五感を大切に、必要なものを選ぶ - 作家・小川糸さんに聞く、シンプルな暮らしをするヒント<後編>
映画やドラマ化された『食堂かたつむり』や『つるかめ助産院』などで知られる、小説家の小川糸さん。<前篇>では、シンプルな暮らしに目覚めたきっかけや、ものを手放すコツについて伺いました。今回は、もの、人との付き合い方や環境づくりについてです。
小川さんが考える、もの、人との付き合い方
小説の中でも「食」へのこだわりが垣間見られる小川さんが、食との「付き合い」で心がけていることは?
「作り手がちゃんと見えて、その人が真っ当な仕事をしていることが大事。例えば醤油を買うということは、その人の生活を支えることでもあるので、1対1の関係で付き合っていきたいと思うし、これと決めたものに関しては浮気をしないで、責任を持って付き合う。私が買っているところは一人で作っていたり、小規模のところが多く、続けていってほしいから、責任を持って買い続けることも大切かなと思います」
「食に関わらず、私は気に入ったものをずっと着たり、履いたり、食べたりする方が安心できて好きです。不注意で壊してしまった器も金継ぎで直して使っていますが、愛着が湧いて唯一無二のものになってくるんです。だから直して使えるような、いいものを使い続けたい。
ものを減らした結果、身軽になっただけでなく、心にもゆとりができたのだそう。
右:小川糸さん 撮影:大坪尚人、左:『これだけで、幸せ 小川糸の少なく暮らす29ヶ条』(講談社)
小川さんが考える、もの、人との付き合い方
小説の中でも「食」へのこだわりが垣間見られる小川さんが、食との「付き合い」で心がけていることは?
「作り手がちゃんと見えて、その人が真っ当な仕事をしていることが大事。例えば醤油を買うということは、その人の生活を支えることでもあるので、1対1の関係で付き合っていきたいと思うし、これと決めたものに関しては浮気をしないで、責任を持って付き合う。私が買っているところは一人で作っていたり、小規模のところが多く、続けていってほしいから、責任を持って買い続けることも大切かなと思います」
撮影:大坪尚人
「食に関わらず、私は気に入ったものをずっと着たり、履いたり、食べたりする方が安心できて好きです。不注意で壊してしまった器も金継ぎで直して使っていますが、愛着が湧いて唯一無二のものになってくるんです。だから直して使えるような、いいものを使い続けたい。
1年で手放すより、いいものを長く使ったほうが最終的に経済的だと思うし、使い続けると味が出て、それは時間が作ってくれたものだから貴重だと思います」
ものを減らした結果、身軽になっただけでなく、心にもゆとりができたのだそう。
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