2015年2月1日(日)に東京・オーチャードホールにてデビュー45周年記念コンサートを行う野口五郎が、ぴあのインタビューに答えた。まずは、45周年という歴史を感じさせない、永遠の青年のような風貌を維持し続ける秘訣について「後輩に、『どうしてそんなふうに歌っていられるんですか?』って聞かれることがありますが、答えようがないんです。気づいたらこうなっていただけで。スタッフにも『あまり45周年と言わないでね。内緒にしておいてね』と言ってるんだけど(笑)。限界を作らないほうがいいんですよ。人間って、結構どこまでもいくものですよ。キープしようと思わないで、進化を望めばいい。経験は残っていくけれど、物質的にためこんでいくものではなくて、理由があって空洞のように形が変わっていくのが人生。余計なものを捨てて、あるべき方向に導かれていくのが進化だと思います」と語った。また、これまでの歌手生活で開催したコンサートの数を聞くと、「デビュー当時は、1日3回やってましたから、それをカウントすると3000回はゆうに超えていると思います。当時、歌手は今以上にシリアスで、『歌』を大切にしていました。その時代に、照明と音響のスタッフをパッケージにして、スタジオ・ミュージャンを使い始めたのは、おそらく僕が初めてだったではないかと思います」とのこと。10代の頃から世界中の実力派プレイヤーとレコーディングを行う卓越したミュージシャンであった野口。子供の頃に始めたギターは、13歳で地元の大学生バンドに加入するほどの腕前。11月19日(水)には、ギター、ベース、ドラムスをすべてひとりで演奏・アレンジしたアルバム『Playin’ ItAll』をリリース。同作収録曲は2月のコンサートでも演奏される予定。同作に話が及ぶと「エンジニアもひとりでやっているので、すべて録り終えるのに5か月かかり、その間全くひとりきりの作業でした。女性の曲ばかりを集めたアルバムで、最初は簡単に進むと思っていたのですが…。総合的なアレンジから徹底的に始めてみると、こだわりの強さゆえに終わりが見えなくなってしまって、そのうち『自分は鬼だ』と思うようになりましたね。どうしてこんなに自分自身を苦しめられるのかと。しかし、全部自分でやると、それがどう評価されようと『やることはやった』という気持ちになるものです。すべてのレコーディングが終わって数日たちますが、心にぽっかり穴があいたような気分です」と、現在の心境を明かした。「すべての要素を確実にして、自分のオンリー・ワンと呼べるコンサートにしたいと思っています。自分自身にプレッシャーをかけるのがクセになっているのかも。オーチャードホールのコンサートに向けて、また、鬼になって頑張ります(笑)」と力強く語った。妥協を許さないミュージシャンシップは、今回のコンサートでも十二分に発揮されそうだ。2015年2月1日(日)の公演、チケットの一般発売は11月8日(土)より。(取材・文:小田島久恵)
2014年10月29日湖池屋は18日より、「スティックカラムーチョ 八幡屋礒五郎七味唐からし味」を信州限定で販売している。参考小売価格は730円(税別)。○日本三大七味の一つ同商品は、日本三大七味の一つと言われる「八幡屋礒五郎」の七味唐からしを、「カラムーチョ」に使用したもの。辛味と香りの調和が取れた独特の風味を、スティックタイプのポテトチップスになじませた。辛い味わいがより引き立つように仕上げている。「八幡屋礒五郎」がデザインされた箱の中には、35g入りの袋が6つ入っている。
2013年11月19日三宅裕司率いる熱海五郎一座の最新作『落語日本花吹雪~出囃子は殺しのブルース~』が、6月15日に東京・サンシャイン劇場にて初日を迎えた。熱海五郎一座のチケット情報東京の喜劇“軽演劇”の継承を旗印に、第一線で活躍する喜劇人たちによる公演を重ねている熱海五郎一座。今回は座長・三宅にとって実に1年ぶりの舞台復帰作でもある。昨年、椎間板ヘルニアの手術を行い、その後リハビリに取り組んでいた三宅は、震災被災地の人々の前向きな姿に励まされたという。そんな姿を見て日本人の良さを描きたいと感じ、素材として浮上したのが今回のテーマ落語だった。座付作家・妹尾匡夫が手がけた物語は、古典落語重視の三遊亭円高(ラサール石井)一派と、新作落語志向の桂飯丸(三宅)一派の対立を軸に進む。高座中の円高師匠に声の異変が起こり、飯丸たちに疑いがかかるのだ。とはいえサスペンス色はほどほどに、冒頭から笑いどころは満載。円高扮するラサールとその息子円安を演じる東貴博が実生活で新婚となることから、嫁自慢トークが繰り広げられ、プライベートなネタも笑いに変えていた。三宅扮する飯丸と、その弟子・五穀米(小倉久寛)がボケとツッコミを応酬し始めると、50から60代の男性客が多い客席から爆笑する声が聞こえ、早くも最高潮に。その波に乗るように、ノリのいい社長役の渡辺正行、落語音痴の刑事役の春風亭昇太が、クセのあるキャラクターをコミカルにみせる。また、ミステリアスな美女役を演歌歌手としても活躍している林あさ美が演じ、劇中に華を添えていた。三宅は病気後初の殺陣も披露し、完全復活ぶりをアピール。圧巻は、渡辺・東・小倉・ラサール・三宅の5人によるリレー形式の落語。それぞれの持ち味を生かしつつ、回り舞台を駆使して次の話し手に繋ぐ様は、ひとり語りの落語とは違う魅力に溢れていた。最後は林の華やかな歌謡ショーでフィナーレとなった。3度に及ぶカーテンコールに、一座を待ちかねた観客の満足感が見てとれた。明治大学落語研究会の先輩・三宅の苦労に渡辺が思わず涙すれば、それを小倉が瞬時に緩やかな笑いへと変える。公演は7月1日(日)まで同劇場にて上演。その後、7月13日(金)に一座初の宮城公演として、東京エレクトロンホール宮城で上演される。チケットは発売中。取材・文:山上裕子
2012年06月18日浅野ゆう子、闘病中の田宮五郎を献身的に介護女優、浅野ゆう子(51)が、くも膜下出血で倒れた故・田宮二郎氏の次男、田宮五郎(45)を、現在座長を務める舞台「黒蜥蜴」の合間を縫って病院に駆けつけ、献身的に介護していることが分かった。報道各社に宛てられた浅野の文書「私の良き理解者である田宮さんは今、『生きていきたい』と前向きに信念を持ち、懸命に病と闘っております。私は今、舞台公演を心を込めて演じさせて頂くことが自分の使命だと思っております。それを田宮さんも病床から応援してくれています」「どうか、静かに見守って下さい。お願い致します」と心中を綴っている。(サンスポ.コムより)5年前から交際スタート田宮は名優、田宮次郎氏(43歳で猟銃自殺)の次男。多くの職業を経験し39歳で俳優デビュー、浅野とはデビュー以前から知り合いで、デビューへの力添えもしたという。「浅野ゆう子の紹介で仕事をもらっていた」“井上公造 語録”12日の朝日放送「キャスト」に電話で出演した芸能レポーターの井上は、「浅野は仕事に恵まれない田宮のために仕事を紹介したり、代官山で眼鏡店を経営していた頃には、田宮はスタッフとして働いていた」とレポートした。浅野と田宮は都内のマンション(浅野が2億円で購入)で2年前から同棲生活をしており、周囲には結婚の意向も示していたという。しかし、今年4月に田宮がくも膜下出血で倒れ、手術するも4日間昏睡状態が続き、現在もリハビリ入院中だ。元の記事を読む
2012年06月13日主演作『草食系男子。』から一転、注目のイケメン俳優・崎本大海が初の不良役に挑んだ『ギャングスタ』の完成報告会見が2月3日(木)、都内で行われ、崎本さんをはじめ、久保田悠来、平田弥里、武井あい、根本大介、前川和也らキャスト陣が勢ぞろい。さらに原作者の新堂冬樹、メガホンをとった川野浩司監督が本作をアピールした。中学時代、不良グループのパシリだった銀二(崎本さん)は、男を上げようと明王工業高校に入学。そこは校内最強の称号“ギャングスタ”を目指し、不良たちが日夜ケンカに明け暮れる戦場だった。銀二は、ケンカは滅法強いが、女にしか興味がないチャラ男・力(久保田さん)と出会い、彼を“ギャングスタ”にすべく奔走することに…。会見では崎本さんが開口一番「最弱な男なんで、支障なく演じられた」。これに乗っかり、久保田さんも「イケメンでチャラ男ってことで、僕も支障なく演じました」と挨拶し早速、息の合ったところを披露した。平田さんは銀二から告白される教師役で「草食系が多い中、ガンガン来てくれるのは可愛らしく見える」。空手大会で優勝し、現在は道場も持っているという武井さんは、劇中で崎本さんと格闘シーンを披露。「きれいなお顔や体を傷つけてはいけない…と思いましたが、崎本さんが『本気でお願いします』って言ってくださったので、思いっきりやらせていただきました」とガチな撮影をふり返った。これには崎本さんも「最初は女性に手を上げるなんて、良心の呵責が…僕、フェミニストなんで」と複雑な心境だったようだ。原作の新堂さんは「いい意味で裏切られた。特に崎本くんは役柄にぴったりで、原作より良かった」と絶賛。すでに続編の執筆が決まっているといい「もっと銀二をパワーアップさせないと」と気合を込めた。川野監督は「世代的に『ビー・バップ・ハイスクール』をリスペクトしながら製作し、昭和テイストを意識した」とこだわりを語った。『ギャングスタ』は2月12日(土)よりシネマート六本木ほか全国にて公開。■関連作品:ギャングスタ 2011年2月12日よりシネマート六本木ほか全国にて公開© 2011「ギャングスタ」製作委員会■関連記事:『ギャングスタ』崎本大海インタビュー人生初の殴り合いから得た発見
2011年02月03日2010年は主演映画『草食系男子。』が公開、さらに連続ドラマ「闇金ウシジマくん」(TBS)をはじめTVでも活躍する崎本大海。舞台にバラエティ、さらにはCDデビューと活動の場を一気に広げた彼が、“肉食系女子”に迫られ、狼狽した『草食系男子。』とは180度タイプの異なる映画『ギャングスタ』がまもなく公開となる。“ギャングスタ”とは不良どもが集まる明王工業を制覇した者に与えられる称号。崎本さん演じる銀二は、白石力(久保田悠来)の腕っ節の強さにほれ込み、彼をギャングスタにすべく奔走する。人気作家・新堂冬樹による男たちのための男くさ〜いこの映画に崎本さんはどのように臨んだのか――?殴り合いを初体験「殴られた方が印象的」男を上げるべく明王工業に進学した銀二だが、彼自身は驚くほど喧嘩が弱い!主人公でありながら、かなり情けない姿も晒す。「まあ虚勢張ってるだけのヤンキーですからね。ほかのヤンキーたちもどこか昭和の香りがする。不良と書いて“バカ”と読む、みたいな(笑)。でもそこで、ただぶつかり合うだけではなく、弱い部分を見せることができたり、一番大切なものを共有できる友情関係を築いたりする。そういう部分も含めて面白いな、と思いましたね。個人的に、男くさい役…それこそ不良の役とかやりたいな、と思ってた頃でもあったんで。演じる上では、虚勢張っている銀二と、ヘタレでどうしようもない銀二、それからその虚勢がはがれてきて、自然体でいられるようになってくる銀二というのを演じ分けることを意識してたんですが、現場に入って久保田くんと一緒にいるうちに、自然に役が自分の中に入ってきた感じですね」。ちなみに、崎本さんは殴り合いの喧嘩をした経験は…?「一回もないです!まあ小学生のときに同級生と喧嘩になることはありましたけど、小学生じゃ殴り合うまではいかないでしょ?高校のときも真面目でしたから(笑)」。初めての殴り合いがこの映画。かなり激しい“初体験”となったが、崎本さん曰く「殴ったことより殴られたシーンの方が印象深い」とか。「まあ銀二が殴るシーンが多くないというのもあるんですが。でもやっぱり、殴られる瞬間の方がアドレナリンが出ますよ。殴る方は血が上りつつも『抑えなきゃ』という気持ちが強い。逆にやられる方はどんなにやられてもかまわないという気持ちなんで、思い切りやられることができるんです(笑)。実際、『俺、結構やられる役が好きなんだな』って思いましたもん。もっと派手にやられてやるぜ!って」。先ほどチラリと話に出てきたが、高校時代について尋ねるとこんな答えが返ってきた。「こないだ、仕事で高校に行って来たんですよ。広報誌の取材で。そしたら、僕の担任の先生もまだいらして、いろいろ話したんですが『良くも悪くもはっきりモノを言う生徒だった』って言われました。一番の思い出は…受験勉強かな?もうこの仕事はしてたんですが、大学に進学することを決めて…受験勉強したり、その間に出会ったいろんな人たちにいいことも悪いこともいっぱい教わって(笑)。その頃のことは忘れられないですね」。恋愛では亭主関白「だけど頼まれるのも嫌いじゃない」すでに子供の頃から俳優としての仕事をしていた崎本さんだが、この道で生きていくと決めたのは「大学三年生のとき」。そのときの決断についてこう語る。「特にこれという劇的なきっかけがあるわけではないんです。自分の人生だしやりたいことを後悔しないようにやりたいと思って。そのときは、それでも違うならいくらでもやり直せばいいんだって、思ってましたね。『俺はいつでもやり直せるぜ』と。いま思うと、無謀なやつですね(笑)。しかもこんな大変な世界でやって行こうって決意したわけですし。ただ、その後は仕事をする中で、共演者やスタッフさんに対する見方が変わったと思います。やっぱり学生やりながらの頃は、一面的にしか仕事が見えてなかったと思うんです。それまでの自分を恥じる部分もあったし、そこから成長できた部分もあると思う。最近は、時代劇を多くやられてきた方とご一緒させていただくことが多いんですが、そういうみなさんの積み重ねてきたものについてすごく考えさせられますね。40年時代劇をやってきたという方もいて、そういう方と接すると、自分もいつか『これ』と言える大切なものを持つことができるのかな?何か見えてくるのかな?とか」。話を映画に戻そう。数年前の『クローズ/ZERO』をはじめ、その後も続々とこうした、男たちが拳でぶつかり合うという実生活の中では逆にあまり見られなくなった高校生たちの姿を題材にした映画が作られてきた。今回のようなヤンキー学生と“草食系男子”両方を演じてきた崎本さんの分析は…。「女性が強くなってきて、相対的に男性が弱くなってきているのかな?現実でそういう風だから、映画の中で逆に強い男を求めるのかもしれないですね、女性も男性も。野性味を求めてるんですかね、エンターテイメントの中に」。では、そう語る崎本さんのスタンスは?ズバリ、恋愛関係での立ち位置は?「僕は…亭主関白ですよ。『ああしろ、こうしろ』って(笑)。いや、ホント結構言うタイプなんです。でも、相手に何か頼まれるのも嫌いじゃないです。引っ張ってもらうのも好きです。亭主関白だけど、『三歩後ろを付いて来い!』って言うほどSにもなりきれないからある程度、自分の世界を持っている人と、一緒に並んで歩くのが理想かな?って何の話ですか、これ(笑)!」特集:年下のカレ■関連作品:ギャングスタ 2011年2月12日よりシネマート六本木ほか全国にて公開© 2011「ギャングスタ」製作委員会
2011年01月11日