ダニエル・クレイグとハリソン・フォードが競演する映画『カウボーイ&エイリアン』が22日(土)から日本公開されるのを前に、モニタ試写会が行われ、男性客の約85%がダニエル・クレイグ演じる主人公に「カッコ良すぎる!」と熱いコメントを寄せた。その他の写真本作は、スティーブン・スピルバーグやロン・ハワードがプロデューサーを務め、『アイアンマン』のジョン・ファブローが監督したSFアクション超大作。1873年の西部を舞台に、記憶を失くした男(クレイグ)が、町を襲う未知の敵と戦う姿を描く。本作でクレイグが演じるのは、謎の腕輪をした状態で目覚め、一切の記憶を失った謎の男。男性客は「クールで謎めいた主人公のダニエルが、とにかくカッコいい!」「超人的な部分と、人間らしい部分が両方描かれたキャラクターで素敵だった」「王道の西部劇に出てくるクールなカウボーイにハマっていた」と熱い支持を寄せた。一方、女性客はオリヴィア・ワイルドが演じるヒロイン・エラを推す声が多く「男社会の西部劇の世界で、果敢に立ち向かっていく姿に共感」「凛とした美しいたたずまいと勇気のある行動が素敵」などの意見が聞かれた。主人公の正体がわからぬまま幕を開け、町を襲う敵の正体もまた謎という本作だが、試写会参加者の約7割が「想像と違って驚き」と回答。むろん、この回答は“ポジティブ”なもので、参加者は「想像以上に骨太な人間ドラマが描かれていて素晴らしい!」「ダニエル・クレイグもハリソン・フォードもいい意味で“意外性”のある役で最後まで目が離せなかった」「“SF”と“西部劇”の組み合わせが斬新だと思ったが見事に融合されている」「なぜ、カウボーイ“VS”エイリアンではなく“&”なのか、ラストまで観てよくわかった」とコメント。本作は、アクション満載のエンターテイメント作であると同時に、“心地良い驚き”を感じられる作品に仕上がっているようだ。『カウボーイ&エイリアン』10月22日(土)より丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
2011年10月18日昨年から交際中だったダニエル・クレイグとレイチェル・ワイズが22日、ニューヨーク州で極秘挙式していたことをそれぞれのパブリシストが認めた。ニューヨーク州で執り行われた挙式の参列者はわずか4人。ダニエルが前妻との間にもうけた18歳の娘エラと、レイチェルが『ブラック・スワン』のダーレン・アロノフスキー監督との間にもうけた4歳の息子ヘンリー、結婚の立会人を務める友人2人だけだった。英国の大衆紙「The News Of The World」に情報を提供した人物は「ダニエルとレイチェルはこじんまりとした静かな式を望んでいました。お互いに夢中で、夫婦になるのが待ちきれない様子でしたが、騒ぎは最小限に抑えたかったのです」と語っている。ジム・シェリダン監督の『Dream House』(原題)で夫婦役を演じたのをきっかけに交際が始まった2人は、もともと長年友人同士だった。ダニエルには映画プロデューサーのサツキ・ミッチェルという5年来の婚約者がいて、レイチェルはアロノフスキー監督と事実婚状態。昨年11月に交際のうわさが流れたときは頑なに否定したが、クリスマス休暇を一緒に過ごしていた。『Dream House』は、かつて殺人事件が起きた家と知らずに新居に移った家族が、殺人鬼の次の標的にされるというサスペンス作。ナオミ・ワッツ共演で、今年9月に全米公開予定だ。(text:Yuki Tominaga)写真はダニエル・クレイグと電撃挙式をあげたレイチェル・ワイズ。© Splash/AFLO■関連作品:ラブリーボーン 2010年1月29日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開©2009 DW STUDIOS L.L.C. All Rights Reserved. カウボーイ&エイリアン 2011年10月22日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2011 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:9年愛に終止符。レイチェル・ワイズとダーレン・アロノフスキーが破局ジョニー&「SATC」4人組…写真でふり返る来日ハリウッドスター2010年上半期悩んだときに励まされる言葉第1位はあのバスケ漫画の名監督のひと言!『ラブリーボーン』シアーシャ・ローナン巨匠たちを唸らせる15歳の天才少女の素顔はJ・ロウにレイチェル・ワイズハリウッドで活躍の英国スターが母国の演劇賞受賞
2011年06月27日「演じる」ということは、それほど魅力的で、まるで麻薬のように女優を惹きつけてやまないものなのか。英国を代表する名女優ヘレン・ミレン。歳のことを言うのは失礼かもしれないが、60代半ばにして、昨年と一昨年だけで計5本の映画に出演しており、中には『RED/レッド』のように大きな銃を手に激しいアクションが要求される作品も。一体何が彼女を動かすのか?まもなく公開となる『テンペスト』は、シェイクスピアの最後の作品。『アクロス・ザ・ユニバース』のジュリー・テイモアが映像技術を駆使して“映画”として作り上げた。シェイクスピアはヘレンにとって、生涯を通じて舞台で繰り返し演じてきた作品だが、今回、彼女は何を感じ、表現したのか――?数多くのシェイクスピア作品に出演してきた名女優の新たな挑戦シェイクスピアが“ゆるし”をテーマに書き上げたこの戯曲。謀略によってミラノ大公の座を追われ娘と共に流れ着いた孤島で12年。魔法の力を極めた主人公がついに自らを陥れた者たちへの復讐の機会を手にするのだが…。今回の映画の何よりの特徴は、主人公のプロスペローの性別を変更し、プロスペラという女性としたこと。だがヘレンは映画の話が来る以前から、この主人公を女性として演じることは可能だと考えていたという。どのように役を作り上げていったのだろうか?「特にジュリーとの間で話し合いといったことはしてないの。というのは、すでに原作のしっかりとしたセリフがあり、それは女性に置き換えても納得のいく素晴らしいものだったから。ジュリーから言われたのは、映画として撮る上で、芝居臭さをなくしてほしいということ。これまでに何度もシェイクスピアの作品に参加して、この『テンペスト』も違う役で何度も演じたことがあったから、そうした中で身についてきた芝居っぽさを落として、自然な会話をするというのはチャレンジだったわ。でも、女性だからこその難しさというのはほとんど感じなかったわね」。だが完成した作品を観ると、プロスペラの“復讐”と“ゆるし”のはざまで揺れる心情やほかの登場人物との関係性において、女性であるがゆえの空気感といったものが確実に感じられる。「そうね。例えば娘のミランダ(フェリシティ・ジョーンズ)との関係で、エモーショナルで心温まる部分、娘を深く愛しているという気持ちが強く出たと思うけど、それは女性ならではと言えるわね。それからエアリエル(妖精/ベン・ウィショー)とも単なる主従というだけでない、ソフトで知的な関係が築けたと思う。この部分もセリフは原作からほとんど変更されていないけど、より面白くなった部分ね」。「やり尽くしてと思うこと?もちろんあるわ(笑)」「シェイクスピアというのはいつでも何かを学べる深さがあるの。深く掘り下げるべきものがね」とヘレン。プロスペラの燃えるような“憎悪”と“寛容”で揺れる心理の変化の過程を女優として、彼女はどのように捉えたのか?「あの復讐の思いを表現するということは、自分の女優としての個人的な経験や心理を役に重ね合わせていくことが演技の中で要求されたわ。それから“ゆるし”という部分に関しては、プロスペラがどのようにして死を迎えようとするのか――それはシェイクスピアが描こうとしたことでもあるのだけれど――自らの死に対して準備をする、ということが重要なテーマとして横たわっているの」。それにしても、本作のプロスペラもそうだが、ヘレンの演技からは“円熟”や“老練”というよりも、荒々しいまでの情熱、熱さが伝わってくる。年齢を重ねるということについて、ヘレンはこんな言葉を口にする。「年を取るということはもちろん、誰にとっても悩めることではあるけど、私は意外と上手にそこに向き合えたと思うわ。13歳、14歳の少女の頃は自分の欠点を挙げては『ああすれば良かった』、『こうなりたかった』なんて思っていたものだけど、年を重ねてそういうことを気にしなくなった。それが上手に年を取るコツかしら(笑)?」では、冒頭の質問に戻ろう。すでにオスカーをはじめ、ありとあらゆる賞を手にし、大英帝国勲章まで受勲しているヘレンだが、それでも彼女が常に新たな作品に挑戦し、情熱を役にぶつける理由はどこにあるのだろう?「いろんな俳優が言うのは『いまある仕事をもらわないと、干されちゃう』ということ(笑)。その心配は私もあるから、どんどんやってしまうのかもね。いろんな映画でいろんな場所に行けるのも魅力ね。『RED/レッド』ではハンガリーとイスラエル、この作品ではハワイで撮影できた。そういう好奇心でついつい受けてしまうのね(笑)」。本当にそれだけ?「もうやり尽くした!」と思ってしまうことは…。「あるわよ!もちろんあるわ(笑)。時々『もう十分ね、やめようかしら』と思うわ。でも、少し休みを取ってのんびりすると不思議とまたやりたくなるの。自分の中では“不思議なイマジネーションの旅”って呼んでるわ(笑)。しばらく演技をしてないとこう思うの。『また、イマジネーションの旅に出ようかな』って」。願わくばその旅路をいつまでも続けてもらいたいところ。70歳、80歳になっても新たな表情を見せてほしい。(text:Naoki Kurozu)© Startraks/AFLO■関連作品:テンペスト 2011年6月11日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開© 2010 Miramax Films.All right reserved.■関連記事:小林幸子がオスカー女優着用の衣裳で登場!「結構、重たいです」ケイティ・ペリー、一緒に来日した夫のラッセル・ブランドが国外退去処分にシェイクスピアの名作が蘇る『テンペスト』試写会に15組30名様ご招待
2011年06月10日『RED』で迫力の紅一点を演じたヘレン・ミレンが28日、多くのハリウッド・スターたちの手型や足型が刻まれるロサンゼルスのグローマンズ・チャイニーズ・シアターの前庭に、自身の手型と足型を刻んだパネルを設置した。スターの功績を讚える1920年代から続く伝統的なイベントで、ここ数年の間にジョニー・デップやロバート・ダウニー・Jr.、ウィル・スミスらも仲間入りをしている。ミレンは2003年にイギリスでデイムの称号を授かり、06年の『クィーン』でアカデミー賞主演女優賞受賞、昨年も『終着駅-トルストイ最後の旅-』で主演女優賞候補になった。華々しい経歴を誇る彼女はこの日のスピーチで「私の人生には3度、素晴らしい栄誉を受けた瞬間がありました。1つは大英帝国からデイムの称号をいただいたとき。とても誇りに思っています。2度目はオスカーを受賞したとき。そして3度目はグローマンズ・チャイニーズ・シアターの前に手型と足型を刻むときです」と語った。彼女同様、デイムの称号を受け、シアター前にパネルを設置している女優には先頃亡くなったエリザベス・テイラーや、ジュリー・アンドリュースがいる。ヘレンは「ハリウッド大通りのたくさんのデイムのひとりになれて、とても光栄です」と結んだ。(text:Yuki Tominaga)写真はグローマンズ・チャイニーズ・シアターで手形を刻むヘレン・ミレン。© Reuters/AFLO■関連作品:RED/レッド 2011年1月29日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2010 Summit Entertainment, LLC. All Right Reserved.■関連記事:ブルース・ウィリス、若造には負けじ!『RED』ド派手なアクション映像が到着“オヤジ代表”泉谷しげる、若者に過激なエール!「灰皿で殴っちゃダメ」ジョニーが主演賞Wノミネート!オスカー前哨戦のゴールデン・グローブ賞候補が発表バカが飛び出す!『ジャッカス3D』が『ソーシャル・ネットワーク』抑え全米1位獲得ブルース・ウィリス主演作の晴れ舞台に盟友スタローン&J・フォスターも登場
2011年03月30日ダニエル・クレイグが、3月8日の国際女性デーにあわせて作られた短編映画に出演、女装姿を披露した。この短編映画は性差別撤廃を目指す慈善グループ「Equals」が製作したもので、『キック・アス』のジェーン・ゴールドマンが脚本を執筆、『ノーウェアボーイひとりぼっちのあいつ』のサム・テイラー=ウッドがメガホンをとった。ダニエルは『007』シリーズのジェームズ・ボンド役でおなじみだが、同シリーズでボンドの上司「M」を演じるジュディ・デンチが本作のナレーションを担当。Mがボンドに「私たちは平等。そうでしょう、007?」と語りかけ、男女間の賃金格差や妊娠出産後の女性が復職する難しさなど、ジェンダーの問題を次々に挙げていく。やがてMはボンドに「女性を愛してやまないあなただけど、女性であるというのはどういうことか、考えたことはある?」と問いかける。スーツ姿のボンドはカメラの前から立ち去り、次に現われた彼はワンピースにハイヒール、ブロンドのウィッグをつけている。Mはさらにイギリス国内のドメスティック・バイオレンス被害女性の数などをあげ、最後に「私たちは平等かしら?答えがイエスになるまで、私たちは問いかけをやめません」と結ぶ。「EQUALS」のスポークスウーマンは「女性の権利のための運動に男性が参加するのは大切なことです。前向きな変化のために男女共に活動することが我々の目指すことです」とダニエルの出演についてコメント。この短編映画は100回目の国際女性デーにあたる8日、イギリスの映画館で上映され、EQUALSの公式サイトでも公開中だ。EQUALS公式サイト:(text:Yuki Tominaga)© Splash/AFLO■関連作品:007/慰めの報酬 2009年1月17日、18日先行公開、1月24日より丸の内ルーブルほか全国にて公開Quantum of Solace © 2008 Danjaq, LLC, United Artists Corporation, Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.■関連記事:シリーズ最高の世界興収!『007/慰めの報酬』サンプラーブルーレイを5名様にプレゼントファッション小噺vol.“100”リトル・ブラック・ドレスでアクションを。重厚なドラマとスタントなしの激しいアクションが融合!『007/慰めの報酬』“新ボンド・ガール”オルガ・キュリレンコのインタビューを独占入手!これであなたもボンドの虜に!『007/慰めの報酬』特製Tシャツ&ポスターを合計10名様にプレゼント
2011年03月08日