昨年1月期に放送された連続ドラマ『ブラッシュアップライフ』(日本テレビ)が『第32回橋田賞』を受賞した。同作で脚本を務めたお笑い芸人のバカリズムが10日、都内で行われた授賞式に登壇し、受賞の喜びを語った。同作は「緻密に練られた伏線と、軽妙なセリフの会話劇で、ドラマの面白さを再認識させた。俳優陣の演技も見事で、視聴者から熱い共感を呼ぶドラマに仕上がっていた」という理由で受賞。さらにバカリズムは「『ブラッシュアップライフ』でのアイデアにあふれたオリジナル脚本が見事」と、個人賞も受賞。賞状と置時計を受け取ると、「素晴らしい賞をいただき、ありがとうございます」と喜んだ。「『ブラッシュアップライフ』という作品は、本当に最高のスタッフさんたちと、安藤サクラさんをはじめとする超一流の役者さんたちに囲まれて、これで脚本が面白くなかったらもうバチが当たるんじゃないかっていうぐらい、本当に恵まれた環境で、非常にのびのびと書かせていただきました」と振り返る。そして「この作品は、特に社会に向けた強いメッセージがあるわけでもなく、なんとなく自分の中にある『結局地元の友達とファミレスとかでだらだらしゃべってるのが1番楽しいよね』っていう、ぼんやりとした感覚だけで書き進めてきたんですが、それが結果的にいろんな方に共感し、こういった形で評価していただくことができてうれしいです。また素晴らしい方たちと一緒に何か作品ができるように、また明日から頑張っていきたいと思います」と決意を語った。1993年に創設された『橋田賞』は、日本人の心や人と人とのふれあいを温かくとりあげてきた番組と人に対して顕彰助成するもの。各テレビ局、モニター、橋田文化財団選考委員の推薦作品及び人を対象に検討を加え、候補を選出する。受賞作品・受賞者は以下の通り。■橋田賞・『ブラッシュアップライフ』(日本テレビ)・『ひとりぼっち―人と人をつなぐ愛の物語―』(TBS)・連続テレビ小説『らんまん』(NHK)・相葉雅紀・神木隆之介・北川景子・バカリズム・大下容子■橋田賞新人賞・浜辺美波・趣里■橋田賞特別賞・井上順■野村昭子賞・大方斐紗子■令和5年度橋田賞新人脚本賞佳作・『嘘つきリーさん』安達あづさ・『あなたに花が咲くように』平木健典・『ニンベンに憂う』三谷武史
2024年05月10日育児をしながら各分野で活躍する女性を表彰する『第16回ベストマザー賞2024』(主催・日本マザーズ協会)の授賞式が9日に開催。スポーツ部門を元サッカー日本女子代表でタレントの丸山桂里奈(41)が受賞した。授賞式後には取材も実施。丸山は『ベストマザー賞』の印象について「横文字がわからないんですけど、お母さんがもらえる賞」と話し、笑いを誘った。子育てについては「めちゃくちゃ大変です。産まれてから目が離せないからびっくりするぐらい大変」と驚きながら、「独身の時って、例えばうどんを吸い込んだらそのまま飲み込んでもいいかなって思えるぐらい勢いがあった。今はかまないといけない」と独特の表現で忙しさを語った。また、娘は1歳に。父・本並健治も母・丸山桂里奈も日本を代表するアスリートだった。娘の将来について丸山は「すごい力が強い。見たら何でも登りたがる。動物の本能が強い」とする。ただ、ここで話が急転換。「動物も好き。動物にエサを与える方になってほしい」と飼育員になることを期待した。スポーツについては「スポーツをやりたいならやればいいと思います」としていた。そのほか、芸能部門をタレントのpeco(28)、音楽部門をアーティストのBENI(38)、社会経済部門を身体美容家、モデル、タレントの優木まおみ(44)、文化部門をフリーアナウンサーの川田裕美(40)が受賞した。
2024年05月09日育児をしながら各分野で活躍する女性を表彰する『第16回ベストマザー賞2024』(主催・日本マザーズ協会)の授賞式が9日に開催。文化部門をフリーアナウンサーの川田裕美(40)が受賞した。壇上のスピーチで川田は「ステキな賞をいただき、本当にありがとうございます。身に余る光栄です」としみじみと口にした。授賞式後には取材も実施。受賞の一報が入ったときを振り返ると「信じられなかったです。いい母親みたいなこともしてないですし、何もお手本になることができていないので」としながらも「うれしくて。じわじわうれしさを感じています」と笑顔を見せた。現在は長男3歳、長女1歳。「毎日必死」と苦笑いしながらも「今、頑張ればもう少ししたら楽になれるのかな、と希望を抱きながら過ごしています」と口にする。誰に受賞の喜びを伝えたいか問われると「母ですね。自分の母に感謝する機会が出産、育児をするまでなかなかなかった。改めて母のありがたみを感じます。1番喜んでくれるのは母なのかな」とかみ締めるように語った。子どもには早くもしゃべりの才覚を感じるそう。「アナウンサーになりたいって言われたら泣いちゃいますね(笑)。私のできることをすべてやりたい。下の妹は、よくしゃべるので片鱗がもしかしたらあるかも。こっちが、そのうち言い負かされるんじゃないかなってぐらい、よくしゃべります」と笑う。川田といえばスキップができないことでおなじみ。「上の子の友だちもスキップしだしている。来ちゃったな、という感じです(笑)。どうやって逃げようかな」と苦笑いで、まだ“やって”とは言われていないことを明かし「その一言が、できるだけ遅くなるように願っています」とこぼしていた。そのほか、芸能部門をタレントのpeco(28)、スポーツ部門を元サッカー日本女子代表でタレントの丸山桂里奈(41)、社会経済部門を身体美容家、モデル、タレントの優木まおみ(44)、音楽部門をアーティストのBENI(38)が受賞した。
2024年05月09日エリザベス・モス主演『Shirley シャーリイ』より本予告とポスタービジュアルが解禁された。サンダンス映画祭、ベルリン国際映画祭、フロリダ映画批評家協会賞ほか世界中の映画祭で絶賛された本作は、ゴシック作家シャーリイ・ジャクスンの伝記をマーティン・スコセッシ製作総指揮で映画化した心理サスペンス。この度解禁された本予告は、「シャーリイ、執筆中の小説は?」「『あんたには関係ない』ってタイトルよ」と、思うように執筆活動が捗らないシャーリイの心中穏やかでない状況、そして世間とのシニカルな関係性を象徴するようなシーンから始まる。そんな中、大学教授である夫スタンリーの手はずにより、平凡な1人の女性・ローズがやってくる。初めは突然の来訪者を忌々しく思っていたシャーリイ。しかし、世間の多くが不気味がっている自身の短編小説「くじ」について、「引き込まれて鳥肌が立ったわ」と真っ直ぐな瞳で語るローズに次第に興味を抱き、2人の<奇妙な絆>が始まっていく…。「女学生失踪の話か 低俗だが書いてもいい」「狂気の淵に立つ夫人 これから何が起こるのか?」とスランプ中のシャーリイを煽るような態度で接するスタンリー。夫との溝が深まっていく一方、それに比例して親密さを増していくシャーリイとローズの関係はどういう結末を迎えるのか?創作するシャーリイの頭の中を垣間見るような美しく幻想的なカットも印象的だ。併せて解禁となったポスターは、鬱蒼とツタの生い茂る家の窓から外を見つめるシャーリイの姿を捉えたもの。その虚ろでありながら強い眼差しは、自分の頭に浮かんだ物語のビジョンを追いかけているのか、それともこれから家を訪れる無垢な生贄を見つめているのか…。遥か昔から棲み着いている幽霊のように窓辺に佇むシャーリイの姿、そして「魔女の毒であなたは目覚める」と添えられたコピーが見る者の想像を掻き立てる、不穏な予感に満ちたビジュアルとなっている。『Shirley シャーリイ』は7月5日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:Shirley シャーリイ 2024年7月5日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2018 LAMF Shirley Inc. All Rights Reserved
2024年05月09日育児をしながら各分野で活躍する女性を表彰する『第16回ベストマザー賞2024』(主催・日本マザーズ協会)の授賞式が9日に開催。芸能部門をタレントのpeco(28)が受賞した。壇上でpecoは「こんな素敵な賞いただき、本当にありがとうございます」と笑顔。ただ、直後に「ちょっと泣きそうなんですけど、ちょっとすいません…」と思いがあふれた。23歳になってすぐに第1子男児が誕生。今は5歳になる。その間、夫のryuchellさんが亡くなるなど、家族間にはさまざまなことがあった。それでも「どんな時でもママであることが、自分自身をすごく強くしてくれた」と感謝する。子どもを強く叱ることもあり、もっと優しくできたのではと反省もする日々。それでも「私が今日この賞をいただいて、本当に完璧な毎日じゃなくてもいいなと本当に思えたように、きっと一生懸命我が子と向き合っているママはもう全員が『ベストマザー賞』だなと、本当に心から思います。本当に毎日お疲れ様です」と話す。最後は「これからも私は、きっと帰ってガミガミ言ってしまう思うんですけど私なりのやり方で愛を伝えていければ。そして何より、私をママにしてくれた息子とryuchellに感謝し続けたい」と話すと大粒の涙がこぼれていた。そのほか、スポーツ部門を元サッカー日本女子代表でタレントの丸山桂里奈(41)、社会経済部門を身体美容家、モデル、タレントの優木まおみ(44)、文化部門をフリーアナウンサーの川田裕美(40)、音楽部門をアーティストのBENI(38)が受賞した。『ベストマザー賞』は、一般のママ・パパたちが想う「共感」や「好感」の著名人ママに投票し、その1年間の集計で選出される。毎年、母の日を前に開催されている。
2024年05月09日7月期の新金曜ドラマは、日本推理作家協会賞や山本周五郎賞など数々の受賞歴を持つ早見和真が2021年に発表した早見和真の同名小説を原作とした「笑うマトリョーシカ」を放送。水川あさみ、玉山鉄二、櫻井翔が共演する。印象的な笑顔とリベラルな言動で人気を集め、未来の総理候補との呼び声も高い若き政治家・清家。そんな彼を支える有能な秘書・鈴木。どちらも非の打ち所がなく、完璧に見える。「でも、この2人…何かがおかしい」。そんな2人の奇妙な関係を暴こうと、新聞記者・道上は彼らの隠された過去を探っていく。清家が政治家へと昇っていく過程で、不審な死亡事故がいくつも起きていたことを知る。それらの事故は、清家に関係している何者かの仕業と思えたが、新たな事実や人物が次々と浮上。そしてそれは、突如事故死した道上の父ともつながっていく――。本作は、誰もが持つ欲や野望に迫ったヒューマン政治サスペンス。若き政治家と有能な秘書の奇妙な関係、栄光の裏で起きた数々の不審死。そして、それを追う新聞記者の強い執念。一瞬たりとも見逃せない、“人間という迷宮”を描くスリリングなエンターテインメント作品だ。主演の水川さんが演じる新聞記者・道上香苗は、元は社会部の敏腕記者だったものの、あるスクープをきっかけに、文芸部に異動させられてしまう。そんなある日、清家一郎を取材、清家とその秘書の関係性に違和感を覚え、政治家・清家一郎をめぐる欲望の渦に巻き込まれていくことに。水川さんは「行動力があり、不器用なくらいまっすぐな女性です。好奇心が強く気になったことは突き止めずにはいられない性分。人として面白いなと思いました」と役どころを説明し、「さまざまな謎が絡み合う中で、道上は視聴者の皆さんと同じ視点で進んでいきます。一つ一つ謎を見極めながら、没頭していく道上の生々しさが見てくださる方にも伝わればいいなと思います」とコメント。また、玉山さん演じる政治家・清家の政務秘書官・鈴木俊哉は、高校時代からの付き合いで清家を長年支えているが、清家が出版した自叙伝には鈴木の名前が一切なく、それには誰にも知られていない鈴木の“ある過去”が関係しているという。そして、物語を司る清家一郎役は、櫻井さん。国民から抜群の人気を誇る未来の総理候補だが、裏では不審な死亡事故がいくつも起こっていて…。玉山さんは「櫻井さん演じる清家を総理にするためなら自分のものを全て捧げるような男です。その関係がはたしてピュアなものなのか。鈴木が清家を利用しているのか、それとも利用されているのか…よく分からないその複雑な関係性を、推測しながら楽しんでいただけたらと思います」とアピールし、櫻井さんは「これまで報道番組で政治家の方にインタビューしてきた自分が、今度はフィクションとして政治家を演じることになり、自分もそのような年齢になったのかと驚くと共にうれしくもありました。最近はニュースで政治家の方を見るたびに、“何かヒントはないか”という視点で、つい観察もしてしまいます」と役作りを語った。「笑うマトリョーシカ」は7月期、毎週金曜日22時~TBSにて放送予定。(シネマカフェ編集部)
2024年05月03日近浦啓監督作『大いなる不在』が第67回サンフランシスコ国際映画祭で“最高賞”【グローバル・ビジョンアワード】を受賞した。また公開日が7月12日(金)に決定した。2023年9月に開催された第48回トロント国際映画祭のプラットフォーム・コンペティション部門にてワールドプレミアを飾った本作。その後、スペインで開催された第71回サン・セバスティアン国際映画祭では、コンペティション部門のオフィシャルセレクションに選出もされ、同映画祭71年の歴史上日本人初となるシルバー・シェル賞(最優秀俳優賞)を藤竜也が受賞するという快挙を成し遂げた。さらにサン・セバスティアンの文化財団「アテネオ・ギプスコアノ」が独自の視点で選ぶ、最も卓越した作品に与えられる賞であるアテネオ・ギプスコアノ賞も受賞するなど、長編監督2作目にして世界の映画祭で受賞、絶賛評を博している。この度、本作が最高賞を受賞したサンフランシスコ国際映画祭は、1957年に始まったアメリカ最古の国際映画祭。新作のワールドプレミアや話題作が多く集まる重要な映画祭の1つとして知られる。近浦啓監督は「歴史あるサンフランシスコ国際映画祭のコンペティションでグランプリを受賞したこと、大変嬉しく思います。ひとえにこの作品を信じて旅路を共にしてくれたキャスト・スタッフ・関係者、皆の真心の賜物です」とコメントを寄せている。本作は、森山未來と藤竜也が親子役で共演し、圧倒的演技を見せるサスペンスヒューマンドラマ。7月の公開に向け、ますます期待が高まる。<近浦啓監督 コメント>歴史あるサンフランシスコ国際映画祭のコンペティションでグランプリを受賞したこと、大変嬉しく思います。ひとえにこの作品を信じて旅路を共にしてくれたキャスト・スタッフ・関係者、皆の真心の賜物です。そして各国を巡った「大いなる不在」の日本公開がいよいよ決まり、1人でも多くの人にこの映画を届けることへの決意を新たにしました。『大いなる不在』は7月12日(金)よりテアトル新宿、TOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:大いなる不在 2024年公開予定©︎ 2023 CREATPS
2024年05月01日2023年のドイツ映画賞で作品賞など主要5部門を受賞し、今年の米アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされた、注目の映画『ありふれた教室』が、5月17日(金) に全国公開される。かなりよくできた学園サスペンスだ。どの国、どの時代にも起こりうる普遍的な問題をはらんでおり、みているうちに空恐ろしくなってくる。監督は本作が日本劇場初公開となるイルケル・チャタク、主演は演技派の人気女優レオニー・ベネシュ。『ありふれた教室』ドイツのごく普通の中学校。主人公は新たに赴任してきた教師、カーラ。彼女が担当しているのは一年生のクラスだ。移民や難民の受け入れに寛容なドイツらしく、さまざまな国籍の生徒がいる。学校では最近、金品の盗難事件が多発、その対策のために教師たちが学級委員の生徒と話しあっている。そんなシーンから映画ははじまる。問題があれば徹底的に調査し、非があれば厳罰でのぞむという「不寛容方式(ゼロトレランス)」のもと、校長は授業中に抜き打ちの“持ち物検査”を敢行する。そういう生徒へのやり方に疑問をもったカーラは、独自で犯人探しを開始。財布を入れた自身の上着を職員室の椅子にかけたまま離席し、ノートパソコンのカメラで録画を仕掛けておく、というもの。はたして、戻ってくるとお金はぬきとられ、パソコンには特徴のある柄が入った服の「犯人」が映っていた……。最初はささいな事件。容疑者はあっさりと特定されるのだが、犯行は完全否定され、やがて、深刻でぬきさしならない事態まで発展していく。ほとんどが中学校内で展開するドラマだが、息をもつかせぬ、というのはまさにこのことだ。テンポがあって、ぐいぐい引っ張っていかれる。面白い!トルコ系ドイツ人のイルケル・チャタク監督によるオリジナル脚本。教育分野で働くさまざまな人への入念なリサーチと、自身の子ども時代の経験をモチーフにストーリーを作り上げた。「この物語は制度、つまり社会の鏡についての作品です。それを表現するのに、学校は絶好の舞台なんです。なぜなら、私たちの社会の縮図であり、ひな型みたいなものだからです。国家元首、大臣、メディアなど、あらゆる人々が通る場所です」と監督は語っている。原題は『Das Lehrerzimmer』、翻訳すると「職員室」。机の並び方とか雰囲気は異なるが、先生たちの会話、生徒と接する様子は、おそらく日本と同じだろう。思いのほか生徒たちが大人びているようにみえる。答えを出させるというより、考えさせる授業のスタイルにもよるのかもしれない。事件への生徒たちのリアクションもまた、ロジカルで独特だ。そのことが、サスペンスを増幅させる。上映時間99分。カーラの私生活や過去といった要素を排し、学校で起こったことだけに焦点をあて、緊迫感を持続させる。なごやかな職員室が、教室が、次第に猜疑心でギスギスしていく。カメラはその両方を行き来する。紛糾する父母会、とまどう生徒たち……。仕事熱心で正義感の強いカーラが、追い込まれていく、まるでホラー映画を観ているような空恐ろしさ。彼女の心理状態を表すかのような独特なパキッとした効果音に惑わされつつ、衝撃のラストまで、これはヤラれます。文=坂口英明(ぴあ編集部)(C) if... Productions/ZDF/arte MMXXII
2024年04月29日日本の推理作家への最高の登竜門『第70回 江戸川乱歩賞』(日本推理作家協会主催)の最終候補作品が発表された。公式サイトでは2次予選通過作品の講評が公開されており、一部作品について「真面目につけたとは思えないペンネーム」という理由で減点対象にしたことが明らかになった。本年度の応募作は395編で、最終候補作6編を選考委員が精読中。今回は70周年という記念すべき選考会のため、1年限りの豪華選考委員として、綾辻行人氏、有栖川有栖氏、真保裕一氏、辻村深月氏、貫井徳郎氏、東野圭吾氏、湊かなえ氏が参集している。なお、2次予選を通過した21編から、6編が最終候補作として審査され、最終候補作品は「容疑者ピカソ」相羽廻緒(あいう・えお)、「陽だまりのままでいて」雨地草太郎(あまち・そうたろう)、「ハゲタカの足跡」工藤悠生(くどう・ゆうき)、「許されざる拍手」津根由弦(つね・ゆづる)、「遊廓島心中譚」東座莉一(とうざ・りいち)、「フェイク・マッスル」日野瑛太郎(ひの・えいたろう)となっている。なお、公式サイトでは最終候補から惜しくももれた作品について講評されている。「彼女が時計を奪わなければ」(がにまた)については「ミステリとして大きな穴はないが、過去の出来事の謎を現在から振り返って解明する構成を含め、設定がどうしても浅倉秋成の『六人の嘘つきな大学生』を連想させてしまうので損をしている。ネタバレと言っていい題名、真面目につけたとは思えないペンネーム、ともに減点対象」と題名、ペンネームで減点したことを報告している。
2024年04月26日放送批評懇談会が主催する「第61回ギャラクシー賞」(が26日に発表され、ニッポン放送『霜降り明星のオールナイトニッポン』(毎週金曜深1:00)が、ラジオ番組部門で入賞8作品の一つに決定した。入賞したのは、昨年8月11日の放送回。家庭の事情でせいやが欠席となる中、アイカタの粗品が一人二役で番組を進行し、異なる時間軸を交差させてトークを展開。時間軸Aの粗品(粗品A)がボケると時間軸Bの粗品(粗品B)がツッコみ、まるで粗品が2人存在しているような手法で、リスナーを怪異の世界へいざなった。ギャラクシー賞での同局の入賞または奨励賞の獲得は、これで7年連続となった。また、毎週土曜日のオールナイトニッポンを担当するオードリーが「ラジオ部門 DJパーソナリティ賞」を受賞。今年2月に東京ドームで開催した番組イベントで、会場に5万3000人、ライブビューイングや生配信を合わせて16万人の熱狂を呼び込み、ラジオ史に残る記録を打ち立てたことが評価された。
2024年04月26日『第61回ギャラクシー賞』が26日に発表され、お笑いコンビ・オードリーがDJパーソナリティー賞に輝いた。ニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン(ANN)』(毎週土曜深1:00)の放送開始15周年を記念した番組イベント『オードリーのオールナイトニッポンin東京ドーム』を2月に実施。同局によると、東京ドームに5万3000人、47都道府県の映画館など201会場で行われたライブビューイング(※映画館200館+LINE CUBE SHIBUYA)には5万2000人、オンライン生配信には5万5000人が鑑賞するなど、合計16万人が熱狂する大きなイベントとなった。■受賞理由15年続く「オードリーのオールナイトニッポン」。今年2月の番組イベントは東京ドームに5万3000人を動員し、会場、ライブビューイング、生配信合わせて16万人の熱狂を呼んで、ラジオ史に残る記録を打ち立てました。結果として、ラジオをカルチャーとして進化させる社会現象を生み出しています。その影響力は聴取率やリスナー数、スポンサー数だけにとどまらず、多くのパーソナリティーにも刺激を与え、若い世代のラジオへの関心を大きく高めました。若林正恭さんはこの番組を代表作ととらえて真摯に向き合い、心を許したトークで深い共感を集めています。春日俊彰さんが巧みに受け、笑いを誘う姿はコンビとして絶妙です。番組が、若林さんと春日さん、「チーム付け焼き刃」として親しまれる制作陣、「リトルトゥース」と呼ばれる番組リスナーらが時間を共有する大切な「居場所」であり続け、ラジオの世界を豊かにすることを期待します。■オードリー1978年東京都出身の若林正恭と、79年埼玉県出身の春日俊彰による漫才コンビ。ともに在学していた日本大学第二中学校・高等学校で出会う。2000年4月にコンビ結成。当初のコンビ名は「ナイスミドル」で、05年4月より現在のコンビ名「オードリー」へ。08年「M-1グランプリ2008」で敗者復活戦から決勝に勝ち上がり、大ブレイク。09年にスタートした「オードリーのオールナイトニッポン」は絶大な人気を誇る。テレビのレギュラー番組には、「スクール革命!」(日本テレビ)、「100カメ」(NHK)、「あちこちオードリー」(テレビ東京)、「オドオド×ハラハラ」(フジテレビ)などがある。
2024年04月26日全国無料放送のBS12 トゥエルビ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:降籏邦義)では、4月27日(土)~5月6日(月)のゴールデンウィーク期間中、毎日映画を放送します。4月30日(火)からは、ジャッキー・チェンが出演する映画を放送します。4月30日(火)は「五福星」、「香港発活劇エクスプレス 大福星」、5月1日(水)は「プロジェクト・イーグル」、「ドラゴン・ブレイド」、2日(木)は「ドランクモンキー酔拳」、「ポリス・ストーリー/香港国際警察」をお届けします。1.放送作品3月のジャッキー・チェン特集に続き、ゴールデンウィークの期間は、彼のたくさんの作品の中からジャッキーアクションが光る新旧作品をピックアップし、ジャッキー連チャン放送!若さ溢れる初期作から、危険度MAXのスタントアクション、ハリウッドスターと共演作など、昭和、平成を彩った、ミラクルジャッキーアクションをご堪能下さい。(全作品、日本語吹替版)■番組HP: GW企画|笑撃!ジャッキー・チェン特集 | 無料ドラマ・映画 | BS無料放送ならBS12(トゥエルビ) : © 2010 Fortune Star Media Limited. All Rights Reserved.4月30日(火)夕方6時~映画「五福星」マネ厳禁!ジャッキーのローラースケートアクション!【出演者】ジャッキー・チェン、サモ・ハン・キンポーほか【スタッフ】監督:サモ・ハン・キンポークレジット:© 2010 Fortune Star Media Limited. All Rights Reserved.© 2010 Fortune Star Media Limited. All Rights Reserved.4月30日(火)よる8時5分~映画「香港発活劇エクスプレス 大福星」(再放送)日本を舞台にジャッキーファミリー大暴れ!【出演者】ジャッキー・チェン、サモ・ハン・キンポー、ユン・ピョウほか【スタッフ】監督:サモ・ハン・キンポークレジット:© 2010 Fortune Star Media Limited. All Rights Reserved.© 2010 Fortune Star Media Limited. All Rights Reserved.5月1日(水)夕方6時~映画「プロジェクト・イーグル」体を張って、世界を駆けるジャッキー!【出演者】ジャッキー・チェン、ドゥ・ドゥ・チェンほか【スタッフ】監督:ジャッキー・チェンクレジット:© 2010 Fortune Star Media Limited. All Rights Reserved.© 2015 SPARKLE ROLL MEDIA CORPORATION HUAYI BROTHERS MEDIA CORPORATION. SHANGHAI FILM GROUP CO.,LTD.SHENZHEN TENCENT VIDEO COMMUNICATION LTD.ALL RIGHTS RESERVED.5月1日(水)よる8時2分~映画「ドラゴン・ブレイド」ジャッキー、豪華ハリウッドスターと共演【出演者】ジャッキー・チェン、ジョン・キューザックほか【スタッフ】監督:ダニエル・リークレジット:© 2015 SPARKLE ROLL MEDIA CORPORATION HUAYI BROTHERS MEDIA CORPORATION. SHANGHAI FILM GROUP CO.,LTD.SHENZHEN TENCENT VIDEO COMMUNICATION LTD.ALL RIGHTS RESERVED.© 1978, 1985 Seasonal Film Corporation. All Rights Reserved.5月2日(木)夕方6時~映画「ドランクモンキー酔拳」カンフージョン!ジャッキー映画の原点にして、頂点【出演者】ジャッキー・チェン、ユエン・シャオティエンほか【スタッフ】監督:ユエン・ウーピンクレジット:© 1978, 1985 Seasonal Film Corporation. All Rights Reserved.© 2010 Fortune Star Media Limited. All Rights Reserved.5月2日(木)よる7時58分~映画「ポリス・ストーリー/香港国際警察」瞬き厳禁!ジャッキー、スタントアクション【出演者】ジャッキー・チェン、トン・ピョウ、マギー・チャンほか【スタッフ】監督:ジャッキー・チェンクレジット:© 2010 Fortune Star Media Limited. All Rights Reserved.GW後半戦も、引き続き映画特集を放送!■5/3(金)~5/6(月)インド映画「タイガー」2作品&「K.G.F」1、2番組HP: GWのBS12は、サメ!ジャッキー!インド! 4/27(土)~5/6(月)の10日間、圧倒的パンチ力を誇るエンタメ映画を3ジャンルにわたり毎日放送! : ■BS12 トゥエルビについて■三井物産(株)100%出資の24時間全国無料のBS放送局です。スポーツ中継や大人の趣味教養など、上質なエンターテインメント番組を総合編成でお送りしています。視聴方法は、BS+12ボタン、または3桁番号222チャンネルです。BS12 | BS無料放送ならBS12 トゥエルビ : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年04月25日2023年カンヌ国際映画祭<批評家週間>オープニング作品に選ばれたフランス映画『クレオの夏休み』(原題:Àma Gloria)の公開が決定。ポスタービジュアルと特報映像も到着した。父親とパリで暮らす6歳のクレオは、いつもそばにいてくれるナニー(乳母)のグロリアが世界中の誰よりも大好き。ある日、グロリアは遠く離れた故郷へ帰ることに。突然の別れに戸惑うクレオを、グロリアは自身の子どもたちと住むアフリカの家へ招待する。そして夏休み、クレオは再会できる喜びを胸に、ひとり海を渡り彼女のもとへ旅立つ…。本作は、少女とナニー(乳母)の血のつながりを超えた深い愛の絆を、少女の目線で瑞々しくまっすぐに見つめた感動作。横浜フランス映画祭2024に出品された際には、監督のマリー・アマシュケリ、クレオ役のルイーズ・モーロワ=パンザニ、プロデューサーのベネディクト・クーヴルールが来日。オープニングイベントでは、ルイーズは役所広司(同映画祭特別アンバサダーとして登壇)と並んでフォトセッションし、その愛くるしさが話題になった。横浜フランス映画祭2024にて役所広司の隣に並んだルイーズ・モーロワ=パンザニ全身「agnes b. ENFANT」(アニエスベー アンファン)のコーディネートで登場撮影当時5歳半だったルイーズは、公園で遊んでいたところを偶然見出された演技未経験者にも関わらず、豊かな感情表現と存在感で世界中から絶賛を集めた。監督は、本作が長編単独監督デビューとなる新鋭マリー・アマシュケリ。幼い頃にナニーの女性に育てられた実体験を、彼女への感謝の気持ちを込めて物語にしようと思い立ったことが本作の始まりだという。愛にあふれた物語の中に、移民の女性がナニーとしてフランスの少女を育てるという、現在の欧州にみられる経済格差の構図も潜ませた。また、製作は『燃ゆる女の肖像』のLilies Filmsが務め、主要スタッフはほぼ全員が女性。揺れる幼い心象風景がアニメーションを交えた映像で綴られ、誰しもの心の奥にある“子どものころの記憶”を呼び起こし、優しく包み込んでくれる、夏休み映画にぴったりな一作となっている。解禁となった映像では、グロリアの故郷で夏休みを過ごすクレオが、初めての冒険を父親に報告しようと嬉しそうに手紙を書いているワンシーンが切り取られた。そしてビジュアルは、満面の笑みを浮かべるクレオと、彼女を慈しむように見つめ抱きしめるグロリアの親密な姿を捉え、深い愛情が伝わってくる多幸感に満ちた一枚となっている。『クレオの夏休み』は7月12日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:クレオの夏休み 2024年7月12日よりヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下ほか全国にて公開Ⓒ2023 LILIES FILMS
2024年04月24日2024年3月度ギャラクシー賞月間賞が22日、発表され、3月30日放送の『NHKスペシャル未解決事件File.10下山事件 第1部 第2部』が受賞した。1949年7月、国鉄職員10万人の解雇に関して労組と交渉中、忽然と姿を消した下山定則総裁。その後、無残な轢死体(れきしたい)で発見された。検死解剖の結果、死体から血が抜き取られていたことが発覚。自殺か他殺かをめぐる大論争へともつれ込んでいく。東京地検の主任検事として捜査を指揮することとなった布施健(森山未來)は、自殺として不可解な点が多い事件から、他殺の糸口を探っていく。NHKではドラマとドキュメンタリーの2本シリーズで、いまなお続く「日本の闇」に新たな光をあてる。受賞理由について「『戦後史最大の謎』とされる下山事件。番組は、知られざる捜査の内幕を綴った極秘資料と膨大な数の検察捜査記録を入手、第1部はドラマ、第2部はドキュメンタリーでその謎に挑んだ。緻密な調査に裏付けられた重厚かつ緊張感のあるストーリーと、東京地検の布施検事を演じた森山未來の凄みある演技に釘付けになった」と紹介している。
2024年04月22日3月15日(金) から4月11日(木) まで全国6都市で開催されてきた『TBSドキュメンタリー映画祭2024』の「観客賞」が発表された。本映画祭では、人種や戦争、社会問題など現代を取り巻く重要なテーマに迫る「ソーシャル・セレクション」、家族の形や身体的な障がいなど多様な生き方や新たな価値観を描く「ライフ・セレクション」、五感を司る表現者たちやテーマを通し新たな感性に出会う「カルチャー・セレクション」と、新たな取り組みとして3つのテーマに沿って上映作品をセレクト。さらには海外招待作品として、A24製作でアカデミー賞受賞監督、スティーヴ・マックイーンが手がけた話題作『オキュパイド・シティ(原題)』や、2022年のカンヌ国際映画祭で上映された衝撃作『人体の構造について(原題)』の2本が上映されるなど、新たな取り組みも話題を呼んだ。映画祭に参加した人だけが投票することができる観客賞で最も多くの票を獲得したのは、『カラフルダイヤモンド~君と僕のドリーム~』(監督:津村有紀)。本作は、名古屋を拠点に活動するBOYS AND MENの弟分で、2023年デビューしたボーイズグループ「カラフルダイヤモンド」に密着した作品で、彼らから勇気や元気をもらえると、1度だけでなく複数回鑑賞したという方も多かったという。また上映作品の中から9作品の期間限定見逃し配信が、本日4月19日(金) よりU-NEXTでスタート。さらに、TBS収蔵のアーカイブ作品をデジタル修復して劇場公開する『TBS レトロスペクティブ映画祭』が、4月26日(金) より東京を皮切りに全国で順次公開される。第1回目は「寺山修司特集」で、スペシャルゲストによるトークショーも行われる予定だ。<配信情報>『TBSドキュメンタリー映画祭2024』期間限定見逃し配信配信期間:4月19日(金) 12:00~2カ月間【ラインナップ】『BORDER 戦場記者×イスラム国』監督:須賀川拓『サステナ・フォレスト 〜森の国の守り人(もりびと)たち〜』監督:川上敬二郎『家さえあれば 〜貧困と居住支援〜』監督:海老桂介『102歳のことば 〜生活図画事件 最後の生き証人〜』監督:長沢祐『リリアンの揺りかご』監督:神戸金史『私の家族』監督:久保田智子『魚鱗癬と生きる ―遼くんが歩んだ28年―』監督:大村由紀子『映画 情熱大陸 土井善晴』監督:沖倫太朗『旅する身体 〜ダンスカンパニーMi-Mi-Bi〜』監督:渡辺匠/志子田勇<イベント情報>『TBSレトロスペクティブ映画祭』第一回「寺山修司特集」『TBSレトロスペクティブ映画祭』ポスタービジュアル【日程・会場】4月26日(金)~5月16日(木) 東京・Morc阿佐ヶ谷5月25日(土)~6月7日(金) 大阪・シネ・ヌーヴォ6月17日(月)~6月23日(日) 愛知・シネマスコーレ【トークショー日程】4月26日(金) 19:30の回上映後佐井大紀監督(『日の丸 寺山修司40年目の挑発』)&ゲストによるトークショーゲスト:大島新(映画監督)4月27日(土) 19:30の回上映後佐井監督&ゲストによるトークショーゲスト:宮台真司(社会学者・映画評論家)4月28日(日) 19:30の回上映後佐井監督&ゲストによるトークショーゲスト:佐藤佐吉(映画監督・脚本家)TBS DOCS 公式サイト:
2024年04月19日全国無料放送のBS12 トゥエルビ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:降籏 邦義)は、4/27(土)~5/6(月)のゴールデンウィーク期間中、サメ映画、ジャッキー・チェン主演作、インド映画など、エンタメ作品を多彩なラインナップで毎日映画を放送します。サメ!ジャッキー!インド‼日本初放送も。 GWは毎日映画を放送! 4/27(土)~5/6(月)BS12 トゥエルビ今年のGWは、サメ・ジャッキー・インドがやってくる!!連休中はおうちで映画を楽しもう♪1.放送スケジュールサメジャッキーインド‼衝撃!笑撃‼Show撃⁉映画祭■4/27(土)~4/29(月)「シャークネード」6作品■4/30(火)~5/2(木)ジャッキー・チェン主演作 6作品■5/3(金)~5/6(月)インド映画「タイガー」2作品&「K.G.F」1、2◆4/27(土)夕方6:30~「シャークネード」「シャークネード カテゴリー2」◆4/28(日)夕方6:30~「シャークネード エクストリーム・ミッション」「シャークネード4(フォース)覚醒」◆4/29(月)夕方6:30~「シャークネード 5 ワールド・タイフーン」「シャークネード 6 ラスト・チェーンソー」◆4/30(火)夕方6時~「五福星」「香港発活劇エクスプレス 大福星」◆5/1(水)夕方6時~「プロジェクト・イーグル」「ドラゴン・ブレイド」◆5/2(木)夕方6時~「ドランクモンキー酔拳」「ポリス・ストーリー/香港国際警察」◆5/3(金)よる7時~GWインド映画「タイガー」「K.G.F」放送直前SP◆5/3(金)よる7:25~「タイガー 伝説のスパイ」【日本語吹替版 日本初放送/ノーカット】◆5/4(土)よる7時~「タイガー 甦る伝説のスパイ」【日本初放送/ノーカット】◆5/5(日)よる7時~「K.G.F: CHAPTER 1」【日本初放送/ノーカット】◆5/6(月)夕方6:45~「K.G.F: CHAPTER 2」【日本初放送/ノーカット】GWのBS12は、サメ!ジャッキー!インド! 4/27(土)~5/6(月)の10日間、圧倒的パンチ力を誇るエンタメ映画を3ジャンルにわたり毎日放送! : 2.放送作品【 「シャークネード」6作品】■4/27(土)~4/29(月)全米を騒然とさせた、Z級サメ映画の王者。サメの大群を巻き込んだ巨大なトルネード、”シャークネード”が、アメリカで、世界で巻き起こす未曽有の天変地異と、それに立ち向かう主人公フィンとその家族愛を描く。(日本語吹替)コピーライト:「シャークネード」:(C)2013, THE GLOBAL ASYLUM, INC. All Rights Reserved.「シャークネード カテゴリー2」:(C)2014 THE SECOND ONE, LLC. All Rights Reserved.「シャークネード エクストリーム・ミッション」:(C)2015 THE THIRD ONE, LLC. All Rights Reserved.「シャークネード4(フォース)覚醒」:(C)2016 FAKE PUNT PRODUCTIONS, LLC. All Rights Reserved.「シャークネード5 ワールド・タイフーン」:(C)2017 GOOD HAIR DAY PRODUCTIONS, LLC. All Rights Reserved.「シャークネード6 ラスト・チェーンソー」:(C) 2018 FELLS POINT PRODUCTIONS, LLC. All Rights Reserved.(C)2013, THE GLOBAL ASYLUM, INC. All Rights Reserved.(C)2016 FAKE PUNT PRODUCTIONS, LLC. All Rights Reserved.(C)2014 THE SECOND ONE, LLC. All Rights Reserved.(C)2017 GOOD HAIR DAY PRODUCTIONS, LLC. All Rights Reserved.(C)2015 THE THIRD ONE, LLC. All Rights Reserved.(C) 2018 FELLS POINT PRODUCTIONS, LLC. All Rights Reserved.【ジャッキー・チェン主演作 6作品】■4/30(火)~5/2(木)カンフーレジェンド ジャッキー・チェンのアクション作品を6作品放送。あの頃、誰もが真似た「ドランクモンキー酔拳」から、古代ローマを舞台にした壮大な歴史カンフーアクション「ドラゴン・ブレイド」まで、こだわりのセレクトでお届け。(日本語吹替)コピーライト:「五福星」:(c) 2010 Fortune Star Media Limited. All Rights Reserved.「香港発活劇エクスプレス 大福星」: 2010 Fortune Star Media Limited. All Rights Reserved.「プロジェクト・イーグル」:©2010 Fortune Star Media Limited. All Rights Reserved.「ドラゴン・ブレイド」:© 2015 SPARKLE ROLL MEDIA CORPORATION HUAYI BROTHERS MEDIA CORPORATION. SHANGHAI FILM GROUP CO.,LTD.SHENZHEN TENCENT VIDEO COMMUNICATION LTD.ALL RIGHTS RESERVED.「ドランクモンキー酔拳」:© 1978, 1985 Seasonal Film Corporation. All Rights Reserved.「ポリス・ストーリー/香港国際警察」:(c) 2010 Fortune Star Media Limited. All Rights Reserved.(c) 2010 Fortune Star Media Limited. All Rights Reserved.© 2015 SPARKLE ROLL MEDIA CORPORATION HUAYI BROTHERS MEDIA CORPORATION. SHANGHAI FILM GROUP CO.,LTD.SHENZHEN TENCENT VIDEO COMMUNICATION LTD.ALL RIGHTS RESERVED.2010 Fortune Star Media Limited. All Rights Reserved.© 1978, 1985 Seasonal Film Corporation. All Rights Reserved.2010 Fortune Star Media Limited. All Rights Reserved.(c) 2010 Fortune Star Media Limited. All Rights Reserved.【インド映画「タイガー」2作品&「K.G.F」1、2】■5/3(金)~5/6(月)「RRR」の大ヒットも記憶に新しい、今アツいインド映画を4日連続で放送!■5/3(金)「タイガー 伝説のスパイ」、5/4(土)「タイガー 甦る伝説のスパイ」インドとパキスタンの確執をテーマに、サルマーン・カーン演じる最強のスパイの活躍を描く、ロマンスとアクションをふんだんに盛り込んだエンターテインメント大作。1作目「タイガー 伝説のスパイ」は日本語吹替版 日本初放送、2作目「タイガー 甦る伝説のスパイ」は日本初放送!いずれもノーカットでお届け。5/3(金)からは、シリーズ最新作「タイガー 裏切りのスパイ」が日本で劇場公開予定。(日本語吹替)コピーライト:「タイガー 伝説のスパイ」:© YASH RAJ FILMS PVT.LTD. 2012「タイガー 甦る伝説のスパイ」:© YASH RAJ FILMS PVT.LTD. 2017© YASH RAJ FILMS PVT.LTD. 2012© YASH RAJ FILMS PVT.LTD. 2017© YASH RAJ FILMS PVT.LTD. 2017© YASH RAJ FILMS PVT.LTD. 2012© YASH RAJ FILMS PVT.LTD. 2017© YASH RAJ FILMS PVT.LTD. 2012■5/5(日)「K.G.F: CHAPTER 1」、5/6(月)「K.G.F: CHAPTER 2」日本初放送、ノーカットでお届け。映画大国インド発の世界的大ヒット作。貧民街から成りあがった最強のマフィア、ロッキーを主人公に、金鉱をめぐって繰り広げられる死闘を圧倒的な映像と音楽で描く。「K.G.F: CHAPTER 2」は、アカデミー賞受賞作品「RRR」を超え2022年インド国内興行収入1位。(日本語吹替)「K.G.F: CHAPTER 1」「K.G.F: CHAPTER 1」「K.G.F: CHAPTER 2」「K.G.F: CHAPTER 2」「K.G.F: CHAPTER 1,2」「K.G.F: CHAPTER 2」■BS12 トゥエルビについて■三井物産(株)100%出資の24時間全国無料のBS放送局です。スポーツ中継や大人の趣味教養など、上質なエンタテインメント番組を総合編成でお送りしています。視聴方法は、BS+12ボタン、または3桁番号222チャンネルです。BS12 | BS無料放送ならBS12 トゥエルビ : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年04月04日高橋一生主演「岸辺露伴は動かない」シリーズ最新作「密漁海岸」と、映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』が、5月に放送されることが決定した。相手を本にして生い立ちや秘密を読み、指示を書き込むこともできる特殊な力“ヘブンズ・ドアー”を持つ漫画家の岸辺露伴が、編集者の泉京香とともに奇怪な事件や不可思議な現象に立ち向かう「岸辺露伴は動かない」。第9話として放送される新作エピソード「密漁海岸」は、伝説の幻のアワビと対峙することになる。またその前には、ドラマ第3期(第7・8話)の再放送も決定した。そして、昨年劇場公開された映画のTV初放送も決定。“美の殿堂”ルーヴル美術館を舞台に、黒い絵の謎にまつわる事件に挑んでいく。高橋一生コメント岸辺露伴のシリーズに参加させて頂くのは、5 年目に突入しましたが、いつも作品の最中に続編の話が自然と話に上がってくるような現場だったので、今回の続編がいつハッキリと制作決定したのか記憶が曖昧です。ただ、当初から自分たちが納得出来るところまで、露伴の世界をやり切りたいという気持ちは、チーム全体にあったように思います。中途半端に終わらせてしまいたくない、乗り掛かった船だから。外に向かっての気持ちではなく、あくまで自分たちが納得出来るところまで。です。それだけこの作品に掛ける熱が絶えず、チームにあったのではないかと思います。気持ちや熱といった、目に見えないものをこれだけ目に見える形にしてこられた事は、当たり前のことではありますが、目には見えない何かが最も大事なことであることを表している様に感じています。シリーズを重ねたことで、露伴の通底する精神や、ルーヴルで描かれた露伴の過去があることで、露伴がそこにいる説得力も、目に見えない大事なものとして作品一つ一つに入れ込むことが出来たと思います。精神力の具現化をスタンドと云います。目に見えない何かを感じている皆さんスタンド使いにはわかっていたことだとは思いますが、ルーヴルがテレビ初放送です。楽しみですね。というわけで、密漁をします。▼放送日時・「岸辺露伴は動かない」第9話「密漁海岸」総合/5月10日(金)22時~先行放送BSP4K/5月5日(日)13時~・『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』総合/5月6日(月・祝)15時55分~先行放送BSP4K/4月27日(土)19時~・再放送第7話「ホットサマー・マーサ」第8話「ジャンケン小僧」総合/5月5日(日・祝)16時10分~▼「密漁海岸」ストーリー露伴邸の近くにひっそりとオープンしたイタリアンレストラン。その店を訪れた露伴(高橋一生)と京香(飯豊まりえ)が出会ったのは、料理で客の体の悪いところを改善させる不思議な力を持ったシェフのトニオ・トラサルディ(Alfredo Chiarenza)だった。トニオは露伴に、どんな病気でも治してしまうという伝説のヒョウガラクロアワビを手に入れようと密漁を持ちかける。実は、トニオには重い病気を抱えたフィアンセ・森嶋初音(蓮佛美沙子)がいて――。(シネマカフェ編集部)■関連作品:岸辺露伴 ルーヴルへ行く 2023年5月26日より公開© 2023「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」製作委員会 © LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社
2024年04月01日映画『ゴジラ-1.0』(公開中)のアカデミー賞受賞記念ポスターARが、リリースされた。○■映画『ゴジラ-1.0』、北米邦画実写映画の興行収入記録で歴代1位をマーク第96回アカデミー賞において、アジア圏の映画で初めて「視覚効果賞」を受賞した同作。24日までの公開143日間で観客動員449万人、興行収入68.3億円を突破し、2023年に日本で公開された実写映画ランキングで第1位を記録した。また、北米では現地時間の2月1日までの63日間で上映が終了し、最終興行収入は5641万ドルとなり、北米で公開された邦画実写映画の興行収入記録を大きく塗り替えて歴代1位、北米公開の外国語実写映画の歴代興収でも3位という記録を残した。今回リリースされたのは、スマートフォンでQRコードにアクセスし、『ゴジラ-1.0』上映劇場で掲出中の凱旋上映ポスターを読み込むと、AR上で特別な演出を見ることができる「『ゴジラ-1.0』アカデミー賞受賞記念ポスターAR。ポスターから数々の名場面映像が飛び出し、最後にはゴジラが動き出す? 特別な演出を観ることができる。【編集部MEMO】映画『ゴジラ-1.0』は、ゴジラ70周年記念作品であり、日本で製作された実写版ゴジラの30作品目という特別な節目である最新作。監督・脚本・VFXを、自身もゴジラのファンであることを公言する山崎貴が務め、主人公・敷島浩一を神木隆之介、ヒロイン・大石典子を浜辺美波が演じている。さらに山田裕貴、青木崇高、吉岡秀隆、安藤サクラ、佐々木蔵之介といった、実力派俳優陣が勢揃いした。(C)2023 TOHO CO., LTD.
2024年03月29日5月にWOWOWで放送・配信される映画の主なラインナップが発表された。5月は「カンヌ特集&動物大集合」と題し、TV初放送となる『怪物』、第75回カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールを受賞した『逆転のトライアングル』などがラインナップされている。第76回カンヌ国際映画祭で脚本賞とクィア・パルム賞を受賞した『怪物』は5月25日(土) に放送予定。本作は『万引き家族』の是枝裕和監督と、『花束みたいな恋をした』の脚本家・坂元裕二がタッグを組んだ人間ドラマ。安藤サクラ、永山瑛太、黒川想矢、柊木陽太、高畑充希らがキャストとして名を連ねており、音楽は坂本龍一が担当した。また、5月26日(日) に放送・配信される『逆転のトライアングル』は、豪華クルーズ船が難破し、乗客と船員たちが無人島でサバイバルを繰り広げるコメディ作品。ハリス・ディキンソン、チャールビ・ディーン、ウディ・ハレルソン、ドリー・デ・レオンらが出演しており、監督はリューベン・オストルンドが務めた。さらに、デンゼル・ワシントン主演『イコライザー』シリーズの最新作『イコライザー THE FINAL』を含む全3作が一挙放送・配信されるほか、ジェイソン・ステイサム主演『MEG ザ・モンスター』と最新作『MEG ザ・モンスターズ2』も放送・配信が開始される。また5月23日(金) の「世界カメの日」に合わせて、『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!』と、1990年代に製作された『ミュータント・タートルズ』『ミュータント・ニンジャ・タートルズ2』『ミュータント・ニンジャ・タートルズ3』の放送・配信が予定されている。そのほかのラインアップは、WOWOW公式サイトに記載されている。WOWOW映画 5月の主なラインナップ5月3日(金・祝) ハンガー・ゲーム0 ※TV初5月4日(土・祝) 大名倒産 ※TV初5月4日(土・祝) 今日から俺は!!劇場版5月11日(土) イコライザー THE FINAL5月13日(月) メリちん ※TV初5月18日(土) MEG ザ・モンスターズ25月19日(日) 帰れない山 ※TV初5月20日(月) コンパートメントNo.6 ※TV初5月21日(火) EO イーオー ※TV初5月24日(金) ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!5月25日(土) 怪物 ※TV初・放送のみ5月26日(日) 逆転のトライアングル ※TV初放送日・チャンネルの確認はこちら:配信日の確認はこちら:
2024年03月25日3月15日(金)、16日(土)、17日(日) の全国映画動員ランキングは、初登場の『変な家』が1位となった。動画制作者・雨穴がYouTubeに投稿した『変な家』を、石川淳一監督が映画化したミステリー。引越し予定先の家の間取りについて相談を受けた動画クリエイターが、奇妙な違和感を覚え、設計士とある仮説を立てる。W主演は、間宮祥太朗と佐藤二朗。共演は川栄李奈、長田成哉、石坂浩二ら。『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』は、先週に引き続き2位をキープ。『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』は、2ランクダウンで3位へと後退した。4位には、先週開催された第96回アカデミー賞で視覚効果賞を受賞した『ゴジラ-1.0』が圏外から再びランクイン。また、同賞で長編アニメ映画賞を受賞した『君たちはどう生きるか』も公開から36週目にして再び8位へと浮上した。5位には、初登場の『デューン 砂の惑星PART2』がランクイン。ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が、フランク・ハーバートの傑作SF小説を映画化した第2弾。過酷な砂の惑星へ移住した青年が、宇宙を手中に収めようとする宿敵に立ち向かう。主演はティモシー・シャラメ。共演はゼンデイヤ、レベッカ・ファーガソン、オースティン・バトラー、フローレンス・ピュー、ジョシュ・ブローリン、デイヴ・バウティスタら。6位も初登場の『恋わずらいのエリー』。藤ももの同名人気少女漫画を、宮世琉弥と原菜乃華をW主演で映画化したラブコメディ。気になる男子の妄想をSNSで呟く女子高校生が、趣味がバレたことをきっかけに男子生徒と親密になっていく。監督は『弱虫ペダル』を手がけた、三木康一郎。共演はTVドラマ『ワンルームエンジェル』の西村拓哉、白宮みずほ、藤本洸大らが名を連ねている。そのほか初登場組では、『FLY!/フライ!』が7位に。『ミニオンズ』シリーズや『スーパーマリオ…』などのヒット作を製作したアニメーションスタジオ、イルミネーションが手がけたコメディアドベンチャー。一度も移動したことがない渡り鳥のカモ一家の、初めての大移動を描く。監督はバンジャマン・レネール。日本語吹き替え版キャストは堺雅人、麻生久美子、ヒコロヒー、羽佐間道夫、野沢雅子ら。今週は『四月になれば彼女は』『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章』『ペナルティループ』『映画おしりたんてい さらば愛しき相棒(おしり)よ』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『変な家』2位『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』3位『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』4位『ゴジラ-1.0』5位『デューン 砂の惑星PART2』6位『恋わずらいのエリー』7位『FLY!/フライ!』8位『君たちはどう生きるか』9位『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM10位『マッチング』
2024年03月18日第96回米アカデミー賞で、アジア映画初となる視覚効果賞に輝いた映画『ゴジラ-1.0』。本作を手掛けた山崎貴監督(59)らが3月12日夜にロサンゼルスから凱旋帰国し、羽田空港で授賞記念会見を開いた。監督として同賞を受賞したのは、映画『2001年宇宙の旅』(’68年)のスタンリー・キューブリック以来、55年ぶり2人目。会見で歴史的快挙の喜びや授賞式の裏話を語った山崎監督だったが、“ある発言”が波紋を呼んでいる。注目を集めているのは、トロフィーを受け取った時の感想を問われた場面。山崎監督はオスカー像について、「想像をはるかに超える重さでちょっとビックリしました」とコメント。緊張を忘れるほどの重さを感じたといい、「でも『本当に本当に今、オスカー像を持ってるんだ』っていう風に思ってすごく嬉しかったです」と語った。次に『バットマン リターンズ』(’92年)のペンギン役などで知られるダニー・デヴィート(79)から、オスカー像を受け取ったエピソードも披露した山崎監督。プレゼンターにはアーノルド・シュワルツェネッガー(76)もいたことを振り返り、手振りを加えてこう語ったのだった。「ダニー・デヴィートさんとシュワルツェネッガーがいたんですけど、シュワルツェネッガーさんからもらいたかったんですけど……言っちゃいけないのかな(笑)もちろんダニー・デヴィートさんでも全然嬉しいんですけど、『あ、俺たちこっちなのね』っていう感じでした」続けて「その後、シュワルツェネッガーさんと握手できたので嬉しかったです」と、満足そうな表情を見せていた。いっぽう今回の米アカデミー賞をめぐっては、受賞者のプレゼンターに対する振る舞いが“アジア系差別”だと物議を醸していた。映画『オッペンハイマー』(’23)で助演男優賞を受賞したロバート・ダウニー・Jr.(58)は、満面の笑顔で歩み寄るプレゼンターのキー・ホイ・クァン(52)を“スルー”。オスカー像も素っ気なく受け取っており、その振る舞いに批判が集まっていた。こうした出来事も相まって、山崎監督の「こっち」発言に“プレゼンターへの敬意がない”と感じた人も少なくないようだ。SNSでは落胆する声が上がっている。《た…貴… 嘘だよな… ペンギンをこっち呼ばわりだなんて…》《なんだよ「こっち」って。ダニー・デヴィートに失礼じゃないか》《「こっち」とは。山崎貴監督、観客を一斉に裏切る発言。祝った観客はどうしたら良いのか。プレゼンターと目を合わせる合わさないで議論になっているのに、こっちと称するのは何様?がっかり過ぎる》《これはまずい「こっち」は公の場で言ってはいけないセリフ。 失礼過ぎる… 山崎貴監督ちゃんと謝罪した方がよいよなんだかなぁ。RDJしかり厳しいマナーとか作法を求めてる訳じゃないのに、初歩的な相手への思いやりが欠如してる面が多くて、今回のオスカーの情報見てて負担かかったな》
2024年03月13日東京国際映画祭(TIFF)が香港国際映画祭、釜山国際映画祭とともに共催するアジア全域版アカデミー賞「第17回アジア・フィルム・アワード(以下AFA)」の授賞式が3月10日夜、香港の戯曲センター(Xiqu Centre)Grand Theatreにて開催。日本作品の『悪は存在しない』(濱口竜介監督)が、最優秀作品賞と最優秀音楽賞(石橋英子さん)を受賞したほか、日本映画勢が多数受賞した。『悪は存在しない』の濱口監督と石橋さんは、昨年の『ドライブ・マイ・カー』に続いての最優秀作品賞獲得。また、是枝裕和監督も『怪物』で最優秀監督賞を受賞し、昨年の韓国作品『ベイビー・ブローカー』に続く2年連続の同賞受賞に輝いた。『怪物』是枝裕和監督このほか、第36回TIFFのオープニング作品で、日本アカデミー賞でも最優秀主演男優賞を受賞した『PERFECT DAYS』にて役所広司が最優秀主演男優賞の栄冠を手に。第36回TIFFのクロージング作品で、日本アカデミー賞で最多8冠に輝き、米アカデミー賞の視覚効果賞をアジア初受賞した『ゴジラ-1.0』チームが、視覚効果賞(山崎貴監督、渋谷紀世子、高橋正紀、野島達司)、音響賞(井上奈津子)の2部門を受賞。併せて先の発表のとおり、『エゴイスト』などが話題を集めた俳優・鈴木亮平がアジア映画界・アジア文化における業績と貢献を称える「Excellence in Asian Cinema Award」に、韓国のイ・ヨンエととも授与された。イ・ヨンエ/鈴木亮平大規模で豪華なレッドカーペットの後に開催されたAFAの授賞式では、日本人として初めて審査委員長に就任した黒沢清監督が、世界中の映画人が務める審査員陣と投票メンバーを率いて決定された受賞者が登壇。“Youth Ambassador”の1人として様々なAFAイベントに参加した宮沢氷魚がプレゼンターを務めたほか、特別功労賞を受賞したチャン・イーモウ監督、主演男優賞にノミネートされたトニー・レオン、プレゼンターを務めたファン・ビンビンなど、アジア全域よりスターが集まる華やかな式典となった。第17回 アジア・フィルム・アワード 受賞結果一覧(敬称略)『悪は存在しない』最優秀作品賞『悪は存在しない』(日本)最優秀監督賞是枝裕和 『怪物』(日本)最優秀新人監督賞ニック・チェク 『年少日記』(香港)最優秀主演男優賞役所広司 『PERFECT DAYS』(日本)最優秀主演女優賞ジャン・チンチン 『西湖畔に生きる』(中国)最優秀助演男優賞パク・フン『12.12:The Day』(英題/韓国)最優秀助演女優賞レイチェル・リョン 『白日の下』(香港)最優秀新人俳優賞Tergel Bold-Erdene『City of Wind』(フランス、モンゴル、ポルトガル、オランダ、カタール、ドイツ)最優秀脚本賞ペマ・ツェテン 『雪豹』(中国)最優秀編集賞キム・サンボム『12.12:The Day』(英題/韓国)最優秀撮影賞マティアス・デルボー『雪豹』(中国)最優秀音楽賞石橋英子『悪は存在しない』(日本)最優秀衣装デザイン賞マン・リムチョン『The Goldfinger』(香港、中国)最優秀美術賞Eric LAM『The Goldfinger』(香港、中国)最優秀視覚効果賞山崎貴、渋谷紀世子、高橋正紀、野島達司 『ゴジラ-1.0』(日本)最優秀音響賞井上奈津子『ゴジラ-1.0』(日本)Excellence in Asian Cinema Award鈴木亮平(日本)、イ・ヨンエ(韓国)特別功労賞 (Lifetime Achievement Award)チャン・イーモウAFA Next Generation Awardチャオ・リーイン(中国)AFA Rising Star Awardメータウィン・オーパッイアムカジョーン(タイ)2023 Highest-Grossing Asian Film Award『満江紅(マンジャンホン)』監督:チャン・イーモウ(中国)受賞者よりコメント<鈴木亮平Excellence in Asian Cinema Award 受賞>(英語で挨拶:和訳)大家好(中国語)。ここに来ることができて本当にうれしいです。とりわけ、著名なイ・ヨンエさんと一緒にここに立つことができて、とても光栄です。偉大な映画監督、偉大な映画プロデューサー、映画製作者、偉大な俳優、アジアの伝説の俳優たち、皆さんの前に立つことができて、本当に光栄に思っています。でも正直なところ、今年は何もノミネートされていないので、とてもリラックスしてここに立っています。もちろん、ノミネートされることは良いことですが、ノミネートされないのも良いことです。なぜなら、何も心配する必要がないからです。ちなみに、昨年は、トニー・レオンさんのせいで私は最優秀主演男優賞を逃しました。(笑)でも、今年再び彼に会えてうれしいです。もちろん、賞を受賞することは非常に重要でワクワクしますが、このイベント、この大きなイベント、AFAの素晴らしいところは、皆さんに出会い、新しい人たちに出会い、アジア各地の映画制作者と出会い、語り合い、学びあうことだと私は考えています。そして願わくは、今後一緒に新しいプロジェクトを始めたい。今日、あるいは今夜が、未来の新しいプロジェクトの始まりになるかもしれません。そして、いつか一緒に映画を作れることを本当に願っています。なぜなら、"私たちは一緒に物語を紡ぐ(※Together we tell story)"からです。ありがとうございました。※「Together We Tell Story」は今年のAFAのテーマ。<『悪は存在しない』最優秀作品賞受賞>※濱口竜介監督が欠席のため、監督に代わり高田聡プロデューサーと石橋英子がコメント。高田聡:私たちの映画にこのような非常に光栄な重みのある賞を頂きまして、代表してまずは感謝を申し上げます。同じくノミネートされた撮影の北川喜雄さん、共同編集の山崎梓さん、またこの映画に関わったすべての皆さん、おめでとうございます。そして、この場に残念ながら来ることができなかった濱口竜介監督、そして濱口監督に一番最初にこの企画の話を持ってきて、素晴らしい音楽で共同制作をされた石橋英子さん、おめでとうございます。石橋英子:本当に濱口監督が来ることができなかったのは残念です。でもこうやって、撮影の北川さんや編集の山崎さん、今もしかしたら日本で見ているかもしれない主演のおおみか(大美賀均)さん、キャストの皆さん、スタッフの皆さん、本当に皆さんの力のおかげでできました。もちろん、ミュージシャンの皆さん、ミックスをしてくださったジム・オルークさん、本当に皆さんのおかげで、今こうやって、私たちはここに来られて、楽しい時間を過ごせていると思っています。ありがとうございました。<是枝裕和監督最優秀監督賞受賞>尊敬する黒沢清監督からこのようなトロフィーを頂くなんて、本当に光栄です。出会う才能ということで言えば、今回は坂元裕二さんという尊敬する脚本家の方の素晴らしい脚本があって、もう20年近く一緒に仕事をしている美術の三ツ松けいこさんが、今日一緒にスタッフを代表してここに来ていただきました。そんなスタッフとキャストと出会えたことが、この賞を頂けた一番大きな僕の才能ではないかと思います。昨年に続いてこの壇上に立たせていただくことができて、本当にうれしいです。来年は、作品はないのですが、ノミネートされていなくても、またこの場で映画を愛する皆さんとこの時間を共有できたらうれしいです。ありがとうございました。<石橋英子最優秀音楽賞>全く期待してなかったので、全然スピーチを考えていなかったです。まずアジア・フィルム・アワードの皆様、審査委員の皆様、本当にありがとうございます。まず濱口監督、長い道のりでしたが、何をつくるのかわからないまま一緒に歩んできた道のりが奇跡のようでした。撮影やその後の編集など、一緒に皆さんが作ってこられた努力にも感謝したいと思います。撮影の北川さん、編集の山崎さん、本当にありがとうございます。皆さんの仕事がなければ、私のこういう音楽もなかったと思います。スタッフとキャストの皆さんにも感謝したいと思います。本当にありがとうございました。『悪は存在しない』は4月26日(金)よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、K2ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:怪物 2023年6月2日より全国にて公開©2023「怪物」製作委員会ゴジラ-1.0 2023年11月3日より全国東宝系にて公開©2023 TOHO CO.,LTD.PERFECT DAYS 2023年12月22日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2023 MASTER MIND Ltd.悪は存在しない 2024年4月26日よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、K2ほか全国にて公開© 2023 NEOPA / Fictive
2024年03月11日前哨戦の勢いそのまま、『オッペンハイマー』が全7部門を受賞し、賞レースの最後を飾った第96回アカデミー賞。日本映画2品も受賞を果たした今年、レッドカーペットは多様なスタイルのファッションで華やいだ。『哀れなるものたち』で恐れなき熱演で主演女優賞を受賞したエマ・ストーンは、「ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)」のカスタムドレス。薄いミントグリーンのストラップレス・ドレス。ジャカードの生地にペプラムのディテール以外はシンプルなデザインで、エマはダイヤモンドとサファイアのネックレスを合わせた。エマ・ストーン Photo by John ShearerWireImageストラップレスは今年人気のデザインのようだ。今回は作品賞候補の主演作『バービー』のプロデューサーとして出席したマーゴット・ロビーは、「ヴェルサーチ(Versace)」のシークイン・ドレス。長年携わった『バービー』という作品の締めくくりにチョイスした色は黒だ。先住民族の血を引く俳優として初の主演女優賞候補となったリリー・グラッドストーン(『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』)は、「グッチ(GUCCI)」のサバト・デ・サルノと先住民族のクイルワーク・アーティスト、ジョー・ビッグ・マウンテンとのコラボレーションでミッドナイトブルーのベルベットのドレス。クイルワークの花モチーフで飾られたトレーンがアクセントだ。リリー・グラッドストーンPhoto by Gilbert FloresVariety via Getty Images助演女優賞候補のキャリー・マリガン(『マエストロ:その音楽と愛と』)は、「バレンシアガ(Balenciaga)」の黒のマーメイドスタイルのドレスに白いチュールのスカート。ダニエル・ブルックス(『カラーパープル』)は、「ドルチェ&ガッバーナ(Dolce & Gabbana)」の黒のサテンのコルセットドレス。左側に深いスリットが入っている。キャリー・マリガン Photo by Jeff KravitzFilmMagic『君たちはどう生きるか』が受賞した長編アニメ映画賞を発表したアニャ・テイラー=ジョイは、「ディオール(Dior)」。1949年発表の傑作「ジュノン」を基に、3,500時間かけて全面にビーズ刺繍をほどこしたシルバーのドレスは、ボッティチェリの絵画「ヴィーナスの誕生」にインスパイアされたデザインだそう。作曲賞と歌曲賞のプレゼンターを務めたアリアナ・グランデは、『バービー』を意識したピンクの「ジャンバティスタ・ヴァリ・オートクチュール(Giambattista Valli HauteCouture)」。ボリュームあるペプラムとトレーンがポイントで、「ティファニー(Tiffany & Co.)」のジュエリーを合わせた。アリアナ・グランデ Photo by Gregg DeGuireWWD via Getty Images助演女優賞を受賞したダヴァイン・ジョイ・ランドルフ(『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』)は、「ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)」のペールブルーのシークインドレス。ホルターネックで袖にチュールのフリルをふんだんにあしらったデザインだ。撮影賞のプレゼンターを務めたゼンデイヤは、「アルマーニ プリヴェ(Armani Prive)」のメタリックピンクとシルバーのワンショルダー。髪は往年のハリウッドスターを思わせるスタイルに仕上げた。ゼンデイヤ Photo by John ShearerWireImage主演女優賞のプレゼンターとして登場したオスカー女優2人も、ワンショルダーのデザインをチョイスした。ジェニファー・ローレンスは、「ディオール・オートクチュール(Dior Haute Couture)」のポルカドット・ドレスに「スワロフスキー(Swarovski)」のダイヤモンドのネックレス。ミシェル・ヨーは、「バレンシアガ(Balenciaga)」のカスタム。シルバーの濃淡のシークインドレスに黒のオペラグローブでシックに決めた。Photo by Al SeibA.M.P.A.S. via Getty Imagesレッドカーペットを賑わせたのは、視覚効果賞を受賞した『ゴジラ-1.0』のチーム。山崎貴監督をはじめ出席者全員が、かかと部分がゴジラの爪をモチーフにした靴で登場し、話題を集めた。主演女優賞候補のザンドラ・ヒュラー(『落下の解剖学』)は、「スキャパレリ(Schiaparelli)」のカスタムでV字型のシャープなデコルテのデザインが際立った。助演女優賞候補だったエミリー・ブラントも、「スキャパレリ」。シャイニーなクリーム色のドレスに「ティファニー(Tiffany & Co.)」のジュエリーを合わせた。助演女優賞候補のアメリカ・フェレーラ(『バービー』)は、作品のテーマカラーであるピンクのシークインドレス。「アトリエ・ヴェルサーチ(Atelier Versace)」のデザインだ。同じく助演女優賞候補のジョディ・フォスター(『ナイアド~その決意は海を越える~』)は、「ロエベ(Loewe)」のミッドナイトブルーのホルターネックのサテン・ドレス。ビリー・アイリッシュ&アメリカ・フェレーラ Photo by Arturo HolmesGetty Imagesパートナーのアルチュール・アラリと脚本賞を受賞し、女性として唯一の監督賞候補でもあったジュスティーヌ・トリエ(『落下の解剖学』)は、「ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)」のパンツスーツ。黒にシルバーのピンストライプをきかせ、インナーも黒で締めた。一部ではカジュアル過ぎるという声もあったが、堂々とした本人のキャラクターに合う装いだ。主演女優賞候補のアネット・ベニング(『ナイアド~その決意は海を越える~』)も、ネイビーのジャンプスーツでパンツスタイルをチョイスした。歌曲賞を受賞したビリー・アイリッシュは、「シャネル(Chanel)」。学校の制服を意識した白のボタンダウンシャツに黒のブレザー、黒と白のツイードのひざ丈スカートに白ソッククス、黒のストラップシューズ。スカートの柄にマッチしたバッグを持った。共に受賞した兄のフィニアス・オコネルも胸につけていた赤いピンは、「Artists4Ceasefire」のシンボル。昨年10月に始まったイスラエルとガザの停戦を求める公開書簡をバイデン米大統領に送ったアーティスト団体で、彼らのほかにも助演男優賞候補のマーク・ラファロ、ラファロと『哀れなるものたち』で共演したラミー・ユセフ、長編アニメ映画賞候補の『ニモーナ』に声の出演をしたリズ・アーメッドらもつけていた。フィニアス・オコネル&ビリー・アイリッシュ Photo by Jeff Kravitz/FilmMagic作品賞と脚本賞候補になった『パスト ライブス/再会』のセリーヌ・ソン監督も、白シャツにダブルの黒ジャケット、ローファーの制服スタイルだが、アシンメトリーなデザインのスカートが華やか。「ロエベ(Loewe)」のデザインで、同作に主演したグレタ・リーも、「ロエベ」の白と黒のドレスで登場した。フローレンス・ピューは、「デルコア(Del Core」)のプランジネックのシルバーのドレス。「ブルガリ(Bulgari)」のネックレスを合わせ、どこか最新出演作の『デューン 砂の惑星PART2』を思わせるスタイルだ。主演男優賞を受賞したキリアン・マーフィー(『オッペンハイマー』)は、「アトリエ・ヴェルサーチ(Atelier Versace)」のカスタムのタキシードに、香港のブランド「Sauvereign」がオッペンハイマーをイメージして作成した銀のブローチを胸につけた。助演男優賞を受賞したロバート・ダウニー・Jr.は、「サンローラン(Saint Laurent)」の黒のスーツ。今日の装いはよほど気に入ったらしく、受賞スピーチでスタイリストにも感謝を述べた。ロバート・ダウニー・Jr. Photo by Jeff KravitzFilmMagic助演男優賞候補で、歌曲賞候補として「I’m Just Ken」を歌ったライアン・ゴズリング(『バービー』)は、ステージ上では鮮やかなピンクのスーツだったが、レッドカーペットの装いは「グッチ(Gucci)」の黒のスーツ。ノータイで黒いシャツの胸をはだけ、シルバーのシークインのステッチがアクセントになっていた。主演男優賞候補のコールマン・ドミンゴ(『ラスティン:ワシントンの「あの日」を作った男』)は、「ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)」のカスタムで、クリスタルのボタンを付けたダブルのブラック・タキシードにカウボーイブーツ。「デヴィッド・ヤーマン(David Yurman)」のシルバーのジュエリーと「オメガ(Omega)」の時計を合わせた。レッドカーペットでは『ニモーナ』に声の出演をしているユージン・リー・ヤンも、かつてのビリー・ポーターを彷彿とさせる真紅のロングドレスを姿で注目された。ユージン・リー・ヤン Photo by Sarah MorrisWireImage(冨永由紀)
2024年03月11日第96回アカデミー賞にて、長編アニメ映画賞を受賞したスタジオジブリ映画『君たちはどう生きるか』。この度、この受賞記念として、“英語吹替版(日本語字幕付き)”の上映が決定した。本作は、宮崎駿監督10年ぶりとなる長編映画最新作。監督が少年時代に感銘を受けた書籍「君たちはどう生きるか」からタイトルを採用し、全く別のオリジナルストーリーとして完成させた冒険活劇ファンタジー。アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催された今回のアカデミー賞授賞式。スタジオジブリ作品が同賞に輝くのは、『千と千尋の神隠し』以来、21年ぶり2度目となった。今回上映が決定した英語吹替版(日本語字幕付き)の日本語字幕は、英語セリフを翻訳したセリフではなく、オリジナル台本のセリフを使用。主人公の眞人役を演じるのは「YOU -君がすべて-」シーズン1でパコ役を演じたルカ・パドヴァン。青サギ役にロバート・パティンソン、キリコ役にフローレンス・ピュー、ヒミ役に福原カレン、夏子役にジェンマ・チャン、勝一役にクリスチャン・ベール、大伯父役にマーク・ハミル、老ペリカン役にウィレム・デフォー、インコ大王にデイヴ・バウティスタがキャスティングされている。ファンからは「英語版で見たいと思っていました!嬉しいです~」、「絶対に行きます!」、「英語で違う声優さんでまた楽しめる」、「これはもう一度観にいかないと!!!!」などと上映を喜ぶ声が寄せられている。『君たちはどう生きるか』英語吹替版(日本語字幕付き)は3月20日(水・祝)より上映。(シネマカフェ編集部)■関連作品:君たちはどう生きるか 2023年7月14日より公開©2023 Studio Ghibli
2024年03月11日日本時間の2024年3月11日、アカデミー賞の各賞の発表がアメリカ、ロサンゼルスで行われ、日本映画『ゴジラ-1.0』が視覚効果賞を受賞しました。同賞は、その年の最も優れた視覚効果(以下、VFX)を使った映画に与えられるもので、日本映画が受賞するのは、初となります。授賞式では、俳優のアーノルド・シュワルツェネッガーさんによって受賞の発表がされると、ゴジラの像を抱えた山崎貴監督ら4名の日本人スタッフが壇上に上がり、オスカー像を受け取りました。山崎監督は、用意した原稿を見ながら、英語で次のようにスピーチをしています。40年以上前に『スターウォーズ』と『未知との遭遇』を見たショックからキャリアを始めました。ハリウッドから遠く離れた私にとって、ここは手に届かない場所でした。ノミネートの瞬間、私たちはまさにロッキー・バルボアで、強大な敵の前でリングに立たせてもらえたことが、すでに奇跡でした。しかし私たちは今ここにいます。ハリウッドから遠く離れた所にいるVFXアーティストのみなさん!ハリウッドがあなたたちにもチャンスがあることを証明してくれたよ!最後に、『ゴジラ-1.0』に携わった人々を代表して、阿部秀司プロデューサーに報告したいと思います。やったよ!スピーチの最後に、山崎監督は2023年12月に亡くなった映画プロデューサーの阿部秀司さんの名前を挙げ、英語で「やったよ!」と喜びの感情を表現していました。日本映画初の快挙に、ネット上では「やりましたね!日本のゴジラが受賞するなんて、泣ける」「うおーこれはすごい!世界がやっとゴジラに追いついた!」「めっちゃ嬉しい!まだ観てない人もぜひ劇場に足を運んで」などの声が寄せられています。また、出演者も続々と喜びのコメントを発表。主演で俳優の神木隆之介さんはX(Twitter)で「ゴジラと戦えたことを誇りに思います!」と祝福のコメントをつづりました。米アカデミー視覚効果賞受賞おめでとうございます!!!!!!!凄すぎます!!!!ゴジラと戦えたこと誇りに思います!!本当に嬉しいです!!山崎貴監督をはじめ白組の皆様、チームゴジラの皆様おめでとうございますっ!!!!!神木— 神木隆之介 (@kamiki_official) March 11, 2024 日本映画の新たな1ページを刻んだ『ゴジラ-1.0』のアカデミー賞受賞。本当に、おめでとうございます![文・構成/grape編集部]
2024年03月11日映画『君たちはどう生きるか』の「第96回 米アカデミー賞」長編アニメーション映画部門賞ノミネート会見が11日にスタジオジブリで行われ、スタジオジブリ 鈴木敏夫プロデューサーが出席した。○宮崎駿監督、21年ぶり2度目の快挙に喜び「良かったです」宮崎駿監督作品としては、2002年米公開の『千と千尋の神隠し』、2005年米公開の『ハウルの動く城』、2014年米公開の『風立ちぬ』に続く4度目の米アカデミー賞ノミネートになった同作。日本時間きょう早朝に行われた「第96回 米アカデミー賞」で長編アニメーション映画賞を受賞した。受賞発表直後に行われた記者会見に登場した鈴木Pは「オスカー像って1個もらえるじゃないですか? 実は注文してお金を出せば何個も作ってくれるんですね。さっき3個注文しました(笑)。どうもありがとうございました!」と話し、笑顔を見せる。そして「時の運だと思ってますから、こういう賞をいただけたのはやっぱり心の底から嬉しかったですね。もうそれ以上言いようがありません!」と受賞の喜びを語った。また、スタジオジブリ近くのアトリエで受賞式を視聴していたという宮崎監督と受賞後に電話で会話したそうで、「興奮してましたよね。『俺は気にしてないから』と一生懸命自分の気持ちを抑えるようにそういう言い方してましたけど、欲しがらないといいながら欲しいんだなと(笑)。(受賞に関しては)『良かったです』と。僕がつい、おめでとうございますという言い方をしちゃったら『お互い様です』と言っておりました」と宮崎監督の反応を明かした。オスカー像3個を注文した内訳については「いろんな要望が出てくる。『千と千尋の神隠し』のときに当時は1ドルを出すと余分に作ってくれることを知ったので、それで宮崎のところに1個、僕のところに1個、観覧用に1個あると便利かなと思って(笑)」と話し、「今1ドルかどうかわかりませんけど、高くなってたら減らしますね」と笑いを誘った。
2024年03月11日映画『ゴジラ-1.0』(公開中)が11日、第96回アカデミー賞で 「視覚効果賞」を受賞した。同作はアメリカ・ロサンゼルスで開催され、世界最高峰の映画賞である「第96回アカデミー賞」にアジア圏の映画で初めて「視覚効果賞」にノミネートされていたが、現地時間3月10日16時(日本時間3月11日8時)より始まった授賞式において見事受賞した。「視覚効果賞」(Academy Award for Visual Effects)はその年に公開された映画の中で最も優れた視覚効果(VFX)を用いた作品に与えられる栄誉で、アカデミー賞で最も注目される部門のひとつ。過去には『スターウォーズ』、『タイタニック』、『アバター』などの映画史を代表する傑作が受賞してきました。ノミネート作品代表者としてアカデミー賞授賞式に参加したのは、監督・脚本・VFXを担当した山崎貴監督、VFXディレクターの渋谷紀世子氏、3DCGディレクターの高橋正紀氏、エフェクトアーティスト/コンポジターの野島達司氏の4名。現地時間13時頃、4名は全員“ゴジラシューズ”を履いて登場し、取材に来た現地のメディアを沸かせた。授賞式の中盤、いよいよ「視覚効果賞」の発表に。プレゼンターであるアーノルド・シュワルツェネッガー、ダニー・デヴィートは受賞作の書かれた封筒を開け、少し沈黙した後に「GODZILLA!」と読み上げた。会場中に大きな歓声が響き渡り、その中で歓喜の表情を浮かべながら壇上に上がる受賞者4名。代表して、英語でスピーチをした山崎監督は 「40年以上前に『スターウォーズ』と『未知との遭遇』を見たショックからキャリアをスタートさせた私にとって、この場所は望む事すら想像しなかった場所でした。ノミネートの瞬間、私たちはまさにロッキー・バルボアでした。強大なライバルたちの前でリングに立たせてもらえた事はすでに奇跡でした。しかし私たちは今ここに居ます。この場所から遠く離れた所でVFXを志しているみんな! ハリウッドが君たちにも挑戦権がある事を証明してくれたよ! 最後にスタッフキャストを代表して、去年失った我々のプロデューサー、阿部秀司さんに言いたいです。『俺たちはやったよ!』ありがとうございました!」(日本語訳)と、溢れる喜びの気持ちを伝えた。長い歴史を持つ「アカデミー賞」の中で、監督として「視覚効果賞」を受賞したのは『2001年宇宙の旅』のスタンリー・キューブリックのみであり、山崎監督は55年ぶり、史上2人目の受賞監督となる。また、日本映画だけでなく、アジア圏の映画で同賞を受賞した実績はなく、史上初の快挙となった。3月3日までの公開122日間で観客動員392万人、興行収入60億円を突破。2023年に日本で公開された実写映画ランキングで第1位!(※興行通信社調べ)となっている。北米では現地時間の2月1日までの63日間で上映が終了し、最終興行収入は5,641万ドル。北米で公開された邦画実写映画の興行収入記録を大きく塗り替え、歴代1位。北米公開の外国語の実写映画の歴代興収の中でも3位という記録を残した。世界各地でもヒットし、日本興収も含めた全世界累計の興行収入で160億円(※)を突破している。(※現時点のレートで換算)○■山崎貴監督 受賞時のスピーチMy career began 40 years ago, after the shock of seeing Star Wars and Close Encounters of the 3rd Kind.To someone so far from Hollywood, even the possibility of standing on this stage seemed out of reach.The moment we were nominated, we felt like Rocky Balboa — welcomed into the ring as equals by our biggest rivals, which was already a miracle.But here we stand.To all the VFX artists outside Hollywood, Hollywood was listening, and this award is proof that everyone has a chance.Finally, on behalf of the cast and crew of Godzilla Minus One, I want to tell our producer, Shuji Abe, who we’ve lost too soon…We did it! Thank you so much!!・日本語訳四十年以上前に『スターウォーズ』と『未知との遭遇』を見たショックからキャリアをスタートさせた私にとって、この場所は望む事すら想像しなかった場所でした。ノミネートの瞬間、私たちはまさにロッキー・バルボアでした。強大なライバルたちの前でリングに立たせてもらえた事はすでに奇跡でした。しかし私たちは今ここに居ます。この場所から遠く離れた所でVFXを志しているみんな! ハリウッドが君たちにも挑戦権がある事を証明してくれたよ!最後にスタッフキャストを代表して、去年失った我々のプロデュ―サー、阿部秀司さんに言いたいです。「俺たちはやったよ!」ありがとうございました!
2024年03月11日第96回アカデミー賞授賞式が3月11日(日本時間)、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、国際長編映画賞にアウシュビッツ収容所の隣で“幸せに暮らす”家族を描いた『関心領域』が輝いた。今回、ヴィム・ヴェンダース監督×役所広司主演の『PERFECT DAYS』も日本代表作品としてノミネートされていたが惜しくも受賞を逃す結果となった。 .空は青く、誰もが笑顔で、子供たちの楽しげな声が聴こえてくる。そして、窓から見える壁の向こうでは大きな建物から黒い煙があがっている。時は 1945 年、アウシュビッツ収容所の所長ルドルフ・ヘスとその妻ヘドウィグら家族は、収容所の隣で幸せに暮らしていた。スクリーンに映し出されるのは、どこにでもある穏やかな日常。しかし、壁ひとつ隔てたアウシュビッツ収容所の存在が、音、建物からあがる煙、家族の交わす何気ない会話や視線、そして気配から着実に伝わってくる…。タイトルの「The Zone of Interest」(関心領域)とは、第二次世界大戦中、ナチス親衛隊がポーランド・オシフィエンチム郊外にあるアウシュヴィッツ強制収容所群を取り囲む40平方キロメートルの地域を表現するために使った言葉だ。イギリスの作家マーティン・エイミスの同名小説を原案に、スカーレット・ヨハンソン主演『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』(13)のジョナサン・グレイザー監督が10年もの歳月をかけて映画化した本作。昨年度のアカデミー賞で作品賞ほか最多7部門を受賞した『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』など多くの話題作を手掛け、近年の賞レースを席巻している映画スタジオ・A24が製作、第76回カンヌ国際映画祭ではグランプリを獲得している。第96回アカデミー賞では作品賞、監督賞、脚色賞、国際長編映画賞、音響賞の計5部門でノミネートされている。受賞コメントアカデミーに感謝します。映画製作会社などに感謝したいと思います、俳優・共同製作者に感謝します。私たちは「今」について伝えたいと思いました、今何ができるかということです。最悪なことが起きました。何の罪も犯していない人たちが犠牲になっています。イスラエルの犠牲者たち、そしてガザ地区の犠牲者たちどのような形で我々は抵抗ができるのでしょうか。映画の中でアレクサンドラは成長を遂げます。アレクサンドラ、私は彼女の抵抗に捧げたいと思います。(C) Two Wolves Films Limited, Extreme Emotions BIS Limited, Soft Money LLC and Channel Four Television Corporation 2023. All Rights Reserved.(シネマカフェ編集部)■関連作品:関心領域 2024年5月24日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© Two Wolves Films Limited, Extreme Emotions BIS Limited, Soft Money LLC and Channel Four Television Corporation 2023. All Rights Reserved.
2024年03月11日第96回アカデミー賞の授賞式直前、レッドカーペットに『PERFECT DAYS』で国際長編映画賞にノミネートされているヴィム・ヴェンダース監督と役所広司、視覚効果賞候補の『ゴジラ-1.0』の山崎貴監督とVFXのチーム、長編アニメ映画賞候補の『君たちはどう生きるか』チームが登場した。ヴェンダース監督と役所さんは時折肩を組みながらリラックスした様子でWOWOWのインタビューに応じ、マーティン・スコセッシ監督やロバート・ダウニー・Jr.と対面したとコメント。役所広司とヴィム・ヴェンダース監督 Photo by Kevin Mazur/Getty Images作品が世界で受け入れた理由について役所さんは「国は違っても人の気持ちは共通しているものがある」と語り、「(特に)大都市の人たちの心には響くんじゃないでしょうか」と語った。また、お馴染みのゴジラ人形が蝶ネクタイのゴールデンゴジラ仕様となった『ゴジラ-1.0』の山崎監督は、現地で「ストーリーとキャラクターがよかった」と言われているとコメント。ゴールデンゴジラ Photo by Mike Coppola/Getty Images視覚効果賞に日本映画として初ノミネートとなったが、予算の規模がハリウッド大作と違う中で候補となった理由について、VFXディレクターの渋谷紀世子らは「ヒヤヒヤだったけれど、ここに来ているみんなで頑張った」とコメント。「(それぞれが)好き勝手言ってるだけ」と山崎監督が笑顔を見せる後ろで「チームワーク!」「みんなで頑張ったよ!」と笑顔のチームの声が飛び交っていた。山崎貴監督 Photo by Gilbert Flores/Variety via Getty Imagesそんな『ゴジラ-1.0』チームは揃ってゴジラ仕様の靴でレッドカーペットを闊歩した。『ゴジラ-1.0』Photo by Kevin Mazur/Getty Imagesさらに、『君たちはどう生きるか』からは中島清文さん、福田博之さん、依田謙一さんが参加した。(シネマカフェ編集部)■関連作品:君たちはどう生きるか 2023年7月14日より公開©2023 Studio Ghibliゴジラ-1.0 2023年11月3日より全国東宝系にて公開©2023 TOHO CO.,LTD.PERFECT DAYS 2023年12月22日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2023 MASTER MIND Ltd.
2024年03月11日俳優の安藤サクラが、『怪物』で第47回日本アカデミー賞の最優秀主演女優賞を受賞。安藤さんは最優秀助演女優賞も受賞していた。ダブル受賞となったことに驚きの表情を隠せない安藤さんは、その胸の内をスピーチで語った。優秀主演女優賞には、安藤さんのほか、綾瀬はるか(『リボルバー・リリー』)、杉咲花(『市子』)、浜辺美波(『ゴジラ-1.0』)、吉永小百合(『こんにちは、母さん』)と、賞レース常連のベテランからフレッシュな俳優まで、様々な受賞者が揃っていた。『怪物』で安藤さんは是枝裕和監督と『万引き家族』に続くタッグ。小学生の一人息子を懸命に育てるシングルマザー・麦野早織役となった。3つの視点から描かれる物語の最初の視点となる早織役を担い、観客を物語に引き込む重要な役割を果たした。息子を大切に思うがゆえの行動、感情表現が見るものの胸を打った。受賞した安藤さんは戸惑いの表情のまま深々と一礼。その後、マイクの前に立った。「本当にありがとうございます。あの…本当に言葉が見つからないんですが…」と思案の表情。その後、「いつも是枝監督は年齢も部署も問わず、みんなの意見を取り入れて撮影なさるんです。私たちは、すごくその場所に安心感を抱きながら撮影できていて、すごく特別な場所。このチーム、俳優部だけに限らず、皆さんと一緒に作っているという感覚がとても心地よい現場でした」と是枝監督の現場について語った。そして、「いつもこうやって受賞をさせていただくと、(黒川)想矢が(新人賞で)言っていたみたいに、私も今もすごく戦うというか。でも本当は本来なら“よっしゃあ!!”といけたらどんなに格好いいだろうと思う。なかなかできないんですけど」と、胸の内を語った。最後は「“よっしゃあ!やった!”これでゴジラの牙を、…えっと? また1本抜いた! けどなんか複雑! ありがとうございます!」と、安藤さんらしくキュートに締め、そのナチュラルな姿に万雷の拍手が送られていた。(シネマカフェ編集部)■関連作品:怪物 2023年6月2日より全国にて公開©2023「怪物」製作委員会
2024年03月08日