皆さんは、義母との関係に悩んだ経験はありますか?今回は義祖父母との話に介入してきた義母のエピソードとその感想を紹介します。(CoordiSnap編集部)イラスト:akira義祖父母からのお祝い金主人公が新居を購入したときの出来事です。新居購入時、義祖父母からお祝い金を受け取る予定でしたが…。義母が介入してきて…出典:CoordiSnap無関係の義母が介入し、義祖父母のお金は無利子で貸しつけることにすると言い出しました。義母は義祖父母がお祝い金を渡すことで、ゆくゆく相続するお金が減ってしまうことを恐れていたのです。自分の利益しか考えず「借用書を書いて」と言う義母を見て、ぞっとする主人公。その後義祖父母に相談すると、義祖父は「生きている間は自分たちのお金は好きなように使う」と宣言してくれて…。ピシャリと放った義祖父の宣言のおかげで、主人公は借用書なしでお祝い金を受け取ることができたのでした。読者の感想自分の利益のために勝手に条件を変えようとする義母に驚きました。義母のお金ではないのに口をはさんでくるなんておかしいです。(30代/女性)大きなお金が動くときは、親族間でもトラブルになりがちですよね…。義祖父がピシャリと宣言してくれたことで、無事にお祝い金を受け取ることができてよかったです。(20代/女性)※この記事はユーザーのエピソードをもとに作成しています。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。※記事内の行為は法に触れる可能性があります。絶対に真似をしないようにしてください。
2024年04月23日保育士の中田馨さんが、きょうだいげんかについて教えてくれました。「なるべくなら見守りたい…」「どんなタイミンングで介入するべき?」など、パパやママはきょうだいげんかについて様々な疑問を抱えていることでしょう。ぜひ参考にしてくださいね。こんにちは。保育士の中田馨です。皆さんは、お子さん同士のきょうだいげんかで困っていることはありませんか?きょうだいげんかは、きょうだいだからこそ激しくなりがちです。お友だちとはほとんどけんかをしない子も、きょうだいなら容赦なく叩いたり、言って欲しくない言葉を言い合ったりするのではないでしょうか?そんな姿を見ていると、親もヒートアップすることも…!さて、どう対応したらよいでしょうか? 「お兄ちゃんだから…」「妹だから…」はNG!?「お兄ちゃんなんだから我慢しなさい」「まだあなたは小さいんだからできないでしょ」という言葉を使いがちではありませんか?子どもは好き好んで、兄姉、弟妹に生まれたわけではありません。ただ年齢が大きい、小さいという理由だけで「お兄ちゃんなんだから我慢しなさい」など言われても納得しないのではないでしょうか?例えばおもちゃの取り合いの場合、お兄ちゃんのおもちゃを妹が使ってけんかが起きた時には「お兄ちゃんに貸してって聞いたかな?」とまず妹に尋ねるのが筋でしょう。また、共用のおもちゃだった場合、先に使っている子が優先になるでしょう。一緒にあそんでいるときに、遊び方の意見が合わなくなった場合は「さて、どうしたらいいかな?」とじっくり話し合いをするのがよいでしょう。どの場面も、慌てて親が介入して解決する必要はなく、子どもの感情の動きを見つつ、親は「さあ、どうしようか?」など、少し介入する程度に留め、子どもの解決する力を信じて待ちましょう。ちなみに私の場合、息子には「女の子を叩くのはイヤ!」と言っていました。しかし、子どもにとっては「女の子だから」「男の子だから」というのは「妹がおもちゃ取ってきたのに、なんなんだよそれ!」と、少し理不尽に感じてしまっていたかもしれませんね。 まずはルール決めから始めてみましょう!「子どもの解決する力を信じて待ちましょう」と言ったものの、きょうだいげんかが毎日勃発したら…!本当にストレスになりますよね。分かります!分かります!私の家でもそんな時期がありましたから。そんな時にはまずは、子どもたち同士でルールを決めさせてみましょう。相手が使っているものを使いたくなったら「貸して」や「コレ使ってもいい?」など尋ねることから始まり、けんかをしても最後は「ごめんなさい」や握手をして仲直りすることなど。低年齢児のお子さんはまだ難しいかもしれませんが、ある程度年齢が上がると、親が一方的に決めるのではなく、子どもと一緒に話をしながら決められるはずです。また、介入する場合は「やめなさい!!」と親もいきなり頂点から介入するのではなく「あらら。どうしたの?」など尋ねるような言葉を使うことで、親の感情を揺さぶられずに対応することができますよ。 きょうだいげんかする中で子どもたちは、我慢や手加減、相手の気持ち、自分の気持ちを学ぶことができます。人間関係を学ぶよい機会だと思いつつ、親は見守れるとよいですね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
2023年05月17日前回からのあらすじ意地悪なママ友たちがこちらの公園にまで様子を見にきた……。 >>1話目を見る 前回の事件以降、ゆうさんを公園で見かけなくなりました。嫌な予感がした私は電話をかけてみることに…。ゆうさんは外に出るのが怖くなってしまったようでした…。さすがに酷すぎる…! 小学校であれば先生や親が介入できますが、今回は大人…なんて大人気ない…。私たちがゆうさんの家へ遊びに行くという案も出たのですが、いじめ自体は改善されないし、突然「いじめをやめてください」と言ったところで、火に油を注ぐようなことになりそうです。そこで私が取った行動とは…?
2023年02月17日監督・コーチの話を聞かない、練習の並び順でケンカ、行動が遅い......。U-10年代の指導の指導はどうすればいい?池上正さんの書籍を読んで実践しているけど、うまくいかない。という悩みをいただきました。この連載を読んでいる方の中にも、同じような経験を持つ方がいるのでは。今回も、ジェフユナイテッド市原・千葉の育成コーチや、京都サンガF.C.ホームタウンアカデミーダイレクターなどを歴任し、のべ60万人以上の子どもたちを指導してきた池上正さんが、話をじっと聞いていられないU-10年代の指導の指導のコツを伝授します。(取材・文島沢優子)池上正さんの指導を動画で見る>>(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)<<上手い子、そうでない子が混在するチーム。どっちにも楽しんでほしいからレベルでグループ分けしたいが、注意点は?<お父さんコーチからの質問>こんにちは。田舎の少年団で指導をしている者です。担当はU-10です。池上さんの書籍「伸ばしたいなら離れなさい」を読ませて頂き実践しているのですが、子どもたちが話を聞きません。行動が遅い、待ち時間の並び順でケンカばかりする、など、なかなか上手くいきません。池上さんの本が発売されたころとは教育、家庭でのしつけなども変わっているので子どもたちの気質なんかも変わってきているというのはあると思うのですが、(過保護なご家庭が多いと感じます......)この年代のチームがまとまる良い方法はないでしょうか?<池上さんからのアドバイス>ご相談ありがとうございます。先日、首都圏のある自治体で、教員の方々に「これからのスポーツを考える」というタイトルでお話しさせていただきました。そのなかで、子どもたちが主体的対話的深い学びが必要だと言われているけれど、授業でその時間をつくっていないという話が出ました。■子どもが輪に入れないとき、大人の方が焦って世話を焼いていないか午前中、ひとつの学校で6年生に指導した際、みんなの活動に入っていけない子どもがいましたが、私は最後まで声をかけませんでした。指導の後で、担任の先生から「あの子には声をかけないのですか?」と尋ねられました。私は、ほかの子どもたちの行動を待っていたのです。その子が交わらない最初の10分は、他の子どもたちは何もしませんでした。が、そのうち「入れよ」と声をかける子が出てきました。言ってもらった子は「いいの?」という感じで中に入って一緒に活動するようになりました。「どうしてあんなふうになるんでしょう?」と先生は不思議な顔でしたが、私からすればそもそも子どもの世界に大人が踏み込まない方がいいと思っています。先生がどうするか、ではないのについ声をかけてしまうようです。先生はそれが自分の役割だと考えているし、周りもそうなので、先生が行動を起こさないと周囲に「何か言ってください」と言われてしまう。そうならないためには「子どもをどう育てるか」を共有しなくてはなりません。それなのに、「自分が言わなければ!」と大人は焦ってしまうわけです。子どもが成長する余白を与えていません。機会を奪っていることも多いのです。サカイク公式LINEアカウントでイベントや最新情報などをお届け!■子どもたちをずっと動かすことがカギ「並ぶ必要のない」練習メニューを提供することさて、ご相談いただいた件です。10歳以下。けんかしたり、ふざけたり。小集団でいろいろなことをやりたくなる。この年代の特徴です。大人のほうが「この年代なら当然だ。当たり前。こんなものだ」とおおらかにとらえることが重要です。そして、もうひとつ大事なのが、並ぶ必要のないメニューを提供することです。つまり、並ぶ時間もなく、次々とサッカーをしてもらう練習にしてください。実際、ご相談者様のように子どもの私語やふざける様子が気になる指導者の方たちは、おしなべて並んで行うメニューを組んでいることが多いようです。子どもたちをずっと動かしましょう。いつもお話ししているように、練習はミニゲームを中心に。その間に、2対1、3対1など小集団で動くメニューを挟みます。コートを半分に使ったり、4分の1ずつにするなど、狭いスペースでよいので次々と行うようにしましょう。■「早くしなさい」ではなく「このままだと○分しか練習できないよ」と焦らせる方が有効そのほかに、三つほどアドバイスさせてください。ひとつめ。子どもの行動が遅いと感じるのは、指導者側の問題でもあります。子どもに対し「何やってるんだ」「早くしなさい」ではなく、「時計の小さい針が6を指したら、次のメニューを始めるよ」などと、明確な時間を示すことです。練習の時間を最初から決めておくことです。そこで「このままだと、次の練習は○分しかできないよ~」と知らせることも有効でしょう。■水分補給の時間が長すぎると集中力が切れてだらけてしまうので、時間の見直しを二つめ。水分補給の時間確保についても一考してみましょう。皆さんの練習を見ていると、水分をとる時間が長いときがあります。子どもは座りこんでしまい、おしゃべりをしながらゆっくり補給しています。そうると、コートになかなか戻ってきません。子どもたちに、水分補給は休憩ではないこと、飲んだらすぐコートに戻るよう伝えましょう。そのことをきまりにしてください。その際、水分補給を急がなくてはいけない根拠を伝えることも重要です。「試合中はボールをいつも見ていないといけないよね。練習中は試合をしているのと同じ集中力でやりましょう。試合の中で起きることに気を配らなくてはいけないのに、ぼーっとしているとどうなりますか?」そのように、子どもたちが早く集まる動機づけになるような話をしてください。「君たちの水筒は押せば出て、すぐ飲めるよね。便利だよね。だから、飲んで蓋を閉めるまで3秒でいけるね!」などと話します。そうすると、大慌てで我先にとコートに帰ってきます。例えば「前回よりタイム短縮できたね」「記録を伸ばそう」などと自尊心を刺激しましょう。急がなくてはと思えるような仕掛けをしてください。当然ながら、子どものことなので、そんなふうに毎回できるわけではありません。行きつ戻りつしながら、習慣にしていくことです。素早く行動できたときは「良かったね。みんなが早く動いたから、たくさんサッカーができるよ」と褒めましょう。■説明は短めに、練習しながら少しずつ修正ポイントを伝えよう(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)三つめ。水分補給をサッとやったのに、次の練習メニューの説明が長いと、子どもたちはざわざわし始めます。上述したように、説明はできるだけ短く切り上げましょう。子どもたちがじっとしていることなく、すぐに行動できるようにします。言うことを聞かせようと思うがあまりに、じゃあ注意しようとなりがちです。そうすると余計話が長くなって逆効果です。また、練習中に1回の説明で練習がうまくできない場合があります。コーチが再度確認したり、説明したい場合は一度集めて「この練習はどう?どこが難しい?」などと尋ね、修正するポイントを伝えます。そして、また集める。そんなふうに少しずつコミュニケーションを図りながら、行ってください。最終的には、冒頭でお伝えした児童のように、子ども同士で「集中しようぜ」などと声を掛け合えるチームを目指してください。池上正さんの指導を動画で見る>>池上正(いけがみ・ただし)「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさいサッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。
2022年09月23日今回は保育士の中田馨さんが、お友だち関係でやりがちなNGについて教えてくれました。「さて、どこまで親が介入するべき?」の疑問に答えてくれています。 こんにちは。保育士の中田馨です。私は0~2歳児が対象の保育園を運営しています。日々、子どもたちと過ごしていてよくあるのがや「お友だちとのケンカ」です。相手がいることですので「さて、どこまで親が介入するべきか?」と悩むところだと思います。今回は、低年齢児の子どもたちのお友だち関係についてお話しします。 「お友だちとのケンカ」にすぐ口を出すのはNGお友だちとのケンカ。保育園でもあるあるです。自分の知っている言葉を並べて、顔中真っ赤にして一生懸命言い合っている子どもたちを見ていると、かわいくてしょうがないのですが、きっとママたちからすると慌ててしまう場面かもしれませんね。 基本的に、相手にケガをさせてしまうような行為をしなければ「見守る」でOKです。何かあったときにすぐに手を差し伸べることができる距離で見守りましょう。一生懸命自分の気持ちを出してしまえば、あら??と言うくらいスッキリして、また2人で遊びだすなんてことはよくある姿。子どものケンカは、慌てずドーンと構えてみてください。 意外にも「あ!普段私が言っていることをマネしてるわ!」なんて自分自身の反省につながることもあったりしますよ。(私が娘と息子のケンカのときに、よく反省していました…) 年齢別に解説!親はどこまで介入すればいい?お友だち関係で悩んでしまうのは「親がどこまで介入すればいいか?」です。低年齢の子どもだと、ほぼすべての場面で親の介入が必要になります。例えば、1歳ごろの子どもはまだ自分の気持ちを言葉にして伝えることができないので、叩いたり噛んだりしてしまうことがあります。そんなときは、それをさせないように親が介入しなければいけません。2歳を過ぎると、言葉で伝えることがだんだんできるようになってくるので、叩いたりすることが減ってくるでしょう。そうすると「そばで見守る」程度でOKになってきます。 また、介入の頻度は、相手の親御さんのタイプや関係性にもよるでしょう。気心が知れていて「子どもはケンカしてなんぼよ!」なんてタイプの方なら「ケガしないように見守る」でOKですし、そうでなければすぐに介入した方がいいでしょう。ご自身の子育ての考え方はあると思いますが、お友だち関係は相手があることですので、相手の考え方にもよりそう必要も出てきます。 「お友だちと仲良く遊ぶ」ことはとても大切なこと。しかし、ケンカをして喜怒哀楽の感情を沸き立たせるという経験も大切なことなんです。子どもがお友だちとケンカをしていたら、まずは見守りながらどんな状況なのかを把握してみましょう。相手の親御さんのタイプや関係性を考慮しながら、介入の仕方を見極めてみてくださいね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2022年02月14日ジュニアサッカーの主役は選手たち。本当の意味での選手ファーストを実現するためのリーグ戦として2021年7月にスタートした「アシタノタメニリーグ・U-10」。前編では、リーグを主催する一般社団法人あしたのためにプロジェクト代表の久保田大介さんに、リーグを立ち上げた理由などを伺いました。後編では久保田さんが「イチ押し」と語る、子どもの主体性を伸ばすハーフタイムのレギュレーションなどをご紹介します。(取材・文:松尾祐希)開幕戦に参加したチームの選手たち(提供:アシタノタメニリーグ・U‐10)<<前編:周りを見る余裕と試合運びが身につく!新設U-10リーグの「特別な」レギュレーションとは■大人の介入を最小限にすることで子どもたちが主体的に話し合うようになる――環境作りの面では、親に対するお願いもルールに含まれており、指導者のコーチングや親の指示も制限しています。その狙いを教えて下さい。あくまでジュニアサッカーの主役は選手たちです。そこを履き違えている指導者は少なくありません。大人が自分を表現する場、週末は主役になれる。そうした大人主体の話ではなく、本来は選手たちのサッカーであるはずなので、主役を選手たちに戻してあげたかったんです。保護者の人たちは反対サイドで見守るだけにしてもらったのはそのためです。大人が介入するのを最小限に留めるので、ハーフタイム、試合前、試合後を含めて選手たちから自然と「今日の試合どうしようか」という話し合いが生まれます、ピッチ内でも自分たちで話し、ハーフタイムに指導者から何か言うのではなくてあくまで選手同士で和気藹々としながらサッカーのことを考えていく。それを指導者が見守るような形にしたいんです。試合後も大人は説教をしない。ジュニア年代ではそのような形が望ましいと思っています。指導者からすれば口出しをしないことが怖いかもしれませんが、勇気を持って1試合やらせてみると発見があります。私は元広島観音高校の監督でボトムアップをベースに長年指導してきた畑喜美夫先生にお世話になっている関係で畑先生と一緒に合宿を企画・開催したのですが、その際に参加した指導者が選手の変化に驚いていたのを目の当たりにしました。1回勇気を持って選手に任せてみると、いろんな発見があります。そうしたことも含め、このリーグ戦を通じて指導者も子どもたちと一緒に成長してもらえるといいですね。「アシタノタメニリーグ・U-10」のレギュレーション基本は8人制だが、対戦チーム同士の合意があれば、人数変更もOKハーフタイム7分のうち、5分は選手だけの時間とし、指導者はベンチから離れる。指導者は何か伝えたいことがあるならば、2分以内にまとめる力が必要になる。試合時間を長くし(25分ハーフ)、試合運びに緩急をつけることを学ぶ。また、長い時間なので必然的に多くの選手を出さなければいけなくなる。リトリートラインの設置(ゴールキックは必ずGKが蹴る)ユニフォーム&用具の細かすぎる規定を廃止しきたりだけの挨拶、やめましょう(試合後は歩み寄ってグータッチ)得失点差、総得点の廃止。大差ゲームをなくすため勝ってるチームがゴール後にボールを持ち帰る行為はイエローカード。試合開催日の夜、オンラインで指導者同士の「感想戦」を実施■ハーフタイムも子どもたち主体で。指導者が話せるのは2分だけハーフタイムは子どもたちが主体的に話し合う場になっている(提供:アシタノタメニリーグ・U‐10)――そういう意味では7分間のハーフタイムにおいて、2分間しか指導者が話してはいけないルールは、子どもたちの自立を促すきっかけになりそうですよね。僕の中でハーフタイムの過ごし方はイチ押しです(笑)。選手に任せる取り組みは他でもやっているかもしれませんが、コーチと選手の時間をそれぞれ設けているレギュレーションはあまりありません。私が目指しているのはボトムアップとトップダウンの融合。指導者が先に話すか後に話すかは各チームに任せるつもりです。最初に大人が話してしまうとそれに子どもたちが合わせてしまう可能性がある一方で、最後にコーチが話をすると今まで子どもたちが話してきた内容を全否定する場合もあります。指導者が大事なことを伝えつつ、選手たちの意見を尊重する。大人たちが状況に応じて話をしつつ、うまく子どもたちの考えを引き出していきたいですね。■失敗の繰り返し、無駄なことも通じて経験を積んでいく――指導者の中には教えすぎている方もいるかもしれません。そういう意味ではハーフタイムのレギュレーションは子どもにとってプラスになりそうですよね。そうですね。私は年齢に合う指導をすべきだと考えています。サッカーは幼少期からしっかり教えないといけないという風潮もありますが、子どもの習性としてはボールがあるところに行くのが当たり前。だけど、団子サッカーをさせないようにする風潮もある。私は子どもらしくて団子サッカーでもいいと思うんです。なので、U-10のリーグではいろんな失敗を繰り返して、無駄なこともやりながら、経験を積んでいく。10歳なら10歳なりの失敗がありますし、無駄なことをしてしまうサッカーから得るものもあります。さらに年齢が下がれば、もっと自由にやればいいかもしれませんし。私は小学生だけではなく、中学生や高校生の指導に携わってきた経験があります。例えば、高校生なら18歳なりのサッカーをすべきですが、難しさがあります。何故ならば、大人でもないけど、子どもでもないからです。なので、大人のような全てしっかりした無駄なことのないサッカーだけをすべきではないけど、子どものような幼稚なミスを避けながらプレーをしないといけません。つまり、年代に合うようなサッカーを各カテゴリーで行うべきだと考えています。ジュニア年代から次のカテゴリーに繋げていくためにも、U-10世代から11人制に移行した時を見据えて指導をしていくべきではないでしょうか。■8人制から11人制への移行のギャップを無くしたい――"アシタノタメニリーグ・U-10"を通じ、子どもたちにどのような成長をしてほしいと考えていますか?私は本当のフットボール人生が始まるのは、ジュニアユース年代からだと思っています。なので、「進級したのでやっと大人のサッカーができる」というマインドで中学に行って欲しいですね。ジュニアユース年代では8人制から11人制に変わり、ボールもピッチサイズも変わっていきます。別のスポーツと言ってもいいぐらいの違いがある中で、ジュニア年代でそのギャップを少なくしたいと考えています。相手の状況を見て引くなど、試行錯誤しながらいろんな経験値を持つ。そんな選手に成長して、中学年代に進んでほしい。次に繋げるという意味ではリーグ戦において試合を行う人数は8人ではなく、できれば1人増やして実施することが望ましいかもしれません。9人制だと、8人制よりも11人制にリンクしやすいと思うからです。リーグ戦で負けたチームに対してどうするかを考えてもう1度戦うことも含め、U-10年代から本来のリーグ戦を味わって欲しいなと思っています。■サッカーは社会とリンクしている。サッカーを通じて人として成長してほしい――これから子どもたちにとって本当のサッカー人生が始まっていく中で、"アシタノタメニリーグ・U-10"をどのように発展させていきたいですか?将来的なビジョンは今回参加してくれるU-10のチームに来年も参加していただき、来年はU-11でも行いたいと考えています。そして、3年後にはU-10からU-12のカテゴリーが揃え、年代によって試合時間も変えながらそれぞれリーグ戦が行えるようになるといいですね。U-12なら30分ハーフの11人制でもいいかもしれませんし、日々発展させながら最終的には全国各地で実施できるようにしたいです。そして、子どもたちにはサッカーを通じて、人として成長もしてもらいたいです。「サッカーをしてきたからこそ、柔軟な人間になった」、「サッカーをしてきたから自分で工夫する癖がついた」、「サッカーを通じて遊び心が豊富になった」、「自由の意味を理解した」。何か一つでもいいので得てもらいたい。サッカーと社会はリンクしているので、サッカーのリーグ戦を通じてそういうところも僕は発信をしたいですね。久保田大介(くぼた・だいすけ)東京都出身。1999年~2020年5月まで、SUERTE juniors横浜(現・LOBØS.FC)代表・監督を務める傍ら、2004年~2016年3月まで都立国際高校女子サッカー部 や世田谷区の公立中学サッカー部などで指導に携わる。現在は"一般社団法人あしたのためにプロジェクト"の代表を務め、2021年6月に"アシタノタメニリーグ・U-10"を創設した。アシタノタメニリーグ・U‐10 ホームページはこちら>>
2021年08月02日女性蔑視発言で問題になっている東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)の進退が問われる中、菅首相(72)は自らの“独立した組織への人事介入”を否定。日本学術会議任命拒否問題との矛盾した姿勢に、ネット上では「ご都合主義」「ダブルスタンダード」と批判が噴出している。8日の衆院予算委員会で、森会長の発言が国益にとってどう働くかを問われると、「国益にとって芳しくない」としつつも、「政府と独立した組織委員会で決めるべきこと」と繰り返し、辞任を進言することを否定した。立憲民主党の早稲田夕季衆院議員が「国益にふさわしくないなら続投すべきではないのではないか」と迫ると、「それは私が判断する問題じゃない。組織委員会で人事を決める。独立した法人としての判断を私は尊重する立場だ」と、あくまで無関係を主張。しかし、菅首相は組織委員会の最高顧問で顧問会議の議長。組織委の定款では、“顧問会議は、当法人の運営に関し、各界からの幅広い意見を踏まえた助言をすることができる”とある。さらに早稲田議員が「総理にしか進言できない」とした上で総理の考えを問うと、「それは組織で決めること。私自身があの組織に対して、国が関係あるからこの人事はどうだこうだと、そういうことはすべきじゃないと思います。やはり、組織委員会というのは現に存在しているわけでありますから、そこでルールに基づいて運営されてますんで、それについて私自身が発言する話じゃないと思います」(菅首相)つまり、「独立した組織に人事への口出しをすることはすべきでない」と明言したのだ。しかし、菅首相は昨年、政府からの独立した審議を法律で定められている日本学術会議が推薦した候補のうち6人の任命を拒否している。これにはネット上でもツッコミの嵐。《ふーん。じゃ何故日本学術会議の人事には介入したの??》《日本学術会議は首突っ込むのに、五輪組織委は「独立した法人で組織の判断を尊重…」って都合良すぎだなw菅政権》《要するに、自分のお仲間は守るが、気に入らない組織には介入するわけだ》《何も悪くない学者は頑なに任命拒否してた癖に、性差別発言森会長の進退は平気でスルー。必死になる所おかしくね?》《日本学術会議の不任命の時と全く違うことを言っている。税金が入っている組織なら国民の意見が反映されなければならないんじゃなかった?》「菅首相は、組織委人事の任命権はなくても最高顧問兼議長として“口出し”はできる立場にいるので、『独立した組織の判断を尊重する立場』というのはちょっと違います。本音では森会長の進退問題に『口出ししたくない』ということでしょう。しかし、いくら逃げの答弁とはいえ、昨年の学術会議の任命拒否の納得のいく理由すら説明ができていない状況で、その舌の根も乾かぬうちにこんな矛盾した発言をすれば国民の顰蹙を買うことは普通なら予想できるはずですが……」(全国紙記者)こんなときこそ“お得意の人事介入”をすれば、わざわざ学術会議問題を蒸し返されることも、国民のさらなる不信を招くこともなかったのにーー。
2021年02月09日みなさん、こんにちは。6月に入り、雨が多くなってきましたが、じつは雨もそんなにきらいじゃないかわベーコンです。新型感染症がちょっとだけ落ち着いて、こちらは学校や幼稚園が再開しはじめました。娘は息子よりちょっとだけ早く学校が始まりましたので、まだそんなになじんでないクラスで「どんな様子なのかな」と気になっております。今日はちょっとおセンチ(これは死語なのか?)なお話になるかもしれません。ついこの前に、娘とこんなやりとりをしました。■子どもが「学校に行きたくない」と言ったら…娘の口からその言葉が出てきたとき、「ついに…」と思いました。というのも、私が「学校に行きたくないな」と思い始めたのもちょうど小学3年生ごろだったからです。私の場合、その理由はいじめだったわけですが…。娘もちょっとお友だち関係でトラブルがあったようで、くわしく聞いてみました。どうやら、まだクラスに仲よくできる子がいないらしくて、前の学年のときに仲の良かったAちゃんのクラスに、休み時間になると遊びにいくんだそうです。よくある話かもしれませんが…。ただそのときにAちゃんを、「元々は娘とも仲良しだったBちゃん」がどこかへ連れていってしまうそう。そして、Aちゃんに娘のわる口を言う…というような…。私のときもあったなぁ…そういうの。そして今回、そのことを娘に教えてくれたのがAちゃん本人なので、「Aちゃんの立場もしんどいだろうな」と思ってしまう…。■ひとりで解決しようと無理しないでやはり、わが娘というか、私と同じくひとりでため込む性格のようです。「大変なのに~」というのは、娘の私への気遣いですね…。あんまり疲れている姿を見せちゃいけないな…と思いました。この後、晩御飯の準備があったので、娘とストレス解消に「コンチクショー! コノヤロー!!」と言いながら、ひき肉をバンバンニチャニチャこねくり回し、おいしい豆腐ハンバーグにして食べてやりました。こういう問題って、大人がどれくらい介入していいものか悩みます。私のときも、母は大変だっただろうな、と今になって思います。とにかくいまは、なんでも話せる環境を日ごろから整えておいてあげなきゃな、と思う母なのでした。※ちなみにこちら、先生に相談したところ無事に解決しました。今はBちゃんと仲良しに戻り、Aちゃんも一緒に3人で過ごしているようです。娘本人も楽しそうに話してくれました。
2020年06月19日学校内で起こる問題はさまざまあります。中にはニュースで報道されるような悪質ないじめなどにより、怪我や心の傷を子どもが負ってしまうケースも。いっそ警察に入ってもらえばいいのではと考えることもありますが、教育現場に警察が介入することについてどう思うか、パパやママたちに聞いてみました。Q.教育現場の警察介入どう思いますか?1.警察の介入はすべきではない 3.2%2.状況により警察の介入を容認 76.3%3.警察の介入を進めていく 9.6%4.学校と地域社会と連携して対応 9.4%5.その他・わからない 1.4%なんと76.3%の人が、状況により警察が介入してもいいと思っているという回答になりました。悪質ないじめなどにより、悲しい事件が報道されることもある今、事件が起こってからでは遅いと危機感を感じている親が多いようです。■悪いことをしたら罰を受けるのが社会学校であれば何をしても大ごとにはならないと思っている子どもには、しっかり自分がしたことを見つめてもらうためにも警察の介入は仕方がないと考える人たちが多数派でした。「教育的配慮とかまた子どもに気を遣いすぎている感が否めない。真面目に過ごしている生徒を守るためにも、どうしようもない不良は警察沙汰にするべきです。それも教育だと思います。社会に出たら通用しないんですから」(神奈川県 40代女性)「傷害未遂事件、殺害未遂事件の現場が学校だった。いじめってそういうものではないでしょうか?学校だからといっていじめっ子が守られるのはおかしい。警察に入ってもらって、ことの重大さを気づかせることも必要だと思います」(鳥取県 40代女性)「体罰が全面的に禁止されている今、歯止めがきかない場合は警察が入るのも仕方がない。また地域社会の付き合いが希薄になっている現代では、地域社会との連携も難しいのでは」(広島県 40代女性)■学校は社会に出る前の準備期間の場一方で学校は社会に出るための場所であるので、警察の介入は賛成できないという人も少数派ながらいました。とはいっても、そんな人たちも今の時代の流れを感じて葛藤しているようです。「学校のことをどこか小さな自治領のようなイメージを持っていたため、警察の介入については違和感があるのです。本来なら、学校単位でおさめていたわけですものね。釈然としないのですが、しょうがないのでしょうかね」(神奈川県 40代女性)「その子の将来を左右することになるので、簡単に賛成はできません」(静岡県 30代女性)「本当は警察を介入させたく無い。学校は社会に出るための準備をする場所。そこにいる子どもは親や教師が教育して、社会に送り出す。社会に出たら社会のルールを守り、それを警察が取り締まる。もう親も教師も子どもの教育なんて無理っていう敗北宣言ですかね」(神奈川県 30代男性)■暴力だけでなく窃盗事件も警察介入を容認すると答えた人の中には暴力事件だけでなく、窃盗事件の問題についてを挙げる人もいました。犯人探しをしない学校、犯人がわかっていても放任する学校に親たちのイライラがつのっています。「この間から息子の学校で、持ち物の盗難が相次いでいるようですが、犯人を探すこともせず、そのまま放置のようです。子供たちも不審に思っているようで、教育上よくないと思います」(千葉県 40代女性)「今学校では、物がなくなったり壊されたりと我が家の娘も被害者です。一歩外に出たら、当然警察に捕まるようなことも学校の中ではなんとなくもみ消されてしまいます。学校の体面を考えてのことなのか、犯人を特定してくれず、先生が謝るだけで終わりです。上履きが盗まれても、ラケットが折られても、結局はやられたもの負け!」(神奈川県 40代女性)Q.教育現場の警察介入どう思いますか?アンケート回答数:4283件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2016年12月28日