ロバート・ダウニーJr.と妻で映画プロデューサーのスーザン・レヴィンの間に第2子が、交際中のライアン・ゴズリングとエヴァ・メンデスの間に第1子がもうすぐ誕生することが分かった。ロバートは9日(現地時間)、自身の公式Twitterアカウントで「Yo.スーザン。僕。ベビー。女の子。11月。さそり座?」とつぶやき、Facebookの公式ページに「この世が男のものかどうかは分からないけど、世を動かしているのは女性だと確信している。そんなわけで、スーザンと僕に赤ちゃんが生まれます。女の子。11月」と書き込んだ。2人は2005年に結婚し、2012年2月に第1子の息子・エクストンが誕生している。もう1組、『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』の共演をきっかけに2011年から交際しているライアンとエヴァの吉報は「Us Weekly」誌が報じたもの。同士によるとエヴァは現在妊娠7か月だという。33歳のライアン、40歳のエヴァにとっての第1子は、その性別もまだふせられたまま。エヴァは今年3月にイベントへ出席して以来、公の場に姿を見せていない。私生活を大っぴらに語らないカップルだけに、赤ちゃん誕生までは静かに過ごそうとしているのだろう。(text:Yuki Tominaga)
2014年07月11日(画像は里田まいオフィシャルブログ「里田まいの里田米」より)里田まい、ニューヨークで奮闘中今世界で最も活躍している日本人の1人が、田中将大投手でしょう。現在MLBニューヨークヤンキースで大活躍中の彼は、アイドル好きなことでも有名で、2012年にアイドル「カントリー娘。」の里田まいさんと結婚したことが話題になりました。田中投手を虜にした里田まいさんは、可愛らしい外見と天然キャラで、日本のお茶の間を楽しませてくれていましたが、現在は夫の田中投手についてニューヨークで生活しています。彼女のオフィシャルブログ「里田まいの里田米」では、慣れない生活に奮闘する彼女の様子がつづられています。洗練されたニューヨーク・ファッション引っ越し当初は言葉の壁もあり、なかなか外出もままならなかった彼女ですが、4月19日のブログでは、1人でタイムズスクエアにある牛角へ行ってきたと報告しています。アップされている写真では、スリーブレスの白のトップスに、ちらりと胸元に除くネックレスで、ラフな中にも洗練を感じさせるニューヨーク・ファッションを公開しています。同ブログを見ると、彼女がニューヨーク生活で頼りにしているのは、ブログ読者からのニューヨーク情報。様々な人が、彼女のためにコメントを寄せています。華やかな暮らしをアピールするのではなく、外国生活に四苦八苦しながら、等身大の生活をブログにアップする彼女。彼女の気取らないピュアな魅力は、ニューヨークでも健在のようです。【参考リンク】▼里田まいオフィシャルブログ「里田まいの里田米」
2014年04月24日エヴァ・メンデスが恋人のライアン・ゴズリングの飼い犬の世話を、元カレにさせていたという。エヴァは、彼女もライアンも仕事で自宅を離れなければならなかったときに、ライアンが飼っている雑種犬の世話を元カレのジョージ・オーガストに頼んでいた。エヴァとジョージは、エヴァが2011年からライアンと交際を始めるまで、10年以上も付き合っていた。ジョージは別れた後もエヴァのアシスタントとして働いていて、仕事の一環としてライアンのペットの世話を頼まれたのだ。ライアンのアシスタントから、ペットの扱いについて細かく書かれたリストを手渡されただけでも複雑な気分だったのに、さらにその犬が自分と同じ名前だと知って、ジョージは屈辱的な気分になったそうだ。事を荒立てたくなかったのと、エヴァとの仕事を失いたくなかったことから、ジョージはこの仕事を引き受けたが、もう二度とこの役目は御免だと改めてエヴァに伝えたという。(text:Yuki Tominaga)
2014年04月08日52歳の女優のメグ・ライアンが、映画『Ithaca』(原題)で映画監督デビューすることが明らかとなった。それだけでなく、『めぐり逢えたら』(’93)や『ユー・ガット・メール』(’98)の名コンビ、トム・ハンクスが製作総指揮を務めることになったと、米エンタメ情報サイト「The Hollywood Reporter」が伝えている。同映画は小説家のウィリアム・サローヤンの1943年の小説「ヒューマン・コメディ」を元に製作される予定で、第2次世界大戦中カリフォルニア州の田舎町を舞台に、14歳の少年が自転車のメッセンジャーとして街に電報を配達することで、街の人々に与える影響から、自身の人生が変わっていくというストーリーだ。米エンタメ情報サイト「eonline」は、メグは監督だけでなく出演もすると伝えており、サム・シェパードとメラニー・グリフィス、メグの息子のジャック・クエイドも出演するとのこと。メグは表明文で「この物語をスクリーンに持ってくることができてとても嬉しい」と語っている。TVミニシリーズの秀作「バンド・オブ・ブラザース」のエリック・ジェンドレセンが脚本を手がける。メグはもともとジャーナリスト志望だったが、そのキュートなルックスからニューヨーク大学在学中の1981年に『ベストフレンド』でデビュー。『トップガン』(’86)で注目を集め、『恋人たちの予感』(’89)の大ヒットで不動の人気を獲得した。その後、トム・ハンクスとのコンビ作品に主演し、「ロマンティックコメディの女王」と呼ばれるまでになった。最近はハリウッドから離れ、ニューヨークに居を移し、2011年から交際中のロック・シンガーのジョン・メレンキャンプと長年連れ添った夫婦のように仲むつまじくしている様子がたびたび目撃されていた。同作でメグの監督としての才能が輝くだろうか、に注目が集まりそうだ。(text:Mieko Nakaarai)
2014年01月31日トム・クランシーの人気小説を映画化した“ジャック・ライアン”シリーズの“始まり”を描く『エージェント:ライアン』が2月15日(土)から全国公開される。これまで様々な俳優が演じてきたライアンは新作でどんな脅威に立ち向かうのか? シリーズ過去作も手がけたプロデューサー、メイス・ニューフェルドに国際電話で話を聞いた。その他の写真本シリーズはこれまで4作品が製作され、アレック・ボールドウィン、ハリソン・フォード、ベン・アフレックがライアンを演じてきたが、最新作では『スター・トレック イントゥ・ダークネス』のクリス・パインがライアンを演じ、ウォール街で働く若いアナリストのライアンがCIAのエージェントに抜擢され、情報分析能力を武器に巨大な陰謀に立ち向かう姿を描く。ライアンは毎作、世界の危機に立ち向かうが決して“スーパーマン”ではない。しかし、ニューフェルドはそれこそが彼の魅力だという。「ジャック・ライアンは隣に住んでいてほしいような人だと思います。良い友達の要素を持っていて、とっても知的な人物です。もし隣に彼が住んでいて、もし自分の家が火事になってしまい2階から子供を投げたとしたら、彼は絶対キャッチしてくれる。そうゆう頼もしい人物だと思います」。本作ではそんなライアンをクリス・パインが演じている。新生した『スター・トレック』シリーズでも主演を務めているが、彼のキャスティングは「あっさり決まった」そうだ。「とっても魅力のある、若い、そしてキレイな青い目の俳優だと思いました。同時にものすごく素晴らしい俳優だったので脚本が完成する前に彼にオファーをして、契約したのです」。さらに劇中ではケヴィン・コスナー演じるハーパーがライアンを導く。「20年前にケヴィン・コスナーに『レッド・オクトーバーを追え!』でジャック・ライアンの役をオファーしたことがあるんです。その時は西部劇をやっているのでと断って来ましたが、とても正しい選択だったと思います。『ダンス・ウィズ・ウルブズ』で彼はアカデミー賞を取りましたからね。この映画のハーパーとライアンは先生と弟子の様な関係だと思います」。冷戦が続いていた時代に我々の前に姿を現したライアンはいくつかの作品に登場してきたが、本作では新世代のテロに立ち向かう。今度の敵は爆薬でも銃でもなく“情報”を使って世界に脅威を与えようとする。「情報の技術は飛躍的に進化していますから、本作で描かれる経済テロというものが全員理解でき、ライアンに共感できるんです。ここに描かれていることは、いろんな国で実際に起きている事態だと思います」。時代が変わり、政治情勢が変わり、演じる俳優が変わっても、繰り返しスクリーンに登場する“隣人でいてほしい男”ジャック・ライアン。本作はすでに世界13か国でNo.1ヒットを記録しており、改めてジャック・ライアンの人気の根強さが証明されている。『エージェント:ライアン』2月14日(金)先行公開・15日(土)全国公開
2014年01月28日20年前の映画『めぐり逢えたら』(’93)で“アメリカ人の心の恋人”として、ハリウッド映画の興行収入チャートを席巻していた、メグ・ライアン。キャメロン・ディアスやジュリア・ロバーツにも負けず劣らず、“ラブコメの女王”の名を欲しいままにした彼女の51歳の現在は、どうなっているのだろうか…?2009年の『メグ・ライアンの 男と女の取扱説明書』以来、映画界から忽然と姿を消したメグ。米エンタメ雑誌「People」によると、メグは今はほとんど映画に出演しないばかりか、人目を忍びながらプライベートを謳歌しているという。彼女を知る友人はこう語る。彼女の生活の中心は、仕事から8歳になる娘のデイジーとボーイフレンドのロック・アーティスト、ジョン・メレンキャンプとの時間にシフトしたのだと。『めぐり逢えたら』でアカデミー賞にノミネートされた監督・脚本家のノーラ・エフロンの妹で、自身も脚本家のデリラ・エフロンは、メグの生活をこう話している。「ニューヨークに生活の基盤を移したことが、すべてを変えたんです。ロサンゼルスはただの映画の街。ニューヨークにはそれ以上のものが沢山あります。それはメグにとってもそうだったんですよ」。2011年からスタートさせた61歳のジョンとの交際も順調のメグ。プレッシャーや競合女優たちが跳梁跋扈するショービズの世界から離れて、ホッとしているのかもしれない。(text:Mieko Nakaarai)
2013年10月03日「The New York Times」紙に“この世代で最も魅力的な役者の一人”と評されたライアン・ゴズリング。5月25日(土)に公開される最新作『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』から、思わずこちらまで顔がほころんでしまうライアンの“萌えキュン”写真と独占コメントが到着した!本作は、親の罪が子の世代まで引き継がれるという血の因果を巡り、3つの物語が連鎖しながら1つの結末へと向かう犯罪ドラマ。ライアンは本作で『ブルーバレンタイン』の監督デレク・シアンフランスと2度目のタッグを組んだが、この再タッグはすでに『ブルーバレンタイン』の撮影時に決まっていたとか。さらには“銀行強盗”はライアンの夢だったと言うが…?「もし逮捕されることもなく、刑務所も怖くなかったら、銀行強盗をしてみたいとデレクに話したんだよ。そうしたら彼が『そんな内容の脚本を書いたばかりだよ』って言ったんだ。だから僕は『その話、ノッた!』と即答したんだ。運命を感じたからね」。本作の主人公・ルークについて、「ルークはバイクショーのチームでスタントをしてる男だ。安い移動式遊園地と全国を旅してる。90年代初頭の話だよ。もうこれだけで彼が最悪な状況にあると分かるだろ。人生においての大事な選択を何度も誤り、自分で悲惨な結果を招いたんだ。つまりルークは、間違った判断を繰り返す。後先考えずに突っ走る性格なんだよ」と分析するライアン。ライアンは本作のテーマにも心酔。「この映画は、ふとした行動が招く結果に焦点を当てている点がユニークだと思う。特に興味深いのは、劇中ではたった2度しか銃を使っていない。だけど、それがその後の物語全体を通して、すべての登場人物に大きな影響を及ぼしていくんだ。彼ら全員がそれぞれに決断を下し、その結果に向き合う姿を描いているんだ」と話してくれた。そして、再タッグを組んだデレク・シアンフランス監督に絶大な信頼を置いているライアン。ほかの監督の作品とは少し違ったアプローチが、彼の俳優魂に火をつけるようだ。「デレクの作品では一般人のエキストラが多いから、俳優が少数派の立場になるんだ。この作品の銀行のシーンでは、僕以外は本物の銀行員やお客さんばかりなんだよ。実際に生活をしている人たちの日常に、僕たちが寄り添うことになる。そんな過程を経て出来上がった作品を観ると、僕ら俳優陣の演技が洗練されていることに気づくんだ」。シアンフランス監督といえば、リアリティを追求するために、ほとんどリハーサルもリテイクしないことでも有名なこだわり派。ライアンは危険なバイクシーンにも自ら挑戦したが、ほんの一部はスタントマンに頼んだようだ。「デレクは基本的にすべてをワンテイクで撮る。だからほかの作品より求められるレベルが高い。バイクのシーンは、高度なテクニックが必要なシーンだけスタントに任せた。僕の友人でもある最高のスタントマンでリック・ミラーという男だ。“バットマン”のスタントも務めたんだよ」。共演は『世界にひとつのプレイブック』でオスカー候補となったブラッドリー・クーパーや、プライベートでの恋人でもあるエヴァ・メンデス。ライアンは2人の演技についても「驚くほど素晴らしかった」と感嘆する。そして「子役の2人、レイ・リオッタとローズ・バーン。みんなが最高の演技をしていた。だから美しい作品に仕上がったんだ」と本作の完成度の高さにも自信を覗かせている。今回お披露目された写真では、かわいらしいベイビーに負けないほど愛くるしい笑顔を見せているライアン。劇中ではなかなか厳しい茨の道を歩むことになりそうだが、ライアン演じるルークの運命をぜひ劇場で見届けてほしい。『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』は5月25日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2013年05月21日『ドライブ』、『L.A.ギャングストーリー』のライアン・ゴズリングが、『ブルーバレンタイン』のデレク・シアンフランス監督と再タッグを組んだ話題の最新作『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』。5月25日(土)に公開を控える本作の予告編が、ついにお披露目された。天才的なライダーのルーク(ライアン・ゴズリング)はバイクショーに出演しながら、その日暮らしの生活を送っていた。しかし、かつての恋人・ロミーナ(エヴァ・メンデス)が自分の子供を密かに生み育てていたことを知り、2人を養うために銀行強盗に手を染める。出世欲に燃える新米警官のエイヴリー(ブラッドリー・クーパー)は、ルークを執拗に追い詰めるが、いざ逮捕となったところで重大なミスを犯してしまう。15年後、偶然にも2人の息子は同級生に。父親たちの過去を知った彼らの選択とは――。豪華キャスト陣が集結したことでも注目を集める本作。主演のライアン・ゴズリングのほかに、『世界にひとつのプレイブック』でアカデミー賞初ノミネートを果たしたブラッドリーや、ライアンの実生活での恋人でもある『ホーリー・モーターズ』のエヴァ・メンデスが出演している。今回届いた映像でまず目を引くのは、ライアンの鍛え上げた肉体と、全身に施されたタトゥー。一見ワイルドでありながら、心の奥に悲しみを抱えたような表情もセクシーだ。天才的ライダーのルーク役を演じたライアンは、今回ほぼノースタントでバイク・アクションにも挑戦。銀行強盗のシーンでは、“銀行に向かい、銀行から去るまで”をすべて1カットで撮影しており、緊張感あふれる映像に仕上がっている。また、これまで孤独に生きてきたルークが、自分の子どもの存在に戸惑いながらも愛情が芽生えていくまでの変化も見どころだ。ファンはちょっと嫉妬してしまいそうな、ライアン、エヴァ、ベイビーの仲睦まじいスリーショットもあり、実生活での恋人である2人の未来写真のようだ。シアンフランス監督は、再タッグを組んだライアンを絶賛し、キャスティングの経緯をこう語っている。「数年前、『ブルーバレンタイン』の脚本について話し合っていたときに、ライアンが“バイクで銀行強盗をする”というアイデアをずっと温めていたことを知って驚いたよ。僕も『いまそんな映画の脚本を書いてる』と話した。僕らはまったく同じことを考えていたんだ!あの瞬間に、彼と一緒に映画を作るべきだと思ったね。ライアンはスクリーンですさまじい存在感とカリスマ性を見せるが、実生活でもそれは同じ。彼は控えめで映画好き。それでいて周囲の人の気分も良くしてしまう素晴らしい人物なんだ。」。まずはこちらの予告編から、ワイルド&クールなライアンの魅力に打ちのめされてみて。『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』は5月25日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。※こちらの特別映像はcinemacafe.net記事ページより、ご覧いただけます。(C) 2012 KIMMEL DISTRIBUTION, LLC ALL RIGHTS RESERVED.(text:cinemacafe.net)
2013年04月12日国民的美少女コン出身者21人で結成武井咲や忽那汐里、上戸彩、米倉涼子など、数々の花々しい活躍をみせるモデルや女優を輩出してきた、伝統のコンテスト「国民的美少女コンテスト」から、アイドルユニットが誕生した。AKB48をはじめ、多数のアイドルがしのぎを削るアイドル戦国時代に、また新たな勢力が加わることとなる。今回デビューしたのは、同コンテストの出身者21人で結成されたアイドルユニット「X21」(エックスにじゅういち)。昨年の国民的美少女コンテストで、応募者10万2564人のなかから最終選考に残った21人で、下は12歳から、上は18歳までの平均年齢14歳だそうだ。“日本女性の美しさ”を世界に発信も28日、東京都内でお披露目会見を行ったメンバーらは、初々しくフレッシュなおそろいの制服に黒髪というスタイルで登場。座っている時の姿も、そして立ち姿も、凛とした印象で、新しいアイドル像をのぞかせている。グループ名の「X21」の「X」には、未知の可能性という意味が込められているという。所属事務所であるオスカープロモーションによると、今後メンバーは、個々の活動を積極的に行っていくほか、歌やダンスのレッスン、英語や韓国語、中国語など語学勉強にも力を入れていくそうだ。将来的には「日本の女性の美しさ」を世界に発信できるようなアイドルユニットを目指しているとのこと。まさに未知の可能性を秘めた彼女たちの今後の活躍に注目が集まる。元の記事を読む
2013年01月30日1992年に製作されたクリント・イーストウッド主演・監督作を、渡辺謙、柄本 明、柳楽優弥、忽那汐里、小池栄子、國村 隼、佐藤浩市らをキャストに再生させる映画『許されざる者』の第一弾ポスターが公開された。オリジナル版ポスターのイーストウッド同様、背を向けてじっと耐える渡辺の背中に思わず惹きつけられるデザインだ。その他の画像本作は、舞台を19世紀の北海道に変更し、かつては江戸幕府の残党として京都中にその名を轟かせるも、二度と刀を持たないと誓った男・釜田十兵衛(渡辺)が辿る数奇な運命と、暴力の連鎖を描き出す作品。物語の骨格はそのままに、オリジナルでイーストウッドが演じた役を渡辺が、モーガン・フリーマンの役を柄本明が、ジーン・ハックマンの役を佐藤浩市が演じる。約2か月に渡って根室、阿寒、知床、上川郡上川町など北海道にてオールロケを敢行し、先月27日にすべての撮影を終えた本作。渡辺は「強いか弱いか、ヒーローかアンチヒーローかだけでは無くて、十兵衛の中にあるものを音符として奏でないという、感情としてあまり表現しない所を監督も僕も狙っていた気がします。こう思ったから、こう表現するだけでないもの、その奥に何があるのか?みたいな事をいつも考えていました」と振り返る。ちなみにポスターに写る渡辺の背中は深い影が落ちているだけだが、じっくり眺めることで、主人公の抱えている苦悩や過去が浮かび上がってきそうだ。渡辺はさらに「十兵衛という男は人を殺したという呪縛から解き放たれないし、ずっとそれを背負うんですけど、でも人はそれぞれが“許されないもの”を背負って生きていくような気がするんですよね。そういう部分が共鳴していただけるんじゃないかなって思っています」と語る。メガホンを執った李相日監督はすべての撮影を終え「沢山のスタッフとキャストが二か月を超える撮影に費やした労力は、間違いなく映画の力となってフィルムに焼き付いていると信じます」と語るも「感傷に浸るより、撮影でやり残したものを編集や仕上げ作業でどれだけ挽回できるかに気を向かわせねばならず、やり切ったと言うにはまだまだでしょう」とコメント。極寒の地で撮り上げたフィルムは今後、仕上げ作業を経て来年9月13日(金)から全国公開される。『許されざる者』2013年9月13日(金) 全国ロードショー『許されざる者〈1992年〉』ブルーレイ 2500円(税込)DVD 1500円(税込)ワーナー・ホーム・ビデオ
2012年12月05日お菓子メーカーの明治は、「きのこの山」、「たけのこ里」、「きのこの山やきいも味」を対象にした「きのこの山・たけのこの里×スーパーマリオプレゼントキャンぺーン」を開始した。キャンペーン期間は2013年3月28日17時まで。同キャンペーンは、1985年の発売以降、全世界で2億8,356万本以上を売り上げ、12月にも新作が発表されるゲームソフト「スーパーマリオ」シリーズと、1970年代から親しまれている同社のロングセラー商品「きのこの山・たけのこの里」とのコラボ企画。対象商品のパッケージ中面に印字されているシリアルナンバーを、応募ポイント数に応じてキャンペーンサイト内で入力し応募すると、当選がその場でわかるインスタントウィン形式となっている。当選者数は合計3,000名。応募ポイント数に応じて「ニンテンドー3DSLL(ホワイト)」やニンテンドー3DS用ソフト「Newスーパーマリオブラザーズ2」、スーパーマリオとコラボレーションしたパッケージがそのままデザインされた「ニンテンドー3DSオリジナルポーチ」、「QUOカード」などが当たる。なお1つのシリアルナンバーにつき1ポイントで、1人何回でも応募ができる。キャンペーンには同社きのこの山・たけのこの里ホームページから応募できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月21日先日、ブレイク・ライブリーと結婚したライアン・レイノルズが、新作サイコロジカル・スリラー『The Voices』(原題)の出演交渉中のようだ。同作は『ペルセポリス』や『チキンとプラム~あるバイオリン弾き、最後の夢~』でお馴染みのイラン出身のマルジャン・ サトラピ監督が手がける最新作だ。マンダレイ・ビジョン社とバーティゴ・エンターテイメント社が製作を手がける本作は、バスタブの製造工場で働く変わり者の主人公ジェリー・ヒックファンが、工場で経理を務めている同僚に恋に落ちるものの、善良な犬と悪をそそのかす猫の意見の板ばさみとなり、殺人事件にまで展開してしまうというファンタジックなスリラー作品だ。『パラノーマル・アクティビティ2』の脚本を担当したマイケル・R・ペリーが執筆した同作の脚本は、ハリウッド業界人によって選ばれる“ブラックリスト”にもランクインしている。そんなライアンは幽霊刑事を演じるアメリカン・コミック「Rest in Peace Department」の映画化『R.I.P.D.』(原題)も来年7月(現地時間)に公開を控えている。■関連作品:デンジャラス・ラン 2012年9月7日よりTOHOシネマズ 有楽座ほか全国にて公開© 2012 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.
2012年10月12日群像劇の名手・行定勲監督が、女流作家・井上荒野の人気小説を原作に映画化した最新作『つやのよるある愛に関わった、女たちの物語』。主演の阿部寛と豪華な女優陣の共演で、2013年のお正月映画として早くも注目を集める本作の撮影現場から潜入に成功!阿部さんと大竹しのぶ、忽那汐里による緊迫のシーンに立ち会った。小泉今日子を始め野波麻帆、風吹ジュン、真木よう子、忽那汐里、大竹しのぶと、大物女優から人気若手女優までバラエティに富んだキャスティングが目を引く本作。数々の男たちと不貞を重ねるひとりの女性・艶(つや)とその夫・松生を始め、彼女を巡る愛憎、親子の絆、欺瞞、純愛など男女の5つのドラマが巧みに絡み合っていく。撮影が行われたのは、千葉県・舘山。監督自らが「大島より、大島らしいんだよ(笑)」と満足気に語るこだわりのロケ地だ。現在も使われている歴史館を病室に見立てるため改装したもので、壁に貼られたポスター一つにしてもスタッフが用意したもので、阿部さんが「こだわりの人」と称賛する行定監督らしい徹底した仕事ぶりだ。本作で大竹さんと忽那さんが演じるのは、艶に心奪われ、その純愛に全てを捧げる男・松生に捨てられた母娘。今回のシーンの現場は、その2人が大島にあるに病院に入院中の艶を訪ねに来るという場面。その病院で大竹さん演じる母・早千子と忽那さん演じる娘・麻千子が、献身的に艶の看病をする松生に再会する。始めは自分の娘だと気づかずにいた松生も、「幸せですか?」という麻千子の意味ありげな言葉に、罪悪感から逃げ出してしまう。この重要なシーン、行定監督は少ないセリフの中でそれぞれの葛藤を見せるため、セリフの言い回しからカメラのアングルまで微調整を繰り返し、何度もテイクを重ねていた。3人のキャストたちも、撮影と撮影の合間もこの静かな緊張感に言葉少なげだ。しかし、その誰もが行定組に参加できたことに喜んでいるようだ。「集中する現場なんだって思ったし、一歩も言い訳できないっていうか、すごくやり甲斐があるし、楽しいですよ。10年以上前に、CMでご一緒させて頂いたんですけど、ずっと何かやらせてもらえないかなって思ってたんです。今回、その夢が叶った。お声がかかってすごく嬉しかったです」(阿部さん)、「言葉よりも感覚的なものを追及される方なんだと感じました。監督が目指すものに近づけるために、ワンシーンの中で一つの課題をクリアしたかと思うと、また違う課題がどんどん出てくる感じです(笑)」(忽那さん)と、「こだわり」という言葉が行定組初参加の2人の口をつく。しかし、過去に『遠くの空に消えた』で監督の“こだわり”を体験している大竹さん曰く「今回はスムーズな方(笑)」なんだとか。最後に、それぞれが演じる役柄について聞いてみると、「(松生は)純粋に艶を愛している男。艶という女性は色んな男たちに行き会っていく。それをずっと後ろから一身に追いかけていって、とても可愛らしい人物に思えます」と語る一方で、役作りのためにボロボロに心も体もヤツれたその姿は痛々しくすらあり、その裏にある壮絶な役づくりを想像しないわけにはいかない。そして娘・麻千子&母・早千子役の2人は、「松生を前にした母の、“女”としての部分を見届けないといけない複雑さと、大人になろうとしてもなれない葛藤を抱いた役だと思います。松生には憎しみを抱いている」と忽那さんが真摯に語ったかと思えば、大竹さんは「(早千子は女として)理解できない!捨てた男を許すなんて、絶対頭おかしいよね」と笑い、流石は大女優の余裕を見せていた。センチメンタルに、しかし生々しく男と女を描くその現場には、行定作品の独特の雰囲気が流れていた。今回のパートを含め5つの男女のドラマが展開するこの『つやのよる』。彼らがたどり着く先は、いったいどこなのだろうか?『つやのよるある愛に関わった、女たちの物語』は2013年新春、全国にて公開。■関連作品:つやのよるある愛に関わった、女たちの物語 2013年1月26日より全国にて公開
2012年10月10日9日にサウス・カロライナ州で電撃結婚したブレイク・ライブリーとライアン・レイノルズが、近隣のヴァージニア州でロマンチックな夜を過ごした。1泊だけの、小規模なハネムーンだったようだ。ライブリーとレイノルズが泊まったのは、ヴァージニア州リトル・ワシントンにある“ヴァージニアズ・イン・アット・リトル・ワシントン”という高級ホテル。18室の部屋と3つのコテージがあるだけだが、趣味とサービスの良さで有名だ。中でも、クレイボーン・ハウスと呼ばれるコテージは、寝室2つ、バスルーム3つ、リビングルーム、ダイニングルーム、ガーデンを見下ろせる2階建てのバルコニーがあり、完全にプライバシーが守れる作りになっているという。このコテージの宿泊料金は、1泊2450ドル。カリスマ・シェフ、パトリック・オコネルが作る地元の素材を使ったフレンチ風料理を楽しめるレストランも大きな魅力。ライブリーとレイノルズが、ガーデンに近いテーブルを選び、ロマンチックなディナーを楽しむ姿も目撃されている。日曜日に夫妻はニューヨークに戻り、ライブリーは月曜日に『ゴシップガール』の撮影現場に姿を見せている。
2012年09月18日ブレイク・ライヴリー(25)とライアン・レイノルズ(35)が、9日夜、電撃結婚した。結婚式の場所は、映画『きみに読む物語』の撮影が行われたチャールストン郊外のブーン・ホール・プランテーションだ。ライヴリーとレイノルズの出会いは、2011年公開作『グリーン・ランタン』。だが交際を始めたのは昨年秋のこと。撮影が行われた2010年、レイノルズはスカーレット・ヨハンソンと結婚しており、ふたりはあくまで友達だった。レイノルズとヨハンソンは2010年末に離婚を申請。ライヴリーは昨年夏から秋にかけてレオナルド・ディカプリオと交際、破局後にレイノルズとつきあい始めた。今年初めにはニューヨーク州ベッドフォードに家を購入。お互いの家族を訪ねる姿も目撃されており、結婚も近いのではと噂はされていた。結婚式では、ライヴリーの友人、フローレンス・ウェルチがライブ演奏。ドレスはマルケーザで、ウエディングケーキはヴァージニア州からデリバリーされた。ブーン・ホール・プランテーションは古い歴史を誇るプランテーションで、今も使われており、恋愛映画『きみに読む物語』で、アリー(レイチェル・マクアダムス)とノア(ライアン・ゴズリング)が出会うシーンで使われたロマンチックな場所だ。ライヴリーは2010年12月に、ゴズリングと短い交際をしている。文:猿渡由紀
2012年09月11日兼ねてから交際中だったブレイク・ライブリーとライアン・レイノルズが9日夜(現地時間)、サウスカロライナ州で挙式したと「People」誌が報じている。ライアン主演の『グリーン・ランタン』の共演がきっかけで1年前から交際していた2人は、サウスカロライナ州チャールストン市郊外にあるブーンホール・プランテーションで結婚式を挙げた。25歳のブレイクはこれが初めての結婚、35歳のライアンは一昨年、スカーレット・ヨハンソンと2年間の結婚生活に終止符を打っている。映画のロケ地としてもよく利用される綿花農園の広大な敷地内に白いテントを張って行われた式には、ブレイクの親友でロックバンド「フローレンス&ザ・マシーン」のメインヴォーカル、フローレンス・ウェルチも出席しライヴで3曲演奏した。「hollywoodlife.com」によると、ウェディング・ドレスは「シャネル」のもので、ライアンは「ヒューゴ・ボス」のタキシードを着ていたという。約3,000ドルのウェディングケーキは8時間かけてヴァージニア州から輸送された。ブレイクとライアンは今年春、ニューヨーク郊外に家を購入、地元のジムで一緒にワークアウトしたり、ニューヨークのみならずライアンの故郷であるカナダのバンクーバーでも家族ぐるみのオープンな交際を続けてきた。挙式の数日前にはチャールストン市内で2人がベット・ミドラーと会食をしているところや、別の日に市内でブレイクの母親や姉妹の姿が目撃されているが、双方の代理人は結婚についてのコメントは10日現在(日本時間)まで発表されいない。(text:Yuki Tominaga)© ロイター/AFLO■関連作品:ゴシップガール [海外TVドラマ]TM & © Warner Bros. Entertainment Incグリーン・ランタン 2011年9月10日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. TM & © DC COMICS.
2012年09月11日監督クリント・イーストウッドに初めてアカデミー賞作品賞・監督賞をもたらした傑作ウェスタン・ムービー『許されざる者』(’92)を、李相日監督&渡辺謙主演で明治初期の北海道を舞台に映画化する日本版『許されざる者』から続報!先日報じられた第1弾キャストに続いて、柳楽優弥、忽那汐里、小池栄子、國村隼ら豪華キャストの出演が明らかとなった。1880年、幕府崩壊後の北海道を舞台に、二度と刀を持たないと決めたかつての江戸幕府の残党・釜田十兵衛が、貧困の末、再び賞金稼ぎとして戦うことを余儀なくされ、自らを正義と見なす偽善者たちと対峙していく姿を描いた、新たなる時代劇。主人公・十兵衛役に渡辺さん、そして柄本明、佐藤浩市の共演が先日の報道で明かされたが、これに続く重要ポストについたのが先述の4名である。すっかり大人びた雰囲気をまとう柳楽さん(『誰も知らない』)は主人公・十兵衛と共に賞金首を追う沢田五郎役に、彼と同じく賞金首を狙い、佐藤浩市扮する大石一蔵と対峙する勤皇の志士・北大路正春役(オリジナル版ではリチャード・ハリスの役にあたる)に名優・國村さんが扮する。柳楽さんはこれが初の時代劇挑戦となるが、「参加させていただけると聞いたときは、ものすごく興奮しました。それと同時に、オリジナル版で言えば“キッド”にあたる五郎というキャラクターを僕が演じることに少し怖さを感じていました。ただ、いまは自分の演じる役に対して誠意をもって向き合っていきたいと思ってます」と心境を語る。また、オリジナル版を劇場で観た経験のある國村さんは、「脚本が素晴らしく、オリジナルの設定を上手く同時代の日本に取り込んで、新たな魅力を見せています。これから北海道のロケ地に入って、李監督と共にどう創り上げていくか、楽しみです」と期待に胸膨らませる。女優陣の役どころも見逃せない。清楚で溌剌とした雰囲気を放つ忽那さんはその印象を封印し、顔を切り刻まれ、心に大きな傷を持つ女郎・なつめ役に、彼女のために事件の発端となった堀田兄弟の命に賞金を賭ける年長の女郎・お梶役を“姉御”が板につく小池さんが演じる。2人共に「映画のお話を聞いたときから、何が何でもこの役を演じたいと思っていましたので、決定のご連絡をいただいたときは、本当に嬉しかったです!早く北海道へ行きたい!待ち遠しい!」(忽那さん)、「お梶という役を大切に!!全力で演じたいと思います」(小池さん)と興奮を隠し切れない様子。このほかのメインキャストには、酒場の主人・喜八役に近藤芳正、なつめを斬りつける堀田佐之助役に小澤征悦、佐之助の弟である堀田卯之助は三浦貴大、北大路正春に付き従う姫路弥三郎役には滝藤賢一が決定。撮影は9月下旬より全編北海道ロケで行われる。オリジナル版の生みの親、イーストウッド監督の後押しも得て、今後海外からの注目も高まってきそうな本作。まもなく男たちの闘いの火蓋が切って落とされる!『許されざる者』は2013年秋、全国にて公開。■関連作品:許されざる者 (2013) 2013年秋、全国にて公開
2012年09月10日昨年、日本で劇場公開され映画ファンの熱い支持を集めた『ブルーバレンタイン』のデレク・シアンフランス監督とライアン・ゴズリングが再タッグを組んだクライム・サスペンス『The Place Beyond The Pines』(原題)が2013年、日本公開されることが決定!これに先駆けて、カナダ・トロントにて現在開幕中のトロント国際映画祭にて、ライアンと共演者で恋人のエヴァ・メンデスが本作を引っさげ、揃って登場する。輝きを放つ恋愛期間から色褪せていく夫婦の関係を叙情的に描き、男女共に支持を集めた『ブルーバレンタイン』。徹底した役づくりでミシェル・ウィリアムズと共に、すれ違う夫婦の関係をリアルに演じきったライアン。その後、『ドライヴ』や『スーパー・チューズデー ~正義を売った日~』など、主演作が続くいま最も忙しい人気俳優の1人となった彼だが、再びシアンフランス監督とタッグを組む本作で演じるのは、バイクのスタントマン。元恋人のために銀行強盗を働き、刑事に追われる身となる彼だったが、元恋人の元には彼の子供がいて…。その元恋人を演じるのが、本作をきっかけにプライベートでもライアンの恋人となった『ワイルド・スピード』シリーズのエヴァ・メンデス。さらに、彼を追う刑事役に『ハング・オーバー』シリーズのセクシー男優、ブラッドリー・クーパーと、色気あふれる男女が揃い踏み。また、このたび9月7日(現地時間)にカナダのトロント国際映画祭にて、本作の世界初披露となるワールドプレミアを行うことが決定!当日は、シアンフランス監督にライアン、エヴァが揃って登場予定とのこと、恋人同士となった2人が公の場に揃うのはこれが初となるため、ツーショットが待ち望まれる。『The Place Beyond The Pines』は2013年、全国にて公開。第37回トロント国際映画祭は9月16日(現地時間)まで開催。■関連作品:The Place Beyond The Pines (原題) 2013年、全国にて公開© 2012 KIMMEL DISTRIBUTION, LLC All Rights Reserved
2012年09月06日ライアン・ゴズリングが新作ファンタジー映画『How to Catch a Monster』(原題)で監督デビューを果たすことになった。ライアンは『ドライヴ』で共演したクリスティーナ・ヘンドリックスを主演に据えた本作で初監督を務めるようで、脚本も執筆するという。「マーク・プラット、アダム・シーゲルらプロデューサー陣、そしてボールド・フィルムズには支えていただいており感謝しています。スタッフ全員とこの映画を製作できるのをいまから楽しみにしています」と監督デビューの喜びを語った。本作は、クリスティーナ演じる2児のシングルマザーがファンタジーの世界に迷い込み、子供のひとりが水中にある謎の街を冒険するという内容。クリスティーナ同様『ドライヴ』でライアンとタッグを組んだプロデューサーのプラット氏は、ライアンの手がけた脚本について「思わず引き込まれるような美しい脚本」と称賛し、これまでの演技経験が監督業に活かせるだろうとコメント。さらに、「『ドライヴ』に引き続きライアンと組んで、彼の監督と脚本デビュー作をプロデュースすることができて嬉しいかぎり。ライアンは思わず引き込まれるような美しい脚本を創り出していて、それを実際に映像化するための明確なビジョンがあるんです。観客を映画の世界に引き込む彼の能力は、フィルムメーカーとしても役に立つはず」と語っている。■関連作品:ギャングスター・スクワッド (原題) 2012年秋、全国にて公開
2012年08月31日今、乗りに乗っているライアン・ゴズリングが、ついに監督デビューを果たす。主演には『MAD MEN マッドメン』のクリスティーナ・ヘンドリックスが決まっている。『ラブ・アゲイン』『スーパー・チューズデー ~正義を売った日~』『ドライヴ』など、最近出演作が相次いでいるライアン・ゴズリングは、多忙な合間にも自分の脚本を書き、監督デビューに向けての努力を続けていた様子。タイトルは『How to Catch a Monste』。ファンタジー・ノワールで、モダンなフェアリーテールの要素もあるという。撮影は来年春開始。来月6日にスタートするトロント映画祭で海外の配給権を売る計画だ。主演のヘンドリックスは、ゴズリングと『ドライヴ』で共演しており、現在、アメリカで最もセクシーな女性のひとりとして注目を集めている。また、ゴズリングは、本業である俳優業のほうも、あいかわらず多忙なようで、トロント映画祭では、『ブルーバレンタイン』のデレク・シアンフランス監督と再び組む主演作『The Place Beyond the Pines』が世界初上映される。共演はブラッドリー・クーパーとエヴァ・メンデス。そのほか、7月にコロラド州で起きた乱射事件のため延期になった『Gangster Squad』も、来年1月北米公開の予定だ。文:猿渡由紀
2012年08月30日ケネス・ブラナー監督、クリス・パイン主演で製作される“ジャック・ライアン”シリーズの新作映画に、ケビン・コスナーが出演することになりそうだ。ほかにもコスナーは、リュック・ベッソンからもオファーを受けており、来年夏には“スーパーマン”の新作映画『マン・オブ・スティール(原題)』に出演する。キャリアのピークを越えて久しいケビン・コスナーだが、今年はテレビのミニシリーズ『Hatfields & McCoys』がサプライズヒットし、再び注目を集めた。同番組は今年のエミー賞に22部門でノミネートされている。ケネス・ブラナー監督で新しくよみがえる“ジャック・ライアン”シリーズで、コスナーが演じることになりそうなのは、ライアン(クリス・パイン)の指導者的人物。過去作には登場していない新しいキャラクターだそうだ。ジャック・ライアンは過去にハリソン・フォード、アレック・ボールドウィン、ベン・アフレックらが演じてきた人気キャラクター。原作はトム・クランシーの小説で、映画が作られるのは2002年の『トータル・フィアーズ』以来のこと。一方、リュック・ベッソンがオファーしているのは『Three Days to Kill』というタイトルのアクション・スリラー。コスナーの役は、死を目前にしている殺し屋で、最後の仕事を引き受けながら、娘との関係を修復しようとしている男らしい。ベッソンは、本作ではプロデュースにとどまり、監督はしないらしく、監督は未定。マックGが興味を示しているらしい。来年夏公開の『マン・オブ・スティール(原題)』での役は、クラーク・ケントの父親役。この作品はすでに撮影を終えている。文:猿渡由紀
2012年08月08日デンゼル・ワシントンが悪役を演じ、全米で大ヒットを記録した映画『デンジャラス・ラン』。本作でワシントンを相手に堂々の演技を見せたライアン・レイノルズが映画について語るコメントが届いた。その他の写真レイノルズといえば、最近では『[リミット]』や『グリーン・ランタン』などで単独主演も任されるほどの若手実力派。私生活でのモテ男ぶりも有名で、2004年には歌手のアラニス・モリセットと婚約したが後に解消、2008年には女優のスカーレット・ヨハンソンと結婚するが約2年後に離婚、現在は『グリーン・ランタン』で共演したブレイク・ライブリー(TVドラマ『ゴシップガール』の主演女優)と交際するなど、数々の浮名を流している。そんなレイノルズが『デンジャラス・ラン』で演じたのは、南アフリカでCIAの隠れ家を管理する新米諜報員マット。レイノルズは自身の役について「非常に低レベルで、恐ろしくつまらない仕事に就いているんだ。新人に課せられる苦行みたいなものだね。普通は皆もっと面白い他の役職に移っていくんだけど、マットには思いがけなくスリル満点の任務が舞い込んでくる」と説明する。その任務とは、極秘情報を他国に大金で売り渡しているという元CIA諜報員トビン・フロストを護送すること。何者かに命を狙われるこの大物犯罪者を連れて、32時間にもわたる過酷な逃避行を余儀なくされるのだ。そして、この過程で描かれるのが数多くの激しいアクションシーン。レイノルズは「マットは訓練を積んだ戦士じゃないから、洗練された空手ファイトなんかどこにもない。とにかく醜い格闘なんだ。噛みついたり頭突きしたり、殺すか殺されるかのね」と語る。また、激しい撮影だけに事故もあったようで、「デンゼルと車内で格闘するシーンでは、僕の後頭部がデンゼルの顔とぶつかって彼の片目が腫れ上がってしまった。大事には至らなかったけど、そこにいた人皆がヒヤヒヤしていたよ」と振り返る。そんな“あわや”という場面もあったワシントンとの共演だが、やはりレイノルズにとっては貴重な体験だったようだ。「デンゼルからはたくさんのことを学んだ。特に、役者にとって自己鍛錬が何より大切で財産だということ。彼はどの役者より勤勉で、あらゆる点で準備万端なんだ。現場に現れたらリハーサルの必要もなくいつでも本番に入れる。すべての下調べはとっくに終わっているんだよ」。名優との共演でまた一段、俳優としてのレベルを上げた様子のレイノルズ。公私とも絶好調のこの男に注目してほしい。『デンジャラス・ラン』9月7日(金)より、TOHOシネマズ 有楽座ほか全国ロードショー
2012年08月02日阿部寛と行定勲監督のタッグで直木賞作家・井上荒野の同名小説を映画化した『つやのよる』。本作に小泉今日子、野波麻帆、風吹ジュン、真木よう子、忽那汐里、大竹しのぶ、荻野目慶子が出演していることが明らかになった。また、6月上旬、都内某所にて小泉と荻野目による女の壮絶な“戦い”のシーンの撮影が行われ、報道陣に公開された。その他の写真自由奔放で謎めいた女性の艶(つや)と関わった人々の姿を描く群像劇で小泉は、艶の最初の男である小説家を夫に持つ女・環希を演じる。この日、撮影されたのは文学賞の受賞パーティ。環希は荻野目が演じる、夫と愛人関係にある評論家の愛子から、夫の小説が実は艶をモデルにしていると知らされる。そこから女の意地とプライドがぶつかり合い、互いにグラスの中身を相手にぶちまけ、掴み合いのケンカにまで発展する。150人ものエキストラを集めたこのシーン。原作者の井上も現場を訪れ、エキストラとして参加。数分におよぶ長回し、特にワインをぶちまけての大立ち回りは一発勝負だけに念入りにリハーサルが繰り返される。いよいよ本番、徐々にヒートアップし、ついに愛子が激高し環希にワインをかけると、それを合図にテーブルに並ぶグラスの中身を互いにかけあい、憎悪をむき出しにして取っ組み合う。行定監督の「OK」の声が響くと、一瞬の静寂ののち拍手がわき起こった。小泉は「対決シーンは楽しかった。実人生では経験したことのない、女同士の取っ組み合いというのを3回戦! 次の日、激しい筋肉痛になるほどの戦いでした(笑)」とふり返った。小泉以外の女性キャストでは、野波は艶の最初の夫の愛人、真木は艶がストーカーになってまで追い求めた男の恋人、風吹は艶の愛人だったかもしれない男の妻を演じている。また大竹と忽那は親子役で共演。阿部が演じる艶の夫・松生の前妻とその娘という役柄を演じる。錚々たる女優陣との共演に主演の阿部は「こんなに素敵な女優さんたちと映画で共演できてうれしいです」とコメント。行定監督は「複雑で曖昧な男女の物語をこの女優たちが生々しく演じています。既にそれぞれのこんな顔が観たかったというカットが撮れていますから、期待していて下さい」と自信をのぞかせる。『つやのよる』2013年新春全国ロードショー取材・文・写真:黒豆直樹
2012年07月13日宮沢賢治の小説をアニメ化した『グスコーブドリの伝記』が7月7日(土)に公開を迎え、声優を務めた小栗旬、忽那汐里、林家正蔵、林隆三、草刈民代に音楽を担当した小松亮太、そして杉井ギサブロー監督が舞台挨拶に登壇した。度重なる自然災害に見舞われながら家族を取り戻すべく各地を巡るグスコーブドリの成長と、彼のある決断を繊細で色鮮やかなアニメーションで描き出す本作。初日舞台挨拶には和装がすっかりおなじみとなった小栗さん。夏らしい涼しげな着物姿に、先日、賢治の故郷である岩手県花巻市の“賢治まちづくり課”の一日課長を務めた際に贈られた帽子をかぶって登場した。この日はあいにくの雨模様となったが、「雨ニモマケズ、全国の人に届くようにと願っています」と賢治の詩を引用した粋な挨拶。初の声優挑戦となった忽那さんは「最初の声優がこんな感性豊かな作品で嬉しい」と感慨深げに語る。林さん、草刈さんにとってもアニメ作品の声優を務めるのは今回が初めて。「敬愛する賢治の大好きな『グスコーブドリの伝記』に参加できて楽しかった」(林さん)、「このような素晴らしい作品に参加できて光栄」(草刈さん)と出演の喜びを明かした。正蔵さんは「モヤモヤした世の中ですが、この作品を観ると前向きな爽やかな風が胸をスッと吹き抜けていくと思います」と胸を張る。バンドネオンを持って登場した小松さんは「普段はアルゼンチンタンゴをやってますので『どうなるんだ?』と思われた方もいたと思いますが、こんな音楽になりました」とホッとした様子で作品を送り出した。長年、本作の企画を温めて来てようやく公開にこぎつけた杉井監督は「絵を作ったスタッフ、ここにいるみなさんがいまのような世の中に向けて全力投球してくれた」とスタッフ、キャスト陣への感謝の思いを口にした。七夕に合わせて、登壇陣は願いを書き入れた短冊を披露したが、小栗さんは「『グスコーブドリ』がたくさんの人に届きますように」と映画のヒットを祈願。さらに小さく「(月9もね)」と加えて、ちゃっかり主演ドラマのヒットもお願い。「あさってから始まりますので」と観客に向けてアピールし笑いを誘っていた。最後に再びマイクを握った小栗さんは「賢治の原作と同じように観る人それぞれにいろんな感じ方をもたらす作品です。多くの人に伝わり、ちょっとでも考えるきっかけになってくれたら嬉しい」と呼びかけ、舞台挨拶は幕を閉じた。『グスコーブドリの伝記』は丸の内ピカデリーほか全国にて公開中。■関連作品:グスコーブドリの伝記 2012年7月7日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012「グスコーブドリ製作委員会/ますむらひろし
2012年07月09日ライアン・レイノルズが、『ハイランダー/悪魔の戦士』(’86)のリメイク作品に出演が決定したようだ。ライアンは、80年代の同SFカルト作品のリメイク版で主役のスコットランド人、コナー・“ハイランダー”・マクラウドを演じる見込みだ。『アイアンマン』の脚本を担当したアート・マーカムとマット・ハロウェイが、『トワイライト』シリーズの脚本を務めるメリッサ・ローゼンバーグと共に同作の脚本を執筆している。クリストファー・ランバートがコナー役、ショーン・コネリーがコナーの師匠、ホアン・サンチェス・ヴィラロボス・ラミレス役を演じたオリジナル版は、アメリカでの評判は芳しくなかったものの、ヨーロッパ圏では根強い人気を誇り、映画とTVの両方でシリーズ化されている。以前から出演候補に挙がっていたライアンだが、ほかの映画出演を断っていることから、今回本作への出演を決定したと考えられている。同作の公開予定日は未定だ。
2012年06月29日小栗旬が声優を務めるアニメーション映画『グスコーブドリの伝記』のジャパンプレミアが12日に岩手県花巻市で行われ、小栗、忽那汐里、草刈民代、音楽を手がけた小松亮太と杉井ギサブロー監督が登壇した。その他の写真プレミア上映前に行われた歓迎セレモニーで、花巻の幼稚園児たちから花束をプレゼントされ、花巻市長より“一日賢治課 課長”に任命された小栗は「機会があれば来たいと思っていたので、今日来られてよかったです。大自然の中で気持ちよい場所で、リラックスできました。賢治が愛した岩手の土地を一日ですが、映画とともにPRしたいです」とコメント。宮沢賢治の母校である花巻農業高校で行われたプレミア上映では「僕らは作品を通して、イーハトーヴに触れてきたけれど、その場所で、映画を観てもらえたことがとてもうれしいです」とあいさつした。杉井監督は「27年前の『銀河鉄道の夜』の映画化から、久しぶりに花巻に来ました。ただ、この学校は初めてです。こういう自然の中で、賢治が作品をつくっていたと思うと感慨深いですね」と言い、「震災があって、自然と人間の関係を考えさせられ、僕らができることはこの映画をきちんと作り上げること、賢治の想いを伝えることだと思いスタッフみんなで力を出し切りました」と集まった学生たちに語りかけた。本作は、宮沢賢治の同名作を基に、冷害にみまわれた森で暮らす青年ブドリが、その脅威に向き合いながら、自身が愛する人々を守るために奔走する姿を描く感動作。『グスコーブドリの伝記』7月7日(土)丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
2012年06月13日『ドライヴ』で天才的な運転技術を持つスタントマンをクールに演じているライアン・ゴズリングが3日(現地時間)、ニューヨークでタクシーとぶつかりそうになったジャーナリストを救出、実生活でもヒーローになっていた。イギリス人の女性記者、ローリー・ペニーがTwitterに投稿したつぶやきから明らかになったもので、彼女は「たったいま、ライアン・ゴズリングに助けてもらいました。本当にたったいま。私は右側を見ずに六番街を横切ろうとしていたんです、(車は左側通行の)ロンドン出身だから」とつぶやいた。「するとライアン・ゴズリングが私をつかんで『ほら、気をつけて!』と言って、タクシーから遠ざけてくれました…」と偶然にもライアンに助けられた経験をつぶやいたペニーだが、最初はそれがライアンだと気づかなかった。そばにいた女性が「あなた、ラッキーね」と教えてくれたという。果たして本物のライアンだったのか、メディアからの問い合わせに彼のパブリシストは回答を寄せていない。(text:Yuki Tominaga)© Barcroft Media/AFLO■関連作品:スーパー・チューズデー~正義を売った日~ 2012年3月31日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2011 Ides Film Holdings, LLC ドライヴ 2012年3月31日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2011 Drive Film Holdings, LLC. All rights reserved.■関連記事:俳優ライアン・ゴズリングに迫る!vol.3鬼才ニコラス・W・レフンが語る「愛」男も女も惚れこむ!『ドライヴ』ライアン&キャリーの新ビジュアル公開俳優ライアン・ゴズリングに迫る!vol.2運命に翻弄される“正義”の若き野心家ジョージ・クルーニー、スーダン大使館前のデモ参加中に一時身柄を拘束される俳優ライアン・ゴズリングに迫る!vol.1『ドライヴ』で魅せる“謎”の男
2012年04月05日3回にわたり俳優ライアン・ゴズリングの魅力に迫っていく連載インタビュー、最終回を飾るのは現在公開中の『ドライヴ』でメガホンを握ったデンマーク出身の若き鬼才、ニコラス・ウィンディング・レフン。ライアンに演じてもらうために、名もない“ドライバー”という孤高のヒーローを創り上げた監督に、ライアンとの出会いから、2人がこの映画に込めた「男のロマン」まで語ってもらった。2人の出会いはライアンからのラブコールから始まった。元々、ジェイムズ・サリズの同名小説を原作にした脚本を読んで気に入っていたライアンが、その監督にかねてより目をつけていたレフン監督を指名したのだ。だが出会った当時、監督は最悪のコンディションにあったという。「風邪で高熱を出してしまって。ライアンと待ち合わせていたレストランにも四つん這いになって行かなければならなくて(笑)。彼との食事中も気のない返事ばかりだったんだ。それで辛くなって帰りに彼にホテルまで車で送ってもらったんだけど、ライアンは無言で運転していて、車内には気まずい沈黙が流れていて…。僕は仕事で妻と子供にも会えないし、おまけにハリソン・フォードの作品も思うようにいかないこと(当時進行していた作品で、主演のハリソンが死ぬ設定に異を唱え、監督は降板した)が頭をめぐって涙が出てきたんだ。それで車窓から外を眺めていたら、ロスの高速の夜景が広がっていて、BGMには『REOスピードワゴン』が流れていて、ライアンが運転していた。その全てが良くて、この映画を撮りたいと思ったんだ」。哀愁漂う風景とライアンの運転する寡黙な姿が合わさった瞬間に、ドライバーという男が誕生したのだ。そして、本作の最大の見どころであるドライバーの“涙”も、きっとここから生まれたのだろう。それにしてもこのドライバー、名前もなければどこから来た者なのかも分からない。敢えて語らないことに、監督は何を意図したのか?「引き算をすることによって観客は謎を深め、より意味を汲み取ろうとする。彼にセリフがほとんどないという設定も、孤独な存在にするというより、彼をより謎めいた存在にしたかったから。言葉を発しない寡黙な男にすれば、彼がやること成すことに何か意味があるんじゃないかと思うわけ。ただ自分なりにしか彼を理解できないんだけど、それがより彼を面白くするんだよね」。だが、当のライアンにとってこの名もない男を演じるのには試練が伴ったよう。「全体の撮影期間が7週間というハードスケジュールの中、カーチェイスのシーンは2日間くらい、車中のシーンに至っては全部1日で撮ったんだ。ライアンにただ一つ言ったのは、『全部、内に秘めていてくれ』ということ。感情を表現しなくていいと。なぜなら行動を通して、感情が全て伝わるはずだから。でもやっぱりすごく大変だったよ。ライアンが時々感情がこぼれそうになったときは、ライアンのそばに行ってハグをしてあげたよ(笑)。彼が諦めるまでハグしてたよ。諦めてくれたところで、『神に誓って感情を出さないように』と言ったんだよ」。2人の間にある愛を感じさせる微笑ましいエピソードだが、そんな2人が創り上げたドライバーの内にある“愛”こそが観る者を締めつけて離さない。ドライブという“動”を通して彼が魅せる“静”なる、でも狂おしい愛。監督は語る。「ドライバーというのは、常に動き続かなければいけない人間だった。だけどヒロインのアイリーン(キャリー・マリガン)と出会って、それまで動かなければ息ができなかったのが、“動かなくても息ができるんだ”という感覚に彼は陥る。でもそれは長く続かなくて、彼女の夫が釈放されたことによって、彼はまた動的な存在にならざるを得ないんだ」。ドライバーは監督にとっての「男のロマン」?そう尋ねると「もちろん!どんな男だって愛する女性を悪の手から守りたいものだよ」という監督。実は、ラブストーリーが好きでよく観るそうで「ロマンティックな映画を観ると、すぐ泣いてしまうんだ。お気に入りのラブストーリーは『Brief counter』(’45)。『プリティ・ウーマン』(’90)も大好きだよ」という意外な一面も。言っておくが、本作は正真正銘の純愛ラブストーリーだ。ぜひ、この激しく心揺さぶる深い「愛」を受け取ってほしい。ちなみに、本作を通して深く結ばれたライアンとは、既に2作目となる『Only God Forgives』(原題)をタイ・バンコクで撮影している。共演はクリスティン・スコット・トーマス。復讐劇を軸にしたアクション映画のようだが、詳細は未だ明かされていない。「『ドライヴ』の前から脚本を書いていた作品なんだけど、ライアンの役は観てからのお楽しみだよ。ラブ要素も少しあるよ。僕は何となく分かっているけど、まだまだお楽しみに…」。今度は、2人がどんな化学反応を起こしてくれるのか、楽しみで仕方がない。■関連作品:ドライヴ 2012年3月31日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2011 Drive Film Holdings, LLC. All rights reserved.■関連記事:男も女も惚れこむ!『ドライヴ』ライアン&キャリーの新ビジュアル公開俳優ライアン・ゴズリングに迫る!vol.2運命に翻弄される“正義”の若き野心家俳優ライアン・ゴズリングに迫る!vol.1『ドライヴ』で魅せる“謎”の男シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第24回)理想の“尽くす男”俳優は?今までにないほどにクール!ライアン・ゴズリング主演『ドライヴ』試写会に20組40名様ご招待
2012年04月04日小栗旬が声優を務めるアニメーション映画『グスコーブドリの伝記』の完成報告会見が4日に都内で行われ、小栗、忽那汐里、柄本明、杉井ギサブロー監督が登壇した。その他の写真本作は、美しき森・イーハトーヴに暮らすブドリ(声:小栗)が、突然襲った天災で妹のネリ(声:忽那)ら家族と離ればなれになり、ひとりきりになっても懸命に生き、やがて困難に直面した故郷と大切な人たちを守るために立ち向かう姿を描く。本作の原作は宮澤賢治の童話で、名作アニメ映画『銀河鉄道の夜』を手がけたスタッフが再集結し、5年の歳月をかけて作りあげた。小栗は「幼少の頃に観た『銀河鉄道の夜』が印象に残っていたので、今回お話をいただいたときにうれしい反面、不安はありました」と話し、声優に初挑戦した忽那は「地声が低いので、監督から『幼く』と言われて不安だったんですけど、画面と向き合う作業はとても新鮮で楽しかった。でもスクリーンで自分の声を聞いて恥ずかしくてなかなか観られなかった」と吐露した。また、杉井監督は「スタッフたちが賢治の世界を取り込んで参加してくれたのであまり僕がやることはなかったし、キャストのみんなもそれぞれキャラクターの声にぴったり。これは世界中の人びとに観てほしい」と作品の仕上がりに自信を見せた。“自然の営みに、人はどう対処するのか”をテーマに作られた本作。小栗は「どの世代の方にも受け取ってもらえる作品になっている。宮澤賢治の世界観を含め、日本人らしさが入っている作品だと思うので、本作を観てもう1度自分たちの国を考える機会になったら良いと思う」とメッセージを送った。『グスコーブドリの伝記』7月7日(土)丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
2012年04月04日アニメーション映画『グスコーブドリの伝記』の完成報告会見が4月4日(水)、東京の明治記念館で行われ、ボイスキャストを務めた小栗旬、忽那汐里、柄本明、杉井ギサブロー監督が出席した。1985年に宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」をアニメ化した杉井監督×ますむらひろし(キャラクター原案)のコンビによる新作で、「銀河鉄道の夜」と同じく原作は宮沢賢治の小説。美しきイートハーブの森を舞台に、厳しい自然と向き合う主人公・ブドリの成長を描き出す。子供の頃に『銀河鉄道の夜』を観て、さらに杉井監督の手による「タッチ」シリーズも大好きだったという小栗さんは「『銀河鉄道の夜』のジョバンニがすごく印象に残っていて、お話をいただいたときは嬉しい反面、『(自分で)大丈夫かな?』という気持ちでしたが、監督にお会いできるというのが嬉しかった」とふり返る。実際に会った杉井監督の印象について「怖い人なんじゃないかというイメージがあったんですが、すごく物腰が柔らかくてびっくりしました」と明かした。忽那さんは本作で声優に初めて挑戦したが「地声が普段から低いので、監督からは『とにかく幼く』と言われて不安でしたが、画面と向き合うという作業は新鮮でした」と笑顔で述懐。作品については「いろんなキャラクターが登場しますが、犠牲の上での“何か”が描かれていて、それをメッセージとして受け取りました」と真摯に語った。柄本さんは「監督の作った世界で、監督に導かれながらやりました」と語るが、杉井監督は「賢治作品は2度目ですが、みんなが賢治の世界を自分で取り込んでやってくれるので、僕はほとんど何もしていないです」と穏やかな笑みを浮かべた。さらに「現代は音がとても多いけど、人の声は“言霊(ことだま)”として魂を持っている。みなさんの気持ちが入って、映画が大きくなっていくのを実感し、声に力があるんだということを久々に感じました」と声優陣を称えた。またこの日、主題歌が1980年に小田和正が「オフコース」時代に発表した「生まれ来る子供たちのために」に決定したことが発表され、小田さんの歌声が入った特別映像も上映された。杉井監督は、企画段階からこの曲を主題歌として念頭に置いていたことを明かし「詞そのものが、まさに賢治が童話に込めた思いとシンクロしている」と語る。小栗さんや忽那さんが生まれる前に発表された楽曲だが、曲と詞が伝える世界観について小栗さんは「この作品のために作った曲ではないのに、そうなっているのがすごいですね」としみじみと語った。報道陣からは新婚の小栗さんに対し、曲のタイトルと引っかけて「自分が父親になったら子供に映画を見せたいか?」、「“生まれ来る子供”に対しての思いは?」という質問も飛んだが、小栗さんは「きっとそう来ると思ってました」と動じることなく「僕の心の中に(答えは)ありますが、言わないですよ」とかわしていた。『グスコーブドリの伝記』は7月7日(土)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:グスコーブドリの伝記 2012年7月7日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012「グスコーブドリ製作委員会/ますむらひろし■関連記事:小栗旬の母親役に草刈民代!『グスコーブドリの伝記』豪華声優陣が続々発表小栗旬&忽那汐里が兄妹役で共演!宮澤賢治原作『グスコーブドリの伝記』声優に挑戦
2012年04月04日