現在放送中の主演ドラマ「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」も話題の窪田正孝が、三池崇史監督最新作『初恋』で主演を務めていることが分かった。本作は、コメディタッチのものからバイオレンス、ホラーまで様々な作品を生み出し続ける三池監督初のラブストーリーで原作のないオリジナル作品。カンヌ国際映画祭2019「監督週間」に選出され、『FIRST LOVE』の英題が付けられている。主演を務めるのは、放送中の「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」で天才的診療放射線技師を演じ、また新たな一面を見せる窪田さん。今後も『Diner ダイナー』や『東京喰種トーキョーグール【S】』、連続テレビ小説「エール」と続々と出演作の公開&放送が控えている。本作では、そんな窪田さんが扮する希有の才能を持つプロボクサー・葛城レオが、負けるはずのない相手との試合でKO負けを喫したことから、人生の歯車が一気に狂い、アンダーグラウンドの世界で巻き起こる人生で最高に濃密な一晩を描いていく。三池監督とは「ケータイ捜査官7」以来約10年ぶりのタッグとなる窪田さん。そのオーディションで監督と初対面したそうで、当時をふり返り「現場で監督が演出する1カット1カットがとにかく面白くて、その魅力に、その空間にしがみついて役を生きていたいと当時感じたのを思い出しました」と語る。そして「再び、三池ワールドに帰ってくる機会をもらえて本当に嬉しかった」と今回の出演を喜び、「挑戦してみたかったボクサー役。もう一度、面と向かって監督とセッションできたのは本当に幸せな時間でした」と明かしている。またカンヌ映画祭は2年ぶり7回目、「監督週間」には4年ぶり3回目の選出となる三池監督は「初めて撮ったラブストーリーがカンヌに選ばれた。幸せです。バイオレンスよ、さらば!!」とコメントしている。『初恋』は2020年、公開予定。(cinemacafe.net)
2019年04月26日カンヌ国際映画祭2019「監督週間」に選出された三池崇史監督最新作『初恋』(英題:FIRST LOVE)が、2020年に公開されることが26日、明らかになった。窪田正孝が主演を務める。同作は、希有の才能を持つプロボクサー・葛城レオ(窪田)が、負けるはずのない相手との試合でKO負けを喫したことから、人生の歯車が一気に狂い、アンダーグラウンドの世界で巻き起こる人生で最高に濃密な一晩を描く。窪田と三池監督は『ケータイ捜査官7』以来約10年ぶりのタッグに。世界各国の映画祭の常連である三池監督だが、カンヌ映画祭は2年ぶり7回目、「監督週間」には4年ぶり3回目の選出となる。同作は東映配給により全国で公開される。○三池崇史監督コメント初めて撮ったラブストーリーがカンヌに選ばれた。幸せです。バイオレンスよ、さらば!!○窪田正孝コメントケータイ捜査官7のオーディションで三池監督と初対面してから約10年が経ちます。現場で監督が演出する1カット1カットがとにかく面白くて、その魅力に、その空間にしがみついて役を生きていたいと当時感じたのを思い出しました。再び、三池ワールドに帰ってくる機会をもらえて本当に嬉しかったです。挑戦してみたかったボクサー役。もう一度、面と向かって監督とセッションできたのは本当に幸せな時間でした。今作がカンヌ国際映画祭「監督週間」にも選出され、三池さんにまた新しい世界を魅せてもらえた気がします。本当に底知れない人間的魅力、チカラ、器が三池監督にはあるのだと思います。話してると普通の大阪のオッサンなのに。笑映画 『初恋』ぜひ、よろしくお願い致します。
2019年04月26日●起用俳優の出演作を観ない理由映画『無限の住人』(公開中)の主演に木村拓哉を起用した三池崇史監督は、2月に行われた完成報告会見で、木村の起用についてこう言い放った。「キャスティングは運命」であると。三池監督にとっての木村は「直感」で、「それがありき」の話だったという。運命的なものを結びつけていくのが自分の仕事。そう語る監督にすごくロマンを感じたものの、ふと疑問が湧いた。集客にも影響する配役は、何よりも慎重に進められるはずの人事。協議を重ねて決まっていくものではないのか。「僕が思ったとか、誰かが決めたということではなくて、沙村(広明)先生が19年間描かれたことと"木村拓哉"という生き方をしてきた人間が引き合って、そこにわれわれが巻き込まれた」と三池監督。果たしてこれらの真意とは。これまで手掛けた作品の俳優を振り返りながら、「三池崇史のキャスティング論」を語り尽くしてもらった。○噂話と世間話を信じる――会見での「キャスティングは運命である」という言葉が印象的でした。以前から思っていたことだったんですか?そうですね。そもそも評判というのは「情報」でしかないんですが、現場で世間話している中でも自然と耳に届くこともあります。それらがすべて正解かどうかは別なんですが、今の若いヤツらにどんな役者がいるかという新人発掘のチャンスになります。役者を見極めるのは、すごく大変なこと。だから、できるだけ無関心でいるようにしています。すると、プロデューサーから「彼いいですよ」と言われたり、役者からも「あいつ、すごいんですよ」と聞こえてくる。後日、作品の打ち合わせで、誰かがポロッとその名前を言うと、フワッと引っ掛かるんです。噂話がきっかけとなって、作品へとつながります。そこで出演作を観てジャッジするんじゃなくて、名前を出した人の立場からの「面白い」を信じることが大事。だいたいこういう流れで、「彼でいきましょう」となります。――それでも作品を観て確認しておかないと不安になることはないんですか。いえ。今までそうやって、「確認」のために作品を観たことは1度もありません。「こういうキャストがいるから観てほしい」とたくさん作品をいただくんですけど。類似作品の参考にすることもない。プロデューサーや出資サイドからすると研究しておきたいんでしょうけど、僕は1本も観たことない。○自分の作品を見返すのは引退後――日頃から舞台などで情報を仕入れている監督もいると思いますが、それとは真逆なんですね。エンターテイメントは、「客」として接しないと。われわれは、楽しむためにやっているわけで。今は映画をほとんど観ません。高校生の時に一番観ていたかな。助監督になってからは映画なんか観に行く時間ないですから。それに心の余裕もない。テレビドラマもやったことがありますが、自分の作った作品をテレビで観たこともないです。一度も。録画して観ようという熱さもない。DVDなどで観返したこともない。そういう欲求はもう少し後で来るんだろうなという気がしています。映画を撮らなくなって、孫がある程度大きくなった時に、「どうよ?」みたいな(笑)。客として楽しみなのは、だいぶ先になりますが『パシフィック・リム2』ぐらいですかね。初日のオールナイトで、ビールをしこたま買って観るんです(笑)。●山田孝之と綾野剛の起用秘話――観客として楽しむんですね。そうですね。自分の作品でいえば、映画を作って監督として現場を楽しむ。苦行になっちゃうのはイヤなんですよね。真剣にはなるんですけど、どこか余裕がないと。何か失敗しても、「努力してこなくてこれだけやれたからよかったじゃん」みたいな逃げ場というか。なんか、どこか「気楽さ」を残しておきたいんですよね。○『クローズZERO』を断りに来た山田孝之――小栗旬さん、藤原竜也さん、山田孝之さん、綾野剛さんなど、監督が抜てきしてきた俳優は、その後出演作が増え続けています。彼らも運命的に巡り会ったんですか?そうですね。山田孝之と最初に会ったのは、彼が断りに来た時ですからね。『クローズZERO』という作品だったんですが、それまで不良役をやったことがなかった。だって、『電車男』ですよ(笑)? 引きこもりだったり、シャイだったり。そんな役が多かった。本人としてはそれでいいと思ってないんですけど、立ち回りの経験もなかったせいか、「俺には無理です」と断りに来ました。マネージャーを通してだと申し訳ないと思ったらしいです。ただ、その目が完全にイッちゃってたんで、「その目なら全然大丈夫だよ」と伝えました。何にも心配ない。不良にだっていろんな不良がいますからね。引きこもりだっている。アクションの練習を小栗旬とはじめると、最初は猫パンチしか打てないんですよ。それはそうですよね。そんなことやったことないわけですから。ところが、インするまでの1カ月、そしてインしてからの1カ月で急速に覚醒するんです。バッスンバッスンの殴り合いができるようになる。普通のアクションの人間より、ずっとうまくなる。芝居としてもつかみ、肉体にも基礎的な筋肉がしっかりつく。その後の山田孝之の役の幅はどんどん広がって。もう、ひっちゃかめっちゃか。すごく面白い俳優です。○「人間であれば、みんな役者」――そういう運命的な巡り会いで、「あれ? ちょっと違うな」という違和感みたいなものを感じたことはないんですか?あまり、ないですね。「こいつ偽物」「使いものにならない」ということは今まで一度もない。綾野剛なんて、今のようにメジャー映画にバンバン出る前だったんじゃないかな。彼とは『クローズZERO II』でした。キャスティング担当が個人的に事務所の社長から勧められて気に入っていたそうなんです。なんとか映画に出させたかったんでしょうね。出資している会社のプロデューサーには「監督がどうしても使いたいと言っていた」と伝え、僕にはその逆を。両方に嘘をついて、「プロデューサーがそう言うんだったらいいんじゃない?」「監督がそう言うんだったらいいんじゃない?」と言わせた(笑)。実際に使ってみるとすごく面白い役者だった。あの時に騙されてなかったら、彼とは出会ってなかったでしょうね。自分の感覚や思いだけに頼るんじゃなくて、時には騙されてみてもいいんじゃないですか? 俳優としての才能を見極めるのは確かにものすごくデリケートなことなのかもしれませんが、世の中のどんな人間だって何かを演じているんです。みんな素の自分をそのまま出さずに、人から見られることを考えて「自分のあるべき姿」みたいなものを演じている。無防備にそのままの自分をさらけ出している人間なんて、一人もいないわけですよ。ファッションにしても好みはあるだろうけど、「こんな風に見てもらいたい」という演技の1つ。髪型にしても何にしても。人間であれば、みんな役者なんですよね。
2017年05月16日世界にその名を轟かせる三池崇史監督。2016年1月、京都で三池監督は映画『無限の住人』の撮影に挑んでいた。不老不死の肉体を持つ“傷だらけの侍”万次役として、現場の中心に力強く立っていたのは木村拓哉だ。彼と万次は「似ている」と、シンクロ具合にうなる三池監督。撮影が進むにつれて肌で感じたのは、「ひとつひとつに全力」という彼のまっすぐな姿勢だという。現場の三池監督を訪ね、「木村拓哉のスター性」について話を聞いた。原作は、圧倒的な画力と斬新な殺陣描写により話題を呼んだカリスマ的人気コミック。不老不死の肉体を持つ侍・万次が、両親を殺された少女・凛(杉咲花)の用心棒となって、仇討ちのための戦いに身を投じる姿を描く。撮影が敢行されていたのは、寒さ厳しい冬の京都。突き抜けるような青空、ピンと張りつめた緊張感のなか、三池監督の「OK!」の声がこだまする。記者が見学した日は、死屍累々が折り重なる壮絶な場で、万次と天津(福士蒼汰)が対峙するクライマックスが撮影されていた。木村さんと福士さんのスピーディーで、迫力満点のアクション。2人のにらみ合いは熱く、美しく、見ているこちらをゾクリとさせるものだった。不老不死の存在感、アクションを具現化する能力、色気、本作の哲学を支えることができ人物として、「万次役に木村拓哉を」と強く望んだのは、三池監督自身だ。三池監督は「似ていますよ。運命的な役だと思う」と木村さんと万次が、「リンクする」と話す。「こういう運命的なものと出会っていく強さが、木村さんにはある。日本で唯一のスーパースターと言える人物ですよね。万次は、誰も知らない闇の世界に生きているヤツだけれど、もし万次もジャニーズに入っていたら結構、いい線行ったんじゃないかな(笑)」。木村さんとのタッグは、「エンターテインメントを作っている人間としては、夢」と目を輝かせる。「当然ですが、毎朝木村さんが現場に来ますよね。来たよ! 万次、暴れているよ! 昼飯食っているよ! と思ったり。僕の母親も『いよいよあんた、木村拓哉と!?』とびっくりしていますからね」と楽しそうに笑い、「そうやって、80いくつのおばあちゃんでもすごいと思う人。そういう人間と作っていけるというのは、うれしいことです」。木村さんを「スーパースター」と評した三池監督だが、「コツコツなんだと思う。ひとつひとつに全力」と何事にも真摯に取り組む姿勢こそ、そのスター性を保つ秘訣だと感じたそう。万次は片目を失っている男であるため、木村さんは特殊メイクを施して、片目をふさいでいる。その片目での演技からも、三池監督は木村さんのひたむきさをひしひしと感じられたと言う。片目での撮影の大変さは、想像以上だろう。三池監督は「メイクをして目をつぶすとなると、朝5時半くらいから仕度をして夜中まで、ご飯を食べるときも含めてずっと、片目でいることになるわけです。普通、そんなの発狂しますよ! しかも立ち回りもあるから、距離感もわからなくて、危ない。普通に考えたら絶対に無理だよね」と考えられないことだと話す。「映画的な話をすると、後ろ姿のシーンもあるから、目が開いていても大丈夫なカットもあるわけです。でも木村さんは、片目をふさぐことを選んだ。『万次はそうだから』とどこか自分を抑え込むようにね。『実際に動いた時に、目が開いてしまうからふさぐ』とも言っていましたね。すごいなと思いましたよ」と感心しきり。「それに条件の悪いところで、足袋も履かずにずっと裸足でいるでしょう。ズタズタになりながら! 驚きですよ。素晴らしいと思います」と原作をリスペクトし、万次の見た目も完璧を目指した木村さんを絶賛する。万次は、斬られても斬られても、何度でも這い上がり、守るべき者のために戦い続ける。『無限の住人』の公開は2017年春。木村拓哉が体現する、悲しいほどの“強さ”を持った万次がスクリーンに登場するのが、いまから待ち遠しくて仕方ない。『無限の住人』は2017年4月29日(土・祝)より公開。(text:cinemacafe.net)
2016年11月30日荒木飛呂彦による人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」が東宝とワーナー・ブラザース共同製作で『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第1章』として、三池崇史監督×主演・山崎賢人で映画化されることが発表された。9月28日(水)に発表会見が行われ、三池監督監督、山崎さんをはじめ、共演の神木隆之介、小松奈菜、岡田将生、真剣佑、山田孝之、伊勢谷友介が出席した。こちらの作品に関しては、報道陣に対して記者会見における発表まで完全に秘密にされており「東宝株式会社×ワーナー ブラザース ジャパン合同会社 超大型邦画企画発表」とだけ伝えられていたが、ここ数年、ネットなどでずっと実写映画化がうわさされていた超人気漫画の実写化が実現することになった。「ジョジョの奇妙な冒険」は1987年より週刊少年ジャンプにて連載が開始され、現在「第8部」が連載中で、単行本は117巻、累計発行部数は9,000万部を数える。不思議な能力を持ったジョースター家とその宿敵・ディオの血脈をめぐる何代にも及ぶ戦いが軸となっている。今回、映画化されるのは、原作の中でも高い人気を誇る「第4部」。原作では杜王町を舞台に、“スタンド(幽波紋)”と呼ばれる、守護霊のような特殊能力を持つ高校生の東方仗助、友人の広瀬康一らの戦いと日常が展開する。役柄は主人公の東方仗助を山崎さん、その友人の広瀬康一を神木さんが演じ、小松さんは山岸由花子、岡田さんは仗助らが出会う、冷酷無比な男・虹村形兆、その弟の億泰を真剣佑さんが演じる。また、杜王町に巣食う殺人鬼・アンジェロこと片桐安十郎を山田さん、シリーズきっての人気キャラクターで、最強のスタンド使いと言われ、主人公の仗助を導く空条承太郎を伊勢谷さんが演じる。このほか、仗助の母・朋子を観月ありさ、仗助の祖父・良平を國村隼が演じることも併せて発表された。原作は第4部だけでもかなり長く、今回の劇場版では「第1章」とタイトルについているが、今後、さらなる続編も見据えた作品作りになるという。撮影は、まもなく開始される予定。原作では杜王町のモデルは、荒木飛呂彦の出身地の仙台とされているが、今回、海を渡りスペインのシッチェスにて大部分の撮影が行われることになるという。『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第1章』は2017年夏公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月28日監督・三池崇史×主演・木村拓哉で、世界も視野に入れているという規格外アクション・エンターテイメント『無限の住人』の公開日が、2017年のゴールデンウィークに決定。沙村広明による原作コミックも新装版が発売され、描き下ろしビジュアルが採用されていることが分かった。原作は、2012年まで「月刊アフタヌーン」(講談社刊)にて連載され、その圧倒的な画力と斬新な殺陣描写により“時代劇”というジャンルを超えたと話題を呼び、累計発行部数750万部突破を誇るカリスマコミック。1997年に「第1回文化庁メディア芸術祭」マンガ部門優秀賞、2000年には英語版が「アイズナー賞」最優秀国際作品部門を受賞した。アイズナー賞は、米カリフォルニア州サン・ディエゴで毎年開催されるコミコン・インターナショナルで発表される最も権威あるコミック賞の1つで、“漫画のアカデミー賞”とも呼ばれ、手塚治虫、大友克洋、浦沢直樹など名だたる作家に先んじての受賞となり、当時も大きな話題に。現在までに世界22の国と地域で刊行され、根強い人気を博している。その原作に挑むのは、2010年の『十三人の刺客』がベネチア国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、2013年『藁の楯 わらのたて』がカンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品されるなど、海外ファンも多い三池監督。そして木村さんが演じるのは、不死身の体を持つ主人公の剣士・万次。「面倒くせぇ」が口癖だが、頼りがいのある男で、全てを失った少女・浅野凜の用心棒を引き受けることに。ただ生きるだけだった万次と凜の壮絶な仇討ちを描き出していく。新装版カバーとなった原作の第1巻では、主人公・万次とヒロイン・浅野凜、2人を付け狙う剣客集団・逸刀流の黒衣鯖人(くろい・さばと)、閑馬永空(くろい・さばと)の姿がとらえられている。第2巻では、逸刀流当主・天津影久(あのつ・かげひさ)率いる、乙橘槇絵(おとのたちばな・まきえ)、川上新夜(かわかみ・あらや)の姿が、第3巻では、無骸流の百琳(ひゃくりん)、尺良(しら)、偽一(ぎいち)の躍動感あふれる姿が描かれている。現在、明らかになっている出演キャストは、木村さんのみ。今後、豪華キャスト陣の発表を控えており、誰がどのキャラクターを演じるのか、期待が高まる。『無限の住人』は2017年、ゴールデンウィークに全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月23日伊藤英明、武井咲、山下智久、山田孝之、小栗旬ら豪華なキャストで、異常進化した“あの虫”との壮大なバトルを描く『テラフォーマーズ』。本作で、三池崇史監督自ら、史上最強・最悪の敵“テラフォーマー”を熱演してみせたという大規模CG制作の舞台裏写真が解禁となった。“虫をもって虫を制す”――。高い身体能力と、素手で人を引きちぎるほどの腕力、そして高熱にも耐え、痛覚もない。人を敵視し、無意味に襲いかかってくる…かなり“ヤバイ”アイツ。そんな火星で異常進化を遂げた“人型昆虫”テラフォーマーと、本多博士(小栗旬)によって日本から送り込まれた小町小吉(伊藤英明)たちが、それぞれ強力な虫の特性を駆使して壮絶なバトルを繰り広げる本作。今回解禁となったメイキング写真で、そのテラフォーマーのモーションキャプチャー・アクターを、ほかならぬ三池監督が自ら担当したことが明かされた。「テラフォーマーがまさにそこにいるような質感と動き」と、こだわりの点を語るのは、『妖怪大戦争』や『ヤッターマン』『クローズZERO』など三池監督作品でタッグを組み、本作では要となる莫大な数のCGを担当したVFXスーパーバイザーの太田垣香織。本作には、CGの総カット数だけで872カットもあるとか!また、一番肝心なテラフォーマーの動きに関して、三池監督は「スーツアクターにて演技をつけるより、自分の頭の中の動きを自分でやったほうが早いと思ったんです。それにプロがCGをつけたほうが、よりリアルに思い描いたものが作れると」と、種明かしをコメント。『ヤッターマン』のメカ&キャラクターデザインや、「THE NEXT GENERATION パトレイバー」シリーズのレイバーイメージデザインなどを務め、本作ではテラフォーマーリファインを手がけた寺田克也は、「原作は敢えていじらず、Gのテラテラ感を出すこと」とコンセプトを明かしており、CG班と見事な連携をとり、狙い通りの“テラテラ感”を実現させることに成功。その完成度に太鼓判を押している。なお、火星の特殊な状況、苔が生えている場所を作るために、日本映画で初めてアイスランドで実景撮影を実施。 空や大地などアイスランド各所で撮影した素材をもとにCG加工を施し、撮影が敢行されたという。圧倒的な火星の風景、おびただしい数のテラフォーマーのウェーブアタック、そしてバトルシーンなど、映画全体のクオリティを根底から支える、質感となめらかな動き、インパクト絶大のCG表現にもぜひ注目してみて。『テラフォーマーズ』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年05月01日沙村広明のコミック『無限の住人』が、木村拓哉主演、三池崇史監督で映画化されることが決定した。不老不死の肉体をもつ主人公が両親を殺された少女と共に剣客集団に戦いを挑む姿を描いた異色時代劇だ。その他の情報/『無限の住人』が実写映画化原作は1993年から2002年まで月刊アフタヌーンに連載された同名コミックで、江戸時代の日本を舞台に、不老不死の肉体をもつ主人公・万次が、剣客集団・逸刀流に両親を殺されて復讐を誓う少女・浅野凜と共に逸刀流との戦いに身を投じる姿を描いたもの。「今回参加するにあたって三池崇史さんという存在が大きかった」という木村は「映画監督に求められるというのは役者にとって最もありがたいことなので『三池崇史監督が僕のことを要してくださった』という事実に、自分の中でなんかざわめいた、という気持ちがありました」とコメント。「監督もプロデューサーも目線の先に海外を意識しているなと感じましたし、僕自身もヨーロッパはじめ海外の方々にも観ていただけたらと思っていますが、まずはしっかり演じることだと思っています。あとは、三池監督がアクションにしてもドラマにしても、三池監督のエンターテイメントにしてくれるので、もちろん自分の“個”はありますけど、現場では監督の求める“素材のひとつ”だと思うので、共演者、スタッフと集中して現場に臨みたいと思います」と意気込みを語っている。日本だけでなく海外にも熱狂的なファンの多い三池監督はこれまでも数々のコミックを実写化し、活劇、時代劇も手がけてきたが、本作は特別な作品なようで「昭和と平成を串刺しにするスーパースター・木村拓哉を用心棒(主人公の万次)につけた我ら映画界の逸刀流・三池組は世界最強である。これはそういう映画です」と語っている。撮影は11月から開始され、2017年にワーナー・ブラザースの配給で公開になる。『無限の住人』2017年 全国ロードショー
2015年10月05日世界22か国の地域で刊行され、人気を博しているカリスマコミック「無限の住人」が、『悪の教典』『テラフォーマーズ』の三池崇史監督によって実写映画化されることが決定。併せて不老不死の肉体を持つ、主人公・万次を木村拓哉が演じることが明らかになった。原作は、1993年から2012年に「月刊アフタヌーン」(講談社)で連載され、単行本(全30巻)の累計発行部数は約500万部を記録した沙村広明による同名コミック。その圧倒的な画力と斬新な殺陣描写により“時代劇”というジャンルを超え、一躍剣客アクションコミックとして話題を呼んだ。舞台は江戸時代の日本。“百人斬り”の威名を持つ伝説の侍・万次は唯一の肉親である妹を眼前で殺され、自らも満身創痍で仇を討つ。そこに謎の老婆が現れ「そう死に急ぐこともなかろう」と不老不死の肉体を与えられ、無限の命を生きることになる…。剣客集団・逸刀流に両親を殺され、実家の剣術道場を潰された少女・浅野凜が仇討ちを遂げるため、万次に用心棒を依頼する。依頼を受けた万次は、凜と共に逸刀流との戦いに身を投じることになる――。本作は、主人公・万次が“不老不死の肉体を持つ”という点から、実写映画化の企画は何度となく持ち上がるも、なかなか実現に至らなかったが、今回、国内外で高く評価を得ている三池監督によってようやく実現に至った。今回主人公・万次を演じるのは、「ロングバケーション」(フジテレビ)「アイムホーム」(テレビ朝日)、『HERO』など数々のドラマや映画に出演し高視聴率男とも称される木村拓哉。時代劇映画としては2006年に公開され興行収入41億円を記録した『武士の一分』(山田洋次監督)以来約10年ぶりの主演となる。初タッグとなる三池監督と木村さんのケミストリーに注目したい。<以下、キャスト&スタッフコメント>■木村拓哉(万次役)今回参加するにあたって三池崇史さんという存在が大きかったですし、映画監督が映画を撮りたいという前提で自分を欲してくれたということが一番大きかったです。映画監督に求められるというのは役者にとって最もありがたいことなので、「三池崇史監督が僕のことを要してくださった」という事実に、自分の中でなんかざわめいた、という気持ちがありました。原作は、僕自身、好きな世界観ですし、万次を「死ねない」と考えるか、「不死身」ととるかは一線上にあるものだと思います。原作にある「死なない」ことと「死ねない」ということの向き合いについては、今回の脚本にも描かれているので、そこをどう体現するのか、監督が求めるものがどこなのか、頭でっかちにならずに現場を体感しながら演じたいと思います。監督もプロデューサーも目線の先に海外を意識しているなと感じましたし、僕自身もヨーロッパはじめ海外の方々にも観ていただけたらと思っていますが、まずはしっかり演じることだと思っています。あとは、三池監督がアクションにしてもドラマにしても、三池監督のエンターテイメントにしてくれるので、もちろん自分の“個”はありますけど、現場では監督の求める“素材のひとつ”だと思うので、共演者、スタッフと集中して現場に臨みたいと思います。■三池崇史監督昭和と平成を串刺しにするスーパースター・木村拓哉を用心棒(主人公の万次)につけた我ら映画界の逸刀流・三池組は世界最強である。これはそういう映画です。■沙村広明(原作者)原作は22年前に始まった自分の処女連載作品なので、いま読み返せば至らぬ点が山のようにありますが、映画がそれらをフォローし、かつ映画ならではの醍醐味を様々に付加していただければ幸いです。大好きな監督さんと日本最高峰の主演、才能ある様々なキャストとスタッフの力を借り、『無限の住人』に再び命が吹き込まれるのを心から楽しみにしています。『無限の住人』は2017年、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2015年10月05日鬼才・三池崇史監督が木内一裕の人気小説を映画化し、大ヒットしたサスペンス・アクション『藁の楯 わらのたて』。この度、日本テレビは、株式会社All Nippon Entertainment Works(以下ANEW)及び、 クリス&ポール・ワイツ兄弟率いる映画製作会社Depth of Field(以下DOF)と共同で、大ヒット作『藁の楯 わらのたて』のハリウッド・リメイクの開発に着手したことが明らかになった。プロデューサーを務めるのは本作のプロデューサーである日本テレビの北島直明氏と、『アバウト・ア・ボーイ』『シンデレラ』などを手掛けたDOFのクリス・ワイツ氏、アンドリュー・ミアーノ氏、ダン・バルゴイェン氏。脚本は『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』『エンド・オブ・ホワイトハウス』のクレイトン・ローゼンバーガーとカトリン・ベネディクト夫妻が手掛ける。オリジナル映画『藁の楯』は「BE-BOP-HIGHSCHOOL」シリーズで知られる漫画家の木内一裕氏の小説家デビュー作品を、三池崇史監督が映画化したサスペンス・アクション。10億円の懸賞金をかけられた殺人犯を護送することになった5人の刑事たちの緊迫した戦いを、大沢たかお、松嶋菜々子、藤原竜也、山崎努ほか豪華キャストで描き、興収18.3億円と国内で大ヒット。2013年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門に公式選出された。ハリウッドでの映画化に先駆け、2016年1月16日には原作小説『藁の楯』の英語翻訳版が全世界でVertical社より出版される予定。作者の木内さんは、「今回決定した脚本家の選定から、ど派手なアクション映画になることは間違いないでしょう。アメリカとは国情も大きく異なるため、ハリウッド版の映画では全く展開の違うストーリーになることと思いますが、原作者としては小説『藁の楯』のテーマを重視し、新たな物語に反映していただけることを期待しています。そしてこのプロジェクトが、私の小説と新たな読者との出会いの機会になってくれることを願っています」とコメント。日本テレビの北島プロデューサーは、「日本国内での製作当初から、本作のスケール感・テーマ性は世界でも通用する可能性を確信していた」と語り、さらにハリウッド・リメイクのオファーが殺到する中で「ANEWとDOFとの共同開発プロジェクト内容が具体的で、実現性が一番高いと思いました。そして、ANEWの日本スタッフ、USスタッフや、DOFのワイツ氏、ミアーノ氏、バルゴイェン氏の『藁の楯』に対する強い熱意を感じた事がパートナーに選ばせて頂いた最大の理由」と、今回の企画開発に期待を寄せている。DOFのクリス・ワイツ氏は、「原作で最も印象深かったのが、アクション・サスペンスが基盤の作品でありながら、モラルを厳しく追求する物語だという点です。法と正義のグレーゾーン、そして殺人犯の人権について分析をした作品です。そこには、簡単な答えはありません。私たちは、観客が『自分だったらどうする?』と議論をしながら劇場を後にすることを目指したいと思います」とリメイク作品への意気込みを語った。また、ダン・バルゴイェン氏は、「北島さんをはじめとする日本テレビとANEWのみなさんとご一緒できて嬉しいです。最高のパートナー関係を築いていきます」と語っている。ANEWのアンマリー・ベイリー氏も、「三池崇史監督の映画は緊張感にあふれ、アクション満載で、冒頭から観客の心をわし掴みにするものでした。その作品を基に、有能な脚本家のローゼンバーガー氏とベネディクト氏、そして実績のあるDOFが加わり、大ヒットリメイクを生み出す要素が揃ったと言えます」と抱負を述べた。本作の公開は2017年の秋を予定。(cinemacafe.net)■関連作品:藁の楯 わらのたて 2013年4月26日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 木内一裕/講談社 (C) 2013映画「藁の楯」製作委員会
2015年08月26日東京・南青山の老舗ビジュアル洋書店・嶋田洋書(東京都港区南青山5-5-25T-PLACE1階A103)が、今年の9月23日をもって閉店することを発表。それに伴い、8月5日から閉店日までの50日間にわたり「完全閉店セール」を実施する。南青山に店舗を構えて50年を迎える嶋田洋書だが、その節目となる今年、運営主体の嶋田株式会社は洋書事業の撤退を決定した。同店で取り扱いのある欧米アジアから直輸入した書籍は、ファッション、デザイン、アート、建築、音楽、ウェディング、テキスタイル、料理、絵本など様々なジャンルに及び、その奥行きのある圧倒的な品揃えからこれまで多くのファンに愛されてきた。FASHION HEADLINEでも毎週火曜日に【嶋田洋書オススメBOOK】として多彩な書籍を紹介する連載企画を行っており、多くの読者に向けて新しい視点を得るきっかけ作りを提供していた。今回、そんな多くのファンに向けて行われるロングラン大感謝セールは、連載でも登場した嶋田洋書のおすすめを始めとする書籍の数々を、手頃な価格で手に入れることのできるまたとない機会。営業時間は11時から20時。なお、セール実施前の現在も謝恩値引きを行っており、一部品切れも発生しているため早めに足を運んでほしい。
2015年07月30日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週火曜日は、東京・南青山に店舗を構えるビジュアル洋書店・嶋田洋書(東京都港区南青山5-5-25T-PLACE1階A103)がオススメする書籍を紹介します。■『DRESSING FOR THE DARK』ケイト・ヤング(KATE YOUNG)トップスタイリスト、ケイト・ヤングによる、映画やパーティで女優たちが着こなした象徴的なイブニングドレスを紹介した一冊。エリザベス・テイラーの白いシルクのコットンドレスから、ジュリア・ロバーツの真っ赤なガウン、キーラ・ナイトレイの華奢なエメラルドグリーンのドレス、デコルテや手足を美しく見せるニコール・キッドマンのブラックドレス、グレース・ケリーの愛らしいピンクのクチュールドレス、ナタリー・ポートマンが着るメタリックで透け感のあるドレス、はたまたキリリとしたタキシードスタイルや、レースや刺繍の施された優雅なナイトガウンまで、女性たちを美しく際立たせるドレスの数々を写真豊富にガイドしている。フォーマル、セクシー、フェミニン、豪華…様々なスタイル実例とセレブリティ達の言葉が満載。夏の夜のパーティの参考にしてみてはいかがだろうか。【書籍情報】『DRESSING FOR THE DARK』編者:KATE YOUNG出版社:ASSOULINE社言語:英語ソフトカバー/143ページ/280×195×20mm発刊:2014年価格:7,880円■編集部からのお知らせ青山に店舗を構えて50年を迎える嶋田洋書が、9月23日に閉店することが発表されました。それに伴い、毎週火曜日に連載しておりました【嶋田洋書オススメBOOK】は今回を以て終了します。これまでのご愛読、誠にありがとうございました。なお、嶋田洋書では、閉店当日まで50日間にわたる「完全閉店セール」が開催される。
2015年07月28日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週火曜日は、東京・南青山に店舗を構えるビジュアル洋書店・嶋田洋書(東京都港区南青山5-5-25T-PLACE1階A103)がオススメする書籍を紹介します。■『FOOD PLAYER』Wang Shaoqiang食べ物を使ったり、モチーフにして作られた面白フードデザイン特集。世界中のアーティストやデザイナーが生み出した、“食”にまつわる斬新なデザイン作品を100点以上、写真を豊富に使って紹介している本書。食べ物を模ったジュエリー、家具、傘などのプロダクトデザインや、ユニークな形のアイスクリームやキャンディー、アルファベット型のチョコレート、トーストでできた肖像画、ラザニア生地のレシピ本、食べられる付箋“EAT-IT”、剥がして飲める茶葉カレンダーなどなど。食べ物の可能性が広がる、あっと驚く創造的なフードアートが満載だ。【書籍情報】『FOOD PLAYER』編者:Wang Shaoqiang出版社:PAGE ONE社言語:英語ソフトカバー/256ページ/230×185×20mm発刊:2014年価格:6,510円
2015年07月21日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週火曜日は、東京・南青山に店舗を構えるビジュアル洋書店・嶋田洋書(東京都港区南青山5-5-25T-PLACE1階A103)がオススメする書籍を紹介します。■『ON BEER AND FOOD』THOMAS HORNE他世界のビールと、それぞれに合う料理のレシピを紹介した写真豊富な「ビール&フード」ガイド。ビールのテイストやアロマ、注いだり飲んだりと五感を使って楽しむ方法、食べ物との相性などのビール情報を始め、種類豊富なビールをそれぞれ解説し、各ビールにぴったりな料理レシピを合わせて、分かりやすいイラストや図、美しい配置の写真と共に紹介。エールビールとフィッシュ・アンド・チップス、ベルギートリペルとローストチキン、スタウトと牡蠣、デュンケルヴァイツェンとソーセージなどのベストマッチの組み合わせを掲載し、見ているだけで食欲が湧き、ビールが飲みたくなる本書。ビールをさらに美味しくしてくれること間違いなしの1冊だ。【書籍情報】『ON BEER AND FOOD』著者:THOMAS HORNE他出版社:GESTALTEN社言語:英語ハードカバー/168ページ/265×220×25mm発刊:2015年価格:5,530円
2015年07月14日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週火曜日は、東京・南青山に店舗を構えるビジュアル洋書店・嶋田洋書(東京都港区南青山5-5-25T-PLACE1階A103)がオススメする書籍を紹介します。■『PAULA PRYKE WEDDING FLOWERS』ポーラ・プライク(PAULA PRYKE)ロンドンを拠点として世界的に活躍するフラワーアーティスト、ポーラ・プライクによる、ウェディングのためのフラワーアレンジメントガイド。挙式・披露宴会場のデコレーション、ブーケ、ブートニア、ガーデンやケーキの装飾まで、美しく多彩なアレンジメント実例を写真を豊富に使って紹介。バラやラン、ダリア、チューリップなど、ウエディング向けの花の種類についても解説している。テーブルデコレーションやインテリアの参考にもなる、色とりどりにアレンジされた花々の写真が満載で、見ていて心が癒される1冊だ。【書籍情報】『PAULA PRYKE WEDDING FLOWERS』著者:PAULA PRYKE出版社:PAGEONE社言語:英語ハードカバー/248ページ/280×220×25mm発刊:2015年価格:6,400円
2015年07月07日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週火曜日は、東京・南青山に店舗を構えるビジュアル洋書店・嶋田洋書(東京都港区南青山5-5-25T-PLACE1階A103)がオススメする書籍を紹介します。■『THE JOURNEY:THE FINE ART OF TRAVELLING BY TRAIN』GESTALTENヨーロッパから、アジア、アメリカ、アフリカ、オセアニアまで、世界の5大陸で注目されている上質な鉄道の旅を40件以上、豊富な写真と解説で紹介。パリとイスタンブールを結ぶ豪華列車・オリエント急行を始め、いつかは乗ってみたい憧れの鉄道が満載だ。日本からは、2013年に運行を開始し予約が殺到した高級寝台列車「ななつ星in九州」、東北地方の復興支援で運行が再開された蒸気機関車「SL銀河」が紹介されている。歴史やサービス、客室インテリア、車窓から見える美しい風景と旅路の距離と時間まで、ページを捲りながらじっくりとビジュアルツアーを楽しむことができる、旅行好きや鉄道ファン必見の1冊となっている。【書籍情報】『THE JOURNEY:THE FINE ART OF TRAVELLING BY TRAIN』著者:GESTALTEN出版社:GESTALTEN社言語:英語ハードカバー/272ページ/305×250×30mm発刊:2015年価格:7,970円
2015年06月30日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週火曜日は、東京・南青山に店舗を構えるビジュアル洋書店・嶋田洋書(東京都港区南青山5-5-25T-PLACE1階A103)がオススメする書籍を紹介します。■『THE FILM LOVER’S PARIS』BARBARA BOESPFLUG、BEATRICE BILLONパリで撮影された映画のロケ地を巡る、ユニークなパリガイド。本書では、『アメリ』や『ツーリスト』、『ビフォア・サンセット』、『ミッドナイト・イン・パリ』、『PARISーパリー』などの映画の舞台として使用された、実際に存在するレストランやカフェ、ホテル、店舗などを、写真と解説、エリア別のマップやアドレス付きで101件を一挙に紹介。観てきた映画を思い出しながら楽しむもよし、パリ旅行の参考資料にもよし、興味を持ったロケ地を辿った後に映画を観てみるもよし......。映画と現実のパリとの繋がりを様々な形で味わうことができる1冊となっている。それぞれの映画予告編などの情報にアクセスできる、携帯電話向けのQRコード付き。映画好きならぜひ訪れてみたい、お洒落なスポットが満載だ。【書籍情報】『THE FILM LOVER’S PARIS』著者:BARBARA BOESPFLUG、BEATRICE BILLON出版社:CHENE社言語:英語ソフトカバー/224ページ/210×150×20mm発刊:2013年価格:3,050円
2015年06月23日三池崇史監督の最新作『極道大戦争』の初日舞台挨拶が6月20日(土)、東京・TOHOシネマズ新宿で行われ、市原隼人、成海璃子、リリー・フランキー、高島礼子、青柳翔(劇団EXILE)、でんでん、坂口茉琴が登壇した。三池監督が原点回帰と位置づけた、渾身の完全オリジナルストーリーを映画化。“ヤクザヴァンパイア”に噛まれたら、誰もがヤクザになってしまうという衝撃の極道エンターテイメントで、第68回カンヌ国際映画祭「監督週間」での公式上映でも大旋風を巻き起こした。この日は新作の撮影を理由に、三池監督は残念ながら欠席。その穴を埋めようと(!?)、市原さんらキャスト陣は、本作の“ハチャメチャ”な世界観について言いたい放題だった。「クレイジーでぶっ飛んだ作品。すべてがオリジナルというのも本当にすごい」と市原さん。ヒロインを演じる成海さんは「台本を読んでも、何が何やらで、すごく混乱しました。でも、この祭りには参加したいなと思った」と笑顔を見せた。「よく分からない…でも面白い!ぜひ感性で楽しんで」(高島さん)、「深く考えるのはやめようと思った」(青柳さん)、「台本を読んで、これ準備稿だと思った(笑)。よくこんな企画が通ったな」(でんでんさん)、「まるで刺激的な絵本みたい」(坂口さん)と、やはり唯一無比な三池ワールドに圧倒されたようだ。いちばん“舌”好調だったのがリリーさんで、「イカれている」「この映画が公開されるなんて思っていなかった」「現場では“R-28”くらいの描写も。これ、誰が観られるの?と思った」とリリーさん流の賛辞を贈っていた。『極道大戦争』は全国で公開中。北米を始め、世界21か国での公開が決定している。(text:cinemacafe.net)■関連作品:極道大戦争 2015年6月20日より TOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開(C) 2015「極道大戦争」製作委員会
2015年06月20日「おぉっ、マジか?」。市原隼人が出演のオファーを快諾したと聞いて、三池崇史監督は驚愕した。オファー出した本人が驚くっておかしいだろっ!とツッコミたいところだが、なぜか納得してしまう。そして市原さんは、自らが主演を務め、完成したこの映画をこんな言葉で評する。「これまでの映画、これから先に公開される映画、その全てが“過去”になってしまうような新たなジャンルの映画だと思います」。ここまでで『極道大戦争』がどれくらいブッ飛んだ映画なのか十分に想像がつくと思う。一応、どんな映画なのかを説明するとタイトルの通り、やくざ映画である。だが、出てくるのはただのやくざではない。“ヤクザヴァンパイア”である。彼らに噛まれると、カタギの人間もやくざになってしまう。そして街には(文字通り)血に飢えたヤクザヴァンパイアがあふれる…。もちろん、原作小説などない。こんな、とんでもない話を思いつき、実際に映画にしてしまうのは三池監督だけだ。そこに市原さんは一寸の迷いもなく飛び乗った。そして撮影を、現場を心の底から楽しんだ。セオリーも常識も超えた戦場に身を投じる、やんちゃな男たちに話を聞いた。人気漫画やベストセラー小説の映画化が主体の邦画界にあって、本作の始まりは、三池監督によると「飲み屋での無駄話」だという。そんな奇跡のような本作が成立したという事実について監督は感慨と意義を口にする。「いま、ヒットしそうだから映画を作るとかそういう流れ、見る側というより、われわれ作る側のモヤモヤっとしたところ――そんな闇に向かってデカい石を思いっきり、筋肉が切れてもいいやって感じで、全力で投げた快感があった。そういう快感が意外とエンターテイメントの観客に必要なんじゃないかと思うんです。なかなかいま、闇に向かって石投げるのは歓迎されないけど(笑)」。ちなみに出てくるのはヤクザヴァンパイアだけではない。最強のKAERUくん、カッパなどワケのわからないものだらけなのだが…。市原さんはそんな奇想天外なストーリー展開に驚きつつ「演じていて繊細な感情と大胆な部分と凄い振り幅を持ってるんです。お客さんにとってもいろんな見方ができる作品だと思う」とその魅力を語る。特に、演じる上で印象深かったのは『ザ・レイド』でその名をとどろかせたインドネシアが誇るアクション俳優ヤヤン・ルヒアンとの1対1のアクション。「楽しかったですね。(ヤヤンさんは)もう、目が獲物を狩るような感じで(笑)。アクショントレーニングに始まって、息遣いやモーションを確認し合っていくんですけど、三池組って“生もの”だから、どんどん変わっていくんです。そうした中でのアクションはすごく刺激的でした。撮影中も次にどうなって、何が来るのかわからない楽しみがあって、子供の頃に『あそこには行っちゃダメ』と言われている場所に毎日、通っているような気分でした」。三池監督と市原さんのタッグは『神様のパズル』以来、実に7年ぶり。だが、三池監督が前作の頃から抱いてきた市原さんの印象は、7年を経ても何ら変わることはなかった。「とんがっているところは相変わらずで、その鋭さは変わらないままにより太くなったと思う。何かの覚悟を決めたんだな、この人は…という印象がある。役者というのは仕事が来れば役者だし、逆に自分が乗り気じゃなくてもやらなければいけなかったり、いろんな要素があるワイルドな生き方だと思いますそこで、どっちかを選んだり、何かを選ばないといけない時があるけど、それを全くあきらめずに『おれはこうなんだ』という強いものを持ってる。でもね、それは7年前からあったよね。役作りについて何を言われても『役作り?自分はしないんで』って言えちゃってた(笑)。そこはカッコいいと思うし、この先も変わらないんだろうなって思う」。さらに三池監督は、市原さんの“素顔”について、ハリウッドのあの名優を引き合いにこんな言葉も漏らす。「意外とね、市原隼人って役としての人間は知ってても、彼自身はどこか別の国のやんちゃな王子様って感じで実態がつかめないの。タイプは違うけど、同じ匂いを感じるのがデ・ニーロ。よくこの世界でああいう生き方していけるなと思いますよ」。そんな三池監督の言葉に「いやいやいや」とかぶりを振りつつ、市原さんは「職人でいたいんです」と自身の俳優という仕事へのスタンスを口にする。「芝居で会話したいし、現場で遊びたい。現場が終わってからじゃなくて。やらされるのは嫌だし、そういう人を見るのも好きじゃないんです」。決して多くを言葉で語ろうとはしないが、そのひと言ひと言に信念が見える。「物の捉え方が多少変わってくるし、それは必ず芝居の中にも出てくると思います。知識も増えていろんなことが見えてくると、裏ではこんな風に物事が動いているのか、こう進んでいるのか、というのが分かってくる。その中で、変に芝居をしなくていいのかな?気持ちだけそこにあればいいのかな?と思えてくるようになりましたね。基本的なことは変わらないし、がむしゃらでいたい。誰がおっしゃっていたか忘れてしまいましたが『努力はしてないけど、ポイントを押さえてきただけだ』と。それがなかなかできないんですが、そうなれたらいいなと思いつつ、年食っている最中です」。三池監督は「この映画がこんな風になったのはおれのせいじゃないよ。市原隼人がスタッフ全員を、映画を加速させたから(笑)」とおどけつつ「ひとつだけ絶対に真実として言えるのは、現場に何十人といる中で、彼が一番集中してるということ。一瞬がもったいない、真剣に生きないと…という迫力がある」と市原さんを称え、そしてこんな思いをも口にする。「いま、みんながイメージしてる“自由”というものがずいぶん小さい気がするんです。自分が自由でいられる場で自由でいようとしているような感じがして、自分が作り手となったことで、下に若い人たちが来るけど、迫力や熱を感じないんです。実際、30代の面白そうな監督がゴロゴロ出てこないといけないのに『極道大戦争』を撮ってもまだ次のオファーが来るからね(笑)。個人的に嬉しいことだけど、大丈夫かよ?とも思っちゃう。ガツガツ来る下からの熱があるからこそもっとやれるのになぁ…とも感じます」。それは若い世代に向けての叱咤激励であると同時に54歳の己を鼓舞するための刃でもある。「周りからとやかく言われなくなったら終わりが近いのかなって思います。そういう意味でカズ(=三浦知良)に学ぶことって多いです。あの張本(勲/野球評論家)さんとのやり取り(※張本氏の『もうおやめなさい』という引退勧告にカズは『“もっと活躍しろ”って言われているんだなと思う。光栄です』と返した)は本音だと思うんです。非難されることで悔しさも出てくる。あのTVでのひと言が意図せずしてカズにゴールを量産させる――そんな結果が起きてほしい。映画監督って守りに入りがちで、作品のイメージで“そういう監督”と見られがちで、それは単なる虚像なんだけど、でもいつのまにかそれが理想の生き方みたいになっちゃってる。そうやって“ポジション”“ブランド”を築いた瞬間に終わりは始まってるんです。だから、黒澤明が晩年に『ゴジラ』を撮ったらよかったんだけど(笑)、それはなかなかできないんですよ。その存在を知らしめるような代表作を超える作品を撮れる監督ってなかなかいない。イーストウッドくらいが唯一、異様な気配を持って常識を崩してる。そういうことをなんとなく考えてしまう年齢ですね。いまだに企画会議で三池崇史が土俵に上がる。ありがたいと思いつつ、ヤバい感触を持っています」。50代半ばの鬼才の原点回帰、それに呼応し見事なまでに踊り狂う若き才能の咆哮をとくと味わってほしい。(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:極道大戦争 2015年6月20日より TOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開(C) 2015「極道大戦争」製作委員会
2015年06月19日『極道大戦争』の三池崇史監督が、先日、最新作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のPRのため来日したジョージ・ミラー監督と夢の初対談を実施。オーストラリアからハリウッド映画の頂点まで昇りつめたミラー監督と、日本から世界に挑み続ける三池監督。互いにエンターテイメント性と作家性を併せ持ち、アクション映画への“原点回帰”となった2人の最新作は同日公開でもあることから、日米の“映画屋”のガチンコ対決が実現した。本年度の第56回カンヌ国際映画祭に、この最新作がそろって出品された2人。伝説のヴァイオレンス・アクションシリーズが30年ぶりに復活したミラー監督の『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は、トム・ハーディを主演に迎え、文字通り全編にわたってノンストップでリアル・アクションが展開する超大作。一方、ヤクザ・ヴァンパイアの壮絶な戦いが繰り広げられる三池監督の『極道大戦争』は、監督デビューから4半世紀を経て原点となる“Vシネマ・スピリッツ”を、市原隼人主演で甦らせたアクション大作だ。共に超低予算アクション映画からキャリアをスタートさせた2人が、お互いの原点となるアクションにこだわり抜いた新作をメジャー大作として完成させたこの2作は、奇しくも、今週末6月20日(土)に同日公開される。「若いころにすごく影響を受けた」という『マッドマックス』シリーズ直撃世代の三池監督は、シリーズを作り上げたミラー監督に刺激を受けてきたそうで、「ミラーさんとお会いして話せるのがとても光栄。そんな繋がりが生まれるのが、映画の持つ力だと感じる」と言う。だが、対談の席に現れたミラー監督は、まず三池監督が手にしたマッドマックス仕様にカスタマイズされたカエルのぬいぐるみに興味津々。それは、『極道大戦争』に登場する“現代の怪物にして世界最強のテロリスト”と呼ばれる謎のキャラクター。ミラー監督から「なんて名前だ、コイツは?」と尋ねられた三池監督が、「“KAERUくん”です」と紹介すると、「ミスター・フロッグ!?ファンタスティック!!」と、すっかり気に入った様子。『ベイブ/都会に行く』『ハッピーフィート』などでキュートな子ブタやペンギンを主人公に映画を作ってきたミラー監督の「ミスター・フロッグのアイデアはどこから生まれたんだ?」という質問に、三池監督は「日本には“ゆるキャラ”というのがありまして…」と、KAERUくんの原点となった“ゆるキャラ”について説明を始める一幕もあった。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』をすでに観たという三池監督は、「今回マックスを演じたトム・ハーディにしか出せない空気、カッコよさが出ているなと思いました。『座頭市』みたいな日本映画的美学を持っていて、それは監督やハーディの『マックスってなんだ?』という疑問への答えなんだと思います。ため息が漏れました」と絶賛を惜しまない。だが、続いて「実は僕もトム・ハーディと一緒に仕事をする予定だったんです…」と、三池監督から意外な告白が飛び出した。だが、クランクイン直前になってキャンセルになったことから、「それで、何かやろうと思って作ったのが『極道大戦争』なんです」と明かした。「そうか、どうりでミスター・フロッグがトム・ハーディに似てると思ったよ(笑)」と、ユーモアたっぷりに返して周囲を爆笑させるミラー監督。そして、アクション映画への原点回帰、同日公開という2作の共通点を聞かされると、「一緒じゃないか!」と、さらに頬を緩ませた。三池監督は、「新作の『マッドマックス』には痺れましたよ。こんなに面白い映画がキャリアを重ねても作れるものなんだなと思いました。普通は衰えていくものなんですけど、よりヤバくなってる」と興奮気味。「僕ら映画を作る人間からすると、『マッドマックス』を観てしまうと、世界中の映画人は“作れない理由”を状況のせいにできなくなったなと思いました。『作るか、作らないかだけ。それはアナタの問題だ』と、ミラーさんから突きつけられたような気がしたんです」と語った。すると、ミラー監督も「1週間前にスティーブン・スピルバーグから電話をもらって、いま、三池監督が言ったようなことを彼もすごく興奮しながら言ってたんだ。私もスピルバーグを始め、ロバート・ロドリゲスやJ・J・エイブラムスといったアメリカのフィルムメーカーからエネルギーをもらって、もっと映画を作りたいという気持ちになったからな」と明かしてくれた。『極道大戦争』の撮影では、「体は30代の頃のようにはいかない」と弱音を見せることもあった54歳の三池監督。だが、70歳で『マッドマックス』を作り上げたミラー監督を前に「言い訳できないなと思いましたね。やるか、やらないかだけですよ。言い訳を考えてるヒマがあったら、ローバジェットでもいいからもう1回、一から作れっていうことですよね。映画を作る人間に色んなことを教えてくれるのが『マッドマックス』です」と語る。映画との戦い方について熱い言葉が交わされた後、三池監督が「映画の中で、僕にもできる演出が一つだけありました」と告げる。「どこだい?」と興味深そうな顔で尋ねるミラー監督の前で、おもむろに頭の後ろに手をやり、劇中でマックスが顔に取り付けられた鉄仮面を外そうと、ヤスリで懸命に擦る仕草をやって見せる。「あのカシャカシャカシャってやつです」。「ハハハハ!!あれは最初から脚本にあった設定なんだが、マックスは自由になるために脱出しようとしているので、いつもああやってるのさ」とミラー監督。「ヤスリさえあれば、僕の映画でもできる(笑)。あれ以外は、とても自分には撮れませんが」と三池監督が謙遜すると、「三池監督ならほかのシーンも撮れるさ!」とミラー監督は力強く語った。また、それぞれが特別上映と監督週間での上映となったカンヌ映画祭では、三池監督が新作の撮影のため渡航できなかったことから、お詫びの思いをこめて着物姿で女装したカードが配られたが、それをミラー監督にもプレゼント。あ然としながらカードを見つめたミラー監督は、しばらくの沈黙の後、「とっても綺麗だよ」と優しく声をかけていた。長年のキャリアを重ねてきた映画監督同士が、映画を通じて送り合うエール。固い握手を交わして対談を終えた三池監督は、ミラー監督の印象を「KAERUくんのことを聞いてきたり、好奇心の塊みたいな人でした。そのエネルギーがすごいなと思いましたね。自然体でカッコいい人ですよ」と、さらなる刺激を受けた様子。これまでもハリウッドでの企画を検討してきた三池監督にとって、オーストラリアからハリウッドへと進出して成功をおさめ、そしていま再び新生『マッドマックス』を撮ったミラー監督の存在こそ、「狂気を感じますよ(笑)」。全く異なる土壌から生まれながら奇妙な縁を感じさせる2人の原点回帰。同日に公開される2本の映画は、世界で最もマッドなアクションが凝縮された映画の進化形となりそうだ。『極道大戦争』は6月20日(土)より全国にて公開。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は6月20日(土)より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マッドマックス 怒りのデス・ロード 2015年6月20日より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開(C) 2015 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED極道大戦争 2015年6月20日より TOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開(C) 2015「極道大戦争」製作委員会
2015年06月19日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週火曜日は、東京・南青山に店舗を構えるビジュアル洋書店・嶋田洋書(東京都港区南青山5-5-25T-PLACE1階A103)がオススメする書籍を紹介します。■『ORIGINAL MAN』パトリック・グラント(PATRICK GRANT)時代の英雄からアーティスト、スポーツ選手、自由人、スタイリストまで、自分に忠実に活動し、その考えと言葉で世界に影響を与えた男性80名以上のライフストーリーを収録。今なお多くの人々を魅了し続ける奇才アンディ・ウォーホルや、人種差別に対して果敢に抗議し、人々を奮起させたマルコムX、コメディアンから映画監督と何役もこなし、批判されながらも自分のアートを貫いてきた北野武、音楽とファッションに新たな潮流を生み、ロックンロールで多くの若者をで熱狂させたエルヴィス・プレスリー、不屈のリーダーシップで戦時下のイギリスを守ったウィンストン・チャーチル、『ヴォーグ(VOGUE)』誌を代表する革新的なファッション写真家ノーマン・パーキンソンなど、己の道をまっすぐ頑固に進んだ男たちの唯一無二の生き方が語られており、自分らしく生きるとは何か?を教えてくれる本書。人生で迷った時にページを開いて読めば、勇気と力が湧いてきそうな1冊だ。【書籍情報】『ORIGINAL MAN』著者:PATRICK GRANT出版社:GESTALTEN社言語:英語ハードカバー/285ページ/265×215×35mm発刊:2014年価格:5,530円
2015年06月16日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週火曜日は、東京・南青山に店舗を構えるビジュアル洋書店・嶋田洋書(東京都港区南青山5-5-25T-PLACE1階A103)がオススメする書籍を紹介します。■「THE STYLISH LIFE GOLF」Christian Chensvoldゴルフの総本山とされるスコットランドから熱帯アイランドまで、世界のファッショナブルなゴルフ場での写真を豊富に収録したビジュアルブック。紳士のスポーツとして知られるゴルフは、その一流な経歴のプレイヤー、特有のドレスコード、フレンドリーな雰囲気で、社交界や産業界のトップ、著名なセレブたちの心を掴み、リラックスできる娯楽として人気を集め世界へ広がっていった。本書では、その敷居の高さから通常簡単にはお目にかかれない世界中の素晴らしいゴルフコース、映画俳優などを含むスタイリッシュなプレイヤー達の姿を、1800年代から現代までの豊富なビジュアルイメージで見て楽しむことができる。ゴルフの歴史やロケーション、大会だけでなく、プレイヤーの多彩なファッション、政治家や俳優などの著名人がゴルフを楽しむ様子、ゴルフに関連したアートやデザインなども紹介しており、ゴルフの愛好家やプレッピーファッション好きの方へのギフトに最適の1冊だ。この他、同じくスポーツをビジュアルで紹介した「The Stylish Life」のシリーズで、テニス、ヨット、サッカーの取り扱いも有り。【書籍情報】「THE STYLISH LIFE GOLF」著者:Christian Chensvold出版社:teNeues社言語:英語ハードカバー/176ページ/290×230×20mm発刊:2005年価格:6,780円
2015年06月09日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週火曜日は、東京・南青山に店舗を構えるビジュアル洋書店・嶋田洋書(東京都港区南青山5-5-25T-PLACE1階A103)がオススメする書籍を紹介します。■「BRIGITTE BARDOT」オディール・ペラード(Odile Perrard)その美貌とファッションセンス、そして自由な言動で世界中の注目を集め、「BB(ベベ)」の愛称で親しまれた女優、ブリジット・バルドーの素顔を捉えた写真を多数収録した1冊。幼少時代の写真から、デビュー前の若き日のBB、カンヌ映画祭でドレスアップしたカット、サントロぺやコートダジュールの浜辺を散歩する様子、映画撮影中のカット、夫婦でのツーショットや友人達と自宅でくつろいでいる写真まで、「セクシー」「奔放」「おしゃれ」というキーワードで語られることの多いBBの多彩な表情を見ることができる。フラットシューズやサングラス、スカーフやヘアバンドといったアイテムをアクセントとした、参考にしたいファッションも見所。序文のジャン・コクトーを始め、彼女と親交のあった女優や監督、作家達からの言葉やコメントも多数収録した、BBの魅力たっぷりの写真集です。【書籍情報】「BRIGITTE BARDOT」著者:Odile Perrard出版社:Editions E.P.A言語:フランス語ハードカバー/208ページ/320×250×25mm発刊:2005年価格:9,060円
2015年06月02日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週火曜日は、東京・南青山に店舗を構えるビジュアル洋書店・嶋田洋書(東京都港区南青山5-5-25T-PLACE1階A103)がオススメする書籍を紹介します。■「BEFORE THEY PASS AWAY」ジミー・ネルソン(JIMMY NELSON)グローバリゼーションが加速する現代において、古くから継承する文化や習慣を守り続ける世界各地の少数民族を、イギリス人写真家ジミー・ネルソンが撮影してまとめた貴重なタイトル。モンゴルの山岳地帯を周遊するカザフ族から、仮面や装飾的な衣装を身に着けたパプアニューギニアの農耕民族、ニュージーランドの先住民マオリ族、土で身体を飾るナミビアのヒンバ族やケニアのサンブル族、ジャンプ力で有名なタンザニアのマサイ族まで、自然と共に今を生きる20の民族たちの生の姿を美しいポートレイト写真で紹介。それぞれの民族の起源と伝統文化、信仰、生活、食事に関する解説付き。今日のファッションの固定観念と日常から解き放たれて、人間の本来の生き方を見ることができる清々しい1冊。本書は、「German Photo Book Award 2014」でゴールド賞を受賞している。【書籍情報】「BEFORE THEY PASS AWAY」著者:JIMMY NELSON出版社:teNeues言語:英語、フランス語、ドイツ語併記ハードカバー/424ページ/380×300×55mm発刊:2013年価格:2万1,760円
2015年05月26日三池崇史監督が22日(現地時間21日)、フランス・カンヌで開催されている第68回カンヌ国際映画祭にサプライズ動画で出演し、"極妻"仕様の女装姿を披露した。この動画は、三池監督がメガホンをとった映画『極道大戦争』(6月20日公開)が同映画祭の監督週間に正式招待されたことを受け、現地での公式上映に合わせて公開されたもの。今回、三池監督はスケジュールが合わず映画祭に出席できなかったため、映画祭と世界の映画ファンへ向けて、サプライズメッセージを用意した。黒の留め袖に女カツラとメイクという、「極道の妻たち」シリーズに出てきそうな女装姿で、番傘と「たかし」の名入りのちょうちんを携えた監督は、「お集まりの皆さん、こんばんは。監督の三池崇史です。今日は極道大戦争にお集まりいただき、本当にうれしく思います」とあいさつ。「本来ならば、そちらにいってごあいさつしなければいけないのですが、私、今年のはじめから、富士山の麓で芸者をはじめまして、いろいろ忙しくそちらへ伺うことができません。いよいよ来週はシリコンをいれる予定です」と、シャレを効かせた三池流で映画祭欠席をわびつつ、会場を沸かせた。今回の三池監督の女装メイクを担当したのは、トップモデルのメイクや広告を担当するヘア&メイクアップアーティストの冨沢ノボル氏。映画『へルタースケルター』(2012年)で注目された冨沢氏は、『逆転裁判』(2012年)など三池監督作品にも参加。サプライズ動画でありながら、監督・出演に三池氏、メイク・冨沢氏という豪華なコラボレーションが実現している。映画『極道大戦争』は、三池監督の「この辺で一度原点に戻りたい」という思いのもと、原作なしのオリジナル企画で制作。俳優の市原隼人を主演に迎え、ヤクザヴァンパイアにかみつかれた人間が次々にヤクザ化してしまうという奇想天外なストーリーを作り上げた。(C)2015「極道大戦争」製作委員会
2015年05月22日川瀬直美監督、黒沢清監督、是枝裕和監督と並びカンヌ常連監督の一人である三池崇史監督が原点回帰を果たしたと語る最新作『極道大戦争』。現在開催中の第68回カンヌ国際映画祭「監督週間」から正式招待を受けた本作が日本時間22日午前3時半より公式上映された。映画祭に参加できなかった三池監督の“女芸者”姿がスクリーンに映し出された。噛まれた人間が次々とヤクザにして、ヴァンパイア…“ヤクザヴァンパイア”と化していく街で、尊敬する親分のカタキを討つべく立ち上がるヤクザヴァンパイアの青年の戦いを激しいアクションと共に描き出す。1969年に創設されたカンヌ国際映画祭の併設部門「監督週間」。新しい才能や新人を発掘する一方で、巨匠監督の独創的な作品を上映し、監督の違う側面に焦点をあてるのもこの部門の特徴だ。最近の邦画では園子温監督の『恋の罪』、昨年のカンヌでは高畑勲監督の『かぐや姫の物語』が監督週間でアニメーションとして唯一の選出となり話題を集めた。今回、三池監督が映画祭と世界の映画ファンへ向けて用意した強烈なサプライズメッセージ。黒の留袖に女鬘とメイクという完璧な女装姿で、番傘と“たかし”の名入りのちょうちんを携えた監督は、「お集りの皆さん、こんばんは。監督の三池崇史です。今日は極道大戦争にお集りいただき、本当にうれしく思います。本来ならば、そちらにいってご挨拶しなければいけないのですが、私、今年のはじめから、富士山の麓で芸者をはじめまして、いろいろ忙しくそちらへ伺うことができません。いよいよ来週はシリコンをいれる予定です」 と映画祭への参加が叶わなかったことについて、シャレを効かせた三池流の演出で詫びた。この三池監督の完璧な女装メイクを担当したのは数多のトップモデルや広告を担当するヘア&メイクアップアーティストの冨沢ノボル。映画『ヘルタースケルター』で注目され、三池監督作品にも多数携わっており、異例の豪華アーティストが参加するかたちとなった。公式上映の舞台挨拶は、冒頭の三池監督によるサプライズコメントから始まり、本作で謎の刺客・マッドドックとして登場し、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』への出演も決まっているインドネシア俳優のヤヤン・ルヒアンのほか、謎の刺客として着ぐるみとは思えない壮絶アクションを繰り広げるKAERUくんが登壇し、会場を沸かせた。『極道大戦争』は6月20日(土)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月22日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週火曜日は、東京・南青山に店舗を構えるビジュアル洋書店、嶋田洋書(東京都港区南青山5-5-25T-PLACE1階A103)がオススメする書籍を紹介します。■「THE BEATLES ILLUSTRATED LYRICS」アラン・オルドリッジ(ALAN ALDRIDGE)ビートルズの歌詞をイラスト入りで収録した伝説のタイトル復刻。1960年代の伝説的アイコンであり、今なお世界で愛され続けている英ロックバンド「ザ・ビートルズ(THE BEATLES)」の歌詞を、当時活躍していたデザイナーたちによるイラストやコラージュ作品、写真と共に収録した貴重なタイトルの復刻版(初版は1969年に刊行)。「ビートルズ」のアルバムが人々の耳を魅了したように、目でも楽しめるものを作りたいという想いから、彼らの友人でありデザイナーのアラン・オルドリッジ(Alan Aldridge)が、英国の人気イラストレーターやファンに呼びかけて編纂された。各デザイナーがそれぞれの歌詞をイメージして描いたユニークな作品から、歌には表面だけでは見えない意味が隠れていることもあり、その解釈やイメージのスケールの幅広さをうかがい知ることができる。歌詞は「Can’t Buy Me Love」から「Help!」「Yesterday」「Hey Jude」「Yellow Submarine」「All you Need is Love」「Let It Be」まで、ほぼ全曲を年代順に掲載しており、ビートルズの奥深い歌詞を楽しめるだけでなく、60年代の芸術作品も合わせて堪能できる特別な1冊。1,500部限定で、編者アラン・オルドリッジのサインとシリアルナンバー入り。【書籍情報】「THE BEATLES ILLUSTRATED LYRICS」著者:ALAN ALDRIDGE出版社:OMNIBUS PRESS言語:英語ハードカバー/224ページ/285×223×25mm発刊:2012年価格:8,570円
2015年05月19日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週火曜日は、東京・南青山に店舗を構えるビジュアル洋書店、嶋田洋書(東京都港区南青山5-5-25T-PLACE1階A103)がオススメする書籍を紹介します。■「IRINA WERNING’SBACK TO THE FUTURE」イリーナ・ワーニング(LIRINA WERNING)ブエノスアイレスの女性写真家イリーナ・ワーニングによるポートレート写真プロジェクト「Back To The Future」をまとめて収録したユーモラスな作品集。過去の写真をそのまま現代で再現するとどうなるか?彼女の面白い発想は、世界中から大反響と撮影依頼を得て、これまでに30ヶ国以上で撮影されてきた。本書には、およそ30年の歳月を経て、同じ人物が同じ格好で撮影した写真を、過去の写真と並べて収録している。例えば、表紙は1983年に撮影した少年と、その28年後の青年のポートレート。同じメガネが随分小さくなり、鼻も歯もヒゲも成長しているのが見てとれる。写真の再現は驚くほど忠実で、ぼやけたヴィンテージ感や破れ、写真の形も表現し、同じ服や場所がなければ探したり作ったりしてしまう徹底ぶり。本人は成長しているのに、同じ環境。まるで昔の自分が未来の現代にそのままやって来たかのようだ。過去と現代が生み出したユニークな作品の数々に、人間の成長と写真の面白さを見ることのできる、心奪われる1冊。【書籍情報】「IRINA WERNING’SBACK TO THE FUTURE」著者:LIRINA WERNING出版社:teNeues社言語:英語、独仏西語併記ハードカバー/160ページ/260×210×20mm発刊:2014年価格:6,780円
2015年05月12日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週火曜日は、東京・南青山に店舗を構えるビジュアル洋書店、嶋田洋書(東京都港区南青山5-5-25T-PLACE1階A103)がオススメする書籍を紹介します。■「DRAINSPOTTING: JAPANESE MANHOLE COVERS」レモ・カメロタ(REMO CAMEROTA)各都道府県や地域のオリジナリティがあふれる、日本のマンホールデザインを集めた写真集。当初グラフィティーを撮影するために来日したオーストラリア出身のアーティスト、レモ・カメロタが、多彩なマンホールのデザインにも魅了されて撮影を開始。関東から九州まで、目を引くマンホール蓋の数々を撮りため、厳選したものを収録している。静岡では富士山、京都ではモミジなど、色付けされたカラフルなデザインが満載。いつも気に留めていなかった道や足元に目を向けてみたくなる。国内で唯一のマンホール鉄蓋専業メーカーであり、毎日400枚のマンホール蓋を製造しているという長島鋳物株式会社へのインタビューも紹介した、マンホールについての興味深い知識も得られる1冊。(※版元品切れ中、在庫限り)【書籍情報】「DRAINSPOTTING: JAPANESE MANHOLE COVERS」著者:REMO CAMEROTA出版社:MARK BATTY社言語:英語ハードカバー/96ページ/165×165×15mm発刊:2010年価格:2,100円
2015年05月05日ゴキブリが超進化するという斬新な設定で連載当初から話題となったコミックを、鬼才・三池崇史監督が実写映画化する『テラフォーマーズ』。この度本作の主演・小町小吉役に伊藤英明が務めることが明らかになり、喜びのコメントが到着した。舞台は絶望的人口爆発を迎えた約500年後の地球。そんな中、人類の未来をかけた「火星移住計画」が始まろうとしていた。選ばれし勇者たちと火星で史上最強最悪の敵との戦いを描く。原作は、「このマンガがすごい!2013」オトコ編で第1位、「全国書店員が選んだおすすめコミック2013」では第2位を獲得し、現在12巻まで出版されている人気作だ。今回主演に抜擢されたのは、『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』『悪の教典』『喰女-クイメ-』に出演し、いまや三池組の常連ともいえる伊藤英明。「最初は『火星に行く』という設定があまりにも壮大すぎて一度は断ろうと思ったのですが、監督が三池さんだったことと、原作がとても面白かったこともありこれはぜひやりたいと思いお受けいたしました。三池監督は朝から夜まで寝ずに撮影し、妥協しないので、それがまた始まると思うと…正直嫌ですが(笑)、本当に楽しみです」と意気込みを語った。また、戦いの舞台となる火星には、『プロメテウス』『オブリビオン』『インターステラー』などハリウッド映画のロケ地として注目を集めるアイスランド。日本映画史上、初めて足を踏み入れることになる。以下、キャスト&スタッフコメント■伊藤英明(主演・小町小吉役)衣装合わせや色々な打ち合わせをして、ちょっとずつ形になっていくプロセスが楽しいです。これだけの予算と時間をかけて豪華なキャストで作る映画は滅多にないので、期待と緊張で胸が高まります。原作ファンが多い作品なので、みなさまにどういった感想を持たれるかも気になります。映画の仕事は最後に必ず舞台挨拶があるので、どういう顔で観てもらえるのかそれも想像しながら頑張ります。とにかくいまは“お祭り”が始まるような気持ちでいっぱいです!三池さんには『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』でベネチア国際映画祭、『悪の教典』でローマ国際映画祭と世界の舞台に連れて行ってもらっているので、今回はどこに連れて行ってくれるのか、そして、この映画がどこまで世界に通用するのか楽しみです。■三池崇史監督逆境にこそ伊藤英明は光る。だから史上『最凶の火星』に送り込もうと思っている。故に、この作品は世界で最高に輝く映画になる。作・貴家悠映画化…?できるのか…!?というのが、お話を頂いたときの最初の印象でした。昨今の日本映画界の筋肉不足に僕は一抹の不安を覚えずにはいられなかったのです…。しかしそれは杞憂に終わりました。筋肉は、ありました。熱き魂は、ありました。三池崇史監督、主演の伊藤英明さん、そして製作陣と、昆(むれ)が集まってゆくにつれ、僕の不安はそのまま期待へと変わっていったのです。間違いなく今世紀日本最高峰の筋肉映画となるでしょう…!!映画化…やれます!!画・橘賢一これほど人類を救うのが似合う男がほかにいるでしょうか。屈強な肉体。優しくて力強いその眼差しはまさに小町小吉!スクリーンの中で暴れまわる日本原産オオスズメバチをいまから楽しみにしています!!『テラフォーマーズ』は、5月中旬より撮影開始を予定、2016年に公開される。(text:cinemacafe.net)
2015年05月01日