40歳を過ぎてから、髪を洗うたびに抜け毛の量が増えたと感じ始めました。さらにドライヤーで乾かすときに抜け落ちる髪の量も半端ないんです。私は髪が多くて太いほうでしたが、さすがにこの量の抜け毛はまずいと引くレベルでした。「このままではいけない!」と感じ、対策を調べ始めました。育毛剤などに頼ることも考えましたが、その前に基本のケアを見直してみたら抜け毛が改善しました。その方法を紹介します。★関連記事:「どんどん髪が薄くなる…」加齢による抜け毛対策にやってよかった3つのこと【体験談】【基本ケア1】シャンプーは泡ポンプの導入今まではシャンプーを手のひらにとり、指先で少し混ぜるだけでそのまま髪を洗っていました。ですが、以前あるテレビ番組で「直接シャンプーを頭皮に付けると、洗い流したつもりでも残ることがある」という内容が放送されていました。その残ったシャンプーが、フケや抜け毛の原因になったりするとのこと。「泡立てたほうが流しやすくなるため、きちんと泡立てましょう」という話でしたが、手のひらを使って泡立てるにも結構時間がかかります。そこで、通っている美容院に相談したところ、「最初から泡で出てくるポンプがあるよ」と教えてもらいました。美容師さんが「きめ細かい泡のできる『泡工房』という商品が良い」と言うので、帰宅後に早速ネットで購入。539円(50ml)でした。使い方はとっても簡単。泡工房にシャンプーと水を入れてポンプを押すとふわふわの泡が出てくるので、その泡で頭皮をやさしく洗います。お湯で簡単に洗い流せるため、ベタつかず、さっぱりとした洗い上がりになりました。他によかったこととしては、泡で出るポンプを使うことでシャンプーの使用量も少なくなったこと。シャンプーの購入頻度も減り、家計にもやさしい選択でした。【基本ケア2】白髪染めをヘナに変更美容院で白髪染めをするとき、体調によっては頭皮に赤みが出てヒリヒリすることがありました。抜け毛が悩みとなってからは、たとえ自分で染めることになったとしても自分に合う天然の白髪染めを使いたいと考え、アマゾンで探して、以前から気になっていたヘナを使うことに。私が選んだのはナイアードという会社のヘナ。公式ホームページによると100%植物性で、化学染料や保存料、着色料などの添加物は一切不使用だそう。頭皮への負担も軽減されるのではないかと期待が高まりました。ヘナ染めにはコツがあり、私自身は以下の方法で染めています。1.髪を濡らし、タオルドライをします。2.前開きの服に着替え、ケープをしてから分量分のヘナをお湯で溶きます。3.白髪の気になる部分からたっぷり塗っていき、最後は髪全体をもみ込むようにします。4.ラップで髪を巻いてドライヤーで3分温め、保温力のあるアルミヘアキャップをかぶり、40分間待ちます。5.お湯だけで髪を洗い流し、タオルドライで自然乾燥させます。ヘナをたっぷり頭皮に塗っても何の異常もなく、痛みもありませんでした。これなら頭皮を気にせず使用できると感じました。【基本ケア3】頭皮マッサージをする運動不足であれば運動をして体を動かすのと同様に、頭皮もマッサージをするなど動かしたほうが良いのではないかと考えました。頭皮も体の一部なので、血流の改善はプラスになると思ったのです。そこで、YouTubeで「頭皮マッサージ」や「白髪マッサージ」を調べました。たくさんの動画が出てきた中で、特に気になったものをいくつか試してみました。そのうちの1つは、頭皮を強くマッサージする方法で試してみると、どうも抜け毛が増えている気がしました。そこで、適度な刺激のマッサージのみを毎日寝る前に実施。マッサージ後は毎回頭皮が温まり、スッキリとした感じになります。基本ケア1、2と同時進行で始め、2週間くらい続けたところ、ドライヤーで乾かしているときに感じる抜け毛が軽減してきたので、効果があるのではないかと感じました。ちなみに頭皮マッサージをすると加齢によるほうれい線が目立たなくなると、マッサージ動画内で話しているYouTuberさんがいました。頭皮マッサージを始めてからは、翌朝、鏡を見たときにリフトアップした感じがして、ちょっとうれしいんです。こういうちょっとした変化が継続への励みになっています。まとめ私は今44歳なので、ほぼ更年期世代。ですので、抜け毛の増加は加齢のせいでもありますが、普段の基本ケアを見直すことも大切だと感じます。今回紹介したこと以外にも、食生活や運動などの生活習慣も抜け毛に関係してくるとテレビで知ったので、他にもいろいろ試してさらなる抜け毛予防に励みたいと思います。※記事内の金額はすべて税込み価格です。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/黒田愛美先生(Zetith Beauty Clinic 医師)美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。イラスト/サトウユカ著者/葉月(44歳)自分のしたいことを追求しすぎて、結婚もせずアラフィフ直前に。楽しく自分らしく生きるために日々模索中。栄養士・調理師の資格持ち。趣味は料理とパン作り、食べ歩き。
2023年09月04日私は20代後半から白髪が生え、30代からは白髪染めを常用してきました。15年近くにもなる私の白髪との付き合い方、そしてこれからはどう白髪と付き合おうと思っているのかを紹介します。★関連記事:「最高記録だ!」ストレスとともに増える白髪。しかし娘たちは私の白髪を楽しそうに触っていて30歳からヘナカラーで白髪を染め始める私の白髪は20代後半にちらほらと出始めました。私の両親も30代にはすでにグレイヘアだったので、私の若白髪は筋金入りなのだと思います。30代になるとすぐに私の白髪はちらほらでは済まされない量になり、美容院で白髪染めを利用するようになりました。しかしあるとき美容院で、「白髪って嫌なものですね」と美容師さんに言われました。そのとき、やっぱり白髪は忌むべきものなのかと落ち込みながらも、そこまで気にするべきものなのか?と反発したいような、複雑な気持ちになったことを10年以上たった今でも覚えています。もともと美容院が苦手だったこともあり、その一件からしばらく美容院から足が遠のきました。しかし、髪は伸びてくるもの。どんどん生え際の白髪は目立ち始めます。一時は白髪をそんなに否定したくないとは思ったものの、「白髪のない自分でありたい」という気持ちのほうが強かったのです。そこで私は、自宅での白髪染めをおこなうことにしました。白髪染めなどのヘアカラーで皮膚がヒリヒリした経験もあったため、当初私が選んだ染料はヘナ100%使用のヘナカラーでした。しかし、ヘナカラーでは私の白髪はほとんどごまかせませんでした。商品の説明書には、染料を塗布してから45分ほど放置と書いてあったところを1時間ほど放置しても、ほとんど髪色に変化がないようでした。原因はおそらく私の髪が剛毛すぎたから、そして十分な保温や加熱をおこなっていなかったことだったと思います。失敗を踏まえ、同じ染料を塗布後2、3時間ほど放置、ラップを巻いてドライヤーをかけてみました。ヘアカラーは全般的に、熱を加えることで染料の効果は上がるとされているようです。ヘナの場合も商品の説明書などでは色の染まりを良くするために、ドライヤーで熱したり、部屋の温度を上げたりすることが推奨されていました。しかし、それでも白髪がうっすらとオレンジになったくらいで、白髪が白髪であることは隠せていないという状態でした。最適なヘアカラーを見つけたが課題も残る白髪をしっかりと染めたかった私は、今度はジアミン入りのヘナカラーを試すことにしました。ジアミンは白髪染めやヘアカラーの着色と発色を促進する物質ですが、アレルギー症状の原因にもなると言われているそうです。ただ、私の選んだ染料は通常の白髪染めよりはジアミン量が少ないということでした。そして効果のほどはというと、放置時間は45分ほどで見事に真っ黒に染まりました。ヘナの他にも緑に着色するインディゴ(藍)が配合されていたこともあり、ヘナ特有のオレンジっぽい色も気になりません。その後、私はジアミン入りヘナカラーを6、7年ほど使い続けました。ただし、どんなに真っ黒に白髪が染まるとは言え、安心していられるのは1週間ほど。その後は座っている背後に誰かに立たれると分け目の白髪が見えるのではと落ち着かない気持ちになります。とはいえ、1週間おきに白髪染めをするわけにはいきません。ヘアカラー代のこと、そしてジアミンのことを考えると白髪染めの間隔はできるだけ長く取りたいもの。となると理想的な白髪染めの感覚はひと月おきほどになります。そして、伸びた白髪がなるべく目立たないようにするためには髪の根本が極力見えないようにする必要があります。髪形で白髪を隠し、ヘアカラーでも工夫を結果、私は髪形をマッシュルームヘアにすることにしました。マッシュルームヘアなら、つむじしか髪の根元は見えません。また、ショートだと襟足の根元が見える恐れもあるため、髪の長さは肩につかない程度に。正直、自分に似合う髪形かどうかは疑問でした。しかし、30代半ばですでに全体の3割以上を占めていた白髪を目立たないする髪形として、マッシュルームヘア以外に思いつきませんでした。ただ、ジアミン入りヘナカラーで染めた色はあまりにも黒すぎ、マッシュルームヘアをさらに重たい雰囲気にしてしまっていました。それでもしばらくは、真っ黒マッシュルームを受け入れることにした私。しかしここ数年、ヘアカラーとメッシュを組み合わせた、白髪が伸びても目立ちにくいカラーリングをネット上で見かけるようになりました。Instagramなどで見るそれらの髪色は、軽やかですてきなのです。しかし、ヘナカラーで染まった髪は脱色しにくいことを知ります。そのため、その後はヘナ入りの白髪染めをやめ、一般的な白髪染めを使用することにしました。また、薬剤による皮膚への刺激を最大限に避けるため、気になるつむじの部分だけを中心に染めました。ヘナカラーをやめて1年ほどが経過。ようやくメッシュが入れられ、金色のアクセントを髪色に加えられるようになりました。白髪が生えてきても、心なしか以前ほどは気にならなくなりました。まとめ44歳になった今、私の白髪は全体の5割近くに増えています。髪形やメッシュで工夫しても、伸びてきた白髪はとても隠し切れません。また、白髪を染めないグレイヘアに対する憧れもあります。白髪だって自分の大切な髪なのですから、嫌なものと捉えるのも疲れます。ただ、いずれ白髪染めをやめたいとは思うものの、40代半ばの私はまだ自分の白髪を肯定し切れてはいません。でもいつかはグレイヘアを前向きに受け入れられるように、徐々に自分の心構えと髪形をバージョンアップしていきたいと思っているこのごろです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/鯉生美絵(43歳)民宿経営とライターの兼業をしている2人の男子の母。痩せの大食いと言われた時代を過ぎ、気付いたら内臓と一緒に年を取っていた。YouTubeを先生にいろいろなエクササイズやファスティングを実践、浮き輪肉や不調と戦う昨今。
2023年06月27日