大袋に入った商品を購入することが多い、砂糖。保存の仕方にもよりますが、長期間保存すると、砂糖が固まってしまうことがありますよね。ガチガチに固まった砂糖を元のサラサラな状態に戻す方法はあるのでしょうか。『カップ印』の白砂糖で有名な、ウェルネオシュガー株式会社(以下、ウェルネオシュガー)に取材しました。画像提供:ウェルネオシュガー株式会社砂糖が固まる理由そもそも、なぜ砂糖は固まってしまうのでしょうか。ウェルネオシュガーはウェブサイトで、以下のように解説しています。湿度と温度が一定の場所に置くのが、砂糖を固まらせないポイント。それでも砂糖が固まる場合は、水分の変化が原因です。砂糖の入っている袋は空気を通すため、外気の湿度の影響を受けます。湿度が高いところに置いておくと袋の中の水分を砂糖が吸収し、乾燥しているところでは水分が蒸発します。このように、砂糖は外気の湿度変化が激しい環境にさらされると、固まってしまうのです。ウェルネオシュガーによると、砂糖が固まってしまった場合は、以下の方法がおすすめだといいます。固まった砂糖は暖かい場所に置くなどして温めると、砂糖の結晶同士をくっ付けていた小さな結晶が溶けます。これにより、くっ付いた状態が緩んでほぐしやすくなります。例えば、袋に入れたまま保管していて固まった場合には、袋ごともみほぐしてお使いください。ひどく固まっている場合は乾燥が原因かもしれません。清潔な布巾などを水で濡らして硬く絞り、袋ごと包んでしばらく置くとほぐしやすくなります。※写真はイメージ砂糖は外気の激しい湿度変化の影響を受けやすい食材です。砂糖が固まらないようにするためには、密閉性の高い容器で保存するのがおすすめ。固まってしまったら、ウェルネオシュガーのアドバイスを参考にほぐしてみてください。[文/高橋モータース@dcp・構成/grape編集部]
2025年04月23日容器の中でガチガチに固まってしまった砂糖。「そういうもの」と割り切って、スプーンで少しずつ削りながら使っている人も多いのではないでしょうか。とはいえ毎日この作業を続けるのは、やはりイライラしてしまうもの。『ズボラで丁寧な暮らし』をテーマにInstagramでさまざまなアイディアを発信する『きょろみ』(kyoro_home)さんの投稿から、カチカチ砂糖をサラサラに戻す方法を紹介します。※再生ボタンを押すとInstagram上で動画が再生されます。 この投稿をInstagramで見る きょろみ⌇ズボラで丁寧な暮らし⚮̈(@kyoro_home)がシェアした投稿 カチカチ砂糖をサラサラに!必要なのはキッチンペーパーのみスプーンで叩いてもなかなか壊せない砂糖。容器の中で力を込めて崩さなくても、きょろみさんの方法を使えば簡単にほぐれます。まるで岩のような砂糖に困ったら、ぜひ挑戦してみてください。用意するものは、キッチンペーパーのみ。適度に水で濡らして広げましょう。砂糖の入れ物のふたを外したら、開口部に濡らしたキッチンペーパーをかぶせ、軽くふたをしてください。その状態のまま、1~2時間放置します。時間が経過したら、キッチンペーパーを取り除いて砂糖の様子を確認しましょう。スプーンで叩いてみると、簡単にほぐれました。なぜ水に濡らしたキッチンペーパーが有効なのか容器の中で砂糖が固まってしまう原因は『結晶化』です。砂糖は結晶化しやすいという特徴を持っています。乾燥すると結晶化が進み、大きな塊になってしまうのです。購入してきた砂糖がサラサラなのは、製造段階において結晶化を防ぐための液体が吹き付けられているからです。袋を開封して使ううちに乾燥が進み、カチカチになってしまいます。砂糖が固まる大きな原因は『空気の乾燥』なので、夏場よりも湿度が低い冬が要注意です。「だんだん固まってきた…」と思ったら、きょろみさんの方法で湿度を高くしてあげましょう。一方で、湿度が高すぎる場所に置いておくと、砂糖がドロドロに溶けてしまう可能性も。普段は湿度の高い場所を避けて保存し、塊になってしまった時に必要に応じて湿度をコントロールするのがおすすめです。キッチンペーパーをはさんでおくだけなので、調理がひと段落した時にでも、手軽に挑戦してみてください。サラサラの砂糖なら、調理中のストレスも軽減できるのではないでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2024年11月16日料理中に砂糖を使おうとしたら「カチカチに固まっていた」という経験はありませんか。毎回スプーンやフォークなどで削るのは、面倒に感じる人も多いでしょう。Instagramで生活に役立つ情報を発信している『さき姉』(sakinee_kurashi)さんは、固まった砂糖をサラサラに戻す方法と予防法を紹介しています。自宅にあるものや簡単に手に入る食材を使った驚きの方法を、早速見てみましょう。※再生ボタンを押すとInstagram上で動画が再生されます。 この投稿をInstagramで見る さき姉さん|30秒でわかるラク家事ハック(@sakinee_kurashi)がシェアした投稿 キッチンペーパーで砂糖をサラサラにする方法砂糖は『乾燥』すると固まりやすくなる性質があります。固まってしまった砂糖をサラサラの状態に戻すには、適度な湿り気を加えることが必要です。水で湿らせたキッチンペーパーを、砂糖が入った容器の本体とふたの間に挟みます。そのままふたをした状態で数時間ほど放置しましょう。たったこれだけで、砂糖が再びサラサラになります。電子レンジで砂糖をサラサラにする方法電子レンジを使えば、より短時間で砂糖をサラサラにできます。まず、砂糖の塊を耐熱皿に移してください。次に600wの電子レンジで3分加熱します。もしまだ塊が残っている場合は、様子を見ながら数十秒ずつ追加で加熱しましょう。加熱しすぎると砂糖が『カラメル化』してしまうので、注意してください。加熱が終わったら、スプーンやフォークなどでほぐしましょう。軽い力で簡単にサラサラの状態に戻せます。マシュマロを入れて砂糖が固まるのを防ごう!「砂糖をサラサラのままキープしておきたい」という人もいるでしょう。さき姉さんによると、砂糖と一緒にマシュマロを入れておくだけで、固まるのを防げるそうです。カラフルなマシュマロを使えば、見た目もかわいくなり、料理をする時の気分も上がりますね。この方法に驚いた人も多いようで以下のようなコメントが寄せられていました。・マシュマロを使うとは…びっくり!・すごすぎる!早速マシュマロ入れます。・どの方法もすぐに試せて便利。手間をかけずに砂糖を理想的な状態で保存できる、画期的な方法を紹介しました。気を付けていても、いつの間にか固まってしまう砂糖。サラサラの状態で使いたい人は、さき姉さんが教える方法を試してみてください。[文・構成/grape編集部]
2024年10月29日保管していたハチミツが、いつの間にか白く固まってしまっていたことはありませんか。なかには「腐ってしまったのではないか」と心配する人もいるでしょう。本記事では農林水産省の公式サイトより、ハチミツが白く固まる理由と対処方法を紹介します。ハチミツが白く固まる理由は?※写真はイメージ農林水産省の公式サイトでは、ハチミツが白く固まる理由について以下のように解説しています。ハチミツの主要成分であるブドウ糖、果糖のうちブドウ糖の作用によるものです。農林水産省ーより引用ハチミツに含まれている『ブドウ糖』が結晶しやすい性質であるため、白く固まってしまうとのこと。そのほか温度が低い場所で保管していたり、振動を加えたりするのも結晶化する理由です。日当たりの悪い場所や、冷蔵庫や電子レンジの近くなど振動が伝わりやすい場所で保管していると、結晶化が進みやすい傾向にあります。結晶化したハチミツを元に戻す方法農林水産省によると、湯煎で溶かすことによって元の状態に戻せるそうです。ただし熱すぎるお湯を使って溶かすと、ハチミツの風味や質が変わる可能性があります。50℃前後のお湯を使って溶かしましょう。結晶化したハチミツはそのまま食べるのもアリ!ハチミツが結晶化したとしても、味や質に影響はありません。「湯煎で溶かすのが面倒…」と感じる場合は、結晶化したハチミツをそのまま食べるのも1つです。トーストにそのままのせて、『シャリシャリ』とした食感を楽しんだり、ホットドリンクに甘みをプラスしたい時に入れたりしてみるとよいでしょう。ハチミツの結晶化を防ぐためには?※写真はイメージ結晶化しても湯煎で溶かせば元に戻せますが、ハチミツには『一度結晶化すると再結晶しやすい』という性質もあります。気温や振動の影響を受けにくい、食器棚や吊り棚の中で保存して結晶化を防ぎましょう。ハチミツは温度変化や振動などによって結晶化しやすい食材です。固まったままでも食べられますが、気になる人は湯煎で溶かし、結晶化しないように普段の保管方法に配慮してみてくださいね。[文・構成/grape編集部]
2024年09月12日買ってきた時はサラサラだった砂糖が、いざ使おうとしたら、カチカチに固まっていた経験はありませんか。力を入れてほぐそうとしても、なかなか崩れないと、調理中のストレスが増えてしまいますよね。固まった『砂糖』の救済策3選キッチン周りで役立つライフハックをInstagramに投稿している、さき姉さん(sakinee_kurashi)。固まってしまった砂糖を、サラサラに戻す方法を紹介しました。自宅にあるものや、簡単に手に入る食材を使っているので、すぐに実践できるものばかりです。早速、見ていきましょう! この投稿をInstagramで見る さき姉さん|30秒でわかるラク家事ハック(@sakinee_kurashi)がシェアした投稿 キッチンペーパーを濡らして…砂糖が固まる原因の1つは、乾燥です。元に戻すには『適度な湿気』を与えるのが重要なのだとか。そこで、キッチンペーパーを濡らして、砂糖の容器の蓋に挟むとよいそうです。数時間、キッチンペーパーを挟んでおくだけで、砂糖が元通りサラサラの状態に!砂糖を使うまでに、時間がある人におすすめです。電子レンジに3分入れると?短時間で砂糖をサラサラにしたい時は、電子レンジで加熱しましょう。600Wの電子レンジで3分加熱するだけで、簡単に砂糖の塊がなくなりました!しかし、加熱しすぎると、砂糖がカラメルになってしまうので、要注意。数十秒ずつ様子を見ながら温めるのがおすすめです。マシュマロを入れよう!そもそも、砂糖を固まらせたくない人もいるでしょう。そんな人への救世主は、マシュマロ!さき姉さんによると、容器に入れることで、砂糖がカチカチになるのを未然に防ぐことができるといいます。砂糖をサラサラにする、新たな方法を知った人たちからは「マシュマロとは、びっくりしました!知らなかったです」「すごすぎる」「早速、やります」などのコメントが寄せられました。和洋中、どんな料理でも必要となる場面がある、砂糖。いつでも、サラサラな砂糖にできる『救済策』を実践してみてはいかがでしょうか![文・構成/grape編集部]
2024年09月02日修理やDIYに便利な瞬間接着剤。しかし、開封後時間が経つと、残った接着剤がチューブの中で固まったり、キャップが開かなくなったりしたことはありませんか。「接着剤が少しだけほしい」という時は、100円ショップ『ダイソー』の『多目的強力瞬間接着剤 and はがし液1本(使い切り)』(以下、強力瞬間接着剤)なら、ムダなく使い切れるかもしれません。筆者は修理したい小さなパーツがあったので、早速購入して試してみました!使い切りサイズ!ダイソーの『強力瞬間接着剤』『強力瞬間接着剤』は税込み110円の商品。強力瞬間接着剤のチューブ3本と、緊急対応のはがし液1本が入っています。『強力瞬間接着剤』は、金属や硬質プラスチック、合成ゴム、木材、陶磁器などの接着が可能。手のひらにすっぽり入るサイズのチューブで、1gずつ小分けになっています。短期間で使い切ることができ、中で固まって使えなくなってしまうなどのトラブルを避けられそうです。使う前にはノズルセットとチューブの間にある、黄色いリングのストッパーを取り外しましょう。キャップとノズルセットを戻して、しっかり閉めれば使えるようになります。それでは修理を始めましょう。今回は小指の先ほどの小さなパーツを貼りたかったので、1gのチューブで十分足りました。ノズルが細く、少しずつ出すことができるため、細かい作業もやりやすかったです。貼ったパーツはすぐにしっかりとくっつきました!貼るものの材質によりますが、数秒から3分程度で接着できそうです。そして、うっかり指についてしまった時に便利なのが、パッケージの一番下に付いている『はがし液』です。接着剤に触れた指でほかの指などを触ってしまうと、かなり強力にくっついてしまいますよね…。そういう時は無理に引っ張ってはがそうとせず、『はがし液』を厚さ2~3mm程度塗って対応しましょう。2~3分待てば、はがれやすくなるので、布でふき取ってください。使い切りサイズの『強力瞬間接着剤』は、小さなパーツの接着にムダなく使えて、とても便利な商品でした。うっかり指に付いた時に使える『はがし液』がセットになっているのも助かります。修理やDIY、手芸などで大活躍しそうなので、気になった人は『ダイソー』で探してみてください。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2024年05月29日料理をする時に欠かせない調味料の1つ、砂糖。いざ使おうとするも、カチカチに固まっていて取れない…なんて経験をした人も多いのではないでしょうか。固まった砂糖を、元に戻す裏技家事代行やエアコン掃除など、生活関連の予約サービスを行う『くらしのマーケット』のInstagramアカウントは、固まった砂糖を元に戻す裏技を公開。砂糖は、乾燥により結晶同士がくっついて、固まってしまうといいます。そのため、砂糖に水分を加えることで、サラサラの状態に戻すことができるのだとか。家にあるものを使って、簡単にできるので要チェックですよ!※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る くらしのマーケット【公式】(@curama.jp)がシェアした投稿 固まった砂糖を元に戻す裏技1:水をかける霧吹きを使って少量の水をかけ、スプーンでほぐすことで、元に戻すことができます。固まりが強く、なかなか崩れない時は、この工程を何回か繰り返してください。ただ、水をかけすぎないように注意してくださいね。固まった砂糖を元に戻す裏技2:濡らしたキッチンペーパーを乗せるキッチンペーパーを使った、簡単な方法もあります。まずは、濡らして絞ったキッチンペーパーを、砂糖の入った容器に広げて乗せ、その上からフタをしてください。後は、1時間ほど放置して混ぜれば、もとの状態に戻るのだとか。ただ、乾燥具合によっては、2時間以上かかる場合もあるそうです。固まった砂糖を元に戻す裏技3:食パンを入れるほかにも、食パンを使った驚きの方法を紹介していますよ。やり方はシンプルで、砂糖が入った容器の中に、小さくちぎった食パンを入れるだけ。すると、砂糖がパンの水分を吸い、一晩ほどでサラサラになるそうです。ただ、パンはカビが発生しやすいため、砂糖が元の状態に戻ったら、早めに取り出してください。冬場は空気が乾燥しやすいので、特に固まりやすいでしょう。どの方法もすぐに実践できるものばかりなので、いざという時のためにも、覚えておきたいですね![文・構成/grape編集部]
2024年05月04日さまざまな料理に使える砂糖は便利ですが、容器に入れたまま放置すると、気づかぬうちに固まってしまうもの。せっかくなら、固まっていないサラサラな状態で料理に使いたいですよね。そんな砂糖が固まらないための小技を含めた、料理にまつわるライフハック2選を、生活用品メーカーのアイリスオーヤマ株式会社(以下、アイリスオーヤマ)が紹介していました。『意外と知らないライフハック』2選「意外と知らないライフハック」そんなひと言を添えて、アイリスオーヤマのInstagramのアカウントが紹介したのは、『砂糖を固まらせない方法』と『ボウルから液体をこぼさず注ぐ方法』の2つです!詳しい方法は、以下の動画をご覧ください。※動画はInstagram上で再生できます。 この投稿をInstagramで見る アイリスオーヤマ【公式】アイ ラブ アイデア|家電・日用品(@irisohyama)がシェアした投稿 砂糖を固まらせない方法砂糖が一度固まると、適量を取りにくくなり、調理中のストレスの原因となりますよね。砂糖を固まらせない方法は、調味料ケースの上に、濡れたキッチンペーパーを3時間ほど置くだけ。「本当にこれだけでいいの?」と思う人は多いかもしれませんが、キッチンペーパーの水分により、砂糖がほぐれて固まりがなくなるのだとか。ほんのひと手間で砂糖をサラサラにできるなら、すぐにでも実践したいですね!ボウルから液体をこぼさず注ぐ方法料理中、溶いた卵や調味料などの液体をボウルから鍋に移し替える時、うまく注げず、こぼれてしまった経験はないでしょうか。そんな時は、ボウルを持ちながら手首をクルッと曲げるだけで、こぼさずに注げるのだとか。注ぐ際にこぼれる心配がなくなれば、ストレスを大幅に軽減できそうですね!気になる人は、アイリスオーヤマの紹介する2つの小技を試してみてはいかがですか。[文・構成/grape編集部]
2024年04月10日ピザ用チーズはすぐに使い切ることが難しく、多くの場合余ってしまいます。しかし、冷凍保存をするとチーズがくっ付いてしまい、使いづらくイライラすることも少なくありません。パラパラの状態で冷凍保存する方法はないかと、頭を悩ませる人もいるのではないでしょうか。アイリスオーヤマのTik Tokの公式アカウントでは、チーズをパラパラに保存できるアイディアを紹介しています。そこで、その方法を実際に試してみました。パラパラチーズはたったの4工程で作れる用意するのは、ピザ用チーズと冷凍するための保存容器です。容器は冷凍対応のものを用意しましょう。まずは、ピザ用チーズを袋から出し、保存容器に入れます。均等に冷凍できるよう、表面を平らにしましょう。チーズを保存容器に入れたら、ふたをして冷凍庫に入れ、そのまま1時間ほど置いておきます。1時間以上冷凍すると固まってしまうので、タイマーなどを使って時間を計りましょう。1時間経過したら冷凍庫から取り出し、保存容器ごと振ります。チーズは少し凍った状態なのでパラパラになるようしっかり振るのがポイントです。チーズがパラパラ状態になったら、再び冷凍庫へ入れます。後は、使いたい時に取り出すだけです。パラパラのチーズがすぐに使えるので、料理の効率もぐっと上がるでしょう。保存容器以外でも可能か検証チーズの冷凍保存ができるのは、保存容器だけでしょうか。ほかにも冷凍保存ができるものがあれば、とても便利です。冷凍に適しているフリーザーバッグを使って試してみました。冷凍保存するための工程は、保存容器を使った方法と変わりません。まずは、フリーザーバッグにチーズを入れます。チーズをフリーザーバッグに入れたら、できるだけ平らにしてから冷凍庫に入れましょう。冷凍庫へ入れて1時間ほど経過したら、一度取り出して袋ごと振ります。パラパラになるまで振りましょう。チーズがパラパラになったら、再び冷凍庫へ入れて完成です。フリーザーバッグでも、保存容器のようにパラパラになりました。アイリスオーヤマのTik Tok公式アカウントでは、ほかにも商品を使ったライフハックなどを発信しています。ぜひ、チェックしてみてください。[文・構成/grape編集部]
2024年03月24日ハチミツを使おうと思ったら白く固まっていることがあります。「品質に問題ないか」「食べてもいいのか」と心配になったことはありませんか。本記事ではハチミツが固まる理由や解決法を紹介します。ハチミツが白く固まる理由とは東京ガスが運営する暮らし情報メディア『ウチコト』の公式サイトでは、ハチミツの結晶化について詳しく解説しています。保管しておいたハチミツに白い粒ができていたり、全体的に白く固まったりするのは、ハチミツの主成分『ブドウ糖』が結晶化したことによるものです。ハチミツが結晶化するのは、『温度変化』が主な理由。保存する場所の気温が15~16℃以下の環境で結晶化しやすくなります。結晶化したとはいえ成分が変化しているわけではないので、食べても問題はありません。しかし固まっているため使いづらく、食感が気になります。固まったハチミツは元に戻せる!結晶化したハチミツは『湯煎』で溶解しましょう。その方法を詳しく紹介します。1.鍋に水を入れる2.「はちみつ」が入ったビンのフタをゆるめ、ビンごと水の中に入れる3.鍋の水をゆっくり温める4.スプーンや菜箸などでゆっくりかき混ぜながら全体を温めるウチコトーより引用「電子レンジで簡単に溶けるのでは…」と考えがちですが、電子レンジで温めすぎるとハチミツ特有のとろっとした質感や風味、色味が損なわれてしまいます。時間をかけてゆっくりと湯煎で溶かしましょう。ハチミツは15℃前後以下で結晶化しやすくなるため、常温での保存がおすすめです。夏場は腐ってしまうのではないかと心配かもしれませんが、冷蔵庫に入れる必要はありません。ただし、直射日光に当たらないように気を付けてください。ハチミツの賞味期限ハチミツの賞味期限は、容器に詰めてから1~3年と設定しているものがほとんどです。長期保存できますが、時間の経過とともに風味が落ち、色が濃くなります。古くなったハチミツは、そのまま使うよりも砂糖の代わりの調味料として加熱料理に利用するのがおすすめです。また賞味期限はメーカーによって異なるため、心配な場合は直接問い合わせるといいでしょう。ハチミツが結晶化するのは温度差によるものがほとんどです。直射日光が当たらない場所で常温保存して結晶化を防ぎ、おいしいハチミツを長く楽しんでください。[文・構成/grape編集部]
2024年03月17日どこの家庭でも常備されているであろう、砂糖や塩などの調味料は、長期間保存していると固まりが発生するもの。それぞれ理由は複数ありますが、主に塩の場合は湿気で、砂糖の場合は乾燥で固まってしまうそうです。ダイソーの『揉んでほぐせる調味料ストッカー』に感動筆者も、固まる調味料に頭を悩ませる1人。特に、常備している、さとうきび糖が固まることに悩んでいました。固まりのまま料理や飲み物に使用していましたが、理想の分量に調節できず、入れすぎてしまうこともしばしば…。筆者の自宅で保存している、固まりだらけのさとうきび糖スプーンで長時間つついても解決できなそうな量…そんな筆者の悩みを解決してくれるアイテムが、100円ショップ(以下、100均)の『ダイソー』にありました!その名も、『揉んでほぐせる調味料ストッカー』。100均とあり、価格は税込み110円です。『揉んでほぐせる調味料ストッカー』『揉んでほぐせる調味料ストッカー』は、その名の通り、固まりがちな調味料を揉んでほぐせるというストッカー。固まった調味料は、それぞれサラサラに戻す解決方法がありますが、それすらも面倒に感じる性格の筆者にはピッタリです!『揉んでほぐせる調味料ストッカー』は、白い蓋より下になるよう、調味料を入れればOKとのこと。3203までの調味料を入れられます。『揉んでほぐせる調味料ストッカー』に調味料を入れた後は、下半分を持ち、揉みほぐすのだそうです。早速、石のように固まったさとうきび糖のみを取り出し、『揉んでほぐせる調味料ストッカー』に移しました。移した写真は以下の通り。この固まったさとうきび糖をすべて揉みほぐせるかと思うと、ワクワクしますね!準備が整ったら…レッツ、もみもみ!いざもみ始めると、ものの数秒で固まったさとうきび糖が崩れてきました。力を入れてストッカーの下部分を押しましたが、壊れる様子はありません。何よりも、固まったさとうきび糖が崩れ、サラサラに戻っていくのが楽しいのです。中でボロボロと崩れる様子も見れて、プチストレス解消になりますよ!そんな楽しい時間はあっという間に終わり、1分経たずで、さとうきび糖の固まりをほぼ揉みほぐすことができました!小さい固まりは少し残りましたが、問題なく使えるくらいにはサラサラに戻すことができるようです。『揉んでほぐせる調味料ストッカー』は、大口と小口の2種類で中身を取り出すことができるのも嬉しいポイント。スプーンですくいたい時は大口、飲み物にサッと入れたい場合は小口が活躍しそうです。『揉んでほぐせる調味料ストッカー』の大口『揉んでほぐせる調味料ストッカー』の小口『揉んでほぐせる調味料ストッカー』は、完全密封ができないため、保存場所などには注意が必要。また、蓋が正しく組み立てられていないと、蓋や容器が外れる恐れがあるので、使う前は食器用洗剤で洗った後、しっかりとパーツがとめられているかを確認したほうがよいでしょう。固まる調味料のプチストレスを力技で解決したい人は、ぜひ『ダイソー』に立ち寄ってみてくださいね![文・構成/grape編集部]
2024年03月07日パック詰めにされた生クリームを開封した時、中身が固まっていることがあります。なぜそうなってしまうのか、このまま食べても大丈夫なのか…。乳製品なだけに、「悪くなっているのかも」と心配になる人も多いでしょう。開封していないにもかかわらず、なぜ生クリームが固まってしまうのか。乳製品メーカーである雪印メグミルクの公式ウェブサイト情報から分かりやすく解説します。生クリームが固まる原因まずは生クリームが固まる理由について理解しましょう。生クリームは大変デリケートな食品です。流通過程での振動や衝撃、温度上昇によって固まる場合があります。ご家庭で保存していただく場合にも、冷蔵庫の冷気の噴出し口付近や、ドアポケットに保存されますと、凍結したり、ドアの振動で固まる場合があります。 におい、味(苦味や酸味)などに問題がなければ、お料理用としてご利用いただけます。雪印メグミルクーより引用雪印メグミルクによると、生クリームが固まるのは、衝撃・振動・温度上昇が原因とのことです。自宅で保管していた生クリームが固まっていた場合で多いのが、「生クリームをドアポケットにて保管していた」というケースです。扉を開閉するたびに温度変化が起き、さらに振動や衝撃が加わります。トラブルを避けるためには、ドアポケット以外で保存するのがおすすめです。固まった生クリームは基本的に食べても大丈夫固まってしまった生クリーム。口にしても大丈夫か悩みがちですが、雪印メグミルクによると「匂いや味などに問題がなければ、お料理用としてご利用いただけます」とのこと。クリーム煮やポタージュスープ、シチューにオムレツ、キッシュなど、幅広く活用できるでしょう。生クリームが固まった原因が温度上昇である場合、風味が変わっていたり腐敗していたりする可能性があります。匂いがいつもと違っていたり、苦味や酸味を感じたりする場合は、そのまま処分してください。ちなみに、生クリームは冷凍によって固まってしまうこともあります。この場合、凍結した段階で生クリームは変質し、解凍しても元の状態には戻りません。ホイップして使うことはできないため、こちらの場合もお料理用として活用するのがおすすめです。「まだ開封していない生クリームが固まる」という事態は、決して珍しいものではありません。なぜ固まったのか、味や匂いに変化がないかを確認したうえで、上手に活用してみてください。雪印メグミルクの情報も参考にしつつ、冷蔵庫内のどこで保管するのがベストなのか、検討してみてはいかがでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2023年12月18日犬にとって、飼い主との散歩は楽しい時間の1つです。散歩に行くと分かった犬が、はしゃいで喜ぶ姿を見ると、無邪気さに心が癒されますよね。しかし、いざ散歩に連れて行くと、なかなか帰りたがらない愛犬に困ってしまうことも…。ポメラニアンと散歩中に?ポメラニアンのたろ吉ちゃんと暮らす、飼い主(@kyabetubatake)さんも散歩で苦労をしたそうで、その時の出来事をX(Twitter)に投稿しています。ある日、いつものように散歩をしていると、たろ吉ちゃんが帰りたくないと駄々をこね始めました。飼い主さんが帰るようにうながすと…。石像と化している…!石のように固まり、その場から動かなくなってしまいました。その後、飼い主さんが1時間ほど必死に声をかけると、首だけをちょこっと動かしたそうです。たろ吉ちゃんの強い意志が感じられる姿に「木彫りの熊やん」「金太郎を乗っけても、シャケをくわえても様になりそう」「立ち姿に力強さを感じます」などのコメントが寄せられていました。その場から一歩も動かない状態で朝を迎えてしまったという、たろ吉ちゃんと飼い主さん。最終的に、朝日を浴びると硬直が溶けたように動き出し、無事に家に帰ることができたそうです。飼い主さんは「帰りたくないと駄々をこね始めた段階で、対話をしてうまく説得できればよかった」と、後の投稿でつづっていました。たろ吉ちゃんは、帰宅を拒絶するほど、飼い主さんと散歩する時間が大好きなのでしょう。今後、たろ吉ちゃんがごねてしまった時には、優しくたしなめるしかないですね![文・構成/grape編集部]
2023年12月06日冷えると白く固まってしまう、ハチミツ。常温保存が基本ですが、うっかり冷蔵庫に入れてしまったり、気温が下がったりして、固まったらどうすればいいのでしょうか。固まったハチミツを元に戻す方法を、『サクラ印のハチミツ』で有名な株式会社加藤美蜂園本舗(以下、加藤美蜂園本舗)に聞きました。ハチミツは冬場は固まりやすくなる!――ハチミツが冷えると白く固まってしまう理由は?ハチミツの主成分はブドウ糖と果糖の2つで、冷えるとブドウ糖がハチミツ中に含まれている花粉や気泡などの小さな粒子を核として固まります。はじまりは白い斑点のように増え、次第に白く大きな塊に変化します。これがハチミツの結晶化現象です。――常温でも固まることはある?結晶化現象は、純粋なハチミツ特有の自然現象です。外気温が15~16℃以下になると結晶化が起こりやすいことから、特に冬場は固まりやすいといわれています。しかし、外気温が低くなるだけではなく、ハチミツの中に気泡がある、振動が加わる、保管場所の気温差が生じる、長期保管をしているなど、さまざまな要因が重なることでも結晶化は起こります。また、ハチミツの種類によって、結晶化するスピードも異なり、上記の要因に当てはまっていても結晶しないことがあります。特にアカシアハチミツは、冬場でも結晶しにくいハチミツの代表です。※写真はイメージ固まったハチミツはじっくりと湯煎する――白く固まったハチミツは問題なく使える?白く固まっても品質上に問題ありません。固まってしまったハチミツは、スプーンですくってトーストに乗せたり、温かい飲み物に溶かしたりしてお使いください。――元に戻す方法は?固まったハチミツは、鍋でじっくり時間をかけて湯煎することで、元の液状に戻すことができます。まず、雪平鍋のような底が深い鍋の底に、平らな耐熱の小皿を置きます。その上に結晶化したハチミツを、キャップを外してから置いてください。固まっている部分が温まるように鍋に水を入れて、コンロの火をつけます。鍋のフチに小さな泡が出てきたら、火を止めて結晶を溶かしましょう。水温は50~60℃が目安です。お湯が冷めてきたら、再度コンロの火をつけてハチミツを溶かします。※写真はイメージ――ハチミツを溶かす際に注意することはある?結晶化したハチミツは流動性がないため、容器の中心までなかなか熱が通りません。容器の形状にもよりますが、キャップを取り外し、竹串や菜箸などで結晶を砕きながら湯煎をするのがお勧めです。また、一度溶かしても、ハチミツはいずれ結晶化します。結晶を溶かす際に、小さな結晶の粒が残らないように最後までしっかり溶かしてください。そうすることで、再度結晶化するまでの時間を伸ばすことができます。寒い時期は常温保存していても、部屋の温度が下がって結晶化してしまう可能性があります。もしハチミツが冷えて白く固まってしまったら、加藤美蜂園本舗に教えてもらった方法で元に戻してみてください。また、結晶化したハチミツもシャリっとした食感が楽しめるので、元に戻す前に食べてみるのもいいかもしれませんね![文/デジタル・コンテンツ・パブリッシング・構成/grape編集部]
2023年11月21日容器の中でガッチガチに固まってしまった砂糖。「そういうもの」と割り切って、スプーンで少しずつ削りながら使っている人も多いのではないでしょうか。とはいえ、毎日この作業を続けるのは、やはりイライラしてしまうもの。「ズボラで丁寧な暮らし」をテーマにInstagram上でさまざまなアイディアを発信中のきょろみ(kyoro_home)さんの投稿から、カチカチ砂糖をサラサラに戻す方法を紹介します。必要なのはキッチンペーパーのみスプーンで叩いてもなかなか壊せない砂糖。容器の中で力を込めて崩さなくても、きょろみさんの方法を使えば簡単にほぐれます。まるで岩のような砂糖に困ったら、ぜひ挑戦してみてください。用意するものは、キッチンペーパーだけ。水で濡らして広げましょう。砂糖の入れ物のふたを外したら、開口部に濡らしたキッチンペーパーをかぶせ、軽くふたをしてください。その状態のまま、1~2時間放置します。時間が経過したら、キッチンペーパーを取り除いて砂糖の様子を確認するだけ。スプーンで叩いてみると、簡単にほぐれることが分かります。なぜ水に濡らしたキッチンペーパーが有効なのか容器の中で砂糖が固まってしまう原因は、「結晶化」です。砂糖はもともと、結晶化しやすいという特徴を持っています。乾燥すると結晶化が進み、大きな塊になってしまうという仕組みです。購入してきた砂糖がサラサラなのは、製造段階において、結晶化を防ぐための液体が吹き付けられているから。袋を開封して使ううちに乾燥が進み、カチカチになってしまいます。砂糖が固まる大きな原因は「空気の乾燥」なので、夏場よりも湿度が低い冬に要注意です。「だんだん固まってきた…」と思ったら、きょろみさんの方法で湿度を高くしてあげましょう。サラサラの状態に戻したら、また快適に使えるはずです。一方で、湿度が高すぎる場所に置いておくと、砂糖がドロドロに溶けてしまう可能性も。普段は湿度の高い場所を避けて保存し、塊になってしまった時に必要に応じて湿度をコントロールするのがおすすめです。きょろみさんの投稿に対して、フォロワーからは「固まったらこれやる」「これは使えるライフハック」といった声が寄せられています。キッチンペーパーをはさんでおくだけなので、調理がひと段落した時にでも、手軽に挑戦してみてください。サラサラの砂糖なら、調理中のストレスも軽減できるのではないでしょうか。※再生ボタンを押すとInstagram上で動画が再生されます。 この投稿をInstagramで見る きょろみ⌇ズボラで丁寧な暮らし⚮̈(@kyoro_home)がシェアした投稿 [文・構成/grape編集部]
2023年10月01日塩を入れたケースのフタを開けてみたら、そこにあったのはカチコチになった塩の塊。そんな経験はありませんか。気分が下がるうえに、何より使いにくさに困りますが、固まった塩をサラサラに戻す方法がありました。固まった塩を2分でサラサラにする方法いつの間にかカチカチに塊になっている塩。料理ですぐに使いたい時は困りますし、砕く作業にうんざりすることもあるでしょう。そんなカチカチの塩をたった2分でサラサラにする方法を試してみませんか。整理収納アドバイザー・yuri(yurimochi.home)さんも、カチカチに固まった塩に困っていた1人でしたが、その悩みを解消する裏技を発見して教えてくれました。まずは塩ケースの中身をすべて耐熱皿に移します。動画ではお洒落な瓶から固まった塩がゴロゴロ出てきました。スプーンで軽く平らにならし、そのまま電子レンジへ入れます。ラップは必要ありません。そのまま2分ほど温めてください。2分後に電子レンジから取り出し、粗熱が取れたら塊をスプーンで崩します。もしもまだ塊が残っているようなら、再び電子レンジで30秒~1分ほど追加で加熱してみましょう。動画ではかなりほぐれています。yuriさんいわく、「大体のお塩はこれくらいでサラサラになるよ」とのことでした。ところがyuriさんの動画はまだ続きます。マッシャーでぐいぐいと塩の塊をほぐしていました。どうやら天然塩のため、普通の塩よりも塊が手強く残った様子です。天然塩を使っている人はここから先も参考になりますね。続けてyuriさんは塩をふるいにかけはじめました。ふるいに残った塩の塊をマッシャーでさらにほぐしていきます。サラサラの塩が復活しました!塩を瓶に戻し、珪藻土スティックを入れて完了です。なぜ塩はカチカチに固まるのか塩がカチカチに固まる原因は湿気です。湿気が水分として塩に付着すると、塩の結晶ができてしまいます。湿気を吸い取っている限り結晶化が進み、どんどん周囲の塩と結び付きながら大きな塊になってしまうのだそう。yuriさんが最後に珪藻土スティックを入れたのは、珪藻土の調湿効果を利用し、塩の結晶化を防ぐためだったのですね。調べてみたところ、珪藻土スティックのほか、マカロニやお米を入れても同様の効果があるそうです。カラフルなマカロニを入れて、可愛らしい見た目にするのも一石二鳥で楽しめるのではないでしょうか。塩の頑固な塊もサラサラに復活させるライフハック。湿気の多い時期には特に重宝しそうです。ぜひ試してみてください。[文・構成/grape編集部]
2023年08月15日カチカチに固まってしまった砂糖。崩しながらどうにかこうにか使っているものの、そのたびにプチストレスを感じてしまいます。実は、ある方法を使えばカチカチの砂糖をサラサラに戻せるのをご存じですか。砂糖の大敵・乾燥に注目したライフハック一度固まると「岩か!」と言いたくなるほどガチガチに固くなる砂糖。その原因は乾燥です。乾燥を防げばよいだけの話かもしれませんが、それもなかなか難しいですよね。きょろみ(kyoro_home)さんも乾燥する冬場に砂糖が固まってしまい、崩しながら使っていたのだそう。でも、そこは暮らしに役立つ小技をたくさん知っているきょろみさんです。ガチガチの砂糖をサラサラに復活させる方法を発見。惜しげもなく教えてくれました!用意するものはキッチンペーパーだけです。まずはキッチンペーパーをしっかり濡らしましょう。次に、ガチガチに固まった砂糖が入った容器のフタを開けます。開けた部分を覆うようにキッチンペーパーを被せてください。キッチンペーパーを被せたらふたたびフタをします。そのまま1~2時間放置しましょう。十分に放置した後、砂糖の状態を見てみましょう。きょろみさんは固まっていた砂糖を容器からお皿に移し、状態を紹介してくれました。そしてお皿の上で、ガチガチだったはずの砂糖を軽くサクサクサクとスプーンでほぐしてみると…。岩のようだったあのガチガチ砂糖が、まるで買ったばかりの頃のようにふわふわの状態に!容器の中ですくってみても、ひと目で分かるサラサラ具合の復活です。濡らしたキッチンペーパーだけでこんなに変わるとは驚きです。このライフハックにはコメント欄も大盛り上がりです。「おおぉー!これは使えるライフハック」「固まったらやってみる」「すごぉぉぉぉ!!これ塩もOK?と思ったら次のリールで塩もやってくれるのね。待ってます!!!!」砂糖が固まった経験をした人が多いのか、みなさんかなりやってみたい様子です。それだけ、きょろみさんの情報が印象的だったのでしょうか。自称・ズボラ主婦きょろみさんは、ほかにも役立つライフハックを発信しています。ズボラを自称するだけあって、どれも簡単で取り入れやすいものばかりです。ぜひ参考にしてみてくださいね。 この投稿をInstagramで見る きょろみ⌇ズボラで丁寧な暮らし⚮̈(@kyoro_home)がシェアした投稿 [文・構成/grape編集部]
2023年05月24日寒く乾燥した時期がやってくると、ガチガチに固まってしまう砂糖。スプーンで削るのも大変で、簡単には元のさらさらな状態に戻ってくれないので困ってしまいますよね。なぜ砂糖が固まるかというと、サトウキビなどの原材料が乾燥に弱いことが原因。とはいえ、乾燥しやすい季節でも快適に使いたいですよね。いつも砂糖がガチガチに固まってしまうという人は、保存方法に問題があるのかもしれません。今回は、砂糖が固まる前に、さらさらな状態を維持しておくためのポイントをご紹介します。「すでにガチガチに固まってしまった…」という人は、下記の記事を参考にしてくださいね。岩のように固まった砂糖がサラふわに!放置するだけの『簡単テクニック』とは?砂糖が固まらない保存方法とは?砂糖は日常的に使うものなので、よく大容量で販売されています。大容量の袋から持ち手付きのシュガーポットや、キャニスターなどに移し替えて使っている家庭も多いでしょう。ここで注意したいのが、密封性が高く湿度を一定に保てる容器を選ぶということ。乾燥や湿度が気になるという人は、珪藻土(けいそうど)を使用した容器やスプーンを使用するのもおすすめです。珪藻土は、湿度を40~60%くらいに保ってくれるという性質があります。おしゃれなデザインのものも多いので、気になる人は雑貨店などでチェックしてみてくださいね。マシュマロと一緒に保存すると?では、珪藻土の容器がない時はどうすればいいのでしょうか。家にあるもので簡単にできるテクニックとして、砂糖を入れた容器にマシュマロを入れておくという方法があります。マシュマロは水分を含んでおり、砂糖と一緒にを入れておくだけで、珪藻土のように湿度をコントロールしてくれるのだとか。早速マシュマロを購入し、砂糖と一緒に入れてみることにしました。使用するのは、100円ショップの『ダイソー』などでもよく見かける普通の調味料ストッカーです。スプーンもプラスチック製で湿度調節ができないため、いつもスプーンごとガチガチに固まってしまいます…。今回は大袋から詰め替えて、さらさら状態の砂糖の上に、マシュマロを3個置いてみました。どちらも白いので、見た目も違和感がありません。そのまま2日ほど置いて、使い心地を確認してみます。2日後、付属のスプーンですくってみましたが、さらさらな状態をキープしています!すでに固まっている場合には効果が出にくいため、あくまで固まらないための予防だと考えてください。マシュマロを入れたまま長期間放置すると、カビの原因にもなります。定期的な交換を忘れないようにしましょう。ちなみに、残った砂糖が入っている袋は、密閉容器に入れるなどして外気に触れないようにするのもポイントです。砂糖の袋は、輸送時に破裂しないように小さな穴や通気性のよい素材が使われていることがほとんど。そのまま放置しておくと、袋の中で砂糖の塊ができる原因になってしまいます。大容量のボトルタイプなどさまざまな容器が販売されているので、残った砂糖は袋ごと密封容器に入れて保存しておきましょう。ほかにもハンドルタイプのボトルや、チャック付きポリ袋などもおすすめ。砂糖の容量に合わせたサイズを選ぶことが大切です。密封容器に入れたら、高温多湿の場所は避けて保存してくださいね。使いやすい状態をキープし続けるためにも、砂糖が固まってしまう前に対策しておきましょう![文/キジカク・構成/grape編集部]
2023年02月22日砂糖を使おうとしたら、「ガチガチに固まっていてスプーンですくえない…」という経験はないでしょうか。砂糖が固まってしまうのは、実は乾燥が原因だといわれています。上白糖(じょうはくとう)はサトウキビなどの原料から作られていますが、もともと固まりやすい性質があるため、製造過程で『糖液』と呼ばれる液体で砂糖のまわりをコーティングする工夫が施されているそうです。しかし、冬の時期などは乾燥によって糖液の水分が奪われてしまうので、砂糖が元の固まりやすい状態に戻ってしまうといいます。写真のようにガチガチに固まり、ダマになってしまった砂糖を元に戻すには、湿気を与えるのがおすすめ!ただし、水分を与えすぎてしまうとドロドロになってしまうので注意が必要です。直接水を垂らしたり、霧吹きなどで水分をスプレーしたりする方法もありますが、水分量の調整が難しいですよね。そこでおすすめなのが、濡らしたキッチンペーパーを使った方法。よく絞ったキッチンペーパーを砂糖と一緒に入れて放置しておくだけなので、忙しい人にも簡単にできます。実際にガチガチに固まった砂糖がどんな状態になるのか、実験してみました!分かりやすいように、固まった砂糖の塊をタッパーに入れます。キッチンペーパーは水で濡らしてから、しっかり水気を絞るのがポイントです。固まった砂糖を覆うように、キッチンペーパーを被せます。キッチンペーパーと接している部分がドロドロにならないように、ピッタリ貼り付けるのではなく、ふわっと被せるぐらいがいいでしょう。あらかじめ、キッチンペーパーを容器のフタ部分に貼り付けておくのもおすすめです。キッチンペーパーの水分がすぐに乾いてしまわないよう、フタをしておきます。そのままひと晩、キッチンに常温で置いてみました。翌日、容器のフタを開け、キッチンペーパーを取ってみると…。塊になっていた砂糖がすっかりほぐれています!スプーンがすっと通るほどのふわふわ具合です。表面がドロッとすることもなく、とても使いやすい状態に。長く放置しすぎると、キッチンペーパーが乾いてまた固まってしまったり、湿気が多すぎてカビが生えてしまったりするので、数時間からひと晩ぐらいでキッチンペーパーを回収するとよいでしょう。この裏技の注意点としては、砂糖の種別によっては湿気で固まってしまう可能性もあることです。糖液でコーティングされているのは上白糖の特徴なので、グラニュー糖など乾燥に強い砂糖の場合、湿気を与えると逆に固まってしまうことがあります。また、砂糖を保存する時は購入時の袋に入れっぱなしにしないのも大事なポイントなのだとか。砂糖が入っている袋は、運送時の破裂防止のために小さな穴が開いていたり、通気性のいい素材が使われていたりすることもあるそうです。袋のまま置いておくと乾燥や湿気によって砂糖の状態が変わってしまうので、密閉容器に入れて保存するようにしましょう。購入後のちょっとしたひと手間で料理が快適になるので、乾燥の気になる季節に、ぜひ試してみてくださいね。[文/キジカク・構成/grape編集部]
2023年01月26日寒くなってくると、ハチミツが白く固まってしまうことがありますよね。これは、ハチミツに含まれるブドウ糖が、気温15℃前後で結晶化することから起こる現象です。筆者の家ではハチミツを毎日のように使うので、毎年冬になるとこれが悩みの種となっていました…。結晶化したハチミツは、湯煎などの方法で元通りにすることができるのですが、結構な手間と時間がかかりますよね。調べたところ、農林水産省のウェブサイトによると、ハチミツはマイナス41.3℃で凍るとのこと。結晶化しているハチミツは固いですが、決して凍っているのではありません。日本の家庭用冷蔵庫の冷凍室は、JIS規格によってマイナス18℃以下と定められています。ハチミツが凍るほどの低温にはならないため、冷凍庫に入れておけば、結晶化せず、凍ることもないというわけです。実際にハチミツを冷凍庫に入れてみた「本当にカチカチにならないのかな?」という疑念もありつつ、早速自宅の冷凍庫で試してみることにしました!冷凍前は下の写真のとおり、液体状になっています。自宅の冷凍庫で約3時間冷やしたところ、下の写真のような状態になりました。凍ってはいないものの、固い水飴のような感触で、力を入れないとスプーンですくえない状態です。結晶化したものと比べると扱いやすいですが、このままだと使いにくいかもしれません。そこで、約25℃の室内に、10分間置いてみます。冷凍前よりはやや固いものの、液体状に戻りました!この状態であれば、使いやすそうです。室温が15℃前後の場合、「常温に戻してもすぐ結晶化するのでは?」と気になり、後日試してみたところ、結晶化せずに液体状になりました。しかし、すでに結晶化したハチミツを冷凍してみたところ、室温に戻しても液体状には戻らないという結果に…。とはいえ、ハチミツを冷凍庫に入れておくと結晶化を防ぐことができ、冬期でも使いやすくなることが分かりました!固まったハチミツで困っている人は、一度試してみてはいかがでしょうか。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2022年11月26日■前回のあらすじお互いの好みを把握し、嫌いなものは作らないことでようやく落ち着いた食バトル。しかし、息子が生まれたことで、また食卓に変化が…。息子を無事出産し、体重も戻らず、どすこい姿も定着(笑)。息子が生まれてから、私は毎日必死に離乳食に挑んでいました。小児科の先生に勧められた教科書通り「息子が口に入れていいのは有機栽培の国産の食材だけっっっっ!」と青筋を立てながら3食精魂込めて作っていました。もうあの頃の私は何かに取り憑かれたように離乳食のことだけを考えている日々でした。その努力に応えてくれるかのように、息子は出したものはなんでもおいしそうに食べてくれました。自分の出した食事をすんなりと食べてくれる人がいるってこんなに嬉しいことなのかとウルウル。そんな愛息子の今とこれからの健康を考えて、日本食のオンパレードが始まったのです!久しく夫婦の食卓には出していなかった「だしパック&お醤油」が堂々のカムバック。夫固まる。動かない。けどもうどうでもいい(鬼嫁)。日々パワーアップする日本食も、息子はモリモリ食べてくれる。なんて幸せ。やっぱり、私が頑張ってるから、おいしいものをいっぱい作ってるから、息子はこんなにも食べてくれてるんだ。とアホすぎる大きな勘違いをしていた私。この後、そんなとんでもなく愚な考えを一蹴も二蹴りもする出来事が始まるのでした。次回に続く「スイス人夫VS日本人妻 ~家族の偏食、どう乗り切る?~」(全17話)は14時更新!
2021年09月19日ハチミツは、デザートや紅茶、料理などさまざまな用途に使える食材です。しかし、久しぶりにハチミツを使おうと思ったら、固まってしまって逆さにしても出てこない、という経験がある人も多いのではないでしょうか。ハチミツは値段が高いものもあるので、最後まで使い切りたいですよね。YouTubeチャンネルCoopjapan『日本生協連』では、ハチミツが固まってしまった場合の対処方法が紹介されています。そこで今回は、簡単にできるハチミツの溶かし方を試してみました。色が変わり、ハチミツが白く固まるのは、結晶化しているだけなのだそうです。品質に問題はないので、湯煎などすれば使えます。早速、試してみましょう。やり方:1.約60℃のお湯の中に、ハチミツのふたを取って、容器ごと入れる(お湯の量は、ハチミツより少し下が目安)。2.ハチミツをかき混ぜながら、結晶を溶かす。3.結晶が溶けたらお湯から取り出し、ふたをして自然に冷ます。マドラーなどを使用して、溶かしていくとやりやすいかもしれません。湯煎で戻す際のポイントは2つです。まず1つ目のポイントは、加熱しすぎないこと。湯煎のお湯が熱くなりすぎると、ハチミツは成分が変化したり、味が変わってしまう可能性があります。2つ目のポイントは、完全に溶かすこと。ふたや容器に結晶が残っていると再び結晶化しやすくなります。気になる方はぜひ試してみてください。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2021年04月27日料理を作るとき、砂糖は欠かせない調味料のひとつですよね。料理だけでなく、コーヒーや紅茶を飲むときも、甘みを付けるためには欠かせません。しかし、砂糖は大容量で売られていることが多いため、いつ買ったか分からないけど、賞味期限とかはないのかな…と疑問に思ったことがあるのではないでしょうか。特に、砂糖が固まってしまうと、賞味期限が迫ってきたと思ってしまいますよね。今回は、そもそも砂糖には賞味期限があるのか?その疑問にお答えします。砂糖が固まったときの対処法もお伝えするので、ぜひ覚えておいてくださいね!■砂糖の賞味期限・砂糖には賞味期限がない結論をいうと、砂糖には賞味期限がありません。売られている砂糖の袋を見てみても、どこにも賞味期限は表示されていませんよね。砂糖は、製造過程で高度に精製されているため、不純物をほとんど含んでおらず、品質がとても安定している調味料なのです。ちなみに、砂糖と同じく、料理には欠かせない調味料である塩も、賞味期限がありません。砂糖や塩は大容量で売られていることが多いですが、その理由のひとつは、賞味期限がない分長期間の保存ができるからなんですね。・賞味期限とJAS法砂糖には賞味期限がないとお伝えしましたが、そもそも賞味期限とはどのような期限なのかご存知でしょうか?賞味期限とは、JAS法と呼ばれる「日本農林規格等に関する法律」で定められている、食品を安全においしく食べられる期間のことです。そのため、通常であれば、どのような食品でも賞味期限を表示することが義務付けられています。一方で、砂糖や塩などの品質が安定している食品に関しては、賞味期限を表示する必要はなく、省略することが認められているのです。砂糖は、正しい保存方法を守っていれば、長期にわたって使い続けることができる便利な調味料なんですね。・砂糖が固まっても品質には問題はないここまでを見て、「砂糖に賞味期限がないことは分かったけど、固まってしまうのは賞味期限と関係ないの?」もしかしたら、このように思われたかもしれません。しかし、砂糖が固まってしまうことと、賞味期限はまったく関係がないのです。砂糖が固まってしまう原因は、乾燥や湿気などの湿度の変化や、温度の変化にあります。一度砂糖の袋を開ければ、もちろん外気に触れることになりますよね。その際に、砂糖が水分を吸ったり、乾燥をすることを繰り返すことで、固まってしまうのです。砂糖が固まっても、品質が劣化したわけではないため、間違えて捨ててしまわないように注意してくださいね。・黒砂糖には賞味期限の記載アリ一般的な白色の砂糖には賞味期限がありませんが、黒砂糖の場合は、賞味期限が記載されていることがあります。というのも、黒砂糖は風味が変化しやすいため、メーカーの独自判断で、賞味期限が記載されることがあるからです。そもそも、黒砂糖とは、白色の砂糖には含まれていない糖蜜を含んでいる砂糖のこと。サトウキビから砂糖を製造する際に、一切加工の手が加えられていない砂糖が黒砂糖です。そして、加工が加えられていない分、風味が変化しやすくなっているんですね。ただし、黒砂糖の場合も、本来であれば賞味期限の記載は義務付けられていません。黒砂糖の賞味期限は短いもので4ヶ月、長くて2年などバラツキがあるため、最大限においしく食べるための参考程度にしましょう。■砂糖に適した保存場所砂糖には、原則として賞味期限がないことが分かりました。しかし、賞味期限がないとはいえ、保存を適当にしても良いということにはなりません。砂糖の風味が良い状態を、できるだけ長期間保ち続けるには、適切な保存をする必要があります。ここでは、砂糖を保存するときの適切な場所や、保存をする際のポイントについて見ていきましょう。・常温保存砂糖は、基本的には常温で保存するようにしてください。上記のとおり、砂糖は温度や湿度の変化に弱いため、湿度と温度の変化ができるだけ少ない場所で保存するようにしましょう。また、砂糖を冷蔵庫で保存する方法は不可能ではありませんが、オススメはできません。というのも、以下の2つの理由があるためです。冷蔵庫の中は乾燥しやすい扉の開閉で温度変化が起きやすい冷蔵庫の中は、乾燥しやすく、温度変化も起きやすい環境になっています。砂糖が乾燥すれば、固まってしまいますし、温度変化が繰り返されると劣化が早まってしまうのです。砂糖は、基本的に常温で保存するようにして、固まらないように注意しましょう。・空気の乾いた場所砂糖は、湿度や温度変化の少ない常温で保存することが大切だとお伝えしました。しかし、常温といっても、コンロ周りやシンクの周りなど、さまざまな場所がありますよね。砂糖を常温で保存する際のポイントは、適度に空気の乾いた場所に置くことです。砂糖が固まる原因は、乾燥だけでなく、湿気にもあります。湿度が高い場所に長時間置いておくと、湿気によって砂糖がドロドロになり、それが原因で固まってしまうのです。砂糖は、キッチン上の戸棚など、適度に乾燥した場所で保存しましょう。・直射日光の当たらない場所砂糖を常温で保存する際に注意したいのが、直射日光です。砂糖が長い間直射日光に当たると、砂糖の表面が溶け、その溶けた砂糖がくっついて、最終的には固まってしまいます。また、日中は直射日光が当たっていても、日が沈めば当たりませんよね。つまり、直射日光に当たる場所に砂糖を保管しておくと、毎日激しい温度変化を受けることになるのです。いくら砂糖に賞味期限がないとはいえ、激しい温度変化を繰り返せば、劣化してしまいます。砂糖を保管する際は、直射日光に当たる心配がないかを確認してくださいね。・シンク周りには置かない砂糖を常温保存するときに適さない場所が、シンク周りです。その理由は、上述の通り、シンク周りは湿気が多く、砂糖が簡単に固まってしまうから。シンク周りは、水気が多いですよね。水気が多ければ、必然的にその周辺の湿度は高くなってしまいます。シンク周りは、キッチンの中でも特に湿度が高くなりやすい場所です。もしシンク周りに砂糖を置いていた場合は、湿度が低く、適度に乾燥した場所に移動させてみてくださいね。・においの強い調味料の近くには置かない今砂糖を保管している周りには、何が置いてあるでしょうか?もし、においの強い調味料が置いてある場合は、砂糖をその場所から移動させることをオススメします。というのも、砂糖にその匂いが移ってしまい、砂糖の風味が落ちてしまうためです。匂いが強い調味料には、主にカラシや胡椒などのスパイス類があります。また、調味料だけでなく、にんにくや生姜などの食材も独特の匂いがありますよね。砂糖は、塩などの匂いがない調味料と一緒に保管するようにしましょう。・キッチン上の戸棚がおすすめ砂糖を保管するオススメの場所は、キッチン上の戸棚です。キッチン上の戸棚であれば、コンロからもある程度距離があるため、激しい温度変化の心配もありません。また、水気もほとんどないため、湿度も低いですよね。砂糖の使い勝手を考えても、キッチン上の戸棚であれば、使いたいときにすぐ取り出すことができます。ただし、注意しなければいけないのは、砂糖を一度使ったあとにそのまま放置してしまうことです。少し手間はかかりますが、砂糖の劣化を最大限防ぐためにも、使用後はキッチン上の戸棚に戻すようにしてくださいね。■開封後の砂糖の保存方法・しっかり密閉できる容器に入れる一度袋を開けてしまった砂糖は、しっかりと密閉できる容器に入れ、外気を遮断することが大切です。密閉ができていれば、砂糖が固まる原因である湿気や乾燥からも守ることができます。また、保管をする場所は、開封前と一緒でキッチン上の戸棚がオススメです。ただし、砂糖を密閉できる容器に入れていても、頻繁に開け閉めを繰り返せば、その中の湿度の変化が激しくなり固まってしまいます。湿度の影響を受けにくくするためにも、砂糖はできるだけ小分けにして、密閉して保存しましょう。・ジップ付きの袋に入れる開封後の砂糖を保存するときのオススメは、ジップ付きの袋に入れることです。上記では、砂糖を密閉できる容器に入れることが大切だとお伝えしましたが、ジップ付きの袋であれば、ほぼ完璧に密閉することができますよね。ジップが付いていない普通のポリ袋では、袋の中を密閉することが難しいです。それに、ジップ付きの袋であれば、もし砂糖が固まってしまっても、簡単に揉みほぐすことができますね。砂糖を開けてからは、少し手間がかかりますが、ジップ付き袋に移すようにしましょう。・袋のまま保存する開封後の砂糖は、ジップ付きの袋での保存をオススメしますが、もし持ち合わせていない場合は、そのままの袋で保存することも可能です。その際は、輪ゴムで袋の口をキツめにしばり、空気が入り込まないようにしましょう。もちろん、砂糖が入っている袋は、温度変化が少ない冷暗所に置くようにしてくださいね。また、袋を輪ゴムでキツくしばった場合は、完璧に密閉できているわけではありません。もし可能であれば、ジップ付きの袋を用意して、早めに移し替えるようにしてくださいね。・虫やダニに注意する砂糖は賞味期限がなく、品質が安定している調味料です。基本的には、虫やダニは発生しにくいですが、砂糖を保管する環境によっては注意が必要になります。特に、砂糖を湿気の多い場所で保管している場合は、虫やダニがわきやすいです。上述したとおり、シンク下や水回しなど、湿気が多い場所に砂糖を置くのはやめましょう。また、砂糖を入れている袋に穴が開いてしまい、知らぬ間に虫やダニがわいてしまう場合もあります。砂糖を使用する際は、袋がしっかり密閉できていて、穴が開いていないか確認するようにしましょう。■砂糖は冷蔵・冷凍もできる砂糖は、密閉できる容器に入れて、常温で保存することが基本だとお伝えしました。しかし、適切な対応をすれば、常温だけでなく、冷蔵庫や冷凍庫での保存も可能です。ここでは、砂糖を冷蔵庫や冷凍庫で保存する際の、適切な保存方法についてお伝えします。・冷蔵する方法砂糖を冷蔵庫で保存する場合は、基本的には常温で保管する場合と同じく、容器を密閉するようにしましょう。特に、冷蔵庫の中は常温よりも乾燥しやすいため、常温のときよりも注意が必要です。しかし、冷蔵庫で保存をする場合は、メリットもあります。冷蔵保存のメリットとしては、温度変化がしにくい点です。常温だと、太陽が出ている昼と、沈んだ夜とでは、どうしても温度の変化がありますよね。一方で、冷蔵保存であれば、温度をほぼ一定に保つことができ、その分砂糖が固まりにくくなります。もし砂糖を冷蔵庫で保存をする場合は、できるだけ奥の方に保管するようにして、温度変化を受けないように注意してくださいね。・冷凍する方法砂糖は、冷凍保存をすることも可能です。ただし、どうしてもの理由がない限り、冷蔵庫での保存はオススメできません。というのも、上述の通り、砂糖は温度変化にとても弱い調味料だからです。冷凍庫で保管をして、使うときは解凍して、また冷凍…を繰り返せば、激しい温度変化の影響を受けてしまいます。冷凍保存であれば、保存できる期間が延びるというメリットはありますが、そもそも砂糖には賞味期限がありません。砂糖を十年以上保管しておきたい…という理由があれば話は別ですが、そのような特別な理由がない場合は、砂糖を冷凍保存する必要はなさそうです。・基本的には常温がおすすめここまでお伝えした通り、砂糖は基本的に常温での保存がおすすめです。砂糖は、温度変化と湿度変化の少ない場所で保管することが大切なので、直射日光の当たらない冷暗所に置くようにしましょう。また、常温で保存することができない場合は、冷蔵庫に入れておくこともひとつの手段です。その場合は、しっかりと密閉できる容器に入れて、砂糖が乾燥しないように十分に注意してください。砂糖には賞味期限がありませんが、できるだけ長く品質を保つには、保存する環境が重要です。常温で適当に保存するのではなく、湿度や温度の変化が少ない場所はどこか、探してみてくださいね。■砂糖は賞味期限がない!でも固まってしまったら?砂糖には賞味期限がありませんが、固まってしまうことはあります。砂糖が固まると、すぐに使えませんし、ストレスになってしまいますよね。ここからは、砂糖が固まってしまったとき、元のサラサラの状態に戻す方法を見ていきましょう。・水分の変化が原因砂糖が固まってしまう主な原因は、水分の変化です。湿度の変化により、砂糖が一度湿気を帯び、その後に乾燥することで固まってしまいます。また、湿度の変化だけでなく、砂糖が高温の環境にさらされることで表面が溶け、それが乾燥して固まってしまう場合もあるため注意しましょう。次に、水分の変化によって固まってしまった砂糖の対処法をご紹介します。・軽くもみほぐす1つ目の対処法は、砂糖を軽く揉みほぐすことです。砂糖が元から袋に入っていれば、そのまま揉みほぐすだけなので、手軽にできる方法になります。しかし、砂糖の状態によっては、軽く揉みほぐすだけでは元に戻らない場合もあります。軽く揉みほぐしても元に戻らないときは、強く揉むのではなく、水分を与えることが大切です。・水分を加える砂糖を軽く揉みほぐしてもサラサラに戻らないときは、砂糖に水分を与えてあげましょう。砂糖が固まっているのは、乾燥しているからです。適度な水分を加え、しばらく放置しておくと、サラサラの状態に戻すことができます。ただし、過剰な水分を加えないように注意をしてください。砂糖に水分を与えすぎると、その水分によって砂糖が溶けてしまいます。一度砂糖が溶けると、元の状態には戻りにくくなってしまうため、少量ずつ水分を加えるようにしてくださいね。・食パンを入れる砂糖が入っている容器の中に食パンを入れておくと、サラサラの状態に戻すことができます。なんで食パンで元に戻るの!?と驚かれたかもしれませんが、その原理は、上述と同じように、砂糖に水分が与えられるからです。食パンの中には、水分が含まれていますよね。その食パンと砂糖を一緒に入れておくことで、砂糖が食パンの水分を吸収し、サラサラの状態に戻るのです。・キャベツの葉を入れる容器の中にキャベツの葉を入れておくことも、固まった砂糖を元に戻すひとつの手です。その原理は食パンと全く同じ、砂糖に水分が与えられるから。食パンを入れて長時間が経つと、食パンが劣化してしまう可能性がありますよね。一方で、放棄するはずのキャベツの葉を使用すれば、劣化をしても大丈夫です。食パンを入れるのはちょっと…という場合は、キャベツの葉を入れてみてくださいね。・レンジで加熱する固まった砂糖を、レンジで数秒加熱する方法です。砂糖をレンジで加熱し、湿気によってくっついていた砂糖同士をある程度乾燥させることで、サラサラの状態にできます。ただし、レンジで加熱する方法は、砂糖が湿気によって固まっている場合に有効です。暑い時期など、もし砂糖が乾燥で固まっている場合は、レンジで加熱するよりも水分を与えることが大切ですよ。・グラニュー糖を入れる砂糖を元に戻す方法の最後は、グラニュー糖を入れることです。この方法は、どちらかと言えば、砂糖が固まらないように予防する場合に有効になります。グラニュー糖は、上白糖などの砂糖よりも固まりにくい性質があるため、一緒に混ぜておくことで、砂糖同士がくっつくのを防止できるのです。砂糖が固まってしまった場合、基本的には、水分を与えることが大切になります。しかし、もしまだ砂糖が固まっていない場合は、グラニュー糖を入れて混ぜておくようにしましょう。■賞味期限がない砂糖の捨てるサイン・部分的に変色している砂糖には賞味期限がありませんが、放棄しなければいけない場合もあります。そのひとつの基準が、砂糖が変色しているかどうかです。上白糖やスティックタイプの砂糖は、基本的に白色ですが、部分的に変色しているときは使用を控えましょう。・湿気で溶けだしている砂糖の大部分が、湿気によって溶けだしている場合も、使用を控えたほうが良いです。周りの暑さなどによって、部分的に砂糖が溶け出している場合は大丈夫ですが、大量の水分で溶け出しているときはダニや虫が沸く可能性があります。シンク下など、水回りに長時間砂糖を置いておくと、湿気で溶けだす可能性が高いです。もし砂糖の大部分が溶けだしている場合は、少し勿体ないですが、廃棄するようにしましょう。■種類別による砂糖の特徴砂糖には賞味期限がなく、固まってしまうのは、温度や湿度の変化が原因だと分かりました。長期間の保存が可能な砂糖ですが、砂糖とひとことに言っても、その種類はたくさんありますよね。ここからは、砂糖の主な種類と、それぞれの特徴について解説していきます。・上白糖砂糖といえば、最初に思い浮かぶのが上白糖ではないでしょうか。原料であるサトウキビを加工し、不純物を取り除いた透明な砂糖です。ちなみに、透明な上白糖が白く見えるのは、砂糖の結晶が光を反射しているため。上白糖の特徴としては、クセがほとんどないところです。クセがない分、料理やお菓子など、色々な場面で使用することができます。また、そのほかの砂糖より安価な点も良いですよね。・グラニュー糖・白ザラ糖グラニュー糖や白ザラ糖も、よく見かける砂糖のひとつですよね。上白糖と同じく、不純物がほとんど含まれていないため、透明な結晶です。グラニュー糖や白ザラ糖の特徴は、なんと言っても、サラサラしているところですよね。上記でもお伝えしたとおり、グラニュー糖は固まりにくい性質があります。スティックタイプの砂糖に使用されているのも、グラニュー糖が多いですよ。・三温糖・中ザラ糖三温糖や中ザラ糖は、使用したことがあるでしょうか?三温糖や中ザラ糖は、上白糖やグラニュー糖を加工する際に取り除いた、糖液と呼ばれる液体を加熱し、色を付けた砂糖です。一度加熱しているため、香ばしい香りもあり、クッキーなどのお菓子作りに向いている砂糖と言えます。もちろん、お菓子作りだけでなく、いつもの料理にもおいしく使用することができますよ。■砂糖は賞味期限がない便利な調味料今回は、砂糖には賞味期限がないことや、なぜ固まってしまうのか?その原因と対処法についてもお伝えしました。砂糖は、適切に保存をすれば、開封後でも10年以上使い続けることができる、便利な調味料です。基本は常温で保存することをオススメしますが、保存をするときは、密閉できる容器に入れるようにしましょう。また、もし砂糖が固まってしまった場合は、今回ご紹介したサラサラに戻す方法を試してみてくださいね。《参考》・ 株式会社オーガニック認定機構「JAS法とは」
2021年02月15日ぷるっぷるでキラキラなゼリーは、見た目にも華やかですし、手軽にできるので、子どもたちと一緒に作るファーストレシピとしてとても優秀です。しかし、ゼラチンは、ちょっとした理由で固まらなくなってしまうという困った点も…。「せっかく作ったのに〜」と落胆する子どもたちの顔なんか見たくないですよね。なので、ここではゼラチンが固まらなくなってしまう理由から、もし固まらなかった場合の対処法までまとめて一気にご紹介します!■ゼラチンは何からできている?ゼラチンの原材料はなにかご存じですか? じつは、ゼラチンの原材料は、動物の骨や皮なんです。意外に思う方も多いのではないでしょうか。身近なわりに謎多きゼラチン。その特性をきちんと知れば、失敗を未然に防ぐことも可能です!・ゼラチンの抽出方法前述のとおり、ゼラチンの原材料はおもに牛や豚などといった家畜の骨や皮です。動物の骨や皮に含まれるコラーゲンからゼラチンを抽出しています。魚由来のものもありますが、安定的な供給が難しいので、あまり多くは流通していません。まず、酸やアルカリを使って骨や皮に含まれるカルシウムなどの不純物を取り除き、きれいにしてから時間をかけてゼラチンの元を抽出します。さらに、ろ過や濃縮することで精製度を高め、殺菌・乾燥をへて、製品になります。余談ですが、骨付き肉の煮込みや魚の煮付けが冷えて煮凝るのも骨や皮から溶け出たゼラチンのはたらきです。・「コラーゲン」と「コラーゲンペプチド」との違いコラーゲンは、アミノ酸が結合してできた構造体なのですが、熱を加えてその結合をバラバラにほどくことで、ゼラチンに変化します。そのゼラチンをさらに酵素などを使って細かく分解したものがコラーゲンペプチドです。・形状によって違うメリットとデメリット同じゼラチンでも、“粉”状のものと“板”状のものがありますよね。メリット・デメリットを知って使い分けましょう。粉ゼラチンは、計量がしやすく分量の微調整がきくので、あとからの追加もしやすいですが、仕上がりの透明度は板ゼラチンに若干劣ります。板ゼラチンは、薄いカード状のものを枚数単位で使用するので分量の微調整は難しいですが、仕上がりはきれいです。ムースやマシュマロなど透明感を気にしないものなら粉ゼラチンを使い、ゼリーやテリーヌなど透明感が仕上がりに差をつけるようなものは板ゼラチンを使うことをおすすめします。また、顆粒タイプのゼラチンは水でふやかす必要がないので、ササッと温かい飲み物などに加えるなど、より手軽に使うことができます。・ゼラチン・寒天・アガーの違いまた、ゼラチンと似たような目的で使用されるものに、寒天やアガーがあります。それぞれ特徴が違うので、それを踏まえて自分が求める食感にあったものを選びましょう。《ゼラチン》主な用途:ゼリー、ムース、ババロア、マシュマロ、テリーヌ食感:口どけがよくて、ぷるぷるやわらか/ふわふわ透明感:やや黄色溶ける温度:50〜60℃固まる温度:20℃以下使用上の注意:常温でも形崩れする場合があるので、特に夏場は注意が必要です。また、沸騰させてしまったり、生のパイナップルやキウイ、イチジクなど特定の果物と一緒にしたりすると固まりにくくなります。《寒天》主な用途:水ようかん、杏仁豆腐、ところてん食感:歯切れがよくて、ほろりと崩れる透明感:濁った白溶ける温度:90℃以上固まる温度:40〜50℃使用上の注意:砂糖を入れると寒天が溶けなくなってしまうため、先にしっかり寒天を溶かしてから入れましょう。また、牛乳を入れる場合は冷蔵庫から出したばかりのものではなく、常温か人肌に温めたものを使いましょう。《アガー》主な用途:ゼリー、水ようかん食感:ぷるんっとしていて、なめらか透明感:無色透明溶ける温度:90℃以上固まる温度:30〜40℃使用上の注意:加熱するとダマになりやすいので、砂糖はあらかじめ混ぜておきましょう。砂糖を加えない場合は、均一に混ざるように少しずつ加えながら加熱していきます。一番の違いは、ゼラチンは沸騰させてしまうと固まりにくくなり、寒天・アガーは沸騰させないと固まらないことです。温度管理がとても重要なのがおわかりいただけたでしょうか。■ゼラチンが固まらない理由事前に固まらない理由を知っておけば、気をつけながら作ることができますよね! 基本的にゼリー作りは、混ぜて、注いで、冷やせばできるので簡単です。一つひとつ工程をできるだけ丁寧に行うだけでも、成功率はぐっとあがります。・水でふやかしていない粉ゼラチンも板ゼラチンも必ず水でふやかしてから使います。粉でも板でも全体にまんべんなく水がいきわたっていないといけません。また、使う水は、常温もしくは冷水です。暖かい水を使ってしまうと、ダマになったり、この段階でゼラチンが溶けてしまったりして失敗の原因になります。粉ゼラチンの場合は、まず先に粉ゼラチンの2〜5倍の水を入れた容器を用意し、そこに粉ゼラチンを振り入れます。粉ゼラチンに直接水を加えるより、この方法の方がよりダマになりにくいでしょう。5〜10分ほどふやかしてから使用します。板ゼラチンの場合は、板ゼラチンが十分に浸る量の水で20分ほどしっかりふやかしてから、手でぎゅっと搾ります。このとき、余計な水分が残っていると、ほかの材料に対してゼラチンの割合が変わってきてしまうので、気をつけましょう。顆粒ゼラチンの場合は、ふやかさなくても使えます。・沸騰させているゼラチンは、前述のとおり50〜60℃の熱で溶かすことができます。逆にこれ以上の熱を加えると、ゼラチンのタンパク質が変容してしまって、冷やしても固まりにくくなってしまいます。しかし、沸騰させたからといって必ず固まらないというわけではありませんので、沸騰させてしまってもすぐには捨てず、ダメ元でも冷やしてみましょう。溶かす温度が50〜60℃でいいのであれば、直接鍋に入れて溶かすより、湯煎の方が失敗なく溶かせます。やや手間はかかりますが、絶対に失敗したくないときにはおすすめです。また、電子レンジを使って溶かすこともできますが、こちらも温めすぎには注意してください。・冷蔵時間の不足水分に対してゼラチンの量も適量で、沸騰させてもいないのに固まらない場合は、冷やす時間が足りていないのかもしれません。大きさにもよりますが、最低でも2時間は冷蔵庫でしっかり冷やしましょう。逆に、12時間経っても固まらない場合は、冷蔵時間の不足が原因で固まらなかったわけではない可能性が高いです。そして、意外と盲点なのが、冷蔵庫の扉の開閉です。固まったかどうか気になり、冷蔵庫の扉を開けたり閉めたり繰り返していると冷蔵庫内の温度が上がり、冷えにくくなってしまいます。ほどほどにしましょう。また、より温度の低い冷凍庫で冷やせば早く固まりますが、冷えすぎてしまうとシャーベット状になってしまうので、気をつけてください。・「たんぱく質分解酵素」や「酸」、「ペクチン」を含む果物の使用前述のゼラチンの使用上の注意でもご紹介しましたが、混ぜてしまうと固まりにくくなってしまう果物があります。タンパク質を分解する酵素を含んでいるパイナップルやキウイ、イチジク、メロン、マンゴー。酸が強いレモン、オレンジ、グレープフルーツなどといった柑橘類。また、ペクチンを多く含むリンゴなどです。これらは、ゼラチンの主成分であるタンパク質を変容させてしまうので、ゼラチンが固まりにくくなってしまいます。・アルコールの使用果物のほかにも、アルコールを混ぜる場合も注意が必要です。ゼラチンより先にアルコールが水分と結びついてしまうと、固まりにくくなってしまいます。ゼラチンを加えるまえに沸騰させてアルコールをある程度飛ばしておきましょう。・ゼラチン量の不足基本的に、ゼラチンの分量は、ほかの食材の水分量に対して2〜3%が目安です。ゼラチン5gで固められるのは、水分量が250ml程度までで、容器にいれたまま食べるようなものでも300ml程度までと覚えておきましょう。なにより、まずレシピ通りに作ってみることをおすすめします。■ゼラチンが固まらないときの対処法レシピ通り、分量や時間を守ったのに固まらない! そんなときにやり直しがきくのが、ゼラチンのいいところです。やり直しにはデメリットもありますが、一から作り直すより、材料を無駄にすることもないので経済的です。・沸騰させてしまった場合はゼラチンを追加もし、沸騰させてしまったら、まずダメ元で冷やしてみましょう。運よく固まればラッキー! 残念、アンラッキーだった場合でも、水でふやかしたゼラチンを追加して再度加熱すればいいのです。今度は沸騰させないように気をつけましょう!・冷蔵時間を延ばす大きさによりけりですが、冷蔵時間は2〜3時間はかかると思ってください。12時間以上冷やしても固まらない場合は、冷やすだけでは固まらない可能性が高いので、ほかの対処法に切り替えましょう。・『缶詰のフルーツ』を使用する前述でご紹介した酵素を含む果実を入れたい場合は、あらかじめそれらの果実を加熱しておくことで酵素のはたらきが弱まり、混ぜてもゼラチンが固まるのを邪魔しにくくなります。すでに熱処理がされている缶詰や瓶詰めを使えば楽ちんですね。もし、入れてしまったあとでも、理論上は、再加熱してゼラチンを追加すればまた固まるようになるので、くじけずトライしてみましょう。また、酸が強い果実や果汁を使いたい場合は、まずそれらが全体の20%以下になるようにしておくことが大事です。ペクチンが多い果物もアルコールも、割合(アルコールについては度数も)を調整しながら作りましょう。もし、固まらなかった場合は、ゼラチンの量を増やして再加熱すれば、また固まる可能性があります。・ゼラチンを追加するデメリットほぼほぼどんな理由でも、ゼラチンを追加で溶かし入れれば解決するので安心ですね。しかし、ゼラチンを追加すると困ったことが起こる場合もあります。一度溶かしたゼラチンは、固まらなかったとしてもなくなったわけではありません。そこにまたゼラチンを加えるわけですから、ゼラチンの全体量は増えてしまいます。ゼラチン濃度が高くなると、ゼラチン特有のいや〜な臭いが出てくる場合があるんです。その場合は、風味漬けにリキュールやワイン(量や度数に注意!)を入れるとよいでしょう。また、加えたゼラチンを溶かすために再加熱することで、風味が変わってしまう心配もあります。アルコールなどが顕著です。果実も熱が加わわると、色や食感に影響が出てしまうことがあります。■ゼラチンが固まらないときのリメイクレシピなにをしても固まらない。もしくは、食材の風味を変えたくない。そんな場合は、いっそのこと別の料理にアレンジしちゃいましょう!・そのままジュレとして食べる「ジュレ」とは、緩いゼリー、もしくはゼリーをクラッシュしたもののことで、トロッとした食感とキラキラした見た目が魅力的です。少量であれば、ドレッシングがわりにサラダなどにかけてもいいでしょう。いつもとは違った華やかな見た目になり、パーティーの前菜にもってこいです!固まらなかったゼラチンの見た目をポジティブに考え「ジュレ」と割り切る気持ちも大事ですね。・冷凍してアイスにするフランス語の「ジュレ」は凍らせるという意味の動詞の過去分詞形で、実はイタリア語の「ジェラート」と同意語です。なので、ジュレとジェラート(≒アイス)とは切っても切れない仲。固まらなかったゼリー液を冷凍が可能な保存袋に入れて、凍らせれば立派なデザートになります!・作り直したゼリーや果実の上にのせる市販のタルトやケーキなどの上にかかっている透明なゼリーのようなものを「ナパージュ」と呼びます。ナパージュがかかっていることで、艶やテカリが出てそれだけで何倍もおいしそうに見えますよね。その要領で、作り直したゼリーやきれいに盛った果実の上に固まらなかったゼリーをかけてみましょう。なかなかおしゃれなスイーツに早変わりです!■ゼラチンを使って作れるレシピ4選ゼラチンが固まってしまう理由も固まってしまったときの対処法もこれバッチリですね! 次は、いよいよ実際に作ってみましょう。・コーヒーゼリー(4個分)材料(2人分)コーヒー(インスタント)大さじ2水250mlグラニュー糖70g板ゼラチン6gリキュール(コーヒー)適量生クリーム100ml・粉糖10gココアパウダー適量下準備板ゼラチンは氷水につけてもどす。作り方手順1:鍋に水を沸騰させインスタントコーヒーを入れる。(濃いめに作る)グラニュー糖ともどした板ゼラチンを入れ、混ぜて溶かす手順2:鍋底を氷水にあてて冷めたらコーヒーリキュールを加え、混ぜ続けてトロミをつける。トロミがついたらバット等に流し入れて冷蔵庫で固まるまで冷やす手順3:アイスクリームグラスにスプーンですくい入れる手順4:生クリームに粉糖を入れて8分に泡立て、3の上にスプーンですくいのせココアパウダーを振り掛けるお好みで生クリームやポーションミルクをかけてもおいしい大人なデザートです。・オレンジジュースのゼリー材料(2人分)オレンジジュース(果汁100%)250ml砂糖大さじ3粉ゼラチン5g水大さじ3ミントの葉適量下準備ゼラチンを水に振り入れてふやかす。作り方手順1:鍋にオレンジジュース、砂糖を入れて火にかける。砂糖が溶けたら火を止め、ふやかしたゼラチンを加えて余熱で溶かす手順2:鍋底を氷水にあて、混ぜながらトロミがつくまで冷やし、器に流し入れる。冷蔵庫で1時間位冷やしかため、ミントの葉を飾る火を使わず作れるので、子どもと一緒に作っても楽しいですね。型は大きいと食べにくいので、小さめの型で作りましょう。・人参のテリーヌ材料(2人分)ニンジン(中)1/2本(70g)・塩小さじ1/2・クミン(ホール)小さじ1/4・水150ml絹ごし豆腐1/2丁(150g)きび砂糖小さじ1/2粉寒天1g・練り白ゴマ大さじ1/2・すり白ゴマ小さじ1・牛乳大さじ1/2・塩少々イタリアンパセリ(あれば)適量下準備ニンジンは皮をむき、1cm角のさいの目に切る。<ソース>の材料を混ぜ合わせる。作り方手順1:厚手の鍋にニンジンを入れ、塩を全体にまぶす。クミンと水を入れ、蓋をして中火にかける。ニンジンが指でつぶれるくらい柔らかくなるまで煮る手順2:(1)にきび砂糖と粉寒天を入れ、1~2分程度かき混ぜながら加熱する手順3:(2)と絹ごし豆腐をミキサーでかくはんし、容器に流し入れ、冷蔵庫で冷やしかためる手順4:(3)を食べやすい大きさに切って器に盛り、<ソース>をかけ、あればイタリアンパセリを添える中に並べる野菜はなんでもいいので、冷蔵庫に余ってる野菜を使って作るのもおすすめです。ひんやり夏の前菜にいかがでしょうか。・トマトのジュレ材料(4人分)・フルーツトマト4個・リンゴジュース100ml・水100ml・グラニュー糖75g・レモン皮(国産)1/2個分・フルーツトマト(完熟)250g・オレンジジュース125ml・レモン汁小さじ1・ホワイトキュラソー大さじ1・板ゼラチン10g・グラニュー糖80g・水400mlミントの葉適量下準備板ゼラチンは分量外の氷水につけてふやかしておく。<トマトのジュレ>のフルーツトマトは湯むきして4等分に切り、種を取り除いておく。<トマトのコンポート>のフルーツトマトは湯むきしておく。作り方手順1:<トマトのコンポート>を作る。鍋に水、リンゴジュース、グラニュー糖、レモン皮を入れて火にかける。沸騰したら湯むきしておいたフルーツトマトを加え、紙の落とし蓋をして2~3分煮る。火を止めてそのまま冷やす手順2:<トマトのジュレ>を作る。フルーツトマト、オレンジジュース、レモン汁をミキサーに入れてかくはんし、ホワイトキュラソーを加える手順3:鍋にグラニュー糖、水を入れて火にかけ、沸騰してグラニュー糖が溶けたら火を止め、水気を絞ったゼラチンを加え、溶かす手順4:(2)と(3)を混ぜ合わせて網でこし、氷水にあてて冷やす手順5:(4)を器に注ぎ、<トマトのコンポート>を入れて冷蔵庫で冷やしかためる。仕上げにミントの葉をのせる■失敗を臆せずゼラチンにトライしましょう!ゼラチンを使った料理のポイントは、沸騰させないこと中にいれる果物は、ゼラチンの主成分であるタンパク質を変容させないものを選ぶことしっかり冷やすことです! お菓子作りは計量がキモです。しっかり計って、自分だけのベストなぷるぷるバランスを見つけましょう。そして、もし失敗しても今回紹介した方法で救済できるので安心してトライしてみてくださいね。
2021年02月12日砂糖は、普段の料理や、お菓子作りなどにも使用する大切な調味料ですよね。しかし、いざ砂糖を入れようとしたら、固まっていて全然使えない…という経験はありませんか?スプーンなどで削れば、少量の砂糖は使用できますが、毎回削るのは手間になりますし、常にサラサラの状態を維持したいのが本音ですよね。そこで今回は、砂糖が固まる理由と、固まるのを防ぐ方法についてお伝えします。固まってしまった砂糖を元に戻す方法も紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね!■砂糖が固まるのはなぜ?・乾燥が原因砂糖が固まる原因のひとつは、乾燥です。もともと、砂糖は固まりやすい性質があるため、製造過程で糖液と呼ばれる液体でコーティングすることで、砂糖を固まりにくくしています。砂糖の周りを糖液という液体(水分)が覆っているため、通常はサラサラの状態を維持できるのです。砂糖(上白糖)の製造工程は、次のようになっています。サトウキビなどの原料を圧搾糖液を絞り出し、結晶化砂糖の結晶を遠心分離するその後、糖液でコーティングし上白糖にこのように、砂糖の周りが糖液でコーティングされているため、サラサラの状態になるのです。しかし、砂糖が乾燥してしまうと、その糖液と呼ばれる水分が失われてしまいますよね。その結果、砂糖が元の固まりやすい状態に戻ってしまい、カチカチに固まってしまうのです。・湿気が原因になることも砂糖が固まる原因が乾燥なら、湿度の高い場所で保存すれば、固まるのを防止できるの?と思われたかもしれませんが、実は、湿度によって砂糖が固まってしまう場合もあります。砂糖を湿度の高い場所で保存すると、砂糖の表面が溶けてドロドロになってしまい、砂糖同士がくっついてしまうのです。さらに、砂糖が一度ドロドロになってから乾燥してしまったら、そのくっついていた砂糖が全て固まってしまい、取り返しのつかないことに…。砂糖は湿度の変化に弱いため、保存をする際は、乾燥や湿度が高い状態を繰り返さないような工夫が必要なんですね。・『上白糖』以外は湿気で固まる?砂糖は、湿気によっても固まるとお伝えしましたが、それは主に「上白糖」以外の砂糖に当てはまります。たとえば、グラニュー糖は乾燥には強いですが、湿度が高い場所に長期間保存すると固まってしまうのです。そもそも、糖液と呼ばれる液体は、主に上白糖のみに加えられているため、グラニュー糖など上白糖以外の砂糖は、乾燥が原因で固まる可能性は低いです。しかし、上白糖以外の砂糖でも、湿度が高くなるとドロドロに溶けてしまうため、湿度の管理が重要になります。ちなみに、同じ調味料である塩も固まってしまうことがありますが、塩が固まる原因も湿気によるものです。砂糖は乾燥と湿気が原因で固まり、塩は湿気により固まるということを覚えておきましょう。・売っている状態がベスト乾燥もダメで、湿気でも固まるなら、砂糖をどうやって保存すれば良いの…と、困ってしまいますよね。砂糖を保存するベストな方法としては、売られているそのままの状態で保管しておくことです。しかし、当たり前ですが、袋の封を開けないと砂糖は使えませんよね。どうしても砂糖が固まるのを防ぎたい場合は、砂糖を使う分だけ小分けにして、密閉容器に入れておくようにしましょう。そうすれば湿度の変化が生まれにくくなり、砂糖が固まるのを防止できます。しかし、そこまで手間をかけたくないときは、砂糖が多少固まるのは仕方ないと割り切り、固まった砂糖を元に戻したほうが良いでしょう。■固まった砂糖を元に戻す方法一度固まってしまった砂糖を元に戻すには、砂糖に湿気を与えることが大切です。ここでは、固まった砂糖を元に戻す方法を5つご紹介します。手軽にできるので、ぜひ実践してみてくださいね。・キッチンペーパーを使う砂糖を元に戻すときは、キッチンペーパーを使用しましょう。やり方はとても簡単で、水で湿らせたキッチンペーパーをかたく絞り、砂糖が入っている容器に入れておくだけです。湿らせたキッチンペーパーによって、砂糖に適度な水分が与えられるので、元のサラサラの状態に戻すことができます。ただし、キッチンペーパーを絞らずに入れてしまうと、水分が過剰に与えられ砂糖がドロドロになってしまうため、必ず絞ってから入れるようにしてくださいね。・水を垂らす砂糖を元に戻す2つ目の方法は、砂糖に直接水を垂らすことです。砂糖が元に戻る原理は、キッチンペーパーを使用するときと同様で、砂糖に水分が与えられ、乾燥状態ではなくなるため。固まってしまった砂糖の量にもよりますが、基本的には1適程度垂らせば十分です。砂糖がすぐに元に戻るわけではありませんが、数時間〜半日程度経つと、サラサラの砂糖に戻っていますよ。・電子レンジを使う砂糖を元に戻すときは、電子レンジを使用する方法もあります。砂糖をレンジ可能な容器に移し、電子レンジの中の様子を見ながら温めましょう。温めすぎると砂糖が溶けてドロドロになり、より固まりやすくなってしまう可能性もありますので、よく注意してくださいね。電子レンジを使用する方法は、特に湿気によって固まっている場合に有効です。そのため、湿気によって固まりやすいグラニュー糖を元に戻したいときは、電子レンジを使うことをオススメします。・霧吹きで水をかける霧吹きで水を吹きかけることで、砂糖をサラサラの状態に戻すこともできます。砂糖が元に戻る理由は、適度な水分が与えられるからであり、霧吹きの場合は、全体に均一に水分を与えられるところがポイントです。砂糖に水分を与えるには、上記の通り水を1適垂らす方法もありますが、それだと1箇所にしか水分を与えられませんよね。そのため、砂糖の固まりが大きすぎる場合は、霧吹きを使用して全体的に水分を与えてあげましょう。・食パンを入れる砂糖を元に戻す方法の最後は、食パンを入れること。「え!?砂糖に食パン!?」と驚かれたかもしれませんが、原理は湿らせたキッチンペーパーを入れるのと同じで、砂糖に水分を与えられるからです。食パンにも水分は含まれていますよね。食パンと砂糖を同じ容器に入れて密閉しておくことで、数時間後にはサラサラの状態に戻すことができます。ただし、砂糖には賞味期限がありませんが、食パンを常温に放置していればもちろん腐ってしまうため、食べられなくなる前に取り出すようにしてくださいね。■砂糖が固まるのを予防する方法砂糖は、一度袋を開けた瞬間から、乾燥や湿気の影響を受け始めます。そうとはいえ、できるだけ砂糖が固まらないように予防し、サラサラの状態を保ちたいですよね。ここからは、砂糖が固まらないように予防する方法について、4つの方法をご紹介します。・密閉容器に入れる1つ目の方法は、砂糖を密閉容器に入れることです。砂糖が固まってしまう原因は、上記の通り、乾燥や湿気にあります。密閉容器に入れ、砂糖が外気と触れないようにしてしまえば、乾燥をすることもありませんし、湿度の影響を受けることもないですよね。砂糖を密閉容器に入れて保管する場合は、できるだけ小分けにしましょう。というのも、せっかく砂糖を密閉容器に入れていても、その容器を頻繁に開け閉めしてしまうと、容器の中の湿度が大きく変化してしまうためです。あらかじめ砂糖を小分けにして保管しておけば、使う分の砂糖以外は、密閉した状態を保てますよね。絶対にサラサラの状態を維持したい!という場合は、砂糖をチャック付きの小さい袋に入れておくようにしましょう。・冷蔵庫で保存する冷蔵庫に砂糖を入れておくことで、常温のときよりもサラサラの状態を維持できます。砂糖は湿度の変化に弱く、乾燥や湿気で固まるとお伝えしましたが、実は、熱にも弱いのです。たとえば、真夏の日に砂糖を常温で保存しておくと、砂糖の表面が溶けてドロドロになり、それが原因で固まってしまいます。その点、冷蔵庫の中であれば、砂糖の表面が溶けるような温度にはなりにくいですし、1年を通して温度の変化が生まれにくいですよね。ただし、砂糖を入れた容器のそばに水分量の多い食品を置いておくと、砂糖に過剰な水分を与えてしまう可能性があります。そのため、砂糖を冷蔵庫で保存する場合は、近くに水分量の多いものがないか確認してくださいね。・フロストシュガーを混ぜる砂糖が固まる前に、フロストシュガーを入れて混ぜておきましょう。フロストシュガーとは、上白糖やグラニュー糖よりも大きな塊状になっている砂糖の1種です。具体的に言えば、主にヨーグルトやアイスコーヒーの中に入れる目的で使用されています。そして、フロストシュガーには、大きな塊状になっている分湿度の影響を受けにくく、固まりにくい特徴があるのです。上白糖などの砂糖にフロストシュガーを入れ込むことで、砂糖同士がくっつきあうのを防いでくれますよ。目安としては、砂糖500gに対し、フロストシュガーを100g程度を入れるようにしましょう。・直射日光を避ける砂糖を常温で保存する場合は、直射日光を避けるようにしてください。上述の通り、砂糖は熱に弱い調味料です。そのため、直射日光に長時間さらされると、砂糖の表面が溶けてドロドロになり、固まる原因になってしまうのです。砂糖には賞味期限がないため、つい常温で適当な場所に保管してしまいがちですが、冷暗所に置くようにしましょう。具体的に言えば、キッチンの戸棚の中などに保管しておけば、料理の際も使いやすいですし、直射日光を避けることもできますよ。■砂糖が固まるのを防止してサラサラを維持しよう!今回は、砂糖が固まってしまう理由と、その防止策についてお伝えしました。固まった砂糖を元に戻す方法もご紹介しましたが、要するに、砂糖に対して適度な水分を与えることができれば、サラサラの状態に戻すことができます。少しの手間で元に戻せるのなら、試さない手はないですよね。砂糖には賞味期限がないため保存も適当になりがちですが、料理の際にストレスなく使用するためにも、大切に扱っていきましょう!
2021年02月10日人が生きるために絶対に欠かすことのできない塩。毎日の料理にも必要なアイテムのため、誰もがキッチンに常備していることでしょう。しかし、使っているうちに塩が固まり、その大きさも雪だるま式に大きくなって、砕くのに一苦労した経験を持つ人も少なくないはずです。そこで本記事では、塩が固まる理由を徹底解説します。また、塩が固まらないための予防法や固まったときの対処法についてもお伝えします。ぜひ参考にしてみてください!■塩が固まる原因とは 買ったばかりのときはサラサラとしている塩が、使っている間に固まるのは何故なのでしょうか?その原因が分かれば対処法も見えてきます。塩が固まる理由を知って、その条件に当てはまっていないか確かめてみましょう。日ごろ、何の疑いもなしに行っていることに大きな落とし穴が隠れているかもしれません。・『湿気』が原因塩が固まる原因は、湿気です。湿度が高まると、塩の表面には人に見えないほど小さい水分が付着します。その瞬間から塩の表面が少しだけ溶け出し、次に湿度が下がったとき、今度は乾燥して塩の表面に結晶が現れます。日本はモンスーン気候のため一年を通してかなり多くの雨が降る一方、梅雨が明けたあとや寒い時期はあまり雨が降りません。そのため、高いときは湿度100%のこともあれば、低い場合は20%を下回ることもあり、湿度の変化も激しくなる傾向が強いといえます。一旦袋を開封して空気にさらされた塩も、この湿度の変化に影響を受けて固まってしまうのです。・『再結晶』を繰り返す厳密にいうと一日のうちでも湿度は何度も変化を繰り返します。たとえば、早朝や深夜に比べて昼間は気温が高く、場所によっては陽の光が直接差し込みます。キッチンのコンロ周辺なら、火を使っていない時間帯と、煮込み料理などで長時間火をつけている時間帯では大きく湿度に開きがでます。塩の状態は、湿度が上がって結晶が溶けたり、湿度が下がると再結晶化されたりしています。この再結晶を繰り返すことで、小さかった塊がやがて雪だるま式に大きくなっていくのです。そのため、湿度の変化が激しい環境で長期間消費されずに放置された塩ほど、気づかないうちに大きな塊になっていることが多いといえるでしょう。■塩が固まるのを予防する方法塩が固まると、いざ使おうとしたときに思っている分量を上手く取り出せないことがありませんか?塩は少し分量が違うだけでも料理の味が変化してしまうので、固まった塩は非常に厄介といえるでしょう。そこで、塩が固まるのを予防する方法を知っておけばとても役立ちます。具体的な方法を紹介するので、ぜひすぐにでも活用してください。・袋のままはNG塩を買って開封したあと、入っていた袋のまま使い続けるのはおすすめしません。袋のままだと開閉時にどうしても空気が入りやすくなり、たとえきっちりと封をしているつもりでも、その空気が袋内に残ってしまいます。すると塩が湿気の影響を強く受けて固まってしまうのです。必ず保存容器に移し替えてから使うようにしましょう。・保存容器は密閉できるもの塩が固まるのを予防するためには、密閉可能な蓋付きの保存容器がおすすめです。できれば臭いがつきにくいガラス製の瓶タイプが良いでしょう。透明なら中身が良く見えて残量もひと目で把握できます。また、ガラス瓶は密閉性も高いのが特徴です。密閉することで湿度の影響を最小限に抑え、塩が固まるのを予防することが可能になりますよ。・煎った米を使うレストランなどにある塩の瓶に、米が入っているのを見たことがないでしょうか?実は煎った米を使っても塩が固まるのを予防することができるのです。米を煎ることで水分が抜けて、その分だけ湿気を吸うようになります。やり方は簡単です。米を洗ったあと、水気を切ったらフライパンで揺すりながら煎ってください。薄黄色に変色して来たら取り出して冷まし、塩の入った瓶などに入れましょう。・パスタやマカロニを使う塩が固まるのを予防するためにパスタを活用するのも良いでしょう。パスタは湿気を吸収するので、塩の入った容器の中に入れておくと固まるのを防いでくれます。マカロニやペンネなどのショートパスタがコンパクトで使いやすいでしょう。瓶の中に数個入れて行くだけで十分です。パスタは1ヶ月ほど経つとふやけてくるので、柔らかくなってきたら交換しましょう。・珪藻土を入れる塩が固まるのを予防するには、珪藻土を活用するのもおすすめです。珪藻土は吸水性に優れているため、しばしば乾燥材代わりに使用されます。タブレット状のものやコンパクトなスティック状の商品が市販されており、塩を入れている瓶などに入れておくだけで固まるのを防いでくれます。・爪楊枝で予防レストランなどに行くと塩の入った小瓶に爪楊枝が入っていることがあります。いたずらや塩を砕くために入れていると勘違いする人もいるようですが、これも塩が固まるのを防ぐれっきとした予防策なのです。爪楊枝は水分を吸収するため塩が固まりにくくなります。ストック用の密閉容器で使用しても良いですが、食卓で使う小瓶に入れておくと役立つでしょう。・保管場所にも注意塩は、高温多湿や風通しの悪い場所を避けて保管することが大切です。温度変化が激しく湿度も頻繁に変化する場所では、再結晶化が繰り返されてどうしても塩が固まりやすくなってしまいます。蒸気が発生しやすいコンロ周りや炊飯器の近く、シンクの下なども避けましょう。風通しの良い吊り棚などがおすすめです。ちなみに塩は湿気とともに臭いも吸収しやすいので、臭いがきつい食材の近くに保管しないように注意して下さい。■塩が固まったときの対処法上記のような予防法を講じたとしても塩が固まってしまうことがあります。すでに塩が固まって、どうしたものかと頭を悩ませている人もいるでしょう。でも心配ありません。固まった塩をサラサラにする対処法を紹介するので、ぜひ試してみてください。・『水分を飛ばす』のがポイント塩が固まった場合は水分を飛ばすことを考えましょう。塩に含まれている湿気を取り除くことで、もとのサラサラの状態に戻すことが可能になります。・フライパンで煎る固まった塩をフライパンで煎るとサラサラになります。ただし気をつけないと、塩が焦げて茶色くなってしまうため、へらなどを使って塩を混ぜながら煎るようにしてください。・電子レンジで加熱電子レンジで加熱するのも手っ取り早いおすすめの方法です。耐熱容器に塩を入れて、500Wで1分前後加熱します。加熱直後はとても熱くなっているので、冷ましてからほぐすようにしてください。■塩の賞味期限塩に賞味期限はあるのでしょうか?塩は人類にとっての生命線ともいえる重要な調味料で、世界中のあらゆる保存食に多用されています。買ったものの最後まで使いきれずに何年も同じ場所に置いたまま…という人も少なくないでしょう。見た目もさほど変わらず、味にも目立った変化のない塩ですが、その賞味期限について詳しく掘り下げていきましょう。・塩に賞味期限はない結論からいうと塩には賞味期限がありません。つまり腐ることがないのです。そのため、食品衛生法でも塩の賞味期限を表示することは義務づけられていません。塩そのものが腐らないというだけでなく、しっかりと塩漬けした発酵食品や保存食もかなりの期間腐らせることなく維持することが可能になります。後述しますが、これは塩の持つ特有の性質によるものといえます。・ブレンド塩は例外塩が腐らないのは、純粋な塩だけの製品に限ります。市販されている塩の中には、ブレンド塩として人気を博しているものもあります。ブレンド塩には主にハーブが配合されており、バーブは植物の一種のため腐ります。つまりブレンド塩には賞味期限があるのです。ちなみに、味付き塩コショウの類いも滅多と腐ることはないものの、厳密には賞味期限が存在します。保管方法によってはカビが生えることも考えられるので気をつけましょう。・塩が腐らない理由とは塩が腐らないのは浸透圧によります。浸透圧とは、濃度の違う2つの液体が一定の濃度を保とうとして、低い濃度の方から高い濃度の方へと水分が移動する圧力のことをいいます。たとえば生肉に塩をまぶすと肉汁がしみ出てきますし、野菜に塩をふっても水分がしみ出てきてしんなりします。これが塩の持つ浸透圧の効果です。塩は、このようにあらゆるものから水分を奪う性質があるので、雑菌などが付着したとしても見事に死滅させてしまいます。そのため、たとえ100年経っても1000年経ってもまったく腐ることはありません。ゆえに塩を使った梅干しや味噌などの保存食も大変傷みにくく、長期間を経ても腐りにくいといえるのです。■塩と砂糖では固まる理由が違う塩と同じく、砂糖もいつの間にか固まって使いにくくなる経験をしたことがありませんか?砂糖も塩も色や形が似ていて固まった様子も同じように見えますが、実は固まる理由が違います。砂糖が固まる理由を知っておくと、塩と同じように予防策を講じたり元に戻すことが可能になります。ぜひ参考にしてくださいね。・砂糖が固まる理由は『乾燥』砂糖が固まる理由は、乾燥にあります。塩は湿気を帯びることで固まりやすくなりますが、砂糖はその逆で乾燥することで固まります。砂糖の多くは、サトウキビが原料ですが、具体的には茎の搾り汁を精製して作られます。その多くはショ糖という成分からなり、これが結晶化して砂糖ができるのです。ただし、このままだと結晶どうしがひっつきやすいため、糖蜜でコーティングをほどこしてサラサラの状態にします。ところが乾燥して湿度が下がった場合、糖蜜に含まれた水分が奪われると同時に糖蜜中にある糖分が結晶化します。この結晶化によって砂糖がくっついて塊となってしまうのです。・霧吹きで水分補給固まってしまった砂糖は乾燥状態にあるため、水分補給することでもとに戻すことが可能です。そのためには霧吹きが有効です。密閉容器に砂糖を入れ、霧吹きで水を吹きかけてから蓋をしておきます。ただしあまり多く吹きかけると砂糖が溶けてしまうので最初は様子を見ながら少しずつにしましょう。ちなみに、水で湿らしたキッチンペーパーを容器の中に入れると砂糖が水を吸収してサラサラになります。もとに戻ったらキッチンペーパーは取り除いてください。・食パンを使う食パンを容器に入れておくのも有効な方法です。トーストする前の柔らかい食パンには水分がしっとりと含まれており、砂糖が吸収すると元に戻ってサラサラになります。ずっと入れておくとパンが固くなったりカビてしまうため、水分がなくなってきたと思ったら取り除いてください。・生キャベツを使う先ほどの食パンの代わりに生キャベツを使う方法もあります。普段捨ててしまう葉の部分で構わないので、砂糖が入っている容器の中に数枚しのばせておくのです。キャベツの水分を砂糖が吸収して元通りサラサラになります。ただし、生キャベツはすぐにふやけて傷みやすいため様子を見ながら新しいものと入れ替えるようにしましょう。・電子レンジで加熱霧吹きや食パンなどで水分を補給する方法とは真逆の理屈になりますが、電子レンジで水分を飛ばしてもサラサラにすることができます。砂糖の粒どうしが、水分によってくっついてしまっているため、電子レンジで加熱して飛ばせばサラサラになります。ただし、連続で何分も加熱するのではなく、様子を見ながら数十秒ずつ加熱しましょう。過度に加熱しすぎると、砂糖はドロドロに溶けてしまいます。真っ黒に焦げてしまってまったく使いものにならなくなる恐れがあるので注意しましょう。■塩が固まらないように予防して上手に活用しよう!塩は、湿気の変化によって再結晶化が進み、固まってしまうことがわかりました。ところが、塩はキッチンで使用することが多いため、どうしても湿気の影響を強く受けます。そこで密閉容器に入れて保管したり、風通しの良い温度変化の少ない場所で管理するなどひと工夫することが大切ですね。塩に劣らず大切な砂糖についても固まる理由を知って、上手く保管したいものです。塩も砂糖も一旦購入すると使いきるのに時間がかかります。賢く管理して、いつもサラサラの状態で使えるように心掛けましょう。
2020年09月11日はちみつは腐らないと聞いたことがあるけど、しまい込んでいたはちみつが変色していたら、さすがに驚きますよね。賞味期限が切れても大丈夫、と聞いていても、食べるのはためらってしまうものです。本当にはちみつは腐らないのか、適切な保存方法とはどういったものなのかを解説していきますので、ぜひ参考にしてくださいね。■はちみつに賞味期限はある?・はちみつの賞味期限とは日本では1996年4月から表示が義務付けられていて、市販されているはちみつには賞味期限が必ず明記されています。この期限は「風味が落ちずにおいしく食べられる期間」を示していて、期限を過ぎると傷んでしまう消費期限とは違うものです。・一般的なはちみつの賞味期限一般的なはちみつの賞味期限は未開封の状態で、2~3年になっているものが多いです。傷んでしまうことはまずないですが、風味は落ちてきますのでこの期間内に食べきることが望ましいですね。・はちみつは腐る?純度100%のはちみつは腐ることがありません。これは後述しますが、殺菌作用が強く、糖度が高いために菌が繁殖しないからです。1913年に、3300年前の古代エジプトの遺跡から腐っていないはちみつが発見された、ということがあってから、腐らない食べ物として知られることとなりました。しかし、市販されているものの中には、水あめなどの添加物が入っているものがあり、この添加物が悪くなると、傷んで食べられなくなってしまいます。・はちみつに賞味期限が表示されている理由日本の法律では、食品には必ず賞味期限や消費期限をつけることが決められているため、腐らないとはいえ、便宜上でもつける必要があります。腐ることはない食品ですが、保存期間が長くなると糖分が変化して、やや褐色になるなどの変化が見られるので、ほかの加工食品と同じように品質が変わらずおいしく食べられる期限というものを表示しています。■はちみつの賞味期限と腐らない理由はちみつの賞味期限は風味が落ちるまでの期限で、腐り始めるわけではないことがわかりましたが、どうして腐らないのでしょうか。それははちみつの成分に大きな鍵がありました。・含有水分量が少ないはちみつに含まれている水分量は20%前後と、とても低い数字です。ミツバチが採ってきたばかりの蜜は、水分が60%ほどと、とても高いのですが、これを数日かけてミツバチが羽であおいで蜜の水分を飛ばしていきます。糖度を上げることで、保存にちょうどよい20%くらいまで水分を飛ばすのです。・糖度が高い全体の20%は水分ですが、それ以外すべては糖分になっているため、腐りにくくなっています。なぜなら、糖分が高いことは、浸透圧への影響があるから。水分は糖分や塩分があると、同じくらいの濃度になるように、濃い濃度から薄い濃度へ移動する性質があります。しかし、はちみつは糖度の方が圧倒的に高く、もし細菌や微生物が入り込んでも、それらの水分を吸い取って糖分が勝ってしまうため、細菌が繁殖できないのです。・ミツバチがはちみつに注入する酵素ミツバチは、花の蜜を巣の中の貯蔵係のミツバチに口移しで渡しますが、このときにミツバチの唾液に含まれるグルコースオキシダーゼという酵素が蜜に入り込みます。この酵素が蜜に入ることで、果糖とブドウ糖に分解されるのです。また、この酵素は活性酸素の一つでもある、過酸化水素を発生させることによって強い抗菌力を得られることから、菌の侵入と繁殖を防ぎ、死滅させることができるのです。・酸性の食品であるため食品には、酸性・アルカリ性などの性質があります。その中間である中性のph値は7で、この値に近いと食品も腐りやすいと言われています。しかし、はちみつはph3~4と弱酸性のため、生物は生きられない環境なのです。このph値は、みかんやポン酢に最も近く、レモンや食酢などのph2~3に迫るほどの酸性に傾いている食品、ということがわかります。余談ですが、はちみつ自体は酸性なのに、カリウムやカルシウム、マグネシウムといったミネラルがたくさん入っているため、食べると体内でアルカリ性に変化します。・ハチミツの純度によっては腐ることもある純度100%のものは腐りませんが、はちみつに入っている添加物の割合によっては腐ることもあります。添加物には殺菌力もなければ、水分や糖分の含有量も全く異なってしまうという理由からです。「水あめ」や「液糖」といった表示がある場合は、添加物が入っていますので注意が必要です。■はちみつの賞味期限と開封後の適切な保存方法・常温で保存するはちみつは、白く固まってしまう「結晶化」という現象が起こります。目安は14~16℃くらいなので、冬になると固まりやすくなってしまうのは、気温が下がるためです。結晶化が進んで固まってしまうと、とろりとした食感にならなくなってしまうため、溶かして使いますよね。手間が必要ですので、固まらないように常温で保存するのが望ましいです。・冷凍保存はおすすめできないはちみつは、15℃以下になったあたりから0℃くらいまでにゆっくり固まりますが、さらに低くなると結晶化が止まる性質があります。冷凍庫の温度は約マイナス18℃と冷蔵庫に比べてかなり低いので、結晶化したときのように固まりはしません。この話を聞くと、固まらないほど温度が低い場所であれば、冷凍庫に保存してもいいのではないかと思いますが、そういうわけでもありません。白く固まることはありませんが、固めの水あめのような粘度が高い状態になり、通常のはちみつよりも使い勝手が悪くなってしまうのは変わりがないからです。・ガラス瓶に入れて保存するプラスチック容器に保存すると、プラスチックの臭いがついてしまったり、ほかの食品の臭いを通してしまう場合があります。大きなプラスチック容器に入っているはちみつは、小さなガラス瓶に移し替えれば、風味を落とさずに最後まで食べることができます。もし、固まって湯せんで溶かすなどの場合は瓶の方が安定もあり、容器が溶ける心配もないのでおすすめです。また、蓋がしっかり閉まるものがほとんどなので、蓋が緩むことがなく、外の水分に触れることもないため、保存状態がよいまま保管することができますよ。ほかにも、プラスチック容器が長期間保存に向かない理由は、空気中の水分を通してしまうことにもあります。ほんのわずかずつではありますが、内部に水分が入ることによって、はちみつが発酵してしまうことがあるのです。未開封の状態でも発酵が進むと、中からはちみつがあふれ出してしまうというケースもありますので、保存には瓶が最適なのです。蓋だけプラスチックというのもありますから、蓋の素材も気をつけて見るようにしましょうね。■はちみつの賞味期限と保存するときの注意点「はちみつは腐らないということがわかったし、賞味期限はあってないようなもの」…と、安心はできません。保存状態によっては賞味期限内でも、細菌が繁殖して食べられなくなってしまうこともあるのです。それらの原因と、注意をご紹介します。・細菌やカビが生える原因とははちみつが緑色に変色しているところがある…など、色がついて明らかに結晶とは違うような場合は、傷んで悪くなっている証拠です。これは中に細菌が入ってしまったせいで、原因がいくつか考えられます。はちみつの瓶にトーストのパンくずが入ってしまったり、指をそのまま入れてなめたりしてしまうと瓶の中に水分と雑菌が入ってしまうため、このようなことが起こることがあります。おいしいからと、子どもが繰り返し指を入れてなめているのを見たことありませんか?こういったことをすると、腐らないはずのはちみつも細菌が増えて、カビが生えてしまうので注意が必要です。・清潔なスプーンで取り水分が入らないようにするトーストに塗ったスプーンを、そのまま瓶に入れてしまうと雑菌や水分が入り込んでしまうことがあります。瓶に入れるスプーンは、はちみつ以外は使わないようにするか、その都度新しくて、清潔なものと交換するようにしましょう。洗った後の水滴もついていないように、しっかり水分をふき取ることも重要です。スプーンの金属がはちみつの成分を壊してしまうような話もありますが、長期間はちみつに触れていなければ問題ないという見方もあります。心配な人は木製のスプーンかハニーディッパーを使うようにしましょう。・65度以上の高温下に置かないはちみつに含まれている栄養素は45℃くらいから変化し始めて、65℃で完全に死んでしまうといわれています。このことから、65℃以上になったはちみつは特有のとろりとした感じがなくなり、風味も香りも少なくなってしまいます。未開封のものだから、と安心していると風味も落ちてしまうので、保管場所には気をつけなければなりません。日常生活で65度以上の場所はほとんどありませんが、夏場の車の中は50℃を超える場合もあります。ガス台のすぐ脇なども火が近くにあるため、高温になりやすく保存には適さない場所です。はちみつは振動によっても結晶化が進みますので、保存にはほどよく温かく、あまり振動がないような静かな場所が適しています。・1歳未満の乳児には食べさせないはちみつにはボツリヌス菌という菌が入っていることがあります。この菌は、土の中や日常生活に存在する身近な菌なのですが、1歳未満の乳児はまだ離乳食が始まったかどうかの段階で、腸の中に菌がなく、耐性がない状態です。耐性ができると、少量の菌は腸内でやっつけることができますが、耐性がない場合は菌に負けてしまうことがあるのです。ボツリヌス菌が腸内で繁殖して、毒素を繁殖させてしまうと、ボツリヌス症を発症し首が座らない、などの症状や、ひどくなると死に至るケースもまれにあります。ボツリヌス菌は熱にとても強いため、加熱調理しても死滅することはありません。手作りお菓子に入れて焼けば大丈夫、と思わずにはちみつが入っているものは、すべて与えないようにしましょう。■賞味期限が切れた!古くなったはちみつを食べる前にチェックすること・ラベルをチェックまずは、原材料と原産国がどこであるかを確認します。原材料にはちみつ以外の「水あめ」や「果糖ブドウ糖液糖」などの表示がされている場合は、それらが悪くなっている場合もありますので、注意が必要です。賞味期限よりずいぶん経っている場合には、食べないで廃棄したほうがいいでしょう。また、国内で販売されているはちみつは他国産が70%を超えるシェアを誇っていますが、国産しか信用できない人もいるでしょう。外国産のはちみつの場合は、国内で充填されているかどうか、製造者が日本の企業であるかを確認すれば安心かもしれません。特に、養蜂農家が直接ビン詰めまでしており、道の駅や産直所などで売られているようなものは安心できそうです。ちなみに、外国産と言えど、ヨーロッパははちみつの品質基準が厳しく、ドイツやルーマニアのものは特に厳しい基準をクリアしているので、安心して食べられますよ。純度100%、そして国産のものを買うことが一番のポイントかもしれません。いただきもののはちみつは、もらった時点でラベルを確認し、どのような使い方でどれくらいまでに消費するのか計画を立てるのがおすすめです。・未開封であるかチェック開封後は容器の中に空気中のホコリやゴミ、水分などが中に入ってしまうことがあります。場合によっては、自分が知らないうちに汚れたスプーンで中をかき混ぜている人がいる、なんていうこともあるかもしれません。開封後のはちみつは雑菌が繁殖してしまっている場合がありますので、よくチェックする必要があります。・保存場所が適切かチェックほどよく温かい場所がいいとはいえ、直射日光が当たるような場所であったり、湿気が多い場所は、はちみつにとっていい保管場所とは言えません。台所でいうと、冷蔵庫の上や炊飯器の近くなど、家電からの熱がはちみつに伝わってしまうような場所もよくありません。ガス台のすぐ脇も火の影響を受けますので、保管場所としては適さない場所です。このような場所に保管してあったものは、変質していることがありますので、中味をよくチェックするようにしましょう。■変色しているはちみつは食べられる?・茶色に変色しているはちみつがカラメル化したものであり、問題なく食べることができます。花の種類によっては蜜自体の色が濃いものもあります。たとえば、りんごや栗の花の蜜は黄金色というより、琥珀色に近い感じになり、そばの花の蜜はほとんど黒に近くなりますよ。つまり、純度が高いほど、カラメル化しやすいようです。ただ、見た目は少々悪くなってしまいますので、お砂糖がわりに煮込み料理に使うのもおすすめです。・黒色に変色しているはちみつのタンニン鉄との生成により起こった現象で、これも食べることができます。ミツバチが集めた花粉の種類によっては鉄分が含まれている場合もあるため、日にちが経つと黒くなってきてしまうものもあるようです。とはいえ、元々の色より濃くなっているようであれば、味や風味は前より落ちているので、そのまま食べるのではなく、砂糖代わりに料理に使うなどして食べるのが良さそうですね。・結晶化している白く固まった「結晶化」した状態であれば、溶かして食べることができます。固まってしまっただけで、はちみつの栄養素や成分に変化はない状態だからです。しかし、溶かし方を誤ってしまうと、栄養素が壊れてしまったり、とろりとした食感がなくなってしまうため、適切な方法で溶かすことが大事です。・白く結晶化したはちみつの対処法結晶化してしまったら温めて溶かしますが、一番ポピュラーな方法は、水から湯せんにかけることです。はちみつが入った瓶の蓋を外し、水を張った鍋に入れて火にかけます。急激に加熱すると、はちみつの栄養が壊れてしまうため、中火~弱火でゆっくり温めて沸騰しないように気をつけましょう。瓶のふちに近い部分が溶けてきたら、清潔なスプーンやマドラーでかき回して、全体を同じようにすれば、きれいに溶かすことができます。瓶が熱くなっている場合があるので、ヤケドには注意しましょう。■はちみつは適切に保存すれば腐らない!自然の恵みをいただこう!はちみつの賞味期限は便宜上のものであることがわかりましたが、添加物や保存場所などでそれも変わることがわかりました。せっかくミツバチが水分を飛ばして、保存に合った糖度にしてくれたのですから、はちみつに寄り添った保存方法を守らないといけないですね。そのためには保管の温度や、細菌が入らないようにする努力が重要です。健康にもよいはちみつを、最後までおいしく食べられるように、いま一度保管状態を見直してみるのもいいかもしれませんね。《参考》・ 消費者庁「ハチミツによる乳児のボツリヌス症」
2020年09月04日「少し前に買ったはちみつが、使いたいときに固まっていた」「白くなっていたから、傷んだと思って捨ててしまった」そんな経験がある人はいないでしょうか。はちみつは割と簡単に固まってしまうものなので、そんなに驚くことはありません。でも、普段とろとろのはちみつが、固まっていたら、どうしたらいいのでしょう。今回は、はちみつが固まってしまう原因と、とろとろの状態に戻す方法をご紹介します。■はちみつが固まる原因は?・温度によって結晶化しやすいはちみつが固まらない温度は18℃~24℃くらいです。15℃くらいになると、容器の底の方から白っぽくなり、固まりだしてきます。この白く固まる現象を「結晶化」と言います。一般的に、14℃~16℃くらいの間が結晶化しやすい温度です。はちみつは温度が低いほど固まりやすい印象がありますが、そうではなく、マイナス18℃より低い温度では結晶化しなくなる特徴があります。これははちみつの成分、ブドウ糖によるものです。・ブドウ糖の性質によるものはちみつは天然のブドウ糖と果糖からできていて、ブドウ糖の割合が多いと、固まりやすくなります。これは花の種類によって変わってくるので、同じメーカーのはちみつでも、アカシアとレンゲでは固まり具合が変わってきます。一般的には、アカシアの方がブドウ糖より果糖の割合が多いので、固まりにくいとされています。他にはリンゴのはちみつも、同様です。・振動によって結晶化が促進される振動が多い場所に保管すると、結晶化が進みやすくなります。これは、空気中の不純物が振動によって、はちみつに入ってしまうからです。冷蔵庫など細かい振動があるような家電の上に置いておくと、結晶化しやすくなりますので注意しましょう。また、大きな容器をそのまま使っていると、なくなるまでに時間がかかり、そのたびに取り出すため、振動を受ける回数が増えてしまいます。大きな容器に入っているはちみつは、小さめの容器に移して使うようにしましょう。・固まっても品質に影響はない白く固まってしまったからもう食べられない、ということはありません。品質には変わりがありませんので、安心して食べることができます。そのままジャムのようにトーストにつけて食べることもできますよ。中にはジャリジャリした食感に、病みつきになってしまう人もいるようです。・固まらないはちみつもあるの?「今まで買っていたはちみつは固まったことがなかったけど、人からもらったはちみつは固まってしまった」とか「旅行先で買ったものは、なぜか固まってしまう」という経験がある人もいるのではないでしょうか。売られているはちみつの中には、製法で固まらなくなっているものもあります。はちみつは容器に詰める前に、花粉や不純物をフィルターで取り除いているのですが、中には粘度が高くこのフィルターを通りにくいものがあるのです。そのために少し加熱しながらフィルターを通すのですが、大量生産の場合、早くフィルターに通したいために高温で処理されることがあります。このことで、はちみつはサラサラに近い状態になり、容器に入れやすくなりますが、はちみつの成分が壊れて、固まらなくなるのです。一見「固まらない方がいい」と思われるかもしれませんが、栄養素もなくなり、はちみつ本来の風味も落ちるので、固まらないはちみつにはこのような商品があることも、覚えておいた方がよいかもしれません。■意外な方法も!固まったはちみつの戻し方固まってしまったはちみつの定番の戻し方から、簡単な裏ワザまでをご紹介いたしますので、是非参考にしてみてくださいね。・湯煎で溶かすこの方法が最も一般的で、知られている戻し方です。はちみつの容器の蓋をあけて、水を張った鍋に入れて火にかけます。このとき、火は中火から弱火で、ゆっくり温めるようにします。湯せんの水は沸騰させないように気を付けましょう。鍋の水は、最初からお湯の状態だと、高温になりすぎてしまう場合がありますので、水から火にかけてゆっくり加熱するのがベストです。途中、はちみつの容器の中をスプーンなどでかき混ぜて、中の温度が均等になるようにしましょう。結晶化した状態から、通常のはちみつ色に溶けたら、いつものように使えます。固まり具合にもよりますが、30分~1時間くらいで使えるくらいに溶けます。金属製のスプーンを使うことで、はちみつが金属成分を溶かしてしまう、という話もありますが、長期間はちみつにつけなければ影響はなく、溶かすだけなら大丈夫という意見もあります。諸説ありますので、心配な人は木製のスプーンやハニーディッパーを使うようにしましょう。また、プラスチック製の容器の場合は、熱源に近いと容器が溶けてしまうおそれもあります。様子を見ながら溶かし、場合によっては鍋の底の部分に皿などを置いて、上げ底をするといいですね。・電子レンジで溶かす湯せんにかける時間がない場合に手軽にできる方法です。温めすぎてしまうとはちみつの栄養素が壊れてしまったり、容器が溶けてしまうこともあるので、使いたい分だけを取り出して、耐熱の別容器で温めましょう。大さじ1~2杯程度ですと、10~20秒くらいで溶けます。失敗しないように短い時間で様子を見ながら、温めるようにしましょう。・ホッカイロで溶かす使い捨てカイロを使う裏ワザです。火を使うこともないので安全ですし、温まりすぎることもないので、こまめに確認する必要もありません。方法は、容器にホッカイロを巻いて、その上からタオルで巻きます。熱が逃げないように、容器全体を毛布や厚手のタオルなどでくるんで、12~14時間くらい放置すれば溶けているはずです。・お風呂に入れて溶かす容器の蓋をしっかりしめて、さらにビニール袋やフリーザーバッグに入れるなどして、中にお湯が入らないようにします。湯船にいれて1~5時間ほど放置します。少し時間がかかってしまいますが、はちみつを溶かす適温の40℃に近い温度で、容器全体を温めることができるので、ムラなくきれいに溶かすことができますよ。・暖房器具で溶かす猫や室内犬の暖房器具を使う人もいるようです。動物が触ってもヤケドをしないくらいの40℃くらいに保たれているため、ちょうどいいようです。他にも電気毛布や電気あんかを使う方法もあります。ファンヒーターなどを使うこともできますが、吹き出し口は70℃くらいの高温に達するものもあるので、注意が必要です。エアコンの吹き出し口は50℃くらいなので、ちょうどいいかもしれませんが、吹き出し口に容器をどのようにつけるかが、問題になってきますね。こたつに入れて溶かそうと思われる人もいるかと思いますが、こたつの内部の温度は強運転で約35℃くらいです。1日中入れてあれば溶ける可能性もありそうですが、弱運転の場合ですと、温度が低くなるので難しいかもしれません。■固まったはちみつを戻すときの注意点温めればいいとむやみに熱を加えると、はちみつの栄養素が失われてしまいます。注意点を載せますので、気をつけながら戻すようにしましょう。・加熱しすぎない加熱しすぎると、はちみつの栄養素が壊れてしまいます。はちみつにはミネラルや酵素がたくさん含まれていますが、これらの栄養素は熱に弱い性質です。はちみつの栄養素をそのまま食べるためにも、はちみつを溶かすときは低い温度からゆっくり溶かしましょう。また、容器がプラスチックの場合は、熱に耐えられないものもあります。加熱しすぎると容器も溶けてしまう場合がありますので、注意が必要です。・繰り返し溶かさないはちみつを溶かすときに、中途半端に溶かしてしまうと、また固まってしまうことがあります。繰り返し溶かしてしまうと、はちみつの風味が落ちますので、何度も溶かすことがないように、しっかり溶かします。・急速な加熱をしない急な加熱をしてしまうと、温度にムラができやすくなります。一部分だけがサラサラの状態になってしまい、はちみつの成分が壊れてしまったり、逆にしっかり溶けない部分ができるなどの失敗を引き起こしてしまうこともあります。焦らずじっくり溶かすようにしましょう。■はちみつが固まるのを防止する方法・18℃~24℃の場所で常温保存固まるのを防ぐためには、ちょうどいい温度で、振動を避けられる場所に保管することが大事です。キッチンの吊戸棚や食器棚の上の方が、ほどよく温度が高めで保管に適しています。また、冬などは暖房のきいた室内に置いておくことで、固まるのを防ぐことができます。反対に、ガス台や炊飯器の近くなどは室温よりも温度が高くなりやすく、湿度も上がりやすい場所なので避けましょう。・直射日光を避ける直射日光ははちみつを劣化させる原因の一つです。キッチンの窓際などに置くことはしないようにしましょう。直射日光による紫外線も影響がありますが、急な温度変化もよくありません。はちみつの風味と栄養を守るために、直射日光が当たる場所には置かないようにしましょうね。■はちみつは固まると腐る?はちみつが固まると腐る、という噂を耳にした人もいるのではないでしょうか。先述した通り、固まる原因は痛んだからでないことは、お判りいただけたと思います。とはいえ、はちみつは実際に腐るのか、おいしく食べられる期間はどれくらいなのかは、気になるところです。ご説明いたしますので、参考にしてくださいね。・はちみつの一般的な賞味期限はちみつは腐らない食品ではありますが、日本の法律では賞味期限が設けられています。売られているはちみつの一般的な賞味期限は、2~3年くらいになっています。白いツブツブが出てきたら結晶化が始まっている合図です。古くなったはちみつは、水分量が減ってしまうため、温かい環境でも固まりやすくなります。・殺菌効果があるので腐らない糖度が高く水分が少ない上に、殺菌作用があるため腐ることはありません。ですが、使っている途中で、容器に菌が入ってしまうことがあります。菌が瓶に入らないように、スプーンを入れて使う際は、清潔なものを使いましょう。はちみつは保存状態がよければ腐らない食品ですが、水あめなどの添加物が入っていたり、水分量が高いものですと、腐るおそれが出てきます。このような添加物が入っているはちみつは、賞味期限内に食べたほうが無難です。・風味は落ちていくいくら腐らないとはいえ、古くなってしまうと風味はなくなっていきます。はちみつ独特の甘い風味や香りは、ミネラルやビタミンからのものです。風味が落ちてきているということは、これらの栄養素もなくなってきているサインですので早めに食べるようにしましょう。■固まっても大丈夫!はちみつおすすめレシピ固まったはちみつを溶かさなくても、おいしく食べる方法がいくつかあります。固まってしまったものをそのまま使ってみたい、という時にはこのレシピを参考にしてみてくださいね。・はちみつ漬けレモンを約1mmの輪切りにします容器のなかに固まったはちみつと、輪切りにしたレモンを交互に重ねていきます1日ほど冷蔵庫で置いたら、できあがりですレモンの水分が出ることで、はちみつがサラサラになるので、使いやすくなります。できたものはソーダ割やレモネードにしたり、ヨーグルトにかけて食べることができますよ。レモンの他にもオレンジなどでも作ることができますので、試してみてはいかがでしょうか。・はちみつバターはちみつ大さじ2に対して、室温に戻したバター20gを混ぜ合わせることでできます。出来上がったはちみつバターは、トーストにそのまま塗ってもいいですし、蒸かしたさつまいもに乗せてもりっぱなデザートになります。クラッカーに乗せれば、おしゃれなおもてなしオードブルの一品になりそうですね。■はちみつは固まっても大丈夫!上手に使っておいしく食べよう!はちみつは、純粋なものであれば、いずれかは白く固まってしまうものです。でもそれが、自然のビタミンやミネラルのなせるワザだと知ると、少し安心できたのではないでしょうか。固まったはちみつは使い勝手があまりよくありませんが、上手に溶かすことで栄養素を壊すことなくトロトロに戻すことができることもわかりました。古代では薬と同じように用いられ、特権階級でしか食べられなかったはちみつですが、現代では簡単に手に入れられ、庶民でも食べることができます。自然の恵みを上手に取り入れて、おいしく食べていきたいですね。
2020年08月27日(画像はニュースリリースより)集中ケアできる固まる美容液クラシエホームプロダクツ株式会社では、セルフ化粧品市場初になる、固まる美容液パックを3月10日に発売することとなった。美容液パック「肌美精ラインパック美容液」は、固まるゼリータイプのパック美容液。目元、口元、首などの気になるところにダイレクトに塗り、そのまま寝て、翌朝はがすだけという簡単ケアで、ピンポイントな集中保湿をすることができる。クラシエホームプロダクツの2013年の調査によると、美容液市場の中で、ほうれい線などへの効き目をうたった「部分用」が拡大傾向にあり、今後も市場拡大が見込まれている。また、30代女性は「ほうれい線」「目元のしわ」「首のしわ」「額のしわ」などのピンポイントでの衰えを感じていることが分かった。寝る前に塗るだけ細くペンのように出てくる美容液を、ケアしたい部分にダイレクトに塗布。固まることにより、美容成分をピンポイントでお肌の上にキープすることができる。寝る前のお肌に塗り、翌朝はがすだけで、パック効果が集中保湿し、ふっくら感を感じることができる。保湿成分として「ヒアルロン酸」、「コラーゲン」、「ローヤルゼリー」、「イソフラボン含有大豆エキス」を贅沢に配合。無香料、無着色。全国のドラッグストア、スーパーマーケット等で販売。【参考リンク】▼クラシエホームプロダクツ株式会社ニュースリリース▼肌美精ホームページ
2014年03月07日ハンバーグが固まらない。肉がボロボロと崩れてしまい、そぼろのようになってしまった。そんな失敗をしてしまった人は少なくないだろう。「レシピ通りにちゃんと計量したのに! 」という料理初心者もいることだろう。なぜこのような失敗をしてしまうのだろうか。理由を考えてみよう。多くのレシピ本には、ハンバーグのつくり方について以下のような手順が紹介されている。挽肉に塩を入れて粘りが出るまでこねる。他の材料を加え、しっかりと混ぜ合わせる。混ぜ合わせたハンバーグの種を丸め、両手でキャッチボールするようにたたきつけ、中の空気を抜きハンバーグの形に整え、中心部を少しへこませる。フライパンで焼き目をつけ、ふたをして蒸し焼きにする。この中にいくつかのポイントがあり、特に重要なのが1の手順だ。挽肉の粘りが出るまでこねることでハンバーグが固まり、ジューシーな肉汁がバンバーグの中に閉じ込められる。他の材料を最初から入れてもいいが、それでは粘りが出るまでこねるのが大変になる。なので、最初に「挽肉に塩を入れて粘りが出るまでこねる」という手順が大切になる。そして、3の手順で空気を抜く。これにも意味があり、中に空気が入ったままだと、焼いてる最中に空気が膨張してハンバーグにヒビが入り、崩れたり、肉汁が出てしまったりする原因となる。焼いてる時点での崩れを防ぐため、しっかり空気を抜き、きれいに成形するのも大切となる。このように、何気ない手順の中に、ポイントとなる部分が隠れている。どんな料理でもそのポイントをしっかりと押さえておけば、失敗が少なくなるのだ。筋肉料理人1963年6月生まれ。佐賀県在住。自営業のかたわら、居酒屋で料理人としても働く。2009年からは佐賀県三養基郡みやき町保有の元民間保養施設で食文化コーディネーターとしても活躍。趣味は料理、バイク、アウトドア、筋トレ、熱帯魚。子供は中学生と小学生の2人。日々料理を楽しみ、筋トレ、プチダイエットも継続中。超人気レシピブログ「魚料理と簡単レシピ」も執筆。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年02月14日