現在発売中の『マレフィセント2』MovieNEXより、ボーナス・コンテンツの中から、アンジェリーナ・ジョリーが空中で華麗にスピンする<飛翔シーン>のメイキング映像がシネマカフェに到着した。美しくファンタジックな世界観が魅力の本作だが、マレフィセントが空を舞う飛翔シーンや疾走感溢れるバトルシーンなど、ダイナミックな映像も見どころのひとつ。今回到着した映像では、そんな迫力満点のシーンの撮影裏が明らかに。今回の飛翔シーンには、音叉(おんさ)型の装置で2本の棒の間に役者の体を入れて挟むと、前後左右360度どの方向にも動かせるという画期的な機材が使われたそう。映像では、ブルーのタイツを着たスタッフが装置を動かしている様子が覗ける。そんなシーンについて、マレフィセント役のアンジェリーナは「自分が装置の一部になった気がする。方向は私たちが決めて、彼らが合わせてくれる」と言い、「うまくいくときもあるし、大失敗するときもある」とコメント。また、マレフィセントのような角がある翼を持つ種族“ダーク・フェイ”たちが大勢で飛ぶ戦闘シーンでは、ブルーバックを背景に4人を同時に飛ばしながら撮影することも。ダーク・フェイたちは部族ごとに違う生活スタイルで進化を遂げているため、見た目や性格だけでなく、飛び方も変えて特徴を表現しており、第2班監督のサイモン・クレーンは「役者を飛ばす装置は1種類だけど、役者の動きは異なることを忘れちゃいけない」とそのこだわりを明かす。そして撮影のあとは、コンピュータ上で役者の動きに合わせて“翼”を作り出していく。特にアンジェリーナは、飛翔シーンの演出を非常に重視していたそうで、彼女が思い描く翼のアニメーションを実現するため、アンジェリーナと直接やり取りをするアニメーション・スーパーバイザーを雇ったという裏話も。アンジェリーナが真剣な表情でスタッフたちと話し合いする様子も映像には映し出されている。本映像の続きには、アンジェリーナがダーク・フェイたちが持つ翼の重要性や象徴、翼で表現する感情について解説するインタビューも収録。ほかにも様々なボーナス・コンテンツが楽しめる。『マレフィセント2』はデジタル配信中、MovieNEX発売中。(cinemacafe.net)■関連作品:マレフィセント2 2019年10月18日より全国にて公開©2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2020年02月11日“俳優”ブラッド・ピットの代表作といえば、まず何が思い浮かぶだろう。カルト的人気を誇る『ファイト・クラブ』?『セブン』?それとも『12モンキーズ』?あるいは『オーシャンズ』シリーズ?『Mr.&Mrs. スミス』?いくらでも挙げられそうだが、彼ほど名匠や鬼才と呼ばれる監督たちのもと、広くジャンルをまたいで活躍してきた俳優はそうはいない。そしていま、クエンティン・タランティーノ監督の第9作目『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(以下、ワンハリ)が、その1つに仲間入りした。同作ではゴールデン・グローブ賞や英国アカデミー(BAFTA)賞、全米映画俳優組合(SAG)賞など、すでに多くの助演男優賞を手にしており、“俳優”として初めてのオスカー獲得も有力視されている。ハリウッドで約30年にわたってトップに立ち、『それでも夜は明ける』などアカデミー賞受賞作のプロデューサーとしてはもちろんのこと、“彫刻のよう”と称されるルックスや、ジェニファー・アニストンやアンジェリーナ・ジョリーら人気女優との恋愛遍歴が何かと話題にのぼりがちだが、今回は改めて“俳優”ブラッド・ピットの魅力に注目してみた。キラキラ美男から汚れ役までこなす1963年12月18日、オクラホマ州生まれ。日本では“ブラピ”として長らく親しまれている彼は、現在56歳(!)となった。俳優を志し、ミズーリ大学を卒業目前で中退してロサンゼルスへ。アルバイトをしながら、名前もクレジットされないTV作品や映画の端役からキャリアをスタートさせた。ユーゴスラビアの内戦の影響で1997年になって初公開された“幻”の初主演作『リック』(1988)などを経て、リドリー・スコット監督『テルマ&ルイーズ』(1991)のセクシーな美青年J.D.役や、『リバー・ランズ・スルー・イット』(1992)のロバート・レッドフォードの若きころのような爽やかな青年役で一躍注目を浴びる。一転、故トニー・スコット監督×タランティーノ脚本『トゥルー・ロマンス』(1993)では、どうしようもないジャンキーのフロイド役で全く異なる姿を印象づけた。デヴィッド・フィンチャー監督と組んだ『セブン』(1995)や『ファイト・クラブ』(1999)などは、いまだ色あせない傑作として世代を超えたファンを生み続け、スティーヴン・ソダーバーグ監督『オーシャンズ』シリーズ(2001、2004、2007)でのジョージ・クルーニーとのコンビは、ポール・ニューマンとレッドフォードを彷彿とさせる、とも評された。同シリーズでブラピの“もぐもぐタイム”が多かったのは、あまりにも多忙なため実際に食事をとる時間がなかったからといわれる。レッドフォードとは、『スパイ・ゲーム』(2001)の師弟役で初共演した。“相棒”レオ同様、アカデミー賞とは縁遠い!?テリー・ギリアム監督『12モンキーズ』(1995)でキーパーソンを演じ、第53回ゴールデン・グローブ賞を初受賞、アカデミー賞では第68回助演男優賞に初ノミネートされたブラピ。その後、実に13年もの月日を経てフィンチャー監督の『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』(2008)で第81回主演男優賞にノミネートされ、製作も兼ねたベネット・ミラー監督『マネーボール』(2011)では第84回主演男優賞にノミネート。菊地凛子が第79回助演女優賞にノミネートされたアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督による群像劇『バベル』(2006)でも高く評価され、暗殺される伝説的な無法者を演じた西部劇『ジェシー・ジェームズの暗殺』(2007)では第64回ヴェネチア国際映画祭の男優賞に選ばれるも、アカデミー賞ではスルー。後者では、弟分役を演じたケイシー・アフレックが助演男優賞にノミネートされた。90年代初めから『ワンハリ』で初共演したレオナルド・ディカプリオらと共に世界を魅了し、様々な作品で脱皮を繰り返しながら実力を磨いてきたはずのスター俳優としては、このノミネート回数は「少ない」と感じるかもしれない。“相棒”レオの場合、『ギルバート・グレイプ』(1993)で助演男優賞に初ノミネートされて以来、5度目の正直となる『レヴェナント:蘇えりし者』(2016)で悲願の初受賞となったことも記憶に新しい。今回の『ワンハリ』では、そんなレオ演じる落ち目のTV俳優リック・ダルトンのスタントマンにして、付き人で親友という“萌え関係”で、さらに“妻殺し”という危険な噂もあるクリフ・ブースを、飄々と、かつ渋カッコよく演じてみせた。タランティーノ監督とはナチスドイツと対峙する『イングロリアス・バスターズ』(2009)以来で、リック・ダルトン主演の劇中映画『マクラスキー 14の拳』とも通じるものがある。先日の第77回ゴールデン・グローブ賞や第73回英国アカデミー賞と全く同じ顔ぶれとなる第92回アカデミー賞は、“平均年齢71歳”の助演男優賞ノミネート者の中でブラピが最年少。自身にとって「神同然」という、トム・ハンクスやアル・パチーノらのベテランたちを相手に初受賞を狙う。忘れちゃいけないプロデューサーとしての手腕その一方、2002年に当時の妻のアニストン(現在は離脱)らと設立し、代表を務めている映画製作会社「プランBエンターテイメント」は近年、アカデミー賞常連として一目置かれている。プロデューサーとしては、自身も出演した第86回作品賞の『それでも夜は明ける』ほか、『マネーボール』『マネー・ショート 華麗なる大逆転』と3作品でアカデミー賞ノミネートを果たしている。このほか、マーティン・スコセッシ監督『ディパーテッド』やバリー・ジェンキンス監督『ムーンライト』に、自身主演の『トロイ』(2004)から『ワールド・ウォー Z』(2013)、意外なところでは『チャーリーとチョコレート工場』や『食べて、祈って、恋をして』、『キック・アス』シリーズ、TVシリーズ「ノーマル・ハート」などなど。才能の発掘や時代の空気感を読むことにも長け、Netflixとのタッグでは主演作『ウォー・マシーン:戦争は話術だ!』、ポン・ジュノ監督『オクジャ/Okja』、ティモシー・シャラメ主演『キング』といった作品も手掛けてきた。「プランB」=良作の安心ブランドというイメージが確立したのは、“俳優”としての豊かな知見に裏付けされたブラピの手腕があればこそ、だ。“俳優”としてのブラピは、時にはセクシーなルックスやカリスマ性を前面に打ち出し、時には血と汗にまみれながら大胆なまでに新境地にも挑んできた。周囲に期待される通りの“男らしさ”を体現しながらも、それに抗うような作品にもあえて出演している。その1つ1つの積み重ねが程よく肉づけされ、余計なものが次第にそぎ落とされてきたからこそ、『ワンハリ』で披露したクリフの傷だらけのボディのごとく、50代となったいま、最も美しい形で具現化されているのだろう。相棒はトム・クルーズ『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』(94)トムの起用に反対していた原作者のアン・ライスが、映画を観て謝罪広告を出したほど、そのハマりっぷりが話題となったニール・ジョーダン監督(『グレタ GRETA』)作品。トム演じるレスタトに翻弄される“腐れ縁”ヴァンパイア:ルイの憂いと葛藤は、若きブラピの美しさをさらに際立たせ、当時12歳のキルスティン・ダンストは彼らを圧倒する存在感を見せる。アントニオ・バンデラスとの耽美なペア、いまではアクション俳優のイメージが強いトムの貴重な上流ファッションにも注目。なお、“インタビューアー”を演じるはずだった故リヴァー・フェニックスの代役を、『トゥルー・ロマンス』のクリスチャン・スレイターが務め、作品はリヴァーに捧げられている。悲恋の次男坊『レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い』(94)今回、助演男優賞にノミネートされている英国の大ベテラン、アンソニー・ホプキンスが父親役を演じたエドワード・ズウィック監督(『ラスト サムライ』)作品。弟の婚約者を好きになってしまう3兄弟の次男トリスタンを演じた。野生馬を1日で手なずけてしまうカウボーイにして、第一次世界大戦の前線で戦った兵士。ブロンドの長髪で馬を駆る姿に見とれつつ、亡き弟の墓前で泣き崩れるシーンをはじめ、その演技力も堪能できる。ゴールデン・グローブ賞初ノミネート作。ウイルス拡散の鍵を握る?『12モンキーズ』(95)海外ドラマ化されたことでも知られる今作は、タイムトラベルとウイルス感染パニックが絡んだSF映画。時間軸が交錯し、伏線も張り巡らされて何度も見直したくなる。未来から感染を食いとめるために過去に送り込まれた囚人ジェームズ(ブルース・ウィリス)が、精神科病院で出会うジェフリー・ゴインズは、50億人が死亡したウイルスを拡散したとされる“12モンキーズ”に関わる人物であり、投薬のせいなのか言動が支離滅裂で、猿のようにせわしなく手や首を動かす強烈なキャラクター。『セブン』では猟奇殺人犯を追っていたはずが…。ピーナッツバター好きの死神『ジョー・ブラックをよろしく』(98)人間界で、はじめてのピーナッツバターや、はじめての恋などを経験していく死神ジョー・ブラックを演じる姿がキュートなブラピ。思いを寄せる女性スーザン(クレア・フォーラニ)に向けるキラキラとした瞳や優しい笑顔には一切の迷いがなく、これは恋に落ちるのも仕方がない!?死神としてお迎えにあがる大富豪を演じるのは、2度目の共演となったホプキンス。監督は、アル・パチーノがオスカーを獲得した『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』のマーティン・ブレスト。伝説級のカリスマ『ファイト・クラブ』(99)物質主義、消費社会に浸かりきったビジネスマンのジャック(エドワード・ノートン)が、あるときタイラー・ダーデンという謎めいた男と出会う。彼と始めた路上の殴り合いが仲間を呼び、やがて秘密集会“ファイト・クラブ”と化していく。ブラピ=タイラー・ダーデンというイメージはもはや伝説級。エキセントリックで頭が切れ、カリスマ的な魅力を放つキャラクターはハマり役だ。暴力や破壊行動を通して魂の解放を得ていく点は『ジョーカー』とも近しいものが。クラブのメンバーには若きジャレッド・レトの姿もある。恐ろしく強い素手ボクサー『スナッチ』(00)ガイ・リッチー監督長編2作目のクライム・ムービー。“パイキー”と呼ばれるトレーラー暮らしの流浪民で、母親思いの、恐ろしく強い素手ボクサーのミッキーを演じた。『ファイト・クラブ』を彷彿とさせつつ、リッチー監督らしい小気味よいアクションがありながら、どこか彼が抜けて見えるのは、ジェイソン・ステイサムらに一向に伝わらないキツいアイルランド訛りのせいか。八百長試合に狩り出されるも、「勝っちゃった、テへッ」となるシーンなど、見どころ満載。ブラピが演じた意味とは?『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』(08)フィンチャー監督と3度目のタッグ。80代の姿で生まれ、成長と共に若返っていき、0歳の姿で亡くなる…という主人公ベンジャミンを特殊メイクやCGを駆使しながら演じ分けた。一度は実父に捨てられたベンジャミンは、確かな愛情を受けて育った。普通に年齢を重ねる最愛の女性・デイジーは、子役時代のエル・ファニングからケイト・ブランシェットへ。“見た目が釣り合う”蜜月期間と別れを経て、老いたデイジーと青年のように若返ったベンジャミンとの再会は切ない。アカデミー賞13部門にノミネート、3部門受賞。ブラピ史上最高のギャップキャラ『バーン・アフター・リーディング』(08)ジョージ・クルーニー、ティルダ・スウィントン、ジョン・マルコヴィッチら豪華俳優陣の無駄使い(!?)を笑い飛ばすコーエン兄弟のクライムコメディ。全身美容整形の費用のため、CIAの“機密書類”で恐喝をもくろむリンダ・リツキ(フランシス・マクドーマンド)の相棒チャド役は、ジムのインストラクターで、筋肉はバリバリに鍛えているが、知性がいまいち。“素直すぎる”ゆえのかわいらしさを堪能する1作。“戦場の父”と呼ばれた父性『フューリー』(14)シャイア・ラブーフ、マイケル・ペーニャ、ジョン・バーンサル、そして若手俳優ローガン・ラーマンという強力な面々と、第二次世界大戦末期のドイツで1台の戦車に乗り込む“家族”に。自分のような男になるなという『ツリー・オブ・ライフ』が重なりつつも、“戦場”で生き抜くための術を経験値ゼロの新兵に伝えようとするウォーダディーを演じた。製作総指揮も兼ね、監督は『スーサイド・スクワッド』のデヴィッド・エアー。宇宙の果てへ自分探しに向かう『アド・アストラ』(19)常に冷静沈着、心理検査も難なくクリアする“完璧な宇宙飛行士”を演じ続ける主人公ロイ・マグブライドを熱演した。監督は「プランB」製作『ロスト・シティZ 失われた黄金都市』のジェームズ・グレイ。壮大な宇宙空間が舞台ながら、太陽系の果てにいる同業のパイオニアであり、姿なき師であった父(トミー・リー・ジョーンズ)との対峙をひたすら目指す、ほぼブラピの一人芝居とモノローグによる内省の物語。ロイが父とは決定的に違う点に気づく場面は必見であり、やがて帰還したロイのセリフは、何気にゴールデン・グローブ賞でのブラピ自身の言葉を思い起こさせる。『タイタニック』絡みの発言や女性遍歴の自虐ジョークで場を沸かせた後に彼は、「あ、そうそう」と思い出したかのようにごく自然に、「もし明日、誰かに優しくできるチャンスがあったら、そうしてください。僕らにはいま、それが必要だから」と言った。これこそが、いまの彼なのだ。(text:Reiko Uehara)■関連作品:ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド 2019年8月30日より全国にて公開予定アド・アストラ 2019年9月20日より全国にて公開©2019 Twentieth Century Fox Film Corporation
2020年02月04日ブラッド・ピットが、ナショナル・ボード・オブ・レビュー(米国映画批評会議)賞で助演男優賞(『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』)を獲得。授賞式でブラッドの名前を読み上げたプレゼンターのブラッドリー・クーパーと、笑顔でハグを交わした。ブラッドは受賞スピーチでブラッドリーを「スウィートハート」と呼び、「今日は娘さんを寝かしつけた後に駆け付けてくれたんだ」とブラッドリーのよきパパぶりを称え、「ありがとう、ブラッドリー。きみのおかげでぼくは断酒ができた」と述べた。「断酒ができたことで、毎日がよりハッピーになった。大好きだよ。ほんとにありがとう」とうれしそうに語った。以前のブラッドは、アルコール依存症のせいでアンジェリーナ・ジョリーと離婚に至ったと報じられるほど、酒におぼれていたという。アンジーと破局後、ブラッドは「AA(匿名アルコール依存症の会)」に1年間通い、断酒に成功。そこにブラッドリーのサポートがあったというのは、初めて明かしたことだった。ブラッドリー自身も、かつてはアルコール依存症に苦しんだ。2013年、「GQ」誌に「29歳で断酒した。あのまま飲み続けていたら、人生を破壊していたと思う」と語ったことがある。(Hiromi Kaku)■関連作品:ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド 2019年8月30日より全国にて公開予定
2020年01月10日アンジェリーナ・ジョリー主演で10月に公開された『マレフィセント2』が、早くもデジタル配信、MovieNEXでもリリースが決定。新たな予告編も公開された。ディズニー・アニメーションの金字塔として、半世紀以上も世界中で愛され続けている『眠れる森の美女』に隠されていた、誰も知らない“本当の物語”を描く『マレフィセント』の続編『マレフィセント2』。マレフィセントが“真実の愛”を見つけてから数年後を舞台に物語が展開する。今回のリリースを記念して新たに公開された映像では、結婚報告するオーロラ姫に対して複雑な思い覗かせたり、結婚の顔合わせでは娘のために全力の愛想笑いをしてみたり。前作に引き続き、マレフィセントを演じたアンジェリーナは、本作のテーマについて「家族というのは決して“血がつながっているものでないといけない”ということではない」と語る通り、血の繋がりこそないものの、深い絆で結ばれている2人。マレフィセントのオーロラ姫への深い愛情が垣間見えるシーンだ。さらにMovieNEXには、製作の裏側を解説した「視覚効果の世界」や「翼をもつ妖精」、「マレフィセントの起源」をはじめ、未公開シーンやNGシーンなどの豪華ボーナス・コンテンツが多数収録(デジタル配信(購入)にも一部収録)。本作では、美しくファンタジックな世界観だけではなく、ダイナミックな映像や演出にもこだわって製作。特にマレフィセントが空を舞う飛翔シーンや、疾走感溢れるバトルシーンが見どころ。ボーナス・コンテンツではその貴重な撮影の舞台裏も楽しむことができる。『マレフィセント2』は2020年1月22日(水)先行デジタル配信開始、2月5日(水)MovieNEXリリース。(cinemacafe.net)■関連作品:マレフィセント2 2019年10月18日より全国にて公開©2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2019年12月16日ブラッド・ピット(55)が「Interview Magazine」誌でアンソニー・ホプキンス(81)と対談した。2人は過去に『レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い』と『ジョー・ブラックをよろしく』で共演したことがある。ブラッドはアンソニーとの会話の中で、年を重ねたことによる感情の変化について言及。「ぼくは泣かない人間として結構有名なんだ。期間としては20年くらい泣いていなかったんじゃないかな。いまは人生の後半に入って、すごく感動するようになった。子どもたち、友人、ニュースなどに感動させられている。ただひたすら」と語った。「それって、いいサインだと思うんだ。どんな風に向かっていくのかはわからないけど、きっといいサインなんだと思う」。一方、ブラッドの話を聞いたアンソニーは「もっと年を取れば、ちょっとしたことで泣くようになるよ」と自分の涙もろさを明かした。ともにアルコール依存症だった過去を持つ2人。アンソニーは「きみが飲酒問題で苦しんでいるという記事を読んだよ」と話題を出すと、ブラッドは「自分自身から逃れるために、アルコールで自分を痛めつけていた」と語った。アンソニーは「それが、必要なことだったんだね」と理解を見せ、ブラッドは「ある程度までは」と認めた。アンソニーは断酒して45年になるというが、だからといってとくとくと断酒を勧める人間になるつもりはないそうだ。(Hiromi Kaku)
2019年12月04日デイミアン・チャゼルの次回作に、ブラッド・ピットとエマ・ストーンが出演を検討しているようだ。タイトルは、『Babylon』。1920年代のハリウッドを舞台にした話で、ピットはサイレント映画からトーキーへの移行に苦しむ架空のスター、ストーンは実在の女優クララ・ボウを演じる予定。製作、配給はパラマウント。北米公開予定は2021年の年末。早くもオスカー候補入りを狙っているようだ。チャゼルは『ラ・ラ・ランド』で、史上最年少でオスカー監督賞を受賞した。ストーンも同作品で主演女優賞を受賞している。その次の『ファースト・マン』も、批評家の評価は高かったものの、興行成績はふるわなかった。今作で挽回となるかが注目される。文=猿渡由紀
2019年11月13日全世界で空前の大ヒットを記録した『マレフィセント』の続編である『マレフィセント2』が現在公開中。この度、アンジェリーナ・ジョリー、エル・ファニング、ミシェル・ファイファーら3人のキャストが豪華集結して語り合う特別映像が公開された。ディズニー・クラッシック・アニメーションの金字塔として、半世紀以上も世界中で愛され続けている『眠れる森の美女』に隠されていた、“禁断の呪い”が生んだ究極の愛の物語を描いた『マレフィセント2』。本作でもマレフィセント役を再びジョリーが好演し、前作でファニング演じる美しきオーロラ姫と真実の愛を見つけたはずだったが、本作では“めでたしめでたし”では終わらない。『眠れる森の美女』の新たな伝説が描かれるのだ。オーロラ姫は前作で結ばれたフィリップ王子とめでたく結婚することに。しかし、フィリップ王子の母イングリス王妃が仕掛けた“罠”によって、マレフィセントとオーロラ姫の絆が引き裂かれ、究極の愛が試されることになる……。オーロラ姫の婚礼に隠された恐るべき罠とは?オーロラ姫を救うマレフィセントの究極の愛に、大きな感動が日本中を包み込む。公開された特別映像は、キャストそれぞれが『マレフィセント』の魅力を語っているもの。マレフィセントについて、「彼女は邪悪というより、イタズラ好きで限度を知らないんだと思う」といった発言が出ると、ジョリーが「イングリスのほうが邪悪だわ」と言い、ファイファーもファニングも「確かに」「正真正銘の悪だわ」と同意。またファイファーは本作の魅力について「それぞれの女性が持つ知性や心の闇に共感できるところね」と語り、ファニングは「マレフィセントを好きになると思う」と続け、「ある意味ディズニーのプリンセスね」と3人で盛り上がっている。豪華女優陣が揃った、大変貴重な映像だ。『マレフィセント2』公開中
2019年11月08日「語る価値のある物語ができるまで、私たちは待った」。アンジェリーナ・ジョリーが美しき最強のヴィランを演じ、いまや彼女の代表作となった『マレフィセント』に続編が誕生。冒頭のように語るアンジェリーナの言葉を裏づけるかのごとく、前作から5年の歳月を経た『マレフィセント2』は、時間の流れを感じさせる作品に仕上がった。シリーズを通して描かれる「オーロラの成長」「鍵になっているのは、オーロラ(エル・ファニング)の成長。前作のオーロラはまだ子どもで、子どもとの関係を築くマレフィセントの姿が描かれていた。続編では、若い女性になったオーロラとマレフィセントの関係が描かれる。結婚やその先の人生が絡む物語にもなっている。もし第3作ができるとしたら、オーロラは母親になっているかもしれない。そういった成長を描けるシリーズであるところも、私が『マレフィセント』を気に入っている理由なの」(ジョリー)。無垢なプリンセスだったオーロラは、いまや妖精の国の女王に。その傍らには、実の母親のように彼女を愛するマレフィセントの姿がある。続編では、そんな2人の絆が試される事態が発生し…。マレフィセントの心に平穏が訪れる日は来るのだろうか。「マレフィセントはエモーショナルなキャラクター。いろいろな意味で、自然の本質に近いのだと思う。花を咲かせたり、津波やハリケーンを起こしたり。美しくも厳しい自然と同じように、彼女にはいろいろな側面がある。気持ちを上手く抑えられず、かなり過激な形で表現することもある。それは前作で語られたように、傷つけられ、トラウマを背負ったからでもあるの。傷つけば、誰にでも変化は起こるもの。特に、女性は身体的な変化を経験する生き物。傷を受ければ、本来の柔らかさは失われていく」(ジョリー)。マレフィセントとディヴァルは「互いを理解し尽くしている」ただし、幸いなことに、マレフィセントには良き理解者がいる。それが、サム・ライリー演じるカラスのディアヴァルだ。マレフィセントの過激さが再び顔を出し得る続編でも、彼は彼女のそばに?少なくとも、日本公開を前に来日したアンジェリーナの隣には、サムがいる。これはいい兆候だ。「ディアヴァルには最初からマレフィセントの傷が見えていた。誰よりも早くね。と同時に、彼女の中にある温かさ、柔らかさにも彼は気づいていた。この作品を観る子どもたちも同じだと思う。子どもというものは実は洗練されていて、アンチヒーローを受け入れることができる。善悪は別々に存在しているのではなくグレーな領域があるのだと、彼らは完全に理解している」(ライリー)。「マレフィセントとディヴァルは完璧なペア。クレイジーでもあるけれど(笑)。ある作家が言っていた。『愛されるより大事なのは、理解されること』とね。彼らは互いを理解し尽くしているし、だからこそ遊び心をもって背中を押せるの」とアンジェリーナ。サムが同意する。「マレフィセントとディアヴァルには、台本に書かれている以上の関係性がある。今回の彼らは、長年結婚しているカップルのようでもある。口喧嘩したりしてね。個人的なことを言うと、僕は映画の中で死ぬことが多いから(笑)、同じ役を2度演じたことがない。でも、こうして2作目に戻り、役をさらに深められることになった。ディアヴァルがマレフィセントに向けるユーモアを深められることにワクワクしたんだ。続編には、彼が彼女に笑い方を指南するシーンがある。すごくチャーミングな場面なんだ。演じていても楽しかったよ」。メッセージは「自分の本質を受け入れること」マレフィセントを理解するのはディアヴァルだけなのか。試されるオーロラとの絆の行方は?「自分の本質を抱きしめ、受け入れること」。それが『マレフィセント2』のメッセージになっていると、アンジェリーナは言う。「家族というものは、血がつながっていなくてはならないわけじゃない。この世界で互いを見つけ合い、家族を作ることができる。私自身の家族も、1つの例になっていると思う。多様性が存在する世界には、互いを受け入れる強さがある。人と人を分断させることばかりに焦点を当てる人もいる世の中で、受け入れることの力を私は信じている」。メッセージを放ち続けることは、今後も必要とされるかもしれない。「オーロラが母親になっているかもしれない3作目」を、観客は目にする日が来るのだろうか。「マレフィセントには翼がある。なのに、2作を経てもまだ、特定の狭い場所でしか物語は展開していない。世界は広いのに…。翼を使えば、日本にだって来られるかもしれない。そうなったら、楽しいと思わない?」(ジョリー)。なんて素敵なアイデア。これには、初来日のサムも「“(日本語で)アンジーさん”がいいアイデアを出してくれたよ!」と感心するばかりだった。(text:Hikaru Watanabe/photo:You Ishii)■関連作品:マレフィセント2 2019年10月18日より全国にて公開©2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2019年10月18日ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーは、離婚における金銭面での和解にまだ時間が必要なようだ。2人は2016年に破局し、今年春には法的に独身となったものの、離婚は正式には成立しておらず、ブラッドはアンジェリーナの同意のもと、私的裁判官による離婚協議の継続を求める書類をロサンゼルス郡裁判所に提出したとザ・ブラストは報じている。郡裁判所は、2人が私的裁判官の費用を負担することを条件に協議継続を許可したという。一番の問題となっているのは、2人がゆくゆくは6人の子供達に継がせようと考え2011年に購入したワイナリー「ミラヴァル」だが、協議は合意へ向けて順調に進んでいるそうだ。一方でアンジェリーナは最近、ブラッドと破局した当時の心境を吐露していた。「今後の私の運命はわからないけど、今は転換期を迎えていると信じている。私のルーツに戻り、私自身に戻るような。自分を少し見失っていたから。ブラッドとの関係が終わり、別離が始まった頃にそうなったと思う。複雑な時だった。それまでの私を失い、なんというか、小さく、つまらないものになったような。そうは見えなかったかもしれないけど」そして、離婚となり悲しみの中にいたアンジェリーナは、健康上でも問題を抱えていたという。「深い真の哀しみを味わった。傷ついていた。その一方で、再び謙虚な気持ちになれたことは良かったわ。自分が小さくなったというこんな気持ちでもね。これが人間ということなのかもしれない」「その上、健康上の問題もあった。これら全てのことが私を落ち着かせ、生きていること自体がどれほど幸運かということを再確認させてくれるのね」(C)BANG Media International
2019年10月11日主演最新作『マレフィセント2』をひっさげ、米女優のアンジェリーナ・ジョリーが9度目の公式来日を果たし、取材に応じた。前作で自らの“真実の愛”でオーロラ姫の呪いを解いた、美しき妖精のマレフィセント。本作では自らのルーツを掘り下げ、オーロラ姫に注ぐ“究極の愛”が試されることに。最も強く訴えたいメッセージは、ズバリ「家族は血のつながりばかりではない」だとジョリーは断言する。「この世界には、お互いを見つけ出し、家族を作るケースも多々あるわ。わたしの家族がその代表例よね」。今月上旬に都内で開催されたジャパンプレミアには、韓国留学中の長男マドックス、長女ザハラを連れて、レッドカーペットに登場。固い絆で結ばれた家族像が、改めてファンの心に刻まれた。「ひとつになったとき、強くなれてこそ家族なの。その強さは多様性を受け入れ、認め合うことで生まれる。現代はとかく分断の時代だと言われているから」と家族の形を問いかける本作への思いを語る。オーロラ姫を演じるエル・ファニングをはじめ、おなじみのキャストが再集結しており「わたしたちって、クレイジーな家族よね。前作でまだ子供だったエルは、女優として成長した。マレフィセントがそうであるように、わたしも彼女のことを心から愛しているわ」と目を細める。本作ではオーロラ姫の婚姻も重要なテーマで「語るべきストーリーがあれば…、そうね。例えば、オーロラが母親になったとすれば、第3作を作る可能性は大いにある」とさらなる世界観の広がりを示唆した。インタビューには“クレイジーな家族”の一員で、今回が初来日となったサム・ライリーが同席。マレフィセントに仕えるカラスのディアヴァル役を前作から続投し「これまで、劇中で命を落としてしまう役柄が多かったから(笑)、同じ役を演じ、キャラクターをより深める作業はとても楽しかった」と振り返る。前作からの関係性も強まり、マレフィセントとディアヴァルのやりとりは、さながら夫婦漫才のようだ。「あはは、それは同感。けんかしながら長年連れ添う夫婦みたいだよね。2人のシーンは、コミカルな要素を盛り込める点も大きな魅力。今回は僕が彼女(ジョリー)に、晩餐会に向けて、笑い方を教えるシーンがあるんだ。とっても笑えるよ!」。この発言に、ジョリーも「互いをよく知り、理解しあっている。2人は完ぺきなコンビなの」と大きくうなずいていた。「マレフィセントとは一体誰なのか、どこから来たのかが明らかになるの」とインタビューを締めくくったジョリー。取材終了後、「墨絵師御歌頭(オカズ)」氏が映画をイメージし描き上げた巨大水墨画をバックに、フォトコールが行われ、ジョリー本人がマレフィセントの唇に赤い色を付け加えていた。取材・文・写真:内田 涼『マレフィセント2』10月18日(金)より全国公開
2019年10月08日女優のアンジェリーナ・ジョリーが、主演映画『マレフィセント2』(10月18日公開)を引っ提げ来日し3日、東京・六本木ヒルズ アリーナで開催されたジャパン・プレミアに登場。長男マドックスと長女ザハラとともにレッドカーペットを歩いた。前作『マレフィセント』でのプロモーション以来、5年ぶり9度目の来日を果たしたアンジー。1,100人の観客から歓声が沸き起こる中、長男マドックスと長女ザハラとレッドカーペットを歩き、3ショットのフォトセッションに応じた。その後、子供たちと別れ、1人で再びレッドカーペットに登場。サインや写真撮影など、笑顔でファンサービスを行い、日本のファンを喜ばせた。イベントには、共演のサム・ライリーとMIYAVIも登場。レッドカーペットでのファンサービス後、3人は物語に登場する妖精の国・ムーア国の森をイメージした装飾が施されたステージに登壇した。アンジーは「みなさん来て下さったことを心から感謝しています。この作品をみなさんと分かち合えることをとてもワクワクしています。楽しんでもらえたらうれしいです」と笑顔であいさつ。日本のお気に入りの場所を聞かれると「最初に日本に来てやることはキデイランドに行くこと」と答え、笑いが起こった。本作は、ディズニー・アニメーション『眠れる森の美女』に隠されていた“禁断の呪い”を描き、大ヒットを記録した『マレフィセント』(14)の続編。“ディズニー史上最恐”とも謳われる美しきヴィラン・マレフィセントの“究極の愛”を描く。
2019年10月03日ディズニー映画『マレフィセント2』に出演するアンジェリーナ・ジョリーとサム・ライリーが来日することが分かった。ディズニー・クラッシック・アニメーションの金字塔「眠れる森の美女」に隠されていた“禁断の呪い”を描いた『マレフィセント』(’14)の続編『マレフィセント2』が、来月日米同日公開される。前作で結ばれたフィリップ王子とめでたく結婚することになったオーロラ姫。しかし、その婚礼には真実の愛によって母と娘のように結ばれたマレフィセントとオーロラ姫の絆を引き裂き、妖精界を滅ぼそうとするイングリス王妃による恐るべき罠が隠されていた。結婚式の日、迫り来る危機から愛するオーロラ姫を救うため、マレフィセントの“究極の愛”が試される――というあらすじ。そんな本作でマレフィセントを演じたアンジェリーナと、カラスのディアヴァルを演じたサムが来日!マレフィセントは、複雑で奥深い愛情に満ち、類い稀なる美しさと強さを合わせ持つ悪のヒロイン。このマレフィセントは、アンジェリーナの生き様と重なるキャラクターで、彼女にとって最大のハマり役。前作でのプロモーション来日以来、今回で9度目の来日となるアンジェリーナは、日本のファンへ向けて「みなさんにお会いできることを楽しみにしているわ」とコメントを寄せている。そして、ディアヴァルは過去に人間に捕まったところをマレフィセントに助けられたカラス。マレフィセントに忠誠を尽くし、常に行動を共にする彼女の良き理解者だ。また、マレフィセントの力によって、自由自在に姿を変えられる。演じるサムは元々、「10,000 Things」のボーカルを担当していたが、その後俳優デビュー。『コントロール』で主演を務めたことで演技力が認められ、一躍スターの仲間入り。今回が記念すべき初来日となる。なお、2人は10月3日(木)に実施予定のプレミアイベントへの登壇を予定している。『マレフィセント2』は10月18日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:マレフィセント2 2019年10月18日より全国にて公開©2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2019年09月19日『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』で、あらためて演技や存在感への評価が高まっているブラッド・ピット。そんな彼が製作を務めた映画『アド・アストラ』のなかで自ら演じた役は、宇宙飛行士だ。ピットが演じるエリート宇宙飛行士のロイに、ある日、「自分の父親が生きている」という情報がもたらされる。じつはロイの父親は、16年前に地球外生命体の探索のため宇宙に旅立って以来、数十億キロも離れた太陽系の彼方で消息不明になっていたのだ。ロイは父親が、太陽系が滅びるかもしれない実験に関わっていたことを知り、彼に会うために宇宙へと飛び立つ……。ロイの父親を演じるのは、トミー・リー・ジョーンズ。ほか、リブ・タイラー、ルース・ネッガ、ドナルド・サザーランドが共演している。ジェームズ・グレイ監督(『リトル・オデッサ』、『エヴァの告白』)が、本作のストーリーをジョゼフ・コンラッドの小説『闇の奥』に例えたように、ロイが辿る宇宙の旅は、小説が示したような精神世界の探求ともつながっている。じつはピットは先日、ハリウッド俳優としての活動を制限し、自身のスタジオでのプロデュース業に力を入れていくと、公に語ったばかり。奥深い世界に迷い込んでいく難しい役どこを演じるブラピの姿を、いまのうちに目に焼き付けておきたい。『アド・アストラ』9月20日(金)公開
2019年09月19日米俳優のブラッド・ピットが主演作『アド・アストラ』(ジェームズ・グレイ監督)を引っ提げ、通算12度目のプロモーション来日を果たした。ピット演じる主人公の宇宙飛行士が、知的生命体探索のために消息を絶った父親の行方を追って、壮大な宇宙の冒険へと旅立つスペクタクル超大作だ。深遠なドラマ性が大きな見どころで、先日閉幕した第76回ヴェネチア映画祭でワールドプレミア上映されるやいなや、批評家から大絶賛を受けた。「SF作品には、すでに数多くの名作があるから、何か新しい価値を見い出せるアイデアでなければ、やる気はなかった。脚本も手がけるジェームズの発想は、とても斬新で魅力を感じたよ。いわゆるクールな近未来ではない、現実的な機能性を追求した世界観も見事だった。実はこの作品は、行方不明になった父親を探すというストーリーを通して、主人公が自分自身を探し求める“旅”を描いている。いわば『2001年宇宙の旅』と『地獄の黙示録』の融合だ。主人公の孤独と葛藤を映し出す舞台として、果てしない闇である宇宙こそ最高なんだ」絶賛されるのは、作品だけではない。ピット本人が語る「主人公の孤独と葛藤」を体現した演技には「キャリア最高」「アカデミー賞候補は確実」とかつてない称賛の声が寄せられているのだ。「(主人公の)ロイの繊細な物語を演じるのは難しかった」と振り返るピット。「父との関係性に自戒の念を抱いているし、ロイ自身も複雑でパーフェクトな人物ではない。それを表に出すこともしないんだ。だから、ジェームズには『とにかく抑えた演技をするつもりだ』と伝えた。もし、カメラに映った演技が平面過ぎたら、遠慮なく言って欲しいともね。非常に内面的な演技を心がけたんだ」。宇宙服を着ての演技は「毎日、ピーターパンみたいにワイヤーに吊るされていて、きつかったよ(笑)」と明かしてくれた。まさに心身を追い込んで、演技に打ち込んだ『アド・アストラ』。それだけに、一部で報じられている“俳優休業説”はファンならずとも無視できない。もしや本作で燃え尽きてしまった?「僕自身、その報道は読んでいないんだよ(笑)。これまで通り、心惹かれる企画があれば、俳優として、プロデューサーとして挑戦していくつもりだよ。ただ、最近“心の平穏”について考えることは増えたかもね。いつか、デビッド・ボウイのように優雅に(表舞台から)去ることができれば……なんて思うんだ」製作を手がけるのは、アカデミー賞作品賞に輝く『ムーンライト』『それでも夜は明ける』の「PLAN B」。ピットが率いる製作プロダクションは、いまやハリウッド中がその動向を注目する存在だ。「この20年で、業界全体が大きな変化に直面している。具体的には映画製作が両極化し、作家性が高い中規模の作品にゴーサインが出にくい。そういう状況を打破する手助けができるのは、僕としても幸運であり喜びだ。プロデューサーと俳優の両立は責任も増えるけど、とてもエキサイティングだよ」写真・取材・文:内田涼『アド・アストラ』9月20日(金)より全国公開
2019年09月18日ブラット・ピットが初めて宇宙に挑み、かつてないほどの繊細な演技を見せている『アド・アストラ』。この度、ブラッド演じる主人公ロイの恋人役をつとめたリヴ・タイラーが初共演の撮影秘話を明かしてくれた。第76回ヴェネチア国際映画祭のコンペ部門にも正式出品され、ブラッドが12度目の来日を果たすなど、話題を呼ぶ本作。リヴ・タイラーが演じる女性イヴは、過酷なミッションに命を懸けるロイを案じる、この物語に欠かせない重要な人物。今回の共演について、リヴは「本作のブラッド・ピットの存在は美しく大きなもので、特別なものよ。私自身も彼の素晴らしい演技に惹かれているわ。ピットは誰に対しても心がオープンで驚くべき俳優なの」と初共演のときめきを語る。続けて、自身の演じたキャラクターに関して「私の演じたキャラクターは時々、夢の中にいるような感じなの。彼女は、ロイの記憶と夢の中に訪れるのよ」と、漆黒の宇宙へと旅立つロイにとって重要な存在であることを明かした。これまで数多くのハリウッド作品に出演し、20代の頃から美形ぶりと醸し出す色気で世界中で人気を博してきたブラッド。米ピープル誌の「世界で一番セクシーな男性」(’00)をはじめ、あらゆるランキングで1位を獲得し、現在公開中の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』では肉体美を披露するなど、55歳となったいまも渋いかっこよさで世を虜にしている。また、プライベートでは数々の女性とのロマンスが報じられてきた彼は、スーパーモデルからハリウッドを代表するグウィネス・パルトロウやジェニファー・アニストン、アンジェリーナ・ジョリーなどまで、豪華すぎる交際も世間の話題を集めてきた。本作でブラッドとついに共演を果たしたリヴもまた、これまで『アルマゲドン』のヒロインや『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのエルフ族の姫など数々の大作で印象を残し、その美貌で世界中を魅了してきている。ブラッドは本作で描かれる“愛”について、「人は誰でも隠そうとしてもなんらかの痛みを抱えている。よりオープンになることによって“愛する人”との関係がより良いものになるんじゃないか?と考えながら作品を作り上げていったんだ」と持論を明かす。果たして、2人の関係性はどのように描かれているのか?2人の“愛”の形にも注目してみてほしい。『アド・アストラ』は9月20日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アド・アストラ 2019年9月20日より全国にて公開©2019 Twentieth Century Fox Film Corporation
2019年09月16日ブラッド・ピットが主演し、共演にはトミー・リー・ジョーンズを迎えた本格スペース・アクション超大作『アド・アストラ』より、緊迫の本編映像が長尺で到着した。ブラッドが初めて宇宙に挑み、「この映画は、これまで自分が手がけてきた作品の中でも、最もチャレンジングな作品でした」と語った本作は、太陽系の彼方に消えた父の“謎”を追うストーリー。今回到着した映像では、「父を探し出せ」というミッションが与えられたロイ(ブラッド・ピット)が、父の旧友プルイット大佐(ドナルド・サザーランド)と経由地点の月に到着。しかしそこでは、地球各国から移住した人々が資源を巡る争いを繰り広げていた。そしてローバーに乗り込み、青い地球を見てひと時の癒しを感じたのもつかの間、突如“略奪者”が接近し、銃撃とカーチェイスが繰り広げられる。さらに、映像ラストでは、断崖に投げ出されてしまうシーンも。思わず手に汗握る緊迫の映像となっている。ジェームズ・グレイ監督は「映画をできる限り信じられるものにし、出来るだけ本物にこだわるというアプローチをとるようにした。そして未だかつて観たことのない最高にリアリティーのあるスペース・アドベンチャーを創ることが私のミッションなんだ」と語っており、“リアルさ”と“未体験の映像体験”の実現を追求したことを明らかにしている。この迫力の映像は是非大きなスクリーンで体感して。『アド・アストラ』は9月20日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:アド・アストラ 2019年9月20日より全国にて公開©2019 Twentieth Century Fox Film Corporation
2019年09月10日タランティーノ監督の最新作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』が現在公開中、日本でも絶大な人気を誇る世界的ハリウッド・スター、ブラッド・ピットが初めて“宇宙”に挑む『アド・アストラ』。第76回ヴェネチア国際映画祭コンペ部門にも正式出品され、ブラッドの緊急来日も決定するなど話題を呼ぶ本作では、“完璧ではない”キャラクターを繊細に演じるブラッドの演技力が改めて注目されている。本作で初めて宇宙飛行士役を演じたブラッドは、よりリアルな主人公ロイ・マグブライドの心情を表現することに何よりもこだわったという。「人は誰もが自分なりの苦悩、子供の頃の心の傷、後悔などを抱えている。それを演技に活かすのが役者の仕事なんだ。僕自身が正直でなければ、観客にとっても正直な映画にはならないんだ」と強い想いを語る。続けて、本作で演じるロイについて「彼は宇宙飛行士としては有能だが、人と親しくなるためには努力が必要な人物だ。そしてその完璧ではない弱さから力が生まれるんだよ」と、ロイが“弱さを持った”魅力溢れるキャラクターであることを明かす。また、ブラッドの演技を間近で見たジェームズ・グレイ監督は、その類いまれな才能と演技を絶賛する。「ブラッドは、興味深い人物で豊かな才能に溢れている。映画スターのルックスとカリスマ性を備えているだけでなく、自分なりに演技の可能性を広げていくんだ。まるで演技をしていないかのように見えるけれど、観客が彼の手法に気付かないだけなんだ」と、彼しかなしえない演技力を分析した。これまで数々の名作に出演し、世界中で不動の人気を博しているハリウッド・スターであるブラッド。スクリーンに映る彼を思い浮かべると『オーシャンズ』シリーズ(’01~’07)や『ワールド・ウォーZ』(’13)、『フューリー』(’14)などハリウッド超大作に目がいきがちで、近年では『ムーンライト』をはじめ名プロデューサーとしての活躍も目立つが、人間ドラマが描かれた作品で見せる繊細な演技は彼の魅力の一つ。アカデミー賞主演男優賞にノミネートされた『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』(’08)では老いた姿で生まれ、徐々に若返っていき、人生の喜びや悲しみを経験する一人の男の生涯を演じ、ゴールデン・グローブ賞主演男優賞にノミネートされた『マネーボール』(’11)では弱小球団を常勝球団に育て上げた男の苦悩と喜びを演じるなど、人間の“完璧ではない側面”を見せる難しい役どころの演技はこれまでも幾度となく称賛されてきた。ブラッド自身の役への深い愛と理解があるからこそ、人々は彼が体現するドラマの虜になるのかもしれない。「役を得たら、僕だけが役に対してできることって何だろう?と常に考えているんだ」と語るブラッドが本作で演じるロイは、太陽系の彼方で失踪した父(トミー・リー・ジョーンズ)の謎を明かすべく、宇宙へと冒険に出るキャラクター。多彩なドラマで観客を虜にしてきたブラッドは、本作で一体どんな演技で魅せてくれるのか期待が高まる。『アド・アストラ』は9月20日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アド・アストラ 2019年9月20日より全国にて公開©2019 Twentieth Century Fox Film Corporation
2019年09月05日世界的ハリウッド・スターのブラッド・ピットが、第76回ベネチア国際映画祭のコンペティション部門に出品され大きな話題となっている主演映画『アド・アストラ』を引っさげ、緊急来日することが分かった。今回のブラッドの来日は、2017年のNetflixオリジナル映画『ウォー・マシーン 戦争は話術だ!』での来日以来、12回目。9月12日(木)には日本科学未来館にて記者会見が実施され、翌日はTOHOシネマズ六本木にて盛大なプレミアが予定されている。ブラッドが初めて宇宙に挑み、『メン・イン・ブラック』シリーズのトミー・リー・ジョーンズをはじめとする超豪華な共演陣が話題となっている本作は、ブラッド演じる主人公ロイ・マグブライドが、宇宙の彼方で消息を絶った父と、その謎の答えを探すために宇宙へと旅立 つ衝撃の救出ミッションを描くエンターテインメント大作。父の背を見て育ち、自らも宇宙飛行士の道を選んだロイについて、ブラッドは「ロイは、宇宙などで危機にさらされた時はとても有能だけど、日常では人と親しくなるために努力が必要な人物なんだ。監督のジェームズ・グレイとは、人と人の繋がりとは何かについて話し合ったね」とそのキャラクターについて語っている。そして出演だけでなく、製作者としても名を連ねるブラッド。ジェームズ・グレイ監督は「ブラッド・ピットと一緒に仕事が出来ることは、とてもうれしい驚きだった。長年、一緒に映画を作りたいと願ってきたが、スケジュールやタイミングが合わなかったんだ。彼が参加できると知って、本当に大喜びをしたよ」と今回念願が叶ったと明かしている。『アド・アストラ』は9月20日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:アド・アストラ 2019年9月20日より全国にて公開©2019 Twentieth Century Fox Film Corporation
2019年09月02日アンジェリーナ・ジョリーの近年の役選びに注目が集まっている。一時期は女優業を引退し、監督業に専念したいと言っていたアンジーだが、この数年でディズニーの『マレフィセント』シリーズ、マーベル映画の『エターナルズ』(原題)と、メジャー映画への出演が目立っている。そんなアンジーが次に狙っているとうわさされているのは、『スター・ウォーズ』シリーズへの出演だ。「MTV News」の記者からこの件で質問を受けたアンジーは、同シリーズのJ・J・エイブラムス監督と「話した」ことを明かした。「廊下でJ・Jに詰め寄って、言ったの。『私がスター・ウォーズに出られない理由がわからないわ』ってね」。記者がエイブラムスの監督の反応はどうだったかと尋ねると、アンジーは「すごくよかったわよ。彼って、とてもイイ人ね」と笑いながら答えた。とはいえ、記者に「『スター・ウォーズ』に出られたら、どんな役を演じたいの?」と聞かれ、「そこまでは考えてないわ」と具体的には語らなかったアンジー。果たして『スター・ウォーズ』への出演が実現するのか、今後に注目したい。(Hiromi Kaku)■関連作品:マレフィセント2 2019年10月18日より全国にて公開©2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2019年08月30日女優アンジェリーナ・ジョリーの長男が韓国の大学に留学する。来週18歳の誕生日を迎えるマドックス・ジョリー=ピットは、ソウルにある延世大学校で生化学を学ぶという。関係者はピープル誌にこう語っている。「他の大学も合格していたのですが、延世を選びました。彼は今、韓国語を勉強しているところです。1週間に複数回授業を受けています」カンボジアの孤児だったマドックスを養子縁組したアンジェリーナは、息子と共に大学に赴き、生活が落ち着く手助けをしてからアメリカに帰国するようで「8月に息子を残して行きます。彼女はとても誇りに思っており、会えないことを非常に寂しく思うでしょうが、彼の方は準備ができています」と前述の関係者は続けた。昨年11月に同大学のキャンパスを初めて訪れていたアンジェリーナ親子だが、それは国連難民高等弁務官事務所(UNHCRの特使としての公式訪問だった。ブラッド・ピットと結婚していたアンジェリーナには、マドックスのほか、5人の子供がいる。一方でアンジェリーナは表紙を飾った英版エル誌9月号の中で、子供たちについて「姉妹のことをリスペクトしたり、されたりするなど、青年になりつつある息子たちのことを誇りに思わずにいられない」とつづっている。(C)BANG Media International
2019年08月07日アンジェリーナ・ジョリーが、来年11月6日に公開される『The Eternals』(原題)でマーベル映画デビューを果たす。「People」誌に6人の子どもたちーーマドックスくん、パックスくん、ザハラちゃん、シャイロちゃん、双子のノックスくん&ヴィヴィアンちゃんが大喜びしていることを語った。「私がすごく感動したのは、子どもたちが私の強い姿を見たがっているということ。私が強く、そして楽しんでいる姿にとても喜んでいるのよ」。超人的なパワーを持つエターナルズのひとり、セナを演じるアンジーは、「剣からバレエ」に至るまで様々なトレーニングを積んでいるという。「彼女は戦士だから。MCUにふさわしいセナを演じるには、本当にしっかりとトレーニングをしなきゃいけないと思っているわ」。過去には女優業を引退して監督業に専念すると宣言し、ファンにショックを与えたアンジーだが、今後も『マレフィセント』の続編『Maleficent: Mistress of Evil』(原題)、映画版『世界一幸せなゴリラ、イバン』、スリラー映画の『Those Who Wish Me Dead』(原題)など、出演作が目白押しだ。(Hiromi Kaku)
2019年08月01日ブラッド・ピットとトミー・リー・ジョーンズが初共演、宇宙飛行士の道を選んだ親子を演じる『アド・アストラ』が9月20日(金)より公開。この度、ブラッドの熱い視線から壮大な宇宙の旅と重厚なドラマを予感させるティザーポスタービジュアルが解禁となった。今回、解禁となったポスタービジュアルには、壮大な宇宙をバックにブラッド演じる宇宙飛行士ロイ・マグブライドの姿が大きく映し出される。深遠な宇宙空間の中で彼の見つめる視線の先には一体何が待ち受けているのか?「必ず、見つけ出す。」のコピーと相まって、太陽系の彼方で消息を絶った父の謎を追うロイの熱いドラマを予感させるビジュアルとなっている。ハリウッドの実力派ブラッド・ピットが、“初めて”宇宙へ!主演を務めるブラッドといえば、これまで数々のハリウッド大作に出演してきたが、宇宙を舞台にした作品へ出演するのは今回が初めて。大泥棒チームの参謀やゾンビから地球を守る研究者など多彩な役どころを演じてきた彼が、どんな宇宙飛行士を演じるのかに期待がかかる。共演には『メン・イン・ブラック』シリーズでもお馴染みのトミー・リー・ジョーンズ、『アルマゲドン』で主人公の娘役を演じたリヴ・タイラーがロイの愛する恋人役に。さらには『ハンガー・ゲーム』シリーズなどで知られる名優ドナルド・サザーランドなど豪華キャスト陣が脇を固める。宇宙飛行士役を演じるブラッドとの共演についてリヴは「本作におけるブラッド・ピットの存在は美しく大きなもので、特別なものよ。私自身も彼の素晴らしい演技に惹かれているわ」と、早くも大絶賛。本作でしか見ることのできない、彼らの夢の共演にも注目だ。「人類の次の大きな一歩」となるスペース・アドベンチャーそして、本作の監督を務めるのは『リトル・オデッサ』で長編映画デビューし、ブラッドのプランBエンターテインメント製作『ロスト・シティZ 黄金都市』などを手掛けたジェームズ・グレイ監督。彼は本作について、全て現代の地球の開発に基づいており、現在ある可能性の上に成り立っていることを力説する。「未だかつて観たことのない史上最高のリアリティーのあるスペース・アドベンチャー作品を創ることが私のミッションだ。本作は『ブレード・ランナー』『2001年宇宙の旅』のような、人類の次の大きな一歩を可能にしようと動いている世界だ。壮大なコンセプトと圧倒的なビジュアル、そしてチャレンジが待っているよ」と、自信のほどを語っている。『アド・アストラ』は9月20日(金)より全国にて公開(text:cinemacafe.net)■関連作品:アド・アストラ 2019年9月20日より全国にて公開©2019 Twentieth Century Fox Film Corporation
2019年07月17日アンジェリーナ・ジョリーを主演に迎え、ディズニー・クラッシック・アニメーション『眠れる森の美女』を基にした実写作品『マレフィセント』.。その続編となる『マレフィセント2』が、アメリカと同日の10月18日(金)に公開される。この度、本作の予告編が公開された。主人公は、『眠れる森の美女』のヒロイン、オーロラ姫……ではなく、彼女に“永遠の眠り” の呪いをかけたマレフィセント。ヴィラン(悪役)からの視点という大胆な解釈で、“誰も知らなかった本当の物語”として描かれた前作では、これまでの善悪の概念を覆し、オリジナル版とは異なったマレフィセントの姿と、真実の愛を映し出した。そして続編『マレフィセント2』では、その数年後が舞台。穏やかに暮らすマレフィセントとオーロラの絆を引き裂き、マレフィセントを再び邪悪な存在へと連れ戻そうとする敵が忍び寄る。製作総指揮も手掛けるアンジェリーナ・ジョリーは、もちろん本作でもマレフィセントを演じ、同様にオーロラ姫役も、前作から引き続きエル・ファニングが担当。また、ふたりの運命を左右する謎の王妃イングリス役として、新たにミシェル・ファイファーも出演陣に参加。そして監督には『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』のヒットメイカー、ヨアヒム・ローニングが起用された。この度公開された予告編では、アンジェリーナ・ジョリー演じるマレフィセントが、「誰もが知る物語は、決しておとぎ話ではない」と語りかける。その言葉からは、“めでたしめでたし”では決して終わることができない、物語の衝撃の“その後”を仄めかす。続く映像では、ディズニー“最恐”のヴィランとも謳われ、美しくも畏怖すら感じる圧倒的な悪となったマレフィセントと対峙するオーロラから「何をしたの?」と嫌悪の表情を向けられるシーンが映し出される。そしてラストには不気味な笑い声が響き渡り、悪のマレフィセント復活を予感させるような、衝撃を含んだ内容を見ることができる。『マレフィセント2』10月18日(金)公開
2019年07月10日アンジェリーナ・ジョリーを主演に迎え、ディズニー・クラッシック・アニメーション『眠れる森の美女』を基にした実写作品『マレフィセント』の続編となる『マレフィセント2』の日本公開が、アメリカと同日の10月18日(金)に決定。それにあわせてポスタービジュアルが公開された。本作の主人公は、『眠れる森の美女』のヒロイン、オーロラ姫ではなく、彼女に“永遠の眠り” の呪いをかけたマレフィセント。ヴィラン(悪役)からの視点という大胆な解釈で、“誰も知らなかった本当の物語”として描かれた前作では、これまでの善悪の概念を覆し、オリジナル版とは異なったマレフィセントの姿と、真実の愛を映し出した。続編『マレフィセント2』では、恐れられていたマレフィセントが真実の愛を見つけた数年後が舞台。穏やかに暮らすマレフィセントとオーロラの絆を引き裂き、マレフィセントを再び邪悪な存在への連れ戻そうとする敵が忍び寄る。製作総指揮も手掛けるアンジェリーナ・ジョリーは、もちろん本作でもマレフィセントを演じ、同様にオーロラ姫役も、前作から引き続きエル・ファニングが担当。また、ふたりの運命を左右する謎の王妃イングリス役として、新たにミシェル・ファイファーも出演陣に参加。そして監督には『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』のヒットメイカー、ヨアヒム・ローニングが起用された。この度公開されたポスタービジュアルでは、アンジェリーナ・ジョリー演じるマレフィセントが、妖艶ながらも憂いを感じる複雑な表情を魅せる姿が写し出されている。『マレフィセント2』10月18日(金)公開
2019年07月02日映画『アド・アストラ』が、2019年9月20日(金)より、全国の劇場で公開される。ブラッド・ピット主演・製作映画『アド・アストラ』は、ブラッド・ピットが主演・製作を務める本格スペース・アクション。『バイス』『ビール・ストリートの恋人たち』『ビューティフル・ボーイ』『ムーンライト』など数々の話題作を生み出す、ブラッド・ピットの製作会社プランBがプロデュースを手掛ける。地球から32億キロの彼方へ、英雄だった父の謎を追うブラッド・ピット演じる主人公ロイ・マグブライドは、地球外知的生命体の探求に人生を捧げた英雄の父を見て育ち、自身も宇宙士の仕事を選んだ。しかし、その父は地球外生命体の探索に出た船に乗ってから16年後、43億キロ離れた太陽系の彼方で行方不明となった。だが、父は生きていたー。地球から32億キロ離れた太陽系の彼方で消息を絶った父。彼はなぜ生きていたのか?そして、なぜ危険な実験を抱えたまま彼は姿を消したのか?父の謎を追い、宇宙の彼方でロイ・マグブライドが見たものとは? 隠された秘密が明らかにされていく、壮大なストーリーが展開される。ブラッド・ピットとトミー・リー・ジョーンズが初共演主人公ロイ・マグブライドの父親役は『メン・イン・ブラック』『ジェイソン・ボーン』などに出演し、日本ではCMでもお馴染みのトミー・リー・ジョーンズが演じる。ブラッド・ピットとトミー・リー・ジョーンズは『アド・アストラ』が初共演作品となる。その他、『アルマゲドン』のリヴ・タイラーがロイの恋人役として登場するほか、『ハンガー・ゲーム』シリーズで知られるドナルド・サザーランド、『ラビング 愛という名前のふたり』でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされたルース・ネッガなど豪華キャストが顔を揃える。監督には『リトル・オデッサ』で長編映画デビューし、『エヴァの告白』『ロスト・シティ Z 黄金都市』などで知られるジェームズ・グレイ。脚本はジェームズ・グレイとドラマ『FRINGE/フリンジ』のイーサン・グロスが共同執筆した。【詳細】映画『アド・アストラ』公開日:2019年9月20日(金)原題:Ad Astra監督:ジェームズ・グレイ製作:ブラッド・ピット他脚本:ジェームズ・グレイ&イーサン・グロス出演:ブラッド・ピット、トミー・リー・ジョーンズ、ルース・ネッガ、リヴ・タイラー、ドナルド・サザーランド
2019年06月24日ブラッド・ピット主演・製作、トミー・リー・ジョーンズら共演の本格スペース・アドベンチャー大作『アド・アストラ』(原題:AD ASTRA)の日本公開が、全米と同日の9月20日(金)に決定。第1弾予告映像&ポスタービジュアルが到着した。ブラッドが演じるのは、エリート宇宙飛行士ロイ・マグブライド。また、オスカー俳優のトミー・リーがその父親を演じ、ハリウッドの実力派大スターの初共演が実現。タイトルの『アド・アストラ』とは「TO THE STARS=星の彼方へ」という意味のラテン語。地球から32億キロ離れた太陽系の彼方に父の謎が…本作の主人公ロイ・マグブライドは、地球外知的生命体の探求に人生を捧げた英雄の父を見て育ち、自身も宇宙飛行士の道を選んだ。その父は地球外生命体の探索に出てから16年後、32億キロ離れた太陽系の彼方で行方不明に。だが、父は生きていたーー。到着した予告編の前半、人々から尊敬を集めていた父の影響もあり、地球外での危険な仕事にも懸命に挑みながら活躍するロイの姿を映し出す。そんな命がけで働く彼に、陸軍幹部は「信じ難いだろうが、君の父親は生きている」と衝撃的な事実を告げる。さらには、ロイが尊敬する父親は太陽系の全てを滅ぼす力を持つ実験“リマ計画”に関わっていたことも。父の謎を追うロイが、宇宙の彼方でマグブライドが見たものとは?ブラッド演じるロイの妻役に、『アルマゲドン』『ロード・オブ・ザ・リング』のリヴ・タイラーほか、『ハンガー・ゲーム』シリーズで知られる名優ドナルド・サザーランド、『ラビング 愛という名前のふたり』でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされたルース・ネッガなど豪華キャストが脇を固める。監督には『リトル・オデッサ』で長編映画デビューし、『エヴァの告白』『ロスト・シティZ 黄金都市』などで知られるジェームズ・グレイ。脚本はグレイと海外ドラマ「FRINGE/フリンジ」イーサン・グロスが共同執筆。ブラッドの製作会社「プランB」がプロデュースする。『アド・アストラ』は9月20日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年06月21日アンジェリーナ・ジョリー、エル・ファニングの共演で大ヒットした『マレフィセント』の5年ぶりの続編『Maleficent: Mistress of Evil』(原題)から、待望の初映像が本国で公開され、早くも話題となっている。ディズニー・アニメーション『眠れる森の美女』に登場した邪悪な妖精・マレフィセントをアンジェリーナ、ヒロイン・オーロラ姫をエルが演じて実写化した『マレフィセント』。オーロラ姫に呪いをかけた張本人であるマレフィセントの視点から彼女の複雑な内面に迫る形で描いた物語は、日本でも大ヒットとなった。今回のティザー予告には、特徴的な角や翼を持つマレフィセントが再び降臨!新たな登場人物イングリス女王を演じるミシェル・ファイファーも威厳たっぷりに登場しており、またハリス・ディキンソンが演じるフィリップ王子とオーロラ姫がついに結ばれるような姿も。迫力ある立ち姿で、さらに強力な魔力を披露しているマレフィセント。今回も善なのか悪なのか、判断のつかないキャラクターを見せてくれそうだ。『Maleficent: Mistress of Evil』(原題)は10月18日全米公開予定。(text:Reiko Uehara)■関連作品:マレフィセント 2014年7月5日より全国にて公開© 2014 Disney Enterprises, Inc.
2019年05月15日アンジェリーナ・ジョリーが『The Eternals』(原題)の主演候補として出演交渉中であるという。「The Hollywood Reporter」が伝えた。実現すれば、アンジーにとってマーベル映画初出演となる。『ザ・ライダー』で高い評価を得たクロエ・ジャオがメガホンをとり、いとこ同士のマシュー&ライアン・フィルポが脚本を担当する『The Eternals』。内容は「X-Men」や「キャプテン・アメリカ」などを生み出した、クリエイターのジャック・カービー原作によるコミック「エターナルズ」シリーズに沿ったものになるそうだ。エターナルズとは、数百万年前に地球を訪れたセレスティアルズと呼ばれる宇宙の種族が、人類に遺伝子実験を行って創造した種族。スーパーパワーを持ちほぼ不死身で人類を守る平和的な存在だが、同時に人類への脅威となる邪悪で強力な種族のディヴィアンツも誕生していた。映画の詳細は明らかになっていないが、宇宙の力にみなぎるエターナルズの男性イカリスと、同じくエターナルズだが人間界での生活を楽しむ女性セルシのラブストーリーも描かれるとのこと。なお、アンジーが演じる役については不明。(Hiromi Kaku)
2019年03月28日アンジェリーナ・ジョリーが珍しく、ここ1週間で2回も子どもたちとイベントに出席した。1回目は友人でアーティストのプリュンヌ・ヌーリーのドキュメンタリー映画『Serendipity』(原題)のプレミアに、ニューヨーク近代美術館(MoMA)へ。アンジーはプレゼンターとして、乳がんとの闘いを記録したプリュンヌの作品を「類まれで勇気のある、魅惑的な映画」と評して紹介した。このプレミアには双子のヴィヴィアンちゃん&ノックスくん(ともに10歳)を除く、マドックスくん(17歳)、パックスくん(15歳)、ザハラちゃん(14歳)、シャイロちゃん(12歳)を連れて出席。2回目は『The Boy Who Harnessed The Wind』(原題)のプレミアに、6人を連れてニューヨークのクロスビー・ストリート・ホテルへ。アンジーが6人全員の子どもと一緒にイベントに出席するのは極めてまれで、「In Style」誌によれば2017年にアンジーが監督した『最初に父が殺された』のレッドカーペットイベント以来とのこと。この日、コートドレスのアンジー、ショートワンピースのザハラちゃん以外の5人はパンツスタイルのファッションで登場。マスキュリンなファッションスタイルが定番のシャイロちゃんと同じく、末っ子のヴィヴィアンちゃんもボーイッシュなスタイルが好みのようだ。(Hiromi Kaku)
2019年02月27日ともにハリウッドのトップスターで美男美女のブラッド・ピット&シャーリーズ・セロンが熱愛中のようだ。「The Sun」紙が2人が昨年のクリスマス頃から交際を開始したと伝えた。関係者が同紙に「彼らはここ1か月ほど、カジュアルなデートを重ねています。前から友人同士ではあったんです…皮肉にもショーンを通じて。その関係が発展したんです」と語っている。ショーンというのは、シャーリーズの元彼で2015年に婚約を解消したショーン・ペンのこと。1月12日(現地時間)の夜にはすでにオープンにデートしている姿もみられた。その日、ブラピは自身が製作総指揮を務める『ビール・ストリートの恋人たち』の試写会にハリウッド・ヒルズへ、シャーリーズは『ROMA/ローマ』の上映会の特別ゲストとしてロサンゼルスのシャトー・マーモントに足を運んでいた。それぞれ別の場所にいた2人だが、試写会の後ブラッドが服を着替えてシャトー・マーモントのシャーリーズのもとへ。バーの片隅でシャーリーズがウォッカのカクテル、ブラッドはミネラルウォーターを飲んでいるのが目撃された。ブラピは以前、アンジェリーナ・ジョリーとの離婚の原因の1つが自分の飲酒問題にあると告白したことがあり、いまもしっかりと禁酒を守っているようだ。「とてつもないいちゃつきぶりでした。ブラッドはシャーリーズの腰に手を回し、彼女にウインクもしていましたよ」「2人も、本当に幸せそうでした」と目撃者は語っている。(Hiromi Kaku)
2019年01月21日