歌手のアリアナ・グランデに英マンチェスターの名誉市民権が与えられる見込みだ。同市議会は、アリアナが自身のコンサート会場で発生し、多数の犠牲者を出したマンチェスター自爆テロ事件後、慈善コンサート「ワン・ラブ・マンチェスター」を企画したことを称え、この名誉を受け取って欲しい意向だという。この新たな栄誉は、市民権を持ってはいないものの、同市に多大な貢献をしたものに与えられるものとして、市議会で現在提案されているところのようだ。市議会会長リチャード・リースはBBCニュースに「多くの市民がグランデさんを名誉あるマンチェスター市民だとみなしています。我々市民がこの都市の繁栄に特筆すべき貢献をした人々をどのように表彰するかを示すまたとない機会です」とコメント。続けて、「我々はマンチェスターを誇りに思い、思いやりをもちつつ立ち直っていきます。5月22日に起こったこの悲劇に対して憎悪と恐れではなく、愛と勇気をもって対応していくのです。グランデさんはこのような姿勢を体現してくれました」と語っている。(C)BANG Media International
2017年06月17日アリアナ・グランデに、イギリスのマンチェスター市から名誉市民の称号を贈られることが検討されている。先月22日(現地時間)、マンチェスター・アリーナで行われたアリアナの公演直後に爆破テロ事件が発生。アリアナは犠牲者の家族や被害者の支援を目的としたチャリティー・コンサート「ONE LOVE MANCHESTER」を6月4日(現地時間)に開催、彼女の呼びかけにジャスティン・ビーバーやケイティ・ペリーなど多くのアーティストたちが賛同し、コンサートは大成功を収めた。マンチェスター市議会はアリアナの行動に対して、同市のために大きく貢献した人物を表彰する制度を新たに設け、アリアナが名誉市民第1号の候補となった。マンチェスター市議会のリチャード・リース議長はBBCの取材に「私たちの市の暮らしと成功に素晴らしい貢献をした人々を表彰する方法をアップデートする絶好の機会だと考えています」とコメント。市民は、事件に対して憎しみや恐れではなく、愛と勇気をもって立ち向かったが、リース議長は「アリアナ・グランデはそうした反応の例となりました。多くの人がすでに彼女を名誉市民にと考えているでしょう」と語り、議会の承認を得て実現を目指すという。6月4日のコンサートは5万人を動員し、約300万ポンドを超える収益金は全額、英赤十字に設立された基金「We Love Manchester Emergency Fund」に寄付された。(text:Yuki Tominaga)
2017年06月15日三越伊勢丹グループ全店共通のクリスマスキャンペーンでは、クリスマスの原点と言われる「冬至祭」にフォーカス。キャンペーンのメインムービーとして、北海道士別市の市民ら800名以上が参加した「冬至祭」のPRムービーが公開された。三越伊勢丹グループの16年クリスマスのテーマは、「LIFE IS A GIFT こころに太陽を呼ぶ、祝祭。」。長い冬を無事に越えられるよう祈り、生きるちからをくれる太陽に感謝する「冬至祭」に焦点を当て、ライフスタイルの提案や品揃えを通じて来店者のハートを熱くし、ワクワクを与える提案を行っていく。この度は、視聴回数100万回を突破した三越伊勢丹グループの社員によるダンス動画「ISETAN-TAN-TAN」、昨年の「クリスマスジェンカ」に続くムービーとして、同キャンペーンのメインムービーを製作。「冬至祭」のPRムービーとなっており、北海道の大自然に住む動物たちや、人々の笑顔、燃え上がる炎、生命の源である太陽が昇っていく様子などが2分31秒のムービーの中に収められた。なお、「冬至祭」は実際に12月17日に北海道士別市で開催される。また、三越伊勢丹グループではクリスマスキャンペーンの一環として、8種類の同キャンペーン限定ショッパーを発売。「祝祭の登場人物は人間だけではない」という思いを込め、様々な動物たちが太陽を見上げ、感謝をささげる様子が描かれた。その他、太陽の力で夜から朝へ移り変わる鮮やかな空の色をイメージした包装紙と平袋も制作。山の向こうから昇る、力強い太陽の姿を表現したメッセージカード&シールも登場する予定だ。
2016年11月11日こんにちは、金融コンシェルジュの齋藤惠です。今回は、『市民後見人 』について、その仕組みやルールをご説明します。今はまだ聞き慣れない言葉かもしれませんが、高齢化などが社会問題となっている現代で、これからのためにぜひ多くの人が知ってほしい制度です。●市民後見人とは?認知症や知的障害、精神障害などによって法律に関わる行為などが一人でできない人は、通常は親族の中から選ばれた後見人が本人に代わって財産管理や介護利用契約などをしてくれるものです。しかし、病気や障害を持った人の近くに必ずしも後見人になり得る人がいるとは限りません。そんなときに求められるのが、“親族以外の市民による後見人 ”です。これを『市民後見人』と呼びます。●市民後見人のサポートを受けるには?こちらも自治体によって細かなルールが異なるようですが、主に担当職員が希望者と面談をして状況を確認したり、医療や介護に携わる専門機関に相談をしたりして、希望者が市民後見人制度を受ける必要があるかを判断するようです。そのときの判断材料として、自治体は希望者の資産、住居や生活環境の状態、家族関係、現在の支援体制などを正しく把握する必要があります。家族以外の第三者が関わる制度なので、より慎重な調査となるでしょう。●市民後見人になるには?市民後見人は自治体が主催している研修 を受けた後、家庭裁判所からの選任 によって活動を開始できます。たとえば名古屋市の場合は、『市民後見人候補者養成研修』を受講→『市民後見人候補者バンク』に登録→家庭裁判所からの選任を受ける→市民後見人としての活動がスタート、という流れのようです。しかし活動前の研修内容や実際の活動の幅が自治体によってさまざまなので、「どうすれば市民後見人になれるのか?」「どんな人がなれるのか?」「具体的に何をするのか?」が一般市民にほとんど認知されていないのが現状です。●市民後見人になった後の支援体制は?市民後見人となった人は、その活動が始まってからも自治体によって支援と監督を受けることになります。たとえば、監督行為として定期的な活動内容のチェックや財産目録作成の立ち合い、支援行為として24時間のサポート体制や保険加入などがあります。トラブルや双方のストレスを避けるため自治体側も手を尽くしてくれているようです。----------まだまだ課題が多いといえる市民後見人制度ですが、私たち一人ひとりが正しく理解と関心を深めることで、今後ますます安心して参加・利用ができる制度になるでしょう。【参考リンク】・市民後見人とは | 名古屋市成年後見あんしんセンター(PDF)()●ライター/齋藤惠(金融コンシェルジュ)
2016年09月05日俳優の田辺誠一が、10月8日スタートの東海テレビ・フジテレビ系ドラマ『とげ 小市民 倉永晴之の逆襲』(毎週土曜23:40~24:35/全8回)で主演を務めることが29日、明らかになった。このドラマは山本甲士の『とげ』が原作。田辺が演じるのは、市民相談室で働く倉永晴之で、勤務先の人間関係やモンスター市民からの相談、妻の謎めいた行動などで、毎日"とげ"のようにストレスを感じている小市民の彼がついにブチ切れ、次から次へと巻き込まれる事件と戦っていく姿を描いていく。原作を読んだ田辺は「とても面白かったので、このドラマに出演することをとてもうれしく思います」と喜びのコメント。演じる役について、「僕もなるべく波風を立てずに生きてきた方なので、そういうところは似ていると思います(笑)」と共感しながら、そこから反撃していく部分を「僕も見習いたいです」と語っている。共演は、晴之の妻役で西田尚美、モンスタークレーマー役で木の実ナナ、晴之が唯一役所で尊敬する環境課長役で西村和彦、市長役で鹿賀丈史。さらに、遊井亮子、山口良一、内田滋、原扶貴子、日野陽仁、瀧内公美らが脇を固める。東海テレビの西本淳一プロデューサーは「このドラマは、"働くオトナの応援歌"です」と紹介。「今を生きる人たちに共感を得られるリアルな現実を映し出すドラマになると確信し、制作に至りました」と自信を語っている。
2016年08月29日「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭 2016」が2月25日(木)に開幕!夕張に到着したゲストを市民が迎えるウェルカムセレモニーが開催され、杉咲花、勝地涼、武田梨奈、オープニング作品『エヴェレスト 神々の山嶺』の平山秀幸監督らが夕張市民の熱烈な歓迎を受けた。ゲストはこの日の午前の飛行機で東京を発ち、昼頃に新千歳空港へ到着。その後、バスで夕張に向かった。ゲストを乗せたバスが着く少し前まで晴れ間が見えていたが、セレモニー直前に雪がちらつき始め、急激に気温が冷え込む。それでも多くの市民が会場に足を運び、同市を舞台にした名作『幸福の黄色いハンカチ』にちなんで、黄色いハンカチを振ってゲストを温かく迎えた。ゆるくないゆるキャラとして全国区の知名度を得つつあるメロン熊、仮装した市民のおばあちゃんたちも会場前に陣取りゲストに「おかえりなさい!」と声をかける。ちなみに、同映画祭では、初めてこの地を訪れるゲストに対しても、合言葉は「おかえりなさい!」。このアットホームな雰囲気、市民の温かさこそ、一度来たら、また翌年も訪れたくなるというこの映画祭の魅力である。オープニング作品『エヴェレスト 神々の山嶺』の平山監督は過去の2度、審査員を務めた経験があり、久々の夕張訪問。『エヴェレスト 神々の山嶺』撮影ではヒマラヤで実際に撮影を行ったが、「ヒマラヤも寒いけど夕張も寒いね」と震えつつも市民の歓迎に笑顔を見せた。目覚ましい活躍を見せる映画人に贈られる「ニューウェーブアワード」受賞の勝地さんは2010年にオープニング作品『シュアリー・サムデイ』を携えて同映画祭を訪れて以来の夕張。市民からは、朝ドラ「あまちゃん」で勝地さんが強烈な印象を残した「前髪クネ男!」という歓声も飛ぶ。同じく「ニューウェーブアワード」の杉咲さんも熱烈な歓迎に笑顔を見せ、市民と交流していた。このほか、昨年に続いての参加となる武田梨奈、すでに同映画祭の常連となっている津田寛治、また90年代にドラマ「人間・失格」や「ひとつ屋根の下2」などで人気を博した黒田勇樹は今回、監督として作品を出品しており、ノリノリで市民の歓声に応えていた。この日は、このウェルカムセレモニーに続き、オープニングセレモニーが開催。2月28日(日)には各賞が発表され、29日(月)に閉幕となる。(text:cinemacafe.net)
2016年02月25日●おいしいものをおなかいっぱい! こだわりが詰まった老舗喫茶店に妥協なし古き良き時代の空気をそのまま残し、市民に愛され続けている洋菓子店や喫茶店が小樽にはいくつも残っている。ベルベットのソファに座り、スイーツを口に入れた瞬間、きっとその時代を知らない人でも「懐かしい! 」という気持ちになってくるだろう。時間旅行気分も味わえるような小樽の老舗をオススメのスイーツとともに紹介しよう。○創業87年! 名前の通りスイーツが看板洋菓子と喫茶の店「あまとう」は、JR北海道 小樽駅から徒歩5分ほどの小樽都通り商店街にある。10時の開店とともにケーキや焼き菓子を買い求める地元民でにぎわう人気店だ。喫茶スペースは店内の階段を上ったところにある。深紅のカーペットの上にべルベットのソファ席が並び、シャンデリアの光が店内を優しく照らす。昭和4年(1929)の創業から今年で87年を迎えるあまとうは、食堂と小樽銘菓「ぱんじゅう」の店として始まった。「創業者である祖父は甘いものが大好きで、多くの人に食べてもらいたい、という気持ちから『まるいち甘黨(あまとう)』という店名をつけたそうです」と語るのは、3代目社長の弟であり、取締役本部長の柴田剛さん。現在のあまとうになったのは2代目社長の時だ。○"北海道初"のスイーツをあまとうの看板商品は、昭和35年(1960)に2代目社長が考案した「クリームぜんざいM」(580円)と「マロンコロン」(170円)。「どこにもないものを作ろうと全国を歩き回った2代目が言うには、北海道でクリームとあんこを合わせたものはなかったし、2枚重ねのクッキーはあったが3枚はなかったということで、2つの商品を作ったそうです。"北海道初"の裏は取れていませんが……」と、柴田さんは笑う。3人にひとりが注文するという絶対的な人気を誇るクリームぜんざいMは、生クリームをたっぷり使ったコクのあるソフトクリームと、十勝産の大納言小豆を使った粒あんの相性が抜群! さらに、やわらかな求肥(ぎゅうひ)がいいアクセントになっている。これひとつだけでも、十分おなかの隙間は埋まりそうだ。マロンコロンはクッキーを3枚重ね、周囲をチョコレートで固めたもので、1枚ずつ手作りされている。直径約6.5cm、厚さ約1.5cmとサイズも大きく、一口かじるとバターの風味と生地に混ぜ込まれたナッツ類やチョコレートの味が口一杯に広がる。こちらも1個で十分な食べ応えだ。なお、普通より大きめなのは「おいしいものをおなかいっぱい食べてほしい」という、2代目社長の気持ちの表れなのだそう。また、姉妹品として2枚タイプ(各160円)もある。○ソファ修理にも手を抜かないあまとうの歴史をたどれば、キャバレーで遊んだ客がホステスを連れてやってきたという時もあれば、高校生同士での喫茶店利用が禁止されていた時代に、市内で3店のみ高校生同士での入店を許された店のひとつだった時もある。そして今日では、3世代家族がそろって来店することもあるという。時代は変わっても慣れ親しまれてきた味は変わらないように、また、喫茶店の雰囲気が変わらないようにするには、並々ならぬ苦労があるようだ。バター不足の昨今、月に1~2tのバターを使う同店は、不足分を別の牧場にも依頼して菓子の味が変わらないように対応しているという。また、傷んだソファ生地の張り替えをするために全国各地を探しまわり、やっと同じ生地を見つけるということもあったそうだ。最近は桜や梅風味のクリームぜんざいなど、季節限定のメニューも提供している。「変えないものと変えるもの。どちらも大切にして、お客さまに喜んでもらえる店でありたい」と語るあまとうの柴田さんだった。●その復活に小樽市民も涙! 老舗喫茶店の「館モンブラン」は一味違う○お祝いの席には「館」がいる小樽駅から徒歩10分程度のところに広がる花園銀座商店街は、小樽の中でも特に老舗が並ぶ通りだ。今回紹介する「館ブランシェ」もそのひとつ。店頭には美しいケーキが並び、一階の奥まったところに喫茶スペースがある。同店が「館ブランシェ」に至るまでにはいろいろと歴史がある。昭和11年(1936)創業時、店の名は「ダリア」だった。その4年後に現在の場所に移転し、喫茶店を併設した洋菓子店「館」に。当時の喫茶店と言えば文化人が集まる社交場で、同店もベルベットのソファにシャンデリア、ステンドグラス、壁は絹張りとそれにふさわしい豪華な内装に仕上げた。創業者は菓子職人ではなかったが、客の目線からあらゆることに妥協しない人物だったという。「創業者から2、3時間正座させられて怒られたこともありますが、気にかけてもらえることはうれしかったですし、仲間からはうらやましがられました」と話すのは、館時代も含めて同店で40年間職人として働いている武田孝信さん。「誕生日には館のケーキ、初任給の土産には館のショートケーキ」と市民に愛されるようになった味は、絶対に妥協しない創業者と職人たちの二人三脚で作り上げてきたものと言ってもいい。そんな館も2013年に経営不振に陥り、惜しまれながら閉店した。しかし、「小樽から館をなくしてはいけない」という気持ち一心で、半澤真奈美さん(小樽運河代表取締役)は同年12月に武田さんら職人に働きかけ、「館ブランシェ」として復活させた。新オーナーとなった半澤さんによると、開店当日は多くの市民が押し寄せ、中には涙を浮かべる人もいたそうだ。半澤さん自身も、館がこんなにも愛されていたことに驚いたという。○マッサンはシュー、リタはタルト館時代からの看板商品のひとつが「館モンブラン」(340円)。しかし、世間一般に知られているマロンクリームのモンブランとは違い、ココアスポンジに生クリームを挟んだショートケーキである。実は小樽ではこのタイプが一般的で、前述のあまとうや小樽の老舗洋菓子店「米菓堂」もこれである。武田さんは「うちのモンブランは岩肌と雪を表しています」と言うが、発祥は謎とのこと。そして、今春まで放映されていたNHK朝の連続ドラマ『マッサン』の主人公、竹鶴政孝と妻・リタも館を訪れていた。政孝氏が好んで食べたシュークリーム「復刻シュー」のほか、リタのレシピを再現した「リタのアップルタルト」(1ホール1,800円)も、歴史あるオススメスイーツだ。なお、300円以上のケーキを注文すると、プラス150円でコーヒーが好きなだけ飲めるのもうれしいところ。●実業家の道楽で誕生したゴージャスな老舗喫茶店でビッグチョコパフェを○外観と内観の違いにびっくり最後の1軒も、館ブランシェと同じ花園銀座商店街の中にある。外観は普通の昭和の喫茶店にしか見えないのだが、初めて「喫茶コロンビア」を訪れた人は中に入って驚くに違いない。ものすごく広いということと、天井に輝くシャンデリアがとにかくゴージャスなのだ。創業は昭和23年(1947)、今年で67年になる。現在のような豪華な内装になったのは1980年代の前半頃だという。創業者はとんかつ屋、キャバレー、喫茶店など手広く商売をしていた実業家。「コロンビアはいわばオーナーの道楽の店。内装にはかなりのお金をかけたらしいです」と話すのは現在のオーナー・尾花啓史さん。前オーナーに後継者がいなかったため、頼まれて喫茶コロンビアを引き受けたそうだ。天井に輝くシャンデリアは、まるで光の雨が降り注いでいるよう。1階には24ものボックス席があり、全てベルベットのソファ。このシャンデリアを見ると、喫茶店というよりはキャバレーのような華やかさがある。ちなみに、一番奥の席からは小さい日本庭園が見える。○メニューも器も当時のまま内装は豪華だが、メニューは至って庶民的で懐かしい昭和の食べ物が並ぶ。一番人気は「チョコレートパフェ」(650円)。人気の秘密はおいしさはもちろん、その大きさだろう。レトロなパフェグラスに、底までびっしりアイスクリームが詰まっている。チョコとバニラアイス、生クリームとチョコレートソースにウエハースがついたシンプルなスタイル。おしゃべりに夢中になっていると、底のアイスが溶けてしまうから油断できない。食べ終わると達成感があるくらいのボリュームだ。注文してから焼いてくれるアップルパイもオススメの一品。アツアツサクサクのパイの中に、しゃきっとした歯ごたえが残るリンゴが美味。こちらは単品(600円)か、コーヒーまたは紅茶付きの「パイセット」(820円)で提供されており、アップルパイの他、カスタードやマロンクリーム等全部で5種類のパイがある。創業当時のメニューがほとんど残っているという喫茶コロンビアは、器にもこだわりがあるそうだ。「商大(小樽商科大学)を卒業し、全国各地に就職した元学生が小樽に来た際に、うちに立ち寄ってくれることがあるんです。懐かしいものを注文した時に器がちょっとでも変わっていると、懐かしさを感じられないんじゃないかと思うんですよ。当時のままで出したいんです」と尾花さん。不足した器は札幌へ出向いたり、インターネットで探したりしてなんとかそろえているそうだ。馴染みの客にもふらりと戻ってくる客にも、ホッとできる店でいられるような喫茶店。その一方で、2014年に小樽で開催された「小樽アニメパーティ」では、同店の2階が出張メイドカフェとなり、普段とはまるで違った雰囲気で尾花さんも少し戸惑ったそうだ。しかし、そうした取り組みも行うなど、店の奥行き同様、なんとも懐が深い喫茶店ではないだろうか。●information喫茶コロンビア北海道小樽市花園1-10-2営業時間: 11:00~24:00定休日: 無休深紅のベルベットのソファが象徴的な、昭和の香りがする喫茶店。小樽には古くて良いものがまだまだたくさん残っている。地元の人に交じって少し想像力を働かせてみれば、隣にはキャバレー帰りの客、あるいはマッサン、あるいは情熱にあふれた創業者がいるような気分で、旅行をもっと楽しむことができるかもしれない。※記事中の価格・情報は2015年4月取材時のもの。価格は全て税込
2015年05月19日日本緩和医療学会は2月8日、厚生労働省委託事業の一環として、がん医療における緩和ケアについての市民向けの講座「緩和ケアを誤解していませんか?~痛みやつらさが医療者に伝わるために~」を開催する。厚生労働省では、「がん対策基本計画」の重点課題のひとつに「がんと診断された時からの緩和ケアの推進」を掲げている。「緩和ケア」とは、病気に伴う心と体の痛みを和らげることを指す(厚生労働省の一言表現)。がんと診断されたときから、緩和ケアを行うことでQOL(quality of life=生活の質のこと)が有意に向上することがわかっており、がん患者とその家族がより質の高い生活を送るためには、緩和ケアがさまざまな場所で切れ目なく行われることが大切だという。しかし実際は、医療者に自分の痛みやつらさがうまく伝わらなかったというケースも多く見られるなど、課題も多い。医療者だけではなく、社会全体で正しい緩和ケアの知識を持ち、医療者に緩和ケアに対する希望を伝えていくことが必要となる。同講座には、医師、厚生労働省がん対策担当者、看護師、医療ソーシャルワーカー、患者会代表などが登壇。緩和ケアについての基礎知識および、身体的な痛みやつらさをはじめ、精神的、金銭的、生活・家族のことなどさまざまな面での痛みやつらさが医療者に伝わる方法について、多様な側面から講演・議論を行う。会場は、品川 ザ・グランドホール。開催時間は13:00~。参加希望は郵便はがき、FAX、メールで、2月4日まで先着順で受け付ける。聴講可能人数は400名。参加費は無料。写真と本文は関係ありません
2015年01月26日日本マイクロソフトは1月6日、長野市保健医療公社 長野市民病院がマイクロソフトのクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」を採用したと発表した。55万人が暮らす長野医療圏の中核をなす医療機関の1つである長野市民病院では、大規模な災害発生時にも確実に診療継続できる体制を整えるべく、電子カルテなどの院内システムに関しても冗長化を図ってきた。東日本大震災や長野県北部地震を経て、遠隔地へのデータ バックアップの重要性を実感。以来、適正なコストで、安心、安全な運用が保証されるソリューションを3年にわたって探し続けた結果、理想的なソリューションとして選んだのが、Microsoft AzureとQNAP Turbo NASだったという。QNAP Turbo NASは、信頼性と拡張性を備えた小型のストレージで、HDD2台でRAID構成を組み、万一基盤が破損した場合でも、新しい筐体を用意して、HDDを差し替えるだけで復旧。長野市民病院では、このQNAPをデータの入り口として、1日1回、圧縮、暗号化した電子カルテ データのフルバックアップをMicrosoft Azure上に保存する。導入に際して必要となったコストは、当初想定の「100分の1」に収まったという。また、価格だけではなく、厚生労働省が提示している「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」への対応やサービス提供業者の信頼性など、いくつもの項目を掲げて、慎重に検討を重ねた上での決定となった。さらに、採用決定後は、既存のバックアップ環境に一切の変更を加える必要もなく、採用決定後1ケ月という短時間で運用を開始。同院 診療情報管理室 システム管理チーム リーダー 医療情報技師 高野 与志哉氏は、Microsoft Azureの評価すべき点として、「第1に挙げられることは、西日本のデータセンターを利用できる安心感。長野市は比較的地盤の固い地域だが、フォッサマグナの上に位置し、当院としては、このフォッサマグナから遠く離れたデータセンターの利用を希望。第2に挙げられるのが、データが3重化され、分散して保管されていること。この2つによって、高いレベルで安全と安心が保たれることが素晴らしいと思う」と語っている。
2015年01月07日アンジェリーナ・ジョリーが、デイムの称号を使用するためナミビア共和国の市民権を取得する話が出ているようだ。アンジェリーナは先日、イギリスでエリザベス女王から名誉デイムの称号を授与されたばかり。彼女は2012年からイギリスのヘイグ外務大臣とともに「紛争下での性的暴力を防止するイニシアチブ(PSVI)」活動を始めたが、それを評価されてのことだが、イギリス国籍ではないため、正式ではない名誉称号となった。イギリス連邦加盟国であるナミビア共和国の市民権を取得すれば、デイムの称号を正式に使用することができるようになる。アンジェリーナはこの称号が今後のチャリティ活動に活用できるのではないかと考えているという。実は婚約中のブラッド・ピットとの間に誕生した第1子・シャイロを2006年に出産したのもナミビアで、アンジェリーナにとって縁ある国。ナミビア共和国側は早くも歓迎ムードだが、果たしてアンジェリーナはどんな決断を下すだろうか?(text:Yuki Tominaga)
2014年06月20日フェアリー・テイルは16日、香川県高松市丸亀町壱番街前ドーム広場において「瀬戸の都・高松 市民結婚式」を人前式として行った。高松丸亀町商店街振興組合と共同で運営し、高松市も協賛している。この結婚式は「結婚式のある光景は地域の人々にとっても幸せなまちにつながる」という趣旨のもと、”ふるさと婚”を提唱する同社が数年前から高松丸亀町商店街振興組合と企画を進めてきたものだという。式では、高松市として初めて「結婚証明書」を発行。結婚する二人への祝辞とともに、大西秀人高松市長から直接授与された。もともと「市民結婚式」は、欧米諸国では市庁舎内や町の広場などで、市長や助役、裁判所判事などが司式者となり、市民参加のもとに行われる、一般的な挙式スタイル。広く市民に結婚を誓うことで結婚に対する責任意識が高くなり、離婚率が下がるといわれているという。日本でも古くは見られたが、近年では婚礼行事の経済産業化・近代化が進み、ほとんど見られなくなったという。高松市では、市民結婚式を高松ならではの”創造都市”を推進する事業として捉え、県外に出ていた市出身者等に故郷の良さを見つめなおしてもらい、Uターンなどによる定住者の増加等、地域振興につなげたいと考えているとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月21日アンジェリーナ・ジョリーが7日(現地時間)、ボスニア・ヘルツェゴビナの首都・サラエボで開催された第18回サラエボ映画祭で「サラエボ名誉市民賞」を受賞した。初監督作『In the Land of Blood and Honey』(原題)を引っさげて映画祭に参加していたアンジェリーナは、受賞スピーチで「ボスニアで過ごした時間、出会った人々は私の人生を“永遠”に変えました。サラエボ名誉市民賞をいただけることが私にとってどれほど大きな意味を持つか、言い尽くせません。この街は本当に大切な場所なのです」と語りかけた。セルビア人男性とボスニアのイスラム教徒の女性の恋愛を描いた『In the Land of Blood and Honey』を監督したことについて「いままでで最も大変な仕事でした」とふり返り、「人々が実際に体験したことを尊重したかったからです。ボスニアでの体験はとてもユニークなもので、地元の人々と強い絆を感じています」と語った。(text:Yuki Tominaga)© AP/AFLO■関連作品:In the Land of Blood and Honey (原題)
2012年07月09日「1分間あたりの花火の打ち上げ数日本一」を誇る輪島市民まつり花火大会が、6月2日20時40分から開催される。今回は昨年の1万149発より2,000発以上も多い、1万3,000発以上が約20分間のうちに打ち上げられる予定。同花火大会は、輪島市民まつりの行事として毎年実施されている。約20分という開催時間ではあるものの、その短時間で多くの打ち上げ花火を上げることが最大の特色。打ち上げ数は昨年初めて1万発を超え、今年はさらに2,000発以上アップの1万3,000発以上を打ち上げるという。開催に先立って、東北の花火師が作った花火を1発打ち上げての復興祈願の後、全国から集まったトップレベルの技術の花火が、匠の花火コレクションとして夜空を彩る。観覧エリアは、観光施設でもある輪島市マリンタウン。打ち上げ場所であるマリンタウン沖堤防との距離も近いため、「光」と「音」と「衝撃」を存分に体感する条件は十分だ。花火大会は、輪島市民まつり1日目のクライマックスとして行われる。ほかにも、クラシックカー・スポーツカー(約40台)が展示される「オートモビルミーティング」や、「食まつり」、「御陣乗太鼓実演」、「桂文珍独演会」など、多彩な催しが楽しめる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月16日3日(現地時間)、サラエボ名誉市民の称号を授与されたアンジェリーナ・ジョリー。残念ながらサラエボ国立劇場で行われたセレモニーへの出席は叶わなかったが、ビデオ・メッセージでボスニアの人々に感謝の言葉を贈った。昨年、監督・脚本を務めた『In the Land of Blood and Honey』(原題)で90年代のボスニア紛争を舞台に、セルビア人兵士とボスニア人女性の恋を描いたアンジーだが、同作によってボスニア・ヘルツェゴビナ、サラエボ紛争の真実を世界に伝えた努力が、サラエボ議会に認められた。アンジーは「名誉市民という称号を授与してくださったサラエボ市民のみなさん、サラエボ議会のみなさんに深く感謝します。この素晴らしい場所の一員になれたこと、私が心から敬愛する住民の方々に仲間入りできたことをとても誇りに思います。今夜、みなさんと一緒に出席したかった。7月にまた訪問しますので、そのときに改めて感謝の言葉をお伝えしたいと思っています」と語りかけた。(text:Yuki Tominaga)© CrystalPictures/AFLO■関連作品:In the Land of Blood and Honey (原題)■関連記事:アンジェリーナ・ジョリー、婚約記念旅行後はUNHCRの活動で単身エクアドルへブラッド&アンジェリーナ、子供たちも一緒にガラパゴス諸島へ婚前旅行ブランジェリーナついに婚約アンジーの父親や同性愛者グループからも祝福メッセージブラッド&アンジェリーナ、子供たちに自宅地下にテーマパークを建設を計画中?アンジェリーナ・ジョリー、ブラピ出演もうわさされるR・スコット新作に出演か?
2012年05月07日社会の利益に貢献した企業30社を選出先日、第7回「中国最優秀企業市民」の選出が行われ、中国の太平洋保険は2010年度の最優秀企業市民大賞を受賞した。受賞は今回で連続4回目となる。「中国最優秀企業市民」は、新聞社「21世紀経済報道」とビジネス誌「21世紀商業評論」によりその評価が行われており、各業種に携わる300以上の企業から30企業を選出している。企業が果たす「公益」に力を入れる太平洋保険太平洋保険が行っている教育機関への寄付や貧しい人や病弱な人への扶助など、社会の利益に対する考え方とその実践が高い評価を受けて受賞したということだ。2010年、太平洋保険では企業が果たす公益への責任に関する意識の共有や社会責任の評価方式の構築など、積極的に企業の社会的責任を果たすための体系作りに取り組んだという。
2010年12月11日22日から日本公開中の主演作『96時間』がヒット中のリーアム・ニーソンが、アメリカ市民権を取得したことを公表した。北アイルランド出身のリーアムはアメリカのトーク番組「Good Morning America」に出演し、「アメリカに暮らすようになって20年経つけれど、この国は私にとてもよくしてくれた」と言い、「いまでもアイリッシュとしての誇りを持ち続けているが、アメリカの市民権を獲得したことも、とても誇りに思っている」と続けた。市民権獲得に気持ちが動いた要因の1つは、3月に起きた愛妻・ナターシャ・リチャードソンの急逝という悲劇。14歳と12歳になる2人の息子とカナダにスキー旅行中、転倒事故で頭部を負傷し、そのまま帰らぬ人になった妻の喪に服す彼のもとには、いまもアメリカの人々からたくさんのお悔やみの便りが届いているそうだ。この手紙に「深く心を動かされた」というリーアムは「これもアメリカ市民権を得ようと思った理由の1つ」と話した。2人の息子との生活について、「正直に言えば、ただ日々を過ごしているだけ」と、まだ喪失感は拭い切れていない様子。このインタビューは、ナターシャが亡くなってから初めて公の場で彼が心情を語ったものとなった。(text:Yuki Tominaga)26日、「GOOD MORNING AMERICA」のインタビューで胸中を明かしたリーアム。© Retna/AFLO■関連作品:96時間 2009年8月22日よりTOHOシネマズ 有楽座ほか全国にて公開© 2008 Europacorp - M6 Films - Grive Productions■関連記事:【どちらを観る?】ピンチこそ、男の見せ場!『トランスポーター3』VS『96時間』リーアム・ニーソン、愛妻急逝後初めてのレッド・カーぺットに悲しみをこらえて登場映画史上初のコラボ娘を守る“親父”が競馬場をヒートアップさせる!過激で過保護なパパが待受けで登場!リーアム・ニーソンが「遅くなるなら連絡しろ」
2009年08月28日