緑豊かなゴールデンウィークの日比谷公園で、大巻伸嗣、永山祐子、細井美裕によるアートインスタレーションが繰り広げられる「Playground Becomes Dark Slowly」が4月27日(土) から5月12日(日) まで開催される。「Playground Becomes Dark Slowly」は、東京都が実施している四季を通じた花と光の演出によって公園の新しい楽しみ方を提案する「花と光のムーブメント」に、「アート」を掛け合わせる新しい試み。山峰潤也がキュレーターを務め、「公園という都市の隙間の中で変化していく日の光を感じながら、自然への想像力を駆り立てること」をコンセプトに大巻伸嗣、永山祐子、細井美裕が、それぞれインスタレーションを展開する。日中は永山祐子の「はなのハンモック」を中心としたプレイグラウンドが第一花壇に登場。夜の草地広場では大巻伸嗣の「Gravity and Grace」が幻想的な光を放ち、また園内各所には、細井美裕が日比谷公園の音を収集し、再構築したサウンドインスタレーション「余白史」が設置され、一日を通して公園での新たなアート体験を楽しむことができる。大巻伸嗣「Gravity and Grace」(“Art Fair Philippine 2019” “10 days of Art” Manila city, Philippine, 2019)大巻伸嗣による日比谷公園のためのスケッチ永山祐子建築設計「はなのハンモック」CG パース細井美裕「余白史」(サウンドインスタレーション)作品イメージ4月27日(土)、5月4日(土・祝)、5月11日(土) には、光の粒を携えた花一輪を来場者自らが心字池の水辺に浮かべ、「花と光の群像」を作り出す永山祐子によるワークショップイベント「はなの灯籠」も開催。会期中の土・日・祝には、キッチンカーの出店も予定されている。永山祐子建築設計「はなの灯籠」CG パース<開催概要>「Playground Becomes Dark Slowly」会期:2024年4月27日(土)~5月12日(日)会場:日比谷公園時間:9:00~22:00入場:無料・予約不要公式サイト:
2024年04月25日スターツおおたかの森ホール主催『仲道祐子の音楽物語〈ガリバー旅行記〉』が2023年7月8日(土)にスターツおおたかの森ホール(千葉県流山市)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて4月25日(火)より発売です。カンフェティにて4月25日(火)10:00よりチケット発売 公式ホームページ 冒険好きのガリバーが海を渡り、たどり着いたのは小人の国や巨人の国。さらに日本も訪れてしまった、ワクワクでいっぱいの旅行記。カラフルなイラストを映しながら、仲道祐子のピアノ演奏と、楽しいお話で物語りが進んでゆく、目と耳で楽しむ親子のためのコンサートです。自由に、思いきり想像をふくらませて、お楽しみください。公演概要『仲道祐子の音楽物語〈ガリバー旅行記〉』日時:2023年7月8日(土)15:00開演(14:30開場)会場:スターツおおたかの森ホール(千葉県流山市おおたかの森北1-2-1)【第一部】童話「ガリバー旅行記」仲道祐子(ピアノ)&桂幾子(語り)作曲 新田祥子イラスト オノマリコ【第二部】ピアノミニ・コンサート仲道祐子◆メンデルスゾーン: ロンド・カプリチオーソ◆田中カレン:「愛は風にのって」よりラム酒の樽・淋しい料理人・黒いタートルネック・笛吹きと縄文土器・愛は風にのって◆アーロン・コープランド:ユーモリスティック・スケルツォ - 猫とねずみ◆ショパン: スケルツォ 第2番 作品31(※曲目は変更になる場合があります)■出演童話「ガリバー旅行記」仲道祐子(ピアノ)桂幾子(語り)■主催スターツおおたかの森ホール指定管理者MORIHIBIKU共同企業体代表団体アクティオ株式会社■チケットカンフェティHP・TEL 4月25日(火)10:00発売開始前売・当日とも 一般2,800円3歳~小学生1,500円(全席指定、税込)※2歳以下の入場はできません。※お一人様6枚まで。※別途、各種手数料(発券手数料など)がかかります。※車いす席については、スターツおおたかの森ホールにお問合せください。■備考・新型コロナウイルス感染症対策の状況により、販売方法等を変更する場合があります。・お客様都合によるチケットの変更・返金はお受けできません。・最新情報は随時HPにてお知らせいたします。■ご来場のお客様へ・ご来場前に体調を確認し、発熱等のある方はご遠慮ください。■お問合せスターツおおたかの森ホールチケットセンター04-7186-7638(8:30~22:00)※受付時間は変更になる場合があります。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年04月21日【前編】浪曲に魅せられ、空襲を生き延び…99歳の曲師・玉川祐子の半生から続くニコニコと「みかん持っていきな」と食べ物を渡してくれる玉川祐子さん。だが、舞台に上がれば表情もキリリと締まる。三味線を手にする小さな体からは、「イヨーーーッ!」と腹に響く掛け声が。浪曲ーー。「浪花節」とも呼ばれる日本の伝統話芸だ。同じ話芸でも、それぞれ1人で舞台を務める講談や落語と違って、こちらは「語り」を担う「浪曲師」と、それを盛り上げる三味線の「曲師」、2人で芸を作り上げる。今回の主人公は曲師の祐子さん。なんと99歳で、現役最高齢の曲師なのだ。戦前、一世を風靡した浪曲にあこがれた祐子さんは「1人死んだと思って」と父に頭を下げ、飛び込んだ東京で大人気に。2度の結婚、わが子の夭逝、空襲……あらゆる困難を、持ち前の行動力で乗り切った。私は幸せ、と人生を振り返ってそう言い切った祐子師匠に、戦後の活躍を振り返ってもらった。■1度目の結婚では、夫の暴力に耐え続けた同じ師匠に師事していた男性・理一郎さんと結婚し、戦後には4人の子宝に恵まれた祐子さんだが、悩みの種が。それは、嫉妬深く気性の荒い夫の暴力だ。「私も聞かないほうだから、口答えする。すると夫は棒で殴るんだ、自分の手が痛いもんだから。自分の女房をなんでこんなに殴るんだ、っていうぐらい、殴られたし、紐で首を絞められ殺されかけたことも。とてもじゃないけど、この人とはいられない、そう思った。でも、子どものために辛抱したね」さらに、50年代後半、浪曲人気に翳りが見え始めた。60年代も後半になると、人気衰退はますます顕著に。危機感を覚えた業界は70年、浅草に定席「浪曲木馬会(現在の木馬亭)」を設けた。すると、一時廃業していた多くの浪曲師たちが戻ってきた。だが、相変わらず、曲師が足りない。戦後、安定した収入のために一時は三味線を置いた祐子さんだったが、ふたたび声が掛かる。「一度手伝ったら『明日もお願い』『その次もお願い』って言われちゃって。私も三味線、好きですから。しまいには定期券を買って、通うようになったね」懐かしい人にも再会した。玉川派の浪曲師・玉川桃太郎さんだ。年齢は祐子さんより1つ下だが、浪曲界への入門はともに40年。いわば2人は同期だった。「20年ぶりぐらいだった。木馬亭で『姉さん、しばらく』って」このとき、桃太郎さんは続けて不思議なことを言ったという。「『いずれ姉さんに三味線、弾いてもらうことになるよ』って。あっちは何げなしに言ったんだろうけど。思えばそれが縁だったんだね」桃太郎さんの言葉どおり、しばらくすると祐子さんは彼の三味線を弾くようになった。■2人目の夫は穏やかそのもの。「桃太郎と一緒になって、本当に幸せだった」「三味線、続けるなら出ていけ!」祐子さんが曲師としてふたたび多忙になり始めると、嫉妬深い夫はこう怒鳴りつけたという。「『三味線やめて家にいろ』と言うんだ。でも、私は三味線も浪曲も好きだから。それに、曲師が本当に足りなかった。これはもう出ていくしかない、そう思った」祐子さんは家を出て、4畳半一間のアパートで別居生活を始めた。「桃太郎の三味線は弾いてたし、内職もやったけど。一人暮らしとなると家賃、生活費とぜんぜん足りない。だから、千住のやっちゃ場(市場)の喫茶店で働きました」朝4時から喫茶店勤務。正午に仕事を終え、バスに飛び乗り浅草へ向かう。そんなダブルワークをしばらく続けた。「やっぱり育ちがあんまりよくないんだね。借金取りが来たのを見て育ったから。貧乏性なんだ。いまも家でジッとはしていられない」祐子さんの部屋に、あろうことか桃太郎さんが転がり込んでくる。「三味線弾くようになると情が移っちゃうじゃん。ちょこちょこ、ちょこちょこ、部屋に来るようになって。でも、これは罪作りだな~と思った。だって、あっち(桃太郎さん)には女房がいて、私にもクソ親父だけど、娘たちの父親がいたから。だけど、我慢できなかったんだね~。そのうち『俺と一緒になってくれ』って言われて。これは悩んだ。青江三奈の歌じゃないけど、悩んで悩んで、だ」いま風に言えばダブル不倫。越えてはいけない一線を越えた、その理由は、桃太郎さんの穏やかさ、優しさに引かれたから。「やっぱりね、優しい。一緒に暮らすようになっても、私に手をあげるなんて一切、なかった。私が口答えするでしょ。そうすっと穏やか~に『出てけよ』って言うんだ。だけど私が『出ていくとこないよ』って答えると『だったら大人しくしておけ』って。それだけ、それでおしまい」75年、ついに祐子さんの離婚が成立。晴れて2人は夫婦に。このとき、祐子さん53歳、桃太郎さん52歳だった。「子どもたちにも相談したよ。娘は『お母さん、これまで苦労してきたんだから、自分の好きに生きたらいい』って言ってくれた」その後は舞台でも、家庭でも、寄り添うように2人は過ごした。公私ともに支え合い、気づけば桃太郎さんとの生活は、前の結婚生活よりも、うんと長くなっていた。好きな浪曲の三味線を弾いて暮らしたい、それも、好きな人とーー。祐子さんのささやかな願いは、こうしてかなえられたのだった。15年、桃太郎さんは慢性腎不全急性憎悪のため、帰らぬ人に。「入院して、幾日もなく亡くなりましたけど。最後も『元気になって帰ろうね』って声掛けて。そしたら、あの人、な~んも言わずにニッコリ笑って。穏やかな人だったね、最後まで。昔から言うだろ、『本木に勝る末木なし』って。最初の男がいちばんって意味だけど、私の場合は反対だね。桃太郎と一緒になって、本当に幸せだった」しんみりと語る祐子さん。いまも自宅には、桃太郎さんの写真が飾られている。定期的に舞台に立つ木馬亭にも、夫との思い出が詰まっているはずだ。そこで記者は聞いてみた。「いまも近くに、桃太郎さんを感じますか?」と。すると祐子さん、照れ隠しなのか、破顔一笑、こう即答した。「あ!?何もないよ、そんなもの」■芸能人のお気に入りは福山雅治と松陰寺。少女のように話す姿が印象的だった2度目の取材日。記者は祐子さんが一人暮らしを続ける東京都北区の団地にお邪魔した。前出の小そめさん、それに祐子さんの弟子の杉山照子さんが同席し、ガールズトークの花が咲く。小そめさんが聞いた。「師匠、芸能人は誰が好きなんでしたっけ?」すると、祐子さん、「いっつもそればっかし聞かれんだな」と言いながら、どこかうれしそうにほほ笑む。「まずはあれだ、福山、福山雅治。あの人はいいなぁ。あとは、最近だとほら、あれがいるじゃん、松陰寺(太勇)、ぺこぱの。私、ファンなの。あの人は面白いねぇ」祐子さん、気持ちも若いが、体だってまだまだ元気だ。「まずお勝手はぜんぶやるでしょ。お使いも行く。お総菜は決して買わない、ぜんぶ自分で作ります。掃除は……、このごろは、掃除機はかけずに、ひょいひょいっと箒で掃いてごまかしちゃうの(笑)」祐子さんの住まいは2階。屋外での撮影をお願いすると、サンダル履きで団地の階段を軽やかに上り下り。足腰の衰えも見えない。「あとはそうね、ボケ防止にこれ、してるの。両手一緒は誰でもできるけど、これはちょっと難しいよ」祐子さんは左右の手をこちらに突き出すと、互い違いにグー、チョキ、パーを猛スピードで繰り返した。「すごいですね」と、記者が感嘆の声を上げると、うれしそうに笑ってこう続けた。「頭使うのはいいこと、記憶力だっていいんだよ。山手線一周でしょ、それから京浜東北線、高崎線に常磐線……、ぜ~んぶの駅名、こん中に入ってっからね」そう言って、自分の頭を指さして胸を張った祐子さん。そこで記者は山手線の駅名を諳んじることをリクエスト。「よ~し、山手線だな。まず上野、次が御徒町、秋葉原、神田……」興が乗ってきた祐子さん。どことなく浪曲の節のように駅名を並べ続けている。「それから、東京、有楽町、浜松町、田町……」あれ?新橋が抜けた?記者が口を挟むと祐子さん、「あ!」と声を出し、顔を赤らめ頭を抱えた。「あーーー、ダメだ、ダメだ、あ~あ~、自慢になんねえね~(笑)」少女のように恥ずかしがる、アラ100の祐子さん。かわいらしいその姿に、団地の6畳間は、大きな笑い声に包まれていた。
2022年09月11日ピアニスト仲道祐子が、デビュー25周年の記念リサイタルを開く[3月25日(金)Hakuju Hall]。桐朋高校音楽科卒業後ミュンヘン音大に留学。大学院修了後ドイツでの活動を経て、1996年に国内デビュー公演を行なった。25年の節目に掲げたテーマは「原点回帰」だ。「デビューよりも前、桐朋高校やドイツで学んだ頃、音楽をより深く勉強したいと考えるきっかけとなった頃が原点だと思っています。そこを見つめ直し、今後も頑張るエネルギーの素にするための〝原点回帰〟です」ベートーヴェン《ワルトシュタイン》をメインに、メンデルスゾーン、シューマン、リストというドイツ音楽を軸にしたプログラム。巨匠にして名教師でもあった恩師クラウス・シルデの思い出が特に濃厚に詰まっているのがメンデルスゾーンの《厳格な変奏曲》だという。「細かい指づかいなどはあまりおっしゃらない先生が、とても詳しくレッスンしてくださいました。今でも楽譜にそれが残っていて、懐かしく思い出します。先生は普段、書き込みはさせないんです。次に弾く時にそれを違う意味でとらえてしまうかもしれないから。でもこの曲だけは珍しくご自身の楽譜にも書き込みがいっぱいありました。何度も弾き込んだ、お好きな曲だったのだと思います」ドイツもの以外に、田中カレン作曲《愛は風にのって》も聴き逃せない。桐朋出身の作曲者が師の故三善晃の思い出を綴った子供のための曲集。仲道が弾いたCDが2020年にリリースされ、専門誌でも絶賛されている。今回は21曲中6曲を抜粋して演奏する。「私が高校生、カレンさんが大学生だった1980年代、桐朋の学長が三善先生でした。その頃の思い出やノスタルジーが色濃く反映されている曲集です。子供のための作品なので音の数がとても少ないのに、表現している内容はものすごく大人なんです」そのCDを聴いてみると、どこか懐かしい記憶を、彼女たちと違う時間を生きたはずの私たち聴き手も共有できるような気がする不思議な感覚。「作品が生まれ演奏される時、人と人の歴史が擦れ合う」ということを、かつて三善晃その人が書いていたのを思い出した。プログラム全体にはもうひとつメッセージを込めた。「明るく前向きな気持ちになれる曲を選びました。閉塞感が漂う毎日、とても素敵なHakuju Hallの空間で非日常を堪能して、また日常に戻って元気に明日に向かっていただきたいと思います」(取材・文:宮本明)
2022年01月24日『人気モデル五明祐子氏トークイベント』開催概要2019年11月3日(日)、千葉そごう店 2F キートゥースタイル内 集英社 FLAG SHOPにおいて、『人気モデル五明祐子氏トークイベント』が開催される。同イベントは、集英社 FLAG SHOP千葉そごう店のオープンを記念して開催されるもので、五明祐子氏が、こなれ感を出すテクニックや、購入して良かったアイテムなどを紹介する。集英社 FLAG SHOP千葉そごう店の営業時間は10:00から20:00まで。イベントの入場開始時間は12:45。開催時間は13:30から。参加費は無料。イベントへの応募は、集英社 FLAG SHOPにて、10月21日(月)23:59まで受け付ける。カジュアルファッションを得意とする五明祐子氏五明祐子(ごみょうゆうこ)氏は、ranchに所属し、モデルとして活動。『LEE』、『Marisol』、『GLOW』などの女性誌や、日本テレビ『ヒルナンデス!』、テレビCMなど幅広い分野で活躍している。オフィシャルInstagramのフォロワー数は77,000人以上。オフィシャルブログのフォロワー数は13,000人を超えている。著書には「永遠にカジュアル好きcoordinate200」がある。(画像は五明祐子オフィシャルブログ「オキラクDays」より)【参考】※集英社 FLAG SHOP※五明祐子オフィシャルブログ「オキラクDays」※五明祐子オフィシャルInstagram※ranch
2019年10月15日ジメジメまとわりつく湿気に、どんよりとした空。雨の日は確かに憂鬱だけれど、身近に美しいものがあれば沈みがちな気分がパッと明るくなるはず。梅雨のこの時期は、凛とした傘を眺めながら雨を楽しむ工夫をしてみましょう。 『Bon Bon Store(ボンボンストア)』のデザイナー・井部祐子さんが生み出すのは、「いま、私がほしいもの」をコンセプトにした傘やバッグなどの小物アイテム。なかでもおすすめは、使うたびに愛着が湧く傘。シンプルながらも印象的で美しいテキスタイルに、天然木のハンドルのあたたかさ、閉じたときも凛と佇むフォルム……と、大人に似合う要素が揃っているのです。 いつまでも眺めたくなる最愛の1本。ドレス・ゴートンチェック 長傘(傘部分58㎝、全長82㎝)¥20,000/Bon Bon Store(ギャラリー・ミュベール)スコットランド北部で誕生した、格子柄の織物といえば「タータン」。この伝統的なテキスタイルは、時代に沿って進化を重ねながら、今では世界中で愛される柄となっています。 ネイビー×グリーンのベースに、ホワイトの太いラインとイエローの細いラインが入ったこのエレガントなこのチェック柄は、「ドレス・ゴートン」と呼ばれるタータンのこと。16〜17世紀初頭、スコットランドで勢力をふるったゴートン家が、女性の正装用として使っていた格式高いタータンです。そんな「ドレス・ゴートン」を傘地に使ったこの長傘は、広げた途端に華やかな空気が広がり、アクセントに入っている明るい色のおかげで顔写りをよく見せてくれます。 細部にまでこだわった作りも魅力のひとつ。例えば、つゆ先や石突き、留め具や傘骨などには、ゴールドメッキが使われていて、タータンチェックにゴールドが映えて高級感もたっぷり。また、傘のフォルムを決める「骨」には、鉄骨を使っているのも特徴。広げたときの傘地の張りが美しく、たたむとスリムに。ほっそりとしたフォルムだから、傘立てに置いたときの佇まいも品良くみえます。 いつも手に触れる部分には、天然木を使用するというこだわりも。握りやすいフォルムとなめらかな質感の「ハンドル」には、国産のエゴノキを。広げたときに見える傘の「中棒」には、木目が美しい国産の白樫が使われていて、木の持つあたたかみを感じることができます。 景色を明るくしてくれる折りたたみ傘。折りたたみ傘(傘部分55㎝、全長68㎝) 各¥12,000/Bon Bon Store(ギャラリー・ミュベール)突然の雨にも対応できる折りたたみ傘は、外回りが多い人こそ持ってほしいアイテム。『Bon Bon Store』の折りたたみ傘はコンパクトながら、傘骨の長さに対して中棒を短めに設計することで、さしたときに雨が降り込みにくい工夫がされています。また、傘骨を一般的な折りたたみ傘よりも少ない「6本」にすることで、濡れた傘をたたむ作業が格段に楽になりました。 ベーシックカラーもありますが、どうせなら気持ちが明るくなるカラーがおすすめ! 目を引く美しい発色の傘地には、「ミラトーレ」と呼ばれる傘専用に開発された強力撥水生地を使用。雨をコロコロと弾いてくれるから、傘をたたむ前にひと振りするとさっと水を切ることができるのです。同じ生地で作られた付属の収納袋は、ささっと出し入れできるように少しゆとりのある大きさに考えられているのも、女性デザイナーならではの心配り。こちらのハンドルや石突きには、国産の真竹が使われています。 シックな1本があればいい。長傘¥11,000/Bon Bon Store(ギャラリー・ミュベール)大人の気品を感じさせるこのシンプルな長傘。こちらも折りたたみ傘同様に、強力撥水素材の「ミラトーレ」が傘地に使われています。この「ミラトーレ」は、水を弾く力が大きので、雨粒が当たるたびに響く雨音が美しいのも魅力。この心地いい雨音を聞いていると、雨の日が楽しみだった子どもの頃を思い出すはず。深みのあるカーキだからコーディネートしやすく、ハンサム派におすすめの1本です。 確かに雨の日のお出かけは大変だけれど、雨に濡れて輝く木々や生き生きと咲く紫陽花を眺めたり、傘が奏でる雨音に耳を澄ませたりと、雨の季節ならではの楽しみ方はたくさんあります。そこにお気に入りの傘があれば、雨の日がもっと好きになるはずです。 ギャラリー・ミュベール03-6427-2162:Masahiro Arimotostyling:Yumika Asai hair&make:Daisuke Yamada(Cake)model:Kurumi Emond(BE NATURAL)text:Kisae Nomura
2018年06月17日梅雨、そして夏に向かっていくこの季節の強い日差し対策に、毎日のように使うのが傘。「どうせすぐになくしてしまうから……」と、洋服やアクセサリーにはこだわっても、傘はあえていいものを使わないという人も少なくないと思います。でもアラフォー世代の女性ならきちんとした傘を持って、さらにおしゃれとしても楽しみたいもの。そこで、シンプルなものから着こなしのポイントになる柄ものまで、幅広くオリジナルの傘作りをする「Bon Bon Store(ボンボンストア)」のデザイナー・井部祐子さんに、雨傘と日傘の選び方、楽しみ方を教えていただきました。まず、「日傘」と「雨傘」は使い分けるべし15年前に独立し、傘を中心にバッグやアクセサリーなどをデザインする井部さん。「ボンボンストア」の傘は、木製のハンドルが特徴的です。「理由もなく、とにかく傘が好き。デザインを始めた当初はエレガントなものや柄が長いものなどが主流で、自分の欲しい傘がなかったんです。そうして”いま、私が欲しいもの“をコンセプトに作り始めました。ハンドルには、竹や葡萄、楓、栗、樫、椿などの木を使っています。何年も使っていると生地はダメージを受けて色褪せたりするのですが、ウッドハンドルは逆にツヤが増して輝いてくるので、そのバランスを楽しんでもらえたら」と井部さん。木は肌の色にも近いので、全体の色バランスの調整役になるのだとか。生地を染色する際も、黒は墨黒にしたり、ネイビーやブラウンなどもあえてビンテージ風の仕上がりになるような染色にするなど、色にもこだわっているのだと言います。また、最近は「日傘」と「雨傘」をきちんと分けて使う方が多いそう。「晴雨兼用は便利ですが、どうしても汚れやすくなります。日傘でも撥水加工はしているのですが、雨の日に使ったときは必ず日陰干しして。きちんと手入れをしないとシワやカビの原因にもなります。また折りたたみの傘は底の布が重なった部分がダメージを受けやすいので、袋に入れて持つようにしましょう」大人女子の「日傘」の選び方・楽しみ方「紫外線カットの日傘もありますが、地面からの反射もあるので100%カットとは言えないのが現実です。私は、日傘は暑さから守るもの、涼しさを演出するものと考えています。だから麻のネップ感、透け感のあるレース素材、楽しいプリントでテンションを上げられるようなものを選びたいですね。ボンボンストアでは麻やレース素材は基本的に日傘なのですが、白や薄い色を選ぶとレフ板効果が高く、顔色がきれいに見えます。柄ものでも白い部分が多いものなら、明るく見えるのでおすすめですよ」(井部さん)また雨傘が53cmであるのに対し、日傘は47cmと小ぶり。みんなが差す雨傘とは違い、日傘は気をつけて持たないと邪魔になるため、できれば雨傘と分けた方がいいそう。「自然が多い場所で、黒い日傘を使うと目立ってしまいます。景観を大切に、自然になじむ色、クリーンな印象の白、ベージュ系、グリーン系を使うのも大人の女性のたしなみですね」(井部さん)大人女子の「雨傘」の選び方・楽しみ方また、雨傘は、使用している生地によって違う雨音を楽しむのもひとつ。傘用に作られた高密な織りの生地は、雨音が軽やかで弾けるようないい音がするのだそう。雨音がいい音だと、雨の日のお出かけも楽しくなりそうですね。プリント柄の傘がほしいという人には、着る服やバッグに使われている色と、どれか1色同じ色で選ぶと、柄ものと柄ものでも意外と合うのだそう。「例えば南仏のソレイヤードをイメージした「Frog」という傘は5色入っているのですが、このうち1色でも入っている服ならそんなにおかしなことにはなりません。またソレイヤードはインドのブロックプリント技法からから発展したものなので、インドプリントの洋服とも相性がいいんですよ。気分を上げるためのプリントや色を選ぶのも楽しいですよね」と井部さん。また、井部さんがおすすめする、傘の楽しみ方をもうひとつご紹介。お気に入りのハンカチやスカーフを持ち手に結ぶのがマイブームだそう。いつもとは少し違う傘の表情が楽しめるので、ぜひ試してみて。お店で「傘を」選ぶときのコツ最後に、傘の選び方について井部さんからアドバイスをいただきました。「実際に広げて差して、鏡で見て合わせるのが基本です。たくさん差して、自分に合う色やテイストを探してみてください。1本目に選ぶ傘は、持っている洋服の中で一番多い色でベーシックなものをおすすめしています。持っていて落ち着く色のシンプルな傘を選び、その次に遊びの傘を。もし長く使いたいなら、最低5本くらいの傘をローテーションで使うと、軽く10年は使えると思います。もし迷ったら、好きな色やテキスタイルを選ぶのがポイント。似合うかどうかは別で、差しこなせるかどうかで選んでみて。そのときは失敗したと思っても、気になって買ったものはクローゼットで寝かせて、“いつかこの傘を差してこの洋服に合わせておでかけする”と、妄想するのも密かな楽しみになると思いますよ」ファッションの一部として傘を選べば、雨や日差しも楽しみになるかも。ぜひお気に入りの1本を探してみてください。【取材協力】Bon Bon Store(ボンボンストア) 【展示情報】6月のみたてもの「BonBonStoreの傘」会期:2015年6月28日(日)まで営業時間:11:00〜19:00 月曜休み会場:shop MITATE 東京都港区西麻布3-16-28ル・ベイン1F 「Bonne journee!」会期:2015年7月7日(火)〜7月13日(月)営業時間:10:00〜20:00 無休 最終日18:00まで会場:松屋銀座7F デザインギャラリー1953お問い合わせ:03-3567-1211(大代表)
2015年06月24日伊勢丹新宿店が、梅雨シーズンに向けた雑貨アイテムの展開を強化している。同店本館1階婦人雑貨売場では、デザイナー・井部祐子が手掛ける傘、イタリア発「ピエールマントゥー(Pierre Mantoux)」の“張り付きにくい”ネットタイツを紹介するほか、伊勢丹オンラインストアでは、デンマークのレインウェアブランド「レインズ(RAINS)」を期間限定で展開する。井部祐子が手掛ける小物雑貨ブランド「ボンボンストア(Bon Bon Store)」からは、素材やディテールにこだわった傘を展開。ハンドルに楓やバンブーを使用した傘や鳥やカエルなどがプリントされた長傘(1万6,000円)、晴雨兼用の日傘(1万2,800円から)などを販売する。店頭展開は6月16日まで。イタリアのレッグウェアブランド「ピエールマントゥー」からは、足を細く見せる極細ネットタイツ“マイクロネット(MICRONETTE)”(ナイロン75%、ポリウレタン25%、3,500円)が、ベージュ、ライトベージュ、グレージュをはじめ14色で展開。ピタッと脚に沿うフィット感は、通気性が良く、梅雨のシーズンでも張りつかず、履き心地も快適だという。このほか同店では、オンラインショッピングのレインアイテム展開も強化。伊勢丹オンラインストアでは、レインウェアブランド「レインズ」を6月24日まで取り扱う。同ブランドは、14年から日本で本格的に販売をスタート。雨具という機能性に、北欧らしいミニマルなデザインを掛け合わせたウェアを展開している。同オンラインストアでは、ロングジャケット(1万3,000円から)、カーブジャケット(1万4,000円から)などを販売する。
2015年06月11日建築家・永山祐子の展覧会「建築から始まる未来-豊島×横尾忠則、宇和島×束芋×ほしよりこ-」が、東京・表参道のジャイル(GYRE)内アートスペース、アイ・オブ・ジャイル(EYE OF GYRE)で開催されている。11月24日まで。入場無料。本展では、今夏永山が手掛けた瀬戸内海周辺での二つのアートプロジェクトを、映像や写真、建築模型を用いて紹介。建築やアートのエネルギーによる地域再生を目指し、新たなコミュニティーを創造する取り組みとして話題となったプロジェクトのビジョンを提示する。一つ目の「豊島横尾館」は、現代美術家の横尾忠則の絵画作品「原始宇宙」の平面作品11点と、円塔の中や庭園でのインスタレーション作品、建築と一体となった美術館。もう一つの「AT ART UWAJIMA 2013」からは、作家の司馬遼太郎らが滞在したことでも知られる1911年創業の宇和島の老舗の「木屋旅館」をリノベーションするというアートプロジェクトを紹介。畳の一部をアクリル板にし、欄間(らんま)や壁、天井などに漫画家・ほしよりこが書く小説に基づき現代美術家の束芋が制作した映像が映し出された。他にも、宇和島のアーケードにある文具店をリノベーションしたプロジェクトや、 理想の街をつくる観客参加型の展示も登場する。会期中の11月17日には、永山と束芋によるトークショー「建築×アートの可能性」も開催。司会は、アートダイナミクスの生駒芳子が担当する。また関連商品の販売も実施。「AT ART UWAJIMA 2013」のために書かれた、ほしよりこの小説「そういう事がずっと続く」(700円)、束芋デザインの「宇和島Tシャツ」(2,500円)、宝飾品にならない真珠を蘇らせた「リパール」で作った、ほしよりこ、束芋、永山祐子監修のオリジナル限定商品などがそろう。
2013年11月08日幸せご報告NHKの青山祐子アナウンサーが、2012年3月5日午後3時8分に、都内の病院で第1子の男児を出産したと、神田うのが自身のブログで本人に代わり報告した。青山アナの友人の神田うのは、「幸せご報告」というタイトルで3月6日にブログで発表した。生まれた新生児は3418gと少し大きめで元気だそうだ。結婚は昨年1月に。青山アナは医療福祉関連会社の役員と2011年1月に結婚を発表し、9月には妊娠5カ月であることが明らかになっていた。青山アナはトーク番組「スタジオパークからこんにちは」の1月20日放送の司会を最後に務めて産休に入った。元の記事を読む
2012年03月06日