ロブ・ライナー監督(『スタンド・バイ・ミー』)の『スパイナル・タップ』の続編が製作されることが明らかになった。「Variety」誌が伝えた。1984年のアメリカでの公開から38年も経つにもかかわらず、ライナー監督(75)とメインキャストのハリー・シーラー(78)、マイケル・マッキーン(74)、クリストファー・ゲスト(74)全員がそろってカムバックする。公開40周年を記念して2024年3月19日に封切り予定。今年のカンヌ国際映画祭で前作を「シネマ・ドゥ・ラ・プラージュ」で上映し、続編のセールスを行うとのこと。『スパイナル・タップ』は、ライナー監督の監督デビュー作で、脚本も担当したロック・モキュメンタリー。メインキャストの3人がイギリスの架空のヘヴィメタルバンド「スパイナル・タップ」のメンバーを演じた。ライナー監督は、劇中で同バンドのツアーに密着してドキュメンタリーを撮る映画監督マーティ・ディ・ベルギーとして出演もした。続編でも同役を再演する。同誌によると、続編はマーティン・スコセッシ監督が手がけ、「ザ・バンド」の解散ツアーを収めたドキュメンタリー『ラスト・ワルツ』のようなスタイルになるという。本物のミュージシャンたちも出演するといい、今後その名前が明かされる。(Hiromi Kaku)
2022年05月13日ディズニー映画『リトル・マーメイド』が実写映画化。2023年6月9日(金)より、全国劇場にて公開される。主演は米国人R&Bシンガーのハリー・ベイリー、監督はロブ・マーシャルが務める。ディズニー映画『リトル・マーメイド』が実写化1989年に公開されたディズニー映画『リトル・マーメイド』は、ディズニーが誇る名監督コンビのジョン・マスカーとロン・クレメンツが手掛けた、ディズニー最後の劇場版セルアニメーション。アンデルセンの童話『人魚姫』を原作に、海底に住むヒロインの人魚姫・アリエルと、本来は結ばれるはずのない地上の王国の王子・エリックの恋を描いたファンタジー作品だ。長らく実写化が予定されていた本作だが、アリエル役としてハリー・ベイリーを主演に起用し、満を持して公開を迎える。主人公アリエルにR&B歌手ハリー・ベイリーを抜擢主人公のアリエル役に抜擢されたハリー・ベイリーは、米国人R&Bシンガー。実の姉であるクロイとの音楽デュオ「クロイ&ハリー(Chloe x Halle)」で活動する彼女は若くして歌姫ビヨンセに見出された才能の持ち主で、2018年にはグラミー賞で新人賞に選ばれた期待の新星だ。劇中では、名曲「パート・オブ・ユア・ワールド」を、エモーショナルに歌唱する場面も。海の中で、人間の世界へ憧れを募らせるアリエルの切ない気持ちを表現している。この他、エリック役にジョナ・ハウアー・キング、アースラ役にメリッサ・マッカーシー、トリトン王役にハビエル・バルデム、フランダー役にジェイコブ・トレンブレイ、スカットル役にオークワフィナ、セバスチャン役にはダヴィード・ディグスなど、豪華キャスト陣が集結している。〈映画『リトル・マーメイド』登場人物・キャスト〉主人公アリエル…ハリー・ベイリー海の王国を司るトリトン王の末娘。6人の姉がいる。世界で最も美しい声を持つ。人間の住む世界で自由に駆けまわることを夢見る、好奇心にあふれたマーメイド。掟によって禁じられているにも関わらず、ある日、人間の世界へと足を踏み入れる。エリック…ジョナ・ハウアー・キング地上の王国の王子。『ベラのワンダフル・ホーム』など映画・ドラマで活躍するジョナ・ハウアー=キングが演じる。アースラ…メリッサ・マッカーシー海の魔女。演じるのは、『ある女流作家の罪と罰』でアカデミー主演女優賞にノミネートされた経歴も持つ実力派俳優のメリッサ・マッカーシー。トリトン王…ハビエル・バルデムアリエルを厳しくも愛情たっぷりに見守る父。海の王国を司る。フランダー…ジェイコブ・トレンブレイアリエルの相棒。スカットル…オークワフィナ人間の世界についてアリエルに指南するカモメ。劇中では、新たに書き下ろされた、セバスチャンとのラップ調楽曲も披露。セバスチャン…ダヴィード・ディグストリトン王に仕える執事長で音楽家。『シカゴ』のロブ・マーシャルが監督メガホンを取るのは、代表作『シカゴ』で知られる映画監督のロブ・マーシャル。近年では、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ第4作目『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』、同名のミュージカル作品を実写化した『イントゥ・ザ・ウッズ』、1964年公開の映画『メリー・ポピンズ』の続編にあたる2018年の映画『メリー・ポピンズ リターンズ』を手掛けている。音楽はオリジナルのアニメ版に加え新曲も音楽は、『リトル・マーメイド』の主題歌「アンダー・ザ・シー」をはじめ、『美女と野獣』『アラジン』などのディズニー映画でアカデミー賞に輝いた、作曲家のアラン・メンケンが、『モアナと伝説の海』のサウンドトラックを手がけたリン=マニュエル・ミランダとタッグ。ディズニー音楽の巨匠であるアラン・メンケンと、近年のディズニー・アニメーション音楽の中枢を担うリン=マニュエル・ミランダの生み出す新たな音楽に注目だ。監督を務めたロブ・マーシャルは、実写版映画のために新たに書き下ろされた楽曲があることを発表。「オリジナルはとても深くて感情を揺さぶる美しい作品だったが、壮大な物語にさらなる深みをもたらすために、描き直すことが大切だった。だから我々はアラン・メンケンに話を持ちかけ、リン=マニュエル・ミランダと一緒に作ることになった。2人は初めてのコラボレーションだったが、これが魔法のようだった。この新作のために4つの新曲をつくって、映画を新たな方向に開いてくれたんだ」と話している。また「偉大なる故ハワード・アッシュマンによるオリジナルの楽曲の美しさも維持している」ともコメントを寄せ、アニメーション版『リトル・マーメイド』へのリスペクトも表した。アリエルの日本語吹替版声優に豊原江理佳アリエル役の日本語吹替版声優を務めるのは、豊原江理佳。2008年にミュージカル『アニー』でアニー役を務めデビューした後、ニューヨークへの留学を経て舞台『ピーター&ザ・スターキャッチャー』やミュージカル『The Fantasticks』『ザ・ビューティフル・ゲーム』などの話題作に出演してきた豊原江理佳による、伸びやかな歌声に注目だ。さらに、木村昴、海宝直人、野地祐翔、浦嶋りんこ、高乃麗、大塚明夫、王林、天才ピアニスト・ますみといった声優陣が集結している。〈映画『リトル・マーメイド』プレミアム吹替版声優〉アリエル…豊原江理佳セバスチャン…木村昴エリック…海宝直人フランダー…野地祐翔アースラ…浦嶋りんこスカットル…高乃麗トリトン王…大塚明夫インディラ…王林タミカ…ますみ(天才ピアニスト)映画『リトル・マーメイド』ストーリー好奇心に溢れ、まだ見ぬ人間の世界に憧れていたアリエルは、嵐に巻き込まれ溺れかけていた人間のエリック王子を救うため、陸へと上がった。運命的にも、長らく憧れを抱いていた世界に足を踏み入れることとなったアリエルは、その世界への思いを抑えきれなくなってしまい、海の魔女アースラからの提案で、恐ろしい取引を交わす。その内容とは、3日間だけ人間の姿になれる代わりに、持ち前の美しい声をアースラに差し出すというものだった……。【作品詳細】ディズニー実写映画『リトル・マーメイド』公開日:2023年6月9日(金)監督:ロブ・マーシャル出演:ハリー・ベイリー、ジョナ・ハウアー・キング、メリッサ・マッカーシー、ハビエル・バルデム、ジェイコブ・トレンブレイ、オークワフィナ、ダヴィード・ディグス音楽:アラン・メンケン、リン=マニュエル・ミランダプレミアム吹替版声優:豊原江理佳、木村昴、海宝直人、野地祐翔、浦嶋りんこ、高乃麗、大塚明夫、王林、ますみ原題:The Little Mermaid
2019年07月07日ボブほど短く切る勇気はない。長らくロングスタイルだった人にとっては、ボブまでばっさり短くカットするのは勇気がいることです。ボブのオシャレな雰囲気は欲しい、でもいきなり短くなるのには抵抗がある。そんなかたには、ロングとボブの中間、”ロブ”がおすすめです!ボブほどカジュアルになりすぎず、程よい色っぽさもありながら、それでいてオシャレ。いいとこドリのベストレングスとも言えるでしょう。 透明感抜群のナチュラルストレートロブ。 鎖骨下の長さで、やや前下がりのストレートロブ。毛先に軽さが出るようにカットしているので、動くたびに柔らかい束感が肩周りを彩ります。 柔らかい質感とツヤ感を演出するため、ミントアッシュベースにグレーパールをミックスしたカラーリングも、涼しげでとっても素敵。透明感とニュアンス感が抜群のクリーンなヘルシーロブスタイルです。 stylist:一色さおり(LOAVE AOYAMA) 70’sを意識したヴィンテージミディアムロブ。 70年代の銀幕を飾った女優のような、ノスタルジックな雰囲気を感じさせるヴィンテージロブ。前髪はスキマと束感を出しやすいカットにすることで抜け感をプラス 毛先は外ハネになるように、軽くアイロンで巻いたら、シアバターを全体になじませて。こなれた雰囲気が漂いつつも、ドキっとさせるような色っぽさも感じられます。 stylist:鈴木成治(LOAVE AOYAMA) しなやかなニュアンスを兼ね備えたスリークロブ。 シンプルなストレートロブは、どんなテイストのファッションにもマッチしやすく、大人女子も挑戦しやすいスタイルです。重すぎず軽すぎない絶妙な質感で、スタイリングもかんたん。 ドライヤーで乾かしたら、オイルをなじませるだけでOK。時間のない朝にスピーディに仕上がるのもうれしいですね。カジュアルすぎないけど、しっかりオシャレ。この絶妙なラインをついてくるのが、ロブの良さでもあります。 stylist:鈴木成治(LOAVE AOYAMA) いかがでしたか?ロングからイメチェンしたいけど、バッサリはいきたくない。そんなかたは、まず「ロブ」に挑戦してみるのもおすすめですよ。 今回ヘアを担当してくださったのは・・・『LOAVE AOYAMA』一色さおりさん一色さんのインスタはコチラ▼『LOAVE AOYAMA』鈴木成治さん 鈴木さんのインスタはコチラ▼ DATA『LOAVEAOYAMA』東京都渋谷区神宮前5-45-8 3F03-6427-7340平日/11:00-20:30土・ 日・祝日/10:00-19:30定休火:月曜日
2018年05月21日ディズニーがロブ・マーシャルに実写版『リトル・マーメイド』の監督をオファーしたという。「Variety」誌などのメディアが報じた。マーシャル監督は現在、『キングスマン』シリーズの脚本家ジェーン・ゴールドマンが書いた脚本を読んでいるところで、年末年始の休みが明けてからオファーへの返事をすることになっているそうだ。同作はすでに音楽担当はミュージカル「ハミルトン」のリン=マヌエル・ミランダ、アニメ版『リトル・マーメイド』の音楽を手掛けたアラン・メンケン、プロデューサーにミランダと『ラ・ラ・ランド』のマーク・プラットが決定している。マーシャル監督は来年のクリスマスに全米公開予定のディズニー映画『Mary Poppins Returns』(原題)でもミランダ、プラットと一緒に仕事をしている。マーシャル監督がオファーを受けることになれば、彼にとって実写版『リトル・マーメイド』は『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』、『イントゥ・ザ・ウッズ』、『Mary Poppins Returns』に続く4本目のディズニー作品になる。(Hiromi Kaku)
2017年12月08日いつも髪型が一緒。ボブ、ロブに飽きが来た方へ。ヘアスタイルがいつも決まって同じになってしまう人。ボブヘアやロブヘア(ロングボブ)は可愛いけど、ちょっと飽きてきている人。たまにはアレンジをしてみませんか?そこで今回は、編み込みアレンジを紹介します。ヘアアクセのリボンも付けたりすると気分一新。いつもよりも少し華やかな気分でお出掛けできますよ。編み込みとねじり編みでできる簡単ヘアアレンジの作り方1. 髪全体をアイロンでざっくり波ウェーブにします。2. 両サイドとバックで、縦に3等分にします。3. 真ん中の毛束を編み込みにします。毛先は輪っかにして留めます。4. 左右の毛束もそれぞれねじり、毛先を輪っかにして留めます。5. 3つの束をひとつにまとめます。6. 最後にリボンを付けて完成!ポイントは、女の子らしい柔らかさを演出する後れ毛♪横から見るとこんな感じに。こめかみともみあげの毛を、後れ毛として薄く残すのがポイントです。サイドの髪が落ちそうなときはピンで留めると良いですよ。ゴールドピンを使うと、飾りにもなって可愛いですね!ぜひ試してみてください。スタイリスト/和田百合子(liberté)
2017年05月19日この夏から早秋にかけて話題を集めたヘアスタイル、ロングボブ=「ロブ」。晩秋に向かうこれからの時季は、その進化系「ウォブ」が流行の兆しです。「ウォブ」とは、ウェービーボブの略。肩か肩下くらいのロブにウェーブをプラスしたオシャレな髪型で、ロブだった海外セレブも、続々ウォブにイメチェン中!◆「ウォブ」ってどんな髪型?まず「ウォブ」のポイントを整理すると・肩から肩下くらいのロブにウェ-ブをつける・ウェ-ブは大きめがマスト・前髪ナシ・あえてスタリングを感じさせない抜け感・フェミニンからゴージャスまでアレンジ自由自在こんな感じ。◆女優に学ぶ「ウォブ」スタイル今、日本でウォブといえば吉田羊さん。「No.1ウォブ女」と言っていいほどのウォブ使いをしています。彼女のすごいところはそのアレンジ力。分け目を変えたり、ウェーブの種類によって雰囲気をチェンジしたりと、まさに女優!という感じです。ヒツジスト(吉田羊ファン)の男性は、彼女の顔や演技力のみならず、その髪型が醸し出すイメージにも好感を持っているようです。Aさん(34歳・IT関連)「羊さんはクールビューティーな印象ですが、この髪型にしてからふんわりした女っぽさが増したなと思います。キレイなおでこを出しているのもいいですね」Bさん(37歳・教育関係)「カジュアルでラフな雰囲気の髪型、ステキです。ロングの女子力高そうな髪型が苦手なので……」◆「ウォブ」はアレンジ自由自在ウェーブの種類を知り、アレンジできれば、あなたもウォブ上級者です。てっとり早くオシャレに見せるには、中間巻き(毛先は巻かない)のゆるいパーマをかけておくのがおすすめ。そして、その日の気分に合わせて「ヘアアイロンでウェーブを作る」「マジックカーラーで毛先を少しカールさせる」「スタイリング剤をもみ込むだけで、ラフなウェーブを出す」など、いろいろ試してみましょう。アレンジの幅が広いのがウォブの最大の特徴と言えます。◎アレンジのポイント・ヘアアイロンを使って、顔まわりを巻く→ゴージャス・マジックカーラーで毛先をワンカール→フェミニン・元のパーマを活かし、スタイリング剤をもみ込む→カジュアル◆前髪がある場合は?ウォブに挑戦したいけれど、前髪ナシはちょっと…という人は、多部未華子さんをお手本にして!こちらは大人っぽい感じになりすぎず、キュートさを強調できます。◎前髪ありウォブの注意点[1] 髪の長さは、やや長めのロブで肩下くらいまで[2] 前髪は、丸顔の人は斜め前髪に、面長の人はしっかりおろして[3] ウェーブを広げすぎない以上のことに注意して、ぜひ魅力いっぱいの「ウォブ女」をめざしてくださいね。髪型が変われば気分も変わるはず。クリスマスまであと2ヶ月……フレッシュな気持ちでいると、出会いのチャンスに恵まれるかもしれませんよ!(文=天野りり子)みんなに好かれる!!魅力アピール術【無料占い】
2015年10月28日ディズニー最新ミュージカル映画『イントゥ・ザ・ウッズ』(2015年3月14日公開)でメガホンをとったロブ・マーシャル監督と赤ずきん役のリラ・クロフォードが、公開を目前に控えた3月3日、4日に来日することがこのほど、明らかになった。2009年にアメリカで公開され社会現象を巻き起こし、その後、日本でも人気を集めたドラマ『グリー』をきっかけに、近年日本で盛り上がりを見せているミュージカル。2012年には、名作ミュージカルをヒュー・ジャックマン、アン・ハサウェイらで映画化した『レ・ミゼラブル』が公開され、多くの鑑賞者から絶賛を浴び、日本でのミュージカル映画の最高興収を記録した。そして、昨年公開され、歴史的なミュージカルブームを作り上げたディズニー映画『アナと雪の女王』。王女と王子が結婚して幸せになるという今までのディズニーのハッピーエンドのイメージを覆して描かれた"現代の愛"というテーマ、また、自ら考え行動する新たなヒロイン像が大人の女性の支持を集め、250億円を超えるヒットにつながった。そのバトンを受け取り、今年3月14日に公開される『イントゥ・ザ・ウッズ』は、赤ずきん、シンデレラ、ラプンツェルなど、おとぎ話の主人公の"その後"を描いた物語。ミュージカル映画『シカゴ』『NINE』や、近年では『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』を大ヒットに導いたロブ・マーシャル監督がメガホンをとり、魔女役でメリル・ストリープ、赤ずきんのオオカミ役でジョニー・デップなど、豪華キャストが多数出演する。ロブ・マーシャル監督が映画プロモーションのために来日するのは、2005年の『SAYURI』以来、10年ぶり。13歳という若さでジョニー・デップと対等に渡り合う名演を見せた赤ずきん役のリラ・クロフォードと共に来日し、日本のファンに本作をPRする。(C)2015 Disney Enterprises, INC. All Rights Reserved.
2015年01月26日“カリスマ”サラ・ジェシカ・パーカーが演じた「セックス・アンド・ザ・シティ」のキャリーの高校時代の役を射止めただけあって、アナソフィア・ロブはまばゆいばかりの輝きを放っている。『チャーリーとチョコレート工場』(’05)でガムを噛んで全身真っ青になってしまう少女を演じたのは11歳のとき。その後、14歳で主演作『テラビシアにかける橋』(’07)を携えて来日したときは“大人びた空気をまとった少女”といった印象だったが、18歳となったいま、若々しさの中に風格さえも漂わせる。当然ながら若きファッションアイコンとして注目を浴びるが、女優としての実力もピカイチ!それを証明しているのがまもなく公開となる映画『ソウル・サーファー』である。左腕を失いながらも再びサーフボードを手に海へと向かう実在のサーファーの役に、彼女はどのように向き合っていったのか?次世代のハリウッドを牽引するであろうヒロインに話を聞いた。「ねえ、これは本当に起こったことなの?」彼女が演じたのは、いまもなお現役のプロサーファーとして活躍するベサニー・ハミルトン。天賦の才をもって生まれ、幼い頃からサーフィンに慣れ親しんできた彼女だったが13歳のとき、サーフィン中にサメに襲われ左腕を失ってしまう。映画では家族や周囲の愛に支えられながら、彼女が再び頂点を目指す姿が描かれる。最初に脚本を読んでアナソフィアが感じたのは、本作が実話であることの重みだった。「エージェントから脚本が届いて、L.A.での仕事へ向かう機内で読んだんだけど、本当に感動したわ。それから監督のショーン(・マクナマラ)と会ったんだけど、脚本はあまりに衝撃的でベサニーが実際に経験したことだなんて信じられず『ねえ、これは本当に起こったことなの?』って聞かずにいられなかったわ」。ベサニーの人間性を自然に演じられる女優として抜擢されたが、実はベサニー本人もアナソフィアこそがこの役にふさわしいと考えていたという。「監督にそのことを教えてもらったときは『ワオ!』って思ったわ。本当に光栄だったし、引き受けることに決めた大きな理由のひとつね。彼女のためにこの役を演じようって決めたの」。当然、アナソフィア自身も劇中で実際にサーフィンを操っている。撮影前からフィジカルとメンタルの両面でトレーニングを積んできた。その内容を聞いてみると、確かに彼女が単に美しくスタイリッシュでキレイな洋服が似合うだけの女優でないことが分かるはずだ。「1日に約4時間、半分くらいは泳いで、残りはストレッチや筋肉トレーニングに費やしたわ。それからベサニーが受けているのと同じ心のトレーニングも受けたのよ。それから、身体機能と効率を高めるための食事制限。でもドーナツだけは我慢できないわ(笑)。撮影現場で目に入ったらついつい食べちゃうの。実際にサーフィンを始めたのは撮影の1か月くらい前ね。週に6日の撮影があって、その合間にフィジカルトレーニングと並行してサーフィンの練習もするのはハードだったわ。出番が多いから大変だったけど、それでも楽しんでやれたわね」。ベサニー本人と過ごした貴重な時間こうしたサーフィンの経験は、ベサニーという役柄に同化する大きな助けにもなったようだ。海へと向き合う瞬間の心の内をこう語る。「誰にも言わなかったけど、正直言って最初はすごく恐怖心があったわ。水の中に何かいるんじゃないかって気がしたの。でも、ベサニーが恐れていないなら私も大丈夫なはずって思うようにしたわ。何度も波にのまれたけど、海を知るにつれて、怖くなくなっていく。そうして気軽に海に入れるようになったの。最後には心が穏やかになって、余計なことは考えずに波を見極めたり、周囲に気を配ったり集中して海に向き合えるようになったわ。そうやって波を待ち続けて、その積み重ねの上で幸運にも波に乗ることができたときは、本当に最高の瞬間よ」。ハワイではベサニー本人と対面し、一緒にサーフィンをした。ベサニー役を演じる上でこの経験に勝るリサーチはなかったとアナソフィアは言葉に力を込める。「ハワイで最初に4日間一緒に過ごし、その後、撮影が始まってから1週間ほど生活を共にしたの。彼女は私のどんな質問にも答えてくれるし、腕のことも包み隠さずに話してくれたわ。できる限りリアルに演じたいっていう思いもあったけど、同時にどこまで踏み込んでいいのか迷いもあったわ。もしかしたら触れられたくないことがあるかもしれないって。でも、会って一緒に過ごしてみたら、それが全く杞憂だったって分かったの。パドリングでみんなに追いつくのだけは困難だけど、それ以外は全くみんなと変わらないのよ。有名人になったことにはいまだに慣れないって言ってたわ。でも180センチもあって見事な金髪でその上、左腕がないから、どうしても目立っちゃうの。脚本を読み込んで考えをまとめて、ハワイに来てからもみんなで話し合ったけど、やっぱり彼女と一緒に過ごせたことが何より大きかったわね」。この新星を輝かせているのはスポットライトやカメラのフラッシュだけではない。何度も波に打ち付けられ、もがきながらも前へと進んで行く姿にこそ、見る者を惹きつける彼女の美しさが隠されている。© ロイター/AFLO特集:ハリウッドニューセレブ特集:『ソウル・サーファー』リアル・ヒロインに会いたい!■関連作品:ソウル・サーファー 2012年6月9日より全国にて公開© 2011 Enticing Entertainment LLC. All Rights Reserved.
2012年06月04日