地方には面白いテレビ番組があるみたいです。地方テレビ局制作のため、基本的にその地方にいないと見られないのですが……。そこに住んでいる人に、ローカル制作の面白い番組を教えてもらいました。■『ごぶごぶ』:毎日放送(大阪府)僕が推すのは『ごぶごぶ』ですかね。ダウンタウンの浜田雅功さんと東野幸治さんが主に関西の街をぶらぶらするだけの番組。ロケ中に街の人たちが「浜ちゃーん!」とか言ってるのに対し浜田さんが手を振り返したり、普通のロケ番組ならカットされるような部分がけっこう使われています。リアルなんです。あとタイトルの「ごぶごぶ」という名のとおり浜田さんと東野さんの関係もごぶごぶ、タレントとスタッフの関係もごぶごぶの立場でお送りする……ということらしいのです。しかし、浜田さんが番組が用意していたロケを嫌がり、用意していた観光バスとかもコスト度外視でおじゃんにするなどしています(笑)。スタッフの慌てようなどすごいリアルだなと思い、なぜか見てしまう番組なのです。(大阪府/男性/28歳)○毎週火曜日23:50~24:55/出演:浜田雅功、東野幸治■『アグレッシブですけど、何か?』広島ホームテレビ(広島県)広島ホームテレビで2007年4月から放送されている人気番組です。MCのギャラが視聴率変動制(1%=11,111円)だったり、制作費を増やすのに競馬の1点賭けをしたりと、面白い企画ばかりです。地方局制作ながら、今日本で一番攻めているバラエティー番組じゃないでしょうか? 人気があるので、番販によって放送エリアを増やし、千葉放送テレビでもネットされ、関東上陸を果たしています!(広島県/男性/34歳)○毎週水曜日24:15~24:45/出演:中島尚樹■『二畳半レコード』:福島中央テレビ(福島県)福島で土曜日の深夜にやっている『ニ畳半レコード』という番組が面白いです!(福島県/男性/21歳)○毎週土曜日24:50~25:05/出演:藤井敬之、岩間克人、いしばしさちこ■『スマイルスタジアムNST』:新潟総合テレビ(新潟県)NSTが土曜日夕方6時から生放送でやっている県内情報番組です。有名人が舞台などの宣伝によく来ます。注目はアナウンサーの中田エミリーのアゴとガタイの良さです。(新潟県/男性/18歳)○毎週土曜日18:00~18:54/出演:中田エミリー、飛田厚史、横内美紗■『ヤンごとなき』:UX新潟テレビ(新潟県)UX新潟が木曜日深夜にやっている公開収録バラエティー番組です。AV男優と元AV女優みたいな見た目のMCがコンビニ弁当やV系バンドとコラボしたりしながら新潟のサブカルチャーを掘り下げようという番組です。(新潟県/男性/30歳)○毎週木曜日24:20~24:50放送/出演:ヤン、すぎはら美里■『週刊山崎くん』:RKK熊本放送(熊本県)地元の商店街をブラブラしたり、温泉、グルメ情報などを扱う地元ベッタリ番組ですが、なぜかまったりと見てしますのです。もう20年近くやってるんですよ。(熊本県/女性/22歳)○毎週水曜日19:00~19:53/出演:大田黒浩一、柿木綾乃■『若っ人ランド』:テレビ熊本(熊本県)高校生やティーン向けの、スタジオトークありロケありのバラエティー番組があります。なかなか頑張ってますよ。(熊本県/男性/27歳)○毎週土曜日16:30~17:25/出演:高村公平、緒方由美、田代彩華、城戸貴宏、林田雪菜■『ひーぷー☆ホップ』:沖縄テレビ(沖縄県)これは「ラジオ沖縄」の人気DJであり、『劇団O.Z.E』の頭として脚本、演出、舞台美術などを手がける真栄平仁の冠番組です。内容はラジオからスピンアウトさせたテレビ番組で、視聴者へお題を投げかけ、投稿された内容をトークでつなげる。また、県内で話題のスポットなどもトークで紹介もします。サブで地元のお笑い芸人がいて、その掛け合いも地元民ならではの内容で笑いを誘います。番組中、ほぼトークで行う、まさにラジオのような流れですが、土曜日の夕方6時という時間帯ですでに3年くらい続いています。人気のコーナーとして・オキナワ☆爆笑伝説:視聴者からの投稿された面白いメールの紹介・ひーぷー☆大辞典:「○○とは」というテーマを決め、ウチナーグチ(沖縄方言)の辞典を作っていくコーナーなどがあります。普通、テレビだと視聴者との距離感がありますが、ラジオのように視聴者との距離感が小さく、親しみやすいイメージがある番組です。(沖縄県/男性/35歳)○毎週土曜日18:00~18:55/出演:ひーぷー(真栄平 仁)、こきざみインディアン(さーねー、もーりー)、前田ロマーシア(高橋モータース@dcp)
2013年02月09日漫画家・真鍋昌平氏の同名コミックを基にした、妻夫木聡主演の映画『スマグラー おまえの未来を運べ』が、22日(土)から公開になるのを前に、石井克人監督がインタビューに応じた。その他の写真本作は、役者になるという夢に破れ、自堕落な生活をおくっていた若者・砧涼介(妻夫木)が、儲け話に乗ってしまったことから多額の借金を抱えることになり、借金を返済するために危険な荷物の運搬と処理を行うスマグラー(smuggler=密輸業者、密入出者の意)に身を投じる物語。「漫画自体が映画的な構成だから、すごくよく出来ていて面白い。漫画にある程度忠実にやれば、映画として絶対面白くなると思い、漫画を元に脚本を書いた」という石井監督は、本作で取り組んだ新たな試みについてアクションシーンを挙げる。「『REDLINE』で、割とアクションの合間にスローを入れていて、それが結構面白いなと思っていたので、アクションシーンをスローで撮りました。背骨のアクションは、すごい早いのが特徴で、5人を5秒で殺しちゃうって人。でも、5秒で終わったら面白くないし、早くて訳が分からない。スローの世界で彼がどうやって動いているのかっていうのを、まず最初に克明に見せたいなって思いましたね」と明かし、「映画は1か月で撮影したんですが、アクションシーンに2週間かけました。4つくらい大きいアクションシーンがあるんですが、その4つで2週間。で、ドラマシーンが2週間。1ヶ月で600時間働くみたいな(笑) 過去の全仕事の中で、一番働きましたね!」とも語った。また、主演の妻夫木について「意外に主人公の砧みたいじゃなくて、大人っぽいというかしっかりした人。だからちょっと砧役はどうかなって思いはあったんですが、やってみたら意外とドンピシャでした」と話したほか、本作で強烈な印象を放つ河島役を演じた高嶋政宏について「高嶋さん自身、河島役を演じるにあたり、色々と調べてくれていましたし、「河島は任せます」と(笑) 高嶋さんは『もう、この役は僕にピッタリなんですよ』ってずっと言ってました(笑) 動きや表情、コスチュームまで、ほぼ全部高嶋さんのアイデアですね!」と笑顔で答えてくれた。『スマグラー おまえの未来を運べ』10月22日(土)全国ロードショー※高嶋政宏の「高」は、正しくは「はしご高」になります。(c)真鍋昌平・講談社/2011「スマグラー」製作委員会
2011年10月19日エンターテインメント性豊かな演出が国内外から高く評価されている石井克人監督の最新作『スマグラーおまえの未来を運べ』の完成披露試写会が9月22日(木)、東京・新宿バルト9で開催され、石井監督を始め、妻夫木聡、永瀬正敏、松雪泰子、安藤政信、高嶋政宏、我修院達也、テイ龍進という豪華キャスト陣が舞台挨拶を行った。妻夫木さんは長年、石井監督とのタッグを待ち望んでいたといい「もう最高ですね!今回はオファーをいただいた瞬間に『やる』と決めました。とにかく五感で感じてもらえれば…。スカッとしますが、観終わったらご飯は食べづらい映画かも」とアピール。一方の石井監督は「基本、アクションエンターテインメントですが、ある種ホラー。心の準備をしてもらえれば」と意味深に語った。主人公は妻夫木さん演じるフリーターの涼介。誘われるままに儲け話に乗り、逆に多額の借金を背負ったために“日給5万円”という危険な裏稼業に手を染める。“スマグラー”と呼ばれるその仕事は、死体の運搬処理だった。たった一度のミスすら命取りになる、死と隣り合わせの世界に飛び込んだ涼介の身にさらなるトラブルが襲いかかり…。原作は「闇金ウシジマくん」(小学館刊)で知られる漫画家・真鍋昌平の初期の連載作品「SMUGGLER(スマグラー)」。妻夫木さんは「冒頭は『こいつ、ダメだなぁ』という第一印象を抱いてもらいたかったので、役作りはとにかく不摂生すること。毎日眠らずダラダラ過ごして、食事のバランスも悪くしました。おかげでいい具合に顔がむくんで(笑)」と仰天エピソードを披露。スマグラーのリーダー的存在を演じる永瀬さんとは10年来の友人ながら、今回が初めての本格的な共演で「やっと実現できてうれしいですね」と大喜び。一方の永瀬さんも「ずっと努力を見てきたので、感慨深いですね」と少し照れくさそうだった。松雪さんはゴスロリファッションに身を包む闇社会の便利屋の社長・山岡役で「楽しませていただきました」とご満悦。また、妻夫木さんと安藤さんは『69 sixty nine』以来の共演で「妻夫木とはいい関係ができていたので、『今回もいい映画にしようぜ』的なメールを送った」(安藤さん)、「してないでしょ!」(妻夫木さん)と丁々発止のやり取りで会場を沸かせた。高嶋さんは妻夫木さんを相手に、拷問シーンを怪演!「妻夫木さんの表情がいいんですよ〜。だから僕もどんどんのめり込んで、遠慮せずバンバンやらせていただいた」と妻夫木さんにホレボレ(!?)していた。『スマグラーおまえの未来を運べ』は10月22日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。■関連作品:スマグラーおまえの未来を運べ 2011年10月22日より全国にて公開© 真鍋昌平・講談社/2011「スマグラーおまえの未来を運べ」製作委員会■関連記事:シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第18回)“理想の上司”俳優は?ヴェネチア、モントリオールにトロント…世界の映画祭での邦画の奮闘に期待!妻夫木永瀬正敏と本格初共演長年の絆で「拷問シーンもクリアできた」妻夫木、永瀬、満島らで漫画「スマグラー」映画化!松雪泰子のゴスロリ姿も!
2011年09月22日