満島ひかりが黒柳徹子を演じ、そのテレビとともに歩んできた半生を描いた、NHK総合で放送中のドラマ「トットてれび」も6月18日(土)今夜の放送で最終回を迎える。テレビ放送が始まった昭和28年、NHKがテレビ放送開始にあたって専属俳優を募集していることを知り受験する黒柳さんは、筆記試験も面接も失敗続きだったが合格し、エキストラとしてテレビやラジオに出演することに。目立ち過ぎて叱られてばかりの黒柳さんだったが転機が訪れ、黒柳さんは数々の人気番組に出演。そこで出会っていく日本を代表するそうそうたる俳優たちとの交流が本作では描かれる。森繁久彌に吉田鋼太郎、渥美清を中村獅童さんが、坂本九は錦戸亮、向田邦子にミムラと豪華キャストの共演も話題を呼んだ。黒柳さんは「徹子の部屋」25周年のお客様として、記念すべき第1回のゲストだった森繁さんを招く。番組でこれまでの思い出をふり返る2人。森繁さんの第一印象は「ちょっとエッチなおじさん」だったという黒柳さん。ドラマで共演した森繁さんは大事なシーンでもセリフを憶えず大胆なカンニングをして黒柳さんを驚かせたという。「徹子の部屋」の収録は進むが森繁さんはやる気を見せず、見かねた黒柳さんはCM中「こんな森繁さん見たくない!」と叱る…最終回となる今夜は森繁さんと黒柳さんとの50年にわたる交流を描く。撮影にあたっては「あまり臆病にならないで、そのときやりたいことをカメラの前でやれたらいいな」と語っていた満島さん。草創期から日本のテレビとともに歩んできた黒柳さんをどう演じ切ったのか、その総決算となる今夜の放送をお見逃しなく。「トットてれび」は6月18日(土)20時15分~NHK総合で放送。(笠緒)
2016年06月18日女優・満島ひかりが黒柳徹子を演じる、現在NHKにて放送中の「トットてれび」。この度、5月21日(土)放送の第4回にて、三浦大知がチャップリン役で登場することが明らかになった。NHKを辞めフリーになった徹子は、ますます多忙な日々。ラジオドラマの現場で出会い親しくなった脚本家・向田邦子(ミムラ)に、一度ゆっくり休みたいと心境を打ち明ける。休養宣言をした徹子に、NHKの朝ドラ「繭子ひとり」の仕事がくる。徹子の役は青森から上京して家族のため必死に働くおばさん・田口ケイ。徹子は役作りに打ち込む。田口ケイは大人気となったが、徹子は伊集院の説得を振り切ってニューヨークへ旅立つ――。テレビとともに歩んできた黒柳さんのエッセイ「トットひとり」「トットチャンネル」をドラマ化する本作。 主演の黒柳さん扮する満島さんをはじめ、渥美清役の中村獅童、坂本九役の錦戸亮、向田邦子役のミムラらが登場し、笑いあり、涙ありのドラマ・バラエティーが描かれる。本作で三浦さんが演じるのは、徹子がニューヨークへ旅立ち出会うチャップリンの役。今回が役者デビュー初ドラマだという三浦さんは、満島さんから直接電話を受け快諾。「いつかひかりと一緒に何か物作りができたらいいなと、ずっと思っていたのでありがたいです」と共演を喜んだ。また、「もともと台本にせりふなかったのですが、急に『オニオンヘアー』というせりふを言うことになったのですが、全く正解が分からなく、その流れのまま言いました。そのあたりも視聴者の皆さんにダンスとともに注目して見てもらえたらうれしいです」とアピール。さらには「次は、ひかりが主役のドラマに主題歌などでコラボできたらと思います」と今後の目標も語った。一方、作品での共演は16年ぶりだと話す満島さんは、「収録をしていておどろいたのは、違った道を歩んでいたはずなのに波長がとても合うこと。大知が同じステージにいてくれる安心感の中で、ただただ楽しむことができました」と共演をふり返り、「好きなことを、心がぐるぐるしながらも思いっきり楽しむ勇気や、ワクワクしたりキラキラしたもの、次の一歩につながる、ささやかだけど大事なバトンをちゃんとチャップリンから受け取ることができたと思います」と得るものが多かったと話した。徹子がニューヨークへ旅立ち、改めて「私らしい」を見つめ直したとき、エンターテイメントのバトンを渡してくれる象徴として登場するチャップリン。彼と徹子が「New York,New York」を歌い踊るシーンは大きな見どころのひとつ。2人で打合せを重ねながら完成させた、息のあった華麗なショーは必見だ。「トットてれび」は毎週土曜日20時15分~NHK総合にて放送。(cinemacafe.net)
2016年05月20日【ママからのご相談】4月から小学一年生になる息子がいます。入学準備は一番名前つけが大変だとママ友から聞いてちょっとびくびくしています。仕事もあるのであまり時間はかけられません。それなりにキレイにさっと終わらせる裏技はないのでしょうか。●A. パパも一緒にやれば労力は半分! ママ一人でやる必要はありません。こんにちは。在宅ワーカーの川中利恵です。3月から4月の入学シーズン!わが子の新しいステージにうれしさもひとしおですね。まずはおめでとうございます。しかし現実は喜んでばかりではいられず、膨大な教材の名前つけという作業が待ち受けています。私は手書き文字が壊滅的に汚いので、本当に苦労しました……。できれば二度とやりたくない作業です。そう思っているママは少なくないようで、2014年にキングジムが実施した『新入園・新入学準備のお名前付けに関する意識調査』でも、2016年に実施したゼブラの『新入学前のお名前書き調査』でも、子どもの入園・入学準備で「持ち物の名前書き」が大変だったという結果が出ています。そこで今回は、手早く簡単に名前付けをできるコツやアイテムをご紹介しますね。●プリンターがあるなら使いこなして! プリンター専用ラベルシートまずは、私が一番重宝した名前つけ方法をご紹介します。それは王道中の王道、「名前シール用のラベル」 を活用することです。名前シール用ラベルは、ネットや文具店、家電量販店などで、多種多様なサイズが販売されています。大きいサイズから小さいサイズまでセットになっているものなどがそろうので、鉛筆やクレヨン、算数セットの小物など、とても小さなものやノートや教科書に貼ることも可能です。さらにアイロンプリント用シートなどもありますので、布製品への名前つけも一気に行うことができます。プリンター専用のラベルシールやアイロンプリント用シートを活用して一気に印刷すれば、名前を書く手間が大幅に省けるだけでなく、オリジナルのワンポイントをつけてあげることが可能です。●おなまえ専用スタンプも見逃せない!自宅にプリンターがない場合は、ネットで耐水用紙にお名前を印刷してくれるサービスもあるようです。人気が高いので、早めの予約が必要かもしれませんが、こちらもチェックしてみるといいかもしれません。もうひとつプリンターがない方にお勧めの方法があります。それは、各社から販売されているお名前付け専用スタンプ を活用する方法です。注文してお名前スタンプ用のゴム印を作ってもらうのも手ですが、特にお勧めなのが、ひらがなを組み合わせてスタンプを作れるお名前スタンプです。保育園入園時や小学校の入学のときに必要なお名前は、基本ひらがなですよね。そのため、特に兄弟がいる方には長く使えて、とっても便利なはず。製品によっては縦書きや横書きも自由にセットできるので、多彩な使い方ができますよ。インクは油性のものを選ぶと失敗が少ないでしょう。保育園によっては、園に預ける紙おむつひとつひとつに名前付けをする必要があるケースもあるようです。その場合は特に、スタンプ型が手軽でとても便利なのではないかと思います。●にじませたくない! 布に油性マジックで名前を書く方法布類に名前を書くものもたくさんあるでしょう。しかし、アイロンシートを使うほど大量ではない……というケースも少なくありません。そんなときはやはり、古式ゆかしき手段である、油性のマジックペンでお名前を書く方が手っ取り早いはずです。でも、たくさんの方が経験したことがあると思うのですが、そのままマジックペンで名前を書こうとしたら、布の繊維に合わせてにじんでしまうことがあります。とくに体操帽や給食のナプキンなど、綿の生地は危険です。そこで、にじませないための裏技 をひとつ。お名前を書く前に霧吹きで軽く布を湿らせましょう。本当に少しぬらすだけで大丈夫です。そしてぬらした状態のまま、お名前を書くとにじみを抑えることができます。ぜひお試しくださいね。----------さて、ここまで紹介しましたが、お名前書きをあっという間に終わらせられる方法がもうひとつあります。それは、ママだけでなくパパも一緒にお名前書きをする ことです。ゼブラの調査によると、なんと83.5%ものママがたった一人でお名前書きをしているようです。悲しい話ですね。それでは大変なのも無理はないと思いませんか。わが子の名前を書けないパパは、よほどの事情がなければいないはず。調査では「わからない」という声もあったようですが、正直なところ、そこまで子どもに無関心なパパならば、いつかその家庭では「お金さえ入ればパパはいらなくなる」のは時間の問題では……?とすら思いました。パパがお名前シールをパソコンで作って、出力したものをママが貼っていく、という流れ作業でも、一人でやるより二人でやったほうがずっと早く終わるはずです。これはママの負担を減らすだけでなく、子どもの目線から考えても「家族全員が君の入学を楽しみにしているんだよ」というメッセージを伝えるいい機会となり、意味があることなのではないでしょうか。ぜひパパも巻き込んで、みんなでおしゃべりしながら名前書きをしてみてください。きっと楽しいコミュニケーションの時間になり、あっという間に終わってしまいますよ。【参考リンク】・新入学前のお名前書き調査実施 | ゼブラ株式会社()・「新入園・新入学準備のお名前付けに関する意識調査」を実施 | キングジム()●ライター/川中利恵(在宅ワーカー)
2016年03月17日幼少期から、天才てれびくんやおはスタ(おはガール)などでタレントとして活躍し、その後、雑誌「Seventeen」、「happy nuts」の専属モデルを経て、現在はママモデルとして活躍の場を広げる谷口紗耶香さん。出典:谷口紗耶香さん公式Instagramよりママでいながらも決して美しくいることを忘れない紗耶香さん。特に、毎日のお手入れですっぴん肌に差がついてくるスキンケアには手を抜きません!彼女が20年近くモデル、タレント業を続ける中で辿り着いた毎日のお手入れ方法とは!?完璧なすっぴん美人の秘訣をご紹介しちゃいます!●クレンジング×寝る前のスキンケアスキンケアで重要視するのは「親子一緒に使える」こと。そのためスキンケアアイテムのほとんどが、小さなお子さんも一緒に使える刺激の少ないものを使用しているんです!子供がいるからこそ、自分だけの美容ではなく、子供にも優しいお手入れ方法に辿り着いたのですね!洗顔はブラシを使用することで、毛穴奥の汚れも綺麗に落として黒ずみケアにもなり、ムラなく洗顔。夜のケアを毎日しっかり続ければ、朝起きた時も潤いが持続して乾燥知らずのお肌に♪●メイク前のスキンケア×時短ヘアメイクメイク前の仕込みはマッサージから!むくみを無くし、1日のメイクノリをアップさせる重要なステップなのです。育児に家事に、やる事いっぱいのママはメイクにそこまで時間をかけられない…でも、だからといって女でいることを忘れないのがモットー!女っぷりをあげる時短ヘアメイクで大人の可愛さが溢れ出ます。ちょっと物足りないときは伊達メガネをプラス!こなれ感、小顔効果、コーデのプラスアイテムとして万能アイテムですね。●今、リアルに気になる美白アイテムを本気レビュー!ここ最近、何かと気になるのが「美白アイテム」なんだそう。そこで!今リアルに気になっているという、キールズの「サマーインザシティー美肌セット」を試してもらいました!使用感やテクスチャーはいかに…!?紗耶香さんが本気レビューしますっ!!美容のためには手を抜かない紗耶香さん。気になるアイテムは、まずはとにかく試してみる!のが良いかもしれませんね♪ママとして、女として、美を追求し続ける彼女から、目が離せません!!谷口紗耶香さんの美の秘訣をもっと知りた~い!!って子は特設ページをチェック!▽SNS情報▽BLOG→→
2015年09月04日漫画家・赤塚不二夫生誕80周年を記念して制作された、『天才バカボン』初の長編アニメーション映画『天才バカヴォン~蘇るフランダースの犬~』(5月13日公開)のオープニング映像の制作に、『STAND BY ME ドラえもん』(2014年)の監督を務めた八木竜一氏が参加していることが21日、明らかになった。CGクリエイターとしても知られる八木氏が手がけたオープニングは、宇宙に浮かぶ地球を包み込むように現れる映画タイトルからスタート。そして壮大な宇宙を漂っているかと思いきや、宇宙人や雪男、怪獣から逃げまくり、ラストはいつものバカボン一家の温かい家にたどり着く――というスピード感と奇想天外な展開に仕上がっており、想像もつかないようなストーリーの幕開けを期待させる内容になっている。ネロとパトラッシュが天使に導かれ天に召される『フランダースの犬』の感動のラストシーンも盛り込まれた本作は、ネロたちが悪の手先となって現代に蘇るという斬新な設定で、『バカボン』おなじみのキャラクターたちとともにドタバタ劇を展開。脱力系コメディフラッシュアニメ『秘密結社 鷹の爪』を手がけたFROGMANが監督・脚本を担当している。声優には、ネロ役に女優の瀧本美織、バカボンのパパにFROGMAN、バカボンの同級生・西河内好平を俳優の濱田岳、バカボンを声優の犬山イヌコ、レレレのおじさんをダチョウ倶楽部の上島竜兵、ダンテを俳優の村井國夫、ほかにも岩田光央、上野アサ、澪乃せいらなど豪華キャストが名を連ねている。(C)天才バカヴォン製作委員会
2015年05月21日誕生から間もなく半世紀を迎える、赤塚不二夫の代表作「天才バカボン」の初の長編アニメ映画化『天才バカヴォン~蘇るフランダースの犬~』が、5月23日(土)に劇場公開される。監督を“鷹の爪”でお馴染みのFROGMANが務め、瀧本美織、濱田岳ら豪華声優が参加することでも大きな反響を呼んだ本作から、このほど“バカボンのパパ流”の劇場マナー予告が解禁となった。ナンセンスギャグというジャンルを確立し、そのシュールな笑いで全国の少年少女の心を鷲掴みにした「天才バカボン」。一方、その悲しすぎる結末が今や伝説となったアニメーション放送から、40周年を迎える名作「フランダースの犬」。この2作がまさかのタッグを組んだ本作は、いつものバカボンファミリーにネロとパトラッシュが参戦。さらに、“バカボンのパパの本名”を知りたがる悪の秘密結社・インテリペリが登場し、パパの本名に隠された秘密をめぐりドタバタが繰り広げられていく。本予告などの情報解禁後、映画公式サイトには10万以上におよぶアクセスが集中したという本作。ファンからの反応も「天才バカヴォンのフランダースの犬がひどいことになっているw」「これはヤバイ」「なんでvsフランダースの犬……」という声が相次ぎ、誰もが想像しえなかった日本を代表する伝説的2大アニメのコラボへの注目度の高さを実証した。今回完成した映像は、バカボンのパパが考える劇場マナーを、おりこうなハジメちゃんが1つ1つ正していってくれる爆笑必至のもの。足が臭いとニオイがこもるから前の席に立てかける?映画の感動をママと共有するために電話をかけちゃう?パパ独自解釈のマナー講座を展開していく本映像は、一部劇場を除いて上映中となる。『天才バカヴォン~蘇るフランダースの犬~』は5月23日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年04月15日「ひみつのアッコちゃん」、「おそ松くん」などで知られる漫画家・赤塚不二夫の生誕80周年記念として、代表作「天才バカボン」を初の長編アニメ映画化した『天才バカヴォン~蘇るフランダースの犬~』。このほど『風立ちぬ』のヒロイン役などで知られる、瀧本美織をはじめ、濱田岳、上島竜兵(ダチョウ倶楽部)、村井國夫ほか豪華声優陣が発表となった。「秘密結社 鷹の爪」の生みの親にして、いまやコメディアニメで独自の世界を暴走する鬼才・FROGMANが、新たな解釈で生み出した“新生バカボン”。今年でアニメーション放送40周年を迎える名作「フランダースの犬」から、ネロとパトラッシュが参戦することでも注目が集まっている本作だが、さらに話題を呼ぶ豪華声優陣の配役と、その声が吹き込まれた本予告が併せて公開された。バカボンのパパの声優を務めるのは、本作の監督&脚本を務めるFROGMAN監督。いつもの“鷹の爪”とは違う作品に不安を覚えつつ、「周りの大人たちが、一所懸命、励ましてくれたので、すごく頑張れました!た!どれくらい頑張ったかと言うと、ウミガメのお母さんの産卵に例えると、卵200ケ産むくらいです!普通は平均120ケくらいだそうです!だから、皆さん観て下さい!はい!」とFROGMANワールド全開のコメントを寄せた。そして『風立ちぬ』の里見菜穂子役で華々しく声優デビューを飾った瀧本さんが、次に演じるのは悪の手先となって現代に蘇ったネロ。「まだまだ声優の経験が浅い中、今回お話を頂いて、またギャグコメディみたいなものをやりたいと思っていたのですごく嬉しかったです」「まさかあのネロを自分が!と感激しました」と本作のオファーをふり返り、「みんなが知らない、びっくりするネロになっていると思います」と意気込みを覗かせる。レレレのおじさんを演じるのは、ダチョウ倶楽部の上島さんが担当。誰もが知る“面白キャラ”を演じるにあたり「レレレのおじさんは、子どもの頃から知っている役なので、あのフレーズを口ずさめたのがありがたかったです」と喜びを噛みしめているよう。さらに、暗黒組織・インテリペリを率いるダンテを、名俳優・村井さんが務める。原作者・赤塚不二夫氏について「赤塚不二夫さんは天才ですね。バカと揶揄されている人間の発想こそが、何よりも力強く、自由、考えさせられる事です。赤塚さんの、面白い事には貪欲にとりかかる。素敵です。私の座右の銘は、遊戯三昧。赤塚不二夫さんは(心の)師匠です」と語り本作への出演を楽しんだ様子。その他に、バカボンの同級生・西河内好平を『永遠の0』やauのCMでも話題の濱田さん、バカボンを犬山イヌコ、バカボン一家の住む町を守る本官を声優・岩田光央、バカボンのママを声優・上野アサ、ハジメを元宝塚歌劇団花組娘役の澪乃せいら、本作のオープニングソングを担当する「チームしゃちほこ」の秋本帆華がウナギイヌで参戦し、パトラッシュを、なんとFROGMANの愛犬が担当!豪華声優陣&本物の犬が勢揃いし、誰も見たことがないまったく新しいバカボンを作り出した。そのシュールさは、今回解禁された予告編でも感じられるはずだ。映画『天才バカヴォン蘇るフランダースの犬』は5月23日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年04月03日70年代ロサンゼルスのヒッピー文化を背景に、“天才監督”ポール・トーマス・アンダーソンが“天才俳優”ホアキン・フェニックスを主演にすえて描く最新作『インヒアレント・ヴァイス』。4月18日(土)に迫った日本公開を前に、作品を紹介する特別映像が到着。どうやら、謎の“天才覆面作家”といわれる原作者のトマス・ピンチョンまでも、本作に登場していることが明らかになった。現代世界文学の最高峰に君臨し続ける“天才作家”トマス・ピンチョンが、初めて作品の映画化を許可したという「LAヴァイス」を原作に、ヒッピー探偵“ドック”(ホアキン・フェニックス)が元恋人の依頼から思わぬ巨大な陰謀に巻き込まれていく様子を、愉快なコメディタッチに描いたハッピーでロンリーな探偵サスペンス。この原作者、トマス・ピンチョンといえば、村上春樹らと並びノーベル文学賞の最有力候補と言われ、世界文学の最高峰に君臨する天才作家。彼の作品研究の権威である東京大学名誉教授・佐藤良明氏をして「トマス・ピンチョンがいるから文学研究者たちが生まれるほど、非常に大きな存在だ」と言わしめるほどの今世紀最大級の大物作家だが、マスコミとの接触を避けており、その素性は謎に包まれた覆面作家としても知られている。そんなトマス・ピンチョンが、実は本作に出演しているらしいという噂を入手。新たに解禁された映像では、マリファナ中毒のヒッピー探偵ドックの親友ソルティレージュのナレーションで始まり、ドックがマッサージ店や豪邸、謎の巨大組織「黄金の牙」などへ侵入捜査していく様が登場。陽気なBGMを背景に、ぶっ飛びキャラクターたちがノリノリの演技を見せていく。この中盤から流れる音楽は、ドイツのバンド「CAN」の「VitaminC」。「あんた、ビタミンC失ってるよ!」という歌詞を繰り返すユニークな曲は、70年代にヒッピーの世界的なカリスマと言われた伝説の日本人・ダモ鈴木が歌っている。本作の音楽を担当した「レディオヘッド」のジョニー・グリーンウッドが「CAN」の大ファンだったことから実現した。そしてトマス・ピンチョンだが、前出の佐藤氏いわく、「身長が190cmほどあるのはほぼ間違いない」とのこと。しかし、これまでに写真は高校卒業時と海軍入隊時代のものしか発見されておらず、我々が分かるのはそれだけ。噂ではドックの職場の待合室にいるのでは?はたまた警察署の前でドッグが踏まれるシーンに登場する警察官に扮しているのか!?さまざまな憶測が飛び交っているが、中でも最もそうではないかといわれているのは、0:41に登場する医師のような男性。精神病院を案内されるドックが、カフェテリアのような場所を通るシーンでドックたちの手前のテーブルに座わり、女性からスープをサーブされて、やけに目立っているような…?これが嘘か真か、“天才覆面作家”の登場のシーンをこちらから確かめてみて。『インヒアレント・ヴァイス』は4月18日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル梅田ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年04月01日突然ですが、みなさんの周りには、「オレ、天才」と豪語しちゃう、自称天才の超凡人さんっていませんか?不思議なことに、自称天才って能力は標準以下のツワモノも多くて、周囲の不快指数はかなり高めですよね。実は今まで「自分は天才だ」と勘違いしている人の遭遇率を調査したところ、自称天才について、ある傾向が浮き彫りになりました。そして、この謎を解くカギになりそうな、ナルシストについての興味深い研究結果が発表されたので、以下からご紹介します!■男性は自分を天才だと思い込みやすいまず、自称天才との遭遇率はなんと29%。大体3割が遭遇していることが判明しました!あらら、勘違いの天才被害、多すぎますよね……。ところで、みなさんは、自称天才って男と女ではどちらが多い印象がありますか?今回のアンケートでは、自称天才は男性に多い傾向が見られました。寄せられた回答を見てみると、「自分で“俺って天才や”って言っちゃう姿が恥ずかしかった」「男性に多いね。大したことないのに」など。確かに、男性の方がプライド高いイメージですよね。それで自分の能力も過信しがち。実際、ちゃんとした研究で男性は女性より、自分を「天才だ」と思いやすいことが明らかになっているのです!■男性はナルシストで特権意識が強い!つい先日、米ニューヨーク州立大学バッファロー校 経営管理大学院が「男性の方が女性よりもナルシストの傾向が強い」という研究結果を発表。今回のアンケートで自称天才に男性が多いという結果になったのは、単なる偶然ではないのです!報告によると、女性より男性の方が年齢に関係なく一貫して“ナルシシスト傾向”において高い得点を出していることが判明。しかもこの研究、30年に渡り475,000人以上を調査したというから驚きです……。研究結果の筆頭著者であるエミリー・グリハルバ博士は、「ナルシズムは自尊心と情緒的安定を生むのでリーダーシップを取る上で必要だけど、同時に特権意識が強いことも特徴的で、男性は他人を利用する傾向が女性よりも強い」と指摘。理由については、「幼い頃から社会を観察してゆくうちに、男性は社会でリーダーシップを持って生きていくこと、女性はそれを支える立場や振る舞いをするという役割が刷り込まれていくからではないか」と推測しています。これって、昔ながらの夫婦関係ですよね。旦那さんが外で働いて、女性は家庭を守る、みたいなステレオタイプな格差。つまり、世の中がこんな風潮だから、ナルシズムが強くなり、それで自分を保っている男性が多い、ということ。どうでしょう?迷惑な、自称天才に男性が多い理由がほんの少しだけ解けたでしょうか?ただ、今は女性が第一線で働くことが昔よりずっと当りまえになっています。エミリー・グリハルバ博士の理論が本当なら、今後は勘違いの自称天才も男女平等の時代がきちゃうかもですね!男性と同じぐらい働く私たちも、時には自称天才になってもいいのかも?でも、勘違いのしすぎには重々注意したいですね!(文/茶柱ズバ子)【参考】※University at Buffalo the state University of NewYork /Study: Men tend to be more narcissistic than women【調査概要】調査方法:インターネットリサーチ『簡単アンケート』調査期間:2014年12月25日(木)調査対象:全国30代の男女100名
2015年03月26日ベネディクト・カンバーバッチが世界最強の暗号に挑んだ実在の天才数学者アラン・チューリングを熱演する『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』。そして、エディ・レッドメインが“車いすの天才”といわれる物理学者スティーヴン・ホーキングになりきった『博士と彼女のセオリー』。時代こそ違えど、奇しくも英国出身の2人の天才を描いた2作が、3月13日(金)より同日公開となる。いずれの作品にも、彼らを支え続けた2人の女性たちが登場する。彼女たちの葛藤、そして苦悩を好演し、主演男優たちとともに高評価を受けた『イミテーション・ゲーム』のキーラ・ナイトレイ、『博士と彼女のセオリー』のフェリシティ・ジョーンズに迫った。人と上手く馴染むことのできないチューリング(ベネディクト・カンバーバッチ)と暗号解読チーム内のメンバーとの仲を取り持ち、チューリングが落ち込んだときにはすぐに駆けつけ、真剣に耳をかたむけるなど、常に彼の心の支えになり続けたジョーン・クラークを演じたキーラ。本年度アカデミー賞にて「脚色賞」を受賞した『イミテーション・ゲーム』では「作品賞」「主演男優賞」とともに、キーラも「助演女優賞」にノミネートされた。チューリングが取り仕切った暗号解読チームで高い能力を発揮したジョーンには、チューリングも全幅の信頼を置き、暗号のこと、数学のことなどを語り明かすシーンがある。キーラが「彼女は彼が心からすべてを話すことのできる初めての女性だったと思う」と分析するように、チューリングにとってジューンは、同じ目標に取り組む同志であり、親友であり、かけがえない存在であったといえる。また、「彼女はあの時代を生きた女性の数学者として、然るべき立場に就くために非常に苦労していた。だけど、その実力で最高の数学者を集めた解読チームに女性が入ったの。すばらしいことだわ」と語り、彼女を称える。チューリングはエニグマを解読し、多くの人を救った英雄ではあるが、実は彼女もまた、陰の英雄だったのではないだろうか。ベネディクトはその考えについて、「もちろんだよ」とすぐさま同意。「彼女を主役にした映画が作れるほどだ」と自身の考えを明かし、続けて「(ジョーン・)クラークは自分の居場所と平等な扱いを求め、性別ではなく自分自身の価値によって評価されることを望んだ。聡明な人物であり、主張も当然のものだったが、それは厳しい闘いだった」と当時の男女の不平等さについて触れた。一方、スティーヴン・ホーキング博士の半生と、彼を支え続けた妻との純愛を描いた『博士と彼女のセオリー』でも、天才を支えたのは博士の妻であるジェーン・ホーキング。余命2年の宣告を知りながらも彼と結婚し、励まし支え続け、その寿命を20年に伸ばし、成功へと導いていくジェーン。だが、やがて自身の科学者としての夢は二の次に、子育てと夫の介護に追われ、自分ひとりですべてをこなすことに限界を感じていく様子も描かれていく。ジェーンを演じたフェリシティは、「ジェーンのようなパートナーなしでは、彼は何も成し遂げられなかったということね」と断言。ホーキング博士を熱演したエディはアカデミー賞「主演男優賞」を受賞したが、妻ジェーンの複雑な心情を見事に表現したフェリシティも「主演女優賞」に初ノミネートされた。どんな天才や偉人であっても、たったひとりで成功することなどできない。その影には、支え続ける存在がおり、その人たちもさまざまな葛藤を抱えながら、自分自身も前向きに生きていこうとする。そんな2人の女性の姿には、明日への活力と勇気をもらえるはずだ。『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』は3月13日(金)よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開。『博士と彼女のセオリー』は3月13日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:博士と彼女のセオリー 2015年3月13日より全国にて公開(C) UNIVERSAL PICTURESイミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密 2015年3月13日より全国にて公開(C) 2014 BBP IMITATION, LLC
2015年03月12日『アメリ』のジャン=ピエール・ジュネ監督の最新作『天才スピヴェット』が日本でも公開され、好評を博している。中でも本作の“3D表現”に高評価が集まっているそうで、ジュネ監督自身も3Dに徹底的にこだわって撮影を進めたという。このほど、監督の熱意が伝わる特別映像“3D映画の制作”が公開になった。メイキング映像映画は、弟の死を機に家族がバラバラになってしまい「自分がいなくなればよかった」と考えている天才少年のスピヴェットが、権威ある科学賞の授賞式に出席するため、家族に内緒でアメリカを横断する様を描いている。本作はライフ・ラーセンの小説『T・S・スピヴェット君傑作集』を映画化したものだが、書籍には注釈や図版、イラストが随所に登場する。そこでジュネ監督は本作で3Dの効果を使って小説の物語だけでなく、図版や注釈までも“映画化”することを決め、『ヒューゴの不思議な発明』を手がけた立体写真家のディミトリ・ポーテリをチームに招いた。このほど公開された特別映像ではポーテリとジュネ監督が登場し、ふたりの出会いや、3Dに対するこだわりを語るほか、カメラの配置やセットの構成まで徹底的に考え抜いた上で進められた撮影の模様が登場。最新の技術を駆使して完成した“まだ誰も観たことがない3D”の魅力の一端を垣間見ることができる。『天才スピヴェット』公開中(C)2013 Epithete Films - Tapioca Films - Filmarto - Gaumont - France 2 Cinema Jan THIJS (C) EPITHETE FILMS - TAPIOCA FILMS - FILMARTO - GAUMONT - FRANCE 2 CINEMA
2014年11月18日『アメリ』のジャン=ピエール・ジュネ監督の最新作『天才スピヴェット』が間もなく公開になる。これまで数々の傑作をおくりだしてきたジュネ監督は、世界各地に熱狂的なファンをもつ映像作家だが、本作では「新しいことにチャレンジしたかった」という。その他の画像映画は、弟の死を機に家族がバラバラになってしまい「自分がいなくなればよかった」と考えている天才少年のスピヴェットが、権威ある科学賞の授賞式に出席するため、家族に内緒でアメリカを横断する様を描いている。本作はライフ・ラーセンの小説が原作になっているが、ジュネ監督は「この小説を映画化することで、今まで自分がやったことがない新しいことにチャレンジできると思った」と振り返る。「英語のセリフで撮影すること、アメリカの大自然をロケで撮ること、感情というものに真正面から向き合うこと、そして原作本の余白に描かれた絵を3Dを使って描くこと……今までやったことがない新しいことができると思ったのです」。その中でも“3D撮影”は監督の中で大きなウェイトを占めていたようだ。「私は子どもの頃から“ビューマスター”という立体視の玩具で遊んできたので、3Dに親しみがあるし、立体視が大好きだったんです。この映画では最初から3Dで撮影することを前提に脚本を書いたし、ストーリーボードも作成しました。iPhoneの中にストーリーボードを全部入れておいて、撮影現場ではすぐに見せて説明できるようにしたのです」。そこまでして監督が3Dにこだわったのは単に“美しい3D映画”を撮ろうとしたからではない。「もちろん、3Dではカメラに変な光やノイズが入ってしまうと観ていて頭が痛くなってしまうから、そのような部分は徹底的に修正して、頭が痛くならない3D映像にしました。しかし、私が最も興味があったのは、3Dの美しさや面白さではなく、3Dを使って“今までにない映画表現をすること”でした。そのことがずっと念頭にありましたし、そのために研究や実験もしました」。監督の語る通り、本作では3D技術を駆使して、今までにない映像表現とストーリーテリングに挑んでいる。それは、奥行きや没入感を感じさせるだけでなく、観る者の想像力を刺激し、登場人物の感情をより深く表現するための3D表現だ。ジュネ監督は「私の仕事は例えるなら料理のシェフのようなもの。まずは自分が食べて美味しいものを作りたいと思うし、自分を第一の観客だと思っている」と語るが、『天才スピヴェット』の新しい3D表現を日本の観客がどう観るのか気になるところだ。『天才スピヴェット』11月15日(土)よりシネスイッチ銀座、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開
2014年11月14日『アメリ』のジャン=ピエール・ジュネ監督の最新作『天才スピヴェット』が間もなく公開になる。本作は、ライフ・ラーセンの小説を映画化した作品だが、ジュネ監督は原作に深く共感し、じっくりと時間をかけて映画化したようだ。このほど原作者も登場する特別映像が公開になった。特別映像映画は、弟の死を機に家族がバラバラになってしまい「自分がいなくなればよかった」と考えている天才少年のスピヴェットが、権威ある科学賞の授賞式に出席するため、家族に内緒でアメリカを横断する様を描いている。これまで数々の奇抜な物語を描いてきたジュネ監督は本作では当初から“既存の物語”に基づいて作品を作ることを決めていたという。一方、『T・S・スピヴェット君傑作集』の著者ライフ・ラーセンは、ハリウッドの関係者に「映画化されるとしたら誰に監督してもらいたいですか?」という質問に5人の監督の名を挙げ、その中にジュネ監督の名前があったと振り返る。このほど公開された映像にはジュネ監督が小説を映画の脚本にしていく作業が丁寧に描かれ、監督とラーセンのメールのやりとりや、ふたりの対談が登場する。ふたりは生まれも年齢も異なるが、ジュネ監督はラーセンが書いた物語とスピヴェット少年の造形に圧倒的な“共感”をおぼえたようで、ラーセンもジュネ監督が作り出した映画について共感と満足感を得ているようだ。これまで“独自の作風”や“唯一無比”と称されることが多かったジュネ監督が、誰かが書いた物語を描くとどうなるのか? 公開が楽しみだ。『天才スピヴェット』11月15日(土)よりシネスイッチ銀座、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開(C)2013 Epithete Films - Tapioca Films - Filmarto - Gaumont - France 2 Cinema Jan THIJS (C) EPITHETE FILMS - TAPIOCA FILMS - FILMARTO - GAUMONT - FRANCE 2 CINEMA
2014年11月11日『アメリ』のジャン=ピエール・ジュネ監督の最新作『天才スピヴェット』が間もなく公開になる。主人公のスピヴェットはタイトル通りの天才少年だが、ひと足早く観賞した観客からは「自分の子どもの頃を思い出した」という声が多く寄せられているという。その他の画像映画の主人公スピヴェットは、モンタナの牧場で暮らす10歳の天才科学者。家族は、虫に恋する昆虫博士の母と、100年遅れのカウボーイの父、アイドルを夢見る姉、強くて活発な双子の弟の5人。父や姉とあまり上手くコミュニケーションがとれないスピヴェットは、家族から愛される弟のようになりたいと思っていたが、ある日、突然、弟が死んでしまう。悲しみにくれる家族の心はバラバラになり、自分がいなくなればよかったと思う日々を過ごすスピヴェットの元に、権威ある科学賞受賞の知らせが届き、彼は家族に内緒でアメリカを縦断して授賞式のある博物館をめざす。スピヴェットは天才的な頭脳をもち、永久機関に関する研究で専門家たちを驚かせる存在だが、それ以外はいたって普通の10歳の少年で、劇中には子どもの頃に誰もが感じる孤独感や、劣等感、親に対する想いが丁寧に描かれる。公開前に実施されたモニター試写会では「スピヴェットの気持ちの変化や心のうちが伝わってきて、子どものような心で見られた」「自分が家出したときのことを思い出した」「映画を観ながら何年も忘れていた気持ちがよみがえってきて驚いた」「彼は天才だけど、悩みをひとりで抱え込んでしまうところはみんなと同じ子どもなんだと思った」などの声が寄せられているという。劇中でスピヴェットは家の外に広がる世界を見つめ、様々な人々に出会い、遠く離れることで改めて自身の家族について想いをはせる。映画は3Dを駆使したワクワクする映像で主人公の冒険が綴られるが、同時に「子どもの頃に同じことを思った!」という気持ちになれる作品になっているという。また、先のモニター試写会では「子どもの頃、こんな家出がしてみたかった!」という声もあがっているそうで、本作は主人公の冒険を一緒に体験することで、自身の忘れていた想いや冒険心を思い出させてくれる映画になっているようだ。『天才スピヴェット』11月15日(土)よりシネスイッチ銀座、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開(C)2013 Epithete Films - Tapioca Films - Filmarto - Gaumont - France 2 Cinema Jan THIJS (C) EPITHETE FILMS - TAPIOCA FILMS - FILMARTO - GAUMONT - FRANCE 2 CINEMA
2014年11月10日第27回東京国際映画祭での上映に合わせた、ジャン=ピエール・ジュネ監督と主演を務めた“天才子役”カイル・キャトレットの来日で日本のファンを沸かせた『天才スピヴェット』。今回、カイル君が演じた主人公・スピヴェットの“天才ぶり”が伝わる本作の劇中シーン映像が到着。そこでは、普通の大人以上の見事な分析力を発揮していることが分かった。本作は、権威ある科学賞の授賞式でスピーチするため、10歳の天才少年がアメリカ大陸横断をするという“壮大なスケールの家出物語”。類稀な映像作家として讃えられるジュネ監督が、本作では独特の“毒味”は抑えめに感動作として新境地を切り開いたことでも注目を集めている。到着した映像は、天才科学者・スピヴェットの頭脳を駆使した分析能力を見せる授賞式会場でのワンシーン。会場で待機する“10歳の天才科学者”に興味津々に群がる大人たちの眼差しからは、物珍しさへの好奇や疑心暗鬼な気持ちが見え隠れ。そこでスピヴェットは、フランス神経学者ギヨーム・デュシェンヌが発見した“作り笑いと本当の笑顔の違い”の法則を用いて、すかさず大人たちの“笑顔”を分析。頭の中で自分なりに彼らの顔の筋肉の動きを当てはめ、“本当の気持ち”を察する姿は、文字どおり大人も顔負け…。あどけない表情からは予想だにしない、大人以上の分析力には脱帽だ。また、この映像では、スピヴェットが頭の中でする分析を図表で描いている。実はこの図表、本作の原作であるライフ・ラーセン著書「T・S・スピヴェット君傑作集」で常にページに添えられているイラストと図表満載の注釈を、そのままストーリー全体に盛り込んでいるのだ。スピヴェットの考えたものはこれらの図表で、また幻影や夢で見たものは3Dで表現されているのも、本作の特徴のひとつだ。ジュネ監督が「原作の世界観と私の世界観が似ていることに驚いた」と語るように、徹底して作り込んだアイデア溢れる映像に原作の世界を詰め込み、3Dで最大限に魅力を引き出した本作は、まるで飛び出す絵本のよう。「物語自体が非常に感動的であることに大きな衝撃を受けた」というジュネ監督が贈る、少年の心の成長物語には、大人も絵本を読むように夢中になるに違いない。『天才スピヴェット』は11月15日(土)よりシネスイッチ銀座、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月28日『アメリ』で日本でも人気のジャン=ピエール・ジュネ監督が新作『天才スピヴェット』が第27回東京国際映画祭で上映されるのに合わせ、主演で天才子役と称されるカイル・キャトレットと共に来日。10月27日(月)に舞台挨拶に臨んだ。ジュネ監督が3Dに挑戦した本作。生まれついての天才ながら、周囲に理解されず孤独を抱えた少年・スピヴェットの心の成長を描き出す。ジュネ監督は自ら見出したカイルくんについて「絶対に現場で『疲れた』と言わないし、アクションも全て自分でやってます。小さいけど立派なスターです!」と紹介。そのカイルは「コンニチハ、カイル・キャトレットです」と日本語で挨拶したかと思えば、劇中のスピヴェットさながらに6か国語で自己紹介をして会場を沸かせた。ジュネ監督は満員の客席を見渡し「日本に私のファンが少しはいらっしゃるというのは知ってます(笑)。モンマルトルのカフェの近くに住んでるんですが、そこのカフェには『アメリ』のポスターが貼ってあり、日本から来た観光客の女性がよく写真を撮っているので。『すいません、写真を撮るのでどいていただけますか?』とよく言われるんです」といたずらっぽい笑みを浮かべる。アメリカを舞台にした本作だが、ジュネ監督は“反ハリウッド”を掲げており「カナダとフランスの共同制作による“ニセアメリカ映画”です」と語る。「なぜか?フランスには自由があります。自由の素晴らしいところは、全てが私の責任だということ。この映画をみなさんが気に入ってくれようと、つまらないと思っても、その責任は全て私にあります」と反骨精神を垣間見せる。この日は、ゲストとしてカイルくんと同い年の日本が誇る人気子役の鈴木福が来場!「映画の中のスピヴェットくんを意識した」というオールバックとタキシードでビシッと決めて登場し、花束を手渡した。カイルくんは7歳以下の武道選手権で3年連続のチャンピオンという経歴を持っており、この日は三節棍、剣にヌンチャクを使って華麗なアクションパフォーマンスを披露。福くんも負けじと、いま学校で流行っているというけん玉の腕前を見せてくれたが、惜しくも大技に失敗し「カッコいいところを見せられず、負けちゃいました。緊張しまくっててヤバいです!」と苦笑い。それでも、ジュネ監督が2人の天才子役を大絶賛し「次はけん玉で戦う少年とヌンチャク使いの少年の脚本を書きたいと思います」と語り、福くんも「ぜひお願いします!」と笑顔を見せた。第27回東京国際映画祭は10月31日(金)まで開催。『天才スピヴェット』は11月15日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月27日