今年は思いのほか梅雨が長引きましたが、ようやく本格的な暑さが始まりましたね。今回は寝苦しさから質が下がりやすくなる睡眠にフォーカス。心地よく眠りに誘う、植物のおまもりをご紹介します。■自分流の“眠りへのスイッチ”を備えておくみなさんもご存じの通り、睡眠は元気ときれいの要のひとつ。けれど実際のところ、日本人の5人にひとりは何かしらの睡眠トラブルを抱えている、といわれるほどその質をキープするのが難しくなっています。理由は様々いわれていますが、大きな要因はテレビやパソコン、スマホ、コンビニや自販機など、夜になっても強い光が目に入る環境によって、本来備わった体のリズムが乱れてしまうこと。さらに、夏は温度や湿度というストレスが加わるうえ、ほかの季節より日中体力を消耗しますから、心身を休息させて英気を養う睡眠への配慮がますます必要になるのです。本来は夕方以降、強い光を避けて過ごしたいところですが、なかなかそうはいきません。「ベッドに入る直前まで、やることがいっぱい!」という方もいらっしゃるでしょう。そんな中で睡眠の質をキープするには、脳と体を「睡眠モード」にスイッチする術をもっているかどうかがカギとなります。「睡眠モード」というのは、身体機能を調整する自律神経を、活動のための交感神経から休息のための副交感神経へ切り替えること。五感が開き、心と体がふわっとゆるむ。そんな状態へと心地よく自然に誘ってくれる、植物のおまもりはこの3つです。■お休み前のお茶にリンデンのティザンヌをひとつ目は、甘くやさしい香りがすばらしいリラックス効果をもたらしてくれる、リンデンのティザンヌ(煎じ薬)。緊張と不安を取り除き、睡眠を助けてくれるといわれるハーブで、子どもの興奮を鎮めるのにも効果的です。とてもおいしく飲みやすいので、お休み前のお茶としてぴったり。■ラベンダーのエッセンシャルオイルをバスタイムに日常の随所で活躍してくれるラベンダーのエッセンシャルオイルは、睡眠モードへと誘う鎮静作用も抜群。ただし上手に生かすにはコツがあって、香りを嗅ぐと一度覚醒し、30分後くらいに急転直下で鎮静するという特徴をもっているので、睡眠のために使うなら夜のバスタイムがおすすめです。浴槽にお湯を溜め始めるときに入れ、ドアと窓を閉めておくとバスルーム全体が香りで満たされ、アロマの効果が一層アップ。■呼吸が自然に深くなる「THREE」の夜用美容液深くゆっくりとした呼吸は副交感神経優位のバロメーターで、いちばん手軽で重要な睡眠モードへのスイッチ。瞑想やストレッチのように意図的に行うのも効果的ですが、香りで自然とそう仕向けてくれるのが「THREE」の夜用美容液、「コンディショニング SQ オイル」です。睡眠中の肌をサポートするために作られたオイルで、フランキンセンスにサンダルウッド、ネロリやマンダリンをブレンドした香りはうっとりするほど芳しく、ゆっくりと肌になじませる手の感触とともに心と体をゆるめてくれます。■睡眠の質は目覚めのすっきり感をものさしに植物のおまもりに加え、夏は部屋の温湿度の調整も大切。眠りにつく30分前くらいから、ベッドルームのエアコンをドライにしておきましょう。眠るときはエアコンをオフにしておきたいところですが、寝ている間に汗をかきすぎては体力を消耗してしまいますから、暑さが厳しい夜はごく弱めの冷房を。寝具の素材をさらりとしたリネンにするのも効果的です。朝日を浴びて体内時計をリセットする、朝食に睡眠ホルモンの材料となるたんぱく質を摂取する、日中はなるべく活動的に過ごす。そんな習慣も心がけつつ、「すっきりと爽快な目覚め」を目安に、良質な睡眠を無理なくキープしていきましょう。問い合わせ:・モンサンミッシェル ・THREE
2016年08月08日