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おうちで作るお酒の定番といえば梅酒ですよね。甘酸っぱさがおいしく、女性にも人気のお酒のひとつですが、そのアルコール度数は意外に高いんです。市販品も多く販売されていますが、ブランドによってそのアルコール度数は異なるんですよ。 そこで今回の記事では、自家製梅酒と市販品の梅酒のアルコール度数の違い、アルコール度数を下げられる梅酒の割り方、自家製梅酒の作り方などについてご紹介します。冷たくしても温かくしてもおいしく飲める梅酒は、一年中楽しめるお酒ですよ。■【自家製編】梅酒のアルコール度数家庭でも簡単に作れるお酒の代表格である梅酒。せっかく作るならと、多くの量を一度に作ってしまいがちですが、アルコール度数は意外にも高いので飲み過ぎには気をつける必要があります。・他の醸造酒よりも高い自家製の梅酒を作る場合には、緑色の梅にホワイトリカーを注いで作る方法が一般的です。このホワイトリカーのアルコール度数は35度程度。漬けていくうちに、梅の成分が少しずつ溶け出すため、最終的なアルコール度数は20度前後といわれています。ビールのアルコール度数は5度前後、ワインは14度前後、日本酒は16度前後ですので、これらのお酒のよりも自家製梅酒はアルコール度数が高いお酒なんです。飲みやすいお酒ですし、お家に常備しているからといって多量に飲んでしまうと、酔いが回ってしまう危険性もありますので注意が必要ですね。・ホワイトリカーなら長期保存も安心自家製の梅酒を作るときに使うお酒は、アルコール度数が35度のホワイトリカーが一般的に好まれます。このホワイトリカーの正体は、無色透明で味わいにクセがなく、果実酒を作るのに適した焼酎です。アルコール度数35度は、ほかと比べても高いことが分かるように、殺菌作用が強く、長い間梅酒を自宅で保管していても、カビてしまったり、腐る可能性が低いです。一度梅酒を作ったら、その保存期間による味の変化も楽しみたいですよね。しっかりとアルコール度数が高いホワイトリカーを選ぶことで、安心して長期保存できます。ただし保存する環境によっては、いくらアルコール度数が高いお酒を使ったとしても、カビなどが発生してしまうこともあります。少し味見をした際に、舌にアルコールとは違うような刺激を感じたら、菌類が容器のなかで繁殖してしまっている可能性もあります。お腹をこわしてしまうかもしれませんので、飲まないようにしましょう。・20度以上なら酒税法違法にならないホワイトリカー以外のお酒を使っても、梅酒を作ることはできます。たとえば、ブランデーやジン、泡盛、ラム酒、日本酒などが梅酒作りには使われます。特にブランデーで作ると、ホワイトリカーよりも、よりコクが強い梅酒を作ることができますよ。お好みで選んだり、複数のお酒で作ったりして、飲み比べをするのも楽しいですね。ただ、ここで気をつけてほしいことは、使うお酒のアルコール度数。必ず20%以上のアルコール度数のお酒を使うようにしましょう。20度未満のお酒を使って梅酒を作ると、酒税法に違反してしまうため、ここだけは守ようにしましょう。・1日に飲んでも良い量は?梅酒は、アルコール度数が高いのと砂糖がたっぷりと入っているため、1日に多くの量を飲むことはおすすめできません。1日のアルコールの適正量は約20gとされています。アルコール度数が20度の自家製梅酒の場合には、125ml程度が適正量です。梅酒は飲みやすく、さまざまな割り方で楽しめるので、ついついたくさん飲んでしまいますが、その総量には注意したいところです。■【市販品編】CMが有名な梅酒のアルコール度数市販品でも、さまざまな梅酒が販売されていますよね。ここからは、市販品の梅酒のアルコール度数をご紹介します。・チョーヤ「梅酒紀州」国産梅を100%使用した「梅酒紀州」。梅の実が入ったタイプや、紙パックや瓶のタイプなど、幅広いラインナップで販売されており、自分好みのものを探せるのも嬉しいところです。定番商品でクセが少ない味わいのため、炭酸割りや紅茶割りなど、どんな割り方にも良く合います。「梅酒紀州」のアルコール度数は14度なので、自家製の梅酒と比べると6度程度低いです。・チョーヤ「さらりとした梅酒」チョーヤを代表する梅酒である「さらりとした梅酒」。ブランデーが入った梅酒で、バランスが取れた飲みやすいお酒です。甘みがしつこくないので、さっぱりとお酒を楽しみたいときにぴったり。お値段がお手頃なのも嬉しいポイントです。こちらのアルコール度数は10度。ビールよりは高く、ワインよりは低い程度のアルコール度数ですね。・チョーヤ「ウメッシュ」本格的な梅酒を炭酸水で割ったお酒「ウメッシュ」。こちらも定番の梅酒ですよね。お手軽に、おうちで梅酒の炭酸割りを楽しむことができて、本格的な梅酒の味わいと、シュワシュワした喉越しが楽しいお酒です。梅酒がストレートで入っているわけではないので、そのアルコール度数は低めの4度。ビールと同程度くらいのアルコール度数だと捉えておくと良いですね。・サントリー「澄みわたる梅酒」「サントリー」の独自製法で作り上げる透明な「澄みわたる梅酒」。アルコール度数は10度です。甘さ控えめのみずみずしい味わいが特徴で、どんな食事にも合わせやすいですよ。さらに炭酸などで割ることで、アルコールが苦手な方でも、飲みやすく梅酒を味わえます。■度数を下げて飲みやすくする!梅酒の割り方意外にもアルコール度数が高い梅酒。いろいろな割り方で、アルコール度数を下げて楽しむのをおすすめします。・ロックまずは、氷だけを入れて飲む梅酒のロック。大きめの氷を使ってロックを作ると、少しずつ氷が溶けていくので、味の変化をゆっくりと楽しむことができます。大きな氷とガラスの酒器を用意すると、見た目も優雅でゆったりとした気持ちで梅酒を味わえます。ロックの場合には、それほどアルコール度数は下がりませんので、少しずつ飲むと良いですね。・水割りお次は、氷と水を入れた梅酒の水割り。水割りのおすすめの比率は、梅酒:水=6:4です。水割りを作るときには、水とグラスをしっかりと冷やしておくと、よりおいしく水割りを楽しめます。・お湯割り寒い時期に楽しみたいのが、梅酒のお湯割り。梅の香りがふわっと鼻の奥に広がります。割り方の比率は、梅酒:お湯=5:5がおすすめ。このときに使うお湯は熱湯ではなく、70度程度のお湯が良いでしょう。寝る前に少しだけ梅酒のお湯割りを飲むと、身体がぽかぽかしますよ。・ソーダ割り炭酸水で割るのもおすすめの飲み方。「ウメッシュ」などのようにソーダ割りが商品化されているものもありますよね。梅酒はそのまま飲むと甘いお酒なので、シュワシュワの炭酸で割ることで、さっぱりと楽しむことができるんです。特に暑い時期などにおすすめの割り方です。・コーラ割りいろいろなお酒の割り方に使われているコーラは、梅酒と割ってもおいしく楽しめます。梅酒とコーラの割合は4:6がおすすめ。コーラの味を強くすることで、ちょっと独特でクセになる味わいを楽しめます。・オレンジジュース割りカクテルのように梅酒を楽しむには、梅酒のオレンジジュース割りがおすすめ。梅酒が持っている甘酸っぱさとオレンジの酸っぱさがマッチします。梅酒もオレンジジュースも甘い飲み物なので、甘いお酒が好きな方には特におすすめの割り方ですよ。・紅茶割り意外にも、紅茶のさっぱりとした味わいは、梅酒と良く合います。甘くせずに梅酒を楽しみたい場合には紅茶割りがおすすめですよ。割り方の比率は、紅茶:梅酒=1:1。このときに使う紅茶は市販のアイスティーでも良いですが、温かい紅茶で割ることで、冬にぴったりの飲み物にもなります。無糖の紅茶を使うことで甘さが抑えられるので、ご飯と一緒に楽しむお酒としてもぴったりですよ。・カルピス割り梅酒と「カルピス」を同量混ぜ合わせ作る、梅酒のカルピス割りも人気です。甘みが強い割り方なので、カクテルのように飲むことができるんです。食前酒や寝る前のお酒にぴったりですよ。さらにこのカルピス割りに炭酸水などを混ぜると、よりすっきりと飲むことができます。・緑茶割り意外に相性が抜群なのが緑茶割り。梅酒と緑茶を同量で割るのがおすすめです。梅酒の甘さが、緑茶の風味でさっぱりとします。夏の暑い時期に冷たい緑茶で飲むと、爽やかですよ。・牛乳割りヨーグルトのような味わいが楽しめる組み合わせが、梅酒の牛乳割り。まろやかな味わいのお酒です。梅酒30mlに対して、牛乳は150ml程度を目安に合わせると良いですよ。■家でも飲める梅酒の作り方いろいろな割り方が楽しめる梅酒なので、おうちでも梅酒を作ってみたいですね。ここからは自家製梅酒の作り方について簡単にご紹介します。・作る前に準備するものまずは、梅酒を保存するために必要な保存容器を選ぶ必要があります。可能であれば、ガラス製やホーロー製の保存容器を使って作ることがおすすめです。梅酒を作ってから一年程度で飲みきる場合には、プラスチック容器でも問題ありませんが、何年もかけて味を楽しみたい場合には、ガラス製を用意しておくと良いですね。そのほか、梅酒に使う梅の下準備も必要です。その方法も簡単にご紹介しますね。緑色の青梅の場合には4〜8時間、黄色の梅の場合には2〜3時間水に漬けます。これで梅のアクを抜きます。水を切って、さらにひとつひとつの梅の水分を拭き取ります。このときに水分が残っているとカビなどの原因になるので、しっかりと拭き取るように気をつけましょう。最後につまようじなどを使って、梅の実のへたをとります。これで梅酒に使う梅の下準備は完了です。・自家製の梅酒の材料梅酒に使う材料は次の通りです。・お酒(アルコール度数20度以上のもの) 360ml・下準備をした梅 200g・氷砂糖 100g・清潔な保存容器 500ml程度この時のお酒は、アルコール度数が35度のホワイトリカーが一般的ですが、そのほかブランデーやジン、日本酒などを使ってもおいしい梅酒を作ることができます。梅酒に使う梅を選ぶ時は、梅の周りにキズなどがなく、ツヤがあるものを選びましょう。大きい実を使うと梅の果汁が出やすくなるので、より梅の味を強く感じられる梅酒が作れますよ。また砂糖には、氷砂糖を使うことが一般的ですが、はちみつや黒糖などを使ってもOK。お好みのものを選んでくださいね。・自家製の梅酒の作り方自家製の梅酒の材料を揃えたら、早速梅酒を作っていきましょう!繰り返しになりますが、梅酒に使う梅は下準備が必要ですので、前日までに用意しておくと良いですね。保存容器に下準備をした梅と氷砂糖をいれるお酒を入れてフタをするときどき容器を揺すり、味を馴染ませる飲み頃になったら完成漬けてから3ヶ月くらいで、あっさりとした味わいの梅酒が楽しめるようになります。お好みですが、半年〜1年程度経った頃が一般的に飲み頃と言われていますよ。漬ける期間によって変わっていく味わいを飲み比べても楽しいですね。■料理にもスイーツにも!梅酒を使ったアレンジレシピ梅酒はそのまま飲むだけではなく、料理やスイーツに使って楽しむこともできるんです。梅酒を使ったアレンジレシピもご紹介しますね。・梅酒シャーベットまずは、梅酒シャーベットからご紹介。簡単に作れる大人のおやつです。材料(4人分)梅酒150ml水100ml梅酒の梅2~3個下準備梅酒の梅は種を取って刻んでおく。作り方手順1:バットに梅酒、水を入れてよく混ぜ合わせ、ラップをして冷凍庫に入れる。1時間位して固まったらフォークで崩す手順2:よく冷やしたグラスに1と刻んだ梅と盛り合わせる甘くて食べやすいですが、アルコールが入っていますので、お子さんやアルコール摂取を控えている方が間違って食べないよう気をつけましょう。・梅酒の屑ゼリー材料(4人分)梅酒350ml葛粉30g砂糖大さじ2梅酒の梅4個金箔適量作り方手順1:鍋に砂糖、梅酒、葛粉を加えてよく混ぜ合わせる。木ベラでよく混ぜながら中火にかけ、少し固まってきたら弱火にしてさらに練り混ぜる手順2:トロミがついてきたら火から下ろし、鍋底を氷水にあてて粗熱を取る手順3:器に梅酒の梅を1個ずつ入れて(2)を注ぎ、ラップをかけて冷蔵庫で冷やし、金箔を飾る※調理時間に冷やす時間は含まれていません■梅酒は飲みやすく、割り方もいろいろ種類別の梅酒のアルコール度数や自家製梅酒の作り方、そして梅酒の割り方についてご紹介しました。梅酒は市販品もおいしいですし、自宅でも簡単に作ることができます。おうちで作る場合には、お酒の種類を変えたり、砂糖の種類を変えたり、保存期間を変えることでいろいろと自分好みの梅酒を作ることも可能です。また梅酒は、さまざまな割り方で楽しむことができます。定番の炭酸割りだけではなく「カルピス」や牛乳、紅茶などいろんなもので割ってみると、アルコール度数も下がり、飲みやすくなります。そのほかお肉の煮込みなどにも使えますので、ぜひおうちに梅酒を常備されてはいかがでしょうか。アルコール度数は高いので飲み過ぎには注意ですが、お気に入りの飲み方を見つけてみてくださいね。
2021年02月20日「黒霧島」という焼酎をご存じでしょうか? 8年連続焼酎部門売上第1位という記録を持つ『霧島酒造』の芋焼酎です。芋焼酎なのに、芋くさくなく「トロッと キリッと」のキャッチコピーどおりトロッとした甘みとキリッとした後味のよさが特徴の焼酎です。芋焼酎というと男性のイメージが強いですが、女性ファンも多い「黒霧島」の魅力を見ていきたいと思います。■「黒霧島」はどんなお酒?芋焼酎好きはもちろんのこと、芋はちょっと苦手という人もとりこにした「黒霧島」はどんな焼酎なのでしょう。 ・原料「黒霧島」の原料は南九州の新鮮な『黄金千貫(こがねせんがん)』というでんぷん質豊富なさつまいもです。 ・味わい甲類焼酎のように香りがほとんどないというわけではないのですが、芋くささではなく香ばしさとほのかな甘みが感じられる味わいです。芋は苦手という方には、芋焼酎といわずにすすめてみるとお気に入り焼酎に加えてくれそうです。 ・霧島裂罅水を使用している『霧島酒造』が使用する焼酎づくりに欠かせない水は、都城盆地の地下岩盤の割れ目から噴き出した天然水『霧島裂罅水(きりしまれっかすい)』です。『霧島裂罅水』は、霧島山脈に降った雨が、シラス層や火山灰土壌などで自然のろ過作用を受け、地下深くに蓄えられた名水です。適度のミネラルと炭酸ガスがバランスよく含まれた天然水で、味はピュアでまろやか、鉄分をあまり含んでいないので酵母菌の発酵にも最適で「黒霧島」の源泉ともいえます。そして宮崎県都城市の自社工場で作られた黒麹で仕込まれたのが芋焼酎「黒霧島」です。■「黒霧島」のカロリーや度数おいしい「黒霧島」、健康的にも優れているとうれしいですね。カロリーや糖分はどうなのでしょうか。 ・アルコール度数は2種類ある「黒霧島」は20度と25度の2種類あります。ちなみにアルコール度数20度、25度に関わらず使用している焼酎の原酒は36~37度です。それを調整するのに蔵元の仕込水で割り水を行うのです。つまり1升瓶で見たときに、アルコール度数20度と25度では、入っている原酒の量が異なるということになります。アルコール度数20度と25度ではどちらがおいしいかという疑問がうかびますが、どちらも同じ「黒霧島」の原酒を使用して「霧島裂罅水」で仕込んでいるのでどちらがおいしいという答えはないでしょう。飲み方によっては、どちらがおすすめか、と考えることはできそうです。例えば度数の低い20度の「黒霧島」はロックやストレートで、度数高めの25度の「黒霧島」は水割りやお湯割りで楽しむなど飲み方を変えてみるのはどうでしょうか。また25度でいつも飲み過ぎてしまう方は20度にしてみると飲む量は同じでも摂取するアルコール量は減らすことができますね。一度25度と20度飲み比べてみるのもおすすめです。風味の違いがわかりますし、よりご自分の好みに合う方がわかるかもしれません。 ・カロリーは低め100gあたり、20度の「黒霧島」が111kcal、25度の「黒霧島」が139kcalです。ビールのカロリーは40kcalなので高く感じるかもしれませんが、ビールはそのまま飲みますが焼酎は割って飲むことが多いですよね。一杯で摂取するアルコール量で考えるとけっして高いわけではありません。 ・糖分はほとんどない「黒霧島」は本格焼酎ですので蒸留の過程で原材料の糖質がカットされることから、糖質は含んでいないといえます。そのため、糖質制限している方も安心して飲むことができます。またアルコール度数によって糖質量が変わることもありません。■「黒霧島」のラインナップ「黒霧島」は用途に合わせた容器と容量、度数を変えています。海外向けも含めると、ラインナップは23種類もあります。ここでは国内向けの20度と25度の「黒霧島」をご紹介します。 ・瓶やはり瓶は根強い人気がありますね。紙パックよりおいしく感じる方もいらっしゃるようです。20度は1800mlと900mlの2種類あり、25度の「黒霧島」は1800ml、900ml、750ml、720mlの4種類あります。 ・紙パックご家庭では使いやすいのはやはり紙パックでしょうか。20度、25度とも1800ml、900mlの2種類です。 ・ワンカップペットボトルタイプは20度、25度とも200ml入りのワンカップのみです。スクリューキャップになっており、使い勝手が良いです。■「黒霧島」の飲み方と割り方焼酎の飲み方はみなさんご存じのとおり、いろいろありますが、せっかくですので「黒霧島」のよさを最大限いかしておいしくいただきましょう。 ・ロックよりトロッとした味わいが楽しめるロック。酒造元おすすめの作り方をご紹介しますね。ミネラルウォーター等でおいしい氷を作り、できればかち割り氷を準備します。グラスに氷を山盛りに入れ、7分目まで「黒霧島」を注ぎます。右に3回、左に1回、氷を溶かすようにゆっくり混ぜます。再び氷をいっぱい入れ、「黒霧島」を注ぎ入れます。グラスの表面に水滴が現れたら飲みごろです。ポイントはグラスに大きめの氷を山盛りに入れることです。最後まで、冷えた状態のおいしい「黒霧島」が味わえます。 ・水割り本場九州でも一般的な飲み方が、水割りです。油っぽい料理に合いますね。こちらも酒造元おすすめの作り方をご紹介しますね。ミネラルウォーターなどでおいしい氷を作り、かち割り氷を準備します。グラスに氷を山盛りに入れ、お好みの量の「黒霧島」を注ぎます。右に3回、左に1回、氷を溶かすようにゆっくり混ぜます。再び氷をグラスいっぱいに入れ、冷たいミネラルウォーターを注ぎます。軽く2~3回混ぜます。グラスの表面に水滴が現れたら飲み頃です。ポイントは先に「黒霧島」をグラスに入れることです。アルコールの方が水より比重が小さいため、先に焼酎を入れた方が混ざりやすいとされています。またアルコール度数によっても味わいが変化するので、割合を調節してご自分の好みを見つけて楽しんでくださいね。 ・お湯割りこちらもファンの多い飲み方ですね。料理に合わせやすくからだもあたたまります。グラスにお湯を注ぎます。後から、ゆっくり「黒霧島」を注ぎます。お好みに合わせて、「黒霧島」とお湯の割合でアルコール度数を調整してください。ポイントは、お湯のあとで「黒霧島」をそそぎ入れることです。焼酎はお湯よりも温度が低いため、後から焼酎を注ぐことでグラスの底まで届き、じっくりと混ざり合います。また、人間の舌は人肌よりやや高い温度であまみを強く感じるそうです。高めの温度でお湯割りをつくり、少し冷めた頃に飲むといっそうおいしくいただけるそうです。 ・炭酸割りさっぱり楽しみたいときにおすすめの炭酸割りは、「黒霧島」の味そのものを引き出しながら、香りをマイルドにしてくれます。ジャンクフードなどにも合います。まずはじめに、ミネラルウォーター等でおいしい氷を作り、かち割り氷をご準備ください。グラスに氷を山盛りに入れ、三分目まで「黒霧島」を注ぎます。右に3回、左に1回、氷を溶かすようにゆっくり混ぜてください。冷たい炭酸水をゆっくり注ぎます。炭酸が抜けないように、そっと1回だけ混ぜてください。グラスの表面に水滴が現れたら飲み頃です。ポイントは強炭酸水を使用することです。「黒霧島」のもつ香りが立ちやすくなります。炭酸が抜けないよう、氷を伝うようにそっと炭酸水を注いで混ぜてくださいね。 ・梅酒割り意外な組み合わせですが、甘い香りがある「黒霧島」と梅酒の風味はよく合います。ロックグラスに「黒霧島」と梅酒を1:1か2:1の割合で注ぎます。大きめの氷を加えて軽くかき混ぜます。ポイントは甘みが強く濃厚な梅酒を選ぶことです。トロッとした口当たりの「黒霧島」とトロッとした梅酒の相性がよいです。ただアルコール度数が高いにも関わらず飲みやすいので、飲み過ぎ注意です。 ・ジュース割りオレンジやグレープフルーツをしぼったジュースで割るのもおすすめですが、ここでは洋食にもよく合うトマトジュース割りをご紹介します。グラスに適量の氷を入れ、「黒霧島」を注ぎます。トマトジュースを入れ、最後に少量のレモン汁を入れます。「黒霧島」とトマトジュースの比率は、6:4ぐらいがおすすめですが、トマトの酸味が濃く感じるなら、もう少し焼酎とレモン汁を増やしてみてくださいね。逆に、焼酎が濃く感じるなら、トマトジュースを足して味を調節してください。また、塩やタバスコを入れると、風味も良くなり、味が鋭くなります。 ・お茶割り香ばしさがおいしいウーロン茶割りや、麦茶割りもおすすめですが、お酒が得意でない人にもヘルシーに楽しんでいただける緑茶割りをご紹介します。「黒霧島」をグラスの1/3まで注ぎ、残り2/3量の緑茶を入れて、やさしくかき混ぜます。緑茶割りはあたたかくても冷たくてもお好みでOKです。冷茶でしたら氷を入れると、さらに味が引き締まり、おいしいです。もし焼酎が濃く感じるなら、緑茶をもう少し足してみてください。緑茶に含まれるビタミンCやカフェインはアルコールの分解を手助けする効果があるといわれ、二日酔いになりにくいというメリットがあるそうです。お気に入りの割合を見つけて、おいしく楽しんでください。■黒霧島の飲み方と合う料理もともと「焼酎は食事の邪魔をしない、料理の引き立て役である」という考え方の酒造メーカーで生まれた「黒霧島」なので合わない料理はないといえますが、中でも相性がよい料理をいくつがご紹介します。 ・まぐろユッケここでは黒霧島によく合う、ユッケ風をご紹介します。ごま油としょうゆでも十分おいしいですが、こんなタレはいかがでしょうか。このタレはかつおや鶏のたたきにかけてもよく合います。材料(2人分)・マグロ(刺身用)1~2人分(1人分約80g)・酒小さじ2・砂糖小さじ2・しょうゆ大さじ1・コチュジャン小さじ1/2~1・ニンニク(すりおろし)1/2片分・白ゴマ少々・ゴマ油小さじ1~2アボカド1/2~1個・レモン汁少々細ネギ(刻み)少々刻みのり少々松の実少々ウズラの卵2~3個作り方手順1:アボカドは薄切りにして器に広げ、レモン汁をかける手順2:マグロは細切りにする。<タレ>の材料をよく混ぜ合わせ、マグロを加えてもみ込むように和え、アボカドの上に盛る手順3:刻み細ネギ、刻みのり、松の実を散らして中央を少しへこませ、ウズラの卵をのせる手巻き寿司のように海苔とごはんの上に乗せてもおいしいですよ。 ・焼きさつま揚げ材料(2人分)さつま揚げ4~6枚大根おろし1/2カップ・作り置き甘酢小さじ1~2サラダ油少々しょうゆ適量下準備大根おろしはザルに上げ、軽く汁気をきる。作り方手順1:フライパンにサラダ油を中火で熱し、さつま揚げの両面に薄く焼き色がつく位まで焼き、食べやすい大きさに切る手順2:器にさつま揚げを盛って大根おろしを添え、作り置き甘酢をかける。お好みでしょうゆをかけて下さい ・サバの塩焼き材料(2人分)サバ(切り身)2切れ・塩少々サラダ油少々大葉2枚大根おろし1/2カップレモン(くし切り)2切れしょうゆ適量下準備サバは身の厚い部分に切り込みを入れ、両面に塩を振って10分置き、表面の水分を拭き取る。大根おろしはザルに入れ、軽く水気をきる。グリルを予熱しておく。作り方手順1:グリルの焼き網にサラダ油を薄くぬり、サバの皮目を上にして焼き色がつくまで焼く手順2:器に大葉を敷き、焼きサバを盛る。大根おろし、レモンを添えて、お好みでしょうゆをかける魚は、たら、鮭、まながつお、さわら、なんでもおいしいです。 ・鶏つくね焼き焼き鳥も焼酎によく合いますよね。塩、タレ、好みが分かれるところですし、部位の好みもさまざま。ここではなめ茸を使ったつくねをご紹介します。材料(2人分)・鶏ひき肉150g・瓶入りナメタケ50g・白ネギ(みじん切り)1/2本分・白ゴマ大さじ1/2・片栗粉大さじ1~2卵黄2個分水菜1/2束・塩コショウ少々・ゴマ油大さじ1/2サラダ油大さじ1.5作り方手順1:ボウルに<つくね>の材料を入れてよく練り、食べやすい大きさの小判型に形を整える手順2:フライパンにゴマ油を中火で熱し、根元を切り落として食べやすい長さに切った水菜をサッと炒める。塩コショウを振り、器に盛る手順3:フライパンにサラダ油を中火で熱して(1)を並べ、フライパンに蓋をして両面キツネ色に焼き、(2)の上にのせて小皿に入れた卵黄を添える焼き鳥は七味や山椒でいただくことが多いですが、わさびもよく合うので、おためしください。 ■「黒霧島」の飲み方とグラスくつろぎの「黒霧島」晩酌タイム、飲み方に合わせたグラスで楽しみたいですね。 ・タンブラー保冷効果が高いタンブラーは炭酸割りやジュース割りに向きます。氷をたくさん入れても溶けにくいので焼酎が薄まらず楽しめます。 ・陶器陶器はお湯割りや水割りに向きます。大きなかち割り氷を入れて飲むのがおすすめです。陶器の飲み口の厚さによって、焼酎の味わいが変わります。また陶器は焼酎の味をまろやかにしてくれる効果があるのも特徴です。 ・ガラスカップロックで楽しむときはロックグラスですね。マドラーで混ぜることでほどよく氷が溶け、焼酎の味の変化も楽しめます。ガラスカップは氷を入れて飲むと水滴がつくので、コースターを使うのがおすすめです。ガラスといえば、ワイングラスもあります。キンキンに冷やした「黒霧島」を水割りで飲むと、その味わいがくせになるかもしれません。 ■「白霧島」と「赤霧島」との違いは?『霧島酒造』には、「黒霧島」のほかにも人気の焼酎、「白霧島」や「赤霧島」という焼酎もあります。名前の違いは頭に来る色にありそうですね。「白霧島」は「黒霧島」と同じく原料のさつまいもは黄金千貫(コガネセンガン)で「赤霧島」は紫優(ムラサキマサリ)です。余談ですが「茜霧島」という焼酎は『玉茜(タマアカネ)』というさつまいもを使用しています。また使用する麹も異なり「黒霧島」は黒麹ですが、「白霧島」、「赤霧島」は白麹を使用しています。さきほどの「茜霧島」は黒麹です。 ・「白霧島」の特徴キャッチコピーは「どしっと ほわんと 白霧島」です。「どしっと」はコクのことで「ほわんと」はふくよかな香りのことです。80年以上のロングセラー芋焼酎「霧島」のリニューアル商品が「白霧島」です。「白霧島」は、黄金千貫と霧島裂罅水で造られた白麹仕込みの芋焼酎です。平成宮崎酵母が醸し出す甘い香りが加わり、飲み飽きしないなめらかで伸びのある味わいです。料理の味を引き立てるので食中酒に向きます。芋本来のふくよかな香りを楽しめるお湯割りがおすすめです。 ・「赤霧島」の特徴キャッチコピーは「みやびに するっと 赤霧島」です。「みやびに」は気高い香りのことで「するっと」は澄んだ甘みのことです。芋焼酎に最適といわれる黄金千貫のDNAを受け継ぐ紫芋「紫優(ムラサキマサリ)」が原料です。紫優(ムラサキマサリ)に豊富に含まれるポリフェノールが焼酎麹の生成するクエン酸と反応して、もろみが真っ赤になることが「赤霧島」の名前の由来です(このポリフェノールはその後の蒸留で成分はなくなります)。特徴的な香りと甘みからどんな料理とも相性が良いですが、意外なところでは生ハムやチーズとも合いますし、ビターチョコレートやバニラアイスにも合います。すっきりさを楽しむなら氷たっぷりロックで、甘みを楽しむなら水割り、香りを楽しみならお湯割り。そして一番のおすすめは「赤霧島」の華やかな香りと甘みが、炭酸のシュワっとした苦みと相まってのどごしが格別な味わいの炭酸割りです。食事ともよく合いますよ。 ■今宵は黒霧島でカンパイですね!どんな飲み方、割りかたでもそれぞれおいしい「黒霧島」は期待を裏切らない万人受けの焼酎です。懐の深い「黒霧島」はさまざまなシチュエーションで楽しめそうです。どんな料理とも合いますし、引き立ててくれるのでまずは試しに今晩の食卓にご用意してみてはどうでしょうか。《参考》・ 霧島酒造株式会社
2020年09月12日上品で大人の雰囲気があるお酒のひとつ「ブランデー」。アルコール度数が高いお酒ですし、飲み方がよくわからないからこれまで飲んだことがないという方も多いのではないでしょうか。しかし、その芳醇な香りと味わいは格別で、ブランデーをゆったりと飲む時間は至福のとき。ストレートやオンザロックではなく、飲みやすくソーダなどで割ることで、初心者や女性でも気軽に楽しむことができるお酒です。今回の記事では、ブランデーというお酒についてまずご紹介し、その飲み方のルールや、初心者・女性におすすめのブランデーの割り方について解説します。ブランデーを飲んでみたいと思っている方、ぜひ参考にしてみてください。■飲み方いろいろのブランデーとはまずはそもそもブランデーがどのようなお酒なのか、その原料や歴史についてご紹介します。・ブランデーは格調高い蒸留酒上品で芳醇な香りが楽しめる格調高いお酒の代表が、ブランデー。果実酒を蒸留することでつくる蒸留酒のひとつです。ブランデーは香りを味わうお酒といわれており、ビールのようにごくごくと喉越しを楽しむお酒ではありません。アルコール度数も40〜50度程度と、ビールなどに比べてかなり高いお酒ですので、ゆっくりと時間をかけて芳醇な香りを堪能し、少しずつ味わうのがおすすめの飲み方です。香りや味わいを楽しむのはもちろん、ブランデーを時間をかけて飲むという、贅沢なひとときを楽しむお酒でもあるんです。・ブランデーの原料ブランデーの原料は、主に白ブドウなどの果実。この果実を発酵させてつくった醸造酒、つまりワインを蒸留し、熟成して作られるお酒がブランデーです。熟成期間は、5〜8年程度。種類によっては、25年以上も熟成させたブランデーも販売されています。このようにブランデーは、完成するまでに長い年月を必要とするお酒です。ちなみにビールの醸造期間は、2〜3ヶ月程度です。ブランデーの原料に使われる果実は、白ブドウのほかにもりんごやさくらんぼなどがあり、それぞれアップルブランデー 、チェリーブランデーと呼ばれます。ただ「ブランデー」と呼ばれる場合には、その原料には白ぶどうが使われています。同じく蒸留酒として有名なウイスキーは、大麦やライ麦などの穀類から作られた醸造酒、つまりビールを蒸留し、熟成することで作られています。・ブランデーはスペイン生まれ ブランデーは、とても長い歴史があるお酒です。7,8世紀ごろのスペインでは、すでにワインを蒸留してブランデーのようなものを作っていました。15世紀にはフランスのコニャック地方などでブランデーの生産がはじまり、1713年にはルイ14世がフランスのブランデーを保護する法律をつくっています。それ以降ヨーロッパ各国の宮廷で広まり、ブランデーは「王侯や貴族の酒」としての地位を獲得していったのでした。ワインを原料にブランデーがつくるため、ワインの産地ではブランデー作りも盛んです。特にフランスは、世界有数のブランデー生産国。銘酒「コニャック」や「アルマニャック」という名前を冠するブランデーは、それぞれフランスのコニャック地方、アルマニャック地方で主に作られ、その品質の高さから高級ブランデーといわれています。このようにヨーロッパ各地で広まったブランデーが、日本に伝わったのは19世紀末ごろ。オランダに留学をしていた武士の榎本武揚が、日本に帰国したあとにブランデーの作り方を親族に伝えていたそうです。その後、国産ブランデーが作られはじめたのは、1950年代からで、今では複数の国内企業がブランデーを生産しています。・ブランデーはもともと薬?ブランデーは今ではお酒として愛されていますが、13世紀のスペインでは、医師のアルノー・ド・ヴィルヌーブが気つけ薬としてよく使用していたそう。このことからブランデーは命の水とも呼ばれ、各国に広まっていきました。ほかにも、ブランデーは、お酒として飲まれるだけではなく、肉料理をフランベするときに使われたり、焼き菓子やチョコレート菓子などに芳醇な香りをつけるためにも使われています。・ブランデーの語源ブランデーの語源は、ノルウェー語で「焼いたワイン」の意味である「brandeviin」からきています。この言葉がオランダ語の「brandewijn(ブランダウェイン)」となり、英語の「brandy-wine」に変化。そしてwineがとれて「brandy(ブランディ)」になったといわれています。フランス語では、ブランデーを命の水という意味である「eau de vie(オドヴィ)」と呼ぶそうですよ。・もっとも有名なブランデーブランド世界的に有名なブランデーの有名ブランドは、フランスのコニャック地方に本社をおく「ヘネシー」・「レミーマルタン」、フランス・ジャルナックに拠点をおく「クルボアジェ」などがあります。特にヘネシーは、コニャックの世界市場で40%ものシェアを獲得していて、世界最大のコニャックブランドです。最近では、国内ワインの有数な原料である甲州ブドウを使用した国産ブランデーなども人気になりつつあります。しかし、日本の気候はブランデー用のブドウの栽培には適していないといわれており、国産ブランデーのほとんどは、海外から輸入したブランデーの原酒をブレンドしながら日本人の味覚に合うように調整し、生産されています。■ブランデーの飲み方のルールブランデーをどうやって飲むのが正解なのかがわからないという方に向けて、ブランデーをストレートで飲むときの飲み方のルールを簡単にご紹介します。ブランデーのアルコール度数は、40〜50度程度。ビールのようにグビグビと飲まずに、ゆっくりと時間をかけて楽しみながら飲みましょう。・30分かけて飲むまず飲み方のルールで大切なのが、30分かけて一杯のブランデーを飲むこと。これは厳密に30分をはかって飲むという意味ではなく、ゆったりと時間をかけて味わうお酒であるという意味合いです。ブランデーが作られるまでの長い時間に思いを馳せながら、ゆったりとそして少しずつその味を優雅に味わうのがブランデーの醍醐味です。ブランデーの味や香りを楽しむのはもちろんですが、このゆったりとグラスを傾ける時間自体を楽しみましょう。自分のこれまでの人生やこれからの未来のことについて、ゆっくりと考えてみる時間にしても良さそうですね。・『ブランデーグラス』で香りを楽しむブランデーの香りを強く楽しむためには、飲むときに使うグラスにもこだわることをおすすめします。日本では、脚が短く大きなボウル型のグラスを用いて、ブランデーを飲むことが主流でした。手でボウル部分を持ち上げることで、体温でブランデーを温め、その香りを立たせて飲むスタイルが人気だったんですね。しかしヨーロッパのブランデー・メーカーは、脚が長く、グラスの口部分がチューリップのよう細くなっているグラスでブランデーを飲むことをおすすめしています。このグラスを使うと、アルコールの刺激を抑えつつも、ブランデーの繊細な香りを楽しむことができるそう。最近日本では、こちらのタイプのブランデーグラスも使われるようになってきています。・ブランデーを飲むときの適温ブランデーを飲むときには、その温度についても気にかけると、おいしい香りが楽しめます。ビールなどの場合には、冷えている方が喉越しが爽快でおいしいですが、ブランデーの場合には、その香りを楽しむお酒なので温度がとても大切なんです。おいしくブランデーを飲める温度は、18〜20度。ブランデーを熟成する温度よりも少し高いこの温度で飲むと、その豊かな香りが際立つんです。・ブランデーとおすすめのチェイサーブランデーのアルコール度数は40〜50程度とかなり高いので、チェイサーを準備して飲むことをおすすめします。チェイサーは、ブランデーの香りをあまり邪魔しないように、水・もしくは炭酸水がおすすめです。そのほか、ビールやジンジャーエールを、チェイサーとして好んで飲まれる方もいらっしゃいます。ぜひお気に入りのチェイサーを探してみてください。 ■ブランデーの飲み方や割り方次にブランデーのおすすめの飲み方、そして初心者の方にも飲みやすいブランデーの割り方についてご紹介します。・基本は『ストレート』ブランデーの飲み方の基本は、ストレートです。氷を入れずに、適温になったブランデーをゆったりと、少しずつ時間をかけて飲む飲み方がおすすめです。・『オンザロック』ストレートの次におすすめなのは、オンザロック。ブランデーのグラスにロックを入れて、ゆっくりと液体をころがしながら少しずつその香りを楽しみます。おうちで楽しむ場合でも、やはり大きな氷を作り、グラスにひとつ入れてゆっくりと氷がブランデーに溶けていく様子を楽しみたいですね。しかしオンザロックだと、ブランデーが冷えてしまうので、本来の芳醇な香りが立ちません。特に、上質なブランデーを飲むときには、ストレートで飲む飲み方がおすすめであるとされています。・初心者も飲みやすい『水割り・ソーダ割』ストレートやロックで飲むとブランデーのアルコールが強すぎるという場合には、水割りやソーダ割りで飲むのもおすすめです。ブランデーの香りは、ロックに比べて少なくなりますが、アルコール度数が低くなる分、ブランデー初心者でも飲みやすい飲み方です。初めてブランデーを飲む場合には、まず水割りやソーダ割りでその香りを楽しんでから、ストレートやオンザロックにも挑戦してみるといいですね。・ホットブランデーも人気ブランデーのお湯割り、ホットブランデーも人気の飲み方です。ブランデーは温めると、香りや味わいが増します。お湯割りにすると、芳醇な香りがふわっと鼻に広がるんです。特にほっと一息つきたいときや、冬の寒い時期に身体を温めるには、ぴったりの飲み方です。少し甘みを足したいときには、はちみつや生姜を加えると、より飲みやすくおいしいブランデーの香りを楽しめます。■ブランデーカクテルもおすすめいろいろな飲み物とマッチするブランデーは、さまざまなカクテルにも使われています。カクテルにすると飲みやすいので、ブランデー初心者の方や女性にもおすすめのお酒です。ここからは、ブランデーを使ったカクテルをご紹介します。・サイドカーサイドカーは、口当たりが優しく飲みやすいカクテル。ブランデーにオレンジ果皮のリキュールであるホワイトキュラソー 、そしてレモンジュースを加えて作ります。飲みやすさとは反対にアルコール度数は高く、その酔いやすさから「女殺し」という異名も持ちます。スイスイと飲まずに、こちらもゆっくりと少しずつ飲むといいですね。・アレキサンダーお次に紹介するカクテルは、アレキサンダー。ブランデーに生クリームと、カカオリキュールを加えて作ります。お好みでナツメグのパウダーをふりかけて、楽しみます。 カカオの深いコクが味わえる甘いデザートカクテルです。・カフェロワイヤルカフェロワイヤルは、ちょっと変わったカクテル。カップに注いだコーヒーの上に、スプーンをのせ、その上に角砂糖とブランデーをのせて火をつけます。角砂糖が炎で溶けたらコーヒーに入れてよくかき混ぜ、ブランデーとコーヒーの香りを楽しむ飲み物です。部屋を少し暗くすると、青い炎の色がよく見えてとても美しいです。大切な方と一緒に、炎の妖艶さを楽しみたいカクテルですね。カフェロワイヤルは、ナポレオンが好んで飲んでいたことでも有名です。・クリスマスカクテル『エッグノック』エッグノックは、ブランデーに砂糖・卵黄を加えて温かい牛乳で割ったカクテル。まろやかな味で、甘さも感じられる飲みやすいお酒です。アメリカの南部では、クリスマスパーティーのときによく飲まれる飲み物なんだそう。寒い時期に飲むと、心も身体も暖かくなります。 ■女性におすすめ『フルーツブランデー』・フルーツブランデーとはブランデーはそもそも果実から作られたお酒なので、フルーツとの相性がぴったりです。ブランデーにフルーツを漬け込むことでつくる「フルーツブランデー」というブランデーの飲み方は、女性にとても人気があります。フルーツを切って、ブランデーにつけるだけで簡単に作れるため、自宅でも自分好みのフルーツブランデーをつくることができますよ。フルーツの種類によってその漬け込み期間は異なりますが、オレンジの場合には1日程度で飲み頃に。梅酒を家で作ろうとすると月日がかかりますが、フルーツブランデーの場合は、手軽につくることができるんです。また砂糖も不要なので、さっぱりとした味わいが楽しめます。・『ブランデースプリッツァー』とも呼ばれるもともとスプリッツァーというお酒は、白ワインをソーダで割ったカクテルのこと。ブランデースプリッツァーとは、フルーツブランデーを炭酸水で割ったお酒です。カクテル風の飲み方で、フルーツの香りとシュワシュワの炭酸のおかげで、さっぱりと飲みやすい口当たりになっています。・おすすめのフルーツカットオレンジがまずおすすめですが、レモンやりんご、パイン、グレープフルーツなどもブランデーによくマッチします。いろいろと試してみると、お気に入りのフルーツブランデーに出会えますので、自宅でフルーツブランデー作りにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。・割るソーダのおすすめブランデースプリッツァーをつくるときに使うソーダは、どんなものでもおいしく楽しめますが、トニックウォーターで割るのがおすすめです。トニックウォーターには、柑橘類のエキスや砂糖が含まれているため、より飲みやすいお酒になりますよ。・おうちでブランデースプリッツァーをつくる方法オレンジを使って、自宅で簡単にブランデースプリッツァーをつくる方法をご紹介します。オレンジの皮をむき、果実をスライスする。皮も使うのでとっておく。ガラス瓶にブランデーとオレンジの皮・スライスしたオレンジの果肉を入れる。一日熟成させたら、自家製のフルーツブランデーが完成フルーツブランデーを、氷を入れて冷やしたグラスに注ぐ冷えたソーダを静かに注ぎ、マドラーで軽く混ぜるたった1日でおいしく飲みやすいお酒ができますので、ぜひ試してみてください。■ブランデーを飲む時間を楽しもうブランデーは、上品で芳醇な香りが楽しめる格調高いお酒の代表格。アルコール度数が高いお酒ですが、ストレートやオンザロックで、ゆっくりと時間をかけて、その香りや味わいを楽しむ飲み方がおすすめです。ゆったりとしたブランデーを味わう時間自体を、楽しみたいですね。また、果実を原料としたお酒であることから、フルーツ・炭酸と合わせやすいお酒でもあります。さまざまな方法で、ぜひブランデーの上品な香りを楽しんでみてください。
2020年08月27日