アスクは12日、Sapphire Technology製グラフィックスカードの新モデルとして、8GBの大容量メモリを備えたRadeon R9 290X搭載カード「VAPOR-X R9 290X 8G GDDR5 TRI-X」を発表した。11月上旬に発売し、店頭予想価格は税別で7万円台前半の見込み。グラフィクスメモリをリファレンスの4GBから8GBへ増設したモデル。また、動作クロックを最大1,000MHzから1,030MHz、メモリクロックを5,000MHzから5,500MHzへとオーバークロックしている。電源回路ははVDDC用に10フェーズ、VDDCI、MVDDに各1フェーズを搭載する「Aero 10」デザインを採用する。トリプルファン仕様の「Tri-Xクーリング」に加えて、5本のヒートパイプを組み合わせたヒートシンクや、ベイパーチャンバー採用のベース部、バックプレートによって効率的な冷却を実現するという。また、60度以下でファンの動作を自動的に制御し、アイドル時と低負荷時の騒音を低減する「インテリジェント・ファン・コントロール」機能を搭載する。主な仕様は、SP数が2,816基、ベースコアクロックが1,030MHz、メモリクロックが5,500MHz、メモリが512bit接続のGDDR5 8GB、PCとの接続バスインタフェースがPCI Express 3.0 x16。映像出力インタフェースはHDMI×1、DL-DVI-D×2、DisplayPort×1。補助電源コネクタは8ピン×2。本体サイズは約W305×D114×H47mm。
2014年11月12日Spansionは11月11日、民生/通信/産業機器向けe.MMC NAND型フラッシュメモリ製品ファミリ「S4041-1B1」を発表した。同ファミリは8GBならびに16GBの2種類の容量ならびに153 BGA(0.5mmボールピッチ)および100 BGA(1.0mmボールピッチ)と、-25~+85℃および-45~+85℃の動作温度範囲で分けられた合計8製品がラインアップされている。プロセスは19nmを採用しており、1ダイ当たり8GBのMLC品を採用。今後のロードマップとして4GB品と32GB品も提供する予定だとしている。いずれの製品もJEDEC e.MMC 4.51コマンドセットをサポートしているほか、フィールドファームウェアのアップデート、健全性診断レポート、自動バックグランド処理などのe.MMC 5.0で選定された機能サポートも含んでいる。またe.MMCモジュールにはPHISON Electronicsのコントローラを搭載することで、パフォーマンス管理やバッドブロック管理、ウェアレベリングなども可能となっており、組込機器など長期間での使用時に求められる品質の要件に対応を可能としたとする。さらに同社では、組み込み市場向けにメモリソリューションの検証作業を支援する「Memory Diagnostics Toolkit(メモリ診断ツールキット)」も提供しており、これによりエンジニアリング診断、解析、構成、書き込みを可能とし、メモリの検証・品質認定プロセスを迅速化することを可能にしたとする。なお、同ファミリはすでに量産出荷を開始しており、主に産業機器や医療機器、通信機器などに向けて提供を行っていく予定とするほか、2015年には自動車分野の要求に対応した製品の提供も行っていく計画としている。
2014年11月11日エレコムは4日、Androidスマートフォンやタブレットに直接挿せるUSBメモリを2モデル発表した。USB 3.0対応の「MF-SBU3」シリーズと、USB 2.0対応の「MF-SBU2」シリーズを用意。11月下旬より発売する。価格はオープン。○MF-SBU3シリーズ「MF-SBU3」シリーズは、microUSB端子とUSB A端子を備え、USB 3.0に対応したUSBメモリ。8GB / 16GB / 32GBの3モデルを用意する。OTG(On-The-Go)規格に対応し、Androidスマートフォン / タブレット / PCなどに直接挿して使用できる。無料の専用アプリ「ELECOM Smart Copy」を使うことで、手軽にデータの転送が可能だ。保存されたファイルだけをコピーできる「差分モード」にも対応する。セキュリティソフトは、パスワード自動認証機能付きの「PASS(Password Authentication Security System)」と、パスワード自動認証機能に暗号化を加えた「PASS×AES 256bit」の2種類を提供。本体にはストラップホールを装備し、本体サイズはW12×D30×H4mm、重量は約3.5g。対応OSはWindows XP(SP3) / Vista(SP2) / 7 / 8 / 8.1、Mac OS X 10.6~10.9。○MF-SBU2シリーズ「MF-SBU2」シリーズは、microUSB端子とUSB A端子を備え、USB 2.0に対応したモデル。スタンダードモデルのほか、簡易パッケージモデルも用意される。インタフェース以外の仕様は、「MF-SBU3」シリーズとほぼ共通。
2014年11月05日アイ・オー・データ機器は29日、東芝製NAND Flashダイを採用したUSB 3.0メモリ「EU3-ST」シリーズを発表した。4GB / 8GB / 16GBのモデルを用意。11月下旬より発売する。価格はオープンで、同社の直販サイト「アイオープラザ」での価格は4GBが1,134円、8GBが1,782円、16GBが3,456円。東芝製NAND Flashダイを搭載するUSB 3.0対応の法人向けUSBメモリ。ブルーとブラックの2色に、4GB / 8GB / 16GBのモデルを用意する。ファイル暗号化ソフト「QuickSecureAES」に対応しており、ドラッグ&ドロップ操作でファイルの暗号化/復号化などが行える。提供は無料。読み書き中に点灯するLEDを搭載し、本体にはストラップホールも装備。本体サイズは約W18.4×D58.2×H9.4mm、重量は約9g。対応OSはWindows 7 / 8 / 8.1 / RT、Windows Server 2008 / 2008 R / 2012 / 2012 R、Mac OS X 10.7~10.9。
2014年10月29日OVERCLOCK WORKSは23日、64GBの大容量メモリと動作クロックを3.0GHzから4.2GHzにオーバークロックしたIntel Core i7-5960X Extreme Edition搭載のBTO PC「OCW-EXTREME for 2011v3 XA-S 64G」を発売した。標準構成価格は468,000円から。主な仕様は、CPUがIntel Core i7-5960X Extreme Edition(4.2GHz/OC、8コア16スレッド)、チップセットがIntel X99 Express(ASUS X99-A)、メモリがDDR4-2400 64GB(8GB×8)、ストレージが256GB SSD(CFD S6TNHG6Q) + 4TB HDD、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 750 1GB、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ、OSがオプション。標準ケースがSilverStone SST-TJ04B-E、電源が750W 80PLUS Gold(SilverStone製)。本体サイズがW214×D489×H489mm。
2014年10月24日PQI Japanは24日、USB 2.0対応のUSBメモリ「USBフラッシュドライイブ U601L」、「USBフラッシュドライイブ U602L」、「USBフラッシュドライイブ U605L」の3モデルを発表した。11月1日より発売する。店頭予想価格(税別)は700円より。○USBフラッシュドライイブ U601L「USBフラッシュドライイブ U601L」は、USB 2.0に対応したコンパクトUSBメモリ。ブラックとホワイトの2色に、4GB / 8GB / 16GB / 32GBの容量を用意。店頭予想価格(税別)は4GBが700円、8GBが840円、16GBが1,550円、32GBが2,400円。出っ張りの少ないコンパクトなデザインで、防水 / 防塵 / 耐衝撃設計を採用。デザインは北欧スタイルを意識した。ストラップホールを装備し、本体サイズはW19.9×D16.4×H7.6mm、重量は3±1g。対応OSはWindows 2000 / XP / Vista / 7 / 8、Mac OS X 10.1以降。○USBフラッシュドライイブ U602L「USBフラッシュドライイブ U602L」は、シンプルデザインのコンパクトUSBメモリ。ブルーとレッドの2色に、4GB / 8GB / 16GB / 32GBの容量を用意。店頭予想価格(税別)は4GBが700円、8GBが840円、16GBが1,550円、32GBが2,400円。本体サイズはW24×D14.5×H7.4mm、重量は2.6±1g。そのほかの仕様は「USBフラッシュドライイブ U601L」とほぼ共通。○USBフラッシュドライイブ U605L「USBフラッシュドライイブ U605L」は、浮き輪のアクセサリーが付属するマリンヨットデザインのUSBメモリ。ブルーとレッドの2色に、4GB / 8GB / 16GB / 32GBの容量を用意。店頭予想価格(税別)は4GBが900円、8GBが1,050円、16GBが1,800円、32GBが2,600円。本体サイズはW34×D18.2×H10.6mm、重量は9.2±1g。そのほかの仕様は「USBフラッシュドライイブ U601L」とほぼ共通。
2014年10月24日PQI Japanは24日、microUSBとUSB A端子を備えるUSBメモリ「PQI Connect 303」と「PQI Connect 304」を発表した。11月1日より発売する。それぞれ8GB / 16GB / 32GB / 64GBの容量を用意。店頭予想価格(税別)は、8GBが2,500円、16GBが3,500円、32GBが5,500円、64GBが8,000円。○PQI Connect 303「PQI Connect 303」は、microUSBとUSB A端子を備えるUSBメモリ。スマートフォンとPCの両方で使用でき、OTGに対応する。PC用のUSBインタフェースはUSB 3.0に、microUSB側はUSB 2.0対応となっている。Android端末で使用する場合は、無料の専用アプリ「PQI Connect +」を使用。コネクタ保護用にパンダ型のキャップと、イヤホンジャックに差し込めるストラップが付属。本体サイズはW41.7×D28×H12.5mm、重量は8.4±1g。対応OSはWindows 2000 / XP / Vista / 7 / 8、Mac OS X 10.1以降、Android OS。○PQI Connect 304「PQI Connect 304」は、コネクタ保護用に猫の顔型のキャップが付属するモデル。レッド / ブルー / イエローの3色を用意する。本体サイズはW41.7×D25.5×H12.5mm、重量は7.6±1g。そのほかの仕様は「PQI Connect 303」とほぼ共通。
2014年10月24日日本HPは10月24日、SAPのインメモリデータベース「SAP HANA」向けの「HP ConvergedSystem」(垂直統合システム)として、「HP ConvergedSystem 900 for SAP HANA Scale-up Configurations(以下、HP CS 900)」を発表した。同日より販売開始する。SAP HANA向けのHP ConvergedSystemとしては、同社は今年の4月に中小規模向けに「HP ConvergedSystem 500 for SAP HANA」を発表しており、今回の「HP CS 900」は、これに追加するもので、大規模ERPやビッグデータ分析用途を想定している。「HP CS 900」は、シングル・メモリ・プールで最大12TBのデータを提供できるSAP認定を取得しており、CPUも最大240コアをサポート、同社によれば業界最大のスケーラビリティだという。「SAP HANA」向けの垂直統合システムはすでに多くのベンダーから提供されているが、今回の「HP CS 900」は、HPとSAPによる共同開発プロジェクト「Project Kraken」によって生まれている。日本HP 執行役員 エンタープライズグループ事業統括 HPサーバー事業統括本部 事業統括本部長 手島主税氏は、「SAPとHPは『Project Kraken』というプロジェクトを立ち上げ、戦略的な提携があった。開発レベルで提携しシステム開発した唯一のアプライアンスだ。単純なコンバージドシステムではない。これが他社にない強みだ」と述べた。具体的には、OSやパフォーマンスチューニングなどソフトウェア面で改善されているという。「HP CS 900」には、管理サーバとして「HP ProLiant DL380p Gen8 Server」、ストレージとして、 HP 3PAR StoreServe 7400シリーズ、サーバとして、HP ProLiant and Superdomeを搭載。参考価格はメモリ6TB/CPU 8ソケットモデルが2億9,515万円~、メモリ 12TB/CPU 16ソケットモデルが5億5,913万9,000円~、メモリ2TB~96TBのスケールアウトモデルが7億7,721万円~(いずれも導入作業と3年間の保守サービスを含む、SAP HANAライセンスは含まず、税別)。「HP CS 900」は出荷前に工場内で事前構成し、最適化と検証を済ませることで、システムの注文からインストール、運用までの時間を30日に短縮する。手島氏は、「HP CS 900」のポイントとして、業界最大のスケーラビリティ、業界最速のパフォーマンス、業界最高クラスの高可用性、高信頼性を挙げた。スケーラビリティでは、メモリ最大12TB、最大CPU 16ソケット(240コア)の拡張性を確保したこと、パフォーマンスでは、「HP CS 900」がベンチマークで世界記録を更新したこと、高可用性、高信頼性では、DIMM上のDRAMが2つ故障してもメモリ上で吸収され、システムに影響しないメモリ保護機能やメモリエラー詳細ログの取得、SAP HANAに最適化されたクラスタリングソフト「HP Serviceguard for SAP HANA」を搭載している点を挙げた。発表会でゲストとして登壇したSAPジャパン バイスプレジデント ビジネスソリューション統括本部長 堀田徹哉氏は、「SAP HANAは3年前から提供し、インメモリの高速性を活かしたビッグデータアナリティクスからスタートしたが、昨年から『SAP Business Suite powered by SAP HANA』を提供し、基幹系システムも動作するように進化してきた。今後は、アナリティクス、ERP、M2MなどさまざまなミッションクリティカルシステムがHANA上に載るようになる。そのような基盤を支えるには、強力なハードウェアが必要で、HP CovergedSystem 900はまさにベストタイミングだ」と述べた。
2014年10月24日アスクは23日、BitFenix製PCケースの新モデルとしてフロントパネルに2.4型TFT液晶を搭載したマイクロATXケース「Pandora」シリーズと、液晶非搭載の「Pandora Core」シリーズを発表した。いずれも11月中旬より発売し、店頭予想価格は「Pandora」シリーズが1万円台後半、「Pandora Core」シリーズが1万円台半ば。マット仕上げのアルミ素材を使用した、幅160mmのスリムなPCケース。ブラックとシルバーの本体カラーに加えて、さらにサイドパネルに透明アクリルを採用モデルも用意する。「Pandora」シリーズでは、フロントパネルに2.4型(240×340ドット)のTFT液晶「BitFenix ICON」を搭載。通常はBitFenixのロゴを表示するが、専用ユーティリティによって自由に画像を変更することができる。フロントとトップに120mmファンを1基ずつ搭載するほか、オプションとしてフロントにさらにもう1基の120mmファンを増設できる。フロントからリアにエアフローを生み出すす「ダイレクトエアフローデザイン」を採用し、ハイエンド構成にも対応する冷却性能を実現するという。搭載ベイは3.5インチシャドウベイ×1、3.5/2.5インチシャドウベイ×1、2.5インチシャドウベイ×2。拡張スロットは5基、最長350mmまでの拡張カードに対応する。フロントのインタフェースはUSB 3.0×2、オーディオポート。対応電源はATX、対応マザーボードはマイクロATX / Mini-ITX。本体サイズはW160×D465×H420mm。
2014年10月23日シリコンパワージャパンは22日、USB 3.0 OTG(On-The-Go)に対応し、USB AコネクタとmicroUSBコネクタを搭載したUSBメモリ「Mobile X31」シリーズを発表した。8GB / 16GB / 32GBのモデルを用意。価格はオープンで、店頭予想価格は8GBが980円前後、16GBが1,380円前後、32GBが2,300円前後。11月上旬より発売する。本体に2種類のUSBコネクタを備えたUSBメモリ。USB On-The-Goに対応し、PCではUSB A、スマートフォンやタブレットではmicroUSBで接続して、手軽にデータをやりとりできる。コネクタキャップは回転式で、本体とつながっているので紛失の心配がなく、ストラップホールが付いているので、身近な持ち物に取り付けることもできる。インタフェースはUSB AがUSB 3.0、microUSBがUSB 2.0で、本体サイズはW33×D12×H8mm、重量は約3.3g。対応OSはWindows XP / Vista / 7 / 8、Mac OS X 10.3以上、Linux 2.6以上、およびAndroid 4.1以上、Windows Phone 8。ファイルマネージャアプリ「SP File Explorer」とデータ復旧ソフト「Recuva」が無料でダウンロードできる。
2014年10月22日サンディスクは17日、世界最大容量となる512GBのモデルを含むSDメモリーカード「サンディスク エクストリーム プロ SDXC UHS-Iカード」シリーズを発表した。128GB / 256GB / 512GBの3モデルを用意。12月に発売する。価格はオープン。UHSスピードクラス3に対応したSDXCメモリーカード。リード最大95MB/s、ライト最大90MB/sの高速転送が可能で、4K動画の撮影などに力を発揮する。パワーコアコントローラのファームウェアは、ウェアレベリング技術の採用により耐久性が向上。エラー訂正コード(ECC)エンジンによって、リード時とライト時のデータ整合性と信頼性を高めている。水深1mの海水および淡水で72時間耐える防水性能と、マイナス25度~プラス85度までの耐温度性能、耐衝撃、耐X線、耐振動性能を持つ。SDスピードクラスはClass10に対応。本体サイズは約W24×D32×H2.1mm、重量は約1.5g。
2014年10月17日グリーンハウスは15日、UHSスピードクラス3に対応したSDHC / SDXCメモリーカードとして、「GH-SDHCUC」シリーズと「GH-SDXCUC」シリーズを発表した。11月上旬より発売する。価格はオープン。同社の直販サイト「グリーンハウスストア」での価格は3,780円より。「GH-SDHCUC」シリーズと「GH-SDXCUC」シリーズのどちらも、UHS-I対応機器での最低保証速度が30MB/s以上となる、高速インタフェース「UHSスピードクラス3」に対応した製品で、UHS-I非対応機器では最低10MB/s以上の転送速度となるクラス10規格で動作する。○GH-SDHCUCシリーズSDHCカード「GH-SDHCUC」シリーズでは、8GB / 16GB / 32GBのモデルを用意。価格は8GBが3,780円、16GBが5,670円、32GBが7,970円。リード最大90MB/S、ライト最大80MB/sでの高速転送が可能など、4K動画の撮影やデジタル一眼レフカメラでの高速連写で使用するのに最適としている。SDスピードクラスはClass10に対応。本体サイズはW24×D32×H2.1mm、重量は約2g。○GH-SDXCUCシリーズSDXCメモリーカード「GH-SDXCUC」シリーズでは、容量64GBと128GBのモデルを用意。価格は64GBが14,580円、128GBが29,700円。容量以外の仕様は「GH-SDHCUC」シリーズとほぼ共通。
2014年10月15日シリコンパワーは10日、USB 3.0接続のフラッシュメモリ「Jewel J80」を発表した。10月中旬に発売し、価格はオープン。ラインナップと店頭予想価格は、8GBモデルが880円前後、16GBモデルが1,380円前後、32GBモデルが2,180円前後、64GBモデルが4,180円前後(いずれも税込)。金属の質感を活かしたUSBメモリ。本体は合金製でキズや衝撃に強く、リング状のデザインでキーホルダーなどに取り付けられる。製品には、データ復旧ソフトウェア「Recuva」の無料ダウンロードが付属する。本体サイズはW18×D4.5×H44mm、重量は5.9g。カラーはチタングレー。対応OSはWindows XP / Vista / 7 / 8、Mac OS 10.3以降、Linux 2.6.x以降。
2014年10月10日マイクロンジャパンは7日、DDR4メモリモジュールとして、高速タイプの「Crucial Ballistix Sport DDR4」と一般タイプの「Crucial DDR4デスクトップメモリ」を発売した。「4GB×1枚」を最小単位として全12種類のパッケージを用意。価格はオープン、店頭予想価格(税別)は7,800円前後より。高速タイプのCrucial Ballistix Sport DDR4は、インテルの最新チップセット「Intel X99 Express」向けに最適化された新しいモジュール。一体型ヒートスプレッダと黒色基板を採用し、当初の速度は2,400MT/sだが、DDR4技術の成熟とともに高速化する見込みとしている。パッケージと店頭予想価格は以下の通り。・4GB×1枚 \8,000前後・8GB×1枚\15,600前後・4GB×2枚組\16,000前後・8GB×2枚組\31,200前後・4GB×4枚組\32,000前後・8GB×4枚組\62,400前後Crucial DDR4デスクトップメモリの速度は2,133MT/sで、こちらも技術とともに高速化していく見込み。パッケージと店頭予想価格は以下の通り。・4GB×1枚 \7,800前後・8GB×1枚\14,800前後・4GB×2枚組\15,600前後・8GB×2枚組\29,600前後・4GB×4枚組\31,200前後・8GB×4枚組\59,200前後
2014年10月07日PQI Japanは3日、microUSBとUSB端子を搭載したUSBメモリ「PQI Connect 301」を発表した。発売は10月18日。価格はオープンで、税別の店頭予想価格は、8GBモデルが1,900円、16GBが2,800円、32GBが4,900円、64GBが7,400円。USB 3.0タイプAとmicroUSB 2.0タイプBの2種類のUSBポートを備えたUSBメモリ。microUSBやUSBポートを備えたスマートフォンやタブレット、PCなどに接続でき、Android用の専用アプリ「PQI Connect +」も用意される。本体は小型で、約3gという軽さも特徴。本体サイズはW36.8×D15×H7.2mm、重量は約3g±1g。対応OSはWindows 2000 / XP / Vista / 7 / 8、Mac OS X 10.1以降、Android。カラーはブルーとレッドの2色。
2014年10月03日東芝は10月2日、スマートフォンやタブレット、ウェアラブル端末向けに、最先端の15nmプロセスを用いたNAND型フラッシュメモリチップを採用した、世界最小クラスの組み込み式NAND型フラッシュメモリ(eMMC)を発表した。同製品は、15nmプロセスを用いたNAND型フラッシュメモリチップとコントローラチップを一体化し、書き込みブロック管理、エラー訂正、ドライバーソフトウェアなどといった制御機能を搭載した組み込み式NAND型フラッシュメモリである。最先端プロセスを採用したNAND型フラッシュメモリチップを使用することにより、従来製品に比べてパッケージサイズ面積を約26%小型化した。また、NAND型フラッシュメモリチップの基本性能の向上やコントローラ処理の最適化などにより、読み出し・書き込み性能の向上を図っており、従来製品に比べて読み出し速度が最大約8%、書き込み速度が最大約20%高速化している。なお、11mm×10mmサイズのFBGAパッケージを8~64GBの製品に採用している。すでに、16GB品のサンプル出荷を開始しており、8/32/64/128GB品も順次開始していく予定。
2014年10月03日東芝は2日、15nmプロセスのNAND型フラッシュメモリチップを採用した、組み込み式NAND型フラッシュメモリを発表。同日より、16GBモデルのサンプル出荷を開始した。8GB / 32GB / 64GB / 128GBモデルについても順次サンプル出荷を始める。15nmプロセスで製造されたNAND型フラッシュメモリチップと、コントローラチップを一体化した組み込み式のNAND型フラッシュメモリ。従来製品に比べてパッケージ面積が約26%小型化しており、スマートフォンやタブレット端末などへの組み込みに最適としている。各容量とも、東芝の製品カテゴリとして、ハイエンドクラスの「Supreme」と、ミドルからローエンドクラスの「Premium」をラインナップ。量産時期は、8GBモデルと128GBモデル(Supreme)が2015年4月~6月、それ以外は2015年1月~3月となっている。基本性能の向上やコントローラ処理の最適化も行われており、リードで最大8%、ライトで最大2%速度が向上している。インタフェースはeMMC Version 5.0規格準拠のHS-MMC、バス幅はx1 / x4 / x8。本体サイズはW11~11.5×D10~13×H0.8~1.4mm。
2014年10月02日ルネサス エレクトロニクスは9月29日、ヘルスケア機器、産業機器、ビルディングオートメーション向け32ビットマイコン「RX111グループ」にメモリ容量を拡張した品種を追加したと発表した。近年、ヘルスケア機器や産業用センサ機器などでは、差異化を図るための機能拡張や安全性の向上、コスト低減のための部品共通化などに伴い、ソフトウェア設計が複雑化し、制御に必要なプログラムは増加する傾向にある。この影響により、マイコンを選択する際に、フラッシュメモリ容量の増加が必要となり、消費電力の大きなマイコンの選択を余儀なくされ、機器の稼働時間の短縮や電源能力の拡張を引き起こしていた。そこで今回、従来のラインアップが、36~64ピンのパッケージ展開で、フラッシュメモリ容量16~128KB、RAM容量8~16KBだったのを、従来比4倍となるフラッシュメモリ容量512KB、RAM容量64KBまで拡張し、製品品種を計31品種から計46品種に増やすことで、同グループの製品ラインアップを強化した。同製品群は32ビットマイコンでは業界トップレベルの64uA/DMIPSの低動作電流、およびRAMとレジスタを保持した状態で440nAの低スタンバイ電流を実現。また、RAM、レジスタを保持したスタンバイ状態から4.8μsで高速復帰できる。これらの特徴により、スタンバイと動作を繰り返す間欠動作では、電流値を削減に加え、スタンバイからの復帰時の電流損失を削減することができ、ポータブル機器やヘルスケア機器のバッテリ稼働時間を延ばすことができるとしている。なお、12月から生産を開始し、2016年1月には50万個を量産する予定。
2014年09月30日サンワダイレクトは24日、USBとLightningの2種類のコネクタをもつUSBメモリ「600-IPL32」シリーズを発売した。8GB(グレー)、16GB(グリーン)、32GB(ブルー)の3色を用意している。直販サイト「サンワダイレクト」での価格は8GBが8,900円、16GBが11,800円、32GBが15,900円(すべて税込)。USBとLightningの2種類のコネクタを装備するUSBメモリ。スライドバーによって両コネクタを切り替えて、iPhoneやiPad、PCなどに直接挿して使える。無料の専用アプリ「iStick」によって、ファイルのコピーや削除、バックアップといった管理が可能だ。音楽や動画の再生、画像の閲覧、ドキュメントの表示なども行える。対応ファイル形式は、音楽がmp3/wma/wav/aacなど、動画がavi/flv/mov/mp4/mpgなど。本体サイズはW29×D51×H10mm。対応OSはWindows 7/8/8.1、Mac OS X 10.6~10.9、iOS 6~8。
2014年09月29日イメーションは29日、Windows To Goに対応したUSBメモリ「IronKey Workspace W700」を発表した。発売は8月1日で、価格はオープン。店頭予想価格は32GBモデルが28,500円前後、64GBモデルが42,000円前後、128GBモデルが68,000円前後(いずれも税込)。イメーションのWindows To Go対応USBメモリ第3弾となるモデル。AES256bitハードウェア暗号化技術に対応し、米国連邦標準規格「FIPS 140-2 レベル3」認定を取得。「MIL-STD-810F」に準拠した防水・防塵機能も搭載し、高いセキュリティ性と耐久性でデータを保護する。本体は金属製で、USB 3.0に対応。転送速度は、シーケンシャルリードが最大400MB/s、シーケンシャルライトが最大316MB/s。Windows To Goが規定する最低パフォーマンス要件の5倍の書き込み速度を実装する。Mac上でのWindows To Goの動作もサポート。耐衝撃性能は16G RMS。本体サイズはW21×D9×H82mm、重量は32g。Windows To Go対応製品として、マイクロソフトの公式認定を得ている。
2014年07月29日中央大学(中大)は6月12日、カーボンナノチューブ(CNT)を用いた半導体メモリであるNRAMに最適な書き込み方法を提案し、140nmサイズの単体素子を測定して、高速、低電力、大容量、高信頼な基本的な動作を実証したと発表した。同成果は、中大 理工学部の竹内健教授によるもの。詳細は、6月10~12日(現地時間)にハワイにて開催される「2014 VLSI Technology シンポジウム」で発表される。今回のNRAMは、20ナノ秒の短い書き込みパルスで、20μA以下という高速かつ低電力な書き換えが可能。また、書き換え時には100倍以上の大きな抵抗の変化が得られ、1つのメモリセルに複数のビットを記憶する、大容量なMLC(多値記憶)動作の可能性を示した。さらに、信頼性に関してはフラッシュメモリの1000万倍に相当する、1000億(1011)回の書き換えが可能であることを示したという。今後は、10nmまで微細化し、ギガビット以上の統計データを評価することが必要だが、これらの結果は、将来NRAMがユニバーサルメモリとして、現在のメインメモリであるDRAM、メインストレージであるHDDやSSDなど、様々なメモリを置き換え、スマートフォンから企業向けサーバまで、幅広いIT機器の高速化、低電力化、高信頼化に貢献する潜在力があることを示しているとコメントしている。
2014年06月12日理化学研究所(理研)は4月25日、脳波の1種である「高周波ガンマ波」が脳の海馬-「嗅内皮質」間で同期することが、動物が空間的な「ワーキングメモリ(作業記憶)」を正しく読み出し、実行するために重要な役割を果たしていることを発見したと発表した。成果は、理研 脳科学総合研究センター RIKEN-MIT神経回路遺伝学研究センター利根川進研究室の山本純研究員、同・ジャンヒャップ・スー研究員、同・竹内大吾研究員、同・利根川進センター長らの研究チームによるもの。研究の詳細な内容は、日本時間4月25日付けで米科学雑誌「Cell」オンライン版に掲載され、印刷版5月8日号にも掲載される。ヒトの脳は、日々の生活において、さまざまな事柄を目的に応じて一時的に覚え、その記憶が必要となった時に呼び出して実行に移す能力を備えており、それがワーキングメモリと呼ばれる機能だ。例えば、通行人に聞いた道順にそって目的地にたどり着く、あるいは電話帳から一時的に番号を覚えてそれをダイヤルする、といった日々の課題に欠かせない能力である(一般的には短期記憶と同義語的に使われることもあるが、厳密には異なる)。しかし、こんな誰でも当たり前に日常的に使用している機能ですら、実はその脳内メカニズムはまだ解明されていない。記憶を司る部位である海馬周辺の神経回路が空間的なワーキングメモリに不可欠であることはこれまでの研究によって示されているが、どのようなメカニズムで記憶が保持され、必要な時に呼び出されているのか詳細はわかっていなかったのである。さらにワーキングメモリを実行する時に、ヒトは起こした行動が正しいか間違っているかをモニターし、必要があれば行動を修正する能力を持つ。そうした行動はこれまで「気付」や「意識」、さらには心理学用語の「メタ認知」などで説明が試みられてきた(メタ認知とは「認知の認知」ともいわれ、自己の認知活動(記憶、思考、情動、知覚など)を客観的にとらえ評価して制御すること)。こうしたメタ認知の能力に関する記述はギリシャの哲学者アリストテレスの時代まで遡るが、本格的に脳機能として議論され始めたのは1970年代のことで、それから約40年の月日が経過しているが、その神経科学的なメカニズムについての研究は、これまたあまり進んでいない。その原因の1つとされているのが、意識やメタ認知に関する能力はヒト特有の機能と考えられているからだ。つまり、実験モデル動物のマウスなどの小動物では、この能力に関する決定的な証拠がまだ示されておらず、マウスなどを用いた実験ができないからである。ワーキングメモリを含む高次の脳機能は、これまで特にガンマ波と呼ばれる30~100Hzの脳波パターンとの関連が示唆されてきた。しかし、ガンマ波領域はほかの脳波領域に比べて周波数帯域の定義があいまいで、これもまた詳しい機能が知られていない脳波領域だという。ところが近年、ガンマ波領域に高域・低域の2種類の帯域が存在することがラットを使った実験で示され、多くの研究者がその機能分担について議論するようになってきた。研究チームは、記憶中枢としての海馬-嗅内皮質間の電気生理的な神経活動を調べる目的で研究を進めていたが、その過程で偶然、マウスが「おっと、これは間違い!(Oops!)」というように自己の間違いを修正するような行動を取ることを確認。そこでこの現象に着目して詳細な解析に取り組むことにしたというわけだ。なお、嗅内皮質は海馬の情報の入出力部位に位置しており、大脳皮質の一部で側頭葉の内側下部に位置する。また今回の研究では、大脳皮質嗅内野の第III層から直接海馬CA1領域に投射する繊維が着目されており、CA1領域にとって古典的な複数のシナプスを介した投射(すなわち大脳皮質嗅内野第II層→歯状回→第3アンモン角→第1アンモン角→大脳皮質嗅内野第V層)とは対照的な入力だ(今回の遺伝子改変や光遺伝学手法で操作されたのはこの直接投射回路)。研究チームは、最新の電気生理学的手法および光遺伝学的手法を、脳の特定の神経回路だけをブロックした遺伝子改変マウスへ適用して、空間的ワーキングメモリを呼び出す時に海馬と嗅内皮質間での情報処理がどのように行われるかを調べたのである。マウスのような小動物モデルでは、T型迷路を用いた空間ワーキングメモリ課題によって、ワーキングメモリの評価が行われる(画像1)。この課題では、マウスはまずT字型の迷路の分岐したどちらか一方だけのアームに置かれたエサをもらうサンプル試行が行われる(画像1左)。その後、サンプル試行でエサの置かれたアームとは反対側のアームにエサが置かれてテスト試行が行われる(画像1右)。このようなサンプル試行とテスト試行を組み合わせた課題が何回も繰り返される。マウスは初めの内、テスト試行中にその前のサンプル試行でエサをもらったアームを探そうとして不正解する。しかし、学習が進むとその反対側のアームにエサがあるというルールを理解し、正解するようになる。つまり、テスト試行中、マウスはサンプル試行で訪れたアームを一時的に記憶し、その記憶をもとに反対側のアームを選ぶ作業を実行しなければエサにありつけない。野生型のマウスでは、T型迷路を用いた空間ワーキングメモリ課題において、迷路の分岐にさしかかる直前に、海馬-嗅内皮質間における「局所電場電位」の内、高周波ガンマ領域における「位相同期性」(画像2)が著しく高くなることが発見された(画像3)。局所電場電位とは、深部脳内に挿入された電極の周辺から計測する集合電位。電極の種類や脳内の部位にもよるとされるが、電極の数100μm近傍のシナプス後電流の空間的総和を反映しているという。また振動現象は「振幅」と「位相」の独立した成分に分けて議論されるが、位相同期性は2点間の位相差を観測し、その位相がどの程度そろっているのかを解析する手法である。この同期性はテスト試行において高く、さらにテスト試行で正解した場合に顕著である一方、不正解の場合にはほとんど確認されなかったという。また、この神経回路がブロックされた遺伝子改変マウスではT型迷路でのパフォーマンスが悪いことが示されていたが、このマウスにおける高周波ガンマ波の活動は非常に低いことが確認された。このことから、高周波ガンマ領域における位相同期性は空間記憶を正しく呼び出すことに関与すると考えられるとする。低周波ガンマ領域やシータ領域の脳波については、こうした変化は見られなかった。なおシータ波は、動物が動き出すと主に海馬や大脳皮質嗅内野で6~12Hzの顕著な定在波として出現し、ガンマ波とシータ波は位相的に密接に結合することが示されている。またT型迷路の分岐点において、マウスが一瞬不正解を選んだ直後にその間違いに気付き行き先を修正する、いわゆるお手つきのようなケース(おっと、これは間違い!ケース:oops case)も注目された。その解析が行われた結果、海馬-嗅内皮質間の高周波ガンマ波の位相同期性が高くなるのは正解した時のように迷路の分岐の直前ではなく、分岐を通り過ぎた後の間違いを訂正する直前に観測され、時間的にも空間的にもシフトしていることが確認されたのである(画像4)。画像4が自己訂正試行中の神経活動のグラフだ。テスト試行で、マウスが自分の間違いに気付き、進行方向を変更して最終的に正解したようなケースである。T型迷路の分岐を過ぎて、間違ったアームに侵入し、「おっと、これは間違い」と気付いた時に高域ガンマ波の位相同期性が高くなっている(赤い矢頭で示されている部分だ)。T分岐で高域ガンマ波の位相同期性が高くなる正解試行の例と比べると、位相同期性の高くなる時間と場所がシフトしていることがわかる。さらに、海馬-嗅内皮質間の高周波ガンマ波の位相同期性が空間的ワーキングメモリの正しい呼び出しのために必要であるのかどうかをより直接的に調べるために、「光遺伝学的手法」を用いて嗅内皮質第三層から海馬CA1領域への入力の神経活動を、T迷路の分岐の直前の期間に特異的に抑制するという方法も取られた。すると、マウスの記憶テストの正解率が著しく低下すると共に、海馬-嗅内皮間の高周波ガンマ波の位相同期性が低下することが判明したのである。光遺伝学的手法とは、ウイルスによる導入や遺伝子操作によって光に反応するイオンチャネルやポンプを人工的に神経細胞に発現させ、光で神経活動を制御する手法のことをいう。今回の研究では「eArchT」という過分極を引き起こす抑制性の「プロトンポンプ(水素イオンチャネル)」が「投射繊維」に限定的に発現させられており、そこにレーザー光を照射することで入力繊維の活動を高時間分解能で抑制するという方法が用いられている。以上の結果から、海馬-嗅内皮質間における高周波ガンマ波の位相同期性が記憶の意識的な呼び出しにおいて重要な役割を果たすことがわかったというわけだ。また、お手つきして自己修正をする時に見られた位相同期が修正直前に時空間的にシフトする現象は、単なるマウスの「オペラント学習」などでは説明がつかず、マウスのような小動物にも意識あるいはメタ認知といった能力が存在することを示していると考えられるという。なおオペラント学習とは、1つの行動を取った結果により、その行動を取る頻度が変化するような学習。例えば、マウスがレバーを押すとエサがもらえることを自発的に覚えるような学習のことだ。今回の研究では、マウスの遺伝子改変技術、覚醒下の行動解析、複数領野の多点同時記録技術そして最新の光遺伝学技術を融合させた世界最先端といえる技術を用いて、今まで実験的に検証が困難であった、意識やメタ認知といった現象の脳内メカニズムの解明を試み、非常に興味深い実験結果が得られたとした。今後は、高周波ガンマ波の位相同期性が海馬-嗅内皮質間以外の、ワーキングメモリに関与する領野にも共通して見られる現象なのか、その検証が待たれるという。今回の研究では、主に海馬と嗅内皮質における神経細胞集団のガンマ波領域の電気的振動現象と集合的神経活動を中心に解析が行われた。今後は、さらに踏み込んで単一細胞レベルの電気的活動を調べる必要があると、続ける。また、ガンマ波が観測される時に、シータ波が基本波として観測されることが報告されていることから、それらの周波数帯域との結合性が、脳の高次機能に果たしている役割を調べることも、重要な課題の1つになるとした。ワーキングメモリは、日常会話をスムーズに行うなどといった、ヒトの生活の中の高次精神機能に直結しており、その研究はヒトの精神活動のメカニズムを解明するという大きな課題の1つだとする。また、アルツハイマー病を初めとする認知症やADHDなどの発達障害においても、ワーキングメモリの障害が指摘されているところだ。遺伝子改変マウスや光遺伝学的手法に電気生理学的手法を組み合わせた方法で神経活動のダイナミクスを解き明かしていくことは、疾患における記憶障害のメカニズム解明につながると期待できるとしている。
2014年04月25日ユニバーサル・ビジネス・テクノロジーは25日、熊本県のゆるきゃら「くまモン」デザインのUSBメモリを発売した。容量は8GBで、店頭予想価格はAmazonなどで2,700円前後。人気のゆるキャラ「くまモン」が、熊本城の石垣に腰掛けている姿をデザインしたUSBメモリ。一般向け販売のほか、企業やPR活動に力を入れている会社などに向けても販売される。パッケージの入れ替えなどのカスタマイズも受け付け、企業のノベルティグッズとして、独自のパッケージデザインを施しての提供も可能という。容量は2~32GBまで変更できる。インタフェースはUSB 2.0。本体サイズは約W50×D30×H20mm。
2014年04月25日東芝は23日、世界初(2014年4月23日現在、東芝調べ)となる15nmプロセスのNANDフラッシュメモリを開発し、量産開始することを発表した。三重県の四日市工場にて4月末から順次、現行の19nm第二世代から切り替えていく。今回のNANDフラッシュメモリは、2bit/セルの128Gbit(16GB)製品となる。現行世代の製品と比較して、書き込み速度はほぼ同等だが、高速インタフェース仕様を採用することによって、データ転送速度が1.3倍に向上したという(533Mbit/秒)。さらに東芝では、15nmプロセスを用いた3bit/セルのNANDフラッシュメモリについても、2014年の第1四半期中の量産開始を計画している。同時に開発している高性能NANDコントローラを組み合わせることで、スマートフォンやタブレットPCなどへの搭載、そしてSSDの開発によるノートPCなどへの搭載を展開する考え。
2014年04月23日タカラトミーは5月22日、マタニティダイアリー「ママのおなかの音メモリー」を、全国の玩具専門店、百貨店・量販店などのベビー用品売場、インターネットショップなどにて発売する。○マタニティライフの思い出を"音"で保存同商品は、妊娠中のお腹の音を録音・再生できる、音で記すマタニティダイアリー。「マタニティライフを楽しんで過ごしたい!」という女性が増える中、近年マタニティフォトなど妊娠中だからこそ楽しめるサービスへの関心が高まってきているという。同社は、赤ちゃんが産まれる前からのマタニティライフの思い出を"音"で保存し、出産後も赤ちゃんと一緒に使える商品として企画したとのこと。妊娠中のお腹の中の音や周囲の人の話し声など、赤ちゃんがお腹の中で聞いている環境音を約30秒×8回分録音し、保存する。マイクが内蔵された子機をお腹にあて、録音ボタンを押すと約30秒間の録音が始まり、マイクをあてる場所や、録音する時期を変えるなどして、世界に1つしかないその時々の自分だけのお腹の中の音を録音して残すことができる。また、録音した音はスピーカーのついた親機にセットして再生することが可能で、家族や友人と楽しんだり、産まれてきた赤ちゃんに聞かせたりすることができる。赤ちゃんはママのお腹の中で聞こえていた音を聞くと安心し、ぐずり泣きが軽減される効果があるといわれており、出産後の育児グッズとしても活用できるという。お腹の音がよく聞こえるよう、高感度のマイクや低音がきれいに響くスピーカーなど、機能にもこだわった。「モーツァルトの子守唄」「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」「胎内音を再現した音」など、内蔵メロディが6種入っており、そのまま流して聞くことができるほか、録音したお腹の中の音と重ねて流すなどアレンジすることもできる。さらに、産まれた赤ちゃんの写真や、マタニティフォト、妊娠中のエコー写真などを飾るフォトフレームになっており、妊娠、出産の思い出を様々な形で残し、長く楽しむことが可能となる。サイズは、約W183×H208×D178mm。商品重量は約640g。メーカー希望小売価格は、6,980円(税別)。使用電池の単3形アルカリ乾電池3本は別売りとなる。(C)TOMY
2014年03月23日アスクは7日、Thermaltake製PCケースの新モデルとしてシンプルなデザインのフロントパネルを採用したミニタワーPCケース「Urban S1」を発表した。3月上旬より発売し、価格はオープン。机に設置することを考慮したヘアライン加工のフロントドアを備えたPCケース。対応フォームファクタはマイクロATXとMini-ITX。冷却ファンは背面に80mmファン×1基を標準で搭載する。さらにオプションとして前面に120mmファン×1基を増設できる。搭載ベイは5インチベイ×2、3.5インチベイ×1、3.5インチシャドウベイ×5、2.5インチシャドウベイ×1。拡張スロットは4基で、260mmまでのグラフィックスカードや高さ148mmまでのCPUクーラーに対応する。対応電源はATX 12V。インタフェースとしてUSB 3.0×2基とオーディオポートを搭載する。本体サイズはW180×D468×H390、重量は約4.1kg。
2014年03月08日アドバンテストは2月6日、次世代高速メモリの試験向けにメモリテストシステム「T5503HS」を発表した。モバイル端末やサーバ、PCをなどの高速化、高機能化に伴い、それらに使われるDRAMも、より高速かつ大容量のLPDDR4-SDRAM(LPDDR4)/DDR4-SDRAM(DDR4)への移行が見込まれている。モバイル端末市場を軸に、今後これら次世代DRAMが世界規模で大きく普及するものと予想され、デバイスメーカーでは量産体制構築に向けた準備が進められている。そうした中、テストシステムにはさらなる高速化、高機能化およびテストコストの削減が求められている。同製品は、次世代高速メモリDDR4-SDRAMのパッケージ試験において、最大512個の同時測定が可能な他、DDR4/LPDDR4の最高動作周波数4.266Gbpsを上回る最高速4.5Gbpsでの高速試験を実現している。また、高速動作を保証するため、DDR4-SDRAMには、データ誤りを自動検出するCRC(Cycle Redundancy Check)やCA(Command Address)パリティなどの機能が追加されている。「T5503HS」はこれらの機能に対応するため、データコードやアドレスデータに合わせて、CRCコードとパリティを自動生成する機能を搭載している。複雑化するテスト用プログラムの開発の効率を上げることで、ユーザーの負担を軽減し早期の製品投入に寄与するとしている。さらに、ソースシンクロナスをリアルタイムで実現し、ポスト処理で行っていた従来システム比でスループットと歩留りを向上させたのに加え、タイミングトレーニング機能をハードウェアで実現し、従来のソフトウェア処理と比較して試験時間を大幅に短縮した。この他にも、DBI(Data Bus Inversion)、入力レベル個別設定、I/Oデッドバンドキャンセラなどの機能も備え、DRAMのテストに最適なシステムとなっている。「T5503HS」は、「T5503」と同一のプラットフォームを使用している。これにより、既存の「T5503」を最小限の設備投資で「T5503HS」へアップグレードすることができる。なお、出荷開始は2014年6月を予定している。
2014年02月07日ソニーは30日、microUSBコネクタと一般的なUSB Aコネクタ(オス)を備えたUSB 2.0メモリ「ポケットビット」を発表した。8GB / 16GB / 32GBモデルを用意し、2月10日より発売する。価格はオープン、店頭予想価格は8GBモデル「USM8SA1」が2,500円前後、16GBモデル「USM16SA1」が3,400円前後、32GBモデル「USM32SA1」が5,400円前後。microUSBコネクタ側にはキャップが付いており、キャップを外してスマートフォンやタブレットのmicroUSBコネクタに装着。本体とキャップはつながっているので、キャップを紛失する心配がない。キャップにはストラップホールドを設けている。一方のUSB Aコネクタは、PCのUSBポートに直接差し込む。Android 4.0.3以降に対応したアプリ「File Manager」をGoogle Playから無料でダウンロードでき、スマートフォン/タブレットからポケットビットへのデータコピー/移動や、ファイル管理が手軽に行える。ポケットビットを介して、PCとデータをやりとりするのも簡単だ。本体サイズは約W31.4×D18.9×H9mm、重量は約5.16g。対応OSはWindows Vista / 7 / 8 / 8.1、Mac OS X 10.4以降、Android 4.0.3以降。
2014年01月30日○PCを構成する重要なパーツの一つ「メモリ」マザーボードでも、メモリのオーバークロックへの対応をうたっている製品は少なくない。だが自分で設定を行おうとすると項目の多さでつまづきやすく、結局標準のSPD設定のまま使用している方も少なくないと思う。しかし世の中にはオーバークロックメモリという製品が存在し、簡単にオーバークロック動作が行える仕組みも整えられている。そんなオーバークロックメモリの製品の一つが、今回紹介するキングストンの「HyperX」シリーズだ。キングストンといえば、個人からも法人からも厚い信頼が寄せられているDRAMモジュールシェア世界第一位の企業。その製品には期待が持てる。とはいえ、そもそもメモリのクロック周波数を上げることに意味があるのか、という時点から疑問に感じている方も少なくないだろう。今回はその疑問に応えるべく、検証を踏まえながら紹介して行きたいと思う。○XMPに対応したメモリはオーバークロック設定が書き込み済み今回お借りしたのは、キングストンのオーバークロックメモリブランド「HyperX」の中でも、特に熱分散力の優れた大型ヒートシンクを搭載した「HyperX Predator」シリーズの製品だ。動作クロックは2666MHz。Intel Z87 Express構成の標準的なメモリ速度は1333MHzもしくは1600MHzなので、倍近いクロックで動作することとなる。とはいえ、メモリアクセスタイミングもクロックの上昇とともに変化していくため、クロックが上がったからといって単純に速くなるとも限らないのが難しい点だ。一昔前であればそういったメモリクロックやアクセスタイミングを自分で設定、調整する必要があった。しかし現在はオーバークロックメモリ向け追加設定規格が策定されており、その設定を呼び出すことで簡単にオーバークロックが可能となっている。今回検証する「KHX26C11T2K2/8X」はインテルのXMPに対応しているため、マザーボードのBIOS(UEFI)画面から簡単にオーバークロックが行える。ただし、マザーボード自体がオーバークロックに耐えられなくては、肝心のメモリも本領が発揮できない。そこで今回は、サイコムの「G-Master Cutlass2-ITX-DQX」を検証用に使用させていただいた。水冷ユニットを搭載した小型ゲーミングPCで、省スペースながらもミドルハイクラスのGPUを備え、オーバークロックにも対応している。○DDR3-2666MHz動作の「KHX26C11T2K2/8X」まずは「KHX26C11T2K2/8X」の外観をチェックしてみよう。やはり目を引くのは、大きなヒートシンク。しっかりとした重量感のある厚手の金属でメモリが挟まれており、冷却効果は高そうだ。ただしその大きさゆえに、CPUクーラーとの干渉やケース内での取り回しには注意が必要。標準のメモリの高さが30mmのところ、こちらの製品は53.9mmもの高さがある。できる限り干渉を減らしたいのであれば、簡易水冷ユニットなどを利用するとよいだろう。●ベンチマークでオーバークロックメモリの実力を知ろう○メモリの設定値を確認するさっそくベンチマークを行っていきたいところだが、まずはPC内のデバイス情報を表示するソフト「CPU-Z」で、「KHX26C11T2K2/8X」と通常のDDR3-1600メモリの設定を見てみよう。まず「KHX26C11T2K2/8X」の情報を見ると、最高設定のXMP 2666MHzのほか、若干クロックを下げたXMP 2400MHz設定も用意されていることがわかる。1333MHz動作時のメモリタイミングは、CL11-13-13-32。一方通常のDDR3-1600MHzのメモリタイミングは、CL11-11-11-28となっている。○1600MHzと2666MHzの差をベンチマークで比較それでは、ベンチマークに移ろう。まずは、Windowsの動作の指針となるWindows エクスペリエンス インデックススコアから。2666MHz設定にしたところ、1600MHzよりもメモリ、グラフィックス、ゲーム用グラフィックスの数値が上昇した。予想以上に上がり幅も大きく、ほかのベンチマーク結果にも期待が持てそうだ。続いてベンチマークソフトの定番2本、「SisoftWare Sandra 2014」 の「メモリーの帯域」、および「FUTUREMARK 3DMARK」の検証結果。メモリー帯域は大幅にアップしており、数値どおりの結果が確認できる。一方、3DMarkの結果は、微増というところ。確実に効果は見込めるが、ほかのデバイスの影響力が大きそうだ。○エンコードは早くなるのか? 実アプリでの効果をチェック最後に、実際にアプリを動かしたときの速度アップを見込めるかどうか、動画のエンコードで試してみることにしよう。834MBのMP4ファイルを、ペガシスの「TMPGEnc Video Mastering Works 5」にてDivXに変換し、その速度を計測した。結果としては、1600MHz設定に比べ、2666MHz設定が2分ほどはやく変換を終えることができた。さらにサイズの大きいファイルだったり、2パスエンコード設定にした場合、その差はさらに広がることだろう。○ボトルネックを解消できる、カスタマイズ最後の一押しメモリの速度は、現状ソフト動作の必須環境にあげられることは少ない。そのため、ひとまずのバルク製品を購入し、使い続けているユーザーは多いはず。しかし今回の結果で、メモリクロックの向上はWindowsやソフトの動作速度に確実に影響していることがわかった。PCの構成を吟味しシステムを調整、すでに自分のPCに改良するところはないと思っている方にこそ、メモリの変更をぜひおすすめしたい。リスクなしに簡単にオーバークロックメモリの恩恵を受けることのできるキングストンの「HyperX」ならば、お気に入りのPCの性能を底上げする「最後の一押し」として活躍してくれるはずだ。
2013年12月27日ビジネスイメージングなどに関連した、新商品企画・開発などを行っているユニバーサル・ビジネス・テクノロジーは、デザインUSBメモリーの新シリーズ「動物USBメモリー」を10月中旬から販売する。価格はオープン(希望小売価格は1,980円)。同商品の種類は、「USBスマートマウス」、「USBMRライオン」、「USBノーズパピー」、「USBロイヤルドッグ」、「USBサングラスビッグドッグ」、「USBレディハンドバッグ」など。すべてUSB 2.0接続で、ほとんどのOSでドライバーは不要。メモリーは4GBとなっている。販売、問い合わせは、Amazon.co.jp(ショップ名、ユニバーサル・マーケットプレース)にて。なお、同社ではこのほかにも、オリジナルデザインを使用し、ユニークなUSBメモリーを製品化する「カスタムデザインUSBメモリー制作サービス」を提供している。プラスチック成型でなく、ゴム素材成型を利用しており、短期間での製品化が可能とのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月25日