ラグ&ボーン(rag & bone)が、9月15日9時(現地時間14日20時)からニューヨークファッションウィークで開催する2016春夏コレクションショーのライブストリーミングを配信する。※会場の都合で開始時間が遅れる場合あり。
2015年09月14日アレキサンダー ワン(ALEXANDER WANG)が、9月13日10時(現地時間12日21時)からニューヨークファッションウィークで開催する2016春夏コレクションショーをライブストリーミングで配信する。※会場の都合で開始時間が遅れる場合あり。
2015年09月12日夏に注目の「涼感コスメ」夏季限定で各コスメブランドが展開しているのが「涼感コスメ」。ひんやりとした使用感は夏のほてりやすい肌に気持ちよく、肌の引き締め効果があるものも。そのような中で、蜂蜜を使ったコスメブランドが発売した涼感コスメが好評のようだ。夏のほてった脚が気持ちよくなるコスメそれが、株式会社スタイリングライフ・ホールディングスが展開するコスメブランドVECUA Honey(以下、ベキュアハニー)から2015年6月1日(月)に発売された「クールクールレッグジェル」。ワンダーハニークールクールレッグジェル/3種/160g/1,400円(本体価格)(シトラスミント※限定品(完売)・ミントスカッシュ※限定品・キウイミント)(引用:プレスリリースより)メントールが配合されたジェルは脚に塗ると、ひんやりと気持ちいい清涼感が続き、夏の疲れた脚の重みを和らげる。また、緑と果実の爽やかな香りは気分もリフレッシュできそうだ。「ベキュアハニー」とはベキュアハニーは、「蜂蜜の森」をコンセプトにしたナチュラルコスメブランド。また、同ブランドは3つのラインを展開。スキンケアアイテムを中心とした「ネイチャーハニー」、ハーブを配合し大人の肌を考えた「ボタニカルハニー」、楽しく可愛いコスメや雑貨の「ワンダーハニー」と、様々な蜂蜜コスメの世界を楽しむことができる。(画像はベキュアハニーWebサイトより)【参考】・株式会社スタイリングライフ・ホールディングス プレスリリース/PR TIMES
2015年08月23日2016春夏シーズン、パリメンズコレクションでは、遠目から見てそれとわかるような奇抜なシルエットは減少し、素材やディテールで品質の高さをアピールするブランドが多く見受けられた。その顕著な例が、ルカ・オッセントライバーとアルベール・エルバスによる、ランバン(LANVIN)だ。国立高等美術学校で発表された最新コレクションでは、ファッションに興味を持っていなかった人にも手にとってもらい、着てもらいたいという願いを込めて、構築的で大袈裟なシルエットは避け、ファブリックに刺繍を施したり、ストーンウォッシュ加工をするなど、今まで以上に素材やディテールのテクニックにこだわっている。テーマやストーリーを決めてコレクションを構成するのではなく、ミクロの部分からクリエーションをスタートさせるという創作方法はしばらく続きそうだ。ウィメンズ、メンズとも時代の空気感を巧みにとらえ、パリコレクションではトレンドセッターであるエディ・スリマンによるサンローラン(Saint Laurent)も、シルエットは全て控えめにし、その代わりにプリントや刺繍で華やかに彩った。元市場だったカロ・デュ・タンプルを会場に、レディースも含めて70体以上のルックを発表。エディ・スリマンがサンローランで復活を遂げた当初は、シンプルなデザインに物足りなさを感じなくも無かったが、今となってはそれが時代の空気となり、トレンドともなっている。エディ・スリマンは先見の明がある希有な存在だ。最高の素材と仕立てを際だたせるためにデザインを最小限に抑えているのが、ヴェロニク・ニシャニアンによるエルメス(HERMES)だ。コルドゥリエ修道院跡、現パリ医大の建物の中庭と回廊を会場にコレクションを発表。プリントシャツのためだけに版を作り、シェーブルレザーにレーザーカットのシルクをボンディングするなど、時間と労力を厭わない物作りの姿勢は感服の極みだが、ウォータースネークのブルゾンひとつをとっても、パッチワークの縫合部分の凹凸が見えず、まるでプリントのよう。驚異的な技術を駆使している。このブランドは、常にトレンドとは一定の距離を置く姿勢を保ち、現在のトレンドの中で同列に語ることはできないが、結果的に時代の流れに合致しているといえるかもしれない。ジルダ・ロアエックと黒木理也のメゾン キツネ(MAISON KITSUNE)や、チュイルリー公園内の特設テントでショーを発表したアミ アレクサンドル マテュッシ(AMI ALEXANDRE MATTIUSSI)も、デザインの強烈さが表出しないタイプのブランドだ。それゆえに、ファッション業界関係者ではない一般層を取り込みやすく、着実に業績を伸ばしている。そうして、両者は5月、6月に、それぞれ3号店、4号店をパリ区と11区に相次いでオープンさせた。ハイファッションが減速するという厳しい状況の中、ファストファッションは依然として隆盛を続け、現在のメンズファッションはそういった時代の流れに迎合しながら次なる発展の道筋を模索し始めている。各ブランドは、デザインしないわけではないが、デザインという概念を変化させる必要に迫られているようだ。
2015年08月17日2016春夏シーズンのパリメンズコレクションでは、依然としてショーを開催するブランドが趨勢を占めていたが、客席を設けないプレゼンテーション形式でコレクションを発表するブランドが徐々にではあるが増えてきている。ブランド側にとっては、客席を設営する必要が無く、それに伴って大きな会場を借りる必要も無く、それらに掛かる警備費など、様々な経費を抑えることが出来、支出を削減できることが大きな利点だ。今季を見渡してみると、日本の2ブランドがプレゼンテーション形式で見せて強い印象を残した。パリではコレクション発表が2回目となる、相澤陽介が手がける、ホワイトマウンテニアリング(White Mountaineering)は、パリ中心にあるイベントスペース「アトリウム」を使用。ここは多くの若手デザイナーがショーやプレゼンテーションを行い、巣立っていった場所だ。パリでは新人扱いとなり、未来を嘱望される「ホワイトマウンテニアリング」には相応しい場所といえる。所々に植物を配したブロックを積み重ねたランウェイをモデル達が闊歩。色調を抑えたグレーイッシュでグラフィカルなアディダスとのコラボレーションアイテム10体と、ステンドグラスのようなプリントを使用したオリジナルラインのアイテムの対比が興味深かった。森川マサノリのクリスチャン・ダダ(CHRISTIAN DADA)は、マレ地区のガレージを舞台に映画のセットのようなプレゼンテーションを行った。それもそのはず。暴走族を描いてスキャンダルとなった1953年の映画『乱暴者』から着想を得ているのだった。バイクにまたがっているモデル達が、1人ずつ前方に出てポーズを決め、元の場所に戻る、というシンプルな演出。ラメのアーガイルチェックやタイガー、イーグルなどのモチーフをあしらいながら、何となくワルそうな雰囲気を見事に表現。天晴れと思わされた。フランスのイーチ × アザー(EACH × OTHER)とスウェーデンのアクネ ストゥディオズ(Acne Studios)は、それぞれマレ地区のギャラリーを使用してアーティなプレゼンテーションを開催。イラン・ドゥルイとジェニー・マナーハイムによるイーチ × アザーは、サン・クロード通り沿いのギャラリーを借り切り、ブレア・シバース、ロバート・モンゴメリー、ジャン・シャルル・ドゥ・カステルバジャックという3人のアーティスト、デザイナーを招いて、3名の個別の作品を展示しながらコラボレーションアイテムを交えたコレクションを発表。イーチ × アザーが掲げるファッションとアートの融合を見事に表現して見せていた。ジョニー・ジョンソンによるアクネ ストゥディオズはギャラリー街であるトンプル通りのギャラリーを使用。アーティスティックなオブジェの周りを、ハイヒールを履いたフェミニンなルックのモデル達が歩き、その対比が非常にシュールレアリスティックだった。プレゼンテーション形式のコレクション発表では、服を着たモデル達が並び、その周りをジャーナリストやバイヤーが自由に行き交うことができる。あるいは、ほんの数10cm程の距離でモデルが目の前を通り過ぎるため、ディテールまで凝視することが可能。つまりは、後日ショールームを訪れる手間が省け、時間を稼ぐことができるのだ。短い期間で多くのことをこなさなければならないジャーナリストにとってはとても有り難いことである。パリコレクション全てがプレゼンテーション形式の発表になってしまったら無味乾燥なものとなり、ジャーナリストもバイヤーも来なくなってしまうのだろう。しかし、会場選びや演出などで多くのことを表現可能にすることが実証されているのだから、現在のファッションを取り巻く経済状況に鑑みても、もう少し割合が多くなって良いのかもしれない。
2015年08月12日トーガ ヴィリリース(TOGA VIRILIS)が2016春夏コレクションを発表した。今回のコレクションは、大正・昭和時代の日本で学生などを中心に一斉を風靡した「蛮カラ」 のエッセンスや、日本駐在の米兵のお土産としてうみだされた「スカジャン」の刺繍などの象徴的なジャポニズムが着想源。また、マリンとモロッカンアフリカンスタイルを組み合わせたミックススタイルを絶妙なバランスでまとめた。特徴的なのは、テープやフリンジなどのクラフト的装飾や赤や緑などのカラフルなプリント。バンカラの定番である腰の手ぬぐいを思わせるスカーフや、トーガのアイコンであるメタルアクセサリーを組み合わせたスタイリングも欠かせない。透ける素材を重ね着したようなニットや、刺繍シャツも一枚オブラートに包んだようにうっすらと肌が透ける透け感が繊細さを加える。マリンルックに代表されるアウトポケットのジャケットとバギーパンツのスーツ、変形のセーラージャケットやパネルプリント柄で構成されたアイテムが新しい提案となる。
2015年08月10日2016春夏シーズンのメンズパリコレクションでも、特にビッグブランドのショーで目に付いたのがアメリカンカジュアルスタイルだった。そして、キーアイテムとなっていたのがスタジアムジャンパーだ。スタジアムジャンパーを祖とする日本のスカジャンからインスパイアされた刺繍入りシルク製ブルゾンを多数発表した「ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)」、同じくスカジャン風パッチワークレザーブルゾンを提案した「ヴァレンティノ(VALENTINO)」など、フォーマルではない、気軽に着ることのできるアイテムを前面に押し出したブランドが目立つ結果となっていた。多くにマリリン・モンローの写真をあしらった「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」のコレクションでも、スタジアムジャンパーの要素が見られた。そして同時に散見されたのが、ハワイアンやカルフォルニアをイメージさせるアメリカンカジュアルの意匠。ヴァレンティノはパイナップルを、ドリス ヴァン ノッテンはエルヴィス・プレスリーから着想したハワイアンモチーフを、「サンローラン(Saint Laurent)」はカルフォリニアのサーフミュージックからインスパイアされたコレクションの中で、パームツリーモチーフで飾ったスタジアムジャンパーを発表。その他にも、先述のルイ・ヴィトンは鶴や龍などのアジアンモチーフを多用しながらも、アイビー・リーグやバスケットボールのユニフォームの要素を加え、アメリカのイメージを強烈に印象付けた。ウェアラブルなハイファッションを目指し、シンプルなアイテムを追究する結果、イメージを作りやすいアメリカンカジュアルに行き着いた、ということなのだろうか。先進的なデザインというものが出尽くした感のある現在、人々は定番商品や永遠のクラシックを志向し、脱トレンドの流れの中で登場したのがアメリカンカジュアルだった、と言えるのかもしれない。
2015年07月28日エルメスが2016春夏メンズコレクションを発表した。コレクションのテーマは、都会の街歩き。カラーパレットはブロンズ、ネイビー、ブラックなど都会的なダークトーンのカラーに、セラドン、ディープライラックなどのアクセントカラーを加え、明るい色彩のハーモニーが軽やかで洗練された印象に仕上がっている。ダブルや2ボタンのスーツにはカシミアのマフラーを一巻きして動きをつけたり、しなやかなジャケットにはジョギングパンツを合わせたりと、都会的でありながらスポーティーな雰囲気。 プルオーバーにはスウェット風のディテールが施され、ストレートなパンツには異素材や異なるカラーのラインがひねりを加える。 スリムなテーパードパンツはすっきりとした印象で、グラフィカルなプリントを施したジャケットとも好相性。しなやかで構築的なシルエットに用いた素材は、滑らかなダブルカシミ ア、カシミアフランネル、レザーなど。“そぞろ歩き”のパートナーにもってこいの、軽くて暖かいコートも揃う。
2015年07月22日パリ7区にあるケ・ブランリ美術館を会場に2016春夏コレクションのショーを発表したイッセイ ミヤケ メン(ISSEY MIYAKE MEN)。デザイナーの高橋悠介は、写真家の水谷吉法の作品を取り込みながら、イッセイ ミヤケ メンらしいアーティスティックな世界観を描き出した。東京に生息する野生のインコを撮影した水谷吉法による「TOKYO PARROTS」をモチーフにしたシリーズでは、色鮮やかなプリントコットンシャツや、写真を緻密に表現したジャカードのジャケットが登場。写真をプリントした不織布でスリット糸を作り、その糸を織り込んだ軽量のツイードやニットも、このブランドらしい革新性を感じさせるアイテムだ。メキシコの建築家、ルイス・バラガンやメキシコの街並みからインスパイアされたヴィヴィッドなカラーブロックのシリーズでは、ヘンプやコットンリネンのアイテムを組み合わせ、春夏らしい色鮮やかさも加わって強い印象を残した。東京の街を断片的に撮影した水谷吉法の「COLORS」を引用したシリーズでは、コットン素材にインクジェットでプリントし、グラフィカルなストリートスタイルを提案。アート写真とファッションのミクスチャーを巧みに表現して見せていた。
2015年07月16日コム デ ギャルソン・シャツ(COMME des GARCONS SHIRT)の2016春夏コレクションショーが、パリのヴァンドーム広場にあるコム デ ギャルソンの自社ショールームで行われた。“BOY”の文字を織り込んだニットプルオーバーで幕開け。ストライプのシリーズでは、パッチワークでストライプを表現した袖のシャツや、ボーダーのロングスリーブシャツなどがバミューダパンツとコーディネートされて登場。襟やパイピングにストライプを用いたジャケットも見られた。山の風景をモチーフにしたニットやプリントシャツには、所々穴が開き、その穴のアイデアはカットアップのホワイトシャツのシリーズに連なり、ややパンキッシュな印象を与えた。数種類のファブリックをパッチワークしたシャツのシリーズは、グラフィカルでクリーンな仕上がり。今シーズンのトレンドであるハワイアンモチーフのシャツも登場。そこにも無数の穴が開けられていた。”free”や“live”の文字が踊るロングスリーブシャツ、ベルトでデコレーションしたロック的なシャツが続き、最後は再びストライプのジャケットやダッフルで爽やかに幕を閉じた。
2015年07月15日コム デ ギャルソン・ジュンヤ ワタナベ マン(COMME des GARCONS JUNYA WATANABE MAN)は、移民史博物館を舞台に16SSコレクションを発表。元々は1931年の万国博の植民地パヴィリオンとして建立され、後にアフリカ・オセアニア美術館として利用されていた代表的なアール・デコ様式の歴史的建造物が会場となった。アフリカの太鼓がとどろく中に登場したのは、ネックレスやヘッドギア、盾や槍など、アフリカのマサイ族等の民族的な装飾を身につけたモデル達。しかしテーマはアフリカではなく、デザイナー・渡辺淳弥が得意とする繊細なパッチワークがメイン。シャツやショーツ、ジャケットやパンツには、アフリカ人が好むバティック地を始め、ハウンドトゥースやプリンス・オブ・ウェールズチェック、フローラルなどのプリントを巧みにパッチワークし、一見無国籍な雰囲気。全面パッチワークになっている、手の込んだリバーシブルのジャケットも多数登場。定番となっている「リーバイス(Levi’s)」とのコラボレーションでは、パッチワークを施したGジャンやデニムが登場。スニッカーズとのコラボレーションシューズは、多くはレースアップタイプで、クラシカルな雰囲気がそれぞれのルックを引き締めていた。
2015年07月14日川久保玲によるコム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME des GARCONS HOMME PLUS)は、オペラ座に程近いイベントスペースを借り切って2016春夏コレクションのショーを行った。テーラリングの価値を再認識するために、敢えて逆説的にそれを壊すという同メゾンらしい自由な発想に基づいたクリエーションを披露。美しく仕立てられたテーラリングのジャケットには、ハサミで袖に切り込みを入れ、ヘムをジグザグにカット。しかし、全てはバランスを計算してのことで、新鮮なシルエットは美しく目に映る。インナーに合わせられているシャツ用のファブリックを用いたトレンチ風のシュミーズやブルゾン風のシュミーズなどは、挑発的なジャケットに反して優しい印象を与え、硬軟の対比を見せた。今シーズン、一見して目に付くようなデザインは省き、シンプルなシルエットを目指すメゾンが多い中、パリコレクションらしいクリエーションを見せ、独自の方向性を堅持する貴重な存在となっていた。
2015年07月14日ドクターシーラボ株式会社ドクターシーラボでは、「ひんやりコスメ」についてのアンケートを実施。結果を公表している。「夏の肌の悩み」についての回答は、「汗をかく」「肌がベトベトになる」「化粧が崩れやすい」など「夏の暑」さが原因の悩みが多数聞かれた。また、約8割の女性が「夏は化粧崩れを感じやすい」と答えており、その中でも6割が「3時間以内で化粧崩れを感じる」と感じていることが判明。しかしながら、化粧崩れ対策に関しては、5割弱の人が「何もおこなっていない」。夏のお肌の悩みに効果的な「ひんやりコスメ」も、「使ったことがない」という回答が9割にも上った。ひんやりコスメひんやりコスメは、夏特有の「お肌の悩み」に有効なアイテム。実際に使用した人からは、「肌のベタベタ感が軽減した」「毛穴が引き締まった」「メイクのノリがよくなった」「化粧崩れを感じる時間が遅くなった」などの回答が多数聞かれている。ドクターシーラボの「ひんやりコスメ」ドクターシーラボの「アクアコラーゲンゲル アロエクール」は、アロエを使用した保湿ゲル。使用直後の肌の温度は「マイナス3.4」、15分後には、「マイナス4.3」という実験結果があり、お肌のクールダウンに効果的だ。アロエベラエキスを多く含み、ダメージやほてりから肌を守り、毛穴を引き締め、乾燥から肌を守る働きもある。他にも、携帯できるアロエウォーター「BBアロエウォーター」や、毛穴を引き締める「ラボラボ スーパー毛穴ローション」もお勧めの「ひんやりコスメ」だ。「ひんやりコスメ」を使って、肌トラブルと無縁の夏を過ごそう。(画像はプレスリリースより)【参考】・60%の女性が夏の化粧は3時間以内に崩れると回答!暑い夏を快適に乗り切る、話題の美肌対策毛穴を引き締め、化粧崩れを防ぐ「ひんやりコスメ」が大人気!
2015年07月11日パリの下町、11区にある大きな倉庫を借り切って2016春夏メンズコレクションのショーを行ったドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)。コレクションのタイトルは「ダダ ダンディ」。シュールレアリストのサルヴァドール・ダリと、女優のマリリン・モンローとの架空の対話をイメージ。エルザ・スキャパレリ、エルヴィス・プレスリー、ジョン・ライドンなどのアーティストたちを象徴するエレメントも散りばめている。クチュリエール、エルザ・スキャパレリの記号ともいえるロブスターの刺繍はジャケットの見頃を彩り、エルヴィス・プレスリーをイメージさせるハワイアンモチーフはパンツやシャツとなり、セックス・ピストルズのヴォーカリストだったジョン・ライドンを思わせるタータンチェックがパンツやジャケットを飾る。それらのモチーフに呼応するがごとく、B-52’Sの「Rock lobster」やプレスリーの「Love me tender」、ジョン・ライドンの後年のバンド、P.I.Lの曲がBGMとして使用された。アメリカンカジュアルなアイテムはマリリン・モンローのダークサイドとミックスされて独特の美しさを見せ、希代のアイコンたちの新しい側面を引き出しながら、ドリスらしいエレガンスを表現し切っていた。
2015年07月09日6月27日、ケンゾー(KENZO)がパリのメンズファッションウィークにてショーを行った。大きな岩の間を縫うランウェイには砂や小石が敷き詰められ、荒涼とした未開の地を思わせる。砂漠に不時着したパイロットさながら、まだ見ぬ景色に出会う未知なる放浪の旅が始まった。ボックス型のシルエットに落とし込んだのは、デザイン性を兼ねた機能的な素材。テントやパラシュートに似た布地や、風通しの良いレザーメッシュ、紙のごとく超軽量なナイロンや、防水加工、シワ加工を施したコットンなどを、周囲に溶け込むカモフラージュ調のカラーパレットに落とし込んだ。ベージュや日焼けしたイエロー、石のようなグレーにブラウン。サボテンとその花を彷彿とさせるグリーンやフューシャピンクを散りばめた。一際目を引くのは、月面図や砂の波形、誇張されたサボテンなどのオリジナルプリント。立体的なフォルムとボリューム感のサボテンニットや大きく『Pull』と書かれたニットやTシャツも異彩を放つ。細やかなこだわりは、Xマークのステッチや、Dカンを多用したディテールなど随所に感じられる。形の変わるパラシュートバッグ、ボリュームのあるソールが強度を表現するクロスストラップのサンダルやデザートブーツ、地球のように丸いフレームのサングラスなど、アクセサリーの雰囲気もコレクションを一層引き立てている。
2015年07月07日阿部潤一によるカラー(kolor)が、フランスの公共ラジオ局、ラジオ・フランスの回廊を使用して2016春夏コレクションのショーを発表。コレクション全体にミリタリーの要素を濃厚に漂わせるも、薄くて軽いテクノ素材を用いたり、肩に縫い付けた細いベルトやステッチなどのディテールを配すことで、このブランドらしいエレガントなカジュアルウェアに転換させていた。抽象的にアレンジしたカモフラージュや、カモフラージュを思わせる色合いのボーダー、拡大したハウンドトゥースなどのファブリックを要所要所に組み合わせて軽やかな印象。ゴールドのスパンコールを縫い付けたショールをアクセサリーに合わせる、あるいはツイード素材のアイテムを登場させることでフェミニンな要素も加えている。パンツはルーズフィットのワークタイプが趨勢を占め、バミューダパンツにはヘムにトランスペアレント素材が重ねられて涼しげ。今までに見られなかった“洗練されたミリタリーウェア”という新解釈を提示していた。
2015年07月06日夏と言えば!野外フェスの季節ですよね!?1日中太陽の下でハイテンションで楽しむにはメイク直ししたくないし、コスメなんて持ち歩きたくなーーい。けど、思い出写真には可愛く写りたいし、会場でも目立っちゃいたいのが女心。そんなフェスシーンにぴったりにメイクを、松崎茉鈴ちゃんが教えてくれたよ!メイクのコツ・ポイントフェスシーンではフェイスペイントをするので「ペイント焼け」してしまわないよう下地でUVカット力の強いものを使う。パウダーの前後にスポンジで念入りに抑えることで崩れにくくなる。いつも使っているM・A・Cのシャドウベースは色持ちもUPするし、なにより発色の良さが違うのでお気に入り!!トレンドのカラーマスカラは、下まつげの目尻のみなら取り入れやすい!フェスシーンは、自分なりにシールやストーンでペイントすると、写真でもかわいい!このメイク動画のノーカット版と使用コスメ詳細を見る
2015年07月04日Y-3(ワイスリー)は、パリメンズファッションウィーク中の6月28日、リセ・カルノー(Lycee Carnot) にてメンズ及びウィメンズの2016春夏コレクションのランウェイショーを行った。コンセプトは、『シアー(透ける)』『フルイド(流れるように滑らか)』『ウルトラライト(軽量)』。表現したのは、運動する人体が纏うスリーストライプスの美しさで、その名も『3 Stripes in Motion(スリーストライプス・イン ・モーション) 』。インスピレーション源は、デザイナー山本耀司が即興で描いたというスケッチで、彼自身が運動をしている自画像などもグラフィックとして採用。キーワードは、前述のフルイド、カラー、プリント、ライト(軽量、光) の4つで、人体工学に基づいて計算されたリラックスしたシンプルなフォルムが特徴となっている。カラーは、黒と白というY-3定番のカラーパレットに加え、メンズではエレクトリックブルー、ウィメンズではキャンディレッドをアクセントカラーとし、ヴィヴィッドな雰囲気を加えた。素材は、エアメッシュと繊細なジャージー素材で軽量化を図り、デザインと素材の両方を進化させることでスポーツウエアの可能性をますます広げていく。
2015年07月02日ヴァレンティノ(VALENTINO)が6月24日、パリで2016春夏メンズコレクションを発表した。“旅人”をテーマにした今シーズン。控え目なアースカラーをベースに、ハワイアン、サファリ、エスニック、パンクロックなど多国籍文化を重ね合わせ、モダンな男性像を作り上げた。パイナップルやヤシの葉をモチーフにしたアロハシャツや、ハイビスカスモチーフの刺繍を施したブルゾンなど、トロピカルな要素を散りばめたトップには、ベージュ、サファリカラーなど落ち着いた色味のスーツ、スリムパンツなどを合わせて上品な印象に。今シーズンのキーとなるハッピーなフラワーモチーフは、アクセサリーにも登場。大胆に全面にあしらったり、半分だけ用いたりとアレンジは様々に、バックパックやクラッチバッグのほか、今シーズン多様されるマチなしの平らなボディバッグ、ナップサックへ展開された。また、ヴァレンティノが得意とするスタッズディテールはターコイズとミックスされ、エキゾチックにバッグをデコレーション。スニーカーにも、エスニックかつクラフト感漂う細やかなビーズ刺しゅうが施されている。ショー当日は、元サッカー選手の中田英寿、ファッションアイコンのジャンヌ・ダマス、ファッションブロガーのブライアン・ボーイなどを始めとする数多くのセレブリティーがヴァレンティノのアイテムに身を包み会場を訪れた。
2015年07月01日これまで夏って「テカリ」や「汗」が気になる季節だからこそ、マットなコスメやメイクが人気でしたよね!?でも今年の夏は違います!!冬に大流行した「頬が自然に蒸気したような血色チーク」に引き続き「じんわり汗ばんだ」くらいの濡れ感が、ちょっぴりセクシーで大人気!!特に、目元を濡れさせるのは、湿気を帯びたような潤んだ瞳が、とっても色っぽいと大注目!リキッドアイシャドウを、夏コスメとしてリリースするブランドも目立ちます。しかし、リキッドアイシャドウって・ 使い方がわからない・ まだまだ種類が少なくお気に入りの色がない・ お直しはどうするの?と、悩みがち。いまいち購入に踏み出せないでいる方も多いと思います。そこで、「普段のコスメに重ねるだけ」で、簡単に濡れツヤなまぶたに変身させられるコスメを紹介します。●ジルスチュアートジェリーアイカラー N出典:@cosmeジェル!?クリーム!?と不思議な気持ちになるスフレ状のアイシャドウ。ジルの世界観溢れるボトルと香りもとっても魅力的。特に「02ゴールドライト」は、手持ちシャドウの色味を邪魔しません。●エレガンス ミラージュ アイズ出典:@cosmeオイル配合で、目元の乾燥が気になる方にもオススメのこのシャドウ。指で塗ることを推進しているアイシャドウでエレガンスらしく上品な「濡れツヤ」に仕上がります。手持ちシャドウに合わせるならば、キュート派さんは「03」クール派さんは「11」が綺麗です。●ボビイ ブラウン スパークル アイシャドウ出典:@cosmeパールとグリッターが大小様々なサイズで入っている」ため華やかさは№.1全色、発色自体は控えめでツヤを楽しめるシリーズですが、「元のシャドウの色味を邪魔しない」と特に人気が高いのは「01シルバームーン」と「06サンライト」。指でつけると本体が固まりやすいため、ブラシでつけるのがオススメです。けど・・・これらはちょっと高額。。重ねづけだけだからサイズも小さくて良いのに・・・。って方は!?●キャンメイク ジュエルスターアイズ出典:@cosmeプチプラだけど、シャドウベースにも使えるほど優秀なコスメ!全色揃えたくなる一品です。サイズ感もポーチで全く邪魔になりません。を試してみてはいかがですか!?どれも、お気に入りのアイシャドウにプラスするだけ、簡単テクニックいらずで「濡れツヤ」な目元に変身できますよ。今年の夏は、普段のと違う目元で、色気を大放出しちゃいましょう!!
2015年07月01日ドルチェ&ガッバーナ(Dolce & Gabbana)が、6月20日ミラノで2016春夏メンズコレクションを発表した。今シーズンのインスピレーション源となったのは、イタリア・シチリア島のパレルモにある18世紀後半に設計された宮殿、パラッツオ チネーゼ。17世紀後半から流行していた美術様式シノワズリに影響を受けた独特の装飾とエキゾチシズムがコレクションに反映された。ファーストルックのダブルブレストスーツに始まり、カンフー仕様のジャケット、コート、ブルゾン、オーバーサイズのスウェットやガウンまでが、ドラゴン、クジャク、花、ランタン、サボテンなどのモチーフ、そしてオリエンタルな色調のプリント、刺繍により妖艶に彩られる。ショー中盤から後半に掛けては、デザイナー、ドメニコ・ドルチェ故郷でもあるシシリアのスピリットが散りばめられた。生き生きとしたオレンジやレモンのプリントで表される陽気な西洋文化が東洋文化とうまく融合し、新しいエスニックアイデンティティを確立させた。フィナーレは、102人のモ デル達がそれぞれデザインの異なるポロシャツをまとい行進、圧巻のパフォーマンスを見せつけた。
2015年06月30日2016年春夏メンズファッションウィークのシーズンスタートとなる総合展示会第88回ピッティ・イマージネ・ウオモが16日から19日、フィレンツェで開催された。今回の総合テーマは「THAT’S PITTICOLOUR!」。色をテーマにした会場のフォルテッサ・ダ・バッソに約1150ブランド(内海外ブランドが約40%)が参加した。ロック、ピンポン、ウォーキングとこの数回趣向を凝らしたテーマで会場を演出し、盛り上げてきたピッティ・ウオモだが、今回はカラーをテーマにメインパビリオン前に、カラフルなカラーコーンが置かれ、カラースモークが空になびくが、会場内は比較的落ち着いた印象。天候に恵まれ気候も穏やかだったことから、メインパビリオン前はこの“ピッティカラー”のテーマに合わせ、自らのスタイリングを競う新しいピッティピープルが各国から連日ギャザリング。開催期間中、カメラマン、ブロガーらで賑わいを見せるものの、加熱するスナップブームがコスプレイベント化しつつあるのを、スナップブームのきっかけを作ったサルトリアリストたちは回避しているのも最近の傾向。クラシコの重鎮たちは会場ブース内から出て来ないという状況は、回を重ねるごとに顕著になっている。しかしながら、来場バイヤー数は前年6月と比べ5%増の2万人と夏のピッティ・ウオモでは過去最高、総来場者は3万人超となった。日本人バイヤー数はドイツに次いで全体の中で2位の819人と前年より2.5%増加した。ピッティ・ウオモ全体では今シーズン共通しているのは“アーカイブ”への回帰。歴史のあるブランドやメーカーほど、自社のアーカイブからアイコンアイテムを大きく取り上げるケースが目立った。この数シーズン軽量高機能ダウンで好調な「ヘルノ」は創業の礎を築いたレインコートを復活。40年代のラベルで復活させ「ヘルノレイン コレクション」としてコットン撥水加工素材と軽量ポリエステル素材の2素材で約10型を発表し、シーズントピックスのアイテムとして打ち出した。「アルテア」は同社が専業メーカーとしてスタートした原点回帰から、ネクタイの柄をニットのジャケットで展開。小紋、ストライプなどのニットジャケットは、トータルブランドをして順調に拡大を続ける同ブランドのコンセプトをアーカイブとして提案されることで、ブランドの深みが増している。シューズの「モレスキー(MORESCHI)」は70年代にデザインされた自社のブランドロゴをフューチャーしたニューラインを発表。「ウールリッチ(WOOLRICH)はブランド創立185周年記念としてマウンテンジャケットと鉄道員ベストをテフロンコーティングの撥水コットンナイロンで復刻。また現在、同ブランドを展開しているWP社が、ボローニャにWPストアがオープンして30周年となることを記念し、ブルーブラック・コレクションを発表するなど、アーカイブ、アニバーサリーとしてのスペシャルアイテムでのニュースMDが目立った。--次回、ピッティウオモ2016春夏の2/4では、C.P.カンパニー、ニノ・セルッティなどのオフィシャルイベントをレポート。■text:ファッションヘッドライン編集顧問 野田達哉■ピッティウオモ2016春夏レポート--伊ファッションの歴史を紐解くC.P.カンパニー、ニノ・チェルッティのアーカイブ展2/4--ピッティが期待するアフリカ&次世代デザイナー3/4--注目の若手デザイナー、アーサー・アーべッサーとカサマードレ4/4
2015年06月29日マルニ(MARNI)が6月20日、ミラノで2016春夏メンズコレクションを発表した。同ブランドがランウェイショーを行ったのは6年振りのことだ。今シーズンは「Vitality(活力)」というワードをテーマに、テーラリング、サイケデリック、スポーツなど異なる時代のアイコンをミックスさせ、マルニ特有の折衷主義の真髄を余すことなく発揮した。構築的なストレートフォルムのジャケットには、部屋着のようなボリュームのパンツ、ショーツを合わせ、フォーマルとエフォートレスなムードが共存し合うニュールックが完成。ラペルの上部やニットトップスのクルーネックからは、拡大された鋭いカットのシャツ衿が覗き、従来のクラシックスタイルを打ち破る。様々なトーンのブラウン、軽やかなブルーや深いブルー、バーガンディ、チャコールグレーといった落ち着いたベースのカラーにアクセントとなるのは、フレンチスリーブのトップスやシャツに用いられるサイケデリックなフラワーモチーフと、幻想的なドットのプリント。足元は2015春夏コレクションに登場し人気を博したスポーティーなルックの進化形スニーカーに、メランジニットのソックスを合わせたスタイルが新鮮。
2015年06月29日ニールバレット(NEIL BARRETT)の2016春夏コレクションが6月20日、ミラノで発表された。会場のフロア、壁面が黒と白のさまざまなパターンのカモフラージュで包まれ、ファーストルックも同柄のチェスターフィールドコートでスタートした。ストライプとチェック、レオパード、さらには日本の着物からインスピレーションを得た柄など、東洋と西洋のさまざまなエッセンスを取り入れることで、さまざまな文化が入り乱れるメンズファッションの新しい流れを、モノトーンのアイコンパターンをベースに構築した。カラーは白、黒、ネイビーに統一。アイテムはハリントンジャケット、デニムジャケットなど、クラシカルなワークウェアとテーラード、レザージャケット、半袖クルーネックニットとVネックのノースリーブと、ニールバレットの定番とも言えるアイテムを、袖、裾のロールアップすることでコンテンポラリーにバランスを調整。スタッズやメタルのアクセントを施したシューズでシグネチャーなラインを表現するテクニックもお手の物だ。■text:ファッションヘッドライン編集顧問 野田達哉
2015年06月29日20日、ミラノで発表されたヴェルサーチ(VERSACE)の2016春夏メンズコレクションは前シーズンテーマのキューバから一転して、砂漠のノマドを思わせるアーシーでサファリな世界が展開された。ティナリエンを思わせるようなスカーフが会場全体に吊され、そのスカーフが風に揺らぐなかスタートしたショーは、ビッグなショルダーにトップスはコンパクトにウエストをシェイプ。ロング丈のニットでレイヤードするスタイルは15-16AWから新たに提案されているニューシルエット。ロングシャツにブルゾン、ショートパンツなどとあらゆるアイテムでレイヤードスタイルが提案され、すべてのアイテムがシルクやファインウール、ナイロンなど薄く、軽やかな素材。ゴールドのジップブルゾンはキーアイテムで、ギリシア文様のシルクのフードブルゾンなどプリントをアクセントに。太陽で褪せたタイダイ風の処理も。ヴェルサーチホームのインテリアファブリックからの引用など、トータルブランドとしてのヴェルサーチの方向性がシンプルにまとめられている。キーアイコンのメデューサモチーフはバッグやアクサセリー、これも前秋冬から登場したトラックジャケットで控えめに使用されているものの、あまり強調はされず、“砂漠の中でも光る男達が着る”ヴェルサーチらしさが守られたコレクションとなった。text:ファッションヘッドライン編集顧問 野田達哉
2015年06月26日ファセッタズム(FACETASM)が22日、ミラノのアルマーニテアトロで2016春夏メンズコレクションを発表した。2年前からスタートし、今回が9回目となるジョルジオ・アルマーニの若手支援デザイナーのプログラムとして招待されたもので、これまでアンドレア・ポンピリオ、ステラ・ジーンなどがこのステージでコレクションを発表。ミラノ在住のデザイナー以外では始めての海外在住デザイナー。ファセッタズムとしても初めての海外でのショーとなった。客席のすぐ近くを歩くことで、ストリート感を出したというランウェイは一切装飾なく、アルマーニテアトロのラグジュアリーな会場を生かし、フラットな黒のフロアをライティングだけで、モデルが次々と歩くと潔い演出。同ブランドの特徴でもあるレイヤードスタイルはシンプルに抑え気味。MA1やペースボールジャケット、ライダースのベスト、プルオーバーのトレンチコート、トレーナーなどのアイテムを、同ブランドのキーアイテムでもあるキルトパンツと合わせ、ハイソックスとスニーカー、サンダルでキャンパス風に。フリルやストリングスレースのディテールもファセッタズムらしいジェンダーレスな提案。色数や柄は抑えられ、極力押さえ込まれた表現で、ファセッタズムのコアな部分をピュアに表現した。「これまで東京で見せてきたストリート視点でのモードをそのまま見せたかった、東京で見せるのとは気候も人種も持ち違うので、あえて、色やスタイリングもシンプルにした。レイヤードに関しては自分たちは小学生の頃からTシャツは2枚重ねの方がカッコイイと思ってきていたし、自然な思いをデザインしているだけ。春にパリで合同展示会に参加し、今回が初めてのショーで果たしてこれが海外どう評価されるのか楽しみ」とデザイナーの落合宏理。text:ファッションヘッドライン編集顧問 野田達哉
2015年06月25日ヴァレンティノ(VALENTINO)が、6月24日17時半(日本時間25日0時半)にパリで開催する2016春夏メンズコレクションショーをライブストリーミングで配信する。会場はロスチャイルド家所縁のシャトーホテル。
2015年06月24日1975年、靴職人アンドレア・サントーニによりイタリアで創業された「サントーニ(Santoni)」が6月21日、ミラノのパラッツォ・ボッコー二で2016春夏コレクションのプレゼンテーションを行った。今シーズンは、“過去と未来”、“伝統と革新”の関係性を追求することにフォーカス。その世界感を表現するにあたり、映像作家デュオのパトリック・キンモンスとアントニオ・モンフレーダが映像インスタレーションを制作した。インスタレーションの主役となる映像は、幾重にも切り絵のようなコラージュを重ね合わせて構成。まるで魔法のような世界にシューズが迷い込んだような、夢幻的なストーリーが繰り広げられる。触覚的、職人技、タイムレスでコンテンポラリーなど、「サントーニ」に欠かせないエッセンスを明確に表現したもので、感覚に干渉するセンセーショナルな作品となっている。
2015年06月22日グッチ(GUCCI)が、6月22日12時半(日本時間同日19時半)にミラノで開催する2016春夏メンズコレクションをライブストリーミングで配信する。同コレクションは、2015年2月にクリエイティブ・ディレクターへ就任したアレッサンドロ・ミケーレにとって初のメンズコレクションとなる。ショーの模様は公式ツイッターでもバックステージの様子などリアルタイムの最新情報が配信される予定。※会場の状況により開始が遅れる場合あり。中継はこちらからもご覧いただけます。
2015年06月20日ジェレミー・スコットによる「モスキーノ(MOSCHINO)」の2016春夏メンズコレクションが6月18日ピッティ・イマージネ・ウオモで発表された。王冠を被ったレーシングスーツで始まったコレクションは、一目でイタリア人オートバイレーサーのバレンティーノ・ロッシがモデルなのでは、と思わせるジェレミーらしいお遊びでスタート。お遊びと思いきや、コレクションはまさにイブニングウェア&スポーツをテーマにした、時代を早回しした超絶スラップスティック。次々に登場するテールコート、バイカージャケット、スペンサージャケットなどは、サテンシルクのプロケードや、レース刺繍、ラッフルなどをふんだんに使い、ピーコック革命の再来のよう。それはジェンダー、時代を飛び越えた“イッちゃってる”スタイル。ヴァンティーノ・ロッシとフレッド・アステアが、『2001年宇宙の旅』と『ステインアライブ』が一緒になった映画で出会って、ジミ・ヘンドリックスとプリンスとルイ16世の香りを少しプラスというストーリーが見事に組み立てられ、クラシコメンズの聖地と言われたピッティ・ウオモのランウェイに。それはモスキーノとジェレミー・スコットという組み合わせでしか生み出せない、2016年の世界観であることは確か。
2015年06月19日