppCenterはWebインタフェースによる対話型のアプリケーションを構築・導入・活用するための共通のフレームワークを提供する。また同アプリはユーザーにとっての価値を実現するまでの時間を短縮するよう設計しており、分析ロジック、データ・スキーマ、対話型可視化機能、使いやすいインタフェースなどが含む事前構築済みのテンプレートを活用し、分析を反復可能なものにするという。同社の分析コンサルティング・サービスの様々な導入実績から得たベスト・プラクティスが反映しているとし、同社の分析コンサルティング・サービスが個々の企業の課題解決を支援するビッグデータ・アプリを構成することも可能という。AppCenterは2015年第2四半期までに提供開始を予定しており、オンプレミス環境またはクラウド環境で実装したTeradata Aster Database 6.0との互換性を確保するとのことだ。
2015年03月06日日本テラデータは2月3日メディア懇親会を開催。「Teradata Unified Data Architecture」に関する最新製品情報を説明し、同社がHadoopの分野を強化している点を強調した。同社 マーケティング統括部 プロダクト・マーケティング担当マネージャー 山本泰史氏は、データ分析の現状と課題について、「これまでは構造化データ分析が主流であったが、最近は構造が多様なログなどの情報が出てきており、多構造/低密度のデータが増えている。これらをすべてリレーショナルデータに入れて分析するには限界がある。また、これまでのリレーショナルデータと多構造データを併せて分析したいとニーズが出てきている。それを解決するのがデータ分析基盤である「Unified Data Architecture」だ。我々はこの「Unified Data Architecture」の考えに基づいて、製品戦略を進めている」と説明した。同社の「Unified Data Architecture」においては、非構造データ向けのHadoopが重要な要素になっているが、同社 代表取締役社長 吉川幸彦氏はHadoopについて、「Hadoopという点では、テラデータはフォーカスするのが遅れていたので、従来のTradataとHadoopを同等に使える環境に整えていくのが今のテラデータの考えだ」と強化していく姿勢を表明。山本氏は具体的に、「HadoopはUnified Data Architectureのおいて重要な要素だが、テラデータはHortonworks社と提携し、関連企業4社を買収した。また、Cloudera、MapRとも提携している」と、最近の動きを説明。その成果として、買収したRevelytiXの製品を「Teradata Loom」として提供を開始しているとした。山本氏は、「Hadoopを活用している企業では、あらゆるデータがHadoopに接続され、どんなデータがあり、どこから来のかがわかりずらくなっている、それを解決するのがTeradataLoomだ」と述べた。吉川社長が説明した「TradataとHadoopを同等に使える環境」に向けては、「QueryGrid」という技術を提供する。「QueryGrid」は、Hadoopなどの各種データソースにTeradata経由でアクセスする技術。この技術を利用すれば、SQLの知識があればエンドユーザーでも利用でき、アクセスする先はTeradataのみで複数のシステムへのアクセス不要だというメリットがあるという。今後は、この技術が同社の分析ツールに搭載されていくという。吉川社長は、「最近はビッグデータが注目されているが、弊社のCEOはフェールファーストをうたっている。これは、ビッグデータ解析はすぐに成功するわけではなく、PDCAサイクルを早く回すことが大切で、何がうまくいかにないのかを早く見つめ出すことが重要だということだ。データの活用においては、分析するまでの環境整備に時間がかかり、いまはとりあえずデータを貯めておこうという企業もあるが、テラデータはより安心して分析できる環境を提供していきたい」と述べた。
2015年02月04日テラはこのほど、同社が提供する樹状細胞ワクチン「バクセル」の局所再発胃がんに対する症例報告が、英国の腫瘍外科専門学術誌である「World Journal of Surgical Oncology」(2014年第12巻390項)に掲載されたことを発表した。今回の症例報告は、「医療法人社団医創会 セレンクリニック名古屋」(愛知県名古屋市)における胃がん手術後再発症例となる。同症例は、高度な肺気腫により根治手術ができず、また、内視鏡的粘膜切除術も印環細胞がんであるために当時の基準で適応外と判断された症例。抗がん剤は副作用により継続ができなかったために、「WT1ペプチド」などを用いた樹状細胞ワクチン「バクセル」(※1)の腫瘍内局所投与が施行された。内視鏡によるバクセルの投与は計7回行われた。その結果、最終投与から1カ月後に腫瘍は縮小し、組織生検の結果ではがん細胞の消失が確認された。さらにその後、寛解状態(治療によってがんが完全に消失した状態)が30カ月間続いたという。今回の報告は、肺疾患のため手術ができない再発胃がん患者に対して、樹状細胞ワクチン療法の腫瘍内局所投与が著効した初めての症例報告になるとのこと。※1 樹状細胞ワクチン「バクセル」:本来、血液中に数少ない樹状細胞(体内に侵入した異物を攻撃する役割を持つリンパ球に対して、攻撃指令を与える司令塔のような細胞)を体外で大量に培養し、患者のがん組織や人工的に作製したがんの目印である物質(がん抗原)の特徴を認識させて体内に戻すことで、樹状細胞からリンパ球にがんの特徴を伝達し、そのリンパ球にがん細胞のみを狙って攻撃させる新しいがん免疫療法。現在、がん治療用の再生医療等製品として薬事承認取得を目指している。
2015年01月15日米テラデータと米MapR Technologiesはこのほど、技術統合、ロードマップの連携、および新規市場開拓の協業に関するパートナーシップの拡大を発表した。両社は今後、Teradata Unified Data ArchitectureにおいてMapRディストリビューションの統合を最適化し、TeradataデータウェアハウジングをHadoop、ディスカバリー・プラットフォーム、およびNoSQLのオプションと組み合わせる際の選択肢を増やす。また、Teradataと他のデータソースをシームレスに統合する「Teradata QueryGrid」やHadoopにおけるデータの処理を容易にする「Teradata Loom」といった集約機能は、MapRと直接統合される。QueryGridは、Teradataデータベース、Hadoopディストリビューション、Teradata Aster Discovery Platform、NoSQLデータベース、およびその他のテクノロジーを横断して、処理の最適化と簡略化の両方を行うシームレスなデータ・ファブリックとなる。さらに、今回の合意により、テラデータによるMapR、プロフェッショナル・サービスおよび保守サポートに関する再販、Teradataソリューションと MapRソリューションの両方を利用する顧客向けに、単一窓口の提供が実現される。
2014年12月03日千葉大学は7月1日、螺旋波面とドーナツ型の強度分布を持つ光(光渦)をテラヘルツ波帯で高効率に発生できる螺旋位相板を簡易な機械研磨技術によって開発したと発表した。同成果は、同大大学院 融合科学研究科の尾松孝茂教授、宮本克彦准教授らによるもの。詳細は、米国の物理学協会誌「Applied Physics Letters」のオンライン版に掲載された。光渦は、走査型レーザ顕微鏡の空間分解能を回折限界以下に向上できる光である。これまで光渦の発生は主として可視から近赤外で行われていた。一方、分子の指紋領域と呼ばれるテラヘルツ波帯は、様々な物質が強い吸収を示す波長域である。その特徴を生かした薬物検査やキュリティ検査、分子分光などのイメージング技術(テラヘルツ波イメージング)が近年注目を集めている。しかし、波長の長いテラへルツ波では、空間分解能が実用化に向けた大きな技術的障壁となっている。テラヘルツ波帯で光渦が高効率に発生できれば、テラヘルツ波イメージングにおいて回折限界を超えたマイクロメートルスケールの高い空間分解能を実現できる。また、光渦は、物質を螺旋構造体へ変形できることが知られている。したがって、テラへルツ波帯における物質科学にも貢献が期待できる。今回の研究では、テラヘルツ波帯で光渦を発生させるための螺旋型位相板をTsurupicaと呼ばれるポリマー樹脂を機械研磨することで開発したという。この螺旋位相板はテラへルツ波帯で85%以上の高い透過率を示し、60%以上の高い効率でテラへルツ波を光渦へ変換することができる。なお、研究グループでは、同技術がテラヘルツ波イメージングで問題となる空間分解能を飛躍的に向上できる技術として応用が期待できるとコメントしている。現在、この螺旋位相板はパックスから購入できる。
2014年07月03日アメアスポーツジャパンは24日、プレミアムスポーツウォッチ「スント エレメンタム」シリーズから新モデル「エレメンタム・テラ ブラックラバー(ポジティブLCD)」「エレメンタム・テラ ブラウンレザー」を発表した。新モデルは、シリーズの中で最も人気のアウトドアモデル「スント エレメンタム・テラ」をベースに、ストラップや液晶デザインの組み合わせを変更したもの。オールブラックのステンレスケースとウレタンストラップ、視認性の高いポジティブ液晶を配した「エレメンタム・テラ ブラックラバー(ポジティブLCD)」は、高度や気圧、方位などの数値が見やすいポジティブ液晶画面を求める声に応えて開発された。「エレメンタム・テラ ブラウンレザー」は、これまでのモデルではレザーストラップをアクセサリーとして追加購入する人が多かったため、レザーストラップを標準装備として制作されたという。両モデルとも気圧計や高度計、時計本体を約45度まで傾けた状態でも正確な方角を示す3Dコンパス機能など、登山に役立つ機能を備えた「エレメンタム・テラ」の機能はそのまま備えた。ケース径は44.65mm×51mm、厚さは13.55mm。価格はブラックラバーが8万9,250円、ブラウンレザーが9万2,400円。6月8日より全国の百貨店や高級時計店などのスント エレメンタム正規販売店で取り扱う。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月25日