全世界で300万部(2015年3月時点)と超ベストセラーになっている、小説『ワンダー』。作家・R.J. パラシオさんにお話を聞いた。* **生まれつき顔に障がいがある10歳の少年がいじめや差別を乗り越え、彼らしく輝くまでの1年を追った『ワンダー』。いまや国境も言語も年代も超える名著として広まり、驚くべき奇跡=『ワンダー』旋風を巻き起こしている。物語は、オギーことオーガストが学校に初めて通うことになったところから始まる。一種の異端児である彼を取り巻く子どもたちの反応はさまざまだ。最初の構想では、オギーの視点だけで書くつもりだったが、「次第に、なんでも弟第一になってしまう家庭で暮らす姉ヴィアの生き方や、ランチタイムにオギーと一緒に座るサマーの勇気の裏にあるものを知りたくなりました。オギーの完全な物語を補完するために、複数の視点で綴ることにしたのです」それは同時に、オギー以外はみな外見こそ普通だが、実は悩みのない子はいないことを浮き彫りにする。ちなみに、本書で大きな役割を担うのが、オギーが入学する学校のトゥシュマン校長が挙げる格言だ。「校長が引用した<正しくあるより、親切であれ>はアメリカの心理学士、ウェイン・W・ダイアーの言葉で、この物語のテーマにぴったりだと思いました。本の中でもわかりやすいいじめばかりではなかったように、現実においても、いじめと呼べるほどではない“集団での意地悪”をとてもよく見かけます。親たちはなぜか、あの年頃の子どもは意地悪をするものだと訳知り顔で片付けたがるのですが、私には納得できなかったし、とても不満だったんです。『ピーター・パン』の作者ジェームズ・バリーの『小さな白い鳥』の一節<必要だと思うより、少しだけ余分に人に親切にしてみよう>にあるように、みながもうちょっとだけ優しさを選べば、世界はもっといい場所になると信じています」この本にインスピレーションを受けた人たちによって、いじめ反対のキャンペーンが始まったり、親切運動推進団体が組織されたり。そうした社会現象も生まれていることに、パラシオさんは感動しているそうだ。◇R.J.パラシオ作家。夫と2人の息子、2匹の犬とともに、ニューヨーク在住。アートディレクターとして多くの本に関わる。2012年にアメリカで本書が出版され、デビュー。◇『ワンダー』R.J.パラシオ 学校に入ったオギーに起きる、いいことと好ましくないこと。挫けそうになったときに味方になってくれたのは…。感動的な格言が多数織り込まれている。ほるぷ出版1500円※『anan』2015年10月7日号より。写真・加藤 淳インタビュー、文・三浦天紗子
2015年10月06日マリーナ・ベイエリアの夜空がスクリーンになる光と水のショー「Wonder Full(ワンダー・フル)」。毎晩繰り広げられる贅沢でダイナミックなショーは、マリーナ地区を訪れたすべての者を癒す幻想的な時間。観る場所によって全く異なる表情が見られるのも魅力。光と音楽と水が織りなす東南アジア最大のショー13分間の光と水の壮大なショー「ワンダー・フル」の開発には、3年もの年月が費やされた。「アセアン・ツーリズム・フォーラム」金賞の受賞が裏付けるように、生命の誕生とその連鎖をテーマとしたショーは壮大で、見る者すべてを感動させる。2名のシンガポール人の作曲家と140名ものオーケストラが、美しく奏でる音楽も圧巻。観賞スポット別に見る、全く異なる2つのショーワンダー・フルは、場所によって2つの全く別のショーが観られるのはご存知だろうか。マリーナ・ベイ・サンズの空中庭園より高層ビル群へ向かって放たれるレーザービームの光のショーは、ガイドブックなどでも目にする機会が多い。15本のレーザーと、30機のサーチライト、25万個ものLEDライトが織りなす光の演舞は、近未来を感じさせる圧倒的な迫力。おススメの観賞スポットは、対岸からマリーナ・ベイ・サンズを目の前に臨むOne Fullerton(ワン・フラトン)前。ショーを独り占めしているような吸い込まれる感覚は、何度見ても圧巻!そしてもう一つのショーは、マリーナ・ベイ・サンズのショッピングモール前の「イベント・プラザ」から観る噴水ショー。噴水に投影される映像は、立体的で迫力満点。壮大なオーケストラのBGMに合わせて、生命の誕生や地球のすばらしさを表現する。ArtScience Museum(アートサイエンス・ミュージアム)をスクリーンに映し出される映像も大迫力。ルイ・ヴィトンの店舗の横にある「Event Plaza at the Promenade(イベント・プラザ)」の専用観賞シートは、ショー開始15分には確保しておきたい。前方の席は、風向きによっては噴水の水しぶきが飛んでくるので、カメラや携帯電話を使用する場合は注意が必要。お気に入りの観賞スポットを見つけるのも楽しみこのワンダー・フルに使用されるレーザービームは半径55Kmの範囲にまで到達するため、マリーナ・ベイ界隈のあらゆる場所から光のショーを楽しむことができる。シンガポールで最も高いルーフトップ・バー「1-Altitude(ワン・アルティトゥード)」からショーを見下ろすのも良し、「Lantern(ランタン)」で夜風とお酒を楽しみながら観賞するも良し…※マリーナ地区の絶景を望むバーの紹介はこちら旅慣れた方は、ショーの時間に合わせてリバー・クルーズを利用し、湾内から間近にショーを体感するのもおすすめ。毎晩2回(週末は3回)、無料で楽しめる光と水と音楽の荘厳なショー。滞在中に見つけたお気に入りの観賞スポットから、極上の夜景を楽しみたい。©All photos to Singapore Tourism BoardWonder Full(ワンダー・フル)・住所:12A Bayfront Avenue Singapore 018970 "Event Plaza at the Promenade"、他マリーナ・ベイの各所・営業時間:(日~木)20:00、21:30(金、土)20:00、21:30、23:00・電話:(+65) 6688 8868・入場料金:無料・アクセス方法:マリーナ・ベイへはMRT Bayfront駅、Promenade駅からすぐ。
2015年09月21日ミュージシャンのスティービー・ワンダー(Stevie Wonder)とダンサーの菅原小春が出演するTDKの新テレビCM「なにかと出会う。なにかが生まれる。」篇が、8月17日(一部地域では22日)よりオンエアされている。磁性技術を強みとするTDKが、磁性材料の特徴でもある“引き寄せ合う力”をテーマに制作した同CM。磁性材料のひとつであるカセットテープで、約30年前に同社のCMに出演していたスティービー・ワンダーと、「EXILE」や「SMAP」、安室奈美恵らなど錚々たるアーティストのライブ・ダンサーを務めてきた菅原小春が起用された。CMでは、白い壁のシンプルな空間でスティービー・ワンダーがキーボードを演奏しながら、73年の大ヒット曲「Higher Ground」を歌唱。その演奏と歌声に合わせて、菅原小春がダイナミックなダンスを繰り広げ、ジャンルの異なる2つの才能が“引き寄せ合った”様が収められている。同作について、スティービー・ワンダーは「まるで親戚のような昔からの顔なじみの仲間たちとの再会、そしてそこに加わる新しい家族のような仲間(菅原小春)の発見、この素敵な組み合わせで、最高な気分です」とコメント。また菅原小春も、「お父さんがスティービー・ワンダーさんの音楽をよく聞いていたので、私の体や耳にも自然と染み付いていました。(今回のCMでは)彼(スティービー・ワンダー)の音になれたらいいなと思います。意気込まずに、自然に楽しんでリアルの音を感じられたらいいなと思います」と語っている。
2015年08月21日赤城乳業は「吸う」ガリガリ君をコンセプトに開発した「シャリシャリ君ソーダ」を7月10日から数量限定で発売する。このほど発売する同商品は、従来商品「ガリガリ君ソーダ」の中心部分であるかき氷部分だけをブロー容器に閉じ込めた「吸う」タイプの氷菓。スティックタイプのガリガリ食感とは違った、シャリシャリした食感のソーダかき氷を楽しめる。同商品は2005年と2006年の2シーズンのみ発売され“華麗なる失敗作”として各メディアで特集された伝説の商品「シャリシャリ君ソーダバニラ」に続く商品。その経験をふまえ、今回、新たに開発されたという。商品パッケージのガリガリ君は、小学生の変身ごっこのようにマスクをかぶった「シャリシャリ君」に変化している。同商品は東京都と東北6県のコンビニエンスストアにて数量限定で発売。価格は126円(税込み)。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月10日映画『LOVEまさお君が行く!』で犬のまさお君に抜擢されたラブラドール・レトリーバーのラブが、映画の基となったTV番組でまさお君と同じように各地を巡る“旅犬”を務めることが決定!3月6日(火)にテレビ東京で行われた会見にラブと、同じく旅犬を務めるエルフ、そして相棒として犬たちを引率するお笑い芸人の松本秀樹が出席した。テレビ東京とBSジャパンで愛されてきた動物バラエティ「ペット大集合!ポチたま」のコーナーの1つで、まさお君と売れない芸人の松本君の旅を追いかける「まさお君が行く!!ポチたまペットの旅」。映画は、このコーナーを基に松本君(香取慎吾)とまさお君の絆を描く。まさお君は2006年に引退しその後病死したが、その息子で後を継いだだいすけ君も昨年、天国へと旅立った。これを受け「だいすけ君メモリアル」(全7回)と題してこれまでのだいすけ君の旅を再編集した特別番組が放送されてきたが、3月7日(水)より「ポチたまペットの旅」と改題し、だいすけ君の兄妹犬たちが松本君と旅に出る。ラブはまさお君と直接の血縁関係はないが、映画でまさお君を演じたことから、この旅に加わることが決まった。最初に映画化の話が来たとき、松本君は自身が主演するものと思い「とうとう売れた!と思った」とか…。それでも香取さんが自分の役を演じると聞いて「すごく嬉しかったです」とふり返る。撮影中に香取さんと会う機会があったそうだが「『まさおのことは知ってましたか?』と聞いたら『もちろん』と言われましたが、僕については『知りませんでした』と大声で言われました」と苦笑い。ちなみに2人が対面を果たした12月9日は、まさお君の命日。さらに、香取さんが子犬のだいすけを抱き上げるシーンが撮影された11月29日に、だいすけ君は旅先の病院で息を引き取ったということで「まさおが天国で何かしてるのかも」(番組プロデューサー)という声も。松本君に連れられて会見場に現れたエルフとラブは松本君に飛びかかったり、吠え立てるなど報道陣の前でもやりたい放題。松本君がしゃべろうとするところでマイクを舐めて「これはアイスじゃないんだ!」と叱られる一幕も…。そんなやんちゃっぷりさえも、まさお君とよく似ている点として松本君は楽しげ。特にラブに関しては「スタッフ一同がビックリするくらい、まさお君にそっくり」とのこと。「同じやんちゃさを持っているということで、いい意味でのハプニングを期待してます」と笑みを浮かべていた。「ポチたまペットの旅」はBSジャパンにて3月7日(水)より毎週水曜20:00~放送。映画『LOVE まさお君が行く!』は6月23日(土)より全国にて公開。■関連作品:LOVEまさお君が行く! 2012年6月23日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2012「LOVEまさお君が行く!」製作委員会■関連記事:おバカで天然のまさお君、映画撮影中も珍騒動!?その一部写真を入手!香取慎吾がおバカ犬とコンビ結成!TV発「まさお君が行く!」が映画化決定
2012年03月06日