“人が人を想う気持ち”をテーマに、物語を紡ぎ続ける演劇集団キャラメルボックス。本作は高い人気を誇る時代劇シリーズ『風を継ぐ者』『裏切り御免!』の両方に登場する架空の隊士で、新選組で一番足が速かった男・立川迅助の第三の物語となる。新選組で土方歳三や沖田総司と出会い京都の町を文字通り駆け回った迅助が、今度は慶応4年の江戸を駆け抜けながら物語は進んでいく。歴史上のヒーローではなく、迅助という“普通の人”からの目線は、まさに私たちと同じもの。2年ぶりの時代劇ということもあり、8月6日に開幕した東京・サンシャイン劇場は多くの観客にあふれていた。チケット情報慶応4年。鳥羽伏見の戦いに敗れた新選組は江戸で再起を誓う。だが池田屋騒動の頃の勢いはすっかり陰を潜め、隊士も半減。会計方の三鷹銀太夫(阿部丈二)ら隊士たちは転身すら考え出す始末だ。そんな中、隊士の立川迅助(左東広之)は、かつて剣の稽古をつけてもらった沖田総司(畑中智行)の世話係を土方歳三(三浦剛)から任される。労咳が悪化した沖田は、植木屋のおかみ・とき(岡内美喜子)や下働きのみい(實川貴美子)らに見守られ静養することに。一方、剣の立つ友人・昭島捷平(大内厚雄)の入隊に喜ぶ迅助だったが、昭島が偶然、新政府軍の室戸策太郎(岡田達也)と接触したことで事態は大きく変わり始め……。友情と愛、志と思想、そして理想と現実――。志の違いによって悩みながら幼なじみと袂を分かち合い、かつての敵とも共鳴すれば仲間となるなど、真摯に生きようとすればするほど悩み惑う時代。隊士とはいえ、どこにでもいるような男・迅助も、まさにその問題に直面する。新選組への周囲の視線が徐々に冷めていくなか、「何のために生きているのか」という迅助の問いは、戦うことに己をまっとうしようとする沖田や、己の誠に殉じる土方ら“ヒーロー”たちとは真逆のものだ。だからこそ何を信じ、何を基準に生きればいいのか分からなくなっている私たちに、迅助の想いはストレートに響く。その答えを求めるように、隊の伝令役として江戸の町をひたすら走る迅助の姿に、胸が熱くなってしまうのだ。市井の人々のなにげない日常を、歴史やファンタジーとリンクさせるのはキャラメルボックスの真骨頂。劇中、心の中に沖田の声を聞きながら必死に戦う“普通の人”迅助に、人の意思を受け継ぐことの意味を改めて考えさせられた。公演は8月28日(日)まで、東京・サンシャイン劇場にて上演。9月3日(土)から4日(日)に愛知・名鉄ホールにて、9月10日(土)から18日(日)まで神戸・新神戸オリエンタル劇場にて公演。また、東京公演限定の親子特別チケット、当日引換券(公演前日まで販売)、ステージシーンや貴重なオフショットをフォトカードにしてお届けする『ぴあメモリアルカードサービス(メモカぴあ)』も発売中。
2011年08月08日つい先日、全米でファイナル・シーズンの放映が始まった大ヒット海外ドラマ「LOST」。そのファイナル・シーズンに出演する真田広之が凱旋帰国を果たし、2月8日(月)に本シリーズのプロデューサー、カールトン・キューズと共に都内で開催されたトークセッションに参加した。飛行機の墜落事故から生き延びた48名の南の孤島でのサバイバルに始まり、シーズンを重ねる中で様々な展開を見せてきた本作。ファイナル・シーズンからの出演となる真田さんが演じるのは、物語の重要なカギを握る“テンプルマスター”道厳(DOGEN)。果たしてどのような役柄で、物語はどこへ向かうのか?真田さんは「この作品ほどネタバレが許されない番組もないでしょう。ポロっと何か言ったら撃たれるかもしれないので、今日は防弾チョッキを着てきています」とユーモアたっぷりに挨拶。ちなみに全米での盛り上がりは、放送日と重なる日程で予定されていた、オバマ大統領による一般教書演説が、別の日程に延期されたというから凄まじいのひと言…。プロデューサーのキューズ氏は「道厳はパワフルでカリスマ性のあるキャラクター」と語り、真田さんが役にぴったりであったと力説するが、真田さん自身は「出演は想定外でした」と明かす。また参加するにあたって「日本のカルチャーや政治、宗教といったものに触れるとしたら、どのような描き方をするのか心配だったが、理解とリスペクトが根底にあったので、信じて飛び込んだ」とも。参加前にシーズン5まで一気に鑑賞したということで、「初日の現場はディズニーランドに行った子供みたいでした。『ソーヤーだ!』とか『あ、ケイト!』とかね(笑)」と話す真田さん。この日は、真田さんが登場するシーンの映像が公開されたが、真田さんの記念すべき「LOST」における第一声は「誰だ?」。これについて真田さんは「お客さんからしたら、『お前こそ誰だ?』という感じでしょう…」と笑顔。さらに「最初は道厳は日本語のセリフだけという話だった」というが、徐々に英語のセリフが増えていったそうで「だまされた(苦笑)」とも。このトークセッション中、ネタバレしないようにと話しづらそうな真田さんを尻目に、プロデューサーの方がペラペラと内幕を明かす一幕も。キューズ氏があっさり「道厳はテンプルに、ずっと住んでいたわけではなく」と明かすと、真田さんが「それ、言って良かったんだ!?」と驚いた表情を見せ、会場は笑いに包まれた。この日は、ゲストとして元プロテニスプレイヤーの杉山愛も来場し、2人に花束を贈呈。現役時代から「LOST」のファンだったという杉山さんがキューズ氏に質問…と思いきや、キューズ氏の方が唐突に「ケイトはソーヤーとジャック、どちらを選ぶと思う?」と逆質問。杉山さんが「私としてはソーヤーの方が…」と答えると笑顔で「OK!」と謎の快諾。これに真田さんが「選択肢に道厳が入ってないよ!」と怒りを露わにし、再び会場は笑いに包まれた。「LOST」ファイナル・シーズンはAXNにて5月に第1話がプレミア放送されることが決定。DVDも年内に発売の予定。「LOST」放送情報AXNにてシーズン1〜5全103話連続放送【吹き替え版(二か国語)】2月16日(火)放送スタート※月曜〜金曜連日18:55〜19:50放送【字幕版】2月17日(水)放送スタート※月曜〜金曜連日0:55〜1:50放送公式サイト:■関連作品:LOST [海外TVドラマ]© AXN Japan Inc. All Rights Reserved.■関連記事:シネマカフェ的海外ドラマvol.138謎が謎を呼ぶ…新型サスペンス「フリンジ」“LOST”を取り戻せ!いまさら聞けない「LOST」を5分でおさらい!独占映像も到着ラストに向けて目が離せない!『LOST』オリジナル・ボトルを3名様にプレゼントつるの剛士が興奮ナビゲート!ついに脱出なるか!?「LOST」最新動画が到着「LOST シーズン4」DVD発売!海外ドラマシリーズ特製カレンダーを3名様にプレゼント
2010年02月09日映画『東のエデン』の新ビジュアルを使用した新たなポスターが完成!あわせて、11月28日(土)より公開される『東のエデン劇場版IThe King of Eden』の主題歌がTVシリーズ版のエンディングも担当したschool food punishmentの歌う「light prayer」に決定した。TVシリーズで人気を博し、その続編という形で『東のエデン劇場版IThe King of Eden』、『東のエデン劇場版IIParadise Lost』と2章に分けて公開される本作。これに先駆け、先日よりTVシリーズの再編集版として『東のエデン 総集編Air Communication』が限定上映され、初日には立ち見客が出るほどの異例のヒットを記録している。このたび発表されたポスターには「滝沢朗とは何者なのか?」という文字が躍り、「はちみつとクローバー」などでおなじみの羽海野チカのデザインによる滝沢が微笑みかける。ズバリ、この滝沢の失踪の秘密こそが今度の劇場版の大きなテーマのひとつ。TV版の最終回で再び記憶を消し、姿を消した滝沢はどこへ向かったのか?「俺はずっと、君と一緒に旅した場所にいます」というメッセージの意味は?少女・咲は滝沢を探しにニューヨークへ。そして、日本を救う新たな戦いがいま、幕を開ける――。TV版のエンディングテーマに続いて、神山健治監督直々の指名を受けて『劇場版I』の主題歌を担当することになったschool food punishmentは本作の脚本を読んで、「light prayer」を書き下ろした。ボーカル&ギターの内村友美は「“何が待ち受けていても、目の前で起こることに立ち向かう、その先にしか未来はないし、どんな理不尽な世界でも、それを受け止めた先に、自分にとっての楽園はある”という思いを込めて『light prayer』という曲を作りました。私が感じたイメージが、映画の世界観を少しでも広げることが出来たら嬉しいです」と曲に込めた思いを明かす。「light prayer」は11月25日(水)に発売される。また今後、物語にも登場した“聖地”豊洲の劇場、ユナイテッド・シネマ豊洲では“東のエデン Cafe”が、さらに吉祥寺パルコでは“PARCO CITY×東のエデン プレミアムショップ”がオープン(近日詳細を発表予定)するなど、公開までまだまだ話題を集めそう!『東のエデン劇場版IThe King of Eden』は11月28日(土)より、『東のエデン劇場版IIParadise Lost』は2010年1月9日(土)よりテアトル新宿テアトルダイヤほか全国にて順次公開。■関連作品:東のエデン劇場版IThe King of Eden 2009年11月28日よりテアトル新宿、テアトルダイヤほか全国にて順次公開東のエデン劇場版IIParadise Lost 2010年1月9日よりテアトル新宿、テアトルダイヤほか全国にて順次公開
2009年10月14日