指揮者の小澤征爾が総監督を務める音楽祭「2015セイジ・オザワ松本フェスティバル」が8月9日(日)より長野県松本市で行われる。【チケット情報はこちら】同音楽祭は、小澤征爾をはじめ、数多くの名音楽家を育て上げた故・齋藤秀雄の理念を継承し「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」という名称で、1992年より毎年夏に開催。昨年、斎藤秀雄の没後40年とサイトウ・キネン・オーケストラ発足から10年の節目を迎え、今年より小澤の名を冠して新生。小澤征爾のもとに、世界中から優れた音楽家たちが結集し、オペラやコンサート、若い音楽家や小中学生に向けた教育プログラムを行う。ラインナップは、小澤征爾が指揮を務めるオペラ『ベアトリスとベネディクト』(ベルリオーズ作曲)や、オーケストラコンサートBプログラム。同音楽祭への出演は2年連続となる指揮者、ファビオ・ルイージによるハイドンとマーラーの交響曲。音楽祭会期中に、80歳の誕生日を迎える総監督・小澤征爾のバースデーコンサートなどが行われる。「2015セイジ・オザワ松本フェスティバル」は、8月9日(日)から9月6日(日)まで、長野・まつもと市民芸術館主ホールほかで開催。チケットの一般発売は6月6日(土)午前10時より。
2015年06月05日“うどん県”と言えば、讃岐うどんで有名な香川県のこと。では、『うどん先生』とは? 実は、秋元康さんがプロデュースしたドラマのタイトルなのです。秋元康さんと言えば、国民的アイドル“AKB48”グループなどを手掛ける、超有名プロデューサー。そんな彼による『うどん先生』が現在Youtubeで放送中です。そして、5月1日からいよいよGyaoでも放送が始まりました。このドラマは、あなぶきグループが推進する、子どもたちの健やかな成長を支援している「あなぶキッズプロジェクト」の一環として制作されたもの。香川県でオーディションを実施し、中学生役のメインキャスト5名を含む11名を、大人役としてあなぶきグループ従業員から18名を選抜しました。当然、一般キャストの演技経験はゼロ。それを一流の制作陣が、本格的な地域発信のウェブドラマに仕立て上げたのです。ロケは全て香川県で実施。さらに出演者全員も香川県民。県の魅力と、県民の持つパワーが詰まったドラマとなっています。秋元さんも「オーディションでは香川の可能性、パワーを全国に伝えたいと思い、お芝居の上手さとかではなく、地元で生まれ育った個性・キャラクターが出ている方を選ばせていただきました。作品ではこの点にもご注目いただければと思います」とコメント。さらに作品について、「今の“地方創生“の時代に一石を投じることができるのではないかと考えております」と語るほどの力作となっています。物語に登場する中学生たちは、心も体もぐんと成長し、できることが増える分だけ、さまざまな悩みを抱えていきます。ドラマでは、そんな思春期の生徒たちと、彼らを想い、いざという時に助けてくれる熱血教師の担任「うどん先生」が織り成す心温まるストーリーが展開されていきます。第1話『転校生の主張・前編』では、地元の香川で30年ぶりに中学時代の同級生5人組が集まります。久しぶりの再会に盛り上がり、話題は担任だった「うどん先生」との思い出話に。実は5人それぞれに、「うどん先生」との特別なエピソードがあったのだとか。全10話で、さまざまな生徒と「うどん先生」とのエピソードが描かれていきます。1話およそ10分と、ちょっとした時間に見るのにもぴったり。思春期をせいいっぱい生きる中学生の姿に、ほっこり懐かしい気持ちになれそうです。・あなぶきグループ 公式サイト ・視聴はこちらから YouTubeチャンネル Gyao特集ページ
2015年05月01日映画『エイプリルフールズ』が4月1日(水)のエイプリルフールに初日を迎え、戸田恵梨香、松坂桃李、ユースケ・サンタマリア、小澤征悦、菜々緒、寺島進、富司純子、里見浩太朗、石川淳監督が舞台挨拶に登壇した。ドラマ「リーガルハイ」、「デート~恋とはどんなものかしら~」などで知られる人気脚本家・古沢良太のオリジナル脚本による本作。7つの嘘を軸に27人もの人生が複雑怪奇に絡み合っていく。エイプリルフールに公開ということで、戸田さんを筆頭にキャスト陣は「私事ですが…」と前置きし次々と嘘を暴露。戸田さんは「実は私は三つ子です」と告白し、これまでの舞台挨拶、さらには本作撮影時の戸田さんも別人であったと明かす。これにユースケさんが「確かに撮影のときの戸田さんの背中には毘沙門天があった」と“補強”し笑いを誘う。松坂さんは「このたび歌手デビューが決まりました」と明かし、実は本作のエンディング曲も歌っていると暴露。ここで止まればよかったが、すかさずユースケさんが「タイトルは『この子、誰の子?』です。演歌調で!」と付け足し、司会者も「一節、歌ってもらえますか?」とムチャぶり!松坂さんは苦笑を浮かべつつ「この子、誰の子~?」とその場で熱唱し男気を見せた。そして、当のユースケさんはいきなり「元『ワン・ダイレクション』のゼインこと、ユースケ・サンタマリアです。みんなからは“マッサン”と呼ばれています」と挨拶。さらに本作に関しては既にヒット確実なので、公開待機作の宣伝をさせてもらうと宣言し「4月に僕が初めて監督・主演した『寄生獣』が公開となります」と語り、実は『寄生獣』のミギーはCGではなく、ユースケさん自身の渾身の熱演によるものだと説明。さらに『進撃の巨人』もユースケさんの手による作品であり、『アベンジャーズ』の続編ではハルクを演じていると、まさに“立て板に水”とはこのことかというほどスラスラと放言を連発し、もはや周囲からのツッコミもなし!そしてこの日、最もきわどい嘘で会場をわかせたのは菜々緒さん。撮影中に共演陣全員に愛の告白をして「男女一人ずつからOKをもらいました。それは恵梨香と小澤さんです!」と明かす。最初は小澤さんも「シェアハウスでみんなで住んでます」とノリノリだったが、菜々緒さんはさらに「小澤さんには最近、OKをいただきました。『待っててくれ』と言われて…」と小澤さんについ最近、破局報道があったことを踏まえて踏み込んだ発言!小澤さんは笑顔で「ごめんね、待たせて」と返したが、さすがのユースケさんもこれには「何て言っていいのか分かんない」と苦笑。会場は爆笑に包まれていた。『エイプリルフールズ』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:エイプリルフールズ 2015年4月1日より全国東宝系にて公開(C) 2015フジテレビジョン
2015年04月01日女優の相武紗季、俳優の小澤征悦、三島有紀子監督が20日、都内で行われた、WOWOWの連続ドラマW『硝子の葦~garasu no ashi~』の完成披露イベントに出席した。桜木紫乃の同名小説(新潮文庫刊)を実写化した本作は、女性の情念から生まれる犯罪を描いた官能ミステリー作品。実母の愛人だった喜一郎(奥田瑛二)と結婚した節子(相武)は、税理士の澤木(小澤)と不倫関係にあった。そんな中、憎悪している実母から罵声を浴びせられた節子は、殺人事件を起こした上に焼身自殺を図る――というストーリーで、ドラマは、21日22時から毎週土曜日に放送(全4回)。原作を読んでから撮影に臨んだという主演の相武は、「不幸な運命なのに、力強くて生き生きとしている。カリスマ的な格好よさを感じました」と節子の印象を語り、「自分が感じたように演じられたと思う。数奇な運命を辿る様が、流れるように映し出されてます」とアピール。官能的なシーンにも挑んだ相武だが、その起用について、「最初は『えっ?節子のイメージと違う』と思った」と明かした三木監督は、「今までの相武紗季とは違うものを目指した。『嫌だ。嫌いです』って言われる覚悟で挑みました」と胸を張った。一方、相武の不倫相手を演じた小澤は、「共演してうれしかった。1人の女優さんが、何かを得ていく様子を真近で見ることが出来ました」と感慨深げに語り、「美しいってことは切ないんだなと思った。男と女が出会って、続いたり別れたり、切なさが映像を通して伝わってくる」としみじみ。本作のポスターでも、相武が一糸まとわぬ姿を披露しており、「ずっと見ていたいですね~。『ジョジョの奇妙な冒険』みたい」と話して笑わせた小澤に、相武は、「結構、体を折り曲げていて、アクロバティックな体勢が大変だった」と苦笑いで撮影を振り返っていた。
2015年02月21日自主制作した短編『フミコの告白』で注目を集め、『陽なたのアオシグレ』で劇場デビューを果たした石田祐康監督が、YKKとスタジオコロリドのコラボレーション作品『FASTENIG DAYS』を完成させた。“ファスナー”を題材にしたアクション作品だ。その他の写真本作は近未来を舞台に、主人公ケイとヨージがファスナーを使ったハイテクマシンで街を守り、人の気持ちを“つないで”いく様を描いた短編作品。劇中には伸張性ファスナーや水密ファスナー、蓄光ファスナーなどYKKのアイテムをモチーフにしたファスナーが登場。現在、Youtubeで全編が無料公開されており、好評を集めている。石田監督は4人の仲間と短編『フミコの告白』を、次作『rain town』を自身を含む2人だけで制作した。しかし、現在はスタジオコロリドに籍を置き、数十人のスタッフを率いて制作にあたっている。「最初の頃はスタッフに自分の意図を伝えるのが大変でしたけど、今では自分ひとりではなしえない物量、アイデア、クオリティを求められるので、集団でやる意味を感じています。この作品に登場する“ファスニングマシン”のメカニックなアイデアや、アクションのアイデアも、別のスタッフが考えてくれたんです」。一方で石田監督は、規模は大きくなっても自身と“つながり”を持てるスタッフと作品づくりをしていきたいと考えているようだ。「これから少数精鋭で、共通理解をちゃんと得られる人たちと、“濃い”ものを作っていきたいですね。少数精鋭のスタッフが各々に“想い”を込められるような度量のある作品が濃くなると思います」。監督の“想い”は日本だけでなく、世界各地のファンにも伝わっている。石田監督はデビュー時から作品をネットにアップしており、観客は世界各国に存在するからだ。「感想は励みになりますね。海外の感想を日本語訳してくれているサイトを見つけて読んだりしていますし、海外からの反応は何よりもうれしいです。ネットに触れる以前から何かを描いて人に見せることが前提というか、人に見せてコメントをもらうことが楽しかったので、それが原動力になっていますね。それはアニメーションを作るようになってからも変わらなくて、笑ってくれたり、話のネタにしてくれたり、人にアクションを起こさせることが楽しいんです」。石田監督にとって作品づくりは“表現”だけではなく、その先の“コミュニケーション”も含んでいる。デジタル技術の進化によって少数でのアニメ制作が可能になり、ネットにアップすることで瞬時に世界中に作品を送り出し、観客とつながることができる現在、石田監督の作品は今後も多くの観客をつなぎ、そのネットワークを広げていくだろう。『FASTENINGDAYS』公式サイト、YouTubeで公開中
2014年11月28日ファスナーのトップメーカーYKKがブランディングショートアニメ『FASTENINGDAYS』を製作し、『フミコの告白』で注目を集める石田祐康が監督を、砂原良徳が音楽を、Perfumeがエンディングテーマを務めることが発表された。『FASTENINGDAYS』YKKは創業以来80年に渡ってファスナーや繊維テープなどの分野で世界をリードしているトップメーカー。世界各国でもYKKの製品は圧倒的な信頼を得ており、Fasten=“つなぐ”ことの大切さをさらに広めるために新作アニメーションを製作することになった。監督を務める石田は2009年に手がけた『フミコの告白』が文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞を受賞するなど高い評価を集め、昨年には『陽なたのアオシグレ』で劇場デビューも果たした人物。本作では近未来を舞台に、主人公ケイとヨージがファスナーを使ったハイテクマシンで街を守る姿を描いており、劇中には伸張性ファスナーや水密ファスナー、蓄光ファスナーなどYKKのアイテムをモチーフにしたファスナーがたくさん描かれる。ケイの声を白石涼子が、ヨージの声を大浦冬華が務め、Perfumeの『Hurly Burly』がエンディングテーマに起用される。作品は公式サイトとYoutubeで全編無料公開中で、英語、スペイン語、フランス語、中国語の4か国語で全世界向けに公開されるほか、各国のYouTube上でコマーシャル映像として展開される予定。『FASTENINGDAYS』公式サイト、YouTubeで公開中
2014年10月30日その名のインパクトも強烈なら、エッジーなデザインワークも世界に注目されているクリエーター、ファンタジスタ歌磨呂。ジャパニメーション、サブカルチャー、アートを多彩に組み合わせ、広告デザインから初音ミクやゆずのPVディレクション、2013年にはカルチャー誌『WHAT’S A FANTASISTA UTAMARO!? by “QUOTATION”』をも発表し、この10月には第二弾を発表。更にはテキスタイルのデザインにも進出し、その布地を使った洋服も発表することに。それを記念し、伊勢丹新宿店2階センターパーク/TOKYO解放区で「WHAT’S A FANTASISTA UTAMARO !? ファンタジスタ歌磨呂POP UP SHOP」が10月29日まで期間限定でオープンしている。2次元のアートワークから、立体的なファッションへ。その流れについて聞いてみた。――映像やデザインワークを経て、今回、テキスタイル、そしてファッションへと活動の範囲を大きく広げられたのはどういう経緯なのでしょうか?もともと美術大学ではテキスタイルを専攻されていたとのことですが。僕は美大で織物を専攻していて、課題ではタペストリーなどを作っていたのですが、そのかたわら、織機にカメラを設置し、織られる過程をコマ撮りしてアニメーションにするなど、当時から創作のスタイルを一つに絞るということはしていなかったんです。テキスタイルからファッションという流れは今回たまたまの要素が強いのですが、テキスタイルパターンデザインは服にもなるし、インテリアにもなるし、それこそいつかはホテル丸ごとデザインできるかもしれないし。テキスタイルは衣・食・住ありとあらゆるものにインストールできるのが面白いと思うんです。大学の授業で初めて織物を作った時に強く感じたことがあるんです。まず、織機に触れることすら初めてに近いわけで、そりゃあワクワクしっぱなしなわけですよ。経糸を時間をかけて通して、シャトルを使って緯糸を入れて織物を作っていくのですが、その過程では、最終的にどういうものが仕上がるんだろう、こうやって布ってできていくんだなあとか、本当に胸がわくわくしてるんですよね。で、いざ完成して織り上げた生地を機から下ろし、出来上がった生地を見ると、何の変哲もない馴染み深い普通の布なんです。今まで頭の中で抱いていたキラキラしたものが突然にすべて去ってしまい、普通の布がただ、目の前にあるんです。幸せな青い鳥を取り逃がしたような、魔法が解けてしまったような気持ちでした。イメージとリアルの境界線がきっぱりと過程と完成の狭間で分かれてしまったんです。その時、人間の欲望の回路みたいなものに気付けた気がして、逆に感動したんですよね。想像力の果てには絶対に到達できない、だから何度も繰り返しつくり続けるのだろうっていう。すべての事象はトリミングされ、フレームの中に入っていくんですよね。胃の大きさも、人生さえもトリミングされていますよね。でも、何かをイメージし続けること、その想像力は、無限に永遠に続き、広がっていくんです。でも、それがリアルの場所に現れた瞬間、それはトリミングせざるを得ないんです。僕がテキスタイルに想いをはせるのはそこなんです。トリミングされていても、続いていくことが容易にイメージできる。魔法を失わずにいられる。ワクワクをギリギリまで失いたくない気持ち。僕にとって、無限に広がるパターンは、想像力そのものなんです。――去る9月にパリで開催されたテキスタイルの見本市「プルミエール・ビジョン」では、小松精練のブースから参加され、結果、テキスタイルコンペティション「PVアワード」でグランプリを獲得されました。色とりどりの迷彩色の中には「ドドドド」とカタカナの擬音語がデザインされているなど、正に「歌磨呂曼荼羅」と名付けたくなるようなユニークな世界観です。デザインのコンセプトはどういうところからきているのでしょうか?『ドドドド』はマンガの典型的な擬音語ですよね。僕が、アニメが好きなのは日本の宝っぽいところがあるからってのもありますが、グロテスクなものもリアルだと直視できないけど、アニメなどの二次元だと、すんなり見られるクッションのようなところが面白いなって思うんですよね。初音ミクのPVを手掛けたときも感じましたが、リアルに存在しないものなのに、人々が『いる』と信じる心や『いてほしい』と願う希望があるからこそ彼女は成立しているじゃないですか。二次元のそういう奇跡のような儚いものに魅力を感じるんです。僕の代名詞的作品に、『マンガカモ』という作品があるのですが、渋谷のスクランブル交差点を迷彩に見立てて作った作品なんです。渋谷のスクランブル交差点は1日100万人もの色んな人達が行き交ってて。渋谷だからいいでしょっていう『設定』のようなものがたくさんあって、とにかく何をしてても大丈夫という空気がそこには漂っている。女子高生は地べたに座ってメイクも出来ちゃうし、ナンパしてる人も躊躇しないくらいの人の量。僕のこの『マンガカモ』の柄は、何もない場所にあったら、目立ちすぎるくらい派手だけど、おそらく渋谷のスクランブル交差点なら、そこに紛れ込んじゃうと思うんです。違う場所ではそうではないけど、ある限定された場所では凄く普遍的なものとして捉えられてしまう不思議、みたいなことを形にした作品。しかも、芯が無く、表面だけが塗り替えられていく薄っぺらいコラージュなんです。でも、そこが面白い。例えば、コミケのコスプレ会場だったら、普段は恥ずかしがり屋さんでも、堂々と肌を露出して、コスプレを披露できるんです。その空間の中でなら、安堵にも似た勇気が持てるから出来ちゃうんです。スポーツジムだったら堂々と皆の前でエアロビできる、とかとか。そういう皆が無意識に想いを溶け込ませることのできる『設定』というのは世の中に実にたくさん溢れているんですよね。『ここでなら、これをしてもいいよね』と精神が自由になれるフィロソフィーみたいなものが渋谷のスクランブル交差点に流れているように感じたんですよね。その世界観をポップに表現したものが、『マンガカモ』なんです。――なるほど。それこそ「自由でいるための旗頭」なんですね。そうありたいと思っています。日本人って基本的にはどこか引っ込み思案で、外に向けてアピールをすることが不得手であったりしますよね。だからこそ自由を求めて『設定』を作っていくんです。『ここではこれはOK』という風呂敷を広げれば、そこに人はすぐに集まってくるんです。そして、その中で皆自由になれて自分を表現することができるんです。ちょっと分かりにくい例えかもしれないけれど、僕が愛する『機動戦士ガンダム』ではミノフスキー粒子という強力な帯電機能を持った微粒子があることによって長距離無線やレーダーの使用が不可能になり直接戦闘しかできないんですよね。でも、それって制作者側がロボット達を肉弾戦させるためにつくった設定なんですよ。でも、設定を設けることである意味その世界はリアリティーを持っていく。行為に責任を持つための『設定』を用意することで、安心してその行為に漬かれるんです。この世界にもそういった『設定』はすごく多く存在しているんですよね。そういう世界に潜む面白い設定に出合いたくて、僕はものづくりをしているのかもしれません。――そして歌磨呂さんのアートワークに接することで私達にニュータイプになれと?そこまで押しつけがましくするつもりはないです(笑)。――今回、デザイナーとのコラボでコートやダウンなど様々なアイテムが出来上がりましたが、そこにおいては何か注文はされたのですか?いえ、全くご自由に、デザインしてくださいとお願いしました。コートは表から見ると全く分からないけれど、風が吹いたり、脱いだりすると裏地にド派手なテキスタイルがあるところがすごくいいですよね。――『WHAT’S A FANTASISTA UTAMARO!? by “QUOTATION”』の第二弾も発表され、今後はどういう方向に向かっていくのでしょうか?エミリオ・プッチのようなテキスタイルを主軸としたブランド化も考えていらっしゃいますか?先ほどお話したようなコンセプトで、まずオリジナルのパターンのピースがあって、それがアート作品としてまず存在し、それがつながることで無限増殖するパターンになるというストーリーをコンセプトにして続けていきたいと考えています。ですが、先にテキスタイル作っちゃってるので順番が逆なので、そうなるように今は必死で作品を作っています。テキスタイル≒デザインではなく、もっと広くアートの文脈に落とし込んで展開していくことは可能だろうか。その先にファッションがあって、インテリアがあって、何か面白いことがある。いろんな可能性はが無限に広がっていければいいなと思っています。日本の広告やデザインの現場は、クオリティーがとても高いですが、すごく保守的なイメージがあるんですよね。内に向けて作っているばかりではちっとも世界には知られていかない。広告祭で賞をとっても、そんなのはその関係者しか見ないですからね。僕には自己満足にしか思えないことが多い。それは全く悪いこととは思わないけれど、もっと限定せず360度外に向けてものを作っていった方が、驚きもあるし、感動も共有できたりして単純に面白いと思うんです。マンガやアニメなど日本のオリジナルの文化を軸にそこから広がる僕らの文化を、いわば“Represent Japan”という改革を起こす1人になれたら最高ですね。
2013年10月23日自分仕立てラーメンの「康竜」が、ラーメンクリエーションの新「康竜」としてパワーアップして東京・銀座に11月27日(火)グランドオープン。「自分仕立てラーメン」とは麺の太さ、硬さ、油加減、味の濃さのほか、オリジナルの旨味辛だれ、博多ねぎ、焼豚の有無と8種類のトッピングから4種類が選べる「康竜」独自のラーメンシステムのこと。今回さらに「ラーメンクリエーション」として、無料7種類、有料8種類、期間限定(有料)4種類の全19種類のトッピングメニューを追加。無料トッピングは、テーブル上でお好み盛り放題と大盤振る舞い!特に店主が薦める新登場の天かすは、とんこつスープをよく吸って旨味倍増。期間限定のトッピングでは、ラーメンを特集した数々の雑誌やテレビ番組でおなじみの本谷亜紀さん、文月さんとのコラボが実現。本谷さんは世界旅行をイメージした日本の「明太子」、スペインの「チョリソー」、文月さんは玉子焼きをのせた「チャーシューエッグ定食」、納豆をのせた「納豆定食(生卵付)」など斬新なメニューを提案。今後、期間限定トッピングは続々登場する予定。話題のラーメン女子がプロデュースしたトッピングは男性のみならず女性にもオススメ!お買い物やデートなど、銀座を目一杯楽しんだ後は、自分好みにカスタマイズしたラーメンをお腹いっぱいになるまで楽しんでみてはいかが。店名:自分仕立てラーメン 康竜 銀座店住所:東京都千代田区有楽町2-3-6アクセス:東京メトロ銀座線・丸ノ内線・日比谷線銀座駅C1出口よりすぐ、日比谷線日比谷駅A4出口より2分、JR有楽町駅日比谷口より2分TEL:03-3569-0314OPEN:平日11:00~翌5:00、金祝前日11:00~翌6:00、土日祝11:00~24:00定休日:なし坪席数:20坪・25席客単価:¥800
2012年11月27日現在来日公演を開催中のウィーン国立歌劇場が、10月26日に「小学生のためのオペラ『魔笛』」公演をKAAT 神奈川芸術劇場で開催した。世界的指揮者の小澤征爾も会場に訪れた。「ウィーン国立歌劇場」の公演情報2003年にウィーン国立歌劇場が、次世代のオペラファンの育成、子どもたちの情操教育の一環として始めた同企画。当時の総裁のイオアン・ホーレンダー、音楽監督の小澤征爾が立案し、ウィーン国立歌劇場管弦楽団の演奏で、モーツァルト作曲の名作オペラ「魔笛」の物語を約1時間にまとめて上演。間近でオペラを体験できるように、子どもたちの観劇用スペースとして舞台上に平土間席を設けるのが特徴だ。同企画の日本初演となったKAAT公演には、昼夜あわせて2273名が来場(うち子どもは1046名)。日本人歌手の甲斐栄次郎(ウィーン国立歌劇場専属ソリスト)がパパゲーノ役を担当し、「魔笛」の物語を日本語でナビゲート。コンパクトにしたとはいえ、休憩なしで約1時間の舞台は、子どもたちにとってはやや長丁場だが、動物たちの着ぐるみが登場したり、オーケストラの楽器紹介や主要アリアを随所に盛り込むなど、子どもたちに集中して楽しんでもらう工夫が随所に。これこそが本場ウィーンで毎年人気を博している所以だろう。文字通り目の前でオペラを体感した日本の子どもたちは、ときに笑い、ときに歓声をあげ、キラキラと目を輝かせながら拍手を送った。昼公演を鑑賞後、記者陣の取材に応じた小澤征爾は「日本の子どもたちはお行儀が良いね!世界一」と笑顔。子どもたちの喝采に包まれた公演の成功を喜び「この企画はステージの上でやったのでは駄目。子どもたちと同じ目線でやることが鉄則だね。最近は子どもたち向けの音楽会が増えているけど、一番大事なのは、一生懸命に演奏すること。ほんの少しでも気を抜けば、子どもたちには絶対に伝わる。音楽家が音楽に徹すると、必ず通じるんだと僕は信じている」と熱く語り、久々の公の場で元気な姿をみせてくれた。
2012年10月29日日本コカ・コーラは、競泳の北島康介選手を招いた水泳教室「アクエリアス 未来への夢はじめよう。」プロジェクトを2012年8月21日に東京辰巳国際水泳場にて実施する。現在、同水泳教室に参加する小学生200名を募集している。募集期間は7月13日まで。本プロジェクトは、「アクエリアス」のTVCM に出演中の北島選手が、”へたでもいいから新しいことにチャレンジすることの意義”、”カラダを動かすことの純粋な楽しさ”を水泳教室を通じて共有し、”僕にはできる”という力強いメッセージを未来への夢に向って一生懸命に頑張る子供たちに伝えることを目的としたもの。募集対象は日本国内の小学校に在学する4~6年生。泳法は関係なく、25m以上泳げることが条件となっている。応募は同社Webサイトから行うことが可能だ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月21日デサントはこのほど、2004年アテネオリンピックおよび2008年北京オリンピックの100M・200M平泳ぎの金メダリスト、北島康介選手(日本コカ・コーラ所属)と、水着などのスポーツウェアに関するアドバイザリー契約を締結したと発表した。4月1日から2年契約となる。同社は「アリーナ」ブランドの競泳水着をはじめとするスポーツウェアのサプライなどを通じて北島選手をサポートするほか、同選手プロデュースの商品開発も行う予定。また、彼をブランドキャラクターとして店頭プロモーションやユーザーイベントなどの宣伝活動にも起用し、ブランドPRを図る。北島選手は来月2日より行われる第88回 日本選手権水泳競技大会 兼 第30回ロンドンオリンピック競技大会代表選手選考会に出場予定で、4大会連続でのオリンピック出場が期待されている。この度の契約締結に関して、「多くのトップ選手と契約している『アリーナ』の一員として、日本において、そして世界において、よりいっそう水泳界を盛り上げていきたいと思います」と語っている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月29日映画『相棒−劇場版II−』(仮題)の製作報告会見が8月9日(月)、東京・東映大泉撮影所で行われ、小西真奈美、小澤征悦らゲストキャストが初お披露目された。2000年6月に初放送された人気刑事ドラマシリーズの10周年を飾る劇場版第2弾で、警視庁幹部12人を人質にとられた警視庁籠城事件に、特命係係長の杉下右京(水谷豊)と相棒の刑事・神戸尊(及川光博)が挑む物語。レギュラーメンバーに加え、警視庁の元組織犯罪対策部の刑事という経歴を持つ犯人・八重樫哲也を小澤さん、八重樫の警察学校時代の同期で総務部装備課・朝比奈圭子を小西真奈美、ほかに宇津井健、國村隼らが出演する。6月25日(金)にクランクインし、国内での撮影を終え、明日10日(火)から13日(金)までのフィリピンロケをこなしてクランクアップ予定。TVシリーズと劇場版第1作に続き和泉聖治監督がメガホンを取っている。“相棒”コンビとの初共演の感想を司会者から求められた小西さんは「3人のシーンを控えてメイク室で一緒になったんですが、先に水谷さんが出ていくときに『ご縁があったらまた後ほど』っておっしゃった。何て返していいか…と思っていたら、及川さんが『そうですね、ご縁があったら』と返したので、ああ、この2人は本当に相棒なんだと思った」とエピソードを吐露。すかさず及川さんが「先輩(水谷さん)は、ちょいちょいユーモアを挟むんです」と突っ込むと、水谷さんは「だって人生、何があるか分かりませんから。メイク室を出た後に…」と冷静に切り返す“右京節”全開だった。今度は及川さんが小西さんとの共演の感想を求められると「楽しかったですよ、明るくて…いい匂いがしました」。同じ問いに小澤さんも「初めてだったんですけど、すごくいい匂いがしました」と揃って萌え気味。小西さんと会場の笑いを誘った。一方、自身にとっての相棒を尋ねる質問に、小澤さんは「家族」。食道がんとの闘病から生還し今月1日(日)に復帰会見した父で世界的指揮者・小澤征爾さんへの思いを垣間見せた。この最新劇場版に先駆け、10月からドラマシリーズ「相棒season9」が放映予定。『相棒−劇場版II−』(仮題)は12月23日(木・祝)より全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:相棒−劇場版II−(仮題) 2010年12月23日より全国にて公開
2010年08月09日