作家・遠藤周作の医療ミステリー小説「真昼の悪魔」が、来年2月放送のフジテレビ系オトナの土ドラ枠にてドラマ化されることが決定。主演には女優の田中麗奈を迎え、自身初の女性医師役に挑戦する。とある教会のミサで神父は言う。「悪魔は埃に似ています。誰も気づかぬうちに、目立たずそっと忍び込み、たまっていくのです。みなさんの心の中に…」。後方の席で神父の言葉を聞いている女性・大河内葉子(田中麗奈)。その美しくも無表情な顔からは、彼女の内面がまったくうかがい知れない。一方、作家志望のとある青年・難波聖人は、腹部に猛烈な痛みを覚え、大学の山岳部のOBで面識のあった医局長の吉田誠のいる関東近郊の病院に駆け込んだ。対応するのは、白衣の医師・葉子。虫垂炎だと診断し、てきぱきと指示を出す。手術は無事に成功し、入院することになった難波は、トイレで隠れて煙草を吸っていた清掃員の芳賀明善と出会い、すぐに意気投合。そして、美しく優秀な葉子が担当医になったことにも喜ぶが、しかしそれは大いなる絶望と破滅への入り口であった。病院内で奇怪な事件・トラブルが突如相次ぐ。病室の引き出しの奥に挟まっていた不可解なメモ、認知症の老婆に対する医療事故、少女が謎のアレルギーで死の淵に、見舞いのため泊まり込んでいた母親も階段から転落、そして偽のカルテにより病状が悪化していく患者…。果たして、これらは誰かの悪意の所業なのか、それとも――?さらに、葉子のプライベートもまたある意味奇怪なものであった。度々教会の神父のもとを訪ね、懺悔室で思いを吐露。俗物である御曹司・大塚光の猛アタックに応えるも、妖しくねじれていく関係。それは、葉子自身にしか解らない深い闇、葛藤、虚しさに、もがき苦しんでいく姿だった。患者、同僚、恋人、父親…複雑に絡み合う事件と人の心。人間の本質に巣くう「悪意」とはなんなのか。誰の心にも「悪魔」が埃のようにたまっていく可能性があるのではないか。そして物語は衝撃の結末へと転がり進んでいく…。原作は、1980年に発表された遠藤氏による同名医療ミステリー小説。本作は、オトナの土ドラ第1弾として放送されたユースケ・サンタマリアや優香らが出演する「火の粉」のスタッフたちが再集結し、現代を生きる人々の“深い闇”を描いていくという。田中さん演じるのは、優秀な美人外科医・葉子。社交的で明るく、患者への接し方も親切で評判もいいが、しかし幼い頃からあらゆる出来事に対して心が動かず、無感動かつ無道徳な裏の面を持つ。苦しんでいる人を見てかわいそうと思うことはなく、罪悪感もない。ターゲットとなる人物や事象が現れると、衝動的に“悪”のスイッチが入ってしまう…という役柄だ。原作を読んで「とても面白く、最後までスリルを味わいながら一気に読む事が出来ました」と話す田中さん。「悪とは何か?という事への探究心。彼女は人と違うのかもしれない。もしくは、誰しにもある心に素直なだけなのかもしれない…私も、大河内葉子に引き寄せられた一人としてこの役を演じたいと思いました」とコメント。また東海テレビのプロデューサーは、「『空虚な心に悪魔は憑りつく』という遠藤周作氏が放つメッセージは、まさにいまの時代を生きる私たちに向けられた警告だと考えています。無関心・無感動な心を抱えている人は年々増え続け、動機が理解できず、全く情状酌量の余地のないような不愉快な事件も次々と発生しています。現代を生きる人間は、誰もが心に悪魔をため込む危険性を抱えているのです。それゆえ、この小説をいまドラマ化することは非常に意義があることだと考えています」と本作の制作意図を語り、「真冬の土曜の夜、鳥肌が立ち、背筋が凍って眠れなくなるオトナのドラマをお届けします。ご期待ください!」とメッセージを寄せている。オトナの土ドラ「真昼の悪魔」は2017年2月4日より毎週土曜日23時40分~東海テレビ・フジテレビ系にて放送(全8回予定)。(cinemacafe.net)
2016年12月26日女優の田中麗奈が、来年2月4日スタートの東海テレビ・フジテレビ系ドラマ『真昼の悪魔』(毎週土曜23:40~24:35、全8話)に主演することが24日、明らかになった。このドラマは、1980年に発表された遠藤周作の同名医療ミステリーを、東海テレビのドラマ『火の粉』のスタッフが再集結して初めて映像化するもの。田中が演じるのは女性医師・大河内葉子で、社交的で明るく、患者にも良い評判の裏で、衝動的に悪のスイッチが入るという役柄だ。田中は「原作はとても面白く、最後までスリルを味わいながら一気に読むことができました」とハマったようで、自身の役柄に「ゾクゾクとしながらも、強烈にひきつけられました」と語る。そして、「誰の心にも潜む悪魔、それを追い求める大河内葉子の姿を通して、誰もが楽しめる心理サスペンスをお届けしたいと思います」と意気込みを示した。東海テレビの遠山圭介プロデューサーは、原作について「発表されたのは今から30年以上も前ですが、まるで現代を生きる人々の心の闇を予言したかのような作品で、読み終えた後、空恐ろしさを覚えました」と語る。ドラマで描く予定はないものの、原作には今年発生した、点滴への異物混入事件に似たシーンもあるという。田中演じる葉子については「美しく、どこか捉えどころのない魔性な雰囲気をまといながら、想像をはるかに上回る非道な悪を遂行していきます」と予告。「悪は決して許されることではありませんが、どこかで彼女のことを理解できてしまう…。そんな新しい悪の主人公像を、一緒に作り上げていけたらと思っています」と狙いを話している。
2016年12月24日関西の観光旅客来訪促進と地域活性化を図る目的で、日本と台湾の合作で製作する映画『おもてなし』(仮題)。この度、本作の出演者として田中麗奈、余貴美子、木村多江、藤井美菜らが発表。日本以外からはワン・ポーチエ、ヤオ・チュエンヤオ、ヤン・リエ、ルー・シュエフォンら参加する。琵琶湖畔。夫が遺した旅館を守る母(余貴美子)とその娘(田中麗奈)の前に現れたのは、経営の傾く旅館を買収した台湾人の父(ヤン・リエ)と息子(ワン・ポーチエ)だった。彼らはそれぞれ断ち切れない過去へのわだかまりを抱きながら、旅館の再生をかけて、短期間の“おもてなし教室”でにわか勉強をすることに…。文化、性別、歴史背景の違いが作用した結果、彼らの人生が、まわりの人たちも巻き込んで大転換する――。監督を務めるのは、映画監督だけでなく、PV「ひこうき雲」(監督:砂田麻美、歌:松任谷由美)の撮影も担当した台湾のジェイ・チャン。この企画について監督は「世界各地の観客に、撮影した場所に行きたい、登場人物と同じ楽しい体験をしたい、と思っていただける映画にしたいです。住む場所が違っても、人と人は感情を共有できるからです」とコメント。また配役については「俳優の方々が、自ら進んで演じる役に挑み、没頭してくれるのは、大変光栄です。田中さん、余さん、ワンさん、ヤンさん、ルーさんのことです。さらに、藤井さん、木村さんが加わり、目を見張る理想的な配役となりました」と自信を見せ、「演じていただく登場人物たちは、ユニークで面白いけれど複雑で、しかもいろんな言語や方言を駆使して私たちが生きるボーダレス社会を表現します。私の脚本に命が与えられることに心が躍ります。素晴らしい俳優と私が、皆さんとこの映画を共有できる日が待ち遠しいです」と公開を心待ちにした。今回が出演決定した田中さんは「監督だけではなく、今回の脚本家、さらにカメラマン、プロデューサーまでもやられていて本当にバイタリティー溢れる方」と監督について語り、「台湾と日本それぞれの俳優、スタッフチームが互いに、刺激をしあいながら協力し現場を作り上げていくことに、私も毎日ワクワクしています。日本最大の湖、琵琶湖。そして美しい紅葉を背景に、明月館でどたばたさせて頂きます!」と出演を喜んだ。なお、撮影は関西と花蓮(台湾)で12月中旬まで行われ、日本、台湾、中国(インターネット配信)で公開予定とのことだ。『おもてなし』は2017年秋、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2016年12月02日10月29日(土)放送の「チョイ住み」は、「チョイ住み in リスボン」と題し、プロレスラー・小川直也と、俳優・竹内涼真が出演する。NHK・BSプレミアムにて放送中の「チョイ住み」は、その街にまるで引っ越したような、全く新しい旅番組。ガイドブック片手に、忙しい旅をしがちな現代の日本人に、新しい旅のスタイルを提案していく。コンセプトは「その国にちょっとだけ住んでみる」。アパートを借りて、近所の市場に出かけ、食事を作っては、その日ふと思い立った場所で気ままに過ごす。現地の人と同じ目線に立つことで、ガイドブックには載っていないその国の素顔を浮き彫りにするのだ。今回「チョイ住み」するのは、バルセロナオリンピック柔道銀メダリスト、プロの格闘家に転向後は「暴走王」の異名で人気を博す小川さんと、土屋太鳳と共演した『青空エール』や、7月期放送のドラマ「時をかける少女」の出演が記憶に新しい、いま旬の若手俳優竹内さん。第8弾を迎える今回の旅先は、ユーラシア大陸の西の果て、大航海時代の歴史と文化を残すレトロで不思議な街「ポルトガル」。テージョ川の河口に開けた首都リスボンを舞台に、初対面の2人がハプニング続出!おかしなチョイ住みを繰り広げるようだ。迷路のような路地、郷愁を駆り立てる音楽“ファド”がこぼれる下町で、2人が見い出した楽しみとは?どんな旅になるのかお楽しみに。「チョイ住み in リスボン」は10月29日(土)19時30分~BSプレミアムにて放送。(cinemacafe.net)
2016年10月20日女優の田中麗奈が18日、三浦友和主演の映画『葛城事件』(6月18日公開)の初日舞台あいさつに、三浦、新井浩文、若葉竜也、赤堀雅秋監督とともに登場した。同作は、劇団THE SHAMPOO HATの赤堀が監督・脚本を務め、2013年に上演された舞台を映画化した作品。抑圧的な父親(三浦)によって長男(新井)は孤立、妻(南果歩)は精神を病み、次男(若葉)は無差別殺傷事件を起こし、死刑囚になるという、壮絶な家族の物語を描く。死刑廃止の立場から、死刑囚となった次男と獄中結婚するという難役に挑んだ田中は、太ももに深くスリットが入り、胸元も大きく開いたセクシーな衣装で登場。感情移入が難し役に、「新興宗教に入っているような女性」という監督の言葉を手掛かりに、様々な映像を見て役のイメージを膨らませた。田中は、今回の役について「感情の動き方が今までの役とはぜんぜん違う」と語り、感情をあらわにするシーンにも「入っていく状態になるエンジンが遅くて、普段から逆の場所から役に近づいていった感じがしました」と役へのアプローチの難しさを振り返った。赤堀は、田中の演技について「素晴らしいなと。お世辞でもなく、田中麗奈さんで本当に良かったなと思いました」と絶賛。「いつもとは違うベクトルで近づいていくのは面白い。女優さんって、面白いですね」と新たな発見に驚いていた。
2016年06月18日本日2月5日、女優の田中麗奈が一般人と入籍したことを、事務所を通じて発表した。サントリージュース「なっちゃん」の初代CMキャラクターとして一躍お茶の間の人気者になったあと、映画『がんばっていきまっしょい』やドラマ「猟奇的な彼女」などに出演し、役者として大きな飛躍を遂げた田中さん。出演作は『犬と私の10の約束』『山桜』『築地魚河岸三代目』など多岐にわたり、『ゲゲゲの鬼太郎』シリーズでは猫娘を好演。2015年1月期は、連続ドラマ主演2本掛け持ちという人気ぶりを見せている。田中さんのFAXで「私、田中麗奈は、本日2月5日にお付き合いさせていただいておりました方と入籍しましたことをご報告いたします」と、結婚を発表。お相手は一般人だそうで「彼の誠実で穏やかな人柄に惹かれ、自然な形でこのような運びとなりました」と、経緯を報告した。「今後は良き理解者とあたたかい家庭を築きつつ、仕事の上でもより一層作品一つ一つに真摯に向き合っていきたいと思っております」と、これからのさらなる活躍への意欲をみせた。現在、田中さんはNHKにて放送中ドラマ10「愛おしくて」で主演の小夏を熱演。また今夏には、三浦友和を主演に迎えて贈る『葛城事件』に、死刑反対を唱え獄中結婚をする女性役で出演することが決定している。(text:cinemacafe.net)
2016年02月05日女優の田中麗奈が、俳優・三浦友和主演の映画『葛城事件』(今夏公開)に出演することが26日、発表された。原作は、2013年に劇団・THE SHAMPOO HATによって公演された同名舞台。同劇団の発起人で全作品の作、演出、出演を担当してきた赤堀雅秋氏がメガホンを取る。主人公は、三浦演じる葛城一家の父親・清。ある日、21歳の息子・稔(若葉竜也)が無差別殺人事件を起こし、死刑宣告を受けたことをきっかけに、崩壊していく家族を通して人が持つぶざまさや滑稽さ、残酷さなどを映し出す。三浦や若葉のほか、母親役の南果歩、兄役の新井浩文らが出演する。田中が演じるのは、死刑囚となってしまった稔と獄中結婚する死刑反対派の女性・星野順子。そのキャラクター性を前に田中は、「何を考えているのかわからない、理解できない、率直に言ってどうしようかという不安がありました」と正直に吐露する。しかし、赤堀監督と実際に話を重ねた結果、「迷わずに演じていけました」と自信を持つことができたという。その上で星野のことを「(星野は)迷いがない女性」と表現。「周囲から見たら奇妙でおぞましいかも知れませんが、自分の信念を貫き、自分の世界を持った人だと思い演じました」と振り返る。一方の赤堀監督は田中が出演する、とある場面の非常に長尺のセリフを撮影するにあたって、20を超えるテイクを重ねた際に、「決して苦労自慢をしたいわけではなく、もちろん田中さんが悪いわけでもなく、OKテイクを撮り終えた時、結局それだけの長くて苦しい道のりがわれわれには必要だったのかな」という思いに達したと回顧。その経験を経て、「心の底から田中麗奈さんがこの役で良かったと思ってます」と満足気に話した。(C)2016「葛城事件」製作委員会
2016年01月26日映画やドラマ化された『食堂かたつむり』や『つるかめ助産院』などで知られる、小説家の小川糸さん。<前篇>では、シンプルな暮らしに目覚めたきっかけや、ものを手放すコツについて伺いました。今回は、もの、人との付き合い方や環境づくりについてです。小川さんが考える、もの、人との付き合い方小説の中でも「食」へのこだわりが垣間見られる小川さんが、食との「付き合い」で心がけていることは?「作り手がちゃんと見えて、その人が真っ当な仕事をしていることが大事。例えば醤油を買うということは、その人の生活を支えることでもあるので、1対1の関係で付き合っていきたいと思うし、これと決めたものに関しては浮気をしないで、責任を持って付き合う。私が買っているところは一人で作っていたり、小規模のところが多く、続けていってほしいから、責任を持って買い続けることも大切かなと思います」「食に関わらず、私は気に入ったものをずっと着たり、履いたり、食べたりする方が安心できて好きです。不注意で壊してしまった器も金継ぎで直して使っていますが、愛着が湧いて唯一無二のものになってくるんです。だから直して使えるような、いいものを使い続けたい。1年で手放すより、いいものを長く使ったほうが最終的に経済的だと思うし、使い続けると味が出て、それは時間が作ってくれたものだから貴重だと思います」ものを減らした結果、身軽になっただけでなく、心にもゆとりができたのだそう。40歳からは引き算 必要かどうかを吟味していく「あまり抱え込みすぎると動けなくなってしまいますよね。物理的なものも、荷物も、目に見えない人間関係も。ひとつずつ必要なのかどうかを吟味して、これはなくても生きていけると思ったら手放していく。人間関係も『狭く、深く』。ストレスを溜めるのは自分にとっても、相手にとってもよくないことだと思うので、見晴らしよく、無駄なことはしないでいいかなと思うようになりました」「もっとものを減らして、最後はものも人も、本当に大好きなものだけに囲まれて人生を終わりたい(笑)。台所も、最後は鍋一個だけあるのが理想です。自分が人生を終えたときに、なるべく周りの人が迷惑をしないで済むように、いいものがあればまた次に使ってくれる人も見つかってゴミにならずに済むと思うので、そういうことはもう考える時期かなと思います。40歳になるまでは足し算で、欲しいものを手に入れていたと思うんですけど、人生の折り返し地点を過ぎ、ここからは引き算でどんどん手放して、その分余白をいっぱい作りたいなって思うようになりましたね」自分の “五感” を大切にする強い意志を持って、規則正しい生活も心がけているという小川さん。なかなか同じようにするのは難しいかもしれませんが、最後に、もう少しシンプルに生活するためのアドバイスをいただきました。「週末はインターネットを見ない、夜中は返事を出さない、など自分の中で決めては? 自分でルールを作っても、そんなに大きな迷惑はかからないと思うんですよね。もしかしたら、誰か少しは返事を待つかもしれないけど、体調を崩す方がもっと大きな迷惑をかけるし、起き上がれなくなってしまうことの方が損失です。だから、メリハリは大事だと思いますね。ものも情報も溢れているので、自分でガードしないと溺れてしまいます。それから、自分が「これが好き、嫌い」という、すごく野生的な感情を大事にすること。頭だけで考えると、どうしてもいろいろなことを考えてしまいますが、五感だけで判断してもいいくらい。心地いい、この肌触りが好き、これに包まれていると安心する、という感性を大事にしていくと、少し楽になると思います。みんなそれぞれ感覚が違うので、人がいいと言っているからではなく、自分が感じることを大事にすると、ちょっとシンプルになるのかなと思いますね」 ▼五作家・小川糸さんに聞く、シンプルな暮らしをするヒント <前編> 小川糸(おがわ・いと) プロフィール2008年に発表した小説『食堂かたつむり』(ポプラ文庫)が映画化され、ベストセラーに。同書は、2011年イタリアのバンカレッラ賞、2013年フランスのウジェニー・ブラジエ小説賞をそれぞれ受賞。そのほかおもな著書に、『喋々喃々』『ファミリーツリー』『リボン』(以上、ポプラ文庫)、『にじいろガーデン』(集英社)、ドラマ化された『つるかめ助産院』(集英社文庫)などがあり、最新の長編小説では、『サーカスの夜に』(新潮社)がある。新刊は『これだけで、幸せ 小川糸の少なく暮らす29ヶ条』(講談社)。
2016年01月01日映画やドラマ化された『食堂かたつむり』や『つるかめ助産院』などで知られる、小説家の小川糸さん。最新刊のエッセイ『これだけで、幸せ』(講談社)では、自身の驚くほどシンプルな暮らしと、それを実践するための29のルールを紹介し、そのライフスタイルも注目されています。そんな小川さんに、ものを手放すコツやシンプルに暮らすための方法について伺いました。シンプルな暮らしに目覚めた、モンゴルとドイツへの旅小川さんが現在のような暮らしを始めるようになったのは、6年ほど前に旅したモンゴルで、移動式の住居(ゲル)に滞在したことが大きかったのだといいます。「同じ時代なのに、全然違う生き方をしている人たちがいることは、本当に衝撃的でした。夏になると必要な荷物だけ持って移動するので、モンゴルの人たちはものを増やさないという意識が高く、鍋ひとつでお湯を沸かして、炒め物や煮物、何でも作るんです。そのやり方がシンプルで賢くて、それで十分という気がすごくしたんですよね」「自分がこれまで、いかに『お湯はやかんで沸かすもの、ごはんは炊飯器で炊くもの』という、決められた価値観に縛られていたかに気づきました。いつでも行きたいところに行けて、いろんなことができる、ものを持たない暮らしの方が本当は自由なんだって。気持ちの上では遊牧民のように、ものを持たずに身軽に生きていくというのが、自分の中のテーマになりました。もし災害にあったとき、生き残っていけるのはモンゴルの人たちの方だなと思うんです。何でも自分で直せたり、空模様で明日の天気がわかったり、ナビなしで地形を見て行きたい方向に行けたりと、知恵が豊富なんですよね。そういう人間力みたいなものを身につけたいと思いました」勇気を出して減らす。いいものは、長く使う。モンゴルの人たちは、“ものが持てないからではなく、自分の意思で持っていない”ことに気付かされ、ものを増やさないためには、自分で意識をしていかなくてはいけないと思ったのだそう。「“いらないものはいらない”と意識しないと増えてきてしまうんです。だから、断るのにはエネルギーはいりますが、自分が使わないと思ったらその時点で「結構です」とできるだけ言うように努力しています」同じように小川さんが大きな影響を受けたのが、毎年夏に過ごすようになったドイツ・ベルリン。そこでは、「いいものを長く使う」ことを学んだのだとか。「日本では、ものを安く買って壊れたら買い換える、といのうが主流。でもドイツでは最初にいいものを買って長く使い、壊れたら修理に出してまた使うというのが定着しています。いいものはそれなりにいいお値段がするので、買うときに考えるのですが、それもいいことだなと思います。自分のところに来たものに関しては、責任を持って大事に使うのがいいと思います」迷ったら保留箱へ。ものを手放すヒントそうしてものを厳選し、携帯電話すら持たなくなったという小川さん。ものを手放す秘訣は?「使わないで持っていることが、そのものにとっても、それを作った人にとっても一番悲しいことだし、失礼な気がします。やっぱり使われてこそだと思うんですね。私は相手が喜んでくれることが好き。だから値段などは考えないようにして、自分よりもっと上手く使ってくれる人がいるなら渡して、そのものがより気持ち良く使ってもらえたら幸せです。もちろん、すごく気に入って手に入れたけど使っていないもの、手放すことはできないものも結構あります。そういうものは保留にしておいて、時間をかけて別の使い方を探していくのも楽しいんです」「見立て」を待つ保留中の箱には、ここまで入れたらもう入れないというラインを決め、常にいっぱいにはせず、余白を設けるようにしているそう。そうして、小川さんが日々使う道具や生活用品は、「一生付き合いたい」ものばかりになりました。「一生付き合いたい」ものだけで、暮らすヒント「ものを選ぶときに、ゴールを決めることは必要だと思います。これでもういい、と思ったら、とことん繰り返し使うのが好き。たどり着いたものに関しては、あまり浮気はしないですね。引越をしたことも、いかに自分が無駄なものを溜め込んでいたかがわかる、いい機会でした」「来客が多く、以前は同じティーセットを6客欲しいと考えていましたが、ベルリンのカフェに行くと、ティーセットだけでなく、椅子や家具も古くてバラバラ。でもお店の人のセンスでバランスが取れていて。6人のお客さまに同じもので出さなくてもいいんだなって。年に数回のためだけに、スペースを取ることがすごく無駄だと気付くと、逆に同じもので揃えていることの方が変な感じがするようになりました」収納スペースの半分は空けるようにして、たっぷり隙間を作るという小川さん。1年に1回は見直し、全然使っていないものは場所を取るだけ、と考えて手放すのだといいます。「毎年夏は、ベルリンで普通の家を借りるのですが、すごくスッキリしているんですね。もちろん住環境がいいというのもありますが、それにしても必要なものしか置いていなくて。自分の家も、誰にでも貸せるような空間にしたいなと思います。それにはわかりやすくしておかなきゃいけないし、そうできたら理想ですね」モンゴルとドイツで目覚めた小川糸さんのシンプルな暮らし。<後編>は、もの、人との付き合い方、五感が喜ぶ環境づくりについて伺います。 ▼五感を大切に、必要なものを選ぶ作家・小川糸さんに聞く、シンプルな暮らしをするヒント<後編> 小川糸(おがわ・いと) プロフィール2008年に発表した小説『食堂かたつむり』(ポプラ文庫)が映画化され、ベストセラーに。同書は、2011年イタリアのバンカレッラ賞、2013年フランスのウジェニー・ブラジエ小説賞をそれぞれ受賞。そのほかおもな著書に、『喋々喃々』『ファミリーツリー』『リボン』(以上、ポプラ文庫)、『にじいろガーデン』(集英社)、ドラマ化された『つるかめ助産院』(集英社文庫)などがあり、最新の長編小説では、『サーカスの夜に』(新潮社)がある。新刊は『これだけで、幸せ 小川糸の少なく暮らす29ヶ条』(講談社)。
2016年01月01日夭逝の作家・伊藤計劃の小説をアニメーション化した『ハーモニー』の公開を記念して11月14日(土)、メインキャラクター3人の声を担当した沢城みゆき、上田麗奈、洲崎綾とマイケル・アリアスとなかむらたかし両監督が舞台挨拶を行なった。伊藤計劃の原作を映画化していく「Project Itoh」の中の、『屍者の帝国』に続く第2弾で、伊藤氏の「フィリップ・K・ディック賞」を受賞した遺作を映画化。「大災禍」と呼ばれる世界的な混沌から復興し、その反動から極端な健康志向と社会の調和を重んじた、超高度医療社会を舞台に、そんな世界に抵抗を試みる3人の少女たちの姿を描く。複雑かつ、決して明るいとは言えない本作。ボイスキャストを務めた3人はどのように受け止めたのか?沢城さんは「ひと言ではまとめられず、しばらくぼんやりして、でもあまりカチッと来る答えが出てこないで、見た人とたちと感想を言い合いつつ『そうかも…』と感じるような作品」と慎重に言葉を選びつつ語る。上田さんは「決してかけ離れてはいない、現代にもある物語と感じました。ひとりで抱えきれず、誰かと一緒に共感し合わないとわからない作品」と漏らす。洲崎さんも「見終わって、魂を持っていかれて戻ってこれなかったです」とその衝撃を口にする。それぞれ演じたキャラクターに関しても、霧慧トァンを演じた沢城さんは「履歴書があるようなキャラクターという印象がない!(人物像について)ひと言加えるというのが難しい」と声優陣が一様に感じているであろう思いを代弁!御冷ミァハ役の上田さんは沢城さんの言葉に深くうなずきつつ「難しくて、どういう人?とつかめず、監督から言葉をいただきながら、ようやく見つけた」と振り返るが、なかむら監督は、上田さんのミァハ役への起用について、最初に声を聞いて「少しイッてるな…、壊れてるなと感じたから」と独特の表現で説明し、会場は笑いに包まれる。3人の“対比”がキャスティングの上でも非常に重要になったというが、なかむら監督は、さらに零下堂キアン役の洲崎さんについても「普通だから」と説明。監督にとっては、その“普通さ”が、実はなかなかない貴重なものだったという意図だが、やや言葉足らずな説明に再び場内は爆笑に包まれる。沢城さんは「この場合、褒められてるから(笑)!」と何度も連呼して、上田さん、洲崎さんをフォローしていた。改めて本作について上田さんは「伊藤先生から問題を投げかけられた。一生かけても答えを見つけられないかもしれないけど、向き合っていきたいし、新しい角度で命を考えることができました」とその重みをしみじみと語る。洲崎さんは、本作が病にむしばまれた伊藤氏の遺作であることに触れ「病床の先生が、健康で病気がないことを“善”とする社会への疑問を投げかけた作品であり、生きてるって何?と価値観を揺さぶられる作品」と訴える。アリアス監督は「先生に映画館で見ていただきたかったです」とその早逝を惜しんだ。『ハーモニー』は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:屍者の帝国 2015年10月2日より全国にて公開(C) Project Itoh & Toh EnJoe / THE EMPIRE OF CORPSESハーモニー 2015年11月13日より全国にて公開(C) Project Itoh / HARMONY
2015年11月15日京都府・中京区の京都文化博物館は、縦横無尽に生きた画家・小川千甕の特別展「小川千甕展 縦横無尽に生きる~彼は、仏画師・洋画家・漫画家・日本画家だった。」を開催する。会期は12月8日~2016年1月31日(12月28日~1月4日・月曜休館、ただし祝日の場合は開館し翌日休館)。開館時間は10:00~18:00(金曜は19:30まで)。入場料は一般1,000円、高校・大学生700円、小・中学生400円。同展は、個人コレクションを中心に、初期から晩年に至る千甕の代表作約140点、仏画、スケッチ、書簡などの資料類を展示、その芸術を紹介する回顧展。小川千甕(1882-1971 本名・多三郎)は、京都の書店「柳枝軒」の家に生まれ、15歳で仏画師に師事するかたわら、浅井忠に洋画を学び、同じ浅井門下の千種掃雲、芝千秋らと丙午画会に参加、新傾向の日本画を描いた。同時期に京都市立陶磁器試験場の絵付け技手となったことをきっかけに「千甕」(せんよう・ちかめ)と号している。その後「ホトトギス」、「太陽」誌等に挿絵や漫画を発表し、大正4年には日本画家として平福百穂、小川芋銭、森田恒友らと珊瑚会に参加、大正10年からは院展日本画部にも続けて入選を果たした。昭和期には個展も多く開催し、昭和46年に90歳で没するまで、精力的な活動を続けたという。千甕は、浅井塾での平明な鉛筆画・水彩画にはじまり、大正期には各地を旅しながら、柔らかな色調で田園風俗を日本画にした画家で、昭和期には、墨を生かした独自の風景画へと展開、戦後には自讃を配したダイナミックな文人画で知られている。これらの作品は、近代における洋画と日本画、美術と文芸などの問題を考える上で重要な位置にあるという。力みのない朗らかな作風は、個性重視の近代にあって異色であり、画壇にとらわれずに自由な立場を貫いた、千甕の独自の哲学を示すものだということだ。そのほか、関連イベントとして、レクチャー「よくわかる小川千甕入門」(12月12日10:30~12:00)、特別講演会「小川千甕の魅力」(2016年1月9日10:30~12:00)が開催される。いずれも申し込み不要、先着順となる。また、学芸員によるギャラリー・トークが開催される。開催日は12月18日、12月19日、2016年1月16日、1月22日、1月23日。金曜日は18:00から、土曜日は14:00から30分程度行われる。
2015年10月21日小川珈琲は9月1日、「小川珈琲店 有機珈琲」5品を全国で発売する。「小川珈琲店 有機珈琲 カフェインレス モカ 粉 170G」(税別980円)は、水を用いてカフェインを97%以上カットしたコーヒー豆を使用。エチオピア モカの甘い香りを生かし、調和のとれた味わいに仕上げたとのこと。「小川珈琲店 有機珈琲 オリジナルブレンド 豆 170G」(税込820円)は、ペルー、メキシコ、ブラジル、ホンジュラス、インドネシアの豆をブレンドしたコーヒー。酸味と苦味のバランスがとれた味わいになっている。1杯ずつ手軽に楽しめるドリップバッグ「小川珈琲店 有機珈琲 オリジナルブレンド ドリップコーヒー 7杯分」(税別500円)も同時発売。「小川珈琲店 有機珈琲 フェアトレードモカブレンド ドリップコーヒー 7杯分」(税別500円)は、モカのフルーティーな香りを生かして、すっきりとした味わいに仕上げている。ドリップバッグのアソートセット「小川珈琲店 有機珈琲 コレクション ドリップコーヒー 10杯分」(税別720円)には、「オリジナルブレンド」「フェアトレードモカブレンド」「バードフレンドリーブレンド」を詰め合わせた。
2015年08月27日現在放送中の井上真央主演のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」に、田中麗奈が出演することがこのほど明らかとなった。本年度1月4日より放送中の大河ドラマ「花燃ゆ」は、明治維新で活躍した志士を育てた吉田松蔭を育てた杉家が、幕末の動乱の中での困難を乗り越えていく姿を描いている。主人公・文を演じる井上真央のほか、吉田松陰を演じる伊勢谷友介、大沢たかお(小田村伊之助)、東出昌大(久坂玄瑞)、高良健吾(高杉晋作)、劇団ひとり(伊藤博文)、佐藤隆太(前原一誠)など豪華キャストが名を連ねている。このほど、本作への田中麗奈の出演が決定。田中さんが演じるのは、長州藩最後の藩主・毛利元徳の正室・毛利安子(銀姫)。尚、田中さんは、「平清盛」以来二度目の大河ドラマ出演となる。今回の出演決定に際して、田中さんからは「奥のお姫様の役ですが、形式とかしきたりとか、通常の枠からはみだしている人で、すごく刺激的な役だなと思っています。文さんとのやりとりを大切にし、それによって安子の人物像が出ていくように演じていきたいと思っています。文さんとの共演が楽しみです」とコメントしている。田中さんが演じる毛利安子について、チーフ・プロデューサーである土屋勝裕氏は「毛利安子は、とても聡明な女性で、明治時代には女子教育に力を注ぎました。幕末、戦場に向かった夫の元徳の身を案じて、侍女たちよりも先に行動するなど活発な一面もあった姫。美和と名を変えた文とともに奥御殿の古いしきたりを変えていきます」とコメントしている。さらに、田中さんの抜擢に対して「爽やかで貴婦人のように凛とした雰囲気を持ちながら、一方で、時代の先陣をきっていく力強さを感じさせてくれる田中麗奈さんが、今回の『花燃ゆ』の安子役に相応しいと思い出演を依頼しました。豪華絢爛な奥御殿でのドラマを盛り上げてくださることを期待しています」と語っている。田中麗奈さんが出演するのは、7月12日放送の第28回目から。「花燃ゆ」は、NHK総合にて毎週日曜日8時~8時45分放送中。(text:cinemacafe.net)
2015年05月27日4月25日公開の映画『王妃の館』の完成披露イベントが16日、東京・品川のグランドプリンスホテル高輪で行われ、主演の水谷豊をはじめ、田中麗奈、吹石一恵、安達祐実、中村倫也、尾上寛之、野口かおる、石橋蓮司、石丸幹二が出席した。映像化不可能とまで言われた浅田次郎の同名小説を、水谷豊主演で映画化した本作。日本映画史では類を見ないフランス・ベルサイユ宮殿など名だたるパリの観光地でロケを行い、パリの一流ホテル"シャトー・ドゥ・ラ・レーヌ"を舞台にいわくつきのツアーに参加した天才小説家・北白川右京(水谷)をはじめ、個性揃いのツアー客たちが巻き起こす人間模様を描く。この日行われたイベントには、"シャトー・ドゥ・ラ・レーヌ"を模した会場に水谷豊をはじめキャスト陣がドレスアップして登場。田中麗奈、吹石一恵、安達祐実とともに馬車に乗って登場した水谷は「3人の女性と結婚した気分ですよ」と満足げ。続けて「ツアーはポジとネガの2組のツアーがあり、ネガツアーをやっている時は我々ポジは空き時間があり、美術館に行ったりと色んな所に行きました。藤田嗣治画伯が住んでいたアパートに入ったり普通では考えられないことができましたね」とパリでの思い出話に花を咲かせると、この日登場したキャスト陣で唯一フランスロケに行かなかった石丸幹二は「今こうしてお話を聞いていると、非常にうらやましいですよ…」と残念がった。水谷豊扮する北白川右京とともにポジツアーのメンバーでもある田中麗奈は、劇中で倒産寸前の旅行会社社長、朝霞玲子役を演じている。イベントには胸元が開いたセクシードレス姿で水谷ら男性陣を悩殺して「ヴォージュ広場という素敵な公園での撮影では、雨が降っていて、水谷さんが『雨のシーンにしちゃおうか』と仰り、急遽傘を買って相合傘で水谷さんと歩いたのが印象的でした。『パリの天気と女性の心は変わりやすい』という台詞も付け加えて下さり、本当に良くない状況でも発想の転換で最高のモノに変えていく水谷さんの魅力にやられちゃいましたね」と水谷を褒め称えていた。映画『王妃の館』は、4月25日より全国公開。
2015年04月17日小川珈琲はこのほど、「小川珈琲 有機リキッド」を全国で発売した。○厳選された原料をもとに仕上げた、リキッドコーヒー&ティー同社ではこれまで、コーヒーのおいしさを追求し、原料を厳選してきた。どのような環境で、どのように育てられて、どんな味わいを持っているのか、さまざまな原料を試飲しながら、素材を厳選。それら原料を栽培した農園は、日よけなどの役割を持つシェードツリーの活用や、動植物など自然の力を活用した持続可能な運用を行っているという。今回発売となった「小川珈琲 有機リキッド」はこれら厳選された原料をもとに、手軽に味わえるおいしさを持つリキッドコーヒー、リキッドティーに仕上げている。「小川珈琲 有機バードフレンドリー コーヒー 無糖/微糖500ml」は、森林の木陰で栽培され、ゆっくりと甘みとうまみが熟成されたコーヒー。スミソニアン渡り鳥センターが自然環境に配慮して栽培されたコーヒーに与える認証である、「バードフレンドリー 認証コーヒー」となる。商品の収益の一部は世界中の渡り鳥保護活動の運営資金として活用される。「微糖」は、香ばしく爽やかな香りとすっきりとした苦味、まろやかなコクとほんのりとした甘さ。「無糖」は、香ばしく爽やかな香りとすっきりとした苦味、まろやかなコクとクリアな後味が特徴だという。希望小売価格は、各450円(税別)。「小川珈琲 オーガニック紅茶 無糖 500ml」は、肥料づくりやハーブの活用など自然の力を活かした環境で栽培された紅茶。原料となる茶葉を収穫するバングラデシュ北西部に位置するカジカジ茶園では、園内での有機肥料づくりや、日よけと虫よけになるハーブ類や樹木の植栽など、自然の力を活かしながら環境に配慮した栽培を行っている。同商品は、透明感のある甘さと心地よい渋み、爽やかな苦味としっかりとしたコクが特徴となる。希望小売価格は、450円(税別)。パッケージは、京都に生まれ、鍛え育てられた伝統の味と、本物を追求し続ける同社の、その堅実さを表したデザインに仕上げた。日本の伝統文様である七宝をもとにしたオリジナルの「珈琲文様」と「紅茶文様」で、京都の伝統や品質を表現している。
2015年03月12日俳優・水谷豊が主演を務める映画『王妃の館』(4月25日公開)で、田中麗奈、吹石一恵、安達祐実、安田成美、緒形直人ら総勢13人の追加キャストが21日、発表された。原作は、作家・浅田次郎の同名小説。フランス・パリの王妃の館(シャトー・ドゥ・ラ・レーヌ)に集まった"ワケあり男女"10人のツアー客と1人の小説家との人間模様が描かれる。天才小説家・北白川右京を水谷が演じ、彼に"降りてくる"物語が、問題を抱えていたツアー客たちを幸せへと導いていく。メガホンを取った橋本一監督は本作を「キャラ合戦」と捉え、「意外性」をポイントにキャスティングした。倒産しかけの旅行会社「パン・ワールド・ツアー・エンタープライズ」の女社長・朝霞玲子を演じるのが田中麗奈。"ポジ・ツアー"と"ネガティブ・ツアー"の二重売りを発案した張本人で、"ポジ・ツアー"の引率者。一方、その部下で"ネガティブ・ツアー"を引率するのは、尾上寛之演じる添乗員・戸川光男。二重売りのプレッシャーに耐えられず、ツアー中は常にお腹を下し続けている。"ポジ・ツアー"参加者は、北白川右京のほか、傷心の美人OL・桜井香(吹石一恵)、成金実業家・金沢貫一(緒形直人)、クラブのホステス・ミチル(安達祐実)の4人。二重売りが発覚してしまうために、決して鉢合わせしてはならないネガティブ・ツアーには、熱血警察官・近藤誠(青木崇高)、ショーパブの女装スター・クレヨン(中村倫也)、ベテラン文芸編集者・香取良男(山中崇史)、文芸編集者・早見リツ子(野口かおる)、元詐欺師・丹野二八(石橋蓮司)の5人が参加している。新作小説執筆のため、ツアーに参加した右京は、パリに来てから何度も"小説の神"が降り、順調に筆を進めていく。その劇中小説の登場人物で、ルイ14世の愛を一心に受けた寵姫・ディアナ役には安田成美。ルイ14世を石丸幹二、その間に生まれた息子のプティ・ルイを山田瑛瑠がそれぞれ演じる。今回の撮影を「パリを舞台に時にコミカルに、時に感動を誘う芝居を、素晴らしいキャストの皆様と一緒に作り上げることが出来ました」と振り返る水谷。小説の登場人物を演じた3人を「フランス人を見事に演じてくれております。まるで絵画の世界のような美しいシーンの連続ですよ」と絶賛し、「ヴェルサイユ宮殿での撮影は俳優人生の中でも、夢のような贅沢な瞬間でした」と感慨深げに語った。また、女社長を演じた田中は、「浅田次郎さんの原作 王妃の館を10年前程に偶然にも読んでいました」と巡り合わせを喜び、「当時は、とっても面白くこんな大作の娯楽作品、映画化なんて無理だろうなと思っていました。ですが、今回実現しました」と感激。「実現させた制作チーム、そしてパリで力強く堂々と撮影した現場チーム、本当に凄いと思います」と撮影スタッフをたたえた。(C)浅田次郎/集英社(C)2015「王妃の館」製作委員会
2015年01月21日1998年に公開された『がんばっていきまっしょい』で主演デビューし注目を集め、それから一歩一歩、女優としてのキャリアを丁寧に積み重ねてきた田中麗奈。現在、34歳。映画、ドラマ、CM…数多くの作品を経て“大人の女性”へと成長した彼女にとって、2015年の皮切りとなるラブサスペンス・ドラマ「美しき罠 ~残花繚乱~」(TBS)は“新しい”女優・田中麗奈の魅力を目にする作品となった。演じるのは、現在の彼女と同じ年齢、34歳のOL・西田りか。3年間の不倫に終わりを告げ、いわくつきの結婚に向かおうとするヒロインだ。ドラマのプロデューサーに求められたのは、田中さんが本来持ち合わせている“可憐で可愛らしく儚い”イメージに、大人の女性の“色気”と“迫力(無意識の魔性性)”をプラスすることだったそうだが、あからさまな色気を放つのではなく、りかという女性を「身近な存在」として感じてもらうことで表現している。そこが、田中麗奈が演技派と言われる凄さでもある。「台本を読んだときに、りかってリアルだなって思ったんです。りかを取り巻くキャラクターが刺激的な人ばかりということもあって、だからこそ生活感が漂うような、ドラマを見ている人が『こんな女性いるよね』って感じてもらえるような、友人みたいな女性にできたらバランスがいいんじゃないかなと。なので、私自身はりかは魔性の女ではないと思っているんです。自分の生活の延長でたまたま好きなった人が家庭のある人で不倫をしてしまったり、感情面でも、ちょっとカッとして相手の反発に乗ってしまうという女性なので、もともと魔性ではないんです」。第1話では、不倫相手の壮太(村上弘明)との関係が彼の妻・美津子(若村麻由美)の策略 によって終わりを迎え、その事実を知ったりかは美津子に立ち向かうことを決意。仕掛けてきた罠を逆手に取り、美津子に想いを寄せる圭一(青柳翔)と結婚を前提に付き合うことを選ぶ。火花を散らせ女の闘いはスタートした。田中さんは「回を重ねるごとに複雑になっていくんです」と、演じる立場でも物語がどう展開していくのか楽しみだと期待を寄せる。りか、壮太、美津子、圭一の4人のラブサスペンスにさらにさまざまな女性キャラクターが絡んでくるのも面白い。「りかは登場するキャラクターすべてに(罠を)仕掛けられるような感じなんです(苦笑)。美津子だけじゃなく他の女性たちも動き出してくるので、それぞれが自分の幸せを貫くために手段を選ばない状況になっていきます。りかと圭一さんの関係ももっと深くなっていくし、壮太との関係も変わっていきます」。このドラマの魅力は単なる復讐劇ではなく、女性はどう輝き、どう散っていけば果たして幸せなのか? 幸せを追い求める女たちの必死さが中心に据えられている。だから共感が生まれる。田中さんはりかの幸せをどう捉え、演じているのだろうか。「幸せになりたい、という気持ちですね。りかは決して周りと闘いたい女性ではないんです。多くを求めてもいない。“欲しいのは彼の心だけだ”というナレーションがあって、それは 実は大きな欲求かもしれないけれど、彼女にとってはそれだけでいい、それ以外のことは求めていないんですよね。そんなりかのブレない気持ちを大切に演じています。いろんな人たちに翻弄されて、その都度いろんな感情や空気が彼女のなかに生まれるけれど、りかにとっての幸せは何か? それをブレさせない。ただ、りかは負けず嫌いな性格でもあるので、突発的に感情的になることもあって。でも、そこが愛すべきところでもある。私自身は平和主義で闘う気ゼロで、コツコツ真面目に小さな幸せが積み重なっていけばいいっていうタイプ。…やっぱり、りかと似ているのかな(笑)。そういう性格が今回の役を引き寄せたのかもしれないですね」。自分の性格をしっかりと受け止めることができるのは年齢もあるだろう。また、田中さんには可憐さ、可愛らしさの中に想像以上の強さがあり、その強さが女性としての魅力に繋がっていく。彼女は言う。女性として生まれたからこそ、自分を含め世の女性たちは「常に綺麗でいたいし、相手を大切にしたいしされたいし、愛したいし愛されたい。そういう気持ちが強い生き物だと思うんですよね…」と。そんな女性ならではの繊細な感情がこのドラマに もぎゅっと詰まっている。そして、引き寄せられる。もちろんそれを表現できるのは、田中さんが女性らしさを大切に今を生きているから──。「仕事も自分自身も日常も、全部を同じくらい愛せるようになってきていて、何だか不思議な空間にいる感じです。以前は仕事に対してばかり愛情を注いでいたけれど、年々、自分自身に対しても愛情をかけられるようになってきました。自分自身を大切にしてこそ、いい状態で仕事に臨めることを知ったので。だから、心も体も自分をケアしている時間は好きです。肌の調子がいい日はそれだけで幸せになるものだし、日々の健康状態に女性は左右されると思うので…」。穏やかに強く今を生きる彼女が「美しき罠 ~残花繚乱~」でどんな女性の変化を見せてくれるのか、期待せずにはいられない。(text:Rie Shintani/photo:Nahoko Suzuki)
2015年01月15日まもなくTBS系列で放送開始となるドラマ「美しき罠 ~残花繚乱~」に主演する田中麗奈をはじめ、若村麻由美、青柳翔(劇団EXILE)、村上弘明というメインキャスト4名が撮影中の都内スタジオのセットにて記者会見を行い、本作の魅力を語った。岡部えつの小説「残花繚乱」を原作に、「101回目のプロポーズ」、「素顔のままで」など話題作を手がけてきた光野道夫をチーフ演出、「ラブジェネレーション」、「大奥」の浅野妙子を脚本に迎えて木曜ドラマ劇場にて放送となる本作。3年におよぶ不倫の末にいわくつきの結婚に向かう30代半ばのOL・りか、不倫相手である上司の柏木荘太、その妻で夫の不倫を知り、りかへの怨念に燃える主婦の美津子、彼女が“罠”として、りかの結婚相手に仕込んだ年下の青年・圭一の4人を中心に愛憎や欲望が入り乱れる。2008年の「猟奇的な彼女」以来、実に7年ぶり民放の連続ドラマ主演を果たす田中さんは、りかを「ごく普通の真面目な女性」と説明。「たくさんの方に罠を仕掛けられていきますが、苦しみながらもがく姿をリアリティをもって伝えられたら」と意気込みを語る。若村さんは、りかに様々な罠を仕掛ける美津子を演じるが、制作プロデューサーの「(本作は)ラブサスペンス」という言葉に、「サスペンスだったんだ?」と驚いた表情を見せつつ「サスペンスの要因は私なんだな…と今日、実感しました」とニヤリ。この日、会見が行われたのは柏木家の立派なリビングだったが、若村さんはここを「美津子にとっての城」と表現。「お城を守るために、主婦のプライドと意地をかけて戦います!」と宣戦布告する。回を追うごとに罠は「加速します」とも語り、「美津子は最初、美しく装ってますが、だんだん壊れていき、哀れでかわいそうなところが見えてくるようになれば」と楽しそうに語っていた。村上さんが演じる、りかの不倫相手の荘太は仕事では野心家ながら、女性に真の愛情を抱いたことがないという男。村上さんはこれまでに演じてきた男とはひと味違う荘太という男に若干の戸惑いを覚えているよう。「いままでやって来たのは、自分や男性の監督や脚本家の方から見て『どうやったらカッコよく素敵に見えるか?』ということでしたが、女性の目線ではそれは必ずしもカッコよく見えないみたいで…男と女の垣根を感じてます(苦笑)。こちらが良かれと思ってやって来たことが、女性から見てカッコよくなかったんだな、と…」と哀愁を漂わせつつ(?)、しきりに首を傾げて笑いを誘っていた。会見が終わりに近づいても、村上さんはなおも未練たっぷりに「私が…いや、荘太が(笑)浮気をしなければ、このドラマは始まらなかったんですよね…。いや、浮気をしたとしても、バレなければ(何も起こらずに)よかったのに、ワキが少々甘いんですね。(浮気を)するときは絶対にバレないようにしないといけない!…ということを荘太に提案したい。それから、責任は妻にもあると思います。夫婦の交流がうまくいってなかったから…」とあくまで村上さん個人の意見としてではなく、役柄の荘太の立場で熱く語り、現場は“バレない浮気のススメ”に笑いに包まれた。ドラマ「美しき罠 ~残花繚乱~」は1月8日(木)21:00~TBSにて放送開始。(text:cinemacafe.net)
2015年01月07日女優の田中麗奈が12月12日(金)、東京都内でNHKBSプレミアムドラマ「徒歩7分」の初回完成披露試写会に出席した。32歳の孤独な病んでいる系ダメダメ女子を演じた田中さんは、「自分と似ているとは言いたくない女性」と役柄との共通点を探すのに苦労したようで、「孤独で嫌いな自分を見つめないと出来ないと思ったので、自分を役に落とし込んで『病んでみようかな、私も』と思った。でもそこから役と同化していって、やって行けたかなと。役と自分のお互いが歩み寄った感じがある」とこだわりの役作りに胸を張った。ドラマは、一人暮らしを始めた彼氏なし、友達なし、仕事なしの32歳・依子(田中さん)の、“徒歩7分”圏内で起こる些細な出来事を描き出す内容で、田中圭、福士誠治、石野真子らが共演。日常的過ぎるともいえる会話劇をワンシーン・ワンカットの長回しで見せる演出も注目のポイントだ。田中さんは「30分の1話完結だけど、ワンシーンが15ページくらいあるので、長回しで15分間を一回やっただけでクタクタ。ドラマというよりも舞台をやっているような感じがあって、共演者やスタッフとも『何があっても続けていこう』という結束力があった」とハードな撮影をふり返りつつ、「長回しは大変だけれど、それが出来るのが、実は楽しくてしょうがない。『大変だ、大変だ』と言いながら、血が騒いでいましたから」と女優魂を大いに刺激されたようだった。NHKBSプレミアム「徒歩7分」は、2015年1月6日23:15~放送スタート。(text:cinemacafe.net)
2014年12月12日女優・田中麗奈が、1月8日(木)スタートのTBSドラマ「美しき罠~残花繚乱~」で主演することが明らかとなった。田中さんが民放連続ドラマに登場するのは、2008年「猟奇的な彼女」以来7年ぶり。本作では、34歳となり大人の色気がプラスされた新しい一面を披露するという。田中さんが本作で演じるのは、3年間の不倫にピリオドを打って、いわくつきの結婚に向かおうとしている34歳のOL・西田りか。そして、大手企業の常務であり、美しい妻を持ちながら、りかの長年の不倫相手である色気たっぷりの野心家54歳・柏木荘太(村上弘明)。さらに会社経営者の娘として育ち、夫は会社の常務となり、高校生の娘がひとり、という何不自由ない暮らしを送る荘太の妻、47歳の主婦・柏木美津子(若村麻由美)。荘太の親友の弟で柏木家に幼い頃から出入りしており、りかと見合いすることになった33歳の青年実業家・落合圭一(劇団EXILE・青柳翔)。この4人が愛憎の渦に飲みこまれていく様を描き出す。村上さんは、田中さん演じるOLの不倫相手であり、その妻の若村さんは田中さんと徹底して敵対していき、青柳さんは田中さんの見合い相手として登場するが、実は若村さんに横恋慕している。しかも青柳さんは、村上が実の弟のように可愛がってきた存在。さらには三浦理恵子や高橋かおりが絡んできて…。女たちは復讐の炎で火花を散らし、男たちは己の野心を満たそうと泥の中で懸命にもがく――想像するだけで恐ろしいドロドロの男と女の愛憎劇となりそうな本作。脚本は「101回目のプロポーズ」「バージンロード」「離婚弁護士」などを手がけてきたヒットメーカー・光野道夫と、「ラブジェネレーション」「神様、もう少しだけ」「大奥」など数々のヒット作の脚本を手がけ、橋田賞の受賞者でもある浅野妙子がタッグを組むという。女の業を描いてきた2人が紡ぎ出すストーリーの中で、田中さんが果たしてどんな怪演を魅せてくれるのだろうか?ドラマ「美しき罠~残花繚乱~」は1月8日(木)スタート/毎週木曜21時~TBSにて放送。(text:cinemacafe.net)
2014年11月24日小川珈琲は10月1日にコトチカ京都にて、「吉川バリスタ世界大会優勝記念イベント」を開催する。ラテアートは、エスプレッソにスチームミルクを注ぎ入れ、ハートやリーフなどの模様を描いたもの。同イベントは、6月に行われたラテアートの技術を競う世界大会「ワールドラテアートチャンピオンシップ」で、「Ogawa Coffee The Cafe 河原町三条店」に勤務する吉川寿子バリスタが優勝したことを記念して開催する。イベントでは、吉川バリスタによる「世界一のラテアートセミナー」も開催。「ワールドラテアートチャンピオンシップ2010」で優勝した村山バリスタも登場し、本格エスプレッソマシンを用いて世界レベルのラテアートを間近で見ることができる。参加費は2,000円。また、「農園王に学ぶコーヒー教室」も開催。エルサルバドルのコーヒー農園主・アイダ・バトルさんが来日し、世界のコーヒー事情など、様々なコーヒーについてのレクチャーを受けることができる。参加費は1,500円。さらに、ヨーロッパを中心に活躍するジャズスイングバンド「Spirit of Gypsy」によるライブも開催。同志社大学JAZZ部の「JAZZ girls」も、吉川バリスタの世界一を祝い演奏を行う。時間は17時~19時30分。「世界一のラテアートセミナー」「農園王に学ぶコーヒー教室」は事前予約が必要で、予約は店舗で受け付ける。また、10月1日は「OGAWA COFFEE京都駅店」に吉川バリスタと村山バリスタが登場。店舗で両バリスタによるラテアートが楽しめる。なお、コトチカ京都で行うセミナーやイベントにも出演するため、不在となる場合もある。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年09月27日イラストレーターの小川恵子とサイトウケイスケのインスタレーション「メルティングドリームス(Melting Dreams)」が伊勢丹新宿店2階イセタンガールギャラリーで8月26日まで開催されている。今回のテーマ「Melting Dreams」は“夏の暑さに溶けるようなドリーミーな世界”をイメージした。ピンク、オレンジ、黄色などハッピーな色合いの波打つ模様は、「イメージはテレパシー。自分の頭の中で考えていることが直接相手に伝えられたらいいな、という思いを込めて」と小川さんは話す。メインとなるピンクの3枚絵は今年3月に出版された小説『ブランコ乗りのサン=テグジュペリ』(紅玉いづき著、角川書店)の表紙となった作品。「I LIKE」というタイトルのキャンバス地でできた冊子状の作品は、敢えて人物メインではなく、波打つ模様のみの絵にチャレンジした作品だという。今回、コラボレーションしている作家のサイトウケイスケとは大学時代にSNSを通して知り合い、ウェブ上でお互いの作品をリスペクトし合っていた。その後、東京―山形間でお互いの絵を梱包して送り合って制作する“遠距離コラボ”を続けながら、2011年2月に2人展「キス(KKIS)展」を東京・高円寺AMP cafeで開催。今回は2年ぶりの2人展となる。「サイトウくんは全国各地のミュージシャンに自ら絵を渡してコラボしたり、海外のアーティストが来日したらウェルカムボードを作ってアプローチしたり、自分でイベントを企画したり、とてもアグレッシブな人。お互い地方出身というところで気が合うんです」展示スペースでは小川がデザインを手掛ける「スキスキダイスキ(SUKISUKIDAISUKI)」のタイツ、レギンス、キャップ、ピアス、バレッタ、ヘアゴム、ブローチなどのグッズも販売。すべて「自分が高校生のときに欲しいと思っていたものを作っている。だから高校生でも買える価格設定にしています」と説明。ブランドのネーミングについて、「響きがいいな、と思って。ポジティブなイメージのものを出したくてつけました」。舞城王太郎の小説『好き好き大好き超愛してる』は名付けた後に本を読んでファンになったとのこと。今後は、「もっと柄を増やしてテキスタイルのグッズ展開をしていきたい」と語った。熊本県出身の小川は、2006年に東京造形大学映像科を卒業。学生時代は手描きのコマ撮りアニメを制作していた。2007年よりイラストレーターとして活動を開始し、通常はアクリル絵の具でのペインティングとデジタルの制作が中心。2011年頃からテキスタイルデザインを、2012年から「スキスキダイスキ」名でタイツなどのグッズも作り始めた。
2013年08月09日京都府京都市の小川珈琲本店は12日、「ラテアート&ビュッフェイベント」を開催する。同イベントでは、同店のバリスタ、村山春奈氏(ジャパンラテアートチャンピオンシップ2010&ワールドラテアートチャンピオンシップ2010優勝)、大澤直子氏(ジャパンラテアートチャンピオンシップ2011&2012優勝)の2人がラテアートを披露、その技を間近で見ることができる。また参加者は、本格的なエスプレッソマシンで、自分好みのラテアートを体験できる。ビュッフェでは、直江和宏シェフによるイタリアンが提供される。開催日時は、12月12日18時30分~20時30分。会場は小川珈琲本店(京都府京都市右京区西京極北庄境町75番地)。料金は一人3,000円。定員は26名で、要予約となる。その他、詳細は同店Webページまで。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月10日小川雅代が母、小川真由美から受けた壮絶な精神的虐待とは?大女優、小川真由美(72)を母に持つ小川雅代さん(42)が母との壮絶な愛憎40年間を明かした告白本『ポイズン・ママ 母・小川真由美との40年戦争』が話題になっている。雅代さんは名優・細川俊之と大女優・小川真由美との間に生まれ、離婚により父とは2歳で離れて暮らしている。少女時代から霊能者などが出入りする雅代さんは宗教や霊能者にのめり込む母から「精神的虐待」を受け続け、鬱病、パニック障害、自殺未遂にまで追い込まれたという。また、思春期には家に入り込んだ宗教家の男にレイプされる危険も感じていたという。今も続く母の霊能者依存小川は、ここ10年間にも霊能者とのペットビジネスに多額な資金をつぎ込み裁判沙汰になり、現在も別の霊能者に入れ込んでいるという。告白本出版の理由10年前から書こうとしたがつらかった時を思い出し、書けなかった。しかし、思いつめた自分が現実に母を殺してしまう恐ろしい妄想までするようになり告白する決心をしたという。著書には「それでも母が好きです」などの言葉は一切なく、きれい事は書けなかったとし、母と娘と関係を取り戻す最後のチャンスとして告白本を出版したという。元の記事を読む
2012年05月10日田中麗奈は立ち止まらない。「変化をしているときが一番楽しい」という言葉通り、全てを受け止め、前へと進んで行く。ここ数か月だけでも『源氏物語 千年の謎』における光源氏の恋人・六条御息所に『聯合艦隊司令長官山本五十六 ―太平洋戦争70年目の真実―』の踊り子の娘、そして『麒麟の翼 ~劇場版・新参者~』の看護師・金森と、次々と全く異なる役柄でスクリーンの中で存在感を示している。そんな彼女の最新作は、お茶づくりを通して温かい人間ドラマを描き出す『種まく旅人~みのりの茶~』。田中さんは東京での仕事に挫折し、祖父の暮らす大分でお茶づくりを始めるみのりを演じている。お茶づくり、映画づくり、そして30代を迎えた自らの人生について――胸の内の様々な思いを語ってくれた。本作への参加にあたり、田中さんはお茶づくりの現場を見学するだけでなく、実際に農作業に従事した。それは想像以上の苦労だったよう。劇中、みのりはあまりの大変さにたびたび心の底から苦しそうな顔を見せるが、あの表情のリアリティは田中さん自身、お茶づくりの苦労を知っているからこそ。「ここまで大変なことだったのかって思いましたね。東京のスーパーでもよく“無農薬”のお茶や野菜は並んでますが、やはり薬を使うか使わないかでも全然違うんです。命を育てる作業って休めないんですよ、生きてるから。普段、お店に並んでいるものが農家の方の努力や試行錯誤、いろんな人の手を経て形になっているんだなということを頭で知ったつもりになってましたが、改めて感じました」。みのりは東京でこれまで仕事にかけてきた思いやプライドを粉々に打ち砕かれ、傷心で大分を訪れるが、そこで出会った人々の言葉、そして何より自ら汗を流しお茶づくりに奮闘する中で大切なことを取り戻していく。「仕事をしていて壁にぶち当たることって誰しもありますよね。いっぱいいっぱいになってしまったり、感情的になったり、自分のやりたいこととやれることって違うのかなと考えさせられたり…。そんなときに自然に癒されたり、人に助けられたり、何気ない言葉の中から重要なことが見つかったりすることもあると思うんです。そうやって自分を知っていく物語だなと受け止めました。それから、やっぱり切羽詰まるとダメなんだな(笑)、どこかでゆとりを持って、広い目で物事を見なくちゃって自分をふり返って思いましたね」。劇中、陣内孝則演じる金次郎が、自らの抱える苦い過去を踏まえて言う。「結果が全てだと思ってたけど、そうじゃないことに気づいた」と。“女優”という仕事も、もちろん様々な結果(視聴率、興行収入、賞など)はついて回るが、そこには確かな正解というものはない。役柄、作品、そして己と向き合い、プロセスを一つ一つ積み重ねていく――。田中さんはどのような思いで仕事に臨み、時にぶち当たる壁を乗り越えているのだろう?「本当にね(苦笑)、やればやるほど難しいですよ。でもやればやるほど面白いし、やればやるほど正解がなくて、逆に選択肢が増えていく。自分でも手さぐりで演じながら『どんな人物になっていくんだろう?』ってすごく興味のあるところでもあるし、結局その一つ一つの小さな積み重ねが何かに繋がってるんだろうなと。悩むこと?しょっちゅうありますよ(笑)。ふと迷ったときは遠い未来を見るんじゃなくて、目の前の現実を見据えようって気持ちでやってます」。初主演映画『がんばっていきまっしょい』が公開されたのが1998年。先ほどの自らの言葉通り、そこから「一つ一つ積み重ねて」ここまで来た。現在31歳。「いまが楽しい」と満面の笑みを浮かべる。「最近、いままで出会えなかった役、想像もできなかったような役に出会えることが多いです。演じてるとまた悩むし(苦笑)、それも試練だと自分を叱りつけることもあるんですが、悩んで悩んで少しだけでも自分の思い描いた理想に近づけたり、『よかったよ』と声をかけていただいたりするともう本当に嬉しくて。チャレンジできることが楽しいし『これからまだまだ役者人生長いぞ』って思えるようになりましたね」。ちなみに、そう考えるきっかけとなったのが昨年、共演を果たしたある先輩女優の存在だという。「一緒のシーンはなかったのですが、『山本五十六』で共演させていただいた宮本信子さんが66歳で助演女優賞(※報知映画賞/『阪急電車片道15分の奇跡』)を受賞されて、本当に女優人生を謳歌されてるのを見て『あぁ、女優ってすごいな』と改めて思ったんです。経験を重ねて表現できること、そういう楽しさがあるんだなと。それを見てかっこいいと思ったし、私なんてまだまだ赤ちゃんみたいなものだなという気持ちになりました。だからこそ止まっていたくないし、30代は30代、40代は40代で楽しみ方があるだろうし、役者という仕事の新しい楽しみ方を見つけられたかもしれないですね」。「いま、やってみたい役は?」という質問に「逆に『こういう役』と私が言えないような想像を超えた役、何でこんな予想もしなかったような役が私に来るの?という驚きとチャレンジを味わいたい。料理されたい。残っている自分を崩して新しいものを作っていきたい」と不敵に笑う。この先、彼女がどんな大きな壁を乗り越えるのか?そのときどんな表情を見せてくれるのか?いまから楽しみだ。(photo/text:Naoki Kurozu)■関連作品:種まく旅人~みのりの茶~ 2012年3月3日より大分・福岡にて先行公開、3月17日より有楽町スバル座ほか全国にて公開© 『種まく旅人~みのりの茶~』製作委員会■関連記事:謎めく金次郎のバックボーンに迫る!『種まく旅人』コミック本を5名様にプレゼント陣内孝則、16年ぶり主演映画で“トレンディ俳優”脱却?これぞ人生の応援歌!『種まく旅人~みのりの茶~』試写会に30組60名様ご招待田中麗奈「お茶を飲んだときのようにホッとできる映画」等身大の女性にメッセージ
2012年03月16日パンとお菓子のレシピ投稿サイト「キッチン」では、「nomimonoya (ノミモノヤ)」小川純一さんの特集がスタート。独自の感性で見た目にもおいしいオリジナルドリンクをケータリング中心に作ってきた、「ノミモノヤ」の小川純一さん。今年の震災以降、葉山に拠点を移し、自然の中で生活を見直し食に対する意識も大きく変わってきたという。そんな小川さんにノミモノヤを始めた経緯や食に対する思い、これからのことなど、たっぷりお話を伺っている。 今回、小川さんが提案してくれたのは「りんごの甘いスープ」と「ドライフルーツのヴァン・ショー」のレシピ。寒い冬、こんな優しいホットドリンクで身も心も温めてみてはいかがだろうか。「りんごの甘いスープ」「ドライフルーツのヴァン・ショー」 「nomimonoya (ノミモノヤ)」小川純一さんのオリジナルレシピはこちら!「キッチン」小川純一さんインタビューへ ≫ 取材/キッチン編集部
2011年12月30日光源氏役に人気絶頂の生田斗真を迎えて描き出す歴史絵巻『源氏物語』の共演陣が新たに発表され、真木よう子、田中麗奈、多部未華子、芦名星、蓮佛美沙子、室井滋が出演することが明らかになった。作家・高山由紀子の「源氏物語 悲しみの皇子」を原作に、紫式部が「源氏物語」を執筆する現世と、光源氏の生きる物語の中という2つの世界を往き来する形で物語は展開。これまでに生田さんのほか、紫式部を中谷美紀、藤原道長を東山紀之、そして安倍晴明を窪塚洋介が演じることが発表されていた。今回新たに出演が明らかになったのは6人の女優陣。NHK大河ドラマ「龍馬伝」に龍馬の妻・お龍役で出演中の真木さんは、源氏の亡き母・桐壺と彼女に瓜二つで光源氏の義理の母となる藤壺を演じる。田中さんは、源氏に恋焦がれるあまり生霊の姿に身を変えてしまう六条御息所、多部さんは源氏の正妻・葵の上を演じる。源氏の想い人である夕顔の君に芦名さん、帝の正妻で桐壺を目の敵にする弘徽殿役に室井さんが演じ、現実世界で紫式部の語り相手で道長の娘である中宮彰子に蓮佛さんが扮する。生田さんからは「絢爛たる女優陣を相手に現代ならではの源氏物語を創っていきたいと思っています。ひとつの作品でこれだけ多くの女優さんと共演が出来ることは稀有な経験で、かなり緊張もしておりますが、いまから楽しみにしています」とのコメントが到着した。また、製作総指揮を務める角川歴彦氏は「光源氏をとりまく女たちには著者・紫式部の心の底に蠢く様々な思いが投影されています。だから“生田源氏”をとりまく女優たちには紫式部が振りつけた個性を光らせる“それぞれの艶”を演じきる力が必須でした。そこで魅力と可能性を併せもつ日本映画界屈指の華麗な演技派に白羽の矢を立てたわけです。母性と色香で光源氏を虜にする藤壺には真木よう子の放つ、なまめかしい大人の艶がその魅力を引き立たせると思います。光源氏への深い愛が嫉妬へと変貌し、生霊と化す六条御息所には妖艶さとある種の気迫を演じ切れるであろう田中麗奈に期待をかけました。光源氏の后・葵の上は、儚さと気品が絶対条件、さらに華もなければならない。表情に幼さを覗かせる多部未華子は適役でしょう。優しさと慎ましやかな佇まいで自然に光源氏に受け入れられてゆく夕顔には、可愛らしさを繊細にかもし出すことが出来るであろうクールビューティの芦名星を選びました。そして光源氏とは直接絡みませんが、清楚さと矜持を表現せねばならない道長の娘・彰子役は蓮佛美沙子に託しました。そして、この物語の主要な舞台となる平安宮廷の大奥を支配する弘徽殿は『人間失格』でも素晴らしい存在感で若手を圧倒した室井滋に委ねます。彼女なら“鬼気迫る”という言葉がまさにぴったりの、物語を大きくうねらせる演技をしてくれるに違いないと思っております」とひとりひとりの配役の理由を説明すると共に、期待を寄せる。彼女たちが源氏とどのように絡み合い、どのように愛憎を表現するのか?撮影は9月20日より始まり、岩手や京都を中心に行われ年内にはクランクアップの予定。『源氏物語』は2011年、全国東宝系にて公開。■関連作品:源氏物語 2011年完成予定■関連記事:生田斗真主演『源氏物語』に中谷美紀、窪塚洋介、東山紀之が出演!
2010年10月11日女優の田中麗奈が、先日より携帯専用放送局BeeTVで配信されているドラマ「電撃婚〜perfume of love〜」の試写会の舞台挨拶に登壇した。本作で田中さんが演じたのは、結婚しようと思っていた彼氏にフラれ、仕事も失った30歳の華絵。ひょんなことから彼女は調香師の男・ハチ(西村雅彦)と出会い、すぐに結婚してしまう。互いをほとんど知らずに結婚しただけに、すぐに衝突を繰り返すようになる2人だが、心優しいハチに華絵は徐々に本当の愛情を感じるようになる。本作への出演について田中さんは「最近、よく耳にする電撃婚がドラマになるということで、時代の流れを感じました。“電撃婚”というワードも刺激的で、ドキドキしたり、ワクワクするような感じがとても楽しみでした」と語った。かつては親子の役を演じたこともある西村さんが結婚相手役となったが「このドラマの設定ではとてもなじめました。自分も年をとったんだな、と感じました」と笑顔で語った。では、田中さん自身、“電撃婚”の可能性は?と尋ねると「今回のドラマに出演するまでは、自分は慎重に考える派だと思ってましたが、演じてみて、こういうきっかけもあるんだな、と思いました」と思いのほか前向きな答えが!この日は作品にちなんで用意された、劇中に重要なモチーフとして登場する青いバラをイメージした高さ約2メートルのウエディングケーキに田中さんが入刀!感想を尋ねると「意外と硬いですね(笑)。初めてのウエディングケーキカットが舞台上ということで、運命を感じました。女優冥利につきますね」と満面の笑みを浮かべた。「電撃婚〜perfume of love〜」はBeeTVにて配信中(毎週月曜日更新)。BeeTV「電撃婚〜perfume of love〜」公式サイト■関連作品:FLOWERS -フラワーズ- 2010年6月12日より全国東宝系にて公開© 2010 映画「FLOWERS」製作委員会■関連記事:蒼井優、広末涼子ら豪華6女優競演『FLOWERS』試写会に50組100名様ご招待鈴木京香喫煙演技を反省「鼻から煙が出過ぎて…」6女優三世代共演に広末涼子「こんな美人家系ないでしょう」鈴木京香学者タイプの男性はOK水川あさみはNG?
2010年08月13日女優の森迫永依、田中麗奈が12月23日(水・祝)、東京・新宿ピカデリーで声優を務めたアニメーション映画『よなよなペンギン』の初日舞台挨拶を行い、来年の抱負を語った。サンタクロースに扮した元NHKうたのおにいさんで、本作の応援団長を務める今井ゆうぞうが、“チビっ子トナカイチーム”を率いて登場し、田中さんらにそれぞれのイメージをあてがった違う種類のペンギンのぬいぐるみをプレゼント。可愛くておしゃれというジェンツーペンギンをもらった田中さんは来年の抱負について「来年は30歳になる節目の年」と苦笑いで前置きし「これまでと違う役を演じるとか、新たなステージに行ける挑戦の年にしたい」と脱皮宣言。しっかり者で知られる森迫さんは、イワトビペンギンを受け取ると「来年は中学生になるので、女優としても中学生としてもいろいろなことを知って、飛躍の年にしたい」と愛らしくもキリリとした口調で語った。同じく声優陣の高橋ジョージは、王様ペンギンをもらい「うちはペンギンだけ動物園に見に行ったりするんですよ」。女優の三船美佳との間の5歳になる長女が見たがるから?と司会者から尋ねられると「いや、俺が!」と無邪気に即答。アンベルトペンギンを受け取ったりんたろう監督も「僕もジョージさんと同じでペンギンが大好き。飼いたいけど飼育が難しいらしいので…。このペンギン、飾ります」とはしゃぎ、観客の笑いを誘っていた。本作は、ペンギンが大好きで亡き父からもらったペンギンコートに身を包み、夜な夜な街を歩きまわる少女・ココ(森迫さん)が遭遇する不思議な出来事を描く冒険ファンタジーでヴェネチア国際映画祭特別招待作品。りんたろう監督は「約7年、ココと仕事をしてきて、今日が本当の意味でココの誕生日です」と感慨深げに満場の客席を見渡していた。『よなよなペンギン』は新宿ピカデリーほか全国にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:よなよなペンギン 2009年12月23日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2009 りんたろう・マッドハウス/『よなよなペンギン』フィルムパートナーズ・DFP■関連記事:『よなよなペンギン』森迫永依インタビュー12歳の名女優が語る“挑戦”森迫永依からクリスマスのメッセージが到着!『よなよなペンギン』の魅力をアピール
2009年12月23日女優の田中麗奈が10日、都内で行われた舞台『思い出トランプ』の公開稽古に参加した。同作は、直木賞作家・向田邦子の小説『思い出トランプ』を舞台化したもの。離婚を前提とした別居に踏み切った英子(田中麗奈)を中心として、ありふれた日常生活の断片を切り取り、親子の愛情や夫婦の愛情を描き出す。田中曰く「女性の逞しさを感じさせてくれる物語」だという。今回、デビュー10周年にして初舞台となる田中は「稽古をしっかりしたので、あまり自分を緊張させないように楽しみたいです。みんなで魂を込めて自信をもって初日を迎えます」と余裕の表情。稽古のときは、テレビとの違いから戸惑いもあったようだが、「稽古中に得たものが全部力になっているので、のびのび演じたいです」と笑顔でコメントし、初舞台という重圧を感じさせなかった。また、姑役を演じる根岸季衣との"嫁姑仲"を問われた田中が「(根岸さんが)お弁当をつくってくださって……」という仲良し嫁姑エピソードを披露すると、根岸は「家庭の味に飢えているようだったから(笑)」と返し、笑わせていた。
2008年10月11日