新年度をむかえ、進学、就職などによって新しい環境での生活がスタートする人も多いことでしょう。俳優の吉高由里子さんが、2023年4月10日に自身のTwitterで新生活をむかえる人へのメッセージを投稿しました。吉高由里子「人間に生まれた特典だと思って」この日は、「今日から新学期や仕事がスタートする」という人が多かった模様。吉高さんは、慣れない環境に複雑な思いを巡らす人へ、さまざまな感情を抱くことは『人間に生まれた特典』とポジティブに表現し、「人間を謳歌してくださいな」とエールを送りました。また、月曜日から1週間が始まる人へ「今週も頑張ってくださいー」と応援する言葉で締めくくっています。今日から新しい環境の方々がいらっしゃるみたいでワクワクも不安も様々あるかもわかりませんが人間に産まれた特典だと思って心も体もたくさん使って人間を謳歌してくださいな月曜日!今週も頑張ってくださいー♀️— 吉高由里子 (@ystk_yrk) April 10, 2023 不安を抱く人に寄り添いながら、前向きに鼓舞する吉高さんの言葉に多くの人が勇気づけられたようです。Twitterには、新生活への意気込みなどをつづったコメントが寄せられました!・新しい大学生活、頑張ります!・月曜からこんなに素敵なエールをもらえて嬉しい。・新しいクラスで友達づくり頑張ります!・「人間に生まれた特典」なんて発想はなかった!環境の変化をむかえる人が多い4月。新たな出会いに期待と不安の入り混じった思いを抱く人もいることでしょう。そんな時、自分の中に芽生えた感情はすべて『人間に生まれた特典』なのだと思えば、不安さえも楽しむことができるかもしれません。新生活に限らず、何か困難に直面した時にも、吉高さんの言葉を参考に前向きにとらえていきたいものですね![文・構成/grape編集部]
2023年04月11日彼がへこんだ時にこそ、支えられる存在でいたいもの。そんな彼を勇気づけられる彼女になりたいと思ったら、やはり言葉が大切です。かける言葉1つで人は希望も感じるし、絶望も感じるもの。それが身近な彼女となればなおさらです。そこで今回は、俺の彼女って最高!と自慢したくなるような、言葉を紹介します。■ あなたならできる!私は信じている彼が難しい問題にぶつかっていたら、細かく話を聞いて一緒に解決法を探るよりも、「あなたならできる!私は信じている」という言葉をかける方が有効です。しかし、仕事などの複雑な問題は、詳しく聞いたところでそう簡単に解決方法は見つからないもの。そんなときは一通り聞いたあとに、「あなたならできる!私は信じている」と伝えるだけでもOK。あなたの存在の大きさを感じて、心の支えになるはずです。■ 周りが全員が敵になっても私はあなたの味方「彼が周りが全員敵になっても、私だけはあなたの味方」という言葉も心強い言葉です。誰一人として味方がいなく、孤立奮闘している彼には心の支えになる言葉でしょう。事の経緯や物事の善悪に関係なく、無条件にこう言ってもらえれば嬉しいですよね。公平なジャッジが必ずしもいいとは限りません。彼が言って欲しいのは客観的な視点での意見ではなく、全面的に自分の味方でいてくれることです。■ どんな困難でも一緒に乗り越えよう「どんな困難でも一緒に乗り越えよう」この言葉も男性は嬉しいでしょう。男性はなかなか他人に弱みを見せられません。だからこそ、常に傍で受け止めてくれて、勇気づけてくれる女性は貴重です。どんな困難でも逃げずに、一緒に乗り越えようという強さを持った女性は同性からみても素敵です、自分の彼女、カッコいい!と自慢したくなるでしょう。■ まとめ彼に影響を与える言葉は、彼のことを信じてるかということが前提です。そして、彼もそういうことは言葉を通して彼女の気持ちを感じるものです。口先ばかりでは見破られてしまうので、ご注意を。そうしたことの積み重ねを通じて、ようやく自慢できる彼女になるんだと思います。(如月柊/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2019年03月25日専門家・プロ:松井美香言わない方がいいとわかっていてもお母さんが常勤で働くことが当たり前の時代になってきました。仕事も家事も頑張るお母さんはいつも何かに追われていて、我が子にも「早く、早く」と言ってしまいがち。かつてのわたしも同じです。「早く起きなさい!」から1日が始まり、「早く食べなさい」「早く支度しなさい」「早く行きなさい」「早く宿題しちゃいなさい」「早く手伝って」「早く片付けて」「早くお風呂に入りなさい」「早く寝なさい」などなど・・・「早く」という言葉を使わない日はなかったと思います。言わないように気をつけていても、いつもこんな調子でした。子どもはグズグズ・ダラダラ、親はイライラ親であるわたしたちは、子どもが期待通りに行動するとほめ、期待通りにできないと叱るのが当たり前になっています。早く行動すれば「えらいわね」「すごい!やればできるじゃない」「あなただけね、いつも早いのは」などとほめ、早く行動しないと「なんで早くしないの!」「何やってるの!早く!って言ってるでしょ!」「早くしないと、おやつあげないわよ」などの言葉で叱るのです。わたしたち自身、子どものときこのように育てられてきたので、もしかしたらそれ以外の方法があることを知らないからかもしれません。ですが、本当にこのような方法で、子どものグズグズやダラダラは改善されるのでしょうか?そもそも、これは親の都合を優先した対応であって、子どもには理解されないのです。「なんで早くしないの!」と叱っても効果はありません子どもが期待通りに行動しないと、「なんで?」と聞きたくなってしまいますが、原因を探ったところで、ほとんどの場合は解決につながりません。アドラー流子育ては、「原因」を探るよりも「目的」を考えます。つまり、子どもがグズグズ・ダラダラする目的を考えてみるのです。このコラムで何度もお伝えしているように、人は注目されるところが強化する、とアドラー流では考えます。良いことも悪いことも、注目されればされるほど、その行動をしてしまうものなのです。子どもの行動の目的。そのほとんどは、親に愛されたい、認めてもらいたい、注目してほしい、無視されたくない、です。無視されるよりは、叱られたい(注目されたい)のです。グズグズ・ダラダラしている方が親にかまってもらえるグズグズ・ダラダラしている方が、親の気を引くことができることを、子どもたちは経験を通して学んでいます。だから、それを繰り返すのです。だとしたら、親であるわたしたちはどのように対応すれば良いのでしょうか。そうです。「早くしなさい」と命令したり、叱るのではなく、子ども自身が自分の行動を決め、やる気になるような環境づくりをすることが大事です。子どものこういった行動が繰り返されるのは、親の対応が効果的ではないということを意味しています。いつもとは違う対応をしてみることで、子どもの反応も変わってきます。まずは、イライラする気持ちを深呼吸などでコントロールし、冷静になりましょう。もしかしたら、子どもがグズグズ・ダラダラしていることに過剰に反応しているだけかもしれません。子どもに勇気を与え続けましょうまずは、子どもの行動に振り回されないように気をつけたいものです。「同じ土俵で戦わない」ようにするのです。つまり、子どもの態度に感情的に反応せず、一貫した態度を示すことが大切なのです。例えば、子どもがダラダラと食事をしていたら、「お母さんは、そろそろ片付けたいんだけど、もうそろそろ食事は終わりにできるかな?」と提案してみます。それでも、まだダラダラとしているようなら「じゃ、お母さんはほかの用事があるから、あとの片付けはよろしくね」と言って、その場を離れてしまうのです。叱る必要など全くありません。また、親というものは、どこか「親が思うようにできて当然」と思っている節があります。親の目から見れば、決して早く行動しているようには見えないけれど、本人はそれなりに頑張っていることがあるものです。ほんの少しでも努力していたら、それを見逃さずに、「今日は頑張ってるね」という言葉をかけてあげましょう。「良いところ探し」をするのです。わたしたち親ができることは限られていますが、どんなときも子どもへの「勇気づけ」を心がければ、子どもはやがて自分の行動を自分で管理できるようになっていくものです。松井美香(まついみか)東京音楽大学ピアノ専攻卒業。「勇気づけの音楽家」。大学卒業後約10年間公立中学校に勤務。その頃偶然、教員研修でアドラー心理学に出会い、岩井俊憲氏の元で学び約25年が経過。自身のピアノ教室や子育てにおいてアドラー心理学を実践する中、子どもたちが音楽や部活動を続けながらも有名大学に続々と合格し夢を叶えている。長男(21歳)と双子(18歳)三人の男子の母。現在、保護者や音楽指導者に向け、執筆やセミナーを通して「勇気づけの指導法」を広める活動をしている。*学研「おんがく通信」にて、コラム「勇気づけのピアノレッスン」連載中。*学研プラス出版「あなたの想いが届く愛のピアノレッスン」にて、手記「ある教室のささやかなサクセスストーリー」を執筆。松井美香公式ホームページ:
2018年11月19日専門家・プロ:松井美香「運動会」が苦手な子に対しての関わり方今年も運動会のシーズンがやってきました。親であるわたしたちも、運動会当日は子どもたちが自分の実力を発揮できるよう、一生懸命応援したくなるものですね。毎年楽しみにしている保護者の方も多いことでしょう。さて、どの学校(幼稚園・保育園)でも、種目として採用されているのが「徒競走」や「かけっこ」。でも、走ることについては、得意不得意、あるいは好き嫌いが比較的はっきりと分かれるように思います。お子さんはいかがでしょうか?もしも、お子さんが急に「運動会で走りたくない」と言い出したら、あなたはどんな声かけをしますか?スポーツは勝敗がつくものいつでしたか、「順位がつくことに問題がある」と、一部の幼稚園や学校で、徒競走やリレーに順位をつけないルールを作ったという話がありました。確かに、なんでもかんでも競争させるのは意味がないと思いますが、そこまで気にする必要もないのではないかと思います。なぜなら、スポーツは競技(ゲーム)だからです。勝敗がつくからこそ楽しい、と感じることもあります。それを認識した上で、真剣に取り組むことは決して悪いことではないのです。ただし、ここで少し気をつけたいことがあります。走ることが苦手、と感じている子に対して、「頑張りなさいよ、○○ちゃんに負けちゃダメよ!」「お兄ちゃん(お姉ちゃん)は1位だったのよ。だからきっとあなたも1位を取れるはず!」「ちゃんと練習しないと、速く走れるようにならないよ!」などの言葉は、避けたいものです。勝敗や結果にこだわりすぎると子どもは力を発揮できない勝敗は目に見えやすいものです。「オンリーワン」よりも「ナンバーワン」の方がわかりやすいので、多くの人がそれにこだわるのもわかります。けれども、スポーツに限らず、勉強などにおいてもそうですが、勝敗や結果だけがすべてではないはずです。おとなが偏った価値観で育ててしまうと、子どもたちは影響を受けてしまいます。まるで、勝敗や結果がすべてであるように感じてしまうかもしれないのです。人生は勝ち負けで決まるものでもありませんし、結果が全てではありません。そういったことを、親であるわたしたち自身が気をつけていないと、子どもたちを苦しめることにもなりかねません。でも、どうぞご安心ください。わたしたちが偏らないよう意識し、言葉かけを工夫することによって、子どもたちは健全に育ってくれます。アドラー流子育てでは、まず子どもの気持ちに共感します話を元に戻しましょう。「運動会で走りたくない」と言う子どもにどう声かけをするか。「何でそんなことを言うの!そんなことできるわけがないじゃない!ダメに決まってるでしょ!今さら、そんな勝手なこと言うんじゃありません!」と言いたくもなりますが、このような言葉を言ってしまったら、子どもは親に対して本音を言えなくなってしまいます。そこをぐっとおさえて、まずは、子どもの言い分をすべて聞いてあげましょう。走るのが苦手だった保護者であれば共感もしやすいですが、ご自分が得意だった場合は、子どもの気持ちはなかなか理解しにくいものかもしれません。「やってみなければわからないじゃない!そんな弱気でどうするの!ビリになっても恥ずかしくないよ。一生懸命走ればいいんだよ!」これはどうでしょう。子どもは「頑張って走ってみよう!」と思い直すでしょうか?多くの場合は違います。親は励ましのつもりで言っているのですが、子どもの心には残念ながら届いていません。正論を語るだけでは、子どものやる気は起きない保護者の言いたいことは、とてもよくわかりますし正論です。でも、子どもだって、本当はよくわかっているのです。それでも、「走りたくない」という気持ちになってしまうのです。だったら、その気持ちに寄り添ってあげましょう。「そうなんだ、なんだか心配になっちゃったんだね。もしもみんなより遅かったり、転んだりしたら恥ずかしくなっちゃうもんね。嫌になっちゃうね。」このように、まずは否定せず、弱気になっているお子さんの気持ちに共感してみるのです。言いたいことを全部言わせてあげることも大切です。そして、全部受け止めたあと、あなたが伝えたいことを伝えてほしいのです。「本当に心配だよね。でも頑張って走れるといいね。勇気を出して走ることが速く走ることよりとても大事だと、お母さんは思うよ。」と、アイメッセージ(「わたしは」を主語にする言い方)で言ってみてください。お子さんはきっと「お母さん(お父さん)は自分の気持ちをわかってくれた」と安心し、運動会では大いに力を発揮してくれることでしょう。走り終わってからのフォローも忘れずに運動会が終わったあとの子どもへの声かけにも、注意したいものです。やはりここでも、人と比較しないこと。そして、勝敗や結果だけに注目しないことが重要です。「やったね!○○ちゃんより早く走れたね!」「○位が取れたね!すごいね!速かったね!」ではなく、「頑張ったね!(あなたが)勇気を出して走れたこと、お母さん(お父さん)、とってもうれしかったよ。」と伝えます。本人が望んでいた結果が出なかった場合も、「残念だったね、惜しかったね、悔しかったね!」と、まずは共感します。そのあと「でも、一生懸命走ったあなたを、お母さん(お父さん)は誇りに思うよ。」と言ってあげてください。お子さんはきっと、勇気を出して走ったことで、少しずつ自分に自信をつけていくことでしょう。苦手なことは誰にでもあるものです。でも、こうして少しずつ困難を乗り越えていくことで、自信は生まれてくるもの。走ることに限らず、わたしたち親は、子どもの心に届く勇気づけの声かけを、日頃から心がけたいものです。松井美香(まついみか)東京音楽大学ピアノ専攻卒業。「勇気づけの音楽家」。大学卒業後約10年間公立中学校に勤務。その頃偶然、教員研修でアドラー心理学に出会い、岩井俊憲氏の元で学び約25年が経過。自身のピアノ教室や子育てにおいてアドラー心理学を実践する中、子どもたちが音楽や部活動を続けながらも有名大学に続々と合格し夢を叶えている。長男(21歳)と双子(18歳)三人の男子の母。現在、保護者や音楽指導者に向け、執筆やセミナーを通して「勇気づけの指導法」を広める活動をしている。*学研「おんがく通信」にて、コラム「勇気づけのピアノレッスン」連載中。*学研プラス出版「あなたの想いが届く愛のピアノレッスン」にて、手記「ある教室のささやかなサクセスストーリー」を執筆。松井美香公式ホームページ:
2018年10月02日