エキナカを中心とする自動販売機事業などを行っている、JR東日本ウォータービジネスは9月11日、山形県の飲料メーカーである山形食品と共同開発した、果汁飲料「山形のさくらんぼ2012」を発売した。価格は140円。同商品は、2012年に収穫された山形県産のさくらんぼにこだわった、産地限定・収穫年限定の果汁を使用。果汁は8%で、佐藤錦などの品種をブレンドしている。また、エキナカでの持ち歩き・飲みきりニーズに適した、280mlのミニペットボトルを採用。JR東日本のエキナカ飲料自販機acure〈アキュア〉、JR東日本管内のNEWDAYS、キオスク売店、山形新幹線ほか車内販売、同社オンラインショップで、12月末までの期間限定で販売されるとのこと。なお、同社では、JR東日本グループが推進する地域活性化の一環として、同商品の販売促進と連動した山形県産商品のPRを実施する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月11日山形県鶴岡市の加茂水族館で、展示しているクラゲの種類がギネス認定された。夏の暑さを忘れるような涼しげなクラゲの乱舞を見に行ってはいかがだろうか。2012年4月、加茂水族館がクラゲの展示数世界一としてギネスに認定された。その数30種類。水族館の開館時間は年中無休、通常8:30~17:00まで。7/20~8/20の夏休み期間は8:30~18:00だ。山形県鶴岡市は米どころで有名だが、また新しい名物が生まれた。2012年4月に鶴岡市立加茂水族館のクラゲ展示数が世界一であるとギネス認定されたのだ。ギネス社が提示した、刺胞動物門に属するクラゲの種類をカウントする、亜種はカウントできるが、種不明のもの(学名未決定のもの)はカウントできない、記録挑戦時にすべてのクラゲが生存していなければならない、すべてのクラゲは一般に公開されていなければならない、など厳しい条件をクリアしての認定だ。その数は実に30種類におよぶ。同水族館には海水魚、淡水魚、海獣ショーのほかに、クラネタリウムと呼ばれるクラゲ専門の展示ルームがある。今年3月にリニューアルされたばかりで広々としている。館内の展示方法も工夫を凝らしてあり、小型のクラゲを観察するためのルーペコナーや、ミズクラゲの生活史と題した成長の過程を展示したコーナー、また、ミズクラゲに給餌しながらの解説も一日4回開催されており、一般の水族館には無い趣がある。また、ほの暗い展示室にライトアップされた多数の水槽が並ぶ姿は神秘的ともいえる独特な雰囲気があり、その中でゆったりと泳ぐ半透明なクラゲに気持ちも癒されるのではないだろうか。30種類のクラゲの中には日本から3,000kmも離れたパラオ諸島で採取されたものや、目の前に広がる日本海から採取されたものなどバラエティーに富んでおり、ギネス認定されるのもうなずける。また、予約制でクラゲ学習会も催されている。小学校低学年コース、高学年~一般コースに分かれており、高学年~一般コースでは近くの海岸でクラゲを採取して観察できるレクリエーションも体験できる。ただし、レクリエーションのみ期間は5月中旬~6月末の開催となるので注意が必要だ。館内の神秘的な雰囲気に浸った後は、お子さまの夏休みの宿題のお手伝いでクラゲの生態を学習するのも良いのではないだろうか。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月24日今月6日から開催されてきた<山形国際ドキュメンタリー映画祭2011>が閉幕となり、12日に各賞が発表された。最高賞のロバート&フランシス・フラハティ賞は、イスラエルのルージー・シャツとアディ・バラシュが共同監督で手がけた『密告者とその家族』の手に。審査委員長のアトム・エゴヤン監督は「審査は困難を極めたが最後は全員一致の意見に至った。この作品は、家族、国家、社会の中にあるシビアな境界線を目にみえるものとして表現している。その類まれなる技量に敬意を表したい」と絶賛した。山形国際ドキュメンタリー映画祭2011 受賞結果今回、最高賞に輝いた『密告者とその家族』は、密告者であることが周知となり、パレスチナからは裏切り者と追放され、イスラエルからも保護を受けられず、切り捨てられた男とその家族を追った作品。都合により会場に参加できなかった両監督からはコメントが届き、「今も一家は家族でいることで、この困難を乗り越えようとしている。みなさんが一家を温かく見守ってくれたことがなによりうれしい」と喜びを語った。またアジア映画の新進作家が凌ぎを削ったアジア千波万波の最高賞になる小川紳介賞を受賞したのは中国のグー・タオ監督の『雨果〈ユィグォ〉の休暇』。グー監督は「中国のドキュメンタリー作家にとって山形は最大の目標。敬愛する小川紳介監督の名を冠した賞をいただけてほんとうに光栄です」と感無量の表情をみせた。13日は、これらの受賞作品が一挙上映され、これをもって今回の映画祭の開催は全日程を終了する。今回の本映画祭は例年の多彩なプログラムに加え、東日本大震災復興支援上映プロジェクト「Cinema with Us ともにある」と題され、震災関連の作品を集めた特集が組まれ、大きな関心が寄せられた。その中では、こういった事態を前にしたとき、ドキュメンタリー映画ができることとは何か? ドキュメンタリストが成るべきこととは? といった様々な問いが投げかけられ、議論が交わされるとともに震災について改めて考える場となった。観客にとっても映画関係者にとっても、ひじょうに意義深い映画祭になったことは間違いない。次回は2013年に開催される。取材・文:水上賢治
2011年10月13日アジア初のドキュメンタリー映画祭として隔年開催されている山形国際ドキュメンタリー映画祭2011(以下YIDFF)が開幕を迎える。国際的に高い評価を受ける同映画祭は、世界の映画人が集い、参加を最大目標に掲げる海外の映像作家も多い。「東北から世界に向け文化と情報を発信する場」でもあり、今年は震災・復興をテーマにした上映やシンポジウムの開催も予定され、大きな注目を集めそうだ。その他の写真東日本大震災の後、東北全体は厳しい状況下にある。その中で迎えた今年のYIDFFは、特別な意義を持つ開催となりそうだ。開催概要を見ても、例年にも増して充実した多彩なプログラムが組まれていることが伺える。メインとなるインターナショナル・コンペティションは、101カ国、1078本の応募作の中から15作品が選出。『ぼくの好きな先生』など、日本でもよく知られたフランスの名手、ニコラ・フィリベール監督の新作となる、パリ植物園で飼われている人気者のオランウータンを記録した『ネネット』や、現在公開中で大きな話題を呼ぶ平野勝之監督の『監督失格』などがノミネートされている。なお最高賞となるロバート&フランシス・フラハティ賞など各賞を決定する審査員は、『クロエ』が日本公開されたばかりのカナダの鬼才、アトム・エゴヤン監督、『永遠のハバナ』などで世界的に知られるキューバのフェルナンド・ペレス監督らが当たる。一方、“YIDFFの最大の醍醐味”と言うファンも多い特集上映も凝ったラインナップがスタンバイ。中でも、キューバとキューバ映画にスポットを当てた『シマ/島いま―キューバから・が・に・を見る』、日本のテレビドキュメンタリーを大特集する『公開講座:わたしのテレビジョン青春編』で上映される作品は、もう2度と観られないといっても過言ではないものばかりで、貴重な機会となることだろう。さらに『東日本大震災復興支援上映プロジェクト「ともにあるCinema With US」』は3.11と向き合う企画。震災関連の上映はもとより、被災地の活動家らによるシンポジウムや現地活動報告なども行う。また、新たな試みとして、今回は、OurPlanet-TV(アワープラネット・ティービー)とのコラボレーションにより、映画祭の現場からの動画をネット上で配信することが決定。動画配信用のポータルサイトでは、10月6日-13日の8日間、開会式・表彰式を含む注目の会場からライブ配信されるので、現地に駆けつけられない人はこちらをチェックしたい。『ブンミおじさんの森』のアピチャッポン・ウィーラセタクンや、年末『無言歌』が公開されるワン・ビンら現在の世界の最前線をいく映画作家の才能をいち早く紹介したのはYIDFF。今回もドキュメンタリー映画の最先端と歴史を回顧する刺激的な8日間になることは間違いない。山形国際ドキュメンタリー映画祭201110月6日(木)~13日(木)取材・文:水上賢治(C)「監督失格」製作委員会
2011年10月06日異才・竹中直人が個性派キャストを迎えて贈る、笑い満載のホラー・エンターテイメント『山形スクリーム』。8月1日(土)、本作が公開初日を迎え、竹中監督を筆頭に主演の成海璃子、沢村一樹、AKIRA、マイコ、桐谷美玲、紗綾、波瑠のキャスト陣が勢揃いし、上映終了後の舞台挨拶に登壇した。ユニコーンの人形が付いた奇妙なネックレスを首から下げて登場した竹中さん。ハイテンションな声で「もうね、昨日全然眠れなかったけどね、こんなにたくさんのお客さんが集まってくれて、とってもとっても嬉しいです」と挨拶したかと思えば、突如バリトンになり「満を持して最高のキャストで撮ることができました」と公開の喜びを語った。「楽しかったですか?」と観客に投げかけると盛大な拍手が起こり、「やったー、ありがとう!」と無邪気に叫んで感謝した。監督の興奮ぶりに笑みを見せる成海さんは、作品について「撮影してるときはどんな作品になるか想像ができませんでしたが、すごく愛がある作品だと思って、嬉しかったです」とコメント。この言葉に監督は、「最高のご褒美です、ありがとうございまちゅ」と照れて見せた。曰く、本作ではエロを封印したという沢村さんは「竹中監督に、僕の根っこにある真面目な部分を撮ってもらいました」と胸を張った。監督からも「ジェレミー・アイアンズのような、重厚な演技が出来る俳優」と称賛を受けると「よく聞いておいてくださいよ」とニンマリ。だが、撮影中のエピソードを尋ねれば「ワイヤーで4〜5メートル上に吊るされたときに、ちょうどお腹の中でもお祭りが始まりそうになって、前にいる温水(洋一)さんにかけてやろうかと思った」と語り、笑いを誘った。成海さんと同じ女子高生を演じた桐谷さん、紗綾さん、波瑠さんは、すっかり意気投合した様子。「ホテルで毎晩みんなで集まってワイワイして、学校にいるような感じだった」(桐谷さん)、「女子高生の仲間みたいで和気あいあいとした現場だった」(紗綾さん)と撮影現場をふり返った。波瑠さんの証言によれば、紗綾さんは「一人で寝るのが怖くて、お風呂の道具とか全部私の部屋に持ってきて、暮らしてた」とか。本作でそのイメージを大きく覆したのが、このふたり。理想の花婿を追いかける女教師を演じたマイコさんは、「ご一緒したみなさんに刺激をすごく受けて、楽しみながらできました」とふり返り、好きなシーンを聞くと、「やっぱり『ちんすこう!』が嬉しかった台詞ですね。いい言葉だと思って喜んでやらせていただきました」と明かした。そしてこの日、大部分の女性の観客から黄色い声援を浴びていたAKIRAさんは、劇中のアホの三太郎のノリで流暢な山形弁に、十八番となった竹中監督のモノマネまで披露。役作りについては「ノリとテンションを大事にして、音で憶えていきました」と語り、「寂しいときはいつも三太郎の衣裳を着て、いつも自分を慰めています。三太郎が大好きです」と役への惜しみない愛を捧げると、竹中監督も満足そうな表情を見せた。『山形スクリーム』はシネリーブル池袋ほか全国にて公開中。■関連作品:山形スクリーム 2009年8月1日よりシネリーブル池袋ほか全国にて公開© 「山形スクリーム」製作委員会■関連記事:沢村一樹、撮影中はエロ男爵封印も下心は消えず!AKIRAは頭を焦がしながら奮闘あなたがいま最も気になる“肉食系”を投票!「MTV」オリジナル携帯ストラップを10名様プレゼント細胞レベルに染み渡る笑撃度!『山形スクリーム』試写会に10組20名様ご招待
2009年08月03日